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Transcription:

ESET Smart Security ESET NOD32 アンチウイルス V3 バージョンアップガイド このガイドでは NOD32 アンチウイルス V2.x を ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 にバージョンアップするための手順を紹介しています はじめに... 2 構成例 1: クライアント版のみの構成... 2 構成例 2: アドミニストレータ版とクライアント版の構成... 3 構成例 3: 管理サーバーとミラーサーバーを使用する構成... 4 1 バージョンアップの準備... 5 ユーザーズサイトへのログイン手順... 5 2 構成例 1 のバージョンアップ... 7 クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする... 7 3 構成例 2 のバージョンアップ... 12 STEP1 ESET NOD32 アンチウイルス V3 でミラーサーバーを構築する... 13 STEP2 ミラーサーバーの設定をする... 17 STEP3 クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする... 21 STEP4 クライアント PC でミラーサーバーへの接続を設定する... 27 STEP5 クライアント PC からミラーサーバーへ接続できるかどうかを確認する... 30 4 構成例 3 のバージョンアップ... 32 STEP1 ESET リモートアドミニストレータサーバーで管理サーバーを構築する... 33 STEP2 管理サーバーに ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする... 35 STEP3 管理者用 PC に ESET リモートアドミニストレータコンソールをインストールする... 35 STEP4 管理者用 PC を使用して管理サーバーへ接続する... 36 STEP5 ミラーサーバーの設定をする... 37 STEP6 設定組み込み済みのインストーラを作成する... 38 STEP7 クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする... 41 STEP8 クライアント PC からミラーサーバーへ接続できるかどうかを確認する... 41 1

はじめに バージョンアップ手順は 運用形態によって異なります ここでは 以下の運用形態のバージョンアップ手順を説明します お客様の運用形態に合わせて 必要な箇所をお読みください 構成例 1 NOD32アンチウイルス V2.x のクライアント版のみを導入している場合 構成例 2 NOD32アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版 ( ミラーサーバー ) と NOD32アンチウイルス V2.x クライアント版 ( クライアント ) を導入している場合 構成例 3 管理サーバーに RAS ミラーサーバーに NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版 管理者用 PC に RAC と NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版 各クライアント PC に NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版が導入されている構成です 構成例 1: クライアント版のみの構成 ミラーサーバー 管理サーバーを使用していない環境で お使いの各 PC に NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版が導入されている構成です 各 PC から直接インターネットにアクセスして 定義データベースをアップデートします バージョンアップ前の構成 バージョンアップ後の構成 クライアント PC に NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版を導入 クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 を導入 1. バージョンアップの準備 をお読みいただいた後 2. 構成例 1 のバージョンアップ にお進みください 2

構成例 2: アドミニストレータ版とクライアント版の構成 ミラーサーバーを使用している環境で ミラーサーバーには NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版が クライアントには NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版が導入されている構成です ミラーサーバーだけが直接インターネットにアクセスして 定義データベースをアップデートします 各クライアントは ミラーサーバーを使用して 定義データベースをアップデートします バージョンアップ前の構成 バージョンアップ後の構成 NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版でミラーサーバーを構築 クライアント PC に NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版を導入 ESET NOD32アンチウイルス V3 でミラーサーバーを構築 クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32アンチウイルス V3 を導入 1. バージョンアップの準備 をお読みいただいた後 3. 構成例 2 のバージョンアップ にお進みください 3

構成例 3: 管理サーバーとミラーサーバーを使用する構成 管理サーバーとミラーサーバーを使用している環境で ご使用の PC には次の製品が導入されている構成です 管理サーバーとミラーサーバーは 別々の PC で構築することも 1 台の PC で構築することもできます ここでは 1 台の PC で管理サーバーとミラーサーバーを構築する場合を例にしています 管理サーバー RAS(RA Server) と NOD32アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版ミラーサーバー NOD32アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版管理者用 PC RAC(RA Console) と NOD32アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版 クライアント NOD32アンチウイルス V2.x クライアント版 管理サーバーは ウイルスログやスキャンログなど 各クライアントに関する情報収集やタスクの配布を行います ミラーサーバーだけが直接インターネットにアクセスして 定義データベースをアップデートします 各クライアントは ミラーサーバーを使用して 定義データベースをアップデートします バージョンアップ前の構成 バージョンアップ後の構成 RAS と NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版で管理サーバーとミラーサーバーを構築 管理者用 PC に RAC と NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版を導入 クライアント PC に NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版を導入 ERAS で管理サーバーとミラーサーバーを構築アンチウイルス機能用に ESET NOD32 アンチウイルス V3 を導入 管理者用 PC に ERAC と ESET NOD32 アンチウイルス V3 を導入 クライアントに ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 を導入 1. バージョンアップの準備 をお読みいただいた後 4. 構成例 3 のバージョンアップ にお進みください 4

1 バージョンアップの準備 バージョンアップのお申し込み形態により 必要な準備作業は異なります 製品 CD ライセンス証書をお受け取りの場合 ライセンス証書に記載のシリアル番号 ユーザー名 パスワードをご確認ください ミラーサーバー または管理サーバーを構築される場合は 弊社ユーザーズサイトより ライセンスキーファイルを入手してください お手続き完了のメールをお受け取りの場合 お手続き完了のメールに記載のシリアル番号 ユーザー名をご確認ください 弊社ユーザーズサイトより パスワード インストーラ マニュアルなどを入手してください ミラーサーバー または管理サーバーを構築される場合は ライセンスキーファイルも入手してください ユーザーズサイトへのログイン手順 1 Web ブラウザで 以下のユーザーズサイトにアクセスします ユーザーズサイトの URL http://canon-its.jp/product/eset/users/ ユーザーズサイトご案内のページが表示されます 2 [ ログインページに移動 ] ボタンをクリックします ログインページが表示されます レイアウトの変更などにより 上記の画面表示とは表示が異なる場合があります 5

3 シリアル番号 と ユーザー名 を入力し ソフトウェアライセンス使用許諾に同意する にチェックを入れて [ 送信 ] ボタンをクリックします ユーザーズサイトが表示されます レイアウトの変更などにより 上記の画面表示とは表示が異なる場合があります 4 ライセンスキーファイル インストーラ マニュアルなど バージョンアップに必要なものをダウンロードします 6

2 構成例 1 のバージョンアップ クライアント PC にインストールされた NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版を ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 にバージョンアップします クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版がインストールされている PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールします NOD32 アンチウイルス V2.x をアンインストールする必要はありません 上書きインストールを行うことでバージョンアップできます ESET Smart Security と ESET NOD32 アンチウイルス V3 のインストール手順はほとんど変わりません ここでは ESET Smart Security を例に説明します インストール時に特定の設定を反映させたい場合は 設定ファイルを利用してインストールする (P.25) を参照してください ESET Smart Security と ESET NOD32 アンチウイルス V3 の違い ESET Smart Security ESET NOD32 アンチウイルス V3 ともに ウイルス対策 スパイウェア対策機能を持っています ESET Smart Security は これに加えてパーソナルファイアウォール 迷惑メール対策の機能があります ESET Smart Security ライセンス をご購入のお客様は ESET Smart Security と ESET NOD32 アンチウイルス V3 のどちらでも利用できます パーソナルファイアウォール 迷惑メール対策の機能が必要な場合は ESET Smart Security をお使いください なお ESET NOD32 アンチウイルス V3 は ミラー機能も併せ持つため ミラーサーバーとして使用することもできます 操作手順 1 ダウンロードしたインストーラをご利用の場合 ダウンロードした ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 のインストーラをダブルクリックします 製品 CD をご利用の場合 製品 CD を CD-ROM ドライブにセットすると表示されるインストールメニューから [ESET Smart Security をインストールする ] または [ESET NOD32 アンチウイルスをインストールする ] を選択します セットアップウィザードが表示されます 7

2 [ 次へ ] ボタンをクリックします [ エンドユーザー契約条項 ] ダイアログが表示されます 3 エンドユーザー契約条項をお読みいただき 受諾していただける場合は [ ライセンス契約条項を受諾します ] 選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ インストールモード ] ダイアログが表示されます 4 [ 一般 ( 推奨する最適な設定 )] を選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ 自動アップデート ] ダイアログが表示されます 8

5 入手したユーザー名とパスワードを入力して [ 次へ ] ボタンをクリックします NOD32 アンチウイルス V2.x のインストール時に設定したユーザー名 パスワードが表示されています 入手したユーザー名とパスワードで書き換えます ユーザー名とパスワードの入手手順については 1 バージョンアップの準備 を参照してください [ThreatSense.Net 早期警告システム ] ダイアログが表示されます 6 [ 次へ ] ボタンをクリックします [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出 ] ダイアログが表示されます ThreatSense.Net 早期警告システムを無効にしたい場合は [ThreatSense.Net 早期警告システムを有効にする ] のチェックを外してください [ 詳細設定 ] ボタンをクリックすると ThreatSense.Net 早期警告システムの詳細な設定ができます 7 [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出を有効にする ] または [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出を無効にする ] を選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ インストールの準備ができました ] ダイアログが表示されます 9

8 [ インストール ] ボタンをクリックします インストールが開始されます しばらくすると [ セットアップの完了 ] ダイアログが表示されます 設定を変更したい場合は [ 戻る ] ボタンをクリックすると変更できます 9 [ 完了 ] ボタンをクリックします ESET Smart Security をインストールしている場合は [ 新しいネットワークが検出されました ] ダイアログが表示されます ESET NOD32 アンチウイルスをインストールしている場合は [ インストーラー情報 ] ダイアログが表示されます 手順 11 に進んでください 10

10 ネットワーク上の他の PC とプリンタやフォルダを共有する場合は [ 共有許可 ] をクリックします [ インストーラー情報 ] ダイアログが表示されます [ 厳密に保護する ] を選択すると ネットワーク上の他の PC から この PC へのアクセスが制限されます 11 [ はい ] をクリックします PC が再起動されます 11

3 構成例 2 のバージョンアップ ミラーサーバーとして利用している NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版を ESET NOD32 アンチウイルス V3 へバージョンアップし ESET NOD32 アンチウイルス V3 のミラー機能を使用して ミラーサーバーを構築します クライアントにインストールされた NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版を ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 にバージョンアップします ミラーサーバーの構築には ESET リモートアドミニストレータを使用することもできます ESET リモートアドミニストレータを使用したミラーサーバーの構築については ESET Smart Security / ESET NOD32 アンチウイルスライセンス製品ユーザーズガイド の Chapter20 ミラーの構築 を参照してください バージョンアップの流れ STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5 12

ESET Smart Security と ESET NOD32 アンチウイルス V3 は同じ定義データベースを使用しますが NOD32 アンチウイルス V2.x 用の定義データベースとは異なるものとなります NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版のミラーサーバーを ESET NOD32 アンチウイルス V3 のミラーサーバーにバージョンアップすると NOD32 アンチウイルス V2.x の更新はできなくなります ミラーサーバーをバージョンアップしたら クライアント PC のバージョンアップは短期間で完了させることをお勧めします クライアント PC のバージョンアップに一定期間を要する場合は ESET NOD32 アンチウイルス V3 でのミラーサーバー構築を別の PC で行い 両方のバージョンのミラーサーバーを併用することもできます なお 1 台の PC で両方のミラーサーバーを運用したいなど 他の方法についてのご要望がございましたら サポートセンターまでご相談ください STEP1 ESET NOD32 アンチウイルス V3 でミラーサーバーを構築する NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版がインストールされている PC に ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールします NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版をアンインストールする必要はありません 上書きインストールを行うことでバージョンアップできます ただし ミラーサーバーの設定は引き継がれませんので ESET NOD32 アンチウイルス V3 のインストール後に再設定します 操作手順 1 ダウンロードしたインストーラをご利用の場合 ダウンロードした ESET NOD32 アンチウイルス V3 のインストーラをダブルクリックします 製品 CD をご利用の場合 製品 CD を CD-ROM ドライブにセットすると表示されるインストールメニューから [ESET NOD32 アンチウイルスをインストールする ] を選択します ESET NOD32 Antivirus セットアップウィザードが表示されます 2 [ 次へ ] ボタンをクリックします [ エンドユーザー契約条項 ] ダイアログが表示されます 13

3 エンドユーザー契約条項をお読みいただき 受諾していただける場合は [ ライセンス契約条項を受諾します ] 選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ インストールモード ] ダイアログが表示されます 4 [ 一般 ( 推奨する最適な設定 )] を選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ 自動アップデート ] ダイアログが表示されます 5 入手したユーザー名とパスワードを入力して [ 次へ ] ボタンをクリックします NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版のインストール時に設定したユーザー名 パスワードが表示されています 入手したユーザー名とパスワードで書き換えます ユーザー名とパスワードの入手手順については 1 バージョンアップの準備 を参照してください [ThreatSense.Net 早期警告システム ] ダイアログが表示されます 14

6 [ 次へ ] ボタンをクリックします [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出 ] ダイアログが表示されます ThreatSense.Net 早期警告システムを無効にしたい場合は [ThreatSense.Net 早期警告システムを有効にする ] のチェックを外してください [ 詳細設定 ] ボタンをクリックすると ThreatSense.Net 早期警告システムの詳細な設定ができます 7 [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出を有効にする ] または [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出を無効にする ] を選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ インストールの準備ができました ] ダイアログが表示されます 15

8 [ インストール ] ボタンをクリックします インストールが開始されます しばらくすると [ セットアップの完了 ] ダイアログが表示されます 設定を変更したい場合は [ 戻る ] ボタンをクリックすると変更できます 9 [ 完了 ] ボタンをクリックします [ インストーラー情報 ] ダイアログが表示されます 10 [ はい ] をクリックします PC が再起動されます 16

STEP2 ミラーサーバーの設定をする ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールした後 ミラーサーバーの設定を行います ここでは 定義データベースを HTTP 経由で配布するための設定を説明します 利用するポート番号の既定値は これまでの 8081 から 2221 になりますのでご注意ください HTTP 経由で配布する方法のほかに ファイル共有で配布する方法と USB や CD で配布する方法があります 詳細は ESET Smart Security / ESET NOD32 アンチウイルスライセンス製品ユーザーズガイド の 20.3 ファイル共有で配布する 20.4 USB や CD で配布する を参照してください 操作手順 1 ユーザーズサイトからダウンロードしておいたライセンスキーファイル (nod32.lic) を ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする PC に保存します 2 タスクトレイにあるアイコンをダブルクリックして ESET NOD32 アンチウイルス V3 の基本画面を表示します 3 [ 設定 ] をクリックし [ 詳細モードへ切り替え ] リンクをクリックします [ 詳細モードへ切り替え ] ダイアログが表示されます 17

4 [ はい ] ボタンをクリックします 詳細モードに切り替わります 5 [ 環境設定で詳細な設定をする ] リンクをクリックします [ 設定 ] 画面が表示されます 6 メニューツリーで [ その他 ] の [ ライセンス ] を選択し ライセンスの [ 追加 ] ボタンをクリックします [ ファイルを開く ] ダイアログが表示されます 18

7 ライセンスキーファイルの保存場所に移動します 8 ライセンスキーファイルを選択し [ 開く ] ボタンをクリックします 9 ライセンス情報が表示されたことを確認して [OK] ボタンをクリックします ライセンスが設定され 基本画面に戻ります 10 画面右側の [ 環境設定で詳細な設定をする ] リンクをクリックします [ 設定 ] 画面が表示されます 19

11 メニューツリーで [ アップデート ] を選択し 画面右側の [ 詳細設定 ] ボタンをクリックします [ 詳細設定 ] ダイアログが表示されます 12 [ 詳細設定 ] ダイアログの [ ミラー ] タブを選択します 13 [ 配布用アップデートを作成する ] にチェックを入れ [ 配布用ファイルの保存先 ] に配布用ファイルを保存するフォルダを指定します ミラーサーバーにログインするユーザーが 配布用ファイルの保存先フォルダに対して読み取り 書き込みのアクセス権を持っている場合は [ ユーザー名 ] と [ パスワード ] の欄にユーザー名 パスワードを設定する必要はありません 別の PC に配布用ファイルの保存先フォルダを設定した場合は その保存先フォルダに対して読み取り 書き込み可能なアクセス権を持つアカウントのユーザー名 パスワードを指定します その場合のユーザー名は コンピュータ名 ユーザー名 の形式で入力します 14 [ 内蔵の HTTP サーバーよりアップデートファイルを提供する ] にチェックを入れ [OK] ボタンをクリックします [ 詳細設定 ] ダイアログが閉じ 基本画面に戻ります 既定では HTTP サーバーのポート番号は 2221 に設定されています 変更したい場合は [ 詳細設定 ] ボタンをクリックし 変更してください 20

STEP3 クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする NOD32 アンチウイルス V2.x がインストールされたクライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールします NOD32 アンチウイルス V2.x をアンインストールする必要はありません 上書きインストールを行うことでバージョンアップできます ESET Smart Security と ESET NOD32 アンチウイルス V3 のインストール手順はほとんど変わりません ここでは ESET Smart Security を例に説明します インストール時に特定の設定を反映させたい場合は 設定ファイルを利用してインストールする (P.25) を参照してください ESET Smart Security と ESET NOD32 アンチウイルス V3 の違い ESET Smart Security ESET NOD32 アンチウイルス V3 ともに ウイルス対策 スパイウェア対策機能を持っています ESET Smart Security は これに加えてパーソナルファイアウォール 迷惑メール対策の機能があります ESET Smart Security ライセンス をご購入のお客様は ESET Smart Security と ESET NOD32 アンチウイルス V3 のどちらでも利用できます パーソナルファイアウォール 迷惑メール対策の機能が必要な場合は ESET Smart Security をお使いください なお ESET NOD32 アンチウイルス V3 は ミラー機能も併せ持つため ミラーサーバーとして使用することもできます 操作手順 1 ダウンロードしたインストーラをご利用の場合 ダウンロードした ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 のインストーラをダブルクリックします 製品 CD をご利用の場合 製品 CD を CD-ROM ドライブにセットすると表示されるインストールメニューから [ESET Smart Security をインストールする ] または [ESET NOD32 アンチウイルスをインストールする ] を選択します セットアップウィザードが表示されます 2 [ 次へ ] ボタンをクリックします [ エンドユーザー契約条項 ] ダイアログが表示されます 21

3 エンドユーザー契約条項をお読みいただき 受諾していただける場合は [ ライセンス契約条項を受諾します ] 選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ インストールモード ] ダイアログが表示されます 4 [ 一般 ( 推奨する最適な設定 )] を選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ 自動アップデート ] ダイアログが表示されます 5 ユーザー名 パスワードが表示されている場合は削除し [ アップデートパラメータを後から設定する ] にチェックを入れます [ThreatSense.Net 早期警告システム ] ダイアログが表示されます ミラーサーバーを経由してアップデートを行うため ここではアップデートの設定は行いません 22

6 [ 次へ ] ボタンをクリックします [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出 ] ダイアログが表示されます ThreatSense.Net 早期警告システムを無効にしたい場合は [ThreatSense.Net 早期警告システムを有効にする ] のチェックを外してください [ 詳細設定 ] ボタンをクリックすると ThreatSense.Net 早期警告システムの詳細な設定ができます 7 [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出を有効にする ] または [ 望ましくない可能性があるアプリケーションの検出を無効にする ] を選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ インストールの準備ができました ] ダイアログが表示されます 8 [ インストール ] ボタンをクリックします インストールが開始されます しばらくすると [ セットアップの完了 ] ダイアログが表示されます 設定を変更したい場合は [ 戻る ] ボタンをクリックすると変更できます 23

9 [ 完了 ] ボタンをクリックします ESET Smart Security をインストールしている場合は [ 新しいネットワークが検出されました ] ダイアログが表示されます ESET NOD32 アンチウイルスをインストールしている場合は [ インストーラー情報 ] ダイアログが表示されます 手順 11 に進んでください 10 ネットワーク上の他の PC とプリンタやフォルダを共有する場合は [ 共有を許可 ] をクリックします [ インストーラー情報 ] ダイアログが表示されます [ 厳密に保護する ] を選択すると ネットワーク上の他の PC から この PC へのアクセスが制限されます 11 [ はい ] をクリックします PC が再起動されます 24

設定ファイルを利用してインストールする インストール時に特定の設定を反映させたい場合は 設定済みの設定ファイル インストーラ バッチファイルを用意し バッチファイルからインストールを実行します 操作手順 1 1 台のクライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールします ( STEP3 P.21 参照 ) 2 インストールした ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 で設定を行います アップデートの設定 ( STEP4 P.27 参照 ) など クライアント PC で共通して利用したい設定を行います 3 設定をファイルとしてエクスポートします 1 詳細モードに変更し [ 設定 ] [ 設定のインポートとエクスポート ] を選択します 2[ 設定のインポート / エクスポート ] ダイアログで [ 設定のエクスポート ] を選択します 3[ ファイル名 ] で保存場所を指定し ファイル名に cfg.xml と入力します 4[OK] ボタンを押して 設定ファイルを保存します 設定ファイルは ESET リモートアドミニストレータに付属のコンフィグレーションエディタで作成 編集することもできます 4 下記のコマンドをメモ帳などに入力し バッチファイルとして bat 形式で保存します ファイル名は任意です ( 例 :setupess.bat) msiexec /i eavbe_nt32_jpn.msi /qb! reboot="force" eavbe_nt32_jpn.msi : インストーラのファイル名です 利用するインストーラのファイル名に合わせてください /qb! : インストールの進捗状況を表示するオプションです インストール途中でのキャンセルはできません reboot="force" : インストール完了後にシステムの再起動を行うオプションです 次ページに続く 25

5 インストーラ 設定ファイル バッチファイルをひとつのフォルダにまとめ 新たにインストールするクライアント PC のデスクトップなどにフォルダごとコピーします eavbe_nt32_jpn.msi cfg.xml setupess.bat インストーラ 設定ファイル バッチファイル 設定ファイルの名前は必ず cfg.xml としてください 6 コピーしたフォルダを開き バッチファイルをダブルクリックして インストールを実行します インストールウィザードは表示されず 進捗状況のみが表示されます インストール完了後に再起動を行うかどうかの確認画面が表示されますので 再起動を行います 26

STEP4 クライアント PC でミラーサーバーへの接続を設定する クライアント PC で ミラーサーバーから配布用ファイル ( 定義データベース ) を受け取るための設定をします クライアント PC からミラーサーバーへの接続に必要な ミラーサーバーの IP アドレスと動作ポートの番号を指定します ミラーサーバーから配布用ファイルを受け取る すべてのクライアント PC で必要な設定です すべてのクライアント PC でこの設定を行ってください 操作手順 1 クライアント PC のタスクトレイのアイコンをダブルクリックして 基本画面を表示します 2 [ 設定 ] をクリックし [ 詳細モードへ切り替え ] リンクをクリックします [ 詳細モード切り替え ] ダイアログが表示されます 3 [ はい ] ボタンをクリックします 詳細モードに切り替わります 27

4 [ 環境設定で詳細な設定をする ] リンクをクリックします [ 設定 ] 画面が表示されます 5 メニューツリーで [ アップデート ] をクリックし [ 編集 ] ボタンをクリックします [ アップデートサーバリスト ] ダイアログが表示されます 6 [ アップデートサーバ ] に 次のように入力し [ 追加 ] ボタンをクリックします http:// xxx.xxx.xxx.xxx:2221 ミラーサーバーの IP アドレス ミラーサーバーの動作ポート番号 [ アップデートサーバリスト ] にミラーサーバーが追加されます 28

IP アドレス およびポート番号は 必ず半角英数字で入力してください 画面例では ミラーサーバーの IP アドレスを 192.168.0.11 利用ポート番号を 2221 として説明しています 7 [OK] ボタンをクリックします [ 設定 ] 画面に戻ります 8 [ アップデートサーバ ] に 追加したミラーサーバーが表示されていることを確認し [OK] ボタンをクリックします 基本画面に戻ります ユーザー名 パスワードを入力する必要はありません 29

STEP5 クライアント PC からミラーサーバーへ接続できるかどうかを確認する ミラーサーバー クライアント PC の両方でミラー機能の設定が終了した後 すべてのクライアント PC でミラーサーバーに接続できるかどうかを確認してください 接続できるかどうかを確認するために 定義データベースのアップデート操作を行います ミラーサーバーが利用するポート番号の既定値は 2221 です クライアントとミラーサーバーとの接続ができない場合には ミラーサーバー側の Windows ファイアウォールの設定を確認し 通信できるように設定してください 操作手順 1 タスクトレイのアイコンをダブルクリックして ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルスの基本画面を表示します 2 [ アップデート ] をクリックします 3 [ ウイルス定義データベースをアップデートする ] をクリックします アップデートが開始されます アップデートが成功すると 基本画面にメッセージが表示されます 30

4 [OK] ボタンをクリックします 基本画面の [ 前回成功したアップデート ] にアップデート日時が表示され バージョン表示が変わります 31

4 構成例 3 のバージョンアップ 管理サーバー ミラーサーバーにインストールされた RAS と NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版を ESET リモートアドミニストレータサーバ (ERAS) へバージョンアップし ERAS の管理機能 ミラー機能を使用して 管理サーバー ミラーサーバーを構築します また アンチウイルス機能用に ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールします 管理者用 PC の RAC と NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版を ESET リモートアドミニストレータコンソール (ERAC) ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 にバージョンアップします クライアント PC の NOD32 アンチウイルス V2.x クライアント版を ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 にバージョンアップします バージョンアップの流れ STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5 32

STEP6 STEP7 STEP8 STEP1 ESET リモートアドミニストレータサーバーで管理サーバーを構築する 管理サーバーとして使用する PC(RAS がインストールされている PC) に ESET リモートアドミニストレータサーバー (ERAS) をインストールします RAS をアンインストールする必要はありません 上書きインストールを行うことでバージョンアップできます ただし すべてのデータをインポートすると時間がかかるため 設定のみをインポートし 以前のデータース (mdb ファイル ) のバックアップを取ることを推奨します 操作手順 セットアップウィザードにしたがって ESET リモートアドミニストレータサーバー (ERAS) のインストールを進めてください ここでは セットアップ中に必要な操作の要点だけを説明します インストールの開始 ダウンロードしたインストーラをご利用の場合 ダウンロードした ERAS のインストーラをダブルクリックします 製品 CD をご利用の場合 製品 CD を CD-ROM ドライブにセットすると表示されるインストールメニューから [ESET リモートアドミニストレータサーバをインストールする ] を選択します ライセンスキーファイルの読み込み ライセンスキーファイル (nod32.lic) は ユーザーズサイトからダウンロードし 管理サーバーに保存しておきます [ ライセンスキーファイルを選択してください ] ダイアログでは ライセンスキーファイルのパスを指定します 33

ユーザー名とパスワードの入力 [ アップデート ] ダイアログでは 入手したユーザー名とパスワードを入力します パスワードは [ 設定 ] ボタンをクリックすると表示されるダイアログで入力します ここで [ 更新ユーザ名 ] [ 更新パスワード ] を入力しないときは [ 後で更新パラメータを設定 ] にチェックを入れます 旧製品のデータベースと設定のインポートに関する設定 [ 変換設定 ] ダイアログでは 旧製品のデータベースと設定のインポートについて 必要な項目を選択します [ すべてインポート ] を選択すると インポート終了までに時間がかかる場合があります [ 設定のみインポート ] と [ 以前のバージョンのデータベースのバックアップを作成する ] を選択することを推奨します 34

STEP2 管理サーバーに ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする 管理サーバーとして使用する PC(NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版がインストールされている PC) に ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールします NOD32 アンチウイルス V2.x アドミニストレータ版をアンインストールする必要はありません 上書きインストールを行うことでバージョンアップできます インストール操作については 3 構成例 2 のバージョンアップ の STEP3 クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする を参照してください STEP3 管理者用 PC に ESET リモートアドミニストレータコンソールをインストールする 管理者用 PC として使用する PC(RAC がインストールされている PC) に ESET リモートアドミニストレータコンソール (ERAC) をインストールします RAC をアンインストールする必要はありません 上書きインストールを行うことでバージョンアップできます 操作手順 セットアップウィザードにしたがって ESET リモートアドミニストレータコンソール (ERAC) のインストールを進めてください ここでは セットアップ中に必要な操作の要点だけを説明します インストールの開始 ダウンロードしたインストーラをご利用の場合 ダウンロードした ERAC のインストーラをダブルクリックします 製品 CD をご利用の場合 製品 CD を CD-ROM ドライブにセットすると表示されるインストールメニューから [ESET リモートアドミニストレータコンソールをインストールする ] を選択します インストールフォルダの設定と旧製品のアンインストールや接続設定に関する設定 [ インストールするフォルダを選択してください ] ダイアログでは インストールフォルダを選択します また 旧製品をアンインストールするかどうかや 旧製品で使用していた接続設定を引き継ぐかどうかを設定します ERAC 画面 セットアップウィザードが完了すると ERAC 画面に [ サーバのパスワードを入力してください ] ダイアログが表示されます ここでは [ キャンセル ] ボタンをクリックしてダイアログを閉じてください ERAC 画面で [ ファイル ] [ 終了 ] を選択して終了します 35

STEP4 管理者用 PC を使用して管理サーバーへ接続する 管理者用 PC(ESET リモートアドミニストレータコンソール ) を使用して 管理サーバー (ESET リモートアドミニストレータサーバー ) へ接続します ERAC で ERAS を操作するために必要な設定です 操作手順 1 管理者用 PC で [ スタート ] [ すべてのプログラム ] [Eset] [ESET Remote Administrator Console] [ESET リモートアドミニストレータコンソール ] を選択します ESET リモートアドミニストレータコンソールが起動し [ サーバのパスワードを入力してください ] ダイアログが表示されます 2 [ サーバ ] のアドレスを確認し パスワードを入力して [OK] ボタンをクリックします 別の管理サーバーを指定する場合は [ キャンセル ] ボタンをクリックし [ ファイル ] メニューから [ 接続の編集 ] または [ 指定 RAS に接続 ] を選択してください パスワードを設定していない場合は 何も入力しないで [OK] ボタンをクリックしてください 3 ERAC 画面の右下端に [ 接続 ] アイコンが表示されていることを確認します 36

STEP5 ミラーサーバーの設定をする 管理者用 PC で ESET リモートアドミニストレータコンソール (ERAC) を起動し ESET リモートアドミニストレータサーバー (ERAS) に接続して ミラーサーバーの設定を行います ここでは 定義データベースを HTTP 経由で配布するための設定を説明します 利用するポート番号の既定値は これまでの 8081 から 2221 になりますのでご注意ください HTTP 経由で配布する方法のほかに ファイル共有で配布する方法と USB や CD で配布する方法があります 詳細は ESET Smart Security / ESET NOD32 アンチウイルスライセンス製品ユーザーズガイド の 20.3 ファイル共有で配布する 20.4 USB や CD で配布する を参照してください 操作手順 1 ERAC 画面で [ ツール ] [ サーバオプション ] を選択します [ サーバオプション ] ダイアログが表示されます 2 [ アップデート ] タブを選択します 3 [ 配布用アップデートを作成する ] にチェックを入れます ERAS のインストール時に ユーザー名 パスワードを入力しなかった場合は [ アップデート用ユーザ名 ] [ アップデート用バスワード ] を入力してください [ 配布用ファイルの保存先フォルダ ] の既定値の [mirror] フォルダは 以下の場所に作成されます C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\ESET\ESET Remote Administrator\Server\mirror 4 [ 内蔵の HTTP サーバよりアップデートファイルを提供する ] にチェックを入れます 5 その他 必要に応じて各項目を設定し [OK] ボタンをクリックします 37

STEP6 設定組み込み済みのインストーラを作成する 設定組み込み済みのインストーラを作成すると 設定済みの状態で ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールできます 特に インストーラに組み込んだすべての設定をクライアントに対して最小限の手順で反映させるには サイレントモードでインストールを行う必要があります ここでは アップデートサーバーに STEP5 で設定したミラーサーバーを指定する設定を組み込んだインストーラを作成してみます また サイレントインストールを行うためのバッチファイルも作成します 操作手順 インストーラの作成 1 弊社ユーザーズサイトから ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 のインストーラをダウンロードし [ マイドキュメント ] フォルダなどに保存します 2 ERAC で ERAS に接続し [ リモートインストール ] ペインの [ リモートインストールツール ] タブで [ パッケージ ] ボタンをクリックします [ESET インストールパッケージの編集 ] ダイアログが表示されます 3 パッケージの [ 種類 ] で ESET セキュリティ製品パッケージ を選択し [ 作成 ] ボタンをクリックします [ESET アンチウイルスのインストーラ作成 ] ダイアログが表示されます 38

4 [ ファイル ] に手順 1 で保存したインストーラを指定し [ 作成 ] ボタンをクリックします [ESET インストールパッケージの編集 ] ダイアログに戻ります 5 [ 編集 ] ボタンをクリックします コンフィグレーションエディタが起動します 6 [ アップデート ] [ プロファイル ( プロファイル名 )] [ 設定 ] [ アップデートサーバ :...] を選択し [ 値 ] 欄にミラーサーバーのアドレスとポート番号を以下のように入力します http:// xxx.xxx.xxx.xxx:2221 ミラーサーバーの IP アドレス ミラーサーバーの動作ポート番号 39

必要に応じて その他の設定を行ってください 管理サーバー (ERAS) については ERAC で現在接続している ERAS に設定されています 変更する場合には [ カーネル ] [ 設定 ] [ リモート管理 ] で設定します 7 設定が完了したら [ コンソール ] ボタンをクリックし [ 設定を保存しますか? ] ダイアログで [ はい ] ボタンをクリックします [ESET インストールパッケージの編集 ] ダイアログに戻ります 8 [ コピー ] ボタンをクリックし ファイルの種類で [ESET インストール実行ファイル (*.exe)] を選択し ファイル名 ( 例 :setupess.exe) を付けて設定組み込み済みインストーラを保存します 9 [ 閉じる ] ボタンをクリックし [ サーバへインストールイメージを保存しますか? ] ダイアログで [ いいえ ] ボタンをクリックします ERAC の画面に戻りますので ERAC を終了します バッチファイルの作成 1 下記のコマンドをメモ帳などに入力し バッチファイルとして bat 形式で保存します ファイル名は任意です ( 例 :setupess.bat) setupess.exe /qb! reboot="force" setupess.exe : 上記の手順 8 で保存した設定組み込み済みインストーラのファイル名です /qb! : インストールの進捗状況を表示するオプションです インストール途中でのキャンセルはできません reboot="force" : インストール完了後にシステムの再起動を行うオプションです 2 設定組み込み済みインストーラとバッチファイルをひとつのフォルダにまとめます 40

STEP7 クライアント PC に ESET Smart Security または ESET NOD32 アンチウイルス V3 をインストールする STEP6 で作成した設定組み込み済みインストーラとバッチファイルを クライアント PC のデスクトップなどにフォルダごとコピーしてバッチファイルを実行します インストーラの実行には プッシュインストール ログオンスクリプトを利用したインストール メールを利用したインストールなどの方法もあります 詳細については ESET Smart Security / ESET NOD32 アンチウイルスライセンス製品ユーザーズガイド の 14 リモートインストール を参照してください STEP8 クライアント PC からミラーサーバーへ接続できるかどうかを確認する ミラーサーバー クライアント PC の両方でミラー機能の設定が終了した後 管理者用 PC を含むすべてのクライアント PC でミラーサーバーに接続できるかどうかを確認してください 接続できるかどうかを確認するために 定義データベースのアップデート操作を行います 操作については 3 構成例 2 のバージョンアップ の STEP5 クライアント PC からミラーサーバーへ接続できるかどうかを確認する を参照してください クライアントの一元管理 ERA を利用して クライアント一元管理ができます クライアント情報の閲覧 ERAC を使用して PC の情報 定義データベースのバージョン ウイルスログやスキャンログなどの各種ログ情報 レポートなどを確認できます 41

クライアントの操作 ERA を使用して クライアントにタスクを割り当てることができます 割り当てることができるタスクには 次の 4 種類があります コンフィグレーション ( 設定の変更 ) コンピュータの検査 ( オンデマンドスキャン ) コンピュータの検査 ( オンデマンドスキャン ) とウイルスの駆除 ウイルス定義データベースのアップデート タスクを割り当てると クライアントは定期的に ERAS に接続し 接続時にタスクを取得して実行します 導入に関するヒント ESET NOD32 アンチウイルス V3 の各種設定も含めて導入させる場合は 次の方法でも可能です 1 設定組み込み済みインストールをクライアントへ展開する場合において 1 台だけクライアント PC を用意し 現在使用している NOD32 アンチウイルス V2.x から ESET NOD32 アンチウイルス V3 へ上書きインストールによるバージョンアップを行います 2 その環境から ESET NOD32 アンチウイルス V3 での必要な ( もしくは詳細な ) 設定を行った後に メインウィンドウの 設定 にある 設定のインポートとエクスポート を開いて 適当な名前で XML ファイルを保存します 3 本書 P.39 の 5 番目の作業で [ 選択 ] ボタンより 先ほど保存した XML ファイルを指定します これにより 先ほど設定した環境とまったく同じ設定を他のクライアント PC にも 導入の段階で反映させることができます 42