SEC 高信頼化技術適用事例セミナー オープンソースを活用した BPM プロジェクト実践 ~ アイデアを素早く現実のものに (Whiteboard to Reality)~ 2016 年 2 月 23 日 オープンソース BPM ジャパン株式会社 技術顧問 : 岩田アキラ 1
話のポイント プロジェクトの背景 はじめてBPMを導入し成功させるための勘所 アジャイル開発による業務要件の導出 BPM=フレキシブルな業務システム 組織分析 定義 保守性のある設計の重要性 ダノンジャパンプロジェクト事例 オープンソース BPM 製品の有効性 欧米の BPMS 最新技術動向 2 2
プロジェクトの背景 ダノンジャパンの BPM の取り組み 紙ベースのワークフローを電子化 6 ヶ月でアイデアを実現し 現場業務オーペレーションに移行 承認決裁スピードを飛躍的に改善 プロジェクト事例紹介記事 日本 BPM 協会主催 第 10 回 BPM フォーラム 2015 で発表 2015 年 12 月 25 日 web サイトに発表内容を掲載 タイトル : 予算執行の承認スピードを 8 倍に! ヨーグルトのダノンが取り組んだ BPM とは 記事 URL: http://www.sbbit.jp/article/cont1/30447?previewpass=2hs14pkhpyl2&page=1 3 3
BPMS 選定要件 POC の実施 既存インフラとの接続性 メールシステム データベース シングル サインオン モバイルデバイスのサポート 将来への布石 : スマフォ タブレット デスクトップの混在 プロセス メールによる通知と督促 ルールに基づく関係者の動的アサイン データセキュリティ : 職責に応じてデータを隠蔽 ( 役割別画面 ) 低コスト 4 4
プロジェクト開始時のお客様の立場 BPMS またはワークフローシステムの導入は初めて プロセスをどのように設計し 自動化するのか未経験 IT 部門は少数 開発は外部へ委託するのがポリシー 業務管理担当者の強い意志 2 つの業務プロセスの具体的な改善アイデアを持っていた 4 ヶ月後には現場でオペレーションしたい IT 部門長の強い意志 現場からの業務改善要望に応えたい プロセス中心の新しい取り組みに挑戦したい プロセス設計 ( 要求定義 ) は内製で行いたい 5 5
当社からの提案と条件 2 プロセスを 3 ヶ月で稼働可能に 1 st プロセス開発 : 予算執行承認プロセス 専門家が雛形のプロセスモデルを作成 / 自動化 並行してそのモデルを参考にしながらプロセスモデリングのトレーニングを実施 2 nd プロセス開発 : 商品改善対応プロセス 1 st プロセス開発の成果物 ( 動くモデル ) を参考にお客様がプロセスモデルを作成 BPM 開発経験のある IT パートナーの参画 ソフトウエア導入 既存インフラとの接続 本番稼働準備 プロダクション環境のセットアップとテスト 保守性を考慮したシステム モジュールの補強と改善 6 6
無関心 現場ビジネス層の一般的な特質 ソフトウェアの作り方とその実行過程 ペーパーによる要求仕様の確認 関心 自身の要求を具体的に満足できるか 確認手段 : プロセスを使って要求を検証 理解できるのは 動くプロセスフローと操作画面のみ 要求は変化する ユーザー体験なしに 100% の要件は伝えられない ユーザー体験による新たな気付きが生まれる 7 7
モデリングツールの使い分け ツールをビジネス層と IT 層で分離 ビジネス層 : プロセスの分析と設計ツールとして BPMN 2.0 完全準拠の ITP Process Modeler(Visio Addin) 現場担当者に親しみやすいオフィスツールで お絵かき 感覚 IT 層 : プロセスの自動化設計ツールとして BPMN 2.0 準拠の Bonita BPM 6 ユーザー要求の実装が容易 両ツールを同時並行使用 ITP Process Modeler ビジネス IT Bonita BPM 6 (BPMS) ビジネス プロセス分析 設計 要求確定プロセス BPMN 2.0 フォーマット プロセス自動化設計 実装 プロセスオペレーション 8 8
ユーザー体験をベースにした BPM 学習シナリオ こうなるはず ( 理論 ) から こうなったから ( 実証 ) なぜ こうするのか を体験的に学習 その体験を次の要求に反映させる オペレーション体験を通じて真のBPM 技術が理解できる 2 nd プロセス開発では お客様自身で適切な設計が可能 1 st プロセス開発 BPM 専門家がリーディング 雛形の再利用 体験のフィードバック 2 nd プロセス開発 9 9
Bonita BPM ITP Process Modeler プロセス モデリングの役割分担 1 st step 2 nd step 業務 岩田 業務 ( 岩田 ) 岩田 BPM 協会入門セミナーテキストより 10 10
1 st プロセス開発でのプロセス案の変遷 Excel で記述されたオリジナルのアイデア BPMN 2.0 への形式化 画面案 整理 ワークフロー案 プロセス概要図 ( レベル 1: 記述モデル ) ITP Process Modeler プロセス実装図 ( レベル 3: 実行可能モデル ) プロセス詳細図 ( レベル 2: 分析モデル ) Bonita BPM ITP Process Modeler 11 11
1 st step で完成した実行可能プロセスモデル 共通ユーティリティプロセス プロセス部品 12 12
プロセスを実行し要件を繰り返し検証 フィット & ギャップ分析 気づき 発見 の助長 UIの改善 データ項目の追加 削除 実績値 : プロセス 予算執行承認 商品改善対応 繰り返し数 6 回 4 回 使いやすさの改良 ( 高 ) BPM 協会入門セミナーテキストより 13 13
改善効果 仕掛け 業務改善に寄与したプロセスの仕掛け プロセス完了時間の削減 ポリシー ( ビジネスルール ) に基づくアサインの自動化 手動アサインなし 適切な人に間違いなく仕事を伝える 重複アサインの防止 関係者全員の承認を徹底 案件ごとに関係者全員で進捗状況とコメント履歴を共有 プロセスの自動化 e メールによる作業着手通知と着手遅延督促の施行 並行承認による時間短縮 プロセス BPM 導入前 BPM 導入後 予算執行承認 50 日 9 日 商品改善対応 56 日 7 日 14 14
ビジネスルールに基づくアサインの自動化 組織と関係者の調査 分析 業務管理者のアイデアを基に! フレキシブルでかつ汎用的なアサインロジックの検討 アジャイル開発 ( Whiteboard to Reality ) プロセスを動かして実行検証 ( 現場を巻き込む ) お客様が最も苦心されたところ BPMS 仮の組織定義 フィードバック プロセス定義 情報収集と投入 アクターの自動決定ロジック 実行検証 15 15
プロセス時間削減のための BPMN 2.0 活用技法 通知と督促 通知メール 督促メール 並行承認 ケース 1: 並行承認パス 決裁に着手するまで督促を繰り返す期限切れをいち早く掴む X ケース 2: シリアル承認パス プロセスの完了期間が長くなる 16 16
アサイン自動化とアクション記録の施行結果 起案時 : 予定 すべてのフォームに決裁予定と状況を添付 e-hanko called by customer 進行時 : 決裁状況 討議記録はすべて関係者にオープン 17 17
ポータルでプロセス進行状況を追跡 案件ごとに現在作業中のタスクとそれまでに歩んだ道筋を設計時のプロセス図で確認可能 18 18
1 st 成果物 : 予算執行承認メインプロセス 構造化と部品化はその後の開発工数削減に寄与 19 19
1 st 成果物 : 予算執行承認サブプロセス アクションリマインダー共通プロセス 20 20
1 st プロセス開発でプロセスをパターン化 スタイルを統一して次の開発に再利用 起案 / 承認プロセスはどれも同じ その後のプロセスは回付ルートと回付ルールが異なるだけ 21 21
開発工数 / プロセス プロジェクトの学習効果 Step by Step で学習効果が上がる スモールスタートが重要 今回のプロジェクト期間 BPM 本稼働開始 開発期間 : 約 2 ヶ月 47% ダウン 次の開発は当社パートナーにスイッチ 繰り返し検証 :6 回 開発期間 : 約 1 ヶ月 繰り返し検証 :4 回 1 st プロセス開発 2 nd プロセス開発 3 rd プロセス開発 4 th プロセス開発 プロセス開発 (3 ヶ月 )+ 本稼働準備 (3 ヶ月 ) 22 22
プロセス開発後の本稼働準備 (3 ヶ月 ) 現場への新業務への説明とトレーニング 運用環境セットアップ 組織データの本格投入と検証 中央管理された ID との連携モジュールの組込み 組織情報保守作業の半自動化 都度変更 Excel XML ID はフランス本部で中央管理 プロセス A プロセス B プロセス C アクター 人と組織情報 LDAP 同期ユーティリティ 人情報 in Active Directory 日本支社数百人 ID は数万人規模 23 23
オープンソース BPM の有効性 Bonitasoft BPM 本社フランス /BPM-based application platform の専業ベンダー InfoWorld.com の Best of Open Source Software を毎年受賞 1,000 顧客 /75カ国 コミュニティ版を提供 BPM 技術の学習 試験的適用に最適 Community サイトを通じ最新 BPMテクノロジーを積極的に発信 ライセンスフリー : 無償で開発 運用に適用可能 ソースコードも公開 競合エンタープライズ製品に劣らない (or 超える ) 有償版 オープンなテクノロジー BPM 専用整理棚 ( フレームワーク ) HTML5 CSS Eclipse Java JavaScript Groovy Script BPMN AngularJS JQuery Bootstrap XML Tomcat JBoss SOAP 24 24
プロセスベース アプリケーション プラットフォーム Bonita BPM のテクノロジー トレンド 単なるプロセス管理ツール (BPMS) からプロセスベース アプリケーションの開発 運用基盤に進化 Bonita BPM のサポート範囲 アプリケーション ページを既存の業務システムにリンクして統合が可能 従来の BPMS のサポート範囲 25 25
欧米の BPMS 最新技術動向 ~BPMS 技術へのユーザー期待の変化 ~ キーワード : Agile-Centric Application Platforms Whiteboard to Reality : アイデア を 現実 に 1. ビジネス駆動 RAD - アジャイル & リアルタイムなワークフロー 2. 部品化と組み立て可能なアプリケーション - 次世代のアジャイル中心アプリケーション プラットフォーム 3.ERPの近代化まさに - アジャイルの考え方をERP, CRM, SFAに持ち込むこの要求に 4. アプリケーションフレームワークフィット! - 企業システムを活性化する 5. 高速アプリケーション開発 - どんなプラットフォーム どんなデバイス どんなクラウドにも 6. リアルタイム分析 - ビジネスの可視化度合いを増進する 7. 意思決定ルール - 日常使用する言葉で理解を容易にする 26 26
ご拝聴ありがとうございます! 27 27