JP1/VERITAS かんたんバックアップ

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JP1 JP1/VERITAS かんたんバックアップ Backup Exec 再設定編

Contents 1 JP1/VERITAS Backup Exec 2010 の設定確認 6 2 JP1/VERITAS Backup Exec 2012 で設定してみよう 11 この資料では,JP1/VERITAS Backup Exec の旧バージョンからの再設定方法について説明します 対象製品 JP1/VERITAS Backup Exec 2012 本資料は, JP1/VERITAS Backup Exec2012 が対象商品です 導入の流れ 本資料では, JP1/VERITAS Backup Exec の旧バージョンの設定確認方法からの再設定方法をやさしく説明します 対象者 本資料は JP1/VERITAS Backup Exec の旧バージョンを使用して運用されていたシステム管理者を対象としております 1 2 JP1/VERITAS Backup Exec 2010 の設定確認 JP1/VERITAS Backup Exec 2012 で設定してみよう 2

はじめに はじめに Backup Exec の概要をおさらいしましょう JP1/VERITAS Backup Exec のシステム構成 導入を始める前に, まず製品の概要をおさらいしましょう JP1/VERITAS Backup Exec システムの構成は次のようになっています 本資料では, Backup Exec メディアサーバ 1 台の構成を例として説明します Backup Exec システム構成概要 Backup Exec クライアント Backup Exec メディアサーバ デバイス メディア ディスク ( バックアップ対象 ) テープ装置 テープ ファイルサーバ LAN DB サーバ : バックアップの流れ ディスク バックアップフォルダ Backup Exec のシステムは, メディアサーバ と クライアント により構成されます メディアサーバは, デバイス や メディア を使ってバックアップデータを記録します Backup Exec メディアサーバ バックアップやリストアを実行するサーバです ローカルディスクのバックアップや, LAN 経由で他サーバのバックアップができます Backup Exec クライアント バックアップ対象になるサーバです Backup Exec クライアントをインストールすると, メディアサーバから LAN 経由でバックアップできます 3

デバイス バックアップデータを記録する装置です 次の種類があります BackupExec 管理コンソールでの表示 テープ装置 スタンドアロンライブラリロボットライブラリ 単一のテープ装置 複数テープをロボットで制御しテープ切換えを自動化 ハードディスク装置 メディア バックアップデータを格納する媒体です 次の種類があります BackupExec 管理コンソールでの表示 テープメディア : LTO,DAT など バックアップフォルダ ( 独自形式のファイルに記録 ) メディアはまとめて メディアセット として扱います メディアセットの種類 ( 初期時 ) メディアセットには, 管理ルールとして 追記期間 と 上書き禁止期間 を設定します BE2012 ではディスクバックアップの場合, メディアセットではなく保持期間で管理されます 4

バックアップシステム構成の種類 バックアップシステムの構成には, 次のような種類があります それぞれの特性を見極めて, 最適なバックアップ運用を検討しましょう D2T (Disk to Tape) D2D (Disk to Disk) D2D2T (Disk to Disk to Tape) 種類 D2T (Disk to Tape) D2D (Disk to Disk) D2D2T (Disk to Disk to Tape) 説明テープにバックアップする方法 利点 : テープは保管コストが安価, 容量単価が安価 低消費電力 ( バックアップ時以外は停止しているため ) 長期的なデータ保管に適している 弱点 : 管理の手間がかかる 比較的低速 ( 特に部分リストア ) LTO3/4/5 や複数ドライブ搭載などで高速化した製品もあります ディスクにバックアップする方法 利点 : 高速 ( 特に部分リストア ) テープ管理が不要など, 管理が容易 直近のデータを戻す場合に適している 弱点 : 容量単価が高い ( 但し急速に大容量化 低価格化が進んでいる ) ( 可能性は低いが常時オンラインのためウィルス等で被害を受ける恐れがある ) ディスクに高速バックアップし, さらに長期保管用データを保管コストが安価なテープへと 2 段階のバックアップをおこなう方法 システムが高価になるが, ディスクとテープの利点を組合せた理想的バックアップ方法 ( 備考 ) Disk to Disk バックアップを, Backup to Disk (B2D) と言う場合もあります 5

1 1 JP1/VERITAS Backup Exec 2010 の設定確認 この章の操作の流れ 手順 1: バックアップ対象の確認 手順 2: バックアップ先の確認 手順 3: バックアップ方法の確認 6

JP1/VERITAS Backup Exec 2010 の設定確認 バックアップジョブ作成時に必要な 3 つの情報を読み取る必要があります バックアップジョブ設定は, ジョブの概略より確認することができます 手順 1~ 手順 3 に沿って Backup Exec 2010 のジョブ設定を確認しましょう 計画すること 1 何をバックアップしますか? 2 どこへバックアップしますか? 3 いつどのようにバックアップしますか? 1. バックアップ運用を把握しよう バックアップ運用を確認する次の項目について, 順に説明します 1 何をバックアップしていますか? バックアップ対象のデータを確認 2 どこにバックアップしていますか? バックアップ先ストレージを確認 3 いつどのようにバックアップしていますか? バックアップ方法を確認 ジョブの概略 Backup Exec 2010 以前のバージョンではジョブの設定が完了した際に, 確認画面が表示されます この確認画面の情報を元に,Backup Exec 2012 でジョブを作成します ジョブの概略確認方法 ( 画像 Backup Exec 2010 使用 ) ジョブの概略は, ジョブ作成時の方法によって確認方法が異なります Backup Exec 管理コンソール ジョブセットアップ タブ内の ジョブ名 一覧に表示されたジョブから, ポリシーを使用しているか, ポリシーを使用していないかを確認します ( 赤枠内に記載があるかを確認します ) ポリシーを使用している場合, 対象のバックアップジョブをダブルクリックしてジョブの概略を表示させます ポリシーを使用していない場合, 対象のバックアップジョブをダブルクリックしてバックアップジョブのプロパティを表示してから サブミット をクリックして表示させます 確認が完了したら, キャンセル をクリックします ( OK はクリックしないようにしてください ) 7

2. 手順 1 バックアップ対象の確認 ここでは, 何をバックアップしているかを確認します ジョブの概略 ソース 部分をメモに残します 選択リスト/ リソースの順序 : バックアップ対象を指しています リソースクレデンシャル : アカウント情報を指しています 優先度と有効時間帯 はい を選択している場合のみ設定内容をメモに残します 選択リスト別の通知 はい を選択している場合のみ設定内容をメモに残します 1 アカウント情報を確認します リソースクレデンシャルで使用しているアカウント情報を確認します ネットワーク - ログオンアカウント をクリックします ログオンアカウントの管理 画面よりどのユーザー名を使用しているかをメモに残します 必要に応じて, 管理者 ( 作成者 ) にユーザーのパスワードも確認します 2 DR ファイルの代替パスを確認します 選択リストに記載されている項目が, ドライブ全体 ( 例 :c:\*.*) を指していたり, システム状態, シャドウコピーコンポーネント を指している場合は,DR ファイルの代替パスが指定されていないかも確認します ツール - オプション をクリックします 設定 Intelligent Disaster Recovery 欄の ディザスタリカバリ代替データパス が ディザスタリカバリデータパス に記載されたパス ( デフォルトパス ) と異なる場合のみメモに残します 以上で, バックアップ対象を設定するために必要な情報の確認は完了です 8

3. 手順 2 バックアップ先の確認 ここでは, どこにバックアップしているかを確認します ジョブの概略 宛先 部分をメモに残します デバイス : 保存先を指しています メディアセット : 保存ルールを指しています ジョブ開始時の書き込み方法 : 書き込み方法を指しています ( テープの場合のみメモしてください ) それ以外の項目は, デフォルト ( 右の図 ) と異なる場合のみメモに残してください 1 デバイスを確認します デバイスタブからジョブの概略に設定された, 保存先のドライブパスを確認します Backup Exec 2012 からディスク上のバックアップ先は, ドライブ単位のみの設定に変更になりました フォルダ単位での指定はありませんので保存先に指定可能なドライブを用意してください ロボットライブラリのパーティションの確認 ロボットライブラリを使用している場合, 使用するパーティションを分割している場合があります パーティション毎にグループ化されている場合, その設定もメモに残しておきましょう 2 メディアセットを確認します メディアタブから, ジョブの概略に設定されたメディアセットの上書き禁止期間, 追記期間をメモに残します 以上で, バックアップ先の確認は完了です 9

4. 手順 3 バックアップ方法の確認 ここでは, いつ, どのようにバックアップしているか確認します ジョブの概略 設定, 実行頻度 部分をメモに残します ジョブ名 ファイルのバックアップ方式 スケジュール Agent Option を使用している場合, 設定 欄に記載される内容は追加されます それ以外の項目は, デフォルト ( 右図 ) と異なる場合のみメモに残してください 1 暗号化キーを確認します ジョブの概略 設定 ネットワークとセキュリティ 欄にて暗号化の設定がされていた場合, 使用しているキーの情報を確認しておきます ツール - 暗号化キー をクリックします 表示されたキーの情報をメモに残します 暗号化キーのパスフレーズは, 必要に応じてキーの作成者に確認しておいてください 確認完了! 10

2 2 JP1/VERITAS Backup Exec 2012 で設定してみよう この章の操作の流れ バックアップジョブを作成してみよう 11

バックアップジョブを作成してみよう JP1/VERITAS Backup Exec 2010 の設定情報を元に, 早速, バックアップジョブを作成してみましょう 操作の流れ Backup Exec 2012 では, 見やすいインターフェースからかんたんに設定や実行ができます 1 2 3 それでは, バックアップジョブを設定してみましょう 12

1. バックアップしてみよう バックアップジョブを設定し, バックアップをしてみましょう バックアップ対象とバックアップ方法をカスタマイズします バックアップ対象 ディスクへバックアップを選択した場合, デフォルトで完全バックアップと増分バックアップがスケジュールされています 完全バックアップ 毎週金曜日, バックアップデータは 2 週間保持 増分バックアップ 毎日実施, バックアップデータは 1 週間保持 バックアップ方法 旧バージョンとの違い ( バックアップジョブ ) Backup Exec 2010 以前のバージョンでは, 完全, 増分, 差分バックアップをする運用をしていた場合, 複数のバックアップスケジュールを作成, または, ポリシー機能を利用してスケジュールを管理していました Backup Exec 2010 以前 完全バックアップ 増分バックアップ 1 つに集約 Backup Exec 2012 では, これらを一つのジョブにまとめてジョブを作成できるようになりました Backup Exec 2012 差分, 増分, 複製ジョブなどもされている場合, 複数のジョブ設定情報を用意します 13

1 バックアップ対象を設定します 編集 をクリックして, バックアップするリソースを設定し, OK をクリックします バックアップ対象は, デフォルトで対象リソース全てを選択した状態になっています 2 章でメモに残したバックアップ対象と同じ設定になるように選択して OK をクリックします ここの項目です 14

2 バックアップ方法を指定します ファイルのバックアップ方法を指定します デフォルトで, 完全, 増分バックアップが選択されています 編集 をクリックします 完全バックアップのみの場合は, 増分の をクリックします 差分バックアップを追加する場合は, 方式によりバックアップを追加する より差分バックアップを追加してください 旧バージョンとの違い ( バックアップ方式 ) 差分, 増分バックアップをする際のファイルの更新状況を判別する手段のデフォルト設定が, ファイルシステムのアーカイブビットを使用する方法から, Windows の変更ジャーナルを使用した修正日時を使用する方法に変わりました Backup Exec ボタン - 構成と設定 - ジョブのデフォルト設定 より各バックアップ方式のデフォルトを設定する欄の ファイルとフォルダ - ファイルのバックアップ方式 より選ぶことができます 15

3 バックアップジョブを実行するタイミングを選択します スケジュール 欄よりスケジュールを設定して, OK をクリックします ここの項目です 4 バックアップ先を指定します バックアップデータの保持期間を指定します 圧縮, 暗号化の設定をしていた場合は, ここで設定します 保存先が複数ある場合は, 保存先のストレージも選択します ここの項目です 16

旧バージョンとの違い ( ディスクへのバックアップ ) JP1/VERITAS ディスクへバックアップする場合, バックアップしたデータの保管方法がメディアセットを利用した管理方法から単純に保管期間を指定する方法に変更になりました 最新のバックアップセット ( ) を除き, 保管期間が過ぎたデータはディスクから削除され, ディスク領域を再利用できるようになります 完全, 差分 増分バックアップを使用した運用をしている場合, 完全バックアップ + 差分 増分バックアップを一つのバックアップセットとしてカウントします 差分 増分バックアップの保持期間が過ぎるまで完全バックアップのデータは保持されます 最新のバックアップセット, および, 1 回限りのバックアップ より取得されたデータは, 手動で削除するまでディスク上に保持することができます 旧バージョンから設定移行する際は, 上書き禁止期間の情報を元に保持期間を調整します 旧バージョンとの違い ( 削除方法 ) ディスク上へ保存したバックアップデータの削除方法が変更になりました ストレージ タブから < ディスクストレージ名 > 詳細 をクリックします 削除したいバックアップセットを右クリックして, 削除 をクリックするとディスク上から削除することができます 17

5 バックアップジョブの名前を指定し, 実行します 管理コンソールに表示されるバックアップジョブの名前を指定します また, これまでに行った設定を確認します 確認が終わったら, OK をクリックし, 実行してみましょう ここの項目です バックアップの実行状態を確認しましょう 旧バージョンとの違い (Agent Option の設定 ) Backup Exec 2012 より各 Agent Option の設定は, 使用する Agent Option の設定箇所のみ表示されるようになりました Agent Option を使用する場合は, 各オプションに合わせて設定をします バックアップジョブの再設定完了! JP1/VERITAS Backup Exec での旧バージョンからのバックアップジョブの再設定が完了しました 以上で JP1/VERITAS かんたんバックアップ Backup Exec 再設定編 の説明を終わります 最後までご覧頂きありがとうございました 引き続き JP1/VERITAS をご愛顧賜りますよう, よろしくお願い申し上げます 18

本製品を輸出される場合には, 外国為替および外国貿易法ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制をご確認の上, 必要な手続きをお取りください なお, ご不明な場合は, 弊社担当営業にお問合せください Symantec,Symantec ロゴは Symantec Corporation およびその関連会社の登録商標です VERITAS および VERITAS ロゴは, 米国 Symantec Corporation の登録商標です Windows Server は, 米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp. の商標です その他記載の会社名および商品名は, 各社の商標もしくは登録商標です 2012 年 10 月第 1 版発行 All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, Hitachi, Ltd.