更新日 2018 年 1 月 4 日 1. はじめに R2 での注意事項 本書は PCサーバ FUJITSU Server PRIMERGYで R2を使用する際のメディアとライセンスに関する注意事項を掲載しています 読者対象について本書の読者対象は以下のとおりです - R2の製品および機能の概要を理解している方 - Server のと購入経路別のOSメディアについて理解している方 本書の注釈について注釈は 巻末にまとめています 注釈については巻末を参照してください 2. R2 の情報について R2の情報については下記 WEBで確認してください http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/primergy/software/windows/ PRIMERGYにおける R2サポート情報は下記 WEBで確認してください http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/primergy/software/windows/support/ PRIMEQUESTにおける R2サポート情報は下記 WEBで確認してください http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/primequest/products/2000/os/windows/#support 3. R2 のについて R2では 使用するメディアによって プロダクトキーの要否が異なります また 後にライセンス認証が必要な場合がありますのでご注意ください なお PRIMERGYに添付されている R2 は富士通が提供するサーバ (PRIMERGY / PRIMEQUEST) で R2をサポートしている機種にのみが可能です 3.1. R2 を物理環境にする場合 物理環境に R2をする際 プロダクトキーの要否とライセンス認証の有無 PRIMERGY 添付の R2メディアを用いたに関して 注意事項があります 1
3.1.1. プロダクトキーの要否とライセンス認証の有無物理環境に R2をする際 使用するメディアと環境によって 表 -1のようなプロダクトキーとライセンス認証が必要です 表 -1. R2を物理環境にする時に使用するメディアに対して 必要なプロダクトキーと後のライセンス認証の有無 使用するメディア 先 プロダクトキーの要否 後のライセンス認証 プロダクトキーの入手 Server 2008 R2 プレインス トール / バンドル もしくは 不要不要不要 Server 2012 R2 ダウングレ ードモデルに添付 OEM メディア R2 プレ / バンドルタイプに添付もしくは Server 2012 R2 ダウングレードモデルに添付 Server 2008 R2サポートのサーバ 必要 必要ただし 先によっては不要 (3.1.2 参 (*1) Server 2008 R2プレ / バンドルタイプの PRIMERGYのCOAラベルより入手 ( 物理環境用のPhysical product keyを使用 ) なお Server 2012 R2 ダウングレードモデルに添付のメディア使用時はダウングレードモデル の PRIMERGY に Server 2008 R2 向け COA が ないため物理環境用 の Physical product key 入手不可 R2 メディアキット (*2) Server 2008 R2サポートのサーバ 必要必要 (*1) メディアキット添付の Product key Cardより入手 ( 物理環境用の Physical product key を使用 ) 2
FPP メディア ボリュームライセンス (VL) メディア Server 2008 R2 サポートのサーバ 必要 必要 (*3) Server MAKライセンス 2008 R2 サポートの認証の場合 : 必要サーバ KMSライセンス認証の 必要 場合 : 不要 パッケージ内のプロダクトキーステッカーより入手 ( 物理環境用の Physical product key を使用 ) マイクロソフトWebサイトもしくは電話により入手 (*4) 3
3.1.2. OEM の R2 メディアで物理環境へする場合先によりライセンス認証の有無が異なりますのでご注意ください なお 以下に 不要 と記載していてもライセンスが不要ということではありません ライセンス認証の作業が不要という意味です R2 を使用する場合は R2 のライセンスを所有している必要があります 表 -2. PRIMERGY 添付の R2 メディアで物理環境へした場合のライセンス認証の有無 先とライセンス認証の有無 PRIMERGY 添付 メディア OS (*5) メディア型名 Server 2003 R2 プレ / バンドルタイプ プレ / バンドルタイプ R2 プレ / バンドルタイプ (2012 年 9 月以前出荷 ) R2 プレ / バンドルタイプ (2012 年 10 月以降出荷 ) Server 2012/R2 プレ / バンドルタイプ ディスク レスタイプ R2 Standard R2 Enterprise R2 Datacenter R2 Foundation R2 Standard SP1 R2 Enterprise SP1 R2 Datacenter SP1 R2 Foundation SP1 R2 Standard SP1 R2 Enterprise SP1 R2 Datacenter SP1 R2 Foundation SP1 CA41534-5007 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) CA41534-5010 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) CA41534-6246 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) CA41534-6243 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) CA41534-9283 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) CA41534-9285 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) CA41534-9286 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) CA41534-9284 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) CA41534-D162 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 不要 不要 必要 (*1) CA41534-D163 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 不要 不要 必要 (*1) CA41534-D164 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 不要 不要 必要 (*1) CA41534-D165 必要 (*1) 必要 (*1) 不要 不要 不要 必要 (*1) 4
R2 Standard SP1 CA41534-J893 必要 (*1) 必要 (*1) 不要不要不要必要 (*1) 表 -3. R2 メディアキットで物理環境へした場合のライセンス認証の有無 先とライセンス認証の有無 メディアキット (*2) 型番 Server 2003 R2 プレ / バンドルタイプ プレ / バンドルタイプ R2 プレ / バンドルタイプ (2012 年 9 月以前出荷 ) R2 プレ / バンドルタイプ (2012 年 10 月以降出荷 ) Server 2012/R2 プレ / バンドルタイプ ディスク レスタイプ R2 Standard R2 Enterprise PYBWBS82 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) PYBWBE82 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) 必要 (*1) 3.2. R2 を仮想環境にする場合 仮想環境に R2 をする際 以下に関して 注意事項があります プロダクトキーの要否とライセンス認証の有無 PRIMERGY 添付の R2 メディアで仮想環境にする場合 VMware 上の仮想環境にする場合 KVM 上の仮想環境にする場合 3.2.1. プロダクトキーの要否とライセンス認証有無仮想環境に R2 をする際 使用するメディアと環境によって 表 -4 のようなプロダクトキーとライセンス認証が必要です なお R2 をゲストとして動作させるには 物理環境が 以降である必要があります 5
表 -4. R2 を仮想環境にする時に使用するメディアに対して 必要なプロダクトキーと後のライセンス認証の有無 使用するメディア 先 プロダクトキーの要否 後のライセンス認証 Server の Hyper-V 上で 稼動するゲストマ シン ただし ゲストマシ ンに SP1 適用済み R2 プレインスの OEM メディアでトール / バンドルする場タイプに添付合 先 必要 必要 (*1) (*6) の OS 環境によっ ては不 可 (2.2.1 参 OEM Server メディア の Hyper-V 上で Server 2012 稼働するゲストマ R2 ダウングレシンただし インスードモデルに添トール先の OS 環付の 境によってはインス トール不可 (3.2.2 R2メディア参 必要 必要 (*1)(*6) プロダクトキーの入手 R2プレ / バンドルタイプの PRIMERGYのCOAラベルより入手 ( 仮想環境用のVirtual product key を使用 ) Server 2012 R2 ダウングレードモデルに添付の R2 の Virtual product key Cardより入手 ( 仮想環境用のVirtual product key を使用 ) R2メディアキット (*2) Server の Hyper-V 上で稼動するゲストマシン 必要必要 (*1) (*6) メディアキット添付の Product key Cardより入手 ( 仮想環境用の Virtual product key を使用 ) Server パッケージ内のプロダク FPP メディア の Hyper-V 上で稼動するゲストマ 必要必要 (*3) トキーステッカーより入手 ( 仮想環境用のVirtual シン product key を使用 ) ボリュームライセンス (VL) メディア Server の Hyper-V 上で稼動するゲストマシン MAKライセンス認証の場合 : 必要 KMSライセンス認証の場合 : 不要 必要 マイクロソフトWebサイトもしくは電話により入手 (*4) 6
3.2.2. PRIMERGY 添付の R2 SP1 適用済みメディアで仮想環境にする場合物理にされた OS 環境によっては 仮想環境にこのメディアを用いて R2 SP 1 をできない場合がありますので ご注意ください 表 -5. PRIMERGY 添付の R2 SP1 適用済みメディアでの仮想環境への可否 物理環境にする OS 物理環境の OS に使用するメディア PRIMERGY プレインスト ール / バンドルタイプに添 付のメディア OS メディアキット (*2) FPP メディア ボリュームライセンス (VL) メディア N/A SP2 N/A R2 可 N/A Server 2008 R2 P1 可 Server 2012 可 Server 2012 R2 可 表 -5 の不可となるケースでは 次のようなタイミングでエラーメッセージが出力されます 図 1 エラーメッセージと出力タイミング 7
3.2.3. VMware 上の仮想環境にする場合 VMware vsphere 上の R2 ライセンス認証の有無は Hyper-V 上と同様です このため 表 -4 を参照してください なお R2 をゲストとして動作させるには 物理環境が VMware vsphere 3.5 Update 5 または VMware vsphere 4.0 Update 1 以降である必要があります また 表 -4 の先は VMware vsphere 3.5 Update 5 または VMware vsphere 4.0 Update 1 以降の仮想環境で稼働するゲストマシン と読み替えてください PRIMERGY 添付の R2 メディアを使ってする場合には VMware vsphere に対して 前に設定が必要な場合があります 前の設定については 各バージョンの VMware vsphere ソフトウェア説明書 (PRIMERGY) を参照してください http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/software/vmware/manual/ 3.2.4. KVM 上の仮想環境にする場合 KVM 上の仮想環境に R2 をする場合 PRIMERGY 添付の Server 2008 R2 メディアを利用できません 別途 FPP メディアやボリュームライセンス (VL) メディアをご使用ください 4. ダウングレードについて R2 のダウングレード権を使用して 旧バージョンのOSをできます 所有しているライセンスより旧バージョンのOSを / ライセンス認証するには 旧バージョン向けのメディア / プロダクトキー (*7) を用意する必要があります お客様が所有している旧バージョンのOSメディア / プロダクトキー (*8) を用意してください 4.1. へのダウングレードについて 4.1.1. ダウングレードで を物理環境にする場合 詳細は での注意事項 の 3.1. を物理環境にする場合 を参照してください 4.1.2. ダウングレードで を仮想環境にする場合詳細は での注意事項 の 3.2. を仮想環境にする場合 を参照してください 5. ダウンエディションについて R2には 所有しているライセンスより下位エディションを使用 ( ダウンエディション ) する権利があります表 -6. ダウンエディションの権利を行使して使用可能なエディション所有しているライセンス使用可能な下位エディション R2 Datacenter R2 Enterprise R2 Standard R2 Enterprise R2 Standard 8
所有しているライセンスより下位エディションの OS を / ライセンス認証するには 下位エディション向けのメディア / プロダクトキー (*7) を用意する必要があります お客様が所有している下位エディションの OS メディア / プロダクトキー (*8) を用意 してください [ 補足 ] PRIMERGYに添付されているメディアは手配したエディションのOSのみできます また COAラベルには手配したエディション向けのプロダクトキーのみ記載されています このため 下位エディションを / ライセンス認証するためには 下位エディション向けのメディア / プロダクトキーを別途用意する必要があります ( 例 ) OEMの R2 Datacenterを手配した場合 R2 Datacenter 向けのメディア / プロダクトキーが添付されています この R2 Datacenterのメディアを使用して R2 Enterprise( またはStandard) をできません またCOAラベルに記載されているプロダクトキーは R2 Datacenter 向けのため R2 Enterprise( または Standard) のライセンス認証に使用できません 5. ハードディスクのセクターサイズについて R2 の物理環境に セクターサイズ 512e のハードディスクを利用する場合 SP1 または KB 982018 の適用が必要になります また Hyper-V 仮想環境を利用する場合は 仮想ハードディスク形式をセクターサイズ 512e のハードディスクへ格納できないため 非サポートとなります 詳細は以下の [ のサポート & サービス ] をご確認ください http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/primergy/software/windows/support/ 6. サービスプロバイダー様向けライセンスプログラムについて サービスプロバイダー様がマイクロソフト社製のソフトウェア製品を利用したサービス ( 例 :ASP/SaaS アウトソーシング ホスティング等 ) を第三者に提供する場合は サービスプロバイダーライセンス (SPLA)(*9) を購入する必要がります OS をサーバ本体と同時手配し サーバ本体にまたはバンドルして出荷する OS ライセンス製品やパッケージ製品およびボリューム製品にて購入したソフトウェア製品を利用して 上記サービスを第三者に提供する事はできません 9
付録. 注釈一覧 *1: 認証済みのプロダクトキーを使ってインターネット経由のラインセンス認証はできません 電話にて確認 IDを申請する必要があります 電話番号は 認証ウィザードに記載された番号におかけください 確認 IDの提供は音声にて行われます 申請の最大台数は3 台 (3ID) までです ( 申請が3 台以上の場合 数回に分けての申請が必要です ) 確認 IDには有効期限があります ( 期限を超過した場合 再度申請が必要です ) *2: Server OS メディアキットにつきましては以下をご確認ください http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/primergy/software/windows/products/media-kit/ *3: 認証済みのプロダクトキーでは認証できません マイクロソフトのライセンス認証窓口 (0120-801-734) に電話して認証できるよう依頼が必要です *4: ボリュームライセンスプロダクトキー発行は以下のWebサイトもしくは電話から依頼できます マイクロソフト Web サイト :VLSC(Volume License Service Center) https://www.microsoft.com/licensing/servicecenter/default.aspx 電話 : ライセンス認証窓口 0120-801-734 なお VLSCにてプロダクトキーが表示されない場合 以下の情報を準備したのち ライセンス認証窓口にお問い合わせください お客様情報 ( 会社名 担当者名 電話番号 ) ボリュームライセンス契約番号(eOpenの場合は ライセンス認証番号とライセンス番号両方 ) 希望する製品と言語 連絡方法 ( 電話 / EMAIL/ FAX のいずれか ) *5: PRIMERGY の機種により サポートしていないエディションがあります 使用機種のサポート OS をご確認ください *6: Virtual product key には上限値があります 上限値はエディションによって異なります 上限値を超過した場合は Virtual product key は利用不可となり 電話でのライセンス認証が必要になります *7: 使用するメディアと環境の組み合わせによっては ライセンス認証が不要な場合があります このような場合 プロダクトキーを所有していなくてもライセンス認証済みの状態で旧バージョン / 下位エディションを使用できます *8: メディア / プロダクトキーの購入経路はFPP VL OEMのいずれも可能ですが メディアとプロダクトキーはセットで利用する必要があります *9: サービスプロバイダー(SPLA) のライセンス体系については以下のサイトを参照してください マイクロソフト社サイト :https://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/licensing-options/spla-program.aspx お客様向け公開サイト :http://www.fujitsu.com/jp/services/application-services/application-development-integration/ms-solutions/license/ 以上 10