資料6-1 泉委員提出資料1

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Ver.8 Ver 年 8 月 3 日にリオデジャネイロで開催された国際オリンピック委員会 (IOC) 総会において オリンピックにおける追加種目 (5 競技 18 種目 ) が正式に採択されたことに伴い 練習施設 ( 会場 ) に係る要件および国内競技団体連絡先

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Ⅱ. 各大会の実施競技 1. 第 70 回大会 ( 平成 27 年 )~ 第 73 回大会 ( 平成 30 年 ) 第 1 期実施競技選定 (1) 選定基準 1) 正式競技の基礎的条件国体における 正式競技 については 次の 1~3 の事項すべてを満たしていることとし 本項目を満たしていない競技は

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岐阜県体育協会 財団法人滋賀県体育協会 財団法人京都府体育協会 財団法人大阪体育 協会 財団法人兵庫県体育協会 財団法人奈良県体育協会 社団法人和歌山県体育協会 財団法人鳥取県体育協会 財団法人島根県体育協会 財団法人岡山県体育協会 財団法人 広島県体育協会 財団法人山口県体育協会 財団法人香川県体


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通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

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22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

【体育協会調査】

 

施策1

平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

平成15年度競技強化支援事業助成金配分方針(案)

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統計トピックスNo.96 登山・ハイキングの状況 -「山の日」にちなんで-

発掘及び育成強化優れた素質を有する競技者の発掘 1,500 在外研修若手スポーツ指導者長期在外研修 20,000 2 財団法人日本オリンピック委員会 国際交流推進スタッフ育成国際スポーツ組織派遣事業 2,200 4,500 計 4 件 28,200 総合型地域スポーツクラブ創設支援 三重県久居市総合

年齢 年齢 1. 柏 2. 名古屋 3. G 大阪 4. 仙台 5. 横浜 FM 6. 鹿島 -19 歳 0 0.0% 0 0.0% 2 2.7% 1 1.4% 3 4.0% 3 4.6% 歳 4 5.0% 5 6.7% 7 9.6% 2 2.7% 2 2.7% % 25-2

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4 夏季競技の強化戦略プランの達成度については ハイパフォーマンスセンター (HP C) に設置された公益財団法人日本オリンピック委員会 (JOC) JPC を含めた協働チームが得た強化戦略プランの達成度の検証結果を活用する なお 冬季競技の強化戦略プランの達成度については 2018 年平昌大会終了

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1 1 A % % 税負 300 担額

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別添2 乳児家庭全戸訪問事業の実施状況


2 受入施設別献血量 ( 推計値 ) ブロ都ック道府県 合計 全国血液センター献血者数速報 (Ⅰ) 血液センター 平成 30 年 12 月分 L % L % 日 L L % 日 L L % 台 L L % 台 L 8, ,768

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平成 22 年第 2 四半期エイズ発生動向 ( 平成 22(2010) 年 3 月 29 日 ~ 平成 22(2010) 年 6 月 27 日 ) 平成 22 年 8 月 13 日 厚生労働省エイズ動向委員会


調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

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第 40 回 看護総合 2009 年 平成 21 年 2009/7/18-19 京都府京都市 2009 年 2010 年 精神看護 2009/7/23-24 島根県松江市 2009 年 2010 年 母性看護 2009/8/6-7 佐賀県佐賀市 2009 年 2010 年 看護教育 2009/8/2

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平成 27 年 2 月から適用する公共工事設計労務単価 1 公共工事設計労務単価は 公共工事の工事費の積算に用いるためのものであり 下請契約等における労務単価や雇用契約における労働者への支払い賃金を拘束するものではない 2 本単価は 所定労働時間内 8 時間当たりの単価である 3 時間外 休日及び深

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2. 長期係数の改定 保険期間を2~5 年とする契約の保険料を一括で支払う場合の保険料の計算に使用する長期係数について 近年の金利状況を踏まえ 下表のとおり変更します 保険期間 2 年 3 年 4 年 5 年 長期係数 現行 改定後


第2部 指導者資格とその進化 公認スポーツ指導者資格の 0 年 日本体育協会 公認スポーツ指導者資格の変遷 Phase 9 年 Phase 977 年 97 年 Phase 文部大臣事業認定 社会体育指導者資格付与制度 期間 99 年 990 年 9 年 スポーツトレーナー級 スポーツトレーナー級

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体育学部 平成 30 年度前期火曜日時間割 スホ ーツ医学 2 A21-26 トレーニンク 実践演習 2 A21-23 スホ ーツ生理学 2 A21-26 文学 2 A21-26 スホ ーツ生理学 2 A27-32 専門運動方法 ( トランホ リン ) 2 A24-26 文学 2 A27-32 トレ

(1) 指 導 者 養 成 事 業 1 ス ポ ー ツ 指 導 者 海 外 派 遣 補 助 事 業 ( 競 技 団 体 提 案 型 事 業 ) 世 界 トップレベルの 指 導 法 等 を 習 得 するため 優 秀 な 指 導 者 を 海 外 へ 派 遣 することにより 本 県 競 技 力 向 上 に

6. 募集人数基礎科目からの受講者 :110 名程度 応用科目からの受講者 :80 名程度 7. 申込方法 受講希望者は以下の書類を推薦団体へ提出する 推薦団体は申込書類を確認のうえ 所定の推薦様式により本会へ提出する (1) 新規受講申込書 ( 顔写真貼付 ) (2) 医師免許証の写し (A4 サ

本土 ( 沖縄県を除く ) 保険期間 60か月 48か月 37か月 36か月 35か月 34か月 33か月 32か月 31か月 30か月 29か月 28か月 27か月 26か月 25か月 24か月 23か月 22か月 21か月 20か月 合 自家用 A B 営 業 用 用 C D 自 家 用 用 4

別紙 1-1 第 72 回国民体育大会 ( 愛媛県 ) 水泳 ( 競泳 ) 成年男子 50m 自由形決勝 順位 選手名 都道府県 所属 順位 選手名 都道府県 所属 1 塩浦 慎理 神奈川 イトマン東進 1 塩浦 慎理 神奈川 イトマン東進 2 中村 克 東京 イトマン東進 2 中村 克 東京 イト

1 単位対象学年 組 区分 1 年 必修 奥村秀章 黒尾卓宏 晝間久美 保健体育 保健 我が国の健康水準 健康であるための成立要因や条件について理解させ 飲酒や喫煙等の生活習慣について考える 薬物乱用 感染症 エイズの予防対策の重要性について認識させる ストレス社会への対処の仕方や身

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2 次 2 次 率 2 次 2 次 大阪教育 ( 教育 - 小中 - 保健体育 ) 69 ( 教育 - 中等 - 保健体育 ) 奈良教育 ( 教育 - 教科 - 英語 ( 中 )) 55.0 山口 ( 教育 - 学校 - 国語 ) 50.0 ( 教育 - 学校 - 英語 ) 52.5 福岡教育 (

- 1 - Ⅰ. 調査設計 1. 調査の目的 本調査は 全国 47 都道府県で スギ花粉症の現状と生活に及ぼす影響や 現状の対策と満足度 また 治療に対する理解度と情報の到達度など 現在のスギ花粉症の実態について調査しています 2. 調査の内容 - 調査対象 : ご自身がスギ花粉症である方 -サンプ

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資料 6-1 日本体育協会 スポーツ指導者育成関係 概要 1

公認スポーツ指導者育成の基本コンセプト 日本体育協会及び加盟団体等は スポーツ立国 の実現を目指し 生涯を通じた快適なスポーツライフの構築を図ることを通して 望ましい社会の実現に貢献するため その推進の中心となるスポーツ指導者を養成する 日本体育協会公認スポーツ指導者とは 望ましい公認スポーツ指導者とは 日本体育協会及び加盟団体等が 公認スポーツ指導者制度に基づき資格認定する指導者とは 常にプレーヤーを最優先するというスタンスに立ち スポーツ医 科学の知識を活かし スポーツを安全に 正しく 楽しく 指導し スポーツの本質的な楽しさ 素晴らしさ を伝えることのできる者である 公認スポーツ指導者は 日常の 生活 / 暮らし にスポーツを取り入れることによって 豊かな人生 を得られることを広く一般に定着させるとともに 仲間と楽しく行いたい うまくなりたい 強くなりたい さらに 健康になりたい 長生きしたい という欲求に応えられるよう その実現に向けて サポートする 活動を通して 望ましい社会の実現に貢献するという役割を持つ また 常に自己研鑽を図り 自ら成長 発展するとともに 社会的評価が得られるよう努力することが重要である 安全で 正しく 楽しいスポーツ活動の場を確保するために スポーツに対して情熱を持ち 常にプレーヤーを最優先し 何事にも前向きに取り組む すべてのプレーヤーに対して常に公平な態度で接し また参加したくなるような雰囲気を作る すべてのプレーヤーの個性や長所を見つけ 伸ばす 一方的 強制的な指導にならないよう コミュニケーションスキルを高め 活動のねらいや内容についてプレーヤーと共有する 発育発達段階や技能レベルに即した指導計画と指導方法を工夫する プレーヤーの健康状態に注意をはらい ケガや病気を起こさないよう配慮する 天候や活動場所の整備状況 道具 用具の手入れや施設の破損確認などに配慮する スポーツ立国 : スポーツの持つ力が 望ましい地域社会の実現に貢献するとともに スポーツにかかわる自立 自律した人々の主体的かつ自治的なスポーツ実践や運動 ( ムーブメント ) を通して 国内はもとよりアジア近隣諸国から地球規模へと拡がることによって スポーツ宣言日本 が目指す社会像の実現に寄与していくこと 2

< 目次 > 1. スポーツ指導者育成のあゆみ...4 2. 指導者養成状況...7 (1) 日体協が養成している指導者資格...7 (2) 指導者養成講習会の実施状況... 11 (3) 各団体の指導者養成状況... 11 (4) 指導者養成講習会のカリキュラム... 13 (5) 免除適応コースの実施状況... 15 3. 公認スポーツ指導者の登録状況... 15 (1) 登録者数... 15 (2) 更新のための義務研修... 18 4. 公認スポーツ指導者の活用状況... 19 (1) 総合型地域スポーツクラブにおける資格保有率... 19 (2) 大会等における資格保有義務付け状況... 19 (3) 中学校 高校教員の活動状況... 21 3

1. スポーツ指導者育成のあゆみ 日体協では 生涯スポーツ社会の実現を図るため スポーツ実施者の多様なニーズに対応して 適切な指導のできる資質の高いスポーツ指導者の養成を 中央競技団体及び都道府県体育協会と連携して 昭和 40(1965) 年から継続的に実施している 昭和 63(1988) 年から国の 社会体育指導者の知識 技能審査事業 に基づくスポーツ指導者養成を開始した その後平成 12(2000) 年 4 月からスポーツ振興法第 11 条 指導者の充実 ( 国及び地方公共団体は スポーツの指導者の養成及びその資質の向上のため 講習会 研究集会等の開催その他の必要な措置を講ずるよう努めなければならない ) に基づく実施省令として スポーツ指導者の知識 技能審査事業 となった しかし 同年 12 月に 行政改革大綱 が閣議決定されると 平成 17 年度末をもって同事業の廃止が決定した 日体協は 同事業の廃止に伴い 1 年前倒して平成 17 年度より公認スポーツ指導者制度を改定し 新たなスタートをきった 現在 5 領域 16 資格の指導者 ( 詳細は P7 の表 1 を参照 ) を養成しており 資格により受講人数は異なるが 毎年約 9 千名 ( スポーツリーダーを除く ) が受講している <スポーツ指導者育成事業のあゆみ> 1965 年スポーツトレーナーの養成スタート ( 昭和 40 年 ) 東京オリンピックでの競技者育成 強化のノウハウを全国へ スポーツ医 科学に立脚したスポーツトレーナーの養成を開始 第 1 回講習会を岸記念体育会館講堂で実施 1971 年スポーツ指導員の養成スタート ( 昭和 46 年 ) 国民スポーツの広がりを受けて 競技力向上のための指導者だけでなく 地域スポーツ振興のための指導者養成を開始 1977 年 財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者制度 を創設 ( 昭和 52 年 ) 指導者の役割に応じた資格認定と指導体制の確立を目的として 加盟団体と一致協力して 公認スポーツ指導者制度 を制定 新たな発想のもとに共通科目と専門科目を学ぶ スポーツ指導員 コーチ 上級コーチの養成を開始 1979 年全国スポーツ指導者連絡会議が発足 ( 昭和 54 年 ) 全国のスポーツ指導者による1 自らの資質の向上 2 指導方針の徹底 3 活動環境の整備 を目的として全国のスポーツ指導者の活動を促進するために協議する場を作った 1982 年スポーツドクターの養成スタート ( 昭和 57 年 ) スポーツ競技者のケアにあたっている臨床医を対象にスタートした スポーツ関係臨床医相互研修会 (1978 年 ) から 公認スポーツドクター設置要項 に基づいたスポーツドクター制度として スポーツドクターの養成を開始 1986 年文部省保健体育審議会が 社会体育指導者の資格付与制度 を国に建議 ( 昭和 61 年 ) 文部省保健体育審議会がスポーツ指導者の資格付与制度に関し 国がこの建議に基づき同制度の整備に努めることを要望した 4

1987 年 ( 昭和 62 年 ) 1988 年 ( 昭和 63 年 ) 1989 年 ( 平成元年 ) 1990 年 ( 平成 2 年 ) 1992 年 ( 平成 4 年 ) 1994 年 ( 平成 6 年 ) 1995 年 ( 平成 7 年 ) 1998 年 ( 平成 10 年 ) 2000 年 ( 平成 12 年 ) 文部大臣が 社会体育指導者の知識 技能審査事業に関する規程 を告示 文部省保健体育審議会の建議を受け 国が示す一定の基準を満たす事業を実施できる団体を認定する事業認定制度が創設された 財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者制度 を改訂 国の 社会体育指導者の知識 技能審査事業に関する規程 に基づく制度に改訂 地域スポーツ指導者 (C B A 級スポーツ指導員 ) 競技力向上指導者(C B A 級コーチ ) が事業認定され 養成スタート商業スポーツ施設における指導者 (C B A 級教師 ) が事業認定され 養成スタートスポーツプログラマー 1 種 2 種 ( スポーツプログラマー フィットネストレーナー ) 少年スポーツ指導者 ( 少年スポーツ指導員 少年スポーツ上級指導員 ) が事業認定され 養成スタートアスレティックトレーナーの養成スタート指導者育成 30 周年を記念して 公認スポーツ指導者全国研修会 を開始 財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者等表彰要項 を制定し 第 1 回表彰式を公認スポーツ指導者全国研修会で実施 アスレティックトレーナーが事業認定 4 月 : 文部大臣認定による 社会体育指導者の知識 技能審査事業 が スポーツ振興法の第 11 条実施省令として スポーツ指導者の知識 技能審査事業 となる スポーツ指導者の養成が スポーツ振興法に基づく省令として位置づけられ スポーツ指導者の重要性と期待が高まると同時に その責任も重くなった 6 月 :21 世紀に向けた制度の見直し作業をスタート スポーツ指導者制度の更なる充実を図るため 財団法人日本体育協会指導者育成専門委員会内に 指導者制度検討プロジェクト を設置 9 月 : 文部省が スポーツ振興基本計画 を策定 12 月 : 行政改革大綱 が閣議決定 行政改革大綱 の中で 公益法人に対する行政の関与の在り方の改革 が示され 公益法人が実施する制度等は社会的に定着 信頼性が確保できている 制度等が多種多様化し 行政による客観的評価が困難で 国民にも分かりにくい 国の責任での事務 事業であるかのような誤解を与える お墨付きがなければ安心できないという意識を改革していく等の理由から いわゆる お墨付き の廃止が決定された スポーツ指導者の知識 技能審査事業に関する規程 も平成 17 年度末を持って廃止となることが決定 5

2004 年 ( 平成 16 年 ) 2005 年 ( 平成 17 年 ) 2006 年 ( 平成 18 年 ) 2008 年 ( 平成 20 年 ) 2011 年 ( 平成 23 年 ) 2012 年 ( 平成 24 年 ) 2013 年 ( 平成 25 年 ) 2014 年 ( 平成 26 年 ) 2015 年 ( 平成 27 年 ) 2016 年 ( 平成 28 年 ) これからの指導者育成事業の推進方策 を策定 生涯スポーツ社会の実現を目指す 21 世紀の国民スポーツ振興方策 に基づき 10 年間の指導者育成事業の指針を示した 財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者制度 を改定 アシスタントマネジャー クラブマネジャーの養成スタートスポーツ栄養士の養成スタート公益財団法人日本体育協会創立 100 周年 今後 100 年のスポーツが果たすべき社会的使命を謳った スポーツ宣言日本 を採択 スポーツ指導者育成事業推進プラン 2013 を策定 スポーツ立国の実現を目指す 21 世紀の国民スポーツ推進方策 -スポーツ推進 2013 に基づき 2013 年から 5 年間の指導者養成の指針を示した スポーツデンティストの養成スタート スポーツ界における暴力行為根絶宣言 を日本体育協会 日本オリンピック委員会 日本障がい者スポーツ協会 全国高等学校体育連盟 日本中学校体育連盟の 5 団体が採択 公益財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者制度 公益財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者登録規程 及び 同細則 の一部を改訂 日本体育協会公認スポーツ指導者処分基準 及び 日本体育協会公認スポーツ指導者処分基準別表 を制定 昨今の指導者による暴力行為に対して資格の処分内容を明確化した 12 月 13 日 ( 日 ): 指導者育成 50 周年を記念し 記念式典 特別表彰を実施 50 周年を契機にスポーツ指導者育成の目指す方向性を表明するメッセージを発表 公認スポーツ指導者制度検討プロジェクト の設置 公認スポーツ指導者制度改定後 10 年が経過し 国の動向を踏まえ 各資格の役割 カリキュラム 養成形態の見直し 教材の見直し 講師養成 ( 講師基準の見直し ) など検討し 日本スポーツ界として方向性を共有した 世界に誇れる指導者制度 の確立を目指す 6

2. 指導者養成状況 (1) 日体協が養成している指導者資格 日本体育協会及び加盟団体等は スポーツ立国 の実現を目指し 生涯を通じた快適なスポーツライフの構築を図ることを通して 望ましい社会の実現に貢献するため その推進の中心となるスポーツ指導者を育成している 公認スポーツ指導者とは 常にプレーヤーを最優先するというスタンスに立ち スポーツ医 科学の知識を活かし スポーツを安全に 正しく 楽しく 指導し スポーツの本質的な楽しさ 素晴らしさ を伝えることのできる者である 公認スポーツ指導者は 日常の 生活 / 暮らし にスポーツを取り入れることによって 豊かな人生 を得られることを広く一般に定着させるとともに 仲間と楽しく行いたい うまくなりたい 強くなりたい さらに 健康になりたい 長生きしたい という欲求に応えられるよう その実現に向けて サポートする 活動を通して 望ましい社会の実現に貢献するという役割を持つ また 常に自己研鑽を図り 自ら成長 発展するとともに 社会的評価が得られるよう努力することが重要である 公認スポーツ指導者制度では 年齢 ( 発育発達段階 ) や技能レベル 興味や志向など多様なスポーツ活動に対応するため 指導対象や活動拠点を考慮し 5 領域 16 種類の資格を養成している スポーツ指導基礎資格 表 1. 日体協が養成している指導者資格 資格役割認定により備えられる知識と能力カリキュラム スポーツリーダー 地域におけるスポーツグループやサークルな スポーツに関する基礎的知識 共通 Ⅰ:35h 18 歳以上 どのリーダーとして 基礎的なスポーツ指導や ボランティアに関する基礎的知 運営にあたる 識 競技別指導者資格 資格役割認定により備えられる知識と能力カリキュラム 指導員 地域スポーツクラブ等において スポーツに初 スポーツに関する基礎的知識 共通 Ⅰ:35h 18 歳以上 めて出会う子どもたちや初心者を対象に 競技 ボランティアに関する基礎的知 専門 :40h 以上 別の専門的知識を活かし 個々人の年齢や性 識 別などの対象に合わせた指導にあたる 競技者育成プログラムの理念と 特に発育発達期の子どもに対しては 総合的な 方法 動きづくりに主眼を置き 遊びの要素を取り入れ 初心者に対する基礎的指導法 た指導にあたる 地域スポーツクラブ等が実施するスポーツ教室 の指導にあたる 施設開放において利用者の指導支援を行う 7

上級指導員 地域スポーツクラブ等において 年齢 競技レ 競技者育成プログラムの理念と 共通 Ⅰ+Ⅱ:70h 22 歳以上 ベルに応じた指導にあたる 方法 専門 :20h 以上 事業計画の立案などクラブ内指導者の中心的 多様な能力やニーズに対する な役割を担う 指導法 地域スポーツクラブ等が実施するスポーツ教室 スポーツ教室や各種イベントの の指導において中心的な役割を担う 企画立案 広域スポーツセンターや市町村エリアにおいて 組織の育成に関する知識 競技別指導にあたる コーチ 地域において 競技者育成のための指導にあ 競技者育成プログラムの理念と 共通 Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ:152.5h 20 歳以上 たる 方法 専門 :60h 以上 広域スポーツセンターや各競技別のトレーニン 国内大会レベルの競技者に対 グ拠点において 有望な競技者の育成にあた する高度な指導法 る 広域スポーツセンターが実施する地域スポーツ クラブの巡回指導に協力し より高いレベルの 実技指導を行う 上級コーチ ナショナルレベルのトレーニング拠点において 競技者育成プログラムの理念と 共通 Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ+Ⅳ:192.5h 22 歳以上 各年代で選抜された競技者の育成強化にあた 方法 専門 :40h 以上 る 国際大会レベルの競技者に対 国際大会等の各競技会における監督 コーチと する高度な指導法 して 競技者が最高の能力を発揮できるよう 強 化スタッフとして組織的な指導にあたる 教師 民間スポーツ施設等において 競技別の専門 競技者育成プログラムの理念と 共通 Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ:152.5h 20 歳以上 的指導者として 質の高い実技指導を行う 方法 専門 :80h 以上 会員 ( 顧客 ) が満足できるよう 個々人の年齢や 多様な能力やニーズに対応す 性別 技能レベルやニーズなどに合わせたサー る高度な指導法 ビスを提供する ホスピタリティに関する知識 民間スポーツ施設等の経営に 関する基礎的知識 上級教師 民間スポーツ施設等において 競技別の専門 競技者育成プログラムの理念と 共通 Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ+Ⅳ:192.5h 22 歳以上 的指導者として質の高い実技指導を行う 方法 専門 :60h 以上 会員 ( 顧客 ) が満足できるよう 個々人の年齢や 多様な能力やニーズに対応す 性別 技能レベルやニーズなどに合わせたサー る高度な指導法 ビスを提供する スポーツ教室や各種イベントの 各種事業に関する計画の立案 指導方針の決 企画立案 定など組織内指導者の中心的役割を担う 組織の育成に関する知識 地域スポーツ経営のためのコンサルティングな 民間スポーツ施設等の健全な らびに経営受託の企画 調整を行う 経営能力 8

フィットネス系資格 資格役割認定により備えられる知識と能力カリキュラム ジュニアスポーツ 地域スポーツクラブ等において 幼 少年期の 幼 少年期における活動プログ 共通 Ⅰ:35h 指導員 子どもたちに遊びを通した身体づくり 動きづく ラムに関する知識 専門 :40h 20 歳以上 りの指導を行う 発育 発達過程の心と身体の特 徴を踏まえた指導法 スホ ーツフ ロク ラマー 主として青年期以降のすべての人に対し 地域 フィットネスの維持や向上のた 共通 Ⅰ+Ⅱ:70h 20 歳以上 スポーツクラブなどにおいて フィットネスの維持 めの指導能力 専門 :63h や向上のための指導 助言を行う フィットネスの維持や向上に関 するプログラムを企画する能力 スポーツ相談に関する能力 体力測定に関する能力 フィットネストレーナー 民間スポーツ施設において スポーツ活動を フィットネスの維持や向上のた 現在は新規養成していない 20 歳以上 行う者に対する相談及び指導助言を行う めの指導能力 フィットネスの維持や向上に関 するプログラムを企画する能力 スポーツ相談に関する能力 体力測定に関する能力 フィットネストレーナーについては 現在養成講習会を開催していない メディカル コンディショニング資格 資格役割認定により備えられる知識と能力カリキュラム スポーツドクター スポーツマンの健康管理 スポーツ障害 スポ スポーツ医 科学に関する専門 基礎 :25 単位 (25h) ーツ外傷の診断 治療 予防研究等にあたる 的知識 応用 :27 単位 (27h) 競技会等における医事運営ならびにチームドク アンチ ドーピングに関する専門 ターとしてのサポートにあたる 的知識 スポーツ医学の研究 教育 普及活動等をとお 運動処方に関する専門的知識 して スポーツ活動を医学的な立場からサポー トする スポーツ 歯科医師の立場からスポーツマンの健康管理 スポーツ医 科学に関する専門 医科共通 :25 単位 (25h) デンティスト 歯科口腔領域のスポーツ障害 スポーツ外傷の 的知識 スポーツ歯科医学 :21 単位 診断 治療 予防 研究等にあたる スポーツに関する歯科の専門的 (23h) 知識 スポーツにおけるマウスガード 位に関する知識と作成方法 9

アスレティック スポーツドクター及びコーチとの緊密な協力のも 機能解剖 運動学的な知識 共通 Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ:152.5h トレーナー とに アスリートの健康管理 傷害予防 スポー スポーツ外傷の救急処置に関 専門 :600h 20 歳以上 ツ外傷 障害の救急処置 アスレティックリハビリ する知識と技能 テーション及び体力トレーニング コンディショニ スポーツ傷害の予防対策に関 ング等にあたる する知識と技能 アスリートのスポーツ現場復帰 への援助に関する知識と技能 アスリートのコンディショニングに 関する知識と技能 スポーツ栄養士 スポーツ活動現場において 競技者の栄養 食 スポーツ医 科学に関する専門 共通 Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ:152.5h 22 歳以上 事に関する専門的なサポートにあたる 的知識 専門 :116.5h 競技者の栄養 食事に関する自己管理能力を スポーツ栄養に関する専門的 高める栄養教育を行う 知識 他の専門職と連携する能力 競技者に対する栄養教育 / 栄 養指導を実践する能力 競技者の栄養管理マネジメント 能力 マネジメント資格 資格役割認定により備えられる知識と能力カリキュラム アシスタントマネ 地域スポーツクラブにおいて クラブ員が充実し スポーツに関する基礎的知識 共通 Ⅰ:35h ジャー たクラブライフを送ることができるよう 組織経営 地域スポーツクラブのマネジメン 専門 :35h 20 歳以上 のための諸活動をサポートする トに関する基礎的知識を有し 協働できる能力 クラブマネジャー 地域スポーツクラブにおいて クラブ会員が継 スポーツに関する基礎的知識 共通 Ⅰ:35h 20 歳以上 続的に快適なクラブライフを送ることができるよう 地域スポーツクラブ創設のため 専門 :167.5h 健全なクラブ経営を行う のマネジメント能力 地域スポーツクラブの活動が円滑に行われるた 地域スポーツクラブの健全な経 めに必要な競技別指導者 フィットネス系指導 営のためのマネジメント能力 者 メディカル コンディショニング指導者などの 事業の計画立案能力 各種資 スタッフがそれぞれの役割に専念できるような環 源の調達活用能力 情報収集 境を整備する 分析能力 10

(2) 指導者養成講習会の実施状況 受講形態や時間数は 資格によって異なり 原則として共通科目を日体協が 専門科目を各競技団体等が実施している 日体協が実施する共通科目については 共通科目 Ⅰは通信講座で実施し Ⅱ Ⅲ Ⅳは集合講習会および自宅学習となっている 専門科目の実施形態は 競技 資格によって異なるが それぞれの競技 資格特性を踏まえた内容で構成されている (3) 各団体の指導者養成状況 表 2 に示すとおり 現在 64 の日体協加盟 準加盟団体および関係団体が公認スポ ーツ指導者制度に基づき指導者の養成を実施している 11

表 2. 各団体における指導者養成状況 指導員 コーチ 教 師 団体名 種目 指導員 上級指導員 コーチ 上級コーチ 教師 上級教師 1 日本陸上競技連盟 - - - - 2 日本水泳連盟 3 日本サッカー協会 4 全日本スキー連盟 サッカースキー - - - フットサルスノーボード - - - - - - - - 5 日本テニス協会 6 日本ボート協会 - - - 7 日本ホッケー協会 - - 8 日本ボクシング連盟 - - - - 9 日本バレーボール協会 - - 体操 - - - - 10 日本体操協会 体操競技 - - 新体操 - - トランポリン - - - 11 日本ハ スケットホ ール協会 - - - 12 日本スケート連盟 - - 13 日本レスリング協会 - - - - 14 日本セーリング連盟 - - 15 日本ウエイトリフティンク 協会 - - - 16 日本ハント ホ ール協会 - - 17 日本自転車競技連盟 - - - 18 日本ソフトテニス連盟 - - 19 日本卓球協会 - - 20 全日本軟式野球連盟 - - - - 21 日本相撲連盟 - - - - 22 日本馬術連盟 - - - 23 全日本柔道連盟 - - - - 24 日本ソフトボール協会 - - 25 日本フェンシング協会 - - - 26 日本バドミントン協会 - - 27 全日本弓道連盟 - - - 28 日本ライフル射撃協会 - - 29 全日本剣道連盟 - - - - 30 日本近代五種協会 - - - - - - 31 日本ラク ヒ ーフットホ ール協会 - - - - 32 日本山岳 スホ ーツクライミンク 協会 山岳 - - スホ ーツクライミンク - - - 33 日本カヌー連盟 - - 34 全日本アーチェリー連盟 - - - 35 全日本空手道連盟 - - 36 日本アイスホッケー連盟 - - - - 37 全日本銃剣道連盟 - - - 38 日本クレー射撃協会 - - - - - 39 全日本なぎなた連盟 - - 40 全日本ボウリング協会 41 日本ホ フ スレー リューシ ュ スケルトン連盟 - - - - 42 日本野球連盟 - - - - - - 43 日本綱引連盟 - - - - - 44 少林寺拳法連盟 - - - - - - 45 日本ゲートボール連合 - - - - 46 日本武術太極拳連盟 - - - - - - 47 日本ゴルフ協会 - - - - - 48 日本カーリング協会 - - 49 日本ハ ワーリフティンク 協会 - - - - - 50 日本オリエンテーリンク 協会 - - - - - - 51 日本ク ラウント コ ルフ協会 - - - - - 52 日本トライアスロン連合 - - - - - 53 日本バウンドテニス協会 - - - - 54 日本エアロビック連盟 55 日本バイアスロン連盟 - - - - - - 56 日本スホ ーツチャンハ ラ協会 - - - - - - 57 日本ドッジボール協会 - - - - - 58 日本チアリーディング協会 - - - 59 日本ペタンク ブール連盟 - - - - - - カリキュラムは存在するが 現状は養成していない 昇格前の資格を持っていないと上級受講不可 < 準加盟団体 > 指導員コーチ教師団体名種目指導員上級指導員コーチ上級コーチ教師上級教師 60 日本ローラースホ ーツ連盟 - - - - - 61 日本タ ンススホ ーツ連盟 - - - - 62 日本アメリカンフットホ ール協会 - - - - <プロスポーツ団体 > 指導員コーチ教師団体名種目指導員上級指導員コーチ上級コーチ教師上級教師日本スイミングクラブ協会 - - - - 日本水泳連盟と協同実施 TC 日本プロスキー教師協会 - - - - TB 日本プロテニス協会 - - - - 全日本スキー連盟と協同実施 日本テニス協会と協同実施 TA 日本プロゴルフ協会 - - - - 指導員コーチ教師団体名種目指導員上級指導員コーチ上級コーチ教師上級教師 63 社会スポーツセンター - - - - * スポーツプログラマー 日本体育施設協会 * フィットネストレーナー - 日本体育協会 * ジュニアスポーツ指導者 日本体育協会 * スポーツドクター 日本体育協会 * アスレティックトレーナー 日本体育協会 * アシスタントマネジャー 日本体育協会 * クラブマネジャー 日本体育協会 * スポーツ栄養士 日本栄養士会 * スポーツデンティスト 日本歯科医師会 カリキュラムは存在するが 現状は養成していない 昇格前の資格を持っていないと上級受講不可 12

(4) 指導者養成講習会のカリキュラム 1カリキュラム構成 スポーツ一般に関する共通科目と競技または資格の専門性などに特化した専門科目をそれぞれ設けている 共通科目を実施することにより すべての指導者が一定のレベルにおいて 共通知識と共通言語を持ち合わせることができ 専門科目によりさらに具体的な指導能力の向上を図ることができる 2 共通科目カリキュラム 区分科目名内容 文化としてのスポーツ 指導者の役割 Ⅰ トレーニング論 Ⅰ スポーツの概念と歴史文化としてのスポーツスポーツ指導者とはスポーツ指導者の倫理指導者の心構え 視点世界の舞台をめざすアスリートの発掘 育成の重要性と指導者の役割体力とはトレーニングの進め方トレーニングの種類スポーツと健康スポーツ活動中に多いケガや病気救急処置 時間数集合自宅学習 スポーツと栄養 スポーツと栄養 1 1.5 2.5 指導計画と安全管理指導計画の立て方スポーツ活動と安全管理 1.5 2.25 3.75 ジュニア期のスポーツ 発育発達期の身体的特徴 心理的特徴 発育発達期に多いケガや病気発育発達期のプログラム 2 3 5 地域におけるスポーツ振興 地域におけるスポーツ振興方策と行政のかかわり 総合型地域スポーツクラブの必要性と社会的意義地域におけるスポーツクラブとしての スポーツ少年団 1.5 2.25 3.75 2.25 2 3 1.5 2.25 スポーツ指導者に必要な 共通科目 Ⅰ 医学的知識 Ⅰ 3 4.5 7.5 1.5 計 3.75 5 3.75 14 21 35 13

区分科目名内容 社会の中のスポーツ スポーツと法 スポーツの心理 Ⅰ 共通科目 Ⅱ スポーツ組織の運営と事業 対象に合わせたスポーツ指導 社会の中のスポーツ我が国のスポーツプロモーションスポーツ事故におけるスポーツ指導者の法的責任スポーツと人権スポーツと心スポーツにおける動機づけコーチングの心理総合型地域スポーツクラブの育成と運営スポーツ組織のマネジメントと事業のマーケティングスポーツ事業のプロモーション中高年者とスポーツ女性とスポーツ障害者とスポーツ 区分科目名内容 時間数 集合 自宅学習 計 14 21 35 時間数 集合 自宅学習 計 指導者の役割 Ⅱ プレーヤーと指導者の望ましい関係 ミーティングの方法世界の頂点をめざすアスリートの育成 強化の在り方と指導者の役割 3 4.5 7.5 アスリートの栄養 食事 アスリートの栄養摂取と食生活 2 3 5 スポーツの心理 Ⅱ 身体のしくみと働き トレーニング論 Ⅱ 共通科目 Ⅲ 競技者育成のための指導法 スポーツ指導者に必要な医学的知識 Ⅱ メンタルマネジメントリラクセーションイメージトレーニング集中力のトレーニング心理的コンディショニングあがり スランプの克服指導者のメンタルマネジメント 運動器のしくみと働き呼吸循環器系の働きとエネルギー供給スポーツバイオメカニクスの基礎 トレーニング理論とその方法トレーニング計画とその実際体力テストとその活用スキルの獲得とその獲得過程 トップアスリートを育てるために~ 指導者が持つべき視点 ~ トップアスリートの育成 強化の方法とその評価競技力向上のためのチームマネジメント競技力向上のための情報とその活用 アスリートの健康管理アスリートの内科的障害と対策アスリートの外傷 障害と対策アスレティックリハビリテーションとトレーニング計画コンディショニングの手法スポーツによる精神障害と対策特殊環境下での対応ドーピング防止 2 3 2 3 4.5 4 6 3 4 4 6 4 3 5 6 6 5 7.5 10 10 10 8 12 20 8 12 4.5 7.5 10 20 33 49.5 82.5 区分科目名内容 共通科目 Ⅳ トップアスリートを取り巻く諸問題 指導能力を高めるためのスキルアッププログラム トップアスリートへの科学的サポート海外遠征の諸問題とその対応国際競技力向上のための環境情報戦略競技者を取り巻く環境コミュニケーションスキルプレゼンテーションスキル 時間数 集合 自宅学習 計 8 12 20 8 12 20 16 24 40 14

(5) 免除適応コースの実施状況 スポーツ指導者養成講習会講習 試験免除承認システム では 大学 短期大学 専門学校等が本会及び加盟団体等が定めるスポーツ指導者養成講習会カリキュラムと同等の教育課程を設定し 履修することにより 講習 試験の一部またはすべての免除を受けることが可能になっている 現在 共通科目 Ⅰ~Ⅲおよび 16 の専門科目の履修が可能になっている ( 免除適応コース ) 平成 29 年度現在 大学 短期大学 219 校 専門学校 43 校 計 262 校を免除適応コース承認校として承認している < 共通科目コース> コース名 1 共通科目 Ⅰ+Ⅱ 2 共通科目 Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ 表 3. 免除適応コース一覧 < 専門科目コース> コース名 コース名 1 アスレティックトレーナー 9 テニス教師 2 ジュニアスポーツ指導員 10 バレーボール指導員 3 アシスタントマネジャー 11 セーリング指導員 4 スポーツプログラマー 12 空手指導員 5 水泳指導員 13 ソフトテニス指導員 6 水泳コーチ 14 エアロビック指導員 7 水泳教師 15 エアロビック教師 8 テニス指導員 16 ハンドボールコーチ 3. 公認スポーツ指導者の登録状況 (1) 登録者数 公認スポーツ指導者資格について 講習 試験を修了した後 登録手続きをおこなうことによってはじめて公認スポーツ指導者として認定される 公認スポーツ指導者の資格有効期間は 4 年間であり 資格を更新するためには 更新のための義務研修 を受講する必要がある 一部の競技 資格においては 競技 資格ごとに定められている研修の要件を満たす必要がある 公認スポーツ指導者登録者数は 平成 28 年 10 月時点で 497,345 名 ( 昨年比 40,152 名増 / スポーツリーダーを除くと 172,525 名で前年比 5,376 名増 ) となっている 15

表 4. 都道府県別登録者数一覧 競技別指導者資格フィットネス資格メディカル コンディショニング資格マネジメント資格指導員コーチ教師 資格名スポーツフィットネスジュニアスポーツアスレティックスポーツスポーツスポーツアシスタントクラブ 県名指導員上級指導員コーチ上級コーチ教師上級教師プログラマートレーナー指導員トレーナードクターデンティスト栄養士マネジャーマネジャー 1 北海道 4,771 633 568 145 258 122 230 54 260 112 243 5 8 260 24 7,693 2 青森県 1,386 182 185 65 13 8 35 1 32 11 97 2 3 87 4 2,111 3 岩手県 1,600 252 313 71 18 15 46 7 50 20 76 4 4 141 2 2,619 4 宮城県 1,841 174 278 107 35 22 48 7 101 36 106 2 1 115 4 2,877 5 秋田県 1,102 174 154 40 10 8 22 3 53 11 43 2 2 123 1 1,748 6 山形県 1,426 268 224 75 34 19 33 4 91 13 77 2 1 120 4 2,391 7 福島県 1,966 265 288 49 51 40 40 7 88 7 63 1 1 208 23 3,097 8 茨城県 2,533 319 466 145 55 21 57 8 103 66 112 2 3 132 13 4,035 9 栃木県 1,910 233 311 86 46 24 56 5 81 21 101 2 4 178 12 3,070 10 群馬県 2,000 366 372 102 54 26 184 7 72 26 174 2 5 95 6 3,491 11 埼玉県 5,827 689 960 261 202 59 253 30 239 177 147 5 10 204 12 9,075 12 千葉県 3,446 344 714 209 152 52 242 24 219 216 178 6 4 171 14 5,991 13 東京都 9,051 1,372 1,882 704 503 198 373 71 361 589 872 13 37 282 36 16,344 14 神奈川県 5,434 790 1,049 396 319 101 331 25 205 353 386 7 19 220 18 9,653 15 山梨県 1,482 126 233 86 20 9 135 5 42 18 43 2 0 65 4 2,270 16 長野県 2,938 253 374 81 108 72 56 11 86 45 108 3 6 156 6 4,303 17 新潟県 2,192 363 323 104 98 69 47 4 133 32 80 2 8 137 12 3,604 18 富山県 1,796 166 274 73 41 12 46 5 50 20 93 0 3 52 19 2,650 19 石川県 1,540 244 216 69 34 11 75 5 40 18 95 2 1 121 5 2,476 20 福井県 1,423 87 206 45 46 5 15 1 43 33 57 3 3 82 4 2,053 21 静岡県 4,234 429 593 223 88 26 90 13 145 114 114 2 9 134 9 6,223 22 愛知県 4,471 595 707 243 166 80 209 17 217 146 194 6 6 181 16 7,254 23 三重県 1,958 227 263 79 46 17 50 5 76 18 78 2 2 46 5 2,872 24 岐阜県 2,630 230 331 67 46 33 46 5 127 28 118 3 2 147 19 3,832 25 滋賀県 1,575 146 244 86 39 9 56 5 97 26 62 2 4 62 9 2,422 26 京都府 2,060 261 357 123 61 22 97 15 128 74 159 3 3 172 5 3,540 27 大阪府 4,414 659 756 376 189 54 181 68 250 243 205 9 6 167 10 7,587 28 兵庫県 3,523 434 551 214 90 44 81 16 178 125 196 4 12 140 9 5,617 29 奈良県 1,441 127 209 63 27 7 35 4 57 14 80 3 3 120 13 2,203 30 和歌山県 1,004 77 160 43 23 7 22 3 41 21 62 2 1 69 6 1,541 31 鳥取県 1,012 74 156 42 12 1 20 2 18 9 52 0 1 30 2 1,431 32 島根県 1,261 100 169 38 22 12 21 3 48 9 60 2 1 71 3 1,820 33 岡山県 1,513 184 266 90 40 6 29 3 65 31 109 2 4 78 6 2,426 34 広島県 2,693 228 338 140 57 23 58 5 83 40 107 3 3 86 6 3,870 35 山口県 1,507 114 246 58 16 10 35 3 73 10 65 2 1 62 3 2,205 36 香川県 1,287 145 211 55 25 8 35 1 69 23 69 2 1 69 3 2,003 37 徳島県 928 41 158 41 17 5 35 1 51 17 51 2 2 81 3 1,433 38 愛媛県 1,984 200 254 65 22 7 36 4 50 22 95 3 6 104 7 2,859 39 高知県 937 72 144 39 6 3 13 1 24 13 70 1 1 74 1 1,399 40 福岡県 2,424 222 472 146 92 26 48 1 100 92 188 3 9 133 5 3,961 41 佐賀県 1,004 59 171 42 4 3 12 0 27 23 48 2 0 61 4 1,460 42 長崎県 1,473 93 214 45 10 5 14 2 27 16 78 3 0 52 5 2,037 43 熊本県 1,673 268 269 73 15 2 36 2 59 32 71 1 4 150 9 2,664 44 大分県 1,285 115 205 59 19 3 16 2 38 13 94 2 3 82 1 1,937 45 宮崎県 1,235 97 182 44 13 2 11 3 47 14 66 1 0 84 6 1,805 46 鹿児島県 1,810 158 280 47 33 9 14 1 60 17 104 2 3 46 6 2,590 47 沖縄県 1,381 109 185 38 15 8 23 3 40 13 60 2 2 101 3 1,983 合 計 108,381 12,764 17,481 5,492 3,290 1,325 3,647 472 4,544 3,027 5,806 136 212 5,551 397 172,525 スポーツリーダー スポーツトレーナー資格を除く 合計 16

競技別資格でみると サッカーの 35,547 名がもっとも多く 以下 水泳 バレー ボール ソフトボールと続いている 表 5. 競技別登録者数一覧 資格指導員コーチ教師競技指導員上級指導員コーチ上級コーチ教師上級教師 合計 1 陸上競技 2,146 93 832 234 - - 3,305 2 水泳 9,901 1,495 2,461 796 2,237 453 17,343 3 サッカー 28,889-4,572 2,086 - - 35,547 4 スキー 665 2,697 91 13 300 333 4,099 5 テニス 2,409 1,267 313 243 342 149 4,723 6 ボート 403 2 283 66 - - 754 7 ホッケー 192 0 437 89 - - 718 8 ボクシング 7-264 17 - - 288 9 バレーボール 13,909 863 581 406 - - 15,759 10 体操 610 176 959 68 - - 1,813 11 バスケットボール 7,846 104 683 134 - - 8,767 12 スケート 356-206 58 80-700 13 レスリング 262 1 1 22 - - 286 14 セーリング 312 130 122 78 - - 642 15 ウエイトリフティング 129 0 133 50 - - 312 16 ハンドボール 994 46 464 87 - - 1,591 17 自転車競技 258 1 287 31 - - 577 18 ソフトテニス 2,351 379 274 20 - - 3,024 19 卓球 1,534 980 560 87 - - 3,161 20 軟式野球 1,857 0 209 1 - - 2,067 21 相撲 252 0 - - - - 252 22 馬術 42-338 0 - - 380 23 柔道 373-376 49 - - 798 24 ソフトボール 11,689 702 243 57 - - 12,691 25 フェンシング 406 0 90 46 - - 542 26 バドミントン 2,185 451 310 67 - - 3,013 27 弓道 4,203 401 83 - - - 4,687 28 ライフル射撃 7 0 246 18 - - 271 29 剣道 1,542 288 - - - - 1,830 30 近代五種 0 0 19 4 - - 23 31 ラグビーフットボール 958 57 694 119 - - 1,828 32 山岳 890 1,011 60 72 - - 2,033 33 スポーツクライミング 315 82 10 - - - 407 34 カヌー 182 6 252 22 - - 462 35 アーチェリー 640 17 40 - - - 697 36 空手道 2,498 1,151 617 367 - - 4,633 37 アイスホッケー 338 0 0 4 - - 342 38 銃剣道 740 47 0 - - - 787 39 クレー射撃 322-3 0 - - 325 40 なぎなた 917 99 124 38 - - 1,178 41 ボウリング 783 6 140 7 0 0 936 42 ボブスレー リュージュ スケルトン - - 3 8 - - 11 43 綱引 52 - - - - - 52 44 ゲートボール 1,151 0 - - - - 1,151 45 カーリング 322 79 0 0 - - 401 46 パワーリフティング 184 0 - - - - 184 47 グラウンド ゴルフ 181 - - - - - 181 48 トライアスロン 279 - - - - - 279 49 ゴルフ 209 - - - - - 209 50 バウンドテニス 40 2 - - - - 42 51 エアロビック 703 54 0 26 14 0 797 52 バイアスロン 2 0 30 2 - - 34 53 ドッジボール 1 - - - - - 1 54 ローラースポーツ 0 - - - - - 0 55 ダンススポーツ 221-71 - - - 292 56 アメリカンフットボール 284-0 - - - 284 57 プロゴルフ - - - - 106 127 233 58 プロテニス - - - - 173 157 330 59 プロスキー - - - - 38 106 144 60 スクーバ ダイビング 390 77 - - - - 467 61 その他 50 - - - - - 50 合計 108,381 12,764 17,481 5,492 3,290 1,325 148,733 17

(2) 更新のための義務研修 公認スポーツ指導者の資格有効期間は 4 年間と定められており 資格更新するためには 有効期限の 6 か月前まで ( 認定日から 3 年 6 か月以内 ) に更新のための義務研修を受けることが義務付けられている 義務研修は 単に資格を更新するためだけのものではなく 指導者がスポーツに関する最新の知識 情報等を獲得し 国民のスポーツに対するニーズを敏感に捉えて 実際の指導場面に活用できるようその資質を向上させるとともに 指導者の情報交換やネットワークづくりなど 相互の交流を図ることを目的として開催している 義務研修は 日体協および加盟団体等が開催している なお 水泳 サッカー テニス バドミントン 剣道 空手道 バウンドテニス エアロビック ( 上級コーチのみ ) チアリーディング( コーチのみ ) スクーバ ダイビング スポーツドクター スポーツデンティスト アスレティックトレーナー スポーツ栄養士 クラブマネジャー プロゴルフ ( 教師 上級教師 ) プロテニス プロスキーの資格者については それぞれ定められた研修を受けなければ資格を更新できないことになっている ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 更新のための義務研修の受講率は 平成 28 年 10 月更新対象者で 81.1% となっている 18

4. 公認スポーツ指導者の活用状況 (1) 総合型地域スポーツクラブにおける資格保有率 図 1 に示すとおり 総合型地域スポーツクラブに所属する指導者のうち 有資格指 導者 ( 注 : 公認スポーツ指導者以外の資格者も含む ) は 45.6% であった N=48,027 有資格指導者 45.6 % 資格を持たない指導者 54.4% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平成 28 年度総合型地域スポーツクラブに関する実態調査結果 より 図 1. 総合型地域スポーツクラブにおける資格保有率 (2) 大会等における資格保有義務付け状況 国民体育大会においては 平成 28 年 (2016 年 ) 開催の第 71 回冬季大会より資格保有義務付けが完全実施された 日本スポーツマスターズでは 表 6 のとおり監督やコーチに対して資格の義務付け等を行っている 競技団体主催大会における監督 チームスタッフの資格保有義務付け状況としては 9 団体が義務付けを行っている ( 平成 28 年調査 ) 19

表 6. 日本スポーツマスターズ大会における監督等の資格保有条件 競技名 0 開催基準要項 1 水泳 日本スポーツマスターズ 2016 大会実施要項から抜粋 総則 7. 参加者 (2)1 参加資格 : 監督は 原則として日本体育協会が別に定める 公認スポーツ指導者制度 に基づく 当該競技団体が定める公認資格を有する者とする ( 平成 26 年 2 月 28 日改定 ) 監督については 公認水泳コーチ 公認水泳上級コーチ 公認水泳教師 公認水泳上級教師 公認水泳指導員 公認水泳上級指導員の資格を有する者とする ( 指導者資格は ( 公財 ) 日本体育協会公認資格とする ) 2 サッカー監督は 日本サッカー協会公認コーチ (C B A S 級 ) の資格を有する者 3 テニス 4 バレーボール 5 バスケットボール 6 自転車競技 7 ソフトテニス 8 軟式野球 9 ソフトボール 10 バドミントン 11 空手道 12 ボウリング 13 ゴルフ 各都道府県の監督をする者は 日本体育協会公認テニス指導員 上級指導員 教師 上級教師 コーチ 上級コーチのいずれかの資格を有することが望ましい 監督 コーチ マネージャーのうち 1 名以上は 日本体育協会公認バレーボールコーチ 上級コーチ 指導員 上級指導員の有資格者とする ( 注 ) 参加申込みの際は 資格を証明する登録証又は認定証の写しを添付すること 監督については 日本体育協会公認バスケットボールコーチ 上級コーチ 指導員 上級指導員のいずれかの資格及び平成 28 年度 JBA 公認 C 級コーチ以上の資格を有する者とする また トレーナー及びスポーツドクターは日本体育協会公認資格を有することが望ましい 日本体育協会公認自転車競技指導者 ( 指導員 コーチ 上級コーチ ) の資格を有する者 もしくは日本自転車競技連盟へチームアテンダントとして登録している者が望ましい ただし 本大会は日本自転車競技連盟登録競技者および審判員資格所有者も認める 監督は 日本体育協会公認ソフトテニス指導員 上級指導員 コーチ 上級コーチのいずれかの資格を有することが望ましい 本大会に参加する監督は下記のいずれかの資格を有することが望ましい 1 日本体育協会公認軟式野球コーチ 上級コーチ 2 日本体育協会公認軟式野球指導員 上級指導員 本大会に参加する監督 コーチは 下記の 1~3 のいずれかの資格を有すること 監督 コーチが資格を有していない場合においては チーム内に有資格者 ( 監督代行になり得る者 ) がいなければならない 1 日本体育協会公認ソフトボールコーチ 上級コーチ 2 日本体育協会公認ソフトボール指導員 上級指導員 3 日本ソフトボール協会公認ソフトボール準指導員 監督は 公益財団法人日本体育協会公認バドミントンコーチ 上級コーチ 指導員 上級指導員資格のいずれかを原則として有する者 監督については 全日本空手道連盟公認全国 地区審判員と日本体育協会公認空手道指導員 上級指導員 コーチ 上級コーチのいずれかの資格を有する者 各チームの監督は 選手を兼ねることができるが 日本体育協会公認スポーツ指導者制度に基づく 公認ボウリングコーチ 上級コーチ 指導員 上級指導員のいずれかの資格を有する者に限る 監督は 原則として日本体育協会が別に定める 公認スポーツ指導者制度 に基づく 当該競技団体が定める公認資格を有する者とする 20

(3) 中学校 高校教員の活動状況 2016 年 4 月期 10 月期の更新登録対象者 41,499 名のうち 指導者マイページ を利用して手続きした者を対象に 指導者調査 を実施 4 月期 :5,073 名 10 月期 :20,196 名 計 25,269 名から回答を得た 全回答者のうち 現在の活動領域を中学校スポーツとした者は 6,263 名となり 全体の 27.2% 高校スポーツとした者は 6,897 名の 30.0% だった 全回答者のうち 職業を中学校教員と回答した者は 1,124 名となり 全体の 4.4% 高校教員との回答は 2,932 名の 11.6% だった 中学校教員のうち 現在の活動領域を中学校スポーツとした者は 996 名 (3.9%) 高校教員のうち 現在の活動領域を高校スポーツとした者は 2,630 名 (10.4%) だった 21

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