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著作権このマニュアルの内容 およびこのソフトウェアはCigraph 社および有限会社リビングCGが著作権を持ちます このマニュアルとソフトウェアがプログラムするものは Cigraph 社および有限会社リビングCGの書面による同意なしでは完全にはあるいは一部分コピーすることができません また ソフトウェアを買い手が勝手にバックアップ コピーを作成することもできません ファビリツィオ ディオダティ カバー イラストレーション : マルコ マレラ 翻訳 : 有限会社リビング CG 関良平 製品保証 Cigraph 社このソフトウェアを Cigraph 社が製作し検収いたしました ただし 任意の目的用の他社製のソフトウェアとの適応性に関しては保証するものではありません しかし品質に関して パフォーマンスについてすべてを Cigraph 社が責任を負います しかしソフトウェアの任意のお客様による原因のよる欠陥や破損に関しては責任を Cigraph 社は負いかねます またデータの再生時において プログラムおよびデータの損失に対しても責任を負いかねます ライセンスと商標 ArchiStair は Cigraph 社の登録商標名です ArchiCAD PlotMaker StairMaker PlayBack および GDL は Graphisoft の登録商標です Microsoft Windows と Windows 95/NT は公認の登録商標です 一方 マイクロソフトインクのアップル マッキントッシュ パワー マッキントッシュおよびマック OS はアップル コンピューターの登録商標です AutoCAD DXF および DWG はオートデスクの登録商標です < メーカー > Cigraph 社 Orsato 38 -(I)30175 の VE/Marghera 電話番号 (+39)041 93 23 88 - ファックス (+39)041 92 00 31 インターネット :http://www.cigraph.com 電子メール :home@cigraph.com < 日本総代理店 > 有限会社リビング CG 東京都港区赤坂 7-3-37 プラース カナダ 1 階電話番号 :03-6894-7502 FAX:03-6894-7701 インターネット :http://www.archisuite.jp 電子メール :living-cg@leaf.ocn.ne.jp ArchiStair 2

もくじ ArchiStair とは 6 ArchiSuite は ArchiCAD のプラグインの一つプラグインをインストールする場所ファイル管理 pln ファイル Pla ファイルオブジェクト ライブラリ管理言語選択ユーザ マニュアル利用可能なバージョン Cigraph ドングル (WIBU キー ) について はじめに 9 ArchiStair 旧バージョンからの更新について旧バージョンとの互換性 ArchiStair パレット 階段作成 10 全体構造 11 1. 形状設定 2. ステップの数 3. 階段プレビュー 4. 階段の概要設定 A. 構造 ( スラフ 厚 接続 タイプ ) の配置 13 A.1 接続とスラブ厚さ A.2 構造タイプ単純構造桁構造イナズマ型階段竜骨階段 ( 長方形ビーム ) イナズマ階段 ( 長方形ビーム ) 両側に I ビームを備えた階段イナズマ階段 (I ビーム ) 両側に長方形の桁階段ササラ桁の鉄骨階段 A.3 構造パラメータ 22 A.4 設定をインポート 22 B. ステップの形状 23 B1. ステップ形状設定 B2. 段鼻の厚さとオフセット B3. カスタム段鼻設定 B4. カスタム蹴込み板設定 C. 手摺りの形状 25 1 デフォルト作成 25 1. 手摺りの設定 2. 手摺りの終始端部設定 3. 手摺りの中桟の形成 4. 手摺り子の設定 5. 手摺りの親柱の設定 6. 手摺りのパネル設定 2 手摺りの範囲設定 35 3 手摺りのオフセット値および高さ 35 階段ウィンドウ内の手摺りツール 36 D. イナズマ幅木とササラ巾木 ( 桁 ) の設定 37 3D モデル ( マテリアル ホット スポット 要素視界 ペン 3D 人物 ) の配置 41 カスタム階段を作成 46 設定保存 50 スラブ カット 51 階段の輪郭通りにカット開口部カスタマイズ ( 部分別 ) 最外殻の開口手摺り作成 2D ポリゴンラインで手摺りのパスを作成 49 挿入モード 53 手摺り分割 54 手摺り結合 55 手摺端部の長さ設定 56 手摺り編集 59 親柱作成 59 親柱の位置決め 60 親柱の位置の計算 63 手摺り両端部のオフセット 64 手摺り子の設定 65 2D ポリラインからの手摺りの作成作成例ー 1 66 作成例ー 2 69 手摺り編集 70 設定の保存ー 71 コピー & ペースト 73 3D オブジェクト配置 74 手摺り握りのカスタム断面作成 75 断面の支点をずらす 78 手摺り子 親柱をカスタマイズ 79 手摺り子 / 親柱を保存 81 エントリーステップの作成 83 スロープ作成 85 ArchiStair 2

ArchiStair とは 3. 追加 で ADDON フォルダ内の ArchiSuite フォルダ を選択します ArchiStairはArchiCAD のプラグ インの一つの一つ ArchiCADのプラグ インソフトとして新たに階段機能を加えることができます そのArchiStairは各部材をパラメータ化して管理しているため 作成するだけでなく 編集することもできます 一旦プラグ インにインストールしてしまえば 新しい階段のコマンドが常にメニューバーに現われます メニューバー デザイン > デザイン補助 >ArchiSuite またこのArchiSuiteの各コマンドは プラグ インのフォルダ内から直接起動することはできません プラグ インをインストール ( 保存 ) する場所 保存する場所は C ドライブ内の ProgramFile>Graphisoft>ArchiCAD >ADDON( アドオン フォルダー ) 内に ArchiSuite フォルダーをそのままコピー & ペーストしてください ファイルの管理 Archisuite で作成した階段などのオブジェクトは 保存したファイル形式によっては ArchiSuite を所有していない ArchiCAD ユーザには読み込めません 下記を参照してください Pln ファイル Archisuite を持っているユーザの場合 ファイルと ArchiSuite との関連付けが必要になります ArchiSuite のフォルダー場所を聞いてきます 1.Pln ファイルを選択します 2. ライブラリーマネージャーが開きます ただし 階段を作成した場合は 常時保存先は 埋め込みライブラリ にし ライブラリに保存することをお勧めします Pla ファイル Archisuite を持っていないユーザの場合 ライブラリ全てを保有している Pla ファイルをファイル交換する必要があります Pla ファイルを開いた場合 下記のウィンドウが開きます 通常は 要素をアーカイブから直接読み込み を選択します 6 ArchiStair 2

オブジェクト ライブラリライブラリ管理 カスタマイズしたオブジェクトは 下記ライブラリへ保存してください 1. 読み込みライブラリ ( そのファイル内のライブラリ ) 2. ArchiStair.Lib ( 階段ライブラリ内 ) 3. ArchiCAD.Lib (ArchiCAD ライブラリ内 ) 通常 読み込みライブラリ に保存することをお勧めします ユーザ マニュアル ( 日本語版 ) PDF フォーマットのユーザ マニュアルは プラグ イン内のフォルダ ーに含まれています また ヘルプ ボタンをクリックしても PDF が開くようになっています ただし通常英語版になります よってこの日本語版は お買い求めいただいた際 パッケージ内のインストール CD に収納しています あるいはホームページ (http://www.archisuite.jp) からダウンロードできるようになっています 言語選択 下図のように 使用言語 メニューの中で 日本語 を選択してください メニューバー デザイン > デザイン補助 >ArchiSuite > 使用言語 ArchiStair 2 7

利用可能なバージョン Cigraph 社の ArchiSuite は 下記の 4 種類になります 商用バージョン商用バージョンは フル機能使うことができるライセンスです 付属品として 1 ライセンスに付き ドングル (WIBU キー ) がつきます デモ版ドングル (WIBU キー ) なしで 30 日間体験版としてお使いになれます ただし デモ版は様々な機能に制限を設けています 次のブラウザの中で確認してください http://www.archisuite.jp/demo.htm デモ版を使用する場合は ArchiCAD もデモモードにして下さい 教育版学生用に開発されましたバージョンです ドングルなしで使えます 教育版を使用する場合は ArchiCAD も教育版モードにして下さい ネットワーク ArchiCAD 同様にサーバー用のパソコンにネットワークドングル (WIBU キー ) を差し込んでください その場合 複数のパソコンでご購入のライセンス数をご利用になれます Cigraph ドングル (WIBU キー ) について 下記条件で ArchiSuite が使用可能です ドングル (WIBU キー ) がコンピューターに接続されている サーバー用パソコンにネットワーク用ドングル (WIBU キー ) が接続している デモ版 教育版の場合は ドングル (WIBU キー ) は不要です WIBU キーを認識しない場合は 下記のホームページにて更新してください http://www.graphisoft.co.jp/download/wibu.html 8 ArchiStair 2

はじめに ArchiStair 旧バージョンからの更新 ArchiStair パレット バージョンアップする場合は インターネットを接続した状態で 下記のメニューからダウンロードしてください デザイン > デザイン補助 >ArchiSuite> 更新 以上で個々の機能別にアップデートできます 作成 修正 保存 スラブカット 手摺り作成 手摺り修正 断面作成 ( カスタム ) 欄干作成 ( カスタム ) 旧バージョンとの互換性 ArchiStair 2.0 は 旧バージョンと完全に互換性をもちます 旧バージョンで作成した階段を修正しようとする場合 現行版では その階段を ArchiStair 2.0 フォーマットに変換したいかどうかあなたに尋ねてきます ただし 転換終了後 もはや旧バージョンとしては使用することができません オブジェクト配置 コピー PDF 解説 コピー貼付 ArchiStair 2 9

階段作成 階段作成方法は 2 通りあります < タイプ別入力 > タイプ別に選択してから 各々のパラメーターを入力 配置する方法 < 塗りつぶし図形入力 > ArchiCAD 塗りつぶしツールによって平面上に階段の輪郭を踊り場 傾斜( 段部 ) 別に作成し 自由な形状の階段を作る方法です 左下に示すように 2 つ ( 階段 スロープ ) にメニューが分割されてい ます まず左の階段の中のタイプを 1 つクリックしてください 下図が表示されます < タイプ別入力 > ArchiStair パレット中の階段作成アイコンをクリックしてください 下のダイアログ ボックスが表示されます < タイプ選択 > < 各パラメーター入力 > 10 ArchiStair 2

全体構造 ( 段形状 ステップの数など ) 1. 形状設定 一般設定 このパラメーターで 階段の形状を設定することができます 4 つのパラメーター ( 形状設定 ステップの数 階段プレビュー 一般的な設定 ) に分かれています 各パラメーターはそれぞれのタイプによってあらかじめ定められた数値設定が変わります 最下段に 階段のレイアを指定できるウィンドウがあります 白抜きの数値欄ボックスは編集可能です ただし白抜きでない数値欄内の数値は今までの形成された設定にリンクしていますのでただ参照のみとなります パラメーターが修正された場合 階段プレビュー もリアルタイムに変更されます ArchiStair 2 11

2. ステップ数 この オプション をクリックすると コーナー部のステップ 形状を設定することができます このパラメーターでは 階段の各部の ステップ数 を設定できます ステップ数を修正した場合 階段プレビューもリアル タイムに更新されます 左側コーナー部 右側コーナー部 3. 階段プレビュー この平面プランは 編集中の階段形状をリアル タイムにプレビューします 赤い矢印は 階段の UP の方向を示しています 極太線は 階段 ( グループの段部 特別のステップ 踊り場 ) の段鼻を表示しています 左側コーナー部 右側コーナー部 12 ArchiStair 2

4. 階段の概要設定 階高 踏み面の数値欄ボックスは入力可能です ただし 予め表示されている数値は今まで形成された設定にリンクしているので参照のみとなります A. 構造 ( スラブ厚さ 接続 タイプ ) の配置 第 2 目のボタンをクリックすると 下図のように各種の階段段形成が表示されます 最初に 左の階高を入力してください 右側数値欄ボックスは 踏み面の幅を設定することができます 下段 2 つの数値欄は編集できません 関係 (2x 蹴上高さ )+ 踏み面 蹴上高さ 蹴上高さは上記の 階高 と連動しているので自動更新されます このダイアログボックスは 4 つのエリアに分割されます : 1. 接続と ( スラブ ) 厚さ 2. 構造タイプ 3. 構造パラメータ 4. 設定をインポート ArchiStair 2 13

A.1. 接続とスラブスラブ厚さ 階段の踏面と上階下階スラブとの接続を設定します 上階下階の接続については 下図のようにチェックボックスがあります A.2. 構造タイプ このパラメーターは 8 つの異なるタイプの構造を表示しています スラブ厚さ 各々タイプ別に あらかじめ定められたパラメーターが設定されていますが 変更することができます 上部のイメージ画像は選択したタイプの階段を表示します 下部は 設定変更可能なパラメーターです 次にその 8 つのタイプを詳しく紹介します 単純構造単純構造 桁構造桁構造 イナズマ型イナズマ型階段階段 竜骨型竜骨型階段 ( 長方形ビーム ) イナズマ型イナズマ型階段 ( 中心ビーム ) 両側に I ビームを備えた階段 竜骨型階段 (I ビーム ) 竜骨型階段 ( 両側に長方形の桁 ) 14 ArchiStair 2

単純構造 桁構造 基本的に RC 構造 の階段です スラブの厚さは パラメーターによって設定することができます さらに オプションの壁厚を設定すると下図のように階段の下壁を表示することができます この階段は両側に単純な桁をもつ階段です 外部から桁の位置およびその厚さおよび高さを設定することができます また桁のマテリアルはポップアップ メニューによって設定してください ArchiStair 2 15

イナズマ型イナズマ型階段 竜骨階段 ( 長方形ビーム ) この階段は 3-2 桁階段のステップの形同様 同じサイズ ( くの字形 パターン ) のままです 桁の厚さおよび高さはそれぞれ設定することができます この階段は長方形の中心ビームをもった階段です 中心ビームの厚さおよび高さを設定することができます 中心ビームのマテリアルはポップアップ メニューによって設定してください 16 ArchiStair 2

イナズマ型階段 ( 長方形ビーム ) 両側に I ビームを備えた階段 この階段は 3-4 中心ビーム階段のステップの形と同様に 同じサイズ ( くの字形 パターンを作成 ) のままです 中心ビームの厚さおよび高さを設定することができます 中心ビームのマテリアルはポップアップ メニューによって設定してください この階段は両側の I ビームを持った階段です 階段の外部からビームのオフセット距離を左側と右側別々に設定することができます ビームの厚さおよび高さはさらに 2 つのパラメーターによって設定することができます 最後に さらに 2 つの数値欄には I ビームのフランジとウェブの厚さを設定してください ビームのマテリアルはポップアップ メニューによって設定してください ArchiStair 2 17

竜骨階段 (I ビーム ) 両側に長方形の桁階段 階段は中心 I ビームの階段です ビームの幅および高さ およびビームのフランジとウェブの厚さは設定することができます ビームのマテリアルはポップアップ メニューによって設定してください この階段は両側に単純な長方形桁をもった階段です 左側と右側別々に外側からのビームの位置およびその厚さおよび高さは設定することができます ビームのマテリアルはポップアップ メニューによって設定してください 18 ArchiStair 2

ササラ桁の鉄骨階段 まず 階段本体作成を作成してから手摺りを設置します 3. 次に ササラを設定します < 作成方法 > 1. イナズマ型階段を選択します 4. テクスチャおよびイナズマ型の桁のチェックを外します 2. 蹴込みを設定します ArchiStair 2 19

次に 手摺りを設置します 2. 2D ポリラインと階 段を選択し 階段作成ツールをクリックしてください 下図のウィンドウが開きます 1. その前に階段の設定を変えます 3. 笠木設定 2.2D ポリゴンラインで手摺りのパスを平面図上に作図します 4. 中桟の設定 20 ArchiStair 2

5. 手摺り子の設定 6. 親柱を設定断面およびマテリアルを設定します 次に 位置 をクリックしてください 下記のウィンドウが開きます 親柱のピッチおよび下方へ伸ばす数値を入力してください ArchiStair 2 21

A.3. 構造パラメータ このパラメーターは構造のタイプによって異なります A.4. 設定をインポート 個々の階段 ( 構造 マテリアル 手摺り配置などのタイプ ) は様々な特性を持っているので その都度作成するのには手間がかかります そこでこのコマンドは ライブラリに保存されている階段の形状を呼び出し 再使用することができるコマンドです 22 ArchiStair 2

B. ステップの形成 第 3 番目のボタンをクリックすると 下図のように階段ステップ形成が表示されます B.1. ( ステップ ) 形状設定 下図のように 2 つのタイプがあります 下図は 左側が通常の形状です 右側が 鼻先が曲面のステップです 右の 2 つの数値欄は 曲面の節点数と踏み面の幅です このパラメーターは 上図のように4つのエリアに分割されています : 1. ( ステップ ) 形状設定 2. 段鼻の厚さとオフセット段鼻の厚さとオフセット 3. カスタム段板設定カスタム段板設定 4. カスタムの蹴込みの蹴込み板設定 ArchiStair 2 23

B.2. 段鼻の厚さとオフセット B.4. カスタム蹴込み蹴込み板設定 最初のチェックボックスを有効 1 左側踏み面の張出し 2 右側踏み面の張出し 3 正面での踏み面の張出し 4 踏み面の厚さ 5 蹴込みの厚さ 6 ステップ正面の断面の形状 1 4 2 3 6 にすると セクション内のパラメーターがすべて有効になります 5 2 番目のスタイル ( 中央 ) が選択された場合 2 つの数値欄ボックスで高さの設定をします B.3. カスタム段板設定 3 番目のスタイル ( 右側 ) が有効の場合 踏み面からの高さを設定できます 24 ArchiStair 2

C. 手摺りの形成 1.. 手摺りの設定 下記が 基本的な手摺りの作成手順です < 作成手順 > 1. デフォルト作成 2. 手摺り範囲設定 3. 手摺りオフセット値および高さ C-1. デフォルト作成 デフォルト設定 をクリックしてください 右図は手摺りを形成するパラメーターが表示されます 1. 手摺り手摺りを設定設定 2. 手摺手摺りのりの終始端終始端設定設定 3. 手摺り手摺り中桟中桟を設定設定 4. 手摺り手摺り子を設定設定 5. 手摺り手摺り親柱を親柱を設定設定 6. 手摺り手摺り子を形成するを形成するパネルパネル パネル中の最初のボタンは 手摺りの笠木を形成するセクションです 左上の断面プレビューは 断面を変更する際にリアル タイムに更新されます 右上の 2 つの数値欄ボックスは 手摺りの断面形状寸法を指定できます ArchiStair 2 25

直下に手摺りの 断面形状 を選択できます 左図の左右 マークをクリックしてください 様々な断面が表示されます カスタム ボタンをクリックすると 様々な形状の断面が表示されます マテリアルを設定するときは 下図に示す 材質 のポップアップメニューをクリックして選択してください 通常マテリアルが 1 色の場合は 上記のようにポップアップメニューが現れます ただし マテリアルが 2 つ以上に分かれている場合は 下図のように右に目アイコンを備えた小さなボタンが現れます それをクリックすれば断面ビュー内のそれに相当する箇所が赤くなり相当する箇所が認識できます 26 ArchiStair 2

手摺りのカスタマイズ 後述の 73 ページ ~79 ページに手摺り握りおよび親柱の作成方法を説明していますので参照してください ArchiStair 2 27

2. 手摺りの終始端設定 手摺りの始端 & 終端を設定します 3. 手摺りの中桟中桟の形成 パネル中の上段から 3 番目のボタンは 中桟を設定します このセクションは始端 終端を 2 つに分割しています 7 つのラジオボタンは 端面の形状を指定できます またそれぞれ下記の 3 つの数値欄は 詳細寸法です 右側 ( 選択されるタイプによって変更 ) の図形は 数値欄の値の意味を示します 右上の長方形 丸形の断面形状は 中桟の断面を指定できます A B 寸法はその断面寸法です N は中桟の本数 Hb,Ht は高さ寸法です 最下部のポップアップ メニューは マテリアルを設定できます 28 ArchiStair 2

4. 手摺り子の設定 パネル中の上段から 4 番目のボタンは 手摺り子を設定できます 断面形状が曲面の場合 その節点数を指定します あまりに大きい数値ですと解像度が大きくなり ArchiCAD 3D の処理を遅くする可能性がありますので なるべく小さくする必要があります 断面を選択するウィンドウは上下にスクロールするようになっています 不要の場合は 最上段にある を選択してください ArchiStair 2 29

また をクリックすれば ライブラリ内のアクセサリーが開き 様々な断面形状が選択できます 2 つの数値欄はどの横桟から手摺り子が始まり どの横桟で手摺り子が終了するかを指定しています 例えば Nb が 0 に指定した場合 手摺り子は階段の踏み面から始まります Nb が 0 を超えるならば 手摺り子の最下部は 示された数字の横桟段数からになります 一方 Nt が 0 にセットされる場合は 上端の手摺りに直接接続されます 右上の A, B は断面形状を設定できます 次ページに具体的な例を示します X は手摺り子のピッチを指定できます 下部のポップアップ メニューは マテリアルを設定します 30 ArchiStair 2

Nb=0 および Nt=0 では 結果は次のとおりです Nb=1 および Nt=1 では 結果は次のとおりです Nb=1 および Nt=0 では 結果は次のとおりです Nb=0 および Nt=1 では 結果は次のとおりです ArchiStair 2 31

5. 手摺りの親柱の設定 パネル中の上段から 5 番目のボタンは 親柱を設定します このセクションは 4. ポストを設定 のセクションに全く似ています 6. 手摺りのパネル設定 左上の最初の数値欄は 親柱断面の曲面節点数を指定できます あまりに大きい数値ですと解像度が大きくなり ArchiCAD 3D の処理を遅くする可能性がありますので なるべく小さくする必要があります 以下 前述 4. ポスト と同じです パネルの設定をします Nb=0,Nt=0 にすれば 全面にパネルが設定されます 32 ArchiStair 2

例 RC 階段の作成 2. 各種設定をしてください 笠木の寸法およびマテリアルを設定します < 作図方法 > 1. 階段の形状を作成後 ArchiCAD の 2D ポリゴンラインで手摺り のパスを下書きします 笠木の終始端部の寸法を 0 にします ArchiStair 2 33

中桟を無くすため 0 にします 親柱を無くすため 選択してください 手摺り子を無くすため 選択してください 幕板をコンクリートで形成するためマテリアルを コンクリート パネル厚さを 50 上下の空きを無くすため Nb,Nt を 0 にします 34 ArchiStair 2

C-2 手摺り範囲設定 赤線 は 未確定です 手摺挿入 をクリックして 緑線 に変わります 全ての設定を解除します 外周 / 内周に配置します 外周に配置します 内周に配置します 詳細は 後述のササラの設置 (33 ページ ~36 ページ ) を参照してください C-3 手摺りオフセット値オフセット値および高さ オフセット値 プラス + 手摺りは外側に移動します マイナス - で手摺りは内側に移動します 手摺り高さ 手摺りの高さを設定することができます ArchiStair 2 35

階段ウィンドウ内の手摺りツール 次に 9 ページ ~40 ページに前述しているように 階段ウィンドウ 内の手摺りツールを使って手摺りを配置した単純な例を紹介します 左下図で分かるように アイコンを使った場合 2 つの踊り場に別々の手摺りを配置することができます このような手摺りの配置は 標準 の手摺り作成方法では作成できません 手摺りは 段差部 踊り場部に関係なく 自由自在に配置できます 下記の図形は 手摺りを極太線として示しています : 36 ArchiStair 2

D 巾木とササラの設定 巾木の設定 と ササラの設定 の 2 つあります 幅木の設定 ササラの設定 ArchiStair 2 37

イナズマ巾木とササラ巾木とササラ巾木 ( 桁 ) の設定 巾木の基本設定 この幅木は踏面 蹴上と平行にジグザグに配置されます A: 幅木の厚さ B: 幅木の高さ ササラの基本設定 A: ササラの厚さ B: ササラの高さポップアップメニュー : ササラのマテリアル 巾木 / ササラの範囲設定 全ての設定を解除します 外周 / 内周に配置します 外周に配置します 内周に配置します 38 ArchiStair 2

外周および内周内周に設置する場合 1 をクリックすると 対称箇所が 赤色 になります 内周のみに設置設置したい場合 カーソールで青い箇所をクリックし 赤色 にし 巾木を削除 をクリックして削除します 外周のみに設置したい場合 2 確定の場合は ササラ挿入 をクリックします 3 確定した箇所が 青色 になります ArchiStair 2 39

ササラの下端拡張拡張 オフセットオフセットオンオン / オフ オン にすれば 右のようにササラが下方に伸びます 踊り場 階段部分を別々に オン オフ で分けることもできます 40 ArchiStair 2

3D モデル ( 材質 追加ホットスポット 3D ペン 人物表示 切断塗りつぶし ) の配置 パネルの 6 番目のボタンは 3D 階段モデルの設定です 3D 階段モデル 追加のホットスポット スポット (2D ホットスポット 3D ホットスポット ) 2D ホットスポット 3D ホットスポットを有効にすると 2D ビュー 3D ビュー上で階段を編集するときに 参照点が増えるため非常に便利です 2D 3D 表示 このセクションでは 3 つの階段各部位においての表示か非表示を指定することができます 参考 : この部分を RC のモルタル下地部分として利用可能です 材質 階段側面 底面 踏み面および蹴上の表面マテリアルを設定するために 4 つのポップアップ メニューがあります 注 ) 重要 3 つのチェックボックスをすべて無効にすれば 階段は見えなくなります ただし 手摺りのような関連するコンポーネントだけは見ることができます 3D ペン 3D ペンは 単一のペン ( 階段 ツール 各種設定の中で使用 しているペン ) を使用して 3D 階段各部位を表わす 3 種類の ペンを指定できます ArchiStair 2 41

人物表示 3D 人物は断面の考察と 3D の視界 / 高さを確認する為に 階段に3 D の人物を表示させることができます ( 参考 ) 階段オブジェクトを選択して 右クリックしペットパレット内の 選択した階段の設定 に中に 右図のような頭上干渉チェック機能があります 2 つのチェックボックスは 3D の断面 立面図に 3D モデルの表示 / 非表示を設定できます 右側の数値欄には どのステップ ( 段数 ) に 3D 人物を置くか指定できます 切断塗りつぶし 右下中の最後のセクションでは 段板の塗りつぶしの仕様を指定できます 最後に 5 つのポップアップ メニューは 3D 人物の帽子 / 皮膚 / T シャツ / ズボン / 靴下のマテリアルを設定できます シンボルの塗りつぶしを使用 のチェックボックスを入れない場合のみ 3 つの仕様を指定できます 42 ArchiStair 2

平面詳細設定 2D シンボル 左側のコントロールパネルの 7 番目のボタンは 2D 3D の表示方法を設定できます 左上の最初のグループでは 2D シンボル の表示タイプを設定します 3 つのラジオボタンは 次のものの選択を提供します 1. 完全な階段として表示する 下記の 4 つに分かれています 2D シンボル 線 ペン 塗りつぶし種類 階段下壁の 2D 表示設定 矢印表示 2. カット階段の上部を境界線のみを表示します 4. 断面カットを越えた部分 ( 境界とステップ ) を点線で表示します ArchiStair 2 43

スケール対応チェックボックス フロア対応 手摺りとササラササラの 2D 表示設定 手摺りとササラの 2D シンボルの表示を設定します 平面図カットレベル ( 参考 ) 階段の中心を示す線はホットスポットで形成されていますので 移動させることができます 矢印表示 歩行方向を矢印で示します 線 ペンペン 塗りつぶし種類 ( ( 参考 ) 階段の手摺りを平面上で正確に表示する機能が ペットパレット内の 選択したオブジェクトの設定 にあります 階段下部立上り部立上り壁 2D 表示 階段の下部に立ち上げる壁を設定することができます ただし この階段下壁に ArchiCAD の部品のドア 窓を挿入することができません 44 ArchiStair 2

階段情報書き込み 2D 平面図に詳細情報を書き込みできます 右図のように 平面図の下部に階段情報を列記します ( 参考 ) 文字を移動させることもできます 下図が詳細情報です リスト特性および多階の形成 複数フロア表示のチェックボックス で階複数階フロア表示を設定します また 下記に カーペットランナー設定 があります ArchiStair 2 45

カスタム階段の作成 今まで ArchiCAD では作成できなかった形状を平面図から作成する事ができます < 作図方法 > 1 踏面 蹴上部と踊り場を塗りつぶしツールで作成 2 つ目の階段の作図方法としては 平面図にポリゴンツールと塗りつぶしツールを使って踏面 / 蹴上部 踊り場部を分けて作図します 下書きを 下図のように 3 種類考えました 1 踏面 / 蹴上部だけの場合 3 踏面 / 蹴上部 3 つとも各々形状が違う場合 2 踏面 / 蹴上部と踊り場部 3 つに分けた場合 注意点 ) 節点の配置について塗りつぶしツールで各部位 ( 踏面 / 蹴上部と踊り場部 ) 毎に 階段左右の節点がありますが その点が左右とも同数であるという事です 次ページの図の場合 1 箇所が多く同数でない場合は NG です 46 ArchiStair 2

他にも 下図のように 段位置を指定することができます A の場合は踏面の形状が一定ですので 節点を設ける必要がありませんが B の場合は 千鳥になっていますので一つずつ節点を設ける必要があります また 下図のように同じ踏面 / 蹴上部でも 2 つの分け方によっていろいろな段数が作図できます この場合塗りつぶしツールは曲がっていても構いません ArchiStair 2 47

2 階段設定 をクリックしてください カーソルが下図のように変わります 階段の始点 終点をクリックします 下図のように赤線部を段差部から踊り場部に変更します ポップアップ メニューをクリックして 段部 踊り場 特殊 ( 曲面 ) のオプションを選択してください 3 詳細設定 始点 終点をクリックすると下記のパラメーターが表示されます 48 ArchiStair 2

階段の階高 蹴上の寸法設定 現在表示されている数値は 今現在の蹴上の高さです 右下のをクリックすると 推奨蹴上げ高さ が表示されます 数値欄に数値を入力すると OK ボタンをクリックすると 近似値を表示し 階段全体の段数が自動的に変更されます ArchiStair 2 49

設定を保存 カスタマイズした階段をライブラリーに保存することができます 下記のように 埋め込みライブラリーに保存してください 設定をインポート 右下に 設定をインポート があります そこで 保存したライブラリをインポートします 下図のように 同じ形状の手摺りが再現されました 50 ArchiStair 2 旧バージョンとの互換性 旧バージョンで最新バージョンと開くことはできません しかし旧バージョンで作成されたものを最新バージョンで編集した場合 旧バージョンで保存する必要がありません

スラブ カット ArchiStair によって作られた階段の開口部のスラブを自動的にカットすることができます < 作成方法 > 1 まず スラブと階段を選択 し カット スラブ ボタンをクリックします 2 スラブ開口部が3つ 間取り図の中で表示されます 開口部カット ( 部分別 ) 開口部の形状を定義する 2 つの数値欄があります ( 下図の例 ) 次の例のように 階段を 5 つの構成要素 ( 段差部 踊り場 段差部 踊り場 段差部 ) に分割します 下から分割した番号を数えて 2 番目から 5 番目を開口するときは下図のようになります 階段の輪郭通りに輪郭通りに合わせて合わせてカット このオプションは 下のように 階段の輪郭形状通りにスラブの開口部を設置します 選択された階段の吹き抜け開口部を含めた 最外殻の長方形開口部 ArchiStair 2 51

手摺り作成 下の要素に従う とは 階段スラブに対して水平にするということです 基本的に 手摺りは 3 つの方法で使用することができます : 2D ポリラインで手摺りのパスを作成する 階段ウィンドウ内の手摺りツールから作成する 1 段々個々に手摺りを配置する まず 2D ポリラインツールから手摺りを作成する方法を紹介します 2D ポリラインツールで手摺りのパスを作成 < 作図方法 > 12D ポリラインを平面図上に作成します 下の要素に従う をクリックすれば 水平になります 2 その2D ポリラインと3D 階段の 2 つを選択し をクリックします ツール このパラメーターで 手摺りの水平 スロープ 手摺り高さ オフセット値を設定します 52 ArchiStair 2

挿入モード 踊り場および段部など手摺りを個々に独立して選択することができます 2D ポリラインを作図してからの作図方法を紹介しましたが 3 つ目の方法として階段形状作成後 2D ポリラインを作成せずに直接 手摺り作成ツールをクリックして作図する方法を紹介します 階段ビュー内の手摺りを配置したい箇所をクリックすると 階段 ( 赤い実線によって示される ) の手摺りを選択します 赤色に選択された手摺りを再びクリックする その手摺りは黒色に戻ります シフト キーを押しながら 別の手摺り ( 連続しない ) をクリックすると 1 番目と第 2 の間の手摺りが複数すべて選択されます < 作図方法 > 1 手摺り作成ツールをクリックします 下図のようなパラメーターが表示されます 下図のようにこの 3 つ目の手摺り作図方法は 前述した 階段ウィンドウ内の手摺りツール に非常に類似しています 左側においては を選びます 手摺り配置モード および ズーム 縮小 手摺り分割 手摺り結合 があります 中心のプレビューは 手摺りが挿入される状態の階段を表示しています 右側には 手摺りを形成する 5 グループのオプションがあります 手摺りのオフセット 手摺り高さ 挿入 / 削除 デフォルト設定 終始端形状 2 手摺り配置モード 最上段のボタンは手摺り挿入モードです ボタンが押すことによって 階段に沿って手摺りを挿入することができます ArchiStair 2 53

手摺り分割 下図に示された L 階段では 手摺りは左側に沿って挿入されています つまり手摺りの個々の部分は連続してます 右側のように 第 2 の踏み面 / 蹴上部に沿った手摺りが踊り場に沿って手摺りを分割させます ボタンを選択し 分離したい箇所をクリックしてください 右図のように分離した手摺りは 2 つの異なる色で表示されます 大きな X 印が 強制的な分離されたポイントを示します 54 ArchiStair 2

手摺り結合 一度分離された手摺りがどのようにして 結合するか前述の例を使って説明します オフセット値 プレビュー右上の数値欄は 階段の外側エッジに対してのオフセット数値です 2 つの分離した手摺りを繋げるためには 結合ボタンをクリックしてください カーソルは 小さな二重円を備えたアイコンへ変わります この円は 分離のポイントを示す X 印にのみ反応します もし 0 であれば 手摺りの軸は階段の外側のエッジと一致します オフセット値が正の数であれば 手摺りの軸は階段の外側へ移動します 負の数であれば 手摺りの軸は階段の内側へ移動します 手摺高さ 手摺りの高さを指定できます 手摺の表示 選択された階段に 手摺り挿入 するか 手摺り削除 するかを選択するボタンです 分離位置 (X 印 ) にアイコンを置いてクリックしてください 手摺りは直ちに更新されます : ArchiStair 2 55

手摺端部の長さ設定 手摺りオフセットは手摺りの終始端部の形状を設定できます 手摺高さ が踊り場と手摺高さ が踊り場と階段部分階段部分と違う場合 次に この 手摺りの高さ を明確に理解していただくために単純な例を紹介します 中間に踊り場を備えた L 階段です 最初の 2 つのラジオボタンは 終始端部を指定することができます 編集可能な数値欄は上記の寸法を設定します 終始端の寸法は 0 以上で 負の数にはできません 踊り場 : 手摺り高さ 1.0m 段差部 : 手摺り高さ 0.9m < 作図方法 > 1 手摺り設置 階段を選択し 手摺りツールをクリックした後 段差部に沿って 2 つの手摺りを選択してください 56 ArchiStair 2

ArchiStair は 上図のように階段の手摺りを赤い実線で表示します 2 踊り場の手摺り削除 ArchiStair はすぐにプレビューを更新し 新しい手摺りを表示します そこから踊り場の手摺りの部分を削除する為に 踊り場の 4 つの手摺り ( 赤色の実線 ) をクリックしてください : 4 踊り場の手摺り ( 高さ 1000mm) 設定 3 手摺り高さ入力 段差部に沿った手摺り高さの数値欄に 900 mm を入力し 手摺挿入 ボタンをクリックしてください 踊り場の手摺りの設定は 2D ポリゴンラインを下書きして作成します ArchiStair 2 57

踊り場に作成した2Dポリゴンラインと階段を選し 手摺り作成コマンドをクリックします 択 沿った手摺りの高さを 1000 mm に設定して OK ボタンをクリックしてください 58 ArchiStair 2

手摺り編集 親柱の作成手摺りを作成する場合 非常に重要なのが この親柱の位置です 手摺りを選択して をクリックしてください 手摺りのパラメーターが表示されます 親柱の形状を 3 つの数値欄で入力してください マテリアルは ポップアップ メニューからライブラリー部品を選択してください ArchiStair 2 59

鉛直ポストについて どの水平の桟から親柱が始まり どの桟で終了するかを意味します 例 ) 値 Nb が 0 にセットされる場合 親柱は踏み面から始まります 値 Nb が 0 を超えるものならば 親柱の最下部は 入力した数値の横桟と同じ高さになります 値 Nt が 0 にセットされる場合 親柱の上部は手摺り子に接合されます 値 Nt が 0 を超えるものならば 親柱の上部は 入力した数値の横桟と同じ高さになります 右下では 曲面の節点の数を設定します この 選択 ボタンをクリックすると ライブラリから断面を選択できます 親柱の位置決め このツールの最初のグループは 親柱の配置 の設定です また 位置 ボタンをクリックすると 親柱の詳細レイアウトのパラメーターが開きます 60 ArchiStair 2

最初の 2 つのラジオボタンは 手摺りに沿った親柱の位置について設定します 親柱なし をチェックした場合は 親柱は表示されません ( 手摺りに沿ってポストだけです ) 2 番目のオプション 中心間の距離 をチェックにした場合 親柱は表示されます 次に単純な例として このオプションの意味について説明します 手摺りを全長を 3m にします その場合の親柱中心間を 90cm にした場合を検証します 次に コーナーにスナップ にチェックボックスを有効にした場合 親柱がコーナーに挿入されます ではもう一度 単純な例を挙げます 下のように示されるように 手摺りがコの字に曲がっていると仮定してください 近似値を分配 がチェックしない場合 親柱は正確に 90cm 間隔に配列されます Ⅰ. 中心間距離を正確に 90cm 間隔に分割した場合 Ⅱ. 中心間距離を約 90cm 間隔に分割した場合 ( 近似値を分配 が有効 ) 近似値を分配 を無効にして かつ コーナーにスナップ も無効にしています 次に コーナーに親柱を配置した場合 何が起こるか確かめます 手摺りのコーナーの親柱が挿入されることにより 他の親柱の位置は変わりました ArchiStair 2 61

次に 下図のように手摺りが水平方向 垂直方向に曲がった場合についても設定できます 2 つの数値欄ボックスに入力する数値は 水平方向 垂直方向に手摺りが折れ曲がり かつ 入力角度を超えた場合 水平 垂直の折れ曲がり点に親柱を設定します 上記を理解して頂けるために 具体例を示します 下図のように水平の方向に折れ曲がった手摺りを見てください またここに 同じ様にコーナーに親柱を設置した例があります しかし この場合は 近似値を分配 が有効にしました 手摺りは 10 水平方向に折れ曲がっています 今 近似値を分配 と コーナーにスナップ の両方を有効にした場合 水平角度変更 は 3.00 角度です したがって結果は以下のとおりになります 10 >3 コーナー部に親柱が必要になります 62 ArchiStair 2

一方 水平角度変更が 20 の場合を考えます 結果は以下のとおりです 20 >10 コーナー部に親柱が不要になります 親柱の位置の計算いろいろ位置を変更し 位置を再確認する為に 位置を計算 ボタンをクリックしてください 上端およびおよび底端部底端部の拡張 これは親柱の垂直方向の寸法拡張を設定するために 2 つの数値欄を設定 しています 同じ機能は 垂直角度変更 についても同様に定義されます このグループ中の最後のチェックボックス 円弧分割頂点を無視 は 弧の節点を無視して 親柱の位置を計算する際に 手摺りの曲がった 部分に親柱を考慮するかどうかを決定できます 内側および下部にオフセット 通常は ユーザによって親柱の位置および高さ 親柱のスタートし終了 する棒の位置を設定します 任意の上部または下部の 2 つの数値欄は 手摺り子がカットされる位置を示しています 数値が横桟の上部から / 下部からの位置を示します ArchiStair 2 63

手摺り両端部両端部のオフセット 手摺りの終始端部のオフセットの数値欄です 重要 : これらの2つの数値欄は 親柱の位置ポジショニング全体を含んでいます よって忘れずに 位置を計算 ボタンをクリックしてください この配置に基づいて親柱の位置を再計算します 位置を計算 ボタンをクリックせずに これらの 2 つのオフ セット数値を変更しても その修正は プレビューに反映されま せん ArchiStair は 通常手摺りの両端部の親柱の配置を水平方向にずらせます また これらの 2 つの数値欄ボックスは手摺りの終始端部の親柱を再配置することができます 64 ArchiStair 2

手摺り子の設定 リ 手摺り子の断面はポップアップ メニューの 選択 のボタンをク ックし ライブラリーから選択してください それら手摺り子の高さは 横桟の位置によって決まります 2 つの数値欄を設定します Nb が 0 の場合 手摺り子は階段の踏み面に接します Nb が 0 以上の場合 手摺り子の底部は 指定した横桟と同じ高さになります ( 負の値は受け付けません ) Nt が 0 の場合 手摺り子の上部は上部手摺りに接します Nt が 0 以上の場合 手摺り子の上部は 指定した横桟と同じ高さになります ( 負の値は受け付けません ) 手摺り子の中心間距離は数値欄によって指定できます 上部の縦に並ぶ 3 つの数値欄は ポストの形状を設定できます しかし ここで入力した中心間距離は近似値になります ArchiStair は 2 つの親柱の間の距離を計算し この中心間距離でそのポスト間隔を割り付けられます よって手摺り子は親柱間で一様な近似値に分配されます 最後に 曲がった部分の分節点を定義する数値欄があります : その下のポップアップ メニューは 手摺り子のマテリアルが 指定できます 注 : 手摺り設定オプションの詳細な記述については 前節の階段の章の 手摺りを設定 を参照してください ArchiStair 2 65

2D ポリラインからから手摺り手摺り作成 < 作図例 -1> れています 自由な箇所に手摺りを設定する場合に ArchiStair 階段は非常に便利です 通常手摺りを設定する場合 階段上である必要がありました しかし ArchiStair は階段以外の上階スラブ バルコニーの手摺りなど2D ポリラインで手摺りをパスを指定するため 任意の軌道を設定することができます これが ArchiStair 手摺りの大きな特徴でもあります では下図の階段および上階スラブ上に手摺りを設置してみましょう 白い点は 2D ポリライン入力時に平面上でクリックした点です パスを作図するために作られました また矢印によって示された灰色の節点は新たに追加された点です これらの追加された点は 手摺りの高さが変わる点です ( 傾斜の変化による ) また 正確な高さを計算する場合 ArchiStair はこれを考慮に入れる必要があります < 作図方法 > 1 手摺りのパスを 2D ポリラインで下書き下図 ( 赤線 ) のように手摺りのパスを2D ポリラインで下書きします 左右の両手摺りとも 階段から離れ 2 階のスラブ上にも作図さ 66 ArchiStair 2

2 手摺り設定手摺り作成ツールをクリックする前に その 2D ポリラインと一緒に作図対象の階段 スラブを選択してください 下図のパラメータが表示されます 階段の傾斜状態 ( 赤色 : 傾斜 黒色 : 水平 ) 手摺りのオフセット 高さを設定します 左側の数値欄のアイコンによって示されるように 数値が負の値の場合は ポリラインを右へ移動させます 正の値はポリラインを左側へ移動させます このオフセットの数値設定は非常に重要です 下記数値欄は 手摺りの高さを設定します 下部の 下の要素に従う チェックボックスは 親柱のレイアウト を計算します チェックが有効でない場合 ArchiStair は 選択されたポリラインは 節点配置位置の階段面レベルに基づいて手摺りのレベルを計算します しかしチェックが有効の場合 ArchiStair は手摺りを設定した軌道通 りに作成しますが 要素 ( 段部 ) すべてのレベル変化に応じて自動的 に作成します 次のその概念を説明します ArchiStair 2 67

最終結果は以下のとおりになります 下図のように手摺りの下端の横桟が段鼻に干渉しています そこで 横桟が階段部と並行になるように間柱の位置を踊り場の手前 にずらし かつ 下図のように踊り場の中間部に 1 本追加します 68 ArchiStair 2

2D ポリラインから手摺り手摺り作成 < 作図例 -2> ではもう一ひとつ 2D ポリラインの下書き使った手摺りの作図例を紹介します では次に コーナー部をアールに変更します 2D ポリラインを選択して 選択し変更してください 1.2 つの中間の踊り場を持つ U 階段に 手摺りのパスとして 2D ポリラインを作図します 2.2D ポリラインと階段を選択してください 3. をクリックしてください 下図のように 手摺りが作成できます 変更したポリラインと手すりを選択して をクリックしてください 右図のようにコーナーがアールに変更しました ArchiStair 2 69

手摺りの編集 注 : ArchiCAD 複数選択を使用していれば パラメーターは最後の要素を記憶しています 上記で既に挿入された手摺りオブジェクトの設定を修正する このツールを使用してください ポリラインで作成された手摺りのみを選択して 手摺り 修正ツールを選択してください 下図のようなパラメーターが表示されます 手摺り設定オプションの詳細な記述については 前節の階段 の章の 手摺りを設定 を参照してください 注 : 選択された手摺りから 作成時のポリラインのレイアウト画面へは戻りません 70 ArchiStair 2

次に単純な例を示します 設定の保存 ArchiStair 要素 ( 階段オブジェクトと手摺りオブジェクト ) は 多数のパラメータを含んでいます 同じ階段 手摺りを作成したい場合 作業が非常に複雑になります そこでこれらの要素 (GDL オブジェクト ) を 一旦ライブラリーに保存してパラメータをコピーするツールがこの 設定の保存 ツールです 左側の階段は巾木があります 右の階段に左と同じ巾木を設置したい場 合 設定の保存 ツールで一旦 巾木の設定を保存用ライブラリに保存します 次に 設定をインポート をクリックして 左の設定を読み込んでください ArchiStair 2 71

右の階段に巾木が設定されました 72 ArchiStair 2

コピー & ペースト この機能は 階段の幾何学 / 形状を変えずに パラメーターのみをコピーします (ArchiCAD で同じことをしたら 形状も変更してしまいます ) では 2 つの階段を使用して どのように機能するか検証してみましょう 1. コピー ボタンをクリックしてください そうすれば ArchiStair はカーソルがスポイトに変更します 次にその設定をコピーしたい ArchiStair 要素 ( 階段または手摺り ) にクリックしてください 2. コピーされたパラメーターを適用するため第 2 目の階段上を注射器でクリックしてください 下図のように 形状はそのままで 特性 ( パラメーター ) すべてが反映されました 注 : このコピー & ペーストツールは周期的循環ツールです よって一度コピーした設定を適用した場合 カーソルは 直後にクリックした他の階段 / 手摺りの注射器形を記憶しています 従ってツールの記憶を解除するために キーボード上で Esc を押すか コントロールボックス上の Cancel ボタンをクリックしてください ArchiStair 2 73

3D オブジェクト挿入 オブジェクト をクリックすると 下図ウィンドウが開きます ArchiStair2.lib( ライブラリ ) から HumanBeing を選択 し 任意の人物を選択し 階段平面図上にレイアウトしま す 3D ビューで下図のように 段上に 3D 人物が表示されます 74 ArchiStair 2

手摺り握り握りのカスタム 断面作成 断面 1 断面 2 断面 3 別に 選択したスラブの設定 よりモデルにカラーを付けます < 作成方法 > 1. 手摺り断面の形状を作成するには スラブを使用して平面図形状を作成します その際 スラブの厚さを設定する必要がなく任意の数値で構いません ArchiStair 2 75

2. 断面の形状が出来たら 断面を選択し アイコンでライブラリに保存します 名前は 必ず英数字半角で入力してください ただしこの場合 ArchiCAD を起動の際 ArchiCAD のアイコン上で右クリックして 管理者として実行 モードで起動させてください 3. 実際の階段にカスタマイズした階段の手摺り断面形状を適応します 断面形状の設定画面の カスタマイズ を選択し 名前を付けた断面形状を選択します 76 ArchiStair 2

上図のようにカスタム断面を表示します 右上の数値欄ボックスで縦横 の 寸法を変更してください OK ボタンをクリックしてください ArchiStair 2 77

断面の支点をずらす 次に断面形状の支点 ( 下図 ) を変更します また つぎに下図のように 完全に支点が断面からずれている場合は 前述したように 塗りつぶし図形を支点の位置に設置し ライブラリ に保存します 通常断面を保存した場合 握り部の支点は下 図のように断面上部の中心になります 次に下図のように支点の中心を右にずらした場合を紹介します < 作図方法 > 1. 下図のように 点線で囲まれた塗りつぶし図形を作成します 2.ArchiCAD のホットスポットツールで 位置に 手摺りの高さおよび支点位置を決定します 下図では 位置が支点になります 3. 断面の形状が出来たら スラブで作成した全ての断面および 塗りつぶし図形形を選択し 断面保存ツールをクリック してライブラリに保存します 78 ArchiStair 2

手摺り子 親柱 親柱をカスタマイズ親柱を作成する方法は3 通りあります 下図のウィンドウが開きます チューブ状要素設定 内を下記ように設定してください チューブ状要素設定 : カスタム 要素回転 :90 1. チューブ状要素設定 ( 断面とパスで作成 ) 2. 回転要素設定 ( 断面を回転 ) 3. 押出要素設定 ( 塗りつぶし図形を押出し ) 1. 断面とパスで作成 < 作図方法 > 1. 親柱の断面を ArchiCAD の 塗りつぶし図形 で作成し パスを 2D ポリライン を使って作成してください 上記を選択し OK をクリックすると 断面の挿入点を尋ねてきます 平面図上の任意の位置をクリックしてください 2. 次にその 塗りつぶし図形 と 2D ポリライン を選択し ください を選択して ArchiStair 2 79

2. 断面を回転 2D ポリラインを使って右図のように外郭の形状を作成してください H( 高さ ) に 1000 mm を入力します 次に 回転要素設定 を選択し 360 を入力し OK をクリックしてください と 断面の挿入点を尋ねてきます 平面図上の任意の位置をクリックして ください すると 断面の挿入点を尋ねてきます 平面図上の任意の位置をクリックして ください 複合モデル今まで作成した方法で作った部位を複合することもできます 3. 塗りつぶし図形を押し出し 塗りつぶし図形で親柱の断面形状を作成してください 次に 押出要素設定 を選択し OK をクリックしてください 80 ArchiStair 2

手摺り子 / 親柱を保存 パラメトリック この機能を使うときは 予め ArchiCAD を起動の際 ArchiCAD のアイコン上で右クリックして 管理者として実行 モードで起動させてください 完全にパラメトリック 手摺り子 / 親柱を保存する場合 右図のように 3 通りのパラメータがあります シンプル ( パラメトリックではなく より速い ) パラメトリック 完全にパラメトリック 作図方法に応じて下図の中から保存形式を選択してください シンプル ( パラメトリックではなく より速い ) 再構築時にズーム状態を維持 のチェックを外す注意 : 保存の際 右図のようなメッセージが表示された場合は 下図のメッセージが表示された場合は 再構築時にズーム状態を維持 のチェックを外してください オプション > 作業環境 > 画像処理と計算 内の 再構築時にズーム状態を維持 のチェックを外します ArchiStair 2 81

ライブラリに名前をつけてください 保存完了です 82 ArchiStair 2

エントリー ステップの作成 階段のエントリー ステップ ( 第一段目 ) が 下図のように楕円形である階段を ArchiCAD 標準階段ツールを使用しても作れません 2. 次にどちら側がステップの正面か ステップの後部かを認識させなけれ ばなりません これらは 2 つの ArchiCAD ホット スポットによって指 定でき それぞれは前面および後面の始まりおよび終わりを設定します これら 2 つ (A B) と残りの 2 つの部分 (L R) が 階段の左および右 側面を認識します 前述の例にとって この手順を説明します < 作図方法 > 1.ArchiCAD の平面図に エントリー ステップの形を表わす 塗りつぶしツール で形状を作図してください 右側のイメージでみることができるとともに P1 はペットパレットで作成した補足節点です A の連続線は ステップの正面を認識します B は ステップの後部を認識します 側面 R は右側を 側面の L は左側を認識します では 塗りつぶしツールおよび 4 つのホット スポットを選択して ArchiStair ツール パレット中のてください Create 階段ボタンをクリックし ArchiStair 2 83

設定オプションの詳細な記述については 前節の階段の章の 階段を 設定 を参照してください すると 下図のようなステップのパラメーターが表示されます 84 ArchiStair 2

スロープ作成 スロープを作成および修正する手順は階段に似ています 注意 : 塗りつぶし図形からスロープは作成できません あらかじめ定められたスロープのタイプは以下のタイプです 単純なストレートスロープ 中間に踊り場を備えたストレートスロープ L 形 中間に踊り場 U 形 中間に踊り場 C 形 3 つのスロープおよび 2 つの踊り場 循環的なスロープ 中間に踊り場のある循環的なスロープ 楕円形のスロープ ArchiStair 2 85

ここでは スロープの寸法を定義することができます 編集ボタンをクリックすることはスロープを編集するダイアログ ボッ クスを開きます 注意 : ただ一つの制約は タイプを変更することができないということ です いくつかの数値欄は編集可能です またあらかじめ表示されている数値は 今まで形成された設定に由 来しています 最初に左上の数値欄から設定すると ArchiStair は自動的にスロー プが挿入されるか階高と互換性をもつ全ての数値を示します スロープの概要設定 ( 階高 長さ 勾配 ) は 階段と同様にあります 86 ArchiStair 2