S/4HANA マイグレーション 2017 年 9 月 NEC マーケティング ニュービジネス本部 1 NEC Corporation 2017
目次 概要 S/4HANAの導入方式 NECがご提供するサービス S/4HANA 導入ロードマップ策定支援サービス
S/4HANA マイグレーション 概要 (ECC6.0) のサポート期限である 2025 年に向けて をご利用の場合には 新 S/4HANA に移行する必要があります 2025 年に向けたロードマップ検討においては いつ S/4HANA 化に取り組むか? 今の をマイグレーションするか? S/4HANA を機にリビルドするか? 今の をマイグレーションする場合 SoH( Business Suite powered by HANA) 化からステップを踏んでやるべきか? 既存のアドオンをどうするか? S/4HANA 新機能をどこまで活用するか? S/4 HANA 化によって どんな効果があるのか? どのような業務課題が解決できるのか? などを考慮する必要があります S/4HANA の導入方式 S/4 HANA 化には 以下の 2 つのマイグレーション方式があります 方式の選択にあたっては お客様の個々のシステム事情や課題 ニーズに合わせて選択することが重要です NEC は 自社の基幹システムの HANA 化 および S/4HANA 化プロジェクト経験で培った技術 ノウハウをソリューションとしてご提供します マイグレーション方式 現行システムを移行する方式 リビルド方式 新システムを再構築する方式 SoH S/4HANA S/4HANA 再構築 S/4HANA マイグレーション方式に適しているお客様 現行のシステムおよび業務プロセスに大きな過不足や業務課題がなく そのまま S/4 HANA にマイグレーションしたい レスポンスに課題があり インメモリデータベース HANA を導入することで 業務効率化を図りたい リビルド方式に適しているお客様 現行のシステムは複数のインスタンスや業務プロセスが乱立し バラバラな運用になっているため システム統合したい 現行のシステムはアドオンが多く維持が困難になっているため S/4HANA の機能をフル活用することでアドオンを減らしたい 3 NEC Corporation 2017
S/4HANA マイグレーション NEC がご提供するサービス NEC は 自社の基幹システムの HANA 化 および S/4HANA 化プロジェクト経験で培った技術 ノウハウをソリューションとしてご提供します マイグレーション方式の場合 1 マイグレーションの技術 ステップをソリューション提供 リビルド方式の場合 2 S/4HANA テンプレートを業務モデルとセットで提供 3 高信頼性 高運用性を実現するプラットフォームを提供 NEC 自社システムの HANA 化 および S/4HANA 化プロジェクト経験に基づいた技術 ノウハウ 1 マイグレーションの技術 ステップをソリューション提供 NEC 独自のマイグレーションメソッドによる 安心 安全なデータ移行ノウハウを提供 < アドオン改修対象の調査 > HANA 化に伴うアドオン改修対象を抽出するため 各種アセスメントツールに加え のコードインスペクタ さらには NEC 自社での実践で培った独自のツールを組み合わせることで 網羅的に調査 分析を行います それにより 洗い出し困難な改修箇所を網羅的に検出し 調査期間を短縮 効率的な HANA 化アップグレード マイグレーションを行います < HANA データベース変更による影響調査 > HANA 化により性能劣化が懸念される機能については 調査 分析を行い 業務影響を回避するための対策を講じる必要があります NEC の自社システム導入時には たとえば年次決算の期間を含む オンライン実行時間, 長時間バッチ処理, 最大拡張メモリ について性能を維持するための機能を追加しています この他 周辺システムへの I/F やデータ 文字化け 桁あふれについての調査 対策が必要となります < 大容量データの移行 > アップグレードと大容量データの HANA へのマイグレーションを同時に実施する必要があるため システム停止が長時間化することが懸念されます NEC では自社の実践ノウハウをもとに システム停止時間短縮のための最適な方式をご提案します 1SLO 方式 : 静止点を設けて業務データを移行 2DMO+SLT 方式 : システム稼働中にデータを移行 3 アプリ差分移行方式 ( 独自方式 ): 事前に DMO で全データを移行 その後の差分データは 差分同期 ( アプリ開発 ) によって移行 4 NEC Corporation 2017
S/4HANA マイグレーション NEC がご提供するサービス 2 S/4HANA テンプレートを業務モデルとセットで提供 NEC 自社のグローバル SCM 改革ノウハウを盛り込んだ S/4HANA テンプレートを活用 NEC 自社の SCM (Supply Chain Management) 改革の実践経験を体系化したメソドロジーと Best Practices( S/4 HANA 版 ) を融合した S/4HANA テンプレート NEC マルチカントリモデル により お客様の S/4HANA 化をご支援します NEC マルチカントリモデル は 業務プロセスモデルと テンプレートがセットになっています 業務プロセスモデルでは お客様の業務をフィッティング型で整理することで業務プロセスの再設計を効率的に実現 また テンプレートでは 業務シナリオと NEC の持つ各種アドオンの活用により システムのリビルド 統合 (1 インスタンス化 ) を迅速に実現します 新機能 Fiori を活用し ビジネススタイル変革を支援 Fiori を活用することで 問題が発生している業務への気付きと アクションを促すための情報を即座に得ることが可能となるため 過去の問題に対処するという Pull 型から 将来の問題に未然に手を対処するという Push 型のビジネススタイルに変革することが可能になります NEC は 様々な業務シーンに応じた S/4 HANA Fiori の活用の業務シナリオをご提供することで ビジネススタイルの変革を支援します 3 高信頼性 高運用性を実現するプラットフォームを提供 HANA ホワイトボックス検証で培った HANA の技術知見 ノウハウを提供 性能面においては 高負荷状態や高多重度 / 高並列処理時におけるレスポンス影響評価 対策を実施します ( バックグラウンド処理によるスループット低下等 ) 可用性においては 障害発生時におけるシステム稼働への影響評価 対策を実施します ( 高負荷時のフェイルオーバ長時間化や HANA では障害検出できないプロセス ファイル等 ) 運用性においては 障害 性能監視機能の評価 対策を実施します ( 標準機能では監視できないイベント等 ) 社認定ハードウェアと HANA の高可用性を支える NEC のクラスタソフトウエアに加え NEC 自社システムの HANA 化プロジェクトで実績のあるインフラスタックにより高可用性基盤ソリューションを提供 SPOF(Single Point of Failure) を排除した 社認定の NEC 製 HANA 対応サーバ ストレージ IaaS 基盤をご提供します HANA 標準 HA 機能に加え CLUSTRO による障害検知から 自動フェイルオーバーにより HANA システムの高可用性 (RTO/RPO 最小化 ) を実現します - 広い監視範囲と高精度な監視を実現 ハードウェア OS ソフトウェアレイヤの障害 待機系ノード プロセスの親子関係ハング検出 システムリソース監視など - 耐障害性向上のための様々な機能を実装 複数ハートビート経路の提供による信頼性や異常ノードの強制終了による業務の健全性確保等 5 NEC Corporation 2017
S/4HANA マイグレーション S/4HANA 導入ロードマップ策定支援サービス NEC は お客様の個々なシステム事情や課題 ニーズに合わせた最適な S/4HANA 化に向けたマイグレーション方式を見極めることが重要と考えています NEC は お客様と共にロードマップ策定検討を行うことにより お客様のシステムの S/4 HANA 化をご支援します S/4HANA 導入ロードマップ策定 S/4 HANA 導入プロジェクト 6 週間 ~ 2 ヶ月 1. 現状調査 2. 方針検討 3. 計画立案 マイグレーション 1 現行状況確認 ( ヒアリング ) 2 基本方針検討 3 実現化方針検討 4 計画策定支援 リビルド NEC 実践ノウハウ提供 S/4HANA 導入ロードマップ 6 NEC Corporation 2017