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法的情報 Copyright NEC Corporation 2017 NEC NEC ロゴは 日本およびその他の国における日本電気株式会社の商標および登録商標です CLUSTERPRO X は日本電気株式会社の登録商標です Microsoft Windows Windows Server Internet Explorer は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です VMware vcenter Server vsphere ESX ESXi ESXi Server VMware Tools および vmotion は 米国およびその他の地域における VMware, Inc の登録商標または商標です そのほかの会社名ならびに商標名は各社の商標または登録商標です なお 本文中では TM や は明記していません 本書の内容は 日本電気株式会社が開示している情報の全てが掲載されていない場合 または他の方法で開示された情報とは異なった表現をしている場合があります また 予告なしに内容が変更または廃止される場合がありますので あらかじめご承知おきください 本書の制作に際し 正確さを期するために万全の注意を払っておりますが 日本電気株式会社はこれらの情報の内容が正確であるかどうか 有用なものであるかどうか 確実なものであるかどうか等につきましては保証致しません また 当社は皆様がこれらの情報を使用されたこと もしくはご使用になれなかったことにより生じるいかなる損害についても責任を負うものではありません 本書のいかなる部分も 日本電気株式会社の書面による許可なく いかなる形式または電子的 機械的 記録 その他のいかなる方法によってもコピー再現 または翻訳することはできません ii

目次 1 章はじめに... 1 1.1. システム構成... 2 1.2. 動作環境... 3 2 章初期導入までの操作... 4 2.1. 事前準備... 4 2.1.1. VMware vcenter Server へのログイン... 4 2.1.2. vsphere Client セッションを開始する手順... 4 2.2. 仮想マシンの追加... 6 2.2.1. 仮想アプライアンスのデプロイ... 6 2.2.2. メモリの追加 / 予約... 13 2.2.3. 仮想プロセッサ数の変更... 17 2.2.4. 仮想ハードディスクの追加... 21 3 章初期導入... 27 3.1. 初期 IP アドレスの設定... 28 3.1.1. InterSecVM へのログイン... 28 3.1.2. 初期 IP アドレスの変更... 30 3.1.3. 初期 IP アドレス設定後の IP アドレスを確認する... 33 3.2. InterSecVM/MW の初期導入について... 34 3.3. InterSecVM/MW の起動... 34 4 章初期導入手順... 35 4.1. 初期導入の流れ... 35 4.2. 初期導入の準備... 36 4.3. 初期導入画面への接続... 37 4.4. 初期導入の実行... 39 5 章注意事項... 46 6 章付録... 47 6.1. 仮想イーサネットアダプタ (NIC) の設定変更手順... 47 6.1.1. 仮想スイッチを作成する手順... 47 6.1.2. ネットワーク接続のネットワークラベルを変更する手順... 52 iii

1 章はじめに InterSecVM/MW は VMware vsphere 6.0 および 6.5( 以降 VMware vsphere と表記します ) 上で利用可能な 仮想アプライアンス製品です 仮想アプライアンスとは オペレーティングシステムと必要なアプリケーションが事前にインストールされた仮想マシンです 本書では InterSecVM/MW を VMware vsphere にデプロイする手順 ( 1) と 初期導入について説明します InterSecVM/MW は 製品に添付されているインストールディスクに格納されています 1: VMware vsphere では OVF テンプレートのデプロイ といいます 詳細は VMware のマニュアルを参照ください 本書でのインポート手順は VMware vsphere 6.5 における vcenter Server を利用した環境の手順について記載しています デプロイ手順中のメニューは ご利用の VMware 環境や VMware vsphere バージョンによって異なる場合がありますので 適宜操作してください VMware vsphere 関連製品の使用方法については VMware vsphere 製品のマニュアルを参照してください 仮想アプライアンス製品は VMware vsphere 上にデプロイすることで利用できるようになります 1

1.1. システム構成 InterSecVM/MW のご利用には VMware vsphere 環境をご用意ください vsphere Web Client に接続するクライアント VMware vsphere を運用しているサーバ 項目 vsphere Web Clientに接続するクライアント 説明ブラウザを経由しvSphere Web Clientを使用し VMware vsphereを設定 管理します VMware vsphere を運用しているサーバ 次のような機能があります 仮想マシンを操作するコンソール機能 VMware vsphereの管理ツールとしての機能 VMware vsphereを運用しているサーバは VMware 社から認証を取得している機種 デバイスで構成されている必要があります 例えば CPUが2 個搭載されているなどの条件があります 詳細は VMware vsphereのマニュアル等を参照してください 2

1.2. 動作環境 InterSecVM/MW を利用可能な VMware vsphere のバージョンおよびエディションは以下のとおりです 最新の情報はポータルサイトを参照してください InterSecVM/MW for VMware VMware vsphere バージョン 製品名 エディション V5.0 VMware vsphere 6.0 VMware vsphere 6.5 Essentials Essentials Plus Standard Enterprise Enterprise Plus InterSecVM/MW の仮想マシンファイルは以下の諸元に設定されています リソース名必要量 CPU( 最小 ) 仮想 CPU2 個 ( コア ) メモリ ( 最小 ) 2GB LANインタフェース ( 仮想 NIC 1) VM Networkに接続 1 LANインタフェース ( 仮想 NIC 2) VM Networkに接続 1 ディスク容量 ( 初期値 ) 120GB (1 台 :sda) 2 1 出荷状態でのLANインタフェースは 仮想 NIC 1 仮想 NIC 2ともVM Networkに接続するよう設定しており 仮想 NIC 1のみ以下の設定で起動します LANインタフェース :eth0 IPアドレス :192.168.250.250 ネットワークマスク :255.255.255.0 ホスト名 :intersec.domain.local InterSecVM/MW の二重化構築ライセンスオプション製品を利用するフェイルオーバクラスタ構成など物理 NIC を二つ使用する場合は 6.1. 仮想イーサネットアダプタ (NIC) の設定変更手順 を参照して仮想 NIC 2 の設定を変更してください 2 ユーザデータ (/home) 用の仮想ハードディスクの追加が別途必要です デプロイする際に VMware vsphere に上記のメモリやディスク容量などが確保できない場合 InterSecVM/MW 製品のデプロイに失敗したり 動作不良を起こしたり あるいは 本来の性能を発揮することができない場合があります 3

2 章初期導入までの操作 2.1. 事前準備 VMware vsphere へは vsphere Web Client を利用してログインします vsphere Web Client を利用できる PC をご用意ください Web ブラウザの環境が必要となります 2.1.1. VMware vcenter Server へのログイン 2.1.2. vsphere Client セッションを開始する手順 (1) ブラウザで以下の URL にアクセスします http://<vmware vsphere のホスト名 >/vsphere-client/ (2) ログイン画面が表示されますので VMware vsphere の管理者権限アカウントにてログインします ユーザ名に接続先の VMware vsphere に設定されたユーザ名を入力します パスワードを入力します アカウント情報を入力後 [ ログイン ] をクリックします 4

(3) ログイン完了後 左ペイン中の ホーム を選択し 以下のような管理画面を表示します 5

2.2. 仮想マシンの追加この章では vsphere Web Client を利用して InterSecVM/MW を VMware vcenter Server へ仮想マシンとして追加する手順について記述しています なお 本項の手順実施前に vcenter Server に データセンターおよび InterSecVM/MW を実行するホストがあらかじめ登録されている状態であることが前提となっています 2.2.1. 仮想アプライアンスのデプロイ 仮想アプライアンスとは オペレーティングシステムとアプリケーションがインストールされた事前に作成済みの仮想マシンです InterSecVM/MW は 仮想アプライアンスイメージを製品添付のインストールディスクに格納しています (1) vcenter Server の管理画面にて [ ホストおよびクラスタ ] を選択します 6

(2) デプロイする Datacenter を選択し 右クリックしてください 次に [OVF テンプレートのデプロイ...] を選択してください 7

(3) [OVF テンプレートのデプロイ ] ウィザードダイアログボックス中の [ テンプレートの選択 ] 画面が表示されます InterSecVM/MW のインストールディスクを vsphere Web Client が参照可能なドライブにセットし ローカルファイルを選択の上 [ 参照...] をクリックします ファイル選択画面が表示されたらインストールディスクに格納されている仮想アプライアンスイメージファイルを選択して [ 開く ] をクリックします ( 選択するファイルは intersecvm_mw_5.0.ovf,intersecvm_mw_5.0-disk1.vmdk の二つです これらのファイルを同時に選択してください ) 戻った後 [ 次へ ] をクリックします 8

(4) [ 名前と場所の選択 ] 画面が表示されます デプロイするデータセンターを選び [ 次へ ] をクリックします (5) リソースの選択 画面が表示されます デプロイ先の仮想ホスト または クラスターを選択してください 選択後 [ 次へ ] をクリックします 9

(6) [ 詳細の確認 ] 画面が表示されます [ 次へ ] をクリックします (7) [ ストレージの選択 ] 画面が表示されます InterSecVM/MW 5.0 を保存するデータストア先を指定してください 指定後 [ 次へ ] をクリックします 10

(8) [ ネットワークの選択 ] 画面が表示されます MW サーバをインベントリ内の どのネットワークにマップするかをターゲットネットワークから選択後 [ 次へ ] をクリックします 11

(9) [ 設定の確認 ] 画面が表示されます [ 完了 ] をクリックしてください (10) デプロイが開始されます デプロイ完了をタスク画面で 確認してください 12

2.2.2. メモリの追加 / 予約 メモリの追加は必要に応じて行ってください メモリの予約は必ず行ってください InterSecVM/MW のご利用内容 ( 起動するサービス ) によっては 初期状態のメモリ容量 (2048MB) では不足する場合があります 必要に応じて使用メモリを変更することができます メモリの追加 / 予約は InterSecVM/MW が起動していない状態で行ってください (1) vsphere Client インベントリパネルからメモリ容量変更を行う仮想マシンを選択します (2) [ 設定の編集... ] をクリックします 13

(3) [ 仮想ハードウェア ] タブをクリックしてください 14

(4) メモリ を選択し 右画面にて メモリサイズ を変更します 15

(5) メモリを予約する場合は 予約 に予約するメモリサイズを指定してください 16

2.2.3. 仮想プロセッサ数の変更 仮想プロセッサ数の変更は必要に応じて行ってください InterSecVM/MW のご利用内容 ( 起動するサービス ) により 初期状態の仮想プロセッサ数 (2 コア ) から 必要に応じて仮想プロセッサ数を変更することができます 仮想プロセッサ数の変更は InterSecVM/MW が起動していない状態で行ってください (1) vsphere Client インベントリパネルから仮想プロセッサ数の変更を行う仮想マシンを右クリックします (2) [ 設定の編集... ] をクリックします 17

(3) 表示された [ 設定の編集 ] ダイアログボックス中の [ 仮想ハードウェア ] タブをクリックしてください 18

(4) CPU を選択し 右画面にて ソケット数などの割当を変更します 19

(5) CPU リソースを予約する場合は 予約 CPU ヘルツを指定してください 20

2.2.4. 仮想ハードディスクの追加 この設定は必須です InterSecVM/MW は ユーザデータ領域用として仮想ハードディスクを一つまたは二つ使用します InterSecVM/MW のサーバ構成にしたがい 以下のとおり仮想ハードディスクを追加してください 仮想ハードディスクの追加は InterSecVM/MW が起動していない状態で行ってください InterSecVM/MW の初期導入後に仮想ハードディスクの追加や変更は行わないでください InterSecVM/MW の初期導入後に仮想ハードディスク容量の変更を行いたい場合は 再インストールが必要となります サーバ構成 仮想ディスク1 (sda) 仮想ディスク2 (sdb) 仮想ディスク3 (sdc) システム領域 /home 領域 ミラー領域 スタンドアロン構成 システム領域 追加が必要 未使用 フェイルオーバクラスタ構成 ( 再構成不可 ) 追加が必要 追加が必要 追加仮想ハードディスク容量の目安追加する仮想ハードディスクの容量は ユーザ数やユーザあたりのデータ使用量に依存します スタンドアロン構成の場合仮想ハードディスク 1(sdb) の追加 10GB + ( ユーザ数 1 ユーザあたりのデータ領域必要量 ) 以上 仮想ハードディスク 2(sdc) の追加は必要ありません フェイルオーバクラスタ構成の場合仮想ハードディスク 1(sdb) の追加 10GB 仮想ハードディスク 2(sdc) の追加 ( ユーザ数 1 ユーザあたりのデータ領域必要量 ) 以上 21

仮想ハードディスクの追加の手順は以下のとおりです (1) vsphere Client インベントリパネルから仮想ハードディスクを追加する仮想マシンを選択します (2) [ インベントリ (N) ] - [ 仮想マシン (V) ] - [ 設定の編集 (E)... ] をクリックします 22

(3) [ 仮想ハードウェア ] タブをクリックしてください (4) [ 仮想マシンのプロパティ ] ダイアログボックスが表示されたことを確認し [ ハードウェア ] タブの [ 追加...] をクリックしてください 23

(4) 新規デバイス 項において プルダウンボタンを押下し 新規ハードディスク を選択してください 次に 追加 を押下してください 24

(5) 新規ハードディスク の項が表示されます 詳細を表示するために 新規ハードディスク 項の矢印を押下してください 25

(6) 新規ハードディスク 項の詳細が表示されます 新規に作成するハードディスクのサイズを指定してください また ディスクプロビジョニングの項において シックプロビジョニング (Lazy Zero) を選択してください 指定が終わりましたら OK を押下してください 26

3 章初期導入前章で VMware 環境に追加した InterSecVM/MW は お客様のネットワーク環境に合わせて 初期導入を行っていただく必要があります 初期導入では 主に InterSecVM/MW のネットワーク設定やサーバ構成などを行います InterSecVM/MW の初期導入は Windows が動作する PC から Web ブラウザを使用して行います 出荷状態 (VMware 環境にデプロイした直後の状態 ) の InterSecVM/MW は以下のネットワーク設定が行われています LANポート :eth0 IPアドレス :192.168.250.250 ネットワークマスク :255.255.255.0 ホスト名 :intersec.domain.local お客様のネットワーク環境に応じたネットワーク構成で初期導入を行えるようにするために初期 IP アドレスを変更することができます 初期 IP アドレスを変更しない場合は 3.2. InterSecVM/MW の初期導入について から参照してください 初期 IP アドレスを変更する場合は 次ページの手順を実施してください 27

3.1. 初期 IP アドレスの設定 3.1.1. InterSecVM へのログイン (1) vcenter Server Client の管理画面にて デプロイした InterSecVM/MW の仮想マシンを右クリックします [ 電源 ] - [ パワーオン ] を選択します (2) vcenter Server の管理画面にて デプロイした InterSecVM/MW の仮想マシンを右クリックします [ コンソールを開く ] を選択します 28

(3) 正常に起動すると以下のようなコンソール画面にログイン画面が表示されます (4) ログインしますログイン名 root でログインしてください ログインユーザ名 パスワードは以下のとおりです ユーザ名 :root パスワード : 初期パスワード ( ) ユーザ名 パスワードは 大文字小文字を区別します 初期パスワード ( ) には 本製品の 管理者用パスワード に記載しているパスワードを入力してください 29

3.1.2. 初期 IP アドレスの変更 (1) 初期 IP アドレス変更コマンドの実行 root アカウントのプロンプトから以下のコマンドを実行してください intersec-init-c (2) イントロダクション画面が表示されます [< Next >] を選択 ([Enter] キーを押下 ) してください 30

(3) IP アドレス情報の入力画面が表示されます IP アドレス (IP address[*]) ネットマスク (Netmask[*]) Gateway の項 それぞれに対してアドレス情報を入力します 入力が完了しましたら < Next > を選択してください [*] は入力必須項目です (4) 確認画面が表示されます 入力した内容を確認してください 入力した内容に問題がなければ [< Apply>] を選択してください ネットワーク設定を行います 訂正したい場合は [< Previous>] を選択し (3) からやり直してください 31

(5) 完了画面が表示されます [< OK! >] を選択してください 入力された IP アドレスが有効な状態になります 32

3.1.3. 初期 IP アドレス設定後の IP アドレスを確認する変更した初期 IP アドレスを確認したい場合は root アカウントのプロンプトから以下のコマンドを実行します intersec-setupinfo 実行結果イメージ 誤って初期 IP アドレスを設定した場合は 3.1.2. 初期 IP アドレスの変更 から実行することで初期 IP アドレスを変更することが可能です なお 初期導入 実施後に IP アドレスを変更する場合は 管理コンソール Management Console 画面から変更してください 33

3.2. InterSecVM/MW の初期導入について初期導入を行うため InterSecVM/MW と同一のセグメント IP アドレス ( 例えば 192.168.250.1/255.255.255.0) を設定した Web 接続可能な Windows が動作する PC を用意してください 他の機器が存在するネットワーク環境に接続する場合は InterSecVM/MW の初期状態のネットワーク設定 IP アドレスと他機器の IP アドレスが重複していないか確認してください ご使用になるブラウザは Microsoft Internet Explorer 11 以上を推奨します 3.3. InterSecVM/MW の起動 仮想マシンを起動 ( パワーオン ) してください 正常に起動すると以下のようなコンソール画面が表示されます InterSecVM/MW の初期導入の具体的な手順は 4 章初期導入手順 を参照してください 34

4 章初期導入手順 InterSecVM/MW の初期導入は Windows クライアント PC( 以下 クライアント PC) から Web ブラウザにて行います 4.1. 初期導入の流れ InterSecVM/MW の初期導入の流れは以下のとおりです 運用するネットワーク環境に合わせて初期設定を行ってください 1. 初期設定の開始 2. システム時刻の設定 3. 製品ライセンスの投入 4. システム管理者パスワードの設定 5. ネットワークの設定 6. サーバ構成の設定 7. ディスク構成の設定 8. 設定内容確認 9. 再起動 35

4.2. 初期導入の準備 InterSecVM/MW の初期導入は 初期 IP アドレスの設定 後に行います 初期 IPアドレスを変更していない場合は 以下の設定となっています LANポート :eth0 IPアドレス :192.168.250.250 ネットワークマスク :255.255.255.0 ホスト名 :intersec.domain.local 初期導入を行うため InterSecVM/MW と同一のセグメント IP アドレス ( 例えば 192.168.250.1/255.255.255.0) を設定した Web 接続可能な Windows が動作する PC を用意してください 36

4.3. 初期導入画面への接続 InterSecVM/MW の初期導入実行に際し 別途ご用意いただいたクライアント PC の Web ブラウザから InterSecVM/MW への接続 およびログインを行ってください InterSecVM/MW 初期導入画面への接続 InterSecVM/MW の初期導入画面には Windows が動作する PC の Web ブラウザから以下の U RL を指定して接続してください http://192.168.250.250:50453/ 接続できない場合 Windows が動作する PC から ping コマンドなどを使用して通信状態を確認してください [ 実行例 ]C:\> ping 192.168.250.250 InterSecVM/MW と通信できない場合は 設定されているネットワークと接続できるよう Windows が動作する PC のネットワーク設定を確認してください 上記は IP アドレスが 192.168.250.250 の場合の例となります InterSecVM/MW の IP アドレス設定状況を確認したい場合は 3.1.3. 初期 IP アドレス設定後の IP アドレスを確認する を参照してください 37

InterSecVM/MW 初期導入画面へのログイン InterSecVM/MW の初期導入画面に接続すると ユーザ名とパスワードの入力ダイアログが表示されます 初期導入画面へのログインユーザ名 パスワードは以下のとおりです ユーザ名 :root パスワード : 初期パスワード ( ) ユーザ名 パスワードは 大文字小文字を区別します 初期パスワード ( ) には 本製品の 管理者用パスワード に記載しているパスワードを入力してください 38

4.4. 初期導入の実行 (1) 初期設定の開始 ログインが成功すると以下の画面が表示されます [ 開始 ] をクリックし 初期導入を実施します メモ : 初期設定を中断したい場合は 各設定画面の [ 中止 ] をクリックします (2) 時刻設定 ここでは 本体の時刻に関する設定を行います システム時刻を入力し [ 次へ ] をクリックします 39

(3) ライセンス登録 ここでは InterSecVM/MW の製品ライセンスの登録を行います InterSecVM/MW 製品パッケージに添付されている InterSecVM/MW 製品ライセンスライセンスシート の ライセンス認証番号 を入力し [ 次へ ] をクリックします InterSecVM/MW V5.0 for VMware( 二重化 2 台目 ) の場合 1 台目となる InterSecVM/MW V5.0 for VMware の製品ライセンスをお使いください InterSecVM/MW V5.0 for VMware( 二重化 2 台目 ) に製品ライセンスシートは 添付されておりません メモ : ライセンス入力を省略した場合は 30 日間の試用ライセンスになります 試用期間経過後は InterSecVM/MW の主要サービスが停止しご利用いただけなくなります 40

(4) システム管理者設定ここでは システム管理者のパスワードの設定を行います システム管理者のアカウントは admin ( 固定 ) です システム管理者用のパスワードを パスワード パスワード再入力 に入力して [ 次へ ] をクリックします システム管理者名のパスワードの指定は必須です パスワードに指定できる文字は 半角英数字 半角記号文字となります パスワードにスペースを使用することはできません パスワードは 6 文字以上 14 文字以下で指定してください メモ :root アカウントのパスワードもあわせて変更されます メモ : システム管理者のアカウントは 初期導入完了後 システム管理者用 Management Console 画面で変更できます 41

(5) ネットワーク設定 お客様の運用ネットワークに合わせたネットワーク情報の設定を行います ホスト名 (FQDN) にはセカンドレベル以上のドメイン名を含むホスト名を入力してください ホスト名 (FQDN) IP アドレス サブネットマスク デフォルトゲートウェイ プライマリネームサーバ セカンダリネームサーバ に設定内容を入力し [ 次へ ] をクリックします 項目名の先頭に * があるものは必須入力項目です 項目名 設定内容 * ホスト名 InterSecVM/MWのFQDNを設定します * IPアドレス InterSecVM/MWのIPアドレスを設定します * サブネットマスク ネットワークマスクを設定します デフォルトゲートウェイ デフォルトゲートウェイを設定します プライマリネームサーバ プライマリネームサーバを設定します セカンダリネームサーバ セカンダリネームサーバを設定します メモ : ホスト名 (FQDN) は InterSecVM/MW の実ドメインのメールアドレスのドメイン部としても使用されます 42

(6) InterSecVM/MW のシステム構成を設定する InterSecVM/MW のシステム構成に関する設定を行います InterSecVM/MW では 以下の構成を選択できます スタンドアロン構成 Web サーバ / メールサーバのフェイルオーバクラスタ構成 スタンドアロン構成 InterSecVM/MW を 1 台で運用する構成です 設定を確認後 [ 次へ ] をクリックします メモ : 確保サイズを変更する場合は 初期設定を中止し 仮想ハードディスクを VMware vsphere 上で再確保してください /home 用ディスクは /dev/sdb に作成しますので 十分な領域を確保してください 43

フェイルオーバクラスタ構成 InterSecVM/MW を CLUSTERPRO X を用いたフェイルオーバクラスタで運用する場合の構成です 設定を確認後 [ 次へ ] をクリックします ミラーディスク用デバイス名 ミラーサイズ ミラー用デバイス名が表示されますミラー用ディスクサイズを表示します 冗長化構成を組む二つの InterSecVM/VM にミラー領域用として同一サイズのディスクを作成しておく必要があります メモ : 確保サイズを変更する場合は 初期設定を中止し 仮想ディスクを VMware vsphere 上で再確保してください フェイルオーバクラスタ構成を構築する場合は 別売りの InterSecVM/MW 二重化構成構築ライセンス が必要です /home 用ディスクは 10GB 以上の /dev/sdb に作成します ミラーパーティション用ディスクは /dev/sdc に作成しますので 十分な領域を確保してください 注意 : フェイルオーバクラスタ構成を構築する場合は 初期導入完了後システム管理者 Man agement Console 画面からの設定が必要です ユーザーズガイド を参照してください 44

(7) 設定内容確認 入力した設定内容を確認してください 設定内容に間違いがなければ [ 次へ ] をクリックしてください 設定内容を変更する場合は [ 前へ ] をクリックして変更対象画面に戻り設定を修正してください (8) システム再起動 設定を有効にしてシステムを運用可能な状態にするため システムを再起動します [ システムを停止する ] をクリックした場合 システムは停止状態となりますので 再度起動 ( パワーオン ) を行ってください [ システムを再起動する ] をクリックした場合 システムの再起動を行います 以上で 初期導入は終了です 45

5 章注意事項 1. vsphere Client から二重化構成の構築など複数台の InterSecVM を導入する場合は 1 台ずつ仮想ホストの OVF テンプレートのデプロイ 初期導入を行ってください 同時に行った場合 IP アドレスの重複が発生して正しく初期導入が行えません 2. フェイルオーバクラスタ構成を構築している場合は 稼動系の仮想マシンをサスペンド ( 一時停止 ) することはできません スタンドアロンの場合は 可能です NTP サーバを利用している場合は サスペンドによる影響により時刻の再設定が必要になる場合があります 3. VMware HA とフェイルオーバクラスタ構成の併用はサポートしていません 4. フェイルオーバクラスタ構成の構築完了後 システムの停止および再起動を行う場合 以下の方法にて実施してください 停止時 CLUSTERPRO WebManager より CLUSTERPRO シャットダウン 再起動時 CLUSTERPRO WebManager より CLUSTERPRO シャットダウンリブート CLUSTERPRO WebManager の操作手順については インストールディスク : \doc\clusterpro に含まれる CLUSTERPRO X 3.3 for Linux リファレンスガイド の クラスタ全体のオブジェクト を参照してください 5. フェイルオーバクラスタ構成からスタンドアロン構成に変更する場合は ディスク構成の変更が必要になりますので 再度 初期導入から実施してください スタンドアロン構成からフェイルオーバクラスタ構成に変更する場合も同様となります 46

6 章付録 6.1. 仮想イーサネットアダプタ (NIC) の設定変更手順仮想 NIC 3 の通信を物理 NIC 1(vmnic2) で使用するための変更手順です お客様環境にあわせて読み替えてください 6.1.1. 仮想スイッチを作成する手順未使用のネットワークアダプタを使用して仮想スイッチを作成します 1. vsphere Web Client で インベントリパネルから [ ホストおよびクラスタ ] を選択します 2. 仮想スイッチ設定を行う仮想ホストをクリックし [ 仮想スイッチ ] をクリックします 3. スイッチの追加アイコンをクリックします 47

4. [ ネットワークの追加 ] 画面が表示されます [ 仮想スイッチの仮想マシンのポートグループ ] を選択してください [ 次へ ] をクリックします 5. [ ターゲットデバイスの選択 ] 画面が表示されます [ 新しい標準スイッチ ] を選択してください [ 次へ ] をクリックします 48

6. [ 標準スイッチ作成 ] 画面が表示されます 割当先を選択し + を選択してください 7. [ スイッチに物理アダプタを追加する ] ページが表示されます 割当先のネットワークアダプタを選択し [OK] をクリックしてください 49

8. [ 仮想スイッチの作成 ] ページが表示されます [ 次へ ] をクリックします 9. [ 接続設定 ] 画面が表示されます ネットワークラベル ( 仮想スイッチ名 ) の指定 および VLAN ID( 任意 ) を指定してください 指定が終わったら [ 次へ ] をクリックします 50

10. [ ネットワークの追加 ] ページが表示されます 設定内容に相違がないことを確認し [ 完了 ] をクリックします 51

6.1.2. ネットワーク接続のネットワークラベルを変更する手順 (1) vsphere Client インベントリパネルからネットワークラベルの変更を行う仮想マシンを選択します (2) [ 設定の編集... ] をクリックします 52

(3) [ 仮想ハードウェア ] タブをクリックしてください 53

(4) ネットワークアダプタにおいて 接続先の仮想スイッチを選択してください 54