山田尚道ステインランブレヒト National Contact Point for in Japan 日欧産業協力センター E-mail:Naomichi.Yamada@eu-japan.gr.jp Stijn.Lambrecht@eu-japan.gr.jp 1
本日のアジェンダ 1. ホライズン2020 日本からの参加方法 2. 日欧産業協力センターからのサポート 3. 欧州とのパートナーシップの構築 2
1. ホライズン 2020 日本からの参加方法 3
日本からの参加方法は 2 つ 1. 通常の H2020 募集テーマに応募 2. 日欧共同募集テーマに応募日本政府関連省庁などによる支援があるテーマ ( 日本側研究機関は 同時に助成機関に申請 ) 日欧科学技術協力協定 (2011) Key Strategic Area ICT(MIC/NICT) 航空 (NEDO) 希少原料を含む材料 (JST) 今後協力拡大が見込まれる分野健康 医療 エネルギー 環境 高エネルギー物理 4
通常の H2020 募集テーマへの応募 最低欧州 3 カ国から 1 組織ずつ + 日本例 : ベルギー A 社 + イタリア B 社 + ドイツ C 社 + 日本 D 社 非 EU 国 * からの参加企業 機関には基本的に助成せず * 日系企業の欧州現地法人は助成の対象 しかし例外はアリ 旅費の負担 プロジェクト遂行に日本企業の技術が必要な場合 コンソーシウムメンバーの下請けとして参加 * コンソーシウム内で相談のうえ提案書に記載 * Developed countries such as USA, Japan, 5
日本から参加するメリット < 大学 研究機関 > 1. 様々な国々の様々な背景を持つ機関とのネットワークの形成 2. 論文力を高め国際的認知度の向上 論文引用率の上昇 < 企業 > 1. 同業の企業や業界のバリューチェーン上にある企業とのネットワーク拡大 2. 日本では使えないデータや研究インフラへのアクセス 3. 国際的な標準化やルール作りへの参画 FP7(2007-13) 及び H2020(2014-15) への日本からの参加実績 今まで 189 件のプロジェクト (MSCA55 ICT45 環境 16 ナノテク 16 など ) 6
H2020 参加 応募の流れ ( 例 : 宇宙分野 ) 2015 年 10 月 H2020 各分野の研究テーマの発表 2 年間分研究テーマの詳細文書発表 (2016 年の公募及び 2017 年の公募 ) 2016 年 9 月 2017 年の公募向け 第 4 回スペース インフォメーション デイ リスボン 2016 年 9 月 ~2016 年 2 月 パートナー探し コンソーシウム形成 応募企画書の作成 2017 年 3 月 1 日 H2020 宇宙 地球観測テーマの提出〆切 ( オンライン ) 結果発表は提出から 8 ヶ月以内 7
2. 日欧産業協力センターからのサポート 8
日本からの H2020 参加へ向けた日欧産業協力センターのサポート内容 日欧産業協力センター H2020 の日本のナショナルコンタクト H2020 ポータルサイトの設置 http://ncp-japan.jp/ H2020 ヘルプデスクの設置 H2020 に関する一般的な質問 日本からの参加について等 事務手続きに関するサポート 専門スタッフによる経験に基づいた実務的なアドバイス H2020 応募関連書類の日本語訳の提供 ( コンソーシウム契約書等 ) http://ncp-japan.jp/downloads H2020 プロジェクト担当者へのトレーニング コーチングの提供 9
ホライズン 2020 ポータルサイト http://www.ncp-japan.jp 10
ヘルプデスク ncp-japan@eu-japan.gr.jp 11
日本向けの公募リスト http://www.ncp-japan.jp/call 12
3. 欧州とのパートナーシップの構築 13
ホライズン 2020 のコンソーシアムの形成 STI 分野に関し どうやって日欧パートナーシップを進めていくか 国際学会等を通じて 共通の取引先 知人を通じて パートナーシップ協力のためのツールやマッチメーキングイベントを通じて ホライズン 2020 では特に 多くの時間を応募準備に割く必要があり 経験豊かなパートナーと共に準備していくことが望ましいと考えます Graph: How partners in FP7/Horizon 2020 get connected 14
パートナーシップ形成のツール Thematic Info Days National Contact Point (NCP) Networks Enterprise Europe Network (EEN) その他 :Linked In, consultants, etc. 15
A. 情報イベント ホライズン 2020 におけるエネルギーや環境 ICT そして宇宙など特定分野のワークプログラムについて情報イベントを開催 多くはその中でも スマートシティ等のようなかなり限定された分野についての情報イベント開催となります 通常のイベントは一般的な情報会合や 仲介会合により構成されますが イベントの構成はそれぞれ異なります これらのイベントはほとんどの場合 多くのホライズン 2020 の新規公募が開始される その年の下半期に行われます 例 : Space Information Days 2016 2016 年 9 月 14~15 日ポルトガルリスボンにて http://www.spaceinfoday.eu/h2020-space-infoday/pages/14895-informationday-lisbon ICT Proposers' Day 2016 2016 年 9 月 26 日 ~27 日スロバキアブラチスラヴァにて https://ec.europa.eu/digital-single-market/en/ict-proposers-day-2016 2016 Info Day on the 'Smart cities and communities' 2016 年 9 月 23 日ベルギーブリュッセルにて https://ec.europa.eu/inea/en/news-events/events/2016-information-dayhorizon-2020-smart-cities-and-communities 16
B. ホライズン 2020 ナショナルコンタクトポイント (NCP) ネットワーク NCP は現地でのホライズン 2020 のサポートを提供することを目的に 全ての欧州諸国と多くの第三国により運営されております このサービスの目的は ホライズン 2020 参加にあたってのガイダンスや 実務的な情報や支援を提供することです NCPには分野毎に担当者がおり 担当者間でネットワークを組み 以下の連携活動に関与しております 宇宙: コスモス2020 http://ncp-space.net/ 健康: HNN2.0 http://www.healthncp.net/ ICT: IDEAL-IST http://www.ideal-ist.eu/ その他諸々 NCP ジャパン ( 於日欧産業協力センター ) は NCP ネットワークと連携しているため 新たに参加される方をこのネットワークメンバーに紹介することが可能です 17
C. エンタープライズ ヨーロッパ ネットワーク (EEN) Horizon2020 のコンソーシアムメンバー募集の情報が条件指定で簡単に探せます http://www.een-japan.eu/ja/content/network-database ブラウザ検索キーワード EEN データベース 検索条件設定 H2020 関連のパートナー探し案件 検索条件設定 共同研究開発に関する案件 検索条件設定 日本をパートナーとして希望している案件 検索結果の一覧表示 検索結果表示後の絞り込み 直近 1 週間 /1 か月 / 四半期 /1 年に投稿されたもの 18
C. エンタープライズ ヨーロッパ ネットワーク (EEN) 検索結果の詳細 2016/8/1 にパートナー募集が開始された案件案件詳細はこちら http://goo.gl/b62ept 含まれる情報 : H2020コール名 パートナー募集に関する概要および詳細 コンソーシアムメンバーに求められている専門性やバックグラウンド 期待される役割 条件 など 19
ご清聴ありがとうございました 20
HORIZON 2020 全欧州規模の最大の研究 革新的開発促進プログラム 2010 年に Europe2020 策定欧州のグローバル競争力確保の手段 2014-2020 に渡り約 800 億ユーロ ( 約 10 兆円 ) の公的資金投入 経済成長 雇用促進を生み出す為の具体策 民間企業と公的機関の連携促進で世界水準の科学とイノベーションを
アウトライン 民間企業 大学 公的機関による共同研究開発プログラム 日本からもコンソーシウムに参加可能 期間は 3 年が中心 ( テーマにより 2 年 ~5 年もあり ) 研究開発プログラムは 3 つカテゴリー (pillar) に分類 1. 科学的卓越性 2. 産業における先導性 3. 社会的挑戦への取り組み アウトプット 1. 科学的成果の創出 2. 研究成果の産業化 事業化 3. 社会的課題の解決 22
予算配分 予算約 800 億ユーロ ( 約 10 兆円 ):2014-2020 年の使われ方 23
ホライズン 2020 のプログラム構成 (3 つの pillar) ( 宇宙 ICT 健康 食品安全等 ) ( ワークプログラム内の募集案件 ) ( 具体的な研究開発テーマ ) 24