Windows Server 2003 Service Pack 適用手順書

Similar documents
Windows Server 2003 Service Pack 適用手順書

Windows Server 2003 Service Pack 適用手順書

SURFNAVIへのW2003SP2適用時の注意

クラスタ環境でのデータベースのアップグレード

クラスタ環境でのデータベースのアップグレード手順

Express5800/51Le電源交換

音声認識サーバのインストールと設定

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Windows 構築ガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 責任範囲 適用範囲 概要 事前準備 クラスタ設定

Microsoft Word JA_revH.doc

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows 構築ガイド 2012(Sep) NEC Corporation はじめに責任範囲適用範囲概要事前準備クラスタ設定

GHS混合物分類判定システムインストールマニュアル

PC-NJ70A 用 SHARP 液晶パッドアプリケーションアップデート手順 本アップデート手順には 以下のアップデートが含まれています 手順に従って実施してください 尚 SHARP Fn キードライバ へのアップデート は SHARP 液晶パッドアプリケーション へ

改版履歴 版数 改版日付 内容 第 1 版 2012/10/11 新規作成 第 2 版 2012/10/12 誤記修正 2

注 ) CDをセットしてから プログラムが起動するまでの時間はパソコン CDドライブの性能によって差がありますが 概ね10 秒程度です 1 分間待ってもプログラムが起動しない場合は もう一度 CDをセットしなおしてください それでも起動しない場合 CDからの自動起動が無効になっている可能性があります

4 バージョンを確認したら [OK] をクリックして SHARP 液晶パッドシステム情報 画面を閉じます 5 画面右上の [ ] をクリックして SHARP 液晶パッド設定 画面を閉じます SHARP Fn キードライバ のバージョン確認 1 [ スタート ] ボタンをクリックし コンピュータ をク

< F F D815B B408EED95CA C815B83678FEE95F13F7C3F C815B A896E282A28D8782ED82B93F7C3F57494C4C4

目次 目次...2 はじめに Webサーバ for DPMのインストール データベース (DPMインスタンス) のインストール 管理サーバ for DPMのインストール PackageDescriber for DPMのインストール

SigmaSystemCenter 3.x データベースのアップグレード手順

セットアップカード

目次 目次 準備いただくもの 準備 SQLServer2008 R2 ExpressEdition のインストール インストールの前に インストール 設定一覧 機

Microsoft Word - ACA_SetupCard.doc

クラスタ構築手順書

改版履歴 Ver. 日付履歴初版 2014/7/10 - 目次 1. はじめに クラスター構築の流れ Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 OS のセットアップ時の注意... -

2. セットアップ手順の開始 セットアップ手順を進める前に OS をインストールするパーティションのサイズを決定して ください システムをインストールするパーティションのサイズは 次の計算式から求めること ができます インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ + ダンプファイルサイズ

================================================================== UHF 帯 RFID ロングレンジリーダライタドライバインストールマニュアル 2011 年 1 月 19 日 ============================

Microsoft PowerPoint ï½žéł»å�’å–¥æœ�ㇷㇹㅃㅀ㇤ㅳㇹㅋㅼㅫ曉逃.ppt [äº™æ‘łã…¢ã…¼ã…›]

CLUSTERPRO SSS 導入編

iStorage ソフトウェア VMware vCenter Plug-in インストールガイド

プリンタドライバのインストール. Windows で使用する場合 Windows プリンタドライバのインストール方法は 接続方法や使用するプリンタドライバによって異なります また コンピュータの OS によってインストール方法が異なります お使いのコンピュータの OS に合わせて 以下の参照ページを

CD-ROM 版をご使用の場合 インストールガイド CD-ROM ドライブ \doc\ インストールガイド.pdf 基本操作ガイド CD-ROM ドライブ \doc\ 基本操作ガイド.pdf 設定ガイド CD-ROM ドライブ \doc\ 設定ガイド.pdf ダウンロード版をご使用の場合 インストー

RICOH Device Manager Pro バックアップ/バージョンアップ作業手順書

CLUSTERPRO MC StorageSaver 2.0 for Windows インストールガイド 2015 (Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 本製品のアップデートインストール 注意 制限

改版履歴 Ver. 日付履歴 1.0 版 2014/5/30 目次 0 はじめに 本文中の記号について Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 Windows Server Failover

Kyocera Mita KXドライバインストール手順書

ごあいさつ このたびは ESMPRO/AC Advance マルチサーバオプション Ver3.6(1 ライセンス ) をお買い上げ頂き 誠にありがとうございます 本書は お買い上げ頂きましたセットの内容確認 セットアップの内容 注意事項を中心に構成されています ESMPRO/AC Advance マ

ESET NOD32アンチウイルス V4.2 リリースノート

Microsoft Word - 03-パソコン事前設定手順書【WindowsVISTA/7】.doc

Windows パソコンに接続する 画面表示は Windows 7 を例としています 1. EM chip を取り付けた本製品の USB コネクタに USB ケーブルを接続します 2. USB ケーブルのもう一方のコネクタをパソコンの USB ポートに接続します パソコンがデータ通信カード ( 本製

RW-4040 導入説明書 Windows 7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

SAMBA Stunnel(Windows) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Windows 版ダウンロード ボ

RW-5100 導入説明書 Windows7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

第 1 版

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.2 for Windows 導入ガイド 第 4 版 2014 年 3 月 日本電気株式会社

CLUSTERPRO X 2

Windows パソコンに接続する 画面表示は Windows 8 を例としています 1. EM chip <micro> を取り付けた本製品の microusb コネクタに microusb ケーブルを接続します 2. microusb ケーブルのもう一方のコネクタをパソコンの USB ポートに接

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.3 for Windows 導入ガイド 第 5 版 2018 年 6 月 日本電気株式会社

はじめに

改版履歴 版数 改版日付 改版内容 /03/14 新規作成 2013/03まで製品サイトで公開していた WebSAM DeploymentManager Ver6.1 SQL Server 2012 製品版のデータベース構築手順書 ( 第 1 版 ) を本 書に統合しました 2

Microsoft Word - シャットダウンスクリプトWin7.doc

Microsoft Word - Windows XP Service Pack 3 適用のご注意.doc

Windows パソコンに本製品を接続する 1. EM chip を取り付けた本製品の USB コネクタに USB ケーブルを接続します 2. USB ケーブルのもう一方のコネクタをパソコンの USB ポートに接続します パソコンがデータ通信カード ( 本製品 ) を認識します ( パソコンが本製品

Microsoft Word - DPM_WINXPSP2_ doc

セットアップガイド Windows Server 2003 Service Pack 1 対応編 Windows Server 2003 SP1 環境でのRidoc Document Systemの利用についてサーバーに必要な設定クライアントに必要な設定付録 ご使用の前に 本書を最後

CLUSTERPRO MC StorageSaver 2.4 for Windows インストールガイド

CLUSTERPRO/システム構築ガイド

Master'sONEセキュアモバイル定額通信サービス(MF120)設定手順書(Ver1_2).doc

D25HW取扱説明書

取り付けの準備 確認 この章では パソコンへの本製品取り付けに際しての準備や 確認について説明します ネットワークへの接続 3 ヘ ーシ 本製品をネットワークに接続します 2

ノートパソコンの場合 2. ワイヤレスアダプターの設定をクリックし 省電力モードの バッテリ駆動 および 電源に接続 の両方を [ 最大パフォーマンス ] に設定してください 3. スリープをクリックし 次の時間が経過後スリープにする の バッテリ駆動 および 電源に接続 の両方を [ なし ] に

CLUSTERPRO MC StorageSaver 1.0 for Windows インストールガイド 2013(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 注意 制限事項

目次 1. はじめに 準備 機器構成 やさしく名刺ファイリング Pro v.14.0 セットアップと動作確認 やさしく名刺ファイリング Pro v.14.0 セットアップ... 5 Windows Windows 8.

商標類 Microsoft は, 米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp. の登録商標です Microsoft Office は, 米国 Microsoft Corp. の商品名称です Microsoft Excel は, 米国 Microsoft Corp. の商品名称です

目次 目次... 2 はじめに SQL Server 2005 製品版へのアップグレード SQL Server 2005 製品版へのデータベース (DPM インスタンス ) の構築 / 設定 データベース (DPM インスタンス ) の構築

利用ガイド

Microsoft Word - PCET10-CL_02a†iWinNT40_PDFŠp†j.doc

事項 1. バージョンアップの前に必ずバックアップをおとりください 2. バージョンアップは 必ず管理者権限で行ってください 管理者権限で行わないとバージョンアップがうまく行われません 必ず管理者権限のユーザーでログインしてから作業を行ってください < 管理者権限の確認方法 > 1 スタート ボタン

Master'sONEセキュアモバイル定額通信サービス(MF120)設定手順書(Ver1_2).doc

プリンタドライバインストールガイド <OPS645>-Windows Vista(32bit 版 )/ Windows 7(32bit 版 )/ Windows 8(32bit 版 )/ Windows 8.1(32bit 版 )- プリンタドライバインストールガイド <OPS645> Window

Microsoft Word - ManagerIPChange.doc

WindowsXPSP2 から WindowsXPSP1a へのダウングレード手順書 対象機種 FMV-E3200 必要なもの リカバリディスク ドライバーズディスク WindowsXPServicePack1a WindowsXPServicePack1a ( 以降 WindowsXPSP1a と

Lui無償アップグレードパック4適用の手引き《LaVie Light Luiモデル用》

セットアップマニュアル

DJM-900nexus アップデート方法 for Microsoft Windows 7 A. 展開したファイルの内容を確認してください : 1. ダウンロードしたファイルを展開します ダウンロードしたファイルを右クリックし 表示されたメニューから すべて展開 を選びます 展開先を指定してファイル

目次 目次 ターミナルアダプタの接続イメージ INS 回線とターミナルアダプタの接続 ターミナルアダプタの設定とパソコン接続 ユーティリティのインストールと設定... 3 製品仕様等は 弊社の都合により予告なく内容を変更 改訂する場合があり

事項 1. バージョンアップの前に必ずバックアップをおとりください 2. バージョンアップは 必ず管理者権限で行ってください 管理者権限で行わないとバージョンアップがうまく行われません 必ず管理者権限のユーザーでログインしてから作業を行ってください < 管理者権限の確認方法 > 1 スタート ボタン

目次 1. 概要 復旧のためのフルバックアップ手順 バックアップ前準備 前提条件 ( サポート範囲 ) バックアップ手順 復旧のためのフルリストア手順 リストアのための準備

LANDriverUpDate

通信確保と衛星電話実習 ( 業務調整員 ) 参考資料 ワイドスター Ⅱ を活用したデータ通信に関する簡易説明書 第 1.0 版 平成 2 4 年 3 月株式会社 NTTドコモ関西支社法人営業部ソリューションビジネス部 Copyright 2012 NTT docomo Inc. All Rights

MICROLINE プリンター Windows8/Server2012 日本語版対応について このたびは MICROLINE プリンターをお買い上げいただき誠にありがとうございます このドキュメントは以下のプリンターのインストール方法について記載しています MICROLINE8350SVU MICR

目次 初めに必ずお読みください ソフトウェアのインストール ソフトウェアの選択 ソフトウェアのインストール レシーバー用ドライバのインストール WindowsXP のインストール方法 Win

目次 目次 ターミナルアダプタの接続イメージ INS 回線とターミナルアダプタの接続 ターミナルアダプタの設定とパソコン接続 ドライバのダウンロードとインストール ユーティリティインストールCD-ROMをお持ちでない場合.

ESET NOD32 アンチウイルス 6 リリースノート

目次 目次...2 はじめに データベース (DPMインスタンス) のインストール Microsoft SQL Server 2008 Expressのインストール DPMのデータベース作成 管理サーバ for DPMのインストール...

共有フォルダ接続手順 1 共有フォルダ接続ツールのダウンロード 展開 CSVEX のトップページから共有フォルダ接続ツールの zip ファイルをダウンロードします ダウンロードした zip ファイルを右クリックして すべて展開 を選択します (Windows 環境では zip ファイルを解凍しなくて

Microsoft PowerPoint - OP25全ソフト設定_suruga0106.ppt

OKI Universal Hiper-C プリンタドライバ ユーザーズマニュアル ( セットアップと使い方編 ) 最終更新日 2012 年 9 月第 2 版

Diginnos PC 初期化方法 初期化操作を行うと ストレージ ( ハードディスク / SSD)( 以降ストレージと記載します ) 内のデータが全て初期化されます 必要なデータは他のメディア等にバックアップのうえ作業してください 初期化とは Windows 10 のプッシュボタンリセットの機能の

1 はじめに 前準備 MICROSOFT 製品のプログラムを最新の状態にする NET FRAMEWORK 4.0 ( と日本語 LANGUAGE PACK) のインストール NET FRAMEWORK 4.0 のインストール... 4

JW1000/1100 ファームウエアアップデートツールマニュアル JW1000/1100 ファームウェアアップデートツールマニュアル アップデートを始める前に プロッタ本体のファームウェアバージョンが Ver より前の製品がアップデートの対象となります >>バージョンの確認方法 必ず当

SureFile for 達人プラスインストールマニュアル V1.7 本マニュアルでは アイスペシャル C-Ⅱ C-Ⅲ 専用画像振り分けソフト SureFile for 達人プラスについて 下記に示した項目を説明しています SureFie( 標準版 ) のアンインストール インストール 起動 設定の

StorView Ver3 (N /137用)

注意事項 1. 差し替え作業の前に必ずバックアップをおとりください 2. 差し替え作業は 必ず管理者権限で行ってください 管理者権限で行わないと差し替えがうまく行われません 必ず管理者権限のユーザでログインしてから作業を行ってください < 管理者権限の確認方法 > 1 スタート ボタンから コントロ

e 飛伝 Pro システム e 飛伝 Pro バージョンアップ手順書 第 11 版 平成 2 3 年 5 月 2 3 日

MICROLINE プリンター Windows8/Server2012 日本語版対応について このたびは MICROLINE プリンターをお買い上げいただき誠にありがとうございます このドキュメントは以下のプリンターのインストール方法について記載しています MICROLINE8370SE MICRO

ネットキーの操作手順について

親指シフトキーボード(FMV-KB611)、JISキーボード(FMV-KB621)、FMV-LIFEBOOK(親指シフトキーボードモデル)をお使いになる方へ

Master'sONEセキュアモバイル定額通信サービス(MF120)設定手順書(Ver1_2).doc

OS の bit 数の確認方法 - Windows0 及び Windows8. Windows のコントロールパネルを開きます Windows0 の場合 スタート から Windows システムツール の コントロールパネル をクリックします Windows8. の場合 スタート から PC 設定


目次 1. プリンタの設定 プリンタ出力モード設定 3 2. B-419 プリンタドライバのインストール 前準備 4 インストール 6 3. 用紙設定 圧着サーマル送り状 らく楽複写送り状 印刷設定 印刷設定 ネットワークプリンタ対応 共有指定 ネットワークプリンタの設定

Transcription:

CLUSTERPRO X 1.0 for Windows Windows Server 2003 Service Pack 適用手順書 第 1 版 2007 年 5 月 21 日 本手順書では CLUSTERPRO X 環境における Windows Server 2003 Service Pack 1/2 の適用方法を説明します 以降 特に記述のない場合 Service Pack は Windows Server 2003 Service Pack 1/2 を指すものとします 作業の前に必ずお読みください 運用状態 (*) などで Service Pack の適用手順が異なる場合があります 該当する手順を確認し 必ず本手順書に沿って作業を実施してください (*) 以下の3 通りの状態があります 新規インストール : 新規にOSのインストール Service Packの適用を行なった後 CLUSTERPRO X をインストールする状態を示します 既に運用中 ローリングアップグレード : 既に CLUSTERPRO X がインストールされている環境に Service Pack を適用する状態を示します : 既に CLUSTERPRO X がインストールされており クラスタとして運用が開始されている環境に ローリングアップグレードにより Service Pack を適用する状態を示します 1 サーバずつ Service Pack を適用することで システム停止時間を最小限にとどめることができます

1. インストールを始める前に Service Pack のインストールの際には 以下の媒体 / システム構築ガイドが必要となります 媒体の準備が整うまで Service Pack のインストールを行なわないでください Service Pack Service Pack 1/2 NEC Express5800 サーバの場合 Express5800 用 Service Pack 1/2 差分モジュール CLUSTERPRO CLUSTERPRO X for Windows システム構築ガイド 1 CLUSTERPRO X CD 1 CLUSTERPRO X for Windows アップデート 2 1 既に運用中の場合は CLUSTERPRO X for Windows システム構築ガイドおよび CLUSTERPRO X CD は必要あません 2 Service Pack に依存した CLUSTERPRO アップデートはありません 新規インストール 既に運用中に関係なく できるだけ新しい CLUSTERPRO アップデートを適用するようご検討ください のアップデート情報については PP サポートサービスのインフォメーションサービスをご利用ください 2

2.CLUSTERPRO サーバ環境へのインストール手順 クラスタの運用状態 ( 既存システムへの Service Pack の適用か 新規インストールする環境への Service Pack の適用か 既存システムへのローリングアップグレードによる Service Pack の適用 ) によって手順が異なる場合がありますので 以降の該当する手順をご確認の上で Service Pack の適用を実施してください 2.1 CLUSTERPRO をすでに運用中の場合 手順の概要は以下のとおりです が起動しないようにサービスのスタートアップを変更 Service Pack の適用 が起動するようにサービスのスタートアップを変更 以下の手順で Service Pack を適用します (1) Administrator 権限を持つユーザでログオンしてください 以後 必要な作業は Administrator 権限を持つユーザで行なってください (2) 全サーバで以下の CLUSTERPRO サービスのスタートアップの種類を [ 手動 ] に変更し WebManager からクラスタのシャットダウンを行なって 全サーバの電源を切ってください Alert(Alert Service のライセンスが登録されている場合 ) Server Transaction Web Alert (3) 手順 (3-1) から手順 (3-7) までの作業をサーバ毎に実施してください! 共有ディスク構成時の注意事項 共有ディスク構成の場合は 手順 (3-1) から手順 (3-6) までの作業を 1 サーバずつ実施し 同時に複数のサーバが起動することの無いように注意してください Service Pack の適用により 切替パーティションに対するアクセス制御の設定が無効となる場合があります 複数のサーバが動作する状態では アクセス制御が正しく機能しない場合 切替パーティション上のデータが破壊される可能性があります 以降 手順 (3-6) でサービスを自動起動に戻してサーバの再起動を行なうまでは CLUSTERPRO は動作しないので 単体サーバと同様の手順でサーバをシャットダウン / 起動して構いません 3

(3-1) サーバを起動してください (3-2) サーバに Service Pack を適用してください ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば それらを適用してください NEC Express5800 サーバをご利用の場合 Express5800 用 Service Pack 差分モジュールを適用してください (3-3) Service Pack を有効とするために サーバを再起動して Service Pack 適用後の動作を確認してください 共有ディスク構成の場合 共有ディスクのドライブ文字の設定が変わっていないことと エクスプローラ等からドライブが開けない ( アクセス制限がかかっている ) ことを確認してください この確認で問題が見つかった場合は 4.1 CLUSTERPRO をすでに運用中の場合 - 共有ディスク - の手順に従って 復旧させてください ミラーディスク構成の場合 ミラーディスクのドライブ文字の設定が変わっていないことと エクスプローラ等からドライブが開けない ( アクセス制限がかかっている ) ことを確認してください この確認で見つかった場合は 4.3 CLUSTERPRO をすでに運用中の場合 - ミラーディスク - の手順に従って 復旧させてください (3-4) Windows ファイアウォールをご利用の場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録してください Windows ファイアウォールの設定手順については 本手順書 3.1 Windows ファイアウォールの設定 を参照してください (3-5) 最新版 CLUSTERPRO アップデートが未適用であれば CLUSTEROPRO アップデートを適用してください CLUSTERPRO アップデートの適用手順については 適用する CLUSTERPRO アップデートの CLUSTERPRO アップデート手順書 を参照してください 4

(3-6) 以下の CLUSTERPRO サービスのスタートアップの種類を [ 自動 ] に変更してください Alert(Alert Service のライセンスが登録されている場合 ) Server Transaction Web Alert (3-7) サーバをシャットダウンし サーバの電源を切ってください (4) 全サーバを起動してください 起動後 CLUSTERPRO の運用が再開されます 5

2.2 CLUSTERPRO を新規インストールする場合 手順の概要は以下のとおりです Service Pack の適用 のインストール クラスタ構築 以下の手順で Service Pack 適用と CLUSTERPRO のインストールを行ないます (1) Administrator 権限を持つユーザでログオンしてください 以後 必要な作業は Administrator 権限を持つユーザで行なってください (2) Service Pack を適用してください ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば それらを適用してください NEC Express5800 サーバをご利用の場合 Express5800 用 Service Pack 差分モジュールを適用してください (3) Service Pack を有効とするために サーバを再起動して Service Pack 適用後の動作を確認してください (4) Windows ファイアウォールをご利用の場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録してください Windows ファイアウォールの設定手順については 本手順書 3.1 Windows ファイアウォールの設定 を参照してください (5) CLUSTERPRO をインストールしてください CLUSTERPRO インストール手順については CLUSTERPRO のシステム構築ガイドを参照してください (6) 最新版 CLUSTERPRO アップデートが未適用であれば CLUSTERPRO アップデートを適用してください CLUSTERPRO アップデートの適用手順については 適用する CLUSTERPRO アップデートの CLUSTERPRO アップデート手順書 を参照してください (7) CLUSTERPRO システム構築ガイドを参照し インストール後に必要な手順およびクラスタ構築を実施してください 6

2.3 ローリングアップグレードを行う場合 ローリングアップグレードによる Service Pack の適用を行なうことができます 運用中の業務をサーバ間で移動させながら 1 サーバずつ Service Pack を適用することで システム停止時間を最小限にとどめることができます 手順の概要は以下のとおりです 1 サーバずつ Service Pack の適用を実施 フェイルオーバグループを別のサーバへ移動 が起動しないようにサービスのスタートアップを変更 Service Pack の適用 が起動するようにサービスのスタートアップを変更 サーバをクラスタへ復帰 以下の手順で Service Pack を適用します (1) 手順 (1-1) から手順 (1-12) までの作業を 1 サーバずつ実施してください (1-1) サーバでフェイルオーバグループが動作している場合 WebManager を操作して フェイルオーバグループを別のサーバへ移動してください (1-2) サーバへ Administrator 権限を持つユーザでログオンしてください 以後 必要な作業は Administrator 権限を持つユーザで行なってください (1-3) 以下の CLUSTERPRO サービスのスタートアップの種類を [ 手動 ] に切り替えて WebManager から サーバのシャットダウンを行い サーバの電源を切ってください Alert(Alert Service のライセンスが登録されている場合 ) Server Transaction Web Alert 以後 手順 (1-11) でサービスを自動起動に戻してサーバの再起動を行なうまでは このサーバでは CLUSTERPRO は動作しないので 単体サーバと同様の手順でこのサーバをシャットダウン / 起動して構いません 7

(1-4) サーバを起動してください! 共有ディスク構成時の注意事項 共有ディスク構成の場合は サーバを起動する前に 共有ディスク装置との接続ケーブルを切り離してください Service Pack の適用により 切替パーティションに対するアクセス制御の設定が無効となる場合があります 複数のサーバが動作する状態では アクセス制御が正しく機能しない場合 切替パーティション上のデータが破壊される可能性があります (1-5) サーバに Service Pack を適用してください ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば それらを適用してください NEC Express5800 サーバをご利用の場合 Express5800 用 Service Pack 差分モジュールを適用してください (1-6) Service Pack を有効とするために サーバを再起動して Service Pack 適用後の動作を確認してください 共有ディスク構成の場合 4.2 ローリングアップグレードを行う場合 - 共有ディスク - の手順に従って HBA の設定に問題がないか確認してください ミラーディスク構成の場合 ミラーディスクのドライブ文字の設定が変わっていないことと エクスプローラ等からドライブが開けない ( アクセス制限がかかっている ) ことを確認してください この確認で問題が見つかった場合は 4.4 ローリングアップグレードを行う場合 - ミラーディスク - の手順に従って 復旧させてください (1-7) Windows ファイアウォールをご利用の場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録してください Windows ファイアウォールの設定手順については 本手順書 3.Windows ファイアウォールの設定 を参照してください (1-8) 最新版 CLUSTERPRO アップデートが未適用であれば CLUSTEROPRO アップデートを適用してください CLUSTERPRO アップデートの適用手順については 適用する CLUSTERPRO アップデートの CLUSTERPRO アップデート手順書 を参照してください 8

(1-9) CLUSTERPRO Server サービスのスタートアップの種類を [ 自動 ] に変更して サーバをシャットダウンしてください Alert(Alert Service のライセンスが登録されている場合 ) Server Transaction Web Alert (1-10) サーバを起動してください 共有ディスク構成の場合は サーバを起動する前に共有ディスク装置との接続ケーブルを接続してください (1-11) WebManager を操作して サーバをクラスタへ復帰してください クラスタのプロパティで [ 自動復帰 ] が [ する ] に指定されている場合は必要ありません (2) すべてのサーバの Service Pack の適用が完了後 必要であれば WebManager を操作して フェイルオーバグループをそれぞれ元のサーバへ移動してください 9

3. 注意事項 3.1 Windows ファイアウォールの設定 Windows ファイアウォールを利用する場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録する必要があります 以下の手順で Windows ファイアウォールの設定を行なってください (1) [ コントロールパネル ] から [Windows ファイアウォール ] を起動してください (2) [ 例外 ] タブ [ ポートの追加 ] を選択して 以下のポートを登録してください [ サーバ サーバ間 ] ポート番号 プロトコル 備考 29001 TCP 内部通信 29002 TCP データ転送 29003 UDP アラート同期 29004 TCP ディスクエージェント間通信 29005 TCP ミラードライバ間通信 29106 UDP ハートビート [ サーバ クライアント間 ] ポート番号 プロトコル 備考 29007 TCP クライアントサービス通信 29007 UDP 同上 [ サーバ WebManager 間 ] ポート番号 プロトコル 備考 29003 TCP http 通信 [ 統合 WebManagerを接続しているサーバ 管理対象のサーバ間 ] ポート番号 プロトコル 備考 29003 TCP http 通信 名前 には任意の名前を設定してください 上記のポート番号は既定値です CLUSTERPRO の使用するポート番号を既定値から変更している場合は 変更後のポート番号を設定してください (3) ミラーコネクト監視リソースを使用する場合 CLUSTERPRO はサーバ間で ping による疎通確認を行なうため icmp パケットを通すように設定する必要があります この場合は [ 詳細設定 ] タブ [ICMP] [ 設定 ] を選択して [ エコー要求の着信を許可する ] をチェックし [OK] を選択してください (4) [OK] を選択して [Windows ファイアウォール ] を終了してください 10

4. クラスタ構成情報の変更手順 4.1 CLUSTERPRO をすでに運用中の場合 - 共有ディスク - (1) 共有ディスクのドライブ文字が変わっていた場合 問題の発生したサーバでディスクの管理 ([ コントロールパネル ] > [ 管理ツール ] > [ コンピュータの管理 ] > [ ディスクの管理 ]) を使用して 問題発生前と同じドライブ文字を設定します (2) 共有ディスクのドライブのアクセス制限がかかっていない場合 [ スタート ] メニューの [ ファイル名を指定して実行 ] 等から 共有ディスクのフィルタリング設定 (clpsdfltr.exe) 起動し 共有ディスクのフィルタリング設定を行なってから サーバをシャットダウンします (3) 全サーバを起動し 以下の CLUSTERPRO サービスを起動します Transaction Web Alert CLUSTERPRO Server サービスは起動しません (4) 問題の発生したサーバに Web ブラウザで接続して Builder を起動し 問題の発生したサーバの以下の情報を再設定します 問題の発生したサーバの [ プロパティ ] [HBA] タブにある HBA とパーティションの情報 問題の発生したサーバの [ プロパティ ] [ ディスク I/F] タブにあるディスクハートビート用パーティションの情報 ディスクリソースの [ プロパティ ] [ 詳細 ] タブにある 問題の発生したサーバの切替パーティションの情報 (5) Builder から 更新したクラスタ構成情報をアップロードします (6) 問題の発生したサーバ以外の全サーバをシャットダウンして 2.1 CLUSTERPRO をすでに運用中の場合 に戻り (3-4) 以降の手順を実施します 4.2 ローリングアップグレードを行う場合 - 共有ディスク - ローリングアップグレードにより Service Pack を適用したサーバ ( 以下 対象サーバと記述します ) に対して 以下の手順で共有ディスクの設定確認 再設定を行います (1) 対象サーバの以下の CLUSTERPPRO サービスを起動してください Transaction 11

Web Alert CLUSTERPRO Server サービスは起動しません (2) 対象サーバに Web ブラウザで接続して Builder を起動し 対象サーバの [ プロパティ ] [HBA] タブにある [ 接続 ] ボタンを押します [ クラスタで管理する HBA 一覧 ] に表示される HBA にチェックが入っているか確認してください チェックが入っていれば問題ありませんので 2.3 ローリングアップグレードを行なう場合 に戻って (1-7) 以降の手順を行なってください HBA にチェックが入っていない場合は (3) 以降の手順に進んでください (3) [ スタート ] メニューの [ ファイル名を指定して実行 ] 等から 共有ディスクのフィルタリング設定 (clpsdfltr.exe) 起動し 共有ディスクのフィルタリング設定を行なってください (4) サーバをシャットダウンし 共有ディスクとの接続ケーブルを接続後 サーバを起動してください (5) ディスクの管理 ([ コントロールパネル ] > [ 管理ツール ] > [ コンピュータの管理 ] > [ ディスクの管理 ]) を使用して共有ディスクが見えることを確認し 以前と同じドライブ文字を設定します (6) 上記 (1) の CLUSTERPRO サービスを起動してください (7) Builder から 対象サーバの以下の情報を再設定します 自サーバの [ プロパティ ] [HBA] タブにある HBA とパーティションの情報 自サーバの [ プロパティ ] [ ディスク I/F] タブにあるディスクハートビート用パーティションの情報 ディスクリソースの [ プロパティ ] [ 詳細 ] タブにある自サーバの切替パーティションの情報 (8) [CLUSTERPRO Server] サービスが動作しているサーバのコマンドプロンプトから clpcl --suspend --force を実行し クラスタをサスペンドします サーバが一台停止している状態と認識されているため WebManager からサスペンドを実行することはできません (9) Builder から 更新したクラスタ構成情報をアップロードします (10) WebManager からクラスタをリジュームします WebManager からリジュームを実行すると クラスタをリジュームできません リロードボタンをクリックするか 後でやり直してください とエラーメッセージが出力されますが無視してください 対象サーバがサスペンド状態でないために出力されたものです (11) 2.3 ローリングアップグレードを行なう場合 に戻って (1-7) 以降の手順を行なってください 4.3 CLUSTERPRO をすでに運用中の場合 - ミラーディスク - (1) 全サーバを起動し 以下の CLUSTERPPRO サービスを起動してください 12

Transaction Web Alert CLUSTERPRO Server サービスは起動しません (2) 問題の発生したサーバでディスクの管理 ([ コントロールパネル ] > [ 管理ツール ] > [ コンピュータの管理 ] > [ ディスクの管理 ]) を使用してミラーディスクが見えることを確認し 問題発生前と同じドライブ文字を設定します (3) 問題の発生したサーバに Web ブラウザで接続して Builder を起動し このサーバの以下の情報を再設定します ミラーディスクリソースの [ プロパティ ] [ 詳細 ] タブにある 問題の発生したサーバのデータパーティション情報 クラスタパーティション情報 (4) Builder から 更新したクラスタ構成情報をアップロードします (5) 問題の発生したサーバ以外の全サーバをシャットダウンして 2.1 CLUSTERPRO をすでに運用中の場合 に戻り (3-4) 以降の手順を実施します 4.4 ローリングアップグレードを行う場合 - ミラーディスク - (1) ミラーディスクのドライブ文字等に異常が見つかったサーバ ( 以下 対象サーバと記述します ) の以下の CLUSTERPRO サービスを起動してください Transaction Web Alert CLUSTERPRO Server サービスは起動しません (2) ディスクの管理 ([ コントロールパネル ] > [ 管理ツール ] > [ コンピュータの管理 ] > [ ディスクの管理 ]) を使用してミラーディスクが見えることを確認し 問題発生前と同じドライブ文字を設定します (3) 対象サーバに Web ブラウザで接続して Builder を起動し 対象サーバの以下の情報を再設定します ミラーディスクリソースの [ プロパティ ] [ 詳細 ] タブにある対象サーバのデータパーティション情報 クラスタパーティション情報 (4) (3) で再設定したミラーディスクリソースを持つフェイルオーバグループを WebManager から停止します (5) [CLUSTERPRO Server] サービスが動作しているサーバのコマンドプロンプトから clpcl --suspend --force を実行し クラスタをサスペンドします サーバが一台停止している状態と認識されているため WebManager からサスペンドを実行することはできません (6) Builder から 更新したクラスタ構成情報をアップロードします (7) WebManager からクラスタをリジュームします 13

WebManager からリジュームを実行すると クラスタをリジュームできません リロードボタンをクリックするか 後でやり直してください とエラーメッセージが出力されますが無視してください 対象サーバがサスペンド状態でないために出力されたものです (8) (4) で停止したフェイルオーバグループを WebManager から起動します (9) 2.3 ローリングアップグレードを行なう場合 に戻って (1-7) 以降の手順を行なってください 14