コーポレートガバナンス コードに関する当行の取り組み 当行におけるコーポレートガバナンス コードの各原則に対する 当行の取組状況や取組方針は 以下の通りとなります 第 1 章株主の権利 平等性の確保 補充原則 1-11 取締役会は 株主総会において可決には至ったものの相当数の反対票が投じられた会社提案議案があったと認めるときは 反対の理由や反対票が多くなった原因の分析を行い 株主との対話その他の対応の要否について検討を行うべきである 当行提案議案に対し 相当数の反対票が投じられた場合 あるいは経年比較等により大幅な変動があった場合には理由及び原因を分析し 必要に応じて分析結果及び当行の考え方をホームページ等で適宜公表いたします 補充原則 1-12 上場会社は 総会決議事項の一部を取締役会に委任するよう株主総会に提案するに当たっては 自らの取締役会においてコーポレートガバナンスに関する役割 責務を十分に果たし得るような体制が整っているか否かを考慮すべきである 他方で 上場会社において そうした体制がしっかりと整っていると判断する場合には 上記の提案を行うことが 経営判断の機動性 専門性の確保の観点から望ましい場合があることを考慮に入れるべきである 当行は 取締役会における意思決定の迅速化及び業務執行の監督強化という観点より 執行役員制度を導入し業務執行の責任者の定義 責務等を明確化した上で業務執行を委嘱するとともに 2 名の独立社外取締役を選任し外部の視点による助言 監督機能を働かせることで 経営の透明性と客観性の確保に努めており コーポレートガバナンスに関する役割 責務を十分果たし得る体制が整っていると判断しております 総会決議事項の一部を取締役会に委任するよう株主総会に提案することに関しましては 当行取締役会の体制が整備されていることを踏まえ また経営判断の機動性 専門性の確保の観点からも 取締役会に委任することが適切と考えられる総会決議事項がある場合は 検討を行います 補充原則 1-13 上場会社は 株主の権利の重要性を踏まえ その権利行使を事実上妨げることのないよう配慮すべきである とりわけ 少数株主にも認められている上場会社及びその役員に対する特別な権利 ( 違法行為の差止めや代表訴訟提起に係る権利等 ) については その権利行使の確保に課題や懸念が生じやすい面があることから 十分に配慮を行うべきである 当行では 少数株主も含め 株主の皆さまの権利行使を妨げることのないよう 十分な配慮を行ってまいります 1 / 17
補充原則 1-21 上場会社は 株主総会において株主が適切な判断を行うことに資すると考えられる情報については 必要に応じ適確に提供すべきである 株主総会において株主の皆さまが適切な判断を行うことに資すると考えられる情報については 適時適切に提供してまいります また 株主間で情報格差が生じないよう十分な配慮を行ってまいります 補充原則 1-22 上場会社は 株主が総会議案の十分な検討期間を確保することができるよう 招集通知に記載する情報の正確性を担保しつつその早期発送に努めるべきであり また 招集通知に記載する情報は 株主総会の招集に係る取締役会決議から招集通知を発送するまでの間に TDnet や自社のウエブサイトにより電子的に公表すべきである 招集通知につきましては 可能な範囲で早期に発送してまいります また 株主の皆さまに総会議案を十分ご検討いただくため 招集通知を発送するまでの間 招集通知に記載する内容が確定次第速やかに TDnet 及び当行ホームページにおいて 公表してまいります 株主総会招集ご通知 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/kabusiki/soukai/ 補充原則 1-23 上場会社は 株主との建設的な対話の充実や そのための正確な情報提供等の観点を考慮し 株主総会開催日をはじめとする株主総会関連の日程の適切な設定を行うべきである 株主総会開催日は より多くの株主の皆さまに出席いただき 株主の皆さまの意思をより反映できるように例年予想される集中日等を考慮し設定してまいります 補充原則 1-24 上場会社は 自社の株主における機関投資家や海外投資家の比率等も踏まえ 議決権の電子行使を可能とするための環境作り ( 議決権電子行使プラットフォームの利用等 ) や招集通知の英訳を進めるべきである 当行では 第 209 期定時株主総会より招集通知の英訳を実施しております また 第 210 期定時株主総会より株式会社 ICJ が運営する議決権電子行使プラットフォームを利用しております 株主総会招集ご通知 ( 英訳版 ) http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/kabusiki/soukai/ 補充原則 1-25 信託銀行等の名義で株式を保有する機関投資家等が 株主総会において 信託銀行等に代わって自ら議決権の行使等を行うことをあらかじめ希望する場合に対応するため 上場会社は 信託銀行等と協議しつつ検討を行うべきである 2 / 17
機関投資家が保有する株式の名義は 一般的に資産管理機関としての信託銀行となっており 法的に信託銀行が株主総会に出席できる株主となっておりますが 株主の皆さまの権利を実質的に確保する観点から 実質株主の株主総会への出席及び権利行使について 信託銀行等の意見等も踏まえ 検討してまいります 原則 1-3. 資本政策の基本的な方針 上場会社は 資本政策の動向が株主の利益に重要な影響を与え得ることを踏まえ 資本政策の基本的な方針について説明を行うべきである 当行は 資本政策の基本的な方針 を 以下のように定めております 資本政策の基本的な方針 当行は 株主価値の持続的な向上を実現し また重要なステークホルダーである預金者をはじめとする地域のお客さまからの信頼を高めるため 監督規制上求められる水準を充足し かつ地域経済を支えていくという地方銀行に求められる公共性の観点から地域にしっかりとリスクテイクするために必要となる株主資本の保持 と 資本の戦略的な活用による収益力の強化 等のバランスに配慮し 適時適切な資本政策を実施していく 株主の皆さまへの利益還元策としては 長期的かつ安定的な経営基盤の強化と経営の効率化並びに内部留保充実による財務体質の強化に努めている中 安定配当を継続実施していくことを基本方針とする 原則 1-4. いわゆる政策保有株式 上場会社がいわゆる政策保有株式として上場株式を保有する場合には 政策保有に関する方針を開示すべきである また 毎年 取締役会で主要な政策保有についてそのリターンとリスクなどを踏まえた中長期的な経済合理性や将来の見通しを検証し これを反映した保有のねらい 合理性について具体的な説明を行うべきである 上場会社は 政策保有株式に係る議決権の行使について 適切な対応を確保するための基準を策定 開示すべきである 当行は 上場株式の政策保有に関する基本方針 及び 政策保有株式に係る議決権行使に関する基本方針 を 以下のように定めております 上場株式の政策保有に関する基本方針 1. 当行は 株式保有によるお取引先との関係維持 強化や地域のお取引先に対するご支援等が 中長期的に当行の企業価値を高めることに資すると判断した場合 当該企業の株式を営業政策等の一環として保有する 2. 取締役会は毎年 主要な政策保有株式について 発行先との関係性や保有コストとリターンを踏まえた経済合理性等を総合的に検証し 保有の意義が乏しいと判断された銘柄については 市場への影響やその他考慮すべき事情に配慮のうえ 原則として削減し 残高の圧縮を図る方針とする 政策保有株式に係る議決権行使に関する基本方針 政策保有株式の議決権行使にあたり 以下の事項に該当すると判断した議案には 目的 内容等を確認 精査したうえで 総合的に賛否を決定する 1. 当行の経済的利益を毀損させる可能性がある場合 2. 企業価値を大きく毀損させる可能性がある場合 3. 企業活動に関する適時かつ適切な情報開示が行われていない場合 3 / 17
補充原則 1-51 上場会社は 自社の株式が公開買付けに付された場合には 取締役会としての考え方 ( 対抗提案があればその内容を含む ) を明確に説明すべきであり また 株主が公開買付けに応じて株式を手放す権利を不当に妨げる措置を講じるべきではない 当行では いわゆる買収防衛策といわれる方策はとっておりません 原則 1-6. 株主の利益を害する可能性のある資本政策 支配権の変動や大規模な希釈化をもたらす資本政策 ( 増資 MBO 等を含む ) については 既存株主を不当に害することのないよう 取締役会 監査役は 株主に対する受託者責任を全うする観点から その必要性 合理性をしっかりと検討し 適正な手続を確保するとともに 株主に十分な説明を行うべきである 当行が支配権の変動や大規模な希薄化を伴う資本政策を実施する場合には その必要性 合理性及び客観性等につき独立社外取締役を含む取締役会等において十分検討することで 適正な手続きを確保いたします また 株主の皆さまに対しては 株主総会 ホームページ IR 等を活用し 当該資本政策の必要性 合理性及び客観性等に関する十分な説明を実施いたします 原則 1-7. 関連当事者間の取引 上場会社がその役員や主要株主等との取引 ( 関連当事者間の取引 ) を行う場合には そうした取引が会社や株主共同の利益を害することのないよう また そうした懸念を惹起することのないよう 取締役会は あらかじめ 取引の重要性やその性質に応じた適切な手続を定めてその枠組みを開示するとともに その手続を踏まえた監視 ( 取引の承認を含む ) を行うべきである 当行役員や主要株主等との取引 ( 関連当事者間の取引 ) を行う場合には 当行や株主の皆さまの利益に反する取引が行われることのないよう 以下の手続きを定めております 1. 取締役と当行との競合取引及び利益相反取引については 取締役会の承認を得る旨を取締役会規程に定めております 2. 株主への利益供与の禁止やアームスレングスルール等についてはコンプライアンス マニュアルに定めており 会社や株主共同の利益を害することのないよう 適切な手続きを定めております 4 / 17
第 2 章株主以外のステークホルダーとの適切な協働 原則 2-1. 中長期的な企業価値向上の基礎となる経営理念の策定 上場会社は 自らが担う社会的な責任についての考え方を踏まえ 様々なステークホルダーへの価値創造に配慮した経営を行いつつ中長期的な企業価値向上を図るべきであり こうした活動の基礎となる経営理念を策定すべきである 当行は 経営理念として 地域社会の繁栄に貢献するため銀行業務を通じ最善をつくす を掲げ また長期経営計画及び中期経営計画を策定しており その実現を通じて 持続的に成長し 中長期的な企業価値を向上させ もって株主の皆さまに当行の株式を安心して長期に保有していただくことを可能とするとともに 様々なステークホルダーへの価値創造に配慮した経営を行います 経営理念 http://www.oitabank.co.jp/company/rinen/keiei/ 中期経営計画 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/kaiji/chuki.html 補充原則 2-21 取締役会は 行動準則が広く実践されているか否かについて 適宜または定期的にレビューを行うべきである その際には 実質的に行動準則の趣旨 精神を尊重する企業文化 風土が存在するか否かに重点を置くべきであり 形式的な遵守確認に終始すべきではない 当行は 取締役 執行役員及び従業員等が常に倫理的に行動することを確保するため 大分銀行の企業倫理 倫理宣言 行動指針である Credo~ 私たちの約束 ブランドスローガン 感動を シェアしたい を定めている他 取締役会で 法令等遵守方針 を定め 各々の準則に則り 事業活動を展開しております 取締役会は この行動準則の趣旨 精神を尊重する企業文化や風土の醸成状況について 行職員を対象に実施するコンプライアンス実態調査や担当部署によるモニタリング等により レビューを実施してまいります また 取締役会はコンプライアンス実態調査等の結果に基づき 更なる改善に向け必要な取り組みを行ってまいります ブランドスローガン http://www.oitabank.co.jp/company/rinen/brand/ 補充原則 2-31 取締役会は サステナビリティー ( 持続可能性 ) を巡る課題への対応は重要なリスク管理の一部であると認識し 適確に対処するとともに 近時 こうした課題に対する要請 関心が大きく高まりつつあることを勘案し これらの課題に積極的 能動的に取り組むよう検討すべきである 当行では 平成 28 年度よりスタートした 中期経営計画 2016 の基本方針に CSV の実現 を掲げ 地域と当行自身のサステナビリティー ( 持続可能性 ) の最大化に向けて 全行一丸となって CSV の実現に取り組んでまいります CSV(Creating Shared Value: 共有価値の創造 ) とは 社会的課題の解決と企業の競争力 ( 収益力 ) の向上を同時に実現する という考え方を表しています 当行と地域は一体の関係にあり 地域の発展なくして当行の発展はありえません 当行は地域社会が抱える人口減少や企業数の伸び悩みといった数多くの課題解決に主体的に取り組むことによって 地域との共有価値を創造し 地域と一体となった成長 発展を目指してまいります 5 / 17
原則 2-4. 女性の活躍促進を含む社内の多様性の確保 上場会社は 社内に異なる経験 技能 属性を反映した多様な視点や価値観が存在することは 会社の持続的な成長を確保する上での強みとなり得る との認識に立ち 社内における女性の活躍促進を含む多様性の確保を推進すべきである 当行では 長期経営計画 2011 において 女性人財の活用 適材適所の実現のためのスペシャリストの育成 を掲げ 女性の活躍促進を含む多様性の確保を推進しております 補充原則 2-51 上場会社は 内部通報に係る体制整備の一環として 経営陣から独立した窓ロの設置 ( 例えば 社外取締役と監査役による合議体を窓ロとする等 ) を行うべきであり また 情報提供者の秘匿と不利益取扱の禁止に関する規律を整備すべきである 当行では リスク管理の所管部であるリスク統括部を窓口とするホットライン ( 内部通報制度 ) を設け 当行及び当行関連会社の全役職員が法令又は当行及び当行関連会社諸規程に違反する行為を認識した場合の通報体制を構築しております また ホットライン ( 内部通報制度 ) に関する規程 において 経営陣から独立した窓口として顧問弁護士事務所を用意し 通報者は通報した事実をもって不利益な取り扱いは受けない旨を規定しております また 当行のコンプライアンス プログラム及びコンプライアンス臨店によりホットラインの周知状況及び ホットライン コンプライアンス何でも相談窓口 の利用状況を確認し コンプライアンス委員会へ報告する体制を整備しており 取締役会はコンプライアンス委員会の状況報告を受けることにより 運用状況の監督を行っております 6 / 17
第 3 章適切な情報開示と透明性の確保 原則 3-1. 情報開示の充実 上場会社は 法令に基づく開示を適切に行うことに加え 会社の意思決定の透明性 公正性を確保し 実効的なコーポレートガバナンスを実現するとの観点から ( 本コード ( 原案 ) の各原則において開示を求めている事項のほか ) 以下の事項について開示し 主体的な情報発信を行うべきである (ⅰ) 会社の目指すところ ( 経営理念等 ) や経営戦略 経営計画 (ⅱ) 本コード ( 原案 ) のそれぞれの原則を踏まえた コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方と基本方針 (ⅲ) 取締役会が経営陣幹部 取締役の報酬を決定するに当たっての方針と手続 (ⅳ) 取締役会が経営陣幹部の選任と取締役 監査役候補の指名を行うに当たっての方針と手続 (ⅴ) 取締役会が上記 (ⅳ) を踏まえて経営陣幹部の選任と取締役 監査役候補の指名を行う際の個々の選任 指名についての説明 当行では 透明性 公正性のある実効的なコーポレートガバナンスを実現するため 経営理念や経営計画 各方針等を制定し 以下のとおり コーポレートガバナンス報告書もしくはホームページに掲載しておりますので ご参照ください 1. 経営理念 ブランドスローガン 経営戦略 中期経営計画は 当行ホームページに掲載しております 2. コーポレートガバナンスに関する基本方針 は 当行ホームページに掲載しております また コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方 は コーポレートガバナンス報告書 1. 基本的な考え方 及び コーポレートガバナンスに関する基本方針 に掲載しております 3. 取締役会が経営陣幹部 取締役の報酬等を決定するに当たっての方針と手続 及び 取締役会が経営陣幹部の選任と取締役 監査役候補の指名を行うに当たっての方針と手続 は コーポレートガバナンスに関する基本方針 に掲載しております 4. 上記の方針を踏まえた取締役 監査役候補者に関する説明については 定時株主総会への取締役 監査役選任議案上程の際 株主総会招集ご通知 上にて開示を行っております 経営理念 http://www.oitabank.co.jp/company/rinen/keiei/ ブランドスローガン http://www.oitabank.co.jp/company/rinen/brand/ 経営戦略 中期経営計画 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/kaiji/chuki.html コーポレートガバナンスに関する基本方針 コーポレートガバナンス報告書 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/corprate_governance/ 補充原則 3-12 上場会社は 自社の株主における海外投資家等の比率も踏まえ 合理的な範囲において 英語での情報の開示 提供を進めるべきである 毎年 Annual Report を作成開示するとともに 四半期毎の連結財務諸表についても英文で開示しております Annual Report http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/kaiji/annualreport/ 四半期毎の連結財務諸表 ( 英文 ) http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/zaimu/financialinf/ 7 / 17
補充原則 3-21 監査役会は 少なくとも下記の対応を行うべきである (ⅰ) 外部会計監査人候補を適切に選定し外部会計監査人を適切に評価するための基準の策定 (ⅱ) 外部会計監査人に求められる独立性と専門性を有しているか否かについての確認 監査役会は 外部会計監査人候補を適切に評価するための基準 を策定しており 当該基準に基づき適切な対応を行っております 補充原則 3-22 取締役会及び監査役会は 少なくとも下記の対応を行うべきである (ⅰ) 高品質な監査を可能とする十分な監査時間の確保 (ⅱ) 外部会計監査人から CEO CFO 等の経営陣幹部へのアクセス ( 面談等 ) の確保 (ⅲ) 外部会計監査人と監査役 ( 監査役会への出席を含む ) 内部監査部門や社外取締役との十分な連携の確保 (ⅳ) 外部会計監査人が不正を発見し適切な対応を求めた場合や 不備 問題点を指摘した場合の会社側の対応体制の確立 (ⅰ) 高品質な監査を可能とする十分な監査時間の確保 1 監査役会は 2 名の常勤監査役及び 2 名の社外監査役の体制となっており 常勤監査役を中心に高品質な監査を可能とする十分な監査時間は確保されております 2 社外監査役は 月 2 回以上の監査役会における常勤監査役からの営業店の状況に関する説明 本部各部との定例会議における銀行全般の状況に関するヒアリングの実施等により 監査に必要な情報を共有しております また 取締役会への出席により取締役の経営判断に関する情報も共有しており 高品質な監査を可能とする十分な監査時間は確保されております (ⅱ) 外部会計監査人から経営陣幹部へのアクセス ( 面談等 ) の確保 1 当行では 外部会計監査人と代表取締役との定例的な協議の場を設けております (ⅲ) 外部会計監査人と監査役 ( 監査役会への出席を含む ) 内部監査部門や社外取締役との十分な連携の確保 1 当行では 外部会計監査人と監査役会 内部監査部門との定期的な協議の場を設けております 2 また 外部会計監査人と社外取締役との協議の場も 不定期ではありますが 設けております (ⅳ) 外部会計監査人が不正を発見し適切な対応を求めた場合や 不備 問題点を指摘した場合の銀行側の対応体制の確立 1 取締役会は 金融検査マニュアルの規定で求められている外部会計監査人により指摘された問題点を一定の期間内に改善する体制の整備を行う旨 役員コンプライアンス マニュアルに定めております 2 監査役会は 取締役の職務の執行に関し不正の行為又は法令もしくは定款に違反する重大な事実があることを発見した旨の外部会計監査人からの報告を受けた場合には 必要な調査を行い 状況に応じ適切な措置を講じる旨 監査役会規程に定めております 8 / 17
第 4 章取締役会等の責務 補充原則 4-11 取締役会は 取締役会自身として何を判断 決定し 何を経営陣に委ねるのかに関連して 経営陣に対する委任の範囲を明確に定め その概要を開示すべきである 取締役会の職務については 取締役会規程に 業務執行の決定 取締役の職務の執行の監督 代表取締役の選定及び解職 である旨を定め また取締役会が決定すべき事項についても 取締役会規程において定めております 業務の執行に当たっては 経営陣に対する委任の範囲を 各職務分掌 規程等に定め 取締役会は 経営陣の業務の執行状況を監督しております 補充原則 4-12 取締役会 経営陣幹部は 中期経営計画も株主に対するコミットメントの一つであるとの認識に立ち その実現に向けて最善の努力を行うべきである 仮に 中期経営計画が目標未達に終わった場合には その原因や自社が行った対応の内容を十分に分析し 株主に説明を行うとともに その分析を次期以降の計画に反映させるべきである 中期経営計画は株主に対するコミットメントの一つであり 取締役会 経営陣幹部は その実現に向けて最善の努力を行っております 今後 仮に中期経営計画が未達に終わった場合 その原因等について分析を行い IR 等において説明を行ってまいります また 次期中期経営計画に対応策を反映させてまいります 補充原則 4-13 取締役会は 会社の目指すところ ( 経営理念等 ) や具体的な経営戦略を踏まえ 最高経営責任者等の後継者の計画 ( プランニング ) について適切に監督を行うべきである 最高経営責任者を含む取締役候補の指名に当たっては 客観性及び決定プロセスの透明性を高めるため 独立社外取締役へ諮問を行い 答申の内容を適切に反映させていくこととしております 補充原則 4-21 経営陣の報酬は 持続的な成長に向けた健全なインセンティブの一つとして機能するよう 中長期的な業績と連動する報酬の割合や 現金報酬と自社株報酬との割合を適切に設定すべきである 当行の取締役 ( 社外取締役を除く ) に対する報酬等は 確定金額報酬 役員賞与 及び 株式報酬型ストックオプション報酬 で構成され 監査役及び社外取締役に対する報酬等は 確定金額報酬 で構成されています この内 役員賞与 株式報酬型ストックオプション報酬 に該当する部分が中長期的な業績と連動する報酬 ( 変動報酬 ) であり その割合は概ね総額報酬の 28% となっております また現金報酬と自社株報酬の割合は概ね 87% 対 13% となっております 9 / 17
補充原則 4-31 取締役会は 経営陣幹部の選任や解任について 会社の業績等の評価を踏まえ 公正かつ透明性の高い手続に従い 適切に実行すべきである 経営陣幹部候補については 銀行の経営管理を的確 公正かつ効率的に遂行することができる知識及び経験を有す あるいは当行外の職務経験等から見て職務遂行に必要な高い能力や知見 識見を有する者で かつ社会的信用を有する者を客観性の高い手続きに従い選定しております また解任に当たっても 客観性の高い手続きに従い 適切に実行しております 補充原則 4-32 コンプライアンスや財務報告に係る内部統制や先を見越したリスク管理体制の整備は 適切なリスクテイクの裏付けとなり得るものであるが 取締役会は これらの体制の適切な構築や その運用が有効に行われているか否かの監督に重点を置くべきであり 個別の業務執行に係るコンプライアンスの審査に終始すべきではない 取締役会は 内部統制システムの基本方針 及び 統合的リスク管理方針 等を決定し その運用について監督を行っております また 経営陣 支配株主等の関連当事者と当行との間の取引は 取締役会の決議事項として定められており 利益相反を適切に管理しております 補充原則 4-41 監査役会は 会社法により その半数以上を社外監査役とすること及び常勤の監査役を置くことの双方が求められていることを踏まえ その役割 責務を十分に果たすとの観点から 前者に由来する強固な独立性と 後者が保有する高度な情報収集力とを有機的に組み合わせて実効性を高めるべきである また 監査役または監査役会は 社外取締役が その独立性に影響を受けることなく情報収集力の強化を図ることができるよう 社外取締役との連携を確保すべきである 監査役会は 取締役の職務執行の監査を的確 公正かつ効率的に遂行することができる知識及び経験を有し かつ十分な社会的信用を有する社外監査役 2 名と常勤監査役 2 名で構成されており 社外監査役の独立性と常勤監査役の情報収集力を組み合わせることで 取締役会に対して実効性の高い監査や意見陳述が行われております また 独立社外取締役と監査役会及び社外監査役との相互の情報共有を強化するため 社外取締役と監査役会 社外取締役と社外監査役 の協議会を定期的に開催しております 原則 4-5. 取締役 監査役等の受託者責任 上場会社の取締役 監査役及び経営陣は それぞれの株主に対する受託者責任を認識し ステークホルダーとの適切な協働を確保しつつ 会社や株主共同の利益のために行動すべきである 当行の取締役 監査役及び経営陣は 株主の皆さま 地域 お客さま 銀行 従業員等の各ステークホルダーが 三方よし となるよう適切な協働を確保し 収益力の強化に向けた企業活動を展開してまいります 10 / 17
原則 4-6. 経営の監督と執行 上場会社は 取締役会による独立かつ客観的な経営の監督の実効性を確保すべく 業務の執行には携わらない 業務の執行と一定の距離を置く取締役の活用について検討すべきである 当行では 取締役会に独立性と透明性の高い監督機能を持たせるため 独立社外取締役を 2 名選任しております 独立社外取締役に対しては 取締役候補の指名や取締役の報酬決定に際し諮問を行うほか 当行と経営陣 大口株主等との利益相反の監督や中長期的な企業価値の向上を図る観点から経営全般において 独立かつ客観的な立場からの意見を求めていくことなどで 取締役会の実効性を高める活用を行ってまいります 原則 4-7. 独立社外取締役の役割 責務 上場会社は 独立社外取締役には 特に以下の役割 責務を果たすことが期待されることに留意しつつ その有効な活用を図るべきである (ⅰ) 経営の方針や経営改善について 自らの知見に基づき 会社の持続的な成長を促し中長期的な企業価値の向上を図る との観点からの助言を行うこと (ⅱ) 経営陣幹部の選解任その他の取締役会の重要な意思決定を通じ 経営の監督を行うこと (ⅲ) 会社と経営陣 支配株主等との間の利益相反を監督すること (ⅳ) 経営陣 支配株主から独立した立場で 少数株主をはじめとするステークホルダーの意見を取締役会に適切に反映させること 当行の コーポレートガバナンスに関する基本方針 に独立社外取締役に求められる役割 責務を明示し その役割 責務に則った職務遂行を実践してまいります コーポレートガバナンスに関する基本方針 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/corprate_governance/ 補充原則 4-81 独立社外取締役は 取締役会における議論に積極的に貢献するとの観点から 例えば 独立社外者のみを構成員とする会合を定期的に開催するなど 独立した客観的な立場に基づく情報交換 認識共有を図るべきである 当行では 企業価値の向上に寄与する役割 責務を果たし得る資質を備えた独立社外取締役を現在 2 名選任しております 当行では 社外取締役と社外監査役との協議会を定期的に開催しており 情報の交換 認識の共有に努めております また 当該協議会においては 適切な経営監査の観点から 必要に応じ 取締役 執行役員 業務担当部門等へのヒアリングを実施することとしており 経営に対する客観的な立場からの意見表明を行うために必要な情報を入手できる体制を整備しております 11 / 17
補充原則 4-82 独立社外取締役は 例えば 互選により 筆頭独立社外取締役 を決定することなどにより 経営陣との連絡 調整や監査役または監査役会との連携に係る体制整備を図るべきである 当行は 独立社外取締役がその職務を円滑に遂行することができるよう 適切なサポート体制を整備しております また 監査役及び監査役会との連携に関しては 定期的に開催する 社外取締役と監査役会との協議会 社外取締役と社外監査役との協議会 等を通して円滑に行われる体制が整備されております 原則 4-9. 独立社外取締役の独立性判断基準及び資質 取締役会は 金融商品取引所が定める独立性基準を踏まえ 独立社外取締役となる者の独立性をその実質面において担保することに主眼を置いた独立性判断基準を策定 開示すべきである また 取締役会は 取締役会における率直 活発で建設的な検討への貢献が期待できる人物を独立社外取締役の候補者として選定するよう努めるべきである 当行は 社外取締役の 独立性判断基準 を以下のとおり定めるとともに 社外取締役候補者の選任に当たっては その要件を充足し かつ社外取締役に求められる役割 責務を果たし得る資質を備えた人材を選定するよう努めております 独立社外取締役の独立性判断基準 1. 本人が 現在又は過去において 以下に掲げる者に該当しないこと (1) 当行グループ ( 1) の業務執行者 ( 2) 2. 本人が 現在又は過去 3 年間において 以下に掲げる者に該当しないこと (1) 当行の主要な与信先 ( 3) の業務執行者 (2) 当行グループの主要な取引先 ( 4) の業務執行者 (3) 当行の大株主 ( 直接 間接に 10% 以上の議決権を有する者 ) 又はその業務執行者及び監査役 会計参与 (4) 当行グループが議決権の 5% を保有する先の業務執行者及び監査役 会計参与 (5) 当行グループの会計監査人又はその業務執行者 (6) 当行グループより役員報酬以外に年間 1,000 万円を超える報酬を得ている者 ( 会計専門家 法律専門家 コンサルタント等 ) (7) 当行グループより年間 1,000 万円を超える寄付金を得ている団体の業務執行者 3. 本人の配偶者 二親等内の親族又は同居者が 以下に該当しないこと (1) 上記 1.2. に記載の事項 4. 役員等が相互に就任している状況にないこと 5. 社外取締役の在任期間が 8 年を超えないこと 6. 上記の他 独立社外取締役としての職務を果たせないと判断される事情がないこと 7. 上記の 2~5 のいずれかを充足しない者であっても 当該人物の人格 見識等に照らし 十分な独立性を有し かつ社外取締役として適切であると当行が考える場合には その理由を対外的に説明することで 当該人物を当行の独立社外取締役候補者とすることができる ( 1) 当行及び当行の子会社 関連会社 関係会社 ( 2) 業務執行取締役 執行役員 又は使用人 ( 3) 主要な与信先に係る判断については 与信シェア 売上高 総資産等に対する与信額の割合 債務償還年数 預金等取引とのバランス 他金融機関との取引状況等を総合的に勘案し 当該企業等が当行グループ経営陣から著しいコントロールを受け得る立場か否かを判断する ( 4) 主要な取引先に係る判断については 当行と当該企業との取引による売上高等が当該会社の売上高等の相当部分を占めている等 親会社 関連会社と同程度の影響を受け得る立場か否かにより判断する 12 / 17
補充原則 4-101 上場会社が監査役会設置会社または監査等委員会設置会社であって 独立社外取締役が取締役会の過半数に達していない場合には 経営陣幹部 取締役の指名 報酬などに係る取締役会の機能の独立性 客観性と説明責任を強化するため 例えば 取締役会の下に独立社外取締役を主要な構成員とする任意の諮問委員会を設置することなどにより 指名 報酬などの特に重要な事項に関する検討に当たり独立社外取締役の適切な関与 助言を得るべきである 経営陣幹部 取締役の指名 報酬等の決定に当たっては 判断の客観性と透明性を高めるため 各々の妥当性等について独立社外取締役へ諮問を行い 答申の内容を適切に反映させてまいります 補充原則 4-111 取締役会は 取締役会の全体としての知識 経験 能力のバランス 多様性及び規模に関する考え方を定め 取締役の選任に関する方針 手続と併せて開示すべきである コーポレートガバナンスに関する基本方針 に掲載しております 取締役会が経営陣幹部の選任と取締役 監査役候補の指名を行うに当たっての方針と手続 の中で 取締役会全体としての知識 経験 能力のバランス 多様性及び規模に関する考え方を記載しておりますので ご参照ください コーポレートガバナンスに関する基本方針 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/corprate_governance/ 補充原則 4-112 社外取締役 社外監査役をはじめ 取締役 監査役は その役割 責務を適切に果たすために必要となる時間 労力を取締役 監査役の業務に振り向けるべきである こうした観点から 例えば 取締役 監査役が他の上場会社の役員を兼任する場合には その数は合理的な範囲にとどめるべきであり 上場会社は その兼任状況を毎年開示すべきである 取締役及び監査役の重要な兼職の状況を 株主総会招集ご通知 の事業報告及びコーポレートガバナンス報告書の 2.1 取締役関係 会社との関係及び 監査役関係 会社との関係 (2) に記載しておりますので ご参照ください また コーポレートガバナンスに関する基本方針 に 社外役員の兼職に関する考え方を記載しております 株主総会招集ご通知 https://www.oitabank.co.jp/company/kabunushi/soukai/kabunushi_soukai.html コーポレートガバナンス報告書 コーポレートガバナンスに関する基本方針 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/corprate_governance/ 補充原則 4-113 取締役会は 毎年 各取締役の自己評価なども参考にしつつ 取締役会全体の実効性について分析 評価を行い その結果の概要を開示すべきである 当行では 取締役会の実効性を高めていくため 毎年 取締役会の構成 取締役会の運営状況などを主な観点として分析 評価を行い 結果の概要を開示するとともに 必要な改善を図ってまいります 評価結果の概要は コーポレートガバナンス報告書の 1.1 コーポレートガバナンス コードの各原則に基づく開示 及び当行ホームページに掲載しておりますので ご参照ください 13 / 17
補充原則 4-121 取締役会は 会議運営に関する下記の取扱いを確保しつつ その審議の活性化を図るべきである (ⅰ) 取締役会の資料が 会日に十分に先立って配布されるようにすること (ⅱ) 取締役会の資料以外にも 必要に応じ 会社から取締役に対して十分な情報が ( 適切な場合には 要点を把握しやすいように整理 分析された形で ) 提供されるようにすること (ⅲ) 年間の取締役会開催スケジュールや予想される審議事項について決定しておくこと (ⅳ) 審議項目数や開催頻度を適切に設定すること (ⅴ) 審議時間を十分に確保すること (ⅰ) 取締役会の資料が 会日に十分に先立って配布されるようにすること 1 取締役会資料は 原則月曜日 ( 隔週 ) の開催に先立ち 前週木曜日には配付を行っており 議案の内容を把握 検討する時間は確保されています (ⅱ) 取締役会の資料以外にも 必要に応じ 会社から取締役に対して十分な情報が ( 適切な場合には 要点を把握しやすいように整理 分析された形で ) 提供されるようにすること 1 取締役から取締役会資料以外の資料を求められた場合には 取締役の要請に沿った形で情報を提供しております (ⅲ) 年間の取締役会開催スケジュールや予想される審議事項について決定しておくこと 1 取締役会開催スケジュール及び予想される審議事項については 半期ごとに向こう 6 か月の計画を決定しております (ⅳ ⅴ) 審議項目数や開催頻度を適切に設定すること 審議時間を十分に確保すること 1 開催頻度は原則月 2 回としており 審議項目数については 十分な審議時間確保のため 適切な設定に努めております 補充原則 4-131 社外取締役を含む取締役は 透明 公正かつ迅速 果断な会社の意思決定に資するとの観点から 必要と考える場合には 会社に対して追加の情報提供を求めるべきである また 社外監査役を含む監査役は 法令に基づく調査権限を行使することを含め 適切に情報入手を行うべきである 社外取締役を含む取締役及び社外監査役を含む監査役は 必要があるとき又は適切と考えるときにはいつでも 社内取締役 執行役員 又は従業員に対して説明もしくは報告を求め 又は行内資料の提出を求めることができる体制となっております 補充原則 4-132 取締役 監査役は 必要と考える場合には 会社の費用において外部の専門家の助言を得ることも考慮すべきである 当行の社外を含む取締役及び監査役が その役割 責務を果たすために必要と考える場合には 当行の費用において 弁護士へのリーガルチェック等 外部の専門家の助言を得ることができる体制を整備しております 14 / 17
補充原則 4-133 上場会社は 内部監査部門と取締役 監査役との連携を確保すべきである また 上場会社は 例えば 社外取締役 社外監査役の指示を受けて会社の情報を適確に提供できるよう社内との連絡 調整にあたる者の選任など 社外取締役や社外監査役に必要な情報を適確に提供するための工夫を行うべきである 1. 内部監査部門と取締役 監査役との連携を確保するための体制として 当行では以下の体制を整備しています (1) 内部監査の状況について 定期的に取締役会に報告され 十分な意見交換がなされています (2) 内部監査部門と監査役会との協議会を定期的に また内部監査部門と社外取締役との協議会を必要に応じて開催し 必要な情報提供を適確に実施しております 2. 社外を含む取締役 監査役との連絡 調整にあたる者として各々秘書室 監査役室に担当者を選任しております 補充原則 4-141 社外取締役 社外監査役を含む取締役 監査役は 就任の際には 会社の事業 財務 組織等に関する必要な知識を取得し 取締役 監査役に求められる役割と責務 ( 法的責任を含む ) を十分に理解する機会を得るべきであり 就任後においても 必要に応じ これらを継続的に更新する機会を得るべきである 取締役 監査役が役割 責務を果たしていくために 就任の際には職務上必要な会社の事業 財務 組織等に関する情報を提供 又は入手し 必要な知識を取得することとしております また 就任後においても 適宜必要な情報を更新する機会を設けております 補充原則 4-142 上場会社は 取締役 監査役に対するトレーニングの方針について開示を行うべきである 当行は 取締役 監査役に対するトレーニングの方針を 以下のように定めております 取締役及び監査役に対するトレーニングに関する基本方針 1. 当行の取締役 監査役 ( 社外を含む ) は 様々な課題に対し適切な経営判断等を行うため 経営を取り巻く環境 当行業務に関連する法令等の内容 当行の状況 課題等に関して 適宜情報の収集や知識の習得に努める 2. 当行は 取締役 監査役が情報 知識を収集 更新する機会として 行内外の研修やセミナー等に関するメニューを随時提供するとともに 当行費用での参加機会を提供する 15 / 17
第 5 章株主との対話 補充原則 5-11 株主との実際の対話 ( 面談 ) の対応者については 株主の希望と面談の主な関心事項も踏まえた上で 合理的な範囲で 経営陣幹部または取締役 ( 社外取締役を含む ) が面談に臨むことを基本とすべきである 株主から対話 ( 面談 ) の申込みを受けた際には 経営陣や適切な担当者が合理的な範囲で対応を行ってまいります 補充原則 5-12 株主との建設的な対話を促進するための方針には 少なくとも以下の点を記載すべきである (ⅰ) 株主との対話全般について 下記 (ii)~(v) に記載する事項を含めその統括を行い 建設的な対話が実現するように目配りを行う経営陣または取締役の指定 (ⅱ) 対話を補助する社内の IR 担当 経営企画 総務 財務 経理 法務部門等の有機的な連携のための方策 (ⅲ) 個別面談以外の対話の手段 ( 例えば 投資家説明会や IR 活動 ) の充実に関する取組み (ⅳ) 対話において把握された株主の意見 懸念の経営陣幹部や取締役会に対する適切かつ効果的なフィードバックのための方策 (ⅴ) 対話に際してのインサイダー情報の管理に関する方策 当行は 以下の方針に基づき 株主の皆さまとの建設的な対話の促進に向けた取り組みを行ってまいります 株主との建設的な対話を促進するための方針 1. 統括者株主の皆さまとの対話全般について 建設的な対話を実現させるため 取締役頭取を統括者とし 経営戦略 経営計画並びに資本政策等の所管部である総合企画部の担当取締役及び総合企画部長を統括補助者とする 2. 株主の皆さまとの対話を補助するための体制及び行内連携 (1) 所管部総合企画部 ( 経営企画グループ 収益管理室 広報グループ ) (2) 関係部株主の皆さまとの対話の内容による関係部 (3) 行内連携事業報告書 IR 関連資料等 株主の皆さまへの開示書類の作成に当たっては 関係部による協議を行うことで 正確性及び適切性を確保する 3. 株主の皆さまとの対話 (1) 適切な情報の開示当行は 当行に関する情報について 諸法令及び証券取引所の定める有価証券上場規程などに従い 適時かつ公平な開示を行う (2) 株主総会 1 株主総会には 多くの株主の皆さまに出席いただき 株主の皆さまの意思をより反映できるよう 例年予想される集中日等を考慮し 設定を行う 2 招集通知については 可能な範囲で早期に発送する また 株主の皆さまに総会議案を十分ご検討いただくため 招集通知を発送するまでの間 招集通知に記載する内容が確定次第速やかに TDnet 及び当行ホームページにおいて 公表する 3 海外の株主の皆さまにも総会議案を十分ご検討いただくため 招集通知及び参考書類の英訳を行う 16 / 17
(3)IR 活動 1 当行は 株主の皆さまとの長期的な信頼関係醸成のため 直接的な対話の機会を重視し 機関投資家向けの経営説明会や個人投資家向けの説明会等の開催により 当行の経営方針や事業内容に関する情報の迅速かつ正確な開示に努める 2 経営説明会の資料については 当行ホームページにおいて開示を行う 3 株主の皆さまとの対話を通していただいたご意見やご要望について 可能なものは事業活動に反映させることにより 企業価値の向上に取り組む 4. 対話に際してのインサイダー情報の管理に関する方策株主の皆さまとの対話に当たっては 情報開示の公平性に鑑み 行内におけるインサイダー情報に該当する重要事実の取り扱いについて 法令及び行内規定に基づき 適切に管理する 株主総会招集ご通知 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/kabusiki/soukai/ 経営説明会資料 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/keiei/setumeikai/ 補充原則 5-13 上場会社は 必要に応じ 自らの株主構造の把握に努めるべきであり 株主も こうした把握作業にできる限り協力することが望ましい 毎年 3 月末 9 月末の株主情報に基づき 定期的に当行の株主構造の把握 分析を行い 必要な対応を行ってまいります 原則 5-2. 経営戦略や経営計画の策定 公表 経営戦略や経営計画の策定 公表に当たっては 収益計画や資本政策の基本的な方針を示すとともに 収益力 資本効率等に関する目標を提示し その実現のために 経営資源の配分等に関し具体的に何を実行するのかについて 株主に分かりやすい言葉 論理で明確に説明を行うべきである 中期経営計画等において策定した内容につきましては 経営説明会や IR 等を通じて 株主の皆さまにわかりやすい形で説明を行ってまいります 中期経営計画 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/kaiji/chuki.html 経営説明会資料 http://www.oitabank.co.jp/kabunushi/keiei/setumeikai/ 以上 2015 年 11 月 11 日公開 2016 年 7 月 1 日一部改定 2017 年 7 月 3 日一部改定 17 / 17