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法的情報 Copyright NEC Corporation 2017 NEC NEC ロゴは 日本およびその他の国における日本電気株式会社の商標および登録商標です CLUSTERPRO X は日本電気株式会社の登録商標です Microsoft Windows Windows Server Hyper-V は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です Intel は Intel Corporation の登録商標です そのほかの会社名ならびに商標名は各社の商標または登録商標です なお 本文中では TM や は明記していません 本書の内容は 日本電気株式会社が開示している情報の全てが掲載されていない場合 または他の方法で開示された情報とは異なった表現をしている場合があります また 予告なしに内容が変更または廃止される場合がありますので あらかじめご承知おきください 本書の制作に際し 正確さを期するために万全の注意を払っておりますが 日本電気株式会社はこれらの情報の内容が正確であるかどうか 有用なものであるかどうか 確実なものであるかどうか等につきましては保証致しません また 当社は皆様がこれらの情報を使用されたこと もしくはご使用になれなかったことにより生じるいかなる損害についても責任を負うものではありません 本書のいかなる部分も 日本電気株式会社の書面による許可なく いかなる形式または電子的 機械的 記録 その他のいかなる方法によってもコピー再現 または翻訳することはできません iii

目次 1 章はじめに... 1 1.1 システム構成... 2 1.2 動作環境... 3 2 章初期導入までの操作... 4 2.1 事前準備... 4 2.1.1 Hyper-V マネージャの準備... 4 2.1.2 仮想ネットワークの構成... 5 2.2 仮想マシンの追加... 8 2.2.1 仮想アプライアンスのインポート... 8 2.2.2 仮想ハードディスクの構成変更... 16 2.2.3 仮想ネットワークの変更... 25 2.2.4 メモリ容量の変更... 27 2.2.5 仮想プロセッサ数の変更... 28 3 章 InterSecVM/LB の初期導入... 29 3.1 初期 IP アドレスの設定... 30 3.1.1 InterSecVM へのログイン... 30 3.1.2 初期 IP アドレスの変更... 31 3.1.3 初期 IP アドレス設定後の IP アドレスを確認する... 34 3.2 InterSecVM/LB の初期導入設定について... 35 4 章初期導入手順... 36 4.1 初期導入の流れ... 36 4.2 初期導入の準備... 37 4.3 初期導入画面への接続... 38 4.4 初期導入の実行... 39 5 章注意事項... 44 iv

1 章はじめに InterSecVM/LB V5.0 for Hyper-V( 以降 InterSecVM/LB と表記します ) は Windows Server 2012 R2 operating system および Windows Server 2016 operating system( 以降 Windows Server と表記します ) で動作する Hyper-V5.0 及び 7.0( 以降 Hyper-V と表記します ) 上で利用可能な仮想アプライアンス製品です 仮想アプライアンスとは オペレーティングシステムと必要なアプリケーションが事前にインストールされた仮想マシンです 本書では InterSecVM/LB の Hyper-V へのインポート手順 ( ) と 初期導入について説明します InterSecVM/LB は 製品に添付されているインストールディスクに格納されています : Hyper-V では 仮想ディスクファイル (VHDX ファイル ) のインポート といいます 詳細は Hyper-V のマニュアルを参照ください Hyper-V 関連製品の使用方法については Windows 製品のマニュアルを参照してください 仮想アプライアンス製品は Hyper-V 上に仮想マシンとしてインポートすることで利用できるようになります 1

1.1 システム構成 InterSecVM/LB のご利用には Hyper-V が動作する Windows Server と Hyper-V を管理するための Windows が動作する環境が必要です Hyper-V を運用している Windows サーバ Hyper-V 管理ツールをインストールしている Windows が動作する PC もしくはコンソール端末 項目 Hyper-V 管理ツールを操作する Windowsが動作するPCもしくはコンソール端末 Hyper-V を運用しているサーバ 説明 Hyper-V 管理ツールを使って Hyper-Vを設定 管理します Windowsが動作するPCにインストールしても使用できます 次のような機能があります 仮想マシンを操作するコンソール機能 Hyper-Vの管理ツールとしての機能詳細は Hyper-Vのマニュアルなどを参照して下さい Hyper-Vは Windows Serverでの機能が すべてのエディションで利用できるわけではありません 64bit CPU 環境やハードウェアによる仮想化支援機能をサポートするアーキテクチャなどの条件が必要です Windows Serverの場合は Windows Server 2012R2 /2016 Standard/Datacenter Editionが必要となります ご利用のHWがHyper-Vをサポートしているか確認してください 詳細は Hyper-Vのマニュアルなどを参照して下さい 2

1.2 動作環境 InterSecVM/LB が利用可能な Windows のバージョンは以下のとおりです 最新の情報はポータルサイトを参照して下さい InterSecVM/LB for Hyper-V Hyper-V バージョン 製品名 エディション V5.0 Windows Server 2012 R2 operating system Standard Datacenter Essentials Windows Server 2016 operating system InterSecVM/LB の仮想マシンファイルは以下の諸元に設定しています リソース名 設定内容 CPU 仮想 CPU2 個 ( コア ) メモリ ( 最小 ) 2GB 仮想ネットワークアダプタ1 接続されていません 1 仮想ネットワークアダプタ2 接続されていません ディスク容量 ( 初期値 ) 80GB (1 台 :sda) Standard Datacenter Essentials 1 仮想マシンのインポート後に仮想ネットワークとの接続設定が必要です 出荷状態での LAN インタフェースは 以下の設定で起動します LANインタフェース :eth0 IPアドレス :192.168.250.250 ネットワークマスク :255.255.255.0 ホスト名 :intersec.domain.local インポートする際に Hyper-V に上記のメモリやディスク容量などが確保出来ない場合 InterSecVM/LB 製品のインポートに失敗したり 本来の性能を発揮することができない場合があります 3

2 章初期導入までの操作 2.1 事前準備 2.1.1 Hyper-V マネージャの準備 Hyper-V の管理は Hyper-V マネージャから行います Hyper-V マネージャは 仮想化サーバ上または Windows 7 operating system 以降の Windows が動作する PC からのリモート接続で実行します リモート接続する場合は ご使用の Windows が動作する PC で Hyper-V マネージャを利用できるように事前にご準備ください 4

2.1.2 仮想ネットワークの構成 Hyper-V を実行しているサーバ ( 以下 仮想化サーバと記載します ) 上に仮想ネットワークを作成し 仮想マシン用のネットワークを定義します 仮想ネットワークは 3 種類あります 必ず 外部ネットワークで構成してください 名称外部ネットワーク内部ネットワークプライベートネットワーク 詳細仮想マシン (InterSecVM/LB) と物理ネットワークの通信が可能になります 仮想化サーバと仮想マシン (InterSecVM/LB) 間のみで通信が可能になります 仮想マシン (InterSecVM/LB) 間のみで通信が可能になります 以下に 仮想ネットワークを構成する基本的な手順を説明します 仮想ネットワークの設定の詳細については Windows Server 2012 のマニュアルなどを参照ください Windows Server のバージョンによっては画面が異なる場合がありますので 適宜読み替えて設定ください (1) Windows Server にログインし スタート画面を開き [ 管理ツール ] - [ Hyper-V マネージャ ] でアプリケーションを選択します Hyper-V マネージャが起動したら 仮想ネットワークを構成するサーバを選択してください サーバ名が WIN-BBUMOM2HJQ6 を例として仮想ネットワークを構成しています 5

(2) [ 操作 (A)] メニューから操作します [ 操作 (A)] メニューの [ 仮想スイッチマネージャー (T)...] をクリックします (3) マネージャ画面が表示されます 仮想スイッチマネージャ画面が表示されます 新しい仮想ネットワークスイッチ を選択し 仮想ネットワークの種類に 外部 を選択して [ 仮想スイッチの作成 (S)] をクリックします 6

新しい仮想スイッチ が表示されます 新しい仮想スイッチの名前や使用する物理ネットワークアダプタ その他のプロパティを必要に応じて変更します 設定を変更した後 [ 適用 (A)] をクリックします [ 適用 (A)] をクリックして設定を実行すると 以下のようなメッセージが表示されることがあります このメッセージでは [ はい (Y)] をクリックします (4) ネットワークが作成されます [OK(O)] をクリックし 仮想スイッチマネージャーを終了します 7

2.2 仮想マシンの追加 この章では Hyper-V 上に InterSecVM/LB 仮想マシンを追加する手順について記述しています 本項の手順を実施する前に Windows Server 2012 の Hyper-V の役割が有効になっていることを確認してください 2.2.1 仮想アプライアンスのインポート 仮想アプライアンスのインポート準備を行います InterSecVM/LB に添付されているインストールディスクから intersecvm_lb_5.0 フォルダを Hyper-V が動作しているサーバのローカルディスクにコピーしてください 以降の手順では C:\intersecvm_lb_50 にコピーした前提で説明いたします (1) Windows Server にログインし スタート画面を開き [ 管理ツール ] - [ Hyper-V マネージャ ] でアプリケーションを選択します Hyper-V マネージャが起動したら InterSecVM/LB をインポートするサーバを選択してください 以下の画面では サーバ名が WIN-BBUMOM2HJQ6 の Hyper-V 環境にインポートしています 8

(2) [ 操作 (A)] メニューの [ 仮想マシンのインポート (Z)...] をクリックします (3) 仮想マシンのインポート ダイアログが表示されます [ 次へ (N) >] をクリックします 9

(4) インポートする仮想マシンを含むフォルダを指定します [ 参照 (B)] ボタンをクリックし コピーした InterSecVM/LB のインポートフォルダを指定してください 指定後 [ 次へ (N) >] をクリックします (5) インポートする仮想マシンを指定します intersecvm_lb_5.0 を選択し [ 次へ (N)>] をクリックします 10

(6) 実行するインポートの種類を選択します 仮想マシンをコピーする ( 新しい一意な ID を作成する )(O) を選択し [ 次へ (N) >] をクリックします (7) 仮想マシンファイルのフォルダを選択します 特に変更の必要がない場合は 変更を行わず [ 次へ (N) >] をクリックします 11

(8) 仮想マシンのハードディスクを保存するディレクトリを指定します 特に変更の必要がない場合は 変更を行わず [ 次へ (N) >] をクリックします (9) インポート指定内容が表示されます インポートしようとしている内容に相違がないことを確認して [ 完了 (F)] をクリックします 12

仮想ハードディスクのコピー先フォルダー で指定したフォルダにすでにインポートを行っていた場合 指定フォルダに intersecvm_lb_5.0.vhdx が存在するため以下のエラーメッセージが表示されます 同じマシン上に InterSecVM/LB を複数台構築する場合は 仮想ハードディスクのコピー先フォルダー を変更 または 2.2.2 仮想ハードディスクの構成変更 を実施後に intersecvm_lb_5.0.vhdx ファイルを削除してください (10) インポートが開始され コピーが開始されます (11) インポートが実行されます 13

(12) インポートの完了を確認します Hyper-V の仮想マシンとして intersecvm_lb_5.0 が追加されていることを確認します インポート直後の仮想マシン名は intersecvm_lb_5.0 となっています インポートした仮想マシンを選択し [ 操作 (A) ] [ 名前の変更 (N)... ] で仮想マシンの名前を変更することができます (13) 仮想ネットワークの設定情報について インポートしたInterSecVM/LBの初期状態のネットワーク設定は以下のとおりです LANポート :eth0 IPアドレス :192.168.250.250 ネットワークマスク :255.255.255.0 ホスト名 :intersec.domain.local InterSecVM/LB の初期状態のネットワーク設定のアドレスと 他機器の IP アドレスが重複していないか確認してください 14

(14) InterSecVM/LB の接続確認を行います インポートした仮想アプライアンス ( 仮想マシン ) を右クリックし [ 接続 ] をクリックします [Hyper-V ホスト名 ] 上の intersecvm_lb_5.0 - 仮想マシン接続 画面が表示されることを確認してください 15

2.2.2 仮想ハードディスクの構成変更 この設定は必ず行ってください InterSecVM/LB の初期状態でのシステム用仮想ハードディスクは インストールディスク容量削減のため 容量可変 の仮想ディスクで構成されています そのままのディスク構成でもご利用いただけますが InterSecVM/LB のディスク性能を考慮すると仮想ディスクを 固定容量 の仮想ディスクに変換してご利用ください (1) 変更対象となる仮想マシンを選択して [ 操作 (A)] メニューの [ 設定 (B)...] をクリックします 16

(2) [ ハードウェア ] 一覧から選択します 設定画面が開いたら 一覧から IDE コントローラー 0 の ハードドライブ - intersecvm_lb_5.0.vhdx を選択し [ 仮想ハードディスク (V)] の [ 編集 ] をクリックします この時 [ 仮想ハードディスク (V)] のディレクトリパスを控えておいてください 17

(3) ご利用の環境によっては 以下の表示画面が出ることがあります [ 次へ (N)>] をクリックしてください (4) 仮想ハードディスクの編集ウィザードが開始され 操作の選択 が表示されます 1 [ 変換 (V)] を選択します [ 次へ (N) >] をクリックします 18

2 変換後の仮想ハードディスクのフォーマット種類を選択します [VHD(V)] を選択し [ 次へ (N) >] をクリックします 3 変換後の仮想ハードディスクの種類を選択します [ 容量固定 (X)] を選択し [ 次へ (N) >] をクリックします 19

(5) 仮想ハードディスクの変換 が表示されます 容量固定ディスクを作成する [ 名前 (N)] に (2) で控えたディレクトリパス と \ ファイル名 ( 拡張子は.vhdx) を指定します ここでは D:\Hyper-V\Virtual Hard Disks\ 仮想ハードディスク 1.vhdx を指定しています [ 次へ (N) >] をクリックします 20

(6) 仮想ハードディスクの編集ウィザードの完了 が表示されます 変換の内容を確認し [ 完了 (F)] をクリックします 変換の内容を修正する場合は [< 前へ (P)] をクリックします (7) [ 完了 (F)] をクリックすると 仮想ディスクの編集が開始されます メモ : 仮想ディスクの編集処理は 環境によりますが 5 分から 30 分程度かかります 21

(8) 変換処理が終了すると仮想マシンの設定画面に戻ります この状態では 固定容量の仮想ディスクは有効な状態ではありません [ 仮想ハードディスク (V)] の [ 参照 (B)...] をクリックします 22

ファイル選択の画面で 作成した容量固定仮想ハードディスクファイルを開きます 23

(9) 仮想マシンの設定画面に戻ります [IDE コントローラー 0] の [ ハードドライブ ] が容量固定で作成した仮想ディスクファイルに変更されていることを確認し [OK(O)] または [ 適用 (A)] をクリックします 24

2.2.3 仮想ネットワークの変更 この設定は必ず行ってください InterSecVM/LB のインポート直後の状態では 仮想ネットワークアダプタは 接続されていません の状態になっています InterSecVM/LB をご利用になる前に Hyper-V マネージャ画面から InterSecVM/LB の仮想ネットワークアダプタを使用可能な状態に変更してください InterSecVM/LB では 二つのネットワークアダプタが使用可能な状態であることを前提としています (1) 変更対象となる仮想マシンを選択して [ 操作 (A)] メニューの [ 設定 (B)...] をクリックします 25

(2) 選択された仮想マシンのハードウェア構成が表示されます [ ハードウェア ] 一覧から 変更対象となる [ ネットワークアダプタ ] をクリックします ネットワークアダプタの [ 仮想スイッチ (S)] から使用するネットワークを選択して [ 適用 (A)] をクリックします 上記手順で [ ハードウェア ] 一覧にある二つのネットワークアダプタについて ご利用の Hyper-V でのネットワーク環境に合わせて適宜 [ 仮想スイッチ (S) を設定してください この時 複数のネットワークアダプタについて同じ仮想ネットワークを設定することも可能です [ 仮想 VLAN ID を有効にする (V)] をチェックした場合 同じ VLAN ID を持つサーバからのみとしか通信できなくなります InterSecVM/LB が正しくご利用いただけない可能性もありますので 仮想 VLAN ID のご利用の際は十分注意してください 26

2.2.4 メモリ容量の変更 この設定は必要に応じて行ってください InterSecVM/LB のご利用内容 ( 起動するサービス ) によっては 初期状態のメモリ容量 (2048MB) では不足する場合があります 必要に応じて Hyper-V マネージャ画面から使用メモリを変更することができます メモリ容量の変更は InterSecvVM/LB をシャットダウンしてから実施してください SSL アクセラレータなどの機能をご利用される場合は 8192MB 以上への変更を推奨致します (1) 変更対象となる仮想マシンを選択して [ 操作 (A)] メニューの [ 設定 (B)...] をクリックします 選択された仮想マシンのハードウェア構成が表示されますので [ ハードウェア ] 一覧から [ メモリ ] をクリックし [ スタートアップ RAM(S)] で必要なメモリ容量を指定してください メモリ容量指定後 [ 適用 (A)] をクリックします メモリ管理では 静的指定のみ設定が可能です 動的に割り当てた場合は 正常に動作しません 27

2.2.5 仮想プロセッサ数の変更 この設定は必要に応じて行ってください 初期状態の仮想プロセッサ数 (2 コア ) から必要に応じて仮想プロセッサ数を変更することができます 仮想プロセッサ数の変更は InterSecvVM/LB をシャットダウンしてから実施してください SSL アクセラレータなどの機能をご利用される場合は 4 コア以上への変更を推奨致します (1) 変更対象となる仮想マシンを選択して [ 操作 (A)] メニューの [ 設定 (B)...] をクリックします 選択された仮想マシンのハードウェア構成が表示されます [ ハードウェア ] 一覧から [ プロセッサ ] をクリックします [ 仮想プロセッサの数 (N)] で変更したい数を指定してください 仮想プロセッサ数の変更後 [ 適用 (A)] をクリックします 28

3 章 InterSecVM/LB の初期導入 前章で Hyper-V 環境に追加した InterSecVM/LB は お客様のネットワーク環境に合わせて初期導入を行う必要があります 初期導入では 主に InterSecVM/LB のネットワーク設定やサーバ構成などを行います InterSevVM/LB の初期導入は Windows が動作する PC から Web ブラウザを使用して行います InterSecVM/LB のネットワーク設定は 出荷状態 (Hyper-V 環境にデプロイ直後の状態 ) では以下の初期設定が行われています LANポート :eth0 IPアドレス :192.168.250.250 ネットワークマスク :255.255.255.0 ホスト名 :intersec.domain.local お客様のネットワーク環境に応じたネットワーク構成で初期導入を行えるようにするために初期 IP アドレスを変更することができます 初期 IP アドレスを変更しない場合は 3.2 InterSecVM/LB の初期導入設定について を参照してください 初期 IP アドレスを変更する場合は 次ページの手順を実施してください 29

3.1 初期 IP アドレスの設定 3.1.1 InterSecVM へのログイン Hyper-V マネージャ画面から初期 IP アドレスの設定を行う InterSecVM/LB を右クリックし表示されたポップアップメニュー [ 起動 ] をクリックします その後 [ 接続 ] をクリックします 起動すると localhost 上の intersecvm_lb_5.0 - 仮想マシン接続 画面が表示され ログインの画面が表示されます ログイン名 root でログインしてください ログインユーザ名 パスワードは以下のとおりです ログイン名 :root パスワード : 初期パスワード ( ) ログイン名 パスワードは 大文字小文字を区別します 初期パスワード ( ) は 本製品の 管理者用パスワード に記載しているパスワードを入力してください 30

3.1.2 初期 IP アドレスの変更 (1) 初期 IP アドレス変更コマンドの実行 root アカウントのプロンプトから以下のコマンドを実行してください intersec-init-c (2) イントロダクション画面が表示されます [< Next >] を選択 ([Enter] キーを押下 ) してください 31

(3) IP アドレス情報の入力画面が表示されます IP アドレス (IP address[*]) ネットマスク (Netmask[*]) Gateway の項 それぞれに対してアドレス情報を入力します 入力が完了しましたら < Next > を選択してください [*] は入力必須項目です (4) 確認画面が表示されます 入力した内容を確認してください 入力した内容に問題がなければ [< Apply>] を選択してください ネットワーク設定を行います 訂正したい場合は [< Previous>] を選択し (3) からやり直してください (5) 完了画面が表示されます [< OK! >] を選択してください 入力された IP アドレスが有効な状態になります 32

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3.1.3 初期 IP アドレス設定後の IP アドレスを確認する 変更した初期 IP アドレスを確認したい場合は root アカウントのプロンプトから以下のコマンドを実行します intersec-setupinfo 実行結果イメージ 誤って初期 IP アドレスを設定した場合は 最初から実行することで初期 IP アドレスを変更することが可能です なお 初期導入 実施後に IP アドレスを変更する場合は 管理コンソール Management Console 画面から変更してください 34

3.2 InterSecVM/LB の初期導入設定について 初期導入を行うため InterSecVM/LB と同一のセグメント IP アドレス ( 例えば 192.168.250.1/255.255.255.0) を設定した Web 接続可能な Windows が動作する PC を用意してください ご使用になるブラウザは Microsoft Internet Explorer 11 以上を推奨します 他の機器が存在するネットワーク環境に接続する場合は InterSecVM/LB の初期状態のネットワーク設定 IP アドレスと他の機器の IP アドレスが重複していないか確認してください 35

4 章初期導入手順 InterSecVM/LB の初期導入は Windows クライアント PC( 以下 クライアント PC) から Web ブラウザを使用して行います 4.1 初期導入の流れ InterSecVM/LB の初期導入の流れは以下のとおりです 運用するネットワーク環境に合わせて初期設定を実施してください 1. 初期設定の開始 2. システム時刻の設定 3. 製品ライセンスの投入 4. システム管理者パスワードの設定 5. ネットワークの設定 6. InterSecVM/LB 設定 7. 設定内容確認 8. 再起動 36

4.2 初期導入の準備 InterSecVM/LBの初期導入は 初期 IPアドレスの設定 後に行います 初期 IPアドレスを変更していない場合は 以下の設定となっています LANポート :eth0 IPアドレス :192.168.250.250 ネットワークマスク :255.255.255.0 ホスト名 :intersec.domain.local 初期導入を行うため InterSecVM/LB と同一のセグメント IP アドレス ( 例えば 192.168.250.1/255.255.255.0) を設定した Web 接続可能な Windows が動作する PC を用意してください ご使用になるブラウザは Microsoft Internet Explorer 11 以上を推奨します 他の機器が存在するネットワーク環境に接続する場合は InterSecVM/LB の初期 IP アドレスと他機器の IP アドレスが重複していないか確認してください 37

4.3 初期導入画面への接続 Windows が動作する PC の Web ブラウザから InterSecVM/LB へ接続し ログインしてください InterSecVM/LB 初期導入画面への接続 InterSecVM/LB の初期導入画面には Windows が動作する PC の Web ブラウザで以下の URL を指定して接続してください http://192.168.250.250:50453/ 接続できない場合 Windows が動作する PC から ping コマンドなどを使用して通信状態を確認してください [ 実行例 ]C:\> ping 192.168.250.250 InterSecVM/LB と通信できない場合は 設定されているネットワークと接続できるよう Windows が動作する PC のネットワーク設定を確認してください 上記は IP アドレスが 192.168.250.250 の場合の例となります 本製品の IP アドレス設定状況を確認したい場合は 3.1.3 初期 IP アドレス設定後の IP アドレスを確認する を参照してください InterSecVM/LB 初期導入画面へのログイン InterSecVM/LB の初期導入画面に接続すると ユーザ名とパスワードの入力ダイアログが表示されます 初期導入画面へのログインユーザ名 パスワードは以下のとおりです ユーザ名 : root パスワード : 初期パスワード ( ) ログイン名 パスワードは 大文字小文字を区別します 初期パスワード ( ) には 本製品の 管理者用パスワード に記載しているパスワードを入力してください 38

4.4 初期導入の実行 (1) 初期設定の開始ログインが成功すると以下の画面が表示されます [Select Language] から InterSecVM/LB で表示する言語を選択し [Start] をクリックして初期導入を実施します メモ : 初期設定を中断したい場合は 各設定画面の [ 中止 ] または [Cancel] をクリックします 以降の手順での画像及び項目名は 言語に Japanese を選択した場合のものとなります (2) 時刻設定ここでは 本体の時刻に関する設定を行います システム時刻を入力し [ 次へ ] をクリックします 39

(3) ライセンス登録ここでは InterSecVM/LB の製品ライセンスの登録を行います InterSecVM/LB 製品パッケージに添付されている InterSecVM/LB 製品ライセンスライセンスシート の ライセンス認証番号 を入力し [ 次へ ] をクリックします InterSecVM/LB V5.0 for Hyper-V( 二重化 2 台目 ) の場合 1 台目となる InterSecVM/LB V5.0 for Hyper-V の製品ライセンスをお使いください InterSecVM/LB V5.0 for Hyper-V( 二重化 2 台目 ) に製品ライセンスシートは 添付されておりません メモ : ライセンス入力を省略した場合は 30 日間の試用ライセンスになります 試用期間経過後は InterSecVM/LB の主要サービスが停止しご利用いただけなくなります 40

(4) システム管理者設定ここでは システム管理者のパスワードの設定を行います システム管理者のアカウントは admin ( 固定 ) です システム管理者用のパスワードを パスワード パスワード再入力 に入力して [ 次へ ] をクリックします システム管理者名のパスワードの指定は必須です パスワードは 6 文字以上 14 文字以下で入力してください パスワードに指定できる文字は @ $ \ % " を除く英数小文字となります パスワードにスペースを使用することはできません メモ :root アカウントのパスワードもあわせて変更されます メモ : システム管理者のアカウントは 初期導入完了後システム管理者用 Management Console 画面で変更できます 41

(5) ネットワーク設定お客様の運用ネットワークに合わせたネットワーク情報の設定を行います ホスト名 (FQDN) にはセカンドレベル以上のドメイン名を含むホスト名を入力してください ホスト名 (FQDN) IP アドレス サブネットマスク デフォルトゲートウェイ プライマリネームサーバ セカンダリネームサーバ に設定内容を入力し [ 次へ ] をクリックしてください 項目名の先頭に * があるものは必須入力です 項目名 設定内容 * ホスト名 InterSecVM/LBのFQDNを設定します * IPアドレス InterSecVM/LBのIPアドレスを設定します * サブネットマスク ネットワークマスクを設定します * デフォルトゲートウェイ デフォルトゲートウェイを設定します プライマリネームサーバ プライマリネームサーバを設定します セカンダリネームサーバ セカンダリネームサーバを設定します 42

(6) 設定内容確認入力した設定内容を確認してください 設定内容に間違いがなければ [ 次へ ] をクリックしてください 設定内容を変更する場合は [ 前へ ] をクリックして変更対象画面に戻り設定を修正してください (7) システム再起動設定を有効にしてシステムを運用可能な状態にするため システムを再起動する必要があります [ システムを再起動する ] をクリックした場合 システムが再起動します [ システムを停止する ] をクリックした場合 システムは停止状態となりますので 再度起動 ( パワーオン ) します 以上で 初期導入は終了です 43

5 章注意事項 1. 二重化構成の構築など複数台の InterSecVM/LB を導入する場合は 1 台ずつ仮想ホストのインポート 初期導入を実施してください 同時に行った場合 IP アドレスの重複が発生して正しく初期導入が行えません 2. 仮想マシンのメモリ設定は 必ず 静的 を指定してください 動的を指定した場合 InterSecVM/LB が起動できません 3. Hyper-V マネージャでの仮想ホストの [ 一時停止 ] は InterSecVM/LB が 1 台構成の場合のみ行えます 二重化構成で [ 一時停止 ] を実行すると InterSecVM/LB は正しく動作できません 4. NTP サーバを起動している場合は 仮想ホストの一時停止により時刻の再設定が必要になる場合があります 44