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実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Rel. 20150413A 情報工学実験 III@ 実験室 4 目的 TCP/IP プロトコルと 関連する各種上位プロトコルの基礎を学ぶ 具体的には 各プロトコルを実装したコマンド ( アプリケーションプログラム ) を実行し 各プロトコルの機能等を確認する また 同じプロトコルを実装したコンピュータ間では OS プラットフォームに関係なく通信が行えることを確認する 第 2 回 Linux プラットフォーム上での実験 0. 実験環境の準備 - OS の起動とシャットダウン - 本実験では Linux プラットフォームとして ubuntu を使用する ubuntu は Debian GNU/Linux をベースとし Canonical 社の支援の元でコミュニティにより開発されているフ リーの Linux ディストリビューションである また Windows や (Mac)OS X の代替たり得る デスクトップ OS として Linux 系 OS の中では近年最も注目されているディストリビュー ションの一つである OS 起動手順 1. PC の電源 ON 後 しばらくすると GNU GRUB というブートマネージャが数秒表示される 2. デフォルトで選択されている ( 反転している ) 最下段の項目 Windows 7 (loader) (on /dev/sda1) から キーを何度か押して 最上段の項目 Ubuntu, with Linux 2.6.xx-xx-generic-pae を選択する( 図 1 参照 ) 3. Enter キーを押下する 4. 残念ながら 間に合わずに Windows が起動してしまった場合 指示を待つ ( 特別な手続きが必要 ) 5. ログインする シャットダウン手順 1. デスクトップ画面上部 ( パネル ) 右端の ボタン をクリックし 表示され たダイアログの中から シャットダウン (S) を選ぶ 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 1/12

GNU GRUB version 1.23-4ubuntu56 Ubuntu, with Linux 2.x.xx-xx-generic-pae Ubuntu, with Linux 2.x.xx-xx-generic-pae (recovery mode) Memory test (memtest86+) Memory test (memtest86+, serial console 115200) Windows 7 (loader) (on /dev/sda1) 2 キーで 最上段の項目を選ぶ 1( デフォルトでは Windows が選択されている ) 図 1 起動 OS 選択画面 (GNU GRUB ブートマネージャ ) 1. コンピュータのネットワークインタフェース情報を調査する - ifconfig コマンド - Linux/UNIX プラットフォーム上でネットワークインタフェース情報を得るには ifconfig コマンドを用いる このコマンドで自コンピュータ ( 自ホスト ) の IP アドレス等 多くの 情報を得ることができる 実験自席パソコンのネットワークインタフェース情報を調べる 手順 1 端末プログラムを起動する ( 上部パネル上の アイコン をクリックする または アプリケーション メニューから アクセサリ - 端末 と選ぶ ) 手順 2 端末プログラム画面に ifconfig と入力する ( コマンド名の 2 文字目は エフ ) eth と lo との 2 段落に分けて情報が表示されるが eth のほうの inet アドレス に続くアドレスが 自ホストの IP アドレスである 出力された内容を全て記録する また 次の用語 イーサネットアドレス (MAC アドレス ) ループバックインタフェース ブロードキャ スト の意味を別途調べ 説明せよ これらを レポート 1 とする jikkenuser@jikken4-xx~$ ifconfig eth Link encap イーサネットハードウェアアドレス 6c626d0d2505 inet アドレス 150.43.61.xx ブロードキャスト 150.43.61.yy マスク 255.255.255.zzz inet6 アドレス fe806e626dfffe0d2505/64 範囲 リンク UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU1500 メトリック 1 RX パケット 1478 エラー 0 損失 0 オーバラン 0 フレーム 0 TX パケット 1071 エラー 0 損失 0 オーバラン 0 キャリア 0 衝突 (Collisions)0 TX キュー長 1000 RX バイト 1457725 (1.4 MB) TX バイト 79166 (79.1 KB) 自ホストの IP アドレス 割り込み 31 lo Link encap ローカルループバック inet アドレス 127.0.0.1 マスク 255.0.0.0 inet6 アドレス 1/128 範囲 ホスト UP LOOPBACK RUNNING MTU16436 メトリック 1 RX パケット 12 エラー 0 損失 0 オーバラン 0 フレーム 0 TX パケット 12 エラー 0 損失 0 オーバラン 0 キャリア 0 衝突 (Collisions)0 TX キュー長 0 RX バイト 720 (720.0 B) TX バイト 720 (720.0 B) jikkenuser@jikken4-xx~$ 図 2 ifconfig コマンド実行画面の例 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 2/12

2. ホスト名と IP アドレスを調査する - DNS Domain Name System - 通常 私たちが Web ブラウザ上から各種サイトを指定する際には www.fit.ac.jp 等の英数 字からなるホスト名を使用するが 実際に自コンピュータが あるサイトのコンピュータ ( サーバ ) と通信するには IP アドレスを知る必要がある ここで ホスト名と IP アドレ スとの変換を行う仕組みが DNS(Domain Name System) である 私たちが ホスト名を用いて 相手コンピュータを指定した場合でも 多くの場合はプログラム内部で自動的に DNS に よる変換が行われ 実際には IP アドレスを使用した通信が行われる ここでは nslookup コマンドを使用し DNS サーバへの問い合わせを手動で行う jikkenuser@jikken4-xx~$ nslookup www.fit.ac.jp Server 150.43.1.2 Address 150.43.1.2#53 問い合わせに利用した DNS サーバに関する情報 今回は不要 ( 参考 ) www.fit.ac.jp canonical name = fitweb.ipc.fit.ac.jp. Name fitweb.ipc.fit.ac.jp ホスト名( 本名 ) Address 150.43.1.10 IP アドレス jikkenuser@jikken4-xx~$ 問い合わせに対する回答 (www.fit.ac.jp の本名は fitweb.ipc.fit.ac.jp であることと その fitweb.ipc.fit.ac.jp の IP アドレスは 150.43.1.10 であることをを表している ) 図 3 ホスト名 www.fit.ac.jp を DNS サーバに問い合わせた場合の例 実験表 1 のコンピュータのホスト名 IP アドレスを調査し 表を完成させる 表 1 ホスト名と IP アドレスの対応 コンピュータの種類 ホスト名 IP アドレス 情報処理センターサーバ 1 cen.ipc.fit.ac.jp 情報処理センターサーバ 2 nas01service.bene.fit.ac.jp 情報処理センターサーバ 3 nas02service.bene.fit.ac.jp 情報処理センターサーバ 4 jyo.cs.fit.ac.jp 毎日新聞 www.mainichi.co.jp 読売新聞 www.yomiuri.co.jp Microsoft www.microsoft.com ( 任意のサイト 1) ( 任意のサイト 2) ( 任意のサイト 3) 手順 端末画面に nslookup( 調べたいホスト名 or IP アドレス ) と入力 結果を記録し 完成した表の全体を レポート 2 とする 注 1 DNS サーバへ問い合わせた結果 複数のホスト名 /IP アドレスが返却されることがある このような場合 表には最初に現れたホスト名 /IP アドレスを記入する 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 3/12

( すべて記入しても良い ) 注 2 DNS サーバへ問い合わせた結果 ( 入力したアドレスが間違っていないにもかかわらず ) *** xxx can't find yyy zzz... 等と返却されることがある これは DNS( データベース ) 上にホスト名が正しく登録されていない等の理由による このような場合 表には < 不明 > と記入すること 3. 通信相手からの応答があるかどうかを調査する - ICMP Internet Control Message Protocol - IP プロトコルのレベルで 通信できるかどうかを確認するために ping コマンドがよく 使用される ping コマンドは 通信相手にパケットを送信し 相手からの応答を要求する プログラムである ネットワークアプリケーションで通信が正常に行えない場合 まず ping コマンドで通信相手からの応答があるかどうかを調べることにより 問題の早期段階 での切り分けを行うことができる ping コマンドは ICMP プロトコル (Internet Control Message Protocol) を利用している 下図に ping コマンドの実行例を示す jikkenuser@jikken4-xx~$ ping xxx.ac.jp PING xxx.ac.jp (n.n.n.n) from m.m.m.m 56(84) bytes of data. 64 bytes from from xxx.ac.jp (n.n.n.n) icmp_seq=1 ttl=251 time=3.93ms 64 bytes from from xxx.ac.jp (n.n.n.n) icmp_seq=2 ttl=251 time=3.93ms 64 bytes from from xxx.ac.jp (n.n.n.n) icmp_seq=3 ttl=251 time=3.93ms 応答がある場合 デフォルトでは パケットを送り続けるので 適宜 Ctrl+C で終了させる 相手ホストからの応答がない場合は 何も出力されない (Ctrl+C で終了 ) 図 4 ホスト名 xxx.ac.jp に対して ping コマンドを実行した場合の例 実験 表 2 のコンピュータに対し ping コマンドを実行し 表を完成させる 手順 端末画面に ping( ホスト名 or IP アドレス ) と入力 結果を記録し 完成した表の全体を レポート 3 とする (Windows 版の pingでは 4 回の試行を行った後自動的に終了するが Linux/UNIX 版 ping では Ctrl+C を入力するまで終了せず ずっと ICMP パケットを送信し続ける仕様になっているので注意する もし 相手からの応答がない場合 一見コマンドが固まったように見えるが 実は裏ではパケットを送信し続けており 相手からの応答がないため 画面上に何も表示されず 固まったように見える この場合も Ctrl+C の入力で終了し コマンド入力を続けることができる ) 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 4/12

表 2 ping コマンドを使用した応答有無の調査 コンピュータの種類 ホスト名または IP アドレス 応答あり / なし 実験室パソコン ( 教員席 ) 150.43.61. 当日発表 福工大タイムサーバ fitntp.fit.ac.jp 情報処理センターサーバ 1 nas01service.bene.fit.ac.jp 情報処理センターサーバ 2 nas02service.bene.fit.ac.jp 情報処理センターサーバ 3 jyo.cs.fit.ac.jp 情報処理センターサーバ 4 io-pca01.bene.fit.ac.jp 不明なアドレス 150.43.248.42 九州大学 www.kyushu-u.ac.jp 福岡大学 www.fukuoka-u.ac.jp ( 任意のサイト ) 近年のウィルス ワーム等の流行により ping コマンドで使用される ICMP プロトコル (ICMP echo パケット ) は ファイアウォール ルータ類によって遮断する設定にされることが多くなってきている したがって ping コマンドの応答がない場合 本当に相手ホストが応答していない場合だけでなく 経路上で遮断されている可能性も考慮しなければならない 4. タイムサーバと時刻を同期する - NTP Network Time Protocol - NTP(Network Time Protocol) は ネットワーク上のコンピュータどうしで内蔵時計の時刻 ( 日時 ) を同期するプロトコルである UDP の上位層プロトコルとして動作する ネット ワーク上で パケットをやりとりする際の遅延についてある程度考慮されており 正確な 時刻合わせができる Linux/UNIX プラットフォーム上で NTP サーバ ( タイムサーバ ) と の時刻同期を行うには ntpdate コマンドを用いる 本実験では 福工大 NTP サーバ (fitntp.fit.ac.jp) との時刻同期を行う 以降の実験では管理者権限が必要なので su コマンドを使用し管理者権限を得る 実験 ntpdateコマンドを使用して 内蔵時計の時刻を NTPサーバの時刻と同期させる ( 実験室のパソコンは ある程度正確な時刻となっており NTP による時刻合わせの結果が確認しづらい そこで 内蔵時計の時刻を一度狂わせた上で NTP による時刻同期を試みる ) 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 5/12

手順 1 sudo コマンドにより root ユーザの管理者権限でコマンドを実行する ( パソコンの内蔵時計を変更するには管理者権限が必要 ) 端末画面に sudo -s と入力( はスペース) する その後 パスワードの入力を求められたら ログイン時と同じパスワードを入力する 注 ここでパスワード入力時にタイプする文字は セキュリティ上 一切画面上に表示されないので慎重にタイプする ( や* 等の伏せ字も表示されず 何文字タイプしたかすら分からない 一見フリーズしたようにも見えるが 実はキー入力を受け付けている ) プロンプトが jikkenuser@jikken4-xx~$ から root@jikken4-xx~# へ変わることを確認する 手順 2 date コマンドを使用し 内蔵時計を不正な時刻 ( 現時刻より 5 分前 ) に設定する 現時刻より 5 分前が 例えば 04 月 09 日 13 時 55 分となる場合は 端末画面から date 04091355 と入力する date コマンドの実行結果が 20xx 年 x 月 x 日 曜日 xxxx00 JST と出力されることを確認する 手順 3 ntpdate コマンドを使用し 内蔵時計を福工大 NTP サーバに同期させる 端末画面に ntpdate fitntp.fit.ac.jp と入力 端末画面に出力された内容 (ntpdate コマンドの出力 ) を記録し これを レポート 4 とする ( 念のため date のように 日付時刻なしで date コマンドを実行し もとの正確な日付時刻が表示されることを確認しておく ) 5. 自ホストに届くパケットを調査する - Wireshark ネットワークアナライザプログラム - ここでは 前回の実験 ( 第 1 回 ) で使用した Wireshark の Linux 版を使用して 自ホスト に届くパケットについて調査する Wireshark プログラムの起動 ( 前実験で sudo コマンドにより管理者権限を取得した状態の ) 端末画面から wireshark & と入力する Wireshark が起動することを確認する Wireshark では プログラム内にパケットを取り込むことを キャプチャ と呼ぶ キャ プチャを開始してから 停止ボタンを押すまでの間は パソコンの NIC( ネットワークイン タフェースカード ) 上を通過するパケットをキャプチャし続ける 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 6/12

実験 Wireshark でキャプチャ中に 自ホストあてに届いたパケットを調査し 抽出し た結果を次表にまとめる 注調査をはじめる前に 以降の 手順 1~5 に続く 注意点 ヒントなど を良く読んで どのようなパケットを抽出すれば良いかを理解しておくこと 表 3 自ホスト宛に届くパケット 例 時刻 Time プロトコル Protocol 発信元 IP アドレス Source 発信元のホスト名 自分で調査する 140100.542257 HTTP 150.43.1.10 fitweb.ipc.fit.ac.jp 手順 1 キャプチャを開始する Wireshark ツールバー左端の (List the available capture interfaces ) ボタンを押し 出 現した Wireshark Capture Interfaces ダイアログで IP が 150.43. で始まるアドレスになっているインタフェース ( 実験室内 PC の多くは eth というインタフェース名になっている ) の Start ボタンを押す( 図 5 参照 ) 150.43. で始まる IP アドレスを持つインタフェース 図 5 Wireshark Capture Interfaces ダイアログ 同ダイアログが消え Wireshark のメイン画面に戻り 現在送受信中のパケッ トのキャプチャが開始されたことを確認する ( 画面上に キャプチャしたパケッ トがリアルタイムに表示される ) 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 7/12

手順 2 しばらくの間キャプチャを続ける その間 Web サイトを閲覧する 各種コマン ドを実行するなど ネットワーク上でのパケットのやりとりが生じそうな操作を いろいろと行ってみる ( このいろいろがポイント ) 手順 3 キャプチャを停止する Wireshark ツールバーの左側から 4 番目にある ンを押す (Stop the running live capture) ボタ 手順 4 Time フィールドの表示形式を日付 + 時刻形式に変更する 日付時刻の表示形式が すでに図 6 のように [20yy-mm-dd hhmmss.nnnnnn] 形式で表示されていれば不要 この形式になっていない場合は メニューより View - Time Display Format - Date and Time of Day をチェックする 手順 5 自ホストあてに届いたパケットから 10 種類を抽出し 表 3 を完成させる 完成した表の全体を レポート 5 とする ( 抽出する 10 種類は 次ページの 注意点 ヒントなど 参照 ) 図 6 Wireshark メイン画面 (Time フィールドの表示形式に注意 ) 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 8/12

注意点 ヒントなど 自ホストあてに届いた 異なる種類のパケットを 10 種類以上抽出する Wireshark でキャプチャしたパケットには 自ホストあてに届いたパケットと 自ホストから送り出したパケットの 2 種類がある そのうち 自ホストあてに届いたパケットとは 宛先 Destination フィールドが自ホストの IP アドレスと等しくなっているものである 1 プロトコル Protocol と発信元 Source アドレスが異なる組み合わせのパケットは 異なる種類のパケットとしてカウントする ( 逆に プロトコルと発信元が同じ組み合わせのパケットは いくつ受信しても 1 種類と見なす ) DNS/ICMP/NTP/HTTP の各プロトコルのパケットを最低 1 つは含むこと パケットの 発信元のホスト名 は 通常 Wireshark の画面上には現れない ただし 前出の nslookup コマンドや Wireshark の表示オプションの設定等により調査することができる 1 実際はブロードキャストアドレスあてのパケットも自ホストに届くが 本実験では ブロードキャストアドレス あてのパケットは対象外とする 本実験で使用した Wireshark は 非常に多機能で強力なツールです このようなツール は 便利な半面 使い方によっては不正な行為ができてしまいます ネットワークの学 習やトラブル解析などの正しい目的でのみ利用するようにしてください 6. traceroute コマンドを用いたネットワーク構成の調査 ( オプション ) インターネットは 複数の LAN をルータで接続することで成り立っている 例えば図 7 に示すネットワークの例では 4 つの LAN(LAN a~d) を 3 つのルータ ( ルータ ab,bc,bd) で 接続した構成となっている ホスト a1 からホスト c1 へのアクセスは ルータ ab およびル ータ bc を経由して行われる 同一 LAN 内のアクセス ( ホスト a1 ホスト a2) はルータ を経由する必要はなく 直接アクセスする 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 9/12

(LAN a) (LAN b) (LAN c) ルータ経由アクセス ホスト a1 直接アクセス ルータ ab ルータ bc ホスト c1 ルータ bd ホスト a2 (LAN d) 図 7 ネットワークの例 ( ルータ経由アクセスと直接アクセス ) 通常 自ホストから相手ホストまでに経由するルータについて 意識する必要はないが traceroute コマンドを用いることで 経由するルータの IP アドレスを調査することができる ここでは traceroute コマンドを用いて 本学内のネットワーク構成を調査する 図 8 に 実際に traceroute コマンドを用いて 自ホストから 4 種類の目的ホストまでの経由ルータを調査した結果の例を示す traceroute ( 目的ホスト ) と実行すると 経由ルータおよび目的ホストのホスト名 +IP アドレス ( ルータの多くは DNS サーバに登録していないため IP アドレスのみ ) および そのルータ ホストからの応答に要した時間を 3 回の試行分表示する jikkenuser@jikken4-xx~$ traceroute www.fit.ac.jp traceroute to www.fit.ac.jp (150.43.1.10), 30 hops max, 60 byte packets 1 dhcp61-126.cs.fit.ac.jp (150.43.61.126) 5.216 ms 5.199 ms 5.185 ms 2 150.43.0.33 (150.43.0.33) 4.082 ms 4.076 ms 4.062 ms 3 150.43.0.153 (150.43.0.153) 4.000 ms 4.001 ms 3.994 ms 経由ルータ 4 150.43.0.82 (150.43.0.82) 3.972 ms 3.969 ms 3.956 ms 5 150.43.0.74 (150.43.0.74) 4.206 ms 4.201 ms 4.193 ms 6 fitweb.ipc.fit.ac.jp (150.43.1.10) 0.207 ms 0.169 ms 0.144 ms 目的ホスト jikkenuser@jikken4-xx~$ traceroute bene.fit.ac.jp traceroute to bene.fit.ac.jp (150.43.1.12), 30 hops max, 60 byte packets 1 dhcp61-126.cs.fit.ac.jp (150.43.61.126) 6.218 ms 6.224 ms 6.234 ms 2 150.43.0.33 (150.43.0.33) 5.124 ms 5.138 ms 5.149 ms 3 150.43.0.153 (150.43.0.153) 4.183 ms 4.198 ms 4.210 ms 経由ルータ 4 150.43.0.82 (150.43.0.82) 3.877 ms 3.893 ms 3.904 ms 5 150.43.0.74 (150.43.0.74) 11.462 ms 11.493 ms 11.487 ms 6 bene.fit.ac.jp (150.43.1.12) 0.107 ms 0.101 ms 0.101 ms 目的ホスト jikkenuser@jikken4-xx~$ traceroute charzaku.cs.fit.ac.jp traceroute to charzaku.cs.fit.ac.jp (150.43.248.69), 30 hops max, 60 byte packets 1 dhcp61-126.cs.fit.ac.jp (150.43.61.126) 4.050 ms 4.268 ms 4.264 ms 2 150.43.0.33 (150.43.0.33) 4.014 ms 4.023 ms 4.034 ms 経由ルータ 3 150.43.0.30 (150.43.0.30) 9.741 ms 9.738 ms 9.727 ms 4 charzaku.cs.fit.ac.jp (150.43.248.69) 9.681 ms!x 9.676 ms!x 9.667 ms!x 目的ホスト jikkenuser@jikken4-xx~$ traceroute www.lib.fit.ac.jp traceroute to www.lib.fit.ac.jp (150.43.102.2), 30 hops max, 60 byte packets 1 dhcp61-126.cs.fit.ac.jp (150.43.61.126) 4.119 ms 4.118 ms 4.130 ms 2 150.43.0.33 (150.43.0.33) 4.310 ms 4.325 ms 4.335 ms 3 150.43.0.153 (150.43.0.153) 3.972 ms 3.966 ms 3.957 ms 経由ルータ 4 150.43.0.5 (150.43.0.5) 3.922 ms 3.918 ms 3.912 ms 5 150.43.0.26 (150.43.0.26) 3.861 ms 3.867 ms 3.864 ms 6 libs02.lib.fit.ac.jp (150.43.102.2) 1.086 ms 1.081 ms 1.077 ms 目的ホスト ホスト名 (IP アドレス ) 応答に要した時間 [DNS 未登録の場合 IP アドレスのみ ] [3 回分の試行結果 ] 図 8 traceroute コマンドによる 目的ホストまでの経由ルータ調査例 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 10/12

これらの調査結果をもとに 簡単なネットワーク構成図として表したものが図 9 である charzaku.cs.fit.ac.jp (150.43.248.69) 150.43.0.30 自ホスト (150.43.61.xx) dhcp61-126.cs.fit.ac.jp (150.43.61.126) (150.43.0.30) 150.43.0.33 (150.43.0.33) 150.43.0.153 (150.43.0.153) 150.43.0.82 (150.43.0.82) 150.43.0.74 (150.43.0.74) fitweb.ipc.fit.ac.jp (150.43.1.10) bene.fit.ac.jp (150.43.1.12) 150.43.0.5 (150.43.0.5) 150.43.0.26 (150.43.0.26) libs02.libs.fit.ac.jp (150.43.102.2) 図 9 図 8 の結果をもとにしたネットワーク構成図の例 実験 表 4 に示す目的ホストについて 自ホストからの経由ルータを調査し 簡単なネ ットワーク構成図を作成する 表 4 調査対象の目的ホスト www.fit.ac.jp my.fit.ac.jp www.ipc.fit.ac.jp tamanegi.cs.fit.ac.jp charzaku.cs.fit.ac.jp jyo.cs.fit.ac.jp 手順 1 図 8 同様に traceroute コマンドを用いて自ホストから目的ホストまでの経由ルータを調査する 手順 2 手順 1 の結果をもとに 簡単なネットワーク構成図を作成する ( 形式は図 9 を参考にして良いが 同じ形式にこだわる必要はない ) 完成した図を レポート 6 とする 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 11/12

7. レポート レポートは A4 用紙を用い 次の指示にしたがって作成 提出する レポート形式下図を参考にする 複数のメンバで実験を行った場合は レポート作成例の点線内のように 表紙に共同実験者を記入する ( 実験時 特に色々教えてもらったり助けてもらったりしたときは その人を実験協力者として記入する ) 共同実験者および実験協力者がいない場合は 点線内を記述する必要はない また 座席番号には 自分が実験時に着席した席の座席番号を記入する ( 黒板の座席レイアウト図か Windows の コントロールパネル - システムとセキュリティ - システム - コンピューター名 を参照する) レポートの本文は 本テキスト中 レポート n と記載されている箇所の指示にしたがって作成する レポートは左上をステープラ ( ホッチキス ) 等で綴じて提出する 情報工学実験 III レポート 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回報告者 情報工学科 12A3456 1 班氏名 座席番号 jikken4-xx 実施日 20xx/04/08 提出日 20xx/04/15 レポート 1 xx xxxxxxx xxxx xxx xxxxx xxxxxxxxxxx xxxxxx xxxxxxxx xxxxxxx xxxxxxxx xxx レポート 2 共同実験者 ( または実験協力者 ) 12A3457 氏名 12A3458 氏名 ページ 2/n ページ n/n 図 10 レポート作成例 提出締め切り 方法 次回の 情報工学実験 III の実験日を提出締め切り日とする 次週の実験 ( 次の実験 テーマ ) 開始前に 実験室 4( 今回の実験を行った実験室 ) 内の レポート提出 BOX へ提 出する ( 実験室 4 施錠時には C 棟 8F 相良研究室ドアポストへ ) 実験 5 ネットワークプロトコル第 2 回 Page 12/12