AIP2016 Oracleバックアップ・復旧ガイド

Similar documents
AIP2016 Oracleバックアップ・復旧ガイド

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ

ActiveImage Protector 4

CLUSTERPROバックアップ・復旧ガイド

第 3 章 メディア障害とバックアップ リカバリ この章では メディア障害の発生に備えたバックアップ方法と 障害時の基本的なリカバリ方法につい て説明します 1. メディア リカバリ概要 2. ファイルの多重化 3. アーカイブ モードの設定 4. バックアップ概要 5. 一貫性バックアップ ( オ

アーカイブ機能インストールマニュアル

Microsoft Word - nvsi_050090jp_oracle10g_vlm.doc

アーカイブ機能インストールマニュアル

Microsoft Word - nvsi_080188jp_r1_netvault_oracle_rac_backup_complemental_guide_j_174x217.doc

Microsoft Word - nvsi_100222jp_oracle_exadata.doc

産直くん 9 リピートくん 9 バックアップ リストア作業チェックリスト バックアップ リストア作業項目一覧 作業項目作業目安時間概要 00 バックアップ リストア作業を行う前に 産直くん 9 リピートくん 9 のバックアップ リストア作業を円滑に行うための確認事項をまとめています 1. バックアッ

CLUSTERPRO MC StorageSaver 2.2 for Linux リリースメモ 2017(Apr) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

今さら聞けない!? Oracle入門 ~後編~

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル 利用者機能 第 1.2 版 2019/04/01 富士通株式会社

Deep Freeze Enterprise メンテナンス時の自動ログオン ( 株 ) ネットワールド SI 技術本部作成

ご注意 1) 本書の内容 およびプログラムの一部 または全部を当社に無断で転載 複製することは禁止されております 2) 本書 およびプログラムに関して将来予告なしに変更することがあります 3) プログラムの機能向上のため 本書の内容と実際の画面 操作が異なってしまう可能性があります この場合には 実

ESET Remote Administrator V5.1 バージョンアップ手順

改版履歴 版数 改版日付 改版内容 /03/14 新規作成 2013/03まで製品サイトで公開していた WebSAM DeploymentManager Ver6.1 SQL Server 2012 製品版のデータベース構築手順書 ( 第 1 版 ) を本 書に統合しました 2

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 2.1 (for Windows) インストールガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

3.システム管理(SQL版)_xlsx

CLUSTERPRO X for Windows PPガイド

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Linux リリースメモ 2016(Mar) NEC Corporation ライセンス パッケージのインスト ル セットアップ マニュアル 障害発生時の手順 補足事項 注意事項

ユーザーズサイトのオフライン ウイルス定義データベースを利用したオフライン更新手順書(バージョン 5 以前向け)

DHCPサーバのクラスタ化

Windows Server 2016 Essentials セットアップ時の注意事項

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル ファイルサーバー管理機能 第 1.1 版 2017/01/24 富士通株式会社

PostgreSQL Plus 管理者ガイド

サーバセキュリティサービスアップグレード手順書 Deep Security 9.6SP1 (Windows) NEC 第 1 版 2017/08/23

Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアントPCリストアガイド

Windows Small Business Server 2011 Essentialsバックアップ容量節減ガイド

Interstage Interaction Manager V9 Oracle Database 11g 適用手順書

目次 移行前の作業 3 ステップ1: 移行元サービス メールソフトの設定変更 3 ステップ2: アルファメール2 メールソフトの設定追加 6 ステップ3: アルファメール2 サーバへの接続テスト 11 ステップ4: 管理者へ完了報告 11 移行完了後の作業 14 作業の流れ 14 ステップ1: メー

機能仕様書フォーマット

1. はじめに (1) 本書の位置づけ 本書ではベジフルネット Ver4 の導入に関連した次の事項について記載する ベジフルネット Ver4 で改善された機能について 新機能の操作に関する概要説明 ベジフルネット Ver4 プログラムのインストールについて Ver4 のインストール手順についての説明

Microsoft SQL Server 2016 インストール手順書 (Standard) この文書は SQL Server 2016 のインストール手順について簡潔にまとめたもので Microsoft SQL Server 2016 Books Online に記述されている一部を抜粋した内容で

手順書

目次 1. HLA Fusion 3.0 がインストール可能な環境 HLA Fusion 3.0 のインストール HLA Fusion 3.4 のインストール 初期設定用データベース接続 ( 初めての方のみ ) 既存データベースのUpg

ユーザズサイトのオフライン用検出エンジン( ウイルス定義データベース)を利用したオフライン更新手順書(バージョン 7 向け)

ドメインコントローラを冗長化していてもバックアップは必要です! Active Directory データベースの複製の仕組み DC1 2 変更された情報を定期的に他の DC に複製 DC2 同期 1 ドメインコントローラ (DC) で変更が行われる Active Directory データベース上で

スライド 1

アルファメール 移行設定の手引き Outlook2016

クラウドバックアップサービスアンインストールガイド 第 1.3 版 平成 29 年 1 月 24 日 株式会社大塚商会

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 1.2 (for Windows) インストールガイド 2014(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

目次 1. はじめに バックアップと復元の概要 Active Directoryのバックアップ Active Directoryの復元 ドメインコントローラの復元 ( 他のドメインコントローラが利用できる場合 )

DWR-S01D Updater 取扱説明書 発行日 :2011/2/28

画面について メイン画面 メイン画面 Logitec EXtorage Link を起動すると メイン画面が表示されます メイン画面の構成は 次のとおりです 1 メニュー 2 端末から外部ストレージへ 3 外部ストレージから端末へ 4 端末 5 外部ストレージ 6 カメラ機能 スマホやタブレットで使

ETERNUS VSSHP サポート情報

SystemsDirector_63_DB_password - 2 ページ 該当 OS Systems Director サーバー 6.3.x がサポートする全てのOS 該当する Systems Director バージョン Systems Director サーバー 6.3.x 対応策 以下の対

トラブルシューティング集

目次 1. 機能概要 インストール DPM インストール CXA インストール CXA サーバイメージファイルの作成 本製品で使用する CXA サーバイメージファイル データストアサーバ

Acronis Backup & Recovery 11 Advanced エディション

Microsoft Word - DWR-S01D_Updater_取扱説明書_120514A.doc

ESET Remote Administrator V5.3 バージョンアップ手順

Slide 1

Team Foundation Server 2018 を使用したバージョン管理 補足資料

ご注意 このソフトウェアの著作権は 株式会社日積サーベイにあります このソフトウェアおよびマニュアルの一部または全部を無断で使用 複製することはできません このソフトウェアおよびマニュアルは 本製品の使用許諾契約書のもとでのみ使用することができます このソフトウェアの仕様およびマニュアル記載の内容は

Veritas System Recovery 18 System Recovery Disk

改版履歴 No 更新日 更新内容 初版 再インストールの方法 ( 別 PC 同一 PC) 2. 別のパソコンへ再インストールする場合の手順 にデータをコピーする手順を追加 (2-2 頁 ) ゆうプリRスタートメニュー画面の差

製品組み込み手順書 Oracle Tuxedo (Windows版)

UEFI環境におけるWindows Serverバックアップのシステム回復手順

GHS混合物分類判定システムインストールマニュアル

TimeTracker FX セットアップガイド 補足資料 2/14 0. はじめに 本資料は [TimeTracker FX セットアップガイド ] では説明していない Microsoft SQL Server 2005 ( 以下 SQL Server 2005) の設定や操作方法を補足するための

意外と簡単!? Oracle Database 11g -バックアップ・リカバリ編-

Oracle DB 10g R2 構築手順

製品組み込み手順書 Oracle Tuxedo (Linux版)  

ActiveImage Protector 2016 for Express5800 / ftサーバ Virtual VMware ESXi 専用リカバリ環境

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Windows インストールガイド 2018(Jun) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 本製品のアップデートインストール

WES7シンクライアントIE11アップデート手順書

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.0 for Windows インストールガイド 2013(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

インストールの前に ( 事前にご確認ください ) インストールを行う必要のある PC や時期についてご説明します インストールが必要となるお客様 TimePro-XG 給与にて PCdesk(eLTAX) を使用して給与支払報告書 及び源泉徴収票を 税務署 / 市役所へ提出するお客様 インストールを

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

1

MAC アドレス変更ツール MAC アドレスチェンジャー ユーザーズマニュアル User's Manual エレコム株式会社

国保中央会個人番号 エントリー機能 Ver.4 インストール マニュアル 平成 29 年 1 月 国民健康保険中央会

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

Oracle9i DB R2構築手順

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Advanced Editions

Transcription:

ActiveImage Protector 2016R2SP1 Oracle バックアップ 復旧ガイド 2 版 - 2017 年 03 月 23 日 このガイドは ActiveImage Protector 2016R2SP1 以降の Oracle バックアップ 復元手順についてご説明します 各項目の具体的な手順は AIP のヘルプを参照してください Copyright 無断複写 転載を禁止します 本ソフトウェアと付属ドキュメントは株式会社ネットジャパンに所有権および著作権があります ActiveImage Protector ActiveImage Protector Server ActiveImage Protector Desktop ActiveImage Protector IT Pro ActiveImage Protector for Hyper-V with SHR ActiveImage Protector for Hyper-V Enterprise ReZoom ActiveImage Protector Linux ActiveImage Protector Virtual ActiveImage Protector Cluster ActiveImage Protector Cloud ActiveImage Protector Basic ImageBoot ImageCenter LE は株式会社ネットジャパンの商標です Microsoft および Windows は Microsoft Corporation の登録商標です Windows Preinstallation Environment および Windows PE は Microsoft Corporation の商標です

改定履歴 版 改定日 改定ページ 改定内容 初版 2016/12/2 初版 2 版 2017/03/23 オンライン ( 非一貫性 ) バックアップからのリストアの手順改正 P.24 Oracle VSS Writer のイベントログが出力されない場合追記 1

目次 改定履歴... 1 はじめに... 3 1. 構成例... 4 2. Oracleバックアップの計画... 5 2.1 Oracleのバックアップ方式... 5 3. バックアップ手順... 6 3.1 オンライン ( 非一貫性 ) バックアップの運用手順... 8 3.2 オフライン ( 一貫性 ) バックアップの運用手順... 9 4. 復元方法概要... 12 4.1 オンライン ( 非一貫性 ) バックアップからのリストア... 13 4.2 オフライン ( 一貫性 ) バックアップからのリストア... 18 Appendix 1 制御ファイルの多重化に伴うリカバリの問題... 21 Appendix 2 バックアップ時のOracle VSS Writerのイベント... 22 2

はじめに 本資料は予告なく変更されることがあります 本資料を株式会社ネットジャパンの許諾なしに複製 改変 および翻訳する事を禁止します 本資料は Oracle Corporation の正式文書ではありません 情報提供のみを目的としており 本資料の技術的もしくは編集上の間違い 欠陥について株式会社ネットジャパンはいかなる責任も負いません 本資料は ActiveImage Protector の一般的な設定について記述されたものであり 全ての環境や運用方法に対応しません お客様環境への導入 使用 運用についてはお客様ご自身の責任で行ってください 本資料は これからシステムを設計 導入しようとしているシステムエンジニアや すでに導入されている保守 運用管理を行う管理者や保守員の方を対象にしています また Windows Server 2008 2012 オペレーティングシステム Oracle 及び一般的なコンピュータに関する知識を必要とします 運用上 必要最小限の事項のみ記述してありますので 詳細な内容につきましては各種マニュアルを参考していただけるようお願いします 本マニュアルに掲載してあります画像に関しては 設定例のため実際と異なる場合がございます 3

1. 構成例 このガイドでは 下記環境例に沿ってバックアップ 復旧の手順を説明していきます 尚 この手順書では ActiveImage Protector を以後 AIP と称して説明していきます Oracle 構成例 SID DB 名 Oracle ホーム Oracle データベース制御ファイルアーカイブログ ORCL ORCL C:\app\Administrator\product\11.2.0\dbhome_1 O:\app\Administrator\oradata\ORCL C:\app\administrator\flash_recobery_area\ORCL\CONTROL02.CTL O:\app\administrator\oradata\ORCL\CONTROL01.CTL C:\app\administrator\flash_recobery_area\ARCHIVELOG バックアップの取り方 この手順書では 上記構成でバックアップ リカバリを行う場合の説明をしております Oracleは様々な構成でインストール可能のため 個々の環境で異なっており この手順書通りリカバリを実行しても データベースが起動できない場合が考えられます その時は Oracleのエラーより原因追究 対処を行ってください 事前に必ず個々の環境でバックアップ リカバリの検証を行って頂く必要があります 制御ファイルの多重化について Oracle11gR2 以降では インストール方法によっては制御ファイルが多重化され 異なるパスに配置されることがあります < 例 > C:\app\administrator\flash_recobery_area\<DB 名 >\CONTROL02.CTL O:\app\administrator\oradata\<DB 名 >\CONTROL01.CTL AIP では ディスク単位 ボリューム単位でバックアップを取るため 制御ファイルの配置場所によっては リカバリ後に制御ファイルの整合性を合わせる操作が必要となることがあります 個々の環境において 制御ファイルがどこのパスに分散しているかを予め認識しておいてください 4

2. Oracle バックアップの計画 旧バージョンの Oracle を使用されている環境では データベースを停止した状態でバックアップを取得する必要があります Oracle11g 以降を使用されている環境では Oracle VSS Writer が導入され連続稼働しながらバックアップを取得することが可能になりました この場合 バックアップ時に特別な操作は必要ありません 2.1 Oracle のバックアップ方式 Oracle のバックアップ方式は 2 つ用意されています 運用形態によってどちらの方式を採用するかをよく検討してください A) オンライン ( 非一貫性 ) バックアップ メリットダウンタイムが発生しない VSS により整合性をとりながらバックアップを行うので データベースを停止しなくてもよい デメリットアーカイブログファイルによってディスク空き容量が圧迫される B) オフライン ( 一貫性 ) バックアップ メリットリストア リカバリが簡単整合性がとれているので 復元操作の後にデータベースのリカバリ操作が必要ありません デメリットダウンタイムが発生 AIP でバックアップを取る度にデータベースを停止させるため ダウンタイムが発生してしまいます 5

3. バックアップ手順 Oracle のデータベースは バックアップの方式によって運用方法が大きく異なってきます オンライン ( 非一貫性 ) バックアップこの方式では AIP でバックアップタスクを実行するだけで Oracle の停止に絡む操作は必要ありません AIP タスクスタート Oracle VSS Writer が I/O を停止 数百ミリ~ 数秒程度の I/O 停止が発生します スナップショット取得 イメージの作成 I/O 停止解除 イメージの作成完了 オンライン ( 非一貫性 ) バックアップでは 一瞬 I/O が停止しますがセッションはそのまま保持されているため クライアント接続が切れることはありません バックアップ中であっても使用することが可能です 6

オフライン ( 一貫性 ) バックアップ この方式では データベースの停止 ~ 起動までをバッチファイルなどで全自動化させる必要があります このスクリプトを AIP の バックアップ時に実行させます バックアップ時の挙動を簡単に説明します AIP タスクスタート スナップショット前のスクリプト実行 OracleDB サービス停止 Listener サービス停止 この間 1~2 分程度はクライアント接続ができなくなります スナップショット取得 スナップショット後のスクリプト実行 イメージの作成 Listener サービス起動 OracleDB サービス起動 イメージの作成完了 オフライン ( 一貫性 ) バックアップは データベースを閉じてしまうため クライアント接続のセッションは切れてしまいます そのため 再接続やクライアントアプリによっては再ログインが必要です 7

3.1 オンライン ( 非一貫性 ) バックアップの運用手順 1. Oracle VSS Writer サービスの起動 Windows のサービスコンソールより OracleVssWriter を自動開始になっているか確認してください 2. ARCHIVELOG モードへの変更 sqlplus / as sysdba SQL> shutdown immediate; SQL> startup mount; SQL> alter database archivelog; SQL> alter database open; モードの確認 SQL> archive log list; 3. AIP のバックアップタスクの作成タスクを作成していきます 詳しいタスクの作成方法は AIP のヘルプを参照してください 8

3.2 オフライン ( 一貫性 ) バックアップの運用手順 1. スクリプトの作成 Oracle データベースの停止コマンドのサンプル @echo off rem --- データベースとリスナーの停止 --- set oracle_sid=orcl SQLPLUS /nolog @c:\stop.sql echo %date% %time% >>c:\orclstop.log net stop OracleServiceORCL>>c:\orclstop.log echo %date% %time% >>c:\orclstop.log net stop OracleOraDb11g_home1TNSListener>>c:\orclstop.log echo **************************************** >>c:\orclstop.log stop.sql のサンプル connect / as sysdba; shutdown immediate; exit 9

Oracle データベースの起動コマンドのサンプル @echo off rem --- リスナーとデータベースを起動する --- echo %date% %time% >>c:\orclstart.log net start OracleOraDb11g_home1TNSListener>>c:\orclstart.log echo %date% %time% >>c:\orclstart.log net start OracleServiceORCL>>c:\orclstart.log echo %date% %time% >>c:\orclstart.log echo **************************************** >>c:\orclstart.log このバッチとシャットダウンコマンドを C ドライブに保存してください サンプルバッチ内の赤字は 環境によって異なりますので環境に応じて修正してください 尚 トラブル発生時にはこのバッチによって出力されるログも必要となりますので このログの運用も行ってください 10

2. AIP のバックアップタスクの作成 タスクを作成していきます 詳しいタスクの作成方法は AIP のヘルプを参照してください 3. AIP のスケジュールタスクに組み込む タスクの実行エラー時でも 指定したスクリプトを全て実行する にチェックを入れ有効化します スクリプトのタイムアウトは 5 分に設定してください 11

4. 復元方法概要 Oracle データベースのリストアはバックアップの取り方で異なってきます Oracle のリストア方法バックアップ方式リストア方法オンライン ( 非一貫性 ) バックアップ AIP でイメージを戻した後 場合によってはコマンド操作が必要オフライン ( 一貫性 ) バックアップ AIP でイメージを戻すのみ 方式の違いによる復元方法の違い 方式 オンライン ( 非一貫性 ) バックアップ 操作手順概要 1. Oracle データベースを停止する 2. AIP で任意のイメージを復元する 3. Oracle データベースサービスを起動する 4. 場合によってはコマンド操作が必要 5. Oracle データベースを起動する 方式 オフライン ( 一貫性 ) バックアップ 操作手順概要 1. Oracle データベースを停止する 2. AIP で任意のイメージを復元する 3. Oracle データベースサービスを起動する 非一貫性と一貫性の復元の手順はほとんど同じですが 非一貫性の場合 Oracle のコマンド操作を管理者が行う必要があります これを行わないと データベースを起動することができません ここからの手順は Oracle データベースが含まれる O ドライブをホットリカバリする場合を想定しています 12

4.1 オンライン ( 非一貫性 ) バックアップからのリストア 何らかの原因によりデータベースが起動しなくなった データ破損 データ消失などが発生した時は ホットリカバリによりディスクやボリューム ファイル単位で復元できます 1. データベースの停止 Oracle データベースサービスを停止し データベースを完全に停止させてください 2. イメージの選択 復元したいイメージを選択してください 13

3. 復元先の選択 復元するアイテムの枠を復元先の枠にドラッグアンドドロップしてください 14

4. ボリュームの復元タスク タスクが終了するまで待ちます 5. 制御ファイルのコピーインスタンスを停止後 制御ファイルの整合性を合わせるため 同じバックアップタスクでバックアップしたイメージから CONTROL02.CTL を復元してください もしくは CONTROL02.CTL を削除し O ドライブ上にある CONTROL01.CTL を CONTROL02.CTL の階層にコピーし コピーした CONTROL01.CTL を CONTROL02.CTL へとリネームしてください * システム全体をリカバリした場合は この操作は不要です 詳細は Appendix 1 制御ファイルの多重化に伴うリカバリの問題を参照してください 6. データベースサービスの起動 Oracle データベースサービスを起動させてください このときマウント状態までしか起動できない場合は バックアップ状態を解除する必要があります 15

7. インスタンスの状態確認 C:\Users\Administrator>sqlplus / as sysdba SQL> select status from v$instance; STATUS ------------- MOUNTED マウント状態になっている場合は alert_<sid>.log に下記エラーが発生しているか確認してください Errors in file C:\APP\ADMINISTRATOR\diag\rdbms\orcl\orcl\trace\orcl_ora_XXXX.trc: ORA-10873: file 1 needs to be either taken out of backup mode or media recovered ORA-01110: data file 1: 'O:\APP\ADMINISTRATOR\ORADATA\ORCL\SYSTEM01.DBF' ORA-10873 signalled during: alter database open... 8. バックアップ状態を解除する SQL> select * from v$backup; FILE# STATUS CHANGE# TIME CON_ID ---------- ------------------ ---------- -------- ---------- 1 ACTIVE 2981562 17-02-28 0 3 ACTIVE 2981568 17-02-28 0 5 ACTIVE 2981575 17-02-28 0 6 ACTIVE 2981582 17-02-28 0 7 ACTIVE 2981588 17-02-28 0 SQL> alter database end backup; データベースが変更されました 9. データベースをオープンする SQL> alter database open; データベースが変更されました 16

10. データベースの起動を確認 Oracle の alert_<sid>.log より正常に起動できているかを確認してください ログの最終部分で下記 1 文があれば正常に起動できています ------------------------------------------ Completed: alter database open ------------------------------------------ 17

4.2 オフライン ( 一貫性 ) バックアップからのリストア 何らかの原因によりデータベースが起動しなくなった データ破損 データ消失などが発生した時は ホットリカバリによりディスクやボリューム ファイル単位で復元できます 1. データベースの停止 Oracle データベースサービスを停止し データベースを完全に停止させてください 2. イメージの選択 復元したいイメージを選択してください 18

3. 復元先の選択 復元するアイテムの枠を復元先の枠にドラッグアンドドロップしてください 19

4. ボリュームの復元タスク タスクが終了するまで待ちます 5. 制御ファイルのコピーインスタンスを停止後 制御ファイルの整合性を合わせるため 同じバックアップタスクでバックアップしたイメージから CONTROL02.CTL を復元してください もしくは CONTROL02.CTL を削除し O ドライブ上にある CONTROL01.CTL を CONTROL02.CTL の階層にコピーし コピーした CONTROL01.CTL を CONTROL02.CTL へとリネームしてください * システム全体をリカバリした場合は この操作は不要です 詳細は Appendix 1 制御ファイルの多重化に伴うリカバリの問題を参照してください 6. データベースサービスの起動 Oracle データベースサービスを起動して データベースをオープンしてください 7. データベースの起動を確認 Oracle の alert.log より正常に起動できているかを確認してください ログの最終部分で下記 1 文があれば正常に起動できています ------------------------------------------ Completed: alter database open ------------------------------------------ 20

Appendix 1 制御ファイルの多重化に伴うリカバリの問題 制御ファイルが多重化されており 複数のボリュームに分散していると イメージの復元後にデータベースが起動しない現象が発生する場合があります 例えば下図のように制御ファイルが分散されている環境下で O ドライブのみリカバリを行った場合 制御ファイルの CONTROL01.CTL と CONTROL02.CTL でバージョンの不整合が発生してしまい ORA-00214 のエラーが発生しデータベースが起動できなくなります Oracle Database エラー メッセージ ORA-00214: 制御ファイル 'string' バージョン string がファイル 'string' バージョン string と矛盾しています原因 : 使用した制御ファイル データファイル / ログ ファイル および REDO ログ ファイルのバージョンが一致しません 処置 : 一貫した制御ファイル データファイル / ログ ファイル および REDO ログ ファイルの組合せを使用してください すべてのファイルが同じデータベースに対するもので 同時期のものである必要があります SQLPlus でデータベースの起動を試みた時の実際のエラー ORA-00214: 制御ファイル 'C:\app\administrator\recobery_area\ORCL\CONTROL02.CTL' バージョン 1925 がファイル 'O:\app\administrator\oradata\ORCL\CONTROL01.CTL' バージョン 1921 と矛盾しています 回避方法インスタンスを停止後 制御ファイルの整合性を合わせるため 同じバックアップタスクでバックアップしたイメージから CONTROL02.CTL を復元してください もしくは CONTROL02.CTL を削除し O ドライブ上にある CONTROL01.CTL を CONTROL02.CTL の階層にコピーし コピーした CONTROL01.CTL を CONTROL02.CTL へとリネームしてください 21

Appendix 2 バックアップ時の Oracle VSS Writer のイベント バックアップ対象となるボリュームによって Windows イベントログに出力される Oracle VSS Writer のイベントが異なる場合があります バックアップ成功時の Oracle VSS Writer イベント VSS-04107: successfully backed up component Oracle Database (FULL) Oracle ホーム Oracle データベースが存在しているボリューム全てをバックアップした時に出力されます Oracle ホーム Oracle データベースのドライブを1つのバックアップタスクでバックアップを行うと Oracle VSS Writer が RMAN と連携し 下記フローによってバックアップが行われます AIP タスクスタート VSS サービス起動 Oracle VSS Writer が Oracle のコンポーネントをチェック スナップショット作成準備 RMAN 連携により BEGIN BACKUP が実行される I/O の停止 スナップショット取得 イメージの作成 I/O 停止の解除 RMAN 連携により END BACKUP が実行される VSS-04107: successfully backed up component Oracle Database (FULL) イメージの作成完了 このイベントが出力されたイメージを復元すると データベースのバックアップ状態を解除する必要があります 方法については 16 ページの 8. バックアップ状態を解除するを参照ください 22

VSS-04107: successfully backed up component Flash Recovery Area (FULL) Flash_Recovery_Area フォルダが存在するボリュームのみをバックアップした時に出力されます Flash_Recovery_Area フォルダが存在するボリュームを1つのバックアップタスクでバックアップを行うと 下記フローによってバックアップが行われます このイベントが出力されたイメージを復元すると 自動的にクラッシュリカバリが行われ データベースがオープンしてきます そのため リカバリ操作などは必要としないことがあります 23

Oracle VSS Writer のイベントログが出力されない場合 下記のようにデータベースファイルが存在するドライブのみバックアップした場合は Oracle VSS Writer のイベントが出力されないことがあります このような場合 イメージから復元した後はサービスを起動すると自動的にクラッシュリカバリが行われ データベースがオープンしてきます これは shutdown abort の時と同じような振る舞いとなり カレント REDO ログよりインスタンスリカバリが行われ スナップショット取得時点のコミット済みの状態に復旧できます 24