CHAPTER 1 この章では 次の 2 つの手順について説明します 内蔵ドライブへのインストール (P.1-1) SAN ブートへのインストール (P.1-12) 内蔵ドライブへのインストール ここでは Windows Server 2003 Service Pack 2(SP2)x86 または x64 を内蔵ドライブにインストールする方法について説明します ( 注 ) このサーバでは オペレーティングシステム (OS) のサポートされているバージョンは Windows Server 2003 SP2 です ここでは 次の内容について説明します 前提条件 (P.1-1) インストール手順 (P.1-3) 前提条件 この手順を開始する前に 次のものまたは操作を準備または実行しておく必要があります Cisco UCS B シリーズドライバ CD または Cisco.com から入手したこの CD の ISO イメージ いずれかの LSI RAID コントローラにインストールする場合は OS のインストール先の LUN を設定する Windows インストール用の ISO イメージ ( または CD/DVD) と このソフトウェアインストール用のアクティベーションキー ( 注 ) このマニュアルでは 仮想デバイスとしてマップした ISO イメージから OS をインストールする手順を示します 物理ディスクからインストールすることもできますが その場合はインストール対象のサーバに外付け USB CD/DVD ドライブを接続する必要があります ブレードサーバに USB コネクタを装備するには ブレードサーバの前面パネルのコンソールコネクタに KVM ケーブルを接続します 1-1
内蔵ドライブへのインストール 第 1 章 インストールと設定が完了した UCS システム このオペレーティングシステムのインストールに最低限必要な UCS 設定項目のチェックリストについては サービスプロファイル設定のインストール前チェックリスト (P.1-2) を参照してください サービスプロファイル設定のインストール前チェックリスト インストール対象のサーバには 設定済みのサービスプロファイルが関連付けられている必要があります このサービスプロファイルには サーバに適用されるすべての情報と設定が含まれます この OS インストールの前に最低限実行しておく必要がある UCS 設定操作のチェックリストを以下に示します 各項目を完了するための詳細な指示については このマニュアルの範囲外です これらすべての項目を設定するための情報と指示は 次のマニュアルに詳しく説明されています Cisco UCS 5108 Server Chassis Installation Guide Cisco UCS Manager GUI Configuration Guide Cisco UCS Manager CLI Configuration Guide 1. UCS システムハードウェアを設置し ケーブルを使用してネットワークに物理的に接続する 2. UCS Manager を使用して ネットワーク上の物理リソースと論理リソースを識別するプールを設定する サーバのサービスプロファイルを作成するとき これらのプールから選択します たとえば FC HBA 上の使用可能なノードとポートを識別するには WWN プールを使用します また UCS システムでは サーバ MAC アドレス UUID サフィクス および管理 IP アドレスのプールを定義することもできます 3. UCS Manager を使用して サーバの管理に必要なポリシーを設定する 後述の手順 6. に示すように 特定のブートポリシーが必要です 4. ターゲットサーバをネットワークに接続する各アップリンクファブリックについて 名前付き VSAN を 1 つずつ設定する 名前付き VSAN は 特定の外部 SAN ファブリックへの接続を作成します 5. 各 VSAN を 各 VSAN の対応するファブリックインターコネクト上の物理アップリンクポートに関連付ける たとえば ファブリック A のために作成した VSAN を ファブリックインターコネクト A の使用可能な物理ポートに関連付けます 6. この特定のオペレーティングシステムインストール用のブートポリシーを作成する このインストールのために 次のブート順を定義するブートポリシーを作成します a. CD-ROM b. フロッピー c. ローカルディスク 7. ターゲットブレードサーバのサービスプロファイルを作成する Create Service Profile ウィザードを使用する場合 作成プロセスのパート 5 でサーバのブート順を指定します 手順 6. で作成したブートポリシーを選択します ターゲットサーバに関連付けられている既存のサービスプロファイルがすでに存在する場合は そのサービスプロファイルに関連付けられたブートポリシーを変更できます 手順 6. で作成したブートポリシーを選択します 1-2
第 1 章 内蔵ドライブへのインストール 8. 作成したサービスプロファイルをターゲットサーバに関連付ける ターゲットサーバがリブートされると このサービスプロファイルの設定がターゲットサーバに割り当てられます 以上の作業が済んだら OS インストール手順を開始できます インストール手順 ソフトウェアとドライバをインストールするには 次の手順に従います ( 注 ) この手順の画面キャプチャに示された値と設定は単なる例です 実際の設定は異なる場合があります ステップ 1 B シリーズサーバに付属する Cisco UCS B シリーズドライバディスクで サーバに搭載されているデバイス用のドライバを探し それらのドライバをラップトップなどのローカルコンピュータに抽出します ( 注 ) ディスク上のドライバの場所と サーバに搭載されているデバイスの確認方法については B シリーズの Windows インストール用ドライバ (P.A-1) を参照してください ステップ 2 ステップ 3 ステップ 4 このドライバディスクが手元にない場合は サーバ用のドライバパッケージ ISO をシスコの Web ページ (http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html) からダウンロードできます ダウンロードしたイメージを CD に書き込むか サードパーティ製ユーティリティを使用してラップトップのハードドライブ上にあるイメージをマウントします 次のデバイスのブート順を定義したブートポリシーが サーバの UCS Manager サービスプロファイルに含まれていることを確認します ( この手順の前提条件 ( サービスプロファイル設定のインストール前チェックリスト (P.1-2)) を参照 ) CD-ROM フロッピー ローカルディスク ブラウザのアドレスフィールドに UCS 仮想管理 IP アドレスを入力して UCS Manager インターフェイスに接続します [Launch] をクリックし 管理者のユーザ名とパスワードを使用して UCS Manager にログインします 1-3
内蔵ドライブへのインストール 第 1 章 ステップ 5 ターゲットサーバ ( ターゲットドライブを含むブレードサーバ ) の KVM コンソールウィンドウを開きます a. UCS Manager のメインウィンドウで ナビゲーションペインの [Equipment] タブをクリックします b. [Equipment] タブで [Equipment] > [Chassis] > [Chassis_Number] > [Servers] を展開します c. KVM コンソールを通じてアクセスするサーバを選択します d. 作業ペインで [General] タブをクリックします e. [Actions] 領域で [KVM Console] をクリックします KVM コンソールが別のウィンドウで開きます 1-4
第 1 章 内蔵ドライブへのインストール ステップ 6 KVM コンソールウィンドウが表示されたら [Tools] > [Launch Virtual Media] を選択します 1-5
内蔵ドライブへのインストール 第 1 章 ステップ 7 [Virtual Media Session] ウィンドウで Windows インストールイメージのパスを指定します a. [Add Image] をクリックします b. ダイアログボックスを使用して Windows Server 2003 ISO ファイルの場所に移動し ISO ファイルを選択します [Client View] ペインに ISO イメージがデバイスとして表示されます ヒント [Details] をクリックすると [Details] ペインが表示され 読み取りおよび書き込みの進行状況を確認できます ステップ 8 大容量記憶域コントローラ用のドライバのパスを指定します a. [Add Image] をクリックします b. デバイスおよびオペレーティングシステムのドライバ IMG イメージファイルの場所 ( ステップ 1 でイメージファイルを保存した場所 ) に移動し IMG ファイルを選択します [Client View] ペインに IMG ファイルが仮想フロッピードライブとして表示されます c. デバイスをフロッピーとしてエミュレートするかどうかを確認するメッセージが表示されたら [Yes] をクリックします ステップ 9 マウントする各デバイスの [Mapped] 列にあるチェックボックスをオンにして マッピングが完了するまで待ちます [Details] ペインで進行状況を確認します 1-6
第 1 章 内蔵ドライブへのインストール ステップ 10 マッピングが完了したら サーバの電源を再投入して サーバを仮想 CD/DVD からリブートし 今追加したメディアが BIOS で認識されるようにします ( 注 ) サーバの電源を再投入するには サーバの電源ボタンを押すか KVM コンソールウィンドウのメニューバーで [Macros] > [Ctrl-Alt-Del] を選択するか UCS Manager で選択したサーバの作業ペインにある [Reset] をクリックします ステップ 11 ブートアップ中に KVM コンソールに F2 プロンプトが表示されたら F2 を押して BIOS セットアップに入ります セットアップユーティリティ画面が表示されるまで待ちます ( 注 ) Quiet Boot が有効な場合は ( デフォルト ) F2 プロンプトが表示されるとき 画面はシスコスプラッシュ画面になっています ( 注 ) F2 を押してから BIOS セットアップユーティリティが表示されるまで 少し時間がかかります これは デバイスの初期化が終わってから BIOS セットアップユーティリティが表示されるためです ステップ 12 BIOS セットアップユーティリティ画面で [Boot Options] タブを選択し ステップ 7 とステップ 8 で追加したデバイスがブート可能デバイスとしてリストされていることを確認します 1-7
内蔵ドライブへのインストール 第 1 章 ステップ 13 仮想フロッピードライブのブート順を設定します a. [Boot Options] 画面で [Floppy Order] を選択します b. [Floppy Order] 画面で 新しい仮想フロッピーをフロッピーデバイスのリストの一番上に設定します [Boot Option#1] を選択して Enter を押します ポップアップウィンドウで [Cisco Virtual Floppy] を選択して Enter を押します c. F10 を押して変更内容を保存し BIOS セットアップユーティリティを終了します サーバの電源が再投入されます ( 注 ) 電源が再投入されると ISO インストールイメージにマップされた仮想 CD/DVD からサーバがブートします サーバの UCS Manager サービスプロファイルで定義されたブート順が使用されます ( ステップ 2 を参照 ) 1-8
第 1 章 内蔵ドライブへのインストール ( 注 ) サーバ上の eusb ドライブに OS またはドライバをインストールしないでください Cisco UCS B440 ブレードサーバにはオプションで eusb ドライブを搭載できます eusb ドライブが搭載されている場合 OS はこのドライブをローカルドライブとして認識し Viking eusb としてリストします Cisco UCS Manager では ローカルドライブの種類は区別されません OS が複数のローカルドライブまたは内部 USB ドライブ (eusb) にインストールされている場合 これらのローカルドライブのいずれかをサーバのブートドライブとして指定することはできません ステップ 14 CD からブートすることを確認するメッセージが表示されたら Enter を押します ( 注 ) 次の手順では F6 プロンプトが表示されている間に F6 を押しますが このメッセージはごく短時間しか表示されないので注意してください F6 プロンプトとは Windows インストーラの初期起動時にウィンドウの下部に表示される Press F6 to install third-party drivers というメッセージのことです ステップ 15 大容量記憶装置用のドライバを仮想フロッピーからインストールします a. [Windows Setup] 画面が表示された後 F6 プロンプトが短時間表示されるので その間に F6 を押して インストールプロセス中に大容量記憶装置用のサードパーティ製ドライバをインストールします b. 引き続き Windows インストールプロセスを監視し プロンプトが表示されたら S を押して追加デバイスを指定します 1-9
内蔵ドライブへのインストール 第 1 章 c. リストから大容量記憶装置を選択して Enter を押します 大容量記憶装置用のドライバが仮想フロッピーからインストールされます ( 注 ) サーバ上の eusb ドライブに OS またはドライバをインストールしないでください Cisco UCS B440 ブレードサーバにはオプションで eusb ドライブを搭載できます eusb ドライブが搭載されている場合 OS はこのドライブをローカルドライブとして認識し Viking eusb としてリストします Cisco UCS Manager では ローカルドライブの種類は区別されません OS が複数のローカルドライブまたは内部 USB ドライブ (eusb) にインストールされている場合 これらのローカルドライブのいずれかをサーバのブートドライブとして指定することはできません ステップ 16 ステップ 17 自社の要件や標準に従って Windows のインストールを完了します [Windows Setup] ウィンドウに表示される Windows のインストールの進行状況を引き続き監視し 必要に応じてプロンプトに応答します 追加したドライバがリストに表示されていることを確認します Windows のインストールが完了すると サーバが再びリブートします 続いて Ctrl+Alt+Del を押し ログインして Windows デスクトップにアクセスするよう求めるメッセージが表示されます Windows インストールプロセス中に指定したログイン資格情報を使用します 1-10
第 1 章 内蔵ドライブへのインストール ( 注 ) この時点では サーバチップセットやイーサネットコントローラなどのデバイス用のデバイスドライバがまだインストールされていません Windows Server 2003 のデバイスマネージャを開くと ドライバが必要なデバイスには次の例のように黄色のフラグが付いています ステップ 18 ステップ 19 Windows ファイルマネージャを使用して ステップ 1 で Cisco UCS B シリーズドライバ DVD から取得した ( または Cisco.com からダウンロードした ) シスコドライバパッケージを抽出したフォルダに移動します 各デバイスの名前の付いたフォルダに すべてのデバイスのドライバが含まれています ドライバの場所については B シリーズの Windows インストール用ドライバ (P.A-1) を参照してください Intel チップセットドライバをインストールします a. 使用しているハードウェアのチップセットドライバを含むフォルダの中に ドライバを抽出してインストールする EXE ファイルがあります ( 例 :... Windows ChipSet Intel W2K3 setup.exe) ( 注 ) 使用しているサーバモデル (B2X0 ブレードまたは B440 ブレード ) 用の Intel チップセットドライバがあることを確認してください ステップ 20 ステップ 21 b. Windows のメッセージに従ってサーバをリブートし チップセットドライバのインストールを完了します LAN On Motherboard(LOM) ドライバをインストールします a. 必要なドライバを含むフォルダで EXE ファイルをクリックしてドライバを抽出 インストールします ( 例 : Windows Network Intel 82576 ) 場合によっては EXE ファイルが存在せず ドライバを手動でインストールしなければならないことがあります b. Windows のメッセージに従ってサーバをリブートし LOM ドライバのインストールを完了します Windows Server 2003 のデバイスマネージャに黄色のフラグで示された ドライバが必要な各デバイスについて ドライバのインストールプロセスを繰り返します 1-11
SAN ブートへのインストール 第 1 章 ( 注 ) ドライバの中には Windows ハードウェア検出プロセスの一環としてインストールされるものもあります SAN ブートへのインストール ここでは Windows Server 2003 Service Pack 2(SP2)x86 または x64 をブート可能な SAN LUN にインストールする方法について説明します ( 注 ) このサーバでは オペレーティングシステムのサポートされているバージョンは Windows Server 2003 SP2 です ここでは 次の内容について説明します 前提条件 (P.1-12) インストール手順 (P.1-14) 前提条件 この手順を開始する前に 次のものまたは操作を準備または実行しておく必要があります Cisco UCS B シリーズドライバ CD または Cisco.com から入手したこの CD の ISO イメージ ブート可能な SAN デバイスにインストールする場合は SAN で LUN を設定してから SAN に接続し SAN HBA からその LUN へのパスが 1 つだけ存在することを確認する Windows インストール用の ISO イメージ ( または CD/DVD) と このソフトウェアインストール用のアクティベーションキー ( 注 ) このマニュアルでは 仮想デバイスとしてマップした ISO イメージから OS をインストールする手順を示します 物理ディスクからインストールすることもできますが その場合はインストール対象のサーバに外付け USB CD/DVD ドライブを接続する必要があります ブレードサーバに USB コネクタを装備するには ブレードサーバの前面パネルのコンソールコネクタに KVM ケーブルを接続します インストールと設定が完了した UCS システム このオペレーティングシステムのインストールに最低限必要な UCS 設定項目のチェックリストについては サービスプロファイル設定のインストール前チェックリスト (P.1-12) を参照してください サービスプロファイル設定のインストール前チェックリスト インストール対象のサーバには 設定済みのサービスプロファイルが関連付けられている必要があります このサービスプロファイルには サーバに適用されるすべての情報と設定が含まれます この OS インストールの前に最低限実行しておく必要がある UCS 設定操作のチェックリストを以下に示します 各項目を完了するための詳細な手順については このマニュアルの範囲外です これらすべての項目を設定するための情報と手順は 次のマニュアルに詳しく説明されています 1-12
第 1 章 SAN ブートへのインストール Cisco UCS 5108 Server Chassis Installation Guide Cisco UCS Manager GUI Configuration Guide Cisco UCS Manager CLI Configuration Guide 1. UCS システムハードウェアを設置し ケーブルを使用してネットワークに物理的に接続する 2. UCS Manager を使用して ネットワーク上の物理リソースと論理リソースを識別するプールを設定する サーバのサービスプロファイルを作成するとき これらのプールから選択します たとえば FC HBA 上の使用可能なノードとポートを識別するには WWN プールを使用します また UCS システムでは サーバ MAC アドレス UUID サフィクス および管理 IP アドレスのプールを定義することもできます 3. UCS Manager を使用して サーバの管理に必要なポリシーを設定する 後述の手順 7. に示すように 特定のブートポリシーが必要です 4. ターゲットサーバをネットワークに接続する各アップリンクファブリックについて 名前付き VSAN を 1 つずつ設定する 名前付き VSAN は 特定の外部 SAN ファブリックへの接続を作成します 5. 各 VSAN を 各 VSAN の対応するファブリックインターコネクト上の物理アップリンクポートに関連付ける たとえば ファブリック A のために作成した VSAN を ファブリックインターコネクト A の使用可能な物理ポートに関連付けます 6. ターゲットサーバをネットワークに接続する各アップリンクファブリックについて vhba ポリシーを 1 つずつ作成する この vhba ポリシーは vhba が SAN にどのように接続するかを定義します 7. この特定のオペレーティングシステムインストール用のブートポリシーを作成する このインストールのために 次のブート順を定義するブートポリシーを作成します a. CD-ROM b. フロッピー c. ストレージ SAN プライマリ SAN セカンダリ 8. ターゲットブレードサーバのサービスプロファイルを作成する 前の手順で作成したポリシーをサービスプロファイルに関連付けます Create Service Profile ウィザードを使用する場合 作成プロセスのパート 5 でサーバのブート順を指定します 手順 7. で作成したブートポリシーを選択します ターゲットサーバに関連付けられている既存のサービスプロファイルがすでに存在する場合は 既存のブートポリシーを変更できます サービスプロファイルを編集し 手順 7. で作成したブートポリシーを選択します 9. 作成したサービスプロファイルをターゲットサーバに関連付ける ターゲットサーバがリブートされると このサービスプロファイルの設定がターゲットサーバに割り当てられます 以上の作業が済んだら OS インストール手順を開始できます 1-13
SAN ブートへのインストール 第 1 章 インストール手順 ソフトウェアとドライバをインストールするには 次の手順に従います ( 注 ) この手順の画面キャプチャに示された値と設定は単なる例です 実際の設定は異なる場合があります ステップ 1 B シリーズサーバに付属する Cisco UCS B シリーズドライバディスクで サーバに搭載されているデバイス用のドライバを探し それらのドライバをラップトップなどのローカルコンピュータに抽出します ( 注 ) ディスク上のドライバの場所と サーバに搭載されているデバイスの確認方法については B シリーズの Windows インストール用ドライバ (P.A-1) を参照してください ステップ 2 ステップ 3 ステップ 4 このドライバディスクが手元にない場合は サーバ用のドライバパッケージ ISO をシスコの Web ページ (http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html) からダウンロードできます ダウンロードしたイメージを CD に書き込むか サードパーティ製ユーティリティを使用してラップトップのハードドライブ上にあるイメージをマウントします 次のデバイスのブート順を定義したブートポリシーが サーバの UCS Manager サービスプロファイルに含まれていることを確認します ( この手順の前提条件 ( サービスプロファイル設定のインストール前チェックリスト (P.1-2)) を参照 ) a. CD-ROM b. フロッピー c. ストレージ SAN プライマリ SAN セカンダリ ブラウザのアドレスフィールドに UCS 仮想管理 IP アドレスを入力して UCS Manager インターフェイスに接続します [Launch] をクリックし 管理者のユーザ名とパスワードを使用して UCS Manager にログインします 1-14
第 1 章 SAN ブートへのインストール ステップ 5 ターゲットサーバ ( ターゲットドライブを含むブレードサーバ ) の KVM コンソールウィンドウを開きます a. UCS Manager のメインウィンドウで ナビゲーションペインの [Equipment] タブをクリックします b. [Equipment] タブで [Equipment] > [Chassis] > [Chassis_Number] > [Servers] を展開します c. KVM コンソールを通じてアクセスするサーバを選択します d. 作業ペインで [General] タブをクリックします e. [Actions] 領域で [KVM Console] をクリックします KVM コンソールが別のウィンドウで開きます ステップ 6 KVM コンソールウィンドウが表示されたら [Tools] > [Launch Virtual Media] を選択します 1-15
SAN ブートへのインストール 第 1 章 ステップ 7 [Virtual Media Session] ウィンドウで Windows インストールイメージのパスを指定します a. [Add Image] をクリックします b. ダイアログを使用して Windows Server 2003 ISO ファイルの場所に移動し ISO ファイルを選択します [Client View] ペインに ISO イメージがデバイスとして表示されます ヒント [Details] をクリックすると [Details] ペインが表示され 読み取りおよび書き込みの進行状況を確認できます ステップ 8 SAN HBA デバイス用のドライバのパスを指定します a. [Add Image] をクリックします b. デバイスおよびオペレーティングシステムのドライバ IMG イメージファイルの場所 ( ステップ 1 でイメージファイルを保存した場所 ) に移動し IMG ファイルを選択します [Client View] ペインに IMG ファイルが仮想フロッピードライブとして表示されます c. デバイスをフロッピーとしてエミュレートするかどうかを確認するメッセージが表示されたら [Yes] をクリックします ステップ 9 マウントする各デバイスの [Mapped] 列にあるチェックボックスをオンにして マッピングが完了するまで待ちます [Details] ペインで進行状況を確認します 1-16
第 1 章 SAN ブートへのインストール ステップ 10 マッピングが完了したら サーバの電源を再投入して サーバを仮想 CD/DVD からリブートし 今追加したメディアが BIOS で認識されるようにします ( 注 ) サーバの電源を再投入するには サーバの電源ボタンを押すか KVM コンソールウィンドウのメニューバーで [Macros] > [Ctrl-Alt-Del] を選択するか UCS Manager で選択したサーバの作業ペインにある [Reset] をクリックします ステップ 11 ブートアップ中に KVM コンソールに F2 プロンプトが表示されたら F2 を押して BIOS セットアップに入ります セットアップユーティリティ画面が表示されるまで待ちます ( 注 ) Quiet Boot が有効な場合は ( デフォルト ) F2 プロンプトが表示されるとき 画面はシスコスプラッシュ画面になっています ( 注 ) F2 を押してから BIOS セットアップユーティリティが表示されるまで 少し時間がかかります これは デバイスの初期化が終わってから BIOS セットアップユーティリティが表示されるためです ステップ 12 BIOS セットアップユーティリティ画面で [Boot Options] タブを選択し ステップ 7 とステップ 8 で追加したデバイスがブート可能デバイスとしてリストされていることを確認します 1-17
SAN ブートへのインストール 第 1 章 ステップ 13 仮想フロッピードライブのブート順を設定します a. [Boot Options] 画面で [Floppy Order] を選択します b. [Floppy Order] 画面で 新しい仮想フロッピーをフロッピーデバイスのリストの一番上に設定します [Boot Option#1] を選択して Enter を押します ポップアップウィンドウで [Cisco Virtual Floppy] を選択して Enter を押します c. F10 を押して変更内容を保存し BIOS セットアップユーティリティを終了します サーバの電源が再投入されます ( 注 ) 電源が再投入されると ISO インストールイメージにマップされた仮想 CD/DVD からサーバがブートします サーバの UCS Manager サービスプロファイルで定義されたブート順が使用されます ( ステップ 2 を参照 ) ステップ 14 CD からブートすることを確認するメッセージが表示されたら Enter を押します 1-18
第 1 章 SAN ブートへのインストール ( 注 ) 次の手順では F6 プロンプトが表示されている間に F6 を押しますが このメッセージはごく短時間しか表示されないので注意してください F6 プロンプトとは Windows インストーラの初期起動時にウィンドウの下部に表示される Press F6 to install third-party drivers というメッセージのことです ステップ 15 HBA デバイス用のドライバを仮想フロッピーからインストールします a. F6 プロンプトが短時間表示されるので その間に F6 を押して インストールプロセス中に大容量記憶装置用のサードパーティ製ドライバをインストールします b. 引き続き Windows インストールプロセスを監視し プロンプトが表示されたら S を押して追加デバイスを指定します c. リストから HBA デバイスを選択して Enter を押します HBA デバイス用のドライバが仮想フロッピーからインストールされます 1-19
SAN ブートへのインストール 第 1 章 ステップ 16 ステップ 17 自社の要件や標準に従って Windows のインストールを完了します [Windows Setup] ウィンドウに表示される Windows のインストールの進行状況を引き続き監視し 必要に応じてプロンプトに応答します 追加したドライバがリストに表示されていることを確認します Windows のインストールが完了すると サーバが再びリブートします 続いて Ctrl+Alt+Del を押し ログインして Windows デスクトップにアクセスするよう求めるメッセージが表示されます Windows インストールプロセス中に指定したログイン資格情報を使用します ( 注 ) この時点では サーバチップセットやイーサネットコントローラなどのデバイス用のデバイスドライバがまだインストールされていません Windows Server 2003 のデバイスマネージャを開くと ドライバが必要なデバイスには次の例のように黄色のフラグが付いています 1-20
第 1 章 SAN ブートへのインストール ステップ 18 ステップ 19 ステップ 20 ステップ 21 Windows ファイルマネージャを使用して ステップ 1 で Cisco UCS B シリーズドライバディスクから取得した ( または Cisco.com からダウンロードした ) シスコドライバパッケージを抽出したフォルダに移動します 各デバイスの名前の付いたフォルダに すべてのデバイスのドライバが含まれています ドライバの場所については B シリーズの Windows インストール用ドライバ (P.A-1) を参照してください Intel チップセットドライバをインストールします a. サーバに必要なチップセットドライバを含むフォルダの中に ドライバを抽出してインストールする EXE ファイルがあります ( 例 :... Windows ChipSet Intel W2K3 setup.exe) b. Windows のメッセージに従ってサーバをリブートし チップセットドライバのインストールを完了します LAN On Motherboard(LOM) ドライバをインストールします a. 必要なドライバを含むフォルダで EXE ファイルをクリックしてドライバを抽出 インストールします ( 例 : Windows Network Intel 82576 ) 場合によっては EXE ファイルが存在せず ドライバを手動でインストールしなければならないことがあります b. Windows のメッセージに従ってサーバをリブートし LOM ドライバのインストールを完了します Windows Server 2003 のデバイスマネージャに黄色のフラグで示された ドライバが必要な各デバイスについて ドライバのインストールプロセスを繰り返します ( 注 ) ドライバの中には Windows ハードウェア検出プロセスの一環としてインストールされるものもあります 1-21
SAN ブートへのインストール 第 1 章 1-22