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科 目 当年度 前年度 増 減 () 旅費交通費 556,962 1,659,072 1,102,110 通信運搬費 1,265,321 1,223,960 41,361 減価償却費 3,527,557 4,390, ,061 消耗備品費 0 24,079 24,079 消耗品費 766

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正味財産計算書 科目当年度前年度 諸謝金 32,854,572 委託料 5,334,818 広告宣伝費 134,400 雑費 2,481,375 受託事業費 1,567,353,872 生涯学習総合センター中央図書館事業費 1,110,625,083 給料手当 579,334,190 賞与 100,

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( 単位 : 円 ) 科 目 予算額 決算額 差異 (2) 経常費用事 業 費 182,393, ,945,179-63,551,847 会 場 費 24,613,74 33,473,876-8,86,82 旅 費 交 通 費 7,577,36 12,346,581-4,769,221

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問 2 戦略的な知的財産管理を適切に行っていくためには, 組織体制と同様に知的財産関連予算の取扱も重要である その負担部署としては知的財産部門と事業部門に分けることができる この予算負担部署について述べた (1)~(3) について,( イ ) 内在する課題 ( 問題点 ) があるかないか,( ロ )

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Ⅰ. はじめに 近年 企業のグローバル化や事業形態の多様化にともない 企業では事業戦略上 知的財産を群として取得し活用することが重要になってきています このような状況において 各企業の事業戦略を支援していくためには 1 事業に関連した広範な出願群を対象とした審査 2 事業展開に合わせたタイミングでの

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平成 30 年度事業計画 Ⅰ. 事業方針 企業活動のグローバル化が一層進展する中 中国をはじめとする新興国の比重の拡大 世界の特許出願の総件数の増加等 知的財産制度を取り巻く環境は大きく変化しております そのような変化の中 我が国の産業の成長 競争力強化に向けて 知的財産の創造 保護及び活用はますます重要なものとなっております また 人工知能や IOT を始めとする IT 技術が 産業界を賑わしており これらを用いたイノベーションは今後の業務やサービスに大きなパラダイムシフトを起こしていく可能性が指摘されています こうした中 当財団は 質の高い特許情報を提供することにより 経済 社会に貢献する という経営理念の下に 他が真似のできない質の高いサービスを提供し ユーザーの皆様から期待される役割を果たすべく活動してまいります 特許庁をはじめとする政府の知的財産に関する施策に協力する立場から 特許情報プラットフォーム (J-PlatPat:Japan Platform for Patent Information) においては 継続的な改善を行い 一層使いやすく特許情報の提供に努めてまいります また 特許先行技術調査支援事業を通じて中小 ベンチャー企業の支援を行う等 企業における戦略的な知財管理の促進や地域 中小企業の知財活用に対する支援の強化に資する事業を行ってまいります いただきまた 本年 2 月 当財団に 知財 AI 研究センター (Japio 頂 ) を設立し 特許情報分野における人工知能技術の研究開発体制を整備いたしました 今後も 当財団は 特許庁等の知的財産に関する施策に対応しつつ 人工知能技術の実用化 機械翻訳技術の多言語化 検索技術の高度化等について一歩先を見据えた研究開発の促進と その成果を用いたサービスの向上に努めてまいります 一方 政府機関からの発注方式につきましては 競争入札の強化により 引き続き かなりの分野で熾烈な価格競争の状況が生じております 当財団では このような状況の中 品質の確保に重点を置きながら 特許庁からの受託事業につきましては 商標関連事業等の主要案件について 平成 30 年度の事業として継続受注が決定しております 当財団の自主事業としては 平成 26 年 8 月から提供を開始した 世界特許情報全文検索サービス (Japio-GPG/FX) について データやサービス機能の拡充を図ってまいります また 特許 情報フェア & コンファレンス の主催による特許情報活用の有効化 我が国産業界全体の国際競争力の強化に資する日本語 ( 産業日本語 ) に関する研究 普及活動により翻訳の品質向上を図るとともに 出願書類等の複写サービス 出版物の提供等 公益性の高い民需事業を実施してまいります さらに 特許先行技術調査支援事業として 調査 相談 情報提供等 中小企業の知財活用に対する支援を継続して行うとともに 特許情報ポータルサイトの充実を - 1 -

図ってまいります これらの推進のために 情報サービス拡販活動をより活発化するとともに 実施体制を一層整備してまいります 特許情報研究所では 大学や企業等の外部の人材を活用し 外部機関と連携しながら 人工知能技術の実用化 機械翻訳等の当財団事業の技術力の向上 新規事業の創設に繋がる研究開発を行い 財団としての力の底上げを図ってまいります 当財団の各事業を推進するに当たり 引き続き 総合的な競争力の強化と事業革新の創出 を経営目標に掲げ 以下の 4 点を念頭に 強固なインフラの構築を視野において財団の基盤強化と積極的な事業展開を行ってまいります (1) 品質の高いサービスの提供による顧客満足度の向上当財団で取得している QMS ISMS 及びプライバシーマークの認証制度による マネジメントサイクル (PDCA) を継続的に運用することにより 業務の見直しを恒常的に行い ユーザーの皆様に信頼される品質の高いサービスを提供するとともに 顧客満足度の向上に努めます (2) 組織力の強化と更なる業務改善によるコストの削減財団の事業内容の変化に応じて 専門性を高めた業務管理体制を構築して業務推進力を強化するとともに 事業のブラッシュアップを継続的に推進し また 更なるコスト削減により 財団全体の組織力の強化と 収支の均衡に努めます (3) 人材の育成と新分野の開拓財団の事業推進力を強化するため 職員の専門的資質の向上を図るとともに チャレンジ精神に富む 多様化するニーズに対応できる職員を育成して 新たな事業領域にも積極的に取り組みます (4) コンプライアンスの確保と情報共有の推進公益目的事業を実施する法人として適正な組織統治とコンプライアンスの確保のため 法令遵守に留まらず 社会規範として求められる倫理観に基づいて 役職員が公平 公正に行動するための行動規範の確立に努めます また 財団内に蓄積された知識と経験の一層の共有化を図ります 当財団は 引き続き我が国の特許情報施策の一翼を担い 社会の多様な変化に的確に対応して 社会的責任を果たして行くことを目指してまいります - 2 -

Ⅱ. 事業計画の概要 平成 30 年度においては 次の事業を行います 1. 特許情報の調査等事業 (1) 商標審査及び審判効率化等のための調査資料作成業務商標審査及び審判に資する調査資料の作成業務を 以下のとおり行います 1 商標審査前サーチレポート ( 商標の文字部に関する識別力等調査 ) 作成 2 商標審査前サーチレポート ( 図形商標の先行絞り込み調査 ) 作成 3 商標審査前サーチレポート ( 不明確な指定商品 役務に係る調査 ) 作成 4 商標審査前サーチレポート ( 第三者による商標使用等に関する事前調査 ) 作成 (2) 中小企業等特許先行技術調査支援事業 ( 公益目的支出計画事業 ) 特許情報を通じて中小企業 大学等の知財活用を支援する観点から 中小企業等の方々の特許出願を対象として 審査請求を行うか否かの判断材料となる特許先行技術調査の調査費用の一部を負担します 特定登録調査機関である一般財団法人工業所有権協力センター (IPCC) の協力を得て 国内特許文献の調査報告書 ( 特定登録調査報告書 ) とともに 当財団の世界特許情報検索サービス (Japio-GPG/FX) を使用した外国特許文献の先行技術調査結果を提供することで 海外へ特許出願を行う中小企業等の支援を行います (3) 中小企業等特許情報分析活用支援事業特許庁が実施する 中小企業等特許情報分析活用支援事業 において 特許情報分析会社として参画し 中小企業等の利用者の申請に基づいて 研究開発段階 出願段階の特許情報分析や 審査請求段階の先行技術調査による特許情報分析を行います (4) 国際ブランド調査商標検索に関する専門知識を活用し 各国が提供する公的データベースを利用した国際ブランド調査を実施します 2. 特許情報の加工 普及等事業 (1) 特許情報プラットフォームシステム関連業務総合的な産業財産権情報を インターネットを通じて無料で利用できる 特許情報プラットフォーム (J-PlatPat) に関するシステム関連業務を 以下のとおり行います 1 システム開発では 法制度改正等に対応します 2 システムの運用面では 特許庁保有データ等の蓄積やシステム運行を含む全般的な運用業務を行い 安定稼動に努めます 3 ヘルプデスク業務では J-PlatPat 利用者からの操作方法 検索方法等の問い合わせへの対応や意見 要望についての取り纏めを行い ユーザー満足度の向上 - 3 -

を図ります また 外国のユーザーからの問い合わせにも対応します (2) 整理標準化データの作成業務産業財産権情報が積極的に利用される環境を整えて 民間の産業財産権情報提供事業者による高付加価値のサービスが一般公衆及び産業界に提供されるよう 特許庁で生成される審査経過情報等の各種情報を整理 標準化したデータを作成するとともに このデータ作成のために必要なシステムの開発を行います (3) 中国特許文献の解析及びデータ作成業務 1 中国特許文献について 特許庁が提供している中日機械翻訳データの翻訳品質が低い技術分野を特定し その特定技術分野の中国登録特許について和文抄録を作成します 2 PCT 国際調査報告で引用された一定数の中国特許文献について 人手による全文日本語翻訳文を作成します 3 これら和文抄録及び全文日本語翻訳文を基に 中日対訳コーパス及び中日辞書データを作成します 4 作成した中日対訳コーパスを言語資源に用い 複数種類の翻訳エンジンによる中日機械翻訳の現状の精度や誤訳の傾向 機械翻訳を行う際の課題やその解決手段について 調査 分析を行います (4) 米国 欧州特許明細書等の和文抄録の作成業務欧米の特許明細書についての和文抄録作成業務を 以下のとおり行います 1 米国公開特許明細書の和文抄録とデータの作成 2 米国特許明細書の和文抄録とデータの作成 3 欧州公開特許明細書の和文抄録とデータの作成 (5) 商標検索効率化のための資料作成等業務商標の検索効率化に資する資料作成等業務を 以下のとおり行います 1 商標見本の解析及びデータ作成 ( 国内 マドプロ サブデータ案件 ) 2 マドプロ案件に係る指定商品 / 役務名等の翻訳及び類似群コード調査 (6) その他産業財産権情報に係る資料作成等業務特許 実用新案の検索効率化に資する業務として 三極特許庁交換データの作成を行います 1 特許 実用新案書誌データ及び IPC インバーテッドファイルの作成 2 FI F タームインベントリデータの作成 3. 情報提供サービス事業 (1) 世界特許情報全文検索サービス (Japio-GPG/FX) の拡充本サービスは 世界主要国 機関 ( 日本 米国 欧州 中国 韓国 PCT 独国 仏国 ) の特許公報全文を一度に日本語ダイレクト横断検索ができ また英語でも横断検索できるサービスです 本サービスについて ユーザーニーズを踏まえたデータベースの拡大や検索機能の充実などを実施し サービスの拡充 多様化への - 4 -

取り組みを進めます (2) 米国特許 /Japio 権利移転データベースの拡充本データベースは 米国特許商標庁 (USPTO) が提供している特許譲渡情報 (Patent Assignment Information) を利用して 米国特許の権利移転情報 ( 権利譲渡者 権利譲受者や特許の出願番号 公開番号 発明の名称等 ) を蓄積したものです 本データベースについて データの確実な更新と蓄積を実施するとともに 世界特許情報全文検索サービス (Japio-GPG/FX) と連携させつつ サービス利用の拡大を図ります (3) 特許情報のワンストップポータルサイトの充実当財団が運営する特許情報ポータルサイト Patent World by Japio を通じて 海外の特許庁及び公的機関が提供する無料の特許情報検索サイト等 ユーザーに有用なサービスサイトの収録を充実するとともに 中小企業等の知財活用の支援となる情報の提供を行います (4) 翻訳関連事業の展開特許情報研究所における翻訳と検索に関する研究開発の成果を生かした翻訳関連事業を展開します 1 知財対訳コーパス知財対訳コーパスは 対応特許の多言語特許明細書の対訳文を対にしたデータベースです 特許翻訳時において過去の特許明細書の翻訳例として活用でき また機械翻訳エンジンの学習データとして活用できる重要な言語資源です 日英知財対訳コーパスと中日知財対訳コーパスの利便性を向上させる検索機能の改善やデータベース拡充を引き続き進めます 本コーパスを米国特許や中国特許の和文抄録作成等の翻訳事業にも有効活用します また ドイツ語 フランス語 韓国語と英語 日本語との多言語知財対訳コーパス構築の取り組みを進めます 2 中国特許文献等の翻訳事業中国等の特許文献の日本語への翻訳コストを削減するため ユーザーニーズに即して 機械翻訳や人手翻訳を活用した翻訳事業を展開します 3 日本特許文献の英訳事業独立行政法人工業所有権情報 研修館による PAJ 事業に参画し 日本の公開特許公報の要約ならびに発明の名称の英訳事業 ( 約 5 万件予定 ) を行います (5) 出願書類等の複写サービス業務出願書類複写 引用文献取寄せ 優先権証明書の請求及び特許公報複写関連の業務を行います 電子包袋については 電子メール及び CD-ROM での提供を行います 紙書類に対する納品に関しては 電子データでの提供も行います (6) 出版物の提供業務 - 5 -

FI 記号表追補版等 産業財産権情報の利用促進に寄与する 公益性の高い出版物の提供を行います 4. 研究 開発事業 これまで進めてきた機械翻訳 情報検索及び日本語処理に関する研究開発をさらに発展させ 幅広く産業財産権に関する情報処理及び情報提供に係る研究 開発業務を行います (1) 機械翻訳に関する研究開発機械翻訳技術について 特許文献の機械翻訳の精度 効率向上に資する 英日 中日の専門用語辞書構築と特許機械翻訳システムの改良に向けた研究 開発を進めます 特に 機械翻訳の翻訳精度と翻訳速度の一層の向上のためにニューラルネットワークを用いたディープラーニング ( 深層学習 ) による機械翻訳について 平成 2 9 年度のアジア翻訳ワークショップで 1 位の評価を得た研究の検討をさらに進めます 検討を進めていく際には 国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) や株式会社エヌ ティ ティ データ 大学との共同研究や 翻訳エンジンメーカー等との幅広い協力体制を活用してまいります これらにより 日本語と英語 中国語間の機械翻訳精度をさらに向上させるとともに ドイツ語 フランス語 韓国語 ASEAN 言語から英語 日本語への機械翻訳の多言語化を目指してまいります また 当財団の公益目的支出計画事業の一つとして アジア太平洋機械翻訳協会 (AAMT) に設置している AAMT/Japio 特許翻訳研究会 において 産学連携による特許機械翻訳の調査 研究を継続して推進します (2) 人工知能の活用と検索に関する研究開発本年 2 月に設立した知財 AI 研究センターを中心として 人工知能と特許情報資源を活用した特許文献の検索技術や商標の調査 解析技術の開発に向けて 人工知能の専門家との協力体制を構築して 研究を進めていきます 日中英の技術用語の異表記展開 日中英の企業名 発明者対訳テーブル等の言語資源による検索支援ツールの機能拡充 特許技術用語データベースの構築等 特許検索の利便性と精度の向上についての研究開発を進めます 図形商標の検索などを始めとする商標調査 解析技術についても 業務の効率化やさらなる精度向上のための研究開発を進めます (3) 日本語処理に関する研究開発曖昧さ ( 係り受け 照応 ) に富んだ日本語を 人とコンピュータの両方に明晰化する 産業日本語プロジェクト を継続し 産業文書のライティングに関する調査研究を推進します また 第 10 回産業日本語研究会 シンポジウム を開催します ( 公益目的支出計画事業 ) (4) 産業財産権情報の情報処理及び情報提供に関する研究開発産業財産権情報の利用者による共同利用や データベースの整備手法等 産業 - 6 -

財産権情報の効率的な情報処理 情報提供手法に関する調査研究を進めます 5. 国際関係事業 ヨーロッパやアジアでのフォーラム ( 例えば 欧州特許庁 (EPO) による East Meets West 2018 中国国家知識産権局 (SIPO) による China Patent Annual Conference 韓国特許情報院 (KIPI) による PATINEX ) に専門家を派遣し 人材交流を行います また SIPO の下部機関である中国専利信息中心 (CNPAT:China Patent Information Center) との間で 日中英の機械翻訳に関し 翻訳辞書や文献データの交換等について協力を進めます 6. その他事業 (1) 特許情報普及活動功労者表彰平成 23 年 7 月に解散した関西特許情報センター振興会からの寄付金を受けて運営している特許情報普及活動功労者表彰事業において 特許情報の普及活動に携わるすべての人々の意識を高め 特許情報の更なる普及と活動を支援する趣旨で 特許情報の普及 活用 研究 人材育成に顕著な功績があった個人及び団体を対象にその功績を表彰します 受賞者については 表彰式においてその功績を表彰し 当財団ホームページに功績の内容を掲載します (2) 展示会の開催等 1 特許 情報フェア & コンファレンスの主催最新の特許情報及び知的財産関連情報を一堂に網羅する 2018 特許 情報フェア & コンファレンス を 一般社団法人発明推進協会 株式会社産業経済新聞社 株式会社日本工業新聞社と共に主催します また 産業財産権情報に関する当財団製品の展示等を行います 2 特許 情報フェアにおけるコンファレンスの開催 ( 公益目的支出計画事業 ) 2018 特許 情報フェア & コンファレンス では 五大特許庁 ( 日本国特許庁 米国特許商標庁 欧州特許庁 韓国特許庁 中国国家知識産権局 ) と世界知的所有権機関 (WIPO) の協力を得て 各機関における施策と特許情報検索サービスに関する講演等を行うコンファレンスを開催します (3) YEAR BOOK 2018 の作成と頒布 ( 公益目的支出計画事業 ) 特許情報の活用 機械翻訳と検索技術等を題材にした寄稿と 民間の産業財産権情報提供事業者による関連システムやサービスの情報をまとめた YEAR B OOK 2018 を作成して頒布するとともに 当財団ホームページ上で公開します (4) 人材育成人工知能やビッグデータなど 先進的な IT の活用や IT マネジメントが重要となる環境に適応して当財団の事業の推進を支える人材の素養を高めるため IT - 7 -

人材育成及び語学能力向上のための各種資格の取得 先進技術を活用した OJT を推進し 職員の自己改革を進めるための支援を行います これらにより 各種事業に求められる職員一人ひとりの資質の より一層の向上を図ります (5) 情報システムの環境の整備と合理化の推進財団事業で使用する業務システム及びデータベースについて 事業全体を視野に入れ 業務の効率化と情報資源の効率的活用を目指した横断的な最適設計と管理運営に努めます また 総合的な競争力を強化するため 熾烈な競争入札が行われる抄録事業や商標事業において 抄録や調査報告書の品質を維持しつつ事業コスト削減を図るためのシステムサポートと業務改善を進めます (6) セキュリティ管理 品質管理及び個人情報保護体制の維持と運用当財団内に構築したマネジメントシステム (QMS ISMS PMS) の維持 運用を推進し 役職員が一丸となって継続的な改善に取り組み 品質及びセキュリティの目標を明確にし 常に業務プロセスの見直し 改善を行うことで コストの削減や品質の向上 顧客満足度の向上に努めます 7. 公益目的支出計画事業の実施 一般財団法人への移行の際に作成した公益目的支出計画に則り 下記の事業を実施します (1) 中小企業等特許先行技術調査支援事業 (2) 2018 特許 情報フェア & コンファレンス の主催及び YEAR BOO K 2018 の発行 (3) 産業技術文書を人に理解しやすくかつ機械にも処理しやすく表現するための日本語仕様の策定 ( 産業日本語 ) とその普及 (4)AAMT/Japio 特許翻訳研究会 - 8 -

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平成 30 年度収支予算書 平成 30 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日まで 科 目 ( 単位 : 千円 ) Ⅰ 一般正味財産増減の部 1. 経常増減の部 (1) 経常収益 1 基本財産運用益 ( 11,960 ) ( 12,030 ) ( -70 ) 基 本 財 産 受 取 利 息 11,960 12,030-70 2 特定資産運用益 ( 8,032 ) ( 8,788 ) ( -756 ) 特 定 資 産 受 取 利 息 8,032 8,788-756 3 会費 収 入 ( 9,500 ) ( 9,500 ) ( 0 ) 賛 助 会 費 受 取 会 費 9,500 9,500 0 4 事業 収 益 ( 6,416,798 ) ( 6,818,555 ) ( -401,757 ) 特許情報調査等事業収益 865,869 699,882 165,987 特許情報加工 普及等事業収益 5,288,185 5,931,806-643,621 複写サービス等その他事業収益 262,744 186,867 75,877 5 受取寄付金 ( 500 ) ( 500 ) ( 0 ) 受 取 寄 付 金 振 替 額 500 500 0 6 雑 収 益 ( 8,430 ) ( 8,001 ) ( 429 ) 受 取 利 息 8,093 7,291 802 雑 収 益 337 710-373 経常収益計 ( 6,455,220 ) ( 6,857,374 ) ( -402,154 ) (2) 経常費用 1 事業 費 ( 6,067,529 ) ( 6,446,554 ) ( -379,025 ) 特許情報調査等事業実施費 230,362 175,584 54,778 特許情報加工 普及等事業実施費 3,623,940 4,270,601-646,661 複写サービス等その他事業実施費 383,088 271,774 111,314 事 業 人 件 費 1,627,231 1,529,121 98,110 事 業 管 理 費 202,908 199,474 3,434 2 管理費 ( 384,817 ) ( 407,986 ) ( -23,169 ) 人 件 費 191,209 199,839-8,630 そ の 他 管 理 費 193,608 208,147-14,539 経常費用計 ( 6,452,346 ) ( 6,854,540 ) ( -402,194 ) 当 期 経 常 増 減 額 ( 2,874 ) ( 2,834 ) ( 40 ) 2. 経常外増減の部 (1) 経常外収益 0 0 0 経常外収益計 ( 0 ) ( 0 ) ( 0 ) (2) 経常外費用 0 0 0 経常外費用計 ( 0 ) ( 0 ) ( 0 ) 当期一般正味財産増減額 一 般 正 味 財 産 期 首 残 高 一 般 正 味 財 産 期 末 残 高 30 年度予算額 29 年度予算額 ( 2,874 ) ( 2,834 ) ( 40 ) ( 5,912,024 ) ( 5,909,190 ) ( 2,834 ) ( 5,914,898 ) ( 5,912,024 ) ( 2,874 ) 増 減 Ⅱ 指定正味財産増減の部 一般正味財産への振替額 当期指定正味財産増減額 指 定 正 味 財 産 期 首 残 高 指 定 正 味 財 産 期 末 残 高 500 500 0 ( -500 ) ( -500 ) ( 0 ) ( 2,000 ) ( 2,500 ) ( -500 ) ( 1,500 ) ( 2,000 ) ( -500 ) Ⅲ 正味財産期末残高 ( 5,916,398 ) ( 5,914,024 ) ( 2,374 ) - 10 -

平成 30 年度 収支予算書内訳表 平成 30 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日まで ( 単位 : 千円 ) 実施事業等会計 科目特情フェアその他会計法人会計合計先行調査産業日本語 AAMT 小計 YEARBOOK Ⅰ 一般正味財産増減の部 1. 経常増減の部 (1) 経常収益 1 基本財産運用益 (11,960) (11,960) 基 本 財 産 受 取 利 息 11,960 11,960 2 特定資産運用益 (8,032) (8,032) 特 定 資 産 受 取 利 息 8,032 8,032 3 会 費 収 入 (9,500) (9,500) 賛 助 会 費 受 取 会 費 9,500 9,500 4 事 業 収 益 (1,700) (1,700) (6,415,098) (6,416,798) 特許情報調査等事業収益 1,700 1,700 864,169 865,869 特許情報加工 普及等事業収益 5,288,185 5,288,185 複写サービス等その他事業収益 262,744 262,744 5 受取寄付金 (500) (500) 受 取 寄 付 金 振 替 額 500 500 6 雑 収 益 (8,430) (8,430) 受 取 利 息 8,093 8,093 雑 収 益 337 337 経常収益計 (1,700) (0) (0) (0) (1,700) (6,415,598) (37,922) (6,455,220) (2) 経常費用 1 事 業 費 (25,434) (19,180) (12,976) (11,589) (69,179) (5,992,667) (5,683) (6,067,529) 特許情報調査等事業実施費 16,087 16,087 214,275 (230,362) 特許情報加工 普及等事業実施費 3,623,940 (3,623,940) 複写サービス等その他事業実施費 14,842 10,800 10,000 35,642 347,446 (383,088) 事 業 人 件 費 9,214 4,104 2,014 1,471 16,803 1,610,428 (1,627,231) 事 業 管 理 費 133 234 162 118 647 196,578 5,683 (202,908) 2 管 理 費 (384,817) (384,817) 人 件 費 191,209 (191,209) そ の 他 管 理 費 193,608 (193,608) 経常費用計 (25,434) (19,180) (12,976) (11,589) (69,179) (5,992,667) (390,500) (6,452,346) 当 期 経 常 増 減 額 (-23,734) (-19,180) (-12,976) (-11,589) (-67,479) (422,931) (-352,578) (2,874) 2. 経常外増減の部 (1) 経常外収益 0 0 0 経常外収益計 (0) (0) (0) (2) 経常外費用 0 0 0 経常外費用計 (0) (0) (0) 他 会 計 振 替 額 当 期 一 般 正 味 財 産 増 減 額 一 般 正 味 財 産 期 首 残 高 一 般 正 味 財 産 期 末 残 高 (23,734) (19,180) (12,976) (11,589) (67,479) (-420,057) (352,578) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (2,874) (0) (2,874) (0) (0) (0) (0) (0) (4,310,066) (1,601,958) (5,912,024) (0) (0) (0) (0) (0) (4,312,940) (1,601,958) (5,914,898) Ⅱ 指定正味財産増減の部 一 般 正 味 財 産 へ の 振 替 額 当 期 指 定 正 味 財 産 増 減 額 指 定 正 味 財 産 期 首 残 高 指 定 正 味 財 産 期 末 残 高 (0) (0) (0) (0) (0) (500) (0) (500) (0) (0) (0) (0) (0) (-500) (0) (-500) (0) (0) (0) (0) (0) (2,000) (0) (2,000) (0) (0) (0) (0) (0) (1,500) (0) (1,500) Ⅲ 正味財産期末残高 (0) (0) (0) (0) (0) (4,314,440) (1,601,958) (5,916,398) - 11 -