米国特許法第 101 条 33
35 U.S.C. 101 Inventions patentable Whoever invents or discovers any new and useful process, machine, manufacture, or composition of matter, or any new and useful improvement thereof, may obtain a patent thereof, subject to the conditions and 新規且つ有用な いかなるプロセス ( 方法 ) 機械 製造品 或いは 組成物 又はそれらについて新規且つ有用な いかなる改良を発明ないし発見した者は 本条文の定める条件および要求事項を満たすことによって それに対して特許を受けることができる requirements of this title. Patent act 1793 by Thomas Jefferson (Feb 21, 1793) The patent act of 1793 authored by Thomas Jefferson, defined statutory subject matter as any new and useful art ( 技法 ), machine, manufacture, or composition of matter, or any new or useful improvement [thereof]. The act Jefferson s philosophy that ingenuity should receive a liberal encouragement. 1952 Act The Committee Reports accompanying the 1952 Act informs us that Congress intended statutory subject matter to include anything under the sun that is made by man. 特 許保護対象物とは人間が太陽の下で創造したる全てのものを含む Patentable subject matters: ( 特許保護可能な発明主題 ) - process (method: 方法 ): - machine ( 機械 ): concrete thing, consisting of parts or of certain devices and combination of devices. - Manufacture ( 生産品 ): the production of articles for use from raw or prepared materials by giving to these materials new forms, qualities, properties or combinations whether by hand labor or by machinery. - composition of matter ( 組成物 ): a composition of two or more substances.. 101 条で定義する発明が生命を持つものを包括するか否かは特許性の問題とは無関係 34
である 合衆国最高裁において特許保護可能主題に対して制定された判断基準は 問題となる生命体が人間の介入によって生じたものであるか否か を問うことである 連邦議会が認識する相違点 ( 特許保護できるか否かの判断基準 ) は それが生命体であるか活動をしないもの ( 非生命体 ) であるかではなく 自然が生成したもの ( 生物であるか否かに拘わらず ) であるのか それが人によって生成されたものであるのかである ここで問題となる微生物は人間の知恵と研究によって作られたものである Funk Seed Co. & Kalo Co., 333 U.S. 127 (1948) を参照すると 比較により特許権者が生成したバクテリアは自然界で発見されたいかなるバクテリアとも明白に異なる性質を備え その有用性に関して大きな潜在的可能性を備えている 彼の発見は自然界の創造物ではなく 彼自身の創造物である 故に 101 条の下に特許保護が与えられる発明である MPEP2105 Patentable Subject Matter Living Subject Matter; Supreme Court: Diamond v. Chakrabary, 447 U.S. 303, 206 USPQ 193 (1980) Statestreet Bank 事件 (CAFC 1998 年 ): 下級審 ( マサチューセッツ地区連邦地裁 ) において 問題となる特許 (Signature) の発明主題は 数学的アルゴリズム と ビジネス手法 に分類されるとしてその特許性が否定された それに不服を唱えた特許権者 Signature は CAFC に控訴した 同 CAFC 判決は 従来言葉が一人歩きし 不確定的に適用されてきた特許保護を与えられない発明主題として 数学的アルゴリズム と ビジネス手法 をどのように解釈するべきかを明白に説明し さらに 米国特許法の基に何が特許保護可能な発明主題か 何が特許不可な発明主題かを明瞭に解説しております 詳細は添付資料 State street Banc 事件 : 米国 CAFC 96-1327 判決 : July 23, 1998 State Street Bank & Trust Co., v. Signature Financial Group, Inc. を参照ください In re Nuijten (*8) Patentable Subject Matter 争点 : Is electrical signal patentable subject matter? 電子透かし技術に関する発明で 同技術は映画データー等 著作権を伴うデータの違法コピーを防止できるが同データの送信時にコンテンツと干渉するという問題があり Nuijten は当該干渉を相殺する付加的データを電気信号に組み込むという発明をなした 最高裁で審理される可能性あり (2007 年 3 月 ) Non-statutory subject matters: ( 特許を付与することのできない発明主題 ) - law of nature (E=mc 2 ), physical phenomenon, MPEP2105(*7) 35
自然法則 ; 自然現象 ( 電気及び磁場 ); - abstract idea (without application) MPEP2105(*7) 抽象的な考え ( 実態的な適用例がない場合 ) - new mineral or new plant discovered in the wild MPEP2105(*7) 自然界で発見された鉱物或いは植物 - mathematical algorithm (math formula, equation, computer program per se) - useful solely in the utilization of special nuclear material or atomic energy in an atomic weapon Barred by Atomic Energy Act MPEP706.03(b) 特定の核物質にのみ有用な発明或いは原爆にのみ使用可能な原子力エナジーに関わ る発明 原子力エナジー法 (1954 年 ) で禁止されている - device useful only for illegal purpose - コンピュータープログラムそれ自体 MPEP2106.01 *********************************** - 101 条の有用性 (useful) の意味は 現実の世における実際の価値 (real world value) を必要としている MPEP2107 実情的な有用性とは 現実社会 における価値をクレームされた発明が付与するものである 言い換えると 当業者はクレームされた発明を使用することによって公共に対して即時に利益をもたらすことができる (*1) - 101 条の有用性 (useful) の要件を満たさないとして拒絶するにはクレームされた装置が有効な結果を得ることが全く出来ないものでなければならない (*2) - 発明が有用な結果を得るために部分的にしか成功していない場合であっても 101 条の有用性の要件を満たしていないとしてクレームされた発明全体を拒絶するのは妥当性を欠く (*3) - 発明が有用ではないと判断される場合の多くは 特許庁で審査が行われるときに 出願人が主張する有用性が該当する技術分野における知識に鑑みて信じ難い或いはその事実関係を誤認している場合である (*4) - クレームされた発明の有用性が明細書に記載されていないという理由のみで自動的に有 用性がないと判断してはいけない (*5) - 発明の特徴或いは明細書の開示を参酌することによって当業者にとって自明となる 36
周知の有用性がある場合には明細書に有用性を開示して無くても良い ; 発明の特徴及び明細書の開示から当業者が同発明の有用性を認識できないと思える場合には出願を 101 条或いは 112 条第 1 パラグラフの下に拒絶するべきである そのような拒絶をするときには 明細書が特定の有用性を開示していないということを記載し 出願人は何故発明が有用であると信じるのか 及び 出願時の明細書のどこに出願人が主張する有用性の根拠があるのかを示す必要があるということを記載しなければならない - 人間 ( 或いは動物 ) の疾患の治療に関わる発明の有用性を判断する場合にも 他の技術分野における発明の有用性を判断するのと同じ法的規範で判断されなければならない (*6) (*1) Nelson v. Bowler, 626 F.2d 853, 856, 206 USPQ 881, 883 (CCPA 1980) (*2) Brooktree Corp. v. Advanced Micro Devices, Inc., 24USPQ2d 1401, 1412 (Fed. Cir. 1992) (*3) In re Brana, 34 USPQ2d 1436 (Fed. Cir. 1995); In re Gardner, 177 USPQ 396 (CCPA); In re Marzocchi, 169 USPQ 367 (CCPA 1971) (*4) In re Citron, 139 USPQ 516, 520 (CCPA 1963) (*5) MPEP2107.01 II B (*6) In re Chilowsky, 108 USPQ 321, 325 (CCPA 1956) (*7) Supreme Court in Diamond v. Chakrabarty, 206 USPQ193 (1980) (*8) In re Nuijten (2007) 37
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