Microsoft Word - 第3章 5.魚島.doc
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- あゆみ わかはら
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1 5. 愛媛県 魚島漁業者グループ ( 地域住民参加 雇用創出タイプ ) (1) 背景 1 地域の概要本グループのある魚島は 愛媛県越智郡上島町に属する離島である 魚島は燧灘に浮かぶ魚島群島 ( 高井神島 江ノ島 瓢箪島 魚島 ) の中心の島であり 江ノ島と瓢箪島は無人島である 島の面積は 1.49km 2 周囲 6.5km で 最高点は標高 170mに及び 島全体が急峻で平地は少ない このため 農地はほとんどなく 農業は自給的に僅かに営まれているにすぎない 周囲を海に囲まれた環境から魚島の産業は昔も今も漁業である 本土から島へのアクセスは2 通りで 本州ルートは因島土生 ( はぶ ) 港から高井神島経由で魚島 四国ルートは今治港から弓削港 高井神島経由で魚島となっている 本州ルートは 55 分 四国ルートは 1 時間 45 分を要する 高井神島 魚島 瓢箪島 江ノ島 図 魚島の位置と全景魚島群島は 明治 12 年に魚島村として独立したが 一時期弓削村と合併 昭和 28(1953) 年に再び分離後魚島村となり 西日本一小さな村であった 平成 16(2004) 年に再び弓削村と合併して上島町となり 現在に至っている 平成 22(2010) 年 12 月末現在の島の人口 ( 魚島と高井神島の合計 ) は男 119 人 女 117 人の合計 236 人で 世帯数は 135 である 戦後間もない昭和 22 年には 1,755 人であった人口は著しく減少し 65 歳以上の高齢者が占める割合は魚島が 42.5% 高井神島が 70.0% と高齢化が顕著である 平成 17 年の国勢調査時の魚島の就業者数に占める漁業従事者の割合は 40.5%(51 名 ) で漁業への依存度が高い 漁業以外の就業者は学校 病院 役場等の3 次産業の就業者となっている 島には宿泊施設がなく 僅かに観光センターが要望によって対応しており 観光客はほとんど訪れることはない 146
2 2 漁業の現状 a. 組合員平成 21 年度末現在の魚島村漁協の組合員数は 正組合員が 40 名 ( 夫人を含めると 63 名 ) 准組合員が 28 名の計 68 名である 准組合員には地区外の漁業者 12 名が含まれている これは入漁でノリ養殖を営む漁業者である 魚島村漁協の組合員は魚島と高井神島の漁業者で構成されているが 魚島が約 8 割 高井神島の在住者は約 2 割となっている b. 営まれている主な漁業魚島で営まれている漁業の概要は表 に示す通りである 小型底曳網は季節によって マンガ 竹漕ぎ 鉄管の3 種類の漁具で操業している このうち鉄管はいわゆる算盤玉といわれる漁法で弓削 岩城地区を含めたこの地域特有の特別許可となっている たこつぼの漁期は夏季と冬季に分かれている 小型定置網の盛期は春先である タチウオ釣りは周年営まれているが 主漁期は5~11 月の約半年間である それぞれの漁業を単独で営む漁業者は少なく ほとんどの組合員がこれらの漁業種類を組み合わせて操業している 表 魚島で営まれている主な漁業の概要 漁業種類 経営体数 漁期 漁場 主な魚種 マンガ 12~3 月 小型底曳網 竹漕ぎ 10 周年 島の周辺 エビ類 カレイ類 ワタリガニ 鉄管 10 月 20 日 ~11 月末 たこつぼ 12 7~9 月 12~2 月 島の周辺 タコ 小型定置網 7 3~9/5 10~2/10 共同漁業権内 ヒラメ イカ タイ スズキ タチウオ釣 20 島の周辺 タチウオ 刺網 3 周年 共同漁業権内 メバル キジハタ カサゴ イカ巣 4 4~6 月 2~3km 沖 コウイカ ヒアリング結果 より作成 c. 漁場魚島村漁協の共同漁業権を図 に示した 島の周囲と南側に共同漁業権が設定されている 小型定置網と刺網は共同漁業権内を漁場としている その他の漁業も島の周辺の水深 20~30mの海域を漁場としており 後述するウミエラの発生海域と漁場は重なっている 147
3 図 魚島村漁協の漁業権の位置 d. 漁業生産 ア. 漁業種類別生産量 魚島村漁協における漁業種類別の生産量の推移は表 に示す通りである 近年の生産量は 230 トン前後で推移していたが 後述するようにウミエラが発生した平成 21 年 は 189 トンに落ち込み 対前年比で約 20% 減少した 漁業種類別では小型定置網の生産量が最も多く 次いで釣り たこつぼ 小型底曳網となって いる ただ たこつぼ漁業の生産量は平成 20 年に大幅に増加した 平成 20 年以前までは小型底 曳網の生産量がたこつぼを上回っていたので 地元ではタコの増加とウミエラの発生に因果関係 があるのではないかと考える人もいる なお サヨリを対象とした船曳網は平成 18 年以降行われ ていない 表 魚島村漁協の漁業種類別漁業生産量の推移 単位 : トン 漁業種類 小型底曳網 船曳網 刺網 小型定置網 釣り たこつぼ 籠 合計 上島町魚島総合支所資料 より作成 148
4 イ. 漁業種類別生産額魚島村漁協の漁業種類別の生産額の推移は表 に示す通りである 平成 21 年は未集計であるが 20 年までは 1 億数千万円で推移していた 漁業種類別では小型定置網 たこつぼ 釣り 小型底曳網の順に多い ウミエラの発生で影響を受けた小型底曳網の生産額はこれまで 1,500~2,200 万円の範囲で推移していた 表 漁業種類別の生産額の推移単位 : 千円 漁業種類 小型底曳網 17,518 14,780 15,298 22,361 15,958 16,047? 船曳網 1,112 1,103 1, 刺網 14,114 12,772 14,297 10,954 6,160 6,772? 小型定置網 60,201 68,108 68,664 57,624 47,233 40,026? 釣り 38,879 32,282 38,644 42,559 34,546 28,353? たこつぼ 4,557 5,820 7,632 8,879 7,303 33,570? 籠 ? 合計 134, , , , , ,768? 上島町魚島総合支所資料 より作成 ウ. 魚種別生産量魚種別の生産量の推移は表 に示す通りである 特定の魚種に漁獲量が集中する傾向はみられず 魚種構成は多様である 漁獲量が多い魚種は 一本釣りで漁獲されるタチウオ 定置網で漁獲されるマダイ タコツボで漁獲されるタコ類 小型底曳網で漁獲されるカレイ類 エビ類 ニベ グチ類である 魚種別の生産量は比較的安定しているが その中で顕著な変化がみられたのがタコ類であり 上述したように平成 20 年に急増した 一方 ニベ グチ類 マダイ カサゴ メバル その他の魚類については漸減傾向で推移している 149
5 表 魚島村漁協の魚種別生産量の推移単位 : トン 魚種 平均 サメ類 コノシロ マアジ サバ類 ブリ類 ヒラメ カレイ類 ニベ グチ類 エソ類 アナゴ類 ハモ タチウオ マダイ クロダイ へダイ サワラ ボラ類 スズキ類 フグ類 カワハギ カサゴ メバル サヨリ マナガツオ オコゼ その他の魚類 その他のエビ類 ガザミ類 その他のカニ類 コウイカ類 その他のイカ類 タコ類 シャコ 合計 上島町魚島総合支所資料 より作成 150
6 3 抱える課題 a. 漁業者の減少と高齢化魚島の漁業経営体数は 20 年前の 65 経営体から 28 経営体へと大幅に減少している また 男子の漁業就業者数は 79 名から 29 名へと激減した 一方 65 歳以上の高齢者の占める割合は 13.9% から 24.5% に増加している ( 表 3.5.5) 魚島の経済を担うのは漁業が唯一であるが この漁業の担い手が近年大幅に衰退しており 極論すれば島の存亡にかかわる事態となっている 表 魚島村漁協の漁業経営体及び漁業就業者数の推移 年 経営体数 漁業就業者数 合計男うち 65 歳以上割合 (%) 女 漁業センサス より作成 平均漁獲金額 ( 万円 ) b. 生産額の減少魚島村漁協の販売事業の手数料収入の推移を図 に示した 販売手数料は8% でこの 10 年間変わっていないため 販売手数料収入は魚島村漁協の水揚額を反映している 平成 12 年は 7,689 千円の手数料収入があったが その後大幅に減少して横ばいで推移していたが 後述する平成 21 年のウミエラの大発生があったことから平成 21 年度の販売手数料収入は 1,300 千円と大幅に落ち込んでいる 9,000 8,000 7,000 販売手数料 ( 千円 ) 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1, 年 図 魚島村漁協の販売手数料収入の推移 魚島村漁協業務報告書 より作成 151
7 (2) 実施状況 ① 取り組んだ背景 当地域が輪番休漁によって取り組んだ活動は 後述するようにウミエラの駆除活動である こ の活動が必要とした地域の背景を説明しておこう a. ウミエラの大量発生 平成 年8月頃から魚島周辺の海底にウミエラが出現し始めた 図 参照 最 初は高さ 10 程度の小さいものであったが 11 月頃には大きくなり 大量に底曳網に入るよう になった 当初 漁業者はこれを植物の 草 と思っていたらしい 同様のウミエラは昔も部分 的に見られた年もあったということだが これほど大量に異常繁茂したのは 40 年の漁業歴を有す る漁業者にとっても初めての経験だったという 大量発生したウミエラの種は同定されていないが 写真でみるかぎり腔腸動物門海鰓目ヤナギ ウミエラ科の1種と思われる このウミエラは 最大で長さ1m近くにもなり 体の中心を1本 の骨軸が走り その周りに葉状体がならび それぞれポリプが並んでいる 骨軸は海底につきさ して直立する 図 海底部で異常に増えたウミエラ ヤナギウミエラ科 ウミエラ生息状況調査報告書 四国海事 より引用 漁業者の話では ウミエラは高井神島 魚島 江ノ島の沖合4km 程度の範囲の水深 20m付近を 中心に分布しているらしい また ウミエラが生息する海底の底質は泥質のところに限られ 砂 質のところには分布していないという 上島町はウミエラの生息状況を把握するため 四国海事に調査を依頼しているが その結果 を表 にまとめた 平成 22 年1月に実施した第1回の調査では ウミエラは水深 20m付近に 本 の範囲 で高密度に分布しており その長さは 500 に及んでいた その後 後述するように輪番休漁と は別に底曳網による駆除が行われた この駆除活動の成果を確認するために第2回目の調査が平 成 22 年9月に実施された この時の調査結果では 生きている個体は多いところでも3 5本 に減少していた また 立ち枯れした個体が一部海域で確認されている このような分布密度 の減少は1 3月にかけて行われた駆除活動の成果と見ることもできるが 平成 22 年夏季の猛暑 152
8 の影響で立ち枯れしたものも多かったというのが現地の漁業者の感想である しかし 9 月時点で No.4ではあらたに長さ 10~50 mmの新規個体が加入しており ウミエラの発生は収まっていないと考えられる 死んだ個体は ポリプはなくなるものの炭酸カルシウムで構成される骨軸は残り 棒状の骨軸が海底から立ち上がった状態で残っている ( 図 3.5.5) 表 ウミエラの生息状況調査結果第 1 回調査 ( ) 第 2 回調査 ( ) No.1 No.2 No.3 No.2 No.3 No.4 No.5 水深 (m) ?? 生きている個体 密度 ( 本 / m2 ) 10~15 35~40 35~40 0~1 1~2 1~2 3~5 長さ ( mm ) 新規加入個体 密度 ( 本 / m2 ) なしなし 20~30 なし 長さ ( mm ) 10~50 立ち枯れ個体密度 ( 本 / m2 ) ~4 確認 ウミエラ生息状況調査報告書 ( 四国海事 ) より作成 図 骨軸を残し立ち枯れた状態のウミエラ ( 左 ) と立ち枯れと正常なウミエラ ( 右 ) ウミエラ生息状況調査報告書 ( 四国海事 ) より引用 b. 漁業生産額の大幅な減少ウミエラの大発生によって魚島の漁業は多大な影響を被った 影響を被った漁業種類は海底を曳網する小型底曳網と海底に設置するたこつぼ漁業であるが この2 種類の漁業種類にとどまらず タチウオの一本釣りにも大きな影響が出たと言われている ウミエラ異常発生の漁業への影響を検証するため 小型底曳網とたこつぼ漁業を営む漁業経営体を抽出し ウミエラが発生していなかった平成 20 年と発生した 年の漁業生産額を比較したのが表 である 4 経営体ともに平成 20 年の生産額に比較して平成 年は大きく落ち込んでいる 生産額の落ち込みは 64~36% の範囲にあり ウミエラの発生が魚島村漁協の漁業に甚大な影響をあたえていることが明らかである 153
9 表 ウミエラ発生前後での漁業種類タイプ別生産金額の比較 単位 : 千円 漁業種類タイプ 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 22/20 小型底曳網専業 4,196 2,840 2, タコツボ専業 6,940 2,604 3, タコツボ 小型定置網兼業 10,485 5,020 3, 小型底曳網 タコツボ兼業 7,427 4,405 4, 魚島村漁協販売データ より作成 一方 図 は小型底曳網を専業的に営む漁業者の月別の漁獲金額を示したものである ただし 生産額は漁協に報告した売上げ伝票に基づく記録であることから 必ずしも当月の漁獲金額を示したものではない ウミエラが見られなかった平成 20 年と ウミエラの大量発生が見られた平成 年を比較すると 冬季と夏季で生産額に大きな格差が見られ 生産額はウミエラが発生しなかった年の半分程度にとどまっている 平成 20 年平成 21 年平成 22 年 生産額 ( 千円 ) 月 図 小型定置網専業の組合員の月別漁獲量の比較 魚島村漁協販売データ より作成 c. ウミエラの除去活動平成 21 年 8 月以降ウミエラの大量発生が見られ 操業活動に支障をきたすようになったことから 上島町及び魚島村漁協では輪番休漁事業の導入に先だって ( 輪番休漁事業の情報を知らなかった ) 独自の駆除活動を展開してきた 表 は平成 22 年 1~3 月にかけて実施したウミエラの駆除活動の実績を示したものである 合計 7 日間実施したこの活動は 前半の3 回分は離島漁業再生支援交付金を活用して 後半の合計 4 回分は漁協の指導事業として実施された 作業に従事した漁業者は底曳網を有する小型底 154
10 曳網漁業者で海上作業には延べ 57 名 陸上作業には延べ 20 名が関わった 離島交付金で実施したウミエラ駆除については駆除量が計測されており 合計 23.6 トンに及んだ ただ 漁協の単独事業で実施された後半の事業による駆除量は把握されていない 表 輪番休漁に先だって行われたウミエラの駆除活動の概要 年月日 駆除活動参加者数 駆除量 備考 ニューうおしま会ひうちなだ会 海上計 陸上作業 トン 離合交付金 計測せず 漁協単独事業 計 魚島村漁協資料及び上島町資料 より作成 2 実施時期魚島村漁協の輪番休漁は 平成 22 年 12 月 1 日から平成 23 年 2 月 15 日までの期間に実施した 本グループは輪番休漁事業を知ったのが遅かったため 事業の実施回数は1 回にとどまる 作業は2 班に分かれ 各班それぞれ 12.5 日間実施し 延べ 25 日の輪番休漁が実施された 3 参加者輪番休漁の参加者は 小型底曳網漁業の従事者と底曳網以外の漁業従事者がそれぞれ役割分担を決めた ウミエラ駆除に必要な底曳網 ( マンガ ) を保有する小型底曳網の漁業者が船上の作業を担った 魚島と高井神島の小型底曳網漁業者 10 名が2 班に分かれて輪番休漁を実施した 一方 採取したウミエラの処分場への運搬等の作業にはタコツボ等の底曳網以外の漁業を営む組合員が 9 名参加した 駆除作業は半日で 漁業者 ( 底曳網漁業の従事者 ) の参加者数は延べ 150 名 非漁業者 ( 底曳網以外の漁業従事者 ) の参加者数は延べ 71 名であった 4 取組内容ウミエラの駆除作業にあたっては 従事する組合員が朝打合せして当日の作業海域を決める 作業に携わる漁業者は小型底曳網を営んでいることから ウミエラの分布範囲は概ね把握している ウミエラが分布する海域に鉄製のマンガ ( 幅 3.3m)( 図 左の写真 ) を投入し 1 回あたり 15~20 分間曳航した 作業は 1 人で行った マンガに掛ったウミエラは手作業でコンテナ籠に移し 漁港に持ち帰った ( 図 参照 ) 持ち帰ったウミエラは陸上の作業を分担している人に引き継いで次のような処理を行った 155
11 駆除したウミエラはトラックに乗せて島の東側に位置する仮置き場に山積みし 天日乾燥させ た 図 右の写真 生きた状態では水分が多く焼却コストが掛るため 乾燥したウミエラは ほとんどが硬い石灰質の状態になるため 重量は格段に軽くなる 乾燥したウミエラは再びトラ ックに積んで島内にある町営の焼却炉で焼却処分した ちなみに生きているウミエラの重量はコンテナ籠1箱あたり 40 程度になるが 死んだもので はその半分程度になる 輪番休漁で駆除しているウミエラは立ち枯れした個体が多いため 昨年 独自に実施した駆除作業に比べると作業は楽になっているという なお 輪番休漁の1日の労働時間は通常8時間であるが 魚島地区の場合は 駆除活動が重労 働で長時間の作業は難しいことから 1日の作業時間は4時間にしているとのことである 図 図 ⑤ 底曳網で回収したウミエラ 左 と篭での陸揚げ作業 右 駆除に使用したマンガと天日乾燥させる野積み場の積み上げられたウミエラ 活動場所 活動場所はウミエラの発生海域で 魚島を中心に江ノ島から高井神島の沖合4 以内である 図 参照 156
12 図 輪番休漁の活動場所 ( ウミエラ駆除海域 ) 6 投入費用 1 回の輪番休漁に投入された助成金は合計 4,520 千円であった 労務費が 1,370 千円 船舶賃料が 3,150 千円で 資材購入費等は一切発生していない (3) 成果 1 活動の一次的成果輪番休漁で回収したウミエラの総量は 36,800 kgであった 2 ウミエラの減少ウミエラの駆除は輪番休漁とは別に1 年前の平成 22 年冬季に実施している この駆除活動の前後ではウミエラの分布密度は明らかに減少しており 駆除の効果が確認された ただ 一部海域では新たな個体が大量発生していた また 平成 22 年夏季の猛暑で死んだものが多かったことに起因するのか輪番休漁で回収されたウミエラは立ち枯れしたものが多くなっており 今回の駆除活動で大幅にウミエラの個体数は減少するものと期待されている ただ ウミエラの異常繁殖の原因が明らかではなく また本種の生態もわかっていない 一部海域では新規個体が加入していることから 現在の状態で終息に向かうのか予断を許さないところである 157
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3-3 現地調査 ( カレイ類稚魚生息状況調査 ) 既存文献とヒアリング調査の結果 漁獲の対象となる成魚期の生息環境 移動 回遊形態 食性などの生活史に関する知見については多くの情報を得ることができた しかしながら 東京湾では卵期 浮遊期 極沿岸生活期ならびに沿岸生活期の知見が不足しており これらの成長段階における生息環境 生息条件についての情報を把握することができなかった そこで 本年度は東京湾のイシガレイならびにマコガレイの極沿岸生活期
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( _\215L\223\207\214\247\212C\215\273\227\230\215\314\216\346\212\302\213\253\222\262\215\270\225\361\215\220\201y\215\305\217I\224\305\201z-31
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Ⅱ. 都道府県別にみた推計結果の概要 1. 都道府県別総人口の推移 (1) すべての都道府県で平成 52 年の総人口はを下回る 先に公表された 日本の将来推計人口 ( 平成 24 年 1 月推計 ) ( 出生中位 死亡中位仮定 ) によれば わが国の総人口は長期にわたって減少が続く 平成 17(2005) 年からの都道府県別の総人口の推移をみると 38 道府県で総人口が減少している 今回の推計によれば
図 3. 新規 HIV 感染者報告数の国籍別 性別年次推移 図 4. 新規 AIDS 患者報告数の国籍別 性別年次推移 (2) 感染経路 1 HIV 感染者 2016 年の HIV 感染者報告例の感染経路で 異性間の性的接触による感染が 170 件 (16.8%) 同性間の性的接触による感染が 73
Ⅰ. 平成 28(2016) 年エイズ発生動向 概要 厚生労働省エイズ動向委員会エイズ動向委員会は 都道府県等からの報告に基づき日本国内の患者発生動向を把握し公表している 本稿では 平成 28(2016) 年 1 年間の発生動向の概要を報告する 2016 年に報告された HIV 感染者数は 1,011 件 AIDS 患者数は 437 件であり 両者を合わせた新規報告件数は 1,448 件であった 2016
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第 18 回太平洋広域漁業調整委員会資料 資料 3-1 カタクチイワシの資源 漁業 及び資源管理について 平成 25 年 3 月水産庁 1 資料の構成 1. 生態等 2. 漁獲の状況 3. 資源の動向 4. 資源管理の現状 5. まとめ 2 1. カタクチイワシの生物学的特性 分布 系群 系群分類 : 太平洋系群 瀬戸内海系群 対馬暖流系群に分けられる 寿命 : 2~4 歳 成熟開始年齢 : 瀬戸内海系群は5カ月
資料 12 資源管理目標を定めるための新たな資源評価手法の検討状況 2019 年 3 月
資料 12 資源管理目標を定めるための新たな資源評価手法の検討状況 2019 年 3 月 改正後漁業法における位置付け 漁業法 ( 抄 ) 第十一条農林水産大臣は 資源評価を踏まえて 資源管理に関する基本方針 ( 以下この章及び第百二十五条第一項第一号において 資源管理基本方針 という ) を定めるものとする 2 資源管理基本方針においては 次に掲げる事項を定めるものとする 二資源管理の目標 第十二条前条第二項第二号の資源管理の目標は
平成19年度イカ類資源研究会議 原稿作成要領
日本海沖合におけるスルメイカ資源といか釣り漁業 Resource of Japanese common squid and squid jigging fishery at offshore area of the Japan Sea 四方崇文 ( 石川県水産総合センター ) Takafumi SHIKATA 2006 年における我が国のスルメイカの生産量は 19 万 317 トン ( 農林水産省
概要 1 漁業の多角化検討会の実施 (1) 漁業の多角化についての考え方海の環境の変化によって これまで獲れなかった魚が獲れるようになったり 従来獲れていた魚が獲れなくなったりする状況がある また 漁獲しても市場に出荷されずに処分されてしまう魚や かつては地域の地魚として食用されていた魚が流通 販売
第 4 章漁業の多角化 4-1 概要 1 漁業の多角化検討会の実施 (1) 漁業の多角化についての考え方海の環境の変化によって これまで獲れなかった魚が獲れるようになったり 従来獲れていた魚が獲れなくなったりする状況がある また 漁獲しても市場に出荷されずに処分されてしまう魚や かつては地域の地魚として食用されていた魚が流通 販売形態の変化で消費されなくなった例もある さらに 都市における消費傾向の変化によって
目 次 漁業の許可等 1 漁業の取締り 2 漁業調整 4 海洋生物資源の保存及び管理 6 外国漁船の寄港の許可 8 漁船の検査 10 沿岸漁業の振興及び漁場の保全の指導 水産資源の保護 水産関係 資料の収集 整理 水産に関する調査 11
国の出先機関改革に係る公開討議 参考資料 漁業調整事務所 平成 22 年 5 月 24 日 目 次 漁業の許可等 1 漁業の取締り 2 漁業調整 4 海洋生物資源の保存及び管理 6 外国漁船の寄港の許可 8 漁船の検査 10 沿岸漁業の振興及び漁場の保全の指導 水産資源の保護 水産関係 資料の収集 整理 水産に関する調査 11 1 漁業の許可等 都道府県域を超えて広範囲にわたり操業する漁業や国際的な取り決めに基づく規制がある漁業
十 三 湖 のシジミ 漁 は 十 三 漁 協 と 車 力 漁 協 の 共 有 漁 業 である 十 三 漁 協 のシジミ 漁 は 105の 経 営 体 ( 車 力 漁 協 は 62の 経 営 体 )で 行 われており 平 成 19 年 度 の 漁 獲 量 は 1,031 t 漁 獲 高 は 897 百
MELジャパン 生 産 段 階 認 証 審 査 報 告 書 概 要 1. 申 請 者 名 称 : 十 三 漁 業 協 同 組 合 所 在 地 : 青 森 県 五 所 川 原 市 十 三 羽 黒 崎 133 番 地 2. 認 証 を 受 ける 漁 業 の 概 要 漁 業 内 容 : 十 三 湖 シジミ 漁 業 ( 第 1 種 共 同 漁 業 ) 認 証 対 象 魚 種 :ヤマトシジミ(Corbicula)
数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7
地域再生計画 1 地域再生計画の名称宮古港多目的ターミナルを拠点とした観光と物流の振興による復興促進プロジェクト 2 地域再生計画の作成主体の名称 岩手県 3 地域再生計画の区域岩手県の全域 4 地域再生計画の目標宮古港は 外海から遮蔽された良港と知られ 北海道へ向かう漁船の寄港地として また 沖合に豊かな漁場を持つ漁業基地として栄えてきた 昭和時代には国鉄山田線の開通や銅鉱精錬工場の進出等により
Microsoft PowerPoint - H23.4,22資源説明(サンマ)
サンマ太平洋北西部系群 -1 資料 2 サンマ太平洋北西部系群 サンマ太平洋北西部系群の生活史と漁場形成模式図 調査海域図 中層トロール 1 区北側 1 区南側 2 区南側 2 区北側 3 区北側 億尾トロ 3 区南側 60 分曳網当たり漁獲尾数 幼魚ネット 西区東区億尾 20 分曳網当たり漁獲尾数 公海を含めた広範囲を調査 解析 サンマ太平洋北西部系群 -2 漁獲量および CPUE の推移 資源量および漁獲割合
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カタクチイワシ瀬戸内海系群 ( 燧灘 ) 資源回復計画平成 17 年 3 月 31 日公表 ( 平成 19 年 1 月 24 日一部改正 ) 1 資源の現状と資源回復の必要性 (1) 資源の特性と資源水準の現状カタクチイワシは ふ化後半年で約 9cm 1 年で約 11cmに成長し 寿命は2 年程度と考えられる ほとんどの個体が1 年で成熟し ほぼ周年産卵するが 主産卵期は5 月 ~9 月である カタクチイワシは
(2) その他の関連する現状等与那国漁協地区においては 上記の現状を踏まえ 下記の取組を行っている 1. 組合員への漁業装備品導入の支援 : 与那国町と組合は 曳縄と一本釣り漁業の漁獲量と漁獲高の増加及び効率化を図るため 与那国町漁業担い手育成プラン事業を平成 26 年から開始し 平成 27 年まで
別記様式第 1 号別添 浜の活力再生プラン 1 地域水産業再生委員会組織名与那国漁協地区地域水産業再生委員会 代表者名 嵩西茂則 再生委員会の構成員与那国町漁業協同組合 与那国町 与那国町漁業担い手育成協議会 与那国町漁業協同組合婦人部 久部良自治公民館 与那国町商工会オブザーバー沖縄県八重山農林水産振興センター ( 農林水産整備課 ) 再生委員会規約及び推進体制のわかる資料を添付すること 対象となる地域の範囲及び漁業の種類
