～タブレット導入関係者の声から読み解く～ タブレット利用動向に関するアンケート調査結果公開

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1 タブレット利用動向に関するアンケート調査レポート 2013 年 11 月 インフォテリア株式会社 マーケティング本部

2 ~377 社 (388 名 ) の声を公開!~ タブレット利用動向に関するアンケート調査結果レポート 2013 年のタブレット端末の販売台数は 2012 年と比べて 1.6 倍の見込み ( モバイルコンピューティング推進コンソーシアム (MCPC) 調べ ) となり そのうち 10% は企業利用となっています 2015 年には販売台数が 2.5 倍の見込みとなり それに比例するように企業利用も 20% に増加する予想になっています MCPC の調査によると 業務効率向上や営業力向上を見据え タブレット端末導入済みもしくは導入検討している企業が約 7 割に達していると言われています 実際にタブレットを利用している方はどのように利用しているのでしょうか 導入に関わっている方々はどのような取り組みをされていて どのような悩みをお持ちなのでしょうか インフォテリア株式会社では こうした疑問に応えるべく タブレット利用動向調査 を実施しました 今回は情報収集される立場の方や製品決定をされる立場の方まで 377 社 (388 名 ) の現場の声を聞くことができました タブレット導入検討を推進して頂くヒントを IT マーケティング 営業 経営企画部門の方々を対象に実施した タブレット利用動向調査 (2013 年 9 月実施 ) から読み解きます 参考資料 出典 :MCPC < 企業におけるスマホ タブレット利用動向と BYOD の実態 > URL : 2

3 タブレット利用動向アンケート調査 (2013 年 9 月実施 ) 目次 1. 調査概要 2.1 事実 1 導入済み50% 検討中も含めると80% 超! ~タブレットの利用用途について~ 2.2 事実 2 導入までの道のり 情報収集しよう! ~タブレット導入はスピード勝負!? じっくり検討!?~ P 4 P 5 - P 6 P 7 - P 事実 3 タブレット活用するために大事なこと ~デバイス アプリ コンテンツを管理する~ 2.4 事実 4 お悩み 課題 気になる他社事情 ~ 人気アプリ公開!~ 3. まとめタブレット利用動向について P 9 - P 10 P 11 - P 12 P 13 - P 14 3

4 1) レポート概要 タブレット利用動向アンケート調査 (2013 年 9 月実施 ) 調査概要 タブレット利用動向についての調査 調査方法 Web フォームによるアンケート 調査対象 営業 マーケティング 経営企画 情報システム所属の方 調査地域 全国 調査期間 2013 年 8 月 30 日 ~2013 年 9 月 13 日 有効回答数 377 社 (388 名 ) 調査企画 インフォテリア株式会社マーケティング本部フィールドマーケティング部 4

5 2.1) 事実 1 タブレット導入済み 50%! トライアル中 検討中を含むと 80% 超! ~ タブレットの利用用途について ~ スマートデバイス タブレット導入のご状況をお聞かせください 全社で導入済み 45 名 12% 一部で導入済み または全社展開を検討中 134 名 34% トライアルで導入している 90 名 23% 導入を検討している 47 名 12% 現時点での導入予定はない 61 名 16% その他 13 名 3% 端末の台数をお聞かせください 1~10 台 118 名 30% 10~50 台 82 名 21% 50~100 台 31 名 8% 100~200 台 27 名 7% 200~500 台 24 名 6% 500~1000 台 10 名 3% 1000 台以上 22 名 6% 導入なし 59 名 15% その他 16 名 4% 上記の調査結果から分かるように タブレットの企業導入は確実に進んでいます 端末の台数の結果おいて 1~10 台から 1000 台以上と差があります 1~10 台の回答が 30% と比較的高い結果となっているのは 一部導入やテスト導入を踏まえた後 全社展開を検討される方が多いという傾向があるためです このような傾向から タブレットの出荷台数が今後も伸びていく予測であることも納得できます 5

6 2.1) 事実 1 タブレット導入済み 50%! トライアル中 検討中を含むと 80% 超! ~ タブレットの利用用途について ~ 端末のご利用用途をお聞かせください 営業 / 接客情報共有ペーパレス会議教育関連業務利用 ( システム入力画面など ) 導入なしその他 端末の機種をお聞かせください ipad ipad mini Android タブレット Windows 8 タブレット導入なしその他 こちらは利用用途とデバイスの種類についての結果です 利用用途 第一位は 営業 / 接客 第二位は 営業 接客 + 情報共有 です 導入済み企業だけに注目してみると ほぼ 100% の割合で営業 / 接客の場面で活用されており さらにそのうち約 80% のお客様は複数の用途でご利用されています 営業 マーケティング 情報システム部門の方が主に回答されていることから このような結果が導き出されたと考えられます 経営企画部門の方は 業務利用やペーパーレス会議での利用が多いようです 端末の種類は ios が主流ですが これは 先行して導入した通信 IT 業界の企業が ipad から導入を始めたことが要因として考えられます 6

7 2.2) 事実 2 導入までの道のり 情報収集しよう! ~ タブレット導入はスピード勝負!? じっくり検討!?~ 製品 サービス導入におけるお客様のお立場をお聞かせください 製品を決定する立場 導入のアドバイスをする立場情報収集 検討を行う立場導入された製品やサービスを利用する立場担当するお客様へ提案を行う立場プロジェクトは無いその他 お客様が情報収集する際にご利用になる媒体をお聞かせください 製品セミナー WEBサイト新聞雑誌展示会ホワイトペーパーメールマガジンテーマ別セミナー / フォーラムなどオンラインセミナー特になしその他

8 2.2) 事実 2 導入までの道のり 情報収集しよう! ~ タブレット導入はスピード勝負!? じっくり検討!?~ 最近 主に情報収集されている内容があればお聞かせください MDM( モバイルデバイス管理 ) WEB 会議名刺管理リモートアクセス / 仮想デスクトップオンラインストレージサービスウィルス対策 SSL/VPN アプライアンスアクセスゲートウェイ特になしその他 タブレット導入にあたり 担当者の方々はなぜ情報収集するのでしょうか 導入にあたって 端末選定やデバイス管理 アプリ管理 コンテンツ管理など多くの問題に直面します 担当者の方は 様々な媒体を活用しながらタブレット導入のゴールを目指し 多くの問題を円滑に解決すべく 情報収集されているものと考えます 前項の設問では 製品セミナー +WEB サイト + 展示会 と回答された方が多くいらっしゃいました 製品説明を直接聞いたり体験したりすることで より具体的な利用イメージが湧き 製品の検討がしやすくなるのではないでしょうか そして どのような内容を情報収集されているかの設問では 特に情報システム部門のお客様が複数選択されており MDM などセキュリティに関する項目の回答数が多くなっています 8

9 2.2) 事実 2 導入までの道のり 情報収集しよう! ~ タブレット導入はスピード勝負!? じっくり検討!?~ 製品 サービス導入の検討期間をお聞かせください ~3 か月 40 名 10% ~6か月 75 名 19% ~1 年 81 名 21% ~1 年半 28 名 7% それ以上 51 名 13% 導入なし 87 名 22% その他 27 名 7% 情報収集に時間はかかりますが タブレット導入検討はスピード感が大切なようです 検討期間を分析してみたところ 平均は 6 か月 ~1 年となりました 回答を分析したところ すでにタブレット導入済みの方ほど検討期間は短く 課題や懸念点は少ないようです 検討が長期に渡っている方 未導入の方は 課題や懸念点も多々抱えていらっしゃる傾向があります (P.12 参照 ) 9

10 2.3) 事実 3 タブレット活用するために大事なこと ~ デバイス アプリ コンテンツを管理する ~ タブレット活用のための業務支援系アプリケーション / クラウドサービスなどの導入の予定があればお聞かせください すでに導入している 81 名 21% スケジュールを定めて具体的に検討中である スケジュールは未定だが検討したい 21 名 5% 43 名 11% 市場調査の段階である 63 名 16% 導入の予定はない 136 名 35% 提案者側の立場として情報取集中である 34 名 9% その他 11 名 3% 自社専用アプリ開発の計画があればお聞かせください すでに開発が完了し運用中である 48 名 12% 現在 開発中である 28 名 7% スケジュールは未定だが検討したい 39 名 10% 市場調査の段階である 35 名 9% 開発の予定はない 200 名 51% 提案者側の立場として情報収集中である 29 名 7% その他 10 名 3% 10

11 2.3) 事実 3 タブレット活用するために大事なこと ~ デバイス アプリ コンテンツを管理する ~ BYOD についてお取組みの状況をお聞かせください すでに取り組んでいる もしくは実現している 39 名 10% スケジュールを定めて具体的に検討中である 11 名 3% スケジュールは未定だが検討したい 56 名 14% 市場調査の段階である 59 名 15% 実施の予定はない 184 名 47% 提案者側の立場として情報取集中である 27 名 7% その他 13 名 3% タブレット活用アプリ導入検討の設問において 導入している 検討中 と 導入予定なし の回答が共に約 40% という結果となっており タブレット活用への道筋は分かれているようです また自社専用アプリの開発は 開発予定なし の方が 50% にも上りました P.5 に記載した通り タブレット導入は最初から全社展開といった大規模投資をするより 一部導入からのスモールスタートをする傾向があります そのため 業務に的確に沿うものを作れる反面 OS のバージョンアップへ追随するためのメンテナンスにかかるコストや時間を踏まえ まずは手軽に試しながら始められるアプリの導入を選択する企業様が多いことが推察できます ただし自社専用アプリ開発を選んだ企業様も 開発完了 検討中 の回答も約 20% 見受けられ この方々は BYOD に関する問いについても すでに取り組んでいる 実施している 具体的に検討中 と前向きな回答をされていました この結果から BYOD への取り組みは 後ろ向きな回答がほぼ半数となる中で 具体的な適用業務を定め 大規模に投資を進めた一部の企業で先行している顕著な傾向であると言えます 11

12 2.4) 事実 4 お悩み 課題 気になる他社事情 ~ 人気アプリ公開!~ 貴社における課題や懸念点があればお聞かせください ( 記入式 ) < 導入済みのお客様 > セキュリティ面の確保 MDM の検討 タブレット端末機種の入替に伴い コンテンツ管理ソリューションを再選定 通信コストの見直し タブレット利用や操作性をより浸透させるための仕組みを模索中 < 導入検討中のお客様 > BYOD も含めたセキュリティ面での課題 情報漏えいを懸念 社員の意識改革 費用対効果 タブレットの操作性 利便性 OS が増えたことによる デバイスの選定 PC の方がニーズが高い < 導入予定なしのお客様 > セキュリティ要件が非常に多く 導入へのハードルが高い 情報漏えいを懸念 PC は無くせないので タブレットとの切り分け 機能分担が課題 費用対効果 導入運用 予算化 必要性を進言しているが 経営者にはその意志はない それが一番の懸念である タブレットである必然性が理解できない 検討から実行までの時間が長い 377 社 (388 名 ) の方から非常に多くの声を頂くことができました 3 者の視点で分類してみましたが 全体で共通している課題はやはり セキュリティ でした セキュリティ と言っても デバイスに対する課題なのか コンテンツに対する課題なのかという違いが見え 導入済みであるかどうかで意識が違うようです 費用対効果 の点で見てみると 導入済みのお客様はそのような課題はありませんでした しかし 利用や操作性をより浸透させることを模索されており 導入前では測れない課題に直面されていることが分かりました ここで考察できることは どのようなステップを踏んだとしても様々な課題や懸念点が無くなることはないので 思い切りが大切なのではないかということです 導入予定なしのお客様の課題から 企業体質などの事情も見えますが 検討期間も課題であることが読み取れます 事実 2 でも触れましたが タブレット導入においてスピード感も大事な要素であるようです デバイスの変化 OS の変化が激しい昨今 今後も悩みは尽きないのであろうと考えます 12

13 2.4) 事実 4 お悩み 課題 気になる他社事情 ~ 人気アプリ公開!~ タブレット活用のためにどのようなアプリをご利用ですか ( 記入式 ) コンテンツ活用系 Dropbox Evernote Google Drive GoodReader Handbook Keynote 情報系 ( メール / グループウェア / スケジュール ) メールなど標準機能を利用 スケジュール管理 Web 会議システム Google Apps Salesforce Skype リモートアクセス 仮想環境 リモートデスクトップ VMware AnyConnect VPN その他 自社開発アプリ MDM 無料 / 標準搭載アプリ 有料アプリ / システム 皆様 これらのアプリをご存知でしたか? 3 名様以上が回答しているアプリのみを掲載させていただきました アプリケーションやシステム 上記以外にも多数回答をいただきました 業務支援 プレゼン系が多く 営業や情報共有などの利用用途に合わせたアプリ導入が進んでいることが分かります 人気アプリ公開! ということで やはり業務だけでなく個人的にも利用するアプリ あるいは MDM のような企業がセキュリティを担保するために導入するアプリが多く上がっています 企業導入の視点から見ると メールやスケジュールなどのコミュニケーションツールのデバイスや セキュリティの視点からの MDM といったところが一般的です さらにセキュリティを強くするためなどの目的で リモートアクセス 仮想環境への展開も確実に広がってきています コンテンツ活用に関しては クラウド上で展開するファイル共有サービスの普及がみてとれます 今後は クラウド上でファイルを共有するだけではなく プレゼンテーションなどのビジネスコミュニケーションの場での活用が大いに進むと考えられます 13

14 3) まとめ タブレット利用動向について タブレット利用動向調査結果について 今回の調査レポートで多くの方から回答を頂き 現場のリアルな声を伺うことができました 回答結果を分析したところ分かったことは まだまだ多くの方がタブレット導入に関して検討段階であるということです そして それぞれに抱えていらっしゃるお悩みや課題は決して特別なものではなく 共通している内容なども多く見受けられました 様々な要件を乗り越えながらタブレット導入を成功させているお客様は なにか秘訣があったのかという点については 今回のアンケートだけではご提供の場を持てませんでした その点については インフォテリア株式会社では 別途ホワイトペーパーを複数ご用意しておりますので ぜひ まで アクセスください 今後 タブレット導入は新たなステージに向かって進んで行くものと予測されます 2010 年のiPad 発売以降 急速に市場は拡大し タブレット端末事情は著しく変化を遂げています インフォテリアでは OSの変化やバージョンアップにも迅速に対応し 皆様へよりよい製品をお届けするため 邁進していく所存です タブレット導入が完了している方 検討段階の方 導入について時期をタイミングを計っている方 それぞれの立場において こちらの調査結果レポートが何らかのお役に立てば幸いです 14

15 インフォテリア株式会社について 1998 年に国内初のXML 専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は 企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発 販売しています 主力製品の ASTERIA は 異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで 大企業 中堅企業を中心に4,000 社以上 (2013 年 10 月末現在 ) の企業に導入されています また パソコン上のあらゆる電子ファイルを クラウド経由でiPhone/iPad/Android/Windows 8などのスマートフォン タブレットに配信するサービス Handbook は 営業資料や商品カタログ 会議資料など業務文書をタブレットで持ち運べるツールのスタンダードとして 現在 580 社以上 (2013 年 9 月末現在 ) の企業や公共機関で採用されています 本レポートは インフォテリア株式会社が実施したアンケートを元に作成されてものであり 全内容はインフォテリア株式会社に著作権があります 事前の同意がない限り いかなる形式や方法によっても複製 配布 保管 あるいは転送することを禁じます 発行者 : インフォテリア株式会社 東京都品川区大井 NTビル10F お問合せ : mktgf@infoteria.com 15