保全インフォメーションきんき No How To 保全 (1) なぜこれはだめなの? 現地での保全アドバイス事例シリーズ!~ 第 2 回目 ~ 第 1 回は中央空調式の空調設備の RAガラリ前の不適切な状況についてでした施設内を歩かれて RAガラリの位置はわかりましたか前

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しのぶかんざとばる
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1 保全インフォメーションきんき第 136 号平成 29 年 9 25 号 1.How To 保全 (1) もくじなぜこれはだめなの? 現地での保全アドバイス事例シリーズ! 第 2 回 2.How To 保全 (2) 平成 29 年度保全実態調査結果 ( 速報 )( 近畿地整備局管内 ) について 3. お知らせ (1) 第 35 回近畿地区官庁施設保全連絡会議について ( 報告 ) このメールマガジン ( メールでの受信が不便なには FAX で配信 ) は国家機関地公共団体特殊法独政法等において施設管理に携わっておられる々に施設保全の最新情報や保全技術等の各種情報をお知らせするために国交通省近畿地整備局がお送りしております本メールマガジンについての御意御感想や How to 保全に取り上げて欲しい内容等の御連絡をお待ちしております頂きました御意等につきましては今後のメールマガジンの記事等に反映させていきたいと思っておりますなおバックナンバーにつきましては下記 WEB ページに掲載しております ) 保全インフォメーションきんき編集事務局営繕部保全指導監督室 TEL: Mail : kkr-soudan-hozen@mlit.go.jp 京都営繕事務所 TEL: Mail : kkr-soudan-kyoei@mlit.go.jp

保全インフォメーションきんき No.136 1.How To 保全 (1) なぜこれはだめなの? 現地での保全アドバイス事例シリーズ!

物品の不適切な状況を感じることはありませんでしたか第 2 回は避難経路や防の前の物品の不適切な状況についてです下の写真は避難経路となる場所や防の開閉を妨げる場所に物品が置かれているという事例です

それは避難経路の確保や防の開閉に障害となるためですそのため物品が放置されないように管理することになっています ( 1) 出に向かっていく廊下は避難経路としての機能を有する他階段室には遮炎機能を有し災発

廊下や階段室に物品を放置することがないようにご留意ください施設を適切に保全していくための切な業務の 1 つになります避難経路避難に障がないように保つ防防の閉鎖に障がないように保つ今回の事例は

こちらもご参考下さいますようお願いいたします ( 参考 ) 1 消防法_ 第条のの四学校病院場事業場興場百貨店旅館飲店地下街複合途防対象物その他の防

2 保全インフォメーションきんき No How To 保全 (1) なぜこれはだめなの? 現地での保全アドバイス事例シリーズ!~ 第 2 回目 ~ 第 1 回は中央空調式の空調設備の RAガラリ前の不適切な状況についてでした施設内を歩かれて RAガラリの位置はわかりましたか前に物がなくスッキリしていましたかほかの箇所でも物品の不適切な状況を感じることはありませんでしたか第 2 回は避難経路や防の前の物品の不適切な状況についてです下の写真は避難経路となる場所や防の開閉を妨げる場所に物品が置かれているという事例ですなぜこれはだめなのでしょうか? それは避難経路の確保や防の開閉に障害となるためですそのため物品が放置されないように管理することになっています ( 1) 出に向かっていく廊下は避難経路としての機能を有する他階段室には遮炎機能を有し災発時に動閉鎖する形式の防が設けられていることがあります平常時はその機能を認識しにくく置き場に困って時的に置かれた物品がそのまま放置される可能性があります廊下や階段室に物品を放置することがないようにご留意ください施設を適切に保全していくための切な業務の 1 つになります避難経路避難に障がないように保つ防防の閉鎖に障がないように保つ今回の事例は国家機関の建築物等の保全の現況平成 29 年 3 国交通省官房官庁営繕部第 5 章に適切な保全に向けて (p5) ( 2) に平成 28 年度の指摘の多かった事例として紹介されていますこちらもご参考下さいますようお願いいたします ( 参考 ) 1 消防法_ 第条のの四学校病院場事業場興場百貨店旅館飲店地下街複合途防対象物その他の防対象物で政令で定めるものの管理について権原を有する者は当該防対象物の廊下階段避難その他の避難上必要な施設について避難の障になる物件が放置されはみだりに存置されないように管理しかつ防についてその閉鎖の障になる物件が放置されはみだりに存置されないように管理しなければならない 2 国家機関の建築物等の保全の現況平成 29 年 3 国交通省官房官庁営繕部保全地区連絡会議において配布しております! 国交通省官庁営繕部のHPからダウンロードできます近畿地整備局営繕部 Page. 2/ 8

3 保全体制点検等の実施状及び計画記録評点対象施設数総評点基本情報施設名称合同庁舎都道府県県建物棟数機関コード市町村市 22 施設識別コード敷地内建物の延べ面積 ( 国財 ) 14,. エネルギー使用の特殊な施設 - 評点エネルギー使用状況コスト管理保全計画記録定期点検維持管理費 ( 円 / 年 m2 ) 電力消費量 (kw) 3,5 施設保全責任者の有無建築物の敷地及び構造の点検 , 3, 年度保全計画書の作成昇降機の点検 , 建築物の昇降機以外の建築設中長期保全計画書の作成 , 2,5 備の点検 6, 点検及び確認結果の記録支障がない状態の確認 , 5, 215 修繕履歴の作成消防用設備等の点検 ,5 4, 危険物を取り扱う一般取扱所評点等の点検 3, 1, 事業用電気工作物の保安規定施設状況による自主点検 2, 5 空気環境機械換気設備の点検 , ボイラーの性能検査定期検照明照度査月浄化槽の水質検査保守点熱環境 ( 冷暖房の状況 ) 検清掃衛生環境簡易専用水道の水槽の清掃光熱水費 ( 円 / 年 m2 ) 清掃排水設備の清掃水使用量 ( m2 ) 1,8 1,8 消防防災清掃等及びねずみ等の防除 ,6 1,6 建築附帯施設外壁の状況空気環境の測定 ,4 1,4 1,2 建築附帯施設漏水の状況冷却塔加湿装置等の清掃等 ,2 214 給水設備の飲料水雑用水の 1, 設備機器遊離残留塩素等の検査 1, 215 ばい煙発生施設のばい煙量又家具の転倒防止対策はばい煙濃度の測定 8 6 避難経路等における障害物の評点有無 4 施設使用条件適合の可否 ( 建 4 築 ) 2 施設使用条件適合の可否 ( 設 2 備 ) 評点総評点月評点グラフ 1. 修繕費 ( 円 / 年 m2 ) 1 次エネルギー消費量 ,2, 保全計画記録定期点検施設状況総評点 ,, 8, 6, 4, 2, 月保全インフォメーションきんき No How To 保全 (2) 平成 29 年度保全実態調査結果 ( 速報 )( 近畿地整備局管内 ) について平成 29 年度保全実態調査 ( 官庁施設情報管理システム (BIMMS-N) でのによる調査 ) につきまして御協ありがとうございました現在頂きましたデータについて確認集計をっているところですが概ねデータについて分析できる状況となりましたので速報として近畿地整備局管内施設の調査結果について紹介させていただきます ( 速報値の為各数値は変動する場合があります ) 1 評点の状況について BIMMS-Nの保全実態調査は項それぞれに配点があり ( 評点対象外の項もあります ) その状況に応じて評点が算出されますきくは保全体制及び計画記録点検等の実施状況施設の維持管理状況の3 項がありそれらの平均をとって総評点としており保全状況を確認する1つの指標となります結果としては全ての項において昨年度より上昇しておりまた宿舎の保全体制及び計画記録を除き平均評点が8 点を超える結果となっており皆様の頃の保全業務への取組が反映された良い結果となっています表 -1: 平均評点 ( 総評点及び評価項区分毎 ) 況評点うち庁舎等うち宿舎 (115) (84) (76) (89) (88) (736) (86) (8) (9) (88) (279) (8) (65) (87) (88) ( 下段括弧内は平成 28 年度調査結果 ) 施設の状況評点全施設各施設の評点を確認するには保全実態調査結果診断分析施設を検索し診断書タウンロートで Excel 出できます複数施設を数値データでも出可施設保全状況診断書職員数合計過去 3 年分の評点が確認できます施設保全状況診断書 (Excel) 近畿地整備局営繕部 Page. 3/ 8

4 保全インフォメーションきんき No 良好な施設の割合について総評点は保全の取組状況を表すつの指標に過ぎませんが表 -2にすように総評点についての判定区分があり総評点 8 点以上の施設は良好な施設とされインフラ寿命化計画 ( 動計画 ) 策定の引きの中では良好な施設の割合を平成 29 年度までに8% 以上とする標値の設定もされていることから施設保全責任者等におかれましてはその点にも留意が必要です調査結果としては全施設で良好な施設の割合は既に約 84% であり 8% を超える結果となっていますそれ以外は16% 程度しかないことになりますので良好な施設以外の施設はむしろ要注意と考えて下さいまた宿舎に関しては8% を下回っておりさらに改善が必要な結果となっています表 -2: 総評点についての判定区分ごとの割合良好とされた施設概ね良好とされた施設要努とされた施設要改善とされた施設 ( 全体 ) 総評点が 8 点以上総評点が 6 点以上 8 点未満総評点が 4 点以上 6 点未満総評点が 4 点未満全施設うち庁舎等うち宿舎施設数 ( 割合 ) (1%) (83.9%) (13.%) (3.%) (.1%) 施設数 ( 割合 ) (1%) (86.8%) (11.6%) (1.6%) (.%) 施設数 ( 割合 ) (1%) (76.2%) (16.8%) (6.6%) (.4%) 1% 9% 8% 7% 6% 2.5% 2.1% 1.6%.1% 3.% 7.1% 13.2% 1.7% 13.% 22.7% 26.8% 19.2% 1% 9% 8% 7% 6% 2.% 1.3% 1.1% 1.6%.% 1.9% 8.6% 6.3% 11.6% 25.6% 21.9% 15.2% 1% 9% 8% 7% 6% 3.5% 4.% 2.9%.4% 9.3% 6.6% 17.9% 15.6% 16.8% 29.7% 24.8% 29.1% 5% 5% 5% 4% 3% 2% 72.1% 64.4% 57.4% 83.9% 4% 3% 2% 86.8% 77.4% 61.4% 68.2% 4% 3% 2% 55.7% 58.1% 49.5% 76.2% 1% 1% 1% % H26 H27 H28 H29 % H26 H27 H28 H29 % H26 H27 H28 H29 良好概ね良好良好概ね良好良好概ね良好要努要改善要努要改善要努要改善図 -1: 判定区分割合の推移 ( 全施設 ) 図 -2: 判定区分割合の推移 ( 庁舎等 ) 図 -1: 判定区分割合の推移 ( 宿舎 ) 近畿地整備局営繕部 Page. 4/ 8

5 年度保全計画書作成中期保全計画点検及び確認設保全責任者保全インフォメーションきんき No 保全の体制及び計画記録に関する状況この項から各評価項の細の結果について紹介します保全の体制及び計画記録ですが保全の体制については必須項である施設保全責任者について全ての施設で定められており問題の無い状態です保全の計画記録では前項と同じくインフラ寿命化計画( 動計画 ) 策定の引きの中で平成 28 年度までに全ての施設で個別施設計画の作成をうことが標値として設定されています個別施設計画に関係する調査項は中期保全計画書及び保全台帳 ( 点検記録修繕履歴 ) の作成状況ですが結果としては殆どの施設で作成はされているもののわずかながら作成ができていない施設があります所管施設で万が作成できていない施設がある場合は早急に作成をお願いしますまたそれぞれ部について作成しているの回答が多くありますので保全の計画記録については各施設で必要な補完作業をお願いします表 -3: 保全の体制及び計画に関する調査結果施設区分保全の体制保全の計画記録施書作成結果の記録修繕履歴の対象施設数成全施設 983 対象施設数定めている 983 作成している作- - 部作成している定めていない作成していない対象施設数 79 対象施設数うち庁舎等定めている 79 作成している部作成している定めていない作成していない対象施設数 274 対象施設数うち宿舎定めている 274 作成している部作成している定めていない作成していない近畿地整備局営繕部 Page. 5/ 8

6 保全インフォメーションきんき No.136 近畿地整備局営繕部 Page. 6/ 8 表 -4: 点検等の実施状況に関する調査結果施設区分法定点検等の実施状況官公法建基法国交省告その他の法令消防法電気事業法事院規則浄化槽法道法建築物衛法事院規則汚法建築物の敷地及び構造の点検昇降機の点検建築物の昇降機以外の建築設備の点検障がない状態の確認消防設備等の点検危険物を取り扱う般取扱所等の点検事業電気作物の保安規定による主点検機械換気設備の点検ボイラーの性能検査定期検査浄化槽の質検査保守点検清掃簡易専道の槽の清掃排設備の清掃清掃等及びねずみ等の防除空気調和設備の浮遊粉塵量等の測定冷却塔加湿装置等の清掃等給設備の飲料雑の浮遊残留塩素等の検査ばい煙発施設のばい煙量はばい煙濃度の測定全施設対象施設数実施未実施 ( 実施率 ) 88% 1% 9% 93% 99% 1% 99% 99% 98% 99% 98% 92% 96% 93% 99% 99% 97% うち庁舎等対象施設数実施未実施 ( 実施率 ) 89% 1% 91% 94% 99% 1% 99% 99% 98% 99% 99% 92% 96% 93% 99% 99% 97% うち宿舎対象施設数実施未実施 ( 実施率 ) 85% 1% 84% 9% 98% 98% 98% 4 点検等の実施状況に関する状況点検等の実施状況については昨年度にべ実施率は上がっていますが官公法建基法の点検障がない状態の確認排設備の清掃清掃等及びねずみ等の防除空気調和設備の浮遊粉塵量等の測定については未実施の施設が多数あります点検等については法令で定められた項であり未実施の施設については必ず実施をうようにお願いします

7 (建築建築附帯施設設備機器施設使施設使条件適合の可否の有無避難経家具の転保全インフォメーションきんき No 施設の維持管理状況に関する状況施設の維持管理状況については特に家具の転倒防策等に関しては規模地震発時の安全確保の点からも重要な項となりますが未対策 ( 問題がある ) や部未対策( 部問題がある ) の施設が数多く有ります命にもかかわる項ですので改善の検討をするようにお願い致します表 -5: 施設の維持管理状況に関する調査結果施設区分施設の維持管理状況清掃消防防災衛環境建築附帯施設熱環境(冷暖房の状況)空気環境照明照度漏の状況外壁の状況倒防策等路等における障害物) 条件適合の可否(設備対象施設数)全施設問題がない部問題がある問題があるは不明対象施設数うち庁舎等問題がない部問題がある問題があるは不明対象施設数うち宿舎問題がない部問題がある問題があるは不明さいごに保全実態調査は官公法第 13 条 2 項に基づき国交通省が官庁施設の保全の実態を把握しその結果を保全指導や情報提供に使する事を的とした調査ですが BIMMS-Nのをうことにより施設保全責任者等の皆様において施設の保全の状況について再確認問題点の把握をう上でも活できますので所管施設の調査をった結果について今度確認と問題点があれば改善していくようにお願い致します近畿地整備局営繕部 Page. 7/ 8

毎年開催 ( 近畿地区では2 会場 ( 阪京都 ) で年 1 回 ) をしています今年度につきましては延べ224 名 ( 京都会場 11 名阪会場 114 名 ) に御参加頂きました京都会場の様平成 29 年 7 19 キャンパスプラザ京都参加者 :11 名阪会場の様平成 29 年 9 19 阪 YMCA 国際化センター参加者 :114 名

8 保全インフォメーションきんき No お知らせ (1) 第 35 回近畿地区官庁施設保全連絡会議について ( 報告 ) 第 35 回近畿地区官庁施設保全連絡会議を平成 29 年 7 19 ( 京都会場 : キャンパスプラザ京都 ) 平成 29 年 9 19 ( 阪会場 : 阪 YMCA 国際化センター ) の両で開催しました官庁施設保全連絡会議は保全に関する情報等を適切に提供する場として毎年開催 ( 近畿地区では2 会場 ( 阪京都 ) で年 1 回 ) をしています今年度につきましては延べ224 名 ( 京都会場 11 名阪会場 114 名 ) に御参加頂きました京都会場の様平成 29 年 7 19 キャンパスプラザ京都参加者 :11 名阪会場の様平成 29 年 9 19 阪 YMCA 国際化センター参加者 :114 名会議では国家機関の建築物等の保全の現況インフラ寿命化計画関連中期保全計画の重要性とその利活 ( 京都会場 ) 建築物等の法定点検の実施( 阪会場 ) 実地指導時の助内容などについて情報提供したほか環境省近畿環境事務所より新たな政府実計画についてとして平成 28 年 5 に新たに閣議決定された政府実計画に関する概要や具体的な内容についても紹介頂きました会議終了後は公共建築よろず相談と題して保全指導監督室京都営繕事務所の技術職員がご質問ご相談をお受けする場を設けました保全指導監督室及び京都営繕事務所では会議の場に限らず頃の保全業務に関する疑問お悩みなど随時受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください近畿地整備局営繕部 Page. 8/ 8

保全インフォメーションきんき１３４号

保全インフォメーションきんき１３４号保全インフォメーションきんき第 134 号平成 29 年 3 月 1 日号もくじ 1.How To 保全 (1) 保全台帳ってどんなもの? 2.How To 保全 (2) 津波防災診断の確認できていますか? 3. お知らせ (1) 政府実行計画の取組 BIMMS-Nを活用した施設保全状況診断書の作成方法について 4. お知らせ (2) 保全指導監督室保全研修会実施報告について~ 建築設備の基礎知識