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ときもてぎ
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1 特集 1 福島雅典安全保障と学術の関係軍民両用 ( デュアルユース ) 研究とは何か科学者の使命と責任について本稿では私は医師として科学者として言明の現在的内容をもって論を進めていくまた医療における研究開発医療イノベーション創出の国家事業に深く関わる立場から軍民両用デュアルユース研究とは何か現在進行中のプロジェクトの実績からいくつか 1 科学技術者国之大事死生之地存亡之道不可不察也具体例をあげて科学者の使命と責任に言及し読者諸氏に安全保障と学術に関し日本学術会議としてどうすべきか問いたい私はつくづく思うのである今まさに問われているのは一体何のために研究を行うのか? 科学とは何か? 科学者のあり方そして大学のあり方ではないのか? ここをまず押さえておかねばならない本稿では論点を四つにまとめた ( 図 1) 本日のテーマは決して新たな現実の問題ではなく例えば中国春秋戦国時代までさかのぼることができるすでにその時点で論点は出つくしているといってよい以下この四つの古典的これは孫子の冒頭である兵は国の大事なりに倣った言うまでもなく兵器防衛装備はもっぱらその時点の技術に依存するわが国は科学技術をもって立国の国是としている死生の地存亡の道察せざるべからざる也もって銘すべきである今私たちは人類未曽有の科学技術の革命期に生きている医学医療からみるとこれらのテクノロジーすべてが統合されてただならぬスピードでその進歩が加速している ( 図 2) カーツワイルは 2045 年を人類のsingularityと予想したが私はもっと早くに人が人を超える機械が人を人類未曾有の医学医療革命真っ只中 Chain of Disruptive Innovations Singularity 図 1 図 2 38 学術の動向

64 NIH ARO 医療イノベーション創出国家プロジェクト History of Medical Innovation Projects 医療イノベーション創出事業の歴史 2013 2012 年度 ~ 厚労省日本主導型グローバル臨床研究体制整備事業 2007~2011 年度文科省 TR 支援推進プログラム 2012 年度 ~ 文科省 TR 加速ネットワークプログラム 2011/2012 年度

2 PROFILE 超えるそんな時代に入ると予測する全地球を覆い猛烈な勢いで進行するインターネット社会革命は深刻な哲学思想革命を引き起こしつつある折しも政府は平成 25 年日本再興戦略 i ( 図 3) をまとめ健康寿命延伸を一つの柱と位置づけ図 3 図 ~2007 年第一次安倍内閣 2004~2008 年文科省がん TR 事業日本再興戦略 Ⅰ 1 Ⅱ P.64 NIH ARO 医療イノベーション創出国家プロジェクト History of Medical Innovation Projects 医療イノベーション創出事業の歴史年度 ~ 厚労省日本主導型グローバル臨床研究体制整備事業 2007~2011 年度文科省 TR 支援推進プログラム 2012 年度 ~ 文科省 TR 加速ネットワークプログラム 2011/2012 年度 ~ 厚労省早期探索的臨床試験拠点整備事業臨床研究中核病院整備事業 2012 年 ~ 厚労省難治性疾患実用化研究事業 AMED による一元一貫管理福島雅典 ( ふくしままさのり ) 日本学術会議連携会員京都大学名誉教授 ( 公財 ) 先端医療振興財団臨床研究情報センターセンター長兼研究事業統括その実現のために日本版 NIH 日本医療研究開発機構 AMED ii を創設平成 27 年 4 月より稼働している図 4 は AMED の医療イノベーション創出事業すなわち基礎研究の成果を臨床に 2013 年度 ~ 革新的医療技術創出拠点プロジェクト 2015 年度 ~ 難病プロジェクト 2015 年 8 月 ~ 臨床研究中核病院 ( 現在 8 施設が指定 ) 専門医療イノベーション創出トランスレーショナルリサーチ臨床試験管理学腫瘍内科学応用実用化する国家プロジェクトである具体的には新しい医薬品医療機器を開発して患者さんの元に届ける国の事業である言い換えればイノベーションによって活力ある健康長寿社会を実現せんとするものである本プログラムにおいて初めてプロジェクトマネジメント PDCA を厳格に適用したすなわち科学技術研究に明確な目標を設定した上でマイルストン管理をして達成を評価する経営学のイロハを適用したのであるその効果はてきめんである図 5 に示す如くこれまでの 10 年間で薬事承認ないし認証 23 件を達成できたいかなる企業もこのようなスピードで医療製品を開発上市することはできない難病克服プロジェクトにあっては 4 年たらずの間で 3 件承認をとったのであるアカデミアの潜在的開発能力は今や製薬医療機器メーカー学術の動向

3 特集 1 安全保障と学術の関係 LASEREO PD 筋芽細胞シート術野カメラ NUU 図 Disruptive Innovations Ⅰ 3 STR01 4 G47Δ 5 Ⅰ Ⅱ TR Ⅱ Ⅱ 図 6 40 学術の動向

を凌駕している 2016 年 2 月 10 日に厚生労働省より発表された iii 先駆け審査指定 5 品目すなわち厚生労働省の認めた画期的製品である ( 図 6) すべてアカデミア発である驚異的な再生医療製品が早ければ年内に承認されると予想されるこれによって脊髄損傷で寝たきりになる人は激減するだろう今や私たちはこのアカデミア発の医療イノ ü ü ü ü 図 7 5 57 59

4 を凌駕している 2016 年 2 月 10 日に厚生労働省より発表された iii 先駆け審査指定 5 品目すなわち厚生労働省の認めた画期的製品である ( 図 6) すべてアカデミア発である驚異的な再生医療製品が早ければ年内に承認されると予想されるこれによって脊髄損傷で寝たきりになる人は激減するだろう今や私たちはこのアカデミア発の医療イノ ü ü ü ü 図 Much more ベーションによって重大ないくつかの疾病を克服する時代に入ったのである寝たきり 0 百歳現役という現実はもうそこまで来ている ( 図 7) 医療イノベーション成果 1. HAL 2 荘子である機械有る者は必ず機事有り機事有る者は必ず機心有り道具や機械があればそれを使いたくなる兵器があれば使いたくなる有機械者必有機事有機事者必有機心大学発シーズの中から革命的イノベーションが次々と生まれている図 8 に示すようにそのうちいくつかは軍事利用可能技術あるいは重要な軍需物資となるものであるさてそのうちの一つ有名なロボットスーツ HAL はそもそも難病中の難病筋萎縮性側索硬化症 ALS( ホーキング博士を頭に浮かべていただきたい ) をはじめとする神経変性疾患の患者さんの運動機能回復に著しい効果があるこれは筑波大学の山海嘉之教授の発明であ図 8 図 and much more Cybernics ロボットスーツ HAL < 筑波大学山海嘉之教授の発明 > HAL l Cybernics was coined from cybernetics, mechatronics, and informatics by Prof. Sankai. l HAL: Hybrid Assistive Limb l Neuro-muscular plasticity NMR Interactive bio-feedback 学術の動向

特集 1 安全保障と学術の関係図 10 図 11 胎児心電図 < 東北大学木村芳孝教授の発明 > Electrode signals from maternal Doppler signals

健常人に適用した場合超人的な運動能力を発揮するのであるたとえばこれを装着して鉄道レールさえ持ち上げることが可能になるこの技術を支えるサイバニクス理論はサイボーグ開発の根幹となるものなの

Linearly independent reference singnals 適用となっている今一つ例を示す東北大学の木村芳孝教授が発明された胎児の心電図計測システムである ( 図

は著しいノイズの中から特定の微弱な信号をとり出すという問題であるこれらはもともと純粋な民生用医療技術であり開発者には毛頭軍民両用という意識などはなかったのであるちなみにそれぞれの基

特許庁はすべての出願に対して国家安全保障 (national security) の観点からスクリーニングする秘密命令が出された出願は公開されないちなみに日本は 1948

5 特集 1 安全保障と学術の関係図 10 図 11 胎児心電図 < 東北大学木村芳孝教授の発明 > Electrode signals from maternal Doppler signals from fetal heart 胎児心電図計測システム計測部差動アンプ超音波装置 DSP 秘密特許制度り神経科学の革命である ( 図 9) これがなぜ軍民両用技術か実は健常人に適用した場合超人的な運動能力を発揮するのであるたとえばこれを装着して鉄道レールさえ持ち上げることが可能になるこの技術を支えるサイバニクス理論はサイボーグ開発の根幹となるものなのだなお本製品はすでにドイツでは労災保険文科省橋渡しプロジェクトの成果承認申請中解析部 Blind subspace extraction with reference signals Linearly independent reference singnals 適用となっている今一つ例を示す東北大学の木村芳孝教授が発明された胎児の心電図計測システムである ( 図 10) 胎児の心電図をとることはずっと不可能とされてきた母体の心電図そして腹壁の筋電図胎児の運動による電位変化すべてが混ざってしまうつまり胎児心電図をとるということは著しいノイズの中から特定の微弱な信号をとり出すという問題であるこれらはもともと純粋な民生用医療技術であり開発者には毛頭軍民両用という意識などはなかったのであるちなみにそれぞれの基本特許はすでに公開されておりまた各国で成立しているすべての特許は公開これは日本の常識ところが別の世界がある読者は米国政府の秘密命令を知っているだろうか ( 図 11) 米国特許庁はすべての出願に対して国家安全保障 (national security) の観点からスクリーニングする秘密命令が出された出願は公開されないちなみに日本は 1948 年に秘密特許制度は廃止しているまた日米間には防衛特許協定があり技術が米国から提供された時かかる特許は秘密保持しなければならないしかしながら科学には元来国境はありえない科学の世界に国境を作ってはならない 42 学術の動向

3 韓非子の矛盾之説である吾が盾の堅きこととおな能く陥す莫きなり吾が矛のするどきこと物とおに於いて陥さざる無きなり前述の如く純粋に民生用として開発された技術の中には即軍事利用可能なものも多くしたがって研究者は自分自身の発見発明の技術的意味を考え抜く責任がある吾盾之堅莫能陥也吾矛之利於物無不陥也そのような観点から最近大問題となった医学研究の例を示す図 12

6 3 韓非子の矛盾之説である吾が盾の堅きこととおな能く陥す莫きなり吾が矛のするどきこと物とおに於いて陥さざる無きなり前述の如く純粋に民生用として開発された技術の中には即軍事利用可能なものも多くしたがって研究者は自分自身の発見発明の技術的意味を考え抜く責任がある吾盾之堅莫能陥也吾矛之利於物無不陥也そのような観点から最近大問題となった医学研究の例を示す図 12 は米国政府国立保健研究所 NIH による記事である iv ワクチン開発これを軍事研究という人はいない鳥インフルエンザワクチンの開発を目標とした東京大学の河岡義裕教授の論文は出版すべきではないのではないかという議論があったお分かりであろうか? 将来必要となるであろうワクチンを作るために発生しうる猛毒ウイルスをつくる盾と矛であるここで科学と技術の関係をおさらいしたい俗に科学技術というがこれは日本学術会議で勧告している如く本来科学と技術とすべきである Science and Technology である科学によって技術が生まれ技術によって次の科学が生まれる関係にあるが本来分けて考えねばならない H5N1 ワクチン vs 猛毒ウイルス December 20, 2011 NIH News Releases 森羅万象ものごとのあるがままを究めるこれが科学である例えば E=mc² これが科学でありそれ自体に善も悪もないところがかく為したいこれは技術である原爆はその理論から生まれた技術であるそして厄介なことにその時は良かれと思った技術であっても後々には人々にとり返しのつかない災厄を引き起こすことがあるこの理を人々はよくよく知らねばならない人間の智慧は未熟なのである ( 図 13 14) 図 15は 2017 年 1 月 19 日の朝日新聞である F35は制空戦闘機の最先端第五世代戦闘機であるが岩国基地に配備されたまたドローン高高度滞空型無人偵察機グローバルホークの三沢基地への配備が決まっている一図 12 方でわが国は国産の対潜哨学術の動向

特集 1 安全保障と学術の関係科学と技術 - E = mc2 F35ʲIšÑǧĒɑù6ŤȬ Ȱť ÑǧĒȱ Tʰǩšɍ wéå]ɔ0 - Ĵ ʝ dɼʾ 4ɫĢɦʋʢ F ĩ ʄ G ʞ ɨ ɶ

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すべての科学者はこの晩年のアインシュタイン 4 過而不改是謂過矣子曰く過ちて改めず是を過ちという今の苦悩の表情をしっかりと心に焼き付けるべきではないか図17 アインシュタインの終戦

7 特集 1 安全保障と学術の関係科学と技術 - E = mc2 F35ʲIšÑǧĒɑù6ŤȬ Ȱť ÑǧĒȱ Tʰǩšɍ wéå]ɔ0 - Ĵ ʝ dɼʾ 4ɫĢɦʋʢ F ĩ ʄ G ʞ ɨ ɶ 35 ʤ Ǉʁ î ɽ ʠˀɒ ʋɧɂɨ ɿ ʎɳ ɨʢɟʗ ʃ ʚˀ ʠʊ ɑɏˀ ɿ ˀƅÑʼɹ ʗ ɾ ʃ ʟNǧ ʤ ʤ ʛ ʼɨɣÌ ʤ ʢ ɪ ʢ ʓɱà ʢ ( ɣ ɹ ɽ ɵ Ɂy ɐˀ ɟɊ 1 ʢ ʽ Ȃ ʽ ȵ ȷɺ ʤ ɋ ʼʁ ʤ ʤ ʞ ʿ ɺ É *ʍʥɽʥʤʅʣɥʠĝ ɍ o ɑɏȵŝ ʤÕƝɒ CrɌȴɟ 図 13 v Ǐp ƺ nǣ ŵǹơ# ¹éħ þóïſ 図 óāŵīïſ ȥǔėɍȵȶƛğďɑ }Ȧ ěóïſ S.ɦʟɱɸɪʥʌɿɾ ʈʥʒʞí ǁ`ǁ 図 14 戒機 P1 の輸出交渉中である図 16 このようなより高機能の強力な防衛装備の開発は果てし図 16 ない軍拡競争を招くこれが安全保障のジレンアインシュタインはルーズベルト大統領に進言マである悪循環はたち切らねばならないいした原爆をナチスに先んじて開発すべきであつるとそしてその結果世界は変わってしまった今でしょうすべての科学者はこの晩年のアインシュタイン 4 過而不改是謂過矣子曰く過ちて改めず是を過ちという今の苦悩の表情をしっかりと心に焼き付けるべきではないか図17 アインシュタインの終戦後まもない頃の声を聞いてみるとよいこそ私たちは論語の教えをよくよくかみしめるべきである War is won, but peace is not. アインシュタインの苦悩をどう受けとめるか 44 学術の動向

アインシュタインの苦悩アインシュタインの苦悩アインシュタインの苦悩 ɦɨʢɸʚɽɨʢȸɝʞʥɻʒʞʃ ŵǹɏȴɋʌóű śʌɇȹƚɑ=rɣɦʘʝɭɍɨɰʝɺvğɑɚɍɏǎɞ ȼʌɑɒȭ ɝɏ;

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私は問いたい科学者の責任はただ時代の要請に応えることだろうかならば今戦時の現実にわが身をおいてみるとよいその時いったいあなたは科学者として何 ʕʢʉɿɽʢƩĿ D?

8 アインシュタインの苦悩アインシュタインの苦悩アインシュタインの苦悩 ɦɨʢɸʚɽɨʢȸɝʞʥɻʒʞʃ ŵǹɏȴɋʌóű śʌɇȹƚɑ=rɣɦʘʝɭɍɨɰʝɺvğɑɚɍɏǎɞ ȼʌɑɒȭ ɝɏ; Ǻɑ`ƫŽɍȶȵȶ¾LȬ lɍǝļɑñ ɍȿɋɑ¾lɣ ɃɅȸɝɌɁȭ ȿȸȿȭ ɑɍƚɡȭ lɑ*ǰɒ%ɚƥ`ȼɝɠɗƀɤȭ ɦɨʢɸʚɽɨʢȸɝʞʥɻʒʞʃ ŵǹɏȴɋʌóű ƣĥîţȹdvɏůăȿʌɒɂɑǝļɒȭ*ǰⱦɠɋȵɗƀɤȭ Ñ ɏɒuɇɗȿʌȭɇȹȭ lɒuɇȷɋȵɗƀɤȭ 私たちがこの兵器をアメリカとイギリス国民のもとに送り届けたのは śʌɇȹƚɑ=rɣɦʘʝɭɍɨɰʝɺvğɑɚɍɏǎɞ ȼʌɑɒȭ 彼らに全人類の受託者という役割平和と自由の戦士としての役割を任せたからです ɝɏ; Ǻɑ`ƫŽɍȶȵȶ¾LȬ lɍǝļɑñ ɍȿɋɑ¾lɣ ɃɅȸɝɌɁȭ ʧ ú10ó ť5tʈʥʒʞƭèóøǽ Ɍɑɺʍʥɾʨ しかし今のところ平和の保障は何も見受けられません ȿȸȿȭ ɑɍƚɡȭ lɑ*ǰɒ%ɚƥ`ȼɝɠɗƀɤȭ D?ʧǸ ʨʰȰƒƳɌƀȻ ŀɣ ȷɅɺʍʥɾȱ ƣĥîţȹdvɏůăȿʌɒɂɑǝļɒȭ*ǰⱦɠɋȵɗƀɤȭ 大西洋憲章が各国に約束したはずの自由は保障されていません Ñ ɏɒuɇɗȿʌȭɇȹȭ lɒuɇȷɋȵɗƀɤȭ 戦争には勝ちましただが平和は勝ち得ていません ʧ ú10ó 1945 年 12 月 10 日ť5tʈʥʒʞƬÈóøǽ Ɍɑɺʍʥɾʨ 第 5 回ノーベル記念日晩餐会でのスピーチ D?ʧǸ ʨʰȰƒƳɌƀȻ ŀɣ ȷɅɺʍʥɾȱ 出典音声英語で聴く世界を変えたスピーチ図 17 今われわれ一人一人に科学者としての責その時いったいあなたは科学者として何をするのか任が問われている私は問いたい科学者の責任はただ時代の要請に応えることだろうかならば今戦時の現実にわが身をおいてみるとよいその時いったいあなたは科学者として何 ʕʢʉɿɽʢƩĿ D?ʰ Wikipedia Ȯʎɥɿʃʕʢȯ をするのか図 18 ɬɿʓʢʉɨʕʥ Ŗ sǚʧǉx ʨ D?ʰ Wikipedia Ȯʠʊʥʃʤɬɿʓʢʉɨʕʥȯ vġwőɍɑĝɮɺºŋüʤǡ &Ď D?ʰ Ȱą ƟGɕɑǖȱ Ŭ Î ǙƗ/ƹƵř Ɲí³ ラッセルアインシュタイン宣言は科学者としての良心誓いである図 19 ポイントを読んでみよう図 18 学術の動向

特集 1 安全保障と学術の関係ラッセルアインシュタイン宣 -アインシュタイン宣言言歴史から学ばぬものに歴史から学ばぬ者に未来はない George Santayana 18631216-1952926 図 21 図 19 CHARTER FOR SCIENTIFIC WORKERS The World Federation of Scientific Workers (WFSW)

RESPONSIBILITIES OF, SCIENTIFIC WORKERS General Assembly in February, 1948 The profession of science, due to the special importance of the consequences of its good or bad use, carries with it special

9 特集 1 安全保障と学術の関係ラッセルアインシュタイン宣 -アインシュタイン宣言言歴史から学ばぬものに歴史から学ばぬ者に未来はない George Santayana 図 21 図 19 CHARTER FOR SCIENTIFIC WORKERS The World Federation of Scientific Workers (WFSW) Adopted by the WFSW 1. RESPONSIBILITIES OF, SCIENTIFIC WORKERS General Assembly in February, 1948 The profession of science, due to the special importance of the consequences of its good or bad use, carries with it special responsibilities over and above those of the ordinary duties of citizenship. In particular, the scientific worker, because he has or can easily acquire knowledge inaccessible to the public, must do his utmost to ensure that that knowledge is employed for good. These responsibilities, which fall upon scientists either individually or collectively, can be summarised as follows:. 1.3 TO THE WORLD: 1.31 To maintain the international character of science To study the underlying causes of war To aid agencies seeking to prevent war and to build stable bases for peace To work against diversion of scientific effort to war preparations: in particular to the use of science in providing methods of mass destruction To resist movements inspired by anti-scientific ideas such as irrationalism, mystical intuition, racial inequality and the glorification of force. 図 22 今後必要なこと : まとめに代えて Ref. commit commit 図 20 大学の使命あなたがたの人間性を心に留めそしてその他のことを忘れよ私たちは彼ら( 政府 ) に彼らのあいだのあらゆる紛争問題の解決のための平和的な手段をみいだすよう勧告する終戦後間もない1948 年 2 月の科学者憲章には科学者の世界に対する責任が明記されている ( 図 20) 今私たちはラッセルアインシュタイン宣言科学者憲章そして何よりも日本学術会議の戦争を目的とする科学の研究には絶図 23 J., 1930 対従わない決意の声明 v 軍事目的のための科学研究を行わない声明 vi を一人一人が朝 46 学術の動向

10 日に匂う桜の如く心によみがえらせようではないかなかんずく時代の理念の高さに生きなければならない歴史から学ばぬ者に未来はない過去を記憶できない者は過去を繰り返すよう運命づけられている哲学者サンターヤナの言葉である ( 図 21) 今未曽有の科学技術革命期にわれわれは生きている第四次産業革命であるわれわれは思想哲学の大転換点に立っているすべての科学者はその使命と責任に目覚めねばならない人間性を心に留めそしてその他のことを忘れよデュアルユース何と邪悪なおぞましい策謀注 i 平成 25 年日本再興戦略 pdf ii 日本医療研究開発機構 AMED iii 厚生労働省先駆け審査指定制度 iyakuhin/topics/tp html iv 東京大学医科学研究所の河岡義裕教授の鳥インフルエンザ感染解明論文に関する記事 v 戦争を目的とする科学の研究には絶対従わない決意の声明 vi 軍事目的のための科学研究を行わない声明だろうか私たち科学者は未来にcommitしている人類の未来に重い責任がある全世界の科学者は団結しそのような軍事関連研究には一切関わらないということをここにあらためて誓おうラッセルアインシュタイン宣言そして日本学術会議の戦争を目的とする科学の研究には絶対従わない決意の声明軍事目的のための科学研究を行わない声明を再確認し全世界に徹底普及する運動を日本学術会議が率先垂範主導しようではないか今ここに私はそれを提案する ( 図 22) スペインの偉大な哲学者オルテガの言葉でもって締めくくりたい ( 図 23) 大学は科学によって生きねばならない科学は大学の魂である人は時代の高さに学術の動向

研究成果報告書(基金分)

研究成果報告書(基金分) ŵ ƂļǔɝʜƸ ¾Ð±«¾ĒóʜƸ Ò Ô±ɥǎʜƸ ÄÌ ÐÔµÓ Í ½Ô ŤȘʜƸ ʅǤŬȣȈʎ ŤȘʜƸ ¾Ð±«¾ 1 7 1 ʱǓŒ ǻɓ Șq ÔÑÔ²ʲ ǑŒżƎ îȵȱǆ ¼ ±ƍ ǃ Ģȯ ʗ Ģȯ Ð Ò ėǌ ǆȸevǯɲƈ ǢȮżƎ ǃ Ģȯ ɯȣɐė Ʉȃ ŐĚ Ôª³Î ƈ ȑ ÀÔ Ųd šìɛ ǆȸev Ò Ï Ô ʗȸe ƨǂżǝv±ì ÁÔÎ²ƍ k ǓŒ VƉȻ