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1 パクリタキセル注 30mg/5mL NK パクリタキセル注 100mg/16.7mL NK 特定使用成績調査報告書 日本化薬株式会社信頼性保証本部安全管理部市販後調査室 平成 24 年 3 月作成

2 1. 調査方法... 2 (1) 症例抽出方法 ) 調査の目的 ) 調査予定症例数 ) 調査施設の種類 ) 調査方法... 2 (2) 調査実施期間... 2 (3) 投与方法 観察期間及び観察項目 ) 投与方法 ) 観察期間 ) 観察項目 調査結果... 4 (1) 調査施設数及び症例構成 ) 調査施設数及び調査票収集数 ) 症例構成 ) 安全性集計解析除外症例... 4 (2) 患者背景及び投与状況 ) 放射線療法施行 ) 患者背景 ) 投与状況... 7 (3) 安全性に関する事項 ) 安全性の評価方法 ) 副作用の発現状況 ) 副作用の種類 ) 重篤な副作用 ) 副作用の転帰 ) 放射線療法施行の副作用発現に及ぼす影響 まとめ

3 はじめに 2006 年 3 月 15 日にパクリタキセル注 30mg/5mL 100mg/16.7mL NK ( 以下 本剤 ) が承認された時の指示事項として 既治療として放射線療法が施行された子宮体癌患者に対する本剤使用の際の安全性について 情報を収集し内容を公表すること が付された 本剤の承認時の指示事項に基づき 既治療として放射線療法が施行された患者に対する本剤使用の際の安全性について情報を収集すると共に 放射線療法が施行されていない患者に対する情報もあわせて収集する本特定使用成績調査 ( 以下 本調査 ) を実施した その結果について報告する 1. 調査方法 (1) 症例抽出方法 1) 調査の目的子宮体癌患者における本剤の使用実態下での 放射線治療歴有無による安全性を確認する 2) 調査予定症例数 100 例パクリタキセルを投与されている子宮体癌患者数から 本剤を投与されている患者数を推定し 2 年間で登録可能な症例数を調査予定症例として設定 3) 調査施設の種類婦人科 産婦人科他 4) 調査方法連続調査方式 (2) 調査実施期間調査期間 :2008 年 3 月 1 日 ~ 2010 年 9 月 30 日登録期間 :2008 年 3 月 1 日 ~ 2010 年 2 月 28 日 (3) 投与方法 観察期間及び観察項目 1) 投与方法通常 成人にはパクリタキセルとして 1 日 1 回 210mg/m 2 ( 体表面積 ) を 3 時間かけて点滴静注し 少なくとも 3 週間休薬する これを 1 クールとして 投与を繰り返す なお 投与量は 患者の状態により適宜減量する 2) 観察期間 1 例の標準的観察期間は 本剤投与終了後 2 ヶ月とする (7 コース以上投与した場合は 6 コース終了 2 ヶ月後 ) 3) 観察項目観察項目を表 1に示す 有効性は評価しなかった 2

4 表 1 観察項目 項目 (1) 患者を特定するために必要な情報 (2) 患者の背景因子 (3) 前治療 (4) 抗癌剤の投与状況 (5) 有害事象予防 治療薬剤の投与状況 (6) その他の併用薬剤の投与状況 (7) 併用療法 ( 輸血を含む ) (8) 本治療終了後の情報 (9) 有害事象 (10) 臨床検査値 内容患者イニシャル 識別番号 ( カルテ No. 等 ) 年齢又は生年月日 妊娠の有無 閉経状況 入院 外来 Performance Status 身長 体重 使用目的 初再発 組織型 手術施行歴 手術進行期分類 合併症 既往歴 アレルギー歴 医薬品副作用歴放射線療法 化学療法薬剤名 投与日 1 日投与量 ( 単位 ) 投与経路 前投薬 [ プレメディケーション ]( 投与量 投与経路 ) 有無 薬剤名 投与期間 1 日投与量 投与経路 対象症状名有無 薬剤名 投与期間 1 日投与量 投与経路 使用理由放射線療法 輸血 手術本剤の投与状況 患者転帰有無 有害事象名及び発現日 Grade 重篤度 転帰日及び転帰 有害事象に対する処置 ( 本剤の投与状況 その他の処置 ) 本剤との因果関係 本剤以外の被疑要因 職業 ( 有害事象有の場合 ) 施設の基準値 治療前値 クールごとの本剤の投与前値及び投与後値 臨床検査値に関する有害事象が発現した場合 発現日 最悪日及び転帰日の検査値 3

5 2. 調査結果 (1) 調査施設数及び症例構成 1) 調査施設数及び調査票収集数本調査は全国 37 施設において実施され 154 例の調査票が収集された 1 施設あたりの収集数は最小 1 例 最大 12 例で平均は 4.2 例であった 2) 症例構成収集した 154 例のうち 子宮体癌以外の 1 例 ( 卵巣癌 ) を集計解析から除外し 153 例を安全性集計解析症例とした ( 図 1) なお 観察項目に示すように本調査では有効性を評価しなかった 登録症例 :154 例 調査票収集症例 :154 例 安全性集計解析除外症例 :1 例 < 除外理由 > 子宮体癌以外 :1 例 安全性集計解析症例 :153 例 図 1 症例構成 3) 安全性集計解析除外症例除外した 1 例は初発 漿液性腺癌で 放射線療法歴無の卵巣癌の症例であった 手術施行約 4 週後に本剤 175mg/m 2 の投与が開始された 本剤投与直後に意識消失の副作用 (Grade3 重篤) が発現したが 呼びかけにすぐに反応し 血圧低下などは認められなかった 本剤の投与は中止され メチルプレドニゾロン 125mg が静脈内投与された 意識消失以外に有害事象の発現はなかった なお 本剤投与終了約 1 年 2 ヶ月後の最終診断日に 生存が確認されていた 4

6 (2) 患者背景及び投与状況 1) 放射線療法施行既治療として放射線療法が施行されたのは 1 例のみであり 本剤投与の約 1 年前に放射線療法が施行されていた その他に 本剤投与前から放射線療法が併用された症例が 3 例及び本剤投与開始後に放射線療法が併用された症例が 4 例あった 子宮体癌は組織学的にその症例の約 95% が腺癌とされ 類内膜癌 漿液性腺癌 明細胞腺癌 粘液性腺癌等に分類される 1) 安全性集計解析対象症例 153 例のうち 類内膜癌 漿液性腺癌 明細胞腺癌及び粘液性腺癌は それぞれ 121 例 7 例 8 例及び 2 例であり 腺癌を含む混合型の 5 例を加えると腺癌は 143 例であった ( 表 2) 不明 未記載の 2 例を除いた腺癌の割合は 94.7%(143/151 例 ) であり 報告されている割合とほぼ同様であった なお 本調査は各施設において本剤を投与された症例を契約症例数まで連続して登録する連続調査方式を用いた 本調査において 放射線療法歴のある症例が少なかった原因として 1 子宮体癌では上記の様に 一般的に放射線療法に感受性が低いとされる腺癌の症例が多いこと 年に本調査を開始したが 子宮体癌治療ガイドラインからも子宮体癌の治療における放射線療法施行の適応例が少なくなったことが考えられた 2に関連して 3 年毎に刊行される子宮体癌 ( 体がん ) 治療ガイドラインにおける放射線療法の記載例を示す 術後の全骨盤外部照射の適応は? (CQ17) に対し 本調査開始前に刊行された 2006 年版 2) では 骨盤内再発を減らすが 全生存期間の延長に寄与するか否かは明らかではない ( グレード C) とされたのに対し 本調査開始後に刊行された 2009 年版 3) では 1. 再発のリスク因子を複数有する場合には有用である可能性がある ( グレード C1) 2. 再発のリスク因子を有さない場合は推奨されない ( グレード D) とされた また 2009 年版では解説のなかに新たに 2007 年に 3 つのランダム化比較試験を含むメタアナリシスが報告された いずれも術後放射線療法は骨盤内再発を減らすが 生存率の向上には寄与しないという結論であり 高リスク群に限って推奨されると結論した が追記された 5

7 2) 患者背景安全性集計解析対象症例 153 例を 既治療又は併用治療として放射線療法が施行された症例を 放射線療法有 施行されなかった症例を 放射線療法無 として 放射線療法の有無別に集計した患者背景を表 2 に示す 安全性集計解析対象症例 153 例においては 初発が 87.6%(134/153 例 ) 組織型では類内膜癌が 79.1%(121/153 例 ) と多かった 放射線療法有の 8 例において 初再と再発が各 4 例 (50%) であった 表 2 患者背景放射線療法有 放射線療法無 合計 背景項目 層別 症例数 (%) 症例数 (%) 症例数 (%) 症例数 ~39 7 (4.8) 7 (4.6) 40~49 2 (25.0) 15 (10.3) 17 (11.1) 年齢 ( 歳 ) 50~59 2 (25.0) 37 (25.5) 39 (25.5) 60~69 2 (25.0) 53 (36.6) 55 (35.9) 70~82 2 (25.0) 33 (22.8) 35 (22.9) 初再発 初発 4 (50.0) 130 (89.7) 134 (87.6) 再発 4 (50.0) 15 (10.3) 19 (12.4) 類内膜癌 4 (50.0) 117 (80.7) 121 (79.1) 漿液性腺癌 7 (4.8) 7 (4.6) 明細胞腺癌 7 (4.8) 8 (5.2) 粘液性腺癌 組織型 扁平上皮癌 癌肉腫 5 (3.4) 5 (3.3) 混合型 2 (25.0) 3 (2.1) 5 (3.3) 未分化癌 不明 未記載 Ia Ib 23 (15.9) 24 (15.7) Ic 41 (28.3) 41 (26.8) IIa 6 (4.1) 7 (4.6) IIb 8 (5.5) 8 (5.2) 手術進行期分類 IIIa 23 (15.9) 23 (15.0) IIIb IIIc 3 (37.5) 23 (15.9) 26 (17.0) IVa IVb 13 (9.0) 14 (9.2) 不明 未記載 2 (25.0) 6 (4.1) 8 (5.2) 合併症 無 4 (50.0) 71 (49.0) 75 (49.0) 有 4 (50.0) 74 (51.0) 78 (51.0) 6

8 3) 投与状況安全性集計解析対象症例 153 例を放射線療法の有無別に集計した投与状況を表 3 に示す 安全性集計解析対象症例 153 例において 投与法では A 法 ( 投与後 3 週間休薬を 1 クールとする方法 ) が 94.1%(144/153 例 ) A 法の初回投与量では 150 mg/m 2 ~200 mg/m 2 未満が 92.4%(133/144 例 ) カルボプラチン併用では有が 92.8%(142/153 例 ) 本剤の投与状況では予定クール数の終了が 70.6%(108/153 例 ) と多かった 放射線療法有の症例 8 例において 本剤の投与状況では予定クール数に達しなかった休薬 中止が 62.5%(5/8 例 ) と多かった 表 3 投与状況放射線療法有 放射線療法無 合計 投与状況 層別 症例数 (%) 症例数 (%) 症例数 (%) 症例数 A 法 6 (75.0) 138 (95.2) 144 (94.1) 投与法 * B 法 7 (4.8) 8 (5.2) その他投与法 100~150 未満 7 (5.1) 7(4.9) A 法の初回 150~200 未満 6 (100.0) 127 (92.0) 133 (92.4) 投与量 200~250 3 (2.2) 3 (2.1) (mg/m 2 ) 不明 未記載 カルボプラチン 無 2 (25.0) 9 (6.2) 11 (7.2) 併用 有 6 (75.0) 136 (93.8) 142 (92.8) 1 12 (8.3) 13 (8.5) 2 2 (25.0) 6 (4.1) 8 (5.2) 総クール数 3 36 (24.8) 36 (23.5) 4 9 (6.2) 10 (6.5) 5 2 (25.0) 21 (14.5) 23 (15.0) 6 以上 2 (25.0) 61 (42.1) 63 (41.2) 休薬 中止 5 (62.5) 32 (22.1) 37 (24.2) 本剤の投与状況 終了 ** 2 (25.0) 106 (73.1) 108 (70.6) 7 クール以降継続 7 (4.8) 8 (5.2) * A 法 ( 投与後 3 週間休薬を 1 クールとする方法 ) B 法 (6 週間 毎週投与し 2 週間休薬を 1 クー ルとする方法 ) 2 週間毎の投与は B 法として集計 その他の投与法は A 法と B 法の併用 ** 予定クール数の終了 7

9 (3) 安全性に関する事項 1) 安全性の評価方法本剤投与開始後に発現した有害事象について 本剤との因果関係は 関連あり おそらく関連あり 関連あるかもしれない ( 不明 ) 及び 関連なし で判定された 関連なし 以外の有害事象を副作用として集計した 有害事象の重篤度は 重篤 及び 重篤でない で判定され Grade は原則 CTCAE Ver3 の分類で判定された 転帰は 回復 軽快 未回復 死亡 後遺症 及び 不明 で判定された 有害事象は MedDRA/J の Ver.14.1 を用いて 器官別大分類及び基本語で分類した 2) 副作用の発現状況安全性集計解析対象症例 153 例で発現した副作用を 放射線療法有無別に表 4 に示す 同一症例に同一の副作用が複数回発現した場合は 1 件として集計した 安全性集計解析対象症例 153 例のうち 132 例に 413 件の副作用が発現し 副作用発現症例率は 86.3%(132/153 例 ) であった 3) 副作用の種類安全性集計解析対象症例で器官別大分類別の副作用発現症例率は 臨床検査 が 51.6% (79/153 例 ) と最も多く 次いで 血液およびリンパ系障害 が 34.0%(52/153 例 ) 皮膚および皮下組織障害 が 28.1%(43/153 例 ) 神経系障害 が 27.5%(42/153 例 ) であった また 基本語別の副作用発件数は 臨床検査 では好中球数減少が 56 件 白血球数減少が 34 件 血小板数減少が 23 件と多かった 血液およびリンパ系障害 では 貧血が 20 件 好中球減少症が 19 件 骨髄機能不全が 16 件であった 皮膚および皮下組織障害 では 脱毛症が 31 件 神経系障害 では 末梢性ニューロパチーが 21 件 感覚鈍麻が 20 件であった 8

10 表 4 副作用の発現状況一覧表 ( その 1) 放射線療法有 放射線療法無 合計 調査施設数 調査症例数 副作用等の発現症例数 副作用等の発現件数 副作用等の発現症例率 100.0% 85.5% 86.3% 副作用等の種類 副作用等の種類別発現症例 ( 件数 ) 率 (%) 感染症および寄生虫症 3 (2.1) 4 (2.6) 鼻咽頭炎腎盂腎炎感染性リンパ嚢腫口腔ヘルペス 血液およびリンパ系障害 2 (25.0) 50 (34.5) 52 (34.0) 貧血播種性血管内凝固発熱性好中球減少症白血球減少症好中球減少症血小板減少症骨髄機能不全 19 (13.1) 3 (2.1) 18 (12.4) 4 (2.8) 16 (11.0) 20 (13.1) 3 (2.0) 19 (12.4) 4 (2.6) 16 (10.5) 免疫系障害 3 (2.0) アナフィラキシー様反応過敏症 代謝および栄養障害 14 (9.7) 15 (9.8) 高カリウム血症食欲減退 14 (9.7) 14 (9.2) 精神障害 3 (2.1) 3 (2.0) 錯覚不眠症 神経系障害 42 (29.0) 42 (27.5) 味覚異常感覚鈍麻末梢性ニューロパチー末梢性感覚ニューロパチー 3 (2.1) 20 (13.8) 21 (14.5) 3 (2.0) 20 (13.1) 21 (13.7) 血管障害 7 (4.8) 7 (4.6) 潮紅末梢冷感血栓性静脈炎ほてり 5 (3.4) 3 (2.1) 5 (3.3) 3 (2.0) 胃腸障害 3 (37.5) 25 (17.2) 28 (18.3) 腹部不快感腹痛上腹部痛便秘下痢歯肉出血歯肉痛イレウス口唇腫脹悪心口内炎嘔吐 2 (25.0) 3 (2.1) 15 (10.3) 4 (2.8) 9 (6.2) 3 (2.0) 17 (11.1) 4 (2.6) 10 (6.5) 肝胆道系障害 2 (25.0) 6 (4.1) 8 (5.2) 肝機能異常肝障害 2 (25.0) 5 (3.4) 7 (4.6) 9

11 表 4 副作用の発現状況一覧表 ( その 2) 放射線療法有放射線療法無合計 副作用等の種類副作用等の種類別発現症例 ( 件数 ) 率 (%) 皮膚および皮下組織障害 43 (29.7) 43 (28.1) 脱毛症皮膚炎薬疹湿疹紅班そう痒症発疹全身性皮疹顔面腫脹蕁麻疹中毒性皮疹 31 (21.4) 3 (2.1) 6 (4.1) 31 (20.3) 3 (2.0) 6 (3.9) 筋骨格系および結合組織障害 18 (12.4) 19 (12.4) 関節痛背部痛筋力低下筋肉痛四肢痛重感 9 (6.2) 10 (6.9) 10 (6.5) 10 (6.5) 腎および尿路障害 排尿困難腎機能障害 一般 全身障害および投与部位の状態 9 (6.2) 9 (5.9) 胸部不快感顔面浮腫熱感倦怠感腫瘤疼痛発熱 3 (2.1) 3 (2.0) 臨床検査 3 (37.5) 76 (52.4) 79 (51.6) アラニン アミノトランスフェラーゼ増加アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加血中ビリルビン増加血中クレアチニン増加ヘモグロビン減少好中球数減少酸素飽和度低下血小板数減少赤血球数減少白血球数減少 2 (25.0) 2 (25.0) 8 (5.5) 54 (37.2) 21 (14.5) 33 (22.8) 9 (5.9) 56 (36.6) 23 (15.0) 34 (22.2) 4) 重篤な副作用安全性集計解析対象症例 153 例で発現した重篤な副作用を 放射線療法有無別に表 5 に示す なお 重篤な有害事象で 本剤との因果関係が 関連なし はなかった 重篤な副作用は 24 例に 40 件発現した 内訳は好中球減少症が 8 件 好中球数減少が 7 件 血小板数減少及び白血球数減少が各 4 件 貧血が 2 件 感染性リンパ嚢腫 播種性血管内凝固 発熱性好中球減少症 骨髄機能不全 アナフィラキシー反応 過敏症 感覚鈍麻 イレウス 口唇腫張 肝機能異常 紅班 発疹 中毒性皮疹 血中ビリルビン増加及び血中クレアチニン増加が各 1 件であった 10

12 表 5 重篤な副作用の発現状況一覧表 放射線療法有放射線療法無合計 調査施設数 調査症例数 重篤な副作用等の発現症例数 重篤な副作用等の発現件数 重篤な副作用等の発現症例率 50.0% 13.8% 15.7% 重篤な副作用等の種類重篤な副作用等の種類別発現症例 ( 件数 ) 率 (%) 感染症および寄生虫症 感染性リンパ嚢腫 血液およびリンパ系障害 10 (6.9) 11 (7.2) 貧血播種性血管内凝固発熱性好中球減少症好中球減少症骨髄機能不全 7 (4.8) 8 (5.2) 免疫系障害 アナフィラキシー反応過敏症 神経系障害 感覚鈍麻 胃腸障害 イレウス口唇腫脹 肝胆道系障害 肝機能異常 皮膚および皮下組織障害 紅班発疹中毒性皮疹 臨床検査 9 (6.2) 10 (6.5) 血中ビリルビン増加血中クレアチニン増加好中球数減少血小板数減少白血球数減少 6 (4.1) 3 (2.1) 4 (2.8) 7 (4.6) 4 (2.6) 4 (2.6) 5) 副作用の転帰安全性解析対象症例 153 例で発現した 413 件の副作用の転帰は 回復 が 65.6%(271/413 件 ) 軽快 が 25.7%(106/413 件 ) 未回復 が 7.3%(30/413 件 ) 不明 及び 未記載 が 1.5%(6/413 件 ) であり 死亡 及び 後遺症 はなかった 未回復 の 30 件は 末梢性ニューロパチーが 9 件 感覚鈍麻が 6 件 脱毛症が 4 件 貧血が 3 件 播種性血管内凝固 味覚異常 そう痒症 肝機能異常 血小板数減少 赤血球数減少 血中ビリルビン増加及び血中クレアチニン増加が各 1 件であった 6) 放射線療法施行の副作用発現に及ぼす影響 放射線療法の有無別の副作用発現症例率は 放射線療法有で 100.0%(8/8 例 ) 及び放射線 療法無で 85.5%(124/145 例 ) であった ( 表 4) 放射線療法有で複数例発現した副作用は 11

13 悪心 肝機能異常 好中球数減少及び血小板数減少で いずれも 2 件であった 放射線療法 施行例の初再発 組織型 本剤投与クール数 放射線療法及び副作用を表 6 に示す 症例番号 初再発 組織型 表 6 放射線療法施行例クー放射線療法副作用ル数施行時期照射部位等 ( 照射量 ) 好中球数減少 * 血小板数減少 * 1 再発類内膜癌 6 本剤投与前骨盤 (2Gy 35) 2 初発不明 4 3 再発類内膜癌 5 4 再発 混合型 ( 明細胞腺癌 粘液性腺癌 ) 7~ 5 初発明細胞腺癌 5 6 初発類内膜癌 1 7 再発類内膜癌 2 8 初発 混合型 ( 類内膜癌 漿液性腺癌 明細胞腺癌 ) 2 本剤投与前から 2 クール後まで 本剤投与前から 1 クール後まで 本剤投与前から 1 クール後まで 4 クールと 5 クールの間 本剤投与終了後観察期間内 1 クール投与日から 2 クール後まで 本剤投与終了後観察期間内 * 重篤な副作用 **RALS( 遠隔操作密封小線源治療 ) 全骨盤 (2Gy 25) RALS**(6Gy 5) 右乳房 (2Gy 25) 傍大動脈リンハ 節 (2Gy 25) 左鎖骨上窩リンハ 節 (3Gy 30) 全脳 (3Gy 10) 下痢高カリウム血症関節痛イレウス * 好中球数減少貧血 悪心嘔吐 肝機能異常悪心血小板数減少腎盂腎炎白血球数減少ヘモク ロヒ ン減少 全骨盤 (2Gy 25) アナフィラキシー様反応 * 腟断端 (2Gy 30) 肝機能異常 第 3~6 頸椎 (3Gy 10) 第 2~6 胸椎 (3Gy 10) 好中球減少症 * 放射線療法有の症例を 1 放射線療法既治療例 2 本剤投与開始前からの放射線療法併用例 及び3 本剤投与開始後からの放射線療法併用 に分けて副作用の発現状況を以下に示す 1 放射線療法既治療例 ( 症例番号 1) 本剤投与前約 1 年前に放射線療法が施行された症例番号 1 は 本剤がカルボプラチンとの併用で 6 クール投与された 4 クール投与後に Grade4 の好中球数減少及び Grade3 の血小板数減少が発現した 好中球数減少に対して GCSF が投与され 7 日後に回復し 血小板数減少は無処置で 17 日後に回復した 5 クール以降 本剤及びカルボラチンは減量された 6 クール投与後に Grade4 の好中球数減少が再度発現し GCSF が投与され 7 日後に回復した 疾患の悪化 不変のため本剤の投与は中止された 12

14 本症例では発現した好中球数減少及び血小板数減少はいずれも重篤であった 本症例は既 治療として骨盤内に放射線療法を受けていたことにより 骨髄抑制の副作用が増強された可能性も考えられた 2 本剤投与開始前からの放射線療法併用例 ( 症例番号 2~4) 症例番号 2~4 の 3 例は本剤投与開始前から放射線療法が併用されていた 症例番号 2 では 本剤がカルボプラチンとの併用で 4 クール投与され 放射線療法 ( 全骨盤及び RALS) が本剤投与 7 日前から 2 クール目終了後まで施行された 放射線療法併用中に Grade1 の下痢及び Grade1 の高カリウム血症が発現し 放射線療法終了後に Grade1 の関節痛及び Grade3 のイレウスが発現し 投与中止となった 骨髄抑制の副作用は報告されなかった 症例番号 3 では 本剤はカルボプラチンとの併用で 5 クール投与され 放射線療法 ( 右乳房 ) が本剤投与約 2 週間前から 1 クール目終了後まで施行された 各クール投与後に Grade2 又は 3 の好中球数減少が発現し 次クールの投与前に回復した また 2 クール目投与後に Grade1 の貧血が発現し 本剤投与終了後まで未回復であった 症例番号 4 では 本剤がイリノテカン塩酸塩水和物との併用で 7 クール以上投与され 4 クール目後に約 8ヶ月の休薬期間があった 放射線療法 ( 傍大動脈リンパ節及び左鎖骨上窩リンパ節 ) が本剤投与開始 3 日前から 1 クール目まで施行された 1 クール目に Grade2 の悪心 嘔吐が発現したが 放射線療法施行後に骨髄抑制の副作用は報告されなかった 本剤投与開始前の放射線療法開始例の 3 例では 放射線療法施行後に骨髄抑制の副作用増強はみられず 1 例に新たに軽度の貧血が発現した 3 本剤投与開始後からの放射線療法併用例 ( 症例番号 5~8) 症例番号 5~8 は本剤投与開始後から放射線療法が併用されていた 症例番号 5 では 本剤がカルボプラチンとの併用で 5 クール投与され 4 クール投与後に放射線療法が施行された 放射線療法施行前に 肝機能異常 悪心 血小板数減少 腎盂腎炎 白血球数減少が発現し 放射線療法開始日前に回復した 放射線療法開始日に Grade3 のヘモグロビン減少が発現し 発現から 25 日目に無処置で回復した 4 クール目投与約 3 ヶ月後に 5 クール目が投与されたが 副作用の発現はなかった 疾患の悪化 不変のため本剤の投与は中止された 症例番号 6 では 1 クール目の本剤投与開始日に Grade2 のアナフィラキシー様反応が発現し 投与中止となった 本剤投与 2 日後から放射線療法 ( 全骨盤 ) が施行されたが 観察期間中に骨髄抑制の副作用は報告されなかった 症例番号 7 では 本剤がカルボプラチンとの併用で 2 クール投与され 放射線療法 ( 腟断端 ) が 1 クール目の本剤投与開始日から 2 クール目まで施行された 各クールで Grade1 の肝機能異常が発現したが 骨髄抑制の副作用は報告されなかった 症例番号 8 では 本剤がカルボプラチンとの併用で 2 クール投与された 放射線療法 ( 第 3 ~6 頸椎 第 2~6 胸椎 ) が 2 クール目の本剤投与終了 14 日後から 15 日間施行された Grade3 13

15 の好中球減少症が放射線療法の前日に発現し 7 日後に経過観察で軽快した 疾患の悪化 不変のため本剤の投与は中止された 本剤投与開始後の放射線療法併用例の 4 例では 放射線療法施行後に骨髄抑制の副作用増強はみられず 1 例に新たにヘモグロビン減少が放射線療法開始日に発現した 3. まとめ 子宮体癌患者における本剤の使用実態下での 放射線治療歴有無による安全性を確認するために 特定使用成績調査を実施した 調査票収集症例の 154 例から 子宮体癌以外の 1 例を除いた 153 例を安全性集計解析対象症例とした なお 142 例にカルボプラチンが併用されていた 安全性集計解析対象症例 153 例のうち 132 例に 413 件の副作用が発現し 副作用発現症例率は 86.3%(132/153 例 ) であった 安全性集計解析対象症例で器官別大分類別の副作用発現症例率は 臨床検査 が 51.6%(79/153 例 ) と最も多く 次いで 血液およびリンパ系障害 が 34.0%(52/153 例 ) 皮膚および皮下組織障害 が 28.1%(43/153 例 ) 神経系障害 が 27.5%(42/153 例 ) であった 臨床検査 の基本語別の副作用発現件数は 好中球数減少が 56 件 白血球数減少が 34 件 血小板数減少が 23 件等であった 放射線療法既治療例に本剤が使用されたのは 1 例のみであり その他に放射線療法併用例が 7 例あった 本調査で 放射線療法歴のある症例が少なかった原因として 1 子宮体癌では一般的に放射線療法に感受性が低いとされる腺癌の症例が多かったこと 2 本調査は 2008 年から開始したが 子宮体癌の治療ガイドラインにおける放射線療法の取扱いが変化したことが考えられた 放射線療法既治療例に発現した好中球数減少及び血小板数減少はいずれも重篤であった 本症例は既治療として骨盤内に放射線療法を受けており 本剤による骨髄抑制の副作用が増強された可能性も考えられた 放射線療法が併用された 7 例では 放射線療法後に骨髄抑制作用の増強はみられなかったが ヘモグロビン減少及び貧血の副作用が各 1 例に発現した なお 放射線照射と本剤の併用に関しては 添付文書の 相互作用 の項で注意喚起を既に行っている また 放射線療法施行の有無にかかわらず 添付文書の [ 警告 ] の項に記載されているとおり 本剤による治療を進めるにあたっては 骨髄抑制等の重篤な副作用が起こることがあるので 頻回に臨床検査 ( 血液検査 肝機能検査 腎機能検査等 ) を行うなど 患者の状態を十分に観察すること が必要である 謝辞 本調査にご協力をいただきました医療機関及び先生方に深く感謝申し上げます 参考文献 1) 加来恒壽 渡邊寿美子 川上千普美 : 子宮がんの病理 臨床腫瘍プラクティス 4(4): (2008) 2) 子宮体癌治療ガイドライン 2006 年版日本婦人科腫瘍学会編金原出版 ( 株 ) 3) 子宮体がん治療ガイドライン 2009 年版日本婦人科腫瘍学会編金原出版 ( 株 ) 14

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