自教労働者の権利確保と社会的地位の向上、

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ときおいもり
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1 平成 28 年 4 月 1 日国土交通省新しいタクシーのあり方検討会報告参考資料よりタクシー事業者による各種の取組み事例集本資料は国交省の新しいタクシーのあり方検討会が 4 月 1 日に公表したタクシー革新プラン 2016~ 選ばれるタクシー ~ と題する最終報告の参考資料タクシー事業者による各種の取組み事例集のなかから地方での乗合タクシー受託例を中心に抜粋したものです資料全文事例の詳細は同省ホームページに掲載されています ( 編集 : 自交総連 ) 乗合デマンドタクシーなど自治体と事業者の共同の取組み例注局は運輸局市町村名の下は人口 (2015 年調査時 ) 取組名の下は利用料金運行車両 (S= セダン J= ジャンボタクシー ) 〇タクシー事業者の先進的取組事例局都道府県取組名概要 21 中国島根県津和野町 8427 人上下分離方式によるタクシー交通の確保 S5 台津和野町ではタクシー事業撤退まで限られた期間しかない中で国県など関係者と対応策について迅速に検討津和野町の第 3 セクターである津和野が車両 ( ハイブリッド ) や事務所棟の資産を保有しこれらの貸与を受けて新たな事業者がタクシー事業を行う上下分離方式を導入運行事業者については津和野が公募を行った結果第一タクシーを選定平成 27 年 4 月から愛称 koikoi タクシーとして運行が開始され地域住民や観光客の移動手段が確保されることとなった 1

2 〇タクシー事業者による乗合タクシーの受託事例局都道府県取組名概要 47 北海道 48 東北 49 東北 50 東北 51 東北北海道東川町 7859 人青森県大鰐町 1 万 0978 人宮城県塩竃市 5 万 6490 人秋田県羽後市 1 万 6792 人山形県三川町 7731 人東川町乗合タクシーの運行支援均一運賃 150 円 S6 J1 台大鰐町スネカラバスの運行均一運賃大人 200 小人 100 円 J3 台しおナビ仮設住宅特別便伊保石お ~ らいタクシーの運行均一運賃 100 円 S16 台うご乗合タクシーの運行距離により 200~600 円 S4 J2 台デマンドタクシーでんでん号の支援均一料金 300 円 S3 台事業者が運行経費を事前算定し自治体は運行経費の一部を交付金として負担 ( 事業者の経営体力を考慮し四半期に分けて支払っている ) している運行管理システムを独自で安価 ( 約 30 万円 ) に構築し予約者及び運行実績管理に活用している運行に関する走行空間の整備は自治体の負担で実施している運行委託料を年額で決定し月割りで支払いを行う回数券等の売り上げを委託料より差引き残額分を事業者へ支払う形とする事前に委託料の算出を行い計画通りに運行した場合実績が想定と大幅に乖離しない限り実際の費用にかかわらず算出額を支払うこととしているまた事前の算出では赤字補てんをする形で計算しているため運賃収入も事業者の取り分としている補助額は運行単価に実運行便数に乗じた額から料金収入を差し引いた額とし小型タクシーの計画運行便数の稼働率が 4 割を下回った場合は 4 割相当額を最低保障経費として支払うこととしている 1 日あたり 6 台の運行としそれに単価 1245 円を乗じて額に年間の運行日数を乗じた額を事業収支にかかわらず支払っている利用者は一人あたり 300 円を事業者に支払っている 2

3 52 東北 53 関東 54 関東 55 北陸信越 56 北陸信越 57 北陸信越福島県福島市 29 万 2590 人栃木県茂木町 1 万 5018 人千葉県柏市 40 万 4012 人新潟県燕市弥彦村 8 万 2248 人 8493 人新潟県村上市 6 万 6427 人新潟県三条市 10 万 2292 人松川下川崎乗合タクシーあけび号の運行ゾーン制運賃 100 円 S1 J1 台茂木町デマンドタクシーめぐるくんの支援均一料金 300 円 S2 J2 台予約型相乗りタクシーカシワニクル均一運賃 300 又は 500 円 S2 台交通不便地域を解消するデマンド交通おでかけきららん号の拡充大人 300 小学生 100 円 S6 台交通空白地域を解消する通院対応のりあいタクシーの運行対距離運賃 S1 J1 台市内全域で運行するデマンド交通ひめさゆりの運行対距離運賃 S125 J10 台黒字が生じた場合においては全て事業者の収入としている事業者インセンティブとして 1 日 100 人を超える輸送を行った場合に 101 人目から利用者一人あたり 100 円を事業者に対して支払っている利用者 1 人あたりにつき 1010 円の委託料を支払っている燕市と弥彦村で形成する定住自立圏構想の取り組みの一環として先に燕市で運行していた燕市デマンド交通を平成 27 年 7 月より弥彦村までエリアを拡大し両市村において住民の生活交通手段の確保を実現した前年度の運行所要時間実績を踏まえて運行委託金額の設定を行うことで時間制運賃での運行時とくらべて運行費用を大幅に削減し収支率の向上を実現した運行費用の算出にあたっては算出方法を自治体と交通事業者が協議して行っている乗合タクシーの 1 運行あたりの乗車人数が多いほど自治体から運行事業者に支払われる金額が増える算定基準を設けており 1 運行あたり乗車人数を増やすインセンティブを働かせて効率的な運行を実現背景と経緯三条市の公共交通の抜本的な見直しをめざすため平成 19 年度に三条市地域公共交通協議会を設置し三条市地域公共交通総合連携計画を策定平成 20 年 10 月から 2 年間市内 2 地区でデマンド交通の運行実験を行い三 3

4 条市の公共交通の将来像を検討した運行実験を踏まえ鉄道や路線バスコミュニティバス運行の他すべての市民が公共交通を利用できるよう三条市全域で利用できるデマンド乗合タクシーを導入した運行サービスの向上と持続性を確保するため自治体による従来の運行経費負担や運賃設定ではなく交通事業者や利用者が乗合利用するインセンティブが働く仕組みとして乗車人数によって自治体から支払われる金額が上がり利用者の運賃が安価となる基準を導入した運行状況平日 350 便運行 8:00~18:00 年間 10 万 1974 人利用 (H24 年 ) 仕組み制度 1 運行あたりの走行距離と乗車人数に応じた事業者収入金額を定め運行実績に基づき自治体から運行費用を払う ( 例 2km 未満 :1 人乗車 700 円 2 人乗車 800 円 3 人乗車 1100 円 ) 支払い金額は事業者収入金額と運賃収入の差額としている黒字分は交通事業者の取り分となる 1 運行あたりの乗車人数が多くなれば黒字が発生する取組の効果 H22 年度 310 人 / 日 23 年度 371 人 / 日 24 年度 415 人 / 日と増加傾向にあり特に高齢者にとっては無くてはならない公共交通となっている高齢者の外出機会が増えるとともに家族送迎負担の軽減に繋がった自治体は公共交通マップを発行するなど利用促進に取り組んでいる事業者は地域の公共交通を支えるという責任を自覚して運行している質の高いサービスを提供するため乗務員のマナー研修などを実施 58 北陸信越 59 北陸信越富山県射水市 9 万 3588 人石川県加賀市 7 万 1887 人交通空白地域を解消するデマンドタクシーの運行均一運賃 300 円 S2 J1 台地域の乗合タクシー運行協議会が運行するのりあい号の運行均一運賃 500 円 S2 J1 台運賃収入は事業者の収入とし交通事業者のインセンティブとしている地域で組織する乗合タクシー運行協議会がタクシー事業者に委託しているが市では赤字 3/4 の補助に加え収支率 1% につき 1 万円を育成補助金として交付している黒字分は全て運行協議会の収入として利便性の向上 ( ダイヤの充実 ) や広報等に活用している 4

5 60 北陸信越 61 中部 62 中部 63 近畿 64 中国 65 中国石川県能登町 1 万 9565 人三重県熊野市 1 万 8008 人静岡県富士宮市 13 万 2001 人兵庫県西宮市生瀬地区 8800 人島根県浜田市 5 万 6803 人岡山県倉敷市 47 万 5513 人山間部を中心に町内全域をカバーする予約制乗合タクシーの運行 1 人乗車人以上乗車 1200 円 S4 J1 台デマンド型タクシーと周遊バスの共同使用による取組について平日 1 乗車 300 休日観光向け 1 日 200 円 5 台公共交通のセーフティーネット宮タクについてゾーン運賃 300~500 円 S36 台西宮市生瀬地区における住民が主体になって乗合タクシーを走らせた!! 大人 300 小学生 200 円 J1 台交通空白地域での浜田市予約型乗合タクシー均一運賃 300 円 J を使用地域の主体性によるコミュニティタクシー 300~500 円 S 又は J を使用乗合タクシーの乗車料金を複数人乗車は現状のまま据え置き 1 人乗車の場合は距離別の 3 段階として複数人への誘導を図っている同一のタクシー型車両で平日は市街地乗合タクシー休日は市街地周遊バスとしての共同使用と乗合タクシーの目的地を限定することにより運行経費の削減を図ったデマンド型交通 ( 宮タク ) をバスとタクシーの中間的な交通体系 ( 第三の交通システム ) として位置づけ市域全体における地域公共交通のセーフティネットとして機能させている地域が主体となりコミュニティバスが運行開始機関誌 ( ぐるっと生瀬で GO) を 2 ヶ月毎に発行時刻表等に広告を掲載し運行収入を確保予約型乗合タクシーは入札方式により交通事業者を決定複数年契約地域が主体となって運行市はこれを支援 ( 運行費等補助助言調整 ) 利用者数が前年度を上回った場合上回った人数 100 円を補助額に上乗せ運行稼働率が 50% 未満の場合は地域負担を割増している 5

6 66 中国 67 中国 68 中国 69 中国 70 中国 71 中国岡山県総社市 6 万 7943 人岡山県高梁市 3 万 4963 人広島県安芸太田町 7255 人広島県三次市 5 万 6605 人広島県北広島町 1 万 9969 人広島県世羅町 1 万 7549 人総社市新生活交通雪舟くんの運行 300 円均一 ( 減免有 ) J9 台市とタクシー事業者の連携によるふれあいタクシーの運行川上 400 円備中 300~700 円川上 J2 台備中 J2 台地元タクシー事業者への委託によるあなたくの運行 200 円均一 ( 一部 500 円 ) J8 台商工会が運営するふれあいタクシーみらさかの支援 300 円均一 J2 台事業者が自主運行するホープタクシーの支援 500 円均一 J2 小型バス 7 台商工会が運営するせらまちタクシーの支援 300 円均一 S3 J4 台事前算定の委託額に利用者一人当たり 100 円を上乗せ利用者には 1 回乗車につき 50 円のタクシー券を配布事前に運行経費を積算した上で入札により運行事業者を決定運賃収入は事業者の収入事業者はドライバー給与に運賃収入を上乗せ ( 旧川上郡の川上ふれあいタクシーと備中ふれあいタクシーを運行 ) 委託料を固定額として運賃収入は事業者収入としている各交通事業者が本来のタクシー事業エリアを担当しており地域住民の事業者に対する信頼度向上等に寄与中山間地域ではタクシー事業が安定しないため委託料固定化が交通事業者の経営安定に貢献商工会が運営主体となりタクシー事業者 ( 商工会員 ) に運行委託市は固定額の運行経費を商工会に補助 20 人 / 日を超えた部分の運賃収入は商工会の増収ホープタクシー運行事業者の自主運行に対して町が 3 年を一区切りとした定額補助利益があった場合事業者の収入となる商工会が運営主体となりタクシー事業者 ( 商工会員 ) に運行委託町は商工会に欠損額及び事務委託料 ( 利用者数 30 円 ) を補助金として支出 6

7 72 中国 73 四国 74 四国 75 四国 76 四国 77 九州山口県周南市 14 万 9487 人高知県南国市 4 万 8298 人徳島県徳島市約 26 万人愛媛県内子町 1 万 8045 人香川県坂出市 5 万 2950 人福岡県北九州市 97 万 6846 人運賃収入の目標額を設定した鹿野地域乗合タクシーふれあい号の運行委託 300 円均一 S1 J1 台自家用有償旅客運送 ( 市町村交通空白 ) と乗合タクシー ( 区域運行 ) の双方実施比較検討自家用有償バス 1 台乗合タク 4 台住民主導によるコミュニティバス運行バス 1 台デマンドバスの利用者数に応じた運行委託料の上乗せ対距離運賃 S3 J4 台市内の公共交通空白地をなくす取組 10 台大蔵地区おでかけ交通への支援均一運賃 200 円 J1 台委託額は事前算定であり運行経費から運賃目標額 ( 前年度の運賃収入実績額 ) を差し引いた額を委託額としてタクシー事業者に運行委託運賃収入が目標額を上回った場合は事業者の収益となる高知県の南国市地域公共交通会議において白木谷八京地区における移動手段確保を自家用有償旅客運送と乗合タクシー双方を実施し比較検討した行政に頼らず地域住民が主体となって協議会を立ち上げコミバス運行に向けた取組を推進委託料の算定については固定部分 (1 運行回数 2 運休回数 3 内子地区から小田地区までの回送回数で積算 ) に加え利用者 1 人あたりに対応したペイバックを行い事業者にとってのインセンティブを付与市内の空白地に乗合デマンドタクシーを運行市街地部分に循環バスを運行残っていた空白地も乗合デマンドタクシーを運行し空白地を解消した地域の取り組みの成果が助成額に反映されるように収支率が高い場合に助成額が高くなる仕組みを導入している地元交通事業者市の間で 3 年間又は 5 年間の運行協定を締結している 7

8 78 九州 79 九州 80 九州大分県大分市富士見が丘団地 7500 人熊本県水俣市 2 万 6978 人鹿児島県西之表市 1 万 6951 円富士見が丘団地おでかけ交通均一運賃 200 円 6 台空白地を運行する水俣市乗合タクシーへの支援区間制運賃円 J と S を使用どんがタクシーへの支援均一運賃 300 円 J5 台移動手段の確保が困難となった住民の外出促進と団地内を運行するバスの利用促進を図るため団地内の主要バス停に接続する乗合タクシーを運行し自宅から団地外の目的地までを繋ぐ交通ネットワークを構築公共交通空白地に乗合タクシーを導入し 3 社のタクシー会社による週替わり共同運行を実施している乗合タクシーの運行に係る停留所及び転回所の整備時刻表の作成を自治体が実施している交通事業者にとっては一定条件を満たせば事業収支にかかわらず定額委託額となる契約を締結している市と事業者の間で取り組み内容の改善に向けた協議を実施している〇自家用有償運送におけるタクシー事業者の受託事例局都道府県取組名概要 81 中国 82 四国岡山県備前市 3 万 6525 人香川県三木町 2 万 7845 人市全域における乗合バス撤退への対応について運行 8 路線運転者 31 人町内の公共交通空白地をなくする取組運行 3 路線運転者 2 人市全域における大規模な乗合バス撤退に対し限られた期間内に自治体が中心となって自家用有償旅客運送による代替手段を確保したことで利用者利便の低下を回避した平成 11 年にバス路線が廃止となり大部分が公共交通空白地となっていた住民アンケートを実施し平成 17 年からコミュニティバスの運行を開始平成 24 年 12 月から山間部を 2 つに分けコミュニティバスの実証実験を経て平成 25 年 10 月より本格運行を実施編集 : 自交総連東京都台東区根岸 Tel: Mail:info@jikosoren.jp 8

資料 1 第 1 号議事六会地区における予約型乗合タクシーの導入について 1. 実証運行までの経緯と結果 1-1. これまでの経緯六会地区の公共交通利用不便地区の解消に向けた取組については平成 21 年度に交通不便地区解消検討事業が地域まちづくり事業として決定し地域が主体となり市と新たな交通

資料 1 第 1 号議事六会地区における予約型乗合タクシーの導入について 1. 実証運行までの経緯と結果 1-1. これまでの経緯六会地区の公共交通利用不便地区の解消に向けた取組については平成 21 年度に交通不便地区解消検討事業が地域まちづくり事業として決定し地域が主体となり市と新たな交通資料 1 第 1 号議事六会地区における予約型乗合タクシーの導入について 1. 実証運行までの経緯と結果 1-1. これまでの経緯六会地区の公共交通利用不便地区の解消に向けた取組については平成 21 年度に交通不便地区解消検討事業が地域まちづくり事業として決定し地域が主体となり市と新たな交通システムの導入の検討を重ねた結果予約型乗合タクシーを採用し平成 28 年 11 月から1 年間の実証運行を行った