参考

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ゆゆこたけくま
5 years ago
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2 参考 1 本国市場への集約に伴う東証上場廃止会社の事例年上場廃止会社 2004 年アップルコンピューター 2006 年 2006 年ダイムラークライスラードイツ銀行上場継続取引所ナスダックフランクフルトシュツットガルトニューヨークドイツニューヨークフランクフルト東証以外の撤退取引所ユーロネクストスイス NYSE Arca( 旧パシフィック ) フィラデルフィアシカゴベルリン - ブレーメンデュッセルドルフハンブルグ & ハノーバーミュンヘンロンドンユーロネクストルクセンブルクウィーンスイス :: 日本企業 ( 含 : 松下日立三菱 UFJ) ) についても海外市場から撤退し本国市場へ集約するケースが増えているのが実態 :NYSE でも外国会社による上場撤退が起こっている 1

3 参考 2-1 東証上場と POWL の比較東証上場 POWL [ 発行会社 ] 発行開示継続開示発行登録利用可能利用可能 ( 社債のみ ) 適時開示内部統制報告書なし親会社開示実施費用発行コスト + 上場コスト発行コスト [ 投資者 ( 株主 )] 売買市場東証市場海外市場売買通貨売買コスト日本円国内委託手数料国内での株価報道原則としてなし会社情報の株主への送付 ( 無料 ) なし ( 証券会社で縦覧可能 ) * 実費負担により株主への送付も可能取扱証券会社東証参加者外国株海外委託取引取扱証券会社なしなし現地通貨国内委託手数料 + 海外委託手数料等 2

4 参考 2-2 最近の POWL の概況 (2003 年 ~) 年以降 36 件の POWL が実施され 7,618 億円の資金を本邦内において調達 - 同期間中に 4 社が複数回の POWL を実施 2003 年以降の POWL 実施件数及び調達額企業設立地別 POWL 実施状況 (2003 年以降 ) ( 件 ) 件数調達額 ( 億円 ) 企業設立地件数本邦内調達額 ( 億円 ) 中国 16 2,140 台湾韓国 1, イタリアフランスオーストラリアインドシンガポール ( 出所 ) 各種資料から東証作成 0 合計 36 7,618 3

5 参考 3-1 主要取引所の主な上場数値基準の円価による比較 ( メインボード ) 東証 ( 市場第一部第二部 ) (Main Board) ロンドン (Main Market) NYSE 利益の額最近 2 年 :1 億円 4 億円又は最近 3 年合計 :6 億円最近 3 年間 :8 億円直近 3 年間 :122 億円かつ直近 2 年の年間 :31 億円時価総額 20 億円 ( 市場第二部 ) 500 億円 ( 市場第一部 ) 株主数 800 人 ( 市場第二部 ) 2,200 人 ( 市場第一部 ) 株主分布 ( 浮動株数比率 ) 特定の株主が著しく多数を保有していないこと 1639 億円 + 売上 80 億円 2320 億円 + 売上 80 億円 1 億 7,000 万円 1 全世界 612 億円 + 売上 123 億円 2 全世界 919 億円 + 売上 92 億円 300 人又は 1,000 人 5,000 人 8 億円又は発行済株式数の 25% 25% 250 万株及び 123 億円事業実績 3 年 3 年 3 年 ( 新興企業向け市場 ) 東証 ( マザーズ ) (GEM) ロンドン (AIM) 利益の額 9,200 万円上場時価総額 10 億円 7 億円株主分布 ( 株主数 ) 新たに 300 人 100 名 300 人事業実績 1 年 2 年 1 年ナスダック (Capital Market) 浮動株数 ( 比率 ) 20% 又は 25% 100 万株 * 外貨から円貨への換算レートは 2007 年 2 月 23 日の三菱東京 UFJ 銀行の対顧客直物電信売相場 ( 米ドル :122 円 55 銭英ポンド :241 円 82 銭ドル :15 円 98 銭 ) を使用 ( 出所 ) 各取引所公表資料等から東証作成 4

6 参考 3-2 主要取引所の主な上場廃止基準等比較 ( メインボード 1) 株主数浮動株数 ( 比率 ) 売買高東証 ( 市場第一部第二部 ) 流通の状況の著しい悪化 ( 重複上場の場合は本国での状況を勘案 ) と認められた場合 (Main Board) 上場株式数 4,000 単位上場時価総額売上高その他債務超過銀行取引の停止破産手続再生手続更生手続事業活動の停止不適当な合併有報等提出遅延虚偽記載不適正意見上場契約違反本国での上場廃止等以下の事項に該当する場合取引所は売買停止又は上場廃止とすることができる (1) 重大な上場規則違反 (2) 浮動株の減少 (3) 業務遂行に不十分な実務レベル及び資産 (4) 上場に不適当な発行者又はビジネス ( 出所 ) 各取引所公表資料等から東証作成 5

7 参考 3-3 主要取引所の主な上場廃止基準等比較 ( メインボード 2) 株主数ロンドン ( 注 ) (Main Market) 浮動株数 ( 比率 ) 25%( 当局が認めた緩和基準を含む ) 売買高 1400 人 21,200 人及び月間売買高 10 万株 3 浮動株数 60 万株 *1~3 のいずれか NYSE 上場株式数上場時価総額 70 万ポンド ( 当局が認めた緩和基準を含む ) 全世界時価総額 2,500 万ドル [ 上場時に利益基準を採用した場合 ] 全世界時価総額 7,500 万ドル及び総株主資本 7,500 万ドル [ 上場時に時価総額売上高キャッシュフロー基準を採用した場合 ] (1) 全世界時価総額 2 億 5,000 万ドル及び直近 1 年売上高 2,000 万ドル (2) 全世界時価総額 7,500 万ドル売上高 [ 上場時に時価総額売上高基準を採用した場合 ] (1) 全世界時価総額 3 億 7,500 万ドル及び直近 1 年売上高 1,500 万ドル (2) 全世界時価総額 1 億ドルその他取引承認の取消し売買停止 6 か月以上 ( 注 )UKLA のオフィシャルリストから削除された場合には取引所での取引承認が取消されることになる ( 出所 ) 各取引所公表資料等から東証作成 6

8 参考 3-4 主要取引所の主な上場廃止基準等比較 ( 新興企業向け市場 ) 東証 ( マザーズ ) (GEM) ロンドン (AIM) ナスダック (Capital Market) 株主数本邦内株主 150 人未満 300 人売上高最近 1 年間における売上高が 1 億円未満上場時価総額 5 億円未満 13,500 万ドル売買高最近 1 年間の平均売買高が 10 単位未満又は最近 3 か月間に約定なし利益の額 250 万ドル株主資本債務超過の状態が 1 年継続 3250 万ドルその他銀行取引の停止破産手続再生手続更生手続事業活動の停止不適当な合併有報等提出遅延虚偽記載不適正意見上場契約違反売買停止期間が長期にわたりかつ発行会社が適当な説明を行わない場合取引所は上場廃止にすることが可能 [ 主な売買停止基準 ] 破産 / 清算手続公開企業が AIM 規則に違反したと取引所が認定した場合には公開承認の取消しを含めた処分を行うことが可能 1~3 のすべてを充足できない場合上場廃止の対象となる浮動株数 :50 万株又は浮動株時価総額 :100 万ドル浮動株数の減少重大な上場規則違反不十分な情報開示不公平な情報開示 ( 出所 ) 各取引所公表資料等から東証作成 7

9 参考 3-5 主要取引所の上場費用比較 ( メインボード ) 東証 ( 注 1) ( 市場第一部第二部 ) ( 注 2) (Main Board) ロンドン (Main Market) NYSE 上場審査 ( 申請 ) 料 200 万円新規上場料 250 万円 + 定率料金 * 定率料金 = 上場株式数 2 銭 2 厘 5 毛割引率 * 定率料金の上限 :1,350 万円時価総額に応じて 150,000~650,000 ドル ( 約 240~1,040 万円 ) 時価総額に応じて 5,450~272,400 ポンド ( 約 130~6,600 万円 ) 37,500 ドル + 発行済み株式数に応じた額 * 下限 :150,000 ドル上限 :250,000 ドル ( 約 1,850~3,100 万円 ) 年間上場料上場時価総額に応じて 12~84 万円額面総額に応じて 145,000~1,188,000 ドル ( 約 230~1,900 万円 ) 時価総額に応じて 3,585~35,348 ポンド ( 約 90~850 万円 ) 発行済み株式数ドル * 下限 38,000 ドル ( 下限約 470 万円 ) 上場初年度合計 462 万 +α~1,800 万円 295,000~1,838,000 ドル ( 約 470~2,940 万円 ) 9,035~307,748 ポンド ( 約 220~7,440 万円 ) 188,000~288,000 ドル +α ( 約 2,300~3,500 万円 +α) ( 注 1) 主たる市場が東証以外の場合の上場費用 ( 注 2) 従たる上場の場合には 25%( 新規上場料の下限 :150,000 ドル ) を徴収 * 外貨から円貨への換算レートは 2007 年 2 月 23 日の三菱東京 UFJ 銀行の対顧客直物電信売相場 ( 米ドル :122 円 55 銭英ポンド :241 円 82 銭ドル :15 円 98 銭 ) を使用 ( 出所 ) 各取引所公表資料等から東証作成 8

10 参考 3-6 主要取引所の上場費用比較 ( 新興企業向け市場 ) 東証 ( マザーズ ) (GEM) ロンドン (AIM) ナスダック (Capital Market) 上場審査 ( 申請 ) 料 200 万円 5,000 ドル ( 約 60 万円 ) 新規上場料 100 万円 + 公募売出金額に応じた額 * 上限 2,000 万円時価総額に応じて 10~20 万ドル ( 約 160~320 万円 ) 4,340 ポンド ( 約 105 万円 ) 上場株式数に応じて 50,000~75,000 ドル ( 約 610~920 万円 ) 年間上場料上場時価総額に応じて 48~408 万円 * 上場後 3 年間は半額額面総額に応じて 10~20 万ドル ( 約 160~320 万円 ) ポンド ( 約 105 万円 ) 27,500 ドル ( 約 340 万円 ) *ADR の場合は発行済株式数に応じて 17,500~ 21,000 ドル ( 約 210~260 万円 ) 上場初年度合計 324 万 +α~2,404 万円平均は 540 万円程度 20~40 万ドル ( 約 320 万 ~640 万円 ) 8,680 ポンド ( 約 210 万円 ) 72,500~107,500 ドル ( 約 890 万 ~1,320 万円 * 外貨から円貨への換算レートは 2007 年 2 月 23 日の三菱東京 UFJ 銀行の対顧客直物電信売相場 ( 米ドル :122 円 55 銭英ポンド :241 円 82 銭ドル :15 円 98 銭 ) を使用 ( 出所 ) 各取引所公表資料から東証作成 9

11 参考 3-7 主要国等における株式新規公開所要期間日本英国米国証券会社等における準備期間 ( デューデリジェンス等 ) 数か月 ~1 年程度約 2 か月約 5~6 か月 *UKLA における承認手続きを含む 3~4 か月取引所での審査期間約 4 か月 ( ファイナンス期間を含む ) 約 50 日 ( ファイナンス期間を含む ) 約 1 週間 * 取引所の取引承認約 3 か月 (SEC への登録及びファイナンス期間を含む ) ( 出所 ) 各種資料から東証作成 10

1. はじめに香港証券取引所は新規株式上場 (Initial Public Offering 以下 IPO) による資金調達額が 2015 年 2016 年の 2 年連続世界第 1 位となるなど世界でも有数の取引所ですこれは同取引所の上場要件がニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所な

1. はじめに香港証券取引所は新規株式上場 (Initial Public Offering 以下 IPO) による資金調達額が 2015 年 2016 年の 2 年連続世界第 1 位となるなど世界でも有数の取引所ですこれは同取引所の上場要件がニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所な 2018 年 7 月号香港証券取引所の概要と最近の取り組み千葉銀行香港支店 1. はじめに香港証券取引所は新規株式上場 (Initial Public Offering 以下 IPO) による資金調達額が 2015 年 2016 年の 2 年連続世界第 1 位となるなど世界でも有数の取引所ですこれは同取引所の上場要件がニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所などと比べ緩和されていることもあり