議案第　　号

Transcription

1 議案第 1 号 平成 29 年度事業報告書 貸借対照表 財産目録及び 正味財産増減計算書の承認について 事業報告書 生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律が制定されて60 年を迎えたが 法律制定当時と比べて社会経済情勢は著しく変わり また 県民のライフスタイルの多様化に加え 少子高齢化 人口減少の進行 規制緩和等による新たな競争相手の参入 組合員の減少など生衛業を取り巻く環境は厳しいものがある このような中 生衛業が県民の潤いのある暮らしに必要なサービスを提供する地域に密着した産業として継続していくため 当センターにおいては 県 各組合及び関係機関と連携し 経営基盤の強化や衛生水準の確保 向上を図る事業に取り組んだ 東日本大震災津波被災地における復興は着実に進んでおり 本設店舗での営業を再開した店も増えてきているが 未だ仮設店舗での営業を続けている店や営業を再開できない事業者もおり また 新たな経営課題も生じていることから 商工団体や金融機関とともに支援に努めた 〇理事会 評議員会等の開催 区分開催日 ( 会場 ) 主な議題等 監査平成 29 年 5 月 8 日 ( 美容会館 ) 平成 28 年度収支決算等の監査 理事会 1 平成 29 年 6 月 5 日 ( おでって ) 平成 28 年度事業報告 収支決算審議等 評議員会平成 29 年 6 月 20 日 ( 美容会館 ) 平成 28 年度事業報告 収支決算審議等賛助会員との懇談 理事会 2 平成 30 年 3 月 12 日 ( 美容会館 ) 平成 30 年度事業計画 収支予算審議等 1

2 1 岩手県からの補助事業 (1) 相談指導事業 経営指導員 3 名体制により 来訪者及び電話等による相談 指導事業を行った 1 相談室運営事業 ( 窓口相談 ) ( 指導件数の内訳 ) 2 地区生活衛生営業相談指導事業 県内 6 地区において 地区生活衛生同業組合連絡協議会の研修会等に合わせ 個別相談 事業を開催した 3 経営相談員による巡回指導 ( 指導件数の内訳 ) 4 生活衛生関係営業経営改善資金等融資指導 生活衛生改善貸付推薦団体連絡協議会を 6 月 5 日に開催し 日本政策金融公庫との情報 交換を行った また 年間を通じて融資に関する助言 指導を行った 特別相談員数 融資申込件数 融資指導件数 生衛業特別指導活動に関する連絡会議等 指導延べ日数 177 日 県内 8 地区において 各地区生活衛生同業組合連絡協議会と指導センターの共催による 研修会を開催した (2) 情報化整備事業 融資経理税務労務衛生経営補助金その他合計 融資経理税務労務衛生経営補助金その他合計 生衛業情報ネットワークシステムにより 当指導センターのホームページでの情報発信や 各種情報の蓄積を行った ホームページアクセス数は 39,798 件であった (3) 後継者育成支援事業 若年者の生衛業への理解を深め 後継者の育成確保を図ることを目的として 関係生活衛 生同業組合の協力を得て 学校に出向いて体験学習 ( 出前授業 ) を実施した 2

3 月日学校名対象体験内容 1 11 月 20 日花巻東高等学校 2 年生 34 名 2 11 月 28 日釜石市立鵜住居小学校 6 年生 30 名 太巻き寿司作り ( すし業組合 ) 浴衣の着付け ( 美容業組合 ) 虎舞衣装のアイロンがけ ( クリーニング組合 ) 生徒が考えたヘアスタイルのカット ( 理容組合 ) 3 11 月 29 日大船渡市立末崎中学校 3 年生 31 名ワカメを使ったチヂミ 茶巾蒸し作り ( 飲食業組合 ) 計 95 名 (4) 健康 福祉対策推進事業 理容生活衛生同業組合を主幹として各組合が連携し 利用者負担により 高齢者福祉施設 の入居者に対する出前型の生活衛生サービスを提供する岩手セイエイ百貨店の実施にあた り 施設や関係組合 関係機関との調整や企画などの支援をした 厚生労働省の補助による地域活性化連携事業として 公民館等で行われている高齢者のサ ロン交流活動に出向いて生活衛生サービスに関する講座 ( 実技を含む ) を開催するにあたり 市町村や社会福祉関係者 関係組合との調整 企画などの支援をした 上記事業を継続的かつ円滑に実施するため 1 月 12 日に関係組合も参加し 岩手県社会福 祉協議会と情報交換会を開催した 〇岩手セイエイ百貨店 地区実施日及び場所参加組合利用者 盛岡 平成 29 年 10 月 30 日 ゆうあいの街 理容 すし 社交 飲食 旅館 北上平成 29 年 11 月 20 日 やちだもの家北上すし 料理 30 人 宮古平成 29 年 11 月 6 日 ほほえみの里すし 中華 30 人 久慈平成 29 年 11 月 27 日 あさひ飲食 30 人 〇地域活性化連携事業 地区実施日及び場所参加組合参加者 盛岡 北上 宮古 久慈 平成 29 年 12 月 11 日 津志田 16 区東公民館 平成 29 年 12 月 18 日 有田公民館 平成 29 年 12 月 4 日 鍬ケ崎公民館 平成 30 年 1 月 29 日 小久慈市民センター 理容 美容 すし 社交理容 美容 すし 社交理容 美容 すし 中華理容 美容 飲食 30 人 20 人 24 人 26 人 24 人 3

4 (5) 東日本大震災復興支援事業 非常勤経営指導員 1 名を置き 関係市町村 商工団体 金融機関と連携して 経営等情報 交換会を開催したほか グループ補助金等の支援策説明会 個別相談会に参加した また 被災事業者を訪問し 融資や経営等に関する助言や支援 被災状況 営業状況調査 を実施した 更に 経営基盤の強化や販路拡大を図ろうとする事業者に専門家を派遣し 事業展開に関 する助言や指導を行った 〇経営等情報交換会 153 人参加 ( うち個別相談 3 人 ) 月日時間場所内容 参加人員 1 7 月 13 日 14:00~ 盛岡市 29 人参加 ( うち個別相談人 ) 2 8 月 28 日 10:00~ 陸前高田市 22 人参加 ( うち個別相談人 ) 3 9 月 4 日 10:00~ 宮古市 27 人参加 ( うち個別相談人 ) 4 9 月 11 日 10:00~ 釜石市 27 人参加 ( うち個別相談 3 人 ) 5 9 月 25 日 10:00~ 大船渡市 30 人参加 ( うち個別相談人 ) 6 10 月 16 日 10:00~ 久慈市 18 人参加 ( うち個別相談人 〇専門家派遣 派遣日専門家氏名派遣先指導概要指導の効果 1 9/25 ~ /11 ~ /21 ~ /27 ~28 5 3/14 ~15 大船渡市旅館 八幡平市旅館 大船渡市飲食店 大槌町旅館 八幡平市旅館 誘客企画と情報発信 上質なサービスを追求していくことを確認 経営の方向性を定め 自信を持つことができた 従業員教育 土産品の PR 等での客単価アップの必要性を確認 知名度不足の克服 ストーリー性を活用した装飾展示など課題が見えた 人材育成の重要性について オーナー自身が気付き 方向性が見えてきた 復旧した現在でも建築許可の問題など様々な課題あり 強みを活かした営業に目を向けることを確認できた HP 等を活用した新たな情報発信など 経験と学習が必要なことが判明 課題が明確化した 4

5 〇 被災状況 営業状況調査結果 1 現地で営業 ( 被災して修善等も含む ) 2 被災したが 本設して営業 3 仮設店舗で営業 4 休業中 ( 営業再開意思あり ) 5 廃業 ( 今後の見込みも含む ) 6 その他 ( 訪問営業なども含む ) 調査対象組合員数 合計 割合 68.2% 18.2% 8.4% 1.8% 1.9% 1.5% 100.0% 今後も 99 店舗の仮設店舗等営業者の支援が必要である 2 岩手県からの受託事業 (1) 経営特別相談員養成講習会を6 月 26 日に開催した (9 名養成 ) (2) 広報紙 いわて生衛だより を8 月と1 月の2 回に分けて各 3,620 部発行した (3) 日本政策金融公庫生活衛生資金貸付推薦書 ( 一般貸付 ) を交付した ( 件数 10 件 ) 3 全国生活衛生営業指導センターからの受託事業 (1) 経営特別相談員研修会の開催 11 月 13 日 生活衛生大会に併せて盛岡市内において 50 名参加のもと開催した (2) 経営状況調査 ( 国の生衛業施策に係る月次の調査 ) 県内 70 店舗を対象に個別に調査依頼を行い 郵送方式等により4 回調査した (3) 景気動向調査 ( 日本政策金融公庫の業務運営に係る月次の調査 ) 県内 70 店舗を対象に個別に調査依頼を行い 郵送方式等により4 回調査した 4 法律を根拠とする特定事業 (1) 標準営業約款事業 生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律に基づき 関係組合の協力を得な がら 標準営業約款の新規登録 再登録を行った 理容美容クリーニング所 クリーニング取次所 一般飲食店 新規再登録新規再登録新規再登録新規再登録新規再登録 8 月登録 月登録 計

6 (2) クリーニング師研修等事業 クリーニング業法 に基づき クリーニング師研修 業務従事者講習 ( 第 10 クールの 2 年目 ) を 県内四会場において関係保健所の協力を得て実施した また 受講者の利便性を図るため 通信による研修 (2 型 ) も実施した 開催期日 会場 9 月 10 日 10 月 22 日 11 月 19 日 12 月 10 日通信計 ( 会場 : 県合庁 ) 釜石地区久慈地区一関地区盛岡地区 (2 型 ) クリーニング師 業務従事者 計 衛生水準の確保 向上事業衛生水準の確保 向上推進会議の開催に当たり 県内全保健所に案内を送付した また 衛生管理セミナーは開催地区を所管する保健所との共催とし 開催案内及び修了証書はセンター理事長と保健所長の連名とした 平成 29 年度は52 店舗の新規加入があった 区分事業備考推進会議事前会議 (7 月 13 日 ) 会議(9 月 27 日 ) 広報事業 基礎資料収集 全国センターが作成したチラシ等の配布生衛業 生衛組合を PR に係るマスコミへの情報提供 新規営業許可店舗の情報公開請求名簿を整理し 各組合へ情報提供 28.8~29.7 新規 858 店舗 県に対する生衛組合等支援要請活動 県生活衛生同業組合中央会とともに 県環境生活部長に対し生衛組合 指導センターに対する支援要請を行った 衛生管理セミナー 10/23 岩手町 33 名 11/27 釜石市 104 名 12/4 一関市 25 名 2/19 盛岡市 49 名計 211 名 若手育成セミナー岩手セイエイ塾を久慈市で開催 26 名参加

7 6 その他 (1) 生活衛生大会 11 月 13 日に 県生活衛生同業組合中央会が主催 センター及び各生活衛生同業組合の共催により ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングにおいて開催した 式典参加者は約 170 人 日本政策金融公庫国民生活事業本部生活衛生融資部長による基調講演 ( いわてとインバウンド ) 岩手県知事表彰 岩手県生活衛生同業組合中央会長表彰が行われた (2) 生活衛生同業組合地区連絡協議会長会議 2 月 日に 12 地区の連絡協議会長等及び6 生活衛生同業組合理事長が出席した 全国生活衛生営業指導センター事務局長及び岩手県中小企業団体中央会の講演 事業実施に係る協議を行った 7