名前を入力し [ 参照 ] をクリックして保存先を指定します 素材が入っているのと同じフォルダにしてください この時に新しいフォルダを作成することも可能です プロジェクト設定 は 撮影した動画の画面サイズによって standard と widescreen を使い分けてください [ 設定を変更 ]

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1 D-PLUS プレゼンツ Mooovieee ~ これだけ! ムービーづくりのキホン ~ 今回使用するソフトは Adobe premiere Elements10 です テレビや映画の製作でも使われている映像編集ソフトを誰でも使いこなせるよう開発されたソフトです 基本的な編集は プロジェクトに追加されているクリップ ( 取り込んだビデオの素材など ) をタイムラインパネルに配置することから始めます クリップをタイムラインに配置すれば それが一つの動画になります その映像を確認しながら テキストの追加 不要な部分の削除 トランジションや BGM を追加するなどの編集作業を行っていきます 1. 動画編集を始める前に あらかじめデスクトップに作業用フォルダを作り 編集に使用するデータを入れておきます 今回の講習では練習用の素材を使うので すでにデスクトップにフォルダを作成してあります 編集したデータを保存するとき 使った素材 ( ビデオやBGMのファイルなど ) は一つのフォルダにまとめて保存します バラバラに保存すると作業が続けられなくなるので注意してください シャットダウンする前に お手持ちの記録媒体に作業フォルダを忘れずに保存してください フリーズしてしまうことが多々ありますので こまめに上書き保存してください 2. 基本設定 さっそく Adobe premiere Elements を起動します デスクトップ上のアイコンをダブルクリックしてください 起動したら [ ファイル ] [ 新規 ] [ プロジェクト ] を選択します 1

2 名前を入力し [ 参照 ] をクリックして保存先を指定します 素材が入っているのと同じフォルダにしてください この時に新しいフォルダを作成することも可能です プロジェクト設定 は 撮影した動画の画面サイズによって standard と widescreen を使い分けてください [ 設定を変更 ] から変更することができます 設定できたら [OK] をクリックしてください standard と widescreen とは? 動画 画像にはそれぞれ決められた縦横比率があります 一般的に デジカメなどで撮った静止画像やブラウン管テレビは 4:3(standard) フル HD カメラなどで撮った動画や PC 画面は 16:9(widescreen) のことが多いです 使用する動画ファイルに合わせて設定することで スムーズに作業を進めることができます 場合によりますが たとえば standard の設定で 16:9 の素材を編集しようとすると 横幅をそろえようとして妙に縦長の画像になってしまったりします もとの状態を保って編集するためにも 画面比率の確認をあらかじめしておきましょう ちなみに デジカメやビデオカメラは撮影時に 4:3 か 16:9 か設定し直すことが可能です standard 9 widescreen 2

3 [OK] をクリックすると プレミアの初期画面が表示されます 画面の構造は 大きく分けて 3 つです 1 モニタパネル 2 タスクパネル 3 シーン / タイムラインパネル 3 の左上にある [ タイムライン / シーンライン ] から [ タイムライン ] を選択しておきましょう 3のタイムラインパネル上には左のようなツールがあります これをインジケーターといいます シーンをカットするときなどに使用します タイトルやカラーマット 動画ファイルなどのメディアを追加するときには インジケーターの位置に配置されます 3の右上にあるバーはタイムラインを拡大 / 縮小するツールです つまみを左右に動かして 適宜調節しながら編集を進めていきます 3

4 3. 素材動画を取り込む それでは 編集に使う素材をプレミアに取り込みます [ 取り込み ] [ ファイルとフォルダ ] で作業に使用するファイルを全て選択して [ 開く ] をクリックします 4

5 選択したいファイル名を Ctrl キーを押しながらクリックすると複数選択することができます 容量が 100MB を超えるファイルを取り込む場合は 1 ファイルずつ取り込みしてください 取り込 みの最中にフリーズする可能性があります [ プロジェクト ] を選択して このように表示されれば OK です 追加したファイルがクリップ ( 取り込んだビデオの素材など ) として表示されます これらをタイムラインに並べていくことで 一つの動画になります 5

6 4. タイトル画面を作成する 方法はいくつかありますが 今回は [ カラーマット ] と [ タイトル ] を使用します 背景に [ カラーマット ] を使いたいので このマーク ( 新規項目 ) をクリックします 一覧から [ カラーマット ] を選択 カラーピッカーが表示されるので 好きな色を選択し [OK] をクリック タイムラインにカラーマットが表示されます 同様に テキストを入力します 上の図と同じ画面から 今度は [ タイトル ] を選択します ツール説明 今回は主に赤字のツールを使います [ 選択ツール ] で文字や図形を選択し [ カラープロパティ ] でその文字や図形の色を変更することができます 下図のツールで 文字の大きさなどの編集ができます 6

7 これがタイトルの編集画面です 表示媒体によってテキストが途切れる場合がありますので 入力したテキストは 最終的に一番内側の白い枠内に収めるようにしてください タイトルとカラーマットはそれぞれ別のタイムライン ( ビデオ 1 ビデオ 2) に配置されます 見づらい場合は右側のスクロールバーを動かして探してください 長さを調節することもできます 同時に編集したいときは 両方のメディアをドラッグ & ドロップで選択してから調節します また カラーマットを使わずにタイトル機能のみを使って文字を入力することも可能です 編集完了した後にまた編集したいときは タイムライン上で編集したいファイルをダブルクリックすると編集画面が表示されます 7

8 5. 素材をつなげる タイムライン上で 素材をつなげて一つのビデオにします [ プロジェクト ] の一覧から タイトル画面の次につなげたいシーンをタイムラインパネルのビデオ1 にドラッグ & ドロップします ( メディアを右クリックして [ タイムラインに挿入 ] を選択しても タイムラインに並べることができます この際 インジケーターがある位置に割り込んで配置されるので注意してください ) 同様にして 他のシーンもならべていきます ( 順番を変えたりすることも可能です ) 動画ファイル (.avi など ) のほかに 写真ファイル (.jpg) やイラストファイル (.png) もタイムラインに動画と同じように配置して プレミアで編集することができます 再生ボタン確認してみましょう をクリックすると ビデオが再生されます 何も選択していない状態で enter キーを押すと レンダリングという動画処理が行われ 画質が良くなります また 作業中に重くなったときにも使用します 8

9 6. 不要なシーンの削除 カットしたいシーンの始まり部分にインジケーターを移動させ ハサミのマークをクリックすると動画が分割されます さらに カットしたいシーンの終わり部分にインジケーターを移動し ハサミのマークをクリックすると 不要な部分の切り取り完了です 不要な部分を選択した状態で Delete キーで削除します 選択している部分は明るくなります Delete ボタンを押すと消えます 削除すると 自動的に前に詰めてくれます 7. トランジションの追加 シーンの切り替えを自然に きれいに見せるためにトランジションという効果を使います 先ほどカットした部分を再生してみると シーンの繋がりが不自然になっているのがわかります ここで トランジションの出番です [ 編集 ] を選択してください 9

10 このマークをクリックすると 使用できるトランジションの一覧が表示されます それでは 先ほどカットした部分にトランジションを適用してみましょう 下の方にスクロールしていくと表示される [ ディゾルブ ] の [ クロスディゾルブ ] を使います これを シーンの切れ目にドラッグ & ドロップすると効果がつきます 他のトランジションを使ってさまざまな効果をつけることもできますが 使いすぎると見づらくなってしまうので 2~3 種類程度に留めておくときれいな編集になります 10

11 8. ロール クロールオプション 簡単に言えば 映画の終わりに流れてくるようなエンドロールのことです 好きなメッセージを入れることができます 今回はタイピングの手間を省くため 素材フォルダにある Word 文書をコピー & ペーストします 4の作業と同様に [ カラーマット ] を選択して 背景の色を変えることもできます [ タイトル ] [ 新規タイトル ] [ ロールタイトル ] を選択し コピーした文章を [ 右クリック ] [ ペースト ] で貼り付けてください Enter キーを押すと文字が表示されます 文字が表示されたら ツールバーから選択ツールを選び 位置とサイズを変更します 下の四角のところから任意の文字配置を選択します 11

12 [ タイトル ] [ ロール クロールオプション ] を選択し 開始スクリーンと終了スクリーンをチェックしてください スクロールが画面外から始まり ( 開始スクリーン ) 画面外に出るまでスクロールする ( 終了スクリーン ) よう設定することができます ロール速度はタイムライン上でのメディアの長さに左右されるので 調節してみましょう 12

13 9. BGM の追加 ビデオをタイムラインに並べた要領で BGM もドラッグ & ドロップで追加します BGM には mp3 ファイルか wav ファイルを使います タイムライン上の [ サウンドトラック ] の横に追加してください 長すぎる BGM は ビデオの長さに合わせてカットします 方法は 4と同様です 10. 音量調節 再生してみると BGM が大きすぎて人物の声が聴こえにくいといったことがあります この場合は BGM の音量を調節します サウンドトラックの黄色い線をドラッグすると 音量を調節することができます -8dB 前後がお勧めです 自分で聴きながら 調節してください 13

14 今回はこの機能を利用して 音楽をだんだん小さく ( フェードアウト ) してみましょう サウンドトラックを選択した状態で 左の方にあるダイヤ型のマークをクリックします カーソルを乗せると キーフレームの追加 / 削除 と書かれているものです このように 白い点のようなものがサウンドトラック上に表示されれば OK です これをフェードアウトの始点と終点の 2 か所に入れます インジケーターをドラッグして始点と終点を探し キーフレームを入力しましょう 終点となるキーフレームを選択し ドラッグして下に下げると 黄色い線が斜めになります これで音楽をだんだん小さくすることができます キーフレームを入れる個所を増やして工夫すると ビデオの再生が終わったら BGM の音量を上げる 最後はフェードアウトして終了 など 思い通りに仕上げることができます 14

15 動画の音声が小さいときは 動画を選択した状態で [ 右クリック ] [ オーディオゲイン ] を選択します ノーマライズをクリックします オーディオ 1 のボリュームの振幅が大きくなったら完了です ノーマライズは音声を自動的にちょうどいいボリュームにひきあげるという機能です オーディオもサウンドトラックと同様に 黄色い線やキーフレームを操作することもできるので 細かい作業に利用しましょう 15

16 11. 書き出し ここまでくれば 動画は完成したようなものです しかし 最後に書き出しという大事な作業をしなければ ビデオは完成したことになりません [ 書き出し ] を選択し [ コンピューターの表示用にファイルを書き出し ] をクリックします 四角の部分から ファイル形式を選択します 使用する目的によって適宜変えてください PC での再生には Windows Media MPEG AVI などがおすすめです 次に [ 参照 ] をクリックして保存場所を指定します この作業をしないと 書き出したファイルが行方不明になることがあるので注意してください 保存場所が指定できたら [OK] をクリックします 16

17 下のように 保存先の表示が変わっていれば大丈夫です 右下の [ 保存 ] をクリックします レンダリングが行われるので しばらくお待ちください レンダリングが終了したら 動画の完成です 右下のこのボタンを押してから 上書き保存をして 画面を閉じてください これで作業は終了です わからないことがあったらお気軽に D-PLUS に訊いてください また C ラボ 1 にて Premiere Elements の本も貸し出しております 是非ご利用ください 17

18 +α テロップの作成 ビデオの上に 再生中に表示されるテロップを作成することもできます 基本的には タイトル画面や終わりのテロップを作った方法を応用したものになります 今回は 縦書きのテロップを作る方法を紹介します 2 と同様に まず新規タイトルを作成します 文字ツールのマークをクリックして長押しするとオプションが表示され 縦書きを選択することができます マークの矢印が下向きになったら縦書きの状態です 2でタイトル画面を作成した時のように 文字の大きさや色を自由に調整しましょう 18

19 テロップの背景に図形を挿入したいとき ツールバーから楕円形ツールを選択し 図形を挿入します 図形を選択した状態で 右クリック [ 変形 ] の中にある [ 不透明度 ] を選びます この表示が出てくるので 好きな % を入力し [OK] をクリック 図形が透けました この画像で不透明度は 50% です こんな感じです 19