殺虫数(頭(2) 京田辺市におけるフェロモントラップへの誘殺虫数 (7 月第 6 半旬 ~8 月第 5 半旬の合計値 ) は81.0 頭で 平年の22.4 頭を上回っている (+)( 図 1) また 本年度からフェロモントラップを設置した亀岡市および京丹後市でも 8 月第 4 半旬から誘殺数が急増し

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1 注意報 3 0 病第 1 7 号平成 30 年 8 月 30 日 関係各位 京都府病害虫防除所長 ( 公印省略 ) 病害虫発生予察情報について 下記のとおり発表しましたので送付します 病害虫発生予察注意報第 4 号 ネギにシロイチモジヨトウが多発していますネギのほか 豆類および野菜類でも発生に注意してください 1 作物名ネギ 豆類 ( 黒大豆 エダマメ アズキ ) 野菜類 2 病害虫名シロイチモジヨトウ 3 発生地域府内全域 4 発生時期 9 月 ~11 月 5 発生量平年比多い 6 警報発令の根拠 (1) 平成 30 年 8 月 23 日 27 日及び 28 日に南丹および山城地域の露地栽培ネギで行った見取 り調査の結果 シロイチモジヨトウによる被害ほ場率は 61.9% で 地域により差はある ものの 多くのほ場で被害が認められた (+)( 表 1-1 表 1-2) また 被害ほ場率は多発年である平成 19 年 9 月 (50.0%) 及び平成 28 年 9 月 (40.0%) よりも高い (+)( 表 1-1) 表 1-1 ネギのシロイチモジヨトウ被害の経年比較 平成 30 年 8 月下旬 過去 11 年の調査結果 (9 月中旬巡回調査 ) 調査結果 29 年 28 年 27 年 26 年 25 年 24 年 23 年 22 年 21 年 20 年 19 年 被害株率 被害ほ場率 表 1-2 京都府南部におけるネギのシロイチモジヨトウ被害の状況 ( 平成 30 年 8 月 42ほ場 25 株調査 ) 被害被害被害調査場所調査場所調査場所株率株率株率 (8 月 23 日調査 ) (8 月 27 日調査 ) (8 月 27 日調査 ) 京都市伏見区 久御山町 八幡市 調査場所 (8 月 28 日調査 ) 淀 1 32 宮前町 1 0 曽我部町 8 横大路 0 淀 2 0 宮前町 2 0 河原林町 1 32 下鳥羽 1 0 淀 3 20 宮前町 3 0 河原林町 2 40 下鳥羽 2 0 向島 宮前町 4 4 亀岡市 河原林町 3 8 竹田 1 0 向島 2 60 宮前町 5 0 河原林町 4 8 竹田 2 8 京都市坊ノ池 宮前町 6 0 河原林町 5 8 竹田 3 0 亀岡市伏見区坊ノ池 2 32 東本梅町 1 40 南丹市八木町 16 竹田 4 0 坊ノ池 3 56 東本梅町 2 16 竹田 5 0 坊ノ池 4 60 東本梅町 3 36 竹田 6 0 内里 96 東本梅町 4 36 竹田 7 0 岩田 1 68 東本梅町 5 12 竹田 8 0 岩田 2 80 東本梅町 6 8 平均 (8/23 調査 ) 58.7 平均 (8/27 調査 ) 14.3 平均 (8/28 調査 ) 0.7 被害株率

2 殺虫数(頭(2) 京田辺市におけるフェロモントラップへの誘殺虫数 (7 月第 6 半旬 ~8 月第 5 半旬の合計値 ) は81.0 頭で 平年の22.4 頭を上回っている (+)( 図 1) また 本年度からフェロモントラップを設置した亀岡市および京丹後市でも 8 月第 4 半旬から誘殺数が急増しており 上記期間の誘殺虫数は亀岡市で 頭 京丹後市で 頭と多い ( 図 2および図 3) 25.0 誘殺虫 平成 30 年平年平成 29 年 数(10.0 頭)月. 半旬 図 1 フェロモントラップへのシロイチモジヨトウの誘殺虫数 ( 京田辺市 ) 平成 30 年 50 誘40 30 )月 半旬 図 2 フェロモントラップへのシロイチモジヨトウ誘殺虫数 ( 亀岡市 )

3 殺虫数(頭 平成 30 年 110 誘 ) 月 半旬 図 3 フェロモントラップへのシロイチモジヨトウ誘殺虫数 ( 京丹後市 ) (3) 向こう 1 か月の気温は平年比高く (+) 降水量は日本海側で多く太平洋側で平年並 または多いと予想されている 写真 1 シロイチモジヨトウの幼虫写真 2 シロイチモジヨトウによるネギ被害株 7 防除上の留意事項 (1) 中老齢幼虫の薬剤感受性は低下し ネギでは葉の内部に潜り込むと薬剤による防除効果が低下するので ほ場をこまめに見回り 若齢期に防除を行う (2) 性フェロモン剤による交信攪乱や黄色蛍光灯を組み合わせた防除を考慮する (3) 被害葉及び収穫残さは本種の発生源となるので 残さは一箇所にまとめて積み上げ 表面をビニル等で被覆する等 適切に処分する (4) 本種は寄主範囲が広く ネギ以外に豆類 野菜類 花き類を加害するので注意する (5) ネギでの薬剤散布は表 2を参考に 使用薬剤は異なる系統のものを用い 同一系統の薬剤の連用は避ける

4 なお 病害虫防除所で平成 29 年に実施した薬剤殺虫効果試験の結果は 表 3および表 4のとおり ( 平成 29 年 9 月 21 日付け 病害虫発生予察注意報第 4 号 を参照のこと ) (6) 農薬を使用する際には 使用基準を遵守して適正に使用する 最新の農薬情報は農林水産省ホームページの 農薬コーナー の 農薬情報 で確認すること (

5 表 2 ネギ でシロイチモジヨトウに登録のある主な農薬 ( 平成 30 年 8 月 29 日現在 ) IRACコード * 農薬名希釈倍数 使用量使用時期使用回数使用方法総使用回数備考 1A 3A 4A 5 ランネート 45DF 収穫 7 日前まで 散布 ラービン水和剤 75 収穫 21 日前まで 2 回以内散布 2 回以内 アグロスリン乳剤 収穫 7 日前まで 5 回以内散布 5 回以内 アディオン乳剤 2,000 倍収穫 7 日前まで 3 回以内散布 3 回以内 トレボン乳剤 トレボン EW スタークル顆粒水溶剤 ( アルバリン顆粒水溶剤 ) (28) アベイル粒剤 (28) キックオフ顆粒水和剤 50 倍 0.5L 潅注 / 40g/ 100 倍 0.5L 潅注 / 定植前日 ~ 定植時 1 回潅注 育苗期後半 ~ 定植当日 1 回 定植前日 ~ 定植時 1 回潅注 株元散布 スピノエース顆粒水和剤 5,000 倍収穫 3 日前まで 3 回以内散布 3 回以内 ディアナ SC 2,500~5,000 倍収穫前日まで 2 回以内散布 2 回以内 ( 但し は種時の土壌混和 育苗トレイへの灌注及び定植時の株元散布は合計 1 回以内 生育期の株元灌注は1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 2 回以内 ) アセタミフ リト ( モスヒ ラン :IRACコート 4A) 3 回以内 ( 但し は種時の土壌混和は1 回以内 植付時の土壌混和及び定植当日までの株元散布は合計 1 回以内 ) シアントラニリフ ロール ( ヘ ネヒ アOD:IRACコート 28) ( 但し 定植時までの処理は1 回以内 定植後の処理は3 回以内 ) クロラントラニリフ ロール ( フ レハ ソン :IRACコート 2 8) ( 但し 灌注は1 回以内 散布は3 回以内 ) シ ノテフラン ( スタークル :IRACコート 4A) ( 但し は種時の土壌混和 育苗トレイへの灌注及び定植時の株元散布は合計 1 回以内 生育期の株元灌注は1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 2 回以内 ) アファーム乳剤 1,000~2,000 倍 収穫 7 日前まで 3 回以内 散布 3 回以内 (15) アファームエクセラ顆粒水和剤 1,000~1,500 倍 収穫 7 日前まで 3 回以内 散布 エマメクチン安息香酸塩 ( アファーム :IRACコート 6) 3 回以内ルフェヌロン ( マッチ :IRACコート 15) 3 回以内 6 アニキ乳剤 1,000~2,000 倍 収穫 3 日前まで 3 回以内 散布 3 回以内 エマメクチン安息香酸塩 ( アファーム :IRACコート 6) 3 回以内 (28) ボリアムガンダム顆粒水和剤 2,000 倍 収穫 7 日前まで 3 回以内 散布 クロラントラニリフ ロール ( フ レハ ソン :IRACコート 2 8) ( 但し 灌注は1 回以内 散布は3 回以内 ) エコマスター BT 発生初期 11A ゼンターリ顆粒水和剤 発生初期 デルフィン顆粒水和剤 発生初期 フローバックDF 発生初期 13 コテツフロアブル 2,000 倍 収穫 7 日前まで 2 回以内 散布 2 回以内 A 22A アタブロン乳剤 2,000 倍収穫 21 日前まで 3 回以内散布 3 回以内 カスケード乳剤 4,000 倍収穫 14 日前まで 3 回以内散布 3 回以内 マッチ乳剤 2,000 倍収穫 7 日前まで 3 回以内散布 3 回以内 ノーモルト乳剤 2,000 倍収穫 7 日前まで 2 回以内散布 2 回以内 マトリックフロアブル 1,000~2,000 倍収穫 7 日前まで 3 回以内散布 3 回以内 ファルコンフロアブル 4,000 倍収穫前日まで 2 回以内散布 2 回以内 ロムダンフロアブル 2,000 倍収穫 7 日前まで 3 回以内散布 3 回以内 ハチハチ乳剤 収穫 7 日前まで 2 回以内散布 2 回以内 (22B) アクセルキングフロアブル 収穫 7 日前まで 2 回以内散布 トルネードフロアブル トルネードエース DF 22B アクセルフロアブル 収穫前日まで 2 回以内散布 2 回以内 28 UN ** 交信かく乱剤 *** プレバソンフロアブル 5 2,000 倍収穫 3 日前まで 3 回以内散布 ベネビア OD 2,000 倍収穫前日まで 3 回以内散布 ベリマーク SC 400 倍 0.5L 潅注 / 2,000 倍 株元潅注 (0.5L/ m2 ) 育苗期後半 ~ 定植当日 1 回 潅注 収穫 7 日前まで 1 回株元潅注 フェニックス顆粒水和剤 2,000~4,000 倍収穫 7 日前まで 3 回以内散布 3 回以内 トルフェンヒ ラト ( ハチハチ :IRAC コート 21 A) 2 回メタフルミソ ン ( アクセル :IRAC コート 22B) 2 回 ( 但し 灌注は1 回以内 散布は3 回以内 ) ( 但し 定植時までの処理は1 回以内 定植後の処理は3 回以内 ) プレオフロアブル 収穫 3 日前まで 散布 100 本 /10a 対象作物の栽培全期作物の生育に支障のない高さに支持棒等を立て支持棒コンフューザー V - (41g/100 本製剤 ) 間にディスペンサーを巻き付け固定しほ場に設置する ヨトウコン -S 100~500 本 /10a ( 露地 ) 収穫 21 日前まで 2 回以内散布 収穫 14 日前まで シロイチモシ ヨトウの発生初期 ~ 終期 2 回以内 * 殺虫剤コード 殺虫剤の有効成分を作用点と作用機構から分類した番号や記号のことで 本コードが異なる薬剤を使用することにより 同一系統の薬剤の連用を防ぐことができる ** 作用機構が不明あるいは不明確な薬剤 ***IRAC の分類に該当しないもの - 散布 2 回以内 2 回以内 作物上に支柱等を用いて固定する使用量のめやす 小面積 (1~5ha):150~200 本 大面積 (5ha 以上 ):100~150 本 ( 但し 定植時までの処理は 1 回以内 定植後の処理は 3 回以内 ) 野菜類で登録 ( ハクサイを除く ) 野菜類で登録 野菜類で登録 シロイチモシ ヨトウが加害する農作物

6 IRAC コード 1 日後 2 日後 8 日後 1A ランネート 45DF A アグロスリン乳剤 A スタークル顆粒水溶剤 ディアナ SC アファーム乳剤 コテツフロアブル カスケード乳剤 A ハチハチ乳剤 表 3 シロイチモジヨトウ 3 齢幼虫に各種殺虫剤を浸漬処理したネギ葉を与えた時の補正死虫率 薬剤名 希釈倍数 補正死虫率 ベネビア OD フェニックス顆粒水和剤 UN プレオフロアブル 無処理 ( 水道水 ) 供試虫 :2017 年 7 月 14 日に京都市伏見区淀のネギから採集し 人工飼料で累代飼育した 2 世代目の 3 齢幼虫処理日 :2017 年 9 月 6 日調査日 :2017 年 9 月 7 日 8 日および 14 日試験法 : ネギ葉片浸漬法 IRAC コード 1 日後 2 日後 8 日後 1A ランネート 45DF A アグロスリン乳剤 A スタークル顆粒水溶剤 ディアナ SC アファーム乳剤 コテツフロアブル カスケード乳剤 A ハチハチ乳剤 表 4 シロイチモジヨトウ 3 齢幼虫を各種殺虫剤に浸漬処理した時の補正死虫率 薬剤名 希釈倍数 補正死虫率 ベネビア OD フェニックス顆粒水和剤 UN プレオフロアブル 無処理 ( 水道水 ) 供試虫 :2017 年 7 月 14 日に京都市伏見区淀のネギから採集し 人工飼料で累代飼育した 2 世代目の 3 齢幼虫処理日 :2017 年 9 月 8 日調査日 :2017 年 9 月 9 日 10 日および 16 日試験法 : 虫体浸漬法

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(2) 新系統の発生状況平成 28 年 4~10 月にかけて府内 19 地点のネギ キャベツ及びタマネギほ場から採集したネギアザミウマの次世代を一頭飼育法 ( 十川ら, 2013) により調べた結果 南丹市以南の16 地点で新系統 ( 産雄性生殖系統 ) を確認した 山城地域では 産雄性生殖系統が優 (従来の系統(新系統防除所ニュース発行平成 29 年 3 月 27 日 平成 29 年第 4 号京都府病害虫防除所 ネギアザミウマ系統調査及び殺虫剤感受性検定の結果について 京都府内のネギ栽培地域では ネギアザミウマの多発生が続いています 本種はネギの葉を直接加害するだけでなく ネギえそ条斑病を媒介することによりネギの商品価値を低下させます 一方 本種には従来とは異なる新しい系統が存在し 殺虫剤の殺虫効果が異なると言われています

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