WindowsからLinuxへの引越ガイド(ダイジェスト版)

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1 チュートリアル Windows から Linux への引越ガイド ( ダイジェスト版 )

2 はじめに本書は Windows から Linux への引越ガイド ( ダイジェスト版 ) です Windows ユーザが Interface Linux System にスムーズに移行して頂ける事を目的に Windows と比較した内容で紹介しています Microsoft Office ブラウザ 電子メールなど 日常的によく使用するアプリケーション等は Linux でも同等のアプリケーションソフトが用意されています 操作や手段は少し違っても Windows で行えることは Linux でも行うことができます 詳しい内容は SOFTWARE USER'S GUIDE Linux 引越ガイド ( 約 190 ページ ) に記載していますので ぜひご覧ください 弊社ホームページ の [ サポート ] [ ダウンロードサービス ] [Linux] [1. Linux 引越ガイド ] から無償でダウンロードが出来ます ( ダウンロードには ID 登録が必要となります )

3 目次 第 1 章 Linux の特徴 4 第 2 章ログイン / シャットダウン ログイン シャットダウン...6 第 3 章デスクトップの操作 プログラムの起動 ファイルの移動 / コピー / 削除 各種設定...9 第 4 章 Linux のアプリケーション オフィス 電子メール ブラウザ その他 ウィルス対策ソフトウェア...11 ご利用にあたっての重要なお知らせ 12

4 第 1 章 Linux の特徴 Linux は Windows や Mac OS と同じくオペレーティングシステム (OS) の一種です ワークステーションなどで使われる柔軟性 安定性に優れた UNIX(OS) をモデルにして 1991 年に Linus Torvalds 氏 ( 当時フィンランドのヘルシンキ大学院生 ) によって開発されました その後 Linux は実用性を求め 機能を拡張していき 多くのユーザを獲得していきました 公開当時からオープンソースとして公開され 現在まで全世界の開発者によって改良が進められています マルチタスク マルチユーザ Linux は Windows が対応する前からマルチタスク マルチユーザをサポートしています マルチタスクはプログラムの処理単位のタスクを同時実行できること マルチユーザは複数のユーザが同時に OS を操作できることです これにより 複数のユーザが同時に様々なアプリケーションを動作することができます 優れたネットワーク機能とセキュリティ Linux はインターネットを通して発展してきたため ネットワーク機能に優れ 非常に安定しています また ネットワークを介して接続することも想定されているためセキュリティーにも優れています 利用者毎のライセンス料が不要 Linux は UNIX 互換でありながら ライセンス料が発生する UNIX のコードを一切使わず 0 から作られています また それらは GPL によってライセンスされているため Linux はソースコードの修正も含めて同じライセンスで入手することができます 市販サーバー用 OS やアプリケーションで必要になるような 利用者数に応じたライセンス料金 が基本的には必要ありません 様々なディストリビューションや派生 OS の存在 Linux と呼ばれる部分は厳密にはカーネルと呼ばれるコアの部分を指します それ以外の様々なソフトウェア群をまとめてディストリビューションと呼びます このディストリビューションは Debian GNU/Linux, Fedora,Ubuntu,CentOS,RedHat 等様々なものがあり ユーザは自由に選択することができます また スマートフォンで利用される Android など Linux を元にした派生 OS も数多く存在します 代表的なディストリビューションと派生 OS は以下の通りです Debian 系 Interface Linux System Ubuntu Kona Linux SteamOS etc.. Red Hat 系 CentOS Fedora Vine Linux PCLinuxOS etc..

5 Linux と Windows の特徴の対比 表 1: 対比表 内容 Linux Windows 使いやすさ ( 使いやすい Windows と同じ ) ( 使いやすい ) コスト ( 無料 ) ( ライセンス料 ) セキュリティ ( 標的にされにくい ) ( 標的にされやすい ) ハードウェア ( 低スペックでも OK) ( 低スペックでは遅い )

6 第 2 章ログイン / シャットダウン 2.1 ログイン 電源を ON にすると Linux が起動し下記のログインウィンドウが表示されますので user のログインアカウントをクリックします 次にパスワードを入力すればログインは完了です Interface Linux System の初期値のパスワードは user です 図 1: ログイン 2.2 シャットダウン 画面右上のユーザ名 (user) をクリックすると ユーザ名の下にメニューが表示されますのでシャットダウンを選んでください 下記のウィンドウが表示されますのでシャットダウンを選んでください 図 2: シャットダウン

7 第 3 章デスクトップの操作 Linux は Windows と同じように GUI 環境が用意されており マウス操作で簡単に使えます 主な操作を以下に説明します 表 2: デスクトップメニュー デスクトップメニュー アクション Linux Windows - パネル 1 タスクバー アプリケーションを起動したい時 [ アプリケーション ] 2 ファイルブラウザを開きたい時 [ 場所 ] 3 [ スタート ] ドライブを開きたい時 [ コンピューター ] 4 画面の切替をしたい時ワークスペース 5 - ファイルを削除したい時 [ ゴミ箱 ] 6 [ ゴミ箱 ] Linux のデスクトップは以下の様に表示されます 図 3: デスクトップ

8 3.1 プログラムの起動 プログラムの起動は パネル左の [ アプリケーション ] から選んで起動します 3.2 ファイルの移動 / コピー / 削除 ファイルの操作は パネル左の [ 場所 ] から目的のフォルダを選びます 以下はホームを選んだ例です 図 4: ホーム Linux も Windows と同様にファイルやフォルダをドラッグ & ドロップ操作で簡単に移動させることが出来ます ファイルの移動移動したいファイルをドラッグし移動先にドロップします ファイルのコピーコピーしたいファイルを右クリックして [ 指定先にコピー (Y)] を選び コピーしたいディレクトリを指定します ファイルの削除削除したいファイルを右クリックし [ ゴミ箱へ移動する (V)] を選びます

9 3.3 各種設定 操作環境等の各種設定は パネル左上の [ アプリケーション ] [ システムツール ] [ 設定 ] [ システム設定 ] を選びます またはパネル右上の user をクリックし [ システム設定 ] からも表示できます 以下の画面から各種設定が行えます Windows のコントロールパネルに相当します 図 5: システム設定

10 第 4 章 Linux のアプリケーション Linux には Windows と同様に様々なアプリケーションソフトウェアが用意されています 4.1 オフィス Microsoft のオフィスと同様な統合ソフトウェアが Linux でも用意されています 表 3: オフィス オフィス 用途 Linux Windows ワープロ Writer( ライター ) Word 表計算 Calc( カルク ) Excel データベース Base( ベース ) Access プレゼンテーション Impress( インプレス ) PowerPoint 具体的な使い方は SOFTWARE USER'S GUIDE Linux 引越ガイド に記載していますので ぜひご覧下さい 4.2 電子メール 電子メールは Outlook Express と同様の機能を持ったソフトウェアが用意されています 表 4: 電子メール電子メール Linux Icedove( アイスダブ ) Windows Outlook Express 4.3 ブラウザ ブラウザは Internet Explorer と同様の機能を持ったソフトウェアが用意されています 表 5: ブラウザブラウザ Linux Firefox( ファイヤーフォックス ) Windows Internet Explorer

11 4.4 その他 その他よく使われるソフトウェアは以下の通りです 表 6: その他 その他 用途 Linux Windows PDF リーダ Documents( ドキュメンツ ) Adobe Reader メモ帳 gedit( ジーエディット ) メモ帳 画像編集 GIMP( ギンプ ) ペイント 電卓 電卓 電卓 動画再生 Interface Linux System 6 の場合 Totem( トーテム ) 動画プレイヤー Interface Linux System 7 の場合 GNOME Mplayer Windows Media Player 4.5 ウィルス対策ソフトウェア Linux 用のウィルス対策ソフトウェアの一例 表 7: ウィルス対策ソフトウェア 名称 関連 Web ClamAV Comodo Antivirus AVG Avira

12 ご利用にあたっての重要なお知らせ 保証の内容と制限弊社は本ドキュメントに含まれる操作手順並びにソースプログラムの実行が中断しないこと またはその実行に誤りが無いことを保証していません 本製品の品質や使用に起因する 性能に起因するいかなるリスクも使用者が負うものとします 弊社はドキュメント内の情報の正確さに万全を期しています 万一 誤記または誤植などがあった場合 弊社は予告無く改訂する場合があります ドキュメントまたはドキュメント内の情報に起因するいかなる損害に対しても弊社は責任を負いません ドキュメント内の図や表は説明のためであり ユーザ個別の応用事例により変化する場合があります 著作権 知的所有権弊社は本製品に含まれるおよび本製品に対する権利や知的所有権を保持しています 本製品はコンピュータソフトウェア 映像 / 音声 ( 例えば図 文章 写真など ) を含んでいます 医療機器 / 器具への適用における注意弊社の製品は人命に関わるような状況下で使用される機器に用いられる事を目的として設計 製造された物では有りません 弊社の製品は人体の検査などに使用するに適する信頼性を確保する事を意図された部品や検査機器と共に設計された物では有りません 医療機器 治療器具などの本製品の適用により 製品の故障 ユーザ 設計者の過失などにより 損傷 / 損害を引き起こす場合が有ります 複製の禁止弊社の許可なく 本ドキュメントの全て または一部に関わらず 複製 改変などを行うことはできません 責任の制限弊社は 弊社または再販売者の予見の有無にかかわらず発生したいかなる特別損害 偶発的損害 間接的な損害 重大な損害について 責任を負いません 本製品 ( ハードウェア, ソフトウェア ) のシステム組み込み 使用 ならびに本製品から得られる結果に関する一切のリスクについては 本製品の使用者に帰属するものとします 本製品に含まれるバグ あるいは本製品の供給 ( 納期遅延 ) 性能もしくは使用に起因する付帯的損害もしくは間接的損害に対して 弊社に全面的に責がある場合でも 弊社はその製品に対する改良 ( 正常に動作する ) 代品交換までとし 金銭面での賠償の責任は負わないものとしますので 予めご了承ください 本製品 ( ソフトウェアを含む ) は 日本国内仕様です 本製品を日本国外で使用された場合 弊社は一切責任を負いかねます また 弊社は本製品に関し 海外での保守サービスおよび技術サポート等は行っておりません 商標 / 登録商標本書に掲載されている会社名 製品名は それぞれ各社の商標または登録商標です

13 参考文献 著者出版社題名 株式会社インタフェース - Linux 引越ガイド 改訂履歴 Ver. 年月改訂内容 年 2 月新規作成 このマニュアルは 製品の改良その他により将来予告なく改訂します 予めご了承ください 本書をご使用の際は 必ず各製品型式の最新のドキュメント (USER'S MANUAL, Help) を併せて参照してください また 最新のドライバソフトウェアをご使用ください USER'S MANUAL, ドライバソフトウェアは弊社 Web site( からダウンロードできます (Help はドライバソフトウェアに含まれています )