EPA の交渉の進捗状況発効済シンガポール (2002 年 11 月 (07 年 9 月改定 )) メキシコ (2005 年 4 月 (12 年 4 月改定 )) マレーシア (2006 年 7 月 ) チリ (2007 年 9 月 ) タイ (2007 年 11 月 ) インドネシア (200

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あいねたけすえ
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1 EU 経済連携協定

2 EPA の交渉の進捗状況発効済シンガポール (2002 年 11 月 (07 年 9 月改定 )) メキシコ (2005 年 4 月 (12 年 4 月改定 )) マレーシア (2006 年 7 月 ) チリ (2007 年 9 月 ) タイ (2007 年 11 月 ) インドネシア (2008 年 7 月 ) ブルネイ (2008 年 7 月 ) ASEAN( 物品貿易 )(2008 年 12 月 ) フィリピン (2008 年 12 月 ) スイス (2009 年 9 月 ) ベトナム (2009 年 10 月 ) インド (2011 年 8 月 ) ペルー (2012 年 3 月 ) 豪州 (2015 年 1 月 ) モンゴル (2016 年 6 月 ) 署名済 TPP12(2016 年 2 月署名 ) TPP11(2018 年 3 月署名 ) EU(2018 年 7 月署名 ) 交渉中コロンビア日中韓 RCEP トルコ (GCC 韓国カナダは交渉中断中 ) 1

3 EU とは欧州連合 (EU:European Union) とは, 欧州連合条約に基づき, 経済通貨統合, 共通外交安全保障政策, 警察刑事司法協等のより幅広い分野での協を進めている政治経済統合体概要総積 : 429 万 k m2 ( 本の約 11 倍 ) 総 : 5 億 1,181 万 ( 本の約 4 倍 )(2016 年 ) GDP : 16 兆 4,000 億ドル ( 本の 3.3 倍 )(2016 年 ) EU 加盟国 (28 カ国 ) ベルギーブルガリアチェコデンマークドイツエストニアアイルランドギリシャスペインフランスクロアチアイタリアキプロスラトビアリトアニアルクセンブルクハンガリーマルタオランダオーストリアポーランドポルトガルルーマニアスロベニアスロバキアフィンランドスウェーデン英国 2

4 日 EU EPA の署名と発効 2013 年 3 交渉開始決定 2017 年 7 枠合意 2017 年 12 交渉妥結 EU EPA 署名式 (2018 年 7 17 相官邸 ) 2018 年 7 署名発効に向けた国内続 EU の双が国内続の終了した旨を通知したの翌々の初から発効我が国は EU EPA の国会承認を経て早期の発効を指す予定 EU 側の続きとしては欧州議会の同意 ( 承認 ) 及び閣僚理事会による協定締結決定が必要 3

5 日 EU EPA の意義早期発効の必要性本協定はアベノミクスの成戦略の重要な柱 ( 総理施政針演説等 ) 本の実質 GDP を約 1%( 約 5 兆円 ) 押し上げ雇は約 0.5% ( 約 29 万 ) 増加の込み ( 内閣官房 TPP 等政府対策本部による試算 ) 由で公正なルールに基づく 21 世紀の経済秩序のモデル ( 国有企業知的財産規制協等 ) 世界 GDP の約 3 割世界貿易の約 4 割を占める世界最級の由な先進経済圏が誕早期締結は EU が引き続き貿易由化の旗として世界に範をし続けるとの強いメッセージ EU 双の経済界には早期締結への期待あり EU 脳間でも早期発効を指すことを繰り返し確認している協定締結により貿易投資の由化円滑化が促進され EU 関係全般の層の緊密化が期待される 4

6 日 EU 間の貿易精密機器類 3.2% 原料別製品 ( 金属製品等 ) 6.3% 再輸出品 7.0% 化学製品 8.8% 電気機器 17.5% その他 6.9% 輸出総額 ( 日本 EU) 約 8 兆 6,569 億円 (2017 年 ) 輸送用機器 ( 自動車及び自動車部分品等 ) 26.4% 一般機械 ( 原動機等 ) 24.0% アルコール飲料 2.1% バッグ 2.3% たばこ 3.2% 科学光学機器 4.4% 原料別製品 ( 金属製品等 ) 6.2% 食料品及び動物 6.3% 電気機器 9.0% その他 11.0% 輸入総額 (EU 日本 ) 約 8 兆 7,566 億円 (2017 年 ) 一般機械 11.6% 医薬品 16.5% 輸送用機器 15.6% 化学製品 ( 医薬品以外 ) 11.8% EU からの農林水産品の輸入実績 ( 上位 5 品目 ) 品目輸入額 ( 百万円 ) 輸入総額に占める割合製造たばこ 278, % アルコール飲料 184, % 豚イノシシの肉 176, % 木材 101, % 魚介類 ( 生鮮冷凍 ) 52, % 分類酒品目 ( 税率 ) ボトルワイン [ 税率 15% 又は 125 円 /l のうち低い税率 ] スパークリングワイン [ 税率 182 円 /l] 主な財務省所管物資の輸入実績輸入額 ( 百万円 ) 輸入総額に占める割合当該品目の全輸入額に占める EU の割合 72, % 66.1% 57, % 94.6% 手巻きたばこ [3.4%] 179, % 89.8% 精製塩 [ 税率 0.5 円 /kg] % %

7 スイス (1973 年 1 ) シリア (1977 年 1 ) アンドラ (1991 年 7 ) トルコ (1995 年 12 ) フェロー諸島 (1997 年 1 ) パレスチナ (1997 年 7 ) チュニジア (1998 年 3 ) 南アフリカ (2000 年 1 ) モロッコ (2000 年 3 ) イスラエル (2000 年 6 ) メキシコ (2000 年 7 ) マケドニア (2001 年 6 ) サンマリノ (2002 年 4 ) ヨルダン (2002 年 5 ) チリ (2003 年 2 ) レバノン (2003 年 3 ) エジプト (2004 年 6 ) アルジェリア (2005 年 9 ) アルバニア (2006 年 12 ) 出典 :JETRO 世界と本の FTA 覧 2017 年 12 版 EU の発効済 FTA 太平洋諸国 ( フィジーパプアニューギニア (2008 年 1 ) モンテネグロ (2008 年 1 ) ボスニアヘルツェゴビナ (2008 年 7 ) カリブ海諸国 (2008 年 12 ) セルビア (2010 年 2 ) 韓国 (2011 年 7 ) 東南部アフリカ (2012 年 5 ) アンデス共同体 (2013 年 3 ) 中諸国連合 (2013 年 8 ) ウクライナ (2014 年 4 ) 中部アフリカ (2014 年 8 ) モルドバ (2014 年 9 ) ジョージア (2014 年 9 ) 部アフリカ (2016 年 9 ) 南部アフリカ (2016 年 10 ) カナダ (2017 年 9 ) ( ) は発効年 6

8 日 EU EPA の全体像本語と英語を含む EU23 公語が正本協定は, 以下の 23 章と関連する附属書付録から構成される第 1 章総則本協定の目的, 用語の定義等を規定第 2 章物品貿易物品貿易に関し, 関税撤廃削減の他, 内国民待遇等の基本的なルール等を規定第 3 章原産地規則及び原産地手続関税撤廃削減が適用されるための原産品の要件, 証明手続等を規定第 4 章税関に係る事項及び貿易円滑化税関手続の透明性予見可能性の確保, 簡素化等を規定第 5 章貿易上の救済輸入急増の場合等における緊急措置 ( セーフガード ) 等を規定第 6 章衛生植物検疫措置 SPS 措置に係る手続の透明性向上, 技術的協議の開催等を規定第 7 章貿易の技術的障害強制規格等を導入する際の手続の適正化, 透明性の確保等を規定第 8 章サービスの貿易, 投資の自由化及び電子商取引サービス貿易投資に関する内国民待遇等の他, 電子商取引のルール等を規定 ( 注 ) 第 9 章資本移動, 支払及び資金の移転並びに一時的なセーフガード措置資本の移動等に関し, 原則自由な移動を可能にする他, 一時的なセーフガード等を規定第 10 章政府調達 WTO 政府調達協定を基本とし, 本協定において追加する政府調達のルール及び適用範囲 ( 鉄道含む ) 等を規定第 11 章競争政策反競争的行為に対する適切な措置, 協力等を規定第 12 章補助金補助金に関する通報や協議, 一定の類型の補助金の禁止等を規定第 13 章国有企業, 特別な権利又は特権を付与された企業及び指定独占企業国有企業等の物品サービスの購入につき商業的考慮に従うこと等を規定第 14 章知的財産特許権, 商標権, 意匠権, 著作権の保護及び権利行使の他, 農産品及び酒類に係る地理的表示の保護等を規定第 15 章企業統治株主の権利や取締役会の役割等に係る基本的要素等を規定第 16 章貿易及び持続可能な開発貿易と持続可能な開発に関わる環境や労働分野に係る協力等を規定第 17 章透明性協定の対象となる事項に関する法令等の速やかな公表等を規定第 18 章規制に関する良い慣行及び規制に関する協力規制措置に関する公衆との協議, 事後の評価, 意見提出の機会の提供等の他, 動物福祉に関する情報交換等の協力を規定第 19 章農業分野における協力農産品食品の輸出入の促進, 安全で良質な食品の提供等のための協力を規定第 20 章中小企業中小企業に関し, 情報提供等の協力等について規定第 21 章紛争解決協定の解釈等に関する日 EU 間の紛争を解決する際の手続等を規定第 22 章制度に関する規定本協定運用のための合同委員会の設置, その下での特別委員会の設置, 連絡部局の指定等を規定第 23 章最終規定効力発生, 改正等に係る手続, 日本語を含む正文等を規定 ( 注 ) 投資保護規律と投資紛争解決手続については, EU 側と別途協議中 7

9 本 EU 日 EU EPA 物品貿易交渉の結果業製品について 100% の関税撤廃を達成 ( 乗 ( 現税率 10%) は 8 年に撤廃動部品は貿易額で 9 割以上が即時撤廃 ) 茶産物等の輸出重点品を含め農産品のほぼ全ての品で関税撤廃 ( ほとんどが即時撤廃 ) 酒類の輸規制 ( 本ワインの輸規制単式蒸留焼酎の容器容量規制 ) を撤廃し EU 市場を新規開拓 EU 本コメは, 関税撤廃削減等の対象から除外乳製品の国家貿易制度, 糖価調整制度, 豚の差額関税制度は維持関税割当てやセーフガード等の有効な措置を確保ソフト系チーズは関税割当てとし, 枠数量は国産の産拡と両可能な範囲に留めたは 15 年の関税削減期間とセーフガードを確保履物 ( 現最税率 30%):11 年は 16 年に撤廃 8

10 日 EU EPA 物品貿易交渉の結果 ( 酒たばこ塩平成 29 ) 年 7 月 6 日財務省関税撤廃 ( 本からの輸出 ) 酒類たばこ塩 : 全品を即時撤廃 ( 本への輸 ) < 酒類 > ワイン ( ボトルワインスパークリングワイン等 ): 即時撤廃清酒焼酎等 :11 年に撤廃 < たばこ > 紙巻たばこ : 協定税率として無税 ( 現在暫定税率で無税 ) 紙巻たばこ以外 : 段階的に撤廃 < 塩 > 精製塩 :11 年に撤廃地理的表 (GI) GI 本酒などの酒類 GIの相互保護により本産酒類のブランド価値を向上させ輸出促進 ( 注 ) 国レベルの GI として本酒を指定 ( 平成 27 年 12 ) ( 参考 ) 本の酒類 GI 焼酎 : 壱岐 ( 崎県壱岐市 ) 球磨 ( 熊本県球磨郡及び吉市 ) 薩摩 ( 児島県 ( 奄美市及び島郡を除く )) 琉球 ( 沖縄県 ) 清酒 : 本酒 ( 本国 ) ( 川県市 ) 形 ( 形県 ) ワイン : 梨 ( 梨県 ) 関税措置本産酒類の関税措置 ( 本ワインの輸規制単式蒸留焼酎の容器容量規制) を撤廃し EU 市場を新規開拓 1 本ワインの輸規制( 醸造法輸出証明 ) の撤廃これまで EU 域外からEU 域内への輸出は EUワイン醸造規則に適合したものしか認められず適合している旨の公的機関による証明書を義務付け新たに EUは本ワインの醸造法を容認 ( 補糖補酸ぶどう品種の承認等 ) 協定発効後は本ワインの由な流通販売が可能また業者の証明の導によりコスト負担が軽減 ( 参考 ) 本ワインとは国産ぶどうのみを原料とし本国内で製造した果実酒国際的な認知の向上等のためワインの表ルールとして新たに果実酒等の製法品質表基準を制定 ( 平成 27 年 10 ) 2 単式蒸留焼酎の容器容量規制の緩和これまで 700mlや1,750ml等の決められた容量以外の容器は流通不可協定発効後は焼酎の四合瓶や升瓶での輸出が可能 9

11 EU 関税や日本ワインの輸入規制撤廃日本 GIの保護により日本ワインの競争力を高め新たな市場を確保現状交渉結果関税 EU 側アルコール度により異なるボトルワイン :0.154ユーロ/L ( 約 20 円 ) 14 度の場合を例示スパークリングワイン :0.32ユーロ/L ( 約 41 円 ) EU 側ワインの関税を即時撤廃日本側ボトルワイン :67 円 ~125 円 /L スパークリングワイン :182 円 /L 日本側ワインの関税を即時撤廃非関税措置 EUは補糖量など独自の基準を定めているため国際的なルール EU 仕様で製造しなくても多くの国内向け日本ワインをそのままを踏まえて定義した日本ワインであっても輸出ができない自己証明を付して輸出できるようになる EUワイン醸造規則に従って製造されたもののみが流通可能気候風土の相違等によりほとんどの日本ワインはEUワイン醸造規則を満たすことが困難 < 主なEUワイン醸造基準 > EUは日本ワイン ( 国産ぶどうのみを原料とし日本国内で製造された果実酒 ) の醸造方法を容認 EUワイン醸造規則によらず日本ワインであれば輸出可能補糖量 (2.5%~5% 以下に制限 ) 補酸量(2.5g/L 以下に制限 ) 日本ワインは国税庁が酒税の保全及び酒類業組合等に関すブドウ品種 ( ウィニフェラ種及びそのハイフリット種に限定 ) る法律に基づく果実酒等の製法品質表示基準 ( 平成 27 年 10 月国税ウィニフェラ種とはシャルドネメルロー等庁告示第 18 号 ) により定義 EU ワイン醸造規則に従っている旨の証明書の添付の義務証明書取得の金銭的時間的な負担輸出するロットごとに証明書の添付義務 EU 登録機関 ( 独立行政法人酒類総合研究所 ) が業者から醸造に関する書類や分析用ワインを受け取り証明書を発行証明書発行手数料 :1 ロットにつき 27,100 円地理的表示 (GI:Geographical Indication) 日本が指定したGIはEUでは保護されないワインでは山梨を指定済みワイン添加物日 EU EPA 物品貿易交渉の結果 ( ワイン ) EU へのワイン輸出量 ( 平成 28 年 ):10KL 15 百万円日本でワインに使用できる添加物が EU では承認されていない業者の自己証明を導入金銭的時間的な負担を大幅に軽減日本ワインの名声保護や証明書の偽造防止等の観点から酒類総研が自己証明が適切に行われていることを確認する予定酒類 GIの相互保護により GI 山梨のEU 域内での保護を確保模造品等の流通が防止されブランド価値向上が期待できる日本側もEUのGI( シャンパンボルドー等 139 名称 ) を保護 ( 日本の業者にとっての激変緩和措置として 5 年間 GIの先使用を認める ) 主要なワイン添加物について日 EUそれぞれが申請手続きを開始国内ワイン業者にとっても EUで承認されたワイン添加物が使用できるようになると期待 ( 日本側 25 品 EU 側 28 品日本側は国税庁がEU 企業に代わり厚労省に承認申請 ) 10

12 日 EU EPA 物品貿易交渉の結果 ( 焼酎清酒 ) EU 関税や容器容量規制の撤廃日本 GI の保護を通じ清酒焼酎の競争力を高め新たな市場を確保現状清酒焼酎の輸出は米国東アジア等に比べて EU 向けは少ない清酒の輸出量 ( 平成 28 年 ):19,737KL 15,581 百万円 ( 内 EU 向け :1,605KL 1,085 百万円 ) 焼酎の輸出量 ( 平成 28 年 ):3,834KL 1,954 百万円 ( 内 EU 向け :28KL 26 百万円 ) 交渉結果清酒の関税や焼酎の容器容量規制の即時撤廃及び GI 日本酒等の保護により EU 向け輸出の拡大を期待関税 EU 側日本側清酒 : ユーロ /L( 約 10 円 ) ( 焼酎は無税 ) 清酒 : 70.4 円 /L 焼酎 : 16%( 従価税 ) EU 側日本側清酒の関税を即時撤廃清酒焼酎の関税を 11 年目に撤廃 ( 段階的撤廃 ) 地理的表示 (GI:Geographical Indication) 日本が指定した GI は EU では保護されない日本以外の他国で製造された清酒 (sake) であっても日本酒と称して販売することができる清酒では国レベルの GI として日本酒 ( 日本の米を原料とし日本国内で製造された清酒 ) を指定済みまた地域レベルの GI として山形白山を指定済み焼酎では壱岐球磨薩摩琉球を指定済み酒類 GIの相互保護により清酒焼酎のEU 域内での保護を確保 GI 日本酒が保護されることにより日本酒と他国で製造された清酒がEU 域内で差別化されるなど将来に渡り日本酒のブランド価値保護が実現される日本側もEUのGI( シャンパンボルドー等 139 名称 ) を保護 ( 日本の業者にとっての激変緩和措置として 5 年間 GIの先使用を認める ) 非関税措置蒸留酒の容器容量規制 EU への輸出専用としてビンの調達や瓶詰設備等の追加的な投資負担 700ml や 1,750ml 等の決められた容量以外では流通販売ができない日本で流通する焼酎は主に四合瓶 (720ml) や一升瓶 (1,800ml) 単式蒸留焼酎の容器容量規制の緩和単式蒸留焼酎について日本で流通する四合瓶や一升瓶の輸出が可能 11

13 加工修繕のため輸出された貨物の免税 ( 第 2.9 条関連 ) EU に加修繕のために時輸出された後定期間内に本に再輸される場合には関税を課さないただし次の場合は対象外 1 産品の本質的な性質を失わせ新たな異なる産品を作ること 2 未完成品を完成品にすること 3 産品の機能を変更すること EU(+TPP) その他の国地域免税一定期間内に再輸入 1 年以内に再輸入加工修繕のため輸出日本で加工が可能かを問わない免税課税 ( 価値増加分 ) 加工修繕のため輸出日本で加工が困難 12

14 EU の税関当局が既に取り組んでいる貿易円滑化の各種措置を規定化し他の EPA 交渉の模範となるもの特に税関続の透明性予可能性を確保し簡素化を図ると共にリスク管理税関当局間の協等について具体的に規定主な規定税関手続貿易円滑化透明性 (3 条 ) 輸出通過続 (4 条 ) 物品の引取り (5 条 ) 簡素化 (6 条 ) 関連法令続きの公表事業者からの照会窓の設置事業者との定期協議 WCO 等の国際標準の遵守先端技術の活迅速な引取許可到着前申告関税決定前の貨物引取り定の基準を満たす事業者への追加的な簡素化措置事前教 (7 条 ) 異議申て (8 条 ) リスク管理 (9 条 ) 事後調査 (10 条 ) 分類原産地に係る事前教その他締約国間で合意した事項 ( 関税評価等 ) 当局の決定に対する審査利の権利を保障効果的無差別容易な法での審査適切な選定基準に基づくリスク管理 * * 密輸等のおそれがある者や貨物を選定し重点的に審査検査事後調査制度の採維持リスク管理 * に基づく事後調査通過積替え (11 条 ) 税関間協 (12 条 ) 時輸 (13 条 ) 委員会の設置 (14 条 ) EU 間の通過積替え貨物の円滑化データ調和化やリスク管理 * 等の情報交換 WCO,WTO 等での協 ATA カルネによる時輸の許可 ( 注 ) 出品者興業者等が持込みまたは持出す物品 ( 展覧会博覧会 ) の簡易通関税関事項及び原産地規則にかかる委員会の設置 13

15 EU との税関協力本税関と EU の税関総局 (DG Taxud) は EU 税関相互援協定に基づき JCCC( 税関協委員会 ) を定期的に開催委員会では AEO 相互承認やリスク管理を含む幅広い問題について意交換 EU EPA 発効後も税関協委員会 (JCCC:Joint Customs Cooperation Committee) を通じた協は継続第 8 回日 EU 税関協力委員会 (2017 年 1 月東京 ) 14

16 知的財産 ( 国境措置 ) EU の税関当局が知的財産権を侵害する物品の輸出を国境で効果的に取り締まるための各種規定を整備した他税関間の協について規定税関による国境措置 EU EPA の主な合意内容権利者の差申て差申ての電的な管理申ての合理的な期間内での審査申ての効果は複数の輸送に及ぶ疑義物品の発差めリスク管理に基づく審査職権 ( 差申てがない場合 ) による差め侵害の認定廃棄合理的な期間内での侵害認定侵害認定された貨物に対する廃棄命令侵害認定された貨物に対する滅却命令権利者による廃棄のコストの実費負担権利者による滅却のコスト負担の制限貿易事業者との協議知財の国境措置に係る税関間の協委員会における対話 15

17 日 EU EPA の効果 ( その他 ) 衛植物検疫 (SPS) 措置の透明性を確保し要請に応じた情報提供を速やかにうことを義務付け強制規格の要件を EU 域内で統性貫性をもって適 ( これまでは EU 域内でも国により運が異なる場合あり ) サービス投資について内国待遇最恵国待遇等を定め留保する分野を列挙する式 ( ネガティブリスト式 ) を採し透明性を確保融規制の事前情報共有協議メカニズムを設置政府調達について WTO で定められた政府調達に係るルールの適範囲を拡 ( 本 : 政令指定都市が設する地独政法 EU: 国レベルの 13 の機関を追加地治体の学など ) 鉄道について段階的に開放 16

18 EU 拡大時の取扱い EU は EU に第三国が加盟しようとする場合本に対し情報提供本側も EU に懸念を表明可能必要があれば協定の改正調整措置は経過措置を設ける新規加盟国に対して EU の構成国として EU EPA の関税率を適当該新規加盟国にのみ異なる税率を適しない ( 例えば A 国が EU EPA 発効後から 3 年に EU に加盟した場合 A 国には 3 年の税率が適され 1 年の税率とはならない ) 17

1. 世界における日経済人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7%

1. 世界における日経済人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7% 日経済情勢 217 年 7 月外務省 1 1. 世界における日経済人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7% 21.8% 41.1% 中国 11.3% 32.8% 米国

EPA の交渉の進捗状況 発効済 シンガポール (2002 年 11 月 (07 年 9 月改定 )) メキシコ (2005 年 4 月 (12 年 4 月改定 )) マレーシア (2006 年 7 月 ) チリ (2007 年 9 月 ) タイ (2007 年 11 月 ) インドネシア (200

EPA の交渉の進捗状況発効済シンガポール (2002 年 11 月 (07 年 9 月改定 )) メキシコ (2005 年 4 月 (12 年 4 月改定 )) マレーシア (2006 年 7 月 ) チリ (2007 年 9 月 ) タイ (2007 年 11 月 ) インドネシア (200