「いじめ総合対策」の改訂の方向性について 中間答申

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1 いじめ総合対策 の改訂の方向性について 中間答申 平成 27 年 12 月 10 日 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会

2 目 はじめに 第一これまでの取組の成果と課題 いじめの認知件数と認知されたいじめの実態 (1) いじめの認知件数 (2) いじめの解消率 (3) いじめの認知件数の学年別 男女別内訳 (4) いじめ発見のきっかけ (5) いじめられた児童 生徒の相談状況 (6) いじめの態様 (7) いじめる児童 生徒への対応 (8) いじめられた児童 生徒への対応 学校の取組の推進状況 (1) 学校いじめ防止基本方針 の策定及び 学校いじめ対策委員会 の設置状況 (2) 学校におけるいじめの問題に対する日常の取組 (3) 学校いじめ対策委員会 の取組状況 (4) 各学校における取組 教職員一人一人の取組と意識の現状 (1) 全教職員対象のチェックリストの実施 (2) チェックリストの結果についての考察 第二取組の改善の方向性 1 学校いじめ対策委員会 の機能強化 (1) 学校いじめ対策委員会 の機能強化の視点と具体例 (2) 学校いじめ対策委員会 運営上の留意点 生活指導研修資料学校いじめ対策委員会の効果的な活用 相談しやすい学校づくり (1) 平成 年度の研究で明らかとなった実態 (2) いじめについて 児童 生徒が相談しやすい学校づくりに向けた取組の現状 33 (3) 児童 生徒の犯罪被害防止のための 相談しやすい環境づくり (4) 協議の内容 (5) 児童 生徒対象のアンケート実施の在り方 インターネットを通じて行われるいじめへの対応 (1) インターネットを通じて行われるいじめ防止等の取組の例 (2) 協議の内容 第三最終答申 いじめ総合対策 の改訂に向けて 1 いじめ総合対策 改訂の方向性 今後の審議内容 資料 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会委員名簿 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会規則 ( 平成 26 年東京都教育委員会規則第 18 号 ) 51 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会への諮問文 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会審議経過 次

3 はじめに 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会は 平成 26 年 7 月に公布された 東京都いじめ防止対策推進条例 ( 以下 条例 という ) 第 11 条に基づき 東京都教育委員会の附属機関として設置された組織である 本委員会規則に定められた所掌事項は 都教育委員会の諮問に応じ 東京都や区市町村の教育委員会 そして都内公立学校のいじめ防止等のための対策の推進について 調査審議し 答申することなどとなっている これを踏まえ 本委員会は 平成 26 年 10 月 31 日に都教育委員会から 東京都教育委員会いじめ総合対策 ( 以下 総合対策 という ) の見直しに向けて 同対策に示された取組の進捗状況の検証 評価を踏まえ いじめ防止等の対策を一層推進するための方策について検討するよう諮問を受けた 総合対策 は 条例成立後の平成 26 年 7 月に 都内公立学校を対象に策定されたものであり いじめの 未然防止 早期発見 早期対応 重大事態への対処 の四つの段階ごとに学校における具体的な取組を示した内容となっている 現在 各学校においては この 総合対策 を踏まえて いじめ防止等の対策を実施しているところである 一方で 本年 7 月に岩手県矢巾町で発生したいじめの疑いによる中学生の自殺報道を受けて 都教育委員会が教員一人一人の取組状況を確認したところ いじめ防止対策推進法に基づき全校で策定されている 学校いじめ防止基本方針 ( 以下 基本方針 という ) の内容の周知が不徹底であったり 全校に設置されている 学校いじめ対策委員会 ( 以下 対策委員会 という ) が十分に機能していなかったりしている状況が明らかとなった また 諸調査の結果からは 児童 生徒がいじめ等の問題に直面しても教職員にはなかなか相談できていない実態や 学校においてインターネットを通じて行われるいじめに対する指導が徹底されていないなどの課題が見られた 本委員会は これらの課題を解決するための方策を中心に 昨年 10 月以来 6 回の会議を開催し 審議を行ってきた 本委員会に対する都教育委員会からの諮問文には 今後 都内全公立学校で 条例の基本理念に基づき より実効性のあるいじめ防止等の対策が推進されるよう 取組について不断に検証 評価するとともに その改善を図っていく必要がある との認識が示されている そのため 学校の取組の見直しについては 答申に先立って提言していくことも必要であると捉え 児童 生徒を対象とした定期的なアンケートの実施の在り方など 委員同士の協議を通して合意に至った内容の一部については 既に学校で改善が図られている 本中間答申は 平成 28 年 7 月末の最終答申 いじめ総合対策改訂案 ( 仮称 ) に向け 現時点までの審議経過を取りまとめたものである 最終答申に向けて今後の審議を充実させるためにも この中間答申に対して 多くの示唆をいただければ幸いである 平成 27 年 12 月 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会

4 第一これまでの取組の成果と課題 1 いじめの認知件数と認知されたいじめの実態 (1) いじめの認知件数 1 平成 26 年度のいじめの認知件数等文部科学省が毎年度実施している 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 以下 問題行動等調査 という ) によると 平成 26 年度における東京都公立学校のいじめの認知件数は 8,397 件であり 前年度から 全ての校種で減少している 図表 1 図表 1 平成 26 年度東京都公立学校におけるいじめの認知件数等 ( ) の数値は 平成 25 年度の結果を示す ( 項目学校数認知学校数認知学校率 (%) 認知件数 解消件数 (3 月 31 日時点 ) 解消率 (%) 小学校 1, (875) 68.5(67.4) 4,993(5,581) 4,400(4,926) 88.1(88.3) 中学校 (497) 76.8(78.9) 3,255(3,854) 2,868(3,378) 88.1(87.6) 高等学校 (46) 22.2(19.2) 127 (181) 120(158) 94.5(87.3) 特別支援学校 61 8 (14) 13.1(23.0) 22 (42) 22(36) 100.0(85.7) 認知件数合計 8,397(9,658) 7,410(8,498) 88.2(88.0) 平成 26 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 ) 2 過去 3 年間のいじめの認知数の推移同調査による過去 3 年間の認知件数の推移は 右のとおりとなっている 滋賀県大津市や東京都品川区において 中学生がいじめを苦にして自殺したことが大きく報道された平成 24 年度から2 年連続して 全体のいじめ認知件数は減少している 図表 2 成果 課題この結果が いじめ防止対策推進法 や条例の施行などにより 学校の取組が徹底された成果として いじめが実際に減少したことによるものか 大きな事案の発生から時間が経過し いじめを積極的に認知しようとする学校の姿勢が弱くなったことによるものかは この調査のみから検証することは困難である そのため 都教育委員会は この認知件数の減少について多角的に検証するため 児童 生徒を対象にして定期的に実施しているアンケートへの記載状況を確認し 児童 生徒が直接訴えたいじめの件数が 2 年間でどのように変化しているかを確認し いじめの認知件数の変化と比較検討することとした 図表 2 いじめの認知件数の推移 (3 年間 ) 件 いじめ認知件数の推移 (3 年間 ) 小学校中学校高等学校 特別支援学校 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度 平成 24~26 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 ) 合計 - 2 -

5 3 児童 生徒対象のアンケートへの記述等の変化以下に示すのは 全都の傾向を把握するために いくつかの区市町村を抽出して その管下の全小 中学校で 平成 26 年度と27 年度に実施された いじめ発見のためのアンケート に 児童 生徒が記載した件数が 2 年間でどのように変化しているかを比較したものである 図表 3 図表 3 同一学校の児童 生徒が いじめを把握するためのアンケートに記載した件数の変化 (2 年間 ) 1 児童 生徒数 ( 人 ) 2 全ての質問に いいえ と記載又は白紙 3 自分がいじめられたと記載 4 自分がいじめた記載 5 他人がいじめられていることを記載 6(3+4+5) いじめについて記載 小学校 中学校 小 中合計 27 年度 26 年度 27 年度 26 年度 27 年度 26 年度 27 年度 26 年度 27 年度 26 年度 27 年度 26 年度 人数 9,489 9,314 8,183 7, ,306 1,723 ( 割合 %) (100) (100) (86.2) (81.5) (7.4) (9.4) (3.0) (4.9) (3.4) (4.1) (13.8) (18.5) 人数 3,927 3,913 3,705 3, ( 割合 %) (100) (100) (94.3) (95.3) (2.4) (2.2) (1.3) (1.1) (2.0) (1.3) (5.7) (4.7) 人数 13,416 13,227 11,888 11, ,528 1,906 ( 割合 %) (100) (100) (88.6) (85.6) (5.9) (7.3) (2.5) (3.8) (3.0) (3.3) (11.4) (14.4) 平成 年度複数の区市町村教育委員会の協力により 域内の全小 中学校を対象に実施 ( 都教育委員会 ) 成果本調査の結果を見ると 小学校では 児童が 自分がいじめられた 自分がいじめた 他人がいじめられている と記載した件数が いずれの項目でも 平成 27 年度が 26 年度より減少しており いじめの認知件数の変化と同様の傾向が示されている 一方 中学校では 同様に生徒が記載した件数が いずれの項目でも 平成 27 年度が 26 年度よ り増加しており いじめの認知件数の変化と異なる傾向を示している 児童 生徒が記載したアンケート用紙を確認したところ 平成 27 年度は26 年度に比べて 丁寧な文字でしっかりと記載しようとしている児童 生徒が多くなっていた また 記載に対して 教員が当該児童 生徒から聞き取った内容等を付箋に記載して貼付するとともに 対応経過一覧等を別紙に記載するなど きめ細やかな対応が行われている状況も確認された 課題アンケートを確認することにより 児童 生徒や教職員の取組状況を検証することはできるものの いじめを受けていても記載していない児童 生徒もいると考えられるため 認知件数の正確な把握にはつながらない 今後とも いじめの認知件数については 多角的な視点から その確実性を高める検証を続けていくことが必要である 4 平成 5 年度以降のいじめの認知件数の推移次ページに 平成 5 年度から 26 年度までの東京都公立学校におけるいじめの認知件数の推移を示す 図表 4 なお この間数回にわたり 文部科学省 ( 旧文部省 ) により 調査の前提となる いじめの定義 が変更されているので そのことについても付記する - 3 -

6 図表 4 東京都公立学校のいじめの認知件数の推移 ( 平成 5 年度から 26 年度 ) 滋賀県大津市中学校 2 年生自殺東京都品川区中学校 1 年生自殺報道 愛知県西尾市中学校 2 年生自殺報道 定義変更 北海道滝川市小学校 6 年生自殺福岡県筑前町中学校 2 年生自殺報道 定義変更 法制定 定義変更 平成 5~26 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部省 文部科学省 ) から作成 いじめの定義の変遷 昭和 61 年度から ( 東京都中野区中学校 2 年生の自殺報道を契機として 定義が示される ) 1 自分より弱い者に対して一方的に 2 身体的 心理的な攻撃を加え 3 相手が深刻な苦痛を感じているものであって 学校としてその事実 ( 関係児童生徒 いじめの内容等 ) を確認しているもの なお 起こった場所は学校の内外を問わないもの 平成 6 年度から 1 自分より弱い者に対して一方的に 2 身体的 心理的な攻撃を継続的に加え 3 相手が深刻な苦痛を感じているもの なお 起こった場所は学校の内外を問わない なお 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断を表面的 形式的に行うことなく いじめられた児童生徒の立場に立って行うこと 平成 18 年度から 当該児童生徒が 一定の人間関係のある者から 心理的 物理的な攻撃を受けたことにより 精神的な苦痛を感じているもの なお 起こった場所は学校の内外を問わない 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断は 表面的 形式的に行うことなく いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする 平成 25 年度から ( いじめ防止対策推進法の施行に伴う ) 児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している児童生徒等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの なお 起こった場所は学校の内外を問わない いじめ防止対策推進法案に対する附帯決議 ( 抜粋 ) ( 平成 25 年 6 月 19 日衆議院文部科学委員会 同 6 月 20 日参議院文教科学委員会 ) いじめには多様な態様があることに鑑み 本法の対象となるいじめに該当するか否かを判断するに当たり 心身の苦痛を感じているもの との要件が限定して解釈されることのないよう努めること - 4 -

7 課題 経年の推移からは いじめによる自殺等の事案が報道されると認知件数が増加するが その後減 少し また次の事案の報道により 急激に増加する状況が繰り返されている傾向が見えてくる 取組を形骸化させず 常に緊張感をもっていじめを認知し 確実に解決を図っていくことにより 絶対に自殺を発生させないようにしなければならない そのため 都教育委員会は 教職員が いじめの定義 を確実に理解し 児童 生徒の様子からいじめやいじめの疑いに気付くことができるようにするため 事例検討などを取り入れた校内研修が各学校で実施されるようにすることが必要である 5 いじめの認知に関する留意事項等 本委員会における審議を通して 学校におけるいじめの把握のために大切な視点や有効な取組に ついて 委員から以下のような意見が述べられた < いじめの定義 に基づくいじめの認知 > いじめの認知に当たっては 一人一人の教職員が いじめの定義 を正しく理解する必要がある その上で どんな小さなトラブルも 対策委員会 に報告するとともに 対策委員会 が 定義を踏まえて いじめであるかないかを判断することを徹底すれば 学校としてのいじめの認知の基準に差が生じにくくなるはずである からかい などの行為については 被害の子供が苦痛を感じているかどうかで いじめに該当するかしないかが異なることがある 対策委員会 は 一人一人の児童 生徒の状況から この子供は苦痛に感じているのではないか というきめ細やかな視点でいじめを認知することが必要である いじめ防止対策推進法 の附帯決議の趣旨は もし 児童 生徒本人が 苦痛を感じていない場合であっても いじめに該当する事例はあり得るということである この趣旨を踏まえ 対策委員会 は 加害児童 生徒の行為が 人権意識を欠く言動である場合などには いじめと認知することも必要である < 教職員の気付きから組織によるいじめの認知へ> 教職員が 一人一人の児童 生徒について 昨日と今日の様子の違いを丁寧に把握するとともに 学級担任が行った朝の健康観察の結果を早い時刻に職員室等に報告し 心配な様子が見られた児童 生徒については 複数の教員で確認することなどが大切である 教職員が 健康観察などを通して気付いた児童 生徒の様子の変化等について 組織で情報 を共有するための具体的な方策を 学校として決めておくことが必要である - 5 -

8 6 基本となるいじめの 認知 の在り方 上記の協議等を踏まえ 学校におけるいじめの 認知 の基本的な手続きを示す 基本となるいじめの 認知 の在り方 1 一人一人の教職員は 気付いた全ての いじめやいじめにつながりかねない小さなトラブル を 迅速に 対策委員会 に報告する 2 対策委員会 は 対策委員会のメンバーでもある校長の指示の下に 教職員から報告があった全てのトラブルの事案について 事実確認の方策について協議する 3 教職員は 対策委員会 の協議結果に基づき 役割分担等を行い トラブルの状況を詳細に確認するとともに その結果を 迅速に 対策委員会 に報告する 4 対策委員会 は 報告された状況について いじめの定義 を踏まえて いじめであるかどうかを判断する いじめの認知 なお 2 及び 4 については 状況等に応じて 校長が直接指示又は判断することがある このことから 以下の本文では いじめの認知 とは 対策委員会 が いじめの定義 を踏 まえて いじめである と判断された状況 を示すこととする (2) いじめの解消率 1 過去 3 年間のいじめの解消率認知されたいじめのうち 解消したいじめの件数の割合を示す解消率は以下のとおりとなっている なお 認知件数の中には たとえば3 月に入ってから把握したいじめの件数も含まれており 3 月 31 日の調査時点では 未だに解消に向けて対応中の事案もある 図表 5 図表 5 いじめの解消率 (1 年間で解消したいじめの件数 / 認知したいじめの件数 100) ( 単位 %) 小学校中学校高等学校特別支援学校 成果 全体 ( 全校種合計 ) 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 24~26 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 ) 校種や年度によって若干の差はあるものの この調査によるいじめの解消率は 85% を超えており 学校がいじめを認知さえできれば ほとんどのいじめは解消されていることが示されている 課題 他方で 少数ではあっても 認知されていながら 解消に至っていないいじめがあること その 中には重大事態に及んでいる事案があることなどは 看過できない 2 いじめ解消の判断いじめ問題の解決に当たっては 学級担任等が一人で抱え込んで対応することなく 学校が組織として対応することが強く求められている 認知されたいじめに対しては 校長の方針を踏まえて 対策委員会 が具体的な対応の在り方等について協議するとともに 協議結果を踏まえて対応す - 6 -

9 ることを徹底し 早期対応から早期解決に導くことが必要である 仲直りした 謝罪が済んだ 楽しそうに会話する姿が見られるようになった など 表面的かつ安易な判断により いじめが解消したとして 学校が被害の児童 生徒への対応を終えてしまうことなく 引き続き 当該児童 生徒の様子や心情を確実に把握し 安心して生活を送ることができるようになるまで 支援を継続することが大切である なお いじめが解消されたかどうかについても 教職員個人ではなく 対策委員会 が児童 生徒の状況等を総合的に検討した上で 委員会のメンバーでもある校長が判断する必要がある (3) いじめの認知件数の学年別 男女別内訳 1 いじめの認知件数の学年別 男女別内訳いじめの認知件数の学年別 男女別内訳は 右のとおりである 図表 6 図表 6 いじめ認知件数の学年別 男女別内訳 小学校においては 5 年生までは学年が上がるごとに件数が増加し 6 年生は5 年生とほぼ同数である 中学校においては 小学校 6 年生と比べて中学校 1 年生で大きく増加する その後学年が上がるごとに減少し 高等学校においては 1 年生の件数が中学校 3 年生より大幅に減少し 更に学年が上がるごとに減少していくことが分かる 課題この結果から いじめが増加する傾向にある小学校 5 年生 中学校 1 年生及び高等学校 1 年生に対しては いじめについて 教職員に相談しやすい環境づくりのための取組を重点的に行うことが必要である 2 スクールカウンセラーによる全員面接都教育委員会は 平成 7 年度から 学年 計 校種 男子 女子 計 男子 1 年生女子 計 男子 2 年生女子 計 男子 3 年生女子 計 男子 4 年生女子 計 男子 5 年生女子 計 男子 6 年生女子 計 ( 件 ) 小学校中学校高等学校特別支援学校 割合 (%) ( 件 ) 割合 (%) ( 件 ) 割合 (%) ( 件 ) 割合 (%) ( 件 ) 割合 (%) 2, , , , , , , , , , , , 高等学校定時制 4 年生以上は 4 年生として取り扱う 割合は 該当する人数 / いじめの認知件数 100(%) 1, , 平成 26 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 ) 計

10 いじめや不登校などの未然防止 改善 解決と 学校教育相談体制の充実を図るため スクールカウンセラーの配置を開始し 順次拡大を図り 平成 15 年度からは全公立中学校に 平成 25 年度からは 全公立小 中 高等学校に配置している さらに 平成 26 年度からは いじめ総合対策 に基づき 児童 生徒が躊躇することなく スクールカウンセラーに相談できる環境をつくるために 全配置校において 小学校第 5 学年 中学校第 1 学年 高等学校第 1 学年を対象に スクールカウンセラーによる全員面接を実施することとし 今年度で2か年が経過した 全員面接をできる限り年度初めに実施するため 各学校では 学校の規模等の実態に応じて 様々な工夫を行っているところである 成果都教育委員会が毎年度実施している調査で 平成 27 年 6 月末日時点の結果と前年度の同じ時期の結果を比較すると 全員面接後に スクールカウンセラーに相談する児童 生徒の人数が増えたり その他の教職員に 自分や他の人に関する不安な状況等を伝えたりする児童 生徒が増えたりしている学校が多くなっていることが分かる 図表 7 図表 7 スクールカウンセラー (SC) の全員面接による成果 ( 該当する学校数の全学校数に対する割合 ) ( 単位 :%) 1 全員面接により SCに相談する児童 生徒の実人数が増えた 2 全員面接により 児童 生徒からの訴えが増えた 3 全員面接により SCがいじめやいじめの疑いを発見することができた事例があった 小学校中学校高等学校全校種合計 27 年度 26 年度 27 年度 26 年度 27 年度 26 年度 27 年度 26 年度 平成 年度 いじめの認知件数及び対応状況把握のための調査 ( 都教育委員会 ) また 校長やスクールカウンセラーからは 全員面接について以下のような報告を受けている 成果 児童 生徒にとって 学校内に 教職員以外にも相談できる大人がいることを認識できる機会となった 児童 生徒がスクールカウンセラーと会話を交わしたことにより その後 日常的に互いのコミュニケーションが図られるようになるなど 相談しやすい関係が築かれた 日常的に スクールカウンセラーが気になる児童 生徒の様子を観察することができるようになり 学年や学級担任と情報共有が行われやすくなった 面接後の情報共有を通して スクールカウンセラーと教員とのコミュニケーションが図りやすくなり 児童 生徒の学級内の様子や課題について 多面的に把握できる環境づくりになった 課題 一人一人に対して多くの時間をかけて面接を行うことができないことを踏まえ 効果的な全員面接を行うためには スクールカウンセラーが どのような視点から児童 生徒に声掛けをすればよいか 一層の工夫が必要である スクールカウンセラーによる全員面接の結果等を踏まえ 学校全体で 児童 生徒にとって相談しやすい学校づくりを推進することができるようにするための学校教育相談体制の在り方について 更なる検討が必要である 課題 スクールカウンセラーによる全員面接は 相談しやすい学校づくり の視点から 欠かすこと のできない取組であり 今後とも 実施方法等を改善し充実を図っていく必要がある - 8 -

11 なお 相談しやすい学校づくり については いじめ総合対策 推進上の大きな課題の一つで あることから 本委員会でも多くの時間をかけて審議してきた それらの内容については 後章に 示す (33 ページ参照 ) (4) いじめ発見のきっかけ 1 いじめ発見のきっかけ平成 25 年度と 26 年度の 問題行動等調査 の結果から いじめ発見のきっかけについて検証する 平成 26 年度に 学校の教職員が発見 したいじめの件数は 全校種の合計で いじめの認知件数全体の 58.5% となっており 前年度と同じ割合である また 同様に 学校の教職員以外からの情報により発見 したいじめの件数は 平成 26 年度 27 年度ともに 41.5% となっている 図表 8 校種別では 小 中 特別支援学校で 学校の教職員が発見 が 前年度より増加しているのに 対し 高等学校では 学校の教職員以外からの情報により発見 が大きく増加している 成果高等学校について 更に内訳をみると 本人からの訴え 当該児童 生徒 ( 本人 ) の保護者からの訴え 児童 生徒 ( 本人を除く ) からの情報 保護者 ( 本人の保護者を除く ) からの情報 による発見の件数が いずれも前年度より多くなっており 高等学校においては 相談しやすい環境の構築や 生徒の中に 見て見ぬふりしない意識 が醸成されてきていると捉えられる 図表 8 いじめ発見のきっかけ [ 単位 : 件 ] 校種 小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 計 発見 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 3,046 3,398 1,801 2, ,911 5,651 学校の教職員等が発見 ( 61.0 )( 60.9 ) ( 55.3 ) ( 54.2 ) ( 37.8 ) ( 75.7 ) ( 72.7 ) ( 64.3 ) ( 58.5 ) ( 58.5 ) 学級担任が発見 1,083 1, ,539 1,633 学級担任以外の教職員が発見内 ( 養護教諭 スクールカウンセラー等の相談員を除く ) 養護教諭が発見訳 スクールカウンセラー等の外部の相談員が発見 アンケート調査など学校の取組により発見 1,823 2,257 1,216 1, ,065 3,761 1,947 2,183 1,454 1, ,486 4,007 学校の教職員以外からの情報により発見 ( 39.0 )( 39.1 ) ( 44.7 ) ( 45.8 ) ( 62.2 ) ( 24.3 ) ( 27.3 ) ( 35.7 ) ( 41.5 ) ( 41.5 ) 本人からの訴え , ,753 2,029 当該児童 生徒 ( 本人 ) の保護者からの訴え ,124 1,229 内児童 生徒 ( 本人を除く ) からの情報 保護者 ( 本人の保護者を除く ) からの情報 訳地域住民からの情報 学校以外の関係機関 ( 相談機関を含む ) からの情報 その他 ( 匿名による投書など ) 計 4,993 5,581 3,255 3, ,397 9,658 ( ) 内は 該当する件数 / いじめの認知件数 100(%) 平成 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 ) - 9 -

12 また 小学校において スクールカウンセラー等の外部相談員が発見 が大きく増加している ことは 全員面接等の成果であると捉えることができる 課題 高等学校において 学校の教職員が発見 が減少していることについては 学校の組織的対応 によるいじめの発見体制が十分であったかを検証しなければならない スクールカウンセラー等の外部相談員が発見 の項目が 中学校 高等学校では減少していることについては 週 1 日の勤務であるスクールカウンセラーが 直接いじめの行為等に気付くことは難しいこともあるため スクールカウンセラーの助言等により 学校全体の教育相談体制を充実していくことが大切であると考える いじめ発見のきっかけ として 全校種の合計で最も多いのは アンケート調査など学校の取組により発見 であり 平成 26 年度は いじめ認知件数全体の 36.5% が 平成 25 年度は 同じく 38.9% がこれに該当する 児童 生徒対象のアンケート実施の在り方については 本委員会の協議を踏まえて 各学校で共通認識に立って実施することとなった このことについても 後章の 相談しやすい学校づくり の中で 詳述する (39ページ参照) 2 東京都公立学校と全国の いじめ発見のきっかけ の比較 次に 東京都公立学校の全校種のいじめの認知件数全体に対する いじめ発見のきっかけ の割合と 全国の全校種における同様の割合を比較したのが 右の表である 図表 9 いじめ発見のきっかけは 認知件数 1 件につき 1 項目が該当するため 認知件数全体に対する相対比を検証する 東京都が 全国に比べて高い比率を示 東京都 ( 全校種 ) 全国 ( 全校種 ) 学校の教職員等が発見 内 訳 学級担任が発見 学級担任以外の教職員が発見 ( 養護教諭 スクールカウンセラー等の相談員を除く ) 養護教諭が発見 スクールカウンセラー等の外部の相談員が発見 アンケート調査など学校の取組により発見 学校の教職員以外からの情報により発見 内 訳 図表 9 いじめ発見のきっかけ ( いじめ認知件数に対する割合 ) 平成 26 年度東京都 ( 公立学校全校種 ) と全国 ( 全校種 ) の比較 本人からの訴え 当該児童 生徒 ( 本人 ) の保護者からの訴え 児童 生徒 ( 本人を除く ) からの情報 保護者 ( 本人の保護者を除く ) からの情報 地域住民からの情報 学校以外の関係機関 ( 相談機関を含む ) からの情報 その他 ( 匿名による投書など ) 計 平成 26 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 )

13 している項目は 学級担任が発見 スクールカウンセラー等の外部の相談員が発見 本人か らの訴え 当該児童 生徒 ( 本人 ) の保護者からの訴え 児童 生徒 ( 本人を除く ) からの情報 保護者 ( 本人の保護者を除く ) からの情報 などとなっている 成果自治体ごとに認知したいじめの件数が異なるため 安易な検証は難しいものの 東京都の公立学校では 学級担任が子供の様子からいじめを把握しようとする姿勢が全国に比べて強い傾向にある また いじめを受けている児童 生徒やその保護者ばかりでなく いじめについて知っている友人やその保護者等が 教職員に相談しようとする意識が 比較的高いと考えられる 課題今後 都教育委員会は こうした傾向がどのような取組の効果であるのかを しっかりと検証し 評価するとともに 教職員が自信をもっていじめ問題への対応を行うことができるよう 成果をあげている学校の取組や 教職員の実践を広く周知していくべきである (5) いじめられた児童 生徒の相談状況 認知されたいじめについて いじめられた児童 生徒の相談状況を下に示す 図表 10 複数選択による結果となっている 区分 図表 10 いじめられた児童 生徒の相談状況 [ 単位 : 件 ] 校種小学校中学校高等学校特別支援学校計 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 学級担任に相談 4,167 4,589 2,574 3, ,828 7,763 ( 83.5 )( 82.2 )( 79.1 )( 78.5 )( 52.8 )( 63.0 )( 90.9 )( 88.1 )( 81.3 )( 80.4 ) 学級担任以外の教職員に 相談 ,177 1,078 ( 養護教諭 スクールカウンセラー等の 相談員を除く ) ( 11.3 )( 8.2 )( 17.8 )( 15.6 )( 20.5 )( 9.9 )( 22.7 )( 2.4 )( 14.0 )( 11.2 ) 養護教諭に相談 スクールカウンセラー等の相談員に相談 学校以外の相談機関に相談 ( 電話相談やメール等も含む ) 保護者や家族等に相談 友人に相談 その他 ( 地域の人など ) 誰にも相談していない ( 8.0 )( 7.0 )( 6.1 )( 8.1 )( 15.7 )( 5.5 )( 4.5 )( 0.0 )( 7.4 )( 7.4 ) ( 14.3 )( 13.1 )( 8.3 )( 9.3 )( 14.2 )( 17.1 )( 9.1 )( 7.1 )( 12.0 )( 11.6 ) ( 1.4 )( 1.3 )( 1.3 )( 1.3 )( 0.8 )( 0.0 )( 0.0 )( 2.4 )( 1.3 )( 1.3 ) 1,595 1, ( 31.9 )( 23.0 )( 22.5 )( 20.3 )( 21.3 )( 23.8 )( 4.5 )( 14.3 )( 28.0 )( 21.9 ) ( 6.1 )( 3.4 )( 6.2 )( 6.7 )( 14.2 )( 1.7 )( 0.0 )( 0.0 )( 6.3 )( 4.7 ) ( 0.4 )( 0.3 )( 0.2 )( 0.3 )( 3.1 )( 0.0 )( 4.5 )( 0.0 )( 0.4 )( 0.2 ) ,004 1, ,355 2, ( 1.7 )( 3.0 )( 5.8 )( 4.6 )( 8.7 )( 8.3 )( 0.0 )( 0.0 )( 3.4 )( 3.7 ) 計 7,916 7,892 4,798 5, ,936 13,746 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( ) 複数選択となっている ( ) 内は 該当する件数 / いじめの認知件数 100(%) 平成 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 )

14 課題全校種において 学級担任に相談 が最も多いことから 改めていじめへの対応に当たる学級担任の役割の重要さを認識する必要がある このことは 学級担任が一人で抱えて対応することを意味するものではない 認知されたいじめへの対応は 全て 対策委員会 において情報が共有され 対応方針が確認されていることが重要である また 学級担任は 対応の経過等について 逐一 対策委員会 に報告し 次の対応等について助言を得ることなどが大切である 平成 25 年度と26 年度の状況を比較すると 小学校においては 学級担任以外の教職員に相談 保護者や家族等に相談 友人に相談 などが 高等学校においては 学級担任以外の教職員に相談 養護教諭に相談 友人に相談 などが 特別支援学校においては 学級担任以外の教職員に相談 養護教諭に相談 などが それぞれ増加している 課題 中学校においては 顕著な差は見られないが 誰にも相談していない が増加していることか ら 全ての中学校で 相談しやすい体制づくり を確実に推進することが必要である (6) いじめの態様 1 いじめの態様 いじめの態様の状況は下に示すとおりである 図表 11 図表 11 いじめの態様 [ 単位 : 件 ] 校種 区分 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 冷やかしやからか い 悪口や脅し文 3,678 3,862 2,231 2, ,980 6,588 句 いやなことを言 われる ( 73.7 )( 69.2 )( 68.5 )( 68.2 )( 42.5 )( 41.4 )( 77.3 )( 54.8 )( 71.2 )( 68.2 ) 仲間はずれ 集団による無視をされる ( 19.0 )( 17.1 )( 10.8 )( 12.5 )( 7.9 )( 12.7 )( 31.8 )( 11.9 )( 15.7 )( 15.2 ) ( 0.7 )( 0.6 )( 1.1 )( 1.1 )( 3.1 )( 2.8 )( 9.1 )( 9.5 )( 0.9 )( 0.9 ) 金品を隠されたり 盗まれたり 壊され たり 捨てられたり する ( 4.9 )( 4.8 )( 7.0 )( 6.8 )( 10.2 )( 9.9 )( 0.0 )( 2.4 )( 5.8 )( 5.7 ) 嫌なことや恥ずかし いこと 危険なこと をされたり させら れたりする ( 3.3 )( 3.2 )( 3.9 )( 4.9 )( 10.2 )( 5.5 )( 9.1 )( 7.1 )( 3.6 )( 3.9 ) パソコンや携帯電話等で 誹謗中傷やい やなことをされる ( 1.2 )( 0.9 )( 7.6 )( 8.1 )( 29.1 )( 23.8 )( 22.7 )( 2.4 )( 4.2 )( 4.2 ) 計 ( 1.4 )( 1.2 )( 0.8 )( 1.8 )( 4.7 )( 0.6 )( 0.0 )( 4.8 )( 1.2 )( 1.4 ) 6,314 6,727 3,931 4, ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )( ) 複数選択となっている ( ) 内は 該当する件数 / いじめの認知件数 100(%) 平成 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 ) ,317 1,463 軽くぶつかられた り 遊ぶふりをして 922 1, ,470 1,709 叩かれたり 蹴られ たりする ( 18.5 )( 19.9 )( 15.9 )( 14.5 )( 22.0 )( 17.7 )( 13.6 )( 19.0 )( 17.5 )( 17.7 ) ひどくぶつかられたり 叩かれたり 蹴 られたりする ( 3.8 )( 3.7 )( 5.2 )( 5.3 )( 10.2 )( 8.3 )( 4.5 )( 4.8 )( 4.5 )( 4.4 ) 金品をたかられる その他 小学校中学校高等学校 特別支援学校 計 ,460 11,744

15 全校種において 冷やかしやからかい等 の割合が最も多く 次いで 軽くぶつかられたりす る等 仲間はずれ等 の軽微ないじめの態様が続いている また ひどくぶつかられたりする等 や 金品をたかられる 金品を隠されたりする等 嫌 なことや恥ずかしいことをされる等 については 校種が上がるごとに割合が増加している さらに パソコンや携帯電話等で誹謗中傷やいやなことをされる については 小学校で平成 25 年度より件数 割合ともに増加しているとともに 校種が上がるごとに割合が増加している 課題 インターネットを通じて行われるいじめ については 増加傾向を見せており その解決方策 の検討が急務となっている 2 インターネット等の利用の実態 都教育委員会では 平成 26 年度に インターネット 携 帯電話利用に関する実態調 査 を実施し スマートフォ ンや携帯電話の使用状況や インターネットに関するト ラブル等の実態を明らかに し 課題解決策について検討 を進めているところである 図表 12 スマートフォン 携帯電話の使用率児童 生徒総数の 2% 程度 (18,612 人 ) を抽出し 質問紙により実施 平成 26 年度インターネット 携帯電話利用に関する実態調査 ( 都教育委員会 ) この調査から 小学生でも ほとんどの児童がSNSを利用可能な状況にあることが明らかとなった 図表 12 次ページに示すとおり インターネットの利用に関して 家庭等でルールを決めている児童 生徒は 全校種の合計で 37.5% であり 高校生では わずか 11.4% にとどまっている状況である また 小学生でも 10% 以上が3 時間以上 SNSを利用していることや 年齢が上がるにしたがい 夜遅くまでSNSを利用するようになる傾向が見られている 図表 13 さらに インターネットやソーシャル ネットワーキング サービス ( 以下 SNS という ) 等によるトラブルのうち 自分の悪口や個人情報を書かれた 仲間外れにされた など いじめにつながる可能性があるトラブルに遭った児童 生徒の割合は 校種が上がるにしたがって増加していることから SNS 等の利用に必要な正しい技能やモラルを 十分に身に付けることなく年齢が高くなっている実態などが捉えられる 図表

16 図表 13 インターネット利用に関するルールづくりの状況児童 生徒総数の 2% 程度 (18,612 人 ) を抽出し 質問紙により実施 家庭等でルールを決めているか SNS の利用時間について * 一日 6 時間以上 SNS 等を利用している児童 生徒は 4.5%( 高校生では 7.8%) * 午前 0 時過ぎまで SNS 等を利用している児童 生徒は 7.1%( 高校生では 17.0%) ファミリ e ルール 青少年 治安対策本部 HP から引用 平成 26 年度インターネット 携帯電話利用に関する実態調査 ( 都教育委員会 ) 図表 14 インターネットやSNS 等によるトラブルの状況 児童 生徒総数の2% 程度 (18,612 人 ) を抽出し 質問紙により実施 ( 上段 : 件 / 下段 :%) 小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 全体 10,052 5,214 3, ,612 自分の悪口や個人情報を書かれた % 3.2% 8.9% 15.4% 8.9% 仲間外れにされた % 2.6% 6.4% 11.9% 5.6% 平成 26 年度インターネット 携帯電話利用に関する実態調査 ( 都教育委員会 ) これらの実態を踏まえ 本委員会でも スマートフォンや携帯電話の使用に関わるいじめ問題へ の対策について審議を行った 審議の中で出された意見等については 後述の 審議を踏まえた取組の方向性 の インターネ ット通じて行われるいじめへの対応 に示す (43 ページ ) (7) いじめを行った児童 生徒への対応 いじめを行った児童 生徒への対応では いずれの校種でも 学級担任や他の教職員が状況を 聞く の割合が最も高く 昨年度と同様の傾向である 図表 15 成果 全校種において 別室指導 の割合が 平成 25 年度に比べて大きく増加しており いじめを行 った児童 生徒に対して 毅然とした指導が行われるようになってきていることが伺える

17 課題こうした指導については 総合対策 にも 重大事態への対処 の 加害の子供への働き掛け の中に明記されているところであり ( 総合対策 18 ページ ) 被害の児童 生徒が安心して学習できる環境を確保するために必要な対応であると考える ただし 総合対策 に 必要に応じて 加害の子供の心のケアを行う と記載されているとお り 学校が いじめを行った児童 生徒に対して 自らの行為を省みることができるようにするた め 適切な支援を継続して行わなければならない 区分 図表 15 いじめを行った児童 生徒への対応 [ 単位 : 件 ] 校種 学級担任や他の教職員が状況を聞く 高等学校特別支援学校計 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 4,603 4,978 3,008 3, ,735 8,684 ( 92.2 ) ( 89.2 ) ( 92.4 ) ( 91.0 ) ( 81.1 ) ( 91.2 ) ( 95.5 ) ( 85.7 ) ( 92.1 ) ( 89.9 ) 養護教諭が状況を聞く ( 9.7 ) ( 7.5 ) ( 6.0 ) ( 7.7 ) ( 9.4 ) ( 3.3 ) ( 4.5 ) ( 0.0 ) ( 8.2 ) ( 7.5 ) スクールカウンセラー等の相談員が状況を聞く スクールカウンセラー等の相談員がカウンセリングを行う 学級担任や他の教職員が指導 ( 14.4 ) ( 10.3 ) ( 5.8 ) ( 5.7 ) ( 4.7 ) ( 5.5 ) ( 4.5 ) ( 0.0 ) ( 10.9 ) ( 8.3 ) ( 9.4 ) ( 5.9 ) ( 4.3 ) ( 6.0 ) ( 4.7 ) ( 18.2 ) ( 18.2 ) ( 0.0 ) ( 7.4 ) ( 6.1 ) 3,344 3,418 2,551 2, ,999 6,271 ( 67.0 ) ( 61.3 ) ( 78.4 ) ( 71.3 ) ( 70.9 ) ( 43.1 ) ( 63.6 ) ( 66.7 ) ( 71.4 ) ( 64.9 ) 養護教諭が指導 ( 4.4 ) ( 4.2 ) ( 3.1 ) ( 4.7 ) ( 3.1 ) ( 1.7 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 3.9 ) ( 4.3 ) 校長 副校長が指導 ,156 1,107 ( 17.8 ) ( 14.9 ) ( 6.7 ) ( 6.1 ) ( 38.6 ) ( 19.3 ) ( 4.5 ) ( 9.5 ) ( 13.8 ) ( 11.5 ) 別室指導 , ( 14.7 ) ( 7.8 ) ( 21.9 ) ( 12.5 ) ( 21.3 ) ( 13.8 ) ( 18.2 ) ( 11.9 ) ( 17.6 ) ( 9.8 ) グループ替えや席替 え 学級替え等 ( 12.3 ) ( 12.0 ) ( 4.4 ) ( 4.9 ) ( 4.7 ) ( 2.8 ) ( 4.5 ) ( 9.5 ) ( 9.1 ) ( 9.0 ) 退学 転学 ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.1 ) ( 13.4 ) ( 6.6 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.2 ) ( 0.2 ) 出席停止 ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) 自宅学習 自宅謹慎 ( ) ( ) ( ) ( ) ( 24.4 ) ( 7.7 ) ( 0.0 ) ( 2.4 ) ( 0.4 ) ( 0.2 ) 保護者への報告 2,662 2,365 2,163 2, ,911 4,644 ( 53.3 ) ( 42.4 ) ( 66.5 ) ( 57.8 ) ( 52.0 ) ( 22.7 ) ( 90.9 ) ( 23.8 ) ( 58.5 ) ( 48.1 ) いじめられた児童 生徒やその保護者に対する謝罪の指導 児童相談所 警察等の関係機関と連携した対応 ( サホ ートチームなども含む ) 小学校 中学校 2,161 1,771 1,710 1, ,914 3,529 ( 43.3 ) ( 31.7 ) ( 52.5 ) ( 44.3 ) ( 25.2 ) ( 21.5 ) ( 50.0 ) ( 26.2 ) ( 46.6 ) ( 36.5 ) ( 1.8 ) ( 2.0 ) ( 2.5 ) ( 1.8 ) ( 6.3 ) ( 0.6 ) ( 13.6 ) ( 14.3 ) ( 2.2 ) ( 1.9 ) その他 ( 0.1 ) ( 0.1 ) ( 0.2 ) ( 0.3 ) ( 1.6 ) ( 0.6 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.2 ) ( 0.2 ) 計 16,993 16,147 11,223 12, ,756 28,816 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 複数選択となっている ( ) 内は 該当する件数 / いじめの認知件数 100(%) 平成 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 ) (8) いじめられた児童 生徒への対応 1 いじめられた児童 生徒への対応いじめられた児童 生徒への対応では いずれの校種でも いじめる児童 生徒への対応と同様に 学級担任や他の教職員が状況を聞く の割合が最も高い 図表

18 課題一方で 当該いじめについて 教育委員会と連携して対応 や 児童相談所等の関係機関と連携し対応 ( サポートチームなども含む ) については 未だ低い割合にとどまっていることから 児童 生徒の個別対応においては 関係機関等との連携が十分に推進されていないことが考えられる 都教育委員会は 連携が進んでいない理由を分析するとともに 学校と関係機関等との連携により解決した事案等を収集し 学校等に周知することが必要である 図表 16 いじめられた児童 生徒への対応 [ 単位 : 件 ] 校種 小学校中学校高等学校 区分 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 26 年度 25 年度 学級担任や他の教職員が状況を聞く グループ替えや席替え 学級替え等 当該いじめについて 教育委員会と連携して対応 4,783 5,155 3,059 3, ,968 8,946 ( 95.8 ) ( 92.4 ) ( 94.0 ) ( 93.0 ) ( 85.0 ) ( 95.0 ) ( 81.8 ) ( 83.3 ) ( 94.9 ) ( 92.6 ) 養護教諭が状況を聞く ,041 1,186 ( 13.7 ) ( 12.1 ) ( 10.2 ) ( 12.6 ) ( 16.5 ) ( 9.9 ) ( 9.1 ) ( 11.9 ) ( 12.4 ) ( 12.3 ) スクールカウンセラー等の相談員が状況を聞く 学級担任や他の教職員が継続的に面談しケアを行う 養護教諭が継続的に面談しケアを行う スクールカウンセラー等の相談員が継続的にカウンセリングを行う 別室を提供したり 常時教職員が付くなどして心身の安全を確保 1, ,538 1,526 ( 22.5 ) ( 17.5 ) ( 12.0 ) ( 13.1 ) ( 17.3 ) ( 22.7 ) ( 13.6 ) ( 16.7 ) ( 18.3 ) ( 15.8 ) 2,042 1,944 1,855 1, ,971 3,834 ( 40.9 ) ( 34.8 ) ( 57.0 ) ( 47.1 ) ( 44.9 ) ( 37.6 ) ( 77.3 ) ( 19.0 ) ( 47.3 ) ( 39.7 ) ( 9.1 ) ( 5.9 ) ( 6.8 ) ( 8.1 ) ( 8.7 ) ( 4.4 ) ( 9.1 ) ( 0.0 ) ( 8.2 ) ( 6.7 ) ( 10.2 ) ( 8.5 ) ( 7.8 ) ( 8.6 ) ( 7.1 ) ( 9.9 ) ( 9.1 ) ( 7.1 ) ( 9.2 ) ( 8.6 ) ( 4.8 ) ( 3.3 ) ( 6.1 ) ( 4.9 ) ( 3.9 ) ( 3.3 ) ( 18.2 ) ( 7.1 ) ( 5.3 ) ( 4.0 ) 緊急避難としての欠席 ( 0.3 ) ( 0.7 ) ( 0.2 ) ( 0.9 ) ( 1.6 ) ( 1.7 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( 0.3 ) ( 0.8 ) 他の児童生徒に対し 助力 支援を個別に依頼 学級担任や他の教職員等が家庭訪問を実施 児童相談所等の関係機関と連携した対応 ( サポートチームなども含む ) ( 8.5 ) ( 6.8 ) ( 12.0 ) ( 11.6 ) ( 7.1 ) ( 2.8 ) ( 0.0 ) ( 2.4 ) ( 9.8 ) ( 8.6 ) ( 4.7 ) ( 3.7 ) ( 7.4 ) ( 9.3 ) ( 7.9 ) ( 6.1 ) ( 4.5 ) ( 2.4 ) ( 5.8 ) ( 6.0 ) ( 15.0 ) ( 12.4 ) ( 6.1 ) ( 5.2 ) ( 5.5 ) ( 3.3 ) ( 9.1 ) ( 2.4 ) ( 11.4 ) ( 9.3 ) ( 4.1 ) ( 2.6 ) ( 4.0 ) ( 1.9 ) ( 3.9 ) ( 0.6 ) ( 4.5 ) ( 0.0 ) ( 4.0 ) ( 2.3 ) ( 1.2 ) ( 1.1 ) ( 1.0 ) ( 0.6 ) ( 3.1 ) ( 0.6 ) ( 9.1 ) ( 0.0 ) ( 1.2 ) ( 0.9 ) その他 ( 0.4 ) ( 0.2 ) ( 0.3 ) ( 0.5 ) ( 2.4 ) ( 1.1 ) ( 0.0 ) ( 4.8 ) ( 0.4 ) ( 0.4 ) 計 11,540 11,278 7,316 8, ,183 20,086 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 複数選択となっている ( ) 内は 該当する件数 / いじめの認知件数 100(%) 特別支援学校 平成 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 ) 計 2 関係機関との連携の推進 なお 本委員会では 関係機関との連携に関して以下のような協議が行われた < 関係機関との連携の推進 > いじめの解決に向けて 学校と関係機関等とが連携して対応していくためには 個々の子 供に対して どの機関がどのように支援していくか 具体的方策を議論していく必要がある 学校が 対応に苦慮してから関係機関等に連携を依頼することが多いが 関係機関にとっ ては 連絡 相談が遅いと 子供に関わっていくことが困難になってしまう状況が見られて いる

19 2 学校の取組の推進状況 (1) 学校いじめ防止基本方針 の策定及び 学校いじめ対策委員会 の設置状況 基本方針 の策定と 学校におけるいじめ防止等の対策のための組織の設置は いずれも い じめ防止対策推進法 で学校の義務として規定されている いじめ防止対策推進法 ( 学校いじめ防止基本方針 ) 第 13 条学校は いじめ防止基本方針又は地方いじめ防止基本方針を参酌し その学校の実情に応じ 当該学校におけるいじめ防止等のための対策に関する基本的な方針を定めるものとする ( 学校におけるいじめ防止等の対策のための組織 ) 第 22 条学校は 当該学校におけるいじめ防止等に関する措置を実効的に行うため 当該学校の複数の教職員 心理 福祉等に関する専門的な知識を有する者その他関係者により構成されるいじめ防止等の対策のための組織を置くものとする この規定に基づき 都内全公立学校において 平成 26 年 10 月末日までに 対策委員会 の設置が 平成 27 年 3 月末日までに 基本方針 の策定が完了した 基本方針 の策定が 対策委員会 の設置の後になった学校があったのは 区市町村におけるいじめ防止等に関する条例の制定や地方いじめ防止基本方針の策定を受けた後に それらを参酌する形で策定したなどの理由による 課題学校は 基本方針 が 自校の実情に応じた実効性ある内容になっているか 教職員がその内容を十分に理解し 共通実践が図られているかなどについて 絶えず検証し 改善を図っていかなければならない また 対策委員会 の役割が明確になっているか 全ての教職員が 子供のトラブルに気付いたら どんな小さなことでも迅速にこの委員会に報告しているかなどについて 常に緊張感をもって確認していかなければならない 都教育委員会は 平成 27 年 4 月に 対策委員会 の取組状況について調査した この調査の回答期日が 基本方針 の策定や 対策委員会 の設置から1 年を経過していない時期であったことから 全ての学校で確実に実施されていなければならない取組の一部について 実施に至っていない学校があることが明らかとなった 結果の考察については この後の項目で行う (21 ページ参照 ) 課題学校におけるいじめ防止等の対策が 組織的に推進されるようにするため 全ての学校において 基本方針 を各学校の実態を踏まえた実効性の高いものとするとともに 対策委員会 の機能を高めることが不可欠である

20 (2) 学校におけるいじめの問題に対する日常の取組 1 学校におけるいじめ問題に対する日常の取組 問題行動等調査 における平成 27 年 3 月末日現在の学校の日常の取組の推進状況は 以下のとおりである 図表 17 職員会議を通じて いじめ問題について教職員間で共通理解を図った いじめの問題に関する校内研修を実施した 道徳や学級活動の時間にいじめに関わる問題を取り上げ 指導を行った については 全公立学校で実施できており 達成率は100% となっている ( 小学校が 99.9% となっているのは 平成 26 年度に休校の学校があったことによる ) 区分 図表 17 学校におけるいじめの問題に対する日常の取組 校種 職員会議等を通じて いじめ問題について教職員間で共通理解を図った 1, ,224 ( 99.9 ) ( ) ( ) ( ) ( ) いじめの問題に関する校内研修を実施した 1, ,224 ( 99.9 ) ( ) ( ) ( ) ( ) 道徳や学級活動の時間にいじめにかかわる問題を取り上げ 指導を行った 小学校中学校高等学校 特別支援学校 1, ,224 ( 99.9 ) ( ) ( ) ( ) ( ) 計 児童 生徒会活動を通じて いじめの問題を考えさせたり 生徒同士の人間関係や仲間作りを促進した スクールカウンセラー 相談員 養護教諭を積極的に活用して相談にあたった いじめ問題に対応するため 校内組織の整備など教育相談体制の充実を図った 教育相談の実施について 必要に応じて教育センターなどの専門機関と連携を図るとともに 学校以外の相談窓口の周知や広報の徹底を図った 学校におけるいじめへの対応方針や指導計画等を公表し 保護者や地域住民の理解を得るよう努めた PTA や地域の関係団体等とともに いじめ問題について協議する機会を設けた いじめの問題に対し 地域の関係機関と連携協力した対応を図った ,424 ( 64.7 ) ( 79.3 ) ( 19.7 ) ( 65.6 ) ( 64.0 ) 1, ,992 ( 93.7 ) ( 89.8 ) ( 79.9 ) ( 36.1 ) ( 89.5 ) 1, ,073 ( 95.4 ) ( 92.5 ) ( 86.6 ) ( 78.7 ) ( 93.2 ) ,581 ( 76.9 ) ( 73.0 ) ( 43.1 ) ( 36.1 ) ( 71.1 ) 1, ,747 ( 81.3 ) ( 77.6 ) ( 61.1 ) ( 98.4 ) ( 78.5 ) ,015 ( 46.9 ) ( 45.9 ) ( 40.2 ) ( 36.1 ) ( 45.6 ) ( 29.9 ) ( 32.6 ) ( 20.5 ) ( 27.9 ) ( 29.6 ) その他 ( 1.6 ) ( 1.7 ) ( 1.7 ) ( 3.3 ) ( 1.7 ) 計 10,240 4,985 1, ,201 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 複数選択となっている ( ) 内は 該当する件数 / 校種別学校総数 100(%) 小学校の中には 休校 1 校を含んでいる 平成 26 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ( 文部科学省 )

21 2 いじめに関する授業の充実 総合対策 には いじめを防止し いじめを見て見ぬふりしないための取組として 年に3 回以上 いじめに関する授業 を実施することが示されている 都教育委員会は この授業が効果的に実施できるようにするため 平成 26 年 2 月には いじめ防止教育プログラム を作成し 学校での活用を図っている また それに先立つ平成 25 年 3 月には DVD 教材 STOP! いじめ ~あなたは大丈夫 ~ を 平成 27 年 3 月には 同じくD VD 教材 STOP! いじめⅡ ~ 見つめよう考えよういじめをなくすために~ を作成 配布した これらは いずれも児童 生徒がいじめについて深く考え いじめは絶対に許されないことを自覚できるようにするための貴重な学習教材となっている いじめに関する授業 の重要性と課題について 本委員会では次のような意見が述べられた <いじめに関する授業について> 小学校高学年以上になると 自分たちで どのような行為がいじめになるのか を考えるなど 論理的な学習にも取り組めるようになる 発達段階等を踏まえ いじめ防止プログラム に掲載されている学習指導案を 児童 生徒の実態に合わせて活用することが必要である いじめは絶対に許されないことである ことを 知識として指導することに加えて 同じ言動に対して 楽しいと感じる人もいるし つらいと感じる人もいるなど 人によって感じ方が異なることなどについて 児童 生徒が話し合いながら考えることができるようにすることが大切である 児童 生徒同士が いじめ問題について話し合う活動等を通して 友達をからかったり 暴 力を振るったりするよりも その友達が喜ぶことをした方が ずっと相手も自分も幸せである ということを実感できるように指導することが大切である 課題各学校で定期的に実施されている いじめに関する授業 が効果的なものとなるよう 今後とも 都教育委員会は 多様な実践事例を学校に周知していく必要がある 学校においては いじめ防止に向けて 児童 生徒の主体的な活動を促すことができる授業を工夫することが必要である (3) 学校いじめ対策委員会 の取組状況 平成 27 年 5 月 8 日時点での学校種別の 学校いじめ対策委員会 の取組状況は 次ページに示 すとおりである 図表 18 この調査は 全公立学校を対象に 対策委員会 が必ず行わなければならない取組を 7 点示し 平成 27 年 5 月 8 日時点で 各取組が 実施 準備中 未着手 のうちいずれかを回答する形 式で実施した

22 図表 18 学校いじめ対策委員会 の取組状況 ( 平成 27 年 5 月 8 日現在 ) 項目取組内容 項目 1 項目 2 項目 3 学校がいじめの防止等の対策を組織的に推進することができるようにするために 学校いじめ対策委員会 が行う職務内容を定めて 全教職員に周知している 定期的に 学校いじめ対策委員会 を開催し いじめやいじめの疑いのある事例について情報共有したり 各事例への対応方針を協議したりしている 学校いじめ対策委員会 の構成員の一人として スクールカウンセラーの役割を明確にしているとともに スクールカウンセラーが得た情報を 教職員間で共有できるようにしている 特別支援学校は対象外 項目 4 いじめの未然防止や早期発見のための取組について 学校いじめ対策委員会 が年間計画を策定して 全教職員に周知している 項目 5 児童 生徒を対象にして いじめを把握するためのアンケートを定期的に実施するとともに 児童 生徒がアンケートに記載した内容を 学校いじめ対策委員会 として教職員間で共有できるようにしている 特別支援学校は 児童 生徒の実態によって対象外となる場合がある 項目 6 いじめの問題を一人で抱え込むことがないようにするために 教職員が児童 生徒の気になる様子を把握した場合に 学校いじめ対策委員会 へ報告することを徹底している 項目 7 いじめ防止対策推進法第 28 条に規定されている 重大事態 の定義について 全教職員に周知しているとともに 重大事態に関する 事実関係を把握するための調査 の実施に当たっての 学校いじめ対策委員会 の役割を定めている 校種 小学校 中学校 高等学校 中等教育学校 学校数 1, 特別支援学校 全体 62 2,209 状況 未着手準備中実施未着手準備中実施未着手準備中実施未着手準備中実施未着手準備中実施未着手準備中実施 項目 1 項目 2 項目 3 項目 4 項目 5 項目 6 項目 7 学校数 0 5 1, ,188 割合 学校数 , ,111 割合 学校数 0 3 1, ,122 割合 学校数 , ,953 割合 学校数 , ,071 割合 学校数 0 1 1, ,183 割合 学校数 , ,159 割合 平成 27 年 4 月 学校いじめ対策委員会 の取組状況に関する調査

23 その結果 定期的に会議を開催し いじめやいじめの疑いのある事例について情報共有したり 各事例への対応方針を協議したりしている や いじめの未然防止や早期発見のための取組について 委員会が年間計画を策定して 全教職員に周知している などの取組については 一部の校種では 実施率が十分でないことが分かった 本調査の結果を受けて 各学校は 対策委員会 の役割を明確にし 年間の活動計画を作成するなどして 取組の確実な実施に向けて改善を図った また 都教育委員会は 区市町村教育委員会や都立学校等に個別に助言等を行ってきた こうした改善の取組を経て 6 月末日時点で この調査と全く同じ項目で実施した再調査により 全公立学校において 7つの全項目について 実施 に至ったことが確認された (4) 各学校における取組 1 各教員等が把握したいじめに関する情報を 全教員で共有するための工夫都教育委員会は 平成 24 年度から毎年度 公立学校におけるいじめの認知件数やいじめの疑いの件数を調査するとともに 各学校のいじめ防止等の対策の取組状況を把握してきた それらの結果については 改善策と共に公表している 平成 26 年度からは この調査を 各学校における 総合対策 に示された取組の進捗状況等を把握 検証するとともに 改善を図るための基礎データとして経年比較ができるように改善し その結果について 本委員会でも協議した 平成 27 年度の調査については 条例 の成立や 総合対策 の策定から 1 年が経過した時点の 進捗状況について その成果と課題を検証し 課題を明らかにしたところである 次ページには いじめへの対応について学級担任が一人で抱え込むことのないようにする取組 のうち 各教員等が把握したいじめに関する情報を 全教員で共有するための工夫 について 複 数選択で回答を求めた結果を示した 図表 19 この結果をみると 全ての校種で 項目に示す全ての取組について 昨年度より実施している学校が増加していることが明らかになっている 特に 組織的対応の基盤となる コミュニケーションを図りやすい環境づくり などの取組は 90% を超す学校で推進されていることが分かる 課題ただし 全教職員で共通実践を徹底 や 学校いじめ対策委員会に伝える などは いじめ防止対策推進法の趣旨から いずれの学校でも必ず実施しなければならない取組であり 本来 100% の実施でなければならないものである 都教育委員会は 各学校が自校の取組を不断に評価し 改善できるようにするための方策を示し ていくことが必要である

24 図表 19 いじめへの対応について学級担任が一人で抱え込むことのないようにするようにする取組 ~ 各教員等が把握したいじめに関する情報を 全教員で共有するための工夫 ~ 平成 27 年 6 月 30 日時点の取組 小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 回答項目 1 職員会議や打ち合わせ等を通じて 学校におけるいじめ防止等の対策の具体的な取組について 全教職員で共通実践することについて徹底している 2 職員会議や打ち合わせ等を通じて 各教員が把握したいじめの実態や気になる様子を 学校いじめ対策委員会に伝えることについて徹底している 3 いじめの事案について 児童 生徒の実態や指導の経過等の情報が 定められた様式の 記録ファイル により パソコンの共有フォルダに保存されるなど全教職員で共有できるようになっている 4 いじめ等の情報を職員室等で 日常的に話題にしたり 相談し合ったりできるようにするため 教職員同士が互いにコミュニケーションを図りやすい職場環境づくりを推進している 5 全教職員が 定期的に いじめ発見のチェックシート 等を活用して 児童 生徒の様子を観察するとともに 学校いじめ対策委員会において 結果を集約 分析するなどして 情報共有している 6 その他 平成 年度いじめの認知件数及び対応状況把握のための調査 ( 都教育委員会 ) 2 いじめの未然防止や早期発見に向け 学校全体で工夫した取組 次ページに いじめも未然防止や早期発見に向け 学校全体で工夫した取組について 各学校が 複数選択で回答した結果を示した 図表 20 成果 この結果においても 全ての校種で 項目に示す全ての取組について 昨年度より実施している 学校が増加していることが分かる 特に 昨年度は実施率が低かった 保護者会や学校便りによる周知 については 全ての校種で 実施率が大きく向上している また いじめ防止等の対策を全教員で行うことを 教育課程等に明記 している学校や いじめ問題への適切な対応に関する内容を 学校評価の項目に設定 している学校が増加していることも一定の成果と考えられる

25 課題これらの項目に示す取組は 学校におけるいじめ防止等の対策を 保護者に示し理解を得るとともに 保護者等の意見を反映して改善を図るために欠かせない取組である 都教育委員会は 十分に実施できていない学校に対して 助言等を行っていく必要がある 図表 20 いじめへの対応について学級担任が一人で抱え込むことのないようにするようにする取組 ~ いじめの未然防止や早期発見に向け 学校全体で工夫した取組 ~ 平成 27 年 6 月 30 日時点の取組 小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 回答項目 1 全教職員が分担して 校門や玄関で 登校時の児童 生徒への挨拶を行い 児童 生徒の様子を観察するとともに 気になる様子が見られた場合は 学校いじめ対策委員会等に報告している 2 休み時間等の巡回を 全教職員で行うために 巡回分担表などの計画が作成されている 3 保護者会や学校便りで いじめの未然防止や早期発見のための取組を 全教職員で行うことを周知している 4 管理職が いじめへの対応が学校全体で行われるよう 一人一人の教職員への面接等を通じて 日常的に指導 助言を行っている 5 教育課程届の 指導の重点 等に いじめの未然防止や早期発見のための取組を 全教職員で行うことを明記している 6 学校評価の評価項目に いじめ問題への適切な対応に関する内容が設定されている 7 その他 平成 年度いじめの認知件数及び対応状況把握のための調査 ( 都教育委員会 )

26 3 教職員一人一人の取組と意識の現状 (1) 全教職員対象のチェックリストの実施本年 7 月に 岩手県矢巾町の中学生が いじめを苦にして自殺したと考えられる事案については 学校において組織的な対応が行われていなかったことなどが報道されている 特に 法の趣旨や内容が 教職員一人一人にまで徹底されていなかったことが課題とされている 課題各学校において いじめ防止等の対策が実効的に行われるようにするためには 全ての教職員が 基本方針 を踏まえ 対策委員会 を核とした組織的な取組を確実に実施することが不可欠である そのため 都教育委員会は 全教職員を対象にチェックリスト方式による点検を行い 学校の実態に応じた個別の指導 助言を行うこととし 平成 27 年 8 月 10 日付けで 各学校等に通知した この点検では 全 12 項目について 教員一人一人が 現在の自分の取組状況について 4つの選択肢の中から1つを選んで を付けることとしている 項目は 以下のとおりである 1 あなたは いじめ防止対策推進法 に定められた定義に基づき いじめられている児童 生徒の心情に寄り添って いじめを認知しようとしていますか 2 あなたは 学校の 学校いじめ対策委員会 のメンバーを知っていますか 3 あなたは 学校の 学校いじめ防止基本方針 の内容を理解していますか 4 あなたは 児童 生徒や保護者に対して 授業 保護者会 学校便りなどの多様な機会を活用して いじめ防止のための取組を伝えていますか 5 あなたは アンケートから明らかになったいじめに関する情報を把握していますか 6 あなたは 自分の勤務している学校で いじめ防止等のために行っている校内研修やOJT 等の内容を 日常の指導に生かしていますか 7 あなたは 上司や同僚と 日頃から報告 連絡 相談できる関係を築いていますか 8 あなたは 児童 生徒の気になる様子を見聞きしたら どんな小さな事例でも 迅速に 学校いじめ対策委員会 のメンバーに報告していますか 9 あなたは 児童 生徒に対して いじめは絶対に許されない行為であることを 教科 道徳 特別活動等を通して 計画的に指導していますか 10 あなたは 児童 生徒に対して どんな些細なことでも悩みや不安がある場合は 担任や他の教職員に相談するよう指導していますか 11 あなたは 児童 生徒に対して いじめなどの行為を見聞きした場合には 見て見ぬふりせず 必ず教職員に伝えるよう指導していますか 12 あなたは 児童 生徒や保護者に対して いじめについての相談は 学校以外の相談窓口でも行っていることを伝えていますか

27 図表 21 いじめ防止対策徹底のためのチェックリスト抽出校実施分集計 平成 27 年 9 月 11 日締切 上段 : 回答者数下段 : 割合 校種小学校中学校高等学校特別支援学校 状 況 回答者数 できている おおむねできている あまりできてできていないいない 回答者数 できている おおむねできている あまりできてできていないいない 回答者数 できている おおむねできている あまりできてできていないいない 回答者数 できている おおむねできている あまりできてできていないいない 1 あなたは いじめ防止対策推進法 に定められた定義に基づき いじめられている児童 生徒の心情に寄り添って いじめを認知しようとしていますか あなたは 学校の 学校いじめ対策委員会 のメンバーを知っていますか あなたは 学校の 学校いじめ防止基本方針 の内容を理解していますか あなたは 児童 生徒や保護者に対して 授業 保護者会 学校便りなどの多様な機会を活用して いじめ防止のための取組を伝えていますか あなたは アンケートから明らかになったいじめに関する情報を把握していますか あなたは 自分の勤務している学校で いじめの防止等のために行っている校内研修や OJT 等の内容を 日常の指導に生かしていますか あなたは 上司や同僚と 日頃から報告 連絡 相談できる関係を築いていますか あなたは 児童 生徒の気になる様子を見聞きしたら どんな小さな事例でも 迅速に 学校いじめ対策委員会 のメンバーに報告していますか あなたは 児童 生徒に対して いじめは絶対に許されない行為であることを 教科 道徳 特別活動等を通して 計画的に指導していますか あなたは 児童 生徒に対して どんな些細なことでも悩みや不安がある場合は 担任や他の教職員に相談するよう指導していますか あなたは 児童 生徒に対して いじめなどの行為を見聞きした場合には 見て見ぬふりせず 必ず教職員に伝えるよう指導していますか あなたは 児童 生徒や保護者に対して いじめについての相談は 学校以外の相談窓口でも行っていることを伝えていますか いじめ防止対策推進法 等に基づく組織的な対応に係る点検 ( 都教育委員会 )

28 各学校において 校長が 本チェックシートにより全教職員の取組状況を把握し その状況に基づき 徹底されていない職員に対して 改善を図るための個別指導を行うこととした また 区市町村教育委員会は 明らかになった管下の学校の教職員の取組状況を把握し 学校に対して 必要な指導 助言を行ってきた さらに 都教育委員会は 各校種ごとの抽出校から点検結果の提供を受け 傾向を把握 分析した 抽出校における集計結果は前ページのとおりである 図表 21 このチェックリストに示された 12 の取組は いずれも いじめ防止対策推進法 に示される学校の組織的対応を実現させるために 全教職員に実施が求められる取組である 先に示した 対策委員会 の取組状況 (21ページ参照) の結果と この点検結果を比べてみると 学校としての取組の状況は 6 月末日には全ての項目において 100% の実施率となっているにもかかわらず 例えば 対策委員会 のメンバーを知っているか や 学校いじめ基本方針 の内容を理解しているか など 組織的対応の基本となる状況についても 一人一人の教職員にまでは徹底できていなかったという現状が浮かび上がってくる 課題都教育委員会は 学校としては取組が行われているにもかかわらず 教職員一人一人にまでは 実践の徹底が図られていないことを踏まえて 学校や教職員に対して 指導 助言を行っていかなければならない 学校におけるいじめ防止等の対策は いかなる事案であっても必ず組織で対応することが求められている 一人でも実践ができていない教員がいることで 場合によっては重篤な事態を招くこともあり得るからである そのことを 都内公立学校の全ての教職員が十分に理解し 確実に実践できるようにするため 都教育委員会は 学校が教職員一人一人の取組を徹底させることができるよう指導 助言を行っていくことが求められている そのため 都教育委員会は 学校における組織的な対応の確実な実施に向けて 全教職員が自分 の取組を振り返り 改善を図ることができるようにするため 各学校で実施する校内研修の資料を 開発することが必要である (2) チェックリストの結果についての考察 以下に このチェックリストの集計結果から 組織的な対応として最も基本的な項目等を選び 若干の考察を加える 図表 22~

29 図表 22 あなたは 学校の 学校いじめ対策委員会 のメンバーを知っていますか 小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 できているおおむねできているあまりできていないできていない いじめ防止対策推進法 等に基づく組織的な対応に係る点検 ( 都教育委員会 ) 平成 26 年 10 月末までに 都内全公立学校において 対策委員会 が設置されている しかし 対策委員会のメンバーを知っているか という質問に あまりできていない ( あまり知らない ) できていない ( あまり知らない ) と回答している教員が一定数いることが明らかとなった 課題この状況については 当該の教員の意識が低いという個人の問題なのか 学校として形式的な設置に留まっているという組織の問題なのか 詳細に分析し 実態に即して改善策を講じていく必要がある 対策委員会 の機能強化の方策については 本委員会でも 繰り返し審議してきた それらの 内容については 章を改めて報告する (29 ページ参照 ) 図表 23 あなたは 学校いじめ防止基本方針 の内容を理解していますか 小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 できているおおむねできているあまりできていないできていない いじめ防止対策推進法 等に基づく組織的な対応に係る点検 ( 都教育委員会 ) 基本方針 の内容理解について できていない や あまりできていない と回答した教員の 割合は 高等学校 特別支援学校に比べて 小 中学校の方が高い

30 基本方針 は 学校の実態に応じて作成されなければならないものである 児童 生徒 教職員 保護者等の実情を踏まえ 学校として全ての教職員が行う具体的な取組を示した内容とすべきである また 取組の効果等を不断に検証し PDCAサイクルの中で 改善を図っていくことが必要である 今後 都教育委員会には 成果の上がった実践事例を周知するなどして 全ての学校の 基本方 針 の実効性を高める対策を講じることが求められる 図表 24 あなたは 児童 生徒の気になる様子を見聞きしたら どんな小さな事例でも 迅 速に 学校いじめ対策委員会 のメンバーに報告していますか 小学校中学校高等学校特別支援学校 できているおおむねできているあまりできていないできていない いじめ防止対策推進法 等に基づく組織的な対応に係る点検 ( 都教育委員会 ) いじめを未然に防止したり 早期に発見したりできるようにするためには 教職員が児童 生徒の日々のトラブルの中から いじめにつながる萌芽を見抜いていかなければならない そのためには 児童 生徒の状況について 複数の目で多角的に観察していくことが大切である 全ての教員が 日頃から 児童 生徒の気になることを見聞きしたら どんなに小さなことでも できる限り早く 対策委員会 に報告して 組織として情報を共有することが欠かせない 学校における組織的対応の基本は 学校として 教職員がとるべき具体的な行動を明確にしておくこと そして 全ての教職員が 例外なく定められたとおりに行動することである このチェック項目に示され取組は いじめ防止等の対策における組織対応のための最も重要な行 動を示すものである 今後とも 校内研修の中で 全ての教職員が チェックリスト を活用して 自己の取組につ いて振り返りを行い 改善を図ることができるようにすることが必要である

31 第二取組の改善の方向性 1 学校いじめ対策委員会 の機能強化 (1) 学校いじめ対策委員会 の機能強化の視点と具体例本章では 本委員会で協議された内容を踏まえ 今後の取組の方向性について示していく 本委員会では 対策委員会 の機能強化のための方策を審議するに当たって 小 中学校それ ぞれから校長を招き 自校の 対策委員会 の運営の工夫や課題について意見を聴取した上で 協 議を行った 以下に概要を示す 機能強化の視点具体例留意事項 1 委員の構成 2 定例会議の設定 3 情報収集 共有 4 いじめの認知 5 対応方針の協議 < 例 1> 校長 副校長 教務主任 生活指導主任 進路指導主任 学年主任 スクールカウンセラー等で構成する < 例 2> 生活指導連絡会 特別支援教育委員会のメンバーにスクールカウンセラーを加え これらの会議に引き続いて 対策委員会 の会議を開催する < 例 3> 企画委員会に 必要なメンバーを加えて 対策委員会 の機能をもたせる < 例 4> いじめが認知された場合には 常設の委員に 個々のいじめに応じて 学年会 部活動の担当教員等を加えて対応する スクールカウンセラーの勤務日に合わせて会議を設定する 個々のいじめやいじめの疑いの事案について 現状と対応の進捗状況を確認するとともに 今後の対応策を決定し 校長に報告する 児童 生徒の様子で気になることがあったとき 児童 生徒間でトラブルが発生した時など どんな小さな事案でも 対策委員会 として教員から報告を受けるとともに 全教職員で情報を共有できるようにする 教員から 児童 生徒の様子で気になることが報告された場合は 校長の方針の下に 事実確認の方法を決定する 上記確認の結果について報告を受け 当該の事案が いじめであるか いじめの疑いの状況であるか等について判断する いじめ等について 実態に基づき 早期解決に向けた対応方針を協議し 校長に報告する 対応方針について 学級担任等が保護者に伝えるとともに 保護者の意向を確認する 学級担任は 保護者の意向を 対策委員会 に報告する 委員のメンバーに校長 副校長は不可欠である 校長に決定権があることを明確にした上で 委員長を校長とするか 他の教員とするか 各学校で定める必要がある 教育課程の中に いじめ防止の対策を位置付けることが大切であることから 対策委員会 のメンバーには 教務主任が入るべきである 委員の構成については 学校の実態等に応じて 柔軟に編成することも必要である 学校ごとに 対策委員会 の機能と 具体的な取組を明確にし 定例会議で進捗状況を確認する必要がある 教員一人一人が 誰にどのような手順で報告 連絡するかなどを チャート図で示しておくことが大切である いじめが認知された場合等には 迅速に対応する必要があるため まず対策委員会のメンバーでもある校長が 担任等から報告を受けて対応を指示することもあり得る いじめへの対応に際して 対策委員会 のメンバーが直接 児童 生徒への対応を行うかどうかは 学校の実態によって異なる

32 成果検証 6 基本方針 改善 7 指導 助言記録の保管 8 引継ぎ 9 重大事態への対処 学校の取組の推進状況について 自己評価 保護者による評価 外部評価 諸調査の数値等を基に検証し 学校いじめ防止基本方針 を改訂する 若手教員が増加する中 児童 生徒に対して中心となって対応を行うで 対策委員会 として 学級担任等に 適切に助言をしたり 相談に乗学級担任等にきめ細やかったりする に助言することが求められている いじめ問題への対応については 全ての事案について 対策委員会 が定めた共通の様式等で記録を残し 全ての教職員が確認できる方法により保管する 年度が替わった場合には 学級担任等が確実に情報を引き継げるようにするとともに 対象の児童 生徒が上級の学校等に進学した場合には 進学先に情報を伝えられるようにする 対策委員会 の役割としては 重大事態への対処を切り離して考えることもあり得る 重大事態は 教育委員会の助言を受け 管理職の直接の指揮の下に対応する状況と捉えることが適切である (2) 学校いじめ対策委員会 運営上の留意点 本委員会では 上記に示す意見等に加えて 教職員の意識や 対策委員会 運営上の配慮事項と して 以下の意見が述べられた < 対策委員会 運営上の配慮事項について > いじめに対して 教職員が一人で抱え込んで対応することがあってはならないが 一人一人 が 組織としての判断に基づき 責任をもって対応しようとする意識は必要である いじめへの対応については 組織的対応とともに 迅速さが求められる 緊急の場合等には いわゆるマニュアルどおりに報告 連絡等が行われないこともあり得る 最終的に 校長が判 断できるような報告 連絡体制が確立されていることが大切である 以上の協議等を経て 本委員会として 対策委員会 の役割を分かりやすく例示する資料を作成 し 学校等に配布することにより 対策委員会 の機能強化が図れるようにすることが必要との 意見で一致した 次ページに掲載しているリーフレット資料は 都教育委員会が作成し 平成 27 年 4 月上旬に 全教職員に配布したものである 各学校は 引き続き この資料等を活用して 対策委員会 の機能強化に向けた取組を推進していくことが必要である

33 学校いじめ対策委員会に関する Q&A Q1 委員会が 教職員から児童 生徒の気になる様子についての報告を受けるために その都度 委員を招集すると 迅速に対応できないこともあるのですが どのような工夫が考えられますか A1 学校の実態 ( 教職員の構成 規模等 ) に応じて 委員の誰かに報告し その委員が管理職に伝えた後に 委員会で情報共有を図る 学年主任とともに 管理職に報告し 管理職が委員会を招集し 伝達する など 学校として基本となる報告の流れを決めておきましょう 報告内容や校長からの指示内容を記録する方法を明確にしておくことも大切です 迅速な報告と対応を第一に考え 例えば 報告を受けた校長が 報告者である学級担任に 直接対応を指示するなど 臨機応変の対応が必要となる場合もあります いずれの方法であっても 学校全体で情報共有し 組織的対応を行うために中核となるのがこの委員会です Q2 定期的な会議は どのように設定し どのような内容について話し合えばよいのでしょうか A2 いずれの学校でもSCが委員会の構成員となっていることから 定期的な会議をSCの勤務日に設定することが望ましいです ただし 委員全員が参加できないこともあるので 会議の内容を記録しておくことが大切です また 委員会のメンバーが 教育相談 不登校対策 特別支援教育等に関する委員会などのメンバーと一致している学校では 複数の会議を統合する 連続して実施するなど 効率化を図っている例もあります 定例の会議では いじめの解決に向けて対応中の事例の経過確認はもとより 他にいじめの可能性のある事例はないかなど 十分に確認することが必要です また この資料の見開きページに示している例を参考に 年度当初に 年間の会議計画を立てておくと 実効性の高い会議運営が可能になります Q3 いじめ防止対策推進法 では 委員会の構成メンバーとして 教職員のほかに 心理 福祉等に関する専門的な知識を有するその他の関係者が挙げられていますが 委員構成はどのように考えればよいですか A3 心理の専門家としてのSCは必ず構成メンバーとしてください その他の関係者については 校長の判断で委員に加えてください 迅速さが求められる場合で 外部の委員等を招集する時間がないときは 会議後に内容を伝えるなどの配慮が必要です また いじめの対応の検討会議に SSWや当該事例の関係者等の参加を求めるなどの柔軟な対応も考えられます なお 全都内公立学校に 学校サポートチーム ( 教職員のほか 保護者 民生 児童委員 主任児童委員 保護司 子供家庭支援センター職員 児童相談所児童福祉司 警察職員等により構成 ) を設置していることから 委員会は教職員を中心に構成し 学校サポートチームが 必要に応じて 委員会を支援できる態勢を構築している学校もあります Q4 若手の教職員が多い学校では 委員会からの助言が 人材育成につながりますが どのような実践が考えられますか A4 委員会が 日常的に 若手の教職員に 児童 生徒への対応 児童 生徒の観察の視点 学級経営 自尊感情を育む授業等について 助言できる体制を確立することが考えられます また 若手教員が 委員会のメンバーに気軽に相談したり いじめ問題に主体的に関わり 具体的な取組を提案したりできるような環境づくりも必要です 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会委員 有村久春 ( 東京聖栄大学教授 ) 坂田仰 ( 日本女子大学教授 ) 滝充 ( 国立教育政策研究所総括研究官 ) 鈴木高弘 ( 元都立足立新田高等学校長 元専修大学附属高等学校長 ) 三田一則 ( 豊島区教育委員会教育長 ) 市川宏伸 ( 都立小児総合医療センター顧問 ) 石川悦子 ( 東京臨床心理士会副会長 ) 長汐道枝 ( 府中市スクールソーシャルワーカー ) 三坂彰彦 ( 武蔵野法律事務所弁護士 ) 古郷氏郎 ( 警視庁生活安全部管理官 ) 実践報告者 榊尚信 ( 武蔵村山市立第十小学校長 ) 森田正藏 ( 目黒区立目黒中央中学校長 ) 発行日 平成 27 年 3 月 発行者 東京都教育庁指導部指導企画課 所在地東京都新宿区西新宿二丁目 8 番 1 号 電話 生活指導研修資料 学校いじめ対策委員会の効果的な活用 ~ 学校が組織的に対応できるようにするために ~ 学校いじめ対策委員会は いじめ防止対策推進法 に基づき 全ての学校に設置することが義務付けられています 教職員が一人で抱え込まないようにするために この組織の役割や取組内容を明確にすることが大切です (2 3 ページに取組例 ) いじめ防止対策推進法 ( 平成 25 年 6 月公布 9 月施行 ) ( 学校におけるいじめの防止等のための組織 ) 第 22 条学校は 当該学校におけるいじめの防止等に関する措置を実効的に行うため 当該学校の複数の教職員 心理 福祉等に関する専門的な知識を有する者その他の関係者により構成されるいじめの防止等の対策のための組織を置くものとする 東京都教育委員会では この組織を 学校いじめ対策委員会 としています 東京都教育委員会いじめ総合対策 ( 平成 26 年 7 月策定 ) 東京都教育委員会 この資料は 東京都教育委員会いじめ問題対策委員会 ( 東京都いじめ防止対策推進条例 に基づき設置された教育委員会の附属機関 ) の審議 ( 第 2 回平成 27 年 2 月 12 日開催 ) を踏まえて 作成しました 校長 副校長 生活指導主任 学年主任 養護教諭 スクールカウンセラー その他校長が必要と認める者 ( 保護者 部活顧問等 ) から構成 いじめ問題の解決のためには 授業を含む教育課程全体での取組が必要なことから この他に 教務主任が参加できるようにすることも大切です 主な役割 学校いじめ防止基本方針の策定 いじめ問題に関する年間指導計画の作成 実行 学校サポートチーム定例会議の実施 保護者会 学校便りでの取組周知 スクールカウンセラーによる全員面接の計画 実施 いじめ発見チェックシート 実態把握アンケートの計画 実施 児童 生徒間のトラブルに関する情報収集 共有 対応方針策定 役割分担 対応状況確認 経過観察など 一人一人の教職員は 自分が担任する学級 学年等にかかわらず 児童 生徒の様子で気になることを見聞きしたら どんな小さな事例でも その日のうちに 学校いじめ対策 委員会に報告する 仲良し同士の遊びの延長のようにも見えるから もう少し様子を見よう この程度は 子供たちの日常によくあることだから 報告するには及ばない これから出張だから 週明けに報告しよう などの個人的判断が 重大事態につながることもあります -31-

34 未然防止 早期発見の取組早期対応の取組重大事態への対処 学校いじめ対策委員会 を核とした取組例 ~ 学校の実態 ( 教職員構成 規模等 ) に応じて 取組内容と役割を明確に!~ 資料中の 委員会 は 学校いじめ対策委員会 を SC は スクールカウンセラー を SSW は スクールソーシャルワーカー を示す : 委員会 が必ず行うべき取組 : 学校として行うべき取組 ( 委員会 の役割は学校の実態等に応じて定める ) : いじめの事案ごとに 実態に応じて行うべき取組 子供が安心して生活できる学級 学校づくり 魅力ある授業の実施 学級経営 生活指導の充実 自尊感情 自己肯定感の育成 教職員と児童 生徒の信頼関係の構築等 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 スクールカウンセラーによる全員面接 ( 小 5 中 1 高 1) 計画 実施 結果確認 情報共有 学校の実態に応じて終了時期決定 保護者会で取組周知 1 委員会の組織 役割 取組内容等周知 協力依頼 相談機関一覧配布 1 校内研修 1 計画 実施 教育相談体制の整備 ( 面談 メール等 ) 定例会議実施 児童 生徒のトラブル等に関する情報収集 共有 取組の進捗状況確認若手の教職員等への指導 助言 学校便りで取組周知 1 学校サポートチーム定例会議 1 計画 実施 連携推進 いじめに関する授業 1 計画 実施 いじめ発見チェックシート 1 実態把握アンケート 1 実施 集約 確認 共有 いじめ防止カード ( 都教委 ) 配布 内容指導 DVD 資料 STOP いじめ! Ⅰ Ⅱ ( 都教委 ) を活用 いじめ実態調査 ( 都教委 ) 状況把握 調査回答 取組改善 校内研修 2 計画 実施 学校サポートチーム定例会議 2 計画 実施 連携推進 SC よる全員面接 (7 月までに終了できない場合 ) 保護者会で取組周知 2 取組の進捗状況 いじめの実態報告 協力依頼 相談機関一覧配布 2 いじめ防止教育プログラム 及び DV D 資料 STOP いじめ!Ⅰ Ⅱ ( 都教委 ) を活用 いじめに関する授業 2 計画 実施 いじめ発見チェックシート 2 実態把握アンケート 2 実施 集約 確認 共有 月を重点取組月間に設定 学校便りで取組周知 2 いじめに関する授業 3 計画 実施 相談機関一覧配布 3 校内研修 3 計画 実施 学校サポートチーム定例会議 3 計画 実施 連携推進 いじめ発見チェックシート 3 実態把握アンケート 3 実施 集約 確認 共有 学校評価計画 実施 検証 学校いじめ防止基本方針改訂 次年度年間取組計画策定 保護者会で取組報告 3 取組結果やいじめの実態等報告 意見聴取 いじめ防止教育プログラム 及び DVD 資料 STOP いじめ!Ⅰ Ⅱ ( 都教委 ) を活用 毎年度 都教委が実施 言葉の暴力撲滅キャンペーン 等 児童 生徒の主体的取組への支援 いじめ総合対策チェックシート ( 都教委 ) を活用 4 月から 3 月まで年間を通じて 事例ごとに迅速に対応 報告 校長 副校長 < 教育委員会への報告 > 報告報告 < 教育委員会との連携 教育委員会からの指導 助言 > 報告 情 報 児童 生徒のトラブルや気になる様子の情報収集 情 情報共有 報 教職員 実態把握の方策検討方策 役割分担 実態把握観察 聞き取り 全員面接 アンケート等 判 いじめ認知 いじめにつながる可能性 情報共有 断 情報共有 対応方針策定役割分担 被害児童 生徒の安全確保対SCによるケア応学校サポートチーム ( 警察 児童相談所等 ) との連携登下校時の見守り いじめを伝えた児童 生徒の安全確保 保護者会開催 PTAの協力 加害の児童 生徒の観察 指導 地域住民による 情報共有 対応状況 いじめ解消状況確認対応見直し 児童 生徒 いじめ解消 保護者 報 告 報 告 定期的に報告報告 学校サポートチーム ( 地域住民 関係機関 ) 必要に応じて協力依頼 経過観察 教育委員会に発生の報告 知事又は区市町村長に発生の報告 教育委員会に調査結果の報告 知事又は区市町村長に調査結果の報告 知事又は区市町村長が必要と認めた場合の再調査 議会への再調査結果報告 校長 副校長 < 教育委員会への報告 教育委員会との連携 教育委員会からの指導 助言による対応 > いじめをきっかけとした欠席の日数が 30 日を経過 重大事態発生 対応 児童 生徒 学級の状況等確認 事実関係把握調査 学校における組織 ([ 例 ] 学校いじめ対策委員会 +PTA 会長 子供家庭支援センター職員等 ) による調査 聞き取り 全員面接 全員対象のアンケート等 被害児童 生徒の保護 SC によるケア SSW による家庭訪問 加害児童 生徒への指導警察への相談 懲戒 出席停止 子供のケア 適応指導教室 地域住民 医療機関等との連携 緊急保護者会の開催 事態解決 経過観察 全校児童 生徒及び学級等の状況再確認 いじめの防止等取組の推進状況の検証 いじめ防止対策推進法 第 28 条では 重大事態を 生命 心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき 及び 相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき と定めている また いじめの防止のための基本的な方針 ( 文部科学省 ) では 前掲の 相当の期間 について 年間 30 日を目安とする と補足している これらを踏まえ 本資料では いじめをきっかけとした欠席の日数が 30 日を経過した時点で 重大事態の発生と認めた場合の対応事例を示した

35 2 相談しやすい学校づくり (1) 平成 年度の研究で明らかとなった実態条例の制定や 総合対策 の策定に先立ち 都教育委員会は 平成 年度に 2 年間をかけていじめ問題に関する研究を行った この研究の中で 児童 生徒等からの聴き取り等を行った結果 通常の調査からは見えにくい いじめに関する児童 生徒の実態が明らかになった 以下に その一部を示す 図表 25 図表 25 いじめ問題に関する研究の結果 ~ 児童 生徒約 9,400 人を対象としたアンケートによる ~( 部分 ) 平成 年度実施東京都教職員研修センター この結果から 66% の子供がいじめを受けた経験がある 46% の子供が いじめを受けても 誰にも相談していない 相談した子供でも 担任に相談した子供は 35% にとどまっている 85% の子供が いじめに関わりをもちたくないと思っている ことなどが 児童 生徒の実態として見えてきた これらの課題を解決するためには いじめは どの学校 どの子供にも起こり得ると捉えて 教員の指導力の向上を図るとともに 学校の組織的対応を徹底させる 児童 生徒が教職員に相談しやすい学校づくりを推進する 児童 生徒の主体的な取組を通して いじめを見て見ぬふりせず 声を上げられる学校づくりを推進する ことが必要であると考える 総合対策 は 上記の視点などから 学校の取組を示した内容となっている (2) いじめについて 児童 生徒が相談しやすい学校づくりに向けた取組の現状 これまでに各学校及び都教育委員会では 相談しやすい学校づくりにむけて 次ページに示す 様々な取組を行ってきた

36 相談しやすい学校づくりに向けた取組 1 学校の取組 (1) 児童 生徒と教員との信頼関係の構築ア学級 学年経営の充実イ授業改善の推進ウ教職員が児童 生徒に関わる時間の十分な確保 (2) 学校教育相談体制の整備アスクールカウンセラーによる全員面接の実施 ( 小 5 中 1 高 1 対象 ) イ教員による定期的な個人面談の実施ウ全教員による校内巡回等を通した子供の観察と声掛けエ学級担任等による問題を抱えた児童 生徒への積極的な働きかけオ児童 生徒を対象とした定期的 ( 年 3 回など ) なアンケートの実施カ学校いじめ相談メールの実施 目安箱の設置等 学校ごとの取組 (3) 日常的ないじめ防止のための指導 啓発ア帰属意識 自己肯定感 自尊感情を育む指導の推進イ組織的かつ毅然とした生活指導の推進ウ道徳等を通した規範意識を育む指導の推進エ特別活動等を通した人間関係づくりの指導の推進オいじめに関する授業の実施 ( 年 3 回 ) カ弁護士等の協力を得た法教育の実施 ( 学校ごとの取組例 ) (4) 保護者の理解推進ア保護者会 個人面談 学校便り等における学校のいじめ防止等の方針 取組の周知イスクールカウンセラーの紹介ウスクールカウンセラーや教職員による保護者相談の実施エ PTA への情報提供と協力依頼 (5) 地域 関係機関等との連携推進ア全公立学校における学校サポートチーム ( 校長 副校長 主幹教諭 民生 児童委員 主任児童委員 保護司 子供家庭支援センター職員 児童相談所児童福祉士 警察職員等により構成 ) の設置による協力連携体制の整備イ児童館や学童クラブへの情報提供と協力依頼ウ地域住民等による登下校時の見守り等を通しての児童 生徒の観察等の協力依頼 (6) いじめを認知した場合の対応ア被害の児童 生徒の安全確保の徹底 スクールカウンセラーや教職員による心のケアの実施イ加害の児童 生徒に対する組織的 継続的な観察 指導の徹底ウいじめを伝えた児童 生徒の安全の確保の徹底 2 東京都教育委員会の取組 (1) 教育相談体制の充実ア都教育相談センターによる来所 電話 メールによる相談の実施イ 24 時間体制による いじめ相談ホットライン の設置ウ相談のための電話番号を周知するため 年 1 回の相談カードの配布 年 3 回の相談機関一覧の配布エいじめ等の問題にかかわる相談事業担当者連絡会 ( 教育庁指導部 都教育相談センター ) 生活文化局 ( 都民の声 ) 福祉保健局 ( 都児童相談センター 精神保健福祉センター ) 病院経営本部 ( 小児総合医療センター ) 警視庁 ( 少年相談室 ) による定期的な情報共有 (2) 教職員のいじめ問題への対応力向上のための取組ア全公立学校生活指導主任等対象のいじめ問題への対応のための研修会の実施 ( 年 1 回 ) イ いじめ防止教育プログラム ( 教員研修編 ) の作成 配布 活用推進ウ DVD 資料 STOP! いじめ Ⅰ Ⅱ( 教員研修編 ) の作成 配布 活用推進エ 東京都におけるいじめ防止等の対策 学校いじめ対策委員会の効果的な活用 等資料の作成 配布 活用推進 (3) いじめ防止等に向けた児童 生徒の意識啓発ア児童 生徒 保護者を対象とした いじめ防止フォーラム 開催 ( 平成 24 年度 ) イ いじめ防止教育プログラム ( 授業編 ) の作成 配布 活用推進ウ DVD 資料 STOP! いじめ Ⅰ Ⅱ( 授業編 ) の作成 配布 活用推進 (4) 地域 関係機関等との連携の推進ア東京都いじめ問題対策連絡協議会の開催 協議 ( 年 2 回程度 ) イ学校と警察の連絡協議会の開催 ( 各地区 各区市町村ごと各年 1 回開催 )

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