脱有機溶剤吸引工事について

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しょうりこびき
5 years ago
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1 資料 3 平成 26 年度処理結果について ( 報告事項 ) 1

2 1 処理フロー保管廃棄物低濃度 PCB 廃棄物屋内保管場所低濃度 PCB 廃棄物作業所展開検査容器移し替え低濃度 PCB 廃棄物屋内保管場所自動投入設備焼却施設 2

試験結果を確認してから次便の作業に着手した第 1~6 便で計 100 缶の前処理焼却及び PCB 拭き取り試験を行った (1) 空保管容器 ( ドラム缶 ) の種類

3 2 空保管容器 ( 空ドラム缶 ) の無害化処理 (1) 空保管容器 ( ドラム缶 ) の種類対策焼却施設投入前に空保管容器 ( 空ドラム缶 ) の前処理を行った前処理及び焼却は搬出した 1 車両の積載分 ( 第 1~5 便は各 18 缶第 6 便は 10 缶 ) ごとに行いその都度 PCB 拭き取り試験を実施し試験結果を確認してから次便の作業に着手した第 1~6 便で計 100 缶の前処理焼却及び PCB 拭き取り試験を行った (1) 空保管容器 ( ドラム缶 ) の種類固形状廃棄物を収納している場合液状廃棄物を収納している場合オープンヘッドドラム缶 ( 天板取り外し式ドラム缶 ) タイトヘッドドラム缶 ( クローズドラム缶密栓ドラム缶 ) 3

2 空保管容器 ( 空ドラム缶 ) の無害化処理 (2) 前処理 (3)PCB 拭き取り試験結果 (4) 今後の方法 (2) 空保管容器 ( 空ドラム缶

オープンヘッドドラム缶内壁に付着している廃棄物を溶剤による拭き取り等により除去清掃するタイトヘッドドラム缶天板をくり抜いた後に内壁清掃を行う

オープンヘッドドラム缶の場合の手順スリット半月状に開口マーキング内壁清掃開口部をシートで養生反転させる加工マーキング投入時の荷姿

4 2 空保管容器 ( 空ドラム缶 ) の無害化処理 (2) 前処理 (3)PCB 拭き取り試験結果 (4) 今後の方法 (2) 空保管容器 ( 空ドラム缶 ) の前処理 ( 焼却施設投入前の作業 ) 赤字 :H25 試験処理からの改善箇所 1 内壁清掃 2 加工 3 マーキングオープンヘッドドラム缶内壁に付着している廃棄物を溶剤による拭き取り等により除去清掃するタイトヘッドドラム缶天板をくり抜いた後に内壁清掃を行う底部を半月状に開口し側壁にスリットを入れる保管廃棄物の管理番号と空保管容器 ( 空ドラム缶 ) を特定できるよう加工するオープンヘッドドラム缶の場合の手順スリット半月状に開口マーキング内壁清掃開口部をシートで養生反転させる加工マーキング投入時の荷姿 (3)PCB 拭き取り試験結果すべての空保管容器 ( 合計 100 缶 ) 卒業判定基準 (0.1μ g/100 cm 2 以下 ) に適合 (4) 今後の方法空保管容器は上記前処理 (1~3) を行った上で焼却施設に投入する 4

5 参考 : 空保管容器の無害化処理前処理 ( 焼却施設投入前の作業 ) 後の状況前処理 ( 焼却施設投入前の作業 ) 後の状況内壁の清掃前内壁の清掃後半月開口スリットマーキング空保管容器の加工スリットマーキング 5

6 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (1) 展開検査の実施次の作業フローに基づき保管廃棄物計 100 缶の展開検査を実施した展開検査は搬出した 1 車両の積載分 ( 第 1~5 便は各 18 缶第 6 便は 10 缶 ) ごとに行いその都度機器分析による作業環境測定を行い測定結果を確認してから次便の展開検査に着手した展開検査に係る作業フロー保管廃棄物合計 100 缶内訳第 1~5 便搬出数量各 18 缶第 6 便搬出数量 10 缶展開検査前の作業 1 保管容器内部ガス測定 ( 1) 2 展開検査順序表 ( 2) の作成連続作業による高濃度時間帯の回避 1 保管容器内部ガス測定廃棄物が入っている保管容器 ( ドラム缶 ) を開蓋後速やかに蓋と容器の隙間から容器上部のガスを採取しガス検知管で測定換算値 = テトラクロロエチレン ( 測定値 / 管理濃度 50ppm ) + トリクロロエチレン ( 測定値 / 管理濃度 10ppm ) + トルエン ( 測定値 / 管理濃度 20ppm ) + ベンゼン ( 測定値 / 管理濃度 1ppm ) 2 展開検査順序表保管容器内部ガス測定等をもとに展開検査を行う順序を決めた一覧表展開検査順序表の作成の考え方は 7 頁のとおり赤字 :H25 試験処理からの改善箇所 3 展開検査作業環境対策 ( 3) 作業環境モニタリンク ( 4) 良好な作業環境の維持 3 作業環境対策作業テントの設置被覆シート泡スプレーの使用ガスの局所吸引使用機材等は 8~12 頁のとおり 4 作業環境モニタリング保管廃棄物 1 缶の展開検査終了直後に展開検査場の室内空気の VOC を測定するモニタリングのフローは 13 頁のとおり 6

7 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (2) 展開検査順序表資料 -4 展開検査順序表の作成の考え方 (1 単位 18 缶の場合 ) 1 PCB 濃度が高い廃棄物を分散化具体的には保管廃棄物 18 缶中 PCB 含有量上位 4 缶の保管廃棄物について第 1 日目午前第 1 日目午後第 2 日目午前第 2 日目午後の 4 つの時間帯に分散させる 2 ベンゼン濃度が高い廃棄物の連続作業を回避ベンゼンの保管容器内部ガス測定 ( 1) の結果をもとにベンゼンの高濃度廃棄物が連続して並ばないようにする 1 保管容器内部ガス測定保管廃棄物が入っている保管容器 ( ドラム缶 ) を開蓋後速やかに容器上部のガスを採取しガス検知管で測定 3 VOC 濃度が高い廃棄物の連続作業を回避 VOC4 物質の保管容器内部ガス測定の換算値 ( 2) をもとに VOC の高濃度廃棄物が連続して並ばないようにする 2 換算値換算値 = テトラクロロエチレン ( 測定値 / 管理濃度 50ppm ) + トリクロロエチレン ( 測定値 / 管理濃度 10ppm ) + トルエン ( 測定値 / 管理濃度 20ppm ) + ベンゼン ( 測定値 / 管理濃度 1ppm ) 4 粗大廃棄物のサイズ調整時間帯の設定保管容器内部ガス測定を行った時内容物に粗大廃棄物が視認された保管廃棄物 ( コンリートがら木片など ) については展開検査において粗大廃棄物に付着した土壌等の剥離に時間を要するなど後続の展開検査作業に影響を及ぼすことが考えられるため 1 日の最後に配置する 7

8 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (3) 展開検査における作業環境対策資料 -4 赤字 : 試験処理からの改善箇所ヘルメット保護コークル防毒マスク ( 防塵機能 + 有機カス ) 化学防護服作業テント展開検査場前室コム手袋インナー手袋安全長靴 1 作業従事者は PCB 廃棄物の処理作業等における安全対策要綱処理等作業における管理レベル 2 の保護具を着用管理レベル 2 定常作業における最上位の装備 2 展開検査場内に作業テントを設置 8

9 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (4) 展開検査における作業環境対策資料 -4 赤字 : 試験処理からの改善箇所 3 作業従事者は原則作業テントの外側で作業を行う 4 作業従事者の手元付近のガス ( 1) を吸引する 5 廃棄物被覆シートの使用 7 泡スプレーの使用 1 手元付近のガスは活性炭吸着処理する 2 廃棄物中のガスは薬液処理活性炭吸着処理する 6 鋼製トレー上の廃棄物中のガス ( 2) を吸引する 9

10 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (5-1) 展開検査の手順 ( 固形状 ) 赤字 : 試験処理からの改善箇所 1 廃棄物を鋼製トレーに展開 ( 鋼製トレー上の廃棄物中のガス吸引開始 ) 2 廃棄物に泡剤を散布 ( 泡スプレーの使用 ) 3 廃棄物をシートで被覆手元付近のガスを吸引手元付近のガスを吸引 4 シート内部のガス測定 5 性状確認選別 ( シート被覆手元付近のガスを吸引 ) 6 密閉容器に詰め込み 10 ( シート被覆手元付近のガスを吸引 ) 10

11 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (5-2) 展開検査の手順 ( 液状 ) ( 使用機材 ) 換気口 ( 小栓 ) 注入口 ( 大栓 ) クローズドラム缶 ( 密栓ドラム缶 ) クローズドラム缶 ( 密栓ドラム缶 ) の上部ホース B 鍔 ( つば ) 注入口ホース A 10L 移し替え容器 ( 白タンク ) 手動ドラムポンプ ( 上げ下げ式 ) 11

12 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (5-2) 展開検査の手順 ( 液状 ) 吸引ホース 1 白タンクの注入口を開けてドラムポンプのホース A を挿入し隙間をウエスで詰め込む 2 ドラム缶の注入口 ( 大栓 ) の蓋を開ける同時に吸引ホースを用いてガスの局所吸引を行う吸引ホース鍔 ( つば ) 3 ドラムポンプのホース B を挿入しドラムポンプの鍔 ( ツバ ) で密着させる ( ねじ込み式 ) 拡大吸引ホース 4 白タンクに液状廃棄物を移し替える 12

13 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (6) 展開検査場の作業環境モニタリングのフロー赤字 : 試験処理からの改善箇所保管廃棄物 1 缶について展開検査終了直後緑枠 : 保管廃棄物 100 缶の作業実績 1 室内空気の VOC4 物質 ( 1) の測定 ( 検知管 ) 3 作業開始前に室内空気の VOC4 物質 ( 1) の測定 ( 検知管 ) 1 測定値 < 管理濃度 ( 2) 2 測定値の換算値 <1 両方 YES 2-1 次の保管廃棄物入り容器の展開検査を実施それ以外 2-2 作業停止 ( 1 回 15 分以上 ) 1VOC4 物質検知管測定 ( 展開検査場出口ガス ) 2 捕集バック等で採気 ( 展開検査場 ) 1 4 物質 : テトラクロロエチレントリクロロエチレントルエンベンゼン 2 4 物質のうち 1 物質でも上回った場合はそれ以外とする 13

14 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (7)PCB ベンゼンの作業環境測定結果搬出便ごとの詳細は参考資料のとおり分析項目管理濃度単位 PCB 0.01 mg/m 3 ベンゼン 1 ppm 第 1 便第 2 便第 1 便第 2 便搬出便 A 測定 (5 地点平均値 ) B 測定結果備考第 1 日午前 <0.001 <0.001 第 1 管理区分 100 缶中 PCB 含有量最大値第 1 日午後 <0.001 <0.001 第 1 管理区分第 1 日粗大物 - <0.001 第 1 管理区分第 2 日午前 <0.001 <0.001 第 1 管理区分第 2 日午後 <0.001 <0.001 第 1 管理区分第 2 日粗大物 - <0.001 第 1 管理区分第 3 日午前 <0.001 <0.001 第 1 管理区分第 3 日粗大物 - <0.001 第 1 管理区分第 1 日 <0.001 <0.001 第 1 管理区分 100 缶中 PCB 含有量 2 番目第 2 日 <0.001 <0.001 第 1 管理区分第 1 日午前 0.01 <0.01 第 1 管理区分第 1 日午後 < 第 1 管理区分第 1 日粗大物 - <0.01 第 1 管理区分第 2 日午前第 1 管理区分第 2 日午後 <0.01 <0.01 第 1 管理区分第 2 日粗大物 - <0.01 第 1 管理区分第 3 日午前 < 第 1 管理区分第 3 日粗大物 - <0.01 第 1 管理区分第 1 日第 1 管理区分第 2 日第 1 管理区分第 3 便第 2 日 0.01 <0.01 第 1 管理区分第 4 便第 2 日第 1 管理区分第 5 便第 2 日 0.01 <0.01 第 1 管理区分第 6 便第 1 日 <0.01 <0.01 第 1 管理区分保管容器内部ガス測定検知管上限値超保管容器内部ガス測定検知管上限値超 14

15 3 展開検査時の作業従事者の労働安全対策 (8)VOC(10 物質 ) の作業環境測定結果搬出便ごとの詳細は参考資料のとおり分析項目管理濃度単位搬出便 A 測定 (5 地点平均値 ) B 測定結果 B 測定実測値備考第 1 日午前 0.04( 内トルエン 0.01) 0.04( 内トルエン 0.01) 第 1 管理区分 PCE <0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.28ppm 第 1 日午後 0.06( 内トルエン 0.03) 0.36( 内トルエン 0.33) 第 1 管理区分 PCE <0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 6.6ppm 保管容器内部ガス測定トルエン検知管上限値超第 1 日粗大物 ( 内トルエン 0.02) 第 1 管理区分 PCE <0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.39ppm 第 1 便第 2 日午前 0.04( 内トルエン 0.01) 0.06( 内トルエン 0.02) 第 1 管理区分 PCE <0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.50ppm 第 2 日午後 0.03( 内トルエン 0.00) 0.03( 内トルエン 0.00) 第 1 管理区分 PCE 0.03ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.07ppm 第 2 日粗大物 ( 内トルエン 0.01) 第 1 管理区分 PCE 0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.10ppm 第 3 日午前 0.03( 内トルエン 0.00) 0.04( 内トルエン 0.01) 第 1 管理区分 PCE <0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.21ppm VOC (10 物質 1) 1 - ( 2) 第 3 日粗大物 ( 内トルエン 0.01) 第 1 管理区分 PCE 0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.06ppm 第 1 日 0.16( 内トルエン0.12) 1.19( 内トルエン1.09) 第 2 管理区分 PCE 0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 21.8ppm 第 2 便第 2 日 0.07( 内トルエン 0.04) 0.17( 内トルエン 0.13) 第 1 管理区分 PCE 0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 2.5ppm 保管容器内部ガス測定トルエン検知管上限値超第 3 便第 2 日 0.04( 内トルエン 0.01) 0.04( 内トルエン 0.01) 第 1 管理区分 PCE <0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.12ppm 第 4 便第 2 日 0.04( 内トルエン 0.01) 0.04( 内トルエン 0.01) 第 1 管理区分 PCE <0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.28ppm 第 5 便第 2 日 0.04( 内トルエン 0.01) 0.03( 内トルエン 0.00) 第 1 管理区分 PCE <0.02ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.071ppm 第 6 便第 1 日 ( 内 PCE,TCE, トルエン各 ( 内 PCE,TCE, トルエン各 0.00) 0.00) 第 1 管理区分 PCE 0.04ppm TCE <0.01ppm トルエン 0.03ppm 保管容器内部ガス測定 PCE TCE 検知管上限値超 1 10 物質 ( 管理濃度 ppm) テトラクロロエチレン PCE (50) トリクロロエチレン TCE (10) トルエン(20) キシレン(50) ジクロロメタン(50) 四塩化炭素(5) 1,2-ジクロロエタン (10) 1,1,1-トリクロロエタン (200) 1,2-ジクロロエチレン (150) 1,4-ジオキサン (10) 2 単位 C=C1/E1+C2/E2+C3/E3+ C: 換算値 C1 C2 C3 : 有機溶剤の種類ごとの測定値 ( 単位 :ppm) E1 E2 E3 : 有機溶剤の種類ごとの管理濃度 ( 単位 :ppm) 15

( 正面 ) 5 ドレン受槽及び移送ポンプ 7 ロホットティーチンク作業床 6 空気除湿機 11 動力制御盤 10 搬送台車 2 ロボット 3 ロホット昇降装置 4 空気圧縮機 8 集塵機 9 洗浄フース 1 洗浄装置 * 昇降梯子 : 外部洗浄室 (9m 9m 12m( 高さ )) : 洗

( 正面 ) 5 ドレン受槽及び移送ポンプ 7 ロホットティーチンク作業床 6 空気除湿機 11 動力制御盤 10 搬送台車 2 ロボット 3 ロホット昇降装置 4 空気圧縮機 8 集塵機 9 洗浄フース 1 洗浄装置 * 昇降梯子 : 外部洗浄室 (9m 9m 12m( 高さ )) : 洗資料 -4 別添 (H29.12.12 第 38 回環境安全委員会 ) リン含有 PCB 油前処理設備の設置に伴う外部洗浄室等の設備解体処理計画及び実施計画 1. 目的リン含有 PCB 油を水熱分解設備にて無害化処理するため妨害物質である油中のリンを除去する前処理設備の実機設備を設置することに伴い外部洗浄室等の関係機器等を解体して払出しを行うものである本計画は後述するように解体払出しの対象となる設備についてはPCB