LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語

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1 User Guide - 日本語 LSI MegaRAID SAS 12G Software 2015 年 7 月 富士通株式会社

2 著作権および商標 Copyright 2015 FUJITSU LIMITED 使用されているハードウェア名とソフトウェア名は 各メーカーの商標です このドキュメントには LSI Corporation が所有する情報が含まれています LSI Corporation の担当者の書面による明示的な許可がない限り このドキュメントに含まれている情報を第三者が使用することも第三者に開示することもできません このドキュメントでは ハードウェアおよびソフトウェアについて説明します このドキュメントは 更新によって廃止されるまで この製品のすべてのリビジョン / リリースに関する公式の参照先になります このオンラインドキュメントが同じドキュメントの印刷バージョンより優先されます 商標の確認 LSI LSI のロゴデザイン BBU MegaRAID および MegaRAID Storage Manager は LSI Corporation の商標または登録商標です Microsoft および Windows は Microsoft Corporation の登録商標です Linux は Linus Torvalds の登録商標です その他すべてのブランド名および製品名は各社の商標です LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 2

3 目次 目次 概要... 8 SAS テクノロジ... 8 Serial-Attached SCSI (SAS) デバイスインターフェース... 8 Serial ATA (SATA) III の機能... 9 Solid State Drive の機能... 9 SSD Guard... 9 Dimmer Switch の機能... 9 UEFI 2.0 のサポート MegaRAID Advanced Software Options MegaRAID CacheCade Pro 2.0 Software MegaRAID Fast Path Software 構成シナリオ ローエンド内蔵 SATA II 構成 ミッドレンジ内蔵 SAS 構成 ハイエンド外部 SAS/SATA II 構成 HDD と SSD の有効なドライブ混在構成 RAID の概要 RAID の説明 RAID の利点 RAID の機能 コンポーネントと機能 Drive Group ( ドライブグループ ) Logical Drive ( ロジカルドライブ ) フォールト トレランス Make Data Consistent (MDC: 整合性確保 ) Copyback ( コピーバック ) Background Initialization (BGI: バックグラウンド初期化 ) Patrol Read ( パトロールリード ) Disk Striping ( ディスクストライピング ) Disk Mirroring ( ディスクミラーリング ) パリティ Disk Spanning ( ディスクスパニング ) Hotspare ( ホットスペア ) Rebiuld ( リビルド ) Rebuild Rate ( リビルドレート ) Hot Swap ( ホットスワップ ) ドライブの状態 ロジカルドライブの状態 エンクロージャ管理 RAID 管理ソフトウェア ドライブ故障予測 (PFA / S.M.A.R.T) Flash Backup Unit (FBU: フラッシュバックアップユニット ) Shield State LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 3

4 RAID レベル RAID レベルの概要 RAID レベルの選択 RAID RAID RAID RAID RAID RAID RAID RAID 構成の方針 フォールトトレランスの最大化 パフォーマンスの最大化 ストレージ容量の最大化 RAID の可用性 RAID の可用性のコンセプト 構成計画 Ctrl-R Utility 概要 Ctrl-R Utility の開始 Ctrl-R Utility の終了 Ctrl-R Utility のキー操作 Ctrl-R Utililty のメニュー VD Mgmt メニュー PD Mgmt メニュー Ctrl Mgmt メニュー Properties メニュー Foreign View メニュー ソフトウェアライセンスの管理 Advanced Software Options のライセンスキー入力 Advanced Software Summary 画面と有効化 Trial Software Key の有効化 ストレージ構成の作成 ロジカルドライブの作成 Additional Virtual Drive Properties の選択 CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブの作成 CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブの編集 ロジカルドライブの SSD Caching を有効化 ロジカルドライブの SSD Caching を無効化 複数ロジカルドライブの SSD Caching 有効化 無効化 SSD Caching が有効化されたロジカルドライブの削除 構成のクリア Foreign Configuration のインポートとクリア Preserved Cache の破棄 デバイスプロパティの参照と変更 コントローラプロパティの参照 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 4

5 コントローラプロパティの変更 ロジカルドライブプロパティの参照と変更 ロジカルドライブの削除 ドライブグループの削除 ロジカルドライブの拡張 ロジカルドライブのデータ消去 リンク速度の管理 節電機能の管理 ドライブグループごとの節電機能の管理 FBU 情報の管理 専用ホットスペアの管理 ドライブグループのデータ保護の管理 LED 点滅の操作 ストレージ構成の管理 ロジカルドライブの初期化 MDC の実行 物理ドライブのリビルドの実行 コピーバックの実行 物理ドライブの取り外し グローバルホットスペアの作成 ホットスペアの解除 ドライブをオフラインにする ドライブをオンラインにする 簡易 Secure Erase 物理ドライブのデータ消去 HII Configuration Utility HII Configuration Utility の開始 終了 Critical Boot Error Message ストレージ構成の管理 ロジカルドライブのプロファイル作成 ロジカルドライブの手動作成 CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブの作成 ドライブグループプロパティの表示 グローバルホットスペアの表示 構成のクリア Foreign Configuration の管理 コントローラの管理 追加情報の表示 拡張プロパティの管理 ソフトウェアライセンスの管理 コントローラログの保存または消去 リンク速度の管理 キャッシュやメモリの管理 Patrol Read の管理 節電機能の管理 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 5

6 タスクレートの管理 ファームウェアのアップデート ロジカルドライブの管理 ロジカルドライブの操作 CacheCade ロジカルドライブの管理 関連づけられている物理ドライブの表示 ロジカルドライブのプロパティやオプションの表示と操作 物理ドライブの管理 物理ドライブの操作 物理ドライブのプロパティの表示 その他ハードウェアコンポーネントの管理 バッテリの管理 エンクロージャの管理 StorCLI 概要 インストール手順 Microsoft Windows オペレーティングシステムへのインストール Linux オペレーティングシステムへのインストール VMware オペレーティングシステムへのインストール EFI オペレーティングシステムへのインストール StorCLI コマンドの構文 StorCLI の使用方法 システムのコマンド コントローラのコマンド ドライブのコマンド ロジカルドライブのコマンド Foreign Configuration 情報のコマンド BIOS 関連のコマンド ドライブグループのコマンド Dimmer Switch のコマンド FBU( または BBU) のコマンド エンクロージャのコマンド PHY のコマンド コントローラログのコマンド よく使う操作の例 StorCli のバージョンを表示する StorCli のヘルプを表示する システムの概要情報を表示する コントローラ上の空きスペースを表示する ロジカルドライブを追加する ロジカルドライブのキャッシュポリシーを設定する ロジカルドライブの情報を表示する ロジカルドライブを削除する コントローラファームウェアの書き込み CLI のエラーメッセージ LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 6

7 5. RAID 構成された物理ドライブの交換 概要 故障または故障予測が発生したドライブの特定 冗長性があるロジカルドライブでの手順 冗長性がないロジカルドライブでの手順 RAID コントローラ (PCI カード ) の交換 概要 RAID コントローラの交換 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 7

8 1. 概要この文書では このドキュメントに書かれている MegaRAID Serial-attached SCSI (SAS) RAID コントローラのユーティリティ 監視 管理の概要について説明しています このガイドには Ctrl-R Utility HII Configuration Utility および StorCli ソフトウェアについて掲載されています この章では SAS テクノロジ Serial ATA (SATA) テクノロジ SSD Guard Dimmer Switch UEFI 2.0 MegaRAID Advanced Software Options (CacheCade Pro 2.0 Fast Path) 構成シナリオ ドライブタイプについて掲載しています SAS テクノロジ MegaRAID 12Gb/s SAS RAIDコントローラは PCI ExpressとSAS/Serial ATA IIを接続しRAID 制御する機能を持った 高性能 高機能なコントローラです MegaRAID 12Gb/s SAS RAIDコントローラは 高信頼 高性能 高可用性のディスクサブシステムの管理を提供します ワークグループ 部門システム 企業システムの内蔵ストレージとして理想的なRAIDソリューションです MegaRAID 12Gb/s SAS RAIDコントローラは サーバへRAIDを実装する手段として高いコスト効率を提供します SASテクノロジにより 豊富な選択肢と柔軟性を持ったSASデバイスやSerial ATA (SATA) IIデバイスの接続を可能にし さらに同一のインフラストラクチャへCacheCadeソフトウェアも使用できます これらのデバイスは 使用者のストレージ要件に応じて選択肢を提供します MegaRAIDは 同一コントローラで複数の類似したテクノロジを混在させることが可能となります NOTE: SASデバイスとSATAデバイスを同一 Virtual Driveに混在させることはできません MegaRAID 12Gb/s SAS RAID コントローラは LSI が市場に最初に投入した SAS IC テクノロジと 実績のある MegaRAID テクノロジをベースにしています 第二世代の PCI Express RAID コントローラとして MegaRAID SAS RAID コントローラはミッドレンジおよびエンタープライズクラスのサーバプラットフォームで拡大するスループットと拡張性の要件に対応します MegaRAID SAS RAID コントローラは 内蔵および外部 両方のソリューションのニーズに対応します SAS コントローラは ANSI Serial Attached SCSI 標準規格バージョン 2.1 をサポートします さらに このコントローラは Serial ATA 仕様バージョン 3.0 によって定義された SATA II プロトコルをサポートします SAS と SATA II インタフェースの両方をサポートし サーバ環境とハイエンドワークステーション環境の両方のバックボーンを供給する多機能なコントローラです コントローラのそれぞれのポートで 以下のプロトコルをサポートしています SAS Serial SCSI Protocol (SSP): 他の SAS デバイスとの通信を実現します SATA III: SATA III デバイスとの通信を実現します Serial Management Protocol (SMP): SAS エキスパンダと直接 トポロジ管理を通信します Serial Tunneling Protocol (STP): エキスパンダ経由で SATA III デバイスとの通信を実現します Serial-Attached SCSI (SAS) デバイスインターフェース SAS は 実績のある SCSI プロトコルセットを利用した シリアルでポイント トゥー ポイントのエンタープライズレベル デバイス インタフェースです SAS は SATA II SCSI および Fibre Channel の利点を集約したものであり 企業とハイエンドワークステーションストレージ市場の主流です SAS は パラレル SCSI より高い帯域幅を提供し 信号とデータ整合性が向上しています SAS インタフェースは 実績のある SCSI コマンドセットを使用しつつ ポイント トゥー ポイントのシリアルデータ転送に接続性と柔軟性を確保しています SCSI コマンドのシリアル転送はクロックスキューの問題を排除します SAS インタフェースは パラレル SCSI と比較すると 性能向上 簡易なケーブル接続とより小さいコネクタ 少ないピン数 および少ない必要電力量を提供します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 8

9 SAS コントローラは Serial ATA 技術とも電気的および物理的に互換性があり共通の接続インタフェースを利用します SAS と SATA II プロトコルは 68 線のパラレル SCSI ケーブルや 26 線の ATA ケーブルの代わりに 薄い 7 線のコネクタを使用します SAS/SATA II コネクタとケーブルは 簡単に操作でき より小さいデバイスを接続できるようにし エアフローを妨害しません ポイント トゥー ポイントの SATA II アーキテクチャは レガシー ATA のマスター スレーブアーキテクチャによって作成された固有の困難を排除しながら 既存の ATA ファームウェアとの互換性が保たれています Serial ATA (SATA) III の機能 SATA バスは 少ないピン数 (low pin count: LPC) および小さい電圧レベルでのホストと SATA デバイスの接続を提供する 高速な内蔵バスです 次のリストは この RAID コントローラの SATA III 機能を説明します 6Gb/s での SATA III データ転送をサポート 6Gb/s での STP データ転送をサポート シリアルでポイント トゥー ポイントのストレージ接続を提供 デバイスとの間のケーブルを簡易化 パラレル ATA で使われていたマスター スレーブ構成の課題を排除 エキスパンダを経由して 複数の SATA II ターゲットのアドレッシング可能 エキスパンダを経由して 複数のイニシエータから一つのターゲットへアドレッシング可能 ( フェイルオーバー構成 ) Solid State Drive の機能 MegaRAID ファームウェアは SSD を通常のドライブ または CacheCade ソフトウェアのように追加のコントローラキャッシュとして使用することをサポートしています SSD ドライブは 次の点を除いて SAS/SATA HDD と同じように動作することが期待できます 高いランダムリード速度 ( リード ライトのヘッド移動が無いため ) HDD と比べて低い消費電力であることから 電力あたりの性能が高い 低レイテンシ 機械的な高信頼性 軽量で小型 NOTE: SATA SSD のサポートは ATA-8 ACS 互換のものに限定されます SSD Guard SSD Guard は MegaRAID 特有の機能で まもなく故障する可能性がある SSD から ホットスペアや新たに挿入されたドライブへ自動的にデータをコピーすることで SSD の信頼度を強化します SSD はハード ディスク ドライブ (HDD) より信頼できるので 冗長性がない RAID0 構成はより一般的になりつつあります SSD Guard は RAID0 構成におけるデータ保護を提供します SSD Guard は SSD Self- 監視 分析 および Reporting Technology(S.M.A.R.T.) エラーログをモニターし 故障予測を探すことによって動作します エラーが SSD の故障が差し迫っているのを示すなら MegaRAID ソフトウェアが SSD のデータを保護するために再構築を開始し また警告イベントを送付します Dimmer Switch の機能 ドライブへの給電と冷却はデータセンターにかかるコストの多くを占めています MegaRAID の Dimmer Switch 機能セットはコントローラに接続されたデバイスの消費電力を低減させます これにより リソース共有の効率化とコスト削減ができます Dimmer Switch I 未構成のディスクをスピンダウンします この機能は設定可能で 無効化もできます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 9

10 Dimmer Switch II ホットスペアのディスクをスピンダウンします この機能は設定可能で 無効化もできます UEFI 2.0 のサポート UEFI2.0 は 拡張されたプラットフォームのサポートを提供します MegaRAID UEFI2.0 ドライバ ( ブートサービス デバイスドライバ ) は ブロック IO 要求と SCSI パススルー (SPT) コマンドを扱って またドライバー構成プロトコル (DCP) を通してプレブート MegaRAID 管理アプリケーションを起動させる能力を提供します また UEFI ドライバーはドライバの診断プロトコルをサポートし 管理者はそこからプレブート診断にアクセスできます MegaRAID Advanced Software Options MegaRAID CacheCade Pro 2.0 Software MegaRAID CacheCade Pro 2.0 は SSD を経由して 読出しと書込みキャッシュ機能を提供します MegaRAID ファームウェアには I/O 性能をモニターする機能があります CacheCade が有効にされた各ロジカルドライブのために CacheCade Pro 2.0 は計測を行います CacheCade Pro 2.0 は ロジカルドライブのために割り当てられたキャッシュウィンドウ この計測期間に割り当てられた新しいウィンドウの数 活発に使用されるウィンドウの数 およびウィンドウヒット率に関して情報を収集します MegaRAID Fast Path Software MegaRAID Fast Path は MegaRAID コントローラカードに接続された SSD のための高性能 I/O アクセラレータです 12Gb/s MegaRAID SATA+SAS コントローラと共に使用されると この機能はストレージサブシステムのバンド幅と 総合的なアプリケーション性能を加速させます 構成シナリオ SAS RAID コントローラを 以下の 3 つにあるようなシナリオで使用できます : ローエンド内蔵 SATA II 構成 これらの構成では 直接またはポートエキスパンダを通して 最大 8 個のディスクを接続するハイエンド SATA II 互換コントローラとして RAID コントローラを使用します これらの構成は多くの場合 ローエンドかエントリサーバのためのものです エンクロージャ管理は out-of-band Inter-IC (I2C バス ) を経由して行われます このサイドバンドは SAS コネクタ内部 および SFF-8485(SGPIO) インタフェースの両方をサポートします ミッドレンジ内蔵 SAS 構成 これらの構成では 内蔵 SATA II 構成に類似していますが ハイエンドのディスクが使用されます これらの構成は ローレンジからミッドレンジサーバに適切です ハイエンド外部 SAS/SATA II 構成 これらの構成では 内蔵または外付け SATA II ドライブまたは SAS ドライブ またはこれらのすべてを使用します 外部のエンクロージャ管理は インバンドの SCSI に含まれるストレージでサポートされます この構成は STP と SMP がサポートされている必要があります LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 10

11 次の図では 直接接続の構成を示します Inter-IC(I2C) インタフェースは周辺機器と通信します 外部メモリバスは 32 ビット パリティチェック 接続されたバースト スタティック ランダム アクセスメモリ (PBSRAM) のためのチップセレクト信号 不揮発スタティック ランダム アクセスメモリ (NVSRAM) およびフラッシュ ROM を提供します SAS/SATA Drivers SAS/SATA Drivers SAS RAID Controller Memory Address/Data Bus Flash ROM PBSRAM NVSRAM SAS/SATA Drivers I2C Interface I2C SAS/SATA Drivers PCI Express Interface 図 1: LSI SAS 直接接続アプリケーションの例 次の図では SAS RAID コントローラを LSISASx12 エキスパンダを経由して SAS ドライブ SATA II ドライブ またはその両方で構成された例です PCI Express Interface SAS RAID Controller Peripheral Bus 72 Bit DDR/DDR2 Flash ROM PBSRAM NVSRAM SDRAM LSISASx12 Expander SAS/SATA Drivers LSISASx12 Expander SAS/SATA Drivers SAS/SATA Drivers SAS/SATA Drivers SAS/SATA Drivers 図 2: LSI SAS RAID コントローラを LSISASx12 エキスパンダで構成した例 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 11

12 HDD と SSD の有効なドライブ混在構成 ひとつのコントローラに SAS と SATA ドライブ両方を接続することができます ただし ひとつのロジカルドライブに SAS と SATA デバイスを混在させることはできません また ひとつのロジカルドライブに HDD と SSD を混在させることはできません この条件は CacheCade ソフトウェアデバイスにも適用されます CacheCade ソフトウェアデバイスは SAS や SATA に関わらず HDD で構成されたロジカルドライブへ割り当てることができます この条件は ホットスペアにも適用されます RAID の概要 この章では Redundant Array of Independent Disks (RAID), RAID の機能と利点 RAID のコンセプト RAID レベル 構成の方針について説明しています さらに 構成の計画にあたって RAID の有効性と Tips を提供しています RAID の説明 RAID は 高性能とフォールトトレランスを提供する 複数の独立している物理的なドライブの配列 またはグループです RAID ドライブグループは I/O( 入出力 ) 性能と信頼度を向上させます RAID ドライブグループは 単一の記憶装置や複数の仮想装置のようにホストコンピュータに見えます 同時に複数のドライブにアクセスできるので I/O が加速されます RAID の利点 単体ドライブのストレージシステムと比べて RAID ドライブグループはデータ格納の信頼度とフォールト トレランスを改良します 残っているドライブから消失したデータを再構築することによって ドライブの故障から生じるデータ損失を防ぐことができます I/O 性能を向上し ストレージ サブシステムの信頼度が強化されるため RAID は普及しました RAID の機能 ロジカルドライブは OS が使用できる グループまたはスパンされたドライブです ロジカルドライブの記憶領域は グループ内のすべてのドライブに分散されます ドライブは グループ内のロジカルドライブに組み込まれ また選択する RAID レベルをサポートされている必要があります 以下は 一般的な RAID の機能です : ホットスペアドライブの作成 ドライブグループとロジカルドライブの構成 一つまたは複数のロジカルドライブの初期化 コントローラ ロジカルドライブ ドライブへの個別のアクセス 故障したドライブのリビルド RAID レベル 1, 5, 6, 10, 50, 60 で ロジカルドライブ内で冗長性のあるデータの検査と確認 RAID レベル変更またはドライブ追加に伴う ロジカルドライブの再構成 運用するホストコントローラの選択 コンポーネントと機能 RAID レベルは 大きなディスクサブシステムに保存されたデータの可用性と冗長性を確実にするシステムを規定します RAID レベルの詳細は RAID レベルを参照してください 以下のサブセクションは RAID ドライブグループと RAID レベルのコンポーネントについて説明します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 12

13 Drive Group ( ドライブグループ ) ドライブグループは 物理ドライブのグループです これらのドライブは ロジカルドライブと呼ばれる区画で管理されます Logical Drive ( ロジカルドライブ ) ロジカルドライブは ドライブグループ内の区画で 各ドライブ間で連続したデータセグメントで構成されています ロジカルドライブは これらのコンポーネントで構成されます : ドライブグループ全体 複数のドライブグループ ドライブグループの一部 複数のドライブグループの一部 これらの状態の混成ロジカルドライブは Virtual Drive (VD) と呼ばれることもあります フォールト トレランス フォールト トレランスは ドライブが故障した場合にもデータの信頼性を損なわないようにする サブシステムの機能です RAIDコントローラは RAIDレベル1, 5, 6, 10, 50, 60を通じて 冗長性のあるドライブグループのサポートを提供します システムは ドライブグループ内のドライブが故障した場合でも動作を継続できますが 性能がある程度下がります RAID1ドライブグループのスパンでは それぞれのRAID1ドライブグループは 2 台のドライブを持って 1 台のドライブ故障を許容できます RAID1ドライブグループの長さは それぞれのドライブグループで最大 32 台のドライブを含み 最大 16 台までのドライブ故障を許容できます RAID5ドライブグループはそれぞれのRAID5ドライブグループで1 台のドライブ故障を許容できます RAID6ドライブグループは最大 2 台のドライブ故障を許容できます スパンされたRAID10 / RAID50 / RAID60ロジカルドライブは 別々のドライブグループに故障がある限り 複数のドライブ故障を許容できます NOTE: RAIDレベル0は故障への耐性がありません もしRAID0ドライブグループ内のドライブが故障したら ロジカルドライブ内のすべてのデータが破損します 故障の際でもシステムが利用可能であることを許容するので フォールト トレランスはしばしばシステム稼働率に関連します しかしながら フォールト トレランスは システムが問題を修復している間にも利用可能であるのも 重要であることを意味します ホットスペアは未使用のドライブです 冗長性のあるRAIDドライブグループでドライブ故障が起きた場合に データを再構築 冗長性を再編成することに使用されます ホットスペアが自動的にRAIDドライブグループに移行した後に データは自動的にホットスペアドライブに再構築されます RAIDドライブグループは 再構築の間でも要求を制御します オート リビルドは 故障したドライブの代わりに同じドライブベイへホットスワップすることで 自動的にデータを再構築することを可能にします RAIDドライブグループは 再構築の間でも要求を制御します マルチパス ファームウェアは RAID コントローラからエンクロージャにある SAS デバイスまで複数経路を検出して使用します エンクロージャに接続されたデバイスは 複数経路を持っています 1 つのパスが故障したら デバイスの同じポートへの冗長パスを利用し コントローラとデバイスの間の通信に別のパスを使用できます 単一パスの代わりに マルチパスとロードバランスを使用すると 冗長度を通して信頼度を強化できます アプリケーションは エンクロージャに接続されたドライブとエンクロージャを表示します ファームウェアはダイナミックにエンクロージャに追加された内容 ( 新しいドライブ ) を認識します さらに ファームウェアはダイナミックに現在使用中の管理情報にエンクロージャとその内容を追加します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 13

14 マルチパスは次の機能を提供します : パス故障時のフェイルオーバー システムがオンラインの状態で復旧されたパスの自動検出 さらにロードバランスのポリシー更新 マルチパス デバイスの帯域幅向上 システムがオンラインのまま ロードバランスのパス変更ファームウェアは エンクロージャモジュール (ESM) が同じエンクロージャの一部であるかどうか判断します 新しいエンクロージャモジュールを加えるか ( マルチパスを許容 ) または取り除くとき ( 現在の単一パス ) Asynchronous Event Notification(AEN) が発行されます ドライブが複数パスによって接続されるとき ドライブの AEN は エンクロージャに関する正確な情報を含んでいます エンクロージャモジュールは パートナーの ESM を検出して 適切なイベントを発行します 2 つの ESM があるシステムでは ロジカルドライブの可用性にかかわらず 1 つの ESM を交換することができます 例えば コントローラが高い I/O 負荷を実行している間に 1 つの ESM を交換しても I/O は止まりません コントローラは システム全体の負荷のバランスをとる際 異なったパスを使用します 複数パスがドライブに利用可能であるときに ServerView RAID Manager では ドライブ情報は 1 つのエンクロージャだけを示し 冗長パスがドライブに利用可能であることを示しています 冗長パスがあるすべてのドライブがこの情報を表示します ファームウェアはエンクロージャモジュールのオンライン置換をサポートします Make Data Consistent (MDC: 整合性確保 ) MDC は RAID レベル 1, 5, 6, 10, 50, 60 のロジカルドライブにおける データの正当性を確認し修復します RAID0 ではデータの冗長性はありません 例えば パリティがあるシステムでは データを計算して パリティ用ドライブのデータと比較し 誤りがあれば修復します Copyback ( コピーバック ) コピーバックは ロジカルドライブの一部でない宛て先ドライブに ソース ドライブのデータを退避させることができます コピーバックは ドライブグループの物理構成を復元するために使用されます 自動的または手動でコピーバックを実行できます ドライブが故障するか または故障すると予想されるとき 通常 データはホットスペアに再構築されます 故障したドライブを新しいディスクに取り替えます 次に データがホットスペアから新しいドライブへコピーされ ドライブはホットスペアの状態に戻ります コピーバックはバッグラウンドタスクとして実行され ロジカルドライブはオンラインで利用可能です また SMARTエラーがロジカルドライブの一部であるドライブで発生するとき コピーバックが開始されます 宛て先ドライブには ホットスペアが使用されます SMARTエラーがあるドライブは コピーバックが無事に終了した後に故障としてマークされます これにより ドライブグループが縮退ステータスに移行するのを回避します NOTE: コピーバックの最中にもしロジカルドライブとドライブグループが削除されると 宛先のドライブは未使用またはホットスペアに戻ります 優先度の順序 以下のシナリオでは コピーバックよりもリビルドが優先されます : すでにホットスペアへのコピーバックが動作している場合 コントローラ上のロジカルドライブが縮退ステータスになると コピーバックが中断され リビルドが開始されます リビルドによりロジカルドライブの状態が正常に戻ります LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 14

15 Background Initialization (BGI: バックグラウンド初期化 ) ロジカルドライブを作成したとき BGI はドライブのメディアエラーをチェックします ロジカルドライブを作成した 5 分後に 自動的に開始されます このチェックは ストライプのデータセグメントが ドライブグループ内のすべてのドライブで同じであることを確実にします BGI は MDC と類似しています 2 つの違いは BGI は新しいロジカルドライブへ強制されますが MDC はされません デフォルトの そして推奨される BGI レートは 30 です BGI レートを変更する場合 あらかじめ BGI を停止する必要があり 停止しなかった場合は変更が反映されません BGI を停止して レートを変更した後に BGI が開始されると レート変更が反映されます Patrol Read ( パトロールリード ) パトロールリードは ドライブの故障につながる可能性のあるエラーをレビューし 修復を行います 目的は ドライブ故障によりデータが破損する前に ドライブエラーをあらかじめ検出することによってデータ信頼性を保護することです 対処は ドライブグループの構成とエラーのタイプに依存します パトロールリードは コントローラが一定時間アイドルで その他のバックグラウンドタスクが動作していない場合に開始されます また パトロールリードのオプションで自動か手動 または無効を使用できます Disk Striping ( ディスクストライピング ) ディスクストライピングを使用すると 1 台のドライブにデータを書き込む代わりに 複数のドライブにデータを書き込むことができます ディスクストライピングでは 各ドライブストレージ空間を 8 KB ~ 1024 KB のストライプに分割します これらのストライプは 連続して 繰り返しインターリーブされます 各ドライブのストライプの合計が結合されたストレージ空間となります ストライプのサイズは RAID ドライブグループ全体で同一にすることを推奨します たとえば ディスクストライピング (RAID レベル 0) のみを使用するディスク 4 台のシステムでは セグメント 1 はディスク 1 セグメント 2 はディスク 2 という要領で書き込まれます ディスクストライピングでは 複数のドライブが同時にアクセスされるため パフォーマンスが向上します ただしディスクストライピングではデータの冗長性はありません Segment 1 Segment 2 Segment 3 Segment 4 Segment 5 Segment 6 Segment 7 Segment 8 Segment 9 Segment 10 Segment 11 Segment 12 図 3: ディスクストライピングの例 (RAID0) ストライプ幅 ストライプ幅は ストライピングが実装されているドライブグループ内のドライブ数です たとえば ディスクストライピングを使用するディスク 4 台のドライブグループでは ストライプ幅は 4 です Stripe Size ( ストライプサイズ ) ストライプサイズは RAID コントローラが複数のドライブ ( パリティドライブを除く ) に書き込む インターリーブされたデータセグメントの長さです たとえば ストライプのディスクスペースが 64 KB で ストライプの各ディスク上に 16 KB のデータがあるとします この場合 ストライプサイズは 64 KB で ストリップサイズは 16 KB です LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 15

16 Strip Size ( ストリップサイズ ) ストリップサイズは 1 台のドライブ上に存在するストライプの一部分の長さです Disk Mirroring ( ディスクミラーリング ) ミラーリング (RAID 1 と RAID 10 で使用 ) では 1 台のドライブに書き込まれたデータが別のドライブにも同時に書き込まれます ディスクミラーリングの第一の利点は 100 % のデータ冗長性を実現することです ディスクの内容はすべて 2 台目のディスクにも書き込まれるため 片方のディスクが故障してもデータは損失しません さらに 両方のドライブに常に同一のデータが格納されているため どちらのディスクも運用ディスクとして機能できます 片方のディスクが故障した場合 もう片方のディスクの内容を使用してシステムを実行し 故障したディスクを再構成できます ディスクミラーリングによって 100 % の冗長性が達成されますが システム内の各ドライブを複製する必要があるため 高価になります 図 4 に ディスクミラーリングの例を示します Segment 1 Segment 2 Segment 3 Segment 1 Duplicated Segment 2 Duplicated Segment 3 Duplicated 図 4: ディスクミラーリングの例 (RAID1) パリティ パリティは 2 つ以上の親データセットから冗長データのセットを生成します 冗長データを使用して ドライブが故障したときに親データセットの 1 つを再構成できます パリティデータは親データセットを完全には複製しませんが パリティの生成によって書き込みプロセスの速度が低下します RAID では この方法が ドライブ全体またはドライブグループ内のドライブのすべてにわたるストライプに適用されます パリティの種類について 次の表で説明します 表 1: パリティの種類 パリティの種類 専用 (Dedicated) 分散 (Distributed) 説明 2 台以上のドライブ上のパリティデータが 別の追加ディスクに格納されます パリティデータは システム内の複数のドライブに分散されます RAID 5 では 分散パリティをディスクストライピングと組み合わせます 1 台のドライブが故障した場合 パリティと残りのドライブにあるデータから ドライブをリビルドできます RAID 5 ドライブグループの例を図 5 に示します RAID 5 はパリティを使用して ドライブ全体の内容を複製しなくても 1 台のドライブが故障した場合の冗長性を実現します RAID 6 は分散パリティとディスクストライピングも使用しますが パリティデータのセットがもう 1 つ追加されるため 最大 2 台のドライブの故障に対応できます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 16

17 図 5: 分散パリティの例 (RAID 5) Disk Spanning ( ディスクスパニング ) ディスクスパニングでは 複数のドライブを 1 台の大容量ドライブのようにして使用できます スパニングは 既存のリソースを組み合わせたり 比較的安価なリソースを追加することで ディスクスペースの不足を解消し ストレージの管理を簡素化します たとえば 20 GB の 4 台のドライブを組み合わせて OS に 1 台の 80 GB のドライブと認識させることができます スパニング単独では 信頼性やパフォーマンスの向上は得られません スパニングされた仮想ドライブは ストライプサイズが同一であり 隣接している必要があります 図 6 では RAID 1 ドライブグループを RAID 10 ドライブグループに変換しています NOTE: 各スパンは異なるバックプレーンに配置することで 1つのスパンが故障してもドライブグループ全体が損失しないようにすることができます 2 台の隣接する RAID 0 ロジカルドライブをスパニングしても 新しい RAIDレベルは得られず フォールトトレランスも実現しません ただし スピンドル数が倍増するため ロジカルドライブの容量が増加し パフォーマンスが向上します 500GB 計 1000GB 500GB 500GB 計 1000GB 500GB 図 6: ディスクスパニングの例 RAID10 RAID50 RAID60 のスパニング 以下の表では スパニングによって RAID 10 RAID 50 RAID 60 を構成する方法を説明しています ロジカルドライブのストライプサイズは同一にする必要があり スパンの最大数は 8 です ディスクグループとロジカルドライブを構成 ドライブをスパニングする手順の詳細は ストレージ構成の作成を参照してください 表 2: RAID のスパニング LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 17

18 RAID レベル 説明 2 台の隣接する RAID 1 仮想ドライブを コントローラがサポートするデバイスの最大数までスパニングして RAID 10 を構成します RAID 10 では最大 8 つのスパンをサポートします スパン内の各 RAID 仮想ドライブで使用するドライブ数は偶数にしてください RAID 1 仮想ドライブのストライプサイズは同一にしてください 2 台の隣接する RAID 5 仮想ドライブをスパニングして RAID50 を構成します RAID 5 仮想ドライブのストライプサイズは同一にしてください 2 台の隣接する RAID 6 仮想ドライブをスパニングして RAID60 を構成します RAID 6 仮想ドライブのストライプサイズは同一にしてください NOTE: スパンされたロジカルドライブ (RAID10 RAID50 RAID60) では スパン番号は Span 0 から開始されます Hotspare ( ホットスペア ) ホットスペアは ディスクサブシステムの一部の 予備の使用されていないドライブです 通常はスタンバイモードになっており ドライブが故障した場合に使用できます ホットスペアを利用することで システムをシャットダウンしたりユーザーが作業したりしなくても 故障したドライブを交換したかのように動作します MegaRAID SAS RAID コントローラはホットスペアドライブを使用して 故障したドライブの自動リビルドを開始し 高度なフォールトトレランスを実現し ダウンタイムをなくします RAID 管理ソフトウェアを使用して ドライブをホットスペアとして指定できます ホットスペアが必要な場合 RAID コントローラは 故障したドライブの容量以上でそれに近い容量を持つホットスペアを 故障したドライブの交換用として割り当てます 故障したドライブはロジカルドライブから削除され ホットスペアへのリビルドが開始すると故障としてマークされます ホットスペアドライブは RAID ロジカルドライブ内にないドライブから作成できます RAID 管理ソフトウェアを使用して エンクロージャアフィニティを持つホットスペアを指定できます これにより バックプレーンの分割構成でドライブに故障がある場合 ホットスペアが存在するバックプレーン側でホットスペアが先に使用されます ホットスペアにエンクロージャアフィニティが指定されている場合 このホットスペアが存在するバックプレーン上の故障したドライブを その他のバックプレーン上のドライブより優先的にリビルドに使用します ホットスペアには 2 種類あります : Global Hotspare ( グローバルホットスペア ) Dedicated Hotspare ( 専用ホットスペア ) Global Hotspare ( グローバルホットスペア ) グローバルホットスペアドライブは 冗長ドライブグループ内の故障したドライブの交換に使用できます ただし 故障したドライブのサイズ以上の容量を備えている場合に限ります 任意のチャネルに定義されたグローバルホットスペアは 両方のチャネル上の故障したドライブの代わりになります Dedicated Hotspare ( 専用ホットスペア ) 専用ホットスペアを使用して 選択したドライブグループ内の故障したドライブのみを交換できます スペアドライブプールのメンバーとして 1 台以上のドライブを指定できます プールから最適なドライブがフェイルオーバー用に選択されます グローバルホットスペアプールのホットスペアよりも先に専用ホットスペアが使用されます ホットスペアドライブは任意の RAID チャネルに配備できます スタンバイホットスペア (RAID ドライブグループで使用されていない ) は 最小 60 秒ごとにポーリングされ そのステータスが RAID 管理ソフトウェアに通知されます RAID コントローラは システム内で事前にホットスペアとして設定されていないディスクに対するリビルドも可能です LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 18

19 ホットスペアを使用する際は 以下のパラメータを確認してください : ホットスペアは 冗長性のあるドライブグループ つまり RAID レベル でのみ使用されます 特定の RAID コントローラに接続されたホットスペアは 同じコントローラに接続されたドライブのリビルドにのみ使用できます コントローラ BIOS 経由でホットスペアを 1 台以上のドライブに割り当てるか または RAID 管理ソフトウェアを使用してホットスペアプールに配置する必要があります ホットスペアには 交換対象のドライブと同等以上の空き容量が必要です たとえば 500 GB のドライブを交換するには ホットスペアには 500 GB 以上の空き容量が必要です Rebiuld ( リビルド ) RAIDドライブグループのドライブが故障した場合 故障する前にそのドライブに格納されていたデータを再作成して ドライブを再構築できます RAID コントローラは ドライブグループの他のドライブに格納されているデータを使用して データを再作成します リビルドはデータ冗長性を備えたドライブグループでのみ可能で RAID のドライブグループがこれに相当します RAIDコントローラは ホットスペアを使用して ユーザーが定義したリビルドレートで故障したドライブを自動的かつ透過的にリビルドします ホットスペアを使用できる場合 リビルドはドライブが故障したときに自動的に開始されます ホットスペアが使用できない場合 故障したドライブを新しいドライブと交換して 故障したドライブ上のデータをリビルドできるようにする必要があります 故障したドライブはロジカルドライブから削除され ホットスペアへのリビルドが開始すると故障としてマークされます リビルド中にシステムがダウンした場合 RAIDコントローラはシステムがリブートした後に 中断されたところからリビルドを自動的に再開します NOTE: ホットスペアへのリビルドが開始されるとき 管理アプリケーションが故障したドライブを検出する前に 故障したドライブが仮想ドライブから削除されることがしばしばあります この場合 イベントログには ホットスペアへリビルドするドライブが示されますが 故障したドライブは示されません 以前に故障したドライブは ホットスぺアへのリビルドが開始した後に 故障 とマークされます NOTE: ソースドライブがホットスペアへのリビルド中に故障した場合 リビルドは失敗し 故障したソースドライブはオフラインとマークされます さらに リビルド中のホットスペアドライブはホットスペアに戻ります ソースドライブが故障したためにリビルドが失敗した後 専用ホットスペアは専用のままで 正しいドライブグループに割り当てられています グローバルホットスペアはグローバルのままです NOTE: RAIDレベルの移行中にドライブを交換した場合 ドライブの自動リビルドは開始されません 拡張または移行手順が完了した後に リビルドを手動で開始する必要があります Rebuild Rate ( リビルドレート ) リビルドレートは 故障したドライブのリビルドに占有される計算サイクルの割合です リビルドレート 100 % とは 故障したドライブのリビルドが優先されることを意味します リビルドレートは 0 ~ 100 % で設定できます 0 % では システムが他に何も処理していない場合にのみリビルドが実行されます 100 % では 他のどのシステムアクティビティよりも リビルドの優先度が高くなります 0 % または 100 % を使用することは推奨しません デフォルトのリビルドレートは 30 % です Hot Swap ( ホットスワップ ) ホットスワップは 故障したドライブユニットを コンピュータの稼働中に手動で交換することです 新しいドライブを取り付けたとき 次の場合にリビルドが自動的に実行されます : 新しく取り付けられたドライブの容量が故障したドライブの容量以上の場合 交換対象の故障したドライブと同じドライブベイに取り付けられた場合 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 19

20 新しいドライブを検出してドライブの内容を自動的にリビルドするように RAID コントローラを設定できます ドライブの状態 ドライブの状態について 次の表で説明します 表 3: ドライブの状態 状態 Online Unconfigured Good Hot Spare Failed Rebuild Unconfigured Bad Missing Offline 説明 RAID コントローラからアクセスでき ロジカルドライブの一部になっているドライブ 正常に機能しているが ロジカルドライブの一部またはホットスペアとして設定されていないドライブ 稼働状態になっていて オンラインドライブが故障したときにスペアとして使用できるドライブ 当初は Online または Hot Spare として設定されていたが ファームウェアが修復不可能なエラーを検出したドライブ ロジカルドライブの完全冗長性を復元するため データを書き込み中のドライブ ファームウェアが修復不可能なエラーを検出したドライブ Online だったが その場所から取り外されたドライブ ロジカルドライブの一部で RAID 構成に関して無効なデータを持つドライブ NOTE: キャッシュされたデータを持つロジカルドライブがオフラインになると ロジカルドライブのキャッシュは破棄されます ロジカルドライブはオフラインであるため キャッシュは保存できません ロジカルドライブの状態 ロジカルドライブの状態について 次の表で説明します 表 4: ロジカルドライブの状態 状態 Optimal Degraded Partial Degraded Failed Offline 説明ロジカルドライブの稼働状態は良好です 構成されたすべてのドライブがオンラインです ロジカルドライブの稼働状態は最適ではありません 構成されたドライブの 1 つが故障しているか またはオフラインです RAID 6 ロジカルドライブの稼働状態は最適ではありません 構成されたドライブの 1 つが故障しているか またはオフラインです RAID 6 は 最大 2 台のドライブの故障に対応できます ロジカルドライブが故障しています ロジカルドライブを RAID コントローラで使用できません エンクロージャ管理 エンクロージャ管理は ソフトウェアおよびハードウェアによるディスクサブシステムのインテリジェンスな監視です ディスクサブシステムは ホストコンピュータの一部にすることも 外部ディスクエンクロージャに配置することもできます エンクロージャ管理は ドライブまたは電源ユニットの故障など ディスクサブシステムで発生したイベントの通知に役立ちます エンクロージャ管理によって ディスクサブシステムのフォールトトレランスが強化されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 20

21 RAID 管理ソフトウェア ServerView RAID Manager ServerView RAID Manager は RAID コントローラおよびドライブの監視 管理に使用されるアプリケーションソフトウェアです RAID コントローラを使用してコントローラおよびドライブのステータスを監視 管理するには ServerView RAID Manager をインストールしてください ServerView RAID Manager を使用することで OS 上で RAID コントローラ全般の状態監視 RAID 構成の作成 削除 設定変更など 数多くの監視と管理の操作を実行できます 詳細は ServerView RAID Manager のマニュアルを参照してください irmc を使用した OOB 監視 サーバに搭載されている irmc (integrated Remote Management Controller) を使用して サーバ上の RAID コントローラ エンクロージャ 物理ディスク ロジカルドライブの情報を表示することができます また 物理ディスクやロジカルドライブの位置を特定するための ロケートの操作を行うことができます この機能には Out-of-band (OOB) が使用されるため エージェントレスでのコンポーネント監視が可能になります この機能を使用できるサーバは サーバ本体の仕様を参照してください また 使用方法の詳細は irmc のマニュアルを参照してください NOTE: 現在の OOB 監視では RAID コントローラに対して設定などの操作はできません 必要に応じて ServerView RAID Manager Ctrl-R Utility HII Configuration Utility StorCli などを使用してください ドライブ故障予測 (PFA / S.M.A.R.T) PFA / S.M.A.R.T. 機能は ドライブの故障を予測する機能です ドライブ自身が事前に故障の危険性を判定し 危険性が高い場合は警告を発行します ドライブが正常に稼働している場合でも 故障予測が報告されたドライブは近いうちに故障する可能性があります できるだけ早く 新しいドライブと交換することを推奨します 故障が予測されたハードディスクドライブは RAID 管理ソフトウェアで特定できます Flash Backup Unit (FBU: フラッシュバックアップユニット ) Write Back 時の RAID コントローラのキャッシュデータ保護機構として フラッシュバックアップユニット (FBU) による保護をサポートしています フラッシュバックアップユニットが接続されていて 不意の電源断等のトラブルが発生した場合 RAID コントローラのキャッシュデータはフラッシュモジュールへ退避され キャッシュメモリ内のデータが保護されます その後 電源が復帰した際に フラッシュモジュール内のデータをキャッシュメモリに復旧します この際のフラッシュモジュールへのデータ退避動作は フラッシュバックアップユニットに蓄えた電力を使って行われます FBU の特徴 充放電を繰り返す事による性能劣化が少なく 製品サポート期間内に定期交換を実施する必要がありません リキャリブレーション中に Write Policy 設定が Write Through へ切り替わることによる ライト性能の一時的な低下がありません 充電は数分で完了します このため ご購入直後や長期間使用しなかった場合でも 速やかに Write Back で動作できます NOTE: 各種ユーティリティの表示上 FBUの代わりに BBU または Battery と表記される場合があります LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 21

22 NOTE: デフォルトでは RAID コントローラにより 自動的にリキャリブレーションが行われます これは数分で完了します Shield State RAID コントローラがドライブの異常を検出した際 ドライブの状態を一時的に保護状態 (Shield State) とし ドライブの診断を実施し 最終的にドライブが固定的な故障か 一時的な異常であるかを判断する機能です ドライブの異常が一時的な要因によるもので 診断の結果 ドライブが正常に動作可能と判断された場合 (passed) はドライブの交換までの間の冗長性を回復および維持できます 保護状態になったドライブの診断が開始されます 診断は最長で約 5 分を要します NOTE: NOTE: 本機能による診断結果が 正常 (Passed) であった場合も 当該ドライブ上で異常が発生したため イベントログよりドライブの搭載位置を判別し 予防交換を実施することを推奨します 診断結果が正常であっても 原因によっては再度異常が発生する可能性があります この場合 2 度目の異常時にはShield 機能は動作せず 直ちに故障状態となります 動作概要 ドライブの異常を検知すると ドライブは保護 (Shielded) 状態となります 診断結果が 正常 (Passed) かつ ストレージドライブが冗長性のあるロジカルドライブに組み込まれている場合 ドライブのリビルド (Rebuild) が開始されます 診断結果が 故障 (failed) の場合 ストレージドライブは 故障 (Failed) 状態となります ホットスペアドライブが定義されている構成の場合 本タイミングにてホットスペアへのリビルドが開始されます RAID レベル RAID コントローラは RAID レベル をサポートします サポートする RAID レベルについて 以降の項でまとめています さらに 単独のドライブ (RAID 0 として構成 ) をサポートします 以降のセクションでは RAID レベルの詳細を説明します RAID レベルの概要 RAID 0 は ストライピングを使用して 特にフォールトトレランスを必要としない環境の大規模ファイルについて 高データスループットを実現します RAID 1 は ミラーリングを使用して 1 台のドライブに書き込まれたデータが同時にもう 1 台のドライブにも書き込まれるようにします これは 必要な容量は少なくても完全なデータ冗長性が必要な小規模データベースおよびその他のアプリケーションに適しています RAID 5 は すべてのドライブにわたるディスクストライピングとパリティデータ ( 分散パリティ ) を使用して 特に小規模ランダムアクセスについて高データスループットを実現します RAID 6 は 分散パリティ ( ストライプごとに 2 つの独立パリティブロック ) とディスクストライピングを使用します RAID 6 ロジカルドライブは 2 台のドライブが故障してもデータを損失することはありません RAID 6 ドライブグループは 最小 3 台のドライブが必要で RAID 5 ドライブグループと類似しています データのブロックとパリティ情報が すべてのドライブに書き込まれます パリティ情報は ドライブグループ内の 1 台または 2 台のドライブが故障した場合のリカバリに使用されます RAID 10 は RAID 0 と RAID 1 の組み合わせで ミラーリングされたスパン上のストライプ化されたデータで構成されます RAID 10 ドライブグループはスパニングされたドライブグループで 一連のミラーリングされたドライブからストライプ化されたセットを作成します RAID 10 では 最大 8 つのスパンを使用できます スパン内の LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 22

23 各 RAID ロジカルドライブで使用するドライブ数は偶数にしてください RAID 1 仮想ドライブのストライプサイズは同一にしてください RAID 10 は高データスループットと完全なデータ冗長性を実現しますが 使用するスパン数が多くなります RAID 50 は RAID 0 と RAID 5 の組み合わせで 分散パリティとディスクストライピングを使用します RAID 50 ドライブグループはスパニングされたドライブグループで データは複数の RAID 5 ドライブグループ上でストライプ化されます RAID 50 は 高信頼性 高い要求率 多量のデータ転送 中 ~ 大容量を必要とするデータに最適です RAID 60 は RAID 0 と RAID 6 の組み合わせで 分散パリティ ( 各 RAID セット内のストライプごとに 2 つの独立パリティブロック ) とディスクストライピングを使用します RAID 60 ロジカルドライブは RAID 6 セットのそれぞれで 2 台のドライブが故障してもデータを損失することはありません 高信頼性 高い要求率 多量のデータ転送 中 ~ 大容量を必要とするデータに最適です NOTE: RAID 0 と RAID 5 など 異なる RAID レベルのロジカルドライブを 同じドライブグループ内で使用することはできません たとえば 既存の RAID 5 仮想ドライブがアレイ内の空間の一部から作成されている場合 アレイ内の次の仮想ドライブは RAID 5 のみできます RAID レベルの選択 最適なパフォーマンスを実現するには システムドライブを作成するときに 最適な RAID レベルを選択してください ドライブグループの最適な RAID レベルは いくつかの要因によって決定されます : ドライブグループ内のドライブ数 ドライブグループ内のドライブ容量 データ冗長性の必要性 ディスクパフォーマンスの要件 RAID 0 RAID 0 は RAID ドライブグループ内のすべてのドライブにわたってディスクストライピングを行います RAID 0 はデータ冗長性はありませんが RAID 0 を併用することで 任意の RAID レベルのパフォーマンスが向上します RAID 0 はデータを小型のセグメントに分割し データセグメントをドライブグループ内の各ドライブにストライプ化します 各データセグメントのサイズは ストライプサイズによって決定されます RAID 0 は高帯域を実現します NOTE: RAID レべル 0 にはフォールトトレランス機能はありません RAID 0 ドライブグループ内のドライブが故障すると ロジカルドライブ全体 ( ロジカルドライブに関連付けられたすべてのドライブ ) が使用できなくなります 大規模ファイルを小型セグメントに分割することで RAID コントローラは SAS ドライブと SATA ドライブの両方で ファイルを高速に読み書きできます RAID 0 には 書き込み処理を複雑にするパリティ計算はありません このため RAID 0 は高帯域が必要で フォールトトレランスが不要なアプリケーションに最適です RAID 0 の概要を表に示します 下の図は RAID 0 ドライブグループの例を示しています 表 5 RAID0 の概要 用途利点欠点ドライブ数 特に大規模ファイルについて 高データスループットを実現します フォールトトレランスを必要としない 任意の環境で使用できます 大規模ファイルについて 高データスルーットを向上させます パリティによる容量減少はありません フォールトトレランスは利用できません ドライブが故障すると すべてのデータが損失します 1~32 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 23

24 Segment 1 Segment 2 Segment 3 Segment 4 Segment 5 Segment 6 図 7: 2 台のドライブによる RAID0 ドライブグループの例 RAID 1 RAID 1 では RAID コントローラは 1 台のドライブのすべてのデータを ドライブグループ内の 2 台目のドライブに複製します RAID 1 は 1 つのスパンで 2 ~ 32 の偶数のドライブ数をサポートします RAID 1 では完全なデータ冗長性を実現しますが 必要なデータストレージ容量が 2 倍になります RAID 1 の概要を表に示します 図は RAID 1 ドライブグループの例を示しています 表 6: RAID1 の概要 用途 RAID 1 は フォールトトレランスが必要だが大容量は必要としない 小規模データベースまたはその他の環境で使用します 利点 完全なデータ冗長性を実現します RAID 1 は フォールトトレランスが必要で 小容量で済むアプリケーションに最適です 欠点 必要なドライブ数が 2 倍になります ドライブのリビルド中は そのバックグラウンドプロセスが動作するため 完了するまで一時的にパフォーマンスが低下します ドライブ数 2 (RAID1) または 4 ~ 32(RAID1E 偶数にする必要があります) Segment 1 Segment 1 Duplicated Segment 5 Segment 5 Duplicated Segment 2 Segment 2 Duplicated Segment 6 Segment 6 Duplicated Segment 3 Segment 3 Duplicated Segment 7 Segment 7 Duplicated Segment 4 Segment 4 Duplicated Segment 8 Segment 8 Duplicated RAID1 RAID1 RAID1 RAID1 図 8: RAID1 ドライブグループの例 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 24

25 RAID 5 RAID5 はブロックレベルのディスクストライピングとパリティを備えます パリティはデータのプロパティが奇数であるか偶数であるかを示すもので パリティチェックはデータのエラーを検出するために使われます RAID 5 では パリティ情報はすべてのドライブに書き込まれます RAID 5 は 大量の小規模入出力 (I/O) トランザクションを同時に実行するネットワークに最適です RAID 5 はランダム I/O 処理のボトルネック問題を解決します 各ドライブにデータとパリティの両方が格納されるため 多数の書き込みが同時に実行されます RAID 5 の概要を表に示します 図は RAID 5 ドライブグループの例を示しています 表 7: RAID5 の概要 用途 利点 特に大規模ファイルについて 高データスループットを実現します RAID 5 は 各ドライブで独立して読み書きを実行できるため トランザクション処理アプリケーションに使用します ドライブが故障した場合 RAID コントローラはパリティドライブを使用して 損失したすべての情報を再作成します また フォールトトレランスを必要とするオフィスオートメーションおよびオンラインカスタマーサービスにも使用します 読み取り要求率が高く 書き込み要求率が低いアプリケーションに使用します 多くの環境で データ冗長性 高い読み取り要求率 良好なパフォーマンスを実現します 容量をほとんど損なうことなく 冗長性を利用できます 大量の書き込みを必要とするタスクにはあまり適していません キャッシュが有効利用されない場合連続アクセス時 ) は影響が大きくなります ドライブのリビルド中は そのバックグラウンドプロセスが動作す欠点るため 完了するまで一時的にパフォーマンスが低下します 処理が少ない環境では RAID オーバヘッドが同時処理によるパフォーマンス向上で相殺されないため適していません ドライブ数 3 ~ 32 図 9: 6 台のドライブを使用した RAID5 ドライブグループ RAID 6 RAID 6 は RAID 5( ディスクストライピングとパリティ ) と類似していますが ストライプごとに 1 つのパリティブロックではなく 2 つのパリティブロックを使用します RAID 6 には 2 つの独立したパリティブロックがあるため ロジカルドライブ内で 2 台のドライブが故障してもデータを損失することはありません 各ストライプの 2 つ目のパリティブロックを使用して 高レベルのデータ保護を実現します RAID 6 は 非常に高レベルの損失保護を必要とするデータに使用します 仮想ドライブで 1 台または 2 台のドライブが故障した場合 RAID コントローラはパリティブロックを使用して失われた情報をすべて再作成します RAID 6 仮想ドライブで 2 台のドライブが故障した場合 各ドライブで 1 台ずつ 2 台のドラ LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 25

26 イブのリビルドが必要になります このリビルドは同時には実行されません コントローラは一方の故障したドライブをリビルドしてから もう一方の故障したドライブをリビルドします 表は RAID 6 ドライブグループの例を示しています 表 8 RAID6 の概要 用途 フォールトトレランスを必要とするオフィスオートメーションおよびオンラインカスタマーサービスに使用しま す 読み取り要求率が高く 書き込み要求率が低いアプリケーションに使用します 利点 多くの環境で データ冗長性 高い読み取り要求率 良好なパフォーマンスを実現します 2 台のドライブの 損失 または別のドライブのリビルド中の 1 台のドライブの損失に対応できます あらゆる RAID レベルの中 で ドライブ故障に対する最高レベルの保護を実現します 読み取りパフォーマンスは RAID 5 と同等です 大量の書き込みを必要とするタスクにはあまり適していません RAID 6 ロジカルドライブは 書み込み処理ごとに 2 セットのパリティデータを生成する必要があるため 書き込み中のパフォーマンスが大きく低下します ドライブのリビルド中は そのバックグラウンドプロセスが動作するため 完了するまで一時的にパフォ欠点ーマンスが低下します RAID オーバーヘッドがプロセスの同時処理によるパフォーマンスの向上によって相殺されないため プロセスが少ない環境には適していません RAID 6 ではストライプごとに 2 つのパリティブロックを使用するため 追加の容量が必要となり 高価です ドライブ数 3 ~ 32 図は RAID 6 のデータの配置を示しています 2 つ目のパリティドライブのセットは Q で示しています P ドライブは RAID 5 パリティ方式に従います 図 10: ストライプ内の 2 つのブロック上に分散するパリティの例 (RAID 6) RAID 10 RAID 10 は RAID 0 と RAID 1 の組み合わせで ミラーリングされたドライブ上のストライプで構成されます RAID 10 はドライブを小型のブロックに分割し データブロックを各 RAID 1 ドライブグループにミラーリングします 各ドライブグループ内の最初の RAID 1 ドライブは そのデータを 2 台目のドライブに複製します 各ブロックのサイズはストライプサイズパラメータで決定します これは RAID セットの作成時に設定します RAID 1 ロジカルドライブのストライプサイズは同一にしてください 1 つのロジカルドライブは複数のドライブグループ上で定義されるため スパニングが使用されます 複数の RAID 1 レベルドライブグループで定義されたロジカルドライブは RAID レベル 10(1+0) と呼ばれます データはドライブグループ上でストライプ化され 複数ドライブグループに同時にアクセスできるため パフォーマンスが向上します スパニングされた各 RAID 10 ロジカルドライブは 複数のドライブ故障に対応しますが これは故障がそれぞれ別のドライブグループで発生した場合に限ります LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 26

27 2 台の隣接する RAID 1 ロジカルドライブを コントローラがサポートするデバイスの最大数までスパニングして RAID 10 を構成できます RAID 10 では スパンごとに最大 32 台のドライブを持つ 最大 8 つのスパンをサポートします スパン内の各 RAID 10 ロジカルドライブで使用するドライブ数は偶数にしてください RAID 10 の概要を表に示します 表 9: RAID10 の概要 用途 ミラーリングされたドライブグループの 100 % の冗長性を必要とし RAID 0( ストライプ化されたドライブグループ ) の I/O パフォーマンスの向上が必要なデータストレージの使用に適しています RAID10 は 高度なフォールトトレランスと中規模容量を必要とする中規模データベースまたは任意の環境での運用に適しています 利点高いデータ転送率と完全なデータ冗長性を実現します 欠点 ドライブ数 他の RAID レベル (RAID 1 を除く ) の 2 倍のドライブ数が必要です それぞれ 2 台のドライブを持つ RAID 1 ドライブグループの 2~8 つのスパン 以下の図では ロジカルドライブ 0 はデータを 4 つのドライブグループ ( ドライブグループ 0 ~ 3) に分散して作成しています RAID 10 Segment 1 Segment 1 Segment 2 Segment2 Segment 3 Segment 3 Segment 4 Segment 4 Duplicate Dupliacte Duplicate Duplicate Segment 5 Segment 5 Segment 6 Segment 6 Segment 7 Segment 7 Segment 8 Segment 8 Duplicate Dupliacte Duplicate Duplicate RAID1 RAID1 RAID1 RAID1 RAID0 図 11: RAID10 ロジカルドライブ RAID 50 RAID 50 は RAID 0 と RAID 5 の両方の機能を備えています RAID 50 は 複数のドライブグループにわたるパリティとディスクストライピングの両方を備えます RAID50 は データを複数の RAID5 ドライブグループにストライピングすることで処理が最適化されます RAID 50 はデータを小型のブロックに分割し データブロックを各 RAID 5 ディスクセットにストライプ化します RAID 5 はデータを小型のブロックに分割し ブロックで排他的論理和を実行してパリティを計算し データブロックとパリティをドライブグループ内の各ドライブに書き込みます 各ブロックのサイズはストライプサイズパラメータで決定します これは RAID セットの作成時に設定します RAID レベル 50 は最大 8 つのスパンをサポートし 8 台のドライブ故障まで許容できますが 使用できる容量はドライブの全容量よりも少なくなります 複数のドライブの故障に対応できますが 各 RAID 5 レベルドライブグループ内で許容される故障はドライブ 1 台のみです 表では RAID 50 の概要を示しています LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 27

28 表 10: RAID50 の概要 用途利点欠点ドライブ数 高信頼性 高い要求率 多量のデータ転送 中 ~ 大容量を必要とするデータでの使用に適しています 高データスループット データ冗長性 優れたパフォーマンスを実現します RAID 5 の 2 ~ 8 倍のパリティドライブが必要です それぞれ 3 ~ 32 台のドライブを持つ RAID 5 ドライブグループの 2~8 つのスパン RAID 50 Segment 1 Segment 2 Parity (1,2) Segment 3 Segment 4 Parity (3,4) Segment 6 Parity (5,6) Segment 5 Segment 8 Parity (7,8) Segment 7 Parity (9,10) Segment 9 Segment 10 Parity (11,12) Segment 11 Segment 12 RAID5 RAID5 RAID 0 図 12: RAID50 ロジカルドライブ RAID 60 RAID 60 は RAID 0 と RAID 6 の両方の機能を備え 複数のドライブグループ上でのパリティとディスクストライピングの両方を備えます RAID 6 はストライプごとに 2 つの独立したパリティブロックをサポートします RAID 60 ロジカルドライブは RAID 6 セットのそれぞれで 2 台のドライブが故障してもデータを損失することはありません RAID60 は データを複数の RAID6 ドライブグループにストライピングすることで処理が最適化されます RAID 60 はデータを小型のブロックに分割し データブロックを各 RAID 6 ディスクセットにストライプ化します RAID 6 はデータを小型のブロックに分割し ブロックで排他的論理和を実行してパリティを計算し データブロックとパリティをドライブグループ内の各ドライブに書き込みます 各ブロックのサイズはストライプサイズパラメータで決定します これは RAID セットの作成時に設定します RAID 60 は最大 8 つのスパンをサポートし 16 台のドライブ故障まで許容できますが 使用できる容量はドライブの全容量よりも少なくなります 各 RAID 6 レベルドライブグループで 2 台のドライブの故障を許容できます 表 11: RAID 60 の概要 各ストライプの 2 つ目のパリティブロックを使用して 高レベルのデータ保護を実現します RAID 60 は 非 常に高レベルの損失保護を必要とするデータに使用します 仮想ドライブの RAID セットで 1 台または 2 台のドライブが故障した場合 RAID コントローラはパリティブロッ 用途 クを使用して失われた情報をすべて再作成します RAID 6 ロジカルドライブの RAID 6 セットの 2 台のドライブが故障した場合 各ドライブで 1 台ずつ 2 台のドライブのリビルドが必要になります このリビルドは同時に実行できます フォールトトレランスを必要とするオフィスオートメーションおよびオンラインカスタマーサービスに使用します 読み取り要求率が高く 書き込み要求率が低いアプリケーションに使用します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 28

29 多くの環境で データ冗長性 高い読み取り要求率 良好なパフォーマンスを実現します 各 RAID 6 セット は 2 台のドライブの損失 または別のドライブのリビルド中の 1 台のドライブの損失に対応できます あら 利点 ゆる RAID レベルの中で ドライブ故障に対する最高レベルの保護を実現します 読み取りパフォーマンス は RAID 50 と同等ですが 各 RAID 6 セットでデータが少なくとも 1 台以上多くのディスクに分散されるため RAID 60 のランダム読み取りは多少高速になります 大量の書き込みを必要とするタスクにはあまり適していません RAID 60 ロジカルドライブは 書み込み処 理ごとに 2 セットのパリティデータを生成する必要があるため 書き込み中のパフォーマンスが大きく低下 欠点 ドライブ数 します ドライブのリビルド中にドライブのパフォーマンスが低下します RAID オーバーヘッドがプロセスの同時処理によるパフォーマンスの向上によって相殺されないため プロセスが少ない環境には適していません RAID 6 ではストライプごとに 2 つのパリティブロックを使用するため 追加の容量が必要となり 高価です それぞれ 3 ~ 32 台のドライブを持つ RAID 6 ドライブグループの 2~8 つのスパン 図は RAID 60 のデータの配置を示しています 2 つ目のパリティドライブのセットは Q で示しています P ドライブは RAID 5 パリティ方式に従います RAID 60 Segment 1 Segment 2 Parity (P1,P2) Parity (Q1,Q2) Segment 3 Segment 4 Parity (P3,P4) Parity (Q3,Q4) Segment 8 Parity (P7,P8) Parity (Q7,Q8) Segment 7 Segment 6 Parity (P5,P6) Parity (Q5,Q6) Segment 5 Parity (P11,P12) Parity (Q11,Q12) Segment 11 Parity (P15,P16) Segment 15 Segment 16 Segment 12 Parity (Q15,Q16) Parity (P9,P10) Parity (Q9,Q10) Segment 9 Segment 10 Parity (P13,P14) Segment 13 Segment 14 Parity (Q13,Q14) RAID6 RAID6 RAID 0 図 13: RAID 60 ロジカルドライブ RAID 構成の方針 RAID ドライブグループ構成の最も重要な要因は 以下のとおりです : ロジカルドライブの可用性 ( フォールトトレランス ) ロジカルドライブのパフォーマンス ロジカルドライブの容量この 3 つの要因すべてを最適化するロジカルドライブを構成することはできませんが 他の要因を犠牲にして 1 つの要因を最適化するロジカルドライブ構成を選択することは容易です たとえば RAID1( ミラーリング ) は優れたフォールトトレランスを発揮しますが 冗長ドライブが必要です 以降の項では RAID レベルを使用してロジカルドライブの可用性 ( フォールトトレランス ) ロジカルドライブのパフォーマンス ロジカルドライブの容量を最大化する方法を説明します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 29

30 フォールトトレランスの最大化 フォールトトレランスは ホットスペアドライブおよびホットスワップを使用して 自動的かつ透過的にリビルドを実行する機能によって達成されます ホットスペアドライブはオンラインの未使用ドライブで アクティブなドライブが故障すると RAID コントローラによって即座にシステムに接続されます ホットスペアが RAID ドライブグループに自動的に移行した後 故障したドライブはホットスペアドライブ上で自動的にリビルドされます RAID ドライブグループは リビルドの実行中も要求の処理を続行します ホットスワップはディスクサブシステムで故障のあるドライブを手動で交換することであり サブシステムがホットスワップドライブを稼働中に交換できます RAID コントローラの自動リビルド設定により 故障したドライブが交換され 同じドライブベイのドライブを ホットスワップ することで自動的にリビルドされます RAID ドライブグループはリビルドの実行中も要求の処理を続行し 高レベルのフォールトトレランスを実現し ダウンタイムをなくします 表 12: フォールトトレランスの比較 RAID レ ベル 0 フォールトトレランスフォールトトレランスは利用できません ドライブが故障すると すべてのデータが損失します ディスクストライピングを使用して 1 台のドライブだけでなく 複数のドライブにデータを書き込みます このとき 各ドライブストレージ空間を可変のサイズのストライプに分割します RAID 0 は 高帯域が必要で フォールトトレランスが不要なアプリケーションに最適です 完全なデータ冗長性を実現します 片方のドライブが故障した場合 ドライブグループ内のもう片方のドライブの内容を使用してシステムを実行し 故障したドライブを再構成できます ディスクミラーリングの第一の利点は 100% のデータ冗長性を実現することです ドライブの内容はすべて 2 台のドライブに書き込まれるため 片方のドライブが故障してもデータは損失しません 両方のドライブには 常に同じデータが格納されます RAID 1 は フォールトトレランスが必要で 小容量で済むアプリケーションに最適です 分散パリティとディスクストライピングとを組み合わせています パリティを使用して ドライブ全体の内容を複製しなくても 1 台のドライブが故障した場合の冗長性を実現します ドライブが故障した場合 RAID コントローラはパリティデータを使用して 損失したすべての情報を再構成します RAID5 では この方法はドライブ全体またはドライブグループ内のドライブのすべてにわたるストライプに適用されます 分散パリティを使用して RAID5 は少ないオーバーヘッドでフォールトトレランスを実現します 分散パリティとディスクストライピングとを組み合わせています RAID 6 は 2 台のドライブが故障しても停止せず データ整合性を維持します パリティを使用して ドライブ全体の内容を複製しなくても 2 台のドライブが故障した場合の冗長性を実現します ドライブが故障した場合 RAID コントローラはパリティデータを使用して 損失したすべての情報を再構成します RAID6 では この方法はドライブ全体またはドライブグループ内のドライブのすべてにわたるストライプに適用されます 分散パリティを使用して RAID6 は少ないオーバーヘッドでフォールトトレランスを実現します スパニングされた RAID 1 ドライブグループ上でのストライピングを使用して 完全なデータ冗長性を実現します RAID 10 は ミラーリングされたドライブグループによる 100% の冗長性を必要とする環境に適しています RAID 10 は ミラーリングされた各ドライブグループでの 1 台のドライブ故障に対応し データ整合性を維持します スパニングされた RAID5 ドライブグループ上での分散パリティを使用して データ冗長性を実現します RAID 50 は 複数のドライブにわたるパリティとディスクストライピングの両方を備えます ドライブが故障した場合 RAID コントローラはパリティデータを使用して 損失したすべての情報を再作成します RAID 50 は 各 RAID5 ドライブグループで 1 台のドライブ故障に対応し データ整合性を維持します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 30

31 60 スパニングされた RAID6 ドライブグループ上での分散パリティを使用して データ冗長性を実現します RAID60 は 各 RAID6 ドライブグループで 2 台のドライブ故障に対応し データ整合性を維持します あらゆる RAID レベルの中で ドライブ故障に対する最高レベルの保護を実現します RAID60 は 複数のドライブにわたるパリティとディスクストライピングの両方を備えます ドライブが故障した場合 RAID コントローラはパリティデータを使用して 損失したすべての情報を再作成します パフォーマンスの最大化 RAID ディスクサブシステムでは I/O パフォーマンスが向上します RAID ドライブグループは ホストコンピュータから 1 台のストレージ装置または複数の仮想装置として認識されます 複数のドライブに同時にアクセスできるため I/O が高速化されます 表は 各 RAID レベルのパフォーマンスを示しています 表 13: パフォーマンスの比較 RAID レベル パフォーマンス RAID0( ストライピング ) は非常に高いパフォーマンスを提供します RAID0 はデータを小型のブロックに分割し ブロックをドライブグループ内の各ドライブに書き込みます ディスクストライピングを使用して 1 台のドライブだけでなく 複数のドライブにデータを書き込みます これにより 各ドライブストレージ空間を 8KB~1024KB のストライプに分割します これらのストライプは連続して 繰り返しインターリーブされます ディスクストライピングは 複数のドライブに同時にアクセスするため パフォーマンスが向上します RAID1( ミラーリング ) では システム内の各ドライブを複製する必要があるため ストライピングよりも多くの時間とリソースが必要です ドライブのリビルド中にパフォーマンスが低下します RAID5 は 特に大規模ファイルについて 高データスループットを実現します この RAID レベルは 各ドライブが独立して読み書きできるので トランザクション処理アプリケーションなど 読み取り要求率は高いが書き込み要求率は低いアプリケーションに使用します 各ドライブにデータとパリティの両方が格納されるため 多数の書き込みを同時に実行できます また 堅牢なキャッシュアルゴリズムとハードウェアベースの排他的論理和により 多くの異なる環境で RAID5 は高いパフォーマンスを発揮します パリティ生成によって書き込みプロセスの速度が低下するため RAID5 の書き込みパフォーマンスは RAID0 や RAID1 よりも大幅に低下します ドライブのリビルド中にドライブのパフォーマンスが低下します 集中的なアクセスによっても ドライブのパフォーマンスは低下します 処理が少ない環境では RAID オーバヘッドが同時処理によるパフォーマンス向上で相殺されないため適していません RAID6 は 高信頼性 高い要求率 多量のデータ転送を必要とするデータでの使用に適しています 高データスループット データ冗長性 優れたパフォーマンスを実現します ただし RAID6 は大量の書き込みを必要とするタスクにはあまり適していません RAID6 ロジカルドライブは 書み込み処理ごとに 2 セットのパリティデータを生成する必要があるため 書き込み中のパフォーマンスが大きく低下します ドライブのリビルド中にドライブのパフォーマンスが低下します 処理が少ない環境では RAID オーバヘッドが同時処理によるパフォーマンス向上で相殺されないため適していません 10 RAID10 は 高いデータ転送速度を実現する RAID0( ストライプ化されたドライブグループ ) の高 I/O パフォーマンスを必要とするデータストレージに最適です スパニングにより スピンドル数が倍増するため 仮想ドライブの容量が増加し パフォーマンスが向上します システムパフォーマンスは スパン数が増加すると向上します ( スパンの最大数は 8) 50 RAID50 は 高信頼性 高い要求率 多量のデータ転送を必要とするデータでの使用に適しています 高データスループット デー タ冗長性 優れたパフォーマンスを実現します スパニングにより スピンドル数が倍増するため ロジカルドライブの容量が増加 し パフォーマンスが向上します システムパフォーマンスは スパン数が増加すると向上します ( スパンの最大数は 8) LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 31

32 60 RAID60 は 高信頼性 高い要求率 多量のデータ転送を必要とするデータでの使用に適しています 高データスループット データ冗長性 優れたパフォーマンスを実現します スパニングにより スピンドル数が倍増するため 仮想ドライブの容量が増加し パフォーマンスが向上します システムパフォーマンスは スパン数が増加すると向上します ( スパンの最大数は 8) RAID60 は大量の書き込みを必要とするタスクにはあまり適していません RAID60 ロジカルドライブは 書み込み処理ごとに 2 セットのパリティデータを生成する必要があるため 書き込み中のパフォーマンスが大きく低下します ドライブのリビルド中にドライブのパフォーマンスが低下します RAID オーバーヘッドがプロセスの同時処理によるパフォーマンスの向上によって相殺されないため プロセスが少ない環境には適していません ストレージ容量の最大化 ストレージ容量は RAID レベルを選択する際の重要な要因です 考慮すべき要素がいくつかあります ストライピング単独 (RAID0) では ミラーリングされたデータ (RAID1) または分散パリティ (RAID5 または RAID6) よりも 必要なストレージ空間が少なくなります RAID5 はドライブ全体の内容を複製しなくても 1 台のドライブが故障した場合の冗長性を実現し RAID1 よりも必要な空間は少なくなります RAID レベルによるストレージ容量への影響を 表に示します 表 14: ストレージ容量の比較 RAID レベル 容量 RAID0( ストライピング ) は 各ドライブストレージ空間を 可変サイズのストライプに分割します 合計ストレージ空間は 各ドライブのストライプで構成されます RAID0 は所定のドライブセットに対して ストレージ容量を最大にします RAID1( ミラーリング ) では 1 台のドライブに書き込まれるデータが別のドライブにも同時に書き込まれるので 必要なデータストレージ容量が 2 倍になります システム内の各ドライブを複製する必要があるため 高価になります RAID5 では ドライブ全体の内容を複製しなくても 1 台のドライブが故障した場合の冗長性が実現します RAID5 はデータを小型のブロックに分割し ブロックで排他的論理和を実行してパリティを計算し データブロックとパリティをドライブグループ内の各ドライブに書き込みます 各ブロックのサイズはストライプサイズパラメータで決定します これは RAID セットの作成時に設定します 6 RAID6 では ドライブ全体の内容を複製しなくても 2 台のドライブが故障した場合の冗長性が実現します ただし ストライプごとに 2 つのパリティブロックを使用するため 追加の容量が必要になります このため RAID6 の実装は高価になります RAID10 には 他の RAID レベル (RAID1 を除く ) の 2 倍のドライブ数が必要です RAID10 は 高度なフォールトトレランスと中規模容量を必要とする中規模データベースまたはその他の環境に適しています ディスクスパニングでは 複数のドライブを 1 台の大容量ドライブのようにして使用できます スパニングは 既存のリソースを組み合わせたり 比較的安価なリソースを追加することで ディスクスペースの不足を解消し ストレージの管理を簡素化します RAID50 には RAID5 の 2~8 倍のパリティドライブが必要です この RAID レベルは 中 ~ 大容量を必要とするデータで使用する場合に最適です RAID60 では ドライブ全体の内容を複製しなくても 各 RAID セットで 2 台のドライブが故障した場合の冗長性が実現します ただし RAID60 仮想ドライブが各書き込み処理に対して 2 セットのパリティデータを生成する必要があるため 追加の容量が必要となります このため RAID60 の実装は高価になります LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 32

33 RAID の可用性 RAID の可用性のコンセプト ダウンタイムが発生しないデータ可用性は 多様なデータ処理およびストレージシステムにとって欠かせないものです 企業は サーバの障害による財務上のコストや顧客の不満を回避したいと思っています RAID は データの可用性を維持し このデータを提供するサーバのダウンタイムの回避に役立ちます RAID にはスペアドライブやリビルドなどの機能があり これを使用して サーバの稼働とデータ可用性を維持しながらドライブの問題を修復できます 以降の項では これらの機能について説明します スペアドライブ スペアドライブを使用して ドライブグループ内の故障したドライブを交換できます 交換用ドライブには 交換するドライブ以上の容量が必要です スペアドライブには ホットスワップ ホットスペア コールドスワップがあります ホットスワップはディスクサブシステムで故障のあるドライブを手動で交換することであり サブシステムが稼働中 ( 通常の機能の実行中 ) に交換できます ホットスワップ機能を実行するには バックプレーンとエンクロージャがこの機能をサポートしている必要があります ホットスペアドライブは RAIDドライブとともに電源が投入され スタンバイ状態で運用されるドライブです RAIDロジカルドライブで使用しているドライブが故障した場合 ホットスペアが自動的にそのドライブの代替となり 故障したドライブのデータはホットスペア上でリビルドされます ホットスペアはRAIDレベル で使用できます NOTE: ホットスペアへのリビルドが何らかの理由で失敗した場合 ホットスペアドライブは 故障 とマークされます ソースドライブが故障した場合 ソースドライブとホットスペアドライブの両方が 故障 とマークされます コールドスワップでは ディスクサブシステム内の故障したドライブを交換する前に システムの電源を切る必要があります リビルド RAID または 60 のロジカルドライブとして構成されたドライブグループ内のドライブが故障した場合 損失したデータはドライブのリビルドによって復元できます ホットスペアを構成してある場合 RAID コントローラはホットスペアを使用して故障したドライブを自動的にリビルドしようとします 故障したドライブのリビルドに必要な容量を持つホットスペアがない場合は 手動によるリビルドが必要です 十分な容量があるドライブをサブシステムに設置してから 故障したドライブをリビルドする必要があります 構成計画 構成を計画する際に考慮する要因は RAID コントローラがサポートできるドライブ数 ドライブグループの目的 スペアドライブの可用性です ディスクサブシステムに格納されるデータは 種類ごとに読み書きアクティビティの頻度が異なります データアクセス要件を把握している場合 ディスクサブシステムの容量 可用性 パフォーマンスを最適化する方法を適切に指定できます ビデオオンデマンドをサポートするサーバでは 通常データの読み取りが頻繁に行われますが 書き込みは頻繁ではありません 読み取りと書き込みの両方の処理が長時間になります 汎用ファイルサーバに格納されたデータの場合は 比較的小さいファイルが比較的短時間で読み書きされます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 33

34 ドライブ数 SAS RAID コントローラの構成計画には RAID ドライブグループで使用するドライブ数も関係します ドライブグループ内のドライブ数により サポートできる RAID レベルが決定します 各ロジカルドライブに割り当てることができる RAID レベルは 1 つだけです ドライブグループの目的 RAID ドライブグループを作成する際に考慮する重要な要因には 可用性 パフォーマンス 容量があります これらの要因に関連する 以下のような質問に回答することで ドライブグループの主な目的を定義します 各質問の後にそれぞれの場合に推奨される RAID レベルを示しています : このドライブグループは 汎用ファイルサーバおよびプリントサーバのシステムストレージ容量を増加させるか 使用レベル :RAID このドライブグループは 24 時間常時使用できる必要があるソフトウェアシステムをサポートするか 使用レベル :RAID このドライブグループに格納される情報は オンデマンドで使用する必要がある大規模なオーディオファイルまたはビデオファイルを含んでいるか 使用レベル :RAID0 このドライブグループはイメージングシステムからのデータを含むか 使用レベル :RAID0 10 表に記入して ドライブグループ構成の計画に役立ててください ドライブグループの要件 ( ストレージ空間やデータ冗長性など ) を重要度の順に並べ 推奨される RAID レベルを確認します 表 15: ドライブグループ構成の計画 要件ストレージ空間データ冗長性ドライブのパフォーマンスとスループットホットスペア ( 追加ドライブが必要 ) 優先 順位 推奨 RAID レベル RAID0,RAID5 RAID5,RAID6,RAID10,RAID50,RAID60 RAID0,RAID10 RAID1,RAID5,RAID6,RAID10,RAID50,RAID60 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 34

35 2. Ctrl-R Utility この章では SAS RAID コントローラ上の RAID 構成の作成と参照に使用する Ctrl-R Utility について説明します オペレーティングシステムをインストールする前に ドライブグループやドライブを構成できます 概要 Ctrl-R Utility は SAS コントローラの BIOS に含まれ オペレーティングシステムとは別に動作します Ctrl-R Utility で 以下のようなタスクを実行できます : ドライブグループとロジカルドライブの作成 コントローラ 物理ドライブ ロジカルドライブ エンクロージャ Flash Backup Unit (FBU) のプロパティを参照 またはパラメータを変更 ロジカルドライブを削除 電源の設定を変更 Foreign Configuration ( 外部構成 ) 情報のインポートと消去 ロジカルドライブの初期化 データ整合性のためのチェック CacheCade ロジカルドライブの作成 Ctrl-R Utility の開始 Ctrl-R Utility を開始するには システムのブート時に次のステップを行います : 1. システムのブート中に 次のダイアログが表示されている間に <Ctrl> + <R> キーを押します : Copyright LSI Corporation Press <Ctrl><R> for Ctrl-R 2. システムに搭載されているコントローラによって 次のいずれかのシナリオになります : システムに複数のコントローラがある場合 : Controller selection ダイアログが表示されます 目的のコントローラを選択して <Enter> キーを押します Ctrl-R Utility のメイン画面が表示されます システムに 1 つのコントローラのみある場合 : Ctrl-R Utility のメイン画面が表示されます Ctrl-R Utility の終了 Ctrl-R Utility を終了するには 次のステップを行います : 1. 次の操作を行います : 現在ダイアログが表示されていない場合 <Esc> キーを一度押します 現在ダイアログが表示されている場合 <Esc> キーを二度押します 一度目でダイアログを閉じ 二度目でユーティリティを終了します 確認メッセージが表示されます 2. OK を押します Ctrl-R Utility のキー操作 次の表に Ctrl-R ユーティリティの画面上で使用するキー操作を示します 表 16: Ctrl-R 画面上のキー操作 キー操作 F1 アクション 現在表示されている画面のヘルプメッセージを表示します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 35

36 F2 F5 F11 F12 <Ctrl><N> <Ctrl><P> <Ctrl><S> <Tab> <Shift><Tab> <Enter> <Esc> 上矢印下矢印右矢印左矢印スペース 選択されたデバイスに対して操作可能なコマンドを表示します このキーは VD Mgmt, PD Mgmt, Foreign View メニューでのみ有効です 有効なコマンドは白でハイライトされ 無効なコマンドは黒でハイライトされます NOTE: 構成によって 使用できるコマンドと使用できないコマンドがあります 現在表示されている画面を更新します コントローラを切り替えます コントローラのリストを表示します 別のコントローラに移動できます 次のメニュー画面に移動します 前のメニュー画面に移動します コントローラのプロパティ画面で Apply ボタンのショートカットキーです カーソルを画面上の次の項目に移動します カーソルを画面上の前の項目に移動します アイテムを選択 ボタンを押す リストのボックスにチェックを入れます 現在のスクリーンを閉じます カーソルを上の選択に移動します カーソルを下の選択または上位のメニューに移動します サブメニューを開く 次のサブメニューに移動する またはサブメニューの最初のアイテムに移動します または ポップアップ表示を閉じます サブメニューを閉じる 前のサブメニューに移動する またはサブメニューから上位のメニューに移動します アイテムを選択 またはボックスにチェックを入れます Ctrl-R Utililty のメニュー Ctrl-R Utility には次のメニューがあります : VD Mgmt PD Mgmt Ctrl Mgmt Properties Foreign View VD Mgmt メニュー VD Mgmt メニューは Ctrl-R Utility を開始したときに最初に現れる画面です LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 36

37 図 14: VD Mgmt この画面では コントローラ上の構成 ドライブグループ ロジカルドライブを表示します 右のパネルでは 選択されたデバイスの属性を表示します Virtual Drive Management 画面では ロジカルドライブの作成と初期化 MDCの実行 削除 拡張 Foreign Configurationのインポートと消去 CacheCadeロジカルドライブの作成などが行えます NOTE: コントローラの設定によって 選択肢の有効 無効が変わります PD Mgmt メニュー PD Mgmt メニューでは コントローラに接続された物理ドライブの情報を表示します この画面ではさらに エンクロージャ エンクロージャ内の物理ドライブ数 バックプレーンに接続されたドライブを表示します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 37

38 図 15: Physical Drive Management 右のパネルでは 選択されたデバイスの追加の属性を表示します Drive Management 画面では 故障したドライブのリビルド ドライブのオフライン ホットスペアの作成などが行えます Ctrl Mgmt メニュー Ctrl Mgmt メニューでは 選択されているコントローラの設定を変更できます Ctrl Mgmt メニューは 2 つの画面で構成されています 最初の画面 ( 下の図 ) では コントローラ BIOS の有効化 PD 故障履歴の管理 エラー時の BIOS 停止設定などのコントローラのオプションを変更できます さらに リビルドやパトロールリードなどのレートを設定できます 図 16: Controller Settings 最初の画面 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 38

39 2 番目の画面 ( 下の図 ) では リンク速度の変更 節電機能 バッテリ設定などの変更が行えます 図 17: Controller Settings 2 番目の画面 Properties メニュー Properties メニューでは 現在のコントローラのプロパティを表示します このメニューは 2 つの画面で構成されています この画面に表示されている内容は 読み取り専用です 最初の画面 ( 下の図 ) では コントローラのファームウェア版数 BIOS 版数 メタデータのサイズ等を参照できます 図 18: Properties LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 39

40 追加のプロパティを参照するには Next ボタンへ移動して <Enter> キーを押してください 次のプロパティ画面では キャッシュサイズ ドライブのスタンバイ時間 節電の設定などが参照できます 前の画面に戻るには Prev ボタンへ移動して <Enter> キーを押してください Foreign View メニュー 構成されている物理ドライブが取り外しと再挿入されたり 別個体のコントローラへ移動した場合には コントローラはこれらのドライブに存在する RAID 構成を読み取り Foreign Configuration ( 外部構成 ) であると判断します Foreign View メニューは コントローラが Foreign Configuration を検出した場合にのみ表示されます Foreign Configuration がない場合は Foreign View メニューは表示されません 図 19: Foreign View メニュー Foreign Config View 画面で Foreign Configuration のドライブグループ ロジカルドライブ 物理ドライブ ホットスペアなどの情報が参照できます Foreign View メニューでは Foreign Configuration のインポートや消去を行えます ソフトウェアライセンスの管理 Ctrl-R Utility を使用して MegaRAID Advanced Software Options のライセンスキーの有効化を行うことができます ライセンスキーは Activation Key と呼ばれる場合もあります 拡張機能を使用するには ライセンスキーを有効化する必要があります Advanced Software Options のライセンスキー入力 Activation Key を入力するには 次のステップで行ってください 1. VD Mgmt 画面で コントローラを選択して <F2> キーを押してください 2. Advanced Software Options を選択して <Enter> キーを押してください 次の図のように Manage MegaRAID Advanced Software Options ダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 40

41 図 20: Manage MegaRAID Advanced Software Options Activated MegaRAID Advanced Software Options ボックスに Adv SW Option と License が表示されます Adv SW Option には コントローラが持っている機能の名称が表示されます License には ライセンス状態が表示されます トライアル期間中か または無期限 (Unlimited) が表示されます Safe ID と Serial Number は コントローラにより生成された番号が表示されます 3. Activation Key フィールドに 正しい Activation Key を入力します 4. Activate を押します 次の項目にある Advanced Software Options Summary ダイアログが表示されます 5. Unlimited Key の有効化に併せて Trial Key を無効化する場合は Deactivate Trials を押します Deactivate Trial ダイアログが表示されます ( 次の図に例を示します ) LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 41

42 図 21: Deactivate Trial ダイアログ 6. 次のいずれかを行います : トライアルキーを無効化したい場合は Yes ボタンを押してください トライアルキーを無効化したくない場合は No ボタンを押してください Activation Key に入力したキーが間違っている場合 以下のメッセージが表示されます シナリオ 1 Activation Key が無効 (invalid) な場合 以下のメッセージが表示されます 図 22: Invalid Activation Key メッセージ シナリオ 2 Activation Key に空白 (blank) またはスペースが入力された場合 以下のメッセージが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 42

43 図 23: Activation Key Left Blank シナリオ 3 Activation Key が誤っており (incorrect) コントローラで認証できない場合 以下のメッセージが表示されます 図 24: Activation Key Mismatch メッセージ Advanced Software Summary 画面と有効化 Manage MegaRAID Advanced Software Options 画面で Activate ボタンを押した場合 次の図のように Advanced Software Options Summary ダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 43

44 図 25: Advanced Software Options Summary Summary ボックスには 行ごとに拡張機能のリスト 元の状態 新しい状態が表示されます Adv SW Options の列には 機能の名称が表示されます Former Status の列には Activation Key を入力する前のライセンス状態が表示されます New Status の列には Activation Key を入力した後のライセンス状態が表示されます 内容を確認し よろしければ Finish ボタンを押してください Trial Software Key の有効化 Trial Key を有効化する場合 以下のように表示されます 図 26: Trial Software Key の有効化 内容を確認し よろしければ Finish ボタンを押してください LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 44

45 ストレージ構成の作成 RAID ドライブグループやロジカルドライブの作成に Ctrl-R Utility を使用できます ロジカルドライブの作成 1. VD Mgmt 画面で コントローラを選択し <F2> キーを押します 2. Create New VD を選択し <Enter> キーを押します Create New VD 画面が表示されます NOTE: 未構成 (Unconfigured Good) のドライブを使ってロジカルドライブを作成できます 既存のドライブグループへロジカルドライブを作成する場合は ドライブグループを選択して <F2> キーを押すと Add VD in Drive Group 画面が表示されます Create New VD 画面と Add VD in Drive Group 画面の項目は同じです 図 27: Create New VD 画面 NOTE: システムにJBODが検出された場合 Create New VDダイアログの前に Convert JBOD to Unconfigured Goodダイアログが表示され ドライブの状態を変更できます RAID Level フィールドで RAID レベルを選択します Power save mode フィールドでドライブグループの節電モードを選択します Auto ( 自動 ) Max ( 最大 ) Controller defined ( コントローラの設定を使用 ) の選択肢があります このフィールドは コントローラで構成済みドライブの節電が有効な場合にのみ表示されます 節電モード (Dimmer Switch 機能 ) は 節電のため 未使用のドライブを節電モードに設定する機能です 節電モードになったドライブは 必要なエネルギーが減少します これで システムのファンやエンクロージャがドライブの冷却に必要なエネルギーも減少します さらに ドライブのスピンアップ スピンダウン中の応答遅延に伴う アプリケーションのタイムアウトを回避します データセキュリティのソリューションとして ドライブベースのキー (FDE) を使用して暗号化できます このオプションでは ドライブの盗難や紛失からデータを保護できます Secure VD フィールドで Yes ( 使用する ) または No ( 使用しない ) を選択します 新規ロジカルドライブのデータ保護機能を有効にするかどうかを選択できます Data Protection フィールドで Enabled ( 使用する ) または Disabled ( 使用しない ) を選択します データ保護機能を持つ物理ドライブが接続された場合のみ Data Protection フィールドを選択できます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 45

46 Drives ボックスで 物理ドライブの順番を変更できます ここには すべての使用可能な未構成ドライブが現れます お好みの順番で物理ドライブを選択してください 選択した順番に従って 番号が # の列に表示されます ドライブのサイズを指定します 最大はドライブグループの残り容量と RAID レベルで決まります ドライブグループの最大容量は Size フィールドに表示されます 単位は MB GB TB で指定します ロジカルドライブの名前を Name フィールドに指定します 最大は 15 文字です 必要に応じて 追加のプロパティを設定するには Advanced ボタンを押します 詳細は 次の Additional Virtual Drive Properties の選択を参照してください 3. OK を押します 作成したロジカルドライブを初期化するかどうかを確認するダイアログが表示されます 4. ロジカルドライブを初期化するには OK を押します Create New VD ダイアログが再度表示されます l 5. OK を押します ロジカルドライブが作成され また選択によって初期化されます Additional Virtual Drive Properties の選択 ここでは ロジカルドライブを作成する際に選択できる Additional Virtual Drive Properties について説明します ( 次の図 ) これらのパラメータを変更する際には その理由を検討した上で行ってください 多くのケースではデフォルト設定が最適です 図 28: Create Virtual Drive Advanced Strip Size ストリップサイズは ロジカルドライブ内のあるドライブに配置される ストライプのサイズです 8 KB, 16 KB, 32 KB, 64 KB, 128 KB, 256 KB, 512 KB, 1 MB をサポートしています Read Policy 以下の中から ロジカルドライブのリードポリシーを指定します : Ahead コントローラは 要求された読み取りアクセスよりも長いデータをドライブから読み取り データをキャッシュメモリに配置し すぐに必要になるデータを予見します これにより シーケンシャル読み取りアクセスを加速し ランダムアクセスも僅かに改善します Normal Read Ahead を無効にします Write Policy 以下の中から ロジカルドライブのライトポリシーを指定します : Write Thru このモードでは コントローラはドライブから書き込みデータ転送の完了報告を待ってから ホストへも完了を報告します このオプションでは 電源故障などでキャッシュされたデータが消失するリスクを抑止します Write Back このモードでは コントローラは書き込みキャッシュへのデータ転送が完了したら ホストへも完了を報告します バッテリの状態に依存せず Write Back モードを有効にします LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 46

47 Write Back with BBU このモードでは コントローラにバッテリが接続され充電されている場合に Write Backモードを有効にします これはデータ保護と性能のバランスが一番よいものです NOTE: ライトポリシーは FBU ( バッテリ ) の状態に依存します FBUが接続されていない 充電されていない 故障している 充電中の場合には Write Throughに切り替わります I/O Policy I/O ポリシーは ロジカルドライブへの読み取りアクセスに関係します Read Ahead キャッシュには影響ありません Cached このモードでは すべての読み取りアクセスのデータがキャッシュメモリにバッファされます このCached I/Oモードにより プロセスの高速化ができます Direct このモードでは 読み取りアクセスのデータはキャッシュメモリにバッファされず キャッシュは順次ホストへ転送されます 同一ブロックへの読み取りアクセスが再度起こったとき キャッシュメモリから転送されます このDirect I/Oモードでは キャッシュとホストが同じデータを持っていることが確認されます Disk cache policy ロジカルドライブ上の物理ドライブの書き込みキャッシュ設定を選択します : Enable ドライブのキャッシュを有効にします Disable ドライブのキャッシュを無効にします Unchanged ドライブのキャッシュ設定を変更しません Initialize ロジカルドライブを初期化するよう指定します 初期化により 使用するための準備が行われます Fast Initialize が実行されます Configure Hot Spare 物理ドライブのホットスペアを使用するよう選択します このオプションは ホットスペアに適切な追加のドライブが存在する場合にのみ選択します RAID0 では使用できません このオプションを選択すると ダイアログが表示され どの物理ドライブをホットスペアにするか選択できます CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブの作成 MegaRAID CacheCade Pro 2.0 では 読み取りおよび書き込みキャッシュの機能が提供されます 次のステップで CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブを作成します : 1. VD Mgmt 画面で コントローラを選択し <F2> キーを押します 2. Create CacheCade Virtual Drive を選択し <Enter> を押します Create CacheCade Virtual Drive ダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 47

48 図 29: Create CacheCade Virtual Drive 3. Name フィールドに CacheCade ロジカルドライブの名前を指定します 4. Size フィールドに CacheCade ロジカルドライブのサイズを指定します 5. Select SSD ボックスで 使用する SSD を選択します 6. OK を押します CacheCade ロジカルドライブが作成されたメッセージが表示されます CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブの編集 既存の CacheCade ロジカルドライブに対して 名前とライトポリシーを編集できます 次のステップで編集してください : 1. VD Mgmt 画面で CacheCade ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Properties を選択し <Enter> キーを押します 次のダイアログが表示されます 図 30: CacheCade Virtual Drive の編集 3. Name フィールドで ロジカルドライブの名前を変更できます 4. Write Policy フィールドで ライトポリシーを変更できます 5. OK を押します 6. CacheCade ロジカルドライブに関連付けられたロジカルドライブを参照するには Associated VDs を押します Associated Virtual Drives ダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 48

49 図 31: Associated Virtual Drives 関連づけられたロジカルドライブの ID 名前 サイズを参照できます ロジカルドライブの SSD Caching を有効化 ロジカルドライブの SSD Caching (MegaRAID CacheCade Pro 2.0) を有効化できます ロジカルドライブへ SSD Caching を有効にすると 既存またはこれから作成される CacheCade ロジカルドライブと関連づけられます このオプションは 現在 SSD Caching が無効になっているロジカルドライブにのみ表示されます 次のステップで ロジカルドライブの SSD Caching を有効にします : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Enable SSD Caching を選択し <Enter> キーを押します 次のようなメッセージが表示されます 図 32: Enabling SSD Caching のメッセージ 3. SSD Caching を有効にするには Yes を押します ロジカルドライブの SSD Caching を無効化 ロジカルドライブの SSD Caching (MegaRAID CacheCade Pro 2.0) を無効化できます ロジカルドライブへ SSD Caching を無効にすると 既存の CacheCade ロジカルドライブとの関連づけが解除されます このオプションは 現在 SSD Caching が有効になっているロジカルドライブにのみ表示されます 次のステップで ロジカルドライブの SSD Caching を無効にします : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Disable Caching を選択し <Enter> キーを押します 次のようなメッセージが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 49

50 図 33: Disabling SSD Caching のメッセージ 3. SSD Caching を無効にするには Yes を押します 複数ロジカルドライブの SSD Caching 有効化 無効化 複数のロジカルドライブに対して 同時に SSD Caching を有効化 無効化できます 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Manage SSD Caching を選択し <Enter> を押します Manage SSD Caching ダイアログが表示されます 図 34: Manage SSD Caching SSD Caching が有効になっているロジカルドライブは チェックボックスがチェックされています 無効になっているロジカルドライブは チェックされていません 3. それぞれのロジカルドライブに チェックを入れるか外すかを行います 4. OK 押します SSD Caching が有効化されたロジカルドライブの削除 SSD Caching が有効化されたロジカルドライブを削除することができます 次のステップで操作します : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Delete VD を選択し Yes を押します 次のようなダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 50

51 図 35: Deleting Virtual Drive のメッセージ NOTE: Force delete to complete quicklyチェックボックスを選択すると ロジカルドライブを削除する前に キャッシュされたデータが書き込まれません このため ロジカルドライブの削除後に再度作成しても そこにデータは残りません 3. 削除を実行するには Yes を押します 構成のクリア 現在のすべての構成をクリアできます 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で コントローラを選択し <F2> キーを押します 2. Clear Configuration を選択し <Enter> キーを押します 次のダイアログが表示されます 図 36: Clear Configuration 3. すべての構成をクリアするには Yes を押します Foreign Configuration のインポートとクリア 構成されている物理ドライブが取り外しと再挿入されたり 別個体のコントローラへ移動した場合には コントローラはこれらのドライブに存在する RAID 構成を読み取り Foreign Configuration ( 外部構成 ) であると判断します NOTE: Ctrl-R ユーティリティでは 新規ストレージ構成を作成するとき Foreign Configuration が検出されているドライブを表示しません Foreign Configuration が検出されているドライブを使用してストレージ構成を作成する場合は あらかじめ Foreign Configuraiton をクリアしておく必要があります LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 51

52 NOTE: Foreign Configuration をインポートする場合 あらかじめすべての物理ドライブが認識されていることを確認してから インポートの操作を行ってください Foreign Configuration をインポートまたはクリアできます 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で コントローラを選択し <F2> キーを押します 2. Foreign Config を選択し <Enter> キーを押します Import と Clear の選択肢が表示されます 図 37: Foreign Configuration Options NOTE: Foreign View メニューは コントローラが Foreign Configuration を検出した場合にのみ表示されます Foreign Configuration がない場合は Foreign View メニューは表示されません 3. 実行するコマンドを選択します インポートする場合は Import を選択し <Enter> キーを押します その後 手順 4 へ進んでください クリアする場合は Clear を選択し <Enter> キーを押します その後 手順 5 へ進んでください 4. Import を選択した場合 以下のダイアログが表示されます Yes を選択し <Enter> キーを押します また 複数の Foreign Configuration が表示されている場合は インポートの手順を繰り返します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 52

53 図 38: Foreign Configuration - Import NOTE: NOTE: NOTE: この操作は 実行後に元に戻すことはできません インポートした後 ドライブの状態によっては自動的にリビルドが開始される場合があります 過去に故障したドライブでリビルドが動作している場合は 交換することを推奨します 複数のドライブが故障しているなど インポート後にOfflineとなるロジカルドライブは インポートすることはできません 5. Clear を選択した場合 以下のダイアログが表示されます OK を選択し <Enter> キーを押します 図 39: Foreign Configuration - Clear NOTE: この操作は 実行後に元に戻すことはできません Preserved Cache の破棄 もしコントローラがロジカルドライブへのアクセスを失った場合 コントローラはまだロジカルドライブからキャッシュしたデータを保持していることがあります この Preserved Cache データは ロジカルドライブをインポートするか 破棄するまで保持されます ロジカルドライブの作成のような操作は Preserved Cache データが残っている場合 新しいロジカルドライブを作成することができません LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 53

54 CAUTION: もし Foreign Configuration が検出されている場合には Preserved Cache を破棄する前にインポートしてください Foreign Configuration をインポートしなければ Preserved Cache データが消失します 次のステップで Preserved Cache を破棄してください : 1. VD Mgmt 画面で コントローラを選択し <F2> キーを押します 2. Manage Preserved Cache を選択し <Enter> キーを押します Manage Preserved Cache ダイアログが表示されます 図 40: Manage Preserved Cache 3. ロジカルドライブの Preserved Cache を破棄するには Discard Cache を押します 確認メッセージが表示されます 4. OK を押します デバイスプロパティの参照と変更 このセクションでは Ctrl-R Utility を使用して コントローラ ロジカルドライブ ドライブグループ 物理ドライブ FBU のプロパティを参照または変更する方法を説明します コントローラプロパティの参照 Ctrl-R Utility は ある一つのコントローラの情報を表示します システムに複数のコントローラがある場合 <F12> キーを押しコントローラを選択することで 他のコントローラの情報を参照することができます Properties メニューを選択し 現在のコントローラの情報を参照します 各項目の詳細は次のコントローラプロパティの変更を参照してください コントローラプロパティの変更 Ctrl Mgmt メニューで コントローラのプロパティを変更できます 次のステップで操作してください : 1. Ctrl Mgmt メニューを選択します 2. 必要に応じてプロパティを変更します 3. さらに リンク速度 バッテリ設定 電源設定など追加のプロパティを変更するには Next を押し 2 番目の画面へ移動します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 54

55 4. Apply を押します 次の表で Controller Settings 画面のエントリを説明します 特に理由がない限り これらのオプションは変更せずデフォルトをお勧めします 表 17: Controller Settings 画面のエントリ Options Alarm Control Coercion Mode BIOS Mode Boot Device Rebuild Rate BGI Rate CC Rate Recon. Rate Patrol Rate Cache Flush Interval Spinup Delay Spinup Drive 説明コントローラボード上のアラーム有効 無効 静音の設定を選択します すべてのドライブの容量を丸め込んで統一する際に使用します None, 128MB-way, 1GB-way の中から選択できます 使用するドライブの提供元ごとに違いがある場合に その差を吸収します コントローラ BIOS 起動のモードを選択します - Stop on Error: ブート時のエラーを画面に表示し ユーザーのキー入力を待ちます ファームウェアは ユーザーからの入力があるまで ブートプロセスを停止します - Ignore Error: ブート時のエラーを無視してブートを継続します - Pause on Error: ブート時のエラーを画面に表示し一時停止します ファームウェアがハードウェア異常がないと判断した場合は ブートを継続します - SafeMode Error: ブート時にエラーがあった場合に Safe Mode で起動します OS ブートに使用するドライブを選択します リビルドレートを設定します リビルドレートは リビルドとシステムリソースの割合です 高い数値を指定すると リビルドにより多くのシステムリソースを使用します 範囲は 0~100% で指定します BGI レートを設定します BGI レートは BGI とシステムリソースの割合です 高い数値を指定すると BGI により多くのシステムリソースを使用します 範囲は 0~100% で指定します MDC レートを設定します MDC レートは MDC とシステムリソースの割合です 高い数値を指定すると MDC により多くのシステムリソースを使用します 範囲は 0~100% で指定します RAID 変換レートを設定します 変換レートは 変換とシステムリソースの割合です 高い数値を指定すると 変換により多くのシステムリソースを使用します 範囲は 0~100% で指定します Patrol Read レートを設定します Patrol Read レートは Patrol Read とシステムリソースの割合です 高い数値を指定すると Patrol Read により多くのシステムリソースを使用します 範囲は 0~ 100% で指定します キャッシュデータをフラッシュする間隔を設定します 範囲は 0~100 秒で指定します コントローラに接続されたドライブをスピンアップする間隔を指定します この遅延間隔により システムのすべてのドライブが同時にスピンアップすることで起こる 電源不足を予防します 範囲は 0~255 秒で指定します コントローラに接続されたドライブを同時にスピンアップする台数を指定します この遅延間隔により システムのすべてのドライブが同時にスピンアップすることで起こる 電源不足を予防します 範囲は 0~255 台で指定します Maintain PD Fail History ドライブの故障履歴を管理する際に設定します Enable Controller BIOS コントローラ BIOS を使用する場合に設定します OS ブートに使用するコントローラは BIOS が有効になっている必要があります LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 55

56 Enable BIOS Stop on Error ブート中にコントローラ BIOS がエラーを検出した際 停止させたい場合に設定します Enable Stop CC on Error MDC 中にエラーを検出した際 停止させたい場合に設定します Auto Enhanced Import Set Factory Defaults Manage Link Speed Manage Power Save Manage Battery 起動時に自動で Foreign Configuration をインポートする場合に設定します 設定をデフォルトに戻す場合に指定します コントローラとエキスパンダ またはコントローラとドライブのリンク速度を変更したい場合に使用します ドライブの消費電力を減少させたい場合に使用します FBU が接続されており FBU の設定を変更したい場合に使用します Emergency Spare 本機能は未サポートです 設定変更および使用しないでください Enable Emergency for SMARTer 本機能は未サポートです 設定変更および使用しないでください ロジカルドライブプロパティの参照と変更 Ctrl-R Utility では ロジカルドライブのプロパティ ポリシー 操作を表示します これらのアイテムを表示するには 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmg 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Virtual Drive Properties を選択し <Enter> キーを押します Virtual Drive Properties ダイアログが表示されます 図 41: Virtual Drive Properties LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 56

57 General ボックスに RAID レベル 名前 サイズ ストリップサイズ 状態などのロジカルドライブのプロパティが表示されます Operations ボックスに 現在実行されている操作の進捗と残り時間予測が表示されます 3. 必要に応じて フィールドの設定を変更します CAUTION: 設定を変更する前に あらかじめ大切なデータのバックアップを取得してください 4. OK を押して設定を変更します 5. Advanced を押し 追加のプロパティを表示します 図 42: Create Virtual Drive- Advanced ロジカルドライブのポリシーを参照できます 必要に応じて変更し OK を押してください Initialize または Configure Hot Spare も選択することができます これらを選択した場合 その操作に応じたダイアログが表示されます ロジカルドライブの削除 ドライブグループ内のスペースを再利用するなどの目的で ロジカルドライブを削除することができます Ctrl-R Utility は構成可能なドライブグループを表示します ひとつのドライブグループに複数のロジカルドライブが構成されている場合 ドライブグループ全体を削除することなく ひとつのロジカルドライブを削除することができます CAUTION: ロジカルドライブを削除する前に あらかじめ大切なデータのバックアップを取得してください 次のステップで ロジカルドライブを削除します : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Delete VD を選択し <Enter> キーを押します 削除の確認メッセージが表示されます 3. OK を押し ロジカルドライブを削除します ドライブグループの削除 ドライブグループを削除することができます 次のステップで ドライブグループを削除します : 1. VD Mgmt 画面で ドライブグループを選択し <F2> キーを押します 2. Delete Drive Group を選択し <Enter> キーを押します 削除の確認メッセージが表示されます 3. OK を押し ドライブグループを削除します ロジカルドライブの拡張 ドライブグループ内の未使用の部分を使用して ロジカルドライブの容量を拡張することができます 次のステップで操作します : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 57

58 2. Expand VD を選択し <Enter> キーを押します Expand Virtual Drive ダイアログが表示されます 図 43: Expand Virtual Drive 3. ロジカルドライブに使用させたい容量を パーセンテージで指定します 例えば 100GB のロジカルドライブの容量を 30GB 分拡張したい場合は 30% を指定します 4. Resize を押し 拡張します ロジカルドライブのデータ消去 消去の操作では 指定されたロジカルドライブのユーザー領域のデータを上書きします これはゼロではない複数のパターンをサポートしています ロジカルドライブのデータ消去はバックグラウンドオペレーションで ユーザーへ進捗のイベント通知を行います 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Erase VD を選択し <Enter> キーを押します 以下のモードのメニューが表示されます : Simple 単一のパターン A を書き込みます Normal ランダム パターン A パターン B の 3 種類を書き込みます Thorough Normal パターンの 3 倍 計 9 種類のデータを書き込みます Stop Erase - 現在動作している消去のオペレーションを停止します このオプションは 最初は無効化されており 動作している間に有効化されます 3. モードを選択し <Enter> キーを押します メッセージボックスが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 58

59 図 44: Erase Virtual Drive 4. データ消去後にロジカルドライブを削除するには Delete Virtual Drive after Erase operation にチェックを入れます 5. Yes を押しデータ消去を開始します データ消去が開始されると Simple, Normal, Thorough オプションは無効化され Stop Erase オプションが有効化されます リンク速度の管理 リンク速度の管理機能で コントローラとエキスパンダ間 またはコントローラと直接接続されたドライブ間のリンク速度を変更できます SAS ポートのすべての Phy で 別の値を設定することもできます リンク速度を選択できます しかし SAS ポートの Phy で異なったリンク速度設定がされていて phy がドライブやエキスパンダに接続されると ファームウェアは選択したリンク速度設定を上書きします 代わりに ファームウェアはすべての Phy で共通の最大速度を使用します 次のステップで操作してください : 1. Controller Settings 画面で Next を押します 2 番目の Controller Settings 画面が表示されます 2. Manage Link Speed を押します Manage Link Speed ダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 59

60 図 45: Manage Link Speed SAS Address の列には SAS ドメイン内でユニークな SAS アドレスを表示します Phy の列には Phy の番号が表示されます これは 0 ~ 7 です Link Speed の列には Phy のリンク速度が表示されます 3. 必要なリンク速度を選択します Auto,1.5Gb/s, 3Gb/s, 6Gb/s, 12Gb/s の中から選択できます 4. OK を押します 確認のためのメッセージボックスが表示されます 5. OK を押します リンク速度が設定されます 再起動後に有効になります 節電機能の管理 Dimmer Switch (Power-Save mode) を変更し 節電機能を管理できます 次のステップで操作してください : 1. Controller Settings 画面で Next を押します 2 番目の Controller Settings 画面が表示されます 2. Manage Power Save を選択し <Enter> キーを押します Manage Power Save ダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 60

61 図 46: Manage Power Save Spin down Unconfigured drives のにチェックを入れると 未構成のドライブに対する節電機能を有効にします Spin down Hot Spares のチェックを入れると ホットスペアに対する節電機能を有効にします Spin down Configured Drives のチェックを入れると 構成済みのドライブに対する節電機能を有効にします Drive Standby Time で 待機時間を指定します NOTE: Drive Standby Timeは いずれかの節電機能が有効になっている場合にのみ指定できます 30 分 1 時間 90 分 2 時間 24 時間のいずれかから選択できます Power Save Mode でモードを設定します Auto または Max のいずれかから選択できます NOTE: Power Save Modeは いずれかの節電機能が有効になっている場合にのみ指定できます Advancedを押して 追加の設定を変更できます このボタンは Spin down Configured drivesが有効になっている場合のみ有効です 設定の詳細は 次の項目を参照してください 3. OK を押します 確認のためメッセージボックスが表示されます 4. Yes を押して 設定を保存します 追加の節電機能 Manage Power Save Advanced で 追加の設定を変更できます 次のステップで操作してください 1. Manage Power Save ダイアログで Advanced を押します Manage Power Save Advanced ダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 61

62 図 47: Manage Power Save Advanced 2. これらのいずれかを選択します : Start Time と End Time フィールドそれぞれで 必要に応じてドライブが稼働する開始時間と終了時間を指定します Do not Schedule Drive Active Time チェックボックスで上記の Start Time と End Time フィールドを無効にするかどうかを選択します 3. OK を押します ドライブグループごとの節電機能の管理 ドライブグループごとに ドライブの節電機能の有無を変更することができます 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で ドライブグループを選択し <F2> キーを押します 2. Manage Power Save Settings を選択し <Enter> キーを押します Manage Power Save Settings ダイアログが表示されます 図 48: Manage Power Save Settings Drive Group 3. Select power save mode でモードを選択します 4. OK を押します FBU 情報の管理 コントローラに FBU が接続されている場合 情報を参照し またいくつかの設定を変更することができます 次のステップで操作してください : LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 62

63 1. Controller Settings 画面で Next を押します 2 番目の Controller Settings 画面が表示されます 2. Manage Battery を選択し <Enter> キーを押します Battery Properties ダイアログが表示されます 図 49: Battery Properties Battery State フィールドに Optimal 以外の状態が表示されている場合 Non-Optimal Reason フィールドが表示されます Non-Optimal Reason フィールドは読み取り専用で Optimal ではない理由が表示されます 3. Learn Mode で バッテリの Learn Mode を設定します Learn mode は FBU に対して定期的に実行される残容量の調整 確認サイクルです バッテリの種類によって 以下のいずれかを選択できます Automatic ファームウェアが実行サイクルを管理します Disabled ファームウェアは実行サイクルや警告表示を管理しません Disabled (Warning Only) ファームウェアがサイクルを実行することはありませんが 実行が必要になった際には警告イベントを発行します 4. OK を押します 専用ホットスペアの管理 専用ホットスペアは 特定のドライブグループ内で 故障したドライブの代わりに使用されます Virtual Drive Management 画面で作成または削除できます 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で ドライブグループを選択し <F2> キーを押します 2. Manage Dedicated Hotspare を選択して <Enter> キーを押します Dedicated Hotspare ダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 63

64 図 50: Dedicated Hotspare 3. 次の作業を行います : 専用ホットスペアを作成するには ドライブを選択して OK を押します 専用ホットスペアを削除するには ドライブの選択を外して OK を押します ドライブグループのデータ保護の管理 ドライブグループを作成する際にSecure VD (FDE) が無効化されている場合 あとから有効に設定を変更することができます 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で ドライブグループを選択し <F2> キーを押します 2. Secure Drive Group を選択し <Enter> キーを押します 確認のメッセージボックスが表示されます 3. Yes を押します NOTE: 保護を有効にすると ロジカルドライブを削除する以外に 無効化することはできません LED 点滅の操作 Locateオプションを使用して 物理ドライブのLED 点滅を操作できます LED 点滅の開始と停止を操作できます 次のステップで操作します : 1. PD Mgmt 画面で 物理ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Locate を選択し <Enter> キーを押します Start または Stop オプションが表示されます 3. 以下のいずれかの操作を行います LED 点滅を開始するには Start を選択し <Enter> キーを押します LED 点滅を停止するには Stop を選択し <Enter> キーを押します NOTE: StartやStopは ドライブが接続されている場合にのみ操作できます ストレージ構成の管理 このセクションでは Ctrl-R Utility でストレージ構成を管理する方法を説明します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 64

65 ロジカルドライブの初期化 ロジカルドライブを作成すると Ctrl-R Utility はロジカルドライブを初期化するかどうかを問い合わせます そのタイミングで初期化を行わない場合 後で行うことができます 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Initialization を選択し <Enter> キーを押します 2 つの初期化オプションが表示されます : Fast Init または Slow Init 3. いずれかを選択し <Enter> キーを押します 確認メッセージが表示されます 図 51: Initialize a Virtual Drive 4. Yes を押して初期化を開始します CAUTION: 初期化すると ロジカルドライブのすべてのデータが消去されます あらかじめ大切なデータのバックアップを取得してください 初期化するロジカルドライブに オペレーティングシステムが入っていないことを確認してください MDC の実行 不意の電源切断など 冗長性のあるロジカルドライブでデータ整合性が崩れている可能性がある場合には MDC を実行してください MDC を実行することで 冗長化されたデータが再計算され復旧します CAUTION: データ整合性が崩れている可能性がある場合には あらかじめ大切なデータのバックアップを取得してください 次のステップで操作してください : 1. VD Mgmt 画面で ロジカルドライブを選択して <F2> キーを押します 2. Consistency Check を選択し <Enter> キーを押します 3. Start を選択し <Enter> キーを押します MDC が開始されます 初期化されていないロジカルドライブに MDC を開始しようとした場合 以下の確認メッセージが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 65

66 図 52: Consistency Check 4. Yes を押します 物理ドライブのリビルドの実行 冗長性のあるロジカルドライブ (RAID 1, 5, 6, 10, 50, 60) でドライブが故障した場合 データの消失を防ぐためにリビルドを行う必要があります ホットスペアを使用する可能性もあります 本項では 手動でリビルドを開始する手順を説明しています デフォルトでは リビルドは故障したドライブを交換すると自動的に開始されます 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Rebuild を選択し <Enter> キーを押します リビルドが開始されます コピーバックの実行 選択したドライブへのコピーバックを実行することができます コピーバックは ロジカルドライブ内のあるソースドライブのデータを ロジカルドライブに含まれていない別のターゲットドライブへコピーします これにより ドライブの物理的な配置とドライブグループの構成を 以前のものに戻すことができます 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Copyback を選択し <Enter> キーを押します 次のダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 66

67 図 53: Copyback Operation 3. コピーバック先のドライブを選択します 4. OK を押します コピーバックが開始されます 物理ドライブの取り外し 稀に コントローラに接続された故障していないドライブを取り外したい場合があります ここでは 取り外しの準備のために ドライブをスピンダウンし節電モードにする方法を説明しています 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Prepare for Removal を選択し <Enter> キーを押します 選択した物理ドライブが節電モードになります もしここで 取り外しをやめたい場合は Undo Removal を選択し <Enter> キーを押します グローバルホットスペアの作成 グローバルホットスペアは 冗長アレイの中で故障した物理ドライブの代わりに使用されます これは ホットスペアのドライブの容量が故障したものと同一以上である場合に可能です 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で 物理ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Make Global HS を選択し <Enter> キーを押します ドライブがグローバルホットスペアに設定されます ホットスペアの解除 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で 物理ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Remove Hot Spare drive を選択し <Enter> キーを押します ホットスペアが解除されます ドライブをオフラインにする 冗長性のあるドライブを RAID 構成から外すには あらかじめ Offline に設定する必要があります これにより その後にドライブがコントローラにより故障と判断される可能性を防ぎます CAUTION: 手順を実行後 そのドライブのデータは無効になります LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 67

68 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で 物理ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Place Drive Offline を選択し <Enter> キーを押します ドライブが Offline またはさらに Unconfigured Good になります ドライブをオンラインにする ドライブを Online にできます Online にすると ロジカルドライブ内で正常なドライブとして扱われます CAUTION: 手順を実行後 ロジカルドライブ内のデータ整合性がとれなくなり データが破壊される可能性があります 故障したドライブを交換する場合は リビルドを行ってください 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で 物理ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Place Drive Online を選択し <Enter> キーを押します ドライブが Online になります 簡易 Secure Erase SED でデータ保護されたドライブに対して Secure Erase を実行できます 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で 物理ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Instant Secure Erase を選択し <Enter> キーを押します 確認のためのメッセージが表示されます 3. Yes を押します 物理ドライブのデータ消去 SED でデータ保護されていないドライブに対して データを消去することができます 保護されていないドライブのすべてのアクセス可能なセクタへ 指定されたパターンのデータを上書きします これには 複数のデータパターンを選択できます データ消去は バックグラウンドタスクとして動作します 次のステップで操作してください : 1. PD Mgmt 画面で 物理ドライブを選択し <F2> キーを押します 2. Drive Erase を選択し <Enter> キーを押します 以下のモードのメニューが表示されます : Simple 単一のパターン A を書き込みます Normal ランダム パターン A パターン B の 3 種類を書き込みます Thorough Normal パターンの 3 倍 計 9 種類のデータを書き込みます Stop Erase - 現在動作している消去のオペレーションを停止します このオプションは 最初は無効化されており 動作している間に有効化されます 3. モードを選択し <Enter> キーを押します メッセージボックスが表示されます 4. Yes を押しデータ消去を開始します データ消去が開始されると Simple, Normal, Thorough オプションは無効化され Stop Erase オプションが有効化されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 68

69 3. HII Configuration Utility MegaRAID Human Interface Infrastructure (HII) Configuration Utility は オペレーティングシステム起動前の Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) 環境で コントローラ 物理ドライブ ロジカルドライブの構成を行うものです この章では SAS RAID コントローラ上の RAID 構成の作成と参照に使用する HII Configuration Utility について説明します HII Configuration Utility の開始 終了 HII Configuration Utility を開始するには システムのブート時に次のステップを行います : 1. システムのブート中に BIOS セットアップを起動します 2. 操作したい SAS アレイコントローラを選択し SAS アレイコントローラの設定メニューを開きます メインメニューが表示されます HII Configuration Utility を終了するには BIOS セットアップを終了します NOTE: BIOS セットアップの起動方法 メニュー表示名 操作方法は システムの仕様に依存します 起動には一般的に <F2> キーが使用されます 詳細は画面の表示やシステムのドキュメントを参照してください Critical Boot Error Message 消失したロジカルドライブに対して preserved cache が残っている場合 HII Configuration Utility は Critical Boot Error Message というタイトルの表示を行います 物理ドライブの故障や取り外しによりロジカルドライブが正常に動作していない場合などに表示される場合があります 操作を継続するには 対処を行う必要があります このメッセージが表示された場合は 以下の対処を行ってください 1. すべてのドライブやケーブルが正しく接続されていることを確認します 2. ドライブに LED がある場合 故障を示していないことを確認します 3. 接続や LED 表示に問題がない場合 構成情報に問題がある可能性があります これを解決するため <C> キーまたは <Y> キーを押して構成情報を修復します 同じメッセージが表示されなくなるまで 操作を繰り返してください また 最後に <ESC> キーを押して画面を閉じてください 4. これらの操作でも問題が解決しない場合 購入元にご相談ください ストレージ構成の管理 メインメニューで Configuration Management を選択すると 以下のような Configuraiton Management 画面が表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 69

70 図 54: Configuration Management 次の章で操作を説明します NOTE: ロジカルドライブが設定されていない場合 最初の2 点のみ表示されます また 状況によってはManage Foreign Configurationがメニューに表示されることもあります ロジカルドライブのプロファイル作成 ロジカルドライブを あらかじめ決められたプロファイルを使用して作成するには 次のステップで行います 1. メインメニューから Configuration Management を選択します 2. Configuration Management メニューから Create Profile Based Virtual Drive を選択します 3. Create Virtual Drive メニューから Generic RAID 0 など使用するプロファイルを選択します 4. 詳細な設定を Drive Selection Criteria フィールドに設定します ( 選択肢がない場合は表示されません ) 5. Save Configuration を選択し 構成を作成します 6. リストの中から RAID レベルなどの設定を選択します 選択可能な項目が Create Configuration ダイアログ内に表示されます 以下の項目が選択可能です システムにより選択できる項目が異なります 表 18: Virtual Drive Creation Profile Options オプション 説明 Drive Criteria Virtual Name Selection Drive 使用するドライブの条件を指定します ロジカルドライブの名前を指定します RAID Level Virtual Drive Size Power Save Mode RAID レベルを指定します ロジカルドライブの容量を指定します デフォルトでは 最大容量が指定されています ドライブの節電機能を None, Auto, Max, Max without Cache, Controller Defined の中から指定します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 70

71 Strip Size Read Policy Write Policy I/O Policy ストライプサイズを 8 KB, 16 KB, 32 KB, 64 KB, 128 KB, 256 KB, 512 KB, 1 MB の中から指定します リードキャッシュのポリシーを Default ( コントローラの設定に従う ) Read Ahead No Read Ahead の中から指定します ライトポリシーを Default ( コントローラの設定に従う ) Write Through Write Back with BBU Force Write Back の中から指定します I/O ポリシーを Default ( コントローラの設定に従う ) Direct IO Cached IO の中から指定します Access Policy アクセスポリシーを Read/Write Read Only の中から指定します Disk Cache Policy 物理ドライブの書き込みキャッシュを Unchanged ( ドライブの設定に従う ) Enable Disable の中から指定します Default Initialization Save Configuration ロジカルドライブの初期化の設定を No Fast Full の中から指定します このウィザードにより設定される構成を保存します ロジカルドライブの手動作成 Configuration Management メニューから Create Virtual Drive を選択すると 次の例にある画面が表示されます 図 55: Create Configuration ウィンドウ ロジカルドライブを作成するには 次のステップで行います 1. Select RAID Level を選択し <Enter> キーを押し 表示されたメニューの中から RAID レベルを指定します 2. Select Drives From を選択し <Enter> キーを押し 表示されたメニューの中から Unconfigured Capacity または Free Capacity を指定します Free Capacity: これを指定した場合 新しいロジカルドライブは 構成済みドライブの未使用の領域を使用して作成されます Unconfigured Capacity: これを指定した場合 新しいロジカルドライブは 未構成のドライブを使用して作成されます 3. 必要に応じて Virtual Drive Name を選択し ロジカルドライブの名前を指定します 4. 必要に応じて Strip Size Read Policy Write Policy I/O Policy Access Policy Drive Cache Disable Background Initialization Default Initialization をデフォルトから変更し指定します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 71

72 5. Select Drives を選択し <Enter> キーを押します 次のダイアログが表示されます 図 56: Select Drives ウィンドウ 6. 必要に応じて Select Media Type から使用するドライブの種類を指定します HDD または SSD を選択できます ひとつのロジカルドライブに HDD と SSD を混在させることはできません 7. 必要に応じて Select Interface Type からドライブのインターフェースの種類を指定します SAS SATA Both ( 両方 ) から指定できます ひとつのロジカルドライブに SAS と SATA を混在させることはできません 8. 物理ドライブの中から 選択して <Space> キーを押し 使用するドライブを指定します なお 個別に選択する代わりに Select All ( すべて指定 ) または Deselect All ( 指定を解除 ) をすることもできます NOTE: 指定する物理ドライブ数が 作成する RAID レベルに過不足がないようにしてください 9. 指定が完了したら Apply Changes を選択し <Enter> キーを押してください NOTE: 物理ドライブの容量が複数ある場合 空き領域は使用できない旨の警告メッセージが表示されます そのまま進める場合は Yes を選択し <Enter> キーを押してください 10. Save Configuration を選択し <Enter> キーを押します 11. 確認メッセージを表示されます OK を選択し <Enter> キーを押します ロジカルドライブのポリシー設定の説明については 以下を参照してください 表 19: Virtual Drive のポリシー オプション 説明 Strip Size Read Policy Write Policy ストライプサイズを 8 KB, 16 KB, 32 KB, 64 KB, 128 KB, 256 KB, 512 KB, 1 MB の中から指定します リードキャッシュのポリシーを Ahead (Read Ahead) Normal (No Read Ahead) の中から指定します ライトポリシーを Write-through (WThru) Write-back (WBack) Force Write Back の中から指定します I/O Policy Access Policy Drive Cache I/O ポリシーを Direct Cached の中から指定します アクセスポリシーを Read/Write Read Only Blocked の中から指定します 物理ドライブの書き込みキャッシュを Unchanged ( ドライブの設定に従う ) Enable Disable の中から指定します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 72

73 Disable Background Initialization (BGI) Default Initialization ロジカルドライブの BGI の設定を Enabled Disabled の中から指定します ロジカルドライブの初期化の設定を No Fast Slow の中から指定します CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブの作成 Configuration Management メニューから Create CacheCade Virtual Drive を選択すると 次の例にある画面が表示されます 図 57: Create CacheCade Virtial Drive ウィンドウ CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブを作成するには 次のステップで行います 1. 必要に応じて Virtual Drive Name を選択し ロジカルドライブの名前を指定します 2. RAID Level を選択し <Enter> キーを押し 表示されたメニューの中から RAID レベルを指定します 3. Write Cache Policy を選択し <Enter> キーを押し 表示されたメニューの中からライトポリシーを指定します 4. 物理ドライブの中から 選択して <Space> キーを押し 使用するドライブを指定します なお 個別に選択する代わりに Check All ( すべて指定 ) または Uncheck All ( 指定を解除 ) をすることもできます NOTE: 指定する物理ドライブ数が 作成する RAID レベルに過不足がないようにしてください 5. 指定が完了したら Create CacheCade Virtual Drive を選択し <Enter> キーを押します 6. 確認メッセージを表示されます OK を選択し <Enter> キーを押します ドライブグループプロパティの表示 Configuration Management メニューから View Drive Group Properties を選択すると 次の例にある画面が表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 73

74 図 58: View Drive Group Properties ウィンドウ ドライブグループは 物理ドライブで構成されたロジカルドライブの管理単位です ドライブグループ内のロジカルドライブは 同一の RAID レベルのみ指定できます この画面では ひとつのドライブグループの情報を表示します Capacity Allocation では ドライブグループ内に構成されているロジカルドライブの容量などの情報を表示します 空き領域を確認するには Capacity Allocation を選択し <Enter> キーを押します グローバルホットスペアの表示 Configuration Management メニューから View Global Hot Spares を選択すると 次の例にある画面が表示されます 図 59: View Global Hot Spare Drives 構成のクリア Configuration Management メニューから Clear Configuration を選択すると 警告メッセージが表示されます メッセージに表示されている通り この操作ではすべてのロジカルドライブやホットスペアの設定が消去されます CAUTION: ロジカルドライブ上のデータを残したい場合は あらかじめバックアップされていることを確認してください 操作を継続するには 次のステップで行います LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 74

75 1. Confirm を選択し <Space> キーを押します [X] とチェックが入ります 2. Yes を選択し <Enter> キーを押します 完了メッセージが表示されます 3. OK を選択し <Enter> キーを押します Foreign Configuration の管理 Configuration Management メニューから Manage Foreign Configuration を選択すると 次の例にある画面が表示されます 図 60: Manage Foreign Configuration Foreign Configuration の操作は 以下を参照してください Foreign Configuration の参照とインポート Foreign Configuration をインポートまたは消去する前に 内容を参照することができます インポートすると ロジカルドライブの構成がそのコントローラに取り込まれます Foreign Configuration が次のいずれかの状態の場合 インポートは行えません 状態が INACTIVE ではない 状態が FAILED または MISSING 現在のコントローラに対して 構成の互換性がない 最大数のロジカルドライブやホットスペアが構成されている 次のステップで操作します : 1. Preview Foreign Configuration を選択します 次のダイアログが表示され Foreign Configuration に含まれる物理ドライブの情報が表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 75

76 図 61: Preview Configuration ウィンドウ 1 2. 画面をスクロールさせ 構成を確認します 図 62: Preview Configuration ウィンドウ 2 3. Import Foreign Configuration を選択し <Enter> キーを押します 構成がインポートされる旨の警告メッセージが表示されます 4. Confirm を選択し <Space> キーを押します 5. Yes を選択し <Enter> キーを押します Foreign Configuration がインポートされます Foreign Configuration の消去 Foreign Configuration をクリアするには 次のステップで操作します : LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 76

77 1. Manage Foreign ConfigurationメニューからClear Foreign Configurationを選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 2. Confirmを選択し <Space> キーを押します 3. Yesを選択し <Enter> キーを押します Foreign Configurationがクリアされます NOTE: Preview Configuration 画面から消去の操作を行うこともできます コントローラの管理 メインメニューから Controller Management を選択すると 次の画面が表示されます 次のメニューがあります : ファームウェアのアップデート (Firmware Update) Preserved Cache のクリア (Discard Preserved Cache) アラームの停止 (Silence Alarm) 基本情報の表示 追加情報の表示 (Advanced Controller Management) 拡張プロパティの管理 (Advanced Controller Properties) 図 63: Controller Management Basic Properties では以下の情報が表示されます 表 20: Basic Properties プロパティ 説明 Product Name Serial Number Controller Status コントローラの製品名コントローラのシリアル番号ロジカルドライブ 物理ドライブ バッテリバックアップ等を総合したコントローラの状態 Optimal: 正常に動作しています Needs Attention: いずれかのコンポーネントが正常に動作していない可能性があります Safe Mode: いずれかのコンポーネントの異常により 動作が制限されています LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 77

78 Select Boot Device PCI ID PCI Slot Number Package Version Firmware Version NVDATA Version Connector Count Drive Count Virtual Drive Count ブートに使用するデバイスコントローラの PCI ID コントローラが搭載されている PCI スロット番号ファームウェアパッケージの版数基本部ファームウェアの版数 NVDATA の版数コントローラの SAS/SATA ポート数接続されている物理ドライブ数ロジカルドライブ数 追加情報の表示 メニューから Advanced Contorller Management を選択すると 次の画面が表示されます 図 64: Advanced Controller Management この画面では 次の操作を行うことができます : 表 21: Advanced Controller Management プロパティ Clear Controller Events Save Controller Events Save TTY Log Manage Link Speed 説明コントローラ内のイベントログを消去しますコントローラ内のイベントログをファイルに保存しますコントローラ内のデバッグログをファイルに保存しますリンク速度を管理するメニューを開きます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 78

79 Manage Advanced Options Schedule Check MegaRAID Software Consistency Advanced Software Options を管理するメニューを開きます MDC のスケジュールを管理するメニューを開きます Set Factory Defaults コントローラの設定を工場出荷時に戻します 拡張プロパティの管理 メニューから Advanced Contorller Properties を選択すると 次の画面が表示されます 次のメニューがあります : キャッシュメモリの管理 (Cache and Memory) パトロールリードの管理 (Patrol Read) 節電機能の管理 (Power Save Settings) ホットスペアの管理 (Spare) タスクレートの管理 (Task Rates) 拡張設定の管理 (CONTROLLER PROPERTIES) 図 65: Advanced Controller Properties 拡張設定の管理 (CONTROLLER PROPERTIES) について 表示のみの項目と 設定可能な項目があります 設定可能な項目は それぞれを変更後 Apply Changes を選択し <Enter> キーを押してください この画面では 次の操作を行うことができます : 表 22: Advanced Controller Properties プロパティ Alarm Control Auto Import Foreign Configuration 説明 アラーム設定を Enable Disable で表示または指定します Foreign Configuration の自動インポートを Enable Disable で表示または指定します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 79

80 Boot Mode Controller BIOS Controller Temperature RoC Temperature Shield State Supported Drive Security T10-PI Maintain Drive Fail History 起動時に異常があった場合の動作を指定します Stop on error Pause on error Ignore errors Safe mode で表示または指定します コントローラ上の BIOS を Enable Disable で表示または指定します ブート用コントローラの BIOS は Enable である必要があります コントローラの温度を表示します RAID チップの温度を表示します Shield State 機能の状態を表示します ドライブ暗号化機能の状態を表示します T10-PI 保護機能の状態を表示します ドライブ故障履歴の管理を Enable Disable で表示または指定します SMART Polling ドライブの SMART 状態取得の間隔を指定します <+> または <-> キーで値を変更できます Stop Consistency Check on Error MDC 実行中のエラー検出した場合に MDC を停止するかを表示または指定します ソフトウェアライセンスの管理 Manage MegaRAID Advanced Software Options ダイアログで 有効化されているライセンスの表示や 関連する操作を行うことができます ライセンスの操作は 次のステップで行います 1. Advanced Controller Management メニューで Manage MegaRAID Advanced Software Options を選択し <Enter> キーを押します Manage MegaRAID Advanced Software Options メニューが開き 現在有効化されているライセンスが表示されます 図 66: Manage MegaRAID Advanced Software Options LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 80

81 2. Activation Key を選択し <Enter> キーを押します Activation Key の入力フィールドが表示されますのでキーを入力します 3. Activate を選択し <Enter> キーを押します キーが有効化されます コントローラログの保存または消去 ログを保存する : Advanced Controller ManagementメニューからSave Controller Eventsを選択すると 次のウィンドウが表示されます NOTE: ログが空の場合 その旨のエラーメッセージが表示されます 図 67: Save Controller Events ファイルにログを保存するには 次のステップで行ってください : NOTE: ファイルを保存するため UEFI 上にファイルシステムが必要です 1. Select File System を選択し <Enter> キーを押した後 ファイルを保存するファイルシステムを指定します 2. Select Directory を選択し <Enter> キーを押した後 ファイルを保存するディレクトリを指定します 3. Enter Filename を選択し <Enter> キーを押した後 ファイル名を入力します 4. Save Events を選択し <Enter> キーを押します ファイルが保存されます ログを消去する : Advanced Controller Management メニューから Clear Controller Events を選択すると 確認メッセージが表示されます OK を選択し <Enter> キーを押してください リンク速度の管理 Manage Link Speed メニューでは コントローラとエキスパンダ コントローラと物理ドライブ間のリンク速度を変更することができます Advanced Controller Management メニューから Manage Link Speed を選択すると 次のウィンドウが表示されます デフォルトでは すべての Phy に対して Auto ( 自動検出 ) となっています LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 81

82 図 68: Manage Link Speed 設定を変更するには 次のステップで行ってください : 1. 変更したい Phy を選択し <Enter> キーを押します 2. 変更後の値を選択し <Enter> キーを押します 3. OK を選択し <Enter> キーを押します キャッシュやメモリの管理 Advanced Controller Properties メニューから Cache and Memory を選択すると 次のウィンドウが表示されます 図 69: Cache And Memory 設定を変更するには 次のステップで行ってください : 1. 変更したい項目を選択し <Enter> キーを押します 2. 変更後の値を選択し <Enter> キーを押します 3. Apply Changes を選択し <Enter> キーを押します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 82

83 Patrol Read の管理 Advanced Controller Properties メニューから Patrol Read を選択すると 次のウィンドウが表示されます 現在の設定の表示 開始や停止 また設定を変更することができます 図 70: Patrol Read 設定を変更するには 次のステップで行ってください : 1. 変更したい項目を選択し <Enter> キーを押します Mode: Auto ( 定期的に自動実行 ) Manual ( 手動実行 ) Disabled ( 無効 ) から指定します Rate: ホストからの I/O に対する Patrol Read の割合を指定します Settings for Unconfigured Space: 物理ドライブ上の未使用領域に対する実行有無を指定します 2. 変更後の値を選択し <Enter> キーを押します 3. Apply Changes を選択し <Enter> キーを押します 開始や停止をするには Start Suspend Resume Stop のいずれかを選択し <Enter> キーを押します これらのボタンは 現在動作しているかどうか また Mode 設定によって 操作できない場合があります 節電機能の管理 Advanced Controller Properties メニューから Power Save Settings を選択すると 次のウィンドウが表示されます 現在の設定の表示 開始や停止 また設定を変更することができます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 83

84 図 71: Power Save Settings このダイアログでは 未使用やホットスペアのドライブを節電状態へ移行させるかどうか またスピンダウンさせるかどうかを設定できます 設定を変更するには 次のステップで行ってください : 1. 変更したい項目を選択し <Enter> キーを押します Spin Down Unconfigured Good: 未使用 (Unconfigured Good) のドライブに対して節電機能の有無を指定します Spin Down Hot Spare Drives: ホットスペアのドライブに対して節電機能の有無を指定します Power Save Mode: None Auto Max Max without Cache の中からモードを指定します Drive Standby Time: 節電開始するまでの待ち時間を指定します Spinup Drive Count: 節電を解除する際 一度に起動するドライブの数を指定します Spinup Delay: 節電を解除する際 ドライブごとの間隔を指定します Do Not Schedule Drive Active Time: 稼働時間 ( 時間帯 ) を指定して節電有無を使用しない場合に指定します Qos Window Start Time: 稼働時間 (Quality of Service) の開始時間を指定します Qos Window End Time: 稼働時間 (Quality of Service) の終了時間を指定します 2. 変更後の値を選択し <Enter> キーを押します 3. Apply Changes を選択し <Enter> キーを押します タスクレートの管理 Advanced Controller Properties メニューから Task Rates を選択すると 次のウィンドウが表示されます 現在の設定の表示 また設定を変更することができます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 84

85 図 72: Task Rates 設定を変更するには 次のステップで行ってください : 1. 変更したい項目を選択し <Enter> キーを押します Background Initialization <BGI> Rate: BGI のレートを指定します Consistency Check Rate: MDC のレートを指定します Patrol Read Rate: Patrol Read のレートを指定します Rebuild Rate: Rebuild のレートを指定します Reconstruction Rate: 容量拡張のレートを指定します 2. 変更後の値を選択し <Enter> キーを押します 3. Apply Changes を選択し <Enter> キーを押します ファームウェアのアップデート Controller Management メニューから Firmware Update を選択すると 次のウィンドウが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 85

86 図 73: Controller Firmware Update ファームウェアをアップデートするには 次のステップで行ってください : NOTE: ファイルを保存するため UEFI 上にファイルシステムが必要です 1. Select File System を選択し <Enter> キーを押した後 イメージファイルが保存されているファイルシステムを指定します 2. Select Directory を選択し <Enter> キーを押した後 イメージファイルが保存されているディレクトリを指定します 3. Select image を選択し <Enter> キーを押した後 イメージファイル名を入力します 4. Update を選択し <Enter> キーを押します 次の警告メッセージが表示されます 図 74: Firmware Update Warning 5. Confirm を選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります 6. Yes を選択し <Enter> キーを押します アップデートが開始され 完了するとポップアップが表示されます 7. OK を選択し <Enter> キーを押します ロジカルドライブの管理 メインメニューで Virtual Drive Management を選択すると 以下のような Virtual Drive Management 画面が表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 86

87 図 75: Virtual Drive Management ここでは 現在コントローラ上に構成されているロジカルドライブを一覧表示します ロジカルドライブに対して操作したい場合 そのロジカルドライブを選択し <Enter> キーを押してください 次のダイアログが表示されます 図 76: Virtual Drive Management (2) 以下の項目が表示されます 表 23: Basic Virtual Drive Properties プロパティ Name Raid Level Status Size 説明ロジカルドライブに設定されている名前 RAID レベル現在の状態容量 GB または MB 単位 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 87

88 ロジカルドライブの操作 Virtual Drive ウィンドウで Operation を選択すると 次の例のようにメニューが開きます 操作したい内容を選択してください 図 77: Virtual Drive Operations ロジカルドライブに含まれる物理ドライブのロケート ロジカルドライブに含まれる物理ドライブの LED を点灯 点滅させ 位置を確認することができます 次のステップで操作します : 1. Start Locate を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 3. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 4. 点灯 点滅しているドライブの LED を確認し 位置を特定します 5. ロケートを停止するには Stop Locate を選択し <Enter> キーを押します 6. Go を選択し <Enter> キーを押します 7. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 8. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します ロジカルドライブの削除 ロジカルドライブを削除することができます CAUTION: ロジカルドライブ上のデータを残したい場合は あらかじめバックアップされていることを確認してください 次のステップで操作します : 1. Delete Virtual Drive を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 3. Confirm を選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります 4. Yes を選択し <Enter> キーを押します 5. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 88

89 ロジカルドライブの再構成 ロジカルドライブの RAID レベル変更 物理ドライブの追加など 再構成することができます ただし この操作の可否は 現在または変更後の RAID レベルや物理ドライブ数などの条件があります 次のステップで操作します : 1. Reconfigure Virtual Drive を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 次のダイアログが表示されます 図 78: Reconfigure Virtual Drives 3. RAID レベルを変更するには New RAID Level を選択し <Enter> キーを押し 選択された中から新しい RAID レベルを指定します 4. 物理ドライブを追加するには Add Drives を選択し <Enter> キーを押します 次のダイアログが表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 89

90 図 79: Select Drives 5. 必要に応じて Select Media Type から使用するドライブの種類を指定します HDD または SSD を選択できます ひとつのロジカルドライブに HDD と SSD を混在させることはできません 6. 必要に応じて Select Interface Type からドライブのインターフェースの種類を指定します SAS SATA Both ( 両方 ) から指定できます ひとつのロジカルドライブに SAS と SATA を混在させることはできません 7. 物理ドライブの中から 選択して <Space> キーを押し 使用するドライブを指定します なお 個別に選択する代わりに Select All ( すべて指定 ) または Deselect All ( 指定を解除 ) をすることもできます NOTE: 指定する物理ドライブ数が 作成する RAID レベルに過不足がないようにしてください 8. 指定が完了したら Apply Changes を選択し <Enter> キーを押してください NOTE: 物理ドライブの容量が複数ある場合 空き領域は使用できな旨の警告メッセージが表示されます そのまま進める場合は Yes を選択し <Enter> キーを押してください 前の画面に戻ります 9. Start Operation を選択し <Enter> キーを押します 再構成が開始されます ロジカルドライブの初期化 ロジカルドライブを初期化することができます CAUTION: ロジカルドライブ上のデータを残したい場合は あらかじめバックアップされていることを確認してください 次のステップで操作します : 1. Fast Initialization または Slow Initialization を選択し <Enter> キーを押します Fast Initialization では ロジカルドライブの先頭 8MB 分のデータを上書きし ブートローダーやパーティションの情報を消去します Slow Initialization では ロジカルドライブのすべての領域を消去します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 3. Confirm を選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります 4. Yes を選択し <Enter> キーを押します 初期化が開始されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 90

91 ロジカルドライブのデータ消去 ロジカルドライブ上のデータを消去することができます CAUTION: ロジカルドライブ上のデータを残したい場合は あらかじめバックアップされていることを確認してください 次のステップで操作します : 1. Virtual Drive Erase を選択し <Enter> キーを押します 2. Erase Mode を選択し <Enter> キーを押します 3. ポップアップからモードを選択し <Enter> を押します Simple では 固定パターンのデータで上書きします その他のモードでは ランダムなど特別なデータパターンで上書きします 4. 必要に応じて Delete After Erase を選択し <Space> キーを押します 5. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 6. Confirm を選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります 7. Yes を選択し <Enter> キーを押します 消去が開始されます SSD Caching の有効化 無効化 ロジカルドライブに対して CacheCade Pro を有効化または無効化することができます 次のステップで操作します : 1. Enable/Disable SSD Caching を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 3. Confirm を選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります 4. Yes を選択し <Enter> キーを押します 設定が変更されます MDC の開始 ロジカルドライブに対して MDCを開始することができます 次のステップで操作します : 1. Check Consistencyを選択し <Enter> キーを押します NOTE: このボタンは 冗長性のないロジカルドライブに対しては表示されません 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 3. OK を選択し <Enter> キーを押します 4. Progress Indicatorに現在の進捗が表示されます 表示を更新するには 一度画面を閉じてから再度開いてください 5. MDCを停止するには Stop または Suspend を選択し <Enter> キーを押します 6. MDCを再開するには Resume を選択し <Enter> キーを押します ロジカルドライブの拡張 ロジカルドライブの容量を 現在使用している物理ドライブ内の空き領域を利用して拡張することができます 次のステップで操作します : 1. Expand Virtual Drive を選択し <Enter> キーを押します ダイアログが表示され 現在の容量 現在の空き容量 また拡張後の容量が表示されます 2. 使用する空き容量を変更するには Enter a Percentage of Available Capacity フィールドに値を入力します <+> キーまたは <-> キーで値を変更できます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 91

92 3. OK を選択し <Enter> キーを押します 拡張が実行されます CacheCade ロジカルドライブの管理 Virtual Drive ウィンドウから CacheCade のロジカルドライブを選択すると その管理を行うことができます 図 80: Manage CacheCade Virtual Drive このウィンドウでは Name RAID Level Status など基本的な情報の表示や操作を行うことができます 操作方法は 通常のロジカルドライブと同様です ロジカルドライブの操作を参照してください 関連づけられている物理ドライブの表示 Virtual Drive ウィンドウから View Associated Drives を選択すると そのロジカルドライブに関連づけられている物理ドライブの一覧を表示することができます また追加で 物理ドライブの詳細も表示することができます この場合は次のステップで操作します : 1. 参照したい物理ドライブを選択し <Space> キーを押します 2. View Drive Properties を選択し <Enter> キーを押します 選択した物理ドライブの詳細が表示されます ロジカルドライブのプロパティやオプションの表示と操作 Virtual Drive ウィンドウから Advanced を選択すると プロパティやオプションの表示や操作を行うことができます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 92

93 図 81: Advanced Virtual Drive Properties 1 図 82: Advanced Virtual Drive Properties 2 次のプロパティが表示されます 表 24: Virtual Drive Properties プロパティ Logical Sector Size Segment Size 説明 論理セクタサイズを表示します 4 KB または 512 B のいずれかとなります セグメントサイズ (= Strip Size) を表示します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 93

94 Starting Logical Block Addressing (LBA) Bad Blocks SSD Caching ロジカルドライブの開始セクタを表示します 復旧不可能な不良ブロックの有無を表示します SSD Caching の有効無効を表示します 次のポリシーについては 一部は設定変更できます 変更したい項目で <Enter> キーを押し 設定変更した後 Apply Changes を選択し <Enter> キーを押してください 表 25: Virtual Drive Policies ポリシー Access Current Write Cache Policy Default Write Cache Policy Disable Background Initialization (BGI) 説明アクセスポリシーを Read/Write Read Only Blocked の中から指定します 現在のライトポリシーを表示します ライトポリシーを Write-through (WThru) Write-back (WBack) Force Write Back の中から指定します ロジカルドライブの BGI の設定を Enabled Disabled の中から指定します Read Cache Policy リードキャッシュのポリシーを Ahead Normal の中から指定します Drive Cache 物理ドライブの書き込みキャッシュを Unchanged ( ドライブの設定に従う ) Enable Disable の中から指定します Input/Output (I/O) I/O ポリシーを Direct Cached の中から指定します 物理ドライブの管理 メインメニューで Drive Management を選択すると 以下のような Drive Management 画面が表示されます 物理ドライブの一覧が表示されます 管理したい物理ドライブを選択し <Enter> キーを押します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 94

95 図 83: Drive Management 次のプロパティが表示されます 表 26: Basic Physical Drive Properties プロパティ 説明 Drive ID Status Size Type Model Hardware Vendor Associated Virtual Drive ID です フォーマットは次のとおりです : Port [X] [Connector]:[Port wired order]:[slot] 状態です Online Ready Available Failed 等が表示されます GB 単位での容量です ドライブの種類です 一般的に Disk と表示されます モデル名です ベンダ名です 関連づけられているロジカルドライブの情報です ここを選択して <Enter> キーを押すと ロジカルドライブの追加情報を表示することができます 物理ドライブの操作 Drive ウィンドウで Operation を選択すると 次の例のようにメニューが開きます 操作したい内容を選択してください LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 95

96 図 84: Drive Operation 物理ドライブのロケート 物理ドライブの LED を点灯 点滅させ 位置を確認することができます 次のステップで操作します : 1. Start Locate を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 3. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 4. 点灯 点滅しているドライブの LED を確認し 位置を特定します 5. ロケートを停止するには Stop Locate を選択し <Enter> キーを押します 6. Go を選択し <Enter> キーを押します 7. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 8. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します 物理ドライブの Unconfigured Good または Unconfigured Bad への状態変更 物理ドライブの状態を強制的に変更することができます 次のステップで操作します : 1. Make Unconfigured Good または Make Unconfigured Bad を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 3. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 状態が変更されます 4. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します 物理ドライブの入れ替え 冗長性のあるロジカルドライブの中で 物理ドライブが故障の予兆を示す場合があり この場合に物理ドライブの構成を別の個体へ入れ替えることができます 事前に未使用の追加の物理ドライブを搭載してください その後 次のステップで操作します : LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 96

97 1. Replmace Drive を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 次ようなダイアログが表示されます 図 85: Replace Drive 3. Select Replacement Drive を選択し <Enter> キーを押し 表示されている物理ドライブの中から新しく使用するものを指定します 4. Replace Drive を選択し <Enter> キーを押します 新しいドライブに対してデータのコピーが開始されます ドライブの状態は Online Replacing (= Copyback) へ変更されます 5. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 6. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します 物理ドライブをオフラインにする この操作で 物理ドライブの状態を強制的にオフラインに変更することができます 冗長性のあるロジカルドライブで かつホットスペアも設定されている場合 自動的にホットスペアに対してリビルドが開始されます 次のステップで操作します : 1. Place Drive Offline を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 3. Confirm を選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります 4. Yes を選択し <Enter> キーを押します オフラインに設定されます 5. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 6. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します 物理ドライブをオンラインにする この操作で 物理ドライブの状態を強制的にオンラインに変更することができます CAUTION: この操作では ロジカルドライブのデータはリビルドされないため 冗長性は保証されません 次のステップで操作します : LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 97

98 1. Place Drive Online を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 3. Confirm を選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります 4. Yes を選択し <Enter> キーを押します オンラインに設定されます 5. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 6. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します 物理ドライブをグローバルホットスペアに設定する この操作で 未使用の物理ドライブをグローバルホットスペアに設定することができます 次のステップで操作します : 1. Assign Hot Spare Drive を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 3. Assign Global Hot Spare Drive を選択し <Enter> キーを押します グローバルホットスペアに設定されます 4. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 5. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します 物理ドライブを専用ホットスペアに設定する この操作で 未使用の物理ドライブを専用ホットスペアに設定することができます 次のステップで操作します : 1. Assign Dedicated Spare Drive を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 次のダイアログが表示されます 図 86: Associate Virtual Drives to the Dedicated Hotspare Drive 3. 専用ホットスペアを割り当てたいドライブグループを選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります なお 個別に選択する代わりに Select All ( すべて指定 ) または Deselect All ( 指定を解除 ) をすることもできます 4. OK を選択し <Enter> キーを押します 専用ホットスペアに設定されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 98

99 5. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 6. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します ホットスペアの解除 この操作で ホットスペアの設定を解除することができます 次のステップで操作します : 1. Unassign Hot Spare Drive を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 3. Confirm を選択し <Space> キーを押します チェックボックスにチェックが入ります 4. Yes を選択し <Enter> キーを押します ホットスペアが解除されます 5. 前の画面に戻るには OK を選択し <Enter> キーを押します 6. メニューを閉じるには <ESC> キーを押します 物理ドライブのデータ消去 物理ドライブ上のデータを消去することができます この操作により 物理ドライブ上のデータがゼロまたは特定パターンで上書きされます CAUTION: 物理ドライブ上のデータを残したい場合は あらかじめバックアップされていることを確認してください 次のステップで操作します : 1. Initialize Drive または Erase Drive を選択し <Enter> キーを押します 2. Erase Drive を選択した場合 Erase Mode を選択し <Enter> キーを押します 3. ポップアップからモードを選択し <Enter> を押します Simple では 固定パターンのデータで上書きします その他のモードでは ランダムなど特別なデータパターンで上書きします 4. Go を選択し <Enter> キーを押します 警告メッセージが表示されます 5. Yes を選択し <Enter> キーを押します 消去が開始されます 図 87: Initialize Progress Indicator LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 99

100 物理ドライブの手動リビルド 未使用の物理ドライブを使用して 手動でリビルドを開始することができます 冗長性があるロジカルドライブで かつホットスペアが設定されている場合は 手動で行う必要はありません また Auto Rebuild が Enabled になっている場合も 手動で行う必要はありません 特定の条件で手動で行う必要がある場合は 次のステップで操作します : 1. Rebuild を選択し <Enter> キーを押します 2. Go を選択し <Enter> キーを押します リビルドが開始されます 物理ドライブのプロパティの表示 Drive Management ウィンドウから Advanced を選択すると プロパティを表示することができます 図 88: Advanced Drive Properties 1 次のプロパティが表示されます 表 27: Advanced Drive Properties プロパティ 説明 Certified Logical Sector Size Physical Sector Size SMART Status Revision ドライブが認証されているかどうかを表示します 特定の構成では 認証されているドライブのみを使用できます 論理セクタサイズを表示します 4 KB または 512 B のいずれかとなります 物理セクタサイズを表示します 4 KB または 512 B のいずれかとなります SMART エラーが発生しているかどうかを表示します ファームウェア版数を表示します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 100

101 Connected Port Media Errors Predicted Fail Count SAS Address Emergency Spare Cache Setting Available Size (GB) Used Space Disk Protocol 接続されているポート番号を表示します 検出されたメディアエラーの数を表示します ドライブからエラーが通知された数を表示します Word Wide Name を表示します Emergency Spare として設定されているかどうかを表示します ドライブのキャッシュ設定を表示します GB 単位で使用可能な容量を表示します GB 単位で使用済みの容量を表示します SAS または SATA のプロトコル名を表示します Negotiated Transfer Speed Drive 確立されているリンク速度を表示します Number of Connectors FDE Capable Secured ポート数を表示します 一般に SAS ドライブは 2 つのポートを持ちます 暗号化に対応しているかどうかを表示します 暗号化されているかどうかを表示します その他ハードウェアコンポーネントの管理 メインメニューで Hardware Components を選択すると 以下のような Hardware Components 画面が表示されます 図 89: Hardware Components Menu さらに Advanced を選択すると 以下のようなそれぞれのコンポーネントの画面が表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 101

102 図 90: Advanced Hardware Components Menu バッテリの管理 Advanced Hardware Component メニューから Battery Management を選択すると 次のような画面が表示されます 図 91: Battery Management 次のプロパティが表示されます 表 28: Basic Battery Management Properties LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 102

103 プロパティ Type Status Temperature Retention Time Capacitance 説明バッテリの種類を表示します SuperCap となります バッテリの状態を表示します 状態と温度を表示します 状態は Normal または High で表示されます バッテリによりデータが保護できる時間が表示されます SuperCap で直接保護することはないため Unknown となります 容量がパーセンテージで表示されます さらに詳細を表示するには Advanced を選択し <Enter> キーを押してください 図 92: Advanced Battery Management 次のプロパティが表示されます 表 29: Advanced Battery Management Properties プロパティ 説明 Start Manual Learn Cycle Set Automatic Learn Cycle Properties Manufacturer Serial Number Date of Manufacture Firmware Version 手動で Learn Cycle を実行する場合 ここを選択し <Enter> キーを押してください 自動 Learn のプロパティを設定する場合 ここを選択し <Enter> キーを押してください バッテリの製造メーカーを表示します バッテリのシリアル番号を表示します バッテリの製造日を表示します バッテリのファームウェア版数を表示します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 103

104 Status Voltage Current Design Capacity Full Capacity Remaining Capacity Auto-learn Mode Next Learn Cycle Time バッテリの状態を表示します mv 単位で電圧値を表示します また 併せて状態も表示します ma 単位で電流値を表示します 論理的な容量を表示します 満充電時の容量を表示します 残容量を表示します 自動 Learn のモードを Enabled または Disabled で表示します また 間隔も表示します 次の自動 Learn の予定を表示します 自動 Learn Cycle のプロパティを変更する Advanced Battery Management メニューで Set Automatic Learn Cycle Properties を選択すると 設定を変更することができます Generate an event : 開始時間のログ通知が必要な場合 この項目を選択し <Space> キーを押し チェックを入れてください Learn Cycle: 自動 Learn を Enable / Disable 変更するには この項目を選択し <Enter> キーを押し ポップアップから指定してください Day, Time, No. of Days, No. of Hours, Next Learn Cycle Time: 次回の実行日時を指定してください これらの設定を変更する場合 変更後に Apply または OK を選択し <Enter> キーを押してください エンクロージャの管理 Advanced Hardware Component メニューから Enclosure Management を選択すると エンクロージャの状態が表示されます エンクロージャのファームウェア版数や FRU 番号が表示されます 接続されている物理ドライブを表示するには Attached Drives を選択し <Enter> キーを押します エンクロージャの詳細を表示するには View Enclosure Properties を選択し <Enter> キーを押します 次のような画面が表示されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 104

105 図 93: View Enclosure Status この画面では 温度 FAN PSU などの詳細が表示されます それぞれの部品の詳細をさらに表示するには 該当のものを選択し <Enter> キーを押します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 105

106 4. StorCLI 概要 Storage Command Line Tool (StorCLI) は MegaRAID プロダクトラインのために設計されたコマンドライン管理ソフトウェアです StorCLI は 簡単な操作方法で さらにスクリプト化することもできます このドキュメントで StorCLI のインストール方法や使用方法 さらに機能を説明しています インストール手順 Microsoft Windows オペレーティングシステムへのインストール Windows 用 StorCLIは バイナリフォーマットで提供されており 特別なインストール手順は必要ありません 1. バイナリを入手してコピーします 2. 入手したバイナリをお好みのディレクトリにコピーします NOTE: StorCLIを実行するには administrator 権限が必要です Linux オペレーティングシステムへのインストール Linux 用 StorCLI を Linux オペレーティングシステムへインストールするには 次のステップで操作します : 1. 圧縮やアーカイブされている場合 StorCLI パッケージを解凍します 2. StorCLI をインストールするには 次のコマンドを実行します : rpm -ivh <StorCLI-x.xx-x.noarch.rpm> 3. StorCLI をアップデートするには 次のコマンドを実行します : rpm -Uvh <StorCLI-x.xx-x.noarch.rpm> 以下のパスに storcli または storcli64 (64bit OS 用 ) がインストールされます /opt/megaraid/storcli/ VMware オペレーティングシステムへのインストール VMware 用 StorCLI を VMware オペレーティングシステムへインストールするには 次のコマンドを実行します : esxcli software vib install v=<path-to-vib-package> 例 : esxcli software vib install -v=/vmfs/volumes/datastore1/storclimn/vmware-esx-storcli vib EFI オペレーティングシステムへのインストール EFI 用 StorCLI は バイナリフォーマットで提供されており 特別なインストール手順は必要ありません 1. バイナリを入手してコピーします 2. 入手したバイナリをお好みのディレクトリにコピーします StorCLI コマンドの構文 この項目では StorCLI コマンドの構文と各パラメータに有効な値を説明しています NOTE: JSON フォーマットで出力を表示するには コマンド構文の最後に J を追加してください 例 : storcli /cx show <property1> <property2> J NOTE: JSON フォーマットでの出力は EFI オペレーティングではサポートされていません EFI プラットフォームでは J は無視されます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 106

107 NOTE: バックグラウンドの RAID タスクは EFI 環境や HII 環境では進行せず 他の OS が起動した際に継続されます StorCLI の構文は 基本的に以下のようになっています : <[ オブジェクト識別番号 ]> < 操作 > <[ 追加オプション 属性 プロパティ ] > <[ キー = 値 ]> 次の表に示すオブジェクト識別番号 (Object Identifier) をサポートしています 表 30: オブジェクト識別番号 Object Identifier 説明 ( 指定なし ) オブジェクトが指定されていない場合は システムコマンドです /cx コントローラ x. /cx/vx コントローラ x のロジカルドライブ x /cx/vall コントローラ x の全てのロジカルドライブ /cx/ex コントローラ x のエンクロージャ ID x /cx/eall コントローラ x の全てのエンクロージャ /cx/fx コントローラ x の Foreign Configuration x /cx/fall コントローラ x の全ての Foreign Configuration /cx/ex/sx コントローラ x のエンクロージャ ID x スロット x にあるドライブ /cx/sx コントローラ x のスロット x に直接接続されているドライブ /cx/ex/sall コントローラ x のエンクロージャ ID x 配下の全てのドライブ /cx/dx コントローラ x のドライブグループ x /cx/dall コントローラ x の全てのドライブグループ /cx/px コントローラ x の Phy x /cx/pall コントローラ x の全ての Phy /cx/bbu コントローラ x の FBU/BBU /cx/cv コントローラ x のフラッシュモジュール (Cache Vault) NOTE: 物理ドライブの接続にエンクロージャを使用していない場合は エンクロージャ ID を指定する必要はありません 次の操作 (Verbs) をサポートしています : 表 31: 主な操作 Verbs add del set show pause resume compare download start flush stop 説明指定されたロジカルドライブなどを追加します 指定されたドライブ 値 プロパティ等を削除します 指定された値を設定します 指定された値やプロパティを表示します 現在の動作を一時停止します 動作を再開します 入力された値をシステム上の値と比較します ファイルを対象へダウンロードし書き込みます 動作を開始します コントローラやドライブのキャッシュを書き込みます 現在の動作を終了します 停止後は中断した箇所からの再開はできません LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 107

108 import expand insert flasherase transform restart apply Foreign Configuration 情報をインポートします ロジカルドライブのサイズを拡張します 失われたドライブの代わりに 新たなドライブを挿入します フラッシュメモリの内容を消去します コントローラのメモリ上のファームウェアをダウングレードします システムの再起動をせずに コントローラを再起動します Activation Key を適用します <[ 追加操作 属性 プロパティ ] > 追加オプションなどを指定します <[ キー = 値 ]> コマンドによって必要な場合 値を指定します StorCLI の使用方法 この項目では StorCLIでサポートされているコマンドを説明しています NOTE: StorCLIは 大文字 小文字を区別しません CAUTION: コマンドのオプションを誤ると コマンドが失敗します システムのコマンド システム表示のコマンド 次の system show コマンドをサポートしています : storcli show storcli show all storcli show ctrlcount storcli show help storcli -v 詳細は次の通りです storcli show システム上のコントローラの概要と それに関連する情報を表示します 情報には コントローラの数 ホスト名 OS の情報 見つかった RAID 構成の概要が含まれます storcli show all システム上のコントローラの概要と それに関連する情報 ドライブの情報 Advanced Software Options の情報を報じします storcli show ctrlcount 検出されたコントローラの数を表示します storcli show help system show コマンドのヘルプを表示します storcli -v StorCLI のバージョンを表示します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 108

109 コントローラのコマンド コントローラのコマンドでは /c0 のように指定されたコントローラの情報を表示したり 設定を変更することができます この項目に書かれているオプションをサポートしています 状態表示のコマンドと設定のコマンド 表 32: 状態表示と設定のコマンド コマンド値の範囲説明 show <properties> 後述の表を参照コントローラのプロパティを表示します set <properties> 後述の表を参照コントローラのプロパティを設定します show all: すべてのプロパティを表示します コントローラ配下のドライブに関する情 報を表示します このセクションでは コントローラのプロパティを表示または設定するコマンドを説明します NOTE: 一度のコマンドで複数のプロパティを指定することもできます storcli /cx show <property> このコマンドで 指定されたコントローラの現在のプロパティを表示します 以下は一般的な出力例です : Status Code = 0 Status = Success Description = None Controller: 0 Property_name = Property_value storcli /cx show <property1> <property2> コマンドで次プロパティを表示できます storcli /cx show abortcconerror storcli /cx show activityforlocate storcli /cx show alarm storcli /cx show backplane storcli /cx show batterywarning storcli /cx show bgirate storcli /cx show bootwithpinnedcache storcli /cx show cachebypass storcli /cx show cacheflushint storcli /cx show ccrate storcli /cx show clusterenable storcli /cx show coercion storcli /cx show consistencycheck cc storcli /cx show copyback storcli /cx show directpdmapping storcli /cx show dimmerswitch ds storcli /cx show eccbucketleakrate LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 109

110 storcli /cx show eccbucketsize storcli /cx show enableeghsp storcli /cx show enableesmarter storcli /cx show enableeug storcli /cx show exposeencldevice storcli /cx show jbod storcli /cx show loadbalancemode storcli /cx show maintainpdfailhistory storcli /cx show migraterate storcli /cx show ncq storcli /cx show patrolread pr storcli /cx show perfmode storcli /cx show pi storcli /cx show preventpiimport storcli /cx show prcorrectunconfiguredareas storcli /cx show prrate storcli /cx show rebuildrate storcli /cx show rehostinfo storcli /cx show restorehotspare storcli /cx show safeid storcli /cx show smartpollinterval storcli /cx show spinupdelay storcli /cx show spinupdrivecount storcli /cx show time storcli /cx show usefdeonlyencrypt storcli /cx show badblocks storcli /cx set <property> = <value> 以下は一般的な出力例です : Status Code = 0 Status = Success Description = None Controller 0, new Property_name = Property_value storcli /cx set <property>=<value> で使用できるコマンドは以下の通りです storcli /cx set abortcconerror=<on off> storcli /cx set termlog[=on off offthisboot] storcli /cx set activityforlocate=<on off> storcli /cx set alarm=<on off silence> storcli /cx set backplane=<value> storcli /cx set batterywarning=<on off> storcli /cx set bgirate=<value> storcli /cx set bootwithpinnedcache=<on off> storcli /cx set cachebypass=<on off> storcli /cx set cacheflushinterval=<value> storcli /cx set ccrate=<value> LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 110

111 storcli /cx set coercion=<value> storcli /cx set consistencycheck cc=[off seq conc][delay=value] [starttime=yyyy/mm/dd hh] [excludevd=x-y,z] storcli /cx set clusterenable=<value> storcli /cx set copyback=<on off> type=<smartssd smarthdd all> storcli /cx set directpdmapping=<on off> storcli /cx set eccbucketleakrate=<value> storcli /cx set eccbucketsize=<value> storcli /cx set enableeghsp=<on off> storcli /cx set enableesmarter=<value> storcli /cx set enableeug=<on off> storcli /cx set exposeencldevice=<on off> storcli /cx set dimmerswitch ds=<on off type= > storcli /cx set foreignautoimport=<on off> storcli /cx set jbod=<on off> storcli /cx set loadbalancemode=<value> storcli /cx set maintainpdfailhistory=<on off> storcli /cx set migraterate=<value> storcli /cx set ncq=<on off> storcli /cx set patrolread pr {=on mode=<auto manual>} {off} storcli /cxvset perfmode=<value> storcli /cx set pi=<on off> storcli /cx set preventpiimport=<on off> storcli /cx set prcorrectunconfiguredareas=<on off> storcli /cx set prrate=<value> storcli /cx set rebuildrate=<value> storcli /cx set restorehotspare=<on off> storcli /cx set smartpollinterval=<value> storcli /cx set spinupdelay=<value> storcli /cx set spinupdrivecount=<value> storcli /cx set stoponerror=<on off> storcli /cx set usefdeonlyencrypt=<on off> storcli /cx set time=yyyymmdd hh:mm:ss systemtime storcli /cx set usefdeonlyencrypt=<on off> 次の表で show および set で使用できるオプションを説明します 表 33: Show および Set コマンドのオプション プロパティ名 Set コマンドの範囲説明 abortcconerror on off MDC 中に不整合があった場合の中断有無 activityforlocate on off システムに SGPIO/SES がない場合の ドライブアクティビティの有無 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 111

112 alarm on off silence silence: 静音アラーム 異常が発生した場合のアラームの有無 backplane 0: SGPIO または I2C SEP GPIO で自動検出 1: SGPIO 自動検出は無効 2: I2C SEP 自動検出は無効 3: 両方の自動検出は無効 SES/ エキスパンダのないバックプレーンの自動検出設定 batterywarning on off バッテリ警告の有無 bgirate 0 ~ 100 BGI レートの設定 cacheflushint 0 ~ 255, デフォルト値は 4 キャッシュ書き込みの間隔 ( 秒 ) ccrate 0 ~ 100 MDC レートの設定 coercion 0: No coercion 1: 128 MB 2: 1 GB ドライブの容量丸めこみ設定 consistencycheck (MDC の項目を参照 ) (MDC の項目を参照 ) copyback on off type = smartssd smarthdd all smartssd: SSD のコピーバックが有効 smarthdd: HDD のコピーバックが有効. all: 両方のコピーバックが有効例 :storcli /cx set copyback=on type=all コピーバックの設定 directpdmapping on off ドライブ番号のマッピングの設定 eccbucketleakrate 0 ~ シングルビットのリークレート設定 ( 分 ) eccbucketsize 0 ~ 255 ECC シングルビットエラーの許容量 enableeghsp enableesmarter enableeug on off on off on off 本機能は未サポートです 設定変更および使用しないでください 本機能は未サポートです 設定変更および使用しないでください 本機能は未サポートです 設定変更および使用しないでください exposeencldevice on off デバイスドライバエンクロージャを表示させるか dimmerswitch ds (Dimmer Switch の項目を参照 ) (Dimmer Switch の項目を参照 ) foreignautoimport on off 起動時に Foreign Configuration を自動で取り込むか jbod on off JBOD モードの有無 すべてのコントローラでサポートされているわけではありません loadbalancemode on off SAS phy ワイドポート時のロードバランスの有無 maintainpdfailhistory on off 故障した物理ドライブの履歴管理の有無 migraterate 0 ~ 100 ドライブ拡張レートの設定 patrolread pr (Patrol Read の項目を参照 ) (Patrol Read の項目を参照 ) perfmode 0: 最大 IOPS 1: 最大レイテンシ Fast Path 未使用時のみ有効 コントローラのパフォーマンスチューニング設定 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 112

113 pi on off データ保護機能の有無 preventpiimport on off データ保護されたドライブのインポート有無 prcorrectunconfiguredareas on off Patrol Read 実行中に 物理ドライブ上の未使用領域でエラー検出された場合の修復 ( 0 で上書き ) の有無 prrate 0 ~ 100 Patrol Read レートの設定 rebuildrate 0 ~ 100 リビルドレートの設定 reconrate 0 ~ 100 再構成レートの設定 restorehotspare on off ドライブ交換でホットスペアの自動再設定有無 smartpollinterval 0 ~ SMART エラー監視の周期 ( 秒 ) spinupdrivecount 0 ~ 255 起動時に同時にスピンアップするドライブの台数設定 spinupdelay 0 ~ 255 起動時にドライブをスピンアップする間隔 ( 秒 ) stoponerror on off 起動時にエラーがあった場合の停止有無 time 有効なフォーマット : yymmdd hh:mm:ss コントローラ上の時間設定 usefdeonlyencrypt on off FDE での暗号化有無 コントローラの状態表示のコマンド 次の show コマンドをサポートしています : storcli /cx show storcli /cx show all storcli /cx show freespace コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx show このコマンドで コントローラ情報の概要を表示します 概要には コントローローラの情報 Foreign Configuration の情報 ドライブグループの情報 ロジカルドライブの情報 物理ドライブの情報 エンクロージャの情報 FBU の情報などが含まれます 入力例 : storcli /c1 show storcli /cx show all このコマンドで コントローラ情報のすべての情報を表示します コントローラの情報 バスの情報 状態 Advanced Software Options の情報 ポリシー デフォルト設定 機能 スケジュールされたタスク Foreign Configuration ドライブグループ ロジカルドライブ 物理ドライブ エンクロージャ FBU の情報などが含まれます 入力例 : storcli /c0 show all storcli /cx show freespace このコマンドで コントローラの空き領域の情報を表示します 入力例 : storcli /c0 show freespace LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 113

114 バックグラウンドタスク制御のコマンド リビルドレート 次のコマンドをサポートしています storcli /cx set rebuildrate=<value> storcli /cx show rebuildrate それぞれのコマンドの詳細は次の通りです storcli /cx set rebuildrate=<value> このコマンドで リビルドレートを設定します Value 部分の値はパーセンテージです 入力例 : storcli /c0 set rebuildrate=30 NOTE: 高すぎるリビルドレートは I/O 性能の低下を引き起こします storcli /cx show rebuildrate このコマンドで リビルドレートを表示します 入力例 : storcli /c0 show rebuildrate Patrol Read 次の Patrol Read コマンドをサポートしています : storcli /cx resume patrolread storcli /cx set patrolread ={{on mode=<auto manual>} {off}} storcli /cx set patrolread [starttime=<yyyy/mm/dd hh>] [maxconcurrentpd=<value>] [includessds=<on off>] [uncfgareas=<on off>] storcli /cx set patrolread delay=<value> storcli /cx show patrolread storcli /cx start patrolread storcli /cx stop patrolread storcli /cx suspend patrolread NOTE: Patrol Readのスケジュールは すべての物理ドライブに対して有効です コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx resume patrolread このコマンドで 一時停止された Patrol Read を再開します 入力例 : storcli /c0 resume patrolread storcli /cx set patrolread {=on mode=<auto manual>} {off } このコマンドで Patrol Read のスケジュール有無の設定 また Auto または Manual のモード設定を行います 入力例 : storcli /c0 set patrolread=on mode=manual storcli /cx set patrolread [starttime=<yyyy/mm/dd hh>] [maxconcurrentpd=<value>] [includessds=<on off>] [uncfgareas=on off ] このコマンドで Patrol Read のスケジュール詳細を設定します 次のオプションを使用できます 表 34: Patrol Read スケジュールのオプション LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 114

115 オプション値の範囲説明 starttime 日時を指定します 時刻は 24 時間単位 です yyyy/mm/dd hh のフォーマットで日時を指定 maxconcurrentpd 物理ドライブの数 Patrol Read を同時に動作させる物理ドライブの数を指定 includessds on off SSD を Patrol Read に含むかの有無 uncfgareas on off ドライブ上で未使用の領域を含むかの有無 NOTE: 開始時間は コントローラが保持している時間に行われます 入力例 : storcli /c0 set patrolread=on starttime=2012/02/21 00 storcli /cx set patrolread [delay=<value>] このコマンドで Patrol Read 開始時間の遅延を時間単位で設定します 入力例 : storcli /c0 set patrolread delay=30 storcli /cx show patrolread このコマンドで Patrol Read の進捗をパーセンテージで表示します 入力例 : storcli /c0 show patrolread storcli /cx start patrolread このコマンドで すぐに Patrol Read を開始します 入力例 : storcli /c0 start patrolread storcli /cx stop patrolread このコマンドで Patrol Readを停止します 入力例 : storcli /c0 stop patrolread NOTE: 停止したPatrol Readは 途中から再開できません storcli /cx suspend patrolread このコマンドで Patrol Read を一時停止します 入力例 : storcli /c0 suspend patrolread MDC MDC をスケジュール 実行 状態を参照することができます : storcli /cx set consistencycheck cc=[off seq conc][delay=value] starttime=yyyy/mm/dd hh [excludevd=x-y,z] storcli /cx show cc storcli /cx show ccrate 次にそれぞれのコマンドの詳細を示します storcli /cx set consistencycheck cc=[off seq conc][delay=value] starttime=yyyy/mm/dd hh [excludevd=x-y,z] このコマンドで MDC をスケジュール設定します このコマンドでは 次のオプションを使用できます 表 35: MDC スケジュールのオプション オプション値の範囲説明 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 115

116 cc seq: 連続 (sequential) モード conc: 並列 (concurrent) モード off: MDC 停止 MDC スケジュールのモードを設定 NOTE: 並列 (concurrent) モードでは 複数のロジカルドライ ブへ同時に MDC が実行されます delay 数値 MDC 開始時間の遅延を時間単位で指定 NOTE: 遅延はスケジュールされた MDC にのみ有効です starttime 日時を指定します 時刻は 24 時間単位 です yyyy/mm/dd hh のフォーマットで日時を指定 MDC スケジュール実行の対象から除外するロジカルドライ excludevd ロジカルドライブ数以下 入力例 : storcli /c0 set CC=conc starttime=2012/02/21 00 excludevd v0-v3 storcli /cx show cc このコマンドで MDC のプロパティを表示します 入力例 : storcli /c0 show cc storcli /cx show ccrate このコマンドで MDCレート (CCレート) をパーセンテージで表示します 入力例 : storcli /c0 show ccrate NOTE: 高すぎるMDCレートは I/O 性能の低下を引き起こします ブを ロジカルドライブの名前または番号で指定 このオプションを指定しなかった場合 すべてのロジカルド ライブに対して MDC が実行されます Advanced Software Options ライセンスのコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx set advancedsoftwareoptions(aso) key=<value> [preview] storcli /cx aso [transfertovault][rehostcomplete][deactivatetrialkey] storcli /cx show safeid コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx set advancedsoftwareoptions(aso) key=<value> [preview] このコマンドで コントローラへ Advanced Software Options を有効化します 次のオプションを使用できます 表 36: Advanced Software Options のオプション オプション値の範囲説明 key ライセンスキーの文字列 ライセンスキーを指定 NOTE: 有効化した後は 無効化することはできません deactivatetrialkey トライアルキーを無効化 rehostcomplete リホスティング ( キー移行 ) を有効化 transfertovault 移行準備のためにキーを無効化 入力例 : storcli /c0 set Aso key=lsi0000 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 116

117 storcli /cx show safeid このコマンドで Safe ID を表示します 入力例 : storcli /c0 show safeid コントローラセキュリティのコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx compare securitykey=ssssss storcli /cx delete securitykey storcli /cx set securitykey keyid=kkkk storcli /cx set securitykey=sssss [passphrase=sssss][keyid=sssss] storcli /cx set securitykey=sssss oldsecuritykey=ssss [passphrase=sssss] [keyid=sssss] コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx show securitykey keyid このコマンドで セキュリティキーを表示します 入力例 : storcli /c0 show securitykey keyid storcli /cx compare securitykey=ssssss このコマンドで コントローラのセキュリティキーを比較し検証します storcli /cx delete securitykey このコマンドで セキュリティキーを削除します 入力例 : storcli /c0 delete securitykey storcli /cx set securitykey keyid=kkkk このコマンドで キー ID を設定します キー ID はコントローラごとにユニークです storcli /cx set securitykey=sssss [passphrase=sssss][keyid=sssss] このコマンドで セキュリティキーを設定します 次のオプションが使用できます 表 37: セキュリティキーのオプション オプション値の範囲説明 passphrase 数字 大文字 小文字 記号のすべてが含まれる文字最小 8 文字 最大 32 文字 コントローラに関連づけ 次の起動時から暗号化ロックキーとして使用する文字列を指定 指定しない場合 コントローラが自動生成します keyid 別のコントローラへ移行する際に使用するユニークな ID を指定 入力例 : storcli /c0 set securitykey=lsi@12345 passphrase=lsi@ keyid=1 storcli /cx set securitykey=sssss oldsecuritykey=ssss [passphrase=sssss][keyid=sssss] このコマンドで セキュリティキーを変更します 入力例 : storcli /c0 set securitykey=lsi@12345 oldsecuritykey=pass123 passphrase=lsi@ keyid=1 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 117

118 コントローラファームウェアのフラッシュのコマンド 次のコマンドで ファームウェアをフラッシュします storcli /cx download file=filepath [fwtype=<value>] [nosigchk] [noverchk] [resetnow] このコマンドで 指定されたファイルをコントローラへフラッシュします ファイルは絶対パスで指定する必要があります 次のオプションを使用できます 表 38: ファームウェアフラッシュのオプション オプション値の範囲説明 nosigchk noverchk fwtype 0: Application をフラッシュする 1: TMMC をフラッシュする ファイルとコントローラのチェックワードが異なっていても ファームウェアをフラッシュする NOTE: 破損したイメージがフラッシュされると コントローラが故障する可能性があります ファイルとコントローラの版数を確認せずに ファームウェアをフラッシュする フラッシュするファームウェアの種類を指定デフォルトは 0 (Application) resetnow システムがオンラインのままフラッシュする コントローラキャッシュのコマンド storcli /cx flush flushcache 次のコマンドで コントローラキャッシュをフラッシュします入力例 : storcli /c0 flushcache ドライブのコマンド このセクションでは 物理ドライブの情報を参照したり アクションを行うコマンドを説明しています 次の表は よく使用されるコマンドです 表 39: ドライブのよく使用されるコマンド コマンド値の範囲説明 set show missing: ドライブを消失状態にする good: ドライブを Unconfigured Good にする. offline: ドライブを Offline にする online: ドライブを Online にする all: ドライブのすべてのプロパティを表示する詳細はドライブの状態表示のコマンドを参照 物理ドライブのプロパティを設定 物理ドライブの情報を表示 ドライブの状態表示のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx show storcli /cx[/eall]/sall show storcli /cx[/ex]/sx sall show all LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 118

119 NOTE: 物理ドライブの接続にエンクロージャが使用されている場合 エンクロージャIDも併せて指定してください コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx show このコマンドで 指定されたスロットにある物理ドライブの概要を表示します 入力例 : storcli /c0/e0/s4,5 show storcli /cx[/eall]/sall show このコマンドで すべてのスロットにある物理ドライブの概要を表示します 入力例 : storcli /c0/eall/sall show storcli /cx[/ex]/sx sall show all このコマンドで 指定されたスロットにある物理ドライブの全ての情報を表示します Xの部分には すべてを意味する allを指定したり 番号を指定したり また番号の範囲を指定することができます 入力例 : storcli /c0/e3/s0-3 show all storcli /c0/e35/sall show all NOTE: テープドライブ等の情報も表示されます 不明なドライブに対するコマンド 物理ドライブを RAID 構成から消失させたり 代わりを指定するコマンドをサポートしています storcli /cx[/ex]/sx insert dg=a array=b row=c storcli /cx[/ex]/sx set missing storcli /cx[/ex]/sx set offline storcli /cx/dall コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx insert dg=a array=b row=c このコマンドで RAID 構成から消失したドライブの代わりを設定します 代わりを設定した後 リビルド等の操作を行えます 入力例 : storcli /c0/e25/s3 insert dg=0 array=2 row=1 storcli /cx[/ex]/sx set missing このコマンドで ドライブを RAID 構成から消失させることができます 入力例 : storcli /c0/s4 set missing storcli /cx/dall このコマンドで 消失したドライブを見つけることができます storcli /cx[/ex]/sx set offline このコマンドで ドライブをOfflineに設定します NOTE: RAID 構成されているドライブを消失させる場合 まずOfflineにした後に消失させてください ドライブ状態変更のコマンド 次の物理ドライブの状態を変更するコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx set jbod LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 119

120 storcli /cx[/ex]/sx set good [force] storcli /cx[/ex]/sx set offline storcli /cx[/ex]/sx set online storcli /cx[/ex]/sx set missing storcli /cx[/ex]/sx set bootdrive=<on off> それぞれのコマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx set jbod このコマンドで ドライブを JBOD に設定します 入力例 : storcli /c1/e56/s3 set jbod storcli /cx[/ex]/sx set good [force] このコマンドで ドライブの状態を Unconfigured Good に設定します ドライブが使用中の場合 force オプションを指定してください 入力例 : storcli /c1/e56/s3 set good storcli /cx[/ex]/sx set offline このコマンドで ドライブの状態を Offline に設定します 入力例 : storcli /c1/e56/s3 set offline storcli /cx[/ex]/sx set online このコマンドで ドライブの状態を Online に設定します 入力例 : storcli /c1/e56/s3 set online storcli /cx[/ex]/sx set missing このコマンドで ドライブを消失状態に設定します 入力例 : storcli /c1/e56/s3 set missing storcli /cx[/ex]/sx set bootmode=<on off> このコマンドで ドライブをブートドライブに設定 または解除します 入力例 : storcli /c1/e56/s3 set bootmode=on 物理ドライブ初期化のコマンド 物理ドライブを初期化すると 物理ドライブのすべてのデータが消去されます 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx show initialization storcli /cx[/ex]/sx start initialization storcli /cx[/ex]/sx stop initialization コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx show initialization このコマンドで 現在の初期化の進捗をパーセンテージで表示します 入力例 : storcli /c0/e31/s4 show initialization storcli /cx[/ex]/sx start initialization このコマンドで ドライブの初期化を開始します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 120

121 入力例 : storcli /c0/e31/s4 start initialization storcli /cx[/ex]/sx stop initialization このコマンドで 動作しているドライブの初期化を停止します 停止した初期化は 途中から再開できません 入力例 : storcli /c0/e56/s1 stop initialization ドライブファームウェアダウンロードのコマンド ドライブのファームウェアをダウンロードするコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx download src=filepath [satabridge] このコマンドで 指定されたファイルのファームウェアをドライブにダウンロードします satabridge オプションでは SATA ブリッジのファームウェアをダウンロードできます 入力例 : storcli /c0/e56/s1 download src=c:\file1.bin ドライブロケートのコマンド ドライブの位置を見るため LED を動作させるコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx start locate storcli /cx[/ex]/sx stop locate コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx start locate このコマンドで LED の動作を開始します 入力例 : storcli /c0/e56/s1 start locate storcli /cx[/ex]/sx stop locate このコマンドで LED の動作を停止します 入力例 : storcli /c0/e56/s1 stop locate ドライブ取り外し準備のコマンドドライブ取り外し準備の次のコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx spindown storcli /cx[/ex]/sx spinup コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx spindown このコマンドで 未使用のドライブをスピンダウンします 入力例 : storcli /cx/e34/s4 spindown storcli /cx[/ex]/sx spinup このコマンドで ドライブをスピンアップし Unconfigured Good にします 入力例 : storcli /cx/e34/s4 spinup LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 121

122 ドライブセキュリティのコマンド 次のセキュリティ関連のコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx show securitykey keyid storcli /cx[/ex]/sx show securitykey keyid このコマンドで 物理ドライブのセキュリティキーを表示します 入力例 : storcli /c0/e252/s1 show SecurityKey keyid ドライブの Secure Erase のコマンド 次の Secure Erase のコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx secureerase [force] storcli /cx[/ex]/sx show erase storcli /cx[/ex]/sx start erase [simple normal thorough] [erasepatterna=<value1>] [erasepatternb=<value2>] storcli /cx[/ex]/sx stop erase コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx secureerase [force] このコマンドで ドライブのセキュリティ設定とデータを消去します 確認メッセージをスキップしたい場合は forceオプションを使用することもできます SEDドライブにのみ有効です 入力例 : storcli /c0/e25/s1 secureerase NOTE: このコマンドでデータを消去すると データにアクセスできなくなります storcli /cx[/ex]/sx show erase このコマンドで 消去の状況を表示できます SED ではないドライブが対象です 入力例 : storcli /c0/e25/s1 show erase storcli /cx[/ex]/sx start erase [simple normal thorough] [erasepatterna=<val1>] [erasepatternb=<val2>] このコマンドで SED ではないドライブのデータを消去します ドライブは データが確実に消去されるよう いくつかのデータパターンが書き込まれます 次のオプションを使用できます : 表 40: Secure Erase のオプション オプション値の範囲説明 erase simple: 単一のパターン normal: 3 種類のパターン thorough: 9 種類のパターン パターンを指定 erasepatterna 8 ビットの値パターン A の内容を指定 erasepatternb 8 ビットの値パターン B の内容を指定 入力例 : storcli /c0/e25/s1 start erase thorough erasepatterna= erasepatternb= LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 122

123 リビルドのコマンド 次のコマンドで リビルドを行うことができます : storcli /cx[/ex]/sx pause rebuild storcli /cx[/ex]/sx resume rebuild storcli /cx[/ex]/sx show rebuild storcli /cx[/ex]/sx start rebuild storcli /cx[/ex]/sx stop rebuild NOTE: 物理ドライブの接続にエンクロージャが使用されている場合 エンクロージャIDも併せて指定してください コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx pause rebuild このコマンドで 動作中のリビルドを一時停止します 現在リビルド実行中のドライブに対してのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/s4 pause rebuild storcli /cx[/ex]/sx resume rebuild このコマンドで 一時停止されているリビルドを再開します 現在リビルドが一時停止中のドライブに対してのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/s4 resume rebuild storcli /cx[/ex]/sx show rebuild このコマンドで リビルドの進捗をパーセンテージで表示します 入力例 : storcli /c0/s5 show rebuild storcli /cx[/ex]/sx start rebuild このコマンドで リビルドを開始します 入力例 : storcli /c0/s4 start rebuild storcli /cx[/ex]/sx stop rebuild このコマンドで リビルドを停止します 現在リビルド実行中のドライブに対してのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/s4 stop rebuild ドライブコピーバックのコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx pause copyback storcli /cx[/ex]/sx resume copyback storcli /cx[/ex]/sx show copyback storcli /cx[/ex]/sx start copyback target=eid:sid storcli /cx[/ex]/sx stop copyback コマンドの詳細は次のとおりです NOTE: このコマンドでは cx[/ex]/sx の部分にはソースのドライブを指定し eid:sid にはターゲットのドライブを指定します storcli /cx[/ex]/sx pause copyback このコマンドで コピーバックを一時停止します 現在コピーバックが動作しているドライブにのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/e25/s4 pause copyback LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 123

124 storcli /cx[/ex]/sx resume copyback このコマンドで 一時停止されたコピーバックを再開します 現在コピーバックが一時停止されているドライブにのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/e25/s4 resume copyback storcli /cx[/ex]/sx show copyback このコマンドで コピーバックの進捗をパーセンテージで表示します 入力例 : storcli /c0/e25/s4 show copyback storcli /cx[/ex]/sx start copyback target=eid:sid このコマンドで コピーバックを開始します 入力例 : storcli /c0/e25/s4 start copyback target=25:8 storcli /cx[/ex]/sx stop copyback このコマンドで 動作中のコピーバックを停止します 現在コピーバックが動作しているドライブに対してのみ実行できます 停止したコピーバックは 途中から再開することはできません 入力例 : storcli /c0/e25/s4 stop copyback ホットスペアドライブのコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx[/ex]/sx add hotsparedrive {dgs=<n 0,1,2...>}[enclaffinity][nonrevertible] storcli /cx/[ex]/sx delete hotsparedrive NOTE: 物理ドライブの接続にエンクロージャが使用されている場合 エンクロージャIDも併せて指定してください コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx[/ex]/sx add hotsparedrive [{dgs=<n 0,1,2...>}] [enclaffinity][nonrevertible] このコマンドで ホットスペアを作成します 次のオプションを指定できます : 表 41: ホットスペアのオプション オプション値の範囲説明 dgs enclaffinity 有効なドライブグループ番号 有効なエンクロージャ番号 専用ホットスペアの場合に 対象となるドライブグループを設定 エンクロージャのアフィニティを設定値が指定された場合 そのエンクロージャへアフィニティが設定されます NOTE: アフィニティ設定を後から解除することはできません nonrevertible コピーバックによる搭載位置の復帰の要否を設定 Nonrevertible ではコピーバックを行わない /c0/e3/s4,5 のドライブをグローバルホットスペアに設定する場合 : 入力例 : storcli /c0/e3/s4,5 add hotsparedrive /c0/e3/s6,8 のドライブをドライブグループ 0, 1 の専用ホットスペアに設定する場合 : 入力例 : storcli /c0/e3/s6,8 add hotsparedrive dgs=0,1 storcli /cx/[ex]/sx delete hotsparedrive このコマンドで ホットスペアを削除します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 124

125 入力例 : storcli /c0/e3/s4,5 delete hotsparedrive ロジカルドライブのコマンド このセクションでは ロジカルドライブのコマンドを説明しています 次の表は よく使用されるコマンドです 表 42: ロジカルドライブのコマンド コマンド値の範囲説明 add 以降の項目を参照ロジカルドライブを作成 delete cc または cachecade: CacheCade ロジカルドライブを削除 force: OS 上で動作しているロジカルドライブを強制的に削除 ロジカルドライブを削除 set 以降の項目を参照ロジカルドライブのプロパティを設定 show all: すべてのプロパティを表示 cc: CacheCade ロジカルドライブのプロパティを表示 ロジカルドライブの情報を表示 ロジカルドライブ作成のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx add vd type=raid[ ][Size=<VD1_Sz>,<VD2_Sz>,.. all] [name=<vdname1>,..] drives=e:s e:s-x,y;e:s-x,y,z [PDperArray=x][SED] [pdcache=on off default][pi] [DimmerSwitch(ds)=default automatic(auto) none maximum(max) MaximumWithoutCaching(maxnocache)] [wt wb] [nora ra] [direct cached] [CachedBadBBU NoCachedBadBBU][cachevd] [Strip=< >] [AfterVd=X] [Spares = [e:]s [e:]s-x [e:]s-x,y] [force][exclusiveaccess] storcli /cx add vd each type=raid0 [name=<vdname1>,..] [drives=e:s e:s-x e:s-x,y] [SED] [pdcache=on off default][pi] [DimmerSwitch(ds)=default automatic(auto) none maximum(max) MaximumWithoutCaching(maxnocache)] [wt wb] [nora ra] [direct cached] [CachedBadBBU NoCachedBadBBU][Strip=< >][ExclusiveAccess] storcli /cx add vd cachecade nytrocache Type = [raid r][0,1,10, R1EC] drives = [e:]s [e:]s-x [e:]s-x,y [WT WB] [assignvds = 0,1,2 [BOOTVOLSIZE=x] 次のオプションを使用できます NOTE: * はデフォルト値の使用を示します コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx add vd type=raid[ ][Size=<VD1_Sz>,<VD2_Sz>,.. *all] [name=<vdname1>,..] drives=e:s e:s-x e:s-x,y;e:s-x,y,z [PDperArray=x][SED] [pdcache=on off *default][pi] [DimmerSwitch(ds)=default automatic(auto) *none maximum(max) MaximumWithoutCaching(maxnocache)][cachevd][ExclusiveAccess SharedAccess*]** [wt *wb] [nora *ra] [*direct cached] [CachedBadBBU *NoCachedBadBBU] [Strip=< >] [AfterVd=X] [Spares = [e:]s [e:]s-x [e:]s-x,y] [force] 表 43: ロジカルドライブ作成のオプション オプション値の範囲説明 type RAID[ ]. RAID レベルを設定 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 125

126 size 物理ドライブおよび RAID レベルごとの最大値 ロジカルドライブのサイズを設定デフォルトでは 最大サイズで作成されます name 15 文字まで ロジカルドライブの名前を設定 drives 有効なエンクロージャおよびスロット番号 e:s e:s-x e:s-x,y: e : エンクロージャ ID を指定 s : スロット番号を指定 e:s-x- エンクロージャ ID e にあるスロット s~x を範囲指定 pdperarray 1~16. アレイごとの物理ドライブ数を設定デフォルトでは自動判別されます sed セキュリティの有効化 pdcache on off default. 物理ドライブのキャッシュ有効 無効 pi ドライブ保護情報の有効化 dimmerswitch direct cached wt wb nora ra default: コントローラのデフォルトのポリシーを使用 automatic (auto): コントローラファームウェアにより自動管理 none: 無効 maximum (max): 最大の節電機能を使用 MaximumWithoutCaching(maxnocache): 最大の節電かつキャッシュの書き込みも無効化 cached: Cached I/O. direct: Direct I/O. wt: Write through. wb: Write back. ra: Read ahead nora: read ahead なし Dimmer Switch のポリシーを設定デフォルトは auto キャッシュポリシーを設定デフォルトは Direct I/O ライトポリシーを設定デフォルトは Write Through リードポリシーを設定デフォルトは Read Ahead cachedbadbbu nocachedbadbbu cachedbadbbu: bad BBU caching 有効. nocachedbadbbu: bad BBU caching 無効 FBU が機能していない場合のキャッシュ設定を指定デフォルトは nocachedbadbbu cachevd CacheCade との関連付けを設定 strip 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, ストリップサイズを設定 aftervd 有効なロジカルドライブ番号 指定されたロジカルドライブ番号の後に追加 spares ドライブの番号専用ホットスペアに設定するドライブを設定 force セキュリティ有効化されたドライブを強制的に追加 入力例 : storcli /c0 add vd type=raid10 size=2gb,3gb,4gb names=tmp1,tmp2,tmp3 drives=252:2-3,5,7 pdperarray=2 storcli /cx add vd cc cachecade type=[0,1,10] drives=[e:]s [e:]s-x [e:]s-x,y [[wt *wb] ] [assignvds=0,1,2] このコマンドで CacheCade ロジカルドライブを作成し また既存のロジカルドライブへ関連付けを行います 次のオプションを指定できます 表 44: CacheCade ロジカルドライブ作成のオプション オプション値の範囲説明 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 126

127 cachecade CacheCade ロジカルドライブを作成 type 0, 1, 10 RAID レベルを設定 drives 有効なエンクロージャおよびスロット番号物理ドライブの番号を指定 wt wb wt: write through. wb: write back. ライトポリシーを設定 assignvds 有効なロジカルドライブの番号関連付けるロジカルドライブのリストを設定 入力例 : storcli /c0 add vd cc type=1 drives=252: ロジカルドライブ削除のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx vall del storcli /cx/vx vall del cachecade storcli /cx/vx vall del force NOTE: ロジカルドライブにユーザーデータがある場合 削除する際には force オプションを使用する必要があります ロジカルドライブにMaster Boot Record (MBR) やパーティションテーブルがあると ユーザーデータがあると判断されます NOTE: 削除した後は データにはアクセスできなくなります コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx vall del このコマンドで 特定のロジカルドライブ または vall が指定された場合はすべてのロジカルドライブを削除します 入力例 : storcli /c0/v2 del storcli /cx/vx vall del cachecade このコマンドで 特定の CacheCade ロジカルドライブ または vall が指定された場合はすべての CacheCade ロジカルドライブを削除します 入力例 : storcli /c0/vall del cachecade storcli /cx/vx vall del force このコマンドで キャッシュデータの書き込み完了を待たずに 強制的にロジカルドライブを削除します 入力例 : storcli /c0/v2 del force ロジカルドライブの状態表示のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx show storcli /cx/vx show all コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx show このコマンドで ロジカルドライブの概要を表示します 入力例 : storcli /c0/v0 show LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 127

128 storcli /cx/vx show all このコマンドで ロジカルドライブのすべての情報を表示します 入力例 : storcli /c0/v0 show all Preserved Cache のコマンド ロジカルドライブが Offline になったり 物理ドライブ消失により削除された場合 コントローラにキャッシュデータが残っている場合があります 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx delete preservedcache [force] storcli /cx show preservedcache コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx delete preservedcache このコマンドで 特定のロジカルドライブの Preserved Cache を削除します ロジカルドライブが Offline の場合は force オプションを使用してください 入力例 : storcli /c0/v1 delete preservedcache storcli /cx show preservedcache このコマンドで Preserved Cache の情報を表示します 入力例 : storcli /c0 show preservedcache ロジカルドライブのプロパティ変更のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx set accesspolicy=<rw ro blocked rmvblkd> storcli /cx/vx set iopolicy=<cached direct> storcli /cx/vx set name=<namestring> storcli /cx/vx set pdcache=<on off default> storcli /cx/vx set rdcache=<ra nora> storcli /cx/vx vall set ssdcaching=<on off> storcli /cx/vx vall set HostAccess=ExclusiveAccess SharedAccess storcli /cx/vx set wrcache=<wt wb awb> storcli /cx/vx set emulationtype=0 1 storcli /cx/vx set ds=default Auto None Max MaxNoCache storcli /cx/vx set autobgi=on Off storcli /cx/vx set pi=off storcli /cx/vx set bootdrive=<on Off> コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx set accesspolicy=<rw ro blocked rmvblkd> このコマンドで ロジカルドライブのアクセスポリシーを設定します read write, read only, または blocked から指定してください 入力例 : storcli /c0/v0 set accesspolicy=rw storcli /cx/vx set iopolicy=<cached direct> このコマンドで ロジカルドライブの I/O ポリシーを設定します LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 128

129 入力例 : storcli /c0/v0 set iopolicy=cached storcli /cx/vx set name=<namestring> このコマンドで ロジカルドライブの名前を設定します 最大 15 文字です 入力例 : storcli /c1/v0 set name=testdrive123 storcli /cx/vx set pdcache=<on off default> このコマンドで ロジカルドライブ配下のドライブのキャッシュポリシーを設定します On, off, default から指定してください 入力例 : storcli /c0/v0 set pdcache=on storcli /cx/vx set rdcache=<ra nora> このコマンドで ロジカルドライブのリードポリシーを設定します read ahead, no read ahead から指定してください 入力例 : storcli /c0/v0 set rdcache=nora storcli /cx/vx vall set ssdcaching=<on off> このコマンドで ロジカルドライブの CacheCade 関連付け有無を設定します 入力例 : storcli /c0/v0 set ssdcaching=on storcli/cx/vx set wrcache=<wt wb awb> このコマンドで ロジカルドライブのライトポリシーを設定します write back, write through, または always write back から指定してください 入力例 : storcli /c0/v0 set wrcache=wt ロジカルドライブの初期化のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx show init storcli /cx/vx start init [full][force] storcli /cx/vx stop init NOTE: ロジカルドライブにユーザーデータがある場合 削除する際には force オプションを使用する必要があります ロジカルドライブにMaster Boot Record (MBR) やパーティションテーブルがあると ユーザーデータがあると判断されます コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx show init このコマンドで 初期化の進捗をパーセンテージで表示します 入力例 : storcli /c0/v2 show init storcli /cx/vx start init [full] このコマンドで 初期化を開始します デフォルトは fast 初期化が実行されます full オプションが指定されると 完全初期化をロジカルドライブ全体に対して行います 入力例 : storcli /cx/vx start init [full] LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 129

130 storcli /cx/vx stop init このコマンドで 初期化を停止します 入力例 : storcli /c0/v0 stop init ロジカルドライブのデータ消去のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx erase storcli /cx/vx show erase コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx erase このコマンドで ロジカルドライブのデータ消去を行います 入力例 : storcli /c0/v0 erase storcli /cx/vx show erase このコマンドで ロジカルドライブのデータ消去を停止します 入力例 : storcli /c0/v0 show erase ロジカルドライブの再構成のコマンド NOTE: これらのコマンドはEmbedded MegaRAIDではサポートされていません 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx show migrate storcli /cx/vx start migrate <type=raidlevel> [option=<add remove> disk=<e1/s1,e2/s2...> ] コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx show migrate このコマンドで 再構成の進捗をパーセンテージで表示します 入力例 : storcli /c0/v0 show migrate storcli /cx/vx start migrate <type=raidlevel> [option=<add remove> disk=<e1:s1,e2:s2...> ] このコマンドで RAID レベル変換や物理ドライブの追加 削除などの再構成を開始します 次のオプションを使用できます : 表 45: ロジカルドライブ再構成のオプション Options Value Range Description type =RAID level RAID[ ] 再構成後の RAID レベルを指定 [option=<add remove> disk=<e1:s1,e2:s2, >] add: 物理ドライブを追加 remove: 物理ドライブを削除 disk: 物理ドライブのエンクロージャ ID とスロット番号 追加または削除する物理ドライブを指定 RAID レベルを変更する場合は 次のいずれかの範囲で指定できます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 130

131 表 46: RAID レベル変更の範囲 現在の RAID レベル 再構成後の RAID レベル RAID 0 RAID 1 RAID 0 RAID 5 RAID 0 RAID 6 RAID 1 RAID 0 RAID 1 RAID 5 RAID 1 RAID 6 RAID 5 RAID 0 RAID 5 RAID 6 RAID 6 RAID 0 RAID 6 RAID 5 入力例 : storcli /c0/v3 start migrate type=r5 option=add disk=e5:s2,e5:s MDC のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx pause cc storcli /cx/vx resume cc storcli /cx/vx show cc storcli /cx/vx start cc [force] storcli /cx/vx stop cc コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx pause cc このコマンドで 動作中の MDC を一時停止します 現在 MDC を実行中のロジカルドライブに対してのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/v4 pause cc storcli /cx/vx resume cc このコマンドで 一時停止されている MDC を再開します 現在 MDC が一時停止中のロジカルドライブに対してのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/v4 resume cc storcli /cx/vx show cc このコマンドで MDC の進捗をパーセンテージで表示します 入力例 : storcli /c0/v5 show cc storcli /cx/vx start cc [force] このコマンドで MDC を開始します 通常 MDC は初期化済みのロジカルドライブに対して実行されますが 未初期化の場合は force オプションを指定してください 入力例 : storcli /c0/v4 start cc storcli /cx/vx stop cc このコマンドで 動作中の MDC を停止します 現在 MDC を実行中のロジカルドライブにのみ実行できます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 131

132 入力例 : storcli /c0/v4 stop cc NOTE: 停止したMDCは 途中から再開することはできません BGI のコマンド 以下のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx resume bgi storcli /cx/vx set autobgi=<on off> storcli /cx/vx show autobgi storcli /cx/vx show bgi storcli /cx/vx stop bgi storcli /cx/vx suspend bgi コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/vx resume bgi このコマンドで 一時停止されている BGI を再開します 入力例 : storcli /c0/v0 resume bgi storcli /cx/vx set autobgi=<on off> このコマンドで BGI の自動実行の設定を変更します on または off を指定してください 入力例 : storcli /c0/v0 set autobgi=on storcli /cx/vx show autobgi このコマンドで BGI の自動実行の設定を表示します 入力例 : storcli /c0/v0 show autobgi storcli /cx/vx show bgi このコマンドで BGI の進捗を表示します 入力例 : storcli /c0/v0 show bgi storcli /cx/vx stop bgi このコマンドで BGI を停止します 現在 BGI 実行中のロジカルドライブに対してのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/v4 stop bgi storcli /cx/vx pause bgi このコマンドで BGI を一時停止します 現在 BGI 実行中のロジカルドライブに対してのみ実行できます 入力例 : storcli /c0/v4 pause bgi ロジカルドライブ拡張のコマンド次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/vx expand size=<value> [expandarray] storcli /cx/vx vall show expansion コマンドの詳細は次のとおりです LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 132

133 storcli /cx/vx expand size=<value> [expandarray] このコマンドで 既存のアレイまたはロジカルドライブ内に未使用の領域がある場合に そのアレイまたはロジカルドライブの容量を拡張できます 値の指定は GB 単位です expandarray オプションが指定された場合 アレイの容量が拡張されます このオプションが指定されなかった場合 ロジカルドライブの容量が拡張されます storcli /cx/vx show expansion このコマンドで 拡張の進捗を表示します 入力例 : storcli /c0/v0 show expansion Foreign Configuration 情報のコマンド次の参照 インポート 削除のコマンドをサポートしています : storcli /cx/fall fall del delete [ securitykey=sssssssssss ] storcli /cx/fall fall import [preview][ securitykey=sssssssssss ] storcli /cx/fall fall show [all] [ securitykey=sssssssssss ] NOTE: 別のコントローラで暗号化されたForeign Configuration 情報をインポートする場合は Security Keyを指定してください コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/fall fall del delete [ securitykey=sssssssssss ] このコマンドで Foreign Configuration 情報を消去します コントローラが暗号化されている場合は Security Key を指定してください 入力例 : storcli /c0/fall delete storcli /cx/fall fall import [preview] [ securitykey=sssssssssss ] このコマンドで Foreign Configuration 情報をインポートします Preview オプションを指定すると インポートする前に Foreign Configuration 情報の概要を表示できます 入力例 : storcli /c0/fall import 入力例 : storcli /c0/fall import preview storcli /cx/fall fall show [all][ securitykey=sssssssssss ] このコマンドで Foreign Configuration 情報の概要を表示します all オプションを指定すると すべての情報を表示します 入力例 : storcli /c0/fall show all BIOS 関連のコマンド次のコマンドをサポートしています : storcli /cx set autobootselect(abs)=<on off> storcli /cx set bios=<on off> storcli /cx set BIOSMode=<SOE BE HCOE HSM> コマンドの詳細は次のとおりです LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 133

134 storcli /cx set autobootselect abs=<on off> このコマンドで BIOS によるブート ロジカルドライブの自動選択を許可します 入力例 : storcli /cx set autobootselect=on storcli /cx set bios=<on off> このコマンドで コントローラのBIOSを有効または無効にします NOTE: legacy BIOSでは 読み込めるPCIデバイスのBIOSに限界があります 不要なコントローラBIOSは無効にすることを推奨します 入力例 : storcli /c0 set bios=enable storcli /cx set BIOSMode=<SOE BE HCOE HSM このコマンドで BIOS ブートモードを設定します 入力例 : storcli /c0/ set BIOSMode=SOE コントローラ OPROM BIOS のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/ex/sx set bootdrive=on off storcli /cx/vx set bootdrive=on off storcli /cx show bootdrive コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/ex/sx set bootdrive=on off このコマンドで 特定の物理ドライブをブートドライブとして設定します 再起動後に BIOS は指定された物理ドライブのブートセクターを参照します 入力例 : storcli /c0/e32/s4 set bootdrive=on storcli /cx/vx set bootdrive=on off このコマンドで 特定のロジカルドライブをブートドライブとして設定します 再起動後に BIOS は指定されたロジカルドライブのブートセクターを参照します 入力例 : storcli /c0/v0 set bootdrive=on storcli/cx/vx show bootdrive このコマンドで コントローラのブートドライブを表示します 入力例 : storcli /c0/v0 show bootdrive ドライブグループのコマンドこのセクションでは ドライブグループのコマンドを説明しています ドライブグループの状態表示のコマンド次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/dall show storcli /cx/dall show all storcli /cx/dall show cachecade storcli /cx/dx show LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 134

135 storcli /cx/dall show storcli /cx/dx show all storcli /cx/dx set security=on このコマンドで すべてのドライブグループのトポロジ情報を表示します 入力例 : storcli /c0/dall show storcli /cx/dall show all このコマンドで コントローラ上のドライブグループのトポロジ ロジカルドライブ 物理ドライブ 空き領域などのすべての情報を表示します 入力例 : storcli /c0/dall show all storcli /cx/dall show cachecade このコマンドで CacheCade ロジカルドライブの情報を表示します 入力例 : storcli /c0/dall show cachecade storcli /cx/dx show このコマンドで 特定のドライブグループのトポロジ情報を表示します 入力例 : storcli /c0/dx show storcli /cx/dx show all このコマンドで 特定のドライブグループのトポロジ ロジカルドライブ 物理ドライブなどのすべての情報を表示します 入力例 : storcli /c0/dx show all storcli /cx/dx set security=on このコマンドで 指定されたドライブグループのセキュリティを有効にします 入力例 : storcli /c0/dx set security=on all Dimmer Switch のコマンド Dimmer Switch 設定のコマンド Dimmer Switch の設定について 次のコマンドをサポートしています storcli /cx/vx set ds=<default auto none max maxnocache> このコマンドで コントローラのDimmer Switchプロパティを変更します 入力例 : storcli /cx/vx set ds=default NOTE: ds3 Dimmer Switchオプションは本ツールではサポートしていません 次の組み合わせのコマンドを使用できます : storcli /cx set ds=off type= storcli /cx set ds=on type=1 2 [properties] storcli /cx set ds=on type=3 4 defaultldtype=<value> [properties] storcli /cx set ds=on [properties] 次のオプションを使用できます 表 47: Dimmer Switch 設定のオプション LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 135

136 Option Value Range Description dimmerswitch または ds type defaultldtype properties on off 1: Unconfigured 2: Hot spare 3: ロジカルドライブ 4: すべて auto: コントローラにより自動制御 none: 無効 max: 最大の節電機能を使用 maxnocache: 最大の節電かつキャッシュの書き込みも無効化 disableldps: 間隔を時間で指定 または hh:mm フォーマットで時間を指定 spinupdrivecount: ドライブ数を指定 SpinUpEncDelay: 遅延時間を秒で指定 Dimmwer Switch オプションの有効 無効を設定 Dimmer Switch 機能を有効にするドライブの状態種類を設定 ロジカルドライブのデフォルトを設定 節電動作させる時間を設定スピンアップするドライブ数を指定同時にスピンアップさせる間隔を指定 storcli/cx show DimmerSwitch(ds) このコマンドで 現在の Dimmer Switch 設定を表示します 入力例 : storcli/c0 show ds FBU( または BBU) のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/bbu show storcli /cx/bbu show all storcli /cx/bbu set autolearnmode=<value> storcli /cx/bbu set bbumode=<value> storcli /cx/bbu set learndelayinterval=<value> storcli /cx/bbu set powermode=sleep storcli /cx/bbu set writeaceess=sealed storcli /cx/bbu show modes storcli /cx/bbu show properties storcli /cx/bbu show status storcli /cx/bbu start learn コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/bbu show このコマンドで FBU/BBU の情報の概要を表示します 入力例 : storcli /c0/bbu show storcli /cx/bbu show all このコマンドで FBU/BBU のすべての情報を表示します 入力例 : storcli /c0/bbu show all LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 136

137 storcli /cx/bbu set autolearnmode=<value> このコマンドで 自動リキャリブレーション実行のモードを設定します 設定内容は 0 有効, 1- 無効, 2 警告のいずれかから選択してください 入力例 : storcli /c0/bbu set autolearnmode=0 storcli /cx/bbu set bbumode=<value> このコマンドで BBUのモードを設定します 入力例 : storcli /c0/bbu set bbumode=2 NOTE: BBUモードの設定は ibbu08/ibbu09またはその後継でのみサポートされています storcli /cx/bbu set learndelayinterval=<value> このコマンドで リキャリブレーションの遅延時間を設定します 値は 0~168 時間です 入力例 : storcli /c0/bbu set learndelayinterval=30 storcli /cx/bbu set powermode=sleep このコマンドで バッテリを保管用の省電力モードに設定します このモードは 5 秒後に自動的に解除されます 入力例 : storcli /c0/bbu set powermode=sleep storcli /cx/bbu set writeaccess=sealed このコマンドで gas gauge EEPROMへの書き込みアクセスを保護します NOTE: このコマンドは 一般に製造中に使用されます 入力例 : storcli /c0/bbu set writeaccess=sealed storcli /cx/bbu show modes このコマンドで モード設定を表示します 入力例 : storcli /c0/bbu show modes storcli /cx/bbu show properties このコマンドで リキャリブレーションのプロパティを表示します 入力例 : storcli /c0/bbu show properties storcli /cx/bbu show status このコマンドで バッテリの状態を表示します 入力例 : storcli /c0/bbu show status storcli /cx/bbu start learn このコマンドで リキャリブレーションを開始します 入力例 : storcli /c0/bbu start learn エンクロージャのコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/ex download src=filepath[forceactivate] storcli /cx/ex show all storcli /cx/ex show status コマンドの詳細は次のとおりです LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 137

138 storcli /cx/ex download src=filepath [forceactivate] このコマンドで エンクロージャのファームウェアをフラッシュします 次のオプションを使用できます 表 48: エンクロージャのコマンドオプション オプション値の範囲説明 forceactivate Command Discriptor Block (CDB) をモード 0x0F (flash download already in progress) で実行する NOTE: StorCLIは ファームウェアイメージの検証は行わず 指定されたファイルが正しいものとして動作します 入力例 : storcli /c0/e0 download src=c:\file2.bin storcli /cx/ex show all このコマンドで エンクロージャの Inqury データ エレメントなど すべての情報を表示します 入力例 : storcli /c0/e0 show all storcli /cx/ex show status このコマンドで エンクロージャとそのエレメントの状態を表示します 入力例 : storcli /c0/e0 show status PHY のコマンド 次のコマンドをサポートしています : storcli /cx/px pall set linkspeed=0(auto) storcli /cx/px pall show storcli /cx/px pall show all コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx/px pall set linkspeed=0(auto) このコマンドで PHY のリンク速度を設定します 速度を 1.5 Gb/s, 3 Gb/s, 6 Gb/s, 12 Gb/s, または 0 (auto) から選択してください 入力例 : storcli /c0/p0 set linkspeed=1.5 storcli /cx/px pall show このコマンドで PHY の基本情報を表示します 入力例 : storcli /c1/p0 show storcli /cx/px pall show all このコマンドで PHY のすべての情報を表示します 入力例 : storcli /c1/p0 show all コントローラログのコマンド次のコマンドをサポートしています : storcli /cx clear events storcli /cx delete termlog LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 138

139 storcli /cx show events file=<absolute path> storcli /cx show eventloginfo storcli /cx show termlog type=config contents コマンドの詳細は次のとおりです storcli /cx delete events このコマンドで すべてのログエントリを削除します 入力例 : storcli /c0 delete events storcli /cx delete termlog このコマンドで TTY ログ ( トラブルシューティングのためのファームウェアログ ) を消去します 入力例 : storcli /c0 delete termlog storcli /cx show events file=<absolute path> このコマンドで ログをテキストファイルへ保存します 入力例 : storcli /c0 show events file=c:\users\brohan\test\eventreports storcli /cx show eventloginfo このコマンドで 記録されたログの履歴を表示します 入力例 : storcli /c0 show eventloginfo type=config storcli /cx show termlog type=config contents このコマンドで TTY ログを表示します 入力例 : storcli /c0 show termlog type=contents よく使う操作の例 この項目では StorCLIでサポートされているコマンドを説明しています NOTE: StorCLIは 大文字 小文字を区別しません CAUTION: コマンドのオプションを誤ると コマンドが失敗します StorCli のバージョンを表示する 次のコマンドで コマンドラインツールのバージョンを表示します : Storcli -v StorCli のヘルプを表示する 次のコマンドで コマンドラインツールのヘルプを表示します : Storcli -h すべての StorCli コマンドに対してヘルプを表示できます システムの概要情報を表示する 次のコマンドで すべてのコントローラの概要を表示します : Storcli show [all] LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 139

140 コントローラ上の空きスペースを表示する 次のコマンドで コントローラ上にある空きスペースを表示します : Storcli /cx show freespace ロジカルドライブを追加する 次のコマンドで ロジカルドライブを作成します : Storcli /cx add vd type=raid[ ][Size=<9' B6]>,<9' B6]>,.. *all] [name=<9'1$0( >,..] drives=h:v H:V- [ H:V-[,\ [PDperArray=[ auto*] [SED] [pdcache=on off *default][pi] [DimmerSwitch(ds)=default automatic(auto) *none maximum(max) MaximumWithoutCaching(maxnocache)] [wt *wb awb] [nora *ra] [*direct cached] [strip=< ] [AfterVd=[] [Spares=[H:]V [H:]V- [ [H:]V-[,\] [force] ロジカルドライブを追加する際 次の入力を使用できます : - ロジカルドライブを追加する対象コントローラ - ロジカルドライブの RAID 種類 0, 1, 5, 6, 10, 50, 60 - ロジカルドライブのサイズ - ロジカルドライブ作成に使用する物理ドライブ drives= H:V H:V-[ H:V-[,\ このとき : H にエンクロージャ番号を指定 V にそのエンクロージャ上のスロット番号を指定 H:V-H[ は エンクロージャの複数スロットをまとめて指定する場合 - アレイ内の物理ドライブ数 - SED オプションを指定し セキュリティが有効なドライブを作成 - PDcache オプションを on または off に設定 - pi オプションで protection information を有効に設定 - Dimmer Switch で節電機能のポリシーを設定 - wt オプションで Write Back を無効化 - nora オプションで read ahead を無効化 - cached オプションで cached memory を無効化 - strip オプションで strip サイズを指定 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, AfterVdX オプションで 指定されたロジカルドライブの後の空き領域に作成 NOTE * と書かれているオプションは ロジカルドライブを作成する際のデフォルトを示します 値が指定されていない場合 デフォルト値が使用されます 例えば : /cx add vd type=r1 drives=0:10-15 WB Direct strip=64 このコマンドでは RAID1のRAIDボリュームを エンクロージャ0のスロット10 ~ 15の物理ドライブを使用して作成します ストライプサイズは64kbとなります ロジカルドライブのキャッシュポリシーを設定する 次のコマンドで ロジカルドライブのライトキャッシュポリシーを設定します : Storcli /cx /v([ all) set wrcache=wt wb awb このコマンドで wt (write through), wb (write back), awb (always write back) のいずれかに設定できます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 140

141 ロジカルドライブの情報を表示する 次のコマンドで コントローラ上のすべてのロジカルドライブの情報を表示します : storcli /cx /vall show [all] ロジカルドライブを削除する 次のコマンドでロジカルドライブを削除します : storcli /c[/v([ all) del [cc cachecade] ロジカルドライブを削除するとき 次の入力が必要です : - ロジカルドライブが存在している対象コントローラ - 削除する対象のロジカルドライブ または vall オプションを使用してすべてのロジカルドライブを指定 - cc または cachecade オプションで CacheCade ドライブが対象であることを指定 コントローラファームウェアの書き込み 次のコマンドで コントローラファームウェアを書き込みます : storcli /c[ download file=filepath [fwtype=<ydoxh>] [nosigchk] [noverchk][resetnow] 詳細は コントローラファームウェアのフラッシュのコマンド を参照してください CLI のエラーメッセージ この付録では エラーメッセージを一覧しています 番号 メッセージ文字列 0x00 Command completed successfully 0x01 Invalid command 0x02 DCMD opcode is invalid 0x03 Input parameters are invalid 0x04 Invalid sequence number 0x05 Abort isn't possible for the requested command 0x06 Application 'host' code not found 0x07 Application already in use - try later 0x08 Application not initialized 0x09 Given array index is invalid 0x0a Unable to add missing drive to array, as row has no empty slots 0x0b Some of the CFG resources conflict with each other or the current config 0x0c Invalid device ID / select-timeout 0x0d Drive is too small for requested operation 0x0e Flash memory allocation failed 0x0f Flash download already in progress 0x10 Flash operation failed 0x11 Flash image was bad 0x12 Downloaded flash image is incomplete 0x13 Flash OPEN was not done 0x14 Flash sequence is not active 0x15 Flush command failed LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 141

142 0x16 0x17 0x18 0x19 0x1a 0x1b 0x1c 0x1d 0x1e 0x1f 0x20 0x21 0x22 0x23 0x24 0x25 0x26 0x27 0x28 0x2d 0x2e 0x2f 0x30 0x31 0x32 0x33 0x34 0x35 0x36 0x37 0x38 0x39 0x3a 0x3b 0x3d 0x3e 0x3f 0x40 0x41 0x42 0x43 0x44 0x45 0x46 0x47 Specified application doesn't have host-resident code LD operation not possible - CC is in progress LD initialization in progress LBA is out of range Maximum LDs are already configured LD is not OPTIMAL LD Rebuild is in progress LD is undergoing reconstruction LD RAID level is wrong for requested operation Too many spares assigned Scratch memory not available - try command again later Error writing MFC data to SEEPROM Required HW is missing (i.e. Alarm or BBU) Item not found LD drives are not within an enclosure PD CLEAR operation is in progress Unable to use SATA(SAS) drive to replace SAS(SATA) Patrol Read is disabled Given row index is invalid SCSI command done, but non-good status was received-see mf.hdr.extstatus for SCSI_STATUS IO request for MFI_CMD_OP_PD_SCSI failed - see extstatus for DM error Matches SCSI RESERVATION_CONFLICT One or more of the flush operations failed Firmware real-time currently not set Command issues while firmware in wrong state (i.e., GET RECON when op not active) LD is not OFFLINE - IO not possible Peer controller rejected request (possibly due to resource conflict) Unable to inform peer of communication changes (retry might be appropriate) LD reservation already in progress I2C errors were detected PCI errors occurred during XOR/DMA operation Diagnostics failed - see event log for details Unable to process command as boot messages are pending Returned in case if foreign configurations are incomplete Returned in case if a command is tried on unsupported hardware CC scheduling is disabled PD CopyBack operation is in progress Selected more than one PD per array Microcode update operation failed Unable to process command as drive security feature is not enabled Controller already has a lock key Lock key cannot be backed-up Lock key backup cannot be verified Lock key from backup failed verification Rekey operation not allowed, unless controller already has a lock key LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 142

143 0x48 0x49 0x4a 0x4b 0x4c 0x4d 0x4e 0x4f 0x50 0x51 0x52 0x53 0x54 0x55 0x56 0x57 0x58 0x59 0x5a 0x5b 0x5c 0xFF 0x5d 0x5e 0x5f 0x60 0x61 0x62 0x63 0x64 0x65 0x66 0x67 0x68 0x69 0x6a 0x6b 0x6c 0x6d 0x6e 0x6f 0x70 0x71 Lock key is not valid, cannot authenticate Lock key from escrow cannot be used Lock key backup (pass-phrase) is required Secure LD exist LD secure operation is not allowed Reprovisioning is not allowed Drive security type (FDE or non-fde) is not appropriate for requested operation LD encryption type is not supported Cannot mix FDE and non-fde drives in same array Cannot mix secure and unsecured LD in same array Secret key not allowed Physical device errors were detected Controller has LD cache pinned Requested operation is already in progress Another power state set operation is in progress Power state of device is not correct No PD is available for patrol read Controller reset is required No EKM boot agent detected No space on the snapshot repository VD For consistency SET PiTs, some PiT creations might fail and some succeed Invalid status - used for polling command completion Secondary ibutton cannot be used and is incompatible with controller PFK doesn't match or cannot be applied to the controller Maximum allowed unconfigured (configurable) PDs exist IO metrics are not being collected AEC capture needs to be stopped before proceeding Unsupported level of protection information PDs in LD have incompatible EEDP types Request cannot be completed because protection information is not enabled PDs in LD have different block sizes LD Cached data is present on a (this) SSCD Config sequence number mismatch Flash image is not supported Controller cannot be online-reset Controller booted to safe mode, command is not supported in this mode SSC memory is unavailable to complete the operation Peer node is incompatible Dedicated hot spare assignment is limited to array(s) with same LDs. Signed component is not part of the image Authentication failure of the signed firmware image Flashing was ok but FW restart is not required, ex: No change in FW from current FW is in some form of restricted mode, example: passive in A/P HA mode LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 143

144 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 144

145 5. RAID 構成された物理ドライブの交換 概要 この章では 故障または故障予測が発生した物理ドライブの交換手順を説明しています 冗長性のあるロジカルドライブでは 故障したドライブの代わりに新しいドライブを接続することで 自動的にリビルドが行われます 冗長性のないロジカルドライブでは ドライブが故障した後はデータが失われているため そのロジカルドライブを一度削除した上で データをバックアップ等から復旧させる必要があります 以下の順に作業します 1. 故障または故障予測が発生した物理ドライブの搭載位置を Slot 番号等から特定します また 交換する物理ドライブが どのロジカルドライブに含まれているか またその RAID レベルを確認します 詳細は故障または故障予測が発生したドライブの特定を参照してください 2. 以下のいずれかの手順でドライブを交換します 交換対象がロジカルドライブ内の物理ドライブの場合 : - RAID の場合 : 冗長性があるロジカルドライブでの手順を参照してください - RAID0 の場合 : ロジカルドライブに冗長性がないロジカルドライブでの手順を参照してください 交換対象がホットスペアの場合 : - 物理ドライブを交換し ホットスペアに再設定してください NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書のグローバルホットスペアの作成または専用ホットスペアの管理 - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書の物理ドライブをグローバルホットスペアに設定するまたは物理ドライブを専用ホットスペアに設定する 故障または故障予測が発生したドライブの特定 故障した物理ドライブは 以下のいずれかの状態となります Failed Unconfigured Bad Missing Offline ドライブに対して 手動で Make Offline の操作をした場合 ( ドライブなし ) ドライブを認識していない場合故障予測が発生した物理ドライブは 追加の Status として 以下の状態となります S.M.A.R.T. Error その物理ドライブを含むロジカルドライブは 以下のいずれかの状態となります Online 物理ドライブは故障予測で まだ故障していない場合 Degraded Partial Degraded Failed Offline ( ロジカルドライブなし ) ロジカルドライブ配下の物理ドライブが動作していない場合 物理ドライブの状態やロジカルドライブの状態の詳細は それぞれのページを参照してください また 状態の表示方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - OOB を使用する場合は irmc のマニュアル LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 145

146 - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書の VD Mgmt メニューや PD Mgmt メニュー - HII Configuration Utility を使用する 場合はロジカルドライブの管理や物理ドライブの管理 冗長性があるロジカルドライブでの手順 冗長性があるロジカルドライブでは 以下の順に作業してください 1. 交換する対象以外の物理ドライブが 故障していないことを確認します これで ロジカルドライブ内で複数のドライブが故障することによるデータの消失を防ぎます 複数の物理ドライブが故障している場合 確実に作業するため 1 台ずつ行うことを推奨します NOTE: RAID 6 ロジカルドライブでは 最大 2 台までは物理ドライブが故障しても データが消失することはありません 2. 故障予測が発生している物理ドライブを交換する場合 交換する対象の物理ドライブの位置を特定するため 以下のいずれかを行います - 物理ドライブにロケートを操作し LED を点滅させる NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - OOB を使用する場合は irmc のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書の LED 点滅の操作 - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書の物理ドライブのロケート - 物理ドライブをオフラインに設定し LED を点灯させる NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書のドライブをオフラインにする - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書の物理ドライブをオフラインにする NOTE: ホットスペアが設定されている場合 ここでホットスペアのドライブへリビルドが開始されますが 交換する対象の物理ドライブは変わりません 3. 物理ドライブを 新しいものに交換します NOTE: ホットスワップがサポートされていないサーバでは サーバの電源を落とし 物理ドライブを交換した後 サーバの電源を入れてください 交換した物理ドライブへリビルドが開始されるか またはホットスペアへ設定されます 自動でリビルドが開始されなかった場合は Auto Rebuild 設定が無効化されている可能性があります この場合は手動でリビルドを開始してください NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書の物理ドライブのリビルドの実行 - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書の物理ドライブの手動リビルド 自動でホットスペアに設定されなかった場合は 手動でホットスペアに設定してください NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書のグローバルホットスペアの作成または専用ホットスペアの管理 LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 146

147 - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書の物理ドライブをグローバルホットスペアに設定するまたは物理ドライブを専用ホットスペアに設定する 4. リビルドが行われている場合 完了を待ちます 冗長性がないロジカルドライブでの手順 冗長性がないロジカルドライブでは 以下の順に作業してください 1. 故障予測が発生している物理ドライブを交換する場合 必要に応じて そのロジカルドライブにあるデータをバックアップします 2. ロジカルドライブが残っている場合 そのロジカルドライブを削除します NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書のロジカルドライブの削除 - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書のロジカルドライブの削除 3. 物理ドライブを 新しいものに交換します NOTE: ホットスワップがサポートされていないサーバでは サーバの電源を落とし 物理ドライブを交換した後 サーバの電源を入れてください 4. ロジカルドライブを再作成します NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書のロジカルドライブの作成または CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブの作成 - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書のロジカルドライブの手動作成または CacheCade Pro 2.0 ロジカルドライブの作成 5. バックアップから ロジカルドライブのデータを復旧させます LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 147

148 6. RAID コントローラ (PCI カード ) の交換 概要 この章では 故障した RAID コントローラ (PCI カード ) の交換手順を説明しています システムのログなどから あらかじめ交換する RAID コントローラの搭載位置を特定しておいてください 本手順は RAID コントローラの搭載位置が判明していることを前提としています RAID コントローラ (PCI カード ) 交換前に 故障または故障予測が発生したドライブが無いようにしてください 詳細は故障または故障予測が発生したドライブの特定を参照してください ただし リビルド中の RAID コントローラ (PCI カード ) 交換は可能です 交換後 リビルドは先頭から自動で再開されます RAID コントローラの交換 1. RAID コントローラのプロパティを確認します デフォルトから設定を変更している場合は RAID コントローラ (PCI カード ) 交換後の設定値の変更が必要になるため 設定値を控えて下さい 操作方法は Ctrl-R Utility を使用する場合はデバイスプロパティの参照と変更 HII Configuration Utility を使用する場合はコントローラの管理を参照してください 2. サーバの電源を落とし RAID コントローラを交換します SAS ケーブルやフラッシュモジュール (TFM / FBU) を取り外し 新しい RAID コントローラへ接続し直してください 物理的な交換の詳細な手順や注意事項は サーバ本体のマニュアルを参照してください その後 サーバの電源を入れます NOTE: この作業の後 FBU のリキャリブレーションが動作する場合があります リキャリブレーションは数分で完了するため 速やかにキャッシュメモリのデータ保護が可能になります 3. MegaRAID Advanced Software Options を使用している場合 新しい RAID コントローラでライセンスキーを Activate します MegaRAID Advanced Software Options を使用している場合 ライセンスキーが入力されるまで RAID コントローラ交換前の RAID 構成に戻せない場合があります NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書のソフトウェアライセンスの管理 - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書のソフトウェアライセンスの管理ライセンスキーの入力後 システムを再起動します 4. 新しい RAID コントローラでストレージ構成の状態を確認します すべてのドライブが Online になっていることを確認してください とくに OS 起動用ボリュームのストレージ構成は Online ( または 冗長性のあるロジカルドライブでは Degraded や Partial Degraded) になっていないと OS を起動することができません NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください - ServerView RAID Manager のマニュアル - OOB を使用する場合は irmc のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書の VD Mgmt メニューおよび PD Mgmt メニュー - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書のロジカルドライブの管理や物理ドライブの管理 5. Foreign Configuration が検出されている場合は それをインポートします NOTE: 操作方法は ご使用のツールに合わせて それぞれ以下を参照してください LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 148

149 - ServerView RAID Manager のマニュアル - Ctrl-R Utility を使用する場合は この文書の Foreign Configuration のインポートとクリア - HII Configuration Utility を使用する場合は この文書の Foreign Configuration の管理 図 94: Foreign Configuration (Ctrl-R Utility) 図 95: Foreign Configuration (HII Configuration Utility) 6. 新しい RAID コントローラでプロパティを設定します コントローラ交換前の設定値と交換後の設定値を確認し 必要に応じて変更してください 操作方法は デバイスプロパティの参照と変更 HII Configuration Utility を使用する場合はコントローラの管理を参照してください 7. RAID コントローラのファームウェアのアップデートを行います RAID コントローラ (PCI カード ) 交換後は ファームウェアを最新バージョンにアップデートする必要があります 別途指定する手順に従ってください LSI MegaRAID SAS 12G Software User Guide - 日本語 149

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