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1 連結 TAX-Saver 決算機能ユーザマニュアル Ver

2 目次 1. はじめに はじめに ドキュメントの見方 セルの説明 操作フロー 操作フロー 事前準備 ( 親会社 ) 決算向け申告の作成 決算向け申告の作成 ( 繰越 ) 注記の原因別内訳の設定 連結端数配賦先の設定 所得税額控除の銘柄 法人税繰越欠損金 事前準備 ( 各個社 ) 申告時法人情報 ( 収入割計算 ) 使用別表選択 事業所リストの登録 住民税繰越欠損金 事業税繰越欠損金 事業税の中間納付 住民税の中間納付 一時差異の区分名 一時差異とスケジューリング はじめに 一時差異回収計画シートの取得 一時差異の入力 一時差異の入力 ( その他有価証券評価差額金 ) 一時差異の入力 ( 土地再評価に係る繰延税金資産 ) 一時差異の入力 ( 注記の原因別内訳の科目名 ) 一時差異の入力 ( 繰越について ) 一時差異の入力 ( 前期決算と連結確定申告の差額調整について ) 一時差異の入力 ( 当期中の増減と四半期について ) 一時差異の入力 ( 未払事業税 ) スケジューリング 表面税率及び実効税率の入力 前期の繰延税金資産 負債の確認 法人税等調整額の確認 当期の繰延税金資産 負債の確認... 37

3 5.16. 一時差異回収計画シートの登録 税金計算 はじめに 税金計算シートの取得 個別所得の入力 外国の事業に帰属する所得の入力 永久差異区分の入力 税金計算シートの作業分担 交際費 寄付金の入力 受取配当金等の入力 ( 総資産の帳簿価額 ) 受取配当金等の入力 ( 循環計算 ) 受取配当金等の入力 ( 受取配当金等 ) 資本金等の入力 留保金課税の入力 使途秘匿金の入力 地方税に係る計算情報の入力 税額控除の入力 法人税等科目の入力 ( 前期 過年度法人税等精算調整 ) 法人税等科目の入力 ( 前期 過年度法人税等精算調整の未払事業税 ) 法人税等科目の入力 ( 前期 過年度法人税等精算調整の租税公課 ) 法人税等科目の入力 ( 所得税額 ) 法人税等科目の入力 ( 外国税額 ) 法人税等科目の入力 ( 中間の法人税 ) 法人税等科目の入力 ( 中間の住民税 ) 法人税等科目の入力 ( 中間の事業税 ) 仮払源泉税の入力 ( 所得税額 外国税額 ) 租税公課科目の入力 税金計算シートの登録 納税計算 納税計算 当期末の繰越欠損金控除未済残高 税金仕訳と税効果仕訳 計算結果のシートを取得 税金資料 未収未払税額確認書 税金 税効果仕訳 税金 税効果仕訳 ( 仮払源泉税 ) 注記 主な原因別の内訳 税率差異... 70

4 10. 繰越欠損金とスケジューリング はじめに 繰越欠損金回収計画シートの取得 適用税率の設定 前期末残と当期末残の一時差異の入力 スケジューリング 表面税率及び実効税率の説明 前期の繰延税金資産 負債の確認 繰越欠損金回収計画シートの登録 納税終了 連結確定申告へのデータ引き継ぎ 連結確定申告のウィザード機能 導入期の確認事項 導入期の確認事項 本文書に記載された製品名 技術名等は各社の商標 または登録商標です 本文書記載の内容は予告なく変更されることがあります また 一部記載についてはバージョンの違い等により 記載の内容と製品の動作が異なる場合があります その場合の動作は実製品の動作が正となります 本文書の無断複製 公開を禁じます ただし 正規ライセンスの下で利用される正規ユーザは そのシステムの利用者に対してシステムの利用法を伝達する目的に限り 改変無きことを条件として 本誌の複写の配布を認めます Microsoft, Windows, Microsoft Excel, Internet Explorer は 米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の 国における登録商標または商標です Adobe, Acrobat 及び Distiller は Adobe Systems Incorporated( アドビシス テムズ社 ) の商標です

5 改版履歴 日付 Version 内容 2016 /12 / 初版 2017 /2 / 仮払源泉税の入力 ( 所得税額 外国税額 ) 税金 税効果仕訳 ( 仮払源泉税 ) 章追加 章追加 2017 /6 / 平成 29 年度税制版

6 1. はじめに 1.1. はじめに 1. はじめに 1.1. はじめに連結 TAX-Saver を御導入いただきありがとうございます 本マニュアルは連結 TAX-Saver 決算機能の利用方法について 一般ユーザを対象として説明をします 本マニュアルの内容は連結 TAX-Saver の以下のバージョンを対象として記述しています 対象バージョン Ver 以降 1.2. ドキュメントの見方 本ドキュメントでは 以下のアイコンで注釈を入れています 章のトピックが記されています ( これを知っていると便利!) 章の注意事項が記されています 1.3. セルの説明 入力シートは以下の用途で色分けしています セルの色入力説明 白 : 入力項目 可 通常の入力可能セル 水色 : 固定 見出し 不可 見出しや説明等 入力が不要なセル 緑色 : 計算項目 不可 システムで計算を実施することにより自動的に値が決定するセル 橙色 : 繰越項目 桃色 : 上書可能項目 黄色 : 上書可能項目 可 可 前期データがある場合 最初から値が入っているセル ( 書き換えすることも可能 ) 計算により値が決定されるセル ( 緑と同じ ) ため入力は不要だが その結果の上書きが可能 ( 上書きセルはマクロにより黄色となります ) 1

7 2. 操作フロー 2.1. 操作フロー 2. 操作フロー 2.1. 操作フロー 操作順は以下の通りです 各章は操作順に記してあります 事前準備 前期の欠損金の登録 一時差異とスケジューリングの入力 税金計算の入力 納税計算の実施 税金仕訳資料 税効果仕訳資料 注記資料の出力 繰越欠損金の回収可能とするスケジューリング入力は 当期末控除未済残高が計算される 納税計算の実施 後に行い ます 2

8 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.1. 決算向け申告の作成 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.1. 決算向け申告の作成決算機能は 納税開始メニューから申告区分を 税金 税効果計算 を作成します 最後に 次へ ボタンをクリックします 図 1 前期決算情報を繰越す場合は 必ず 繰越元 で前期申告を選択してください 繰越は次章で説明受取配当金の控除所得税額算式では 所得税額控除 ( 別表 6の2(1)) の銘柄毎入力欄を個別法 / 簡便法のいずれかを選択します 次に実効税率の小数点 表面税率を設定します 最後に 登録 ボタンをクリックします 設定した小数点 表面税率は 全個社の一時差異回収計画シートの初期値として展開されます 図 2 3

9 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.1. 決算向け申告の作成 先ほど登録した申告を選択し 最後に 次へ ボタンをクリックします 図 3 初期の段階ではメール通知は不要ですので 納税処理完了通知の通知先を選択して下さい は 通知しない を選択し 最後に 開始 ボタンをクリックします 図 4 申告作成が開始され 平成 xx 年 xx 月期税金 税効果計算 ( 作成中 ) が消えれば 決算向け申告作成は完了です 4

10 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.1. 決算向け申告の作成 < 決算向け申告の確認方法 > 画面上部の 申告年度選択 をクリックし 先ほど作成した 税金 税効果計算 が選択できれば正しく申告が作成さ れています 図 5 5

11 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.2. 決算向け申告の作成 ( 繰越 ) 3.2. 決算向け申告の作成 ( 繰越 ) 繰越は前期の税金 税効果計算 ( 以降 前期決算 ) と 前期の連結確定申告 ( 以降 前期申告 ) を繰越元とします (*1) (*2) H30.3 月期税金 税効果計算 (*1). H29.3 月期税金 税効果計算 (*2). H29.3 月期連結確定申告 図 6 前期決算の繰越元はユーザが画面より選択して一意に決定されます ( 前章で説明 ) 前期申告の繰越対象はシステムが自 動的に判定します 申告 繰越元の判定条件 前期決算納税開始で入力した連結事業年度を当期とし 納税終了済の前期決算の正式申告を選択 ( ユーザ選択 ) 前期申告 納税開始で入力した連結事業年度を当期とし 納税終了済の前期決算の正式申告を選択 ( システム自動 判定 ) 正式申告とは 納税終了時に この申告を正式なものとして終了する に した申告です 6

12 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.3. 注記の原因別内訳の設定 図 注記の原因別内訳の設定 各個社が一時差異回収計画シートを取得前に必ず 注記の原因別内訳を設定します 設定方法は以下の通り 図 8 7

13 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.3. 注記の原因別内訳の設定 ( 省略 ) 個別登録 一括登録 図 9 属性流動資産固定資産流動負債固定負債 説明流動資産に表記されます 固定資産に表記されます 流動負債に表記されます 固定負債に表記されます 8

14 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.3. 注記の原因別内訳の設定 評価差損 評価差益 固定資産に表記されます 本属性はその他有価証券評価差額金の扱いです 固定負債に表記されます 本属性はその他有価証券評価差額金の扱いです 順番 表示順 印刷順 説明 入力向けの順番です 一時差異回収計画シート で昇順に表示されます 印刷向けの順番です 税率差異 ( 全社 ) リスト で昇順に印刷されます < 個別登録と一括登録 > 登録のインターフェースは 2 種類 画面から入力する個別登録 エクセルシートより入力する一括登録 一括登録後に 個別登録で追加 修正 削除など併用した運用が可能です 9

15 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.4. 連結端数配賦先の設定 3.4. 連結端数配賦先の設定例えば 連結法人税が 100,000 で 社数 3 社で同じ法人税個別帰属額の場合 各社 33,333 となり端数の 1 をどうするか? の設定を行います 税金計算ではこの端数 1 を親法人の法人税個別帰属額に寄せて法人税個別帰属額の合計が 100,000 とるように設定します 以下に設定方法を示します 左メニューの Ⅰ. 申告関連 3. 申告情報管理 編集対象の申告を選択し 編集 ボタンをクリックします 編集対象の申告は 本章で新たに作成した申告が対象です 図 10 連結端数配賦先を 親法人に配賦する を選択し 登録 ボタンをクリックします 図 11 10

16 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.5. 所得税額控除の銘柄 3.5. 所得税額控除の銘柄連結納税では 所得税額控除 ( 別表 6の2(1)) の銘柄を連結納税参加法人で銘柄を一致させる必要があります 以下に設定例を示します 例 ) 公社債 配当 投資信託 個別法 簡便法 個別法 設定方法は以下の通りです 設定後は 登録 ボタンをクリックします 図 12 11

17 3. 事前準備 ( 親会社 ) 3.6. 法人税繰越欠損金 3.6. 法人税繰越欠損金 対象別表 : 別表 7 の 2 付表 親法人が全個社分を入力します 図 13 非特定連結欠損金は 本書きのみ 内書は空白 特定連結欠損金は 本書きのうち特定連結欠損金を内書に入力します 通常 本書きと内書は同額です 12

18 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.1. 申告時法人情報 ( 収入割計算 ) 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.1. 申告時法人情報 ( 収入割計算 ) 収入割で計算するには 以下の操作を行います 事業種目 の 区分 を設定 図 14 課税基準 を 収入 に設定 図 15 収入割の課税標準は第六号様式の収入金額総額に入力します 13

19 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.2. 使用別表選択 4.2. 使用別表選択 使用別表選択画面より 使用する別表を選択します 各社ごとの選択については次ページを参考のこと ( 省略 ) 図 16 14

20 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.2. 使用別表選択 以下に各社ごとの選択を示します 別表 ID 別表名 親 子 税金計算 税金計算シート 一時差異回収計画 一時差異回収計画シート 7の2 付表 2 連結欠損金当期控除前の連結欠損金個別帰属額の調整計 第六号様式 道府県民税 事業税 地方法人特別税の中間 確定申告書 第六号様式別表二 控除対象個別帰属調整額の控除明細書 第六号様式別表二の二 控除対象個別帰属税額の控除明細書 第六号様式別表九 欠損金額等及び災害損失金の控除明細書 第二十号様式 市町村民税の中間 確定申告書 繰越欠損金回収計画 繰越欠損金回収計画シート 3の2 連結特定同族会社の連結留保金額に対する税額の計算に 3の2 付表 連結特定同族会社の連結留保金額に対する税額の個別帰 6(2) 付表 1 国外事業所等帰属所得に係る所得の金額の計算に関する 6(2) 付表 2 国外事業所等に帰せられるべき資本に対応する負債の利 6(2) 付表 3 国外事業所等帰属資本相当額の計算に関する明細書 6(2の2) 当期の控除対象外国法人税額又は個別控除対象外国法人 6(3) 外国税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度超過額等の (*) 6(3) 付表 1 地方税の控除限度額の計算の特例に関する明細書 6(4) 控除対象外国法人税額又は個別控除対象外国法人税額に 6(4の2) 外国子会社配当益金不算入の対象とならない損金算入配 6(5) 利子等に係る控除対象外国法人税額又は個別控除対象外 6の2(1) 連結事業年度における所得税額の控除に関する明細書 6の2(2) 連結事業年度における外国税額の控除に関する明細書 6の2(2) 付表 各連結法人の外国税額の控除に関する明細書 6の2(3) 試験研究費の総額に係る法人税額の特別控除に関する明細書 6の2(3) 付表 各連結法人の当期控除額の個別帰属額に関する明細書 6の2(4) 中小連結法人の試験研究費に係る法人税額の特別控除に 6の2(4) 付表 各連結法人の当期控除額の個別帰属額に関する明細書 6の2(5) 特別試験研究費に係る法人税額の特別控除に関する明細書 6の2(5) 付表 各連結法人の当期控除額の個別帰属額に関する明細書 6の2(6) 試験研究費の増加額等に係る法人税額の特別控除に関す 6の2(7) 試験研究を行った場合の法人税額の特別控除における各 6の2(8) エネルギー環境負荷低減推進設備等を取得した場合の法 6の2(8) 付表 エネルギー環境負荷低減推進設備等の取得価額に関する 6の2(9) 中小連結法人が機械等を取得した場合の法人税額の特別 6の2(9) 付表 機械等の取得価額及び連結繰越税額控除限度超過額に 6の2(10) 沖縄の特定地域において工業用機械等を取得した場合の 6の2(10) 付表 工業用機械等の取得価額に関する明細書 15

21 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.2. 使用別表選択 別表 ID 別表名 親 子 6の2(13) 国際戦略総合特別区域において機械等を取得した場合の 6の2(13) 付表 機械等の取得価額に関する明細書 6の2(16) 特定の地域において雇用者の数が増加した場合の法人税 6の2(16) 付表 1 各連結法人の基準雇用者数等 給与等支給額及び比較給 6の2(16) 付表 2 地方事業所特別控除限度額に係る加算対象税額控除限度 6の2(16) 付表 3 各連結法人の当期控除額の個別帰属額に関する明細 6の2(18) 特定中小連結法人が経営改善設備を取得した場合の法人 6の2(18) 付表 経営改善設備の取得価額に関する明細書 6の2(20) 雇用者給与等支給額が増加した場合の法人税額の特別控 6の2(20) 付表 各連結法人の個別給与控除額の計算に関する明細書 6の2(21) 生産性向上設備等を取得した場合の法人税額の特別控除 6の2(21) 付表 生産性向上設備等の取得価額に関する明細書 6の2(22) 復興産業集積区域等において機械等を取得した場合の法 6の2(22) 付表 機械等の取得価額に関する明細書 6の2(23) 復興産業集積区域において被災雇用者等を雇用した場合 6の2(24) 法人税の額から控除される特別控除額に関する明細書 6の2(24) 付表 前期繰越分に係る調整前連結税額超過構成額に関する明細書 第六号様式別表五の六 雇用者給与等支給額が増加した場合の付加価値額の控除 (*) 第七号の二様式別表一 控除余裕額又は控除限度額を超える外国税額の計算に関 (*) 第七号の二様式別表二 控除限度額の計算に関する明細書 第七号の二様式 ( その1) 外国の法人税等の額の控除に関する明細書 ( その1) 第七号の二様式 ( その2) 外国の法人税等の額の控除に関する明細書 ( その2) 第七号の三様式 特定寄附金を支出した場合の税額控除の計算に関する明細書 第二十号の四様式 外国の法人税等の額の控除に関する明細書 (*) 第二十号の四様式別表一 控除余裕額又は控除限度額を超える外国税額の計算に関 (*) 第二十号の四様式別表二 控除限度額の計算に関する明細書 (*1). (*) 付の別表は登録する入力シートはありません (*2). 背景色が灰色箇所は システムが出力制御で自動的にマークされる別表ですので 操作上はマーク不要です 16

22 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.3. 事業所リストの登録 4.3. 事業所リストの登録 各個社は 事業所リストを登録します 事業所リストを登録する目的は 各自治体の税金計算が行われますので より申告時に近い計算となります 図 17 ダウンロード ボタンをクリックすると 以下の事業所リストを取得できます 事業所の名称 住所 各税目の従業 員数を入力します 図 18 住所は 必ず都道府県名から入力します ん 行不足はエクセルの行挿入で増やせます NO が歯抜けやダブリがあってもシステムでは何ら問題とはなりませ 17

23 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.3. 事業所リストの登録 入力が完了後 事業所リストを登録します 参照 ボタンで入力した事業所リストを選択し 登録 ボタンをクリッ クします 図 19 < 事業所リスト登録の確認方法 > 最終更新日時が表示されると登録完了です 図 20 18

24 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.4. 住民税繰越欠損金 4.4. 住民税繰越欠損金対象別表 : 第六号様式別表二対象の個社が入力します 第六号様式別表二の二についても 対象の個社が入力します 図 事業税繰越欠損金 対象別表 : 第六号様式別表九 対象の個社が入力します 図 22 19

25 4. 事前準備 ( 各個社 ) 4.6. 事業税の中間納付 4.6. 事業税の中間納付 繰延税金資産の未払事業税を正しい計算を行うために 期中に中間納付した事業税を第六号様式に入力し 登録を行い ます 前期の未払事業税の納付は 次章で説明する 一時差異回収計画シート で入力します 4.7. 住民税の中間納付 税金仕訳を正しい計算を行うために 期中に中間納付した住民税を第六号様式 第二十号様式に入力し 登録を行います 自治体ごとに過払 未納が未収未払税額確認書にも集計され 各々の合計値が仕訳に展開されます 4.8. 一時差異の区分名導入時 ( 利用開始時 ) は 本マニュアルの 一時差異とスケジューリング 章の 一時差異の入力 ( 繰越について ) で説明がありますが 区分名 ( 科目名 ) で決算 申告の突合せをしますので 必ず同じ文字列にしてください エクセルのコピペで揃えると楽に合わせられます 20

26 5. 一時差異とスケジューリング 5.1. はじめに 5. 一時差異とスケジューリング 5.1. はじめに 操作フローは以下の通りです 前期末残と当期末残 前期のスケジューリ 前期の解消期の各 前期の繰延税金資 の一時差異の入力 ング入力 種税率入力 産 負債の確認 当期のスケジューリ 当期と解消期の各 当期の繰延税金資 ング入力 (*1) 種税率入力 産 負債の確認 前章の 事前準備 ( 親会社 ) 実施後に本章を運用してください 本入力シートで選択する 原因別内訳の科目は取得前に設定が必須です 5.2. 一時差異回収計画シートの取得 入力シート取得の画面から 一時差異回収計画シート を取得します 全個社が対象です 図 23 21

27 5. 一時差異とスケジューリング 5.3. 一時差異の入力 5.3. 一時差異の入力 対象別表 : 一時差異回収計画シート 対象シート : 一時差異 ( 省略 ) 図 24 22

28 5. 一時差異とスケジューリング 5.3. 一時差異の入力 < 属性について> 属性の種類は以下の通りです 属性 所得計算への影響 入力の留意点 1 流動資産 法人税調整額へ影響がある プラスを基礎として入力 2 固定資産 法人税調整額へ影響がある マイナスを基礎として入力 3 流動負債 法人税調整額へ影響がある プラスを基礎として入力 4 固定負債 法人税調整額へ影響がある マイナスを基礎として入力 5 評価差損 法人税調整額へは影響がない プラスを基礎として入力 6 評価差益 法人税調整額へは影響がない マイナスを基礎として入力 7 永久差異 永久差異として所得計算へ影響がある プラスを基礎として入力 8 ( 空白 ) 繰延税金資産 負債の計算はしない 特になし < 属性による所得計算への影響について > 一時差異は 納税計算後に所得計算シートのピンク箇所に自動移記されます 以下は 前ページ例が移記されたサンプルです 図 25 23

29 5. 一時差異とスケジューリング 5.4. 一時差異の入力 ( その他有価証券評価差額金 ) 5.4. 一時差異の入力 ( その他有価証券評価差額金 ) 対象別表 : 一時差異回収計画シート 対象シート : 一時差異 繰延税金資産 負債を計算する投資有価証券について 属性を 評価差損 評価差益 とし 関連する区分名や繰延税金 資産 負債の計算を行わない区分名については ( 空白 ) を設定します 例 ) 区分名 属性 期首 1 投資有価証券 評価差損 4,376,000,000 2 繰延税金資産 ( 空白 ) 1,275,200,000 3 その他有価証券評価差額金 ( 空白 ) 3,100,800,000 4 投資有価証券 評価差益 849,000,000 5 繰延税金負債 ( 空白 ) 270,661,200 6 その他有価証券評価差額金 ( 空白 ) 578,338,800 < 属性とその振る舞い> 以下の仕訳を自動計上します システムでは (*1) は評価差損 評価差益の属性で設定した数字より実効税率を乗じ て求めています また (*2) は 貸借残高で求めます 仕訳 ( 借方 ) ( 貸方 ) 減少 投資有価証券 4,376,000,000 繰延税金資産 ( 固定 )(*1) 1,275,200,000 その他有価証券評価差額金 (*2) 3,100,800,000 繰延税金負債 ( 固定 )(*1) 270,661,200 投資有価証券 849,000,000 その他有価証券評価差額金 (*2) 578,338,800 合計 8,034,265,600 合計 8,034,265,600 < 繰延税金資産 負債をネットで計算 > 時価 / 簿価差分をネットした投資有価証券を評価差損 評価差益のいずれかで選択します 回収可能性に有無に係らず 属性に設定された区分名の数字について同様に計算されます 区分名 属性 期首 1 投資有価証券 評価差損 3,527,000,000 2 繰延税金資産 ( 空白 ) 1,004,538,800 3 その他有価証券評価差額金 ( 空白 ) 2,522,461,200 仕訳 ( 借方 ) ( 貸方 ) 減少 投資有価証券 3,527,000,000 繰延税金資産 ( 固定 ) 1,004,538,800 その他有価証券評価差額金 2,522,461,200 合計 3,527,000,000 合計 3,527,000, 一時差異の入力 ( 土地再評価に係る繰延税金資産 ) 本バージョンでは未対応です 24

30 5. 一時差異とスケジューリング 5.6. 一時差異の入力 ( 注記の原因別内訳の科目名 ) 5.6. 一時差異の入力 ( 注記の原因別内訳の科目名 ) 対象別表 : 一時差異回収計画シート 対象シート : 一時差異 < 注記の原因別内訳の科目名 > 事前準備 ( 親会社 ) で設定した科目名が選択表示されますので 各個社が一意に選択します ( 省略 ) 図 26 25

31 5. 一時差異とスケジューリング 5.6. 一時差異の入力 ( 注記の原因別内訳の科目名 ) 注記の原因別内訳の科目名の設定は以下の通り ( 省略 ) 図 27 26

32 5. 一時差異とスケジューリング 5.7. 一時差異の入力 ( 繰越について ) 5.7. 一時差異の入力 ( 繰越について ) 対象別表 : 一時差異回収計画シート 対象シート : 一時差異 < 繰越について> 繰越元は 前期決算の期末決算繰越残高と 前期申告の期末申告繰越残高が繰越されます 図 28 区分名 ( 科目名 ) で突合せをしますので 必ず同じ文字列にしてください 導入時はエクセルのコピペで揃えると楽に合わせられます 突合せできない場合は 漏れなく繰越されますが どちらかの期首地は空白となります < 区分名について> 前期決算の区分名と 前期申告 ( 別表 5の2(1) 付表 1) の区分名を突合します 固定の区分名 ( 背景色が水色 ) は別表 5の2(1) 付表 1の固定の区分名です 以外の区分名については揃えて入力することをお奨めします 翌期以降の区分名は繰越されます 突合状態 結果 1 前期決算と前期申告の区分名が一致 前期決算時繰越残高と前期申告時繰越残高の対比が行われる 2 前期決算と前期申告の区分名が不一致 前期決算時繰越残高若しくは 前期申告時繰越残高が別行で表記さ れるため対比ができない 但し 繰越残高の抜け落ちはない 対処として 区分名のヅレ修正及び繰越残高を手修正が必要である 27

33 5. 一時差異とスケジューリング 5.8. 一時差異の入力 ( 前期決算と連結確定申告の差額調整について ) 5.8. 一時差異の入力 ( 前期決算と連結確定申告の差額調整について ) 対象別表 : 一時差異回収計画シート対象シート : 一時差異導入時は 前期決算時繰越残高 欄 前期申告時繰越残高 欄の両方を入力します 翌期はどちらも繰越されます 差額は 増加 ( 申告 決算 ) 欄で計算され 第 1 四半期に自動で加算されます 図 29 28

34 5. 一時差異とスケジューリング 5.9. 一時差異の入力 ( 当期中の増減と四半期について ) 5.9. 一時差異の入力 ( 当期中の増減と四半期について ) 対象別表 : 一時差異回収計画シート 対象シート : 一時差異 < 当期中の増減について> 右端の合計欄を年税額とし四半期単位に入力します 図 30 四半期の集計は以下のように変更することで 当期減少欄 当期増加欄に集計されます 連結事業年度 (*1) を四半期の期間にすることで 上記決算期の初期値が変更されます (*1). 連結事業年度とは 納税開始時に例えば H28.4.1~H とすれば第 3 四半期となります 29

35 5. 一時差異とスケジューリング 一時差異の入力 ( 未払事業税 ) 一時差異の入力 ( 未払事業税 ) 対象別表 : 一時差異回収計画シート対象シート : 一時差異未払事業税の当期増加は納税計算実施により自動的に計算されます ( 省略 ) 図 31 減少欄 当期欄 計算 本シートの前期決算時繰越残高が全額移記 増加欄 上段未収未払税額確認書の納付税額が移記 ( 計算は当期事業税年税額 第六号様式 ( 中間 ) の入力値 ) (*1) 下段 前期 過年度の未払事業税調整額で 税金計算シート の期中法人税等入力シートの未払事業税 の合計が移記 (*1). 上段と下段の合計が当期の増加 30

36 5. 一時差異とスケジューリング スケジューリング スケジューリング対象別表 : 一時差異回収計画シート対象シート :( 前期 ) スケジューリング ( 当期 ) スケジューリング解消スケジュールを入力します 回収可能性の判断は 連結 TAX-Saver 回収可能性検討ユーザマニュアル を参照のこと ( 省略 ) 図 32 スケジューリングは+1 期 ~+10 期 +10 期超 長期 スケジュール不能があります 合計 13 期分のシミュレーションができます スケジュール不能は残高が自動的に計上されます 回収可能有無の は を選択すると自動的に評価性引当額の扱いになります 未払事業税は (+1) 期に自動的に 全額が回収可能としスケジューリングされます 31

37 5. 一時差異とスケジューリング 表面税率及び実効税率の入力 表面税率及び実効税率の入力対象別表 : 一時差異回収計画シート対象シート :( 前期 ) 繰延税金資産 ( 当期 ) 繰延税金資産表面税率を入力します 各種実効税率は自動計算されます ( 省略 ) 図 33 < 本シートの税率の影響について> 税率差異の法定実効税率や論理計算で使用する各率は ( 当期 ) 繰延税金資産 シートの当期欄です 税目ごとの繰越欠損金の繰延税金資産で使用する税率は 本シートの税率が自動的に適用されます 32

38 5. 一時差異とスケジューリング 表面税率及び実効税率の入力 < 税率差異への影響 > 事業税率や各実効税率 ( ピンク箇所 ) を上書きした場合 表面税率からの計算値と相違すると 税率差異で誤差が大きくなります 表面税率からの計算値と 上書きした実効税率との差があるため 税率差異の誤差は大きい 表面税率のみで調整しているため 税率差異の誤差は小さい < 税率差異への影響 > 地方法人特別税を廃止する場合は 超過と標準の事業税率を同じ率にし 地方法人特別税を 0% にしま す 超過と標準の事業税率が相違すると 税率差異で誤差が大きくなります 33

39 5. 一時差異とスケジューリング 前期の繰延税金資産 負債の確認 前期の繰延税金資産 負債の確認 対象別表 : 一時差異回収計画シート 対象シート :( 前期 ) 繰延税金資産 ( 省略 ) 図 34 導入期は前期の繰延税金資産を必ず一致させます [z] 欄に 繰延税金資産と繰延税金負債の合計 があります これは純額です 前期計上した繰延税金資産 繰延税金負債と一致しているか必ず確認します 確認方法は次ページを参照のこと 34

40 5. 一時差異とスケジューリング 前期の繰延税金資産 負債の確認 以下は 上図を拡大したものです 図 35 上図を仕訳にすると以下になりますので その観点で確認します ( 借方 ) ( 貸方 ) 減少 法人税等調整額 1,052,040,000 繰延税金資産 ( 流動 ) 1,052,040,000 法人税等調整額 1,789,105,600 繰延税金資産 ( 固定 ) 1,789,105,600 投資有価証券 4,376,000,000 繰延税金資産 ( 固定 ) 1,275,200,000 その他有価証券評価差額金 3,100,800,000 繰延税金負債 ( 流動 ) 31,880,000 法人税等調整額 31,880,000 繰延税金負債 ( 固定 ) 0 法人税等調整額 0 繰延税金負債 ( 固定 ) 270,661,200 投資有価証券 849,000,000 その他有価証券評価差額金 578,338,800 合計 8,034,265,600 合計 8,034,265,600 差異がある場合は解消期の税率が誤っていることが考えられますので 税率の見直しをします 法人税実効税率で計算する場合 : 本シートの繰延税金資産 繰延税金負債の計算で使用される率は 解消期の法定実効税率 ( 法人税率に加え 住民税率や事業税率を含めた実効税率 ) が適用されます そのため 個社によっては法人税実効税率 ( 法人税率のみで計算した実効税率 ) で繰延税金資産を計算する場合は 法定実効税率欄を法人税実効税率になるように変更します 資産と負債で率を変更する 又は科目によって率を変更する場合 : 使用していない解消期を使って法定実効税率の欄をパターン化して スケジューリングします 35

41 5. 一時差異とスケジューリング 法人税等調整額の確認 法人税等調整額の確認 対象別表 : 一時差異回収計画シート 対象シート : 一時差異 ( 省略 ) 所得計算シートへ自動移行される項目 図 36 一時差異回収計画シート 税金計算シート 永久差異の科目所得への影響 ( 加算 減算合計 ) (P/L) 役員給与の損金不算入額などの永久差異 ( 加算 ) 4,000,000 将来減算一時差異所得への影響 ( 加算 減算合計 ) (P/L) 将来減算一時差異 ( 加算 ) 426,000,000 36

42 5. 一時差異とスケジューリング 当期の繰延税金資産 負債の確認 当期の繰延税金資産 負債の確認 対象別表 : 一時差異回収計画シート 対象シート : 原因別内訳 ( 省略 ) 図 37 以下の仕訳になりますので その観点で確認します ( 借方 ) ( 貸方 ) 減少 法人税等調整額 1,052,040,000 繰延税金資産 ( 流動 ) 1,052,040,000 法人税等調整額 1,789,105,600 繰延税金資産 ( 固定 ) 1,789,105,600 投資有価証券 4,376,000,000 繰延税金資産 ( 固定 )(*1) 1,275,200,000 その他有価証券評価差額金 (*1) 3,100,800,000 繰延税金負債 ( 流動 ) 31,880,000 法人税等調整額 31,880,000 繰延税金負債 ( 固定 ) 0 法人税等調整額 0 繰延税金負債 ( 固定 )(*1) 270,661,200 投資有価証券 849,000,000 その他有価証券評価差額金 (*1) 578,338,800 合計 8,034,265,600 合計 8,034,265,600 増加 延税金資産 ( 流動 ) 991,141,422 法人税等調整額 991,141,422 繰延税金資産 ( 固定 ) 1,736,697,800 法人税等調整額 1,736,697,800 37

43 5. 一時差異とスケジューリング 一時差異回収計画シートの登録 繰延税金資産 ( 固定 ) 1,366,200,000 投資有価証券 4,576,000,000 その他有価証券評価差額金 3,209,800,000 法人税等調整額 45,885,000 繰延税金負債 ( 流動 ) 45,885,000 法人税等調整額 0 繰延税金負債 ( 固定 ) 0 投資有価証券 1,049,000,000 繰延税金負債 ( 固定 ) 318,476,400 その他有価証券評価差額金 730,523,600 合計 8,322,032,890 合計 8,322,032,890 (*1). 前期の戻入額は計算値です 投資有価証券 a/c 対象別表 : 一時差異回収計画シート対象シート : 一時差異以下の うち 評価差損 うち 評価差益 の数字が仕訳に使用されます ( 省略 ) 図 一時差異回収計画シートの登録 対象別表 : 一時差異回収計画シート 上記シートの登録を行います 38

44 6. 税金計算 6.1. はじめに 6. 税金計算 6.1. はじめに 操作フローは以下の通りです 個別所得の入力 交際費 寄付金の 受取配当金等の入 地方税情報や資本 入力 力 金の入力 納税計算 税額の確認 上図は 基本の操作フローです 税額控除方式による所得税額控除 外国税額控除 他控除系などは専 用の入力シートの登録が必要です 6.2. 税金計算シートの取得 入力シート取得の画面から 税金計算シート を取得します 図 39 39

45 6. 税金計算 6.3. 個別所得の入力 6.3. 個別所得の入力 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 所得計算シート 図 40 上図のピンク箇所は 初期の段階では空白ですが 移記元のシートを登録し 納税計算後に本シートを再取得すると値が入ります ( 以降 書き戻しと表記します ) 書き戻しされる区分は以下の通り 区分 移記元のシート 1 将来減算一時差異 [2.01] 一時差異回収計画シートの 一時差異 2 役員給与の損金不算入額などの永久差異 [2.02] 一時差異回収計画シートの 一時差異 3 前期の事業税等の金額 [3.02] 一時差異回収計画シートの 一時差異 4 中間の事業税等の金額 [3.03] 第六号様式シートの 事業税 40

46 6. 税金計算 6.4. 外国の事業に帰属する所得の入力 6.4. 外国の事業に帰属する所得の入力対象別表 : 税金計算シート対象シート : 所得計算シート法第 72 条の 24 前段に規定する区分計算の方法によって事業税に係る所得計算をする場合には外国の事業に帰属する所得から当該所得に対して課せられた外国法人税の額を控除した額を 外国の事業に帰属する所得 欄に入力します 尚 本記述は東京都の第六号様式別表五の記載の手引き 外国の事業に帰属する所得 を引用しています 図 41 事業税の課税標準を減少させる額をプラスで入力します 41

47 6. 税金計算 6.5. 永久差異区分の入力 6.5. 永久差異区分の入力 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 所得計算シート 図 42 入力した数字が税率差異の要因の観点で 永久差異とする場合には 永久差異 とし 永久差異にしない場合は 空白 に設定します 水色箇所は 空白 と同じです 尚 永久差異の計算で使用される率は 当期の法定実効税率が適用されます 6.6. 税金計算シートの作業分担 以下の運用で簡単に本シートの入力を子会社に振ることができます 図 43 上図点線箇所の update read only を変更できるのは親会社のみです 属性 update read only 説明 親会社 子会社が登録 子会社が登録 親会社は登録できない 運用例 ) 子 1 会社は子 1 会社担当者が登録 他の会社は親会社で登録の場合 子 1 会社を read only とし 他の会社は update と設定することで 親会社と子 1 会社との二重登録を回避しま す 42

48 6. 税金計算 6.6. 税金計算シートの作業分担 子 1 会社の入力は以下の通りです 図 44 43

49 6. 税金計算 6.7. 交際費 寄付金の入力 6.7. 交際費 寄付金の入力 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 交際費 寄付金入力シート 図 45 必要箇所に入力します 連結納税の限度額で計算され 自動的に損金不算入額が所得に影響されます 44

50 6. 税金計算 6.8. 受取配当金等の入力 ( 総資産の帳簿価額 ) 6.8. 受取配当金等の入力 ( 総資産の帳簿価額 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 受取配当金の益金不算入の入力シート 受取配当金の益金不算入の計算で必要な総資産の帳簿価額を入力します 本別表を使う連結納税グループは全個社が入 力の必要があります 図 46 グループ全体の総資産の帳簿価額で計算され 自動的に益金不算入額が所得に影響されます 連結納税初年度の前期末現在額の総資産の帳簿価額は 0 です ( 法令 155 の 8 一 ) 当期末現在額においては グループ全体の数字にするために受取配当金のない子会社も入力します 45

51 6. 税金計算 6.9. 受取配当金等の入力 ( 循環計算 ) 6.9. 受取配当金等の入力 ( 循環計算 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 受取配当金の益金不算入の入力シート 当期末現在額で 総資産の帳簿価額の循環計算を実施する場合は入力シート左上のチェックボックスをチェックします チェックすると繰延税金資産や法人税個別帰属額の未収入金が自動移記されます 納税計算を 2~3 回連続実施すること で未払事業税の変動がなくなります 効率的な循環計算を行うために 納税計算をスケジュールすることをお奨めします 終了予定時間を考慮して 2 回目 3 回目のスケジューリングを設定します 図 47 夜間に設定しておくことで 朝には循環計算済の繰延税金資産 未収入金 ( 法人税個別帰属額 ) が計算されます 46

52 6. 税金計算 受取配当金等の入力 ( 受取配当金等 ) 受取配当金等の入力 ( 受取配当金等 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 受取配当金の益金不算入の入力シート 図 48 必要箇所に入力します グループ全体の総資産の帳簿価額で計算され 自動的に益金不算入額が所得に影響されます 資本金等の入力 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 地方税情報入力シート 図 49 資本金等の情報を入力します 連結法人税 法人地方税の計算でシステムが参照します 47

53 6. 税金計算 留保金課税の入力 留保金課税の入力対象別表 : 税金計算シート対象シート : 地方税情報入力シート留保金課税の計算の手順は以下の通りです 手順 操作 1 特定同族会社の判定で 特定同族会社 に設定します ( 以下の図 ) 設定する法人は親会社のみです 2 別表 3 の 2 別表 3 の 2 付表を登録します 操作方法は連結確定申告と同じです 留保金課税の計算を行わない場合は 以下図のように空白とします ( 省略 ) 図 使途秘匿金の入力対象別表 : なし対象シート : なし使途秘匿金の計算を行う場合は 個社申告情報の使途秘匿金を入力します 図 51 48

54 6. 税金計算 地方税に係る計算情報の入力 地方税に係る計算情報の入力 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 地方税情報入力シート ( 省略 ) 必要箇所に入力します 各項目の説明を以下に示します 図 52 名称 東京都均等割り計算情報 付加価値割に係る計算情報 説明 第 6 号別表 4 の 3 に記載する東京都の均等割額の合計 第 6 号別表 5 の 2 に記載する 単年度損益以外の各税目 1 酬給与額 2 支払利子 3 支払家賃 資本割に係る計算情報 第 6 号別表 5 の 2 に記載する 単年度損益以外の各税目 12 資本金等の額 都道府県 市町村の均等割額は自動的に年税額が適用されますが 東京都のみ本シートで手入力します 税額控除の入力対象別表 : 別表 6の2 系対象シート : 別表入力シートに準ずる税額控除を行う別表を登録します 操作方法は連結確定申告と同じです 49

55 6. 税金計算 法人税等科目の入力 ( 前期 過年度法人税等精算調整 ) 法人税等科目の入力 ( 前期 過年度法人税等精算調整 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 期中法人税等入力シート ( 省略 ) 図 53 必要箇所に入力します 法人税等の合計 は税率差異向けの法人税等負担率の計算で使用されます 50

56 6. 税金計算 法人税等科目の入力 ( 前期 過年度法人税等精算調整の未払事業税 ) 法人税等科目の入力 ( 前期 過年度法人税等精算調整の未払事業税 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 期中法人税等入力シート 図 54 精算超額額が当期未納の場合は 未払事業税に含める を選択します 未払事業税の繰延税金資産の計算に使用されま す 法人税等科目の入力 ( 前期 過年度法人税等精算調整の租税公課 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 期中法人税等入力シート 図 55 事業税 ( 外形標準課税 ) 欄に入力した数字は 上記の期中に 租税公課科目で処理した前期 過年度の修正額に移記され 所得計算シートの加算欄へ移記されます < 所得計算への影響 > ( 加算 ) 租税公課に計上した外形標準課税の金額 ( 租税公課 ) 本章 ( 減算 ) 法人税等で計上した前期 過年度の事業税の金額 ( 租税公課含む事業税 ) 51

57 6. 税金計算 法人税等科目の入力 ( 所得税額 ) 法人税等科目の入力 ( 所得税額 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 期中法人税等入力シート ( 省略 ) 所得税額は損金算入方式 / 税額控除方式を選択できます 図 56 図 57 損金算入方式で計算する場合は 会計処理した所得税額を本シートに入力します 本シートの合計が所得計算シートの減算欄へ移記されます 税額控除方式で計算する場合は 会計処理した所得税額を本シートに入力します 本シートの合計が会計値です 所得税額控除は別表 6の2(1) を使用します 税額控除方式で控除対象外となった所得税は所得計算シートの減算欄へ移記されます < 税額控除方式の税率差異への影響 > ( 税率差異 のその他) 法人税等に計上された所得税のうち未控除分 ( 税率差異 のその他) 損金算入された所得税の法人 住民実効税率分 (* 符号反転 ) ( 法人税等負担率の法人税等 a/c) 会計計上額を加算 < 税額控除方式の所得計算への影響 > ( 所得の減算 ) 税額控除方式で控除対象外となった所得税 52

58 6. 税金計算 法人税等科目の入力 ( 外国税額 ) 法人税等科目の入力 ( 外国税額 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 期中法人税等入力シート ( 省略 ) 外国税額は損金算入方式 / 税額控除方式を選択できます 図 58 図 59 損金算入方式で計算する場合は 会計処理した外国税額を本シートに入力します 本シートの合計が所得計算シートの減算欄へ移記されます 税額控除方式で計算する場合は 会計処理した外国税額を本シートに入力します 本シートの合計が会計値です 外国税額控除は別表 6(4) 別表 6の2(2) 付表などを使用します 使用する別表については税制によって異なります 操作方法は連結確定申告と同じです < 税額控除方式の税率差異への影響 > ( 税率差異 のその他) 法人税等に計上された外国税のうち未控除分 ( 税率差異 のその他) 外国の法人税等の額の住民税控除額 (* 符号反転 ) ( 法人税等負担率の法人税等 a/c) 会計計上額を加算 < 税額控除方式の所得計算への影響 > なし 53

59 6. 税金計算 法人税等科目の入力 ( 中間の法人税 ) 法人税等科目の入力 ( 中間の法人税 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 期中法人税等入力シート ( 省略 ) 図 中間納付した連結法人税額及び連結地方法人税額親会社が中間納付した納付額を入力します 中間納付しなかった場合は入力不要です 中間で精算した連結法人税個別帰属額及び連結地方法人税個別帰属額子会社欄は期中に精算 ( 親子間で資金の精算 ) した法人税個別帰属額及び連結地方法人個別帰属税の合計を入力します 支払額 / 受取額は子会社視点で判断します 尚 期中精算しない場合は入力不要です 親会社欄は資金の精算がありませんが 次の計算が行われます ( 親会社が中間納付した納付額 各子会社の法人税個別帰属額及び連結地方法人個別帰属税の合計 ) 本章の計算上での影響 計算での影響はありません 仕訳 ( 貸方 ) に反映されます 法人税等科目の入力 ( 中間の住民税 ) 対象別表 : 第六号様式入力シート 第二十号様式入力シート 対象シート : 都道府県民税 市町村民税 各税目の中間納付額を入力します 本章の計算上での影響 計算での影響はありません 仕訳 ( 貸方 過払 / 未納 ) に反映されます 54

60 6. 税金計算 法人税等科目の入力 ( 中間の事業税 ) 法人税等科目の入力 ( 中間の事業税 ) 対象別表 : 第六号様式入力シート 対象シート : 事業税 各税目の中間納付額を入力します 本章の計算上での影響 繰延税金資産の計算で使用する未払事業税に影響があります 仕訳 ( 貸方 過払 / 未納 ) に反映されます 繰延税金資産の計算に影響があります 必ず登録します 仮払源泉税の入力 ( 所得税額 外国税額 ) 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 期中法人税等入力シート ( 省略 ) 図 61 期中科目を仮払源泉税などの B/S 科目を使用している場合は 仮払源泉税 を選択します 図 62 55

61 6. 税金計算 仮払源泉税の入力 ( 所得税額 外国税額 ) 仮払源泉税 を選択した場合を以下に示します < 所得税額仕訳 > 納税計算後に以下の仕訳が自動計上されます 借方 貸方 租税公課 (*1) 500,000 仮払源泉税 21,500,000 法人税等 (*2) 21,000,000 (*1). 租税公課は所得税のうち未控除分 (*2). 当期所得税額控除額 < 所得税額税額控除方式の税率差異への影響 > ( 税率差異 の税引き前当期純利益) 税引き前当期純利益から租税公課 (*1) を減算 ( 税率差異 のその他) 損金算入された所得税の法人 住民実効税率分 (* 符号反転 ) ( 法人税等負担率の法人税等 a/c) 計算された法人税等 (*2) を加算 < 所得税額税額控除方式の所得計算への影響 > なし < 外国税額仕訳 > 納税計算後に以下の仕訳が自動計上されます 借方 貸方 租税公課 (*3) 300,000 仮払源泉税 3,300,000 法人税等 (*4) 3,000,000 (*3). 租税公課は外国税のうち未控除分 (*4). 当期外国税額控除額 < 外国税額税額控除方式の税率差異への影響 > ( 税率差異 の税引き前当期純利益) 税引き前当期純利益から租税公課 (*3) を減算 ( 税率差異 のその他) 外国の法人税等の額の住民税控除額 (* 符号反転 ) ( 法人税等負担率の法人税等 a/c) 計算された法人税等 (*4) を加算 < 外国税額税額控除方式の所得計算への影響 > なし 但し 過年度繰越分の外国税額の控除が可能になる場合は 税引き前当期純利益を加算調整します 借方 貸方 租税公課 (*5) 700,000 仮払源泉税 3,300,000 法人税等 (*6) 4,000,000 (*5). 租税公課は当期外国税額控除額 - 仮払源泉税 (*6). 当期外国税額控除額 本システムでは 繰延税金資産の計算には影響させません 56

62 6. 税金計算 租税公課科目の入力 租税公課科目の入力 対象別表 : 税金計算シート 対象シート : 期中租税公課入力シート 図 63 期中に 租税公課で処理した計上額を入力してください 当期の年税額を基とした四半期 / 月額で計上済額を入力します 中間納付後で計上額とのギャップがあれば 第 2 四半期で調整し 第 2 四半期までは実績値とします 期中に 租税公課で処理した前期 過年度の修正額前期 過年度の修正額が移記されます 本章の計算上での影響 ( 所得への影響アリ ) 所得計算シート 加算欄へ移記されます ( 税率差異への影響アリ ) 以下のシートに影響があります 対象別表 : 税率差異リスト対象シート : 税率差異シート未計上租税公課 ( 当期外形標準課税の年税額 本シートの年合計 ) が計算され当期利益が変動します 仕訳への影響はありません 57

63 6. 税金計算 税金計算シートの登録 税金計算シートの登録 対象別表 : 税金計算シート 上記シートの登録を行います 58

64 7. 納税計算 7.1. 納税計算 7. 納税計算 7.1. 納税計算 税金計算を行うためには 納税計算が必要です (1 回実行すれば全個社の税金計算を行います ) 以下の画面から 納税計算 を実行します 図 当期末の繰越欠損金控除未済残高 納税計算の実施で 当期末の各種税目の繰越欠損金控除未済残高が自動計算されます 当期末の繰越欠損金控除未済残高は 初期は全額回収不能となり 自動的に評価性引当額に計上されま す 繰延税金資産とする場合は 別途 スケジューリングのみ行ってください 59

65 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.1. 計算結果のシートを取得 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.1. 計算結果のシートを取得 仕訳及び注記資料は 税率差異リスト を取得してください 未払事業税は繰延税金資産に計上されています 税率差異リストの取得は以下の画面から取得します 左メニューの Ⅰ 申告関連 2. 納税処理 D. 納税計算 e. 税金計算結果 税率差異リスト 親会社の画面 図 65 子会社の画面 図 66 60

66 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.1. 計算結果のシートを取得 税率差異リスト シート名 コメント 1 税率差異 法定実効税率と法人税等負担率及び税率 ( 額 ) 差異 2 ( 率 ) 永久差異 永久差異の加算及び減算の差異要因 3 ( 率 ) 均等割額 均等割額の差異要因 4 ( 率 ) 評価性引当額 前期及び当期の一時差異と各種税目欠損金の評価性引当額差異要因 5 ( 率 ) 税率変更 前期及び当期の一時差異と各種税目欠損金の税率変更差異要因 6 ( 率 ) その他 軽減税率 超過課税税率 不均一課税税率や 租税特別措置法 所得税 外国税の税額控除方式による未控除額などの差異要因 7 法人税等 当期の各種税金 仕訳計上した所得税 外国税 前期 / 過年度の精算調整額 8 法人税等調整額 ( 一時差異 ) 前期及び当期の一時差異に係る法人税等調整額 9 法人税等調整額 ( 欠損 ) 前期及び当期の繰越欠損金に係る法人税等調整額 10 仕訳 法人税や地方税の税金仕訳 法人税等調整額や投資有価証券の税効果仕訳 税率差異 ( 全体 ) リスト シート名 コメント 1 税率差異 個社の税率差異シートを全社分一覧化した表 2 税金 個社の法人税等シートを全社分一覧化した表 3 税効果 連結財務諸表向け連結納税会社分の主な原因別内訳 61

67 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.2. 税金資料 8.2. 税金資料対象別表 : 税率差異リスト対象シート : 法人税等仕訳前の各種税目の税金の一覧表です 図 67 ( 省略 ) 税率差異シートの 法人税等 科目へ移記されます 図 68 62

68 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.3. 未収未払税額確認書 8.3. 未収未払税額確認書 連結確定申告と同様に 未収未払税額確認書が出力されます < 全体 > 図 69 63

69 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.3. 未収未払税額確認書 < 都道府県 > 図 70 64

70 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.3. 未収未払税額確認書 < 市町村 > 図 71 65

71 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.4. 税金 税効果仕訳 8.4. 税金 税効果仕訳対象別表 : 税率差異リスト対象シート : 仕訳法人税 地方税 税効果の仕訳です 図 72 66

72 8. 税金仕訳と税効果仕訳 8.5. 税金 税効果仕訳 ( 仮払源泉税 ) 8.5. 税金 税効果仕訳 ( 仮払源泉税 ) 対象別表 : 税率差異リスト対象シート : 仕訳仮払源泉税の清算仕訳です ( 省略 ) 図 73 67

73 9. 注記 9.1. 主な原因別の内訳 9. 注記 9.1. 主な原因別の内訳対象別表 : 税率差異 ( 全社 ) リスト対象シート : 税効果連結財務諸表向け連結納税会社分の主な原因別内訳 一時差異回収計画シートの各区分名に設定した原因別内訳科目で集計されます 前連結会計年度の 繰延税金資産 負債 当連結会計年度の 繰延税金資産 負債 前 当連結会計年度の 繰延税金資産 負債合計 繰延税金資産 負債 の増減 図 74 68

74 9. 注記 9.1. 主な原因別の内訳 *** 科目未設定 *** は 主な原因別内訳への科目設定がされていない数字です 一時差異回収計画シートを確認し *** 科目未設定 *** の数字が 0 であることを確認します 69

75 9. 注記 9.2. 税率差異 9.2. 税率差異対象別表 : 税率差異リスト対象シート : 税率差異個別財務諸表における税率差異は以下の通りです 図 75 法定実効税率は 一時差異回収計画シートの ( 当期 ) 繰延税金資産 ( 以降 本表 ) の当期欄が移記されています 率の変更は 本表を変更し 再度 納税計算を実施してください 税引き前当期純利益 項目 計算 A 税引き前当期純利益 税金計算の 所得計算シート の 税引前当期利益又は当期欠損の額の入力値 B 未計上租税公課 計算で求めた外形標準課税の年税額 - 期中外形標準課税計上分 (*1)+ 仮払源泉税 ( 所得税額 ) との差額 (*2) + 仮払源泉税 ( 外国税額 ) との差額 (*3) (*1). 税金計算の 期中租税公課入力シート の 期中に 租税公課科 目で処理した計上額の入力値の合計 70

76 9. 注記 9.2. 税率差異 (*2). 税金計算の 期中法人税等入力シートの 税額控除方式 仮払源泉税の所得税額合計 - 計算で求めた所得税額 (*3). 税金計算の 期中法人税等入力シートの 税額控除方式 仮払源泉税の外国税額合計 - 計算で求めた外国税額 C 税引き前当期純利益 ( 未計上租税公課分を減算 ) A - B 差異分析の要因別の詳細は 税率差異リスト中の以下のシートで計算しています 税率差異要因交際費等永久に損金算入されない項目受取配当金等永久に益金に算入されない項目住民税均等割等評価性引当金の増減額税率変更による期末繰延税金資産の減額修正その他 要因別詳細シート 永久差異要因リスト 永久差異要因リスト 住民税均等割等要因リスト 評価性引当金の増減額要因リスト 税率変更による期末繰延税金資産の減額修正要因リスト その他要因リスト 損益計算書の各科目の主な計算は以下の通りです 損益計算書 税引前当期純利益 法人税等 主な計算 入力した税引前当期純利益 未計上の租税公課 以下の合計です 法人税 地方税の年税額合計 所得税額 外国税額 前期 過年度法人税等調整額 法人税等調整額 以下の合計です 一時差異をスケジューリングした期中増減に係る繰延税金資産 ( 純額 ) 負債の合 計 但し 投資有価証券は除く 欠損金をスケジューリングした期中増減に係る繰延税金資産 ( 純額 ) 法人税等合計 当期純利益 法人税等 + 法人税等調整額 税引前当期純利益 法人税等合計 71

77 10. 繰越欠損金とスケジューリング はじめに 10. 繰越欠損金とスケジューリング はじめに操作フローは以下の通りです 当期末残の繰越欠損金と各種税率を計算 / 移記するので 本フローの前に納税計算を必ず 実施してください 適用税率の設定 前期末と当期末の繰 前期のスケジューリ 前期の繰延税金資 越欠損金残高の確認 ング 産 負債の確認 当期のスケジューリ 当期の繰延税金資 ング (*1) 産 負債の確認 (*1). 回収可能性の判断を行い スケジューリングの根拠資料の作成をしてください 回収可能性の判断は連結 TAX-Saver の 回収可能性検討 ボタンから実施できます 操作及び資料の見 方については別マニュアルとなります 繰越欠損金回収計画シートの取得欠損金の繰延税金資産を計上する会社は 使用別表選択画面の 繰越欠損金回収計画シート を選択し 入力シート取得画面から取得します チェック有無に係らず前期末 当期末控除未済残高は計算されていますので 納税計算後に使用別表選択をチェックしても取得できます 図 76 72

78 10. 繰越欠損金とスケジューリング 適用税率の設定 適用税率の設定 繰延税金資産の計算で使用する率を 表面税率か実効税率かを選択します 初期値は表面税率です 図 77 選択した率の計算方法と差異調整は以下のように自動的に行われます 1 表面税率 2 実効税率 法人税等調整額繰越欠損金の繰延税金資産及び評価性引当額は税目ごとの表面税率で計算します 繰越欠損金の繰延税金資産及び評価性引当額は税目ごとの実効税率で計算します 税率差異 発生しません 表面税率との修正を計上します 73

79 10. 繰越欠損金とスケジューリング 前期末残と当期末残の一時差異の入力 前期末残と当期末残の一時差異の入力 対象別表 : 繰越欠損金回収計画シート 対象シート : 欠損金残高 図 78 前期決算時控除未済残高 当期決算時控除未済残高は自動的に移記されます ( 緑色箇所 ) ので 入力は不要です スケジューリング対象別表 : 繰越欠損金回収計画シート対象シート :( 前期 ) スケジューリング ( 当期 ) スケジューリング解消スケジュールを入力します 回収可能性の判断は 連結 TAX-Saver 回収可能性検討ユーザマニュアル を参照のこと 図 79 スケジューリングは+1 期 ~+10 期 +10 期超 期限切れ 回収不能があります 回収可能有無の は を選択すると自動的に回収不能 (= 評価性引当額 ) の扱いになります 繰越欠損金を流動資産と固定資産に分けたい場合は 属性で流動資産 固定資産を選択してください スケジュールされない欠損金は回収不能に集計されます 74

80 10. 繰越欠損金とスケジューリング 表面税率及び実効税率の説明 表面税率及び実効税率の説明 対象別表 : 繰越欠損金回収計画シート 対象シート :( 前期 ) 繰延税金資産 ( 当期 ) 繰延税金資産 図 80 各種税率は一時差異回収計画シートで入力した各種率が自動適用されますので入力はできません 尚 各種税率が自動 本シートに反映されるタイミングは納税計算です 75

81 10. 繰越欠損金とスケジューリング 前期の繰延税金資産 負債の確認 前期の繰延税金資産 負債の確認 対象別表 : 繰越欠損金回収計画シート 対象シート :( 前期 ) 繰延税金資産 図 81 [i1] 欄に 繰延税金資産の合計 があります これは純額です 前期計上した繰延税金資産 評価性引当額が一致しているか必ず確認します 確認方法は次ページを参照のこと 76

82 10. 繰越欠損金とスケジューリング 繰越欠損金回収計画シートの登録 以下は 上図を拡大したものです 図 82 上図を仕訳にすると以下になりますので その観点で確認します ( 借方 ) ( 貸方 ) 減少 法人税等調整額 0 繰延税金資産 ( 流動 ) 0 法人税等調整額 286,490,400 繰延税金資産 ( 固定 ) 286,490,400 合計 286,490,400 合計 286,490,400 差異がある場合は以下の2つの要因があります 1 解消期の税率が誤っていることが考えられますので 一時差異回収計画シートの税率の見直し 再度 納税計算を行います それでも 税率の変更で一時差異の繰延税金資産 負債がズレてしまう場合は 未使用の解消期を使って税率やスケジューリングの調整をします 2 前期末の欠損金控除未済残高の誤り 別表 7の2 付表 2 第六号様式別表二 第六号様式別表二の二 第六号様式別表九の控除未済残高を確認し 誤りがあれば修正し 再度 納税計算を行います 本原因によるズレは自動的に計上される回収不能額に現れ 結果 評価性引当額が相違します 繰越欠損金回収計画シートの登録 対象別表 : 繰越欠損金回収計画シート 上記シートの登録を行います 登録後は 納税計算を実行します 77

83 11. 納税終了 連結確定申告へのデータ引き継ぎ 11. 納税終了 連結確定申告へのデータ引き継ぎ計算が終了し 履歴として修正不可にするために納税終了を行います 操作方法は連結確定申告の納税終了と同じです 納税終了は 画面左メニューの Ⅰ. 申告関連 3. 申告情報管理 B. 申告情報編集 納税終了/ 終了取消 ボタンです 決算機能では この申告を正式なものとして終了する が OFF です 連結確定申告に引き継ぐ場合は ON にして納 税終了を行います 連結確定申告への引き継ぎについては次章で説明します 重要 連結確定申告へデータを引き継ぐ場合 は必ず ON にします 図 83 78

84 11. 納税終了 連結確定申告のウィザード機能 連結確定申告のウィザード機能連結確定申告のウィザード機能とは 従来の連結確定申告の繰越に加え 決算機能で作成した一時差異の当期増減分についても繰越 (*3) します 繰越対象の当期決算 (*2) は 以下の条件を両方満たしたものをシステムが自動で判定します 連結確定申告と同一連結事業年度の当期決算 前章の この申告を正式なものとして終了する を として納税終了した当期決算 (*1) (*2) (*1). H29.3 月期連結確定申告 H30.3 月期連結確定申告 (*2). H30.3 月期税金 税効果計算 図 84 (*3). 繰越される別表は 別表 5 の 2(1) 付表 1 と別表 4 の 2 付表の当期増減値です 前期申告に区分名がなく 当期決算で新たに追加した区分名についても漏れなく繰越されます 79

85 11. 納税終了 連結確定申告のウィザード機能 < 繰越元の確認方法 > 申告情報編集画面の 繰越元 ( 申告 ) 繰越元 ( 決算 ) の 申告 ID 申告名称で確認できます 図 85 < 繰越直後の別表 5 の 2(1) 付表 1> 期中の増減が決算機能から繰越されます 図 86 80

86 11. 納税終了 連結確定申告のウィザード機能 < 繰越直後の別表 4 の 2 付表 > 期中の増減が決算機能から繰越されます 図 87 区分名は別表 4 の 2 付表と別表 5 の 2(1) 付表 1 とで一致していますので 別表 4 の 2 付表の加減算欄を修正 すると別表 5 の 2(1) 付表 1 へ自動移記されます 例 ) 区分名が 役員退職慰労引当金 の場合 別表 5 の 2(1) 付表 1 別表 4 の 2 付表の加算 別表 4 の 2 付表の減算に同一の区分名が展開されます 81

87 12. 導入期の確認事項 導入期の確認事項 12. 導入期の確認事項 導入期の確認事項本章は効率的に本システム導入開始するための確認事項です 参照する章を記していますので詳細は本章を参照のこと また 本システムを使っての出力結果と 本システム未使用での計算結果とのギャップについては 前章までの手順を参照のこと 以下は導入期の確認事項です < 前期一時差異 > 章 確認事項 5.3. 一時差異の入力 区分名 属性が適正 < 前期一時差異の繰延税金資産 負債 > 章 確認事項 前期の繰延税金資産 負債の確認 法人税等調整額に関連する前期の繰延税金資産 負債及び 評価性引当額の一致 その他有価証券評価差額金に関連する前期の繰延税金資産 負債及び評価性引当額の一致 < 前期繰越欠損金の繰延税金資産 > 章 確認事項 前期の繰延税金資産 負債の確認 法人税等調整額に関連する前期の繰延税金資産の一致 以下は計算の確認事項です < 税金計算で使用する自治体 > 章 確認事項 4.4. 事業所リストの登録 地方税の税金計算で使用した自治体は本社のみか 全自治体か (*1) (*1). 全自治体を入力することで各自治体の過払 / 未納が計算されるほか 確定申告に近い年税額が計算されます これに伴い 各治体の軽減税率 超過課税税率 不均一課税が自動適用され計算が行われます 当期実効税率とのギャップは税率差異リストの その他 に集計されますが 個社の地方税表面税率を見直すことでギャップは低くなります < 実効税率 > 章 確認事項 表面税率及び実効税率の入力 法定実効税率 = 法人税実効税率とする場合 表面税率で調整して いるか ( 実効税率を上書きしていないか ) 82

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