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1 園芸市場情報 平成 25 年 8 月号 発行 : 県農林水産部生産販売振興課首都圏マーケティングセンター住所 : 東京都大田区東海 大田市場事務棟 4F 電話 : FAX: 月の相場見通しは?! 野菜類は 入荷量は前年並み 相場は前年を上回るか! 果実類は 入荷量は前年を下回り 相場は前年並みか! 花きは 入荷量は前年並み 相場は前年並みか! 連載第 67 回特ダネ 花前線 P11 連載第 74 回 < 今月の 1 枚 > やっちゃば閑話 市場は宝の山? ** 味が自慢のの梨 市場参戦 ** P13 県産なしのトップを切って 一宮 岬梨組合の 幸水 が 昨年より 3 日早く 7 月 2( 土 ) に東京都中央卸売市場大田市場に初入荷しました 22 日 ( 月 ) には 一宮 岬梨研究部が市場を早速訪れ 顧客確保や有利販売に向 け 競合産地の品質や出荷状況等の情報収集を行いました

2 園芸市場情報 平成 25 年 8 月号 C O N T E N T S( 目次 ) Ⅰ 青果情報 1 7 月 ( 中旬まで ) の経過 2 東京都中央卸売市場の主要品目の入荷量と価格 4 8 月の見通し 5 品目別生産出荷概況 5 特集 なし ( 幸水 ) 6 ねぎ トマト 7 さといも なし ( 幸水 ) Ⅱ 花き情報 8 7 月の経過 ( 販売経過 入荷量と単価の経過 品目別経過 ) 9 8 月の見通し 9 ヒマワリ センニチコウ 1 トルコギキョウ 花あわ 11 特ダネ 花前線 (1)Photo レポート in 大田市場 Ⅲ 県内市場における園芸品の市況概況 12 6 月の青果物と花き Ⅳ やっちゃば閑話 13 市場は宝の山? Ⅴ 首都圏掲示板 14 県産幸水が入荷開始! 市場での試食宣伝を開催します! 用語解説 園芸市場情報に使用する主な用語解説 急騰 : 前日に比べ大幅に価格が上がる (3 割程度以上 ) 変動の 平年並 :± 2% 以内 強い : 前日に比べ1 % 程度以上価格が上がる 幅を やや :± 3~ 5% 強保合 : 前日に比べ5 % 程度以上価格が上がる 示す かなり :± 6~15% 保合 : 前日とほとんど同じ価格 用語 大幅 :±16% 以上 弱保合 : 前日に比べ5 % 程度以上価格が下がる 弱い : 前日に比べ1 % 程度以上価格が下がる 急落 : 前日に比べ大幅に価格が下がる (3 割程度以上 ) まちまち : 産地 品種により 価格の騰落が異なること

3 Ⅰ 青果情報 1 7 月 ( 中旬 ) までの経過 野菜類 気象 入荷量 相場 本年の関東甲信地域の梅雨空けは7 月 6 日ごろ ( 平年より 15 日早く 前年より19 日早い ) となった 本県 ( 市 ) の7 月上中旬の気象データでは 平均気温 26.5 ( 平年比 +2.1 ) と平年よりかなり高く 日照時間は 時間 ( 平年 87.5 時間 ) と平年より大幅に多く 降水量は 13. mm ( 平年 88.6 mm ) と平年より大幅に少なかった 東京都中央卸売市場への入荷は 夏野菜へと切り替わり 北海道 東北産や高冷地産が中心となった 北海道や東北産地は 7 月上旬までの低温 干ばつの影響で生育はやや遅れたものの その後は回復傾向となり 入荷量は だいこん キャベツ類 ねぎ レタス類 トマト などの多くの品目で前年並みとなった かんしょ や 作柄不良等で前年少なかった にんじん たまねぎ は前年より大幅に多くなった 結果 入荷量は7 月上中旬で85,146t( 前年比 15.5%) とやや多くなった 関東産の早い切りあがりと北海道 東北産の遅れから 6 月下旬の端境期で大幅な品薄となり 直後の7 月に価格が高騰したため ほとんどの品目で安値であった前年に比べ 大幅な高値となった 一方 前年より大幅に入荷量が多かった にんじん たまねぎ かんしょ は前年より大幅に安値となった 結果として 価格は7 月上中旬計で259 円 / kg ( 前年比 117.7%) と前年に比べ大幅に高値となった 果実類 入荷量 相場 すいか類 もも メロン類 を中心に出回った 東北産が順調に入荷した すいか類 は前年よりも大幅に多く もも は前年よりもかなり少なかった メロン類 は東北 北海道産が遅れたことから前年より大幅に少なかった 結果として 入荷量は 7 月上中旬計で 26,729t( 前年比 17.6%) と前年よりもかなり多くなった 好天により需要の高まった すいか類 や 入荷量の減少した メロン類 は前年より大幅な高値に もも はかなり高値になった 結果として 7 月上中旬計で372 円 / kg ( 前年比 15.7%) と前年よりもやや高値となった 1

4 東京都中央卸売市場の主要品目の入荷量と価格 平成 25 年 6 月下旬 ~7 月上中旬 ( 単位 :t % 円/kg) 6 月下旬 7 月上旬 7 月中旬 7 月上中計 品目 産地 開市日数本年 7 日 前年 8 日開市日数本年 8 日 前年 8 日開市日数本年 8 日 前年 7 日 開市日数本年 16 日 前年 15 日 入荷量前年比価格前年比入荷量前年比価格前年比入荷量前年比価格前年比入荷量前年比価格前年比 野菜総量 39, , , , だいこんにんじんはくさいキャベツ類ほうれんそうねぎレタス類きゅうりなすトマトピーマンさといもばれいしょ類たまねぎ生しいたけかぼちゃ さやえんどうかんしょかぶごぼうこまつ菜こねぎわけぎ糸みつばしゅんぎくにらセルリー 2, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

5 品目 産地 6 月下旬 7 月上旬 7 月中旬 7 月上中計 開市日数本年 7 日 前年 8 日 開市日数本年 8 日 前年 8 日 開市日数本年 8 日 前年 7 日 開市日数本年 16 日 前年 15 日 入荷量 前年比 価格 前年比入荷量 前年比 価格 前年比入荷量 前年比 価格 前年比入荷量 前年比 価格 前年比 カリフラワー ブロッコリー サラダ菜 パセリ チンゲンサイ エンダイブ ミニトマト とうもろこし いんげん そらまめ えだまめ やまといも 根しょうが マッシュルーム 外国産 , , , , , , , , , 果実総量 1, , , , みかん類 ( ハウスみかん ) かんきつ類 りんご類 ( ふじ ) いちご類 メロン類 ( アールスメロン ) ( アムスメロン ) すいか類 ( 大玉すいか ) ( こだますいか ) なし ( 幸水 ) もも ぶどう類 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,5 9. 外国産 - 2, , , , 注 ) 斜体で表示した品目は 季節的に入れ替えをします 前年比 1% 以上 資料 : 東京青果物情報センター速報 は単位に満たないもの -は数値の発表がないもの 前年比 1% 以下 3

6 2 8 月の見通し 野菜類 北海道 東北及び高冷地の出荷が最盛期となります 東北産を中心に春先の天候不順の影響が残り 若干遅れ気味ですが 回復傾向にあり 入荷量は多くの品目で前年並となる見込みです 価格は 多くの品目で平年並みの見込みですが 前年同期の価格が大幅な安値基調であったことから 前年比では上回る見込みです 果実類 すいか類 及び本県産が最盛期となる なし ( 幸水 ) が中心の出回りとなります 果実類全般的に生育が前進し 品目により一時的に品薄となることが予想され 入荷量は前年よりやや少なくなる見込みです 価格は なし ( 幸水 ) の出荷ピークが贈答需要で引き合いの強い上旬となるほか 全体的に品薄感があることから 高かった前年並みとなる見込みです 品目入荷量単価県産実績 見込み 前年実績 前年比 (%) 5 ヶ年平均 見込み 前年実績 前年比 (%) 5 ヶ年平均 前年入荷量 前年占有率 (%) だいこん 9,5 9, , にんじん 7, 7, , キャベツ類 15,7 15, , レタス類 9,5 9, , ほうれんそう ねぎ 4,3 4, , なす 5,3 5, , トマト 11,2 11, , きゅうり 9,4 9, , ピーマン 2,1 2, , ばれいしょ類 5,4 5, , かんしょ 1,9 1, , さといも とうもろこし 4, 4,2 1. 3, たまねぎ 9,9 8, , なし ( 幸水 ) 6,6 6, , , 大玉スイカ 11, 1, , 前年比 1% 以上 前年比 1% 以下 4

7 3 品目別生産出荷概況 なし ( 幸水 ) 主要産地のなし ( 幸水 ) の入荷量 ( 東京都中央卸売市場 ) 産地 24 年 8 月入荷量 24 年 8 月シェアー率 1,848 t 27.6 % 福岡県 651 t 9.7 % 1,5 1, , 茨城県 1,883 t 28.1 % 栃木県 98 t 14.7 % 福島県 842 t 12.6 % 今後の競合産地の動向は? 1,5 1,2 福岡 1, 8 幸水の東京都中央卸売市場への入荷は 福 岡県 県 茨城県 栃木県 福島県を中心に7 月から9 月まで続きます 現在は九州から県への切り替わりの時期で 他に茨城県 埼玉県 栃木県から入荷し 6 3 ています 的に前進傾向で 九州産は7 月下旬から 1,5 茨城 潤沢な入荷が続いています 主力の福岡県産 1,2 は8 月頭がピークとなり 1 日でほぼ終了し 9 出荷量は前年並の見込みです 茨城県産は8 月上旬より本格出荷で 旧盆前にほぼ終了する見込みで 凍霜害の影響から出荷量は少なかった前年並と予想されます 6 3 県産も8 月上旬がピーク 福島県産は8 月下旬に出荷開始し ピークは 9 月上旬で 出荷量は前年並の見込みです 1,5 栃木 なお 幸水全体では8 月上旬がピークになると 1,2 予想されます 9 また 北関東では春先に凍霜害を受けました が 幸水では大きな影響はなく 豊水以降の品 6 種で出荷量 品質への影響が懸念されます , , , 3,2 2,4 1,6 8 1, ,5 1, 福島 1, カ年平均 24 年入荷量 25 年入荷量 5 カ年平均 24 年単価 25 年単価 5 カ年平均 24 年入荷量 25 年入荷量 5 カ年平均 24 年単価 25 年単価 5

8 3 品目別生産出荷概況 ね ぎ 入荷量予測価格予測市況予測 主産地の概況 4,3t( 前年比 99.7% 平年比 1.7%) 29 円 ( 前年比 14.4% 平年比 15.8%) 上旬 ; 弱保合 中旬 ; 強保合 下旬 ; 弱保合 茨城県 ; 高温乾燥の影響から やや細めだが 今後の雨次第で回復すると見られる アザミウマの発生は見られるが影響は少なく 出荷量は平年並みの見込み 青森県 ;4 月下旬 ~6 月下旬の低温により 1 週間程度の遅れ 一部べと病等が見られるが 大きく影響はない 出荷量は前年並の見込み 北海道 ; 定植遅れ 干ばつの影響もその後の降雨により回復 出荷量は前年並の見込み 入荷量 (t/ 旬 ) 都中央における入荷量 価格の推移 ( ねぎ ) 価格 2, 45 1,8 4 1,6 35 1,4 3 1,2 25 1, 月上旬 6 月中旬 6 月下旬 7 月上旬 7 月中旬 7 月下旬 8 月上旬 8 月中旬 8 月下旬 平年入荷量 前年入荷量 本年入荷量 平年単価 前年単価 本年単価 トマト 入荷量予測価格予測市況予測 主産地の概況 11,2t( 前年比 98.1% 平年比 117.6%) 28 円 ( 前年比 114.1% 平年比 95.2%) 上旬 ; 弱保合 中旬 ; 弱保合 下旬 ; 強保合青森県 ; 低温 曇天の影響で生育が遅れたが回復傾向 出荷量は 前年並の見込み 福島県 ; 生育は順調 出荷量は前年よりは少ないが 平年並みの見込み 北海道 ; 生育は順調で着果も良好 出荷量は 前年並みの見込み 入荷量 (t/ 旬 ) 都中央における入荷量 価格の推移 ( トマト ) 単価 5, 4 4,5 35 4, 3 3,5 3, 25 2,5 2 2, 15 1,5 1 1, 月上旬 6 月中旬 6 月下旬 7 月上旬 7 月中旬 7 月下旬 8 月上旬 8 月中旬 8 月下旬 平年入荷量 前年入荷量 本年入荷量 平年単価 前年単価 本年単価 資料は東京青果物情報センター速報値 平年値は 5 ケ年平均値 : 市況予測の用語については 目次の 用語解説 を参照のこと 6

9 さといも 入荷量予測価格予測市況予測 主産地の概況 49t( 前年比 1.8% 平年比 9.4%) 31 円 ( 前年比 117.1% 平年比 1.3%) 上旬 ; 弱保合 中旬 ; 保合 下旬 ; 保合 県 ; 春先の低温や定植後の乾燥で 初期生育が遅れたが 概ね回復し 平年並みに出荷スタートとなる 病害虫発生なく 作柄は良好 出荷量は前年並みの見込み 入荷量 (t/ 旬 ) 都中央における入荷量 価格の推移 ( さといも ) 単価 月上旬 6 月中旬 6 月下旬 7 月上旬 7 月中旬 7 月下旬 8 月上旬 8 月中旬 8 月下旬 平年入荷量 前年入荷量 本年入荷量 平年単価 前年単価 本年単価 なし ( 幸水 ) 入荷量予測価格予測市況予測 6,6t( 前年比 98.6% 平年比 87.2%) 37 円 ( 前年比 12.7% 平年比 114.6%) 上旬 ; 保合 中旬 ; 保合 下旬 ; 保合 主産地の概況 県 ; 開花が平年よりも大幅に早かったが 乾燥の影響から小玉傾向となっている 食味は良好 7/19 より雨よけ栽培が出荷開始 8 月上旬がピークとなる見込み 茨城県 ; 春先に凍霜害を受け 一部で裂果等が発生している 8 月上旬にピークを迎え 旧盆まででほぼ終了し 出荷量は少なかった前年並の見込み 福岡県 ;8 月頭に出荷ピークを迎え 上旬でほぼ終了の予定で 出荷量は前年並の見込み 入荷量 (t/ 旬 ) 3,5 3, 2,5 2, 1,5 1, 5 都中央における入荷量 価格の推移 ( 幸水 ) 6 月上旬 6 月中旬 6 月下旬 7 月上旬 7 月中旬 7 月下旬 8 月上旬 8 月中旬 8 月下旬 単価 平年入荷量前年入荷量本年入荷量平年単価前年単価本年単価資料は東京青果物情報センター速報値 平年値は5ケ年平均値 資料は東京青果物情報センター速報値 平年値は5ケ年平均値 : 市況予測の用語については 目次の 用語解説 を参照のこと 2, 1,8 1,6 1,4 1,2 1,

10 Ⅱ 花き情報 1 7 月の経過 ( 切花 ) 上旬は 7 月盆の中心商材である輪菊や 入荷量の少ない洋花を中心に堅調な相場展開となりましたが 盆明けからは引き合いが弱まり 相場は下落しました (1) 販売経過 ( 東京都中央卸売市場大田市場 ) 入荷量 上旬 中旬 遅れていた高冷産地からの出荷が本格化し 入荷量は増加した 梅雨明け後の高温で暖地産の出荷が切り上がり 入荷量は減少した 相 上旬 7 月盆や 3 連休に向けた取り引きが好調で 単価は上昇した 場 品目等 中旬 上旬 中旬 大きな需要がなく 梅雨明け後に高温となったこともあり引き合いが弱まり単価は下落した 盆の中心商材である輪菊は入荷が少なく堅調な相場となった また カーネーションやトルコギキョウなども高冷産地からの出荷が遅れたことから需給が逼迫し 高単価となった 一方でユリ ( オリエンタル ) は入荷量が多く 単価は弱含んだ トルコギキョウは引き続き入荷量が少なく 堅調な相場展開となった (2) 入荷量と単価の経過 大田花き ( 切花 ) 25, 2, 15, 1, 5, 大田 ( 千本 ) (3) 品目別経過 ヒマワリ ( 上 ~ 中旬 ) 花き流通情報連絡協議会資料より作成平年値は過去 3 カ年の平均 大田花き : 生育が遅れていた高冷地からの出荷が上旬から始まり 数量が増加した 夏の花として活発な引き合いがあり 安定した価格での取り引きとなった FAJ : 北海道産の入荷が中心 高温期の季節商材として引き合いが強く 安定した取り引きとなった フラワーポート : 入荷量は前年並みだが 価格はやや上回った 第一花き : 高値は無いが季節商材として安定した取り引きであった FAJ : 新潟 福島 山形など高冷地中心の入荷 高温の影響もあり引き合いが弱く 厳しいユリ相場展開であった ( オリエンタ 世田谷花き : 新潟 山形産中心 入荷量が昨年より1% ほど多く 相場は弱かった ル ) フラワーポート : 入荷量が多く 7 月盆の取り引きでも単価が上がらず厳しい販売であった 東日本板橋 : 北海道 新潟産中心の入荷 7 月盆の取り引きに向けた入荷がかなり多かった トルコギキョウ 6 月上旬 6 月中旬 6 月下旬 7 月上旬 7 月中旬 7 月下旬 8 月上旬 8 月中旬 8 月下旬 平年入荷量前年入荷量本年入荷量平年単価前年単価本年単価 大田花き : 長野 山形等高冷産地の一部で生育が遅れたことから 品薄 単価高となった FAJ : 東北産中心の入荷 入荷量が少なく 需給が逼迫した状態が 7 月盆まで続いた 世田谷花き : 北海道 山形産などが春先の低温の影響で出荷が遅れ 入荷量がやや少なめであった 東日本板橋 : 暖地の出荷の切り上がりが早く 前年より数量が少なかった ( 円 ) 輪菊 大田花き :7 月盆に向けて引き合いが強まった 盆以後は落ち着いた相場展開であった FAJ : 入荷量が少ない状態が 7 月盆まで続き 堅調な販売となった フラワーポート : 入荷量が少なめで 堅調な相場展開となった 8

11 2 8 月の見通し ヒマワリ 産地の見通し 主要産地 8 月出荷見込み 8 月の作付面積出荷全体京浜地域ピーク ha 千本千本上中下 ( 前年比 ) ( 前年比 ) ( 前年比 ) 作柄及び概況 1 生育状況や品質 2 主な品種名と出荷割合 3 産地の動きや新たな取り組み 県内 館山市南房総市 芝山町 % 1% 1% % 1% 1% 生育は順調で品質も良好 2 定番のサンリッチシリーズ ビンセントシリーズのほかに八重系の東北八重 レモネード レモンオーラも 1 生育は順調 2 サマーサンリッチパインが中心 1,86. 6,869 - 北海道 % 18% - 1 春先の低温による遅れが懸念されたが その後の天候回復により順調な生育となる 8 月上旬が出荷ピークの見込み 2 サンリッチオレンジ サンリッチマンゴー ビンセントタンジェリン サンリッチパインなど 市場の見通し 大田花き各産地とも概ね順調な生育となっている 8 月盆向けや季節品目としての需要が見込まれる 世田谷花き 北海道産を中心に入荷量が増加する 円 ~4 円と予想 センニチコウ 産地の見通し 主要産地 県南房総市内 作付面積 8 出荷見込み 出荷全体京浜地域 ha 千本千本 ( 前年比 ) ( 前年比 ) ( 前年比 ) % 1% 1% 8 月のピーク 上中下 作柄及び概況 1 生育状況や品質 2 主な品種名と出荷割合 3 産地の動きや新たな取り組み 1 梅雨時期の天候不良により生育は 5 日程度遅れていたが その後の好天により回復し 平年並みの出荷が見込まれる 出荷は 1 月まで継続予定 2 品種はローズネオンが 9 割以上で ストロベリーフィールドも出荷 9

12 トルコギキョウ 産地の見通し 主要産地 県内 作付面積 8 月出荷見込み 出荷全体京浜地域 ha 千本千本 ( 前年比 ) ( 前年比 ) ( 前年比 ) % 1% 1% 旭市 % 1% 1% 2,756. 5,623-98% 11% , % 9% 9% 8 月のピーク 上中下 6 3 北海道 山形県 館山市鴨川市南房総市 作柄及び概況 1 生育状況や品質 2 主な品種名と出荷割合 3 産地の動きや新たな取り組み 1 生育は順調で品質も良好 今後徐々に出荷量が減少し 8 月中 ~ 下旬で出荷終了予定. 2 海ほのか ロジーナシリーズ ボレロシリーズなど 1 生育は順調 2 サカタ ミヨシの品種が中心 14 月 ~5 月の低温によりお盆向けの生育は遅れている 一方で 9 月出荷のものは生育が早まっており 8 月下旬の出荷量が増加する可能性がある 2 ピッコローサスノー ジャスニーホワイト クラリスピンク 海ほのかなど 1 生育は前年並み ~ やや早い 出荷量は作付面積の減少により 前年の 9% 程度と予想 出荷は極端なピークがなく推移する見込みである 2 ボヤージュホワイト ボヤージュピンク ピッコローサスノー ボヤージュブルーなど 市場の見通し 大田花き長野 山形 福島 岩手 北海道等 高冷地からの出荷が中心 例年並みの出荷量を見込む 第一花き業務 お盆向け中心の販売 円と予想 花あわ 産地の見通し 主要産地 8 月出荷見込み作付面積出荷全体京浜地域 ha 千本千本 ( 前年比 ) ( 前年比 ) ( 前年比 ) 8 月のピーク 上中下 作柄及び概況 1 生育状況や品質 2 主な品種名と出荷割合 3 産地の動きや新たな取り組み 県内 南房総市 % 1% 1% 生育は順調 出荷は平年並みの見込みで 9 月末まで継続予定 茎が太く品質良好 2 品種はみずほ 極早生大房あわ 1

13 3 特ダネ 花前線 (1)Photo レポート in 大田市場 リリーエンジェル登場 ~ にいがたのユリサンクスフェア開催 ~ 6/26~28 まで東京都中央卸売市場大田市場において 新潟のユリの販売促進が行われました 期間中は中央通路での品種紹介のほか 仲卸通りには天井に届くほどの高さの ユリタワー が展示され 買産人を驚かせていました また 6/28 には のユリ農家の家族から選ばれたキャンペーンガールの リリーエンジェル が来場し フェアに華を添えていました 市場で見かけた変わり種 花き棟では たまに 花以外のおもしろい商品に出会うことがあります 写真上は仲卸店頭で売られていた闘魚 ( ベタ ) 下は 大田花きで取り引きされていたスズムシです 洋ランの取り引きが活発に 6 月の企業の総会シーズン 7 月の選挙と 洋ラン ( ファレノプシス ) の特需が続きました 相場は堅調に推移し 市場でも活発に取り引きが行われていました 11

14 Ⅲ 県内市場における園芸品の市況概況 1. 青果物注 1 数量 6 月累計 (H25.4 月 ~H25.6 月 ) 前年比注 2 単価数量単価数量単価 野菜 24, , だいこん 2, ,781 7 にんじん 2, , はくさい 1, , キャベツ 4, , ねぎ , トマト 1, , きゅうり , ばれいしょ 1, , たまねぎ 1, ,21 7 レタス 1, , 果実 5, ,77 38 みかん かき類 グレープフルーツ ,42 16 なし類 2 1, ぶどう類 いちご類 , すいか類 1, , メロン類 , バナナ , りんご , その他 青果物合計 3, ,52 18 注 1 システム不具合によるデータ欠損のため成田市公設地方卸売市場の値は含まれていない 注 2 上記データ欠損のため前年比は - で表示している 2. 花き 品目 品目 前年比数量単価 単位 :t 円 /kg % 単位 : 千本 ( 鉢 ) 円/ 本 ( 鉢 ) % 累計 (H25.4 月 ~H25.6 月 ) 切り花 2, ,8 49 きく , バラ カーネーション ,9 45 枝物 鉢物 その他 花き合計 数量 単価 2, , 県内公設卸売市場実績 品目は主なもの 数値の は入荷はあるが単位に満たないことを示す - は 数値の発表がないことを示す 6 月 数量 単価 12

15 やっちゃば閑話 市場は宝の山? 大田市場に赴任してから早 3 ヶ月 まだ空が薄暗いうちの起床や 始発のわりに空いていないバス 電車にも大分慣れてきました 赴任した当初はとにかく市場に慣れるために わけもわからず市場内を回り 県カラーの箱を追いかける毎日でした しかし 荷物や価格の動きなどを追いかけているうちに 歩き回って得た情報が なんとなくではありますが 繋がって見えるようになってきました 不思議なもので 県 他県の入荷量 価格 天気 品質などなど 色々な情報が繋がって見えてくるにつれ 市場内を歩くのが一つの楽しみになってくるものです そのような毎日の中で 東京青果 ( 株 ) のセリ人さんや 仲卸の買参人さん 青果店のバイヤーさんなど 市場ならではの色々な方と知り合うことができ 話をする機会がありました 色々話を聞いて クレームや規格への要望 提案など 市場関係者の方は本当にたくさんのニーズを持っているということ そして そのニーズが普及や生産者にいかに伝わりづらいかということを知りました 自分が最も衝撃的だったのは 出荷反省会や査定会など 普及の現場でよく聞く 栽培管理をしっかりしてほしい という市場からの要望も もともとは改善点のはっきりしたクレームであったということです ある仲卸の買参人さんが発信したクレームは 名指しで 改善してほしい点もピンポイントで非常に分かりやすいものでした しかし 伝言ゲームのように伝わってゆく中で 人の名前が消え 改善点もやわらげられて 当たり障りのない言葉に落ち着いてしまいました 大田市場でこうして色々な情報のやり取りを見ていて 自分が普及の現場でいかに市場ニーズに鈍感になっていたか また せっかく大田市場に県職員がいるのに それをいかに活用できていなかったかを今更ながら思い知る毎日です 今 特に 新しく普及の現場に赴任して これから産地を動かしていく若手の皆さんには 市場ニーズ 消費者ニーズ という言葉を形骸化させないためにも ぜひとも市場の生の声に触れてほしいな と思います たくさんのクレームも含めて 産地を良い方向に振興していくためのヒントが 市場にはまだまだたくさん隠れています 何か行き詰まったり 疑問に思ったことがあったら 宝探しに市場に来てみてはいかがでしょうか? もちろん 電話でのお問い合わせも大歓迎です! ( へたれボルダラー ) 13

16 首都圏掲示板 県産幸水が入荷荷開始! 市場での試食宣伝を開催します! 東京都中央卸売市場大田田市場では 7 月 2 日の JA 長生を皮切りに JA 西印旛 JA いちかわ JA 市原市と千県産幸水が続々と入荷しており 場内内での県産幸水の存在感が増しています 出荷の本格化に向けて 県産幸水の食味をアピールし 有利利販売につなげようと 8 月 3 日 ( 土 ) に場内で 県内主要産地合同での試食宣伝が予定定されています 今年の県産幸水は 小玉傾向が見込まれるものの 需要期である8 月上旬にピークとなり 良食味の果果実が出荷される見通しです もともと食食味に定評のある県産幸水ですが 買参参人に 今年もうまい! と感じてもらい 自信を持ってお客様に販売していただけるよう 産地も生産 販売の両面での努努力が重要となっています 14