元勤務先の不法行為によって支出を余儀なくされた弁護士費用賠償金に係る遅延賠償金を非課税所得とした事例 ( 平成 22 年 4 月 22 日裁決裁決事例集 79) 税理士大渕浩 はじめに本事案は 賃金格差を理由に勤務先から受け取った損害賠償金が非課税になるかどうかの事案である 所得税法における所得の意

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1 元勤務先の不法行為によって支出を余儀なくされた弁護士費用賠償金に係る遅延賠償金を非課税所得とした事例 ( 平成 22 年 4 月 22 日裁決裁決事例集 79) 税理士大渕浩 はじめに本事案は 賃金格差を理由に勤務先から受け取った損害賠償金が非課税になるかどうかの事案である 所得税法における所得の意義については包括的所得概念にて把握することとしており 個人の一暦年間のすべての経済的利益とすることになってる しかし 所得税は個人を納税義務者とする租税である 個人は 事業活動の外に 私的生活を営むため健康で文化的な最低限度の生活を営むためには ある程度の所得を確保しなければならない そこで 国民感情や政策的な理由などから非課税所得が規定されている 損害賠償金は原則として非課税とされている趣旨を踏まえて 本事案における処分が正しいものであったかを考察してみたい 1 基礎事実 (1) 労働基準法では 合理的な理由もなく 賃金について差別的な取扱いを禁止しているにもかかわらず 請求人が以前勤務していたD 社は であることのみを理由として賃金格差のある賃金制度を定め これを是正することなく維持してきた (2) 請求人は D 社の違法な賃金制度の適用を受けたことを理由に 不法行為による損害賠償請求権に基づき 差別がなかったとすれば支給されたはずの賃金 一時金 世帯手当及び退職金と現実に支給された賃金 一時金 世帯手当及び退職金 ( 以下 本件賃金等 という ) との差額相当損失額及びこれに対する支払済まで年 5 分の割合による金員の支払いを求めてA 地方裁判所に提訴 ( 以下 本件訴訟 という ) した (3) 本件訴訟に対する控訴審において B 高等裁判所は同判決を一部変更し D 社に対して 請求人 ( 被控訴人 ) に 基本給 一時金 世帯手当及び退職金の損害額 ( 以下 本件損害賠償金 という ) 弁護士費用( 以下 本件弁護士費用賠償金 という ) 及びこれらに対する支払済まで年 5 分の割合による金員の支払いを命ずる判決 ( 以下 本件判決 という ) を下し 本件判決は 最高裁判所の上告棄却 不受理決定により確定した (4) 本件判決の確定により 請求人は D 社から 本件損害賠償金 本件弁護士費用賠償金 本件損害賠償金に係る遅延賠償金及び本件弁護士費用賠償金に係る遅延賠償金の支払いを受けた (5) 請求人は 本件損害賠償金に係る遅延損害金及び本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金を総所得金額に含めずに 還付を受けるための確定申告書を期限内に提出した (6) 原処分庁は 本件損害賠償金に係る遅延損害金及び本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は雑所得に該当するとして所得税の更正処分を行った 1

2 2 請求人の主張 (1) 本件損害賠償金は その人の尊厳と人格権を侵害したという心身に加えられた損害に基因して取得した損害賠償金であるから 所得税法施行令第 30 条第一号に規定する非課税所得に該当し それに附帯して発生した本件損害賠償金に係る遅延損害金も非課税所得に該当する また 本件損害賠償金に係る遅延損害金は 支払いが遅延したことに対する損害賠償金であり 支払いが遅れることで被る損害金を測定するため 民法の規定により金利概念を用いているものであり これをもって利息と判断すべきではない (2) 仮に 本件損害賠償金に係る遅延損害金が課税所得であるとした場合 遅延損害金が利息的な手法で測定されていても あくまでも債務者が債務を履行しないことに起因したもので 請求人が役務を提供したものではなく 労務や資産の譲渡の対価でないことは明らかであるから 所得税法第 34 条の一時所得の定義 営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得で労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないもの に該当すること及び最長 年の遅延損害額を一時に受け取ったことから 一時所得に該当する (3) 本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は 主たる債権から派生する従たる債権であって主たる債権と一体の関係にあることから 本件弁護士費用賠償金が所得から除外されるのであれば 本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金も所得を構成しない 3 原処分庁の主張 (1) 請求人が受け取った本件損害賠償金に係る遅延損害金は 本件損害賠償金の支払いが遅延したことに起因するものであり D 社が各事業年度の 月 日からそれぞれ支払うまでの間 年 5 分の割合による金員を支払うこととされており 利息に相当するものであるということができるから 非課税所得に該当しない (2) 本件損害賠償金に係る遅延損害金は D 社からの支払いが一括して行われているものの 本件損害賠償金の支払いが遅延しているという継続的行為に起因した利息に相当するものであり 偶発的に生じたものではなく その経済的性格は 金銭の貸付けとして継続的に期間の経過とともに生じる利子と同様のものといえるから 労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しており 一時所得に該当しない したがって 本件損害賠償金に係る遅延損害金は 利子所得 配当所得 不動産所得 事業所得 給与所得 退職所得 山林所得 譲渡所得及び一時所得のいずれにも該当せず 雑所得に該当する (3) 本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は 請求人が訴訟を行うために支払った弁護士費用について 仮に請求人が弁護士費用を支払わなければ得られたであろう利益 ( 利息に相当する額 ) を遅延損害金で補てんしているといえるから 所得 ( 雑所得 ) を構成する 2

3 4 審判所の判断 (1) 法令解釈イ所得税法は人の担税力を増加させる経済的利得はすべて所得を構成するという包括的所得概念を採用しており 人の担税力を増加させる経済的利得は その源泉 形式 合法性の有無を問わず すべて所得として把握するものとし 非課税とする趣旨の規定がない限り これを課税対象としているものと解するのが相当である ロ所得税法第 9 条第 1 項第 16 号に規定する 損害に基因して取得するもの を非課税所得としている理由は 損害賠償が他人から被った損害を補てんし 損害がないのと同じ状態にすることを目的とするものであって その間に所得の概念を入れることが酷であるから これを非課税とし 他方 損害賠償金の名目で支払われたとしても そのすべてが非課税所得になるわけではなく 本来所得となるべきもの又は得べかりし利益を喪失した場合に これが賠償されるときは 喪失した得べかりし所得 ( 利益 ) が補てんされるという意味において その実質は所得を得たと同一の結果に帰着するから このような場合は 非課税所得としないものと解される ハ不法行為により資産に加えられた損害につき支払いを受ける損害賠償金等であっても 事業所得等の収入金額に代わる性質を有するもの又は各種所得の金額の計算上必要経費に算入される金額を補てんするための部分は所得税が課されることとされている (2) 本件損害賠償金に係る遅延損害金についてイ本件損害賠償金及び本件損害賠償金に係る遅延損害金は 本件判決において D 社に対し請求人への支払いを命じられたもので 請求人がその担税力を増加させる経済的利得を得たといえ 請求人の所得を構成する ロ本件損害賠償金は 本件賃金等と差別がなかったとすれば支給されたはずの賃金等の差額に相当する財産的損害に係る賠償金であるから その実質は請求人の労務の提供に対する対価として支給されるべきものであったといえ 本来請求人の所得となるべきもの又は得べかりし利益を喪失していたものが補てんされたものであるから 非課税所得には該当しない ハ本件損害賠償金に係る遅延損害金は 不法行為による損害賠償金の支払いが遅延したことに基づいて発生する法定の遅延利息 ( 遅延損害金 ) で 本件損害賠償金が実際に支払われるまで民法所定の年 5 分の割合で計算された利息相当額である ( 民法第 419 条 第 404 条 ) そうすると 所得分類の判断に際しては その源泉あるいは性質により 10 種類に分類するところ 本件損害賠償金に係る遅延損害金は 本件損害賠償金の支払いが遅延しているという継続的行為に起因した利息に相当するものであり 利子所得 配当所得 不動産所得 事業所得 給与所得 退職所得 山林所得 譲渡所得及び一時所得のいずれにも該当しないことから 雑所得に該当することとなる 3

4 ニこれに対して 請求人は 本件損害賠償金は心身に加えられた損害に基因して取得した損害賠償金であるから所得税法施行令第 30 条第一号に規定する非課税所得に該当し これに附帯して発生した本件損害賠償金に係る遅延損害金も非課税所得に該当する旨主張する しかしながら 本件損害賠償金は非課税所得に該当しないから 附帯して発生している本件損害賠償金に係る遅延損害金も非課税所得であるという請求人の主張には理由がない ホまた 請求人は 仮に 本件損害賠償金に係る遅延損害金が課税所得であるとしても 対価性はなく また 一時に受け取ったものであるから一時所得に該当する旨主張する しかしながら 本件損害賠償金に係る遅延損害金は 本件損害賠償金の支払いが遅延しているという継続的行為に起因した法定利息に相当するものであり いわゆる貸付金の利息と同様の性質を有すると認められることから 役務の対価としての性質を有しており 一時所得には該当しないこととなる そうすると請求人の主張には理由がない (3) 本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金についてイ本件弁護士費用賠償金及び本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は 本件判決において D 社の不法行為と相当因果関係のある損害と認められてD 社の負担とされ 本件判において D 社に対し請求人への支払いを命じられたもので 請求人がその担税力を増加させる経済的利得を得たといえ 請求人の所得を構成する ロ請求人は D 社の不法行為により弁護士に本件訴訟の提起とその追行を委任することを余儀なくされたことによって 本件支払いをしたことが認められる そうすると 本件弁護士費用賠償金及び本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は D 社の不法行為によって 請求人が支出を余儀なくされる弁護士費用という財産的損害を補てんするための賠償金であることから 所得税法施行令第 30 条第二号に規定する非課税所得であると認められる なお 本件弁護士費用賠償金及び本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は 請求人が 業務の収益の補償として取得したものでないこと また 本件支払いは 請求人の業務に関して支出したものではないことはいずれも明らかである ハこれに対して 原処分庁は 本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は 請求人が弁護士費用を支払わなければ得られたであろう請求人の利益 ( 利息に相当する額 ) であり 所得 ( 雑所得 ) を構成する旨主張する しかしながら 本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は 本件弁護士費用賠償金の支払いが遅延しているという継続的行為に起因した利息に相当するものであるが それも請求人において支出を余儀なくされる弁護士費用の一部に充てられたもので 当該遅延損害金は非課税所得に該当するのであるから 原処分庁の主張には理由がない 4

5 5 研究 (1) 審判所の考え方 1 所得税法は 人の担税力を増加させる経済的利得はすべて所得を構成する包括的所得概念を採用しているから その源泉 形式 合法性の有無を問わず所得とする 非課税とする規定がない限り これを課税対象としているものとすると解するのが相当である 2 本件損害賠償金及び本件損害賠償金に係る遅延損害金は いずれも請求人の所得を構成する 3 本件損害賠償金は 得べかりし利益を補てんするものだから その実質は所得を得たと同一の結果に帰着し 非課税所得には該当しない 4 本件損害賠償金に附帯して発生した遅延損害金も非課税所得に該当しない 損害賠償金の支払いが遅延したことに基づいて発生する法定の遅延利息で 継続的行為に起因した利息に相当するものであるため雑所得に該当する 5 本件弁護士費用賠償金及び本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金は いずれも請求人の所得を構成する 6 本件弁護士費用賠償金は 弁護士費用という財産的損害を補てんするための賠償金であり所得税法施行令第 30 条第二号に該当するため非課税所得である 7 本件弁護士費用賠償金に附帯して発生した遅延損害金も非課税所得に該当する (2) 包括的所得概念について所得を表現する金銭的価値の構成には 2 つに類型があり消費型 ( 支出型 ) 所得概念 ( 注 1) と取得型 ( 発生型 ) 所得概念 ( 注 2) があり 取得型所得概念において所得の範囲をどのように構成するかについては 制限型所得概念 ( 注 3) と包括的所得概念 ( 注 4) がある 我が国においては現在包括的所得概念にて 人の担税力を増価させる経済的利得はすべて所得を構成することになっている 所得税法は譲渡所得 山林所得 一時所得を設けて一時的 偶発的利得を一般的に課税の対象とするほか 雑所得を設けて一時所得に含まれない所得をすべて雑所得として課税の対象としている 所得税法は 包括的所得概念を採用しているとの審判所の判断は妥当であったと思う (3) 本件損害賠償金は得べかりし利益を補てんするものなのかという疑問 1 請求人が提起した訴訟は 債務不履行による ( 民法第 415 条を根拠とする ) 損害賠償金を請求する給付訴訟ではなく 不法行為による ( 民法第 709 条を根拠とする ) 損害賠償金を請求する給付訴訟である 2 不法行為による損害賠償金を請求する給付訴訟において原告 ( 請求人 ) が証明すべき事項は イD 社に違法があったこと ( 給付の原因 ) ロ請求人に損失が発生したこと ( 損失の発生 ) ハ給付の原因と損失の発生に相当な因果関係があること ( 因果関係の成立 ) である 3 請求人において 証明すべき事項のすべてを証明できたと裁判官が判断したから 損害賠償金の給付を認める判決が下された 5

6 4 請求人が受け取った本件損害賠償金は 得べかりし利益を補てんするものではなく 違法な賃金制度の適用を受けたことによって被った財産的損害を補てんするためのものと考えることができるのではないだろうか 5 請求人は D 社の不法行為によって被った損失の金額を証明するために たまたま違法な賃金制度がなかったとすれば支払われたであろう賃金と本件賃金等の差額をもって損失額と主張したに過ぎなかったのであり 他の方法で請求人が被った損失の金額を容易に証明することができるのであれば 他の方法によったかもしれない (3) 所得税法施行令第 30 条第二号に該当しないだろうか 1 請求人は 本件損害賠償金は所得税法施行令第 30 条第一号に該当する非課税所得だと主張しているが 不法行為により資産に加えられた損害につき支払いを受ける損害賠償金であれば 所得税法施行令第 30 条第二号に該当する非課税所得と考える余地があるのではないか 2 審判所もその可能性をまったく否定しているわけではない 本件損害賠償金は 賃金等の差額に相当する財産的損害に係る賠償金であるとして資産に係る賠償金であると判断しながらも その実質は請求人の労務の提供に対価として支給されるものあるため収益の補償であり 所得税法施行令第 30 条第二号に該当しないと判断している (4) 所得税法施行令第 30 条第二号の適用除外に該当するのか 1 所得税法施行令第 30 条第二号では そのかっこ書きで 所得税法施行令第 94 条の規定に該当するものは非課税所得から除外する旨の規定がある 2 審判所は 所得税法施行令第 94 条の規定に該当するという理由で 本件損害賠償金を非課税所得から除外し 課税所得と結論付けている 3 所得税法施行令第 94 条では 収入金額とされる保険金等は 不動産所得 事業所得 山林所得又は雑所得を生ずべき業務を行う居住者が受ける次に掲げるもので その業務の遂行により生ずべきこれらの所得に係る収入金額に代わる性質を有するもの であると規定している 請求人は 給与所得者であって 業務を行う居住者でないことは明らかであるから 所得税法施行令第 94 条の規定の適用を考える必要はないと考える 4 給与所得の金額の計算方法を定めている所得税法第 28 条第 2 項の規定を見ると 給与所得の金額は その年中の給与等の収入金額から給与所得控除額を控除した残額 と定義し 附随収入を含まない収入金額という用語が用いられていることから考えても 本件損害賠償金が得べかりし給与等の収入金額を補てんするものと考えるのは拙速であるように思う 6

7 (5) まとめ ( 裁決に反対 ) 1 本件訴訟において 請求人は 違法な賃金制度がなかったとすれば支払われたであろう賃金と本件賃金等の差額をもって損失額と主張したために 審判所は 本件損害賠償金を得べかりし利益を補てんするものと判断しているが 違法な賃金制度の適用を受けたことによって被った財産的損害を補てんするためのものとして所得税法施行令第 30 条第二号に該当する可能性をもっと慎重に審議すべきであった 2 請求人は 給与所得者であったことから考えると 業務を営む者の収益補償であるとする所得税法施行令第 94 条を適用すべきではなかった 3 また 本件損害賠償金に係る遅延賠償金は 損害賠償金の支払いが遅延したことにより発生する法定利息ではなく 不法行為による支払いが遅れた本件損害賠償金を補てんするためのものであって つまり本件損害賠償金を取得する権利である財産的損害を補てんするための賠償金であり 本件損害賠償金と同様に財産的損害を補てんするためのもの解する 3 本件損害賠償金及び本件損害賠償金に係る遅延損害金並びに本件弁護士費用賠償金及び本件弁護士費用賠償金に係る遅延損害金はいずれも請求人の所得を構成するが そのすべてが非課税所得である おわりに租税法が法律であることはいうまでもない 租税法が法律である限りそこには必ず正義 ( 注 5) がある そして租税法は誰のためにあるのかを問えば 申告納税制度の下では租税法は納税者に向けて作られた行為規範 ( 注 6) であるため まさに納税者のためにあるものであるといえよう 徴税のためのみに作られた法ではなく 納税者が負担公平の原則を租税法が基本原則としていること認識して 租税法を解釈して申告納税するのである 本件請求人は不法行為により損害を受けたことにより心身に相当の負担をしいられたであろう しかし 本件損害賠償金は賃金等を請求する権利という財産について損害を受けたものとして非課税にするという法の正義によって解釈したのである 7

8 ( 注 1) 消費型所得概念は 各人の収入のうち 効用ないし満足の源泉である財貨や人的役務の購入に充てられる部分のみを所得と観念し 蓄積に向けられる部分を所得の範囲から除外する考え方である 租税法第十七版 金子宏著 弘文堂 174 頁参照 ( 注 2) 取得型所得概念は 各人が収入等の形で新たに取得する経済的価値 すなわち経済的利得を所得と観念する考え方である 租税法第十七版 金子宏著 弘文堂 175 頁参照 ( 注 3) 制限的所得概念は 経済的利得のうち 利子 配当 地代 利潤 給与等 反覆的 継続的に生ずる利得のみを所得として観念し 一時的 偶発的 恩恵的利得を所得の範囲から除外する考え方である 租税法第十七版 金子宏著 弘文堂 175 頁参照 ( 注 4) 包括的所得概念は 人の担税力を増価させる経済的利得はすべて所得を構成することになり 反覆的 継続的利得のみではなく 一時的 偶発的 恩恵的利得も所得に含まれるとする考え方である 租税法第十七版 金子宏著 弘文堂 176 頁参照 ( 注 5) 実定法には法の理念が存在し それが法の妥当根拠を義務づけることになる その理念を 正義 という 租税法の基本原理松沢智著中央経済社 30 頁参照 ( 注 6) 規範は 存在に対し当為の基準である 当為とは いかにあるべきか 換言すれば かく行為すべきである その行為はなすべきでないと指図することを意味する 従って 実定法が社会規範であるとは その法を受ける者に対し行為を命ずることになる これを行為規範という 租税法の基本原理松沢智著中央経済社 30 頁参照 参考文献 金子宏 租税法 ( 第十七版 ) 弘文堂 松沢智 租税法の基本原理 中央経済社 8

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