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まいえひろもり
5 years ago
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1 PATCHBAY All Inclusive

2 はじめにこの度はをご購入いただき誠に有難う御座います本製品の性能を最大限に発揮させ末永くお使い頂く為にご使用になる前にこの取扱説明書を必ずお読み下さいまた本書が保証書となりますので大切に保管して下さいの基本的機能は工場出荷時において通常ハーフノーマル接続に設定されていますには基本的構造として三種類の接続方法がありまずその違いを理解することが大切です I. ノーマル接続ノーマル接続とは後部のパッチポイントが上下につながっておりオーディオ信号が正面からのパッチワーク無しで上下に流れるパターンです ( 図 1) ノーマル接続では周辺機器を後部に接続しパッチワークなしで普通に信号が流れる為ノーマル ( 普通 ) と呼ばれます例えば MTR の出力をリア上部に接続し下段はミキサーのテープ入力に接続しますこの接続でフロントからのパッチワーク抜きでMTRの出力がミキサーのテープ入力に常時つながっていることになりますノーマル接続ではフロントの上下いずれかのパッチポイントが使用されるとリア上下の接続が断たれます例えばもしMTR 出力から他の周辺機器に信号を送りたい場合フロント上段のパッチポイントに接続すればノーマル接続が断たれて ( 上記の例では MTR 出力とテープ入力 )MTRの信号が新しい外部入力に送られることになります ( 図 2) ノーマル接続においてはリアの上段はオーディオ機器の出力に接続されているため出力用のパッチポイントとなりますフロントの下段は直結しているリアパネルの下段がオーディオ機器の入力に接続されている為入力用のパッチポイントとなります MTR 出力外部機器入力入力背面前面背面前面 ( 図 1) ( 図 2) II. ハーフノーマル接続ハーフノーマル接続においてはノーマル接続と同じように通常はリアの上下がつながっていますしかしノーマル接続と違ってフロント上段のパッチポイントに接続してもリアの上下は切断されずリア上部からの信号はスプリットされて前面上部にも流れます ( 図 3) フロント下段にパッチ接続された場合のみノーマル接続 ( リア上下 ) は切断されます ( 図 4) 2

3 背面前面背面前面 ( 図 3) ( 図 4) 今日大半のは工場出荷時においてハーフノーマル接続の仕様となっていますハーフノーマルはスプリッターの機能を持つ為フロント上段のパッチポイントを使用して例えば1つの信号を 2 種類のプロセッサーに送ったり 2 つのミキサーチャンネルに送って異なったイコライジング等をすることができるわけですまたミキサーのサブグループ出力をテープ入力 ( ノーマル接続 ) と同時にサンプラー ( フロント上部から ) に送り接続を簡単にまとめることもできますハーフノーマル接続においてはフロント下段にパッチされるとノーマル接続と同様にリアの上下の接続が断たれます例えばミキサーの出力がリア上段そしてリア下段はアンプに接続されている場合フロント上段出力から外部プロセッサー ( イコライザーリバーブ等 ) へ入力しその出力からフロント下段の入力に接続することにより周辺機器をを通して簡単に接続することができます ( 図 5) ミキサー出力入力イコライザーその他周辺機器アンプ入力出力背面前面 ( 図 5) III. ストレート接続上下のパッチポイントが全く接続されていないものをストレート接続と呼びます ( 図 6) 背面前面背面前面 ( 図 6) ストレート接続では上下のパッチポイントを入出力用として使うことができますがリアの上下がつながっていない為フロントパネル上のパッチワークが必要となります一般的にストレート接続の目的はオーディオ機器の接続端子をのフロントに持ってくることにありますそれ故常時接続されていないエフェクターやシグナルプロセッサーのような周辺機器をストレート接続しフロントからパッチすると配線周りの変更が簡単になり効果的です例えばコンプレッサーをミキサーのチャンネルインサートにパッチしたりミックスダウン時に使ったりしますすなわち常時接続されていない機材をのストレート接続を利用して必要時に自由自在に使えるようにするわけです一般的に接続する機器の出力はリア上段に接続し入力は下段に接続しますノーマルやハーフノーマル接続のようにリアの上下が接続されていないため周辺機器の接続には出力から入力のフィードバックを避ける事ができるストレート接続を利用します 3

4 のセットアップまず最初にいくつのパッチポイントが必要かを見極めなければいけませんその対象としてミキサー MTR テープデッキシグナルプロセッサーサンプラーハードディスクレコーダー等が挙げられますこれらの入出力を全部カバーしようとすれば少なくとも 2~3 ヶのが必要となりますその他レコーディングする場合やスタジオのレイアウトスタジオユーザーの好み等を考慮して決めます次に下記の図のような接続図 ( 図 7) またはパッチポイントとリアパネルの接続及び接続スタイル ( ハーフノーマル / ストレート ) が明記されたパッチポイント構成図 ( 図 8) を書きますまた実際接続するにあたりフロントとリアの表示を明記するだけでなくリアパネルのケーブルに一つ一つラベルをつけると便利ですリアパネルを再編成する際非常に役立ちますキーボード MTR 音源音源モジュールモジュールリバーブマイクプリサンプラー TAPE IN TAPE OUT 8CH 8CH チャンネルインプット AUX センド AUX リターンサブグループアウト TAPE リターンメインミキサー 2 トラックメインチャンネルインサートサブ & メインインサートインアウト 16CH ( 図 7) 接続図 DAT 4

5 1 メインミキサーテープアウト 24 ハーフノーマル MTR テープイン MTR テープアウトハーフノーマル 1 メインミキサーテープリターン 24 1 インサートセンド 24 ハーフノーマル 1 インサートリターン 24 1 エフェクトセンド 12 1 エフェクトイン 12 ストレート周辺機器の接続 1 エフェクトリターン 12 1 エフェクトアウト 12 ( 図 8) 使用しているミキサーの AUX が少なく周辺機器を多数持っているユーザーにとってはによりそれらの機器の後部にある入出力端子をミキサーのすぐ側に設置することができる為まさに必需品となるわけですこれらの周辺機器の入出力端子の接続には通常ストレート接続タイプのを使います無論ハーフノーマルのを使って AUX センドリターンに周辺機器を接続することもできますしかしを使ってストレート接続を行うことにより多種多様の周辺機器をの表面上で自由に組み合わせ任意の AUX センドリターンに接続することができるわけですダイレクトアウトのないミキサーにダイレクトアウトを設けるもしミキサーのチャンネルにダイレクトアウトがない場合ハーフノーマル接続のをインサーションに接続することによりダイレクトアウトを設置することができますその際インサーションケーブルを使って各チャンネルのインサートをハーフノーマル仕様ののリアに接続しますもしフロントに何も接続しなければインサートに何も接続されていない状態と同様に信号はセンドからリターンに流れます外部周辺機器をパッチする際はフロント上段の出力と下段の入力を各々接続しますそしてフロント上段はダイレクトアウトとしても使える訳です 5

6 移動用ラックシステム内のライブの演奏やレコーディングで移動するためにラックシステムを組む場合でもを有効に使うことができます無論全ての周辺機器の入出力端子を前面に持ってくることができるだけでなくミキサーの接続を全てハーフノーマル化することにより例えばラックをスタジオに持ち込みマルチケーブルを使って必要な信号をミキシングコンソールに簡単に取り出すこともできますオーディオインターフェイスとミキサーの接続例ミキサーにダイレクトアウトがない場合通常はチャンネルインサートにフォンプラグを中間まで差し込んでインサートセンドの出力をダイレクトアウトとして使用しますしかしもっと良い方法がありますそれはインサーションケーブルとを使ってインサートポイントをセンドとリターンに分岐しその入出力をに立ち上げてしまう方法です例えば図 9のようにミキサー音源オーディオインターフェイス等の入出力を後部に接続しておきますこうすることにより前面の右側 6 列上段はミキサーの各チャンネルのプリフェーダー出力としてオーディオインターフェイス等へ入力することができますそしてCH3/4 に入力されたシンセ1 のステレオ信号はミキサーで他の音源とミックスされ 2MIXとしてモニタースピーカーや2トラックのレコーダー等に送ることができます同時にグループ3/4 のサブミックス信号をオーディオインターフェイスのトラック1と2に送ることができその信号をを使ってサンプラーに送ることもできます下記の例においてはミキサーのCH1/2 はに接続されていません時折をストレート接続でオープンにしてミキサーの任意のチャンネルをボーカルや楽器をマイク録りする為の専用チャンネルとして様々な器材を入れ替えることができるように工夫する場合が有ります a ス : ストレート, ハ : ハーフノーマルシンセ 1 サブミキサー 1 シンセ 2 オーディオインターフェイスグループ 3 グループ 4 メインミキサー (Y ケーブル ) アウトメインアウトアウトアウトインサートセンド L R A B L R OUT OUT CH3 CH4 CH5 CH6 CH7 CH8 ススハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ CH3 CH4 CH5 CH6 CH7 CH8 CH9 CH10 CH1 1 CH1 2 メインミキサーイン CH13 CH14 CH15 CH CH3 CH4 CH5 CH6 CH7 CH8 オーディオインターフェイスインメインミキサー (Y ケーブル ) インサートリターン b ス : ストレート, ハ : ハーフノーマル SMPTE タイムコードドラムマシンシンセ 3 アウトシンセ 3 サブミキサー 2 FX1 イン FX2 イン FX3 インイン L L イン Lアウト Lセンド L R L R L R インインインインインアウト Lアウト L R ススススススススススススススススススススハハハハアウト R R アウト Rアウト Rセンド L R L R L R アウトアウトアウトアウトアウトアウトインアウト L R SMPTE ドラムシンセ 3 シンセ 4 サブミキサー 2 FX1 FX2 FX3 FX4 マイク FX5 マイク FX6 パラ EQ チューナータイムコートマシンアウトアウトアウトアウトプリ 1 プリ 2 イン FX4 マイクプリ 1 ( 図 9) パッチポイント構成図 FX5 マイクプリ 2 FX6 パラ EQ ミキサーモノミキサーメインカセットミキサーメインアウトパワーアンプ 6

7 図 9の上段の中間セクションはミキサーでのミックスダウン時にオーディオインターフェイスの出力にアクセスする為のものでトラック1 から8 まで自由にコンプレッサー等のエフェクターをパッチすることができます上段のはCH1/2 を除いて全てハーフノーマル接続です下段のはエフェクターの接続がメインとなっている為ストレート接続を多用していますしかもストレート接続では複数のエフェクターを簡単に連結することができるので便利です例えばテープリターンからの信号をFX2 に接続しそこからパラメトリックEQ そしてFX3 最後にミキサーのチャンネル9 に入力することがいとも簡単にできるわけです Ⅰ. 接続の変更状況に応じてはストレート ( 上下が分離されている ) の設定が必要になります例えばコンプレッサー等のエフェクターをハーフノーマルの状態で後部に IN/OUT を接続する場合前面に何も接続されていないとコンプレッサーの出力と入力の間でループが生じてしまいますそのチャンネルのモジュールを前後に変換してストレートに変更することによりこのループを避けることができます下記の図を参照してモジュールを必要に応じてストレートに変換してください HOSA をお使いのお客様へ 1. リアパネルの 4 つのネジを外しモジュール全体を引き出す 2. 変更したいモジュール ( 合計 8 ヶ搭載 ) のネジを外す 3. モジュールの前後をリバースして再びネジで止める 4. リアパネルを再度設置してネジで止める ( 注 :RCA ピンタイプのではネジの代りにリベットを使っていますが変更方法は上記と全く同じです ) Ⅱ.dbx をお使いのお客様へ 1. リアパネルのパッチポイント上のナットを外します 2. リア下段のジャックを下の方に押してチャンネルモジュールを外します 3. モジュールの前後をリバースしてフレームに差し込みます 4. ナットを再度取り付けてモジュールを固定します ( 注 : ストレート接続になっている場合は D の文字が dbx のロゴの下に見えます工場出荷時においては N が dbx の下に見えハーフノーマル接続の仕様となっています 7

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Microsoft Word - PatchLive.doc

Microsoft Word - PatchLive.doc PATCH LIVE USER S MANUAL 日本語版 1 はじめにこの度は RODEC PATCH LIVE をご購入いただき誠に有難うございます本製品の性能を最大限に発揮させ末永くお使い頂くためご使用になる前にこの取扱説明書を必ずお読みください尚本書が保証書となりますのでお読みになった後は大切に保管してくださいご使用になる前に取扱説明書をお読みください 1. 梱包を開き破損や欠品がないか確認してください