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ひろとすみい
5 years ago
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1 愛知県建設部の品質確保に向けた取り組みについて愛知県建設部建設企画課長鎌田裕司目次 1. 設計設計成果品の品質確保の取組について 2. 入札建設工事の入札契約制度について 3. 施工施工段階の取組について 4. 検査成績評定優良工事表彰について 5. その他あいくる ( 愛知県リサイクル資材評価制度 ) について

2 愛知県建設部の品質確保に向けた取り組みについて平成 28 年 10 月 7 日愛知県建設部建設企画課 1 目次 1. 設計設計成果品の品質確保の取組について 1-1 プロポーザル方式による設計業者の選定 1-2 設計成果品の品質確保改善計画の取組 2. 入札建設工事の入札契約制度について 2-1 入札参加資格審査 2-2 総合評価落札方式 2-3 品確法改正を踏まえた取組 2-4 低入札対策 3. 施工施工段階の取組について 4. 検査成績評定優良工事表彰について 4-1 成績評定 4-2 優良工事表彰 5. その他あいくる ( 愛知県リサイクル資材評価制度 ) について 2

1. 設計成果品の品質確保の取り組みについて 1-1 プロポーザル方式による設計業者の選定構想力応用力が特に求められるものや技術的に高度な調査設計業務については

設計段階において受発注者による合同現地調査などの各種施策に取組み設計成果品の品質確保に努める 3 設計成果品の品質確保改善計画 ( 本導入 :H26 年度から ) 1

( 簡易な修正設計は除く ) 6 8 は施策が必要となる設計業務のみ ( 試行本導入 :H28 年度から ) 3 設計ミス防止チェックリストによる事前確認 6 照査技術者の立会 (

3 1. 設計成果品の品質確保の取り組みについて 1-1 プロポーザル方式による設計業者の選定構想力応用力が特に求められるものや技術的に高度な調査設計業務については業務内容に関する技術提案書を求めるプロポーザル方式による設計業者の選定を行っている 1-2 設計成果品の品質確保改善計画の取組み設計段階において受発注者による合同現地調査などの各種施策に取組み設計成果品の品質確保に努める 3 設計成果品の品質確保改善計画 ( 本導入 :H26 年度から ) 1 設計成果ミス事例集の提供 > 受注者にも提供 2 会計検査指摘事例集の提供 4 発注者との合同現地調査 5 発注者グループ班長の打合せ参加 ( 中間確認時等 ) 全ての設計業務を対象 ( 簡易な修正設計は除く ) 6 8 は施策が必要となる設計業務のみ ( 試行本導入 :H28 年度から ) 3 設計ミス防止チェックリストによる事前確認 6 照査技術者の立会 ( 重要構造物複雑な仮設などの設計業務 ) 7 業務完了時工事後等の設計内容を再確認 ( 設計ミス事例集への反映 ) 8 簡易な測量付き詳細設計 ( 測量から経年変化がある設計業務 ) ( 本導入 :H28 年度からの新規施策 ) 9 設計概要資料の作成 (A3 版 3 枚程度 ) 4

4 設計成果品の品質確保改善計画設計概要資料の作成 5 6

5 2. 建設工事の入札契約制度について 2-1. 入札参加資格審査 2-2. 総合評価落札方式 2-3. 品確法改正を踏まえた取り組み 2-4. 低入札対策 7 1 建設業許可受付建設業法公共工事の企業評価制度と入札制度建設業法所管官庁 ( 国都道府県 ) 建設業の許可 (5 年 ) 2 経営事項審査 3 発注者ごとの競争入札参加資格審査発注官庁 ( 国県市町村等 ) 4 工事ごとの競争入札参加資格審査結受名入許受審審資公付査簿札可付査果格告通認登参知定載加らあら落札申基準請建設業法公共工事を受注しようとする建設業者の経営に関する客観的事項について審査する役割 1 年に 1 回地方自治法施行令発注官庁が個別に定める一般競争入札に参加する資格総合点数 ( 経営事項評価点数 + 成績評価点数 ) を付与業者を格付け (ABCD) 2 年に 1 回札参加約入資格の確認入札落札総合評価 or 価格基準契地方自治法施行令 ,6 個々の工事ごとの入札参加資格を設定審査は個々の工事ごとに定めた入札参加資格があるかどうかを審査愛知県は入札後の事後審査個々の工事ごとに設定 5 入札落札者決定 8

6 績評価点数契2-1. 入札参加資格審査経営事項評価点数成成績評価点数総合点数工事成績評定点数障害者雇用状況点数優良工事表彰点数地域貢献点数ファミリーフレントリー企業登録状況点数指名停止等経歴点数愛知県ファミリーフレントリー企業 : 仕事と生活が調和した働きやすい会社の実現に取り組む企業 ( 約 1,000 社 ) ( 愛知県労働部労働福祉課所管 ) ( 参考 ) 設計測量建設コンサルタント等業務請負業者の総合点数総合点数 =3 ( 年間平均実績高点数 )+( 自己資本額点数 )+5 ( 有資格者数点数 ) +( 営業年数点数 ) 総合評価落札方式入札契約 ( 工事ごと ) 一般競争入札 5 千万円以上 1~5 千万円未満は 5 割指名競争入札入札参加資格施工実績地域要件約総合点数総合評価落札方式価格と品質価格競争価格のみ随意契約 10

7 総合評価落札方式の形式評価項目技術提案形式特別簡易型簡易型簡易な施工計画 (1~2 項目 ) 標準型技術提案 (2~3 項目 ) 企業の技術力配置予定技術者の技術力地域精通度地域貢献度 11 総合評価落札方式の審査について愛知県建設部総合評価審査委員会年 1 回開催落札者決定基準の決定通常部会簡易型及び標準型の技術提案に関する審査特別部会 ( 随時開催 ) WTO 案件に関する審査 12

8 審査委員の構成本委員会落札者決定基準通常部会技術提案審査学識委員 ( 大学教授 ) (1 名委員長 ) 学識委員 ( 国 ) (1 名 ) ( 事務所副所長級 ) 学識委員 ( 県外郭団体 ) (6 名 ) ( 部課長級 ) 行政委員 ( 県建設部 ) (5 名 ) 人数学識委員 2 名以上行政委員 1/2 以上 2 名以上 ( 通常は 3 名 ) WTO 案件は別途特別部会委員を選定 13 評価の方法除算方式標準点 + 加算点評価値 = 標準点入札価格入札予定価格事後審査方式評価値 1 位の落札候補者のみに事後審査資料を請求して確認 14

9 適用区分 ( 百万円 ) 予定価格 2470 特別簡易型簡易型標準型 150 地域型 Ⅰ 広域型地域型 Ⅰ 広域型 ( 広域型 ) 50 地域型 Ⅱ 技術レベル低地域型 Ⅱ : 土木舗装工事高 15 実績 (1) 実施件数 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 全工事契約件数 3,028 2,954 2,888 2,669 2,466 2,479 2,461 2,286 2,296 2,168 一般競争入札契約件数 %( 対全工事 ) , % 11.2% 27.4% 38.1% 34.3% 34.8% 35.6% 32.7% 30.4% 28.5% 総合評価契約件数 %( 対一般 ) % 31.5% 39.4% 57.9% 63.8% 85.5% 87.5% 87.4% 90.5% 87.0% 16

1 1 1 建設機械の保有 1 1 1 1 ISO9001 1 1 1 1 施工実績 2 1 1 工事成績 5 5 5 資格保有 2 CPD 実績 2 2 2 2 地域内の拠点有無 0~2 0~2 0~2

10 (2) 形式ごとの実施件数 17 評価項目 ( 一般土木工事 ) 評価項目標準型 ( 広域型 ) 簡易型 ( 地域型 Ⅰ) 特別簡易型 ( 地域型 Ⅰ) 特別簡易型 ( 地域型 Ⅱ) 技術提案 30 5または10 企業の技術力施工実績工事成績契約後 VE 実績優良工事表彰配置予定技術者の能力地域精通度地域貢献度中長期的な担い手の確保建設機械の保有 ISO 施工実績工事成績資格保有 2 CPD 実績地域内の拠点有無 0~2 0~2 0~2 0~2 地域内の施工実績災害協定活動実績ボランティア活動雇用実績 1 1 ISO 計 59~61 39~46 34~36 23~25 18

11 評価 ( 加点 ) のポイント落札者決定段階での総合評価は品確法の主旨を踏まえ品質確保 ( 企業及び技術者の技術力企業の社会性信頼性 ) に特化して評価を行っている工事の品質を確保するうえで地域精通度地域貢献度は重要な意義を有している具体的な評価内容地域内の拠点有無建設業許可登録のある営業所が地域内にあるか地域内の施工実績地域内における施工実績 ( 過去 5 年間 ) 災害協定活動実績県や市町村との防災協定等に基づく活動実績 ( 過去 3or5 年間 ) ボランティア活動道路河川等の維持に係る活動実績 ( 過去 1 年間 ) 雇用実績新規の正規社員の雇用実績 ( 過去 2 年間 ) ISO14001 営業所が取得しているか環境マネジメントに関する国際規格 19 総合評価導入後の状況総合評価を適用した工事の成績点は他の工事に比べて 2 点程度向上品質確保に一定の成果あり品質の確保総合評価落札方式を適用した工事の工事成績点は他の工事と比べて約 2 点向上品質確保について一定の成果あり H23 H24 H25 H26 H27 総合評価総合評価以外成績点数の差逆転落札最低入札価格者以外が落札したケース ( いわゆる逆転落札 ) は約 20% H23 H24 H25 H26 H27 総合評価件数逆転落札件数逆転率 26.7% 20.6% 19.6% 22.2% 22.2% 20

12 品確法改正を踏まえた愛知県の取り組み評価項目標準型 ( 広域型 ) 簡易型 ( 地域型 Ⅰ) 特別簡易型 ( 地域型 Ⅰ) 特別簡易型 ( 地域型 Ⅱ) 技術提案 30 5または10 企業の技術力施工実績若手技術者の確保育成工事成績満 29 歳以下の若手技術者の新規雇用契約後 VE 実績を評価優良工事表彰配置予定技術者の能力中長期的な担い手の確保建設機械の保有 ISO 建設機械の保有施工実績企業の施工能力や災害時の対応力を工事成績支える建設機械の保有を評価資格保有 2 CPD 実績地域精通度地域内の拠点有無 0~2 0~2 0~2 0~2 地域貢献度地域内の施工実績災害協定活動実績ボランティア活動 3 災害時における工事の実施体制の確保雇用実績現地活動を重視するよう現地活動と 1 1 ISO14001 訓練を区別して評価計 59~61 39~46 34~ ~25 22

全工種に係る調査基準価格及び最低制限価格の算定式について現場管理費の算入率を 80% から 90% に引き上げた 1: 総合評価落札方式の適用工事は除く 23 低入札対策の強化 ( 平成 28 年 4 月から ) 価格据置型総合評価落札方式とは

13 2-4. 低入札対策低入札価格調査制度最低制限価格制度制度調査基準価格失格判断基準最低制限価格対象予定価格 1 億 5 千万円以上の全工事予定価格 1 億 5 千万円以上の全工事 (WTO 対象工事は除く ) 競争入札に付す予定価格 1 億 5 千万円未満の全工事 1 平成 23 年 10 月から最低制限価格及び失格判断基準を全工種に拡大平成 28 年 6 月 1 日から調査基準価格及び最低制限価格の算定式を改正 ( 改正内容 ) 全工種に係る調査基準価格及び最低制限価格の算定式について現場管理費の算入率を 80% から 90% に引き上げた 1: 総合評価落札方式の適用工事は除く 23 低入札対策の強化 ( 平成 28 年 4 月から ) 価格据置型総合評価落札方式とは据置価格を下回る入札については入札価格にかえて据置価格を代入して評価値を算出し評価値が最も高いものと契約する方式ただし据置価格を下回る入札をしたものが低入札価格調査を経て落札者となった場合は入札価格が契約金額となる入札価格と評価値の関係は次のとおり ( 加算点を一定とした場合 ) 24

14 3. 施工段階の取組について適切な設計変更改正品確法において必要があると認められたときは適切に設計図書の変更及びこれに伴い必要となる請負代金又は工期の変更を行うことと規定されている建設部においては H28.3 に設計変更ガイドラインを策定し設計図書を変更する必要が生じた場合に請負代金又は工期の変更など適切な設計変更となるよう運用している 25 施工現場における労働環境の改善建設業界では若手技術者の確保育成を中心とした将来の担い手確保が重要な課題施工現場における労働環境の改善に向けて平成 27 年度より現場労働者を原則土日休みとする週休 2 日制モデル工事を実施平成 28 年度は完全週休 2 日制工事として取組を拡充し全事務所にて実施また平成 27 年度より女性専用仮設トイレを設置する女性も働きやすい現場環境整備モデルを実施平成 28 年度は誰もが働きやすい現場環境整備工事として取組を拡充し全事務所にて実施 26

15 4. 成績評定優良工事表彰について 4-1. 成績評定評定方法契約金額 250 万円以上評定区分考査項目 1. 施工体制 2. 施工状況 3. 出来形及び出来ばえ 4. 工事特性 5. 創意工夫 6. 社会性等 7. 法令遵守等優良工事表彰選考の基本卓越した技術と献身的な努力で優れた工事成績を収めた業者選考条件 (1) 工事の内容並びに成績評定結果が優れていること (2) 経営が健全でかつ社会的評価が優れていること受賞工事数土木工事対象工事件数のおおむね 2% 建築工事対象工事件数のおおむね 5% 対象工事 : 前年度に完成しかつ請負金額が 500 万円以上のもの 28

16 ５あいくる愛知県リサイクル資材評価制度について 29 あいくるの特色建設部局が実施する評価認定制度である建設資材に限定リサイクル資材の性能規定化率先利用方針 38道府県でリサイクル製品認定制度あり茨城県沖縄県以外は環境部局が所管あいくるは認定資材数が1,508で全国１位平成２８年４月末製造地や再生原料の産地を限定しない愛知県環境マネジメントシステムに位置づけ全庁での取り組み 30

製造業者から申請のあったリサイクル製品を愛知県が直接審査し認定する愛知県あいくる材率先利用方針認定資材のグループ分け

17 あいくるの仕組みリサイクル資材の評価基準リサイクル資材の品質リサイクル率安全性品質管理環境負荷の項目で評価基準を定めて公表する品質性能再生資源含有率環境に対する安全性品質管理環境負荷年 3 回受付あいくる材認定制度評価基準に基づき製造業者から申請のあったリサイクル製品を愛知県が直接審査し認定する愛知県あいくる材率先利用方針認定資材のグループ分け再生資源の出所や同種目の認定資材数によりグループ区分性能が確保でき複数の認定資材があり競争性が確保できる場合にはあいくる材を率先して利用する方針 31 あいくる材の認定について評価委員会で審議利用検討委員会で審議あいくる材の認定認定証交付 32

評価基準の区分および認定資材数平成 28 年 4 月末現在 1) 再生加熱アスファルト混合物 288 15) 下水汚泥利用肥料 0 2) 再生路盤材 203 16) ふすま紙 0 3) 再生コンクリート 0 17) 再生材利用土木シート 7 4) プレキャストコンクリート製品 797 18) 土木建築用ゴム資材 2 5)

11) 再生セラミック管 1 25) 再生材利用路面標示用資材 1 12) 再未利用木材利用資材 70 26) 再生ガラス発泡材 2 13) 建設汚泥改良土 11 27) 再生割ぐり石 (H28.4.

18 評価基準の区分および認定資材数平成 28 年 4 月末現在 1) 再生加熱アスファルト混合物 ) 下水汚泥利用肥料 0 2) 再生路盤材 ) ふすま紙 0 3) 再生コンクリート 0 17) 再生材利用土木シート 7 4) プレキャストコンクリート製品 ) 土木建築用ゴム資材 2 5) 舗装用ブロック 31 19) 再生特殊舗装材 4 6) 建築用仕上げ材 1 20) 土壌改良材 14 7) 型枠材 2 21) 土木建築用プラスチック資材 18 8) 再生材利用タイル 3 22) 断面修復材 0 9) 再生硬質塩化ビニル管 15 23) 再生路床材 9 10) 木質ボード 2 24) レジンコンクリート製品 2 11) 再生セラミック管 1 25) 再生材利用路面標示用資材 1 12) 再未利用木材利用資材 70 26) 再生ガラス発泡材 2 13) 建設汚泥改良土 11 27) 再生割ぐり石 (H 施行 ) 0 14) 堆肥植栽基盤材 25 合計 1, あいくる材の利用状況 ( 平成 27 年度集計 ) 県公共工事で約 44 億円相当のあいくる材を使用あいくる材の使用で利用された再生資源の総量は約 34.3 万トン ( 名古屋城天守閣約 9 個分の体積に相当 ) 主な再生資源の種類の紹介アスファルトコンクリート塊セメントコンクリート塊建設汚泥高炉スラグ一般廃棄物溶融スラグ再未利用木材再生合繊反毛再生プラスチック樹脂再生ペット樹脂等 34

Microsoft PowerPoint - 【資料６】業務取り組み

Microsoft PowerPoint - 【資料６】業務取り組み担い手確保技術者育成に向けた総合評価の取り組みの改善平成 30 年 4 月 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 1 建設コンサルタント業務等における総合評価の取り組み品質確保の取り組み業務能力評価型 ( 平成 25 年度 ~) 500 万円を超える業務において価格競争方式から簡易な実施方針を求め総合評価落札方式