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1 Windows Embedded 8.1 Industry ブランディング機能構築方法 東京エレクトロンデバイス株式会社インテリジェントシステムカンパニーエンベデッドソリューション部 2014 年 6 月

2 はじめに 本資料は Windows Embedded 8.1 Industry をベースにブランディング機能の構築方法を記載します ブランディング機能は Windows Embedded 8.1 Industry をインストールしただけではインストールされません Windows System Image Manager (Windows SIM) で応答ファイルを作成し Windows Embedded 8.1 Industry のインストールと同時に応答ファイルを読み込ませることで追加できます 本資料では 以下について説明します 応答ファイルの作成方法 Sysprep 方法 -1-

3 Firmware Startup screen Windows 起動時のロゴ Windows 起動時のロゴの入れ替えは BIOSの対応が必要になります UEFI Boot 時のみ有効になるので 64bit 版でのみサポートされます Windowsだけで対応はできません -2-

4 ブランディング用の応答ファイル作成方法 -3-

5 Windows Embedded 8.1 Industry の応答ファイル作成 Windows SIM を実行します このファイルは ADK ツールに付属されています

6 Windows Embedded 8.1 Industry の応答ファイル作成 Windows SIM ツールの ファイル から Windows イメージの選択 をクリックし Windows イメージファイルを開きます ここでは OPK 内にある install.wim ファイルをローカルへコピーし 選択しています イメージの選択 ウインドウで Windows 8.1 Embedded Industry をクリックします カタログがない場合は 作成しますか? で はい を選択します その後 Windows SIM 画面の Windows イメージ内にコンポーネントが表示されます -5-

7 Windows Embedded 8.1 Industry の応答ファイル作成 Windows イメージ内の Components に以下のコンポーネントがあること確認します ( 以下は 64bit OS イメージです ) amd64_microsoft-windows-embedded-bootexp_xxxx_neutral amd64_microsoft-windows-embedded-embeddedlogon_xxxx_neutral -6-

8 Windows Embedded 8.1 Industry の応答ファイル作成 Windows SIM の ファイル から新しい応答ファイルを選択します 画面真ん中の 応答ファイル 内に表示されます 以下のコンポーネント 2 つを specialize に追加します amd64_microsoft-windows-embedded-bootexp_xxxx_neutral amd64_microsoft-windows-embedded-embeddedlogon_xxxx_neutral -7-

9 Windows Embedded 8.1 Industry の応答ファイル作成 amd64_microsoft-windows-embedded-bootexp_xxxx_neutral の設定を以下に記載します DisableBootMenu:Widowns 起動時の F8 と F10 キー入力による Advanced Startup Option 画面の制御 (1: 表示しない ) DisplayDisabled: リカバー画面の制御 (1: 表示しない ) HideAllBootUI: スタートアップ画面表示の制御 (1: 表示しない ) HideBootLogo:Windows 起動時の表示ログの制御 (1: 表示しない ) HideBootStatusIndicator:Windows 起動時のインジケータ表示の制御 (1: 表示しない ) HideBootStatusMessage:Windows 起動時のメッセージ表示の制御 (1: 表示しない ) 上記デフォルトは 0 になっています ( 参照 ) -8-

10 Windows Embedded 8.1 Industry の応答ファイル作成 amd64_microsoft-windows-embedded-bootexp_xxxx_neutral の設定を以下に記載します AnimationDisabled:Welcome 画面でアニメーションの禁止 (1: 表示しない ) BrandingNeutral:Welcome 画面 / シャットダウンブロックダイアログの制御 ( 以下 参照の URL を確認 ) HideAutoLogonUI:: 自動ログイン画面の制御 AutoLogon の設定が必須 (1: 表示しない ) 自動ログイン画面を表示しなくしてもスリープ / 休止からの復帰時のパスワードロック画面が表示されるため スリープ / 休止からの復帰時のパスワードロック画面を表示しないようにする場合は [ 電源オプション ]->[ スリープ解除時のパスワード保護 ] の変更が必要 NoLockScreen: ロック画面の制御 (1: 表示しない ) UIVerbosityLevel:Welcome 画面 / シャットダウン / スリープ / 休止画面でのメッセージ表示の制御 (1: 表示しない ) ( 参照 ) -9-

11 Windows Embedded 8.1 Industry の応答ファイル作成 応答ファイルを保存 ファイル 名前を付けて保存 をクリックし xml ファイルを作成します -10-

12 Windows Embedded 8.1 Industry の応答ファイル作成 XML ファイルは以下のような内容です -11-

13 OS イメージ作成 -12-

14 標準の Windows Embedded 8 Inudstry の起動画面 通常 Windows Embedded 8.1 Inudstry は 以下のように起動します -13-

15 ブランディング適用イメージ作成 Sysprep を使用してブランディング適用イメージ作成 応答ファイルを現在の OS イメージ上にコピーします Sysprep ファイルが C: Windows System32 Sysprep フォルダ内にあることを確認します 管理者として cmd.exe を実行し sysprep.exe /generalize /oobe /shutdown /unattend:c: work unattend_test.xml を実行します ( ここでは 応答ファイルを c: work unattend_test.xml として保持しています ) Sysprep が実行され シャットダウンされます -14-

16 ブランディング起動画面 まず注意点として ブランディングをする際は 必ず製品版のプロダクトキーが必要になります 評価用のキーでは ブランディングの機能は実行できません 最初に Sysprep の /oobe を実行したため OOBE 画面で起動しますので 設定入力を記載します ( もしくは応答ファイルにあらかじめ設定します ) この際に 製品版のプロダクトキーにてアクティベーションを行います 次に起動する際には 以下のブラック画面もしくは BIOS で設定したロゴ画面で起動します BIOS にてロゴ設定なし BIOS にてロゴ設定あり -15-

17 ( 補足 ) 自動ログインの設定方法 ブランディングをしただけではログイン画面が表示されるため 以下の設定にて自動ログインにします ファイル名の指定して実行より control userpasswords2 を実行します ユーザーがこのコンピュータを使うには ユーザー名とパスワードの入力が必要 のチェックをはずします 自動サインインにてパスワードを入力します 上記設定で自動ログインになります -16-

18 東京エレクトロンデバイス株式会社インテリジェントシステムカンパニーエンベデッドソリューション部 URL: Mail: TEL: 東京エレクトロンデバイスより 組み込み開発に関する最新情報をお届けします