Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎, 10gリリース2(10.2)

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1 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎 10g リリース 2(10.2) 部品番号 : B 年 3 月 Oracle データベースのバックアップおよびリカバリの基礎について 一般的なバックアップ タスクおよびリカバリ タスクで Recovery Manager を使用する場合を重点的に説明します

2 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎, 10g リリース 2(10.2) 部品番号 : B 原本名 : Oracle Database Backup and Recovery Basics, 10g Release 2 (10.2) 原本部品番号 : B 原本著者 : Antonio Romero 原本協力者 : Lance Ashdown Tammy Bednar Anand Beldalker Timothy Chien Raymond Guzman Alex Hwang Ashok Joshi J. William Lee Valarie Moore Muthu Olagappan Samitha Samaranayake Francisco Sanchez Steven Wertheimer Wanli Yang Copyright 2003, 2006, Oracle. All rights reserved. 制限付権利の説明 このプログラム ( ソフトウェアおよびドキュメントを含む ) には オラクル社およびその関連会社に所有権のある情報が含まれています このプログラムの使用または開示は オラクル社およびその関連会社との契約に記された制約条件に従うものとします 著作権 特許権およびその他の知的財産権と工業所有権に関する法律により保護されています 独立して作成された他のソフトウェアとの互換性を得るために必要な場合 もしくは法律によって規定される場合を除き このプログラムのリバース エンジニアリング 逆アセンブル 逆コンパイル等は禁止されています このドキュメントの情報は 予告なしに変更される場合があります オラクル社およびその関連会社は このドキュメントに誤りが無いことの保証は致し兼ねます これらのプログラムのライセンス契約で許諾されている場合を除き プログラムを形式 手段 ( 電子的または機械的 ) 目的に関係なく 複製または転用することはできません このプログラムが米国政府機関 もしくは米国政府機関に代わってこのプログラムをライセンスまたは使用する者に提供される場合は 次の注意が適用されます U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the Programs, including documentation and technical data, shall be subject to the licensing restrictions set forth in the applicable Oracle license agreement, and, to the extent applicable, the additional rights set forth in FAR , Commercial Computer Software--Restricted Rights (June 1987). Oracle Corporation, 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA このプログラムは 核 航空産業 大量輸送 医療あるいはその他の危険が伴うアプリケーションへの用途を目的としておりません このプログラムをかかる目的で使用する際 上述のアプリケーションを安全に使用するために 適切な安全装置 バックアップ 冗長性 (redundancy) その他の対策を講じることは使用者の責任となります 万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても オラクル社およびその関連会社は一切責任を負いかねます Oracle JD Edwards PeopleSoft Retek は米国 Oracle Corporation およびその子会社 関連会社の登録商標です その他の名称は 他社の商標の可能性があります このプログラムは 第三者の Web サイトへリンクし 第三者のコンテンツ 製品 サービスへアクセスすることがあります オラクル社およびその関連会社は第三者の Web サイトで提供されるコンテンツについては 一切の責任を負いかねます 当該コンテンツの利用は お客様の責任になります 第三者の製品またはサービスを購入する場合は 第三者と直接の取引となります オラクル社およびその関連会社は 第三者の製品およびサービスの品質 契約の履行 ( 製品またはサービスの提供 保証義務を含む ) に関しては責任を負いかねます また 第三者との取引により損失や損害が発生いたしましても オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます

3 目次 はじめに はじめに... xi 対象読者... ドキュメントのアクセシビリティについて... 関連ドキュメント... 表記規則... サポートおよびサービス... xii xii xii xiii xiii 1 バックアップおよびリカバリの概要 バックアップおよびリカバリとは何か 物理バックアップと論理バックアップ バックアップからのリカバリが必要なエラーおよび障害 ユーザー エラーの理解 メディア障害の理解 Oracle のバックアップおよびリカバリ ソリューション : Recovery Manager およびユーザー管理のバックアップ バックアップおよびリカバリ : 基本概念 データのリカバリで使用されるデータベースの物理構造 データ ファイルおよびデータ ブロック REDO ログ 制御ファイル UNDO セグメント データベースのリカバリ処理 : 基本概念 データ リカバリの方式 データ ファイルのメディア リカバリ : データ ファイルのリストアと REDO の適用 完全 不完全および Point-in-Time リカバリ インスタンス障害後の自動リカバリ : クラッシュ リカバリ Recovery Manager を使用したバックアップおよびリカバリ Recovery Manager によるバックアップが可能なファイル Recovery Manager のバックアップ先 : ディスクおよびメディア マネージャ Recovery Manager での Oracle データベースのバックアップのタイプ 一貫性バックアップおよび非一貫性バックアップ 全体バックアップおよび増分バックアップ イメージ コピー バックアップ セットおよびバックアップ ピース 自動ディスク ベース バックアップおよびリカバリ : フラッシュ リカバリ領域 Oracle Flashback Technology: Point-in-Time リカバリの代替方法 リストア ポイント 障害とバックアップおよびリカバリ方法との対応付け i

4 メディア障害への対処 ユーザー エラーへの対処 バックアップおよびリカバリ方式のシステム要件 各バックアップ方式の機能の比較 バックアップおよびリカバリ計画 バックアップ計画を決定するデータ リカバリ計画 データ リカバリ計画の立案 ユーザー エラーへの対処方法の立案 : Point-in-Time リカバリおよびフラッシュバック機能 Oracle Flashback Database 通常のリストア ポイントと保証付きリストア ポイントの作成 データベースの Point-in-Time リカバリ 論理バックアップからの消失したオブジェクトのインポート メディア障害対策の立案 : リストアおよびメディア リカバリ 例 : オンライン REDO ログのリカバリ データ ファイル ブロック破損に対する対策の立案 : ブロック メディア リカバリ バックアップ計画の立案 冗長性セットの保護 フラッシュ リカバリ領域の使用の有無の決定 ARCHIVELOG および NOARCHIVELOG モードの決定 NOARCHIVELOG モードでの稼働の影響 ARCHIVELOG モードでの稼働の影響 Oracle のフラッシュバック機能とリストア ポイントの使用の決定 バックアップ保存方針の選択 Recovery Manager によるバックアップ保存方針の実装 リカバリ期間ベースのバックアップ保存方針 冗長性ベースのバックアップ保存方針 古いバックアップのアーカイブ バックアップ頻度の決定 構造の変更前と後のバックアップの実行 頻繁に更新される表領域のバックアップのスケジューリング NOLOGGING 操作後のバックアップ 保護と柔軟性の強化のためのデータベース データのエクスポート オンライン REDO ログのバックアップの防止 サーバーのハードウェアおよびソフトウェア構成に関する情報の保持 データ リカバリ計画の検査 BACKUP... VALIDATE の使用 Recovery Manager バックアップの検査 : VALIDATE および RESTORE VALIDATE データベースのリストアおよびリカバリ手順のテスト バックアップおよびリカバリの設定と構成 Recovery Manager クライアントの操作の概要 Recovery Manager の起動および終了 Recovery Manager のグローバリゼーション サポート環境変数の設定 コマンド プロンプトでの Recovery Manager コマンドの入力 Recovery Manager でのコマンド ファイルの使用 Recovery Manager コマンドおよびコマンド ファイルの構文のチェック : CHECKSYNTAX ii

5 コマンドラインでの Recovery Manager コマンド構文のチェックの例 コマンド ファイル内の Recovery Manager コマンド構文のチェックの例 Recovery Manager を使用したデータベースの起動および停止 データベースへの Recovery Manager クライアントの接続 Recovery Manager で使用するデータベース接続のタイプ データベース接続の認証 コマンドラインからのターゲット データベースへの接続 Recovery Manager プロンプトからのターゲット データベースへの接続 Recovery Manager バックアップ用のデータベースの設定 永続的な構成設定 : Recovery Manager の動作の制御 Recovery Manager の現行の構成設定の表示 : SHOW Recovery Manager のデフォルトの構成設定のリストア : CONFIGURE... CLEAR バックアップ用のデフォルト デバイス タイプの構成 ディスク バックアップ用のデフォルト バックアップ タイプの構成 テープまたはディスクに対する圧縮バックアップ セットのデフォルトの構成 ディスク デバイスとチャネルの構成 テープ デバイスとチャネルの構成 制御ファイルおよびサーバー パラメータ ファイルの自動バックアップの構成 制御ファイルの自動バックアップ書式の構成 制御ファイルの構成済自動バックアップ書式の変更 Recovery Manager 用のフラッシュ リカバリ領域の設定 フラッシュ リカバリ領域の位置の選択 フラッシュ リカバリ領域 自動ストレージ管理および Oracle Managed Files フラッシュ リカバリ領域に格納できるファイル フラッシュ リカバリ領域のサイズの計画 フラッシュ リカバリ領域のサイズと位置の初期化パラメータの設定 フラッシュ リカバリ領域のサイズ : DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE フラッシュ リカバリ領域の位置 : 初期化パラメータ DB_RECOVERY_FILE_DEST 複数のデータベース間でのフラッシュ リカバリ領域の共有 フラッシュ リカバリ領域使用時の初期化パラメータの制限 既存データベースへのフラッシュ リカバリ領域の追加 V$RECOVERY_FILE_DEST および V$FLASH_RECOVERY_AREA_USAGE の使用 フラッシュ リカバリ領域の無効化 バックアップ保存方針の構成 リカバリ期間ベースの保存方針の構成 冗長性ベースの保存方針の構成 現在のバックアップ保存方針の表示 保存方針の無効化 フラッシュ リカバリ領域における Oracle のディスク領域の管理方法 フラッシュ リカバリ領域のファイルが削除の対象となる場合 フラッシュ リカバリ領域で領域が使用不可の場合 ディスク ベースのバックアップ用のフラッシュ リカバリ領域の構成 : 例 フラッシュ リカバリ領域での多重化ファイルを使用したデータベースの作成 : 例 フラッシュ リカバリ領域でのアーカイブ ログのみを使用したデータベースの作成 : 例 Recovery Manager を使用したデータベースのバックアップ Recovery Manager バックアップの概要 Recovery Manager によるバックアップが可能なファイル iii

6 Recovery Manager バックアップの形式 : イメージ コピーおよびバックアップ セット イメージ コピー バックアップ セット Recovery Manager によるデータ ファイルの全体バックアップおよび増分バックアップ Recovery Manager の BACKUP コマンドの出力に影響するオプションの指定 Recovery Manager の BACKUP に対する出力デバイス タイプの指定 Recovery Manager の BACKUP に対するイメージ コピーまたはバックアップ セットの出力のディスクへの指定 Recovery Manager の BACKUP に対する出力ファイルの場所の指定 Recovery Manager の BACKUP に対するタグの指定 Recovery Manager によるバックアップでの圧縮バックアップ セットの使用 Recovery Manager を使用したデータベース ファイルおよびアーカイブ ログのバックアップ Recovery Manager を使用した一貫性バックアップおよび非一貫性バックアップの作成 Recovery Manager を使用したデータベース全体のバックアップの作成 Recovery Manager を使用した個々の表領域のバックアップ Recovery Manager を使用した個々のデータ ファイルおよびデータ ファイルのコピーのバックアップ データ ファイルのバックアップ データ ファイルのコピーのバックアップ Recovery Manager を使用した制御ファイルのバックアップ 他のファイルの現行の制御ファイルをバックアップに含める 現行の制御ファイルの手動バックアップ 制御ファイルのコピーのバックアップ Recovery Manager を使用したサーバー パラメータ ファイルのバックアップ Recovery Manager を使用したアーカイブ REDO ログのバックアップ BACKUP ARCHIVELOG を使用したアーカイブ REDO ログ ファイルのバックアップ アーカイブ ログのバックアップ時のオンライン REDO ログの自動切替え DELETE INPUT または DELETE ALL INPUT を指定した BACKUP ARCHIVELOG の使用 BACKUP... PLUS ARCHIVELOG を使用したログのバックアップ Recovery Manager の増分バックアップ 増分バックアップ アルゴリズム レベル 0 およびレベル 1 の増分バックアップ 差分増分バックアップ 累積増分バックアップ 基本的な増分バックアップ計画 増分バックアップの作成 : BACKUP INCREMENTAL 増分更新バックアップ : イメージ コピーのバックアップのロールフォワード 増分更新バックアップ : 基本的な例 増分更新バックアップ : 1 週間の例 増分バックアップのパフォーマンスの改善 : チェンジ トラッキング チェンジ トラッキングの有効化および無効化 チェンジ トラッキングが有効かどうかの確認 チェンジ トラッキング ファイルの移動 ディスク上のチェンジ トラッキング ファイルのサイズの見積り Recovery Manager を使用したデータベース ファイルの検証 バックアップおよび Recovery Manager リポジトリのレポートの概要 Recovery Manager バックアップ アーカイブ ログおよびデータベース インカネーションの表示 LIST コマンドによって生成された Recovery Manager レポート iv

7 バックアップの表示 バックアップごとの表示 ファイルごとの表示 サマリー モードでのバックアップの表示 選択したバックアップの表示 データベース インカネーションの表示 バックアップおよびデータベース スキーマのレポート Recovery Manager バックアップのレポート 保存方針に基づくバックアップが必要なファイルのレポート 様々な保存方針での Recovery Manager の REPORT NEED BACKUP の使用 表領域およびデータ ファイルでの Recovery Manager の REPORT NEED BACKUP の使用 テープまたはディスク上のバックアップのみでの REPORT NEED BACKUP の使用 リカバリ不能な操作の影響を受けるデータ ファイルのレポート 不要なバックアップのレポート データベース スキーマのレポート リストア ポイントおよび Oracle Flashback Database を使用したデータ保護 リストア ポイントおよび Oracle Flashback Database の概要 Oracle Flashback Database データベースのフラッシュバックの期間 通常のリストア ポイント リストア ポイントを使用できるコマンド 保証付きリストア ポイント ストレージ スナップショットの代替方法としての保証付きリストア ポイントの使用 Oracle Flashback Database および保証付きリストア ポイントのロギング 保証付きリストア ポイントおよびフラッシュ リカバリ領域の領域使用状況 フラッシュバック ロギングが無効な場合の保証付きリストア ポイントのロギング 保証付きリストア ポイントを定義している場合の Oracle Flashback Database のロギング 通常のリストア ポイントと保証付きリストア ポイントの使用 保証付きリストア ポイントの使用の要件 通常のリストア ポイントと保証付きリストア ポイントの作成 リストア ポイントのリスト リストア ポイントの削除 保証付きリストア ポイントの領域使用状況の監視 Oracle Flashback Database の設定とメンテナンス Oracle Flashback Database の制限事項 Oracle Flashback Database の有効化の要件 Oracle Flashback Database のロギングの有効化 フラッシュバック ログを格納するためのフラッシュ リカバリ領域のサイズ設定 データベースのフラッシュバック ログのディスク領域要件の見積り フラッシュ リカバリ領域におけるフラッシュバック ログ用の領域管理 フラッシュバック ログの保持と削除の規則 現行のデータベースのフラッシュバックの期間の確認 Oracle Flashback Database のパフォーマンス チューニング Oracle Flashback Database のパフォーマンスの影響の監視 I/O エラーの場合の Flashback Writer(RVWR) の動作 v

8 6 データベースの完全リストアおよび完全リカバリの実行 Recovery Manager を使用したデータベースのリストアおよびリカバリの概要 この章の内容 Enterprise Manager を使用したリストアおよびリカバリ データベースのリストアおよびリカバリの基本使用例 データベース全体のリストアおよびリカバリ : 使用例 読取り専用表領域を含むデータベースのリカバリ データベース全体のリストアおよびリカバリでの一時表領域の再作成 個々の表領域またはデータ ファイルのリストアおよび完全リカバリ : 使用例 データベースのリストアおよびリカバリの準備および計画 データベースのリストアおよびリカバリ手順の概要 リストアまたはリカバリするデータベース ファイルの決定 消失した制御ファイルの確認 メディア リカバリが必要なデータ ファイルの識別方法 読取り専用表領域のリカバリ DBID の決定 リストア操作で使用するバックアップの確認 : RESTORE PREVIEW RESTORE... PREVIEW の使用 RESTORE... PREVIEW SUMMARY の使用 RESTORE... PREVIEW RECALL の使用 バックアップのリストアの検査 : RESTORE VALIDATE および VALIDATE BACKUPSET RESTORE... VALIDATE を使用したバックアップからのリストアの検査 VALIDATE BACKUPSET を使用したバックアップ セットの検査 Recovery Manager の RESTORE: 消失したデータベース ファイルのバックアップからのリストア バックアップからの制御ファイルのリストア 制御ファイルのデフォルトのリストア先 制御ファイルの自動バックアップからの制御ファイルのリストア フラッシュ リカバリ領域を使用した場合の制御ファイルのリストア リカバリ カタログを使用した場合の制御ファイルのリストア 既知の場所からの制御ファイルのリストア 新しい場所への制御ファイルのリストア バックアップ制御ファイルを使用した場合の制限 バックアップからのサーバー パラメータ ファイル (SPFILE) のリストア 制御ファイルの自動バックアップからの SPFILE のリストア Recovery Manager によるクライアント側初期化パラメータ ファイル (PFILE) の作成 データ ファイルおよび表領域のリストアとリカバリ バックアップから新しい場所へのデータ ファイルのリストア リストア済データベース 表領域またはデータ ファイルのメディア リカバリの実行 新しい場所への単一のデータ ファイルのリストアおよびリカバリ : 例 バックアップからのアーカイブ REDO ログのリストア 新しい場所へのアーカイブ REDO ログのリストア 複数の場所へのアーカイブ REDO ログのリストア フラッシュバックおよびデータベースの Point-in-Time リカバリの実行 Point-in-Time リカバリとフラッシュバックの機能 データベースの Point-in-Time リカバリ Oracle Flashback Technology: Point-in-Time リカバリの代替方法 Oracle Flashback Query: 行レベルでのリカバリ Oracle Flashback Table: 個々の表の過去の状態へのリカバリ vi

9 Oracle Flashback Table を使用する場合の前提条件 Oracle Flashback Table の実行 Oracle Flashback Drop: DROP TABLE 操作の取消し ごみ箱の概要 ごみ箱への表およびその他のオブジェクトの移動 ごみ箱内のオブジェクトのネーミング規則 ごみ箱の有効化および無効化 ごみ箱内のオブジェクトの表示および問合せ ごみ箱の容量と領域圧迫 領域圧迫の理解 データベースによる領域圧迫の処理 ごみ箱のオブジェクトとセグメント ごみ箱内の表に対する削除のフラッシュバックの実行 元の名前が同じ複数のオブジェクトに対する削除のフラッシュバック ごみ箱からのオブジェクトの消去 PURGE TABLE: 表および依存オブジェクトの消去 PURGE INDEX: ごみ箱内の領域の解放 PURGE TABLESPACE: 表領域内の削除したすべてのオブジェクトの消去 PURGE RECYCLEBIN: ユーザーのごみ箱内のすべてのオブジェクトの消去 PURGE DBA_RECYCLEBIN: ごみ箱内のすべてのオブジェクトの消去 表領域 クラスタ ユーザーまたは型の削除とごみ箱 Oracle Flashback Drop のための権限およびセキュリティ Oracle Flashback Drop の制限事項 Oracle Flashback Database を使用したデータベースの変更の取消し Oracle Flashback Database の実行例 Oracle Flashback Database 操作が正常に終了した後に実行可能な操作 誤った時刻へのデータベースのフラッシュバック後に実行可能な操作 Oracle Flashback Database およびインカネーションをまたがった不明確な SCN 保証付きリストア ポイントまでのデータベースのフラッシュバックの実行 Oracle Flashback Database の実行による OPEN RESETLOGS の取消し スタンバイ データベースにおける OPEN RESETLOGS に対する Oracle Flashback Database OPEN RESETLOGS の右側へのデータベースのフラッシュバックの例 データベースの Point-In-Time リカバリの実行 データベースの Point-in-Time リカバリの要件 Point-in-Time リカバリおよびデータベース インカネーションの概要 親 祖先および兄弟のデータベース インカネーションの理解 データベースのインカネーション履歴の例 兄弟インカネーション 不明確な SCN および RESET DATABASE INCARNATION データベース インカネーションと孤立したバックアップ 孤立したバックアップの使用 データベースの Point-in-Time リカバリの準備 現行のインカネーション内での Point-in-Time リカバリ データベースの Point-in-Time リカバリでの目標時点の指定 データベースの Point-in-Time リカバリ後に実行可能な操作 祖先インカネーションまでの Point-in-Time リカバリ vii

10 8 Recovery Manager のメンテナンス作業 制御ファイルのみを使用した Recovery Manager リポジトリのメンテナンス 制御ファイルのバックアップおよびリストア 制御ファイル レコードの上書きの監視 制御ファイル レコードの上書きの管理 フラッシュ リカバリ領域と CONTROL_FILE_RECORD_KEEP_TIME の相互作用 CROSSCHECK を使用した Recovery Manager リポジトリの更新 Recovery Manager のクロスチェック バックアップ セットおよびイメージ コピーでの CROSSCHECK の基本的な使用 特定のバックアップ セットおよびコピーのクロスチェック 特定のデータベース ファイルのバックアップのクロスチェック Recovery Manager の CROSSCHECK における特定の時点以降のバックアップへの制限 バックアップの削除 指定したバックアップの削除 CROSSCHECK 後の期限切れの Recovery Manager のバックップの削除 Recovery Manager のバックアップでの DELETE FORCE の使用 保存方針に基づいて不要になった Recovery Manager のバックアップの削除 KEEP UNTIL に指定した期限が切れたときの DELETE OBSOLETE の動作 メンテナンス操作に対する複数の Recovery Manager チャネルの使用 複数の Recovery Manager チャネルのメンテナンス コマンドへの割当て 複数のチャネルでの Recovery Manager のクロスチェックおよび削除方法 回のコマンドによるディスク チャネルおよびテープ チャネルのクロスチェック : 例 複数の Oracle Real Application Clusters ノードのクロスチェック : 例 回の DELETE コマンドによるディスク チャネルおよびテープ チャネルでの削除 : 例 複数のチャネルの解放 : 例 Recovery Manager を使用したデータベースの削除 バックアップ レコードの状態の変更 バックアップ状態のマーク付け 保存方針からの長期バックアップの除外 アーカイブ ログおよびユーザー管理コピーのカタログへの追加 アーカイブ ログおよびユーザー管理コピーのカタログへの追加 ユーザー管理データ ファイルのコピーのカタログへの追加 バックアップ ピースのカタログへの追加 ディスクの場所にあるすべてのファイルのカタログへの追加 フラッシュ リカバリ領域の内容のカタログへの追加 Recovery Manager レコードのカタログからの削除 Recovery Manager レコードのカタログからの削除 オペレーティング システムのユーティリティを使用して削除したファイルのレコードの削除 フラッシュ リカバリ領域のメンテナンス フラッシュ リカバリ領域が一杯になった場合の解決方法 フラッシュ リカバリ領域の位置の変更 ファイル作成時にインスタンスがクラッシュした場合のフラッシュ リカバリ領域の動作 A Recovery Manager ベースのディスクおよびテープのバックアップ計画の例 フラッシュ リカバリ領域へのバックアップ : 基本的な例... A-2 ディスク専用バックアップのスクリプト作成... A-2 少数のデータ ブロックが変更される場合のバックアップ スクリプト... A-2 viii

11 初期設定... A-2 毎日実行するスクリプト... A-3 ブロックが頻繁に変更される場合のバックアップ スクリプト... A-5 半数のブロックが毎週変更される場合のバックアップ スクリプト... A-6 初期設定... A-7 毎週実行するスクリプト... A-7 フラッシュ リカバリ領域およびテープへのバックアップ : 基本的な例... A-8 ディスクまたはテープにバックアップするための Recovery Manager 環境の構成... A-8 ディスクおよびテープへのバックアップ スクリプトの作成例... A-9 少数のデータ ブロックが変更される場合のバックアップ スクリプト... A-9 初期設定... A-9 毎日実行するスクリプト... A-9 多くブロックが変更される場合のバックアップ スクリプト... A-10 初期設定... A-11 毎週実行するスクリプト... A-11 毎日実行するスクリプト... A-11 半数のブロックが変更される場合のバックアップ スクリプト... A-11 初期設定... A-12 毎週実行するスクリプト... A-12 毎日実行するスクリプト... A-12 データベースのバックアップ用に十分なディスク領域がない場合のバックアップ スクリプト... A-14 毎週実行するスクリプト... A-14 毎日実行するスクリプト... A-15 用語集索引 ix

12 x

13 はじめに このマニュアルでは Oracle データベースのバックアップおよびリカバリの基本的な概念について説明します ここでは 次の項目について説明します 対象読者 ドキュメントのアクセシビリティについて 関連ドキュメント 表記規則 サポートおよびサービス xi

14 対象読者 このマニュアルは Recovery Manager を使用して Oracle データベース サーバーのバックアップおよびリカバリを実行するデータベース管理者を対象としています このマニュアルを使用するには 次の知識が必要です リレーショナル データベースの概念および基本的なデータベース管理 ( Oracle Database 概要 および Oracle Database 管理者ガイド を参照 ) Oracle データベースを実行するオペレーティング システム環境 第 1 章 バックアップおよびリカバリの概要 に示す概念は Recovery Manager を使用しない場合でも バックアップおよびリカバリを実行するすべてのユーザーに重要です 第 2 章以降では Recovery Manager を使用したバックアップ リカバリおよびメンテナンスの方法について説明します Recovery Manager を使用せずにバックアップおよびリカバリを管理する予定のユーザーは 第 1 章に示す概念を確認した後 さらなる概念について Oracle Database バックアップおよびリカバリ アドバンスト ユーザーズ ガイド の第 I 部を参照し ユーザー管理のバックアップおよびリカバリ方法について第 IV 部の章を参照してください ドキュメントのアクセシビリティについて オラクル社は 障害のあるお客様にもオラクル社の製品 サービスおよびサポート ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています オラクル社のドキュメントには ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています HTML 形式のドキュメントで用意されており 障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています 標準規格は改善されつつあります オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように 市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は Oracle Accessibility Program の Web サイト を参照してください ドキュメント内のサンプル コードのアクセシビリティについてスクリーン リーダーは ドキュメント内のサンプル コードを正確に読めない場合があります コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります しかし JAWS は括弧だけの行を読まない場合があります 外部 Web サイトのドキュメントのアクセシビリティについてこのドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しない Web サイトへのリンクが含まれている場合があります オラクル社およびその関連会社は それらの Web サイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません Oracle サポート サービスへの TTY アクセスアメリカ国内では Oracle サポート サービスへ 24 時間年中無休でテキスト電話 (TTY) アクセスが提供されています TTY サポートについては (800) にお電話ください 関連ドキュメント 詳細は 次の Oracle ドキュメントを参照してください Oracle Database バックアップおよびリカバリ クイック スタート Oracle Database バックアップおよびリカバリ アドバンスト ユーザーズ ガイド Oracle Database バックアップおよびリカバリ リファレンス Oracle Database SQL リファレンス Oracle Database ユーティリティ xii

15 このマニュアルの多くの例では Oracle をインストールするときにデフォルトでインストールされるシード データベースのサンプル スキーマを使用します 作成されるサンプル スキーマの詳細と ユーザーがサンプル スキーマを使用する方法については Oracle Database サンプル スキーマ を参照してください 表記規則 このマニュアルで使用されている表記規則は 次のとおりです 規則太字イタリック体固定幅フォント 意味 太字は 操作に関連付けられている Graphical User Interface あるいは本文中または用語集で定義されている用語を示します イタリック体は 特定の値を指定する必要があるプレースホルダや変数を示します 固定幅フォントは 段落内のコマンド URL コード例 画面上に表示されるテキストまたはユーザーが入力するテキストを示します サポートおよびサービス 次の各項に 各サービスに接続するための URL を記載します Oracle サポート サービスオラクル製品サポートの購入方法 および Oracle サポート サービスへの連絡方法の詳細は 次の URL を参照してください 製品マニュアル製品のマニュアルは 次の URL にあります 研修およびトレーニング研修に関する情報とスケジュールは 次の URL で入手できます その他の情報オラクル製品やサービスに関するその他の情報については 次の URL から参照してください 注意 : ドキュメント内に記載されている URL や参照ドキュメントには Oracle Corporation が提供する英語の情報も含まれています 日本語版の情報については 前述の URL を参照してください xiii

16 xiv

17 1 バックアップおよびリカバリの概要 この章では バックアップおよびリカバリの概念の全般的な概要と バックアップおよびリカバリに関連する Oracle データベースのファイルについて説明します また データベースのバックアップの作成 データ消失またはその他のエラーからのリカバリおよびバックアップのレコードのメンテナンスに使用可能なツールについても説明します この章では 次の項目について説明します バックアップおよびリカバリとは何か バックアップおよびリカバリ : 基本概念 データベースのリカバリ処理 : 基本概念 データ リカバリの方式 Recovery Manager を使用したバックアップおよびリカバリ 自動ディスク ベース バックアップおよびリカバリ : フラッシュ リカバリ領域 Oracle Flashback Technology: Point-in-Time リカバリの代替方法 障害とバックアップおよびリカバリ方法との対応付け バックアップおよびリカバリ方式のシステム要件 各バックアップ方式の機能の比較 バックアップおよびリカバリの概要 1-1

18 バックアップおよびリカバリとは何か バックアップおよびリカバリとは何か バックアップおよびリカバリとは一般に データ消失からデータベースを保護し なんらかのデータ消失が発生したときにはデータを再構築するための 様々な計画および手順を指します 物理バックアップと論理バックアップ バックアップとは データベースからコピーしたデータで そのデータを再構築するために使用できます バックアップは 物理バックアップ物理バックアップと論理バックアップ論理バックアップに分類されます 物理バックアップとは データベースの保存およびリカバリに使用する物理ファイルをバックアップしたもので データ ファイル 制御ファイル アーカイブ REDO ログなどを対象とします つまり 他の場所にデータベース情報を保存するファイルのコピーは すべて物理バックアップです 他の場所とは ディスクや オフラインの記憶域 ( テープなど ) を指します 論理バックアップには Oracle エクスポート ユーティリティを使用してデータベースからエクスポートし バイナリ ファイルに格納した論理データ ( 表 ストアド プロシージャなど ) が含まれます このデータは 対応する Oracle インポート ユーティリティを使用してデータベースに再インポートできます 参照 : Oracle のエクスポート ユーティリティおよびインポート ユーティリティを使用して論理バックアップを行う方法の詳細は Oracle Database ユーティリティ を参照してください 物理バックアップは 安全なバックアップおよびリカバリ計画の基礎になります 論理バックアップは 様々な状況で物理バックアップを補足するために役立ちますが 物理バックアップがなければデータ消失に十分に対処することはできません 特に指定がないかぎり このマニュアルでは バックアップという用語は物理バックアップを指します また データベースの一部または全体のバックアップバックアップとは 各種の物理バックアップをとることを意味します バックアップおよびリカバリに関するマニュアル セットでは 主に物理バックアップについて説明します バックアップからのリカバリが必要なエラーおよび障害 Oracle データベースの正常な稼働を停止させたり データベースの I/O 処理に影響を与える問題の種類はいくつかありますが 通常 DBA が介入してメディア リカバリを行う必要があるのは メディア障害およびユーザー エラーの 2 つの問題が発生した場合のみです 他の問題が発生した場合にも DBA はデータベースを再起動するか ( インスタンス障害が発生した場合 ) またはディスク領域を追加して割り当てる必要がありますが ( データ ファイルが一杯になるなどで 文障害が発生した場合 ) 通常こうした状況でデータ消失が発生することはなく バックアップからリカバリする必要はありません ユーザー エラーの理解 ユーザー エラーは アプリケーション ロジックのエラーまたは誤操作のため データベースのデータが誤って変更または削除された場合に発生します ユーザー エラーによるデータ消失とは 誤操作によって重要な表を削除したり 表の内容を削除または変更することを指します ユーザー トレーニングの実施や 慎重な権限管理によって ほとんどのユーザー エラーは回避できますが ユーザー エラーによるデータ消失が発生したときに 消失したデータをすみやかにリカバリできるかどうかは バックアップ計画にかかっています メディア障害の理解 メディア障害とは データベースの稼働に必要なディスク ファイルに対する読取りまたは書込みの障害で ヘッド クラッシュなどのディスクの物理的な問題によって発生します すべてのデータベース ファイルは メディア障害の影響を受けやすくなっています メディア障害からの適切なリカバリ方法は 障害の影響を受けたファイル および使用できるバックアップのタイプによって異なります 1-2 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

19 バックアップおよびリカバリ : 基本概念 Oracle のバックアップおよびリカバリ ソリューション : Recovery Manager およびユーザー管理のバックアップ 物理バックアップに基づくバックアップおよびリカバリを実行するために 次の 2 つのソリューションが提供されています Recovery Manager は コマンドライン クライアント インタフェースおよび Enterprise Manager GUI インタフェースを備えたツールで Oracle サーバー上で動作するセッションと一体になって 各種のバックアップおよびリカバリ操作を実行し バックアップに関する履歴データのリポジトリの管理を行います 従来のユーザー管理のバックアップとリカバリユーザー管理のバックアップとリカバリは ホスト オペレーティング システムのコマンドと SQL*Plus のバックアップおよびリカバリ関連機能の両方を使用して データベースを構成するファイルを直接管理する方法です オラクル社は いずれの方法も完全にサポートしており 関連するマニュアルを提供しています ただし データベースのバックアップおよびリカバリのソリューションには Recovery Manager の使用をお薦めします このツールは ユーザー管理の方法でも実行できるバックアップおよびリカバリをより容易に実行し 異なるホスト オペレーティング システム上でも同じバックアップ作業用インタフェースを備えていて ユーザー管理の方法では実行できないバックアップ手段を多数提供します バックアップおよびリカバリに関するマニュアル セットの大部分では Recovery Manager ベースのバックアップおよびリカバリ方法について説明します ユーザー管理のバックアップおよびリカバリ方法の詳細は Oracle Database バックアップおよびリカバリ アドバンスト ユーザーズ ガイド の後半の章を参照してください Recovery Manager またはユーザー管理の方法のいずれを使用した場合でも データ エクスポート ユーティリティを使用して作成したスキーマ オブジェクトの論理バックアップによって 物理バックアップを補足できます 論理バックアップとして保存したデータは 後でインポートして リストアおよびリカバリ後にそのデータを再作成するために使用できます ただし このマニュアルでは 論理バックアップの詳細は説明しません バックアップおよびリカバリ : 基本概念 データベースの物理構造と データベースのリカバリ処理でそれぞれが果たす役割によって ユーザー管理の方式および Recovery Manager を使用して実行できる バックアップおよびリカバリの形態が決まります データのリカバリで使用されるデータベースの物理構造 Oracle データベースを構成するファイルおよびその他の構造は データを格納し 障害が発生した場合にはデータを保護します この項では Oracle データベースを構成する物理構造と バックアップからデータベースを再構成する際のそれぞれの役割について説明します この項では次の項目を取り上げます データ ファイルおよびデータ ブロック REDO ログ UNDO セグメント 制御ファイル データ ファイルおよびデータ ブロック Oracle データベースは 表領域と呼ばれる 1 つ以上の論理記憶単位で構成されます Oracle データベース内の各表領域は データ ファイルと呼ばれる 1 つ以上のファイルで構成されます データ ファイルは データベースを実行しているホスト オペレーティング システムの配下にある物理ファイルです 最も単純な Oracle データベースは 1 つの表領域で構成され 1 つのデータ ファイルに格納されます バックアップおよびリカバリの概要 1-3

20 バックアップおよびリカバリ : 基本概念 データベースは データベースのデータ ファイル内の記憶域を データ ブロックと呼ばれる単位で管理します また データベースによって使用または割当て可能な記憶域の最小単位です 変更データまたは新規データは すぐにはデータ ファイルに書き込まれません 更新情報はメモリー内のバッファに蓄積されて 時間を置いてデータ ファイルに書き込まれます データベースが正常に停止されなかった場合 ( つまり オープンしているか インスタンス障害または SHUTDOWN ABORT によって異常終了した場合 ) 通常はメモリー内の変更はデータ ファイルにまだ書き込まれていません バックアップからリストアされたデータ ファイル あるいは一貫性のある停止一貫性のある停止によってクローズされていないデータ ファイルは 通常は最新の状態になっていません データベースのデータ ファイルのコピーは どのバックアップでも重要な部分です REDO ログ 参照 : データ ファイルおよびデータ ブロックの構造および内容の詳細は Oracle Database 概要 を参照してください REDO ログは データベースのデータ ファイルに対する変更をすべて記録します データベースのデータが変更されるたびに その変更はオンライン REDO ログに記録されてから データ ファイルに適用されます Oracle データベースには 2 つ以上のオンライン REDO ログ グループと 各グループに 1 つ以上のオンライン REDO ログ メンバー ( 変更を記録する個々の REDO ログ ファイル ) が必要です データベースでは 定期的にオンライン REDO ログ グループが切り替えられ 現行のオンライン REDO ログ内に変更が格納されます REDO ログにはデータ ファイルに対するすべての変更記録が格納されるため ある時点からのデータ ファイルのコピーと その時点以降の完全な REDO ログのセットが使用できる場合 データベースは REDO ログに記録された変更を再適用することで バックアップの時点から最後の ERDO ログの終了時点までの任意の時点でデータ ファイルの内容を再構築できます ただし これが可能なのは REDO ログが保持されている場合のみです このため REDO ログの保持は ほとんどのバックアップ計画において重要です 最初に REDO ログの保持は アーカイブアーカイブと呼ばれるプロセスを介して行われます データベースでは 現在使用していないオンライン REDO ログ グループをディスクにある 1 つ以上のアーカイブ場所 ( アーカイブ REDO ログ ) にコピーすることができます 個々のファイルをアーカイブ REDO ログ ファイルといいます アーカイブした REDO ログ ファイルは 長期間保存したり 将来のリカバリ作業で使用するために ディスクやテープ上の別の場所にバックアップできます アーカイブ REDO ログがない場合 データベースのバックアップおよびリカバリの方法は大幅に制限されます データベースをバックアップするには まずデータベースをオフラインにする必要があります また バックアップからデータベースをリストアする必要がある場合でも データベースで使用できるのはバックアップした時点での内容のみとなります データベースの状態を ある時点と別の時点のバックアップの間の時点の状態に再構築するには アーカイブ ログが必要です 参照 : オンライン REDO ログおよびアーカイブ REDO ログの詳細は Oracle Database 管理者ガイド を REDO ログ ファイルをアーカイブまたは廃棄した場合の影響の詳細は 2-7 ページの ARCHIVELOG および NOARCHIVELOG モードの決定 を参照してください 1-4 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

21 データベースのリカバリ処理 : 基本概念 制御ファイル 制御ファイルには データベースの物理構造とその状態に関する記録が格納されています 制御ファイルに格納される バックアップおよびリカバリに関連する主な情報は 次のとおりです データベース情報 (RESETLOGS SCN およびタイムスタンプ ) 表領域およびデータ ファイルのレコード ( ファイル名 データ ファイル チェックポイント 読取り / 書込みの状態 オフライン範囲 ) REDO スレッド ( 現行のオンライン REDO ログ ) に関する情報 ログ レコード ( ログ順序番号 各ログの SCN 範囲 ) 過去の Recovery Manager バックアップのレコード データ ファイルのブロック破損情報 データ ファイルのリカバリ処理の一部では データベース チェックポイント 現行のオンライン REDO ログ ファイルおよびデータ ファイルのデータ ファイル ヘッダーデータ ファイル ヘッダーのチェックポイントなどの 制御ファイル内のステータス情報が使用されます 制御ファイルを失うと データ消失からのリカバリは非常に困難になります 参照 : 制御ファイルの詳細は Oracle Database 概要 を参照してください UNDO セグメント 通常 データ ファイル内のデータを更新すると そのデータの変更前のイメージが UNDO セグメントに書き込まれます トランザクションがロールバックされると この UNDO 情報を使用して 元のデータ ファイルの内容がリストアされます リカバリの処理では UNDO 情報は データ ファイルのすべての変更が REDO ログからデータ ファイルに適用された直後に コミットされていないトランザクションの影響を元に戻すために使用されます データベースは UNDO が適用される前にオープンされます バックアップおよびリカバリ処理の中では UNDO セグメントに関与する必要も これを直接管理する必要もありません 参照 : UNDO セグメントの詳細は Oracle Database 概要 を参照してください データベースのリカバリ処理 : 基本概念 データベースの全体または一部の内容をバックアップから再構築する手順には 通常 次の 2 つの段階があります まず バックアップからデータ ファイルのコピーを取得します 次に アーカイブおよびオンライン REDO ログから バックアップ以降の変更をファイルに再適用して データベースをバックアップ以降の任意の SCN( 通常は現在 ) まで戻します データ ファイルまたは制御ファイルのバックアップからのリストアリストアとは テープ ディスクまたはその他のメディアのバックアップ場所からディスクへファイルを取り出して データベース サーバーがそのファイルを使用できるようにすることを指します データ ファイルのリカバリ ( またはデータ ファイルに対するリカバリの実行 ) とは そのデータ ファイルのリストアされたコピーを取得して そのコピーに対してデータベースの REDO ログに記録された変更を適用することを指します データベース全体のリカバリとは そのデータベースに含まれるデータ ファイルのそれぞれに対してリカバリを実行することを指します 図 1-1 に データベースにおける バックアップ リストアおよびリカバリの基本原則を示します Oracle データベースがサポートするデータ リカバリ処理の多くは この図に示す処理に変更を加えたものです バックアップおよびリカバリの概要 1-5

22 データ リカバリの方式 図 1-1 データベースのリストアおよびリカバリ SCN REDO REDO この例で データベースの全体バックアップ ( データ ファイルおよび制御ファイルのコピー ) を作成したときの SCN は 100 です データベースの稼動中に生成された REDO ログは SCN100 ~ 500 で発生したすべての変更を記録しています 稼動中に 一杯になったいくつかのログがアーカイブされます SCN500 で メディア障害によって データベースのデータ ファイルが消失しました データベースを SCN500 の トランザクションに一貫性がある状態に戻すには SCN100 で作成したバックアップからデータ ファイルをリストアし 次にアーカイブおよびオンライン REDO ログに記録されたトランザクションを適用して コミットされていないトランザクションを元に戻します データ リカバリの方式 前述の例では リストアおよびリカバリ処理の基本概念について説明しました この例を部分的に変更したいくつかの方式は バックアップおよびリカバリ作業のために重要なものです この項では次の項目を取り上げます データ ファイルのメディア リカバリ : データ ファイルのリストアと REDO の適用 完全 不完全および Point-in-Time リカバリ インスタンス障害後の自動リカバリ : クラッシュ リカバリ データ ファイルのメディア リカバリ : データ ファイルのリストアと REDO の適用 データ ファイルのメディア リカバリ ( 多くの場合 単にメディア リカバリメディア リカバリと呼ぶ ) は ユーザーが開始するデータ リカバリの最も基本的な方式です データ ファイルのメディア リカバリは 現行のデータ ファイルまたは SPFILE 制御ファイルの消失または破損からリカバリするときに使用します また OFFLINE NORMAL オプションを使用せずにオフライン 1-6 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

23 データ リカバリの方式 にしたために REDO ログには記録されていても 表領域のデータ ファイルには書き込まれなかった変更をリカバリするためにも使用できます データ ファイルのメディア リカバリは Recovery Manager またはユーザー管理のバックアップおよびリカバリの いずれの方法でも実行できます ( ユーザー管理のバックアップおよびリカバリでは 主にこの方式を実行します ) データ ファイルをバックアップからリストアする必要があるかどうかは 自動的には検出されません メディア リカバリの最初の手順では バックアップからデータ ファイルをコピーして手動でリストアします バックアップからデータ ファイルをリストアすると そのデータ ファイルが古いものであり メディア リカバリを実行する必要があることが データベースで自動的に検出されます 次のような状況では メディア リカバリを実行する必要があります データ ファイルのバックアップをリストアする場合 バックアップ制御ファイルをリストアする場合 ( すべてのデータ ファイルが現行のものである場合も含む ) OFFLINE NORMAL オプションを指定せずにデータ ファイルを ( 手動またはデータベースによって自動で ) オフラインにした場合 データ ファイルをメディア リカバリが可能な状態にするには 次のいずれかの条件を満たす必要があります そのデータ ファイルが属するデータベースをオープンしていないこと または データベースがオープンしている場合は リカバリするデータ ファイルがオフラインであること メディア リカバリが必要なデータ ファイルは メディア リカバリが完了するまではオンラインにできません オンライン データ ファイルのいずれかにメディア リカバリが必要なデータベースはオープンできません メディア リカバリの予想される期間は バックアップおよびリカバリ計画の一部として管理できます これは バックアップの頻度 パラレル リカバリ パラメータなどによって影響を受けます 完全 不完全および Point-in-Time リカバリ 完全リカバリとは コミットされたトランザクションによる変更を失うことなく データベースを最新の時点までリカバリすることです 通常 リカバリとは完全リカバリを指します しかし 場合によっては データベースを過去のある時点の状態に戻したいこともあります たとえば 表または表の内容の削除などのユーザー エラーの結果を元に戻したい場合には データベースを内容が削除される前の状態に戻す必要があります 不完全リカバリ不完全リカバリは Point-in-Time リカバリとも呼ばれ データベースを過去のターゲット SCN または時刻までリストアするための機能です Point-in-Time リカバリは ユーザー エラー 気付かぬうちに進行した論理的な破損などによって発生したデータ消失に対処する方法の 1 つです また Point-in-Time リカバリは リカバリを実行する際に リストアしたバックアップから リカバリのターゲット SCN までの間を埋めるアーカイブ ログがないことに気付いたときに実行できる唯一の方法です 必要なログがなければ その期間のデータ ファイルの更新を記録したものはありません 唯一できることは リストアされたバックアップの時点から 破損していないアーカイブ ログが残っているところまでデータベースをリカバリして 次に OPEN RESETLOGS を実行して消失したログ以降の変更をすべて廃棄することです ( アーカイブ ログがないことに気付いたときに データベースがまだ稼働していれば ただちに全体バックアップを実行する必要があります ) バックアップおよびリカバリの概要 1-7

24 データ リカバリの方式 注意 : データ消失の影響を受ける表領域が 1 つだけである場合には データベース全体のリカバリではなく 該当する表領域の Point-in-Time リカバリを実行することもできます 表領域の Point-in-Time リカバリ ( 略して TSPITR と呼ぶ ) は高度な手法です 詳細は Oracle Database バックアップおよびリカバリ アドバンスト ユーザーズ ガイド を参照してください インスタンス障害後の自動リカバリ : クラッシュ リカバリ クラッシュ リカバリ処理は 特殊なリカバリの方式で クラッシュ後 ( または SHUTDOWN ABORT 後 ) 初めて Oracle データベース インスタンスを起動するときに実行されます クラッシュ リカバリは データ ファイルをトランザクションの一貫性がある状態に戻し インスタンス障害が発生した時点までのコミットされた変更をすべて維持することを目的とします クラッシュ リカバリと同様に データ ファイルのメディア リカバリは データベースの整合性を回復するために使用します ただし この 2 つの方式には 次に示すようないくつかの重要な違いがあります メディア リカバリは ユーザーが明示的に起動する必要があります データベースで 自動的にメディア リカバリが実行されることはありません メディア リカバリは バックアップからリストアしたデータ ファイルに必要な変更を適用しますが クラッシュ後に残ったオンライン データ ファイルには適用しません メディア リカバリでは オンライン ログだけでなくアーカイブ ログも使用して データ ファイルをバックアップした時点にさかのぼって変更を探す必要があります データ消失後に手動で実行するリカバリの方式とは異なり クラッシュ リカバリは インスタンス障害後にディスク上に残っているオンライン REDO ログ ファイルと最新のオンライン データ ファイルだけを使用します アーカイブ ログがクラッシュ リカバリで使用されることはなく データ ファイルがバックアップからリストアされることもありません データベースでは オンライン REDO ログ内の保留になっているすべての更新情報が そのデータベースのオンライン データ ファイルに適用されます そのため クラッシュ後にデータベースを再起動すると データ ファイルには障害が発生した時点までにコミットされた変更がすべて反映されます ( データベースのオープン後 クラッシュ発生時にコミットされていなかったトランザクションに関する変更はロールバックされています ) クラッシュ リカバリの継続時間は リカバリを必要とするインスタンスの数 最終チェックポイント取得後にクラッシュしたインスタンスの REDO スレッドで生成された REDO の量 およびユーザーによる構成が可能な要因 (REDO ログ ファイルの数およびサイズ チェックポイントの頻度 パラレル リカバリ設定など ) と相関関係があります パラメータをデータベース サーバーに設定することで クラッシュ リカバリの継続時間をチューニングできます また リカバリ時間を最適化するために チェックポイントをチューニングすることもできます 注意 : Real Application Clusters(RAC) データベースのクラッシュ リカバリは クラスタ内のすべてのインスタンスに障害が発生したときに実行されます インスタンス リカバリインスタンス リカバリに関する処理は 一部のインスタンスに障害が発生したときに実行されます 1-8 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

25 Recovery Manager を使用したバックアップおよびリカバリ Recovery Manager を使用したバックアップおよびリカバリ 前述したとおり Recovery Manager を使用すると ユーザー管理のバックアップおよびリカバリでは実行できない データのバックアップおよびリカバリ方式と機能を取り扱えます 特に注目すべき機能は 次のとおりです 増分バックアップは バックアップの容量をより小さくまとめ ( 変更されたブロックのみを格納し ) データ ファイルのメディア リカバリを高速化します( データ ファイルのメディア リカバリ中に適用する必要のある REDO の量を削減します ) ブロック メディア リカバリは 破損データ ブロックが少ないデータ ファイルを オフラインにすることも バックアップからリストアすることもなく修復します 未使用ブロックの圧縮は Recovery Manager がバックアップ時に未使用のデータ ファイル ブロックをスキップできます ( ただし 特定の場合 ) バイナリ圧縮は Oracle データベース サーバーに統合されている圧縮メカニズムを使用して バックアップのサイズを小さくします 暗号化バックアップは Oracle データベースに統合されている暗号化機能を使用して バックアップを暗号化された形式で格納します Recovery Manager と ユーザー管理のバックアップおよびリカバリの機能の違いについては 1-15 ページの 各バックアップ方式の機能の比較 を参照してください Recovery Manager を使用すると バックアップ計画に関連する管理作業も軽減できます Recovery Manager は バックアップ アーカイブ ログおよびそれ自体のアクティビティに関するメタデータの詳細な記録を保持しています これを Recovery Manager リポジトリと呼びます リストア操作では Recovery Manager でこの情報を使用することによって ほとんどの状況のリストアにおいてバックアップファイルを特定する手間をなくすことができます また このリポジトリ内の情報を使用して バックアップ処理のレポートを生成することもできます Recovery Manager リポジトリ情報の主な格納場所は 本番データベースの制御ファイルになります 独立したリカバリ カタログ (1 つ以上のデータベースの Recovery Manager リポジトリ情報を格納するスキーマ ) をリカバリ カタログ データベースリカバリ カタログ データベースに設定することもできます このマニュアルの以降の章では Recovery Manager を使用してバックアップおよびリカバリ計画を実装する方法について説明します Recovery Manager によるバックアップが可能なファイル Recovery Manager では 障害が発生した場合に効率的にリカバリするために必要なすべてのデータベース ファイルをバックアップできます Recovery Manager では 次のファイルのバックアップがサポートされています データ ファイル およびデータ ファイルのイメージ コピー 制御ファイル および制御ファイルのイメージ コピー アーカイブ REDO ログ 現行のサーバー パラメータ ファイル バックアップ ピース (Recovery Manager で作成された他のバックアップを含む ) 注意 : データベースの操作には その他のファイル ( ネットワーク構成ファイル パスワード ファイル Oracle ホームの内容など ) も必要ですが これらのファイルは Recovery Manager ではバックアップできません 同様に Oracle の一部の機能 ( 外部表や BFILE データ型など ) では ここで示したファイル以外のファイルにデータが格納されます Recovery Manager は これらのファイルをバックアップできません リストにないファイルについては Recovery Manager 以外の方法でバックアップしてください バックアップおよびリカバリの概要 1-9

26 Recovery Manager を使用したバックアップおよびリカバリ Recovery Manager のバックアップ先 : ディスクおよびメディア マネージャ Recovery Manager では ディスクおよびテープでのバックアップの作成と管理 最初にディスクで作成したバックアップのテープへのバックアップ およびディスクまたはテープにあるバックアップからのデータベース ファイルのリストアを実行できます テープ バックアップに使用されるデバイスは 多くの場合 SBT(System Backup to Tape) デバイスと呼ばれます Recovery Manager は メディア管理レイヤーまたはメディア マネージャと呼ばれるソフトウェアを使用して SBT デバイスと相互作用します Recovery Manager での Oracle データベースのバックアップのタイプ 物理バックアップの分類方法はいくつかあり バックアップを作成したときのデータベースの状態 データベースの具体的なバックアップ部分 および作成したバックアップの保存方法によって分類します 一貫性バックアップおよび非一貫性バックアップ 物理バックアップは 一貫性バックアップ一貫性バックアップと非一貫性バックアップ非一貫性バックアップに分類することもできます 一貫性バックアップは データベースに一貫性がある状態 つまり REDO ログ内のすべての変更がデータ ファイルに適用されているときに作成されたバックアップです 一貫性バックアップからリストアしたデータベースは メディア リカバリを実行することなく すぐにオープンできます ただし 一貫性バックアップは 一貫性のある状態で停止した後にのみ作成できます クラッシュの発生後 または SHUTDOWN ABORT の実行後には作成できません 可用性を高めるため Oracle データベースは データベースをオープンしたままで作成できる非一貫性バックアップを使用した場合でも 正常に動作するように設計されています ただし データベースを非一貫性バックアップからリストアした場合は メディア リカバリを実行して オンラインおよびアーカイブ REDO ログ内の保留になっているすべての更新情報をそのデータベースで適用できるようにしてから データベースを再度オープンする必要があります メディア リカバリにはアーカイブ ログが必要なため 非一貫性バックアップを使用するには データベースを ARCHIVELOG モードで実行する必要があります 全体バックアップおよび増分バックアップ 全体バックアップは データ ファイル全体のバックアップです 全体バックアップは Recovery Manager またはオペレーティング システム レベルのコピー コマンドを使用して作成できます 増分バックアップは データ ファイル内の変更されたデータ ブロックだけのコピーを作成するという考え方に基づいています リカバリでは バックアップで対処できる時間内に REDO を適用して個々のデータ ファイルを更新するかわりに 増分バックアップから変更されたブロック全体を抽出することで リカバリに要する時間を大幅に短縮できます 増分バックアップは Recovery Manager によってのみ作成できます 参照 : データ ファイルをバックアップする他の方法については 4-3 ページの Recovery Manager によるデータ ファイルの全体バックアップおよび増分バックアップ を参照してください イメージ コピー バックアップ セットおよびバックアップ ピース Recovery Manager を使用して作成した Oracle データベースのバックアップの結果は イメージ コピーまたはバックアップ セットのいずれかで出力できます イメージ コピーイメージ コピーは データベース ファイルと完全に同一のコピーです Recovery Manager を使用して イメージ コピーのバックアップを作成できます ただし 作成時に オペレーティング システム固有のファイル コピー ユーティリティでは実行できない内容の破損状況の確認が実行されます Recovery Manager では 作成されたイメージ コピーが Recovery Manager リポジトリに記録されるため データベースのリストア時に使用できます イメージ コピーは cp (UNIX の場合 ) COPY(Windows の場合 ) など オペレーティング システムのコマンドを使用しても作成できます 1-10 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

27 Oracle Flashback Technology: Point-in-Time リカバリの代替方法 注意 : Recovery Manager 以外でイメージ コピーを作成した場合 Recovery Manager でこれらのコピーを使用できるようにするには CATALOG コマンドを使用して これらのコピーを Recovery Manager リポジトリに記録する必要があります Recovery Manager を使用して バックアップ セットバックアップ セットと呼ばれる Recovery Manager 固有の形式でバックアップを格納することもできます バックアップ セットは バックアップ ピーバックアップ ピースと呼ばれるファイルの集合で 各バックアップ ピースには 1 つ以上のデータベース ファイルが含まれます Recovery Manager で実行するバックアップ作業で 1 つ以上のバックアップ セットを作成できます これらのバックアップ セットは Recovery Manager リポジトリに記録されます また バックアップ セットは Recovery Manager によって テープ ライブラリなどのメディア マネージャ デバイスにバックアップを書き込む場合に使用できる唯一の形式です バックアップ セットを作成して取り扱うには Recovery Manager を使用する必要があります 参照 : イメージ コピーおよびバックアップ セットの詳細は 4-2 ページの Recovery Manager バックアップの形式 : イメージ コピーおよびバックアップ セット を参照してください 自動ディスク ベース バックアップおよびリカバリ : フラッシュ リカバリ領域 異なるバックアップおよびリカバリ関連ファイルを作成するコンポーネントは 互いを認識しないか データの格納先になるファイル システムのサイズを知りません 自動ディスク ベース バックアップおよびリカバリを使用すると フラッシュ リカバリ領域を作成して バックアップ関連ファイルの管理を自動化できます ディスク上の場所と 記憶域の上限を選択し 保存方針を設定してそのバックアップ ファイルがリカバリに必要な期間を制御すると データベースによって バックアップに使用する記憶域 アーカイブ REDO ログ 同じ記憶域内にあるデータベースのその他のリカバリ関連ファイルが管理されるようになります 不要になったファイルは Recovery Manager が新しいファイル用の領域を要求したときに削除されます フラッシュ リカバリ領域を使用すると バックアップ関連ファイル用のディスク領域を手動で管理したり ファイルのタイプごとに使用する領域を調整する必要が最小限になります フラッシュ リカバリ領域を使用可能にして バックアップの管理を簡略化することをお薦めします Oracle Flashback Technology: Point-in-Time リカバリの代替方法 Oracle Flashback Technology では データベースの大部分をバックアップからリストアしたり Point-in-Time リカバリを実行せずに データの過去の状態を表示したり データを過去の任意の時点にリカバリすることができる 有効な代替機能が提供されます Oracle のフラッシュバック機能が使用可能なほとんどの環境では これらの機能はメディア リカバリよりも効率的で簡単です Oracle のほとんどのフラッシュバック機能は論理レベルで動作して データベース オブジェクトの表示および操作を行います 次に例を示します Oracle Flashback Query を使用すると 目標時点を指定してデータベースに対する問合せを実行し その時点での状態を示す結果を表示できます 表に対する誤った更新などの不要な変更からリカバリするには その変更が発生する前の目標時点を選択し 問合せを実行して消失または変更した行の内容を取得します Oracle Flashback Version Query を使用すると 指定した期間に 1 度でも表に存在したすべての行のすべてのバージョンを 表に更新が適用された状態で表示できます また 異なるバージョンの行のメタデータ ( そのバージョンを作成したトランザクションの開始時刻 終了時刻 操作 トランザクション ID など ) を取得できます この機能は 消失したデータの値のリカバリおよび問い合せた表への変更の監査の両方に使用できます バックアップおよびリカバリの概要 1-11

28 Oracle Flashback Technology: Point-in-Time リカバリの代替方法 Oracle Flashback Transaction Query を使用すると 1 つのトランザクションまたは一定期間内のすべてのトランザクションによる変更を表示できます Oracle Flashback Table を使用すると 表を過去の時点の状態に戻すことができます データベースがオンラインである間に表データをリストアし 指定した表に対する変更のみを取り消すことができます Oracle Flashback Drop を使用すると DROP TABLE 文の影響を無効にできます Oracle Flashback Table Oracle Flashback Query Oracle Flashback Transaction Query および Oracle Flashback Version Query は いずれも UNDO データ (Oracle データベースに対する各更新の影響および更新時に上書きされた値の記録 ) に依存します これらの UNDO レコードは 主に SQL 問合せに対する読取り一貫性の提供やトランザクションのロールバックなどのために使用され データを過去のある時点の状態に再構築したり 過去のある時点からのすべての変更を再構築するために必要な情報を含みます Oracle Flashback Drop は ごみ箱ごみ箱というメカニズムを使用して構築されます Oracle は ごみ箱を使用して 削除されたデータベース オブジェクトによって使用されていた領域に新しいデータを格納することが必要になるまで これらのデータベース オブジェクトを管理します 注意 : Oracle の論理レベルのフラッシュバック機能は Recovery Manager に依存していないため Recovery Manager をバックアップ計画で使用しているかどうかに関係なく使用できます 物理レベルでは Oracle Flashback Database を使用すると データベースの Point-in-Time リカバリより効率的で直接的なリカバリを実行できます 所有しているデータ ファイルの内容が不要な変更のみである場合 Oracle Flashback Database を使用して 現行のデータ ファイルを過去の時点の内容に戻すことができます 結果は Point-in-Time リカバリの結果とほぼ同じになりますが バックアップからデータ ファイルをリストアする必要がなく メディア リカバリと比較して 適用が必要な REDO が限られているため 一般的には より短時間でリカバリが行われます Oracle Flashback Database では フラッシュバック ログフラッシュバック ログを使用して データ ブロックの過去のバージョン およびアーカイブ REDO ログに含まれる情報の一部にアクセスします Oracle Flashback Database では データベースに対してフラッシュ リカバリ領域を構成する必要があります これは フラッシュバック ログを格納できるのはこの領域のみであるためです デフォルトでは フラッシュバック ロギングは有効ではありません フラッシュバック ログ用に使用される領域はデータベースによって自動的に管理され フラッシュ リカバリ領域内の他ファイルで必要となる領域に対して調整が行われます 注意 : Oracle Flashback Database は Recovery Manager と統合されており データベースのフラッシュバック時に必要なアーカイブ ログをバックアップから自動的に取得できます これは Recovery Manager を使用せずに SQL*Plus 内から使用することもできますが このモードで使用する場合は ユーザー自身ですべての必須アーカイブ ログをディスクで使用できるようにする必要があります フラッシュ リカバリ領域に割り当てられた領域が不十分である場合 フラッシュ ログが削除され バックアップおよびアーカイブ ログ ファイル用に領域が確保される場合があります 通常 データベースの Point-in-Time リカバリはデータベースのフラッシュバック操作と同じ結果をもたらし データベースを過去のある時点の内容に戻します 1-12 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

29 障害とバックアップおよびリカバリ方法との対応付け リストア ポイント Oracle データベースでは データベースのフラッシュバック機能 リストアおよびリカバリ機能とともに リストア ポイントリストア ポイントもサポートされています 通常のリストア ポイントは SCN に相当する別名で データベースの一部または全体をその時点に戻す必要が予測される場合に いつでも作成することができます Point-in-Time リカバリ Oracle Flashback Table および Oracle Flashback Database の操作のためにターゲット SCN を検索または記録する必要がないため 将来行うこれらの操作が簡単になります 保証付きリストア ポイントを作成すると Oracle Flashback Database を使用してデータベースをリストア ポイントの時点に確実に戻すことができます 参照 : 通常および保証付きリストア ポイントの使用については 5-7 ページの 通常のリストア ポイントと保証付きリストア ポイントの使用 を参照してください データをリカバリする際の Oracle のフラッシュバック機能の使用については 第 7 章 フラッシュバックおよびデータベースの Point-in-Time リカバリの実行 を参照してください UNDO データおよび自動 UNDO 管理の詳細は Oracle Database 概要 および Oracle Database 管理者ガイド を参照してください Oracle Flashback Query Oracle Flashback Transaction Query および Oracle Flashback Version Query の詳細は Oracle Database アプリケーション管理者ガイド - 基礎編 を参照してください 障害とバックアップおよびリカバリ方法との対応付け データベースのバックアップおよびリカバリ計画を立てるときは 発生する可能性のあるエラーを予測して それらのエラーからリカバリするために必要なバックアップを準備する必要があります Oracle データベースの正常な稼働を停止させたり データベースの I/O 処理に影響を与える問題の種類はいくつかありますが 通常 DBA が介入してメディア リカバリを行う必要があるのは メディア障害およびユーザー エラーの 2 つの問題が発生した場合のみです インスタンス障害 ネットワーク障害 Oracle データベースのバックグラウンド プロセスの障害および文の実行による障害 ( たとえば データ ファイルの空き領域などのリソース不足による障害 ) が発生したときには DBA の介入が必要になる可能性があり データベース インスタンスのクラッシュにつながる可能性もありますが 通常はデータ消失が発生することはなく バックアップからのリカバリは必要ありません この項では次の項目を取り上げます メディア障害への対処 ユーザー エラーへの対処 メディア障害への対処 オンライン REDO ログ ファイルまたは制御ファイルにメディア障害が発生した後のデータベース稼働は 該当するファイルが推奨されたとおりに多重化多重化機能で保護されているかどうかによって異なります 多重化している場合は そのファイルの複数のコピーがシステム上に維持されています 多重化したファイルは それぞれ別のディスクに格納します ディスクが 多重化したオンライン REDO ログのコピーの 1 つを含むメディア障害の影響を受けた場合 データベースは通常 長時間の中断を伴わずに稼働を続行できます 多重化していないオンライン REDO ログが破損すると データベース稼働が停止し 場合によってはデータが完全に失われることがあります 多重化しているかどうかにかかわらず 制御ファイルが破損した場合にデータベースで破損ファイルの読取りまたは書込みが試行されると データベースの稼働は停止します このデータベースの稼働の停止は チェックポイントごと ログ スイッチごとなど 頻繁に発生します バックアップおよびリカバリの概要 1-13

30 障害とバックアップおよびリカバリ方法との対応付け メディア障害は 読取りエラー読取りエラーまたは書込みエラー書込みエラーのいずれかです 読取りエラーでは インスタンスでデータ ファイルの読取りができないため ファイルの検出 オープンまたは読取りができないことを示すエラーとともに オペレーティング システム エラーがアプリケーションに戻されます データベースは継続して実行されますが 読取りが失敗するたびにエラーが戻されます 次のチェックポイントで 通常のチェックポイント プロセスの一環としてデータベースによってファイル ヘッダーへの書込みが試行されると 書込みエラーが発生します データ ファイルの書込みエラーの影響は そのデータ ファイルが含まれる表領域によって左右されます インスタンスで システム表領域システム表領域のデータ ファイル UNDO 表領域 ( データベースが Oracle10g で推奨される自動 UNDO 管理モードの場合 ) またはアクティブなロールバック セグメントを含む表領域のデータ ファイル ( 手動 UNDO 管理モードの場合 ) に書き込めない場合は データベースによって エラーが発行され インスタンスが停止されます SYSTEM 表領域内のすべてのファイルと ロールバック セグメントを含むすべてのデータ ファイルは データベースを正しく稼働させるためにオンラインにしておく必要があります インスタンスで前述のデータ ファイル以外に書き込めない場合 その結果は データベースが ARCHIVELOG モードで稼働しているかどうかによって異なります ARCHIVELOG モードの場合 データベースでは データベース ライター トレース ファイルにエラーが記録され 影響を受けるデータ ファイルがオフラインになります ( このデータ ファイルを含む表領域内の他のデータ ファイルは すべてオンラインのままです ) 次に根本的な問題を解決して 影響を受けた表領域をリストアおよびリカバリします NOARCHIVELOG モードの場合 データベース ライター バックグラウンド プロセス DBWR は失敗し インスタンスに障害が発生します 必要な対処は 問題の原因によって異なります この問題が一時的なものである場合 ( ディスク コントローラの電源がオフになっていた場合など ) は 通常 オンライン REDO ログ ファイルを使用したクラッシュ リカバリが実行されます このような状況では インスタンスはメディア リカバリを行うことなく再起動できます ただし データ ファイルが破損した場合は データベース全体の一貫性バックアップをリストアする必要があります ユーザー エラーへの対処 通常 表の削除 表内の行の削除などのユーザー エラーには 次のいずれかの対処が必要です 適切なエクスポート ファイルが存在するか スタンバイ データベースでそのオブジェクトを使用できる場合は 削除したオブジェクトを再インポートする 1 つ以上の表領域の表領域の Point-in-Time リカバリ (TSPITR) を実行する 消失したデータの記録があれば そのデータを手動で再入力する データベースの Point-in-Time リカバリを使用して データベースを過去の状態に戻す Oracle データベースのいずれかのフラッシュバック機能を使用し 影響を受けたオブジェクトを過去の状態に戻して論理的な破損からリカバリする 使用できるリカバリ オプションは バックアップ計画と関係があります たとえば NOARCHIVELOG モードで実行している場合は Point-in-Time リカバリのオプションに制限があります 1-14 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

31 各バックアップ方式の機能の比較 参照 : データベース全体に対して Point-in-Time リカバリを実行する方法は Oracle Database バックアップおよびリカバリ アドバンスト ユーザーズ ガイド を参照してください 表領域に対して Point-in-Time リカバリを実行する方法は Oracle Database バックアップおよびリカバリ アドバンスト ユーザーズ ガイド を参照してください Oracle データベースのフラッシュバック機能を使用する方法は Oracle Database バックアップおよびリカバリ アドバンスト ユーザーズ ガイド を参照してください バックアップおよびリカバリ方式のシステム要件 バックアップおよびリカバリ ソリューションは データベース環境に適したものを選択します たとえば リリース 8.0 以上のデータベースのみを管理する場合は Recovery Manager を使用してバックアップおよびリカバリ要件を管理できます リリース 8.0 より前のデータベースは Recovery Manager 以外の方式で管理する必要があります 表 1-1 に データベースの様々なバックアップおよびリカバリ方式のバージョンとシステム要件を示します 表 1-1 バックアップ方式の種類と要件バックアップ方式種類 使用できるバージョン 要件 Recovery Manager (RMAN) オペレーティング システム 物理的 各バックアップ方式の機能の比較 Oracle バージョン 8.0 以上 サード パーティ製メディア マネージャ ( テープへのバックアップの場合のみ ) 物理的 全バージョン オペレーティング システムのバックアップ ユーティリティ ( 例 : UNIX の dd コマンド ) Export 論理的全バージョン該当せず 選択するバックアップおよびリカバリ ソリューションは システム要件によって限定される他 必要な機能によっても左右されます 表 1-2 に 各バックアップ方式の機能の比較を示します 表 1-2 各バックアップ方式の機能の比較機能 Recovery Manager ユーザー管理 Export クローズ状態のデータベースのバックアップ オープン状態のデータベースのバックアップ サポートしています インスタンスをマウントする必要があります サポートしています BEGIN/END BACKUP 文を使用する必要はありません サポートしています サポートしています BEGIN/END BACKUP 文を使用する必要があります サポートしていません 一貫性バックアップを生成するには ロールバック セグメントまたは UNDO セグメントが必要です 増分バックアップサポートしています サポートしていません サポートしていません 破損ブロックの検出 サポートしています 破損ブロックを識別して V$DATABASE_BLOCK_ CORRUPTION に記録します サポートしていません サポートしています エクスポート ログ内で 破損ブロックを特定します バックアップおよびリカバリの概要 1-15

32 各バックアップ方式の機能の比較 表 1-2 各バックアップ方式の機能の比較 ( 続き ) 機能 Recovery Manager ユーザー管理 Export バックアップ対象ファイルの自動記録 サポートしています バックアップ対象のすべてのファイル ( データベース全体または表領域 データ ファイル 制御ファイルのバックアップ ) の名前と位置を自動的に識別します サポートしていません バックアップ対象のファイルは 手動で指定する必要があります サポートしています 全体 ユーザー単位または表単位でバックアップを実行します リカバリ カタログ サポートしています バッサポートしていません クアップは Recovery DBA はバックアップの記録 Manager リポジトリに記録を自分で保持しておく必要されます このリポジトリがあります は 制御ファイルおよび任意でリカバリ カタログ データベースに含まれます サポートしていません メディア マネージャへのバックアップ 初期化パラメータ ファイルのバックアップ パスワード ファイルおよびネットワーク ファイルのバックアップ サポートしています メディア マネージャとインタフェースをとります Recovery Manager は プロキシ コピーもサポートしています これは メディア マネージャによるデータ転送を可能にする機能です サポートしています テープへのバックアップは手動で行うか あるいはメディア マネージャで制御します サポートしています サポートしています サポートしています サポートしていません サポートしていません サポートしています サポートしていません プラットフォームに依存しないバックアップ用言語 サポートしています サポートしていません サポートしています 1-16 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

33 2 バックアップおよびリカバリ計画 この章では 効果的なバックアップおよびリカバリ計画を立案するにあたっての 指針および考慮点について説明します この章では 次の項目について説明します バックアップ計画を決定するデータ リカバリ計画 データ リカバリ計画の立案 バックアップ計画の立案 データ リカバリ計画の検査 バックアップおよびリカバリ計画 2-1

34 バックアップ計画を決定するデータ リカバリ計画 バックアップ計画を決定するデータ リカバリ計画 バックアップ計画を決定するには まずデータ リカバリ要件およびデータ リカバリ計画を検討します データ リカバリのタイプごとに 特定のタイプのバックアップを実行する必要があります 障害には ユーザー エラーから データ ファイル ブロック破損 メディア障害 データ センターを完全に失うような状況まで 様々な種類があります データベースの正常な稼働をいかにすばやく回復できるかは 計画に含めるリストアおよびリカバリ方式の種類に関係します リストアおよびリカバリ方式によって バックアップの作成 保存および管理に使用する Oracle データベースの機能を含めて バックアップ計画の要件が決まります リカバリ計画を検討するときは 次の点を確認してください ディスクに障害が発生し データ ファイル REDO ログなどの一部のデータベース ファイルが破損した場合に 消失したファイルをどのようにリカバリしますか 2-5 ページの メディア障害対策の立案 : リストアおよびメディア リカバリ で説明するように データ ファイル 制御ファイルおよびオンライン REDO ログの消失に対処できるようにする必要があります アプリケーションのロジック エラーまたはユーザー エラーによって 1 つ以上の表または表領域から重要なデータが消失した場合に どのようにデータをリカバリできますか また エラー発生後のデータベースの更新情報はどうなりますか エラーの原因を特定し 再発を防止できますか 2-3 ページの ユーザー エラーへの対処方法の立案 : Point-in-Time リカバリおよびフラッシュバック機能 で説明するように データベース全体または 1 つ以上の表領域の Point-in-Time リカバリ データ インポート ユーティリティを使用した過去の論理エクスポートからのデータのインポート Oracle データベースのフラッシュバック機能などの方式を使用できます インスタンスのアラート ログが 1 つ以上の表に破損ブロックがあることを示している場合に この破損をどのように修復できますか 修復作業中に その表領域を使用可能な状態にしておく必要がありますか 2-5 ページの データ ファイル ブロック破損に対する対策の立案 : ブロック メディア リカバリ で説明するように このような状況では Recovery Manager の BLOCKRECOVER コマンドが役に立ちます また リカバリのトラブルシューティングには SQL*Plus の RECOVER... TEST コマンドを使用します データ センター全体が破壊された場合に 障害時リカバリを実行できますか バックアップが記録されたアーカイブ テープのみが残されたとします データベースをどのようにリカバリしますか そのリカバリには どれだけの時間がかかりますか あなたがデータベースをリカバリできないとき かわりの誰かがリカバリを実行できますか リカバリ作業は 十分に自動化されドキュメント化されていますか これらの要件に留意しながら バックアップおよびリカバリに関する機能を活用する方法を決定し 各機能をバックアップ計画の要件に合わせる方法を検討します 次に例を示します Recovery Manager を使用すると ほとんどのバックアップおよびリカバリ処理はユーザー管理のバックアップおよびリカバリに比べて簡略になります また ほとんどのバックアップ ファイルの管理を自動化できます これには リカバリの目的に合わなくなった場合の ディスクまたはテープからのバックアップおよびアーカイブ REDO ログの削除が含まれます バックアップ処理に関する詳細なレポートが提供され このレポートによって バックアップを使用してデータベースをリカバリできることを確認できます 最後に Recovery Manager を使用すると 増分バックアップなど ユーザー管理のバックアップとリカバリでは実行できない多くのリカバリ方式を使用できるようになります Oracle Flashback Database は メディア リカバリより迅速に データベースを過去の時点までリストアするために役立ちます ただし フラッシュバック ログの保存は 前もって決定しておく必要があります また フラッシュバック ログを保存するには フラッシュ リカバリ領域を構成する必要があります 可用性を重視する場合には データ ファイルのメディア リカバリより ブロック メディア リカバリを使用する方が適切である可能性があります バックアップおよびリカバリ計画が Recovery Manager ベースでない場合もブロック メディア リカバリを実行できますが Recovery Manager ベースにすると ブロック メディア リカバリをより簡単に迅速に実行できます 2-2 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

35 データ リカバリ計画の立案 リカバリ計画で使用する機能を決定したら 次の点を確認することで バックアップ計画を立案できます リカバリ関連ファイルは どこに どのように保存しますか フラッシュ リカバリ領域を使用しますか 冗長性を提供するために ASM ディスク グループを使用しますか バックアップは テープなどのオフライン記憶域に保存しますか またはディスクのみに保存しますか スケジュールしたバックアップは どのような間隔で実施しますか 各状況において どのような形式の物理バックアップを作成しますか 通常のスケジュール以外に どのような状況でデータベースのバックアップを作成しますか 状況によっては 確実にデータをリカバリするために スケジュールされていないバックアップを作成する必要があります たとえば OPEN RESETLOGS を実行した後や REDO ログには記録されない NOLOGGING 操作などデータベースを変更した後などです また 監査目的またはデータベース リカバリとは関連のない理由でバックアップを必要とする ビジネス上の要件もあります 必要なときに確実にデータベースのリカバリを行うには バックアップの有効性をどのように維持しますか バックアップの記録をどのように管理しますか リカバリ カタログで Recovery Manager を使用しますか 各種の障害に対処できる詳細なリカバリ計画がありますか 緊急事態が発生したとき DBA はこのリカバリ計画をどのように実行できますか 緊急事態が発生したときのリカバリ計画の実行を自動化するスクリプトを作成できますか Data Guard Real Application Clusters などの Oracle データベースの可用性テクノロジを適用して データベース障害の発生時に可用性を高めることができますか これらの可用性テクノロジの使用は バックアップおよびリカバリ計画にどのように影響しますか これらは 検討すべき項目の一部にすぎません 使用可能なリソース ( ハードウェア メディア スタッフ 予算など ) も判断要素となります データ リカバリ計画の立案 データ リカバリ計画には データベース障害への対処方法をできるだけ多く含める必要があります 効果的で効率のよい計画を立案するために重要なのは 障害の状態を想定し その障害の状態に役立つ Oracle データベースのリカバリ方式およびツールを対応付けて そのリカバリ方式をサポートするために必要なバックアップのタイプを組み込むことです 各障害の状態の解決に役立つリカバリ方式については 次の項を参照してください ユーザー エラーへの対処方法の立案 : Point-in-Time リカバリおよびフラッシュバック機能 メディア障害対策の立案 : リストアおよびメディア リカバリ データ ファイル ブロック破損に対する対策の立案 : ブロック メディア リカバリ ユーザー エラーへの対処方法の立案 : Point-in-Time リカバリおよびフラッシュバック機能 ユーザーまたはアプリケーションが 誤った更新 表の内容の削除 データベース オブジェクトの削除などの データベースに不要な変更を加える可能性があります 適切なバックアップおよびリカバリ計画は Oracle データベースの多くの機能を使用して データベースの可用性に及ぼす影響および DBA への負担を最小限に抑え データベースを目的の状態に戻します 予測する状況に基づいて データの消失に対処するために次の各オプションを組み込むことを検討した後 これらのオプションを使用できるようにデータベースを設定します バックアップおよびリカバリ計画 2-3

36 データ リカバリ計画の立案 Oracle Flashback Database Oracle Flashback Database を使用すると データ ファイルの以前のコピーをバックアップからリストアせずに データベース全体を過去のある時点の状態に戻すことができます ただし これは前もってデータベースのフラッシュバック ロギングを有効にしている場合にかぎります フラッシュバック ロギングを有効にして 使用可能なフラッシュバック ログが許容する範囲内で過去の任意の SCN に戻せるようにしたり またはデータベースの大規模な更新前など 特定の SCN で保証付きリストア ポイントを作成し Oracle Flashback Database を使用してデータベースを特定の時点の状態に確実に戻せるようにすることができます データベースのフラッシュバック ロギング用または保証付きリストア ポイント用にフラッシュ リカバリ領域を構成しておく必要があります 通常のリストア ポイントと保証付きリストア ポイントの作成 前述のとおり 保証付きリストア ポイントでは Oracle Flashback Database を使用して確実にデータベースを以前の特定の時点に戻すことが可能です 通常のリストア ポイントでは データの保護は行われませんが便利です これは 通常のリストア ポイントを作成することで Point-in-Time リカバリまたは Oracle Flashback Table を使用したリカバリの操作を行う前にデータベースの SCN を記録する必要がなくなったり 適切な SCN を特定する操作を行った後に調査する必要がなくなるためです 通常のリストア ポイントを使用するには特別な設定は必要ありませんが リストア ポイントが必要になる前に作成を計画する必要があります データベースの Point-in-Time リカバリ Point-in-Time リカバリを実行すると 1 つの表領域またはデータベース全体を エラーが発生する前の状態に戻すことができます いずれの場合も エラーが発生する前の状態のバックアップに加えて バックアップ時からエラー発生時までの REDO ログが必要です 論理バックアップからの消失したオブジェクトのインポート 影響を受けた表の内容をエクスポートして論理バックアップを実行した場合 そのデータを再び表にインポートできることがあります この方式は データの論理バックアップを定期的にエクスポートすることと エクスポート間での変更は重要でないことが前提となります 注意 : Oracle のフラッシュバック テクノロジは 様々な状況でのメディア リカバリにおいて 高速かつ確実な手段を提供します Oracle Flashback Database は メディア リカバリに類似した物理レベルのリカバリ メカニズムです ただし 通常 メディア リカバリよりも高速で バックアップからのデータのリストアを必要としません Oracle Flashback Table および Oracle Flashback Drop は論理レベルで動作し DROP TABLE 文による処理など 表に対する不要な変更を元に戻します Oracle Flashback Query および Oracle Flashback Version Query は 表の過去の内容を参照したり 論理的な破壊によって データベースにいつ どのような影響があったかを調べるのに有効です これらの機能の詳細は 第 7 章 フラッシュバックおよびデータベースの Point-in-Time リカバリの実行 を参照してください このマニュアルでは これらの機能についての有効な情報および参照先を示しています これらの機能は非常に有効であり また一部高度な計画が必要になるため バックアップおよびリカバリ計画を作成する前にこれらの機能についてよく理解しておいてください 2-4 Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎

37 データ リカバリ計画の立案 メディア障害対策の立案 : リストアおよびメディア リカバリ メディア障害は データベースの外部の問題によって データベースの操作中に Oracle のファイル読取りまたは書込みが妨げられた場合に発生します 通常 メディア障害には ヘッド クラッシュ データベース ファイルの上書き 削除 破損などの 物理的な障害が含まれます メディア障害は ユーザー エラーまたはアプリケーション エラーほど一般的ではありませんが バックアップおよびリカバリ計画では メディア障害への対策を準備しておく必要があります メディア障害のタイプによって 使用するリカバリ方式が決まります たとえば 破損データ ファイルのリカバリ方法と 消失した制御ファイルのリカバリ方法は異なります 例 : オンライン REDO ログのリカバリ オンライン ログ グループの全メンバーの消失からリカバリする方法は 次のように多数の要因によって異なります データベースの状態 ( オープン クラッシュ 一貫性のあるクローズなど ) 消失した REDO ログ グループが現行のものかどうか 消失した REDO ログ グループがアーカイブされているかどうか 次に例を示します 現行のグループが消失し データベースが一貫性のある状態でクローズされていない場合 ( オープン状態またはクラッシュした場合 ) は 古いバックアップをリストアし Point-in-Time リカバリを実行してから OPEN RESETLOGS を使用してオープンする必要があります 消失したログに含まれていたトランザクションはすべて失われます OPEN RESETLOGS を実行した後は データベースの新規の全体バックアップを即時に行う必要があります OPEN RESETLOGS を実行する前のバックアップは ログが消失しているため 以降のリカバリには使用できません 現行の REDO ログ グループが消失しても データベースが一貫性のある状態でクローズされている場合は トランザクションを失うことなく OPEN RESETLOGS を実行できます ただし データベースの新規の全体バックアップを行う必要があります OPEN RESETLOGS を実行する前のバックアップは ログが消失しているため 以降のリカバリには使用できません 現行以外の REDO ログ グループが消失した場合は ALTER DATABASE CLEAR LOGFILE 文を使用してグループ内のすべてのメンバーを再作成できます トランザクションは消失しません 消失した REDO ログ グループが消失前にアーカイブされていた場合は これ以上の操作は必要ありません ただし データベースの新規の全体バックアップを即時に行う必要があります ログが消失する前のバックアップは ログが消失しているため 以降のリカバリには使用できません データ ファイル ブロック破損に対する対策の立案 : ブロック メディア リカバリ 1 つ以上のデータ ファイル内の少数のブロックが破損した場合 それらのファイルをバックアップからリストアして完全なメディア リカバリを実行するかわりに ブロック メディア リカバリを使用できます Recovery Manager の BLOCKRECOVER コマンドを使用すると データベースをオープンし 破損データ ファイルがオンラインのときに 指定したデータ ブロックをリストアおよびリカバリできます 参照 : Recovery Manager によるブロック メディア リカバリの実行方法は Oracle Database バックアップおよびリカバリ アドバンスト ユーザーズ ガイド を参照してください バックアップおよびリカバリ計画 2-5

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