第20回日本ワクチン学会学術集会 メディアフォーラム 特別企画「国民のための予防接種のあり方」 での議論概要と提言

Size: px
Start display at page:

Download "第20回日本ワクチン学会学術集会 メディアフォーラム 特別企画「国民のための予防接種のあり方」 での議論概要と提言"

Transcription

1 第 20 回日本ワクチン学会学術集会メディアフォーラム 特別企画 国民のための予防接種のあり方 議論概要と提言 2016 年 10 月 23 日 第 20 回日本ワクチン学会学術集会 会長 武下文彦 特別企画座長 岡部信彦 1

2 第 20 回日本ワクチン学会特別企画 国民のための予防接種のあり方 2016 年 10 月 22 日 3. 日本のワクチンにおけるアンメット メディカルニーズ 1. 百日咳含有ワクチン接種スケジュールからみた欧米とのワクチンギャップ 2. 日常臨床の現場から 国民へワクチンの有効性をどうすれば伝えられるか今回の麻しん再興と平時のワクチン接種の重要性 3. 日常臨床の現場から 国民へワクチンの安全性をどうすれば伝えられるか (1) 有害事象と副反応 (2) 安全性の評価方法 : 米国の VEARS-VSD-CISA の紹介とわが国の現状 日本小児科学会予防接種 感染症対策委員会予防接種推進専門協議会岡田賢司 2

3 図 1. 小児科定点から報告された百日咳の年別 年齢群別割合 (2000~2015 年 ) 100% % % % % 10~14 歳 歳以上 患者発生動向 16.1 : 正確には把握できていない % 現行の百日咳含有ワクチン効果 :? % % % % 1. 乳幼児 患者発生動向: 把握できている 0% 現行の百日咳含有ワクチン効果: 維持されている 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 年 2014 年 2015 年 * 全国約 3000 の小児科定点医療機関からの臨床診断に基づく 0 歳 1 歳 2~4 歳 4~6 歳 6~8 歳 8~10 歳 10~14 歳 15~19 歳 20 歳以上 ワクチン戦略による麻疹および先天性風疹症候群の排除およびワクチンで予防可能疾患の疫学並びにワクチンの有用性に関する基礎的臨床的研究 ( 岡部班 ) およびワクチンにより予防可能な 3 疾患に対する予防接種の科学的根拠の確立及び対策の向上に関する研究 ( 大石班 ) 報告書から作図

4 北米 カナダ 米国 欧州 初回免疫 ( 乳児期 ) 追加接種 (1~3 歳 ) 追加接種 2(4~8 歳 ) 生後 ( か月 ) 追加接種 3 (9 歳以降 ) DTaP cipv Hib 18か月 : DTap cipv Hib 4-6 歳 :DTaP cipv 歳 : Tdap (or Td) or DTaP cipv Hib-HB DTaP or DTaP cipv Hib 15-18か月 : DTaP 4-6 歳 :DTaP 11 歳 : Tdap or DTaP IPV Hib-HB オーストリア DTaP cipv Hib-HB ベルギー DTaP cipv-hib-hb デンマーク DTaP-cIPV-Hib or DTaP cipv-hib-hb フィンランド DTaP-cIPV-Hib フランス DTaP cipv-hib-hb ドイツ 先進諸国の DTaP-IPV 接種スケジュール スウェーデン DTaP cipv-hib-hb or DTaP-cIPV-Hib DTaP cipv-hib-hb DTaP cipv-hib 12 か月 12 か月 12 か月 か月 : DTaP cipv-hib-hb 7 歳 : DTaP-cIPV 5-7 歳 : DTaP-cIPV 歳 : Tdap 5 歳 : DTaP-cIPV (Tdap) 4 歳 : DTaP-cIPV 歳 : TdaP (10 年おきに Td) か月 6 歳 : Dtap-cIPV 歳 : TdaP-cIPV 11-14か月 : DTaP-cIPV-Hib-HB 5-6 歳 : Tdap 9-17 歳 : TdaP-cIPV or DTaP-cIPV-Hib 12 か月 5-6 歳 : DTaP-cIPV 歳 : Tdap か月 : DTaP cipv-hib スイス DTaP cipv-hib 4-7 歳 : DTaP-cIPV 歳 : Tdap 英国 DTaP cipv-hib 3-5 歳 : DTaP cipv DTaP( トリビック ) 歳 : Td-cIPV cipv ( イモバックス ) アジア DTaP-cIPV オセアニア DTaP-sIPV オーストラリア DTaP cipv-hib-hb 4 歳 : DTaP cipv 歳 : Tdap DTaP-sIPV or 18か月 : DTaP-sIPV 日本 DTaP-sIPVまたは 11 歳 : DT DTaP-cIPV またはDTaP-cIPV DTaP-cIPV ニュージランド DTaP cipv-hib-hb 6 週 4 歳 : DTaP-cIPV 11 歳 : Tdap WHO vaccine-preventable diseases: monitoring system global summary 改変 DTaP: diphtheria and tetanus toxoids and acellular pertussis, cipv : conventional inactivated poliovirus sipv : sabin-strain derived inactivated poliovirus Tdap; tetanus, diphtheria, and pertussis for adolescents and adults,, Hib: Haemophilus influenzae type b, HB : hepatitis B virus 4

5 ワクチンの果たしてきた役割 ( 日本 ) ワクチンがなかった 1950 年代に比べ感染症の死者数は激減 年平均死亡者数百日咳ジフテリア破傷風ポリオ麻疹日本脳炎 1950 年前後 10,000~17,000 人 2,000~3,800 人 2,000 人数百 ~1,000 人数千 ~20,000 人 2,000 人前後 最近数年 0~1 人 0 人 0~5 人 0 人 0 人 0~1 人 出典 : 国民衛生の動向 5

6 2014 年 2011 年 2010 年に比較すると拡大傾向は少ない 麻しんワクチン接種率が高くなっているお蔭! WHO がら排除状態認定 (2015 年 3 月 27 日 ) 6

7 平時から 1 歳になればすぐに接種の呼びかけのお蔭! 96.2% 6 年連続して目標の 95% 以上を達成 1 期世代の患者は未接種児が多かった 1 位栃木県 96.2% 平時からの高いワクチン接種率の有効性を示している 7

8 92.9% 目標の 95% 以上には一度も到達していない 1 位新潟県 97.0% 就学時健診で接種歴の調査と未接種児への接種勧奨で 95% 以上を達成したい 8

9 有害事象と副反応 有害事象 時間的関連性のみ 投薬や予防接種の後に起こる 体にとって有害なあらゆる事象や出来事 ワクチン接種との因果関係は問わない 副反応 時間的関連性 + 因果関係 ワクチン接種により発生する 免疫の付与以外の反応 通常の医薬品で言う 副作用 と同義 副作用 : 有害事象のうち当該医薬品との因果関係が否定できないもの * 紛れ込み : 有害事象であるにも関わらず 副反応だと認識されるもの 有害事象時間的関連性 副反応時間的関連性 + 因果関係 副反応検討部会などで検討している報告は因果関係を問わず広く収集した有害事象 9

10 副反応報告制度 (2013 年 4 月 ~) 副反応疑い報告制度 (2016 年 10 月 ~) 1. ワクチン接種と乳幼児の突然死に関する疫学調査 ( 多屋班 ) 2. 子宮頸がんワクチンの有効性と安全性の評価に関する疫学研究 ( 祖父江班 ) 1. インフルエンザワクチン接種後のアナフィラキシー例の学問的解析 *1990 年 CDC 2.HPV が創設ワクチン接種後の痛み症例などの神経学的解析 10

11 日本のワクチンにおけるアンメット メディカルニーズ 1. 百日咳含有ワクチン接種スケジュールからみた欧米とのワクチンギャップ多くの関係者のお蔭で ギャップは解消されつつあるが 接種スケジュールの点では 百日咳含有ワクチンは追加接種の時期の検討が必要です 2. 日常臨床の現場から 国民へワクチンの有効性をどうすれば伝えられるか今回の麻疹再興から見えてきた平時のワクチン接種の重要性を熱が冷めないうちに 本学会の提言として 広く社会に発信していきたい 3. 日常臨床の現場から 国民へワクチンの安全性をどうすれば伝えられるか産 学 官で三位一体となり 絶えずワクチンの安全性を監視し 起こった事象を科学的に評価していることを 本学会の提言として 広く社会に発信していきたい 11

12 予防接種行政の最近の動向 厚生労働省健康局健康課長正林督章 12

13 (1). 予防接種の総合的な推進を図るための計画の策定 厚生労働大臣は 予防接種の総合的な推進を図るための計画 を策定 少なくとも 5 年に一度検討し必要に応じ計画を変更 (2). 定期接種の対象疾病の追加 一類疾病は A 類疾病 二類疾病は B 類疾病に変更 定期接種の対象疾病として A 類疾病に Hib 感染症 小児の肺炎球菌感染症及びヒトパピローマウイルス感染症を追加 B 類疾病について 新たなワクチンの開発や感染症のまん延に柔軟に対応できるよう 政令で対象疾病を追加できることとする (3). 副反応報告制度の法定化 副反応報告制度を法律上に位置付け 医療機関から厚生労働大臣への報告を義務化 報告に関する情報整理及び調査については ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構に行わせることができることとする 厚生労働大臣は 報告の状況について (4) の評価 検討組織に報告し その意見を聴いて 必要な措置を講ずる (4). 評価 検討組織への付議 予防接種法改正の概要 厚生労働大臣は 予防接種施策の立案に当たり 専門的な知見を要する事項について 評価 検討組織 ( 厚生科学審議会に予防接種 ワクチン分科会を設置 ) に意見を聴く 13

14 予防接種に関する基本的な計画 に基づく PDCA について 予防接種に関する基本的な計画 ( 平成 26 年 3 月 28 日 ) 第三予防接種に関する施策の総合的かつ計画的な推進に係る目標に関する事項 基本的考え方 ( 前略 ) 本計画は 今後の状況変化等に的確に対応する必要があることから 法第三条第三項に基づき 少なくとも五年ごとに再検討を加え 必要があると認めるときは これを変更するものである ただし 予防接種施策の実施状況並びにその効果 意義及び成果については 工程表を策定した上で分科会等の場で一年ごとに PDCA サイクル ( 計画 実行 評価 改善 ) による定期的な検証を行い 当該検証の結果を踏まえ必要があると認めるときは 五年を待つことなく本計画を見直すよう努めることとする 基本計画策定から 2 年が経過したことから これまでの厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会などにおけるこれまでの取り組みも踏まえ 基本計画に基づく P DCA サイクルによる定期的な検証について整理を行い 今後の進め方について専門家からのヒアリング等を開始している 14

15 新たなワクチンの開発について 予防接種に関する基本的な計画 ( 平成 26 年 3 月 28 日 ) 第五予防接種の研究開発の推進及びワクチンの供給の確保に関する施策を推進するための基本的事項 基本的考え方国は 国民の予防接種及びワクチンに関する理解と認識を前提として 予防接種 ワクチンで防げる疾病は予防すること という基本的な理念の下 ワクチンの研究開発を推進する また 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) を踏まえ 国内外の感染症対策に必要なワクチンを世界に先駆けて開発することを目指す 医療ニーズ及び疾病負荷等を踏まえ 開発優先度の高いワクチンを選定した 麻しん 風しん混合 (MR) ワクチンを含む混合ワクチン 百日せき ジフテリア 破傷風 不活化ポリオ混合 (DPT IPV) ワクチンを含む混合ワクチン 経鼻投与ワクチン等の改良されたインフルエンザワクチン ノロウイルスワクチン RS ウイルスワクチン 帯状疱疹ワクチン 今後 ワクチンの研究開発を促進するための環境整備について検討していく 15

16 ワクチン 血液製剤産業タスクフォース ワクチン 血液製剤の安定的な供給に関する課題に対応することを目的として 産業のあり方を含め 抜本的な対応を検討するために ワクチン 血液製剤産業タスクフォースを設置 以下の諸問題に対する抜本的な対応をゼロベースで検討し 顧問から今後の施策提言を頂いた 我が国のワクチン 血液製剤の安定供給体制をどうすべきか 企業 厚労省 承認機関における透明性の高いガバナンスのあり方をどのように構築するか 16

17 第 20 回日本ワクチン学会特別企画 国民のための予防接種のあり方 日本におけるワクチンの研究開発推進について 平成 28 年 10 月 22 日 一般社団法人日本ワクチン産業協会理事長菊池正彦 17

18 ワクチン産業ビジョン (2007 年 ) の骨子 ワクチン産業ビジョンのポイント 1. ワクチンメーカーは 研究開発 製造に特化したスペシャリティーファーマを目指す 2. そのためには 国内メガファーマとの戦略的連携が必要である ~ 開発 市販後の補完 ~ 3. さらに シーズ獲得のため 外資との戦略的協力 国内研究機関との共同研究を進める 4. 国内市場の拡大 外資メーカーからの技術移転 外国市場への展開により収益構造を改善する 5. 収益を研究開発に充当することで 継続的な新製品の上市につなげる 6.( 産業育成には ) 国の政策的な関与が不可欠 出典 :2007 年厚生労働省ワクチン産業ビジョン資料より ポイントを抜粋しステップワイズに記載 18

19 ワクチンに関するこれまでの JICA 国際協力の事例 ベトナム 麻疹ワクチン製造施設建設計画 無償資金協力 (2003 年 年 ) 麻疹ワクチン製造基盤技術移転プロジェクト 協力期間 :2006 年 3 月から2010 年 3 月 相手国機関名 : 保健省ワクチン 生物製剤研究基盤センター 日本側協力機関名 : 北里第一三共ワクチン株式会社 麻疹風疹混合ワクチン製造技術移転プロジェクト 協力期間 :2013 年 05 月 19 日 ~ 2018 年 03 月 31 日 インドネシア 生ワクチン製造基盤技術プロジェクト ポリオ麻しんワクチン製造施設建設計画 製造材料整備計画 無償資金協力 協力期間 :1989 年 09 月 ~ 1996 年 08 月 先方関係機関 : 保健省 生物製剤公社 (Bio Pharma) 日本側協力機関名 : ( 財 ) 阪大微生物病研究会 ( 財 ) 日本ポリオ研究所 19

20 産学官連携の事例 アジュバント開発研究産学官コンソーシアム認可済み 臨床試験中 開発中のアジュバントによるヒト細胞 マウス個体の生物反応を総合的に解析したデータベースを構築 厚生労働省 医薬基盤 健康 栄養研究所 (NIBIOHN) 第一三共 田辺三菱等 新規汎用型ワクチンアジュバント研究 科学技術振興機構 (JST) NIBIOHN 北九州市立大学 第一三共 経鼻ワクチン AMED 国立感染症研究所 阪大微生物病研究会 ジカウイルス感染症に対する試作ワクチンの研究 日本医療研究開発機構 (AMED) 阪大微生物病研究会 千葉県衛生研究所 20

21 内閣官房主導の官民連携会議 21

22 1 研究開発推進ーイノベーションから接種者へのアクセスを見据えた産学官連携ー 国の予防接種行政に関する施策 および ワクチン事業を促 進させる施策推進 ワクチン開発に必要な体系的な疫学調査 ( 対象疾患の原因ウイルス等 患者数 疾患重症度等 ) の強化 研究開発段階からの勧奨接種対象疾病の検討 設備投資等へのリスクテイク等 研究開発推進のための 産官学が連携する環境の整備 オープンイノベーションの推進支援 : 基礎研究分野への支援の拡充 新規技術によるワクチン等の開発ガイドラインの整備 技術の進歩に則した対応 ガイダンス ( カルタヘナ法への対応等 ) 基準 規制要件等の国際的協調 治験実施施設の整備 ( 特に 幼児 小児 ) 22

23 2 規制 基準の国際協調を通じた研究開発促進および効率化 国際協調の更なる推進 規制に関する国際協調および基準等の標準化の推進 革新的ワクチンの国際共同開発 海外展開を推進するだけでなく 海外からの製品導入の促進につながる 承認後の出荷試験に関する相互承認システムの導入 低分子医薬品に認められている日 EU 相互承認協定を ワクチンにも適用することにより 重複する試験を回避することが可能となる 生物製剤関連規制 ( 国家検定 生物学的製剤基準等 ) の改善 SLP( サマリーロットプロトコール ) を踏まえた国家検定の合理化 適正化を再検討 科学的に不要または代替可能な試験項目の見直し 国家検定および自家試験データの共有など 官民連携による品質試験方法の改良につなげられる対策実施 23

24 3 必要なワクチンの安定供給体制整備 安定供給における厚生労働省と企業との更なる連携強化 ワクチン製造固有の課題 (*) を考慮した供給調整体制の確立 (*) 製造から出荷まで長期間を要し急な増産 供給対応は困難有効期間が低分子医薬品と比較して短期間 審議会の議論に先立つ科学的議論の場の設置と産業界の参加 ( 日本版 ACIP) 官民が連携した安定供給のための施策 製品を安定供給させるための総合的な官民連携体制の構築 アウトブレイクに備えた備蓄ワクチンの強化 ( 種類 量 ) 安定供給に必要な適正備蓄の検討および経済的支援 危機管理体制の強化 細胞培養ワクチン実生産施設整備等推進事業 の継続的な危機 管理対応と国の積極的な協力 維持事業の設立 発生時の具体的な連携策 24

25 4 ワクチン産業ビジョンに基づく政策の推進 国 厚生労働省によるワクチンビジョンの明確化および推進 国としての VPD(Vaccine Preventable Disease) に対するコミットメント 高齢化社会や疾病構造の変化 新興 再興感染症への危機管理対応等を踏まえて 感染症対策の基本方針を常に更新 2007 年 ワクチン産業ビジョン の進捗確認 および継続更新 2014 年 予防接種に関する基本的な計画 に基づく年間計画を明示し その定期的な見直しによる現況に沿った予防接種 ワクチン施策推進 勧奨接種ワクチンの費用償還制度を含めた検討プロセスの改善 勧奨接種候補ワクチンの研究 開発早期からの産官学連携 開発後期から勧奨接種指定までシームレスな検討を可能とするための 審査管理課 PMDA 国立感染症研究所および健康課 結核感染症課との有機的連携強化 勧奨接種ワクチンの費用償還のあり方を明確にすることにより 勧奨接種検討プロセスの短縮化 25

26 ワクチン産業は日本の成長戦略へ貢献できるか? イノベーティブワクチンの創生 国内の優れた研究開発によってシーズ 技術を豊富に創出し 産官学連携によるイノベーティブワクチンの創生 大手 5 社で世界のワクチンの約 8 割の市場を占める ワクチン 血液製剤産業 TF ワクチン 血液製剤供給体制のあり方 製造販売事業者におけるガバナンスやコンプライアンスのあり方について 安定供給の確保 研究開発の推進 海外展開の推進 企業規模が必須 ソース : PhRMA VACCINE FACT BOOK 2013 日本の成長戦略への貢献 国際貢献 26

27 日本の成長戦略への貢献ー世界の公衆衛生への貢献ー 新規ワクチン研究 アジュバント研究 投与デバイス研究 日本の英知の結集 オープンイノベーション 製造規模の確保 投資力の確保 企業サイドに求められること 安定供給の使命 先行投資へのリスクテイク 健全な財務体質 規模 国や行政に期待すること グローバルメガに対応できる国家戦略 産業育成への官民対話 オープンイノベーションの積極的展開への支援 27

28 第 20 回日本ワクチン学会シンポジウム 予防接種に対する 国民の認知の現況 高野聡毎日新聞医療福祉部編集委員 28

29 〇特ダネを書きたい 〇弱者に寄り添いたい 〇社会をよくしたい 29

30 30

31 31

32 32

33 さまざまな医療情報が交錯 適切に回答できるのは 専門家である医師だけ 33

34 国民のための予防接種のあり方 第 20 回ワクチン学会学術集会での議論を踏まえた提言予防は治療に勝る医療介入であり ワクチンは感染症予防の重要なツールの一つである ワクチンを取り巻く環境は昨今大きく変化してきているが 日本全体の公衆衛生向上のため また日本が国際社会の一員として相応の貢献とリーダーシップを示すために 本学術集会での議論を踏まえて 会長 武下文彦 特別企画座長 岡部信彦として以下の提言を行いたい 34

35 第 20 回ワクチン学会学術集会での議論を踏まえた提言 1. 残されたワクチンギャップの解消 : 欧米諸国と日本では公費で接種できるワクチンの数が大きく異なるといういわゆる ワクチンギャップ を解消するための各界関係者の努力が実を結び ここ数年の間にかなりの改善が見られていることは大きな成果といえる しかし 小児ワクチンを中心に 接種手技や質のギャップはまだ残っていることを改めて認識し 今後もこれらの課題解消のための努力を 我々は継続していく これからのワクチンは 急性感染症の予防に限らず 慢性感染症及びがん等の予防の観点からも重要であることの認知を高めていく 35

36 第 20 回ワクチン学会学術集会での議論を踏まえた提言 2. 研究開発活動の促進 : 現在直面する公衆衛生上の課題 および予測される公衆衛生危機に対応できる新規ワクチンの研究開発を積極的に推進する さらに 必要なワクチンの定期接種化への方針を開発段階から議論する場を検討する 国内での使用を前提としたものと 主に海外で使用される 顧みられない熱帯病 などに対するワクチンの双方について 効率的な研究開発のための方策を産学官それぞれが模索するとともに3 者の連携を強化して その成果を国内のみならず海外にも展開する必要がある 36

37 第 20 回ワクチン学会学術集会での議論を踏まえた提言 3. 質の高いワクチンの製造 安定供給 : 予防接種の拡充を国家戦略として位置づけ 産業育成への官民対話や産学官でのオープンイノベーションの積極的展開を推進 支援する 37

38 第 20 回ワクチン学会学術集会での議論を踏まえた提言 4. 予防接種の普及 啓発の推進 : 予防接種 ワクチンで予防できる疾病は予防すること という大原則がある また 予防接種はその疾病が蔓延しているという前提の下で費用対効果の高い感染症対策である しかし 予防接種に関する人々の理解や認知は十分とは言えないため 予防接種による感染症の予防効果及び副反応のリスク等の情報について 広く人々が正しい情報 知識を得られるよう 啓発を推進していく そのために 予防接種の効果について 見える化した 情報を提供するなどの具体的な検討をする 38

ロタウイルスワクチンは初回接種を1 価で始めた場合は 1 価の2 回接種 5 価で始めた場合は 5 価の3 回接種 となります 母子感染予防の場合のスケジュール案を示す 母子感染予防以外の目的で受ける場合は 4 週間の間隔をあけて2 回接種し 1 回目 の接種から20~24 週あけて3 回目を接種生

ロタウイルスワクチンは初回接種を1 価で始めた場合は 1 価の2 回接種 5 価で始めた場合は 5 価の3 回接種 となります 母子感染予防の場合のスケジュール案を示す 母子感染予防以外の目的で受ける場合は 4 週間の間隔をあけて2 回接種し 1 回目 の接種から20~24 週あけて3 回目を接種生 注 1) 本スケジュール案は 2014 年 10 月現在 接種可能な主なワクチンをすべて受けると仮定して 1 例を示したものです 接種の順番や受けるワクチンの種類については お子様の体調や周りの感染症発生状況によって 異なってきます 詳しくはかかりつけの医療機関 保健所等でご相談ください 注 2) 接種に際しては次の決まりがあります スケジュールを立てるときの参考にしてください 別の種類のワクチンを接種する場合は

More information

Microsoft PowerPoint - 【配布資料】28予防接種従事者研修

Microsoft PowerPoint - 【配布資料】28予防接種従事者研修 予防接種制度の概要について 3 目的 伝染のおそれがある疾病の発生及びまん延を予防するために公衆衛生の見地から予防接種の実施その他必要な措置を講ずることにより 国民の健康の保持に寄与する 予防接種による健康被害の迅速な救済を図る 予防接種の実施 予防接種法の概要 ( その 1) 対象疾病 A 類疾病 ( 主に集団予防 重篤な疾患の予防に重点 本人に努力義務 接種勧奨有り ) ジフテリア 百日せき 急性灰白髄炎

More information

本日 お話しすること 予防接種行政の振り返り 平成 25 年予防接種法改正が目指したもの 現在の取り組み 今後の取り組み

本日 お話しすること 予防接種行政の振り返り 平成 25 年予防接種法改正が目指したもの 現在の取り組み 今後の取り組み 昨今の予防接種行政の課題 厚生労働省健康局健康課予防接種室予防接種評価分析専門官辰巳秀爾 1 本日 お話しすること 予防接種行政の振り返り 平成 25 年予防接種法改正が目指したもの 現在の取り組み 今後の取り組み 予防接種制度と社会状況の変化 昭和 23 年 (1948) 昭和 51 年 (1976) 平成 6 年 (1994) 平成 13 年 (2001) 平成 23 年 (2011) 平成 25

More information

ワクチンの研究開発促進と生産基盤確保

ワクチンの研究開発促進と生産基盤確保 資料 2-5 ワクチンの研究開発促進と生産基盤確保 海外における政策と事例 日本製薬団体連合会 杉本俊二郎 2010 年 4 月 21 日 1 - 英国の政策と事例 - 英国保健省 (Dept. of Health) がワクチンに関する政策を決定し 開発の後期に対象を絞って少額の研究資金援助を行っている 新規ワクチンの開発に関しては基本的に経済性を重視し 投資判断ができる民間製薬大手に委ねている 安定供給を確保するためには複数のメーカーの存在と

More information

DPT, MR等混合ワクチンの推進に関する要望書

DPT, MR等混合ワクチンの推進に関する要望書 平成 19 年 8 月 2 日厚生労働省健康局結核感染症課課長三宅智殿社団法人日本小児科学会会長別所文雄要望書 DPT, MR 等混合ワクチンの推進に関する要望 ( 既罹患者への混合ワクチン接種 ) 定期予防接種対象疾患であるジフテリア (D) 百日咳(P) 及び破傷風 (T) については かつては DPT 混合ワクチン DT 混合ワクチン またはそれぞれの単味ワクチンが定期予防接種の対象ワクチンとなっていましたが

More information

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 日本小児科学会推奨の予防接種スケジュールの主な変更点 2012 年 4 月 20 日 1) ヒブワクチン ヒブワクチンの追加接種 (4) に関して 添付文書上は 3 からおおむね 1 年あけるとありますが 追加接種による効果は 早期に得られるべきであると 考えます したがって 4 は 12 から接種することで適切な免疫が早期にえられる という 1 文を加えました 2) ワクチン 5 価ワクチンのスケジュールを加えました

More information

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF375F90DA8EED94EF977082CC82A082E895FB82C982C282A282C42E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF375F90DA8EED94EF977082CC82A082E895FB82C982C282A282C42E B93C782DD8EE682E890EA97705D> 資料 7 予防接種に係る費用負担の あり方について 予防接種法の現行体系について 一類疾病 ジフテリア 百日せき 急性灰白髄炎 麻しん 風しん 日本脳炎 破傷風 結核 その他政令で定める疾病 ( 痘そう ) 二類疾病インフルエンザ 定期接種 目的 疾病の発生及びまん延を予防 対象疾病 ジフテリア 百日せき 急性灰白髄炎 麻しん 風しん 目的 個人の発病又はその重症化を防止し 併せてこれによりそのまん延の予防に資する

More information

H30_業務の概要18.予防接種

H30_業務の概要18.予防接種 18. 予防接種 [1] 定期予防接種 ( 予防接種法 ) 感染症の発生及びまん延を予防するため 法令で定められた疾病 ( ポリオ ジフテリア 百日せき 破傷風 麻しん 風しん 日本脳炎 結核 Hib 小児の肺炎球菌 ヒトパピローマウィルス インフルエンザ ) の予防接種を行なっている 対象者に通知し 区内契約医療機関で実施している 平成 24 年 9 月 1 日から不活化ポリオワクチンの導入に伴い

More information

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 第一総則 子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 一目的 けいりこの法律は 子宮頸がんの罹患が女性の生活の質に多大な影響を与えるものであり 近年の子宮頸が んの罹患の若年化の進行が当該影響を一層深刻なものとしている状況及びその罹患による死亡率が高い 状況にあること並びに大部分の子宮頸がんにヒトパピローマウイルスが関与しており 予防ワクチンの 接種及び子宮頸部の前がん病変 ( 子宮頸がんに係る子宮頸部の異形成その他の子宮頸がんの発症前にお

More information

第1 入間市の概要

第1 入間市の概要 第 6 予防接種事業 1 予防接種事業 (1) 乳幼児等の予防接種事業ア目的接種を受けた個人に免疫を付けることにより感染及び発症の予防 症状の軽減化を図る また 感染症の発生及びまん延を予防し 公衆衛生の向上及び増進を図ることを目的とする イ根拠 関連法令予防接種法 予防接種法施行令 予防接種法施行規則 予防接種実施規則 定期接種実施要領ウ対象 予防接種の種類 対象年齢 ヒブ (Hib) 小児用肺炎球菌

More information

2. 定期接種ンの 接種方法等について ( 表 2) ンの 種類 1 歳未満 生 BCG MR 麻疹風疹 接種回数接種方法接種回数 1 回上腕外側のほぼ中央部に菅針を用いて2か所に圧刺 ( 経皮接種 ) 1 期は1 歳以上 2 歳未満 2 期は5 歳以上 7 歳未満で小学校入学前の 1 年間 ( 年

2. 定期接種ンの 接種方法等について ( 表 2) ンの 種類 1 歳未満 生 BCG MR 麻疹風疹 接種回数接種方法接種回数 1 回上腕外側のほぼ中央部に菅針を用いて2か所に圧刺 ( 経皮接種 ) 1 期は1 歳以上 2 歳未満 2 期は5 歳以上 7 歳未満で小学校入学前の 1 年間 ( 年 ンの種類と当院における オーダー時検索名について ンは 生ン 不活化ン トキソイド の3つに分けられ さらにわが国では接種の区分として定期接種 ( 対象者年齢は政令で規定 ) 任意接種の2つに分けられます ンと一言で言っても ンの製品名と成分名がほぼ同じものや全く異なるもの 略称で記載されることの多いものなど 一見すると分かりづらいため 今回日本で承認されているン ( 表 1) とその 接種方法等

More information

9 予防接種

9 予防接種 9 予防接種 1 予防接種実施体制 ( 平成 28 年度 七尾市 参考 : 平成 28 年度予防接種担当者連絡会資料 接種対象年齢接種方法接種場所周知方法未接種者への対応 ヒブ 生後 2 か月 ~5 歳に至るまで 赤ちゃん訪問 健診 教室時に個別指導 小児用肺炎球菌 生後 2 か月 ~5 歳に至るまで 赤ちゃん訪問 健診 教室時に個別指導 4 種混合百日咳破傷風ジフテリア不活化ポリオ 生後 3 か月

More information

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条 アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条 第十五条 ) 第二節アレルギー疾患医療の均てん化の促進等 ( 第十六条 第十七条 ) 第三節アレルギー疾患を有する者の生活の質の維持向上

More information

ヒブ ( インフルエンザ菌 b 型 ) 対象者 : 生後 2ヶ月から5 歳未満までのお子さん標準的な接種開始期間は 生後 2ヶ月から7ヶ月未満です 生後 2ヶ月を過ぎたら 早目に接種しましょう 接種方法 : 接種開始時の年齢により接種方法が異なります 接種開始が生後 2ヶ月から7ヶ月未満の場合 (

ヒブ ( インフルエンザ菌 b 型 ) 対象者 : 生後 2ヶ月から5 歳未満までのお子さん標準的な接種開始期間は 生後 2ヶ月から7ヶ月未満です 生後 2ヶ月を過ぎたら 早目に接種しましょう 接種方法 : 接種開始時の年齢により接種方法が異なります 接種開始が生後 2ヶ月から7ヶ月未満の場合 ( ヒブ ( インフルエンザ菌 b 型 ) 対象者 : 生後 2ヶ月から5 歳未満までのお子さん標準的な接種開始期間は 生後 2ヶ月から7ヶ月未満です 生後 2ヶ月を過ぎたら 早目に接種しましょう : 接種開始時の年齢によりが異なります 接種開始が生後 2ヶ月から7ヶ月未満の場合 ( 標準的な ) 回数 接種間隔等 1 回目 生後 2ヶ月から7ヶ月未満で接種開始 2 回目 1 回目接種後 27 日以上

More information

再生医療の制度的な対応の検討について 薬事法等制度改正についてのとりまとめ平成 24 年 1 月 24 日厚生科学審議会医薬品制度改正部会 1 再生医療製品については 今後も 臓器機能の再生等を通じて 重篤で生命を脅かす疾患等の治療等に ますます重要な役割を果たすことが期待される 特に ips 細胞

再生医療の制度的な対応の検討について 薬事法等制度改正についてのとりまとめ平成 24 年 1 月 24 日厚生科学審議会医薬品制度改正部会 1 再生医療製品については 今後も 臓器機能の再生等を通じて 重篤で生命を脅かす疾患等の治療等に ますます重要な役割を果たすことが期待される 特に ips 細胞 薬事戦略相談について ( 事業の概要等 ) 日本発の革新的な医薬品 医療機器の創出に向け 有望なシーズを持つ大学 研究機関 ベンチャー企業を主な対象として 開発初期から必要な試験 治験に関する指導 助言を実施するものとして 平成 23 年 7 月 1 日より開始した 基礎研究から実用化に向けては様々な課題があり 課題解決に向けた審査当局との早期相談が重要である 例えば 品質のデータや毒性データ等を適切に実施していない場合

More information

平成 29 年度感染症危機管理研修会資料 2017/10/11 昨今の予防接種行政の課題 厚生労働省健康局健康課江浪武志 予防接種室長 1 本日 お話しすること 予防接種行政の振り返り 平成 25 年予防接種法改正が目指したもの 現在の取り組み 今後の取り組み 1

平成 29 年度感染症危機管理研修会資料 2017/10/11 昨今の予防接種行政の課題 厚生労働省健康局健康課江浪武志 予防接種室長 1 本日 お話しすること 予防接種行政の振り返り 平成 25 年予防接種法改正が目指したもの 現在の取り組み 今後の取り組み 1 平成 29 年度感染症危機管理研修会資料 昨今の予防接種行政の課題 厚生労働省健康局健康課江浪武志 予防接種室長 1 本日 お話しすること 予防接種行政の振り返り 平成 25 年予防接種法改正が目指したもの 現在の取り組み 今後の取り組み 1 予防接種制度と社会状況の変化 社会状況 予防接種制度の主な変更 昭和23年 (1948) 感染症の患者 死者が多数発生 社会防衛の強力な推進が必要 痘そう 百日せき

More information

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 014 年 10 月 1 日版日本小児科学会 乳児期幼児期学童期 / 思春期 ワクチン 種類 直後 6 週 以上 インフルエンザ菌 b 型 ( ヒブ )

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 014 年 10 月 1 日版日本小児科学会 乳児期幼児期学童期 / 思春期 ワクチン 種類 直後 6 週 以上 インフルエンザ菌 b 型 ( ヒブ ) 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの主な変更点 014 年 10 月 1 日 1) 水痘ワクチンが定期接種化されました ) 定期接種のワクチンの接種間隔の上限が緩和されたことを受け インフルエンザ菌 b 型 4 種混合 日本脳炎 ヒトパピローマウイルスワクチンの定期接種としての接種間隔の記載が変更となりました 3) インフルエンザ菌 b 型 麻しんワクチンの接種期間に関する注意事項を追記しました

More information

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案 第一七四回 参第一二号 目次 子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案 第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章子宮頸がん予防方針等 ( 第三条 - 第六条 ) 第三章子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する具体的な施策 附則 第一節子宮頸がん及び子宮頸がんの予防に関する正しい知識の普及等 ( 第七条 第 八条 ) 第二節子宮頸がん予防ワクチン接種の実施の推進 ( 第九条 - 第十四条 ) 第三節子宮頸がん予防検診の実施の推進

More information

生ワクチン 不活化ワクチン ジフテリア 百日咳 破傷風 不活化ポリオ混合ワクチン の接種から20~24 週あけて3 回目を接種 別の種類のワクチンを接種する場合は 中 27 日 ( いわゆる4 週間 ) 以上あけて受けます 別の種類のワクチンを接種する場合は 中 6 日 ( いわゆる1 週間 ) 以

生ワクチン 不活化ワクチン ジフテリア 百日咳 破傷風 不活化ポリオ混合ワクチン の接種から20~24 週あけて3 回目を接種 別の種類のワクチンを接種する場合は 中 27 日 ( いわゆる4 週間 ) 以上あけて受けます 別の種類のワクチンを接種する場合は 中 6 日 ( いわゆる1 週間 ) 以 注 1) 本スケジュール案は 2012 年現在 接種可能な主なワクチンをすべて受けると仮定して1 例を示したものです 接種の順番や受けるワクチンの種類については お子様の体調や周りの感染症発生状況によって 異なってきます 詳しくはかかりつけの医療機関 保健所等でご相談ください 注 2) 接種に際しては次の決まりがあります スケジュールを立てるときの参考にしてください 別の種類のワクチンを接種する場合は

More information

スライド 1

スライド 1 資料 8 予防接種に係る費用負担の現状について 平成 22 年 7 月 7 日厚生労働省健康局結核感染症課 予防接種法の現行体系について 一類疾病 ジフテリア 百日せき 急性灰白髄炎 麻しん 風しん 日本脳炎 破傷風 結核 その他政令で定める疾病 ( 痘そう ) 二類疾病 インフルエンザ 定期接種 目的 疾病の発生及びまん延を予防 対象疾病 ジフテリア 百日せき 急性灰白髄炎 麻しん 風しん 日本脳炎

More information

2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ 2018 年度事業計画書 (2018 年 4 月 1 日 ~ 2019 年 3 月 31 日 ) 健康科学ビジネス推進機構 2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待されています

More information

感染症対策・予防接種行政の 最近の動向について

感染症対策・予防接種行政の 最近の動向について 予防接種行政の 最近の動向について 厚生労働省健康局結核感染症課長正林督章 予防接種法改正の経緯 (1) 昭和 23 年 : 予防接種法の制定 - 痘そう *1 ジフテリア *1 腸チフス *1 パラチフス *1 百日せき *1 結核 *1 *2 発疹チフス ペスト コレラ しょう紅熱 インフルエンザ ワイル病の 12 疾患を対象 - 接種対象者を定めた定期の予防接種と 公衆衛生上の必要性に応じて行う臨時の予防接種

More information

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの主な変更点 2014 年 1 月 12 日 1)13 価結合型肺炎球菌ワクチンの追加接種についての記載を訂正 追加しました 2)B 型肝炎母子感染予防のためのワクチン接種時期が 生後 か月 から 生直後 1 6 か月 に変更と なりました (

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの主な変更点 2014 年 1 月 12 日 1)13 価結合型肺炎球菌ワクチンの追加接種についての記載を訂正 追加しました 2)B 型肝炎母子感染予防のためのワクチン接種時期が 生後 か月 から 生直後 1 6 か月 に変更と なりました ( 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの主な変更点 04 年 月 日 )3 価結合型肺炎球菌ワクチンの追加接種についての記載を訂正 追加しました )B 型肝炎母子感染予防のためのワクチン接種時期が 後 3 5 から 直後 6 に変更と なりました ( 現在 添付文書改定中 ) 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 04 年 月 日版日本小児科学会 乳児期幼児期学童期 ワクチン 種類 6

More information

スライド 1

スライド 1 資料 3 不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会第 3 回会議 ポリオワクチン互換性についての諸外国におけるデータ 2012 年 4 月 23 日 ( 月 ) 中野貴司 ( 川崎医科大学小児科 ) ワクチンの互換性 Interchangeability of vaccines 同一疾患を予防するワクチン製剤の種類が増え また多価混合ワクチンが普及すると 対象者が過去に接種したものと同じ製剤が入手できなかったり

More information

3-2 全国と札幌市の定点あたり患者報告数の年平均値流行状況の年次推移を 全国的な状況と比較するため 全国と札幌市の定点あたり患者報告数の年平均値について解析した ( 図 2) 全国的には 調査期間の定点あたり患者報告数の年平均値は その年次推移にやや増減があるものの大きな変動は認められなかった 札

3-2 全国と札幌市の定点あたり患者報告数の年平均値流行状況の年次推移を 全国的な状況と比較するため 全国と札幌市の定点あたり患者報告数の年平均値について解析した ( 図 2) 全国的には 調査期間の定点あたり患者報告数の年平均値は その年次推移にやや増減があるものの大きな変動は認められなかった 札 札幌市衛研年報 41, 37-41 (2014) 札幌市における水痘の流行状況について 扇谷陽子花井潤師宮田淳 要旨水痘の感染予防の注意喚起に活用することを目的として 感染症発生動向調査で得られたデータを用いて 1999 年 ~2012 年の札幌市における水痘の流行状況を解析した この結果 札幌市では 例年初夏と冬季に患者報告数が増加すること 定点あたり患者報告数の年平均値が全国的な状況よりやや高い傾向にあること

More information

10【資料4】接種間隔緩和資料案

10【資料4】接種間隔緩和資料案 資料 4 同一ワクチンにおける 接種間隔について ( 案 ) 平成 25 年 11 月 18 日 厚生労働省結核感染症課 本資料は宮崎千明委員及び日本小児科学会予防接種 感染対策委員会による御協力の下作成いたしました 同一ワクチンの接種間隔について 接種方法の設定に対する考え方 予防接種法に基づく予防接種は 副反応が生じうる接種行為を公権力によって積 極的に勧奨する行為であることから 接種方法についても厳格な適用が求められる

More information

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長) 平成 2 6 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 厚生労働省 保険局総務課医療費適正化対策推進室 健康局がん対策 健康増進課結核感染症課 ) 制 度 名 特定健診 保健指導等における医療費控除の対象の拡大 税 目 所得税 要 望 の 高齢者の医療の確保に関する法律に基づき医療保険者が実施する特定健診 保健指導について 医療費控除の範囲を拡大し 現在 対象とされていない特定健診や特定保健指導の動機付け支援等の自己負担額について

More information

00【議連提出資料】B型肝炎ワクチンの定期接種化について

00【議連提出資料】B型肝炎ワクチンの定期接種化について 第 17 回 肝炎対策推進協議会 平成 28 年 3 月 17 日参考資料 5 B 型肝炎ワクチンの 定期接種化ついて B 型肝炎ワクチンの定期接種化について 平成 28 年 2 月 22 日の予防接種 ワクチン分科会において これまでの部会等の審議を踏まえ B 型肝炎ワクチンの定期接種化について 以下のとおり了承された 1. 開始時期平成 28 年 10 月 2. 分類 A 類疾病 3. 対象年齢平成

More information

歯科中間報告(案)概要

歯科中間報告(案)概要 平成 30 年 9 月 20 日 第 41 回地域保健健康増進栄養部会 資料 4 歯科口腔保健の推進に関する基本的事項 中間評価 ( 案 ) の概要 医政局歯科保健課歯科口腔保健推進室 歯科口腔保健の推進に関する法律と基本的事項について 目的 ( 第 1 条関係 ) 口腔の健康は 国民が健康で質の高い生活を営む上で基礎的かつ重要な役割 国民の日常生活における歯科疾患の予防に向けた取組が口腔の健康の保持に極めて有効国民保健の向上に寄与するため

More information

医療機器開発マネジメントにおけるチェック項目

医療機器開発マネジメントにおけるチェック項目 2018 年 11 月作成 医療機器開発マネジメントにおけるチェック項目 1. 各ステージゲートにおけるチェック項目 (1) チェック項目作成の目的従来個々の事業において実施されていた 事前 中間 事後の各ゲートにおける評価項目 Go/no-go の判断を 医療機器開発全期間を通して整理し 共通認識化する 技術的観点及び事業化の観点の双方を意識し 医療機器開発の特性を考慮したチェック項目を設定する

More information

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要) 地球温暖化対策基本法案 ( 環境大臣案の概要 ) 平成 22 年 2 月 環境省において検討途上の案の概要であり 各方面の意見を受け 今後 変更があり得る 1 目的この法律は 気候系に対して危険な人為的干渉を及ぼすこととならない水準において大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ地球温暖化を防止すること及び地球温暖化に適応することが人類共通の課題であり すべての主要国が参加する公平なかつ実効性が確保された地球温暖化の防止のための国際的な枠組みの下に地球温暖化の防止に取り組むことが重要であることにかんがみ

More information

Microsoft Word - 意見募集の結果

Microsoft Word - 意見募集の結果 予防接種法施行令の一部を改正する政令案に関する意見募集に対して寄せられた 御意見等について 平成 26 年 7 月 2 日 厚生労働省健康局 結核感染症課 予防接種法施行令の一部を改正する政令案について 平成 26 年 5 月 4 日から6 月 2 日までホームページ等を通じて御意見を募集しましたところ 計 5 件の御意見をいただきました お寄せいただきました御意見と それに対する当省の考え方について

More information

スライド 1

スライド 1 PhRMA 日本医師会シンポジウム 転換期を迎えた日本のワクチン政策 日本のワクチン政策に関する最新情報 川崎市健康安全研究所 ( 旧 : 川崎市衛生研究所 ) 岡部信彦平成 26 年 5 月 21 日 天然痘 ( 痘瘡 ) の予防接種 = 種痘 ( しゅとう ) 50 年 1796 年 1849 年 予防接種法 昭和 23(1948) 年 : 予防接種法の制定 - 痘そう *1 ジフテリア *1

More information

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 薬食発 0331 第 7 号 平成 22 年 3 月 31 日 厚生労働省医薬食品局長 臨床研究において用いられる未承認医療機器の提供等に係る 薬事法の適用について 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) は 医療機器について品質 有効性及び安全性の確保がなされた製品のみが流通するよう種々の規制を設けているが 薬事法第 14 条第 1 項の承認を受けていない医療機器

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 地域医療構想に関する国の動向について 資料 1 地域医療構想について 医療介護総合確保推進法 により 平成 27 年 4 月より 都道府県が 地域医療構想 を策定 平成 28 年度中に全都道府県で策定済み 地域医療構想 は 二次医療圏単位での策定が原則 地域医療構想 は 2025 年に向け 病床の機能分化 連携を進めるために 医療機能ごとに 2025 年の医療需要と病床の必要量を推計し 定めるもの

More information

スライド 1

スライド 1 不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会 第 2 回会議 諸外国の OPV から IPV への 移行時の対応等 2011 年 10 月 14 日 ( 金 ) 中野貴司 ( 川崎医科大学小児科 ) 米国における OPV IPV の移行 1.1997 年 1 月より IPV/OPV sequential( 併用 ) スケジュール IPV を 2 ヵ月,4 ヵ月の 2 回 OPV を 6-18 ヵ月,4-6

More information

●アレルギー疾患対策基本法案

●アレルギー疾患対策基本法案 第一七七回衆第三二号アレルギー疾患対策基本法案目次第一章総則 ( 第一条 - 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策推進基本計画等 ( 第十一条 - 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条 第十五条 ) 第二節アレルギー疾患医療の均てん化の促進等 ( 第十六条 第十七条 ) 第三節アレルギー疾患を有する者の生活の質の維持向上 ( 第十八条 ) 第四節研究の推進等

More information

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1 JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1 JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) ( 事業評価の目的 ) 1. JICA は 主に 1PDCA(Plan; 事前 Do; 実施 Check; 事後 Action; フィードバック ) サイクルを通じた事業のさらなる改善 及び 2 日本国民及び相手国を含むその他ステークホルダーへの説明責任

More information

<4D F736F F D208D B B835896F2938A975E82CC8D6C82A695FB2E646F63>

<4D F736F F D208D B B835896F2938A975E82CC8D6C82A695FB2E646F63> 事務連絡平成 21 年 5 月 28 日 都道府県 各 保健所設置市 衛生主管部 ( 局 ) 特別区 感染症対策担当者及び新型インフルエンザ対策担当者殿 厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局 新型インフルエンザの診療等に関する情報 ( 抗インフルエンザ薬の予防投与の考え方等 ) に係る Q&A の送付について 平成 21 年 5 月 3 日付新型インフルエンザ対策推進本部事務連絡 新型インフルエンザの診療等に関する情報

More information

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ 資料 1 自治体による SDGs の取組の評価の視点 評価における基本的姿勢評価に際しては 実質的に効果の上がりそうな企画 取組を高く評価するという評価サイドの姿勢を明確にし これを自治体サイドにも認知してもらうことが重要である 主要な視点として 以下のような事例が指摘される SDGs の取組が地方創生や地域活性化に 実質的に貢献する企画となっているか 自身の過去 現在を踏まえて未来を見据えた 独自性の高い内容を提案しているか

More information

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大 愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺の重大な社会問題を生じさせる危険性が高く その対策は極めて重要な課題である 平成 26 年 6 月に施行されたアルコール健康障害対策基本法において

More information

北海道における日本脳炎に係る定期の予防接種を実施することについての検討(概要)

北海道における日本脳炎に係る定期の予防接種を実施することについての検討(概要) 平成 26 年 8 月 22 日 北海道における日本脳炎に係る定期の予防接種を実施することについての検討 ( 概要 ) - 行政苦情救済推進会議の意見を踏まえたあっせん - 総務省行政評価局は 次の行政相談を受け 行政苦情救済推進会議 ( 座長 : 大森彌東京大学名誉教授 ) に諮り 同会議からの 北海道のみ日本脳炎に係る定期の予防接種が行われていないことは 国民の利便性や全国的な移動を考慮した場合

More information

< F2D8E9197BF A836F815B2E6A7464>

< F2D8E9197BF A836F815B2E6A7464> ( 第 1 回検討会の資料 3 の P.16) 治験薬 GMP の概要 治験薬の品質を保証することで 不良な治験薬から被験者を保護する 均一な品質の治験薬を用いることで 治験の信頼性を確保する 治験薬と市販後製品とで同一の品質を保証することで 市販後製品の有効性と安全性を確保する 根拠 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(GCP 省令 ) に基づく通知 治験薬の製造管理及び品質管理基準及び治験薬の製造施設の構造設備基準

More information

【資料1】結核対策について

【資料1】結核対策について 資料 結核対策について 平成 6 年 7 月厚生労働省健康局結核感染症課 結核対策について 経緯 今般 厚生科学審議会感染症部会において 感染症法の関連法令について 医学医療の進歩の推移 国際交流の進展等を勘案しつつ感染症の範囲及びその類型の見直し等所要の事項に関して見直しの検討がなされ 感染症対策の見直しについて がとりまとめられたところ 結核対策についても 所要の事項に関して 同様に見直しの検討を行う必要がある

More information

報告風しん

報告風しん 平成 30 年度宮崎県感染症対策審議会 < 報告事項 > 〇 風しん対策について 風しん対策について 1 風しんについて発熱 発疹 リンパ節腫脹を特徴とし 感染力が強く くしゃみや咳のしぶきなどで感染する 症状は無症状 ~ 重篤な合併症併発まで幅広いが 一般的には症状は軽く 数日で治る 但し 風しんに対する免疫力が不十分な女性が妊娠初期 ( 妊娠 20 週頃まで ) に感染すると 出生児が先天性風しん症候群

More information

平成 24 年 7 月改定版 すべての予防接種につきましては 次のページに記載してあります 平成 24 年度予防接種日程表 ( 国の通知により 内容が変わる場合があります 毎月の 広報みなみちた でご確認ください 新 麻しん風しん混合 3 期 4 期 ( 個別 ) 対象 :3 期 ( 中学 1 年生

平成 24 年 7 月改定版 すべての予防接種につきましては 次のページに記載してあります 平成 24 年度予防接種日程表 ( 国の通知により 内容が変わる場合があります 毎月の 広報みなみちた でご確認ください 新 麻しん風しん混合 3 期 4 期 ( 個別 ) 対象 :3 期 ( 中学 1 年生 平成 24 年 7 月改定版 すべての予防接種につきましては 次のページに記載してあります 平成 24 年度予防接種日程表 ( 国の通知により 内容が変わる場合があります 毎月の 広報みなみちた でご確認ください 麻しん風しん混合 3 期 4 期 ( 個別 ) 対象 :3 期 ( 中学 1 年生 ) 4 期 ( 高校 3 年生 ) H24 年度より町内契約医療機関で個別接種となります 予約制 任意子宮頸がん

More information

審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]

審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ] 審査報告書 平成 26 年 2 月 7 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 承認申請のあった下記の医薬品にかかる医薬品医療機器総合機構での審査結果は 以下のとおりである 記 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所

More information

<B 型肝炎 (HBV)> ~ 平成 28 年 10 月 1 日から定期の予防接種になりました ~ このワクチンは B 型肝炎ウイルス (HBV) の感染を予防するためのワクチンです 乳幼児感染すると一過性感染あるいは持続性感染 ( キャリア ) を起こします そのうち約 10~15 パーセントは

<B 型肝炎 (HBV)> ~ 平成 28 年 10 月 1 日から定期の予防接種になりました ~ このワクチンは B 型肝炎ウイルス (HBV) の感染を予防するためのワクチンです 乳幼児感染すると一過性感染あるいは持続性感染 ( キャリア ) を起こします そのうち約 10~15 パーセントは 定期予防接種 ( 平成 28 年 10 月 1 日現在 ) B 型肝炎 (HBV) インフルエンザ菌 b 型 (Hib) 小児用肺炎球菌 四種混合(DPT-IPV) BCG 麻しん 風しん(MR) 水痘( 水ぼうそう ) 日本脳炎けい 子宮頸がん予防ワクチン 予防接種健康被害救済制度について ~ 平成 28 年 10 月 1 日から定期の予防接種になりました ~ このワクチンは

More information

スライド 1

スライド 1 2010 年 10 月 4 日愛知感染予防ネットワーク講演会 こどもの感染予防 ー感染症に罹らないためには 罹ったらどうする? ー 一社アレルギー科 こどもクリニック副院長 小児科アレルギー専門医 鳥居明子 予防接種の基礎知識 定期接種 ( 無料 ) 黒字任意接種 ( 有料 ) 赤字 生ワクチン 異なる種類の ワクチン間に限ります ポリオ MR 麻しん 風しん BCG 水痘 おたふくかぜ 不活化ワクチン

More information

次の人は 医師が健康状態や体質に基づいて 接種の適否を判断します 心臓や血管 腎臓 肝臓 血液の障害や発育の障害などの基礎疾患がある人 他のワクチンの接種を受けて 2 日以内に発熱があった人や全身性の発疹などアレルギーが疑われる症状が出たことがある人 過去にけいれんをおこしたことがある人 過去に免疫

次の人は 医師が健康状態や体質に基づいて 接種の適否を判断します 心臓や血管 腎臓 肝臓 血液の障害や発育の障害などの基礎疾患がある人 他のワクチンの接種を受けて 2 日以内に発熱があった人や全身性の発疹などアレルギーが疑われる症状が出たことがある人 過去にけいれんをおこしたことがある人 過去に免疫 ワクチン接種を受ける人へのガイド 2014 年 6 月作成 乾燥ヘモフィルス b 型ワクチン このワクチンの名前は? 販売名 一般名 アクトヒブ ActHIB 乾燥ヘモフィルス b 型ワクチン ( 破傷風トキソイド結合体 ) Haemophilus influenzae type b conjugate Vaccine ワクチン接種を受ける人へのガイドについてワクチンの正しい理解と 重大な副反応の早期発見などに役立てていただくために

More information

02別添:日本脳炎ワクチン接種に関するQ&A[H28.3月版]

02別添:日本脳炎ワクチン接種に関するQ&A[H28.3月版] 日本脳炎ワクチン接種に関する Q&A ( 平成 28 年 3 月改訂版 ) Q1 日本脳炎とは どのような病気ですか? 日本脳炎ウイルスの感染によって起こる中枢神経 ( 脳や脊髄など ) の疾患で 東アジア 南アジアにかけて広く分布しています ヒトからヒトへの感染はなく ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後 そのブタを刺したコガタアカイエカ ( 水田などに発生する蚊の一種 ) などがヒトを刺すことによって感染します

More information

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1 PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1 項第 1 号に定める医療機器リスク管理計画書をもって 承認申請資料のうち臨床試験の試験成績に関する資料又はこれに代替するものとして厚生労働大臣が認める資料の一部に代えることができることとしたこと

More information

麻しん 2

麻しん 2 平成 30 年 10 月 17 日平成 30 年度感染症危機管理研修会 麻しん排除の維持 風しん排除に向けた国の取り組み 厚生労働省健康局結核感染症課三宅邦明 麻しん 2 麻しんの概要 麻しんについて 1 症状 : 38 度前後の発熱 ( 二峰性 ) 上気道症状 結膜炎症状などのカタル症状 発疹 2 合併症 : 肺炎 中耳炎 脳炎 (1,000 例に 1 例 ) 3 潜伏期間 : 多くは 10~14

More information

Microsoft Word - 2-① 補償ガイドライン平成27年版(本文)Ver3.1.1.do

Microsoft Word - 2-① 補償ガイドライン平成27年版(本文)Ver3.1.1.do 1. 総則 被験者の健康被害補償に関するガイドライン Ver. 3 Ver. 3. 1 Ver. 3. 1.1 : 2 0 1 5 ( 平成 2 7 ) 年 8 月 1 8 日 : 2 0 1 5 ( 平成 2 7 ) 年 1 2 月 2 1 日 : 2 0 1 6 ( 平成 2 8 ) 年 1 2 月 2 0 日 1-1 本ガイドラインは 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 ( 平成 9 年厚生省令第

More information

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2 自治医科大学人を対象とした医学系研究に関するモニタリング及び監査の標準業務手順書 ver.1.0(2015 年 5 月 15 日 ) 1. 目的等 1) 目的 (1) 本手順書は 自治医科大学の教職員が 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針 ( 平成 26 年文部科学省 厚生労働省告示第 3 号 ) 及び指針告示に伴う通知ならびにガイダンス ( 以下 指針 指針告示に伴う通知及びガイダンスを合わせて

More information

医薬品説明会資料 ジェネリック (後発医薬品)

医薬品説明会資料  ジェネリック (後発医薬品) 17 2 12 13 GMP 14 GVP 2 日医工MPS2010 基本的なジェネリック発売までの流れ 製造販売元A社 管理 開発部門 製造部門 A社 管理 開発 販売部門 A社工場 製造指示 出荷 製造業者 Z 製造委託 承認 製造販売承認の申請 A社 営業部門 医療機関 卸売業者 厚生労働大臣 医薬品医療機器総合機構 9 Z社工場 基本的には 各社で製剤に関する研究 開発を行い 製造に関する申請書の提出

More information

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および 1 2 3 4 5 子宮頸がんと発がん性ヒトパピローマウイルス 1 子宮頸がんは 子宮頸部 ( 子宮の入り口 ) にできるがんで 20~30 代で急増し 日本では年間約 15,000 人の女性が発症していると報告されています 子宮頸がんは 初期の段階では自覚症状がほとんどないため しばしば発見が遅れてしまいます がんが進行すると 不正出血や性交時の出血などがみられます 2 子宮頸がんは 発がん性 HPVというウイルスの感染が原因で引き起こされる病気です

More information

Rodrigo Domingues UNDP Borja Santos Porras/UNDP Ecuador UNDP Kazakhstan 2

Rodrigo Domingues UNDP Borja Santos Porras/UNDP Ecuador UNDP Kazakhstan 2 UNDP Empowered lives. Resilient nations. UNDP UNDP 1 Rodrigo Domingues UNDP 2013 5 2008 Borja Santos Porras/UNDP Ecuador UNDP Kazakhstan 2 1 UNDP 2005 UNDP UNDP 50 2 168 177 UNDP 3 UNDP 2000 2012 90 1

More information

< F2D816994D48D FA957493FC816A >

< F2D816994D48D FA957493FC816A > -1- 厚生労働省 告示第二号農林水産省カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律(平成二十四年法律第八十二号)第八条第一項の規定に基づき カネミ油症患者に関する施策の推進に関する基本的な指針を次のように策定したので 同条第四項の規定により告示する 平成二十四年十一月三十日厚生労働大臣三井辨雄農林水産大臣郡司彰カネミ油症患者に関する施策の推進に関する基本的な指針カネミ油症(カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律(平成二十四年法律第八十二号

More information

1 健康づくり課 健康づくり課業務概要 1 特定健康診査 特定保健指導の実施生活習慣病の予防に重点を置いた取り組みが重要課題となるため 内臓脂肪型肥満に着目した 特定健康診査 を行い 健診結果によりメタボリックシンドローム該当者 予備群を選定し 特定保健指導 を行った 2 胃がん検診 40 歳以上の市民を対象に胃がんの早期発見の推進を図ることにより がんの死亡率を減少させることを目的として実施した 3

More information

1. 今回の変更に関する整理 効能 効果及び用法 用量 ( 添付文書より転載 ) 従来製剤 ( バイアル製剤 ) と製法変更製剤 ( シリンジ製剤 ) で変更はない 効能 効果 用法 容量 B 型肝炎の予防通常 0.5mL ずつ4 週間隔で2 回 更に 20~24 週を経過した後に1 回 0.5mL

1. 今回の変更に関する整理 効能 効果及び用法 用量 ( 添付文書より転載 ) 従来製剤 ( バイアル製剤 ) と製法変更製剤 ( シリンジ製剤 ) で変更はない 効能 効果 用法 容量 B 型肝炎の予防通常 0.5mL ずつ4 週間隔で2 回 更に 20~24 週を経過した後に1 回 0.5mL 資料 6 MSD 社の製造する B 型肝炎単抗原ワクチンについて 経緯 1986 年米国メルク社製 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) が米国で承認 1988 年 MSD 社製 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) が日本で承認 2000 年欧州で HEXAVAC( ジフテリア 破傷風 百日咳 B 型肝炎 不活化ポリオ Hib 感染症を予防する 6 種混合ワクチン ) 承認 2001 年欧州で HEXAVAC

More information

現在にいたっております その結果 現在 HPVワクチンは定期接種でありながら 接種対象となる12 歳から16 歳の女子に対する接種がほとんど行われていないのが現状です このような状況は先進国では日本だけで見られていることであり 将来 子宮頸がんの発症が他国に比べて著しく高くなるというような事態が起き

現在にいたっております その結果 現在 HPVワクチンは定期接種でありながら 接種対象となる12 歳から16 歳の女子に対する接種がほとんど行われていないのが現状です このような状況は先進国では日本だけで見られていることであり 将来 子宮頸がんの発症が他国に比べて著しく高くなるというような事態が起き 2016 年 10 月 5 日放送 HPV ワクチン 最近の動向 慶應義塾大学感染症学教授岩田敏はじめにわが国の子宮頸がん患者数は年間約 1 万人 死亡者数は約 3 千人と言われており 国内では 子宮頸がんによる死亡率の増加傾向がみられています また 若年女性に多い子宮頸がんの発生頻度のピークは 出産年齢のピークと重なっており 子宮頸がんに罹患した女性は 死亡するリスクだけではなく 妊娠 出産を諦めなければならなくなるというリスクを負うことになります

More information

危機管理論 リスクとクライシスのマネジメント

危機管理論 リスクとクライシスのマネジメント 課題探求科目 / 特別講義 20161129 危機管理論 8 危機管理の実際 (1) 担当 安川文朗 危機管理の実際 リスク アセスメントにより客観的で専門的なリスク情報が与えられることは必須である しかし それによってリスクが十分理解されるとは限らない リスクコミュニケーションがリスクマネジメントにつがなるためには リスクの伝達 共有とともに 正しい理解が必要 どのように リスクマネジメント あるいは

More information

事務連絡平成 28 年 2 月 5 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省健康局健康課 厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会の審議について 本日開催された厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会における審議の結果 B 型肝炎ワクチンの定期接種化について 以下の

事務連絡平成 28 年 2 月 5 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省健康局健康課 厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会の審議について 本日開催された厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会における審議の結果 B 型肝炎ワクチンの定期接種化について 以下の ( 地 Ⅲ249F) 平成 28 年 2 月 26 日 都道府県医師会 感染症危機管理担当理事殿 日本医師会感染症危機管理対策室長 小森 貴 B 型肝炎ワクチンの定期接種化について B 型肝炎ワクチンの定期接種化については 本会といたしましても貴会ならびに会員等のご協力のもと予防接種キャンペーン 署名活動などの活動を展開してまいりました 今般 第 14 回厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会予防接種基本方針部会

More information

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類 未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類 ( 該当するものにチェックする ) 効能 効果 ( 要望された効能 効果について記載する ) ( 要望されたについて記載する

More information

も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて

も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて 2015 年 2 月 16 日放送 院内感染対策としての予防接種 慶應義塾大学感染症学教授岩田敏はじめに ワクチンで防ぐことのできる疾病(Vaccine Preventable Disease; VPD) はワクチンの接種により予防する ということは 感染制御の基本です 医療関係者においても 感染症をうつさない うつされないために VPD に対して 免疫を持つ必要がある という考えのもと B 型肝炎

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 第 1 5 回地域医療構想に関する W G 平成 3 0 年 7 月 2 0 日 資料 2-1 1. 地域医療構想調整会議の活性化に向けた方策 ( その 3) 1 公立 公的病院等を中心とした機能分化 連携の推進について 2 地元に密着した 地域医療構想アドバイザー について 1 経済財政運営と改革の基本方針 2018 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 )[ 抜粋 ] 4. 主要分野ごとの計画の基本方針と重要課題

More information

Microsoft Word (発出版)適正使用通知案(冷凍アブレーション)

Microsoft Word (発出版)適正使用通知案(冷凍アブレーション) 医政経発 0219 第 1 号薬食審査発 0219 第 1 号薬食安発 0219 第 1 号 平成 26 年 2 月 19 日 特定非営利活動法人日本小児循環器学会理事長殿 厚生労働省医政局経済課長 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 厚生労働省医薬食品局安全対策課長 医療機器 Arctic Front Advance 冷凍アブレーションカテーテル 等の適正使用について 平素より厚生労働行政に御理解と御協力を賜り誠にありがとうございます

More information

BSL4の稼働合意について

BSL4の稼働合意について 平成 27 年 8 月 5 日 公益社団法人日本医師会 BSL4 の稼動に対する日本医師会の見解 去る 8 月 3 日に 塩崎恭久厚生労働大臣と武蔵村山市の藤野勝市長との会談において 国立感染症研究所村山庁舎を BSL4 として稼働させることで合意したことについて 日本医師会としての見解を以下に述べる 国立感染症研究所村山庁舎においては 1981 年に一種病原体を取り扱うことのできる BSL4 施設を整備していたが

More information

Microsoft PowerPoint 榔本è−³äººè³⁄挎.pptx

Microsoft PowerPoint 榔本è−³äººè³⁄挎.pptx 日本における外国人介護人材の受入れ - その枠組みと現状 今後の動向について 2018 年 12 月 16 日 榎本芳人 1 目次 日本における外国人介護人材受入れの経緯 経済連携協定 (EPA) による外国人介護人材の受入れ 外国人技能実習制度及び在留資格 介護 に基づく外国人介護人材の受入れ 日本における外国人介護人材の受入れに関する今後の動向 2 日本における外国人介護人材受入れの経緯 (1)

More information

臨床評価とは何か ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構医療機器審査第一部方眞美

臨床評価とは何か ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構医療機器審査第一部方眞美 臨床評価とは何か ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構医療機器審査第一部方眞美 本日の Agenda 1. 臨床評価とは 2. 医療機器の特性を踏まえた有効性 安全性評価 3. 各国の規制の違い 4. 臨床評価報告書について 5. 臨床評価報告書の概念 6. 臨床研究と治験の違いは? 7. 文献評価の問題点 8. 治験活性化にむけて 臨床評価 とは そのものの有効性と安全性をヒトで評価すること 自己認証の欧州から出てきた概念

More information

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関 資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関係や福祉関係の事業者などにおいて取り扱われる生命 身体及び健康に関する個人情報を対象とするかどうか検討してはどうか

More information

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1 薬生発 07 31 第 4 号 平成 29 年 7 月 31 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令 医薬品 医薬部外品 化粧品 医療機器及び再生医療等製品の製造販売後安全管理の基準に関する省令の一部を改正する省令 及び 医療機器の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令の一部を改正する省令

More information

都道府県単位での肝炎対策を推進するための計画を策定するなど 地域の実情に応じた肝炎対策を推進することが明記された さらに 近年の状況等を踏まえ 平成 28 年 6 月に基本指針の改正を行い 肝炎対策の全体的な施策目標を設定すること等が追記された 都は 肝炎をめぐる都内の状況や基本指針の改正を踏まえ

都道府県単位での肝炎対策を推進するための計画を策定するなど 地域の実情に応じた肝炎対策を推進することが明記された さらに 近年の状況等を踏まえ 平成 28 年 6 月に基本指針の改正を行い 肝炎対策の全体的な施策目標を設定すること等が追記された 都は 肝炎をめぐる都内の状況や基本指針の改正を踏まえ 東京都肝炎対策指針 平成 24 年 12 月 19 日策定 平成 29 年 3 月 31 日改定 目次 1 指針改定の経緯 2 指針の目的 3 肝炎対策の目標 4 予防 5 肝炎に関する普及啓発 6 肝炎ウイルス検査の実施体制の整備 7 肝炎医療の提供体制及び人材育成 8 肝炎患者等に対する支援や情報提供の充実 9 東京都肝炎対策指針に基づく事業計画と指針の見直し 1 指針改定の経緯東京都では 東京都ウイルス肝炎対策有識者会議報告書

More information

Microsoft Word - ①【修正】B型肝炎 ワクチンにおける副反応の報告基準について

Microsoft Word - ①【修正】B型肝炎 ワクチンにおける副反応の報告基準について 資料 1 B 型肝炎ワクチンの副反応報告基準について 予防接種法における副反応報告制度について 制度の趣旨副反応報告制度は 予防接種後に生じる種々の身体的反応や副反応が疑われる症状等について情報を収集し ワクチンの安全性について管理 検討を行うことで 広く国民に情報を提供すること及び今後の予防接種行政の推進に資することを目的としている 報告の義務 予防接種法第 12 条 1 項 ( 参考資料 1)

More information

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

平成20年度税制改正(地方税)要望事項 平成 26 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 4 府省庁名厚生労働省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 特定健診 保健指導等における医療費控除の対象の拡大 特例措置の対象 ( 支援措置を必要とする制度の概要 ) 医療保険者が 40 歳以上 70 歳以下の被保険者

More information

通知(写入)

通知(写入) ( 写 ) 健発 0327 第 25 号 平成 31 年 3 月 27 日 都道府県知事 各保健所設置市市長殿 特別区区長 厚生労働省健康局長 ( 公印省略 ) 特定感染症検査等事業について 標記については 平成 14 年 3 月 27 日付健発第 0327012 号本職通知 特定感染症検査等事業について の別紙 特定感染症検査等事業実施要綱 に基づき行われているところであるが 今般 その一部を別添新旧対照表のとおり改正し

More information

<4D F736F F D20926E C5E B8FC797E192E88B CC8DC489FC92E88E9696B D2E646F63>

<4D F736F F D20926E C5E B8FC797E192E88B CC8DC489FC92E88E9696B D2E646F63> 都道府県医師会感染症危機管理担当理事殿 ( 地 Ⅲ53F) 平成 21 年 5 月 25 日 日本医師会感染症危機管理対策室長飯沼雅朗 新型インフルエンザに係る症例定義及び届出様式の再改定に係る事務連絡の送信について 標記の件につきましては 5 月 22 日付 ( 地 Ⅲ50F) をもってご連絡申し上げたところですが 本件に関連して 厚生労働省健康局結核感染症課から各都道府県 政令市 特別区の新型インフルエンザ担当部局に対し

More information

感染症法の変遷

感染症法の変遷 アジア感染症対策プロジェクト 2016 ソウル会議プラザホテル ソウル市 2016 年 6 月 8 日 ( 水 ) 日本の感染症関連法と 東京都における関係機関 村上邦仁子東京都福祉保健局健康安全研究センター感染症情報センター 東京都 人口 2016 年約 13,512,000 人 ( 日本の全人口の 10% を超える ) 行政区分 23 の特別区, 26 の市, 5 の町, 8 の村 2 公衆衛生保健システム

More information

<4D F736F F D2095DB8C9291E EF8D8782C98CFC82AF82BD90BB96F28BA682A982E782CC92F18CBE E616C2E646F6378>

<4D F736F F D2095DB8C9291E EF8D8782C98CFC82AF82BD90BB96F28BA682A982E782CC92F18CBE E616C2E646F6378> 厚生労働大臣塩崎恭久殿 2016 年 7 月 26 日 日本製薬工業協会会長畑中好彦 G7 保健大臣会合に際して製薬業界からの提言 ( 概要 ) G7 伊勢志摩サミットにおいて 国際保健のための G7 伊勢志摩ビジョン が宣言され SDG 達成を見据えた具体的なコミットメントが表明されたことは大きな成果であり 支持申し上げます 当ビジョンに挙げられているグローバルな優先度の高い保健課題の中でも 特に

More information

第51回日本小児感染症学会総会・学術集会 採択結果演題一覧

第51回日本小児感染症学会総会・学術集会 採択結果演題一覧 登録番号 演題番号 日にち 時間 会場 発表形式 セッション名 10000 D-1-19 10 月 26 日 14:10 ~ 15:10 D 会場 一般演題 ( 口演 ) インフルエンザ2 10001 D-2-5 10 月 27 日 8:40 ~ 9:30 D 会場 一般演題 ( 口演 ) 予防接種 ワクチン1 10002 G-2-14 10 月 27 日 14:20 ~ 15:10 G 会場 一般演題

More information

薬事法等の一部改正に伴う特許法施行令改正に係る事前評価書

薬事法等の一部改正に伴う特許法施行令改正に係る事前評価書 薬事法等の一部改正に伴う特許法施行令改正に係る事前評価書 1. 政策の名称 薬事法改正に伴い新たに定義される再生医療等製品に係る製造販売の承認を特許権 の存続期間の延長登録の理由となる処分に追加するべく措置を講じる政策 2. 担当部局 経済産業省特許庁審査第一部調整課審査基準室長滝口尚良 電話番号 : 03-3501-0046 e-mail: PA2A10@jpo.go.jp 3. 評価実施時期 平成

More information

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質 医療機器クラス分類表 ( 平成 30 年 10 月 19 日現在 ) 香川県健康福祉部薬務感染症対策課薬事指導グループ 法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品

More information

事務連絡 令和元年 6 月 21 日 ( 公社 ) 岡山県医師会 ( 一社 ) 岡山県病院協会 御中 岡山県保健福祉部健康推進課 手足口病に関する注意喚起について このことについて 厚生労働省健康局結核感染症課から別添のとおり事務連絡が ありましたので 御了知いただくとともに 貴会員への周知をお願い

事務連絡 令和元年 6 月 21 日 ( 公社 ) 岡山県医師会 ( 一社 ) 岡山県病院協会 御中 岡山県保健福祉部健康推進課 手足口病に関する注意喚起について このことについて 厚生労働省健康局結核感染症課から別添のとおり事務連絡が ありましたので 御了知いただくとともに 貴会員への周知をお願い 事務連絡 令和元年 6 月 21 日 ( 公社 ) 岡山県医師会 ( 一社 ) 岡山県病院協会 御中 岡山県保健福祉部健康推進課 手足口病に関する注意喚起について このことについて 厚生労働省健康局結核感染症課から別添のとおり事務連絡が ありましたので 御了知いただくとともに 貴会員への周知をお願いいたします なお この通知は次のホームページに掲載していますのでお知らせいたします 記 岡山県保健福祉部からの医療安全情報等のお知らせ

More information

ロタテック内用液ワクチン接種を受ける人へのガイド

ロタテック内用液ワクチン接種を受ける人へのガイド ワクチン接種を受ける人へのガイド 2017 年 11 月更新 5 価経口弱毒生ロタウイルスワクチン このワクチンの名前は? 販売名 一般名 ロタテック内用液 RotaTeq Oral Solution 5 価経口弱毒生ロタウイルスワクチン Rotavirus Vaccine, Live, Attenuated, Oral, Pentavalent ワクチン接種を受ける人へのガイドについてワクチンの正しい理解と

More information

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という ) 薬生機審発 0301 第 1 号 平成 30 年 3 月 1 日 各都道府県薬務主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医療機器審査管理課長 ( 公印省略 ) 医療機器の電磁両立性に関する日本工業規格の改正の取扱いについて すべての能動型医療機器は 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律第四十一条第三項の規定により厚生労働大臣が定める医療機器の基準 ( 平成 17

More information

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等 平成十一年八月十日受領答弁第三七号衆議院議員家西悟君提出血液製剤による感染被害の救済に関する質問に対し 別紙答弁書を送付する 内閣衆質一四五第三七号平成十一年八月十日衆議院議長伊宗一郎殿内閣総理大臣小渕恵三 一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下

More information

Microsoft Word - p docx

Microsoft Word - p docx 31. 小児任意予防接種の認知度および接種率と接種行動に影響する要因の検討 〇津田侑子 ( 高槻市保健センター管理医, 大阪医科大学衛生学 公衆衛生学 ) 小坂美也子 ( 高槻市子ども未来部子ども保健課課長 ) 髙栁香里 ( 高槻市子ども未来部子ども保健課主査 ) 渡辺美鈴 ( 大阪医科大学衛生学 公衆衛生学講師 ) 河野公一 ( 大阪医科大学衛生学 公衆衛生学教授 ) 背景 目的 世界保健機構 (World

More information

卸-11-2.indd

卸-11-2.indd Q ①国家備蓄に関し およそこの10年 緊急にワク No.1450 コレラワクチンの販売中止について 2009年10月 チンを接種したケースがない ②現在のコレラの治療方針について 基本的には 経口または点滴で水分と電解質を補い 並行し て抗生物質による抗菌治療を実施するとされて コレラワクチンは コレラ菌による急性感染性 おり 以上の併用治療により 大体死亡率は 腸炎であるコレラの予防に用いるもので

More information

始前に出生したお子さんについては できるだけ早く 1 回目の接種を開始できるように 指導をお願いします スムーズに定期接種を進めるために定期接種といっても 予防接種をスムーズに進めるためには 保護者の理解が不可欠です しかし B 型肝炎ワクチンの接種効果は一生を左右する重要なものですが 逆にすぐに効

始前に出生したお子さんについては できるだけ早く 1 回目の接種を開始できるように 指導をお願いします スムーズに定期接種を進めるために定期接種といっても 予防接種をスムーズに進めるためには 保護者の理解が不可欠です しかし B 型肝炎ワクチンの接種効果は一生を左右する重要なものですが 逆にすぐに効 2016 年 11 月 30 日放送 B 型肝炎ワクチン定期接種化後の課題 筑波大学小児科教授須磨崎亮はじめに B 型肝炎ワクチン定期接種化後の課題 というテーマで解説いたします 本日は まず 定期接種の概要を確認し 次に日常診療で重要な 定期接種をスムーズに進めるためのポイント 母子感染予防との違い 任意接種の進め方について この順にお話しいたします 最後に長期的な課題 展望についても触れさせて頂きます

More information

横浜市感染症発生状況 ( 平成 30 年 ) ( : 第 50 週に診断された感染症 ) 二類感染症 ( 結核を除く ) 月別届出状況 該当なし 三類感染症月別届出状況 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月計 細菌性赤痢

横浜市感染症発生状況 ( 平成 30 年 ) ( : 第 50 週に診断された感染症 ) 二類感染症 ( 結核を除く ) 月別届出状況 該当なし 三類感染症月別届出状況 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月計 細菌性赤痢 横浜市感染症発生状況 ( 平成 30 年第 46 週 ~ 第 50 週 ) ( : 第 50 週に診断された感染症 ) 二類感染症 ( 結核を除く ) 週別届出状況 該当なし 平成 30 年 12 月 19 日現在 三類感染症週別届出状況 46 週 47 週 48 週 49 週 50 週累計 細菌性赤痢 1 5 1 1 3 1 125 腸チフス 1 計 1 1 3 2 0 131 四類感染症週別届出状況

More information

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品 薬食機参発 0918 第 4 号薬食安発 0918 第 1 号 ( 別記 ) 殿 テムセル HS 注については 本日 造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病 を効能 効果又は性能として承認したところですが 本品については 治験症例が限られていること 重篤な不具合が発現するリスクがあることから その 使用に当たっての留意事項について 御了知いただくとともに 貴会会員への周知方よろしくお願いします なお

More information

(資料1-1)わが国のワクチン産業と市場の動向ver3_4

(資料1-1)わが国のワクチン産業と市場の動向ver3_4 資料 1-1 わが国のワクチン産業と市場の動向 厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会研究開発及び生産 流通部会 Japanese Association of Vaccine Industries 平成 25 年 6 月 25 日 一般社団法人日本ワクチン産業協会 一般社団法人日本ワクチン産業協会について S.21(1946) 年 10 月 H.23(2011) 年 9 月 ( 社 ) 細菌製剤協会として設立

More information

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知 薬食機参発 1003 第 1 号 平成 26 年 10 月 3 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省大臣官房参事官 ( 医療機器 再生医療等製品審査管理担当 ) ( 公印省略 ) 医療機器及び体外診断用医薬品の製造業の取扱いについて 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 以下 改正法 という ) により 医療機器及び体外診断用医薬品の製造業は登録制に移行され

More information

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加 私たちの社会的責任 宣言 ~ 協働の力 で新しい公共を実現する~ 平成 22 年 5 月 12 日社会的責任に関する円卓会議 社会的責任に関する円卓会議 ( 以下 本円卓会議 という ) は 経済 社会 文化 生活など 様々な分野における多様な担い手が対等 平等に意見交換し 政府だけでは解決できない諸課題を 協働の力 で解決するための道筋を見出していく会議体として 平成 21 年 3 月に設立されました

More information

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果 審査報告書 平成 23 年 4 月 11 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 承認申請のあった下記の医薬品にかかる医薬品医療機器総合機構での審査結果は 以下のとおりで ある 記 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年

More information

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的 介護予防の推進について 1. 基本的な考え方 介護予防は 高齢者が要介護状態等となることの予防や要介護状態等の軽減 悪化の防止を目的として行うものである 特に 生活機能の低下した高齢者に対しては リハビリテーションの理念を踏まえて 心身機能 活動 参加 のそれぞれの要素にバランスよく働きかけることが重要であり 単に高齢者の運動機能や栄養状態といった心身機能の改善だけを目指すものではなく 日常生活の活動を高め

More information

Microsoft PowerPoint - 12_08_Hanioka_san_PDCA.pptx

Microsoft PowerPoint - 12_08_Hanioka_san_PDCA.pptx 地域医療ビジョン 地域医療計画ガイドライン PDCA サイクル ~ 患者 現場 地域に意味ある効果を ~ 発表者 埴岡健一 ( 世話人 ) 本プレゼンテーションは 地域医療ビジョン / 地域医療計画ガイドライン ( 暫定版 ) の PDCA サイクル編 をベースにしています PDCA サイクル パート 1 現状編 地域医療ビジョン / 地域医療計画ガイドライン ( 暫定版 ) 2 はじめに ( 要約

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 地域医療構想調整会議について 資料 1-2 医療法の規定 第 30 条の 14 都道府県は 構想区域その他の当該都道府県の知事が適当と認める区域ごとに 診療に関する学識経験者の団体その他の医療関係者 医療保険者その他の関係者との協議の場を設け 関係者との連携を図りつつ 医療計画において定める将来の病床数の必要量を達成するための方策その他の地域医療構想の達成を推進するために必要な事項について協議を行うものとする

More information

正する 2 第二原因の究明 の 五風しん及び先天性風しん症候群の発生時の迅速な対応 の項における感染経路の把握等の調査について 地域で風しんの流行がない状態において 風しん患者が同一施設で集団発生した場合等に を 風しんの患者が一例でも発生した場合に に改正する 3 第二原因の究明 の 六ウイルス遺

正する 2 第二原因の究明 の 五風しん及び先天性風しん症候群の発生時の迅速な対応 の項における感染経路の把握等の調査について 地域で風しんの流行がない状態において 風しん患者が同一施設で集団発生した場合等に を 風しんの患者が一例でも発生した場合に に改正する 3 第二原因の究明 の 六ウイルス遺 健感発 1221 第 1 号 平成 29 年 12 月 21 日 都道府県知事 各保健所設置市長 特別区長 殿 厚生労働省健康局結核感染症課長 ( 公印省略 ) 風しんに関する特定感染症予防指針の一部改正について ( 通知 ) 平素より 感染症対策の推進につきまして 御理解と御協力を賜り誠にありがとうございます 厚生科学審議会感染症部会における議論を踏まえ 風しんに関する特定感染症予防指針 ( 平成

More information