資料 4 平成 29 年 1 月 13 日 Immunology Frontier Research Center 世界トップレベル研究拠点プログラムにおける大阪大学免疫学フロンティア研究センターの展開大阪大学理事 ( 研究担当 ) 副学長八木康史 1

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ゆりかあいきょう
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1 資料 4 平成 29 年 1 月 13 日 Immunology Frontier Research Center 世界トップレベル研究拠点プログラムにおける大阪大学免疫学フロンティア研究センターの展開大阪大学理事 ( 研究担当 ) 副学長八木康史 1

2 世界トップレベル研究拠点プログラム WPI ＷＰＩ*とは平成２９年度予算額(案) 6,001百万円平成２８年度予算額 9,441百万円 * World Premier International Research Center Initiative 世界各国が成長戦略として優れた頭脳獲得にしのぎを削る中世界の頭脳を惹きつける国際的な研究拠点を構築し我が国に国際的な頭脳循環のハブを作ることを目指す平成19年度開始事業の内容大学等への集中的な支援によりシステム改革の導入等の自主的な取組を促し優れた研究環境と高い研究水準を誇る目に見える拠点を構築対象基礎研究分野 13 14億円程度/年を10 15年間支援平成24年度採択拠点は７億円程度 -Science世界最高水準の研究世界トップの大学等と同等あるいはそれ以上の質の高い論文を輩出平成24 年度採択 ITbM 名古屋大学ﾄﾗﾝｽﾌｫｰﾏﾃｨﾌﾞ生命分子研究所 AIMR 平成19年度採択東北大学原子分子材料科学高等研究機構拠点長小谷元子 -Reform研究組織の改革拠点長伊丹健一郎 icems 平成19年度採択京都大学物質細胞統合システム拠点拠点長北川進 IFReC 平成19年度採択大阪大学免疫学ﾌﾛﾝﾃｨｱ研究ｾﾝﾀｰ平成24 年度採択 IIIS 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構拠点長柳沢正史拠点長の強力なリーダーシップ研究支援の充実により研究者が研究に専念できる環境平成19年度採択 MANA 物材機構国際ﾅﾉｱｰｷﾃｸﾄﾆｸｽ研究拠点拠点長青野正和拠点長審良静男 -Internationalization国際的な研究環境の実現職務上使用する言語は英語を基本外国人研究者が30 以上各拠点とも国際公募等により国内外から人材を獲得 I2CNER 平成22 年度採択 Kavli IPMU 平成19年度採択東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構拠点長村山斉九州大学ｶｰﾎﾞﾝﾆｭｰﾄﾗﾙｴﾈﾙｷﾞｰ国際研究所拠点長 Petros Sofronis ELSI 平成24 年度採択東京工業大学地球生命研究所拠点長廣瀬敬 -Fusion融合領域の創出新しい科学の誕生例数学材料科学 2 有望な若手の育成 2

3 WPI 拠点の卓越した科学的成果世界最高レベルの研究水準世界トップレベルの大学等と同等あるいはそれ以上の質の高い論文を輩出ロックフェラー大学 6.24% マサチューセッツ工科大学 5.30% WPI 5 拠点の平均値 4.63% カリフォルニア工科大学 4.40% ハーバード大学 4.39% スタンフォード大学 4.14% カリフォルニア大学バークレー校 4.11% プリンストン大学オックスフォード大学ケンブリッジ大学マックスプランク協会 3.18% 3.12% 3.10% 4.00% 機関 ( 平成 19 年度採択 5 拠点 ) から発表された論文のうち他の研究者から引用される回数 ( 被引用数 ) の上位 1% にランクインする論文 (Top1% 論文 ) の割合 ( トムソンロイター社調べ (2007 年 ~2013 年 )) Top10% 論文輩出率についても各拠点 20%~40% 弱と世界トップレベル研究拠点と同等以上の極めて高い水準これらの科学的成果は専門家によるピアレビューや外国人研究者が半数程度を占めるプログラム委員会においても高い評価を受けている国内の代表的な賞は勿論のことガードナー国際賞などの国際的に著名な賞の受賞も相次いでいる 3

4 世界から目に見える拠点としてのWPI 集中的な研究基盤強化により研究力や国際的知名度の爆発的向上を実現 < 成功の主な要因 > 1. プログラム委員会やPD POによる継続的な厳しいフォローアップ 2. 徹底的な国際化 ( 国際標準の環境 ) 3. 世界から見える優秀な人材の一定量の集合を形成 ( 拠点化クリティカルマスの確保 ) WPI 拠点の研究力は産業界等からも高く評価基礎研究を主とするWPI 拠点の研究力に対し民間財団企業等から大型の寄付金投資が得られるまでになっている特に産業界からはこれからの投資に向け WPIの更なる進展を期待する声が挙がっている <WPI 拠点が大型の寄付金投資を得た例 > 大阪大学 IFReC: 100 億円 ( 平成 29 年 4 月 ~) 10 年間で100 億円の包括連携契約を中外製薬と締結東京大学 Kavli IPMU: 約 12 億円 ( 平成 24 年 2 月に基金設立 ) 米国の民間財団であるカブリ財団からの寄付を受け基金を設立東京工業大学 ELSI: 約 6.7 億円 ( 平成 27 年 7 月 ~) 米国の民間財団であるジョンテンプルトン財団より約 7 億円の研究資金を獲得 4

5 大阪大学免疫学フロンティア研究センター (IFReC) 研究テーマ自然免疫の分子機構の解明免疫関連疾患の病因解明寄生虫感染とワクチン開発制御性 T 細胞の機能解明と医学への展開抗体開発のバイオインフォマティクス解析腸管免疫の解析特徴的な取り組み異分野融合研究の促進免疫学拠点長 : 審良静男主任研究者 (PI): 27 名 ( 外国人研究者 5 名女性研究者 1 名 ) その他研究者 : 100 名 ( 外国人研究者 35 名女性研究者 15 名 ) 研究支援員 : 66 名事務部門 : 部門長阪口薫雄スタッフ 39 名 ( 英語対応者割合 54%) イメージングバイオインフォマティクス 5

6 IFReC の研究支援体制拠点長事務部門長 (MD, Ph.D.) トップダウン運営企画室事務室長博士号取得者 4 名事務職員 5 名 ( 英語対応者 3 名 ) 英語母語話者スタッフ 1 名会計セクション総務セクション研究推進コンプライアンス遵守業務外国人研究者支援施設マネジメント研究費申請支援およびマネジメント知的財産に関する業務産学連携推進イベント運営 ( セミナー / シンポジウム / ウインタースクール ) 広報アウトリーチ活動国際的な研究者が研究に専念できる環境を実現する支援体制 6

7 国際的な研究生活環境の整備大阪大学サポートオフィス外国人留学生および研究者の来日後の諸手続きを支援科研費セミナーコンプライアンス講習会日本での研究生活を円滑に送るための支援国際水準の大学宿泊施設を新たに建設大学内保育所を3か所に設置拠点から大学への国際化の波及 7

Academy of Science and Technology ( ベトナム )

Regenerative Medicine Institute ( オーストラリア

8 若手研究者のキャリアパス国内機関国立がんセンター生理学研京都大東京大大阪大 NAIST 香川大理研 QBiC Newcastle University ( 英国 ) 海外機関 Guangzhou Institute of Biomedicine and Health ( 中国 ) Vietnam Academy of Science and Technology ( ベトナム ) ベンチャー企業梨花女子大 ( 韓国 ) Australian Regenerative Medicine Institute ( オーストラリア ) CEO, 大松医療機器 CEO, Kotai Biotechnologies 北海道大兵庫医科大徳島大金沢大和歌山医大世界の研究機関の教授グループリーダーポストに 17 名を輩出 IFReC での成果から 2 社のベンチャー企業を起業 IFReC は世界水準の研究者の国際的頭脳循環のハブとして確立 8

9 世界トップレベルの研究力免疫学研究機関の世界ランキング (citation impact 順 ) RANK INSTITUTION PAPERS CITATIONS CITATION IMPACT 1 Osaka University, Japan 1,005 56, Yale University, USA 1,352 57, Brigham & Women Hospital, USA , Washington University, USA 1,101 41, University Washington, USA 1,726 65, NIAID, NIH, USA 2,280 80, Stanford University, USA 1,013 34, University Oxford, UK 1,465 50, DATA was acquired in 2014 from Essential Science Indicators TM for past ten years. IFReC の研究力は大阪大学を世界一の免疫学研究機関へと導いた 9

10 IFReC 予算 (2015 年度 ) 外部資金受託研究費科研費 11.3% 13.0% 寄附金 10.9% 総予算 35 億円 2015 年度 WPI 補助金 (12.86 億円 ) 36.7% WPI 補助金支出内訳支援終了後の不足 35.9% 旅費 (1%) 装置類 (5%) WPI 活動費付 % 12.8% 59.9% 人件費運営費交付金大学からの支援大阪大学資金 WPI 支援終了後の課題 WPI 水準の運営大阪大学独自の運営資金の確保 10

11 大阪大学の産学連携における新たな枠組みの導入付3 基礎研究段階からの包括的な産学連携の可能性従来の産業界からの支援従来の産学連携寄附支援民間との共同研究受託研究包括連携先導的産学共創研究成果の開示研究成果の開示新たな共同研究への展開知的財産の活用 11

12 大阪大学における従来の産学連携付 3 基礎研究大阪大学研究者シーズ研究個別共同研究企業 A 文部科学省個別共同研究企業 B ( 競争的 ) 外部資金個別共同研究企業 C 基礎研究従来の産学連携従来の産学連携 : 創出したシーズをもとに共同研究を実施 12

13 IFReC でスタートする先導的産学共創付 3 基礎研究大阪大学研究者シーズ研究個別共同研究個別共同研究企業 A 企業 B 文部科学省 ( 競争的 ) 外部資金第一選択権個別共同研究中外製薬研究組織運営の確立による基礎研究の推進基礎研究研究成果の開示個別共同研究中外製薬基盤支援年間 10 億円基礎研究段階での包括連携応用研究へのシームレスな産学連携中外製薬産学共創 13

資料2 資料編(2/6)

資料2 資料編(2/6) わが国の大学の世界ランキングにおける動向論文被引用数に基づく国際的な研究機関ランキングでは我が国は 2012 年度の総合順位で200 位以内に8 大学が入った一方過去のランキングと比較すると大学の順位は相対的に低下している傾向総合 16(1,136,238) 東京大学 13(849,355) 34(791,843) 京都大学 30(590,674) 44(665,566) 566) 大阪大学

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