Oracle Business Process Architectクイック スタート マニュアル, 11gリリース1(11.1.1)

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1 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル 11g リリース 1(11.1.1) 部品番号 : B 年 12 月

2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル, 11g リリース 1(11.1.1) 部品番号 : B Oracle Business Process Architect Quick Start Guide, 11g Release 1 (11.1.1) 原本著者 : Sheela Vasudevan 原本協力者 : Jon Russel, Meera Srinivasan, Vishal Saxena, Aditya Dasgupta, David Lam Copyright 2007, 2009, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 制限付権利の説明 このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は ライセンス契約の制約条件に従うものとし 知的財産に関する法律により保護されています ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き 形式 手段に関係なく いかなる部分も使用 複写 複製 翻訳 放送 修正 ライセンス供与 送信 配布 発表 実行 公開または表示することはできません このソフトウェアのリバース エンジニアリング 逆アセンブル 逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き 禁止されています ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります また 誤りが無いことの保証はいたしかねます 誤りを見つけた場合は オラクル社までご連絡ください このソフトウェアまたは関連ドキュメントが 米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供される場合は 次の Notice が適用されます U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR , Commercial Computer Software License (December 2007). Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです このソフトウェアは 危険が伴うアプリケーション ( 人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む ) への用途を目的として開発されていません このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際 このソフトウェアを安全に使用するために 適切な安全装置 バックアップ 冗長性 (redundancy) その他の対策を講じることは使用者の責任となります このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます Oracle は Oracle Corporation およびその関連企業の登録商標です その他の名称は それぞれの所有者の商標または登録商標です このソフトウェアおよびドキュメントは 第三者のコンテンツ 製品 サービスへのアクセス あるいはそれらに関する情報を提供することがあります オラクル社およびその関連会社は 第三者のコンテンツ 製品 サービスに関して一切の責任を負わず いかなる保証もいたしません オラクル社およびその関連会社は 第三者のコンテンツ 製品 サービスへのアクセスまたは使用によって損失 費用 あるいは損害が発生しても 一切の責任を負いかねます

3 目次 はじめに... v 対象読者... vi ドキュメントのアクセシビリティについて... vi 関連ドキュメント... vi 表記規則... vi サポートおよびサービス... vii 1 ビジネスプロセス管理の概要 1.1 用語 ビジネスプロセス ビジネスプロセスモデル ビジネスプロセス管理 Business Process Management Suite ビジネスプロセスモデリング記法 (BPMN) ビジネスプロセス実行言語 (BPEL) ビジネスプロセス管理のメリット ビジネスプロセス管理のモデリング手法 ビジネスプロセス管理のライフサイクル ビジネスプロセス管理の関係者 Global Company の販売プロセスの事例 Quote プロセスのフロー Order Booking および Shipment プロセスのフロー Invoice プロセスのフロー Oracle BPA ソリューションの概要 2.1 Oracle SOA Suite Oracle BPEL Process Designer( 実装およびデプロイ ) Oracle BPEL Process Manager( 実行 ) ヒューマンインタラクション コンテンツインタラクション システムインタラクション Oracle Business Activity Monitoring(BAM) Oracle Business Rules Oracle BPM ソリューション 主要な概念および用語 i

4 3 Oracle BPM のライフサイクル 3.1 計画および戦略的分析 現在のプロセスフローのモデル化 ( プロセス検出 ) 現在のプロセスモデルのシミュレーションおよび分析 プロセスモデルの公開および参照 プロセスブループリントの生成および IT との共有 JDeveloper でのブループリントの表示 実行可能 BPEL プロセスの作成 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ BPA リポジトリへの BPEL 実行可能プロセスの保存 継続的なプロセスの展開 デプロイおよびテスト 監視および管理 Oracle BPA メソッドフィルタ 4.1 Oracle BPA メソッドの概要 BPMN モデルの作成 自動アクティビティ ヒューマンタスク 通知アクティビティ ビジネスルール XSD からのデータ構造のインポート BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5.1 クイックスタートサンプル BPA プロジェクトの理解 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルの設定 製品のインストール Oracle Database XE(Universal 版 ) のインストール Oracle Business Process Analysis Suite のインストール Oracle Business Process Architect 11gR1 のインストール Oracle JDeveloper のインストール クイックスタートサンプルのダウンロード データベーススキーマの作成 Oracle JDeveloper でのデータベース接続の作成 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 Oracle Business Process Architect の起動 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルプロジェクトのリストア データベースへのログイン エントリモデルの表示 戦略的分析の表示 Quote to cash ビジネスプロセスのプロセス参加者の表示 Quote to cash プロセスのデータの表示 Quote to cash プロセスのサービスの表示 Global Company の機能分解 レベル 0: 企業マップ レベル 1: 価値連鎖 レベル 2: メインプロセス ii

5 5.4.4 レベル 3: サブプロセス Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け WSDL ファイルのインポート UDDI 接続の作成 WSIL 接続の作成 プロセスモデルのシミュレーション シミュレーションのメリット シミュレーションのパラメータ Order Booking As-Is Process モデルのシミュレーション すべてのアクティビティの処理時間の設定 すべてのアクティビティのコストパラメータの設定 プロセスの頻度の設定 条件付きブランチおよび決定点における確率の設定 プロセス参加者に対するシミュレーションのパラメータの指定 シミュレーションの実行オプションの構成 シミュレーションの実行 Order Booking As-Is Process のシミュレーションの結果の分析 様々なバージョンの Order Booking As-Is Process の管理 様々なバージョンの Order Booking As-Is Process モデルの表示 新しいバージョンの Order Booking As-Is Process モデルの作成 古いバージョンの Order Booking As-Is Process モデルへの移動 シミュレーションレポートの生成 将来のプロセスのモデル化 既存の Order Booking As-Is Process モデルからの将来のモデルの作成 条件付きブランチおよび決定点における確率の設定 シミュレーションの実行 Order Booking To-Be Process のシミュレーションの結果の分析 シミュレーション実験の実行 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6.1 前提条件 BPEL 実装モデルの表示 Order Booking プロセスの入力メッセージの設定 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 Create Order プロセスの表示 一意の Order ID の取得 Order の処理 Create_Order スコープ内での Get_Order_Id 埋込みスコープの作成 Set_order_id 割当てアクティビティの作成 データベースへの Order 情報の挿入 変換アクティビティの作成 Get Customer Information プロセスの BPEL 実装の理解 Invoke_Get_Customer_Information 起動アクティビティ Assign_Get_Customer_Information_Input 割当てアクティビティ Get Credit Information プロセスの BPEL 実装の理解 Invoke_Get_Credit_Information 起動アクティビティ Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティ iii

6 6.7 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 Approve Order ヒューマンタスク Approve Order ヒューマンタスクの表示 Approve Order ヒューマンタスク定義の表示および理解 はい スイッチまたは いいえ スイッチ Cancel_Order スコープ End スコープ Fulfill Order アクティビティの BPEL 実装の理解 initiatetask_fulfill_order_1 起動アクティビティ Fulfill_Order_1_AssignTaskAttributes 割当てアクティビティ receivecompletedtask_fulfill_order_1 受信アクティビティ Update_Order スコープの理解 UpdateOrder 起動アクティビティ Assign_UpdateOrder_Input 割当てアクティビティ End_2 スコープの理解 Invoke_End 起動アクティビティ JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7.1 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 Oracle BPA 接続の作成 アプリケーションおよび SOA プロジェクトの作成 ブループリントおよび生成される BPEL アーティファクトの理解 BPEL コードへの実装の詳細の追加 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ ビジネスプロセスモデルの変更およびプロセスブループリントの再生成 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ Order Booking As-Is Process のモデル化 索引 8.1 Order Booking As-Is Process フローの理解 Order Booking As-Is Process モデルの作成 モデルのビジネスプロセス図の作成 Order Booking As-Is Process のアクティビティの作成 iv

7 はじめに このマニュアルでは Oracle Business Process Architect Suite の概要および使用方法について説明します v

8 対象読者 このマニュアルは Oracle Business Process Architect をインストールして使用するユーザーを対象としています ドキュメントのアクセシビリティについて オラクル社は 障害のあるお客様にもオラクル社の製品 サービスおよびサポート ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています オラクル社のドキュメントには ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています HTML 形式のドキュメントで用意されており 障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています 標準規格は改善されつつあります オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように 市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は Oracle Accessibility Program の Web サイト を参照してください ドキュメント内のサンプル コードのアクセシビリティについてスクリーン リーダーは ドキュメント内のサンプル コードを正確に読めない場合があります コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります しかし JAWS は括弧だけの行を読まない場合があります 外部 Web サイトのドキュメントのアクセシビリティについてこのドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しない Web サイトへのリンクが含まれている場合があります オラクル社およびその関連会社は それらの Web サイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません 聴覚に障害があるお客様の Oracle サポート サービスへのアクセス Oracle サポート サービスに連絡するには テレコミュニケーション リレー サービス (TRS) を使用して Oracle サポート ( ) までお電話ください Oracle サポート サービスの技術者が Oracle サービス リクエストのプロセスに従って 技術的な問題を処理し お客様へのサポートを提供します TRS の詳細は を参照してください 電話番号の一覧は を参照してください 関連ドキュメント 詳細は Oracle Other Product One Rlease 7.0 のマニュアル セットまたは Oracle Other Product Two Release 6.1 のドキュメント セットの次のマニュアルを参照してください Oracle BPA Suite Method Guide Oracle BPA Suite Installation Guide 表記規則 このマニュアルでは次の表記規則を使用します 規則太字イタリック体固定幅フォント 意味太字は 操作に関連する Graphical User Interface 要素 または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します イタリックは ドキュメントのタイトル 強調またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します 固定幅フォントは 段落内のコマンド URL サンプル内のコード 画面に表示されるテキスト または入力するテキストを示します vi

9 サポートおよびサービス 次の各項に 各サービスに接続するための URL を記載します Oracle サポート サービスオラクル製品サポートの購入方法 および Oracle サポート サービスへの連絡方法の詳細は 次の URL を参照してください 製品マニュアル製品のマニュアルは 次の URL にあります 研修およびトレーニング研修に関する情報とスケジュールは 次の URL で入手できます その他の情報オラクル製品やサービスに関するその他の情報については 次の URL から参照してください 注意 : ドキュメント内に記載されている URL や参照ドキュメントには Oracle Corporation が提供する英語の情報も含まれています 日本語版の情報については 前述の URL を参照してください vii

10 viii

11 1 ビジネスプロセス管理の概要 企業では ビジネスプロセス管理 (BPM) テクノロジを使用して 繰り返し実行される重要なビジネスプロセスを設計 シミュレーション 自動化 統合 監視および最適化し 最適なビジネスプロセスを実現できます これによって コストを削減しながら 生産性を上げて業務の全体的なパフォーマンスを向上させることができます このマニュアルでは BPM の概念および Oracle BPM のライフサイクルについて説明します また ビジネスプロセスのモデル化 シミュレーション 実装およびデプロイについて説明する事例も示します この章の内容は次のとおりです 1.1 項 用語 1.2 項 ビジネスプロセス管理のメリット 1.3 項 ビジネスプロセス管理のモデリング手法 1.4 項 ビジネスプロセス管理のライフサイクル 1.5 項 ビジネスプロセス管理の関係者 1.6 項 Global Company の販売プロセスの事例 ビジネスプロセス管理の概要 1-1

12 用語 1.1 用語 ここでは BPM テクノロジで使用されている主要な用語およびその定義について説明します この項の内容は次のとおりです 項 ビジネスプロセス 項 ビジネスプロセスモデル 項 ビジネスプロセス管理 項 Business Process Management Suite 項 ビジネスプロセスモデリング記法 (BPMN) 項 ビジネスプロセス実行言語 (BPEL) ビジネスプロセス ビジネスプロセスとは 入力をより有益な出力に変換することによって価値を生成する一連の関連アクティビティおよびタスクのことです ビジネスプロセスはプロセスフローにリンクされています プロセスのアクティビティは 自動化するか または手動で実行できます ビジネスプロセスで他のサブプロセスを参照できます また 他のプロセスでビジネスプロセスを参照することもできます ビジネスプロセスは 管理プロセス ( コンプライアンス 戦略的管理など ) コアプロセス ( 購入 製造 販売 マーケティングなど ) およびサポートプロセス ( 人事など ) で構成されています ビジネスプロセスモデル ビジネスプロセスモデルは ビジネスプロセスのグラフィカルな表現です これによって ビジネスプロセスの開始から完了までに行う必要のある一連のタスクが段階的に表示されます 明確に示されるプロセスマップは ビジネスプロセスの本質をグラフィカルに表現することを目的にしています これを参照するだけで プロセスの目的およびフロー全体を判断できます ビジネスプロセス管理 ビジネスプロセス管理 (BPM) は ビジネスプロセスをそのライフサイクル全体にわたりモデル化 開発 デプロイおよび管理してビジネス戦略を実装することによって ビジネスの革新および最適化を行います BPM は 戦略的な業務目標を定義および実装し それらの目標に対して 企業の財務上および経営上の業績を測定して管理します Business Process Management Suite Business Process Management Suite は統合ツールセットです プロセスのモデル化 実行可能ファイルの実装 およびビジネスと IT の提携の強化や刻々と変わるビジネス要件に迅速に対応するための BAM が含まれています ビジネスプロセスモデリング記法 (BPMN) BPMN は プロセスの説明的なモデル化およびビジネスプロセスのシミュレーション分析に使用される標準言語になっています BPMN は シーケンスフローに関連付けられたアクティビティ ( タスクおよびサブプロセス ) を使用して プロセスの編成を記述します フローにおけるブランチ 分割および結合は 様々なタイプのゲートウェイを使用してモデル化されます イベントは 外部エンティティまたは同じプロセス内の他の部分から受け取ったシグナルに対するプロセスの応答方法を指定します その他の記法は大まかに規定されており 業務のコンテキストを追加する目的でのみ使用されます ビジネスプロセス実行言語 (BPEL) BPEL は 一連の個別のサービスをエンドツーエンドのプロセスフローにまとめるための主要な標準の 1 つで プロセスの統合イニシアチブのコストおよび複雑性を大幅に削減します 1-2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

13 ビジネスプロセス管理のライフサイクル 1.2 ビジネスプロセス管理のメリット ここでは ビジネスプロセス管理 (BPM) のメリットについて説明します ビジネスプロセス管理のメリットは 次のとおりです BPM は 業務を遂行するためのプロセスを明確にし ビジネスプロセスモデルを迅速に設計するツールを提供します これによって 新しい業務上の価値を創出するビジネスプロセスモデルまたは業務効率を高めるビジネスプロセスモデルを簡単に作成および変更できます BPM は ビジネスプロセスをそのライフサイクル全体にわたってモデル化 開発 デプロイおよび管理してビジネス戦略を実装することによって ビジネスの革新および最適化を実現します これによって ビジネス情報をより迅速に取得し 市場の動向または競合他社の脅威により短時間で対応して 業務効率を高めることができます BPM によって 共通のビジネス用語およびプロセスリポジトリが確立されるため 業務におけるすべての関係者がモデリング手法を共有し 同じ言語を使用できます これによって プロセスの継続的な改善を目的としたビジネスと IT の間の提携が可能になります ビジネスモデルを計画する場合は そのビジネスモデルを実際に実行して顧客またはパートナに影響を及ぼす前に 実装フェーズで処理する必要があります ビジネスと IT の間にはギャップがあり このギャップを解消して新しいビジネスモデルを実装する機能は簡単には実現できません BPM を使用すると ビジネスと IT の提携が可能になるため ビジネスプロセスモデルで示されているビジネス要件を実行可能なビジネスプロセスで満たすことができます 今日の環境において コンプライアンスは継続的イニシアチブの 1 つです ビジネスプロセスを手動で文書化および管理するには コストがかかります BPM ツールを使用すると 管理に必要な文書およびレポートを自動的に生成できます 同じビジネスプロセスが様々な部門で多少異なる形で実行されている場合 BPM を使用すると ビジネスプロセス間およびサポートプロセス間での差異を特定して軽減できます ベストプラクティスの再利用を促進し 企業全体におけるプロセスのイニシアチブに一貫性を保証します プロセス図は静的な描画より優れています プロセス図は動的であり 変化するビジネス条件に応じて変更できます 既存のプロセスおよびリソースに対する変更について 影響分析を実行できます シミュレーションによってリソースのボトルネックを特定し ビジネスプロセスを最適化するのに役立ちます ビジネスプロセスモデルから実行可能な BPEL モデルへの有意義かつ自動的な変換によって 迅速な開発を促進します プロセスポータルを通じて 業務における様々な関係者が共同作業できます 1.3 ビジネスプロセス管理のモデリング手法 Oracle BPA では ビジネスプロセスモデリングに ARIS モデリング手法が使用されています このモデリング手法の詳細は Oracle BPA Suite Method Guide を参照してください 1.4 ビジネスプロセス管理のライフサイクル 企業の競争力を維持するには ビジネスプロセスを効率的に管理する必要があります この場合 ビジネスプロセス管理 (BPM) のライフサイクル全体にわたる体系的な取組みが必要となります Business Process Analysis(BPA) は ビジネスプロセスのモデル化およびシミュレーションを行う BPM ライフサイクルの主要コンポーネントです プロセス実行ツールおよび監視ツールとともに BPA を使用すると ビジネスプロセスのライフサイクル全体を管理できます ビジネスプロセス管理の概要 1-3

14 ビジネスプロセス管理のライフサイクル 図 1-1 に BPM ライフサイクルを示します 図 1-1 BPM ライフサイクル 一般的な BPM のライフサイクルは 次に示す 3 つのフェーズで構成されています ビジネスプロセスの分析 ビジネスプロセスの実行 ビジネスプロセスの監視 ビジネスプロセスの分析ビジネスプロセスの分析では モデル化およびシミュレーションを行います 最初の手順はモデル化です モデル化では ビジネスプロセスモデルを取得し 設計します モデル化は ビジネス主導のアクティビティであり 独自の反復されるライフサイクルを持ちます 業務関係者は協力してプロセスを設計し プロセスおよびポリシー キーパフォーマンスインディケータ ビジネスイベントおよびビジネスアクティビティなど ビジネスにとって重要な要素を特定します モデルを最適化してリスクの軽減と柔軟性の向上を実現するために モデル化に続いてモデルのシミュレーションおよび分析を行います シミュレーションでは コストおよび時間に関するヒューリスティックまたは典型的なデータを使用して 現在のモデルのパフォーマンスを測定できます 仮定のシナリオを分析することもできます ビジネスプロセスの実行次のフェーズは 実装および実行で構成されています ビジネスプロセスモデルは抽象的であり ランタイムプラットフォームにデプロイして実行できる具体的な実行可能プロセスに変換する必要があります BPM を使用すると ビジネスと IT の提携が可能になるため ビジネスプロセスモデルで示されているビジネス要件を実行可能なビジネスプロセスで満たすことができます ビジネスプロセスの監視 3 番目のフェーズは 監視および管理で構成されています このアクティビティは 可視性を確保しパフォーマンスを分析するために リアルタイムの可視性を提供し ビジネスプロセス システムおよび他のソースからリアルタイムにビジネスメトリックを取得します これによって コンテキストベースの意思決定が可能になります また 正しいタイミングで行動し ( 実行時にタイミングを設計し ) ソリューションを再実装することなく実行時のプロセスの動作を変更することもできます 最後に 継続的なビジネスプロセスの改善を目的として 実際のデータでシミュレーションを行い ビジネスプロセスモデルをさらに最適化および再設計するために ビジネスメトリックをモデルに戻す必要があります 1-4 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

15 Global Company の販売プロセスの事例 1.5 ビジネスプロセス管理の関係者 BPM ライフサイクルには 業務と IT の両方の関係者が存在します これらの関係者は 最適なビジネスプロセスを実現するために継続的に協力する必要があります 図 1-2 BPM の関係者 表 1-1 は 図 1-2 を説明しています 表 1-1 BPM の関係者の説明 関係者 LOB プロセス所有者 ビジネスアナリスト 業務エンドユーザー IT 開発者 プロセス管理者 プロセスアーキテクト / ビジネスアナリスト 説明 ビジネスプロセスを所有し 目標およびビジネス要件を設定します ビジネスプロセスモデルの作成および分析を担当します ビジネスアナリストは シミュレーションを行って 最適なビジネスプロセスモデルを特定します ビジネスプロセスの日常のユーザーです 抽象プロセスモデルからデプロイおよび監視が可能な実行可能プロセスへの変換および QA を担当します 本番における実行可能プロセスの管理および監視を担当します 業務組織と IT 組織の接点となり ビジネスと IT が効率的に提携できるようにします 1.6 Global Company の販売プロセスの事例 この章では 1 つの事例を使用して ビジネスプロセスの開発プロセスについて説明します この事例では Global Company の販売プロセスを取り上げています Global Company では Web ベースのクライアントアプリケーションを使用して MP3 プレーヤやテレビなどの電気製品を顧客に販売しています Sales コアプロセスは Quote プロセス Order Booking および Shipping プロセス Invoice プロセスで構成されています ビジネスプロセスは簡略化され 様々なメソッドオブジェクトについて理解することに焦点が当てられていますが ビジネスプロセスに特有のすべての複雑さを本当に表しているわけではありません ビジネスプロセス管理の概要 1-5

16 Global Company の販売プロセスの事例 最初の手順では Global Company 販売組織のコアビジネスプロセスを特定します 2 番目の手順では コアビジネスプロセスの業務目標を定義します 付加価値連鎖図を使用して 企業の付加価値の創出に直接関与している企業内の機能を特定します これらの機能は 付加価値連鎖を構成する機能のシーケンスを作成することによって相互に連結できます Global Company の Sales コアプロセスは 次のとおりです Quote プロセス Order Booking および Shipment プロセス Invoice プロセス 表 1-2 プロセスおよび目標の説明 プロセス名 目標 Quote プロセス 過大見積りおよび過小価格設定を最小限に抑えます Order Booking および Shipment プロセス サイクル時間を削減し 品質を向上させます Invoice プロセス適切なキャッシュフローを維持し 売掛金回収期間を改善します この項の内容は次のとおりです 項 Quote プロセスのフロー 項 Order Booking および Shipment プロセスのフロー 項 Invoice プロセスのフロー Quote プロセスのフロー 見積りシステムの全体的なプロセスフローは 次のとおりです 1. 顧客の引合いを検証して新規見積り資料に変換します この資料には 顧客の情報および要件が含まれています 見積り資料に販売担当者が割り当てられます この販売担当者が 見積りプロセスの間 見積り資料の所有者となります 2. 顧客の要件を満たす製品ソリューションを特定します ソリューションの詳細を見積り資料に追加します この手順では 販売担当者は販売コンサルタントおよび製品管理者と協力して作業を行います また 販売担当者は 製品カタログシステムを使用して 利用可能な製品ソリューションを特定します 3. ソリューションの価格情報を見積り資料に追加します 販売担当者は 価格管理システムを参照してこれを実行します 4. 取引の規模および顧客の優先ステータスに応じて 割引を適用します プラチナ顧客には ゴールド顧客またはシルバー顧客より高い割引率が適用されます 販売担当者は 割引マトリックスシステムにアクセスしてこれを実行します 5. $50,000 を超える見積りには 販売担当役員の承認が必要です 6. 販売担当役員によって承認された見積り資料は 割引価格を使用して更新され 顧客に転送されます 1-6 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

17 Global Company の販売プロセスの事例 Order Booking および Shipment プロセスのフロー 顧客から注文要求を受け取ると 次の処理が行われます 1. Purchase Order が作成されて注文処理システムに挿入されます Order の状態は Pending に設定されます 入力は Quote Document で 出力は Purchase Order です 2. 顧客情報 (ID 名前 住所 クレジットカード情報 ) が CRM システムから取得されます 入力は顧客名で 出力は顧客データです 3. 顧客の信用が確認され 信用格付けサービスによって信用格付けが戻されます 信用が承認されなかった場合 注文の取消しを知らせる通知が顧客および販売担当者に送信され Order Booking プロセスは終了します 入力は Customer で 出力は Credit Rating です 4. 信用が承認された場合は ビジネスルールが評価され 注文に役員の承認が必要かどうかが判断されます ビジネスルールでは 次のように規定されています a. 顧客がプラチナ顧客の場合 手動承認は必要ありません b. 顧客がゴールド顧客の場合 $1000 を超える注文に対してのみ手動承認が必要です c. 顧客がシルバー顧客の場合 注文額に関係なく すべての注文に対して手動承認が必要です 5. 手動承認が必要な注文では 役員にメッセージをルーティングするヒューマンワークフローの手順が必要となります 6. 注文が承認されると 注文の処理に送信されます 注文が処理されると プロセスによって注文状態が完了に設定され 電子メールを介して通知が注文書とともに顧客に送信されます Invoice プロセスのフロー 請求書が必要になると 次の処理が行われます 1. 顧客から注文承諾通知を受信したら 商品の引出しが記帳され インベントリが修正されます 2. 支払いのために請求書が生成され 顧客に送信されます ビジネスプロセス管理の概要 1-7

18 Global Company の販売プロセスの事例 1-8 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

19 2 Oracle BPA ソリューションの概要 Oracle Business Process Analysis Suite には 詳細なプロセス分析を実行するための手段が備えられています また 業界をリードする ARIS プラットフォームで動作する ビジネスプロセスのモデル化 シミュレーションおよび公開を行うための包括的な統合ツールセットが提供されています Oracle BPA によって エンタープライズアーキテクチャ プロセスの改善および変更管理の取組みが促進され ビジネスプロセスモデリング (BPM) イニシアチブと SOA イニシアチブのとの連携が実現されます また Oracle BPA は Oracle SOA Suite BPEL Process Manager および BAM と統合され 閉ループの BPM 機能を実現しています Oracle BPA Suite には 次のコンポーネントが含まれています Oracle Business Process Architect: Oracle Business Process Architect は モデル化およびシミュレーションを行うためのコンポーネントです これによって 組織の境界を越えたヒューマンステップ 自動の手順およびルール手順で構成されるプロセスマップおよび詳細なプロセスフローを定義するために グラフィカルな表現豊かで直感的なモデル化のための環境が業務ユーザーに提供されます Oracle Business Process Architect では ビジネスプロセスモデリングに加えて データのモデル化 (UML モデルの優れたサポート ) 組織のモデル化 IT システムランドスケープ 影響分析およびリッチレポートの生成がサポートされています このコンポーネントを使用して様々なシナリオに基づくシミュレーションを行うと 現在および将来のプロセスについて分析することができます シミュレーションを使用すると スループット分析 アクティビティベースのコスト計算および平均サイクル期間の分析を行うことができます Oracle Business Process Architect は プロセスについて クリティカルパス リソースのボトルネック ( 人とシステムの両方を含む ) および構造上の問題を検出するための診断ツールです シミュレーションを通じて 特定の仮定条件におけるプロセスのパフォーマンスを迅速に確認できます Oracle Business Architect は多用途のツールであるため 様々なスキルを持つ業務ユーザーがこれを使用できます このツールを使用すると フィルタとも呼ばれる事前定義された一連の視点が提供されますが 新しい視点を作成することもできます Oracle Business Process Publisher: このツールは プロセスポータルにビジネスプロセスモデルを公開するために使用され プロセスのコンテンツに対するロールベースのセキュアなアクセスを提供します これによって 様々なチームメンバー間での協力が助長されたり 企業規模でのプロセスモデルの共有や再検討が推進されます Oracle Business Process Repository: Oracle Business Process Repository は プロセスのメタデータの格納に使用されます Oracle Business Process Repository Server: 共有リポジトリを使用してプロセスモデルを共同開発するマルチユーザーシナリオで使用されます また ロールベースのアクセス ロールベースのバージョニング チェックイン チェックアウトおよびロードバランシングの各機能を備えた 一元的プロセス管理ストアの役割も果たします この項の内容は次のとおりです 2.1 項 Oracle SOA Suite 2.2 項 Oracle BPM ソリューション 2.3 項 主要な概念および用語 Oracle BPA ソリューションの概要 2-1

20 Oracle SOA Suite 2.1 Oracle SOA Suite Oracle SOA Suite を使用すると 既存のアプリケーションやその他の IT 資産を活用する相互運用可能なモジュール型インフラストラクチャ上に サービスおよびイベントのアーキテクチャを構築できます 開発の重点をコーディングからコンポーネントの組立てに移行することによって 実装が簡略化され 開発生産性が向上し デプロイ時間が短縮されます また 業務上の見通しと適応可能なビジネスプロセスとを継続的に融合させることによって 企業の機動性が向上します SOA Suite は 幅広い機能を備えた包括的な製品であり 効率的に統合され 統一された標準ベースのアーキテクチャ ガバナンスおよび経験価値を提供することによって 顧客の総所有コスト (TCO) を削減します Oracle SOA Suite は サービス指向アプリケーションを構築して任意のミドルウェアプラットフォームにデプロイすることを可能にする標準ベースの最善のスイートです このスイートは次のもので構成されています サービスを開発するための Integrated Service Environment(ISE) アプリケーションを統合するためのマルチプロトコル Enterprise Service Bus(ESB) サービスのライフサイクルを検出および管理するためのサービスレジストリ サービスをビジネスプロセスに結び付けるための BPEL ベースの編成エンジン ビジネスポリシーの取得および自動化を可能にするビジネスルールエンジン サービスに対して認証ポリシーおよび認可ポリシーを適用し SLA の順守に関してサービスとプロセスを監視する Web サービスの管理とセキュリティのソリューション ビジネスエンティティおよびビジネスエンティティ間のインタラクションをリアルタイムに可視化してサービスを最適化できる Business Activity Monitoring(BAM) 従業員 顧客およびパートナが コンテンツへのアクセス 関連するパフォーマンスメトリックへのアクセス およびビジネスプロセスとのインタラクションによって協力と対処を行うためのエンタープライズポータル Oracle SOA Suite は 次の項で説明するコンポーネントで構成された 標準ベースの最善のテクノロジスイートです 項 Oracle BPEL Process Designer( 実装およびデプロイ ) 項 Oracle BPEL Process Manager( 実行 ) 項 Oracle Business Activity Monitoring(BAM) 項 Oracle Business Rules Oracle BPEL Process Designer( 実装およびデプロイ ) BPEL ベースの実行可能プロセスを開発およびデプロイする場合に使用されます Oracle Business Process Repository と統合され BPEL による高品質なアーティファクトを生成するための開始点として Oracle Business Process Architect で開発されたビジネスプロセスモデルを使用します サービスを開発し 複合アプリケーションおよびビジネスプロセスにサービスを編成するために使用されます このツールは BPEL プロセスをテストして 実行プラットフォーム (Oracle BPEL Process Manager) にテスト済のプロセスをデプロイするために使用されます Oracle BPEL Process Manager( 実行 ) Oracle BPEL Process Manager は Oracle BPM ソリューションのプロセスの実行エンジンです これによって サービス志向のアーキテクチャにおけるすべての手順 ( コンテンツによる手順 自動の手順 ヒューマンワークフローの手順 ) で構成される複合ビジネスプロセスを作成 デプロイおよび管理するための 包括的で使いやすい標準ベースのソリューションが提供されます BPEL XML XSLT XPATH JMS JCA Web サービスなどの標準がデフォルトでサポートされているため プラットフォームを越えて完全にポータブルな統合ビジネスプロセスを作成する理想のソリューションとなっています 2-2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

21 Oracle SOA Suite Oracle Application Server の最上位に構築することによって BPEL Process Execution エンジンでは Oracle Application Server が提供する成熟した機能 ( クラスタリング 高可用性 埋込みメッセージ トランザクション管理など ) を利用できます Oracle BPEL Process Manager では 次の項で説明するインタラクションがサポートされています 項 ヒューマンインタラクション 項 コンテンツインタラクション 項 システムインタラクション ヒューマンインタラクション Oracle Process の実行コンポーネントでは エンドツーエンドのプロセスへの手動による参加が包括的にサポートされています ヒューマンワークフローの機能には ロールベースでカスタマイズ可能なワークリストアプリケーション 高度なルーティングや割当てにすぐに使用できるワークフローパターン 広範なサポートの通知とエスカレーションポリシー 使いやすい宣言型のモデル化などが含まれます 作成されるタスクサービスは 複数のビジネスプロセスで再利用できます ワークリストアプリケーションでは 作業の実行を監視および最適化するための様々なレポートが生成されます レポートに含まれる可能性のあるものには 注目する必要のある作業項目 現在の作業負荷と分散 サイクル期間および生産性があります レポートには ユーザープロファイルに基づくデータが含まれています たとえば 監督者のレポートにはスタッフに関するデータが含まれています プロセス図でモデル化されるルーティングに加え Oracle BPM では ヒューマン対ヒューマンのワークフローに適したルーティングのパターンもサポートされています このようなサポートには ある参加者が他の参加者を招待する機能 他の参加者から情報を要求する機能 他の参加者にタスクを委任または再割当てする機能が含まれます 実行時に使用可能なこれらの機能は 場合によっては プロセスモデルで制限を受けることがあります コンテンツインタラクション Oracle BPM では 参加者の間で構造化されたインタラクションと構造化されていないインタラクションの両方を使用できます 参加者によってタスクに追加されたコメントおよび添付ファイルは 他のすべての参加者も使用できるようになります コンテンツ管理システムのドキュメントは 構造化された通信にも使用できます Oracle BPM には ディスカッションフォーラムや他の構造化されていない通信手段 ( チャット IP 電話など ) も導入されています システムインタラクション Oracle Process の実行コンポーネントでは エンドツーエンドのプロセスにおけるシステム統合が包括的にサポートされています このコンポーネントによって サービスとしてシステムを公開し そのサービスを変更の容易なプロセスフローに編成するための標準ベースのプラグアンドプレイインフラストラクチャが提供されます このコンポーネントは 複合アプリケーション (Web サービスの編成 J2EE プロセスフロー ) と 300 を超える接続ソリューションを経由するデータ統合アプリケーションの両方を配信するために使用され B2B コネクタを介してパートナと統合します Oracle Business Activity Monitoring(BAM) BAM は サービスや様々なイベントを監視して 企業 ビジネスプロセス 人およびシステムの状態をリアルタイムで可視化するために使用されます BAM コンポーネントを使用すると 企業幹部は 企業内の様々なサービスやビジネスプロセスにわたる品質保証契約 (SLA) を監視し キーパフォーマンスインディケータ (KPI) を実際のビジネスプロセス自体に関連付け さらに 業務環境が変化した場合に修正措置を実施するためにビジネスプロセスをより迅速かつ効率的に変更できます 業務ユーザーは 非常に効率的なダッシュボードとレポートを迅速に作成できます これらは 数回のクリックのみで詳細情報にドリルダウンする機能を持ち リアルタイムで更新される重要な業務の測定値や KPI を示します また ユーザーは警告を発生させる条件およびルールをモデル化できます Oracle BPA ソリューションの概要 2-3

22 Oracle BPM ソリューション Oracle Business Rules Oracle Business Rules は ビジネスポリシーを取得するためのルール設計ツールおよび推論エンジンです Oracle BPM プラットフォームの Business Rules コンポーネントは 高パフォーマンスの推論に基づくルールエンジンであり 業務ユーザーが宣言的な方法 ( 文対手続き型ロジック ) でビジネスルールを明示的に指定および管理できるようにします ルールエンジンは 業界標準である Rete アルゴリズムに基づいています このアルゴリズムの詳細は を参照してください 2.2 Oracle BPM ソリューション Oracle BPA Suite を Oracle SOA Suite と組み合せて使用すると ビジネスプロセスを継続的に改善するための包括的な閉ループの BPM ライフサイクルが提供されます Oracle BPM ソリューションは Oracle BPA Suite および Oracle SOA Suite で構成されています 図 2-1 Oracle SOA Suite のアーキテクチャ Oracle BPM ソリューションは 次のもので構成されています モデル化 : Oracle Business Process Architect は モデル化を行うコンポーネントです このツールを使用して プロセス 業務データ IT システムおよび組織構造をモデル化できます ビジネスプロセスモデリング記法 (BPMN) モデル イベントプロセスチェーン (EPC) モデルなどの 50 を超えるモデルタイプがサポートされています シミュレーション : Oracle Business Process Simulation は シミュレーションを行うコンポーネントです これによって モデリング担当者は 様々なシナリオに基づいてシミュレーションを実行してプロセスを分析できます シミュレーションを使用して タイミングやコストの分析を行ったり プロセスやリソースのボトルネックを検出できます このツールは プロセスの再設計に使用されます 公開 : Oracle Business Process Publisher は ビジネスプロセスモデルを公開するために使用され プロセスのコンテンツに対してロールベースで対象グループ指向のアクセスを可能にします このツールを使用すると プロセスをポータル上でモデルとして編成および公開できます このツールには 高パフォーマンスのレポート生成機能 およびオンデマンド公開機能が備えられています 実装 : Oracle JDeveloper は BPEL ベースの実行可能プロセスを開発するための統合開発環境 (IDE) です サービスを開発し 複合アプリケーションおよびビジネスプロセスにサービスを編成するために使用されます Oracle JDeveloper では サービスロジックとは独立している認証ポリシー 認可ポリシーおよび暗号化ポリシーをサービスで保護および管理するために Oracle Web Services Manager(OWSM) が使用されます 2-4 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

23 主要な概念および用語 デプロイおよび実行 : Oracle BPEL Process Manager は サービスや様々なイベントを監視して 企業 ビジネスプロセス 人およびシステムの状態をリアルタイムで可視化するために使用されます このツールは 自動タスクおよびヒューマンタスクの両方を作成する場合に使用されます 業務ユーザーまたはビジネスアナリストが管理できる 実行時の動的決定には Oracle Business Rules が使用されます 管理 : Oracle Application Server Control は サービス プロセスおよびシステムを管理する場合に使用されます 監視 : Oracle Business Activity Monitoring(BAM) は サービスや様々なイベントを監視して 企業 ビジネスプロセス 人およびシステムの状態をリアルタイムで可視化するために使用されます 注意 : 現在 Oracle BPM ソリューションは Oracle SOA Suite 11g と組み合されて Oracle BPA Suite 11g として販売されています 2.3 主要な概念および用語 ここでは ビジネスプロセス管理で使用される主要な概念および用語について説明します ビジネスプロセスモデル : 抽象的なビジネスプロセスを表します ビジネスプロセスモデルには 業務に関する定義が含まれています ビジネスプロセスとは 特定の業務要件を実現するための一連の関連アクティビティおよびタスクのことです ビジネスプロセスモデルは 業務のサポートに必要な技術的アーキテクチャから基本的には独立しています ビジネスプロセスモデルにプロセスやアクティビティが含まれていることがありますが これらは 通常 文書化の目的でのみ含まれています 実行可能プロセス : IT によって抽象的なビジネスプロセスに実装の詳細が追加され ビジネスモデルが物理的な実行可能プロセスに変換されます この実行可能プロセスはデプロイおよび監視できます プロセスブループリント : このモデルは ビジネスプロセスモデルと実行可能プロセスで共通のメタデータが含まれている接点となります プロセスブループリントには 業務と IT の両方に関連するアーティファクトのみが含まれています プロセスブループリントでは 業務レベルが要件として使用され それらの要件を満たすための概念的で技術的な手段が示されます 設計は抽象的であるため 様々なテクノロジによる実装が可能です 図 2-2 Oracle BPM ソリューションの概念 Oracle BPA ソリューションの概要 2-5

24 主要な概念および用語 2-6 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

25 3 Oracle BPM のライフサイクル この章では Oracle BPM のライフサイクルについて説明します Oracle BPM には ビジネスと IT の両方の領域を他に類のない深さでサポートする最適なツールが含まれています Oracle BPA Suite は 業務ユーザーを対象とするモデル化ツールです Oracle SOA Suite は IT 開発者を対象とする 実行および監視を行うためのプラットフォームです 以前は アナリストおよび IT にとって最適なツールをまとめる試みは モデル化と実装間におけるラウンドトリップの不具合が原因で失敗していました プロセスモデルは ビジネスから IT への一回限りのハンドオフ用に作成された ビジネス要件の単純な仕様ではありません プロセスモデルは頻繁に変化するビジネス要件に伴って変化し ビジネスプロセスモデルは実装を継続的に表示する必要があります ビジネスプロセスモデルに対する変更は迅速に実装に反映される必要があり 実装の変更がビジネスフローに影響する場合は その変更を再びビジネスプロセスモデルに反映させる必要があります ビジネスプロセスのライフサイクル全体でビジネスと IT を同期させるために アナリストのツールと開発者のツールの間にプロセスブループリントという共有メタモデルが定義されました この独特の方法を使用すると ビジネスと IT の共有プロセス定義が不要になります 図 3-1 に示すように Oracle BPM のライフサイクルは次のフェーズで構成されています 図 3-1 Oracle でのプロセスのアクティブなモデリング手法 BPM のライフサイクルには 次の手順が含まれています 3.1 項 計画および戦略的分析 3.2 項 現在のプロセスフローのモデル化 ( プロセス検出 ) 3.3 項 現在のプロセスモデルのシミュレーションおよび分析 3.4 項 プロセスモデルの公開および参照 3.5 項 プロセスブループリントの生成および IT との共有 3.6 項 JDeveloper でのブループリントの表示 Oracle BPM のライフサイクル 3-1

26 3.7 項 実行可能 BPEL プロセスの作成 3.8 項 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 3.9 項 BPA リポジトリへの BPEL 実行可能プロセスの保存 3.10 項 継続的なプロセスの展開 3.11 項 デプロイおよびテスト 3.12 項 監視および管理 3-2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

27 計画および戦略的分析 3.1 計画および戦略的分析 多くの場合 企業の戦略的計画が定義されるレベルと各部門が日常業務を行うレベルの間にはギャップがあります 戦略的計画は上級管理職の担当であり 通常は 上級管理職に直属の計画部門が策定します 戦略マップは 企業の目的を 企業レベルから明確に定義された業務上の目的にまで反映させる場合に役立ちます その後 業務上の目的を業務機能およびビジネスプロセスにマッピングできます 戦略マップによって ビジネスの戦略的目標に沿った作業の優先順位付け 意思決定の調整および BPM プロジェクトの進行状況の追跡が可能になるため ビジネスと IT の連携が強化されます 戦略マップを使用すると 現在どのプロセスが企業の戦略にとって最も重要であるか どのプロセスを最適化すると最高の投資回収率 (ROI) を得ることができるか およびどのサービスが最もビジネス戦略に沿ったものであるかを明確に理解できるため BPM イニシアチブで非常に有効です 図 3-2 は 企業の戦略的計画の定義の通常のレベルを示しています 図 3-2 企業の戦略的計画の定義 Oracle BPM のライフサイクル 3-3

28 現在のプロセスフローのモデル化 ( プロセス検出 ) 図 3-3 に示すように 多くの場合 戦略マップでは 機能のモデル化 ( 業務機能とコアプロセスのセットとしての業務領域の分解 ) が行われます 図 3-3 戦略マップの定義 3.2 現在のプロセスフローのモデル化 ( プロセス検出 ) BPM プロセスの候補を特定したら 次に 関連する業務機能およびコアプロセスを詳細なプロセスフローに分解します この手順はプロセス検出と呼ばれます この手順では ビジネスアナリストが 業務ユーザーや業務所有者などの様々な関係者と協力してプロセスの多様な側面を把握し ビジネスプロセスモデルを設計します コアプロセスを複数のサブプロセスに分解して プロセスの境界を決定します あるサブプロセスの出力が他のサブプロセスの入力となるように サブプロセスを相互にリンクさせます トップダウン手法とボトムアップ手法を組み合せて使用し エンドツーエンドのプロセス全体を詳細に計画します ビジネスプロセスで再利用する共有ライブラリを作成するために ロール データおよびサービスをモデル化および編成します 3-4 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

29 現在のプロセスフローのモデル化 ( プロセス検出 ) 図 3-4 に プロセスの分解方法を示します 図 3-4 プロセスの分解 プロセスがアクティビティに分解されると アクションを実行するロール ( データが手動で入力されるかコンピュータによって取得されるかに関係なく ) アクティビティに関連する入力データや出力データなど 各アクティビティについて詳細を定義する必要があります プロセスの詳細レベルでは 次の側面が取得されます プロセスフロー相互に依存し関連性を持つ 開始から終了までの一連のアクティビティ アクティビティの説明プロセス手順の説明 ヒューマン対システムデータが手動で入力されるかコンピュータによって取得されるか フォーム業務ユーザーがヒューマンステップを実行するために必要 データフローアクティビティフローの一部としてマップされる各アクティビティの入力および出力 ビジネスルールビジネスプロセスのフローを制御するビジネスポリシーおよび条件 参加者アクティビティに参加する人 グループまたはシステム Oracle BPM のライフサイクル 3-5

30 現在のプロセスモデルのシミュレーションおよび分析 メッセージフロー他のプロセスに対して送受信されるメッセージ シミュレーション様々なアクティビティに関する処理時間 コスト リソース割当てなどのパラメータ ビジネス例外および代替タスクプロセスが中断すると ビジネス例外が作成されます 例外に対処しないと 業務の収益性が低下し 迅速かつ効率的でエラーのないプロセスという構想を組織が実現する際の障害となる可能性があります このため プロセスでビジネス例外が発生した場合にトリガーされる代替タスクをモデル化しておくことが重要です 図 3-5 に プロセスをアクティビティに分解する方法を示します 図 3-5 アクティビティへのプロセスの分解 BPM の反復プロセスが展開されるにつれて 作業者はビジネスプロセスについてより詳しく理解できるようになります 同様に IT はサポートしているビジネスプロセスについてより高度な理解を持つようになります 一方 業務管理者は 自身のニーズをサポートするためのテクノロジの使用方法について理解を深め そのニーズをサポートしている複合アプリケーションの機能に対して 目標とする変更をより適切に提案できるようになります 注意 : プロセスのコンテンツは ビジネスリポジトリに格納されます 複数のユーザーが同時にプロセスのコンテンツにアクセスして作業することができます 同じモデルに対する複数のユーザーの同時アクセスは 暗黙的なチェックインおよびチェックアウト機能によって提供されています 3.3 現在のプロセスモデルのシミュレーションおよび分析 ビジネスプロセスを最適化してリスクの減少と柔軟性の向上を実現するために モデル化に続いてモデルのシミュレーションおよび分析を行います シミュレーションおよび分析は 通常 熟練したビジネスアナリストによって 革新的かつ最適なビジネスプロセスモデルを作成する目的で行われます シミュレーションでは コストおよび時間に関する過去またはリアルタイムの操作データを使用して 現在のモデルのパフォーマンスを測定できます 仮定のシナリオを分析することもできます 時間パラメータは 定数または統計分布によって表示できます 各アクティビティに関するコストおよび時間パラメータに加えて シミュレーションでは 様々なプロセスパスの収益性および予想されるインスタンスの割合を指定できます シミュレーションコンポーネントは ロールベースのシミュレーションを実行して 一連のビジネスプロセスにおけるロールの使用率を確認するためにも使用できます 3-6 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

31 プロセスモデルの公開および参照 動画およびグラフィックを使用したシミュレーションによって 業務ユーザーは次の内容を確認できます 平均サイクル時間 一連のインスタンスに対して算出される平均時間 スループット分析 特定の時間内に処理されるインスタンスの数 アクティビティベースのコスト計算 製品またはサービスの生産および保持にかかる総費用 クリティカルパス 最も時間のかかるパス ウィークポイント リソースの競合が原因でインスタンスがキューに入れられるタスク リソース使用率 プロセス参加者の使用率 図 3-6 に シミュレーションの結果を示します 図 3-6 シミュレーションの結果 3.4 プロセスモデルの公開および参照 参照用に作成されたビジネスプロセスモデルは セキュアなポータルに公開できます このポータルによって 地理的に様々な場所に分散された業務コミュニティに ( シミュレーションの結果を含む ) プロセスのコンテンツへのロールベースのアクセスが提供されます 様々な業務関係者がプロセスのコンテンツを参照してフィードバックを提供できます それらのフィードバックは ビジネスアナリストによってプロセスモデルに反映されます 計画および戦略的分析 および 現在のプロセスフローのモデル化 ( プロセス検出 ) はビジネス主導のアクティビティであり 本質的に反復されることに注意してください Oracle BPM のライフサイクル 3-7

32 プロセスブループリントの生成および IT との共有 3.5 プロセスブループリントの生成および IT との共有 最適なビジネスプロセスモデルを作成した後 そのモデルを IT と共有して実行可能プロセスに変換できます ビジネスプロセスモデルに対して IT との共有準備完了というマークを付けると プロセスブループリントが自動的に生成されます ビジネスプロセスモデルおよびプロセスブループリントは 両方とも Oracle BPA リポジトリに保存されます ビジネスプロセスのプロセスブループリントは BPEL ベースのメタデータ形式であり BPEL 言語の 注釈 サポートが追加されています プロセスアクティビティは IT が指定する必要がある BPEL スコープに変換されます 図 3-7 に ブループリントの生成プロセスを示します 図 3-7 ブループリントプロセス 3.6 JDeveloper でのブループリントの表示 プロセスブループリントは Oracle JDeveloper で開始点として使用されます Oracle JDeveloper では プロセスブループリントが Oracle SOA ランタイムプラットフォーム上にデプロイ可能な実行可能 BPEL プロセスに変換されます IT 開発者は BPA Repository Server に接続することによって 既存のプロセスブループリントから実行可能 BPEL プロセスを作成できます BPEL スケルトンが作成された後 IT 開発者はその BPEL スケルトンに実行の詳細を追加して具体化できます 3.7 実行可能 BPEL プロセスの作成 IT 開発者は ビジネスリポジトリに接続することによってブループリントにアクセスし IT ツール (Oracle JDeveloper の BPEL Designer コンポーネント ) 内から実行可能な BPEL モデルを作成するための開始点としてブループリントを使用します IT 開発者には BPMN に基づくビジネスプロセスを示すブループリントビューおよび実行可能な BPEL モデルを示す BPEL ビューという 2 つのビューが表示されます BPEL Designer によって 標準的な BPEL の保存形式を使用する優れた視覚デザインのパラダイムが提供されます BPEL アーティファクトはブループリントから生成されます ビジネス要件をデプロイの準備がほぼ整った BPEL プロセス定義に直接変換することによって 迅速かつ有意義なプロセスの自動化を促進し 実装で発生するギャップへの対応を軽減します 次の手順では 生成された BPEL スケルトンを完成させて Oracle SOA Suite のランタイムエンジンである BPEL Process Manager の最上位にデプロイします IT 開発者は ビジネスサービスを作成し これらをエンドツーエンドのビジネスプロセスおよび複合アプリケーションと結び付けます 3-8 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

33 監視および管理 3.8 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 通常 ビジネスプロセスモデルの改良は継続的に行われているため 対応する実行可能 BPEL プロセスとの同期を取る必要があります 改良は 開発中に頻繁に行われますが プロセスが本番環境に移行されると頻度が低くなります IT 開発者は BPA Repository Server に接続することによって 現在使用している既存の BPEL プロセスと新しいバージョンのブループリントプロセスモデルをマージできます マージされたモデル内のすべてのアクティビティの実行の詳細は マージ前のものと同じであり IT によって行われた実装の変更は保存されます 3.9 BPA リポジトリへの BPEL 実行可能プロセスの保存 IT 開発者は Oracle JDeveloper から BPA リポジトリに実装の詳細を追加した後 BPEL プロセスを保存できます IT 開発者は 構造全体に対して最小限の変更を行うことができます 既存のスコープ間に新しいスコープを追加することはできますが 業務ユーザーによって作成されたスコープを削除することはできません 削除を試行すると Oracle Business Process Architect で改善提案として業務ユーザーに示されます 業務ユーザーは これらの提案を承認または拒否できます 3.10 継続的なプロセスの展開 IT 開発者とのビジネスプロセスモデルの共有は 一回限りのハンドオフではなく 本質的に反復されます 共有メタデータ ( プロセスブループリント ) によって業務と IT の提携を保持すると同時に 業務はプロセスモデルを継続的に改良および拡充します プロセスの全ライフサイクルにわたり 実行可能なプロセスはビジネスプロセスモデルと同時に進行します IT 開発者は 新しいバージョンのプロセスブループリントの作成時にリアルタイムで警告を受け取り Oracle SOA Suite の BPEL Process Designer コンポーネントを使用しながらプロセスを参照および変更できます 実装されるプロセスが業務ユーザーの予想に確実に一致するように 業務レベルの変更は開発者によって行われたすべての変更に自動的にマージされます IT によって行われた有意義な実装作業は マージプロセス中に保持され 迅速な開発とプロトタイプの作成を促進します また IT 開発者はブループリントビュー内でビジネスフローに変更を加えることができ これらの変更はビジネスリポジトリに実行可能な BPEL モデルが保存される際に Business Architect ツールに反映されます 業務ユーザーは これらの変更を参照して 新しいバージョンを作成するためにビジネスプロセスモデルに組み込むことができます 3.11 デプロイおよびテスト 3.12 監視および管理 IT 開発者は Oracle BPEL Process Manager 上で実行可能プロセスをデプロイおよびテストできます デプロイ済で実行中のプロセスは Oracle Application Server Control を使用して管理し Oracle BAM を使用して監視することができます Oracle BAM は 可視性を確保しパフォーマンスを分析するために リアルタイムの可視性を提供し ビジネスプロセス システムおよび他のソースからリアルタイムにビジネスメトリックを取得します これによって 企業幹部は 実際のパフォーマンスを定期的に測定し 企業の様々なサービスおよびビジネスプロセスにわたる品質保証契約 (SLA) を監視できるようになります このツールによって 必要に応じて キーパフォーマンスインディケータ (KPI) に実際のビジネスプロセスにドリルダウンするオプションを関連付けることができます 業務管理者は ダッシュボードを使用してプロセスのボトルネックおよび遅延を効率的に把握し 業務環境が変化した場合に修正措置を取ることができます Oracle BPM のライフサイクル 3-9

34 監視および管理 図 3-8 に BPA モデルの監視方法および管理方法を示します 図 3-8 BPA モデルの監視および管理 3-10 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

35 4 Oracle BPA メソッドフィルタ この章では Oracle BPA メソッドフィルタについて説明します この章の内容は次のとおりです 4.1 項 Oracle BPA メソッドの概要 4.2 項 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 Oracle BPA メソッドフィルタ 4-1

36 Oracle BPA メソッドの概要 4.1 Oracle BPA メソッドの概要 Oracle BPA Suite には ビジネスプロセス 業務データ ビジネスサービスおよび組織構造をモデル化するための 50 を超えるモデルタイプが含まれています フィルタを使用すると ユーザーに公開されるモデルタイプの数およびモデルタイプ内のオブジェクトを効率的にカスタマイズして絞り込むことができます フィルタは 異なる業務ユーザーに対して異なるビューを作成するために使用できます フィルタは Filter ウィザードを使用して簡単に作成 変更 エクスポートおよびインポートできます Filter ウィザードの使用方法については Business Process Architect のオンラインヘルプを参照してください Oracle BPA Suite には いくつかのフィルタが事前にパッケージされています Oracle BPA メソッドはそのフィルタの 1 つです このメソッドには BPMN や EPC などのモデルタイプのサブセットが含まれており ビジネスプロセス図から優れた BPEL コードを生成するための Oracle SOA モデル化オブジェクトが含まれています Oracle では Oracle SOA Suite とのより緊密な統合が可能になるように 基礎となる ARIS 製品に存在するモデル化オブジェクトが拡張されています ARIS EPC および BPMN メソッドタイプは 自動アクティビティ ヒューマンワークフローアクティビティ 通知アクティビティおよびビジネスルールアクティビティが含まれるように拡張されています 自動アクティビティは システムとのインタラクションを表しており ビジネスサービスおよびその入出力を示します 多くの場合 ビジネスプロセスではヒューマンインタラクションも必要となります ビジネスプロセスに参加するユーザーは ビジネスプロセスのタスクを実行するためのロールおよび権限を持っています ヒューマンワークフローアクティビティは ヒューマン ( 手動 ) タスクを表しています 通知は タスクの状態の変化についてユーザーに警告するために送信されます 通知は 電子メール 電話のボイスメッセージ FAX ページャまたは SMS のいずれかのチャネルを介して送信できます この通知は 通知アクティビティによって取得されます ビジネスルールとは 企業のポリシーを記述した文のことです ビジネスルールエンジンは ビジネスルールを管理および実行するシステムです 通常 ビジネスルールシステムは ルールリポジトリ ルールオーサーおよびルールエンジンで構成されています ルールオーサーでは アプリケーションコードとは個別にビジネスルールを指定できます コードとビジネスルールを分離することによって ビジネスアナリストは グラフィカルツールを使用してビジネスポリシーを迅速に変更できます ルールエンジンでは ビジネスルールが評価され ビジネスプロセスで使用される決定またはファクトが戻されます 通常 ルールは データベースまたはファイルシステム内のルールリポジトリに格納されます Oracle BPA モデル化ツールでのビジネスルールアクティビティは ルールエンジンのルールエディタを使用して定義されたビジネスルールを指すために使用されます 図 4-1 に Oracle BPA メソッドフィルタを示します 図 4-1 Oracle BPA メソッドフィルタ 4-2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

37 Oracle BPA メソッドの概要 BPMN モデルの作成 ビジネスプロセスモデリング記法 (BPMN) 図で使用可能な標準要素に加えて 自動アクティビティ ヒューマンタスク 通知アクティビティ ビジネスルールを追加することもできます 注意 : 後続の項で説明する要素の様々なプロパティダイアログボックスの Business View タブには ビジネスアナリストが様々な要素の詳細を追加するための編集可能なフィールドが含まれています IT View は実装の詳細であり JDeveloper では編集できますが Oracle BPA では読取り専用です 自動アクティビティ自動アクティビティは システムによって自動的に実行されるアクティビティです 注意 : 自動アクティビティは ビジネスサービスの起動 またはビジネスサービスからのビジネスイベントの受信のいずれかを表すことができます 自動アクティビティのプロパティは次のとおりです 標準のプロパティ : 自動アクティビティ Name: 自動アクティビティの一意の名前を入力します Represented by: アクティビティの種類を選択します Empty: このアクティビティには 追加の詳細は指定できません Abstract BPEL activity: 自動アクティビティがサービス起動タイプであるか イベント受信タイプであるかわからないことを指定する場合に選択します Invoke: 自動アクティビティによってビジネスサービスが起動されることを指定する場合に選択します Receive: 自動アクティビティによってビジネスサービスからのイベントが受信されることを指定する場合に選択します Service name: ビジネスサービスを表します ビジネスサービスの名前を入力するか または既存のビジネスサービスを選択します ビジネスサービスは IT システムモデルから参照されます ビジネスサービスは 具体的な WSDL にリンクできます Input: ビジネスサービスの入力メッセージを表します これは業務データです 入力を ( フリーテキストとして ) 入力するか またはプロジェクト内のデータモデルから項目を選択します 業務データは UML クラスおよび具体的な XSD に関連付けることもできます Output: ビジネスサービスの出力メッセージを表します 出力は業務データです 出力 ( フリーテキスト ) を入力するか またはプロジェクト内のデータモデルから項目を選択します 業務データは UML クラスおよび具体的な XSD に関連付けることもできます 標準のプロパティ : センサー定義 注意 : これによって定義される BPEL センサーを使用して 実行時の BPEL のプロセスアクティビティ 変数および障害を監視できます センサー定義は 実行可能なビジネスプロセス内のプローブとなり Business Activity Monitoring のダッシュボードにデータを送信します When to watch: At the Beginning At the End または Exception から選択します What to watch: 変数をカンマで区切って指定します Oracle BPA メソッドフィルタ 4-3

38 Oracle BPA メソッドの概要 Action: 監視条件が満たされた場合にこの BPEL センサーによって実行されるアクションの説明を ( フリーテキストで ) 入力します 一般的なプロパティ Description: フリーテキストのフィールドです このテキストは BPEL 変換時に対応するスコープに注釈として表示されます ヒューマンタスクシステムではなく 人によって実行されるタスクです ヒューマンタスクのプロパティは次のとおりです 標準のプロパティ : ヒューマンタスク Name: ヒューマンタスクの名前を入力します Description/Definition: フリーテキストです このテキストは BPEL 変換時に対応するスコープに注釈として表示されます Priority: タスクの優先順位番号を入力します 優先順位には 1 ~ 5 を指定でき 1 が最も優先順位が高くなります デフォルトでは タスクの優先順位は 1 です Expiration: ヒューマンタスクの有効期間を入力します 有効期間内にユーザーがタスクを実行しなかった場合 そのタスクは管理者にエスカレートされて 管理者が何らかのアクションを実行します 標準のプロパティ : 割当て先 < 名前フィールド >: Add をクリックし Assignees ダイアログボックスでタスクが割り当てられる人の役職を入力または選択します このダイアログボックスでは 次の内容を設定できます Workflow pattern: 割当て先に必要な参加者タイプを選択します * Single approver: この参加者タイプでは 1 人のユーザーがタスクを実行する必要があります 複数のユーザーを含むロールまたはグループにタスクが割り当てられている場合は いずれかのメンバーがタスクを取得して実行する必要があります ユーザーのアクションに基づいて ビジネスプロセスの処理を定義します * Group vote: 複数のユーザーが同時に並行してアクションを実行する必要がある場合に使用します たとえば 従業員の採用において 複数のユーザーが応募者の採用または不採用を投票する場合などです 結果が有効となる投票の割合 ( 過半数 全員一致など ) を指定します * Management chain: タスクを管理チェーン階層内の複数のユーザーにルーティングして承認を求めます タスク参加者を管理チェーンリストまたはユーザーのリストとして指定します * Sequential list of approvers: ワークフローの連続した参加者のリストを作成できます たとえば John Mary Scott の順にドキュメントを参照する必要がある場合 この参加者タイプを使用します これは Management chain 参加者タイプと似ていますが Management chain 参加者タイプではユーザーが組織階層の構成員である点が異なります Sequential list of approvers 参加者タイプでは 任意のユーザーまたはグループのリストを指定できます * FYI assignee: タスクをユーザーに送信し ユーザーからのレスポンスを待機しないでビジネスプロセスを続行する場合に使用します FYI assignee は タスクの結果に直接影響を与えることはできませんが コメントまたは添付ファイルを追加できる場合があります * External routing service: ワークフロー内の参加者を動的に決定する外部ルーティングサービスを構成できます この参加者タイプを指定すると 他のすべての参加者タイプは無視されます 外部ルーティングサービスによって 実行時に参加者タイプ (Single approver Sequential list of approvers Group vote など ) のリストが提供され タスクのルーティングが決定されることが前提となります 4-4 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

39 Oracle BPA メソッドの概要 Assignees: 割当て先のロールを入力または選択します Remark: この割当て先を説明するコメントを ( フリーテキストで ) 入力します 注意 : このフィールドで新しい割当て先を作成するかわりに 組織図に新しい割当て先を追加してからこのプロパティに戻り 組織図に表示される使用可能な項目のリストから割当て先を選択することをお薦めします 拡張プロパティ : ヒューマンタスク Subject: ヒューマンタスクのタイトルを入力します このタイトルは 実行時に Oracle BPEL Worklist アプリケーションでタスクとして表示されます Notification/Reminder: 業務ユーザーが使用する通知またはアラームを指定するための指示を入力します 通知によって ユーザーにタスクが割り当てられたこと またはタスクのステータスが変化したことが示されます タスクアラームは タスクがユーザーに割り当てられるか またはタスクの有効期限が切れたときに送信されます アラームの数およびアラームを通知する間隔も構成できます Allow participants to invite others: タスクの非定型ルーティングです Owner: タスクを所有するロールを入力または選択します ロールは フリーテキストとして入力するか または組織図から選択することができます Task parameters: タスクパラメータとして使用される業務データ項目を入力します Attachment: ヒューマンタスクの一部として使用される添付ファイルの名前を入力します たとえば チェックリストやサインオフドキュメントなどを指定します 拡張プロパティ : 制限アクション制限アクションは 割当て先が実行を禁止されるアクションです 次のいずれかを選択します Show Withdraw Delegate Escalate Request information Push back Reassign Suspend 通知アクティビティ通知を発行します 通知アクティビティのプロパティは次のとおりです 標準のプロパティ : 通知 Name: 通知アクティビティの名前を入力します Channel: Fax Pager または SMS から選択します Receiver: 通知の受信者を入力または選択します Subject: 通知で使用される件名を入力します Text: 通知で使用されるメッセージテキストを入力します Oracle BPA メソッドフィルタ 4-5

40 Oracle BPA メソッドの概要 標準のプロパティ : センサー定義 注意 : これによって定義される BPEL センサーを使用して 実行時の BPEL プロセスのアクティビティ 変数および障害を監視できます センサー定義は 実行可能なビジネスプロセス内のプローブとなり Business Activity Monitoring のダッシュボードにデータを送信します When to watch: At the Beginning At the End または Exception から選択します What to watch: 変数をカンマで区切って指定します Action: 監視条件が満たされた場合にこの BPEL センサーによって実行されるアクションの説明を ( フリーテキストで ) 入力します 拡張プロパティ : 通知 Description/Definition: 通知アクティビティの説明を入力します CC: この通知メッセージのカーボンコピーを送信する有効な電子メールアカウントを入力します BCC: この通知メッセージのブラインドカーボンコピーを送信する有効な電子メールアカウントを入力します Reply to: この通知メッセージの Reply To フィールドで使用する有効な電子メールアカウントを入力します From: システム通知の送信に使用するアカウントにデフォルトで設定するか または通知メッセージの送信元としてカスタムアカウントを入力します Attachment: 通知とともに送信する添付ファイル名を入力します ビジネスルールビジネスプロセスの動作を定義します ビジネスルールエンジンは ビジネスルールを管理および実行するシステムです 通常 ビジネスルールシステムは ルールリポジトリ ルールオーサーおよびルールエンジンで構成されています ルールオーサーでは アプリケーションコードとは個別にビジネスルールを指定できます コードとビジネスルールを分離することによって ビジネスアナリストは グラフィカルツールを使用してビジネスポリシーを迅速に変更できます ルールエンジンでは ビジネスルールが評価され ビジネスプロセスで使用される決定またはファクトが戻されます 通常 ルールは データベースまたはファイルシステム内のルールリポジトリに格納されます ビジネスルールのプロパティは次のとおりです 標準のプロパティ : ビジネスルール機能 Name: ビジネスルールの名前を入力します Rules: ビジネスルールセットを定義する説明を入力します 標準のプロパティ : 入力 ( ファクト ) ビジネスルールの入力として業務データ ( フリーテキスト ) を入力するか またはデータモデル内で業務データを特定して選択します 標準のプロパティ : 出力 ( 監視 ) ビジネスルールの出力として業務データ ( フリーテキスト ) を入力するか またはデータモデル内で業務データを特定して選択します 4-6 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

41 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 標準のプロパティ : センサー定義 注意 : これによって定義される BPEL センサーを使用して 実行時の BPEL プロセスのアクティビティ 変数および障害を監視できます センサー定義は 実行可能なビジネスプロセス内のプローブとなり Business Activity Monitoring のダッシュボードにデータを送信します When to watch: At the Beginning At the End または Exception から選択します What to watch: どの業務データ項目を監視する必要があるかの説明 ( フリーテキスト ) を入力します Action: 監視条件が満たされた場合にこの BPEL センサーによって実行されるアクションの説明を ( フリーテキストで ) 入力します 拡張プロパティ : ビジネスルール機能 Description/Definition: ビジネスルール機能の説明を入力します XSD からのデータ構造のインポート Oracle BPA のデータ構造は XSD ファイルからインポートできます 1. Designer ペインの Explorer tree 内のデータベースノードの下にあるフォルダを選択します 2. メインメニューで SOA Import data structures を選択します Import data structures - Specify source and location ページが表示されます 3. Source フィールドに データ構造の定義を含むソースの XSD ファイルを指定します Location フィールドには場所を示す値が自動的に入力されることに注意してください 4. Next をクリックします Import data structures - Select XSD elements ページが表示されます 5. 技術用語を作成する XSD 要素を選択します 6. Finish をクリックします 4.2 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 Oracle BPA で EPC 図または BPMN 図を表示または編集する場合に Oracle JDeveloper のブループリントエディタでブループリントを使用可能にするには SOA Share Blueprint with IT を選択します これで JDeveloper でブループリントを使用して BPEL プロセスを作成できるようになります JDeveloper でのブループリントエディタの使用方法の詳細は 第 7 章 JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 を参照してください BPEL 変換によって プロセスブループリントおよび関連する BPEL コードのスケルトンが生成されます IT 開発者は ランタイムエンジン (BPEL Process Manager) にデプロイできる実行可能プロセスに BPEL コードを変換する場合 BPEL コードに実装の詳細を追加する必要があります BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換では 次の処理が実行されます BPEL 変換時に 通知サービスがビジネススコープに変換されます ビジネススコープ内には 対応する通知サービス および通知サービスを起動するための BPEL アーティファクトが作成されます BPEL 変換時に ヒューマンタスクがヒューマンワークフローのビジネススコープに変換されます タスクサービスが自動的に生成され タスクサービスを起動するための BPEL Oracle BPA メソッドフィルタ 4-7

42 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 アーティファクトも生成されます Notification/Reminder の注意が ビジネス注釈に変換されます BPEL 変換時に 自動アクティビティがビジネススコープに変換されます BPEL 変換時に ビジネスサービスが Partner Link に変換されます 具体的な WSDL に関連付けられているビジネスサービスの場合は 具体的な Partner Link に変換されます そうでない場合は 抽象的な Partner Link に変換されます Represented by が Invoke に設定されている場合は ビジネススコープ内に起動アクティビティが作成され Partner Link に関連付けられます Represented by が Receive に設定されている場合は ビジネススコープ内に受信アクティビティが作成され Partner Link に関連付けられます センサー定義がビジネス注釈に変換されます BPEL 変換時に XOR AND および OR ゲートウェイが switch 文と case 文に変換されます BPEL 変換時に ビジネスプロセス図内のすべての業務データが変数に変換されます 業務データが XSD に関連付けられている場合は XSD がエクスポートされ 生成された BPEL スケルトンプロセス内の変数が XSD タイプに設定されます そうでない場合は 変数が文字列タイプに設定されます ビジネスルールが決定サービスに変換されます Rules フィールドのフリーテキストがビジネス注釈に変換されます 4-8 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

43 5 BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 この章では BPA クイックスタートサンプルの使用方法について説明します この章の内容は次のとおりです 5.1 項 クイックスタートサンプル BPA プロジェクトの理解 5.2 項 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルの設定 5.3 項 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 5.5 項 Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け 5.6 項 プロセスモデルのシミュレーション 5.7 項 将来のプロセスのモデル化 5.8 項 シミュレーション実験の実行 5.9 項 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-1

44 クイックスタートサンプル BPA プロジェクトの理解 5.1 クイックスタートサンプル BPA プロジェクトの理解 クイックスタートサンプル (OBPA リリース 11 クイックスタート ) は エンドツーエンドのビジネスプロセスのライフサイクル全体について説明することを目的としています このサンプルプロジェクトでは 次のビジネスプロセスライフサイクルタスクについて説明します BPM プロセス候補の戦略的分析および決定 プロセスのモデル化 プロセスの分析 ポータルへのプロセスの公開 プロセスの実装 継続的なプロセスの開発 および業務と情報テクノロジ (IT) の間の双方向の統合 プロセスのデプロイ プロセスの監視 プロセスのライフサイクルにおける様々な段階を簡潔に取り上げるために 業務シナリオは単純化されています 事例では コンピュータ部品および電気製品を販売する架空の企業 Global Company について説明します Global Company は 製品ラインの収益および純利益を増やすことを目標にしています この企業では Oracle BPM ソリューションを使用して この戦略的目標の達成に向けてコアビジネスプロセスを調整することを検討しています 5.2 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルの設定 ここでは 前提条件 およびクイックスタートサンプルを開始する前に実行する必要がある様々なタスクについて説明します この項の内容は次のとおりです 項 製品のインストール 項 データベーススキーマの作成 項 Oracle JDeveloper でのデータベース接続の作成 製品のインストール OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルを開始する前に 次のソフトウェア製品をインストールする必要があります この項の内容は次のとおりです 項 Oracle Database XE(Universal 版 ) のインストール 項 Oracle Business Process Analysis Suite のインストール 項 Oracle Business Process Architect 11gR1 のインストール 項 Oracle JDeveloper のインストール 項 クイックスタートサンプルのダウンロード Oracle Database XE(Universal 版 ) のインストール Oracle Database XE(Universal 版 ) をインストールする必要があります このソフトウェアは 次の場所で入手できます Oracle Database XE Edition のインストールの詳細は Oracle Database Express Edition のインストレーションガイドを参照してください 5-2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

45 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルの設定 Oracle Business Process Analysis Suite のインストール Oracle Business Process Analysis Suite 11g をインストールする必要があります このソフトウェアは 次の場所で入手できます Oracle Business Process Analysis Suite 11g のインストールの詳細は 使用しているオペレーティングシステムの Oracle BPA Suite のインストレーションガイドを参照してください Oracle Business Process Architect 11gR1 のインストール Oracle Business Process Architect をインストールするには 次の手順を実行します 1. ファイル CD1-11.xxxxxx.zip を解凍します 2. OracleBPA.exe から Oracle Business Process Architect をインストールします 3. デフォルトのインストールオプションを選択します Oracle Business Process Architect のインストールの詳細は Oracle BPA Suite のインストレーションガイドの Oracle Business Process Architect のインストールに関する項を参照してください Oracle JDeveloper のインストール Oracle JDeveloper Studio Edition をインストールするには 次の手順を実行します 1. ホスト上の任意の場所に Oracle JDeveloper を解凍します 2. jdeveloper.exe をダブルクリックします Oracle JDeveloper 11g Studio Edition のインストールの詳細は Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloper インストレーション ガイド を参照してください クイックスタートサンプルのダウンロードインストールディレクトリにある samples フォルダから Quickstart.zip ファイルをダウンロードして 作業ディレクトリに展開します データベーススキーマの作成 ここでは OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルを使用する場合に必要となるデータベーススキーマの作成方法について説明します このマニュアルでは JDEV_HOME はコンピュータ内の Oracle JDeveloper がインストールされている場所を示すことに注意してください Oracle Database スキーマをインストールするには 次の手順を実行します 1. データベースに接続し samples フォルダにある build.sql ストアドプロシージャを実行して bpmdemo という名前のユーザーを作成します 2. 次の例に示すように ユーザー bpmdemo としてデータベースに接続します SQL> CONNECT bpmdemo/bpmdemo 注意 : これらのスクリプトを初めて実行した場合にオブジェクトが削除されたため発生する問題は無視してください これらのエラーは オブジェクトの未作成が原因であるため問題ありません BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-3

46 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルの設定 Oracle JDeveloper でのデータベース接続の作成 Oracle JDeveloper でデータベース接続を作成する必要があります Oracle JDeveloper でデータベース接続を作成するには 次の手順を実行します 1. Oracle JDeveloper を起動します 2. ファイル メニューの 新規 をクリックします 図 5-1 に示すように 新規ギャラリ ダイアログボックスが表示されます 図 5-1 新規ギャラリ ページ 3. すべてのテクノロジ タブの 一般 カテゴリで 接続 を選択します 新規ギャラリ ページの右側にある 項目 ペインに 作成可能な様々な接続のリストが表示されます 5-4 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

47 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルの設定 4. データベース接続 を選択してから OK をクリックします 図 5-2 に示すように データベース接続の作成 ページが表示されます 図 5-2 データベース接続の作成 ページ 5. データベース接続の作成 ページで 次の詳細を入力します 接続名 : 接続名 (bpmdemo など ) を入力します 接続タイプ : デフォルト ( Oracle (JDBC) ) をそのまま使用します ユーザー名 : system と入力します パスワード : manager と入力します ドライバ : ドライバのタイプを選択します ホスト名 : ホスト名を入力します SID: SID の値を入力します 6. 接続のテスト をクリックして接続をテストします ステータス ペインに成功メッセージが表示されます 7. OK をクリックします これで データベースサーバー接続が作成されました BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-5

48 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 5.3 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 ここでは OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルプロジェクトの起動方法について説明します この項の内容は次のとおりです 項 Oracle Business Process Architect の起動 項 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルプロジェクトのリストア 項 データベースへのログイン 項 エントリモデルの表示 項 戦略的分析の表示 項 Quote to cash ビジネスプロセスのプロセス参加者の表示 項 Quote to cash プロセスのデータの表示 項 Quote to cash プロセスのサービスの表示 Oracle Business Process Architect の起動 クイックスタートサンプルを起動するには まず Oracle Business Process Architect を起動します Oracle Business Process Architect を起動するには 次の手順を実行します 1. タスクバーの スタート をクリックします 2. すべてのプログラム Oracle BPA Suite 11g を選択して Oracle Business Process Architect 11g をクリックします 図 5-3 に示すように Oracle Business Process Architect 11g のホームページが表示されます 図 5-3 Oracle Business Process Architect 11g のホームページ 5-6 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

49 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルプロジェクトのリストア ここでは OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルプロジェクトのリストア方法について説明します 1. 図 5-4 に示すように Modules ペインで Explorer をクリックします これによって ローカルビジネスリポジトリが起動します 図 5-4 Modules ペイン 注意 : プロセスのメタデータおよび関連するアーティファクトは ビジネスリポジトリ (BPA リポジトリ ) に格納されます ビジネスリポジトリはデータベースであり ローカルまたはリモートのいずれでもかまいません ローカルにデプロイすると Architect( クライアント ) はデータベースに直接接続します リモートにデプロイすると Architect は BPA Repository Server に接続し BPA Repository Server がデータベースに接続します この事例では ローカルにデプロイする場合について説明します 2. ツリービューで LOCAL の前にあるプラス (+) 記号をクリックします データベースが起動されて実行中であることが緑色の三角記号で示されます 3. Modules バーの Administration をクリックしてから データベースのリストア先となるサーバーの名前をクリックします 接続が確立されます 4. サーバーを右クリックし Restore を選択します BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-7

50 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 図 5-5 に示すように Restore Wizard が表示されます 図 5-5 Restore Wizard の Select backup file ページ 5. Select をクリックし クイックスタートサンプルファイルを参照して選択します 6. データベースバックアップファイル (.adb) が格納されているフォルダを選択します 7. リストアするバックアップファイル (OBPA Release 11 Quick Start.adb) を選択して Finish をクリックします 選択したサーバーにデータベースがリストアされます Oracle Business Process Architect でのモデルのリストアの詳細は Oracle BPA Suite Installation Guide を参照してください データベースへのログイン 構成の更新を有効にするには サーバーのすべてのデータベースにログインする必要があります データベースにログインするには 次の手順を実行します 1. 図 5-6 に示すように OBPA Release 11 Quick Start を右クリックし 表示されるメニューの Log in をクリックします 5-8 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

51 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 図 5-6 Login Wizard の起動 Login Wizard が表示されます 2. 図 5-7 に示すように ユーザー名およびパスワードを入力します この例では デフォルトのユーザー名およびパスワードをそのまま使用します デフォルトのユーザー名およびパスワードは それぞれ system および manager です 図 5-7 Login Wizard BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-9

52 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 3. Next をクリックします 図 5-8 に示すように Login Wizard の Select Options ページが表示されます 図 5-8 Login Wizard の Select Options ページ 4. Filter リストから Entire Method を選択して Finish をクリックします これで クイックスタートプロジェクトにログインできました 注意 : フィルタは 表示する情報をフィルタ処理する場合に使用するビューと同様に機能します Entire Method フィルタを選択すると OBPA リリース 11 クイックスタートプロジェクトで使用可能なすべてのメソッドが表示されます エントリモデルの表示 エントリモデルを表示するには Designer ビューを使用する必要があります Designer ビューに移動するには 次の手順を実行します 1. 図 5-9 に示すように View メニューの Modules を選択し Designer をクリックします 図 5-9 Designer ビューの選択 5-10 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

53 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 2. 図 5-10 に示すように Oracle Business Process Architect 11g のページが Designer ビューに表示されます 図 5-10 Designer ビューに表示された Oracle Business Process Architect 11g のページ BPA プロジェクトで使用可能なフォルダは次のとおりです Strategy 業務アーキテクチャに関連する戦略およびアーティファクトを格納します Processes プロセスのアーティファクトを格納します Process Participants ビジネスプロセスに関与するロールおよび組織のアーティファクトを格納します Business Services ビジネスプロセスがアクセスするサービスのアーティファクトを格納します Data プロセスによって使用および生成されるデータのアーティファクトを格納します エントリモデルは Oracle BPA プロジェクトの開始点となります Global Company のエントリモデルを表示するには 次の手順を実行します 1. Global Company Entry model [Structuring model] をダブルクリックします 図 5-11 に示すように Global Company のエントリモデルが表示されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-11

54 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 図 5-11 Global Company のエントリモデル 2. エントリモデルから Global Company のプロセスおよびプロセス関連のアーティファクトに移動できます 戦略的分析の表示 目標図モデルタイプを使用すると 戦略的目標 ( 最上位の目標 ) を 実行可能な業務プロジェクトおよび IT プロジェクトに関連付けることができる より詳細な細分化された目標に分解できます ビジネスプロセスの最適化は 実行可能な業務プロジェクトの 1 つです この戦略的分析によって BPM プロジェクトと戦略的目標がリンクされ 戦略的目標に合わせて BPM プロジェクトが調整されます 戦略的分析を表示するには 次の手順を実行します 1. Global Company のエントリモデルの Strategy ボックスの右下にある FAD アイコンをダブルクリックします 図 5-12 に示すように Global Company の戦略的目標が表示されます 5-12 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

55 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 図 5-12 Global Company の戦略的目標 2. 戦略的目標を確認します Quote to cash ビジネスプロセスのプロセス参加者の表示 クイックスタートプロジェクトには プロセス参加者 ( ロール ) サービス データなどのリソースが事前に入力されています プロセス参加者を表示するには 次の手順を実行します 1. 次の図に示すようにツールバーの Navigation チェックボックスを選択するか または View メニューの Navigation をクリックして OBPA リリース 11 クイックスタートプロジェクトの Navigation ツリーを表示します BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-13

56 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 2. Process Participants フォルダに表示されている Quote to cash roles [Organizational chart] をダブルクリックします 図 5-13 に示すように Quote to cash roles モデルが表示されます 図 5-13 Quote to cash roles モデル Quote to cash roles モデルは プロセス参加者を把握するための組織モデル図です このモデルは 組織の単位およびロール ( 属性 ) を把握するためのコンテナモデルです Quote to cash プロセスには 次のプロセス参加者が関与しています 顧客 顧客は販売見積りの要求を提出し その後 販売見積りを受諾または拒否して 商品の配送を承認します 顧客は 販売見積りが早急に作成されて注文が処理されることを期待しています また 顧客には 見積りまたは注文が滞っている場所を通知する必要があります 販売担当者 販売担当者は 見積りシステムで見積りを作成し 引き続き販売チームとともに見積りを改善して 見積りを販売注文に変換する承認を販売担当役員から得ます 販売担当役員 販売担当役員は 価格を承認し 見積りの内容を検討します 監督者 監督者は 販売注文を承認します 注文処理係 注文処理係は 商品を梱包して発送します また Process Order ビジネスプロセスでの例外も処理します 5-14 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

57 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 Quote to cash プロセスのデータの表示 ビジネスプロセスでは データが生成および使用されます データは 構造化されているデータまたは構造化されていないデータのいずれかになります レガシーアプリケーション パッケージアプリケーション ビジネスプロセス スプレッドシート 個人データベース (Microsoft Access など ) のような様々なソースに保持されます Oracle BPA Architect のデータモデルでは プロセスモデルで使用されるデータが取得されます Data ( Technical Term とも呼ばれます ) オブジェクトは すべての種類の業務情報を表す場合に使用されます このオブジェクトは 最上位のデータの抽象化を表しています Technical Term は ビジネスサービスなどのプロセス手順の入出力を表しています Technical Term モデルタイプは 最も単純な非公式のデータモデルタイプであり Technical Term オブジェクトで構成されています これらのオブジェクトは 一連のリレーションシップから選択することで相互にリンクされています このモデルタイプは 概念データモデルと同義であり ストレージアーキテクチャおよび実装テクノロジとは関係ありません このモデルタイプは 技術部門の関係者と業務部門の関係者の間のコミュニケーションにおいて中心的な役割を果たします Quote to cash プロセスのデータモデルを表示するには 次の手順を実行します 1. ナビゲーションツリーで Global Company フォルダ内の Data フォルダに移動します 2. Data フォルダの前にあるプラス (+) 記号をクリックして Data フォルダを展開します 3. Quote to cash data model [Technical terms model] をダブルクリックします 図 5-14 に示すように Quote to cash data model が表示されます 図 5-14 Quote to cash data model ページ 次に このデータモデル内のデータの一部について説明します Quote Request BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-15

58 BPA クイックスタートサンプルプロジェクトの開始 顧客から Quote Request メッセージが送付されると Process Quote プロセスが起動されます Quote Quote レコードが生成されて Process Quote プロセスで承認されます このレコードには 取引内容 価格情報および顧客と販売担当者の情報が含まれます Order 顧客から要求された製品のリストで 顧客情報 ( 名前 発送先 請求先など ) が含まれます Order レコードは Process Order プロセスで生成されて処理されます Customer Customer レコードには 名前 ID クレジットカード情報 社会保障番号 発送先 請求先などの詳細情報が含まれます Quote to cash プロセスのサービスの表示 Quote to cash プロセスは 次のサービスにアクセスします 顧客サービス (i) 顧客の作成 (ii) 指定された顧客の名前または ID からの顧客の詳細の取得 (iii) 顧客の更新 (iv) 顧客の削除などの操作を含むビジネスサービス 信用格付けサービス 顧客の社会保障番号を指定すると信用格付けを戻すビジネスサービス 注文処理サービス (i) 注文の作成 (ii) 注文の更新 (iii) 注文の削除 (iv) 注文の取消しなどの操作を含むビジネスサービス OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルでは BPA プロジェクトにビジネスサービス 顧客サービス 信用サービスなどのサービスが事前に設定されています この例の注文サービスは ビジネスアナリストが定義する抽象的なサービスであり IT 開発者が作成する必要があります 注文サービスの要件は Quote to cash プロセスによって決定されます ビジネスサービスを表示するには 次の手順を実行します 1. ナビゲーションツリーで Global Company フォルダ内の Business Services フォルダに移動します 2. Business Services フォルダの前にあるプラス (+) 記号をクリックし Business Services フォルダを展開します 5-16 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

59 Global Company の機能分解 3. Global Company Services Map [Application system type diagram] をダブルクリックします 図 5-15 に示すように Global Company Services Map が表示されます 図 5-15 Global Company Services Map ページ 5.4 Global Company の機能分解 ここでは Global Company の機能分解方法について説明します この機能分解方法では 業務領域のアクティビティが機能およびプロセスの階層として表されます この階層は 組織構造からは独立しており どのような組織グループまたは部門が存在するかに関係なく実行する必要がある基本的な機能を表しています 機能またはプロセスは 組織の境界をまたがる場合もあります 機能モデル階層のそれぞれのレベルに 機能の粒度に関する特定の目的があります 下位のレベルになるほど 機能に関する表現が上位のレベルより詳細になります グラフの各ノードには 親が 1 つのみ存在します ( ただし ルートノードは例外であり 親は存在しません ) OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルプロジェクトでの機能分解のレベル数は単なるサンプルであり 個々のニーズに合わせてカスタマイズできます クイックスタート BPA プロジェクトの機能分解のレベルは 次のとおりです 項 レベル 0: 企業マップ 項 レベル 1: 価値連鎖 項 レベル 2: メインプロセス 項 レベル 3: サブプロセス レベル 0: 企業マップ 企業マップは ビジネスプロセス階層全体を指す中心的なエントリポイントです 組織ごとに 1 つのみの企業プロセスマップが存在します これは 企業を構成するプロセスモデルのカタログです 企業プロセスマップは プロセスアーキテクチャのエントリポイントとしての機能を持ち 企業の唯一の最上位プロセスマッピングであると定義されています このプロセスマップは 付加価値連鎖図モデルタイプを使用して表すことができます 選択可能な多くのプロセスがあるため 3 種類の一般的な分類が推奨されています コアプロセス BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-17

60 Global Company の機能分解 管理プロセス ビジネス管理プロセス コアプロセスコアプロセスは 市場に新しい製品およびサービスを投入する場合に使用されます このプロセスは 企業の主なビジネスアクティビティを表しています これらは 市場での組織の差別化を可能にするコアコンピテンスを表しています コアプロセスには 新製品の機会の特定 研究開発の管理 製品の設計と開発 新規市場の開拓を行う販売プロセス マーケティングプロセスおよび開発プロセスが含まれています 管理プロセス管理プロセスには 戦略的計画およびコンプライアンスプロセスが含まれています ビジネス管理プロセス多くの場合 組織内のサポート的役割を果たすプロセスがビジネス管理プロセスです Global Company の事例の企業マップに移動するには 次の手順を実行します 1. Global Company フォルダ内の Process フォルダの前にあるプラス記号をクリックし Process フォルダを展開します Process フォルダが展開されます 2. 図 5-16 に示すように 00-Enterprise Process Map をダブルクリックします 図 Enterprise Process Map のクリック 5-18 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

61 Global Company の機能分解 図 5-17 に示すように Global Company の事例の企業マップが表示されます 図 5-17 Global Company の事例の企業マップ レベル 1: 価値連鎖 企業マップの主な機能領域は さらに詳細な機能領域に分類できます 価値連鎖には 価値の流れを構成するアクティビティ およびそれらのアクティビティと他の機能領域とのインタラクションが示されます 付加価値連鎖図モデルは 価値の流れを表しています 価値の流れとは 企業にとっての価値を創出する一連のアクティビティのことです これは 顧客要件を満たすことを目的として 顧客 ( 外部または内部の顧客 ) に結果をもたらすアクティビティのエンドツーエンドの集まりです 付加価値連鎖図モデルでは 価値の流れと他の企業エンティティ ( データ ロール システムなど ) および他の価値の流れが結び付けられます 価値連鎖について理解するために Global Company の事例について考えてみます 企業マップから Marketing & Sales 機能にドリルダウンできます Marketing & Sales 付加価値連鎖図を表示するには 次の手順を実行します 1. 図 5-18 に示すように Marketing & Sales 付加価値連鎖図をダブルクリックします BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-19

62 Global Company の機能分解 図 5-18 Marketing & Sales 付加価値連鎖図の選択 2. 図 5-19 に示すように Marketing & Sales 付加価値連鎖図が表示されます Marketing & Sales は付加価値連鎖図モデルタイプであり Marketing & Sales 機能領域で価値を創出するプロセスを表すために使用されます 5-20 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

63 Global Company の機能分解 図 5-19 Marketing & Sales 付加価値連鎖図 このレベルでは これらの機能を実行する組織や これらの機能によって生成および使用されるデータや製品などの詳細を表すこともできます また このレベルでは リスクや管理などのビジネスアーティファクトおよび目標を関連付けることもできます レベル 2: メインプロセス 価値の流れの各アクティビティは ビジネスプロセスに分解できます ビジネスプロセスフローを表す場合は ビジネスプロセスモデリング記法 (BPMN) を使用することをお薦めします このレベルは 通常 各プロセス手順がサブプロセスに分解される一連のプロセス手順であるため メインプロセスと呼ばれます レベル 2: メインプロセスを表示するには 次の手順を実行します 1. Marketing & Sales 付加価値連鎖図の Quote to cash プロセスの横にある FAD アイコンをダブルクリックします 図 5-20 に示すように Quote to cash のメインプロセスが Designer ウィンドウに表示されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-21

64 Global Company の機能分解 図 5-20 Quote to Cash のメインプロセス 2. Quote to cash のメインプロセスは 次のサブプロセスで構成されていることに注意してください Customer Inquiry Process Quote Process Order Invoice Customer Inquiry プロセスでは 販売担当者が顧客と連携して顧客の要望を見積りに変換します Process Quote プロセスでは 販売担当者が販売見積り資料を作成して 販売担当役員による承認を得ます 次に 見積りは顧客に送付されて受諾されます Process Order プロセスでは 見積りを基に注文が作成され 顧客の信用情報が確認されて注文が処理されます Invoice プロセスでは 請求書が作成されて 顧客に送付されます レベル 3: サブプロセス メインプロセスのプロセス手順は 多くの場合サブプロセスに分解されます 親プロセスからサブプロセスがコールされると それに対応して新しいサブプロセスのインシデントが起動されます 親プロセスからサブプロセスにデータが渡され ルーティングおよび意思決定に使用されます サブプロセスが完了すると サブプロセスのデータが親プロセスに戻されます たとえば この例で Process Order サブプロセスを表示するには Process Order プロセスの横にある FAD アイコンをクリックします 図 5-21 に示すように Order Booking As-Is Process が表示されます 5-22 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

65 Global Company の機能分解 図 5-21 Order Booking As-Is Process Order Booking As-Is Process モデルには 次の手順が含まれています Create Order Get Customer Information および Get Credit Information という自動の手順 監督者による Approve Order 処理係による Fulfill Order Approve Order 手順には 2 つの結果パスがあります 承認された場合のパスでは Fulfill Order 手順に 承認されなかった場合のパスでは Cancel Order 手順に進みます Order Booking As-Is Process モデルのフローは 次のとおりです 1. Process Quote プロセスからの注文要求によって Process Order のフローが開始されます 2. Order が作成されて注文処理システムに挿入されます これには次の手順が含まれています a. Order の状態は Pending に設定されます b. 入力は Quote で 出力は Order です c. これは自動の手順です d. 注文処理サービスの起動に失敗した場合は 注文処理係が手動で注文処理システムに注文を入力します これは 注文処理サービスが停止している場合またはサービスによって不正なデータエラーが返された場合に発生します e. Quote の顧客情報が Order の Customer フィールドにマップされます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-23

66 Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け 3. 顧客サービスを起動すると 完全な Customer レコードが取得されます これには次の手順が含まれています a. 入力は顧客名で 出力は Customer レコードです b. 顧客サービスの起動に失敗した場合は 注文処理係が手動で顧客情報を入力します これは 顧客サービスが停止している場合または顧客システムに Customer レコードが存在しない場合に発生します 4. 次に 信用格付けサービスが起動されて 信用の確認が行われます これには次の手順が含まれています a. 入力は Customer レコードです b. 出力には 信用格付け情報が含まれます 5. さらに 監督者が手動で注文を承認します 6. 注文が承認されると Fullfill Order プロセスに送信されます これには次の手順が含まれています a. 注文が処理されると プロセスによって注文状態が完了に設定され 電子メールを介して通知が注文書とともに顧客に送信されます b. 注文が承認されなかった場合 注文は取り消され 注文の取消しを知らせる通知が顧客に送信されます 5.5 Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け ここでは 自動のプロセス手順にサービスを関連付ける方法について説明します サービスには技術的な機能および業務上の機能がカプセル化されています また サービスは 明確に定義されたインタフェースとして指定されています サービス実装では サービスのインタフェースが実装されます ビジネスサービスは 業務上の観点からサービスを示す抽象化レイヤーです ビジネスサービスの粒度は低く 1 つの業務上の機能を表しています ビジネスサービスは サービス実装に関連付けられていることも 関連付けられていないこともあります Oracle BPA Suite でのサービス実装は ソフトウェアサービスとも呼ばれ WSDL ファイルの UML モデルによって表されます ビジネスプロセスでの自動プロセス手順は ビジネスサービスおよび特定の操作に関連付けられます 自動プロセス手順では ビジネスサービスを介して基礎となるアプリケーションシステムが起動されます 次のいずれかの方法を使用して サービスを自動プロセス手順に関連付けることができます 項 WSDL ファイルのインポート 項 UDDI 接続の作成 項 WSIL 接続の作成 WSDL ファイルのインポート サービスを自動プロセスに関連付ける方法の 1 つとして ファイルシステムを参照して WSDL ファイルをインポートする方法があります WSDL ファイルをインポートするには 次の手順を実行します 1. ナビゲーションツリーで Global Company フォルダ内の Business Services フォルダを右クリックします メニューが表示されます 2. 図 5-22 に示すように SOA を選択してから Import service description をクリックします 5-24 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

67 Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け 図 5-22 サービスの説明のインポート Import service ダイアログボックスが表示されます 3. 図 5-23 に示すように Import service ダイアログボックスで次の詳細を入力します Name: Customer Service と入力します Service URL: Browse をクリックし CustomerService.wsdl ファイルを選択します このサンプルの WSDL ファイルは Oracle BPA Architect に付属のサンプルフォルダにあります Where do you want to insert the service information?: このフィールドには Global Company 4. Business Servces という値が自動的に入力されます デフォルト値をそのまま使用します Category: これはオプションのフィールドです サービスが属するカテゴリを入力します この例では Customer と入力します Service Capabilities: Add をクリックし サービス機能を追加します この例では 次の機能を追加します Add Customer Delete Customer Get Customer Information Service description: サービスの説明を入力します この例では Customer-related operations と入力します BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-25

68 Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け 図 5-23 Import service ダイアログボックス 4. OK をクリックします 図 5-24 に示すように WSDL のインポートが正常に終了したことを示すメッセージが表示されます 図 5-24 WSDL のインポートが正常に終了したことを示すメッセージ 5. Close をクリックし メッセージボックスを閉じます これで WSDL ファイルが正常にインポートされました Business Services フォルダ内に UML コンポーネント図が作成されていることに注意してください アクセス図はビジネスサービスのモデルであり UML コンポーネント図は関連するソフトウェアサービスのモデルです 6. UML コンポーネント図にアクセスするには Business Services フォルダ内の CustomerService.wsdl [UML Component diagram] をダブルクリックします 図 5-25 に示すように CustomerService.wsdl 図が表示されます 5-26 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

69 Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け 図 5-25 CustomerServices.wsdl UML コンポーネント図 UDDI 接続の作成 サービスを自動プロセスに関連付けるもう 1 つの方法として UDDI 接続を作成する方法があります UDDI 接続を作成するには 次の手順を実行します 1. View メニューの Options をクリックします 図 5-26 に示すように Options ページが表示されます 図 5-26 Options ページ BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-27

70 Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け 2. 左側のペインにあるナビゲーションツリーで Connections を選択します 3. Options ページの右側にある Connections ペインで Add をクリックします 図 5-27 に示すように Connection ページが表示されます 図 5-27 Connection ページ 4. Connection name フィールドに接続の名前 ( myconnection など ) を入力して Next をクリックします 図 5-28 に示すように Connection の Authentication ページが表示されます 図 5-28 Connection の Authentication ページ 5. Authentication ページでは 詳細を指定しないで Next をクリックします 図 5-29 に示すように Connection の Connection ページが表示されます 5-28 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

71 Oracle BPA Architect でのサービスの関連付け 図 5-29 Connection の Connection ページ 6. Connection ページで UDDI のみを選択して 次の詳細を指定します Host name フィールドにホスト名を入力します HTTP Port フィールドにポートの詳細を入力します 7. Next をクリックします 図 5-30 に示すように Connection の Test connection ページが表示されます 図 5-30 Connection の Test connection ページ 8. Test をクリックして接続をテストします 接続に成功した場合 メッセージは表示されません 接続に失敗した場合 エラーメッセージが表示されます 9. Finish をクリックします これで UDDI 接続が作成されました BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-29

72 プロセスモデルのシミュレーション WSIL 接続の作成 サービスを自動プロセスに関連付けるもう 1 つの方法として WSIL 接続を作成する方法があります WSIL 接続を作成するには 次の手順を実行します 項 UDDI 接続の作成 で説明されている手順 1 ~ 5 を実行します 接続名は一意である必要があります このため 手順 4 では UDDI 接続で指定した名前とは異なる接続名を入力します 2. Connection ページで WSIL を選択して 次の詳細を指定します Host name フィールドにホスト名を入力します HTTP Port フィールドにポートの詳細を入力します 図 5-31 に WSIL オプションが選択された Connection ページを示します 図 5-31 Connection の Connection ページ 3. 引き続き 項 UDDI 接続の作成 で説明されている手順 8 ~ 9 を実行します これで WSIL 接続が作成されました 5.6 プロセスモデルのシミュレーション ここでは プロセスモデルのシミュレーションを行う方法について説明します OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルに付属のプロセスモデルは Order Booking As-Is Process と呼ばれます プロセスのシミュレーションは 数値によるプロセス分析です シミュレーションは 次の内容を評価するために実行します スループット分析およびプロセス分析 アクティビティベースのコスト計算 リソースの割当て このため シミュレーションは 次のことを行う場合に役立ちます プロセスの品質とパフォーマンスの改善および最適化 プロセスのコスト削減 5-30 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

73 プロセスモデルのシミュレーション ウィークポイントおよびボトルネックの検出 ベンチマークの作成 および代替プロセスの比較 組織上の変更による影響の数値化 ( 決定と議論のサポート ) アクティビティベースのコスト計算 : 製品またはサービスの実際のコストの特定 ( 収益をもたらす製品またはサービスおよび損失をもたらす製品またはサービスの特定 ) ここでは シミュレーションのメリットおよびパラメータについて説明します また プロセスモデルに対するシミュレーションの作成方法についても説明します この項の内容は次のとおりです 項 シミュレーションのメリット 項 シミュレーションのパラメータ 項 Order Booking As-Is Process モデルのシミュレーション シミュレーションのメリット Oracle BPA Suite のシミュレーションには 次のメリットがあります ビジネスアナリストまたは開発者が想定に基づいて作業し 様々な条件の下で実行されるビジネスプロセスの動作を事前に予測できるようにシミュレーション機能を提供します 特定のプロセスに対して複数のシナリオを定義して 様々な条件について分析する機能を提供します これによって リソースの割当ておよびアクティビティの動作の様々な組合せに基づいて 様々なシミュレーションを作成できます マルチプロセスシミュレーションを実行する機能を提供します リソースの競合の観点から 複数のビジネスプロセスで作業する人に対する影響を把握する必要があるため この機能は重要となります 特定のプロセスバージョンで実行されているインスタンスの実際の実行時間から プロセスのシミュレーションモデルを生成できる双方向のシミュレーション機能を提供します シミュレーションアルゴリズムは 発生した順序でイベントを順次処理できる個別のイベントに基づいています プロセスのシミュレーションでは プロセス内の各アクティビティの実際のコードは実行されません ただし プロセスおよびプロジェクトのシミュレーションモデル内でパラメータを構成することによって ビジネスプロセスの動作を再現できます シミュレーションのパラメータ シミュレーションのパラメータは次のとおりです プロセスレベルこのパラメータには あるプロセスのインスタンスのインスタンス化頻度または発生率 およびそのプロセスで作成されるインスタンスの数と比率が含まれています このパラメータは プロセスの Start イベントで指定されます アクティビティレベルシミュレーションのアクティビティレベルのパラメータは次のとおりです 時間プロパティ これには 処理時間 学習時間およびウォームアップ時間の分布が含まれます コスト これには アクティビティのコストが含まれます ヒューマンステップ BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-31

74 プロセスモデルのシミュレーション これには 各プロセス参加者ロールに割り当てられている人の数 様々な人のシフトカレンダ 休日スケジュールおよび様々な人のスキルレベルが含まれます ロールまたは人は複数のプロセスに割り当てることができるため ロールがプロセス関連タスクを実行する順序を決定するために プロセスの優先順位が使用されます ゲートウェイ ( ルーティング ) これには 各パスの確率が含まれます つまり 様々な経路を通ってルーティングされるインスタンスの確率 ( パーセンテージ ) です Order Booking As-Is Process モデルのシミュレーション ここでは Order Booking As-Is サブプロセスのスループット分析を実行してから クリティカルパスおよびリソースのボトルネックを特定します プロセスモデルの各アクティビティには 様々なシミュレーション属性が存在します プロセスモデルのシミュレーションには 次のタスクが含まれます 項 すべてのアクティビティの処理時間の設定 項 すべてのアクティビティのコストパラメータの設定 項 プロセスの頻度の設定 項 条件付きブランチおよび決定点における確率の設定 項 プロセス参加者に対するシミュレーションのパラメータの指定 項 シミュレーションの実行オプションの構成 項 シミュレーションの実行 項 Order Booking As-Is Process のシミュレーションの結果の分析 すべてのアクティビティの処理時間の設定各アクティビティには 次を表す様々な時間パラメータが関連付けられます 処理時間 これは アクティビティにかかった実際の時間です 待機時間 これは 前のアクティビティが完了してから特定のアクティビティが開始されるまでの待機時間です 学習時間 これは 1 回のみ 特定の回数または毎回のいずれかに設定できる学習時間です シミュレーションのパラメータには アクティビティベースのコスト計算分析を行うための様々なコストベースのパラメータも含まれます すべてのプロセス関連アクティビティに対して時間パラメータを設定するには 次の手順を実行します 1. この例では 図 5-32 に示すように クイックスタートプロジェクトフォルダの Processes フォルダにある Order Processes フォルダ内の Order Booking As Is Process を選択します 5-32 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

75 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-32 Order Booking As Is Process の選択 すべてのアクティビティ ( ヒューマン 自動および通知 ) に対してシミュレーションのプロパティを一度に設定するには 任意のアクティビティを右クリックします 2. Order Booking As Is Process をダブルクリックします 図 5-33 に示すように Order Booking As-Is Process モデルが表示されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-33

76 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-33 Order Booking As-Is Process モデル 3. Order Booking As-Is Process モデルで Create Order を右クリックします メニューが表示されます 4. 図 5-34 に示すように Select Select all of this type を選択します 図 5-34 すべてのアクティビティの選択 関連するすべてのアクティビティが選択されます 5-34 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

77 プロセスモデルのシミュレーション 5. [F8] を押します Attributes ページが表示されます 6. 左側のペインにある Attributes ナビゲーションツリーで Business Simulator attributes を選択します 図 5-35 に示すように プロセス関連アクティビティの属性が表示されます 図 5-35 Attributes ページ : 処理時間の設定 7. すべてのアクティビティの処理時間を設定します 時間の書式は 日 : 時間 : 分 : 秒です この例では すべてのアクティビティの処理時間に対して デフォルトのオプションである Constant が選択されています 図 5-36 に示すように Constant 以外の値を選択して 選択可能な 7 つの統計分布のいずれかを指定できます 図 5-36 選択可能な統計分布のリスト これで すべてのアクティビティに対して処理時間が設定されました すべてのアクティビティのコストパラメータの設定ここでは すべてのアクティビティに対してコストパラメータを設定する方法について説明します BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-35

78 プロセスモデルのシミュレーション すべてのアクティビティに対してコストパラメータを設定するには 次の手順を実行します 項 すべてのアクティビティの処理時間の設定 で説明されている手順 1 ~ 5 を実行します 2. Attributes ページで Costs の下の Total costs を選択します 図 5-37 に示すように すべてのアクティビティのコストパラメータが示されている Attributes ページが表示されます 図 5-37 Attributes ページ : コストパラメータの設定 これで すべてのアクティビティに対してコストパラメータが設定されました プロセスの頻度の設定次の手順では 特定の時間内に予想されるインスタンスの数を指定します プロセスの開始イベントには プロセスのインスタンス化の割合を指定する Frequency 属性があります プロセスの頻度を設定するには 次の手順を実行します 1. Order Booking As-Is Process モデルで Start を選択して [F8] を押します Attributes ページが表示されます 2. Attributes ナビゲーションツリーで Frequency を選択します 図 5-38 に示すように Start イベントの頻度属性が表示されます 5-36 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

79 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-38 Start イベントの頻度属性 3. この例では 日次の頻度が 100 に設定されています 4. ツールバーの Save をクリックしてから Close をクリックして Attributes ページを閉じます これで Start イベントの頻度属性が設定されました 条件付きブランチおよび決定点における確率の設定ヒューマンアクティビティである Approve Order には 2 つの結果パスがあります 成功パス ( すべての注文が承認される場合 ) および例外パス ( どの注文も承認されない場合 ) です 確率パラメータを使用して 成功パスまたは例外パスを選択する場合の可能性を取得します Global Company の事例では 80% の確率で成功パスが選択されます Approve Order アクティビティの確率パラメータを設定するには 次の手順を実行します 1. Not Approved 条件付きブランチを選択して [F8] を押します Attributes ページが表示されます 2. 図 5-39 に示すように Attributes ナビゲーションツリーで Analysis attributes を選択し 注文が承認されない確率として 0.2 と入力します BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-37

80 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-39 Not Approved 条件付きブランチの確率の設定 3. Save Close をクリックします 4. Approved 条件付きブランチを選択し [F8] を押して Attributes ページを開きます 5. Attributes ナビゲーションツリーで Analysis attributes を選択し 注文が承認される確率として 0.8 と入力します パスは相互に排他的です パスが相互に排他的である場合は すべてのパスの確率を合計すると 1 になります これで Approve Order アクティビティの条件付きブランチに確率が設定されました プロセス参加者に対するシミュレーションのパラメータの指定次の手順では Approve Order および Fulfill Order ヒューマンアクティビティの監督者ロールおよび注文処理係ロールに関連付けられる人の数を構成します 注意 : プロセス参加者および属性は ヒューマンアクティビティに関連するロールを指しています たとえば 監督者というロールは プロセス参加者 属性またはロールと呼ぶことができます Global Company のサンプルシナリオでは 1 人の監督者と 3 人の注文処理係が存在します デフォルトで ロールに関わる人の数は 1 に設定されています 監督者ロールに関連付けられる人数の設定監督者ロールに関連付けられる人数を設定するには 次の手順を実行します 1. Order Booking As-Is Process モデルの Approve Order アクティビティの横にある FAD アイコンをダブルクリックします 図 5-40 に示すように Approve Order アクティビティが Design ビューに表示されます 5-38 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

81 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-40 Approve Order アクティビティ 2. Approve Order アクティビティのページで Carries Out アクティビティ ( Approve Order アクティビティと Supervisor を直接結ぶ線 ) を選択します 3. [F8] を押します Attributes ページが表示されます 4. Attributes ナビゲーションツリーで Business Simulator attributes を選択します 5. 図 5-41 に示すように Number of required employees フィールドに 1 と入力します 図 5-41 必要な従業員の数の指定 注意 : Number of required employees フィールドは デフォルトでは空白になっています このフィールドを空白のままにした場合 デフォルトでは値 1 とみなされます ただし 明示的に 1 を指定できます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-39

82 プロセスモデルのシミュレーション 6. Save Close をクリックします これで 監督者ロールの数が 1 に設定されました 注文処理係ロールに関連付けられる人の数の設定注文処理係ロールに関連付けられる人の数を設定するには 次の手順を実行します 1. Order Booking As-Is Process モデルの Fulfill Order アクティビティの横にある FAD アイコンをダブルクリックします 図 5-42 に示すように Fulfill Order アクティビティが Design ビューに表示されます 図 5-42 Fulfill Order アクティビティ 2. Fulfill Order アクティビティのページで Carries Out アクティビティ ( Fulfill Order アクティビティと Fulfillment Clerk ロールを直接結ぶ線 ) を選択します 3. [F8] を押します Attributes ページが表示されます 4. Attributes ナビゲーションツリーで Business Simulator attributes を選択します 5. Number of required employees フィールドに 3 と入力します これで 注文処理係ロールの数が 3 に設定されました シミュレーションの実行オプションの構成シミュレーションのプロセスモデルの構成が完了しました 次の手順では モデルに対してシミュレーションを実行します シミュレーションを実行するには 実行時のパラメータを設定する必要があります シミュレーションの実行時パラメータを設定するには 次の手順を実行します 1. メインメニューで View Options を選択します Options ページが表示されます 2. 図 5-43 に示すように Selection ナビゲーションツリーの Simulation の下にある Models included を選択します Models included セクションが表示されます 5-40 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

83 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-43 シミュレーション用のモデルの選択 3. Assigned processes, up to assignment level を選択し 値を 1 に設定します 4. Simulation の下にある Period を選択します Period セクションが表示されます 5. 図 5-44 に示すように Relative を選択し Duration フィールドで期間を 3 日間に設定します 図 5-44 シミュレーションの期間の設定 BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-41

84 プロセスモデルのシミュレーション 6. Simulation の下にある Statistics を選択します Statistics セクションが表示されます 7. 次のオプションを選択します a. Cumulative statistics の下の次のオプションを選択します - Functions (cumul.)/activities (cumul.) このオプションは Order Booking アクティビティ内の各プロセス手順にかかった時間を計測する場合に選択します - Processes (cumul.) このオプションは 成功したプロセスの数 および途中で終了したプロセスの数を検出する場合に選択します - Human Resources (cumul.) このオプションは 監督者や注文処理係などのヒューマン資源の使用率を確認する場合に選択します - Functional costs/activity costs このオプションは 各プロセスにかかったコストを確認する場合に選択します b. Other Statistics の下の Weak point statistics を選択します このオプションを選択すると プロセス内の処理されずにキューに保持されているインスタンスの数が表示されます 図 5-45 に Statistics セクションで選択する必要があるオプションを示します 図 5-45 シミュレーションの統計の選択 5-42 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

85 プロセスモデルのシミュレーション 8. Simulation の下の Animation オプションで General Animation を選択します General Animation セクションが表示されます 9. 図 5-46 に示すように General Animation セクションで次の手順を実行します a. Activate animation を選択します b. Animation speed を 100% に設定します c. Model selection で Animate open models only を選択します 図 5-46 アニメーションの詳細の指定 10. OK Save をクリックします これで シミュレーションの実行時パラメータが構成されました シミュレーションの実行次の手順では シミュレーションを実行します シミュレーションを実行するには 次の手順を実行します 1. メインツールバーの Start simulation ボタン ( 図 5-47 を参照 ) をクリックします 図 5-47 Start simulation ボタン 図 5-48 に示すように シミュレーションが初期化されたことを示すシミュレーションレポートが Oracle Business Process Architect ウィンドウの下部に表示されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-43

86 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-48 シミュレーションが初期化されたことを示すステータスレポート 2. Play ボタン ( 図 5-49 を参照 ) をクリックし シミュレーションを開始します 図 5-49 Play ボタン 図 5-50 に示すように Start Simulation Options ダイアログボックスが表示されます 図 5-50 Start Simulation Options ダイアログボックス 3. OK をクリックします 注意 : シミュレーションは 後で使用するために保存しておくことができます 属性を変更して複数のシミュレーションを作成し 各シミュレーションの結果を比較および分析して最善の方法を決定できます シミュレーションの結果が表示されます Order Booking As-Is Process のシミュレーションの結果の分析ここでは 様々なアクティビティに費やされた処理時間およびプロセスのスループットを分析する方法について説明します この項の内容は次のとおりです 5-44 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

87 プロセスモデルのシミュレーション Order Booking As-Is Process の処理時間の分析 Order Booking As-Is Process のスループットの分析 Order Booking As-Is Process の処理時間の分析ここでは 3 営業日期間内に送信された 300 のインスタンスで様々なアクティビティに費やされた合計処理時間について説明します 様々なアクティビティに費やされた合計処理時間を分析するには 次の手順を実行します 1. Statistics セクションで Activities (cumul.) タブをクリックします 各手順の統計結果が表示されます 2. 右にスクロールし 図 5-51 に示すように Activities (cumul.) タブの Processing time sum タブ内のすべての値を選択します 図 5-51 すべてのプロセスに費やされた処理時間 Processing time sum タブには 3 営業日期間内に送信された 100 のインスタンスで様々なアクティビティに費やされた合計処理時間が表示されます 3. Processing time sum 列が選択されている状態で 右クリックします 図 5-52 に示すように メニューが表示されます 図 5-52 グラフの選択 4. Generate column chart を選択します 図 5-53 に示すように Chart セクションに 棒グラフが生成されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-45

88 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-53 Order Booking As-Is Process の棒グラフ 図 5-53 は 棒グラフで表された処理時間を示しています グラフからわかるように Approve Order アクティビティにかなりの時間が費やされています Order Booking As-Is Process のスループットの分析ここでは プロセスのスループットを分析する方法について説明します プロセスのスループットを計算するには 次の手順を実行します 1. Statistics セクションで Process (cumul.) タブをクリックします プロセスのスループットが表示されます 2. 次の結果を確認します プロセスのインスタンスの合計数は 301 である 3 日間で完了したプロセスのインスタンスの数は 142 である プロセスの保留中インスタンスの合計数は 156 である 図 5-54 に Order Booking As-Is Process のスループットを示します 図 5-54 Order Booking As-Is Process のスループット シミュレーションの結果から 3 日間の終わりに保留の状態になっている注文の合計数は 156 で 承認された注文は受信した注文の約半数のみであることがわかります また 注文の処理にかかった合計時間は既存の品質保証契約 (SLA) に違反しており 顧客経験価値を低下させています さらに Approve Order プロセスで最もコストがかかっています 様々なバージョンの Order Booking As-Is Process の管理 Oracle Business Process Architect 11g では 複数バージョンのプロセスの作成がサポートされています バージョニングは BPA プロジェクト モデル グループなどのすべてのレベルの粒度で行うことができます 5-46 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

89 プロセスモデルのシミュレーション Oracle Business Process Architect 11g では 新しいバージョンの作成 以前のバージョンの表示 およびバージョン間の比較を行うことができます この項の内容は次のとおりです 項 様々なバージョンの Order Booking As-Is Process モデルの表示 項 新しいバージョンの Order Booking As-Is Process モデルの作成 項 古いバージョンの Order Booking As-Is Process モデルへの移動 様々なバージョンの Order Booking As-Is Process モデルの表示 様々なバージョンの Order Booking As-Is Process を表示するには 次の手順を実行します 1. Explorer モジュールで Order Booking As Is Process モデルを選択します 2. 右側のペインで Versions タブをクリックします 図 5-55 に示すように 4 つのバージョンの Order Booking As-Is Process モデルが表示されます 図 5-55 様々なバージョンの Order Booking As-Is Process モデル 3. 任意のバージョンを右クリックし List information を選択して そのバージョンの変更リスト情報を表示します 図 5-56 に示すように プロセス全体および個別のプロセス手順に対して行われた変更の詳細が示された Properties - Change list ダイアログボックスが表示されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-47

90 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-56 バージョンの変更リストの表示 4. 変更の詳細を確認した後 OK をクリックし Properties - Change list ダイアログボックスを閉じます 5. Order Booking As-Is Process モデルの Versions タブで 任意の 2 つのバージョンを選択します たとえば Order Booking As-Is Process のバージョン 2 およびバージョン 3 を選択します 6. 図 5-57 に示すように 右クリックして Compare を選択します 図 5-57 Order Booking As-Is Process モデルの 2 つのバージョンの比較 Order Booking As-Is Process モデルのバージョン 2 およびバージョン 3 が表示されます 5-48 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

91 プロセスモデルのシミュレーション 7. 図 5-58 に示すように バージョン 3 では Approve Order 手順の後に条件付きブランチがあります 図 つのバージョンの比較 新しいバージョンの Order Booking As-Is Process モデルの作成 プロセスブループリントのバージョンは IT と共有するたびに作成できます 新しいバージョンの Order Booking As-Is Process モデルを作成するには 次の手順を実行します 1. Order Booking As Is Process モデルを右クリックし 表示されるメニューの Version を選択します 図 5-59 に示すように Versioning Wizard が表示されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-49

92 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-59 Versioning Wizard 2. Versioning Wizard の Select models ペインで Order Booking As Is Process モデルを選択してから Next をクリックします Versioning Wizard - Description ページが表示されます 3. Description フィールドにバージョンの説明を入力し Finish をクリックします これで 新しいバージョンの Order Booking As-Is Process モデルが作成されました 古いバージョンの Order Booking As-Is Process モデルへの移動 古いバージョンの Order Booking As-Is Process モデルに移動するには 次の手順を実行します 1. Explorer モジュールで 移動先の Order Booking As-Is Process モデルのバージョンを右クリックします この例では バージョン 2 を選択します メニューが表示されます 2. Open をクリックします 図 5-60 に示すように 選択したバージョンの Order Booking As-Is Process モデルが Designer モジュールに表示されます 5-50 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

93 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-60 古いバージョンの Order Booking As-Is Process モデルの表示 注意 : バージョンのタイトルの前に表示されている鍵のアイコンは このバージョンがロックされていることを示しています 古いバージョンはすべてロックされており 読取り専用になっています 現在のバージョンを古いバージョンにリストアするには 古いバージョンをエクスポートし 現在のバージョンとしてインポートする必要があります シミュレーションレポートの生成 作成したシミュレーションのレポートを生成できます レポートでは シミュレーションの結果が 棒グラフより理解しやすい形式で示されます また 結果に関してより多くの情報が示されます シミュレーションレポートを生成するには 次の手順を実行します 1. Design ビューで Order Booking As-Is Process のすべてのプロセスを選択します 2. Start simulation ボタンをクリックします シミュレーションが初期化されます 3. Start ボタンをクリックし シミュレーションを開始します Start Simulation Options ダイアログボックスが表示されます 4. 図 5-61 に示すように Use current attributes Order booking as normal を選択します BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-51

94 プロセスモデルのシミュレーション 図 5-61 Start Simulation Options ダイアログボックス 5. OK をクリックします シミュレーションが完了します 6. 図 5-62 に示すように SOA メニューの Analyze simulation results をクリックします Analyze Simulation Results ダイアログボックスが表示されます 図 5-62 Analyze simulation results オプションの選択 7. 図 5-63 に示すように Analyze Simulation Results ダイアログボックスで結果の名前を入力してから OK をクリックします 図 5-63 Analyze Simulation Results ダイアログボックス 5-52 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

95 将来のプロセスのモデル化 図 5-64 に示すように シミュレーションレポートが Web ブラウザに HTML ファイルとして表示されます 図 5-64 Order Booking As-Is Process のシミュレーションレポート 5.7 将来のプロセスのモデル化 ここでは 現在のモデル (Order Booking As-Is Process) が持つ欠点に対処する 将来のモデルプロセスを作成する方法について説明します ここでは 将来のモデルを作成して 最適な結果をもたらすようにプロセスを拡張します OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルに付属の将来のモデルプロセスは Order Booking To-Be Process と呼ばれます Order Booking As-Is Process のすべての結果から Approve Order アクティビティで最も多くの時間 リソースおよびコストがかかるため このアクティビティを改善する必要があることがわかりました 次に Approve Order アクティビティを改善するための 2 つの可能な解決策を示します 可能な場合は Approve Order 手順の頻度を低くします これによって このアクティビティにかかるコストおよび時間が削減されるため Order Booking プロセス全体が改善されます 通常のシナリオでは 顧客の 80% は信用格付けが良好であり このような顧客に対して手動で承認を行う必要はありません このような場合は Approve Order 手順の頻度を大幅に低くできます 監督者ロールに関わる人の数を増加させます ただし これはコストの増加を意味します Approve Order 手順の頻度を低くする方がより良い解決策であることは明らかです 格付けの良好な顧客に対して Approve Order プロセスを省略することに加えて ビジネスアナリストおよび他の関係者は 次のビジネスポリシーを考案しました プラチナ顧客の顧客が $10,000 未満の注文を行った場合 手動の承認は不要である ゴールド顧客の顧客が $5,000 未満の注文を行った場合 手動の承認は不要である BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-53

96 将来のプロセスのモデル化 将来のプロセス (Order Booking To-Be Process) のモデル化には 次の手順が含まれています 項 既存の Order Booking As-Is Process モデルからの将来のモデルの作成 項 条件付きブランチおよび決定点における確率の設定 項 シミュレーションの実行 項 Order Booking To-Be Process のシミュレーションの結果の分析 既存の Order Booking As-Is Process モデルからの将来のモデルの作成 ここでは 既存の Order Booking As-Is Process モデルから将来のモデル ( Order Booking To-Be Process モデル ) を作成する方法について説明します OBPA リリース 11 クイックスタートサンプルには 使用可能な作成済の Order Booking As-Is Process モデルが含まれています ここでは 既存の Order Booking As-Is Process モデルから将来のモデル ( Order Booking To-Be Process モデル ) を作成する場合に必要な手順について説明します 表 5-1 は 既存の Order Booking As-Is Process モデルから Order Booking To-Be Process モデルを作成する場合に必要な手順を示しています 表 5-1 将来のモデルを作成するための手順 手順画面 / ページタスク 1 Business Process Architect Business Process Architect Object Properties: Attributes 次のタスクを実行します 1. Processes フォルダ内の Simulation Scenarios フォルダに移動してから Order Booking As Is Process [Business process diagram (BPMN)] を右クリックします 2. Copy オプションを選択します 3. Simulation Scenarios フォルダを右クリックし Paste オプションを選択します Order Booking As Is Process (1)[Business process diagram (BPMN)] が作成されます 4. このプロセスの名前を Order Booking To Be Process に変更します Order Booking To Be Process プロセスを作成した後 次の手順を実行します 1. Order Booking To Be Process プロセスをダブルクリックします Order Booking To Be Process プロセスが Designer ビューに表示されます 2. Supervisor レーンの Get Credit Information の後をクリックし XOR( データ準拠型 ) 記号を貼り付けます ゲートウェイオブジェクトを貼り付けた後 次の手順を実行します 1. ゲートウェイオブジェクトを右クリックし 表示されるメニューの Properties をクリックします Object properties ダイアログボックスが表示されます 2. Name 属性フィールドに Manual Approval Required? と入力します 5-54 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

97 将来のプロセスのモデル化 表 5-1 将来のモデルを作成するための手順 ( 続き ) 手順画面 / ページタスク Object Properties: Add attributes Attribute placement (objects) Business Process Architect Attributes Business Process Architect Name 属性フィールドに名前を入力した後 次の手順を実行します 1. Object properties ダイアログボックスで Format の下の Attribute placement (objects) を選択します 2. Attribute placement (objects) セクションで Add ボタンをクリックします Add attributes ダイアログボックスが表示されます 3. Show maintained attributes only オプションを選択します Manual Approval Required? オブジェクトに関連付けられているすべての属性のリストが表示されます 4. Name を選択してから OK をクリックします Object Properties ダイアログボックスの Placed attributes リストに Name 属性が追加されます Name 属性を配置する場所を選択するには Object Properties ダイアログボックスの Placement セクションの中心にある四角形を選択します 次の手順では Manual Approval Required? ゲートウェイに Yes および No の 2 つの条件付きブランチを追加します 1. 条件付きブランチ Yes および No を表す 2 つの接続記号をクリックして貼り付けます 2. No ブランチを Fulfill Order アクティビティに接続します 3. Yes ブランチを Approve Order アクティビティに接続します 次の手順では Yes 条件付きブランチに属性を指定します 1. Yes ブランチを選択して [F8] を押します Attributes ダイアログボックスが表示されます 2. BPMN 属性セットを選択します 3. Condition 属性フィールドで Expression を選択します 4. Condition expression 属性フィールドに 次の条件を入力します (Customer:status = 'Platinum' and Orders:price > ) or (Customer:status = 'Gold' and Orders:price > 5000) or (Customer:status'!= 'Platinum' and Customer:status'!= 'Gold' ) 5. Close をクリックし Attributes ダイアログボックスを閉じます Order Booking As-Is Process を Order Booking To-Be Process に変換するために Order Booking As-Is Process に対して行った変更を確認します 条件付きブランチおよび決定点における確率の設定 ここでは 手動承認が必要な Approve Order アクティビティに対して確率および条件式を設定する方法について説明します 手動承認が必要な Approve Order アクティビティに対して条件式および確率パラメータを設定するには 次の手順を実行します 1. 図 5-65 に示すように Order Processes フォルダの Simulation Scenarios フォルダの下にある Order Booking To Be Process [Business process diagram] (BPMN) をダブルクリックします BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-55

98 将来のプロセスのモデル化 図 5-65 Order Booking To Be Process の選択 2. 図 5-66 に示すように Order Booking To-Be Process が Designer ビューに表示されます 5-56 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

99 将来のプロセスのモデル化 図 5-66 Order Booking To-Be Process 3. Manual Approved Required? 条件と Approve Order アクティビティとを結ぶ Yes 条件付きブランチを選択します 4. [F8] を押します Assignment ダイアログボックスが表示されます 5. Attributes ナビゲーションツリーで BPMN を選択します 図 5-67 に示すように Yes 条件付きブランチの条件式が右側のペインに表示されます 図 5-67 Approve Order アクティビティの条件式 BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-57

100 将来のプロセスのモデル化 注意 : サンプルでは 図 5-67 に示されている条件式はすでに作成されています ただし 独自の条件式を作成できます 6. Close をクリックし Assignment ダイアログボックスを閉じます これで 一致した場合に手動承認が必要となる条件式が作成されました 7. 手動承認の確率を設定するには Attributes ダイアログボックスで Analysis attributes をクリックします 8. 図 5-68 に示すように Approval Order プロセスの手動承認に設定されている確率は 0.1 です 図 5-68 手動承認の確率の設定 受信した注文のうち 手動承認に送信される注文の確率は 10% のみです 残りの 90% の注文は 直接 Fulfill Order 手順に送信されます 9. Save をクリックしてプロセスを保存します Order Booking To-Be Process モデルの時間およびコストのパラメータが Order booking As-Is Process モデルのパラメータと同じ値に設定されていることに注意してください シミュレーションの実行 項 シミュレーションの実行 で説明されている手順と同じ手順を実行します Order Booking To-Be Process のシミュレーションの結果の分析 ここでは 様々なアクティビティに費やされた処理時間およびプロセスのスループットを分析する方法について説明します この項の内容は次のとおりです Order Booking To-Be Process の処理時間の分析 プロセスのスループットの分析 Order Booking To-Be Process の処理時間の分析ここでは 3 営業日期間内に送信された 300 のインスタンスで様々なアクティビティに費やされた合計処理時間について説明します 5-58 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

101 将来のプロセスのモデル化 様々なアクティビティに費やされた合計処理時間を分析するには 次の手順を実行します 1. Statistics セクションで Activities (cumul.) タブをクリックします 各手順の統計結果が表示されます 2. 右にスクロールし 図 5-69 に示すように Activities (cumul.) タブの Processing time sum タブ内のすべての値を選択します 図 5-69 すべてのプロセスに費やされた処理時間 Processing time sum タブには 3 営業日期間内に送信された 100 のインスタンスで様々なアクティビティに費やされた合計処理時間が表示されます 3. Processing time sum 列が選択されている状態で 右クリックします メニューが表示されます 4. Generate column chart を選択します 図 5-70 に示すように Chart セクションに 棒グラフが生成されます 図 5-70 Order Booking To-Be Process の棒グラフ 図 5-72 は 棒グラフで表された処理時間を示しています グラフからわかるように Approve Order アクティビティにかなりの時間が費やされています プロセスのスループットの分析ここでは プロセスのスループットを分析する方法について説明します プロセスのスループットを計算するには 次の手順を実行します 1. Statistics セクションで Process (cumul.) タブをクリックします プロセスのスループットが表示されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-59

102 シミュレーション実験の実行 2. 次の結果を確認します プロセスのインスタンスの合計数は 301 である 3 日間で完了したプロセスのインスタンスの数は 298 である プロセスの保留中インスタンスの合計数は 0 である 図 5-71 に プロセスのスループットを示します 図 5-71 Order Booking To-Be Process のスループット 完了したプロセスの数が 142 から 298 に増え 改善されていることがわかります また 待機中のプロセスの数も 0( ゼロ ) になっています ただし Order Booking To-Be Process のシミュレーションの結果には Fulfill Order アクティビティにかかった時間とコストが高く 削減する必要があることが示されています 5.8 シミュレーション実験の実行 モデル化およびシミュレーションは 反復されるアクティビティです Fulfill Order に必要な時間を短縮するためにさらなる改良が行われる可能性があり モデル化とシミュレーションで構成されるこのサイクルによって プロセスが継続的に向上します 毎回新しいモデルを作成するのではなく 同じモデルで要素を変更して実験を行うことによって 最適な結果をもたらす適切な要素のセットが明らかになります ここでは シミュレーション実験の実行方法について説明します まず 受信インスタンスのロードおよび注文処理係ロールに関連付けられている人の数を変更します 次に 変更を行った後で表示される 作成されたプロセスの数 完了したプロセスの数 注文処理係の使用率などのレスポンスを選択します シミュレーション実験を開始するには 次の手順を実行します 1. メインメニューの Start simulation experiment ボタンをクリックします 図 5-72 に Start simulation experiment ボタンを示します 図 5-72 Start simulation experiment ボタン 図 5-73 に示すように Experiment Wizard が表示されます 5-60 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

103 シミュレーション実験の実行 図 5-73 Experiment Wizard 2. Experiment with factor variation New experiment を選択します 3. Next をクリックします 図 5-74 に示すように Select database セクションが表示されます 図 5-74 Select database セクション 4. デフォルト値を受け入れてから Next をクリックします 図 5-75 に示すように Select models セクションが表示されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-61

104 シミュレーション実験の実行 図 5-75 Experiment Wizard ページの Select models セクション 5. Models リストで Order Booking To Be Process を選択して Next をクリックします 図 5-76 に示すように Experiment Wizard ページの Select factors セクションが表示されます 図 5-76 Experiment Wizard ページの Select factors セクション 6. Add factor をクリックします 図 5-77 に示すように Select objects ダイアログボックスが表示されます 5-62 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

105 シミュレーション実験の実行 図 5-77 Select objects ダイアログボックス 7. オブジェクトのリストを下にスクロールし Fulfillment Clerk を選択して Add をクリックします 図 5-78 に示すように Select factors セクションに Fulfillment Clerk オブジェクトが追加されます 図 5-78 Fulfillment Clerk オブジェクトの追加 8. Fulfillment Clerk の High 列の値を 6 に変更します 9. 手順 7 を実行して Start オブジェクトを追加します 10. Select factors セクションの Start オブジェクトの値を次のように変更します Attributes リストで Frequency, daily を選択します High 列に 1000 と入力します Step 列に 250 と入力します 図 5-79 に Fulfillment Clerk オブジェクトおよび Start オブジェクトを追加し 値を変更した後の Experiment Wizard ページの Select factors セクションを示します BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-63

106 シミュレーション実験の実行 図 5-79 Experiment Wizard ページの Select factors セクション 11. Next をクリックします 図 5-80 に示すように Experiment Wizard ページの Select responses セクションが表示されます Select responses ダイアログボックスで 必要なレスポンスの種類を指定します 図 5-80 Experiment Wizard ページの Select responses セクション 12. Add model をクリックします 図 5-81 に示すように Select models ダイアログボックスが表示されます 5-64 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

107 シミュレーション実験の実行 図 5-81 Select models ダイアログボックス 13. Order Booking To Be Process を選択してから Next をクリックします 図 5-82 に示すように Experiment Wizard ページの Select responses セクションに Order Booking To Be Process モデルが表示されます 図 5-82 Order Booking To Be Process モデルの追加 14. Add model をクリックし Order Booking To Be Process モデルを再度追加します 15. 図 5-83 に示すように Select responses セクションの Response リストで Order Booking To Be Process モデルの 2 つ目のインスタンスに対して Completed processes を選択します BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-65

108 シミュレーション実験の実行 図 5-83 レスポンスの指定 16. Add object をクリックします Select objects ダイアログボックスが表示されます 17. Fulfillment Clerk を選択してから Add をクリックします Experiment Wizard ページの Select responses セクションに Fulfillment Clerk オブジェクトが追加されます 18. Response リストで Degree of utilization を選択します 図 5-84 に 2 つの Order Booking To Be Process モデルおよび 1 つの Fulfillment Clerk オブジェクトを追加した後の Experiment Wizard ページの Select responses セクションを示します 図 5-84 Experiment Wizard ページの Select responses セクション 19. Next をクリックします Experiment Wizard ページの Select output options セクションが表示されます 20. Select output options セクションで 次の手順を実行します 5-66 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

109 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 Save Output as フィールドに 実験を保存する名前と場所を指定します この例では 実験を OrderBooking_ToBe_Experiment_Results として保存します Display experiment results を選択します Create Statistics を選択します Save experiment をクリックし 指定した様々な要素とともに実験を保存します たとえば OrderBooking_FulfillmentClerk_Frequency_Experiment というファイル名でファイルを保存できます 21. Finish をクリックします 図 5-85 に示すように 実験結果がワークシートとして表示されます 図 5-85 Order Booking To-Be Process の実験結果 これで Approval Order アクティビティの注文処理係ロールにかかる時間およびコストを削減する方法を判断するための様々な要素が指定された Order Booking To-Be Process の実験が作成されました 5.9 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 ビジネスプロセスモデルは抽象的であり 現実化するためには実装する必要があります 業務関係者によって 特定バージョンのプロセスモデルが実装可能になったと判断されると モデルは IT の実装用にマーク付けされて Business Process Repository に保存されます これで Oracle JDeveloper でブループリントを使用して BPEL プロセスを作成できるようになります Oracle JDeveloper でのブループリントエディタの使用方法の詳細は 第 6 章 JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 を参照してください BPEL 変換によって プロセスブループリントおよび関連する BPEL コードのスケルトンが生成されます IT 開発者は ランタイムエンジン (BPEL Process Manager) にデプロイできる実行可能プロセスに BPEL コードを変換する場合 BPEL コードに実装の詳細を追加する必要があります BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換では 次の処理が実行されます BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-67

110 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 BPEL 変換時に 通知サービスがビジネススコープに変換されます ビジネススコープ内には 対応する通知サービス および通知サービスを起動するための BPEL アーティファクトが作成されます BPEL 変換時に ヒューマンタスクがヒューマンワークフローのビジネススコープに変換されます タスクサービスが自動的に生成され タスクサービスを起動するための BPEL アーティファクトも生成されます Notification/Reminder の注意が ビジネス注釈に変換されます BPEL 変換時に 自動アクティビティがビジネススコープに変換されます BPEL 変換時に ビジネスサービスが Partner Link に変換されます 具体的な WSDL に関連付けられているビジネスサービスの場合は 具体的な Partner Link に変換されます そうでない場合は 抽象的な Partner Link に変換されます Represented by が Invoke に設定されている場合は ビジネススコープ内に起動アクティビティが作成され Partner Link に関連付けられます Represented by が Receive に設定されている場合は ビジネススコープ内に受信アクティビティが作成され Partner Link に関連付けられます センサー定義がビジネス注釈に変換されます BPEL 変換時に XOR AND および OR ゲートウェイが switch 文と case 文に変換されます BPEL 変換時に ビジネスプロセス図内のすべての業務データが変数に変換されます 業務データが XSD に関連付けられている場合は XSD がエクスポートされ 生成された BPEL スケルトンプロセス内の変数が XSD タイプに設定されます そうでない場合は 変数が文字列タイプに設定されます ビジネスルールが決定サービスに変換されます Rules フィールドのフリーテキストがビジネス注釈に変換されます Oracle BPA で EPC 図または BPMN 図を表示または編集する場合に Oracle JDeveloper のブループリントエディタでブループリントを使用可能にするには 次の手順を実行します 1. Designer モジュールに移動し Order Booking To Be Process モデルを選択します 2. SOA メニューの Share Blueprint with IT をクリックします 図 5-86 に示すように 検証が必要かどうかの確認を求める Information ダイアログボックスが表示されます 図 5-86 Information ダイアログボックス 3. Yes をクリックします 検証の HTML レポートが Web ブラウザに表示されます この手順によって モデルのセマンティックエラーが自動的に強調表示されるため ユーザーはそのエラーを修正できます 図 5-87 に示すように Share Blueprint with IT ダイアログボックスが表示されます 5-68 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

111 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 図 5-87 Share Blueprint with IT ダイアログボックス 4. Description フィールドにブループリントの説明を入力します たとえば This is the 1st version of the Order Booking To Be プロセスブループリントと入力します 5. OK をクリックします デフォルトでは Asynchronous が選択されることに注意してください この選択をそのまま使用します 図 5-88 に示すように 変換が正常に行われたことを示す Message ダイアログボックスが表示されます 図 5-88 Message ダイアログボックス これで プロセスブループリントおよび関連する BPEL コードのスケルトンを生成する BPEL 変換が作成されました BPA Suite クイックスタートサンプルの使用 5-69

112 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 5-70 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

113 6 Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 この章では 情報テクノロジ (IT) 開発者が Oracle JDeveloper の BPEL Process Designer (IT ツール ) 内のビジネスリポジトリに接続し 5.9 項 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 で共有したビジネスプロセスモデルにアクセスする方法について説明します ビジネスプロセスモデルは BPEL 実装モデルを生成するための開始点として使用されます この章では 前述の章で作成し シミュレーションを実行した BPMN プロセスモデルに基づいて 実行可能な BPEL モデルを生成する方法についても説明します また Oracle JDeveloper で OBPASuite_R11_Quickstart_CompletedBPEL プロセスモデルを操作する手順についても説明します この章の内容は次のとおりです 6.1 項 前提条件 6.2 項 BPEL 実装モデルの表示 6.3 項 Order Booking プロセスの入力メッセージの設定 6.4 項 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 6.5 項 Get Customer Information プロセスの BPEL 実装の理解 6.6 項 Get Credit Information プロセスの BPEL 実装の理解 6.7 項 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 6.8 項 Fulfill Order アクティビティの BPEL 実装の理解 6.9 項 Update_Order スコープの理解 6.10 項 End_2 スコープの理解 Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-1

114 前提条件 6.1 前提条件 ここでは Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセスを実装するための前提条件について説明します ただし 通常は Oracle Business Process Architect に付属の samples フォルダに Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセスが完全に実装されています 次の前提条件は Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセスの作成を最初から行う場合にのみ対応してください samples フォルダにある build.sql スクリプトを実行します これによって Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセスの作成に必要な BPMDEMO スキーマおよび表が作成されます 項 Oracle BPA 接続の作成 の手順に従って BPA 接続を作成します 項 アプリケーションおよび SOA プロジェクトの作成 の手順に従って アプリケーションおよび SOA プロジェクトを作成します 6.2 BPEL 実装モデルの表示 BPEL 実装モデルを開くには samples フォルダにある OBPA_R11_QuickStart_BPEL_ Project.jws ファイルをダブルクリックします Oracle JDeveloper で OBPA_R11_QuickStart_BPEL_Project プロジェクトが開きます 6.3 Order Booking プロセスの入力メッセージの設定 Order Booking プロセスへの入力は PurchaseOrder であり samples フォルダの OrderBookingPO.xsd ファイルに格納されています したがって Order_Booking_To_ Be_ProcessRequestMessage プロセスの入力メッセージは PurchaseOrder タイプに設定する必要があります Order_Booking_To_Be_ProcessRequestMessage プロセスの入力メッセージを PurchaseOrder タイプに設定するには 次の手順を実行します 1. OrderBookingProcess プロジェクトの下に表示されている Order_Booking_To_Be_ Process.bpel をダブルクリックします 図 6-1 に示すように デフォルトでは BPA ビューに Order_Booking_To_Be_ Process BPEL プロセスが表示されます 6-2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

115 Order Booking プロセスの入力メッセージの設定 図 6-1 Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセス : BPA ビュー Oracle JDeveloper ウィンドウの左側の下半分に Order_Booking_To_Be_ Process BPEL プロセスの構造が表示されます 2. 使用可能なビュー メニューの BPEL を選択します 図 6-2 に示すように BPEL ビューに Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセスが表示されます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-3

116 Order Booking プロセスの入力メッセージの設定 図 6-2 Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセス : BPEL ビュー 3. ビュー メニューの 構造 をクリックして Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセスの構造を表示します 4. 図 6-3 に示すように 構造 ウィンドウで Order_Booking_To_Be_ ProcessRequestMessage の下の payload を選択します 6-4 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

117 Order Booking プロセスの入力メッセージの設定 図 6-3 Order_Booking_To_Be_Process BPEL プロセスの構造 5. payload を右クリックし 表示されるメニューの メッセージ パートの編集 をクリックします 図 6-4 に示すように メッセージ パートの編集 - payload ダイアログボックスが表示されます 図 6-4 メッセージ パートの編集 - payload ダイアログボックス 6. 要素 フィールドの末尾にある 要素の参照 アイコンをクリックします タイプ チューザ ダイアログボックスが表示されます 7. タイプ チューザ ダイアログボックスの右上にある 2 つのアイコンの最初のアイコンである スキーマ ファイルのインポート をクリックします 図 6-5 に示すように スキーマ ファイルのインポート ダイアログボックスが表示されます 図 6-5 スキーマ ファイルのインポート ダイアログボックス 8. URL フィールドの末尾にある リソースの参照 アイコンをクリックします SOA リソース ブラウザ ダイアログボックスが表示されます 9. 図 6-6 に示すように OrderBookingPO.xsd を選択して OK をクリックします Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-5

118 Order Booking プロセスの入力メッセージの設定 URL フィールドに値が入力された スキーマ ファイルのインポート ダイアログボックスが表示されます 図 6-6 SOA リソース ブラウザ ダイアログボックス 10. OK をクリックして スキーマ ファイルのインポート ダイアログボックスを閉じます タイプ チューザ ダイアログボックスが再度表示されます 11. 図 6-7 に示すように プロジェクトのスキーマ ファイル フォルダの OrderBookingPO.xsd の下にある PurchaseOrder を選択します 図 6-7 タイプ チューザ ダイアログボックス 12. OK をクリックし タイプ チューザ ダイアログボックスを閉じます 6-6 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

119 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 13. OK をクリックし メッセージ パートの編集 - payload ダイアログボックスを閉じます これで Order_Booking_To_Be_ProcessRequestMessage プロセスの入力メッセージが PurchaseOrder タイプに設定されました 6.4 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 ここでは Create Order プロセスについて説明します Create Order プロセスについて理解するには 次の手順を実行します 項 Create Order プロセスの表示 項 一意の Order ID の取得 項 Order の処理 項 Create_Order スコープ内での Get_Order_Id 埋込みスコープの作成 項 Set_order_id 割当てアクティビティの作成 項 変換アクティビティの作成 Create Order プロセスの表示 ここでは Create Order プロセスに移動して表示する方法について説明します Create Order プロセスを表示するには 次の手順を実行します 1. Create_Order BPEL スコープをダブルクリックします 図 6-8 に示すように Create Order プロセスが表示されます 図 6-8 Create Order プロセス Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-7

120 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 一意の Order ID の取得 ここでは 一意の Order ID を取得する方法について説明します データベースの ORDERS 表に注文情報を入力するには データベースから Order ID を取得しておく必要があります Order ID は データベース順序から生成されます ここでは Order レコードを挿入する前に一意の Order ID を生成する必要があります Order 表は samples フォルダにある BPMDemo スキーマの一部です Order レコードは 事前に作成されたデータベース表に書き込まれます データベースの ORDERS 表に Order 情報を書き込むには Oracle データベースアダプタを使用します データベースアダプタは 実行時に eis/db/bpmdemo 接続を介してデータベースに接続します ( この実行時接続は インストールおよび構成時に事前構成されています ) ORDERS 表に Order 情報を入力するには Order ID 用に一意の識別子を生成する必要があります BPA CD に収録されている完全な BPEL 実装では Order ID 用の一意の識別子がすでに生成されています Order Id 用の一意の識別子を生成するには 次の手順を実行します 1. 図 6-9 に示すように ビュー メニューの コンポーネント パレット をクリックします 図 6-9 ビュー メニューの コンポーネント パレット の選択 Oracle JDeveloper ウィンドウの右側に コンポーネント パレット が表示されます 2. コンポーネント パレット の BPEL サービス から パートナ リンク スイムレーンに パートナ リンク (Web サービス / アダプタ ) をドラッグアンドドロップします パートナ リンクの作成 ダイアログボックスが表示されます 3. サービスの定義 アイコンをクリックします 図 6-10 に示すように アダプタ構成ウィザード の ようこそ ページが表示されます 6-8 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

121 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-10 アダプタ構成ウィザード の ようこそ ページ 4. 次へ をクリックします サービス名 ページが表示されます 5. 図 6-11 に示すように サービス名 フィールドに OrderSequence と入力します 図 6-11 アダプタ構成ウィザード の サービス名 ページ 6. 次へ をクリックします サービス接続 ページが表示されます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-9

122 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 7. 新規データベース接続を作成します アイコンをクリックします データベース接続の作成 ダイアログボックスが表示されます 8. データベース接続の作成 ダイアログボックスで 次の表に示す詳細を入力します フィールド接続名接続タイプユーザー名パスワードホスト名 SID 入力する値 BPAQuickStart Oracle (JDBC) bpmdemo ORACLE localhost XE 9. 接続のテスト をクリックします ステータス ペインに成功メッセージが表示されます 図 6-12 に すべてのフィールドに値が入力された データベース接続の作成 ダイアログボックスを示します 図 6-12 データベース接続の作成 ダイアログボックス 10. OK をクリックします 接続 フィールドに BPAQuickStart 接続が入力され JNDI フィールドに eis/db/bpaquickstart が入力されます 11. 次へ をクリックします 図 6-13 に示すように 操作タイプ ページが表示されます 6-10 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

123 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-13 アダプタ構成ウィザード の 操作タイプ ページ 12. 操作タイプのリストから Pure SQL の実行 を選択し 次へ をクリックします アダプタ構成ウィザード の カスタム ページが表示されます 13. SQL フィールドに次の SQL 文を入力します select order_seq_id_gen.nextval from dual 図 6-14 に示すように XSD フィールドに適切な SQL 文が自動的に入力されます 図 6-14 アダプタ構成ウィザード の カスタム SQL ページ Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-11

124 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 14. 次へ をクリックします 図 6-15 に示すように 詳細オプション ページが表示されます 図 6-15 アダプタ構成ウィザード の 詳細オプション ページ 15. デフォルト値をそのまま使用して 次へ をクリックします 終了 ページが表示されます 16. 終了 をクリックします これで 一意の Order ID をフェッチするデータベースアダプタの定義が完了しました 図 6-16 に示すように すべてのフィールドに値が入力された パートナ リンクの作成 ダイアログボックスが表示されます 図 6-16 パートナ リンクの作成 ダイアログボックス 6-12 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

125 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 Order の処理 ここでは 一意の Order Id をフェッチした後に Order を処理する方法について説明します 一意の Order Id をフェッチしたら 次の手順では ORDERS 表に Order レコードを挿入します これを行うには 別のデータベースアダプタを作成する必要があります この例では Order_Processing_Service データベースアダプタを作成します Order_Processing_Service データベースアダプタを作成するには 次の手順を実行します 項 一意の Order ID の取得 で説明されている手順 1 ~ 4 を繰り返します 2. 手順 5 で Order_Processing_Service と入力します 項 一意の Order ID の取得 で説明されている手順 6 ~ 11 を繰り返します 4. 操作タイプ ページで 表に対して操作を実行 の下の 挿入または更新 ( マージ ) を選択して 表に行を挿入するか または表の行を更新します 5. 次へ をクリックします 表の選択 ページが表示されます 6. 表のインポート ボタンをクリックします 表のインポート ダイアログボックスが表示されます 7. 問合せ をクリックします 図 6-17 に示すように 選択可能 フィールドに BPMDEMO スキーマ内の使用可能な表のリストが表示されます 図 6-17 表のインポート ダイアログボックス 8. ORDERS および ITEMS を選択し 右矢印をクリックして 選択済 ボックスに移動します 9. OK をクリックします データベースアダプタによってこれらの表への書込みが行われます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-13

126 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 10. 問合せのルートデータベース表として ORDERS を選択してから 次へ をクリックします 定義されている 2 つの表のリレーションシップを示す リレーションシップ ダイアログボックスが表示されます 11. 次へ をクリックします 図 6-18 に示すように 属性のフィルタ処理 ダイアログボックスが表示されます 図 6-18 アダプタ構成ウィザード の 属性のフィルタ処理 ダイアログボックス 12. デフォルト値を受け入れてから 次へ をクリックします 詳細オプション ページが表示されます 13. デフォルト値を受け入れてから 次へ をクリックします 終了 ページが表示されます これで 注文を処理するデータベースアダプタが作成されました 14. 終了 をクリックします 図 6-19 に示すように すべてのフィールドに値が入力された パートナ リンクの作成 ダイアログボックスが表示されます 6-14 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

127 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-19 Order プロセスの Partner Link Create_Order スコープ内での Get_Order_Id 埋込みスコープの作成 ここでは Create_Order スコープ内に Get_Order_Id スコープを作成する方法について説明します Get_Order_Id スコープを作成するには 次の手順を実行します 1. Create_Order スコープを展開します 2. コンポーネント パレット で ドロップダウンメニューの BPEL アクティビティとコンポーネント を選択し スコープ アイコンを Create_Order スコープ内にドラッグアンドドロップします 3. 新しいスコープに Get_Order_Id という名前を付けます 4. Create_Order スコープ内の空の Create_Order アクティビティを削除します 5. Get_Order_Id スコープを展開し Get_Order_Id スコープ内の起動アクティビティを アクティビティをここにドロップ 領域にドラッグアンドドロップします 6. 起動アクティビティの左側にある矢印を使用して 起動アクティビティで OrderSequence サービスを指します 起動の編集 ダイアログボックスが表示されます 7. 入力 フィールドの末尾にある 入力変数の自動作成 アイコンをクリックします 変数の作成 ダイアログボックスが表示されます 8. 図 6-20 に示すように Get_Order_Id_OrderSequence_InputVariable と入力してから OK をクリックします 図 6-20 変数の作成 ダイアログボックス 9. 入力 フィールドの末尾にある 出力変数の自動作成 アイコンをクリックします Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-15

128 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 変数の作成 ダイアログボックスが表示されます 10. Get_Order_Id_OrderSequence_OutputVariable と入力してから OK をクリックします 図 6-21 に すべての詳細を入力した後の 起動 ダイアログボックスを示します 図 6-21 起動 ダイアログボックス これで Get_Order_Id 起動アクティビティが作成されました Set_order_id 割当てアクティビティの作成 ここでは 一意の Order ID を割り当て 注文サービスへの入力として設定します このアクティビティでは データベースに挿入する次の 2 つの値が作成されます Get_Order_Id 起動アクティビティから戻された Order ID が設定されます 注文の状態は 保留中 に設定されます Set_order_id 割当てアクティビティを作成するには 次の手順を実行します 1. コンポーネント パレット から Create_Order スコープの Get_Order_Id 起動アクティビティの下に 割当て アクティビティをドラッグアンドドロップします 2. 割当てアクティビティの名前を set_order_id に変更します 3. 割当て アクティビティをダブルクリックします 割当て ダイアログボックスが表示されます 4. 図 6-22 に示すように 一般 タブの 名前 フィールドに set_order_id と入力します 6-16 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

129 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-22 割当て ダイアログボックス 5. 割当て ダイアログボックスの コピー操作 タブをクリックします 6. 図 6-23 に示すように プラスアイコンをクリックして 表示されるメニューの コピー操作 をクリックします 図 6-23 コピー操作 の選択 コピー操作の作成 ダイアログボックスが表示されます 7. 図 6-24 に示すように From セクションで変数 NEXTVAL を選択し To セクションで変数 ID を選択します Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-17

130 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-24 コピー操作の構成 8. OK をクリックします 9. プラス (+) アイコンをクリックして 表示されるメニューの コピー操作 をクリックし 別のコピー操作を作成します 10. From セクションで タイプ ドロップダウンメニューの 式 を選択します 11. 式 セクションに "Pending"( 二重引用符で囲む ) と入力します 12. 図 6-25 に示すように To セクションで OrderInfo の下の OrderComments を選択します 6-18 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

131 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-25 コピー操作の作成 ダイアログボックスでの式の作成 13. OK をクリックします 14. OK をクリックして 割当てアクティビティを完了します これで set_order_id 割当てアクティビティが作成されました 図 6-26 に set_ order_id アクティビティのすべての詳細が入力された 割当て ダイアログボックスを示します 図 6-26 set_order_id 割当てアクティビティの作成 Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-19

132 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 データベースへの Order 情報の挿入 次の手順では データベースに Order 情報を挿入する起動アクティビティを作成します 起動アクティビティを作成するには 次の手順を実行します 1. コンポーネント パレット の BPEL サービス メニューから set_order_id 割当てアクティビティの下に 起動 をドラッグアンドドロップします 2. 起動 スコープをダブルクリックします 起動 ダイアログボックスが表示されます 3. 起動アクティビティで Order_Processing_Service Partner Link を指します 起動の編集 ダイアログボックスが表示されます 4. 名前 フィールドに Create_Order と入力します 5. パートナ リンク フィールドには 自動的に Order_Processing_Service と入力されます デフォルト値をそのまま使用します 6. 操作 フィールドには デフォルトで Merge と入力されます デフォルト値をそのまま使用します 7. 入力 フィールドの末尾にある 入力変数の自動作成 アイコンをクリックします 変数の作成 ダイアログボックスが表示されます 8. 図 6-27 に示すように 名前 フィールドに Create_Order_merge_InputVariable と入力してから OK をクリックします 図 6-27 変数の作成 ダイアログボックス 起動の編集 ダイアログボックスが再度表示されます 9. 起動の編集 ダイアログボックスで OK をクリックします これで データベースに Order 情報を挿入する起動アクティビティが作成されました 図 6-28 に すべての詳細を入力した後の 起動の編集 ダイアログボックスを示します 6-20 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

133 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-28 起動の編集 ダイアログボックス 変換アクティビティの作成 受信する Purchase Order の詳細を Order レコードにマッピングする必要があります 作成されたこの注文に関するデータが データベースに書き込まれる必要があります データベースに書き込まれるデータは 特定の形式である必要があります ( たとえば フィールドの名前はデータベース列と同じ名前である必要があります ) ただし BPEL プロセスのデータは形式が異なっています このため 変換を実行して 既存のデータをデータベースで要求される形式に変更する必要があります 変換は一般的な処理です 様々なサービスを起動してそれらのサービス間でデータを移動する場合 ほとんどのデータのデータ形式は異なっているためです この変換アクティビティでは TransformOrder.xsl というファイルを作成して 受信注文情報をスキーマにマッピングします 変換アクティビティを作成するには 次の手順を実行します 1. コンポーネント パレット から set_order_id 割当てアクティビティと Create_Order 起動アクティビティの間の空のスコープに 変換 アクティビティをドラッグアンドドロップします 2. 変換 アクティビティをダブルクリックします 変換 ダイアログボックスが表示されます 3. 図 6-29 に示すように 一般 タブの 名前 フィールドに Assign_Create_Order_ Input と入力します Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-21

134 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-29 変換 ダイアログボックスの 一般 タブ 4. トランスフォーメーション タブで 次の詳細を指定します a. 作成 ボタンをクリックして ソース変数を指定します ソース変数 ダイアログボックスが表示されます b. ソース変数 メニューでは デフォルトで inputvariable が選択されています ここでは 選択されているデフォルトをそのまま使用します c. デフォルトでは ソース パート フィールドの値は Payload です ここでは デフォルト値をそのまま使用します d. OK をクリックします 変換 ダイアログボックスの 変換 タブが ソースの詳細が入力された状態で再度表示されます e. ターゲット変数 メニューで Create_Order_merge_InputVariable を選択します f. ターゲット パート フィールドには 自動的に OrdersCollection と入力されます g. マッピングの参照 ボタンをクリックして Transformation_1.xsl ファイルを検索します SOA リソース ブラウザ ダイアログボックスが表示されます h. 図 6-30 に示すように Transformation_1.xsl を選択して OK をクリックします 6-22 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

135 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-30 SOA リソース ブラウザ ダイアログボックス マッパー ファイル フィールドには マッパーファイル名が入力されます i. 変換 ダイアログボックスで OK をクリックします Oracle JDeveloper ウィンドウでデータマッピングツールが開きます 図 6-31 に すべての詳細を指定した後の 変換 ダイアログボックスを示します 図 6-31 変換 ダイアログボックスの トランスフォーメーション タブ 5. データマッピングツールで ソース側の OrderInfo およびターゲット側の Orders を展開して 表 6-1 に示す単純なマッピングを作成します Oracle JDeveloper のデータマッピングツールでは 左の列にソース側 右の列にターゲット側が示されます ソース側からターゲット側にラベルをドラッグアンドドロップして 単純なマッピングを作成します Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-23

136 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 表 6-1 OrderInfo から Orders へのデータのマッピング ソース client:soaorderbookingprocessrequest > po:purchaseorder po:custid po:id po:orderitems po:orderinfo > po:orderdate po:orderinfo > po:orderprice po:orderinfo > po:orderstatus po:orderinfo > po:ordercomments ターゲット > OrdersCollection > Orders custid ordid itemscollection orderdate price status comments 図 6-32 に OrderInfo から Orders へのマッピングを完了した後の Oracle JDeveloper ウィンドウのデータマッピングツールを示します 図 6-32 OrderInfo から Orders へのデータのマッピング 6. 注文のすべての項目を処理するには 次の手順を実行して XSL ファイルの for-each 要素を作成します a. Oracle JDeveloper ウィンドウのターゲット側で itemscollection および 項目 を展開します b. 図 6-33 に示すように コンポーネント パレット で XSLT コンストラクト メニューを選択します 6-24 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

137 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-33 コンポーネント パレット の XSLT コンストラクト c. XSLT コンストラクト メニューの for-each をターゲット側の 項目 にドラッグアンドドロップします 図 6-34 に示すように ターゲット側の itemscollection と 項目 の間に for-each ラベルが表示されます 図 6-34 for-each ラベル d. データマッピングツールのソース側で po:orderitems および po: Item を展開します Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-25

138 Create Order プロセスの BPEL 実装の理解 e. ソース側の po:item をターゲット側の for-each にドラッグします ソース側の po:item とターゲット側の for-each 項目を結ぶ線が表示されます f. 表 6-2 に従って 項目フィールドをマッピングします 表 6-2 詳細のマッピング ソース > client:soaorderbookingprocessrequest > po:purchaseorder > po:orderitems > po:item po:productname po:partnum po:price po:quantity ターゲット > OrdersCollection > Orders > itemscollection > for-each > Items productname partnum price quantity 7. ターゲット側の itemid を position() 関数にマッピングします 8. ファイル をクリックしてから すべて保存 をクリックして Transformation_ 1.xsl ファイルを保存します これで ソースとターゲットの間でのデータのマッピングが完了しました 図 6-35 に 変換アクティビティのマッピングが完了したデータマッパーを示します 図 6-35 変換アクティビティのマッピング これで Order_Booking_To_Be_Process の Create Order アクティビティが完了しました 6-26 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

139 Get Customer Information プロセスの BPEL 実装の理解 6.5 Get Customer Information プロセスの BPEL 実装の理解 ここでは Get_Customer_Information プロセスの BPEL 実装について説明します この Get_Customer_Information スコープは CustomerSvc サービスを起動して 顧客に関する情報を取得します このプロセスの入力の一部には CustID と呼ばれるフィールドがあり 購入を行った顧客の ID が入力されます ただし 購入商品の発送先 購入代金請求のためのクレジットカード情報などの顧客に関するその他の情報も必要となります クレジットカードの詳細は データベース内の顧客のアカウント情報の一部です この情報はプロセスには渡されませんが 受信する Purchase Order レコードの CustID があるため この情報を取得できます クレジットカード情報を取得するには 顧客 ID を入力するとその顧客に関する情報を戻すサービス CustomerSvc を起動します BPEL プロセスでは このデータが後で使用されます 図 6-36 に Order_Booking_To_Process サンプルの完了した Get_Customer_ Information プロセスを示します 図 6-36 Get Customer Information プロセス Get_Customer_Information プロセスの BPEL 実装には 次の項で説明するアクティビティが含まれています 項 Invoke_Get_Customer_Information 起動アクティビティ 項 Assign_Get_Customer_Information_Input 割当てアクティビティ Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-27

140 Get Credit Information プロセスの BPEL 実装の理解 Invoke_Get_Customer_Information 起動アクティビティ Invoke_Get_Customer_Information 起動アクティビティの設計を参照するには このアクティビティをダブルクリックします 図 6-37 に Invoke_Get_Customer_Information 起動アクティビティを示します 図 6-37 Invoke_Get_Customer_Information 起動アクティビティ Invoke_Get_Customer_Information 起動アクティビティは CustomerService Partner Link にアクセスし findcustomerbyid 操作を起動します この操作は Assign_ Get_Customer_Information_Input 割当てアクティビティで割り当てられている顧客 ID を使用して起動されます 操作の結果は GetCustomerOutput 変数に格納されます Assign_Get_Customer_Information_Input 割当てアクティビティ Assign_Get_Customer_Information_Input 割当てアクティビティの設計を参照するには このアクティビティをダブルクリックします この割当てアクティビティでは findcustomerbyid 操作に顧客 ID が割り当てられます Assign_Get_Customer_Information_Input 割当てアクティビティでは GetCustomerInput 変数に顧客 ID 情報が割り当てられます この変数は Invoke_Get_ Customer_Information 起動アクティビティの入力変数として使用されます 注意 : Oracle JDeveloper の デザイナ ページでは 割当てアクティビティは起動アクティビティの前に配置されていますが 最初に起動アクティビティが作成されてから割当てアクティビティが作成されます 6.6 Get Credit Information プロセスの BPEL 実装の理解 ここでは Get Credit Information プロセスの BPEL 実装について説明します Get_Credit_Information スコープでは ValidateCredit Partner Link のインタフェースとなる ValidateCredit Partner Link が使用されます 図 6-38 に Order_Booking_To_Be_Process サンプルの完了した Get_Credit_ Information プロセスを示します 6-28 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

141 Get Credit Information プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-38 Get_Credit_Information プロセス Get_Credit_Information プロセスには 次の項で説明するアクティビティが含まれています 項 Invoke_Get_Credit_Information 起動アクティビティ 項 Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティ Invoke_Get_Credit_Information 起動アクティビティ Invoke_Get_Credit_Information 起動アクティビティの設計を参照するには このアクティビティをダブルクリックします 図 6-39 に Invoke_Get_Credit_Information 起動アクティビティを示します 図 6-39 Invoke_Get_Credit_Information 起動アクティビティ Invoke_Get_Credit_Information 起動アクティビティは ValidateCredit Partner Link にアクセスし VerifyCC 操作を起動します VerifyCC 操作は クレジットカードの種類および番号を使用して信用格付けを取得する場合に使用します Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-29

142 Get Credit Information プロセスの BPEL 実装の理解 Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティ Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティでは クレジットカード番号情報およびクレジットカードの種類の情報が割り当てられます Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティは クレジットカードの番号および種類 (findcustomerbyid 操作を使用して CustomerSvc Partner Link から取得された番号および種類 ) を validatecreditinput 変数にコピーします Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティには 図 6-40 に示すように 2 つのコピー操作が含まれています 図 6-40 Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティ 図 6-41 に Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティの最初のコピー操作を示します 6-30 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

143 Get Credit Information プロセスの BPEL 実装の理解 図 6-41 Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティ : コピー操作 図 6-42 に Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティの 2 番目のコピー操作を示します 図 6-42 Assign_GetCredit_Input 割当てアクティビティ : コピー操作 Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-31

144 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 6.7 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 ここでは Manual_Approval_Required アクティビティの BPEL 実装について説明します Manual_Approval_Required アクティビティには 次の項で説明するアクティビティが含まれています 項 Approve Order ヒューマンタスク 項 はい スイッチまたは いいえ スイッチ Approve Order ヒューマンタスク ここでは Approve Order ヒューマンタスクについて説明します この項の内容は次のとおりです 項 Approve Order ヒューマンタスクの表示 Approve Order ヒューマンタスクの表示 Approve Order ヒューマンタスクを表示するには 次の手順を実行します 1. Oracle JDeveloper で Manual_Approval_required スコープを開きます 図 6-43 に示すように Manual_Approval_required スコープ内のアクティビティが表示されます 図 6-43 Manual_Approval_Required スコープ 2. Approve_Order_1 ヒューマンタスクをダブルクリックします 6-32 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

145 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-44 に示すように ヒューマン タスク ダイアログボックスが表示されます 図 6-44 ヒューマン タスク ダイアログボックス ヒューマン タスク ダイアログボックスには 次の詳細が表示されます タスク定義 : Approve_Order タスクのタイトル : Approve Order タスク パラメータ : Purchase order Approve Order ヒューマンタスク定義の表示および理解 Approve Order タスク定義を表示するには ヒューマン タスク ダイアログボックスで タスク定義 フィールドの末尾にある タスク定義の編集 アイコンをクリックします 図 6-45 に示すように Approve Order タスク定義のページが表示されます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-33

146 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-45 Approve Order ヒューマンタスクの定義 Approve Order タスク定義のページには 次のセクションが含まれています ヒューマン タスク パラメータ 割当ておよびルーティング ポリシー ヒューマン タスクこのセクションでは タイトル フィールドにタイトル 説明 フィールドにタスクの説明が入力されています パラメータこのセクションは Approve Order ヒューマンタスクのパラメータで構成されています タスクパラメータを表示するには パラメータ セクションの タスク パラメータの編集 アイコン ( 鉛筆アイコン ) をクリックします 図 6-46 に示すように タスク パラメータの編集 ダイアログボックスが表示されます 6-34 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

147 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-46 タスク パラメータの編集 ダイアログボックス Approve Order タスクのパラメータのタイプは Purchaseorder です 割当ておよびルーティング ポリシー割当ておよびルーティングポリシーを表示するには Stage1.SingleApprover を選択して 編集 ボタン ( 鉛筆アイコン ) をクリックします 図 6-47 に示すように 参加者タイプの編集 ダイアログボックスが表示されます 図 6-47 参加者タイプの編集 ダイアログボックス 参加者タイプは 単一 であり 参加者名は Supervisor であることに注意してください Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-35

148 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 はい スイッチまたは いいえ スイッチ Approve Order プロセスでは タスクの結果が APPROVE の場合と REJECT の場合の 2 つのパスが考えられます 承認 の決定の分岐を展開してスイッチを表示します 図 6-48 に示すように Approve Order の決定の分岐が表示されます 図 6-48 Approve Order の決定の分岐 条件式を表示するには 条件式の表示 ボタンをクリックします 図 6-49 に示すように 条件式が表示されます 図 6-49 条件式 ダイアログボックス 承認 スイッチには 次のスコープが含まれています 項 Cancel_Order スコープ 項 End スコープ 6-36 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

149 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 Cancel_Order スコープ Cancel_Order スコープを展開して表示します このスコープには 次のアクティビティが含まれています Cancel_Order 起動アクティビティ Assign_Cancel_Order_Input 割当てアクティビティ Cancel_Order 起動アクティビティ Cancel_Order 起動アクティビティは Order_Processing_Service Partner Link にマップされています Cancel_Order 起動アクティビティの詳細を表示するには 次の手順を実行します 1. Cancel_Order 起動アクティビティをダブルクリックします 図 6-50 に示すように 起動 ダイアログボックスが表示されます 図 6-50 起動 ダイアログボックス 入力は Cancel_Order_merge_InputVariable 操作は merge であることに注意してください Assign_Cancel_Order_Input 割当てアクティビティ Assign_Cancel_Order_Input 割当てアクティビティを表示するには 次の手順を実行します 1. Assign_Cancel_Order_Input 割当てアクティビティをダブルクリックします 図 6-51 に示すように 割当て ダイアログボックスが表示されます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-37

150 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-51 割当て ダイアログボックス 2. 最初のコピー操作を選択してから 編集 ボタンをクリックします 図 6-52 に示すように コピー操作の編集 ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスには Create_Order_merge_InputVariable 変数と Cancel_ Order_merge_InputVariable 変数の間のコピー操作が表示されています 図 6-52 コピー操作の編集 ダイアログボックス 3. 取消 をクリックしてダイアログボックスを閉じます 4. 割当て ダイアログボックスで 2 番目の操作を選択してから 割当て ボタンをクリックします 6-38 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

151 Manual Approval Required アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-53 に示すように コピー操作の編集 ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスには 'Canceled' 式と Cancel_Order_merge_InputVariable 変数の Status フィールドの間のコピー操作が表示されています 図 6-53 コピー操作の編集 ダイアログボックス 5. 取消 をクリックしてダイアログボックスを閉じます End スコープ End スコープを展開して表示します End スコープには 次のアクティビティが含まれています Invoke_End Invoke_End 起動アクティビティは order_booking_to_be_process_client Partner Link にマップされています Invoke_End 起動アクティビティを表示するには このアクティビティをダブルクリックします 図 6-54 に示すように 起動 ダイアログボックスが表示されます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-39

152 Fulfill Order アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-54 起動 ダイアログボックス 6.8 Fulfill Order アクティビティの BPEL 実装の理解 Fulfill Order アクティビティはヒューマンタスクです 注文が承認された後 次のタスクで注文を処理します Fulfill Order スコープを展開します 図 6-55 に示すように Fulfil Order ヒューマンタスク内のアクティビティが表示されます 図 6-55 Fulfill Order スコープ Fulfill Order ヒューマンタスクには 次の項で説明するアクティビティが含まれています 項 initiatetask_fulfill_order_1 起動アクティビティ 項 Fulfill_Order_1_AssignTaskAttributes 割当てアクティビティ 項 receivecompletedtask_fulfill_order_1 受信アクティビティ 6-40 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

153 Fulfill Order アクティビティの BPEL 実装の理解 initiatetask_fulfill_order_1 起動アクティビティ initiatetask_fulfill_order_1 起動アクティビティを表示するには 次の手順を実行します 1. initiatetask_fulfill_order_1 起動アクティビティをダブルクリックします 図 6-56 に示すように 起動 ダイアログボックスが表示されます 図 6-56 起動 ダイアログボックス initiatetask_fulfill_order_1 起動アクティビティは Fulfill_ Order.TaskService_1 Partner Link にマップされています 2. 取消 をクリックして 起動 ダイアログボックスを閉じます Fulfill_Order_1_AssignTaskAttributes 割当てアクティビティ Fulfill_Order_1_AssignTaskAttributes 割当てアクティビティを表示するには 次の手順を実行します 1. Fulfill_Order_1_AssignTaskAttributes 割当てアクティビティをダブルクリックします 図 6-57 に示すように Fulfill_Order_1_AssignTaskAttributes 割当てアクティビティが表示されます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-41

154 Fulfill Order アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-57 割当て ダイアログボックス Fulfill_Order_1_AssignTaskAttributes 割当てアクティビティに 3 つのコピー操作が含まれていることに注意してください 2. 最初のコピー操作を選択してから 編集 ボタンをクリックします 図 6-58 に示すように コピー操作の編集 ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスには string ('Fulfil Order') 式と initiatetaskinput 変数の title 要素の間のコピー操作が表示されています 図 6-58 コピー操作の編集 ダイアログボックス 3. 取消 をクリックして コピー操作の編集 ダイアログボックスを閉じます 4. 2 番目のコピー操作を選択してから 編集 ボタンをクリックします 6-42 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

155 Fulfill Order アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-59 に示すように コピー操作の編集 ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスには number(1) 式と initiatetaskinput 変数の priority 要素の間のコピー操作が表示されています 図 6-59 コピー操作の編集 ダイアログボックス 5. 取消 をクリックして コピー操作の編集 ダイアログボックスを閉じます 6. 3 番目のコピー操作を選択してから 編集 ボタンをクリックします 図 6-60 に示すように コピー操作の編集 ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスには inputvariable 変数の PurchaseOrder 要素と initiatetaskinput 変数の payload 要素の間のコピー操作が表示されています Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-43

156 Fulfill Order アクティビティの BPEL 実装の理解 図 6-60 コピー操作の編集 ダイアログボックス 7. 取消 をクリックして コピー操作の編集 ダイアログボックスを閉じます 8. 割当て ダイアログボックスを閉じます 6-44 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

157 Update_Order スコープの理解 receivecompletedtask_fulfill_order_1 受信アクティビティ receivecompletedtask_fulfill_order_1 受信アクティビティを表示するには 次の手順を実行します 1. receivecompletedtask_fulfill_order_1 受信アクティビティをダブルクリックします 図 6-61 に示すように Receive ダイアログボックスが表示されます 図 6-61 Receive ダイアログボックス receivecompletedtask_fulfill_order_1 受信アクティビティは Fulfill_ Order.TaskService_1 Partner Link にマップされています 操作は ontaskcompleted 変数は Fulfill_Order_1_globalVariable です 2. 取消 をクリックして Receive ダイアログボックスを閉じます 6.9 Update_Order スコープの理解 Update_Order スコープを展開して表示します Update_Order スコープには 次の項で説明するアクティビティが含まれています 項 UpdateOrder 起動アクティビティ 項 Assign_UpdateOrder_Input 割当てアクティビティ UpdateOrder 起動アクティビティ UpdateOrder 起動アクティビティを表示するには 次の手順を実行します 1. UpdateOrder 起動アクティビティをダブルクリックします 図 6-62 に示すように 起動 ダイアログボックスが表示されます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-45

158 Update_Order スコープの理解 図 6-62 起動 ダイアログボックス UpdateOrder 起動アクティビティは Order_Processing_Service Partner Link にマップされています 操作は merge 入力変数は UpdateOrder_merge_ InputVariable です 2. 取消 をクリックして 起動 ダイアログボックスを閉じます Assign_UpdateOrder_Input 割当てアクティビティ Assign_UpdateOrder_Input 割当てアクティビティを表示するには 次の手順を実行します 1. Assign_UpdateOrder_Input 割当てアクティビティをダブルクリックします 図 6-63 に示すように 割当て ダイアログボックスが表示されます 図 6-63 割当て ダイアログボックス 2. 最初のコピー操作を選択してから 編集 ボタンをクリックします 図 6-64 に示すように コピー操作の編集 ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスには Create_Order_merge_InputVariable 変数の 6-46 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

159 Update_Order スコープの理解 OrdersCollection 要素と UpdateOrder_merge_InputVariable 変数の OrdersCollection 要素の間のコピー操作が表示されています 図 6-64 コピー操作の編集 ダイアログボックス 3. 取消 をクリックして コピー操作の編集 ダイアログボックスを閉じます 4. 2 番目のコピー操作を選択してから 編集 ボタンをクリックします 図 6-65 に示すように コピー操作の編集 ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスには 'Completed' 式と UpdateOrder_merge_InputVariable 変数の status 要素の間のコピー操作が表示されています Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-47

160 End_2 スコープの理解 図 6-65 コピー操作の編集 ダイアログボックス 5. 取消 をクリックして コピー操作の編集 ダイアログボックスを閉じます 6. 割当て ダイアログボックスを閉じます 6.10 End_2 スコープの理解 ここでは End_2 スコープについて説明します End_2 スコープを展開して表示します このスコープには Invoke_End 起動アクティビティが含まれています Invoke_End 起動アクティビティ Invoke_End 起動アクティビティを表示するには 次の手順を実行します 1. Invoke_End 起動アクティビティをダブルクリックします 図 6-66 に示すように 起動 ダイアログボックスが表示されます 6-48 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

161 End_2 スコープの理解 図 6-66 起動 ダイアログボックス Invoke_End Invoke 起動アクティビティは order_booking_to_be_process_ client Partner Link にマップされています 操作は processresponse 入力変数は outputvariable です 2. 取消 をクリックして 起動 ダイアログボックスを閉じます Oracle JDeveloper でのビジネスプロセスモデルの使用 6-49

162 End_2 スコープの理解 6-50 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

163 7 JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 この章では Oracle Business Process Architect で作成したプロセスブループリントを使用して JDeveloper で BPEL プロセスを開発する方法について説明します この章の内容は次のとおりです 7.1 項 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 7.2 項 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-1

164 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 7.1 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 ここでは 情報テクノロジ (IT) 開発者が Oracle JDeveloper の BPEL Process Designer(IT ツール ) 内のビジネスリポジトリに接続し 5.9 BPEL プロセスへのビジネスプロセスの変換 で共有したビジネスプロセスモデルにアクセスする方法について説明します ビジネスプロセスモデルは BPEL 実装モデルを生成するための開始点として使用されます また ここでは 実行可能な BPEL モデルを生成する方法についても説明します この項の内容は次のとおりです 項 Oracle BPA 接続の作成 項 アプリケーションおよび SOA プロジェクトの作成 項 ブループリントおよび生成される BPEL アーティファクトの理解 項 BPEL コードへの実装の詳細の追加 Oracle BPA 接続の作成 BPA ブループリントを使用して BPEL プロセスを作成するには Oracle Business Process Architect が起動されている必要があります また BPEL プロセスの作成時には 接続先の BPA プロジェクトが開かれている必要があります BPEL プロセスを作成するには Oracle JDeveloper の 接続ナビゲータ を使用して Oracle BPA Server への接続を定義する必要があります BPA 接続を定義するには 次の手順を実行します 1. Oracle JDeveloper を開きます 2. ファイル メニューの 新規 をクリックします 図 7-1 に示すように 新規ギャラリ ページが表示されます 図 7-1 新規ギャラリ ページ 3. 図 7-2 に示すように 左側の カテゴリ セクションの 一般 で 接続 を選択してから 右側の 項目 リストで BPA サーバー接続 を選択します 4. OK をクリックします 7-2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

165 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 図 7-2 に示すように BPA サーバー接続 ダイアログボックスが表示されます 図 7-2 BPA サーバー接続 ダイアログボックス 5. BPA サーバー接続 ダイアログボックスで 次の詳細を入力します 名前 フィールドに BPA サーバー接続の名前 (connection1 など ) を入力します 場所 に ローカル サーバー を選択します データベース に OBPA リリース 11 クイック スタート を選択します ロケール には デフォルト値の United States をそのまま使用します ユーザー名 フィールドに ユーザー名を入力します この例では system と入力します パスワード フィールドに manager と入力します 図 7-3 に すべての詳細が入力された BPA サーバー接続 ダイアログボックスを示します JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-3

166 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 図 7-3 すべての詳細が入力された BPA サーバー接続 ダイアログボックス 6. テスト タブをクリックしてから 接続のテスト をクリックします 接続診断 領域にテストの詳細が表示されます テストが成功した場合は 図 7-4 に示すようにステータステキスト領域に成功メッセージが表示されます テストが失敗した場合は エラーメッセージが表示されます 図 7-4 BPA サーバー接続 ダイアログボックスの テスト タブ 7. テストが成功した場合は OK をクリックします これで 新しい BPA サーバー接続が作成されました 7-4 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

167 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 アプリケーションおよび SOA プロジェクトの作成 SOA コンポジットを含む Oracle JDeveloper アプリケーションを作成する必要があります 新しいアプリケーションおよび SOA プロジェクトを作成するには 次の手順を実行します 1. Oracle JDeveloper の アプリケーション ナビゲータ で 新規アプリケーション をクリックします 汎用アプリケーションの作成 の アプリケーションの名前付け ページが表示されます 2. アプリケーション名 フィールドに BPMBPELSample と入力してから アプリケーション テンプレート リストで SOA アプリケーション を選択します 図 7-5 に アプリケーション名を指定し アプリケーションテンプレートを選択した後の 汎用アプリケーションの作成 の アプリケーションの名前付け ページを示します 図 7-5 汎用アプリケーションの作成 の アプリケーションの名前付け ページ 3. 次へ をクリックします 汎用アプリケーションの作成 の プロジェクトの名前付け ページが表示されます 4. 図 7-6 に示すように プロジェクト名 フィールドに OrderBooking と入力します JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-5

168 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 図 7-6 汎用アプリケーションの作成 の プロジェクトの名前付け ページ 5. 次へ をクリックします 図 7-7 に示すように 汎用アプリケーションの作成 の SOA 設定の構成 ページが表示されます 図 7-7 汎用アプリケーションの作成 の SOA 設定の構成 ページ 6. コンポジット テンプレート リストから Oracle BPA ブループリントからのコンポジット を選択し 終了 をクリックします これで 新しいアプリケーションおよび SOA プロジェクトが作成されました BPA ブループリント コンポジットの作成 ページが表示されます 7-6 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

169 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 7. 図 7-8 に示すように BPA サーバー connection 1 の下の Order Booking To Be Process (BPMN) を選択します この接続は Oracle BPA 接続の作成 で作成した BPA サーバー接続であることに注意してください 図 7-8 BPA ブループリント コンポジットの作成 ページ 8. OK をクリックします 図 7-9 に示すように composite.xml ページが表示されます 新しい SOA コンポジットアプリケーションのベースモデルとして使用する BPA コンポジットモデルが選択されています JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-7

170 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 図 7-9 composite.xml ページ ブループリントおよび生成される BPEL アーティファクトの理解 BPEL 実装モデルには ブループリントビュー とも呼ばれる BPA ビューと BPEL ビューの 2 つのビューがあります この項の内容は次のとおりです BPA ビュー BPEL ビュー BPA ビュー BPMN モデル ( Order_Booking_To_Be_Process プロセス ) は BPA ビューに表示されます BPA Suite で定義した BPMN 属性は 実装のアーティファクトを追加する際に使用可能な情報として IT に引き継がれています プロセスブループリントは 抽象的な BPEL プロセスを具体的な BPEL プロセスに変換する場合に IT が参照する ビジネス注釈を持つビジネススコープで構成されています 図 7-10 に Order_Booking_To_Be_Process プロセスの BPA ビューを示します このビューでは プロセスブループリントがビジネススコープおよびビジネス注釈とともに示されています 7-8 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

171 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 図 7-10 BPA ビュー BPA ビューは 次のもので構成されています ビジネスアクティビティ IT 開発者によって手順が削除できないことを示す鍵アイコンで表わされています IT 開発者は 手順に実装の詳細を追加できますが 削除することはできません ビジネス注釈 付箋アイコンで表わされています 付箋には プロセスに割り当てたプロパティが含まれています 付箋アイコンをクリックすると 図 7-11 に示すようなプロパティを表示できます JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-9

172 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 図 7-11 付箋アイコンのクリック 条件式 条件式アイコンで表わされています 条件式アイコンをクリックすると 図 7-12 に示すような条件式が表示されます 図 7-12 条件式 BPEL ビュー BPEL ビューには 自動的に生成された BPEL アーティファクトが含まれています BPMN で自動化されている手順は BPEL Partner Link と BPEL アクティビティ ( 起動または受信 ) を持つ BPEL スコープに変換されます BPEL アクティビティは 自動アクティビティが起動アクティビティであるか受信アクティビティかによって異なります BPMN の自動アクティビティが具体的なサービス (WSDL) に関連付けられている場合 生成される BPEL Partner Link も具体的になります IT 開発者は サービスに適した操作を選択し Partner Link からメッセージを起動または受信するのに必要なデータマッピングを行う必要があります 同様に BPMN モデルからは これらのサービスの起動に必要な BPEL アーティファクト ヒューマンアクティビティ 通知および決定サービス ( ビジネスルール ) が自動的に生成されます 図 7-13 に Order_Booking_To_Be_Process プロセスの BPEL ビューを示します 7-10 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

173 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 図 7-13 Order_Booking_To_Be_Process プロセスの BPEL ビュー 生成された BPEL プロジェクトには 次のものが含まれています BPEL プロセスソース (projectname.bpel) Web Services Description Language(WSDL) クライアントインタフェース (projectname.wsdl) BPEL プロセスデプロイメントディスクリプタ (bpel.xml) センサー定義 (BPD で定義されている場合 ) BPD にヒューマンワークフローアクティビティが含まれている場合にワークフローを起動するタスクサービスおよび BPEL アーティファクト BPD でビジネスルールアクティビティが指定されている場合に決定サービスを起動する決定サービスおよび BPEL アーティファクト BPD で通知サービスが指定されている場合に通知サービスを起動する通知サービスおよび BPEL アーティファクト BPD で自動アクティビティが指定されている場合に Partner Link を起動する Partner Link および BPEL アーティファクト Order_Booking_ To_ Be_Process プロセスのすべてのアクティビティの XSD ファイル JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-11

174 ブループリントを使用した BPEL プロセスの作成 Create Order プロセスは空ですが Fulfill Order や Get Customer などの一部のプロセスは完成しています IT 開発者は 空のプロセスに必要な詳細を入力する必要があります プロセスを完成させると プロセスの開発とプロトタイプの作成を迅速に行うことができます IT 開発者は 空の Create Order プロセスを完成させるために実行する必要がある操作を決定する必要があります 空の Create Order プロセスを完成させるには 次の手順を実行します 1. 次のいずれかの方法を使用して Create Order プロセスのビジネス注釈を確認します BPA ビューに移動し Create Order プロセスの横の付箋アイコンをクリックします 図 7-14 に示すように Create Order プロセスのビジネス注釈が表示されます 図 7-14 BPA ビューに表示された Create Order プロセスのビジネス注釈 別の方法としては BPEL ビューで Create Order プロセスをダブルクリックします スコープ ダイアログボックスが表示されます 注釈 タブで 分析 をクリックすると 図 7-15 に示すようにこのプロセスのビジネス注釈が表示されます 図 7-15 BPEL ビューに表示された Create Order プロセスのビジネス注釈 2. BPEL ビューで Create Order プロセスを右クリックし 表示されるメニューの 削除 をクリックします 削除の確認 ダイアログボックスが表示されます 3. はい をクリックして Create Order プロセスを削除します これで Create Order プロセスが削除されました 7-12 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

175 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 4. コンポーネント パレット の BPEL アクティビティ リストから 前述の手順で Create Order プロセスを削除したスコープに 起動 をドラッグアンドドロップします 5. 起動アクティビティの名前を InsertOrder に変更します 6. コンポーネント パレット の BPEL アクティビティ リストから起動アクティビティの上に 割当て をドラッグアンドドロップします 7. 割当てアクティビティの名前を InsertOrderInput に変更します BPEL コードへの実装の詳細の追加 抽象的な BPEL プロセスを BPEL サーバーにデプロイできる実行可能プロセスに変換するには BPEL コードに実装の詳細を追加する必要があります Oracle JDeveloper での BPEL 実行可能プロセスの作成または定義の詳細は 次の URL の Oracle Technology Network(OTN) の Oracle BPEL Process Manager サイトにある Oracle BPEL Process Manager のドキュメントを参照してください 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ Oracle BPA Suite および Oracle SOA Suite は ビジネスと IT の並行開発を可能にする目的で統合されました ここでは BPA Suite のビジネスプロセスモデルに対して行われた変更が リアルタイムで IT ツールである Oracle BPEL Process Designer に伝播される様子について説明します BPA リポジトリで新しいバージョンのプロセスブループリントを生成し Oracle JDeveloper プロジェクトのローカルバージョンのプロセスブループリントとマージできます 既存のバージョンのプロセスブループリントと新しいバージョンのプロセスブループリントをマージする方法については 次の項を参照してください 項 ビジネスプロセスモデルの変更およびプロセスブループリントの再生成 項 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ ビジネスプロセスモデルの変更およびプロセスブループリントの再生成 ここでは Business Process を変更する方法について説明します Order_Booking_To_Be_Process プロセスモデルを変更するには 次の手順を実行します 1. 図 7-16 に示すように Oracle Business Process Architect で Order_Booking_To_Be_ Process プロセスの Get Customer Information 手順の前に SOX Compliance 手順を追加します JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-13

176 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 図 7-16 Order_Booking_To_Be_Process プロセスでの SOX Compliance 手順の追加 これで SOX Compliance 手順が追加されました 2. SOA メニューの Share Blueprint with IT を選択します 3. BPA リポジトリで 新しいバージョンのプロセスブループリントが生成され 保存されます 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージは Oracle JDeveloper で行います 新しいバージョンのプロセスブループリントをマージするには 次の手順を実行します 1. composite.xml ウィンドウで BPA サーバーからリフレッシュ アイコンをクリックします BPA サーバーからリフレッシュ ダイアログボックスが表示されます 図 7-17 に BPA サーバーからリフレッシュ アイコンを示します 図 7-17 BPA サーバーからリフレッシュ アイコン 2. サーバー リストのサーバーのリストから BPA サーバーを選択します 3. モデル差異の計算 をクリックして ローカルのブループリントと BPA サーバー上のバージョンとの差異を分析します 4. 図 7-18 に示すように ローカルバージョンとサーバーバージョンのブループリントの差異が表示されます 7-14 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

177 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 図 7-18 BPA リポジトリのプロセスブループリントと JDeveloper ローカルプロジェクトのプロセスブループリントの差異のマージ SOX Compliance 手順が追加されていることに注意してください 図 7-19 変更の受入れ後のマージされたプロセスブループリント 5. 差異の処理の表示 または 視覚的差異 アイコンをクリックして ローカルバージョンとサーバーバージョンのブループリントの差異を視覚的に表示します 図 7-20 視覚的差異 アイコン 図 7-21 に示すように 2 つのプロセスのマージ後の視覚的差異が表示されます JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-15

178 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 図 つのプロセスのマージ後の差異 6. OK をクリックして BPEL プロセスの変更を受け入れます 図 7-22 に示すように Order_Booking_To_Be_Process プロセスに SOX Compliance 手順が追加されます 7-16 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

179 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 図 7-22 SOX Compliance 手順が追加された Order_Booking_To_Be_Process JDeveloper でのプロセスブループリントの使用 7-17

180 新しいバージョンのプロセスブループリントとのマージ 7-18 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

181 8 Order Booking As-Is Process のモデル化 この章では Order Booking As-Is Process のモデリング手法について詳細に説明します この章の内容は次のとおりです 8.1 項 Order Booking As-Is Process フローの理解 8.2 項 Order Booking As-Is Process モデルの作成 Order Booking As-Is Process のモデル化 8-1

182 Order Booking As-Is Process フローの理解 8.1 Order Booking As-Is Process フローの理解 表 8-1 では Order Booking As-Is Process モデルのプロセス およびその入出力の詳細について説明します 表 8-1 Order Booking As-Is Process フロー プロセス説明入力引数出力引数 Create Order Get Customer Information Get Credit Information Manual Approval Required Fulfil Order Update Order データベースアダプタを使用して 2 つ注文 ID のサービスを作成します 1 つは一意の ID を取得するためのサービス (Order_Sequence) もう 1 つは Orders 表に Order レコードを挿入するためのサービス (Order_ Processing_Service) です また Order_Processing_Service の起動前に Purchase Order 受信メッセージが Order レコードにマップされます CustomerSvc Partner Link の顧客 ID findcustomerbyid 操作を使用して 指定された顧客 ID の Customer レコードを取得します Assign_Get_ Customer_Information_Input アクティビティによって PurchaseOrder 受信メッセージの CustId フィールドが CustomerSvc 起動の入力にマップされます CreditService の VerifyCC 操作を使用して 指定されたクレジットカードの種類およびクレジットカード番号に対する信用格付けを取得します 承認と拒否の 2 つの結果を持つ Approve Order ヒューマンタスクが含まれます これはヒューマンタスクです これには Fulfill_ Order.TaskService_1 Partner Link にマップされる initiatetask_ Fulfill_Order_1 起動アクティビティ Fulfill_Order_1_ AssignTaskAttributes 割当てアクティビティおよび Fulfill_ Order.TaskService_1 Partner Link にマップされる receivecompletedtask_ Fulfill_Order_1 受信アクティビティが含まれています Order_Processing_Service.wsdl にマップされる UpdateOrder 起動アクティビティが含まれています また Assign_UpdateOrder_ Input 割当てアクティビティも含まれています クレジットカードの種類およびクレジットカード番号 信用格付け 注文 ID 顧客 ID 信用格付け 承認または拒否 8-2 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

183 Order Booking As-Is Process モデルの作成 8.2 Order Booking As-Is Process モデルの作成 ここでは Order Booking As-Is Process モデルの作成方法について説明します この項の内容は次のとおりです 項 モデルのビジネスプロセス図の作成 項 Order Booking As-Is Process のアクティビティの作成 モデルのビジネスプロセス図の作成 ビジネスプロセス図を作成するには 次の手順を実行します 1. 図 8-1 に示すように Processes フォルダ内の Order Processes フォルダを右クリックし 表示されるメニューの New Model を選択します Create model ダイアログボックスが表示されます 図 8-1 新しいモデルの作成 2. 図 8-2 に示すように モデルタイプとして Business process diagram (BPMN) を選択し Name フィールドに Order Booking As Is Process と入力します 空の BPMN モデル Order Booking As-Is Process が Designer ウィンドウに表示されます Order Booking As-Is Process のモデル化 8-3

184 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-2 Create model ダイアログボックス Order Booking As-Is Process のアクティビティの作成 Order Booking As-Is Process モデルのアクティビティを作成するには 次の手順を実行します 1. 通常のシナリオでは Order Booking As-Is Process は次の自動アクティビティおよびヒューマンタスクで構成されています 自動アクティビティ : Create Order Get Customer Information Get Credit Information Cancel Order Update Order ヒューマンタスク : Approve Order Fulfill Order 2. BPMN オブジェクトのリストを表示するには 図 8-3 に示すように メニューバーの Symbols を選択します 図 8-3 Symbols オプションの選択 図 8-4 に示すように Symbols パレットが表示されます 8-4 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

185 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-4 Symbols パレット 3. 表 8-2 に示されているオブジェクトをビジネスプロセス図に作成するには Symbols パレットでオブジェクトを選択して ビジネスプロセス図をクリックします 表 8-2 Symbols パレットからのオブジェクトの作成 モデルオブジェクト 用途 プロセス内の手順の境界を定めるスイムレーンを作成するためのレーンオブジェクト イベントの開始をマークする開始イベントオブジェクト 注文処理イベントの終了をマークする終了イベントオブジェクト Order Booking As-Is Process モデル内の異なるアクティビティをリンクする接続オブジェクト 自動アクティビティを表す自動アクティビティオブジェクト 人の役割が必要なアクティビティを表すヒューマンタスクオブジェクト ゲートウェイを表す XOR オブジェクト 4. レーンオブジェクトをビジネスプロセス図にドラッグアンドドロップして Order Management System 用のスイムレーンを作成してから 次の手順を実行します a. 色やオブジェクトに対する属性 ( 名前など ) の位置をレーンに設定するには レーンオブジェクトを右クリックし Properties を選択します Object properties - Lane ウィザードが表示されます b. 図 8-5 に示すように Attributes を選択し Name フィールドで Order Management System を指定します Order Booking As-Is Process のモデル化 8-5

186 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-5 Object properties - Lane ウィザード c. 図 8-6 に示すように Object appearance プロパティセットをクリックし Fill color オプションを選択することによって目的の色を選択します 図 8-6 レーンの色の選択 d. Attribute placement (object) プロパティセットをクリックし ビジネスプロセス図でレーンオブジェクトに対する Name 属性の位置を選択します 8-6 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

187 Order Booking As-Is Process モデルの作成 この例では 図 8-7 に示すように レーンオブジェクトの左側に Name 属性が表示されるように選択されています 図 8-7 Name 属性の位置合せ e. 図 8-8 に示すように 手順 a ~ e を繰り返して Customer Service Credit Service Clerk および Supervisor 用のレーンを作成します Order Booking As-Is Process のモデル化 8-7

188 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-8 作成した 5 つのレーン 5. Symbols パレットから図内に開始イベントをドラッグアンドドロップします 開始イベント記号が表示されていない場合は Symbols パレットの右二重矢印をクリックし Add Symbols ダイアログボックスから開始イベント記号を追加します 6. Symbols パレットから Order Management System スイムレーンに自動アクティビティをドラッグアンドドロップします Automated activity ダイアログボックスが表示されます 7. 図 8-9 に示すように Name フィールドに Create Order と入力し Description フィールドに説明を入力します Create Order 自動アクティビティは サービスオブジェクトには関連付けられていません Description フィールドに説明されている要件に基づいて IT ツール内でこのサービスを定義するのは IT 開発者の役割です 8-8 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

189 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-9 Automated activity ダイアログボックス 8. 手順 6 および 7 を繰り返して Customer Service スイムレーンに Get Customer Information 自動アクティビティを作成します 9. Get Customer Information アクティビティのサービスを追加するには 次の手順を実行します a. Service フィールドと同じ行にある Add ボタンをクリックします Import service ダイアログボックスが表示されます b. Name フィールドに Customer Service と入力します c. Service URL フィールドの横にある Browse ボタンをクリックします Import service ダイアログボックスが表示されます d. URL フィールドの横にある Browse ボタンをクリックし CustomerService.wsdl ファイルが格納されている場所からこのファイルを選択します 図 8-10 に示すように Import service ダイアログボックスの URL フィールドに 選択した WSDL ファイルが入力されます Order Booking As-Is Process のモデル化 8-9

190 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-10 Import service ダイアログボックス e. Import service ダイアログボックスで OK をクリックします 図 8-11 に示すように Service URL フィールドに CustomerService.wsdl ファイルが入力された Import service ダイアログボックスが表示されます 図 8-11 Import service ダイアログボックス 図 8-12 に Get Customer Information アクティビティのすべての詳細を入力した後の Automated activity ダイアログボックスを示します 8-10 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

191 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-12 Automated activity ダイアログボックス 10. 図 8-13 に示すように 手順 6 および 7 を繰り返して Credit Service スイムレーンに Get Credit Information 自動アクティビティを作成します Order Booking As-Is Process のモデル化 8-11

192 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-13 Get Credit Information アクティビティの詳細が入力された Automated activity ダイアログボックス 11. 手順 6 および 7 を繰り返して Order Management System スイムレーンに Cancel Order 自動アクティビティを作成します 12. 手順 6 および 7 を繰り返して Order Management System スイムレーンに Update Order 自動アクティビティを作成します 13. Symbols パレットから Supervisor スイムレーンにヒューマンタスク記号をドラッグアンドドロップします Human task ダイアログボックスが表示されます 14. 図 8-14 に示すように ヒューマンタスク名に Approve Order と入力し その他の詳細を指定します このヒューマンステップに関わるプロセス参加者は 監督者です 8-12 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

193 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-14 Human Task ダイアログボックス 15. 図 8-15 に示すように 手順 13 および 14 を繰り返して Clerk スイムレーンに Fulfill Order ヒューマンタスクアクティビティを作成します このヒューマンステップに関わるプロセス参加者は 注文処理係です Order Booking As-Is Process のモデル化 8-13

194 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-15 Human Task ダイアログボックス 16. Approve Order 手順には 承認と非承認の 2 つの結果があります 条件付きゲートウェイを使用し ヒューマンステップの結果を評価して適切なパスに進むようにすることができます Approve Order 手順の後に条件付きゲートウェイを設定するには 次の手順を実行します a. Symbols パレットから Supervisor スイムレーンに XOR アクティビティをドラッグアンドドロップし スイッチアクティビティを設定します XOR ゲートウェイは 条件付きブランチ用の相互排他的ゲートウェイです 相互排他的ゲートウェイは いずれか 1 つのパスを選択できる場合にのみ使用されます b. 図 8-16 に示すように ゲートウェイに Approved? という名前を付けます 8-14 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

195 Order Booking As-Is Process モデルの作成 図 8-16 Object properties ダイアログボックス c. Object properties ウィザードで Attribute placement オプションを選択してから ウィザードの右側の Place attributes セクションで Add ボタンをクリックします 図 8-17 に示すように Add attributes ダイアログボックスが表示されます 図 8-17 Add attributes ダイアログボックス 注意 : Add attributes ダイアログボックスには オブジェクトに関連付けられているすべての属性のリストが表示されます 管理されている属性のみを表示するには Only show maintained attributes オプションを選択します Order Booking As-Is Process のモデル化 8-15

196 Order Booking As-Is Process モデルの作成 d. Name を選択してから OK をクリックします 図 8-18 に示すように 属性のリストに Name 属性が追加されます 図 8-18 属性の配置 e. 他のフィールドにはデフォルト値をそのまま使用して OK をクリックします 17. Symbols パレットから Order Management System スイムレーンに終了イベントをドラッグアンドドロップします 終了イベントが表示されない場合は Symbols パレットの >> をクリックして Add Symbols ダイアログボックスから終了イベントを追加します 18. 図 8-19 に示すように Symbols パレットから接続記号をドラッグアンドドロップして すべてのアクティビティを接続します 8-16 Oracle Business Process Architect クイックスタートマニュアル

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