安川電機社製 MP コントローラ及び WAGO 750 Ethernet FC MODBUS/TCP 接続マニュアルアプリケーションノートバージョン 1.0.1J

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とらふみえいさか
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1 安川電機社製 MP コントローラ及び WAGO 750 Ethernet FC MODBUS/TCP 接続マニュアルアプリケーションノートバージョン 1.0.1J

2 Copyright 014 by WAGO COMPANY OF JAPAN, LTD. All rights reserved. ワゴジャパン株式会社東京都江東区亀戸日鐵 NDタワー電話 : +81 (3) Fax: +81 (3) info-jp@wago.com Web: テクニカルサポート電話 : +81 (3) io-japan@wago.com Web: 当マニュアルの刊行においてその正確性を確保するためにあらゆる措置が取られておりますが万が一誤りなどがございましたら下記連絡先までご連絡くださいますようお願い申し上げますまたマニュアルをより向上させるためのアイデアなどをご提供いただくことにつきましてもまた幸いです info-jp@wago.com 当マニュアルに使用されておりますハードウェアおよびソフトウェアの社名を含む名称ならびに登録商標の使用につきましては各国の法律により保護されております

3 3 目次 1 重要事項法的原則著作権使用者の資格基準用途... 4 このアプリケーションノートについて使用機材対象 PFC および FC 接続例 WAGO-I/O-SYSTEM のセットアップ DIP スイッチを使用した IP アドレスの割り付け MP マシンコントローラのセットアップ MP マシンコントローラのハードウェア設定 MP マシンコントローラのセルフコンフィグレーション設定 MODBUS/TCP 伝送定義設定 MODBUS/TCP での送受信関数のラダープログラム記述通信の確認方法 WAGO-I/O-SYSTEM での確認方法 MP マシンコントローラでの確認方法... 14

4 4 1 重要事項 1.1 法的原則著作権本書は図表を含めてすべて著作権で保護されています本書に明記された著作権条項に抵触する使用は禁じられています複製翻訳電子的手段または複写による保存および修正を行うにはワゴジャパン株式会社の同意書が必要ですこれに違反した場合当社には損害賠償を請求する権利が生じますワゴジャパン株式会社は技術の進展に合わせて改変を行う権利を保有します特許または実用新案による法的保護を受けている場合ワゴジャパン株式会社はすべての権利を保有しますなお他社製品については常にそれらの製品名の特許権について記載しませんただしそれらの製品に関する特許権等を除外するものではありません 1.1. 使用者の資格基準本書で説明する製品は PLC プログラミングの資格を有する技術者電気機器の専門技術者または適用規格を熟知している電気機器の専門技術者の指導を受けた者が必ず操作してください不適切な作業による損害または本書の内容を順守しないために発生したワゴ製品および他社製品の損害についてワゴジャパン株式会社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください用途使用されるコンポーネントは各用途に応じて専用のハードウェアおよびソフトウェアコンフィグレーションで動作するようになっています変更する場合は必ず本書や各取扱説明書で記述された範囲内で行ってくださいハードウェアやソフトウェアに対してそれ以外の変更を加えた場合やコンポーネントが規格に準じて使用されなかった場合はワゴジャパン株式会社の責任範囲外となりますのでご注意ください改造版および / または新規のハードウェアまたはソフトウェアコンフィグレーションに関する要件についてはワゴジャパン株式会社まで直接お問い合わせください

5 5 このアプリケーションノートについてこのアプリケーションノートでは WAGO 750 シリーズ Ethernet フィールドバスカプラ (FC) において株式会社安川電機社製 MP マシンコントローラ用 Ethernet 通信モジュール 18IF-01 を用いて MODBUS/TCP 接続する方法の解説を目的にしています使用にあたってはこのアプリケーションノートだけではなくお使いの WAGO750 フィールドバスカプラ (FC) 取扱説明書安川電機社製 MP シリーズユーザーズマニュアル安川電機社製 18IF-01 ユーザーズマニュアルも必ずお読みください 3 使用機材このアプリケーションノートを作成にあたっては以下の機材を使用しましたなお接続する MP マシンコントローラ機器については株式会社安川電機 ( のご協力をいただきました機材型番製造者備考 Ethernet フィールドバスカプラ WAGO 電源入力モジュール WAGO デジタル入力モジュール 8ch WAGO デジタル出力モジュール 8ch WAGO 終端抵抗モジュール WAGO MP000 シリーズ MP310 安川電機 Ethernet 通信モジュール 18IF-01 安川電機 DC4V スイッチング電源ユニット WAGO 3.1 対象 PFC および FC WAGO 750 シリーズ Ethernet FC において有効ですなおその他の FC につきましては弊社ソリューションサポートまでお問い合わせください

6 3. 接続例 MP マシンコントローラと WAGO I/O SYSTEM は以下の図のように接続をします WAGO FC は

+18IF-01 Ethernet 通信モジュール WAGO 750 FC 750-35 + 8DIO モジュール IP:19.

168.1.00 安川電機社製 MP シリーズ CPU が Ethernet ポート搭載の場合は 18IF-01 を省略し

6 6 3. 接続例 MP マシンコントローラと WAGO I/O SYSTEM は以下の図のように接続をします WAGO FC は安川電機社製 18IF-01 通信モジュールの Ethernet ポートに接続します安川電機社製 MP コントローラ +18IF-01 Ethernet 通信モジュール WAGO 750 FC DIO モジュール IP: IP: IP: エンジニアリングツール MPE70Ver.7 IP: 安川電機社製 MP シリーズ CPU が Ethernet ポート搭載の場合は 18IF-01 を省略し CPU の Ethernet ポートに接続することも可能です各構成機器の電源等の接続方法につきましては別途各機器の取扱説明書をご参照ください

7 7 4 WAGO-I/O-SYSTEM のセットアップ 4.1 DIP スイッチを使用した IP アドレスの割り付けは筐体前面の DIP スイッチを使用して IP アドレスを設定することができます ( xxx の場合 ) DIP スイッチはホスト部を表し設定したいホスト部アドレスを進数に変換して設定した上で電源を投入することで IP アドレスの設定が可能です本テスト環境では IP アドレスをに設定します (Dip スイッチは 1 Bit 目を ON にします ) Ethernet FBC xxx 部を DIP スイッチで設定可能ですホスト部を進数に変換し対象の Dip スイッチを ON にしたうえで電源を投入することで IP アドレスの設定が完了しますネットワーク部を xxx 以外に設定する場合は WAGO-I/O サポートページ ( よりの取扱説明書をご参照ください

8 8 5 MP マシンコントローラのセットアップ 5.1 MP マシンコントローラのハードウェア設定安川電機社製 MP コントローラのインターフェイスボードの取り扱い及び IP アドレスの設定等に関しましては株式会社安川電機製品技術情報サイトより各ハードウェアマニュアルをご参照のうえ設定ください 5. MP マシンコントローラのセルフコンフィグレーション設定安川電機社製 MP マシンコントローラをセルフコンフィグレーションモードに設定して電源を投入すると自動的に 18IF-01 通信モジュールを認識しますセルフコンフィグレーションモードの入り方 DIP-SW1 の INT と CONFG を ON にし電源を投入設定操作の詳細手順については MP マシンコントローラのユーザーズマニュアルを参照してくださいセルフコンフィグレーションが正常に完了すると MP マシンコントローラの RDY ランプ = 緑点灯 RUN ランプ = 緑点灯となりますので DIP-SW1 の INT と CONFG を OFF に戻しコンフィグレーションモードより通常モードに戻します

9 9 5.3 MODBUS/TCP 伝送定義設定安川電機社製 MP マシンコントローラの MODBUS/TCP 伝送定義は MPE70 ツールを使用して行います具体的に以下の手順で設定を行います 1. [ オンライン - 接続 ] を選択すると通信設定画面が展開されますので通信設定を行い接続します. Start 画面よりモジュール構成定義ボタンをクリックしモジュール定義ウィンドウを展開します

00 18IF-01 に設定する IP アドレス設ネ定コクションパラメータ自局ポート 10001

10 10 3. モジュール構成定義ウィンドウ内 18IF-01[ 運転中 ]0:18IF 項目上をダブルクリックし詳細定義ウィンドウを表示します 4. 詳細定義の画面にて各パラメータを設定します自局の設定 IP アドレス IF-01 に設定する IP アドレス設ネ定コクションパラメータ自局ポート IF-01 が使用するポート番号相手局 IP アドレス接続する相手機器の IP アドレス相手局ポート 0050 ( 固定 ) コネクションタイプ TCP ( 固定 ) プロトコルタイプ MODBUS/TCP ( 固定 ) コード BIN ( 固定 ) 自局のサブネットマスクゲートウェイなどを変更する場合は [ 編集 - 自局 TCP/IP の設定 ] より行います

11 11 5. 設定が完了したら [ ファイル - 保存 & 書き込み ] を実施し詳細定義ウィンドウを閉じます続けてモジュール構成ウィンドウも閉じます 6. MPE70 のメイン画面に戻りトップメニューの [ 転送 - フラッシュ保存 ] を実行してターゲットにデータをフラッシュ保存します MODBUS/TCP での送受信関数のラダープログラム記述 1. MPE70 のメイン画面よりトップメニューの [ プログラミング - ラダープログラム ] を選択 [ 高速 ] の上で右クリックし [ 新規作成 ] を選択 [ プログラムの新規作成 ] ウィンドウで [OK] をクリックしラダー記述画面を起動します 1 3

12 1. 次ページに添付されているメインプログラムをラダー記述してください各ステップの内容は以下になります行番号内容 0 ~ 4 電源投入時パラメータエリア (DW0000 から 3 ワード分 ) をクリアします 5 送信正常完了 (VAR_xComplete) した時にパラメータ切替用カウンタ (MW100) を +1 します 6 ~ 8 用意されたパラメータは FC0x03( ワード単位でスレーブよりデータを読み出す ) 及び FC0x10( ワード単位でスレーブにデータを書き込む ) のつのためパラメータ切替用カウンタ (MW100) が以上になった時に 0 にリセットします 9 ~ 11 FC0x03( ワード単位でスレーブよりデータを読み出す ) のためのパラメータです VAR_aParam.DATA_ADR : MODBUS 通信で読み出す先頭アドレス ( 内部アドレス ) を設定します 0x0000 = %IW0 となります VAR_aParam.DATA_SIZE :MODBUS 通信で取得するデータの数 ( ワード ) を入力します VAR_aParam.HOLDREG_OFFSET : MP マシンコントローラにおいて取得した MODBUS データの保存アドレスを指定します MW(DATA_ADR で設定されたアドレス+HOLDREG_OFFSET に設定された数値 ) が取得したデータの保存先となります 1 ~ 14 FC0x10( ワード単位でスレーブよりデータを書き出す ) のためのパラメータです VAR_aParam.DATA_ADR : MODBUS 通信で書き込むデータの格納先先頭アドレス ( 内部アドレス ) を設定します 0x000 = %QW0 となります VAR_aParam.DATA_SIZE :MODBUS 通信で送信するデータの数 ( ワード ) を入力します VAR_aParam.HOLDREG_OFFSET : MP マシンコントローラにおいて送信する MODBUS データが保存されているアドレスを指定します MW(DATA_ADR で設定されたアドレス+HOLDREG_OFFSET に設定された数値 ) が送信するデータの保存先となります 15 MODBUS の送信サイクルを生成します 16 メッセージ送信ファンクションブロックです各パラメータの設定は安川電機 18IF 取扱説明書を参照してくださいパラメータに DA を使用している場合はこのラダー記述をしなくても環境設定で始動時 D レジスタクリアの設定を有効にする形でも結構です MPE70 のメイン画面よりトップメニューより [ ファイル環境設定 ] を選択し [ セットアップシステム設定 ] 画面の項目始動時 D レジスタクリアを有効に変更してください

13 P00001 * H : メインプログラム NL NL 3 0/- 1/- /- NL 3/- 4/- 5/- 7/- 8/- NL IF HighScan.FirstScan == true ; FOR END_FOR END_IF VAR_xCompl ete [W]Var I IF MW00100 >= [W]Init H: メインプログラム [W]Max EXPRESSION MW00100 = 0; [W]Step STORE [WLF]Src INC [WLF]Dest DW00000i [WL]Dest MW /- 9 10/ /- NL END_IF IF MW00100 == 0 EXPRESSION VAR_aParam.ST_NO = 1; VAR_aParam.F_CODE = 0x3; VAR_aParam.DATA_ADR = 0; VAR_aParam.DATA_SIZE = 1; VAR_aParam.HOLDREG_OFFSET = 0; 11 1/- 1 13/ /- NL END_IF IF MW00100 == 1 EXPRESSION VAR_aParam.ST_NO = 1; VAR_aParam.F_CODE = 0x10; VAR_aParam.DATA_ADR = 0x00; VAR_aParam.DATA_SIZE = 1; VAR_aParam.HOLDREG_OFFSET = 10; 14 15/ /- END_IF HighScan~. Flicker500 ms 0.5s フリッカリレー ( 高速 ) VAR_xExecu te VAR_xBusy VAR_xError VAR_xExecu te 16 1/- 17 /- END [B]Execute VAR_xExecu te MSG-SND [B]Busy VAR_xBusy [B]Abort [B]Complete VAR_xAbort VAR_xCompl ete [W]Dev-Typ [W]Pro-Typ [W]Cir-No 0000 [W]Ch-No [A]Param VAR_aParam [B]Error VAR_xError * H : メインプログラム P00001

通信が確立していない場合は緑の点滅通信が確立すると緑の点灯に変化します MODBUS/TCP 未確立時 NS ランプは点滅 MODBUS/TCP 確立時 NS ランプは点灯 NS

14 14 6 通信の確認方法 6.1 WAGO-I/O-SYSTEM での確認方法 WAGO-I/O-SYSTEM で MODBUS/TCP の通信状態を確認するには筐体の NS ランプを確認します MODBUS/TCP 通信が確立していない場合は緑の点滅通信が確立すると緑の点灯に変化します MODBUS/TCP 未確立時 NS ランプは点滅 MODBUS/TCP 確立時 NS ランプは点灯 NS ランプ以外の状態については FC の取扱説明書を参照してください 6. MP マシンコントローラでの確認方法 MP マシンコントローラで MODBUS/TCP の通信状態を確認するには MPE70 ツールを使用し Start 画面より [ モジュール構成定義 ] ウィンドウを展開し [18IF] をダブルクリックして詳細定義ウィンドウの [ ステータス ] を表示させますここのエラーステータス状態を確認します

安川電機社製 MP コントローラ及び WAGO 750 Ethernet FC MODBUS/TCP 接続マニュアル アプリケーションノート バージョン 1.0.1J

安川電機社製 MP コントローラ及び WAGO 750 Ethernet FC MODBUS/TCP 接続マニュアルアプリケーションノートバージョン 1.0.1J