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3 日 语 教 学 与 日 本 研 究 中 国 日 语 教 学 研 究 会 江 苏 分 会 2014 年 刊 总 主 编 刘 克 华 揭 侠 执 行 主 编 吴 未 未 陆 薇 薇

4 图 书 在 版 编 目 (CIP) 数 据 日 语 教 学 与 日 本 研 究 : 中 国 日 语 教 学 研 究 会 江 苏 分 会 2014 年 刊 / 刘 克 华, 揭 侠 总 主 编 ; 吴 未 未, 陆 薇 薇 执 行 主 编 上 海 : 华 东 理 工 大 学 出 版 社, ( 博 雅 文 库 丛 书 ) ISBN Ⅰ.1 日 Ⅱ.1 刘 Ⅲ.1 日 语 教 学 研 究 文 集 2 日 本 研 究 文 集 Ⅳ.1H K 中 国 版 本 图 书 馆 CIP 数 据 核 字 (2014) 第 号 博 雅 文 库 丛 书 日 语 教 学 与 日 本 研 究 中 国 日 语 教 学 研 究 会 江 苏 分 会 2014 年 刊 总 主 编 / 刘 克 华 揭 侠 执 行 主 编 / 吴 未 未 陆 薇 薇 责 任 编 辑 / 嵇 蕾 责 任 校 对 / 金 慧 娟 封 面 设 计 / 戚 亮 轩 出 版 发 行 / 华 东 理 工 大 学 出 版 社 有 限 公 司 地 址 : 上 海 市 梅 陇 路 130 号, 电 话 :(021) ( 营 销 部 ) (021) ( 编 辑 室 ) 传 真 :(021) 网 址 : pres.ecust.edu.cn 印 刷 / 常 熟 华 顺 印 刷 有 限 公 司 开 本 /890mm 1240mm 1/32 印 张 /6.375 字 数 /188 千 字 版 次 /2014 年 9 月 第 1 版 印 次 /2014 年 9 月 第 1 次 书 号 /ISBN 定 价 /58.00 元 联 系 我 们 : 电 子 邮 箱 press_wy@ecust.edu.cn 官 方 微 博 e.weibo.com/ecustpress 淘 宝 网 htp:/shop taobao.com

5 目 录 目 录 语言学 他称詞の指示制限に関する日 朝 中の対照研究 宋善花( 2) 关于日语新闻标题中的略语 任佳韫( 14) コーヒーでいい(です) の適格性に関わる要因 孙 杨( 21) あいづちと発話権交替についての一考察 熊红芝( 30) 日独中三言語における 動詞後置 現象に関する対照研究 主語 目的語 動詞という三要素の順番を中心に 徐中华( 39) 关于中日同形词的考察 李淑钰( 50) 文 学 大江健三郎作 二百年の子供 とファンタジー小説 陶友公( 58) 明石の君についての再考察 王 辉( 77) 逃离 与 蟹工船 在故事结构上的相似点 郑季文( 83) 佐藤春夫与郁达夫的唯美主义小说之比较 以 田园的忧郁 与 沉沦 为对象 戴 捷( 90) 社会文化 清末留日学生与就读学校关系之研究 从嘉纳治五郎与杨度的辩论谈起 邵 宝 王冬莉( 100) 当代中日大学生恋爱观对比 围绕如何看待恋爱与婚姻的关系 王 娟 平居谦 曲志强( 110) 中日 鼠 文化の対照研究 唐 莉( 118) 日本社会におけるいじめ問題 中学生いじめを中心に 王 帅( 126) 中日美甲行业现状比较研究 戴贤倩( 134) 1

6 日语教学与日本研究 ピア レスポンスの試み 教 学 中国人中級日本語学習者を対象に 薛 倩( 140) 日语专业语音教学的现状分析及改革提案 王 丽( 149) 日本語教育現場におけるメタ言語の役割 杨秀云( 157) 日本語感動詞の習得状況に関する考察 東南大学日本語学科の学生を対象として 张淑华( 164) 学科建设 应用型本科日语毕业论文选题指导的问题与思考 李 洁( 176) 日本的大学本科课程改革的态势和启示 戴 林( 184) 动态信息 2013 年会暨学术研讨会 东南大学外国语学院日语系( 192) 第二届 卡西欧杯 江苏省高校日语配音大赛 秘书组( 193) 电子词典在高校日语教学中的运用 课题报告会 暨国际学术研讨会 秘书组( 193) 换届选举 秘书组( 194) 中国日语教学研究会江苏分会章程 ( 2014 年 5 月 24 日修订) 秘书组( 195) 汪丽影参加第三届地域日语教师网络会议 秘书组( 198) 国际学术研讨会 语言与文化环境下的中国与日本 交流与融合 秘书组( 198) 2

7 语 言 学

8 日 语 教 学 与 日 本 研 究 他 称 詞 の 指 示 制 限 に 関 する 日 朝 中 の 対 照 研 究 东 南 大 学 宋 善 花 [ 要 旨 ] 本 稿 では 日 朝 中 の 他 称 詞 の 使 用 実 態 を 調 べ 指 示 制 限 という 社 会 言 語 学 的 角 度 から 対 人 的 要 因 もしく は 場 面 的 要 因 が 他 称 詞 の 用 法 にどのような 影 響 を 及 ぼ すかについて 分 析 を 行 う その 要 因 として まず 三 言 語 における 三 人 称 代 名 詞 の 使 用 範 囲 の 広 狭 は 最 も 基 本 的 な 相 違 点 として 挙 げられる 次 に 三 人 称 代 名 詞 における 未 知 の 第 三 者 に 対 する 表 れ 方 である 適 切 に 導 入 された 第 三 者 に 対 し 日 朝 両 言 語 では 話 し 手 と 聞 き 手 の 知 識 の 共 有 を 条 件 としているが 中 国 語 ではそ のよう な 制 限 が な い ま た 第 三 者 を 指 示 す る に あ たって ウチ ソト を 区 別 する 語 彙 の 有 無 は 三 言 語 の 連 体 修 飾 語 を 用 いる 頻 度 の 差 を 生 む 要 因 として 考 え られる [キーワード] 他 称 詞 指 示 制 限 三 人 称 代 名 詞 連 体 修 飾 語 知 識 の 共 有 1.はじめに 私 たちは 会 話 が 進 む 中 で 話 し 手 から 聞 き 手 に 変 わったり 聞 き 手 から 話 し 手 に 変 わったりする 一 連 の 会 話 は このような 話 し 手 交 替 というメカニズムの 中 で 行 われている ここでは 話 し 手 が 自 分 自 身 を 指 し 示 す こ と ば の す べ て を 自 称 詞 と 話 し 相 手 ( 聞 き 手 )を 指 し 示 す こ と ば の す べ て を 対 称 詞 と 定 義 す る し か し 日 常 会 話 の 中 で 話 し 手 自 身 聞 き 手 の み な ら ず 第 三 者 に 2

9 语 言 学 言 及 することも 多 い 話 題 の 人 物 ( 第 三 者 )を 指 示 することばのす べてを 他 称 詞 と 呼 ぶことにする 話 し 手 と 聞 き 手 は 会 話 の 直 接 参 加 者 であるのに 対 し 第 三 者 はあくまでも 話 題 の 人 物 であり 会 話 の 直 接 参 加 者 ではない そのため 他 称 詞 は 自 称 詞 対 称 詞 ほ ど 待 遇 性 が 強 くないと 言 える しかし 話 し 手 が 第 三 者 をどのよ うに 捉 えるか 話 し 手 と 聞 き 手 の 人 間 関 係 が 他 称 詞 の 選 択 にどの ような 影 響 を 及 ぼすかということは 異 なる 言 語 間 における 他 称 詞 の 使 用 実 態 を 明 らかにする 上 で 重 要 だと 考 えられる また 異 なる 言 語 間 で 対 照 してみると 同 じ 条 件 下 で 他 称 詞 が 明 示 される 言 語 もあれば 省 略 される 言 語 もあるという 問 題 が 浮 かび 上 がる これは 各 言 語 間 の 構 文 的 要 因 がその 使 用 に 影 響 し ているのか それとも 話 し 手 の 第 三 者 に 対 する 捉 え 方 に 関 係 して いるのか これらについて 分 析 することは 他 称 詞 だけでなく 人 称 詞 の 使 い 方 全 般 を 明 らかにするうえで 重 要 であり 各 言 語 の 特 色 を 明 らかにすることになると 思 われる 本 稿 では 日 本 語 朝 鮮 語 中 国 語 における 他 称 詞 の 使 用 実 態 を 調 べ 指 示 制 限 という 視 点 から 上 下 関 係 親 疎 関 係 性 別 など の 対 人 的 要 因 或 いは 場 面 的 要 因 が 三 言 語 の 他 称 詞 の 用 法 にどのよ うな 影 響 を 及 ぼすかについて 分 析 を 行 う 1 2.データの 収 集 本 稿 では 会 話 文 における 他 称 詞 の 使 用 の 分 析 に 焦 点 をおく 会 話 文 における 他 称 詞 の 使 用 を 明 らかにするために 日 常 生 活 の 対 話 にきわ め て 近 い と 考 え ら れ る テ レ ビ ド ラ マ を 用 い て 有 効 データを 収 集 し 分 析 する データを 収 集 したテレビドラマの 作 品 とそれぞれの 回 は 次 のとおりである 1 他 称 詞 の 使 用 実 態 と 三 言 語 の 構 文 的 要 因 と の 関 わ り に つ い て の 分 析 は 宋 山 田 (2013)を 参 照 3

10 日 语 教 学 与 日 本 研 究 1 秋 の 童 話 kaultonghwa 1( 第 話 ) 計 110 分 2 夏 の 香 りyelumhyangki ( 第 話 ) 計 110 分 3 パリの 恋 人 phali-uyyenin ( 第 話 ) 計 90 分 4 冬 のソナタkyewulyenka ( 第 1-4 話 ) 計 220 分 これらの 作 品 からは 原 作 言 語 である 朝 鮮 語 のデータと 翻 訳 言 語 ( 吹 き 替 え 版 )である 日 本 語 中 国 語 のデータを 収 集 し 本 稿 の データとして 用 いる な お 日 本 語 の 三 人 称 代 名 詞 彼 / 彼 女 が 恋 人 という 特 別 の 意 味 をとして 使 われた 場 合 は 有 効 データを 除 外 する まず テレビドラマに 表 れた 日 朝 中 の 他 称 詞 の 形 式 とその 出 現 数 ( 延 べ 数 )を 表 1に 示 す 表 1 三 言 語 における 他 称 詞 の 形 式 と 出 現 数 言 語 種 類 三 人 称 代 名 詞 単 数 複 数 親 族 名 称 地 位 名 称 名 前 指 示 詞 型 その 他 計 日 本 語 版 21 (3.6) 0 (0.0) 129 (22.4) 46 (8.0) 320 (55.7) 35 (6.1) 24 (4.2) 575 (100.0) 朝 鮮 語 版 13 (2.2) 2 (0.3) 154 (26.0) 50 (8.4) 315 (53.3) 28 (4.7) 30 (5.1) 592 (100.0) 中 国 語 版 (27.0) (2.8) 143 (18.8) 54 (7.1) 289 (38.2) 23 (3.0) 23 (3.0) 758 (100.0) ( ) 内 はパーセンテージ まず 表 1から 分 かるように 三 人 称 代 名 詞 や 親 族 名 称 地 位 名 称 や 指 示 詞 型 などが 他 称 詞 として 用 いられ そのバリエーション が 多 彩 である また 日 朝 中 の 三 人 称 代 名 詞 の 用 例 数 はそれぞ れ21 例 (3.6%) 15 例 (2.5%) 226 例 (29.8%)で 他 称 詞 の 諸 形 式 の 中 で 使 用 頻 度 の 差 が 最 も 大 き い こ と も 分 か る 一 方 名 前 (+ 1 朝 鮮 語 のローマ 字 表 記 はYale 式 表 記 法 による そして 中 国 語 のローマ 字 表 記 は ピンイン( 拼 音 ) 表 記 法 による( 以 下 同 様 ) 4

11 语 言 学 呼 称 接 尾 辞 )の 用 例 数 を 見 ると 日 朝 両 語 で320 例 (55.7%)と315 例 (53.3%) 中 国 語 では289 例 (38.2%)で 却 って 日 朝 両 言 語 の 方 でより 多 く 用 いられることが 分 かる また 三 言 語 に お け る 他 称 詞 の 総 出 現 数 は そ れ ぞ れ575 例 592 例 758 例 で 三 言 語 間 の 使 用 頻 度 の 差 がそれほど 大 きくない ことが 分 かる これはどの 言 語 でも 会 話 の 直 接 参 加 者 でない 第 三 者 をより 明 確 に 指 示 する 必 要 があり 他 称 詞 の 省 略 されにくい ことによるものと 考 えられる なお 日 朝 両 言 語 における 他 称 詞 の 使 用 頻 度 には 殆 ど 違 いがなく この 点 での 両 言 語 の 類 似 性 が 窺 える 3. 三 人 称 代 名 詞 の 使 用 制 限 表 1にも 示 したように 他 称 詞 の 諸 形 式 の う ち 用 例 数 に 差 異 が 最 も 顕 著 なのは 三 人 称 代 名 詞 である ここでは まず 指 示 対 象 の 制 限 という 視 点 から 三 人 称 代 名 詞 の 用 法 に 注 目 したい 日 本 語 と 朝 鮮 語 の 三 人 称 代 名 詞 は 近 代 に 入 ってから 西 洋 語 の 影 響 を 受 けて 使 われ 始 めた 語 彙 で 使 用 上 様 々な 制 限 があること は 既 に 指 摘 されていることである 例 えば 日 本 語 の 三 人 称 代 名 詞 彼 彼 女 は 目 上 に 対 して 用 いることができず 同 等 か 目 下 に 対 して 用 いられる たとえ 指 示 対 象 が 目 下 であっても 幼 児 の 場 合 や 親 族 内 では 三 人 称 代 名 詞 を 使 わないことを 原 則 としている ま た 朝 鮮 語 の 三 人 称 代 名 詞 ku kunye は 書 き 言 葉 で 会 話 で は 殆 ど 使 わ れ る こ と が な い 日 常 会 話 で 使 用 さ れ る y ay kyay cyay 1も あ く ま で も 指 示 代 名 詞 i(こ の)+ 子 ku(そ の)+ 子 ce(あの)+ 子 の 縮 約 形 で 目 上 に 用 いられないなど その 使 用 範 囲 が 大 いに 制 限 されている 一 方 中 国 語 の 三 人 称 代 名 詞 1 kyay は 第 三 者 が 話 し 手 と 聞 き 手 の 視 野 の 範 囲 外 に い る 場 合 に 用 い る yay と cyay は 第 三 者 が 話 し 手 と 聞 き 手 の 視 野 の 範 囲 内 に い る が 前 者 は 目 の 前 に い る 場 合 に 用 いるのに 対 し 後 者 はより 遠 いところにいる 場 合 に 用 いる 5

12 日 语 教 学 与 日 本 研 究 ta は ほぼすべての 人 に 対 して 用 いることができる 以 下 具 体 的 な 例 を 見 よう なお 例 文 の 中 で 話 し 手 聞 き 手 第 三 者 の 属 性 および 人 間 関 係 は 次 のような 順 番 で 示 す 話 し 手 性 別 聞 き 手 性 別 ( 第 三 者 の 名 前 性 別 / 話 し 手 から 見 た 第 三 者 との 関 係 ) (1)ユジン 女 ジュンサン 男 ( 音 楽 の 先 生 女 / 先 生 ) K:umaksensayngnim-i mal-lonun ppangcem cwun-tako 音 楽 先 生 が 話 しでは 零 点 与 えると hayss-ciman nolyekhan huncek-man poi-myen したが 努 力 した 痕 跡 さえ 見 せれば kwaychanhu-lkeya. 大 丈 夫 だろう J: 先 生 がこの 間 0 点 にするって 言 ってたけど 努 力 したって ことがわかれば 大 丈 夫 よ C: 音 乐 老 师 她 虽 然 嘴 上 说 给 你 零 分, 但 是 她 知 道 你 练 过 就 没 有 事 了 ( 冬 のソナタ) (1)は 指 示 対 象 が 目 上 の 音 楽 の 先 生 となっている 用 例 である 日 本 語 と 朝 鮮 語 では 三 人 称 代 名 詞 でなく 地 位 名 称 のみで 目 上 を 指 して い る の に 対 し 中 国 語 で は 音 乐 老 师 她 ( 音 楽 の 先 生 の 彼 女 ) つまり 三 人 称 代 名 詞 を 付 けた 表 現 で 目 上 を 指 示 している た だし 中 国 語 でも 三 人 称 代 名 詞 のみで 目 上 を 指 すのは 失 礼 だと され その 使 用 が 避 けられることがある それは 第 三 者 ( 目 上 ) が 会 話 の 現 場 にいる 場 合 すなわち 話 し 手 もしくは 聞 き 手 の 視 界 内 にいる 場 合 である (1)で もし 音 楽 の 先 生 が 会 話 の 現 場 に い た としたら 音 乐 老 师 她 ( 音 楽 の 先 生 の 彼 女 ) で 先 生 を 指 示 するの は 非 常 に 失 礼 な 行 為 になる (2)ユミの 母 女 ジュンソ 男 (ユミ 女 / 娘 ) 6 K: y aȳka tochay eti-lo kan-keya?

13 语 言 学 この 子 が 一 体 どこへ 行 ったのか J:あの 子 が 行 きそうな 場 所 ってどこかしら? C: 幼 美 她 到 底 跑 去 哪 里? ( 秋 の 童 話 ) (3)ギジュ 男 ギヘ 女 (テヨン 女 / 恋 人 ) K:na thayyengi teylyetacwu-ko wa-to kwaychanhci? わたし テヨン 連 れてあげて 来 ても 大 丈 夫 J: 俺 彼 女 を 家 まで 送 っていくけど C: 我 送 她 回 去 没 关 系 吧? (パリの 恋 人 ) また (2)は 母 親 が 自 分 の 娘 に 言 及 す る 際 の 用 例 で 朝 鮮 語 と 中 国 語 では 三 人 称 代 名 詞 で 指 し 日 本 語 では 指 示 詞 型 の あ の 子 で 指 している 上 でも 述 べ た よ う に 朝 鮮 語 の 三 人 称 代 名 詞 は 指 示 詞 + 子 の 縮 約 形 で 親 が 自 分 の 子 女 に 用 いることができ る 更 に 親 族 外 で 主 に 同 級 生 の 間 もしくは 目 下 に 対 して 使 われ るのも 指 示 詞 + 子 の 本 来 の 意 味 の 特 徴 が 延 長 した 用 法 による ものであろう 一 方 日 本 語 では たとえ 子 供 が 成 人 であっても 三 人 称 代 名 詞 で 指 す の は 極 め て 不 自 然 で あ る (2)に 対 し (3) は 話 し 手 が 自 分 の 恋 人 に 言 及 する 際 の 用 例 で 日 本 語 と 中 国 語 では 三 人 称 代 名 詞 で 指 しているが 朝 鮮 語 では 三 人 称 代 名 詞 を 用 いることができず 名 前 thayyengi(テヨン) を 用 いている この ように 日 本 語 と 朝 鮮 語 の 三 人 称 代 名 詞 は 本 来 の 意 味 に 大 いに 影 響 され 用 法 はそれぞれ 異 なるが 様 々な 制 限 があるという 点 では 共 通 している 日 朝 両 言 語 に 比 べて 中 国 語 での 三 人 称 代 名 詞 は 目 下 同 等 の 人 に 対 し て 何 の 制 限 も な く 用 い る こ と が で きる 上 述 した 三 言 語 の 三 人 称 代 名 詞 における 特 徴 は 最 も 一 般 的 な 用 法 の 相 違 点 である 次 に 機 能 の 角 度 から 三 言 語 の 三 人 称 代 名 詞 の 相 違 について 見 ていこう 7

14 日 语 教 学 与 日 本 研 究 どの 言 語 でも 会 話 において 三 人 称 代 名 詞 で 人 を 指 すには 未 知 の 第 三 者 を 会 話 に 導 入 するための 手 続 きを 踏 まなければならな い つまり 先 行 詞 が 必 要 となる ただし 導 入 後 の 各 言 語 にお ける 三 人 称 代 名 詞 の 用 法 には 大 きな 差 異 が 見 られる (4) 甲 : 田 中 君 に 会 ったよ 乙 1: 田 中 って どの 田 中 のこと 2: 彼 誰 甲 :?? 彼 は 今 度 入 ったドイツ 語 の 先 生 だよ 君 知 らなかっ たの ( 田 窪 木 村 (1997)より 引 用 ) (5) 甲 : 我 前 天 碰 到 了 李 明 乙 1: 李 明 是 谁? 2:?? 他 是 谁? 甲 : 他 是 新 来 的 德 语 老 师 你 不 认 识? ( 田 窪 木 村 (1997)より 引 用 ) 田 窪 木 村 (2000)は (4)と(5)のように 日 本 語 の 彼 / 彼 女 は 対 話 以 前 から 話 し 手 と 聞 き 手 の 共 通 の 知 識 になっているものを 指 しているのに 対 し 中 国 語 の 他 ta はそのような 制 約 がなく 適 切 に 導 入 され た 対 象 に つ い て 用 い る こ と が で き る と 指 摘 し て い る 要 するに 日 本 語 で 三 人 称 代 名 詞 を 用 いることができるかど うかは 第 三 者 が 話 し 手 と 聞 き 手 の 共 通 の 知 人 であるか 否 かによ るということ で あ る し か し 中 国 語 で は 一 度 導 入 さ れ た 対 象 ( 第 三 者 )であれば 話 し 手 は 聞 き 手 との 知 識 を 共 有 しなくても 三 人 称 代 名 詞 を 使 用 することができる なお 朝 鮮 語 の 三 人 称 代 名 詞 も 指 示 詞 と の 関 わ り が あ る こ と か ら そ の 使 用 も 日 本 語 と 同 様 話 し 手 もしくは 聞 き 手 の 片 方 のみの 知 人 でなく 両 方 の 共 通 の 知 人 であることを 条 件 としている 8

15 语 言 学 (6)ミンヒョン 男 チェリン 女 (ユジン 女 / 取 引 先 の 職 員 ) K:hakin nika kincanghalmanha-n yecaki-nhata. そういえば あなたが 緊 張 するぐらい 女 だ J:でも チェリンが 心 配 するぐらいの 人 だな C: 总 之, 她 是 一 个 让 你 紧 张 的 人 ( 冬 のソナタ) (6)での 先 行 詞 は 一 緒 に 仕 事 す る イ ン テ リ ア デ ザ イ ナ ー で ある ここで 第 三 者 ユジン は 話 し 手 であるミンヒョンの 仕 事 上 のパートナーであり 聞 き 手 であるチェリンにとっては 知 らな い 人 物 である よって 日 本 語 と 朝 鮮 語 では 原 則 上 三 人 称 代 名 詞 を 用 いることができず その 上 一 緒 に 仕 事 す る イ ン テ リ ア デザイナー という 長 い 主 語 の 反 復 が 回 避 されることから 省 略 されたと 言 え る 一 方 中 国 語 で は 既 に 先 行 詞 と し て 一 緒 に 仕 事 するインテリアデザイナー が 導 入 されたため 第 三 者 (ユジ ン)が 聞 き 手 (チェリン)にとって 知 人 かどうかとは 関 係 なく 三 人 称 代 名 詞 を 用 いても 非 文 にならない い わ ば (6)の 前 で 指 示 対 象 がすでに 導 入 されても 日 朝 両 言 語 では 聞 き 手 の 指 示 対 象 に 対 する 知 識 状 況 を 考 慮 に 入 れなければならず 話 し 手 の 知 識 状 況 だけでは 三 人 称 代 名 詞 を 用 いることはできない しかし 同 じ 条 件 下 で 中 国 語 では 話 し 手 の 指 示 対 象 に 対 する 知 識 状 況 のみで 三 人 称 代 名 詞 の 使 用 が 許 される このような 三 人 称 代 名 詞 の 機 能 の 相 違 は 三 言 語 の 三 人 称 代 名 詞 の 使 用 頻 度 の 差 に 大 きな 影 響 を 及 ぼしていると 考 えられる 以 上 指 示 対 象 の 制 限 という 視 点 から 日 本 語 朝 鮮 語 中 国 語 における 三 人 称 代 名 詞 の 用 法 について 見 た 三 人 称 代 名 詞 の 使 用 範 囲 及 び 聞 き 手 に と って 未 知 の 第 三 者 に 対 す る 表 れ 方 の 相 違 は 三 言 語 の 三 人 称 代 名 詞 の 使 用 頻 度 に 差 が 生 じた 最 も 基 本 的 な 要 因 だと 考 えら れ る ま た こ の 相 違 は 名 前 の 出 現 頻 度 に お い て 中 国 語 が 日 朝 両 言 語 より 少 ないこととも 直 接 的 な 関 わりがあ ると 言 える 9

16 日 语 教 学 与 日 本 研 究 4. 連 体 修 飾 語 としての 人 称 代 名 詞 会 話 の 中 で 第 三 者 を 指 し 示 す 際 君 のお 父 さん のような 人 称 代 名 詞 が 親 族 名 称 や 名 前 の 前 に 付 き 連 体 修 飾 語 の 役 割 を 果 た している 用 例 が 多 数 見 られる ただし 三 言 語 で 連 体 修 飾 語 とし ての 人 称 代 名 詞 の 用 例 数 には 相 違 が 見 られる まず 連 体 修 飾 語 として 人 称 代 名 詞 が 用 いられた 用 例 のうち 同 一 箇 所 (76 例 )における 三 言 語 の 他 称 詞 の 形 式 および 用 例 数 を 表 2に 示 す 表 2 連 体 修 飾 語 としての 人 称 代 名 詞 の 使 い 分 け 形 式 言 語 日 本 語 朝 鮮 語 中 国 語 人 称 代 名 詞 単 数 形 + 親 族 名 称 11(14.5) 9(11.4) 49(64.5) 人 称 代 名 詞 複 数 形 + 親 族 名 称 0(0.0) 27(35.5) 0(0.0) 人 称 代 名 詞 単 数 形 + 名 前 1(1.3) 0(0.0) 0(0.0) 人 称 代 名 詞 複 数 形 + 名 前 0(0.0) 16(21.1) 8(10.5) その 他 64(84.2) 24(31.6) 19(25.0) ( ) 内 はパーセンテージ 人 称 代 名 詞 単 数 形 + 親 族 名 称 に は ぼ く の お 父 さ ん nay tal(わたしの 娘 ) 我 爸 (わ た し の お 父 さ ん) な ど が 含 ま れ て お り 人 称 代 名 詞 複 数 形 + 親 族 名 称 には 朝 鮮 語 の uliemeni(う ちのお 母 さん) などが 含 まれている ま た 人 称 代 名 詞 単 数 形 + 名 前 には 日 本 語 の あなたのユジン 1 例 が あ り 人 称 代 名 詞 複 数 形 + 名 前 に は 朝 鮮 語 の ulihyeywen-i(う ち の ヘ ウ ォ ン) 中 国 語 の 我 们 民 亨 (うちのミンヒョン) などがある その 他 には 上 に 挙 げた 形 式 以 外 の うちの 母 親 族 名 称 名 前 な どが 含 まれている 上 の 表 を 見 ると 人 称 代 名 詞 が 連 体 修 飾 語 として 用 いられる 用 例 数 は 中 国 語 では57 例 で 最 も 多 く 朝 鮮 語 では52 例 で 二 番 目 に 10

17 语 言 学 多 く そして 日 本 語 は12 例 で 最 も 少 ない また 連 体 修 飾 語 と しての 人 称 代 名 詞 を 単 数 形 と 複 数 形 の 種 別 で 見 ると 日 本 語 では 人 称 代 名 詞 の 単 数 形 しか 用 いられず 朝 鮮 語 では 人 称 代 名 詞 複 数 形 (43 例 56.6%)が 用 いられる 傾 向 があり 中 国 語 では 一 人 称 代 名 詞 単 数 形 (49 例 64.5%)が 用 い ら れ る 傾 向 が 強 い こ と が 分 かる このような 相 違 はどのような 要 因 によるものだろうか まず 挙 げら れ る の は ウ チ ソ ト を 区 別 で き る 語 彙 の 有 無 で あ ろ う 例 を 挙 げると 日 本 語 では 話 し 手 が 自 分 の 兄 を 指 す 場 合 は 兄 を 聞 き 手 の 兄 を 指 す 場 合 は お 兄 さん を 用 いているのに 対 し 朝 鮮 語 と 中 国 語 で は cehuyoppa(う ち の 兄 ) 我 哥 (わ た し の 兄 ) と nehuyoppa(あなたのお 兄 さん) 你 哥 (あなたのお 兄 さん) を 用 いている このように 日 本 語 に は ウ チ ソ ト を 区 別 できる 語 彙 が 存 在 するのに 対 し 朝 中 両 言 語 では oppa(お 兄 さ ん) や 哥 (お 兄 さん) などの 親 族 名 称 だけでは 話 し 手 の 兄 なのか 聞 き 手 の 兄 なのか 区 別 しにくくなる よって 朝 中 両 言 語 では 親 族 名 称 の 前 に 人 称 代 名 詞 を 付 けることで 指 示 を 明 確 にさせるこ とができると 思 われる 日 本 語 では ウチ ソト を 表 す 語 彙 が 用 いられているのに 対 し 朝 中 両 言 語 で 人 称 代 名 詞 が 用 いられる 用 例 は それぞれ13 例 (17.1%) 24 例 (31.6%)ある なお 表 2で 日 本 語 の その 他 の 形 式 に は う ち の 母 の よ う に 親 族 名 称 に う ちの が 付 く 用 例 が6 例 見 ら れ る こ の6 例 の う ち の の 朝 鮮 語 と 中 国 語 での 対 応 形 式 を 見 ると すべての 用 例 において 一 人 称 代 名 詞 が 連 体 修 飾 語 として 使 われている 次 に 名 前 の 前 に 一 人 称 代 名 詞 複 数 形 が 付 く 用 例 に つ い て 見 よう (7)チョンジェ 男 ミヌ 男 (ヘウォン 男 / 元 恋 人 ) K:ulihyeywen-i-eykey simcang kicunghan salam わたしたちのヘウォンに 心 臓 提 供 した 人 sounhyeȳ si-lanunke al-koissescyo? 11

18 日 语 教 学 与 日 本 研 究 ソ ウネさんということ 知 っていたでしょ J:ヘウォンに 心 臓 を 提 供 した 人 が ソ ウ ネ さ ん だ と い う こ と 知 っていたんですね? C: 你 也 知 道 给 慧 园 移 植 心 脏 的 女 孩 儿 就 是 银 慧 对 吧 ( 夏 の 香 り) 朝 鮮 語 の 一 人 称 代 名 詞 複 数 形 uli について 鄭 (2001)は これ には 聞 き 手 との 包 含 的 視 点 を 取 り 心 理 的 に 距 離 感 を 縮 める 役 割 があると 述 べている つまり 聞 き 手 の 身 分 にふさわしい 呼 称 の 前 に uli を 連 体 修 飾 語 として 付 けることで 聞 き 手 も 話 し 手 の 縄 張 りに 属 し 親 近 感 をもたらしていると 考 えられる ただし (7)は 話 し 手 (チョン ジ ェ)が 聞 き 手 (ミ ヌ)に 対 し 自 分 の 元 恋 人 (ヘウォン)について 話 している 用 例 で ここで uli は 聞 き 手 でな く 第 三 者 を 指 示 する 際 に 用 いられている 第 三 者 の 連 体 修 飾 語 としての 一 人 称 代 名 詞 複 数 形 uli は 話 し 手 が 第 三 者 を 自 分 の 縄 張 りに 属 させ 第 三 者 との 距 離 を 縮 めることで 聞 き 手 に 第 三 者 との 親 しい 人 間 関 係 を 伝 えようとする 役 割 を 果 たしていると 考 え られる つまり uli が 用 いられる 指 示 対 象 によって 心 理 的 距 離 を 縮 めようとする 対 象 も 異 なってくる 5. 終 わりに 本 稿 では 指 示 制 限 という 社 会 言 語 学 的 視 点 から 日 本 語 朝 鮮 語 中 国 語 における 他 称 詞 の 使 用 実 態 およびそれぞれの 用 法 の 差 異 について 述 べた まず 三 人 称 代 名 詞 の 使 用 範 囲 の 広 狭 は 三 言 語 における 三 人 称 代 名 詞 の 最 も 基 本 的 な 用 法 の 相 違 点 で あ る また 三 人 称 代 名 詞 における 未 知 の 第 三 者 に 対 する 表 れ 方 も 相 違 点 の 一 つである 適 切 に 導 入 された 第 三 者 に 対 し 日 朝 両 言 語 における 三 人 称 代 名 詞 の 使 用 は 話 し 手 と 聞 き 手 の 第 三 者 に 対 する 知 識 の 共 有 を 条 件 としているが 中 国 語 の 三 人 称 代 名 詞 には そのような 制 限 がない 更 に 第 三 者 を 指 示 するにあたって ウ 12

19 语 言 学 チ ソト を 区 別 する 語 彙 の 有 無 は 三 言 語 の 連 体 修 飾 語 を 用 いる 頻 度 の 差 を 生 む 要 因 として 考 えられる なお 朝 鮮 語 の uli には 指 示 を 明 確 にする 機 能 以 外 にも 指 示 対 象 との 距 離 を 縮 める 役 割 いわば 待 遇 意 識 を 表 していると 言 える 参 考 文 献 [1] 林 炫 情, 深 見 兼 孝. 他 称 詞 と 述 語 にみられる 待 遇 法 に 関 する 日 韓 対 照 研 究 [J]. 国 際 協 力 研 究 誌,2004(10-2): [2] 宋 善 花, 山 田 綾 乃. 他 称 詞 に 関 す る 日 本 語 朝 鮮 語 中 国 語 の 対 照 研 究 [J]. 愛 知 工 業 大 学 研 究 報 告,2013(48): [3] 田 窪 行 則 編. 視 点 と 言 語 行 動 [M].くろしお 出 版,1997. [4] 田 窪 行 則, 木 村 英 樹. 中 国 語 日 本 語 英 語 フ ラ ン ス 語 に お け る 三 人 称 代 名 詞 の 対 照 研 究 // 大 河 内 康 憲. 日 本 語 と 中 国 語 の 対 照 研 究 論 文 集. くろしお 出 版,2000. [5] 高 木 裕 子, 宋 善 花. 対 称 詞 の 待 遇 性 による 使 用 制 限 日 本 語 朝 鮮 語 中 国 語 の 社 会 言 語 学 的 対 照 の 観 点 か ら [J]. 実 践 女 子 大 学 人 間 社 会 学 部 紀 要,2012(8): [6] 鄭 恵 先. 日 本 語 と 韓 国 語 の 人 称 詞 に 関 する 対 照 研 究 [J]. 人 間 文 化 学 研 究 集 録,2001(10):

20 日语教学与日本研究 关于日语新闻标题中的略语 东南大学 任佳韫 [摘 要] 对于学习 日 语 的 人 来 说,学 会 阅 读 日 语 新 闻 可 以 在 提 高 日语语言能力的同时,还可以深入了解当地日本社会,是 提高日语综合水平的一个较好的途径 但是,在开始阅 读 日语新闻时一个比较大的障碍就是有些报道的标题很难 理解 新闻标题要 求 简 洁 生 动,力 求 用 有 限 的 文 字 来 吸 引读者 日语新闻也不例外,除了新闻标题的共同特点 以 外,还形成了其独有的特征 本文主要以日语新闻标题 中 的 略语 为中心展开分析 [关键词] 日语新闻 标题 略语 1.前言 新闻标题受字数 的 限 制,通 常 尽 量 使 用 最 少 的 语 言 传 达 最 多 的 信息 所以,在日语新 闻 标 题 中 除 了 一 些 语 法 上 的 省 略 手 法,如 省 略 助词 动词和助动词等 成 分 以 外,词 汇 上 的 缩 略 手 法 也 很 常 见,使 用 这种手法的词语 在 日 语 里 称 为 略 語 (り ゃく ご) 广 辞 苑 中 对 于 略語 的解释是 語形の一部を省略して簡略にした語,也就是 将 词形的一部分省略掉 使 之 简 化 的 词 略 语 不 仅 出 现 于 新 闻 标 题 中, 也存在于其他领域,比如在一些流行语中 但是新闻标题的略语又具 有其自己的特点,目前 对 于 这 部 分 的 研 究 国 内 还 不 多 见,本 文 以 朝 日新闻 等全国性报纸的网络版标题为例,对于新闻标题中的略语的 类型和特点进行分析,以期对日语学习者阅读日语新闻有所帮助 14

21 语 言 学 2. 常 见 的 几 种 略 语 2.1 国 家 名 的 略 语 在 国 际 版 的 新 闻 报 道 中, 一 部 分 国 家 名 习 惯 使 用 略 语 通 常 缩 略 为 一 个 汉 字, 比 如 米 (アメリカ) 英 (イ ギ リ ス) 比 (ベ ル ギ ー) 独 (ドイツ) 伊 (イ タ リ ア) 仏 (フ ラ ン ス) 加 (カ ナ ダ) 豪 (オーストラリア) 露 (ロ シ ア) 西 (ス ペ イ ン) 等 可 以 看 出, 这 种 将 国 家 名 缩 略 为 一 个 汉 字 的 习 惯 是 受 到 了 汉 语 的 影 响, 缩 略 后 的 汉 字 并 不 具 有 该 汉 字 的 本 来 意 义 a 来 春 まで 債 務 上 限 無 効 の 法 案 米 上 院 も 可 決 b 伊 元 首 相 2 人 目 の 妻 と 離 婚 次 は49 歳 年 下? c 露 エストニアと 条 約 残 す 国 境 問 題 は 日 本 だけ 有 些 国 家 名 的 略 语 因 为 在 日 常 生 活 中 经 常 使 用, 已 经 固 定 下 来, 本 土 读 者 可 以 轻 易 地 理 解 和 领 会, 比 如 米 英, 所 以 在 下 面 正 文 报 道 中 有 时 还 是 以 略 语 的 方 式 出 现 而 伊 露 比 等 词 除 了 新 闻 题 材 以 外 并 非 频 繁 出 现, 所 以 导 语 (リ ー ド) 或 正 文 里 一 般 会 以 缩 略 前 的 名 称 出 现 这 样, 就 算 读 者 不 能 完 全 领 会 标 题 的 意 思, 也 可 以 在 引 文 或 正 文 中 找 到 答 案 如 a b c 标 题 对 应 的 导 语 内 容 如 下 : 米 議 会 上 院 は12 日 午 後 ( 日 本 時 間 13 日 未 明 ) 米 政 府 が 借 金 でき る 限 度 額 にあたる 法 定 の 債 務 上 限 ( 約 17 兆 2,116 億 ドル)を 来 年 3 月 15 日 まで 一 時 無 効 にする 法 案 を 賛 成 多 数 で 可 決 した ANSA 通 信 に よ る と イ タ リ ア の ベ ル ル ス コ ー ニ 元 首 相 (77) と 2 人 目 の 妻 で 元 女 優 のベロニカさん(57)の 離 婚 が18 日 成 立 した ロシアのラブロフ 外 相 とエストニアのパエト 外 相 は18 日 モス クワで 国 境 画 定 条 約 に 署 名 した 可 以 看 到,a 的 导 语 与 标 题 部 分 一 致, 都 使 用 了 米, 而 b 和 c 的 导 语 中 对 国 家 名 做 了 替 换 当 表 示 两 个 国 家 或 更 多 国 家 时, 通 常 用 各 自 的 略 语 组 合 起 来 使 15

22 日 语 教 学 与 日 本 研 究 用 而 且 组 合 后 的 词 还 可 以 修 饰 名 词 如 : d 日 韓 関 係 改 善 を 手 助 けする 米 国 務 長 官 e 南 北 協 議 成 果 なし 北 米 韓 演 習 の 延 期 要 求 上 面 标 题 d 的 正 文 的 第 一 段 内 容 如 下 : ケリー 長 官 は 共 同 記 者 会 見 で 韓 国 と 日 本 は 歴 史 問 題 を 克 服 し 関 係 を 進 展 させるべきだ と 述 べ 日 韓 両 国 に 関 係 改 善 を 強 く 促 した 2.2 机 构 组 织 的 略 语 为 了 节 省 空 间, 日 语 新 闻 标 题 中 机 构 组 织 的 名 称 也 经 常 被 缩 略 除 了 世 界 上 通 用 的 EU( 欧 州 連 合 ) WHO( 世 界 保 健 機 関 ) NGO( 非 政 府 組 織 ) 等 以 英 文 字 母 表 示 的 略 语 以 外, 日 本 国 内 的 机 构 组 织 也 经 常 使 用 略 语 例 如 : f 17 歳 男 子 も400ミリ 献 血 OKに 厚 労 省 が 年 齢 基 準 緩 和 へ g 大 学 での 起 業 家 教 育 促 進 へ 経 産 省 が 新 組 織 h 東 南 海 地 震 など 予 測 文 科 省 が 新 システム 開 発 へ 上 面 三 个 标 题 中 的 略 语 分 别 对 应 的 是 厚 生 労 働 省 経 済 産 業 省 文 部 科 学 省 这 些 词 由 于 新 闻 报 道 的 影 响, 基 本 已 经 固 定 下 来, 在 日 常 生 活 中 经 常 听 到 类 似 的 还 有 公 取 委 ( 公 正 取 引 委 員 会 ) 経 団 連 ( 経 済 団 体 連 合 会 ) 日 経 連 ( 日 本 経 営 者 団 体 連 合 ) 生 協 ( 生 活 共 同 組 合 ) 国 交 省 ( 国 土 交 通 省 ) 等 机 构 组 织 的 略 语 中, 除 了 上 述 广 为 人 知 的 词 汇 以 外, 还 有 一 些 不 为 人 们 熟 知 的 词 例 如 : i IWC 会 合 ローマで 始 まる 日 本 捕 鯨 数 削 減 案 表 明 へ j 富 士 山 など47 火 山 の 監 視 強 化 噴 火 予 知 連 k NHKの 佐 村 河 内 氏 特 集 映 像 提 出 求 める BPOが 討 議 标 题 i 中 的 IWC 是 指 国 際 捕 鯨 委 員 会, 标 题 j 中 的 噴 火 予 知 連 是 指 火 山 噴 火 予 知 連 絡 会, 而 BPO 是 指 放 送 倫 理 番 組 向 上 機 構, 这 些 略 语 大 概 只 有 看 到 正 文 部 分 才 能 了 解 它 所 代 表 的 含 义 由 此 可 见, 新 闻 标 题 的 略 语 在 节 省 空 间 的 同 时, 有 时 候 还 可 以 吸 16

23 语 言 学 引 读 者 看 正 文 部 分, 以 便 发 现 标 题 中 所 使 用 的 略 语 的 真 正 含 义 2.3 电 视 台 和 电 视 节 目 的 略 语 在 娱 乐 版 的 新 闻 报 道 中, 经 常 可 以 看 到 某 些 电 视 台 和 电 视 节 目 的 略 语 其 中 不 乏 NHK( 日 本 放 送 協 会 ) 这 样 的 在 日 本 国 外 都 广 为 人 知 的 词 例 如 : l BPO 関 テレなどに 意 見 書 昨 年 の 参 院 選 めぐり m 冬 の 連 ドラ 記 者 座 談 会 読 者 からの 反 響 n Nスペの 佐 村 河 内 守 氏 特 集 おわびする 籾 井 会 長 o 仲 居 正 広 11 年 ぶり 月 9 に 登 場 以 上 标 题 中 的 関 テレ 是 指 関 西 テレビ, 連 ドラ 是 指 連 続 ドラマ, Nス ペ 是 指 NHKス ペ シ ャル 而 月 9(ゲ ツ ク ゲ ッ ク), 是 日 本 富 士 电 视 台 及 其 联 播 网 (FNS) 于 每 星 期 一 晚 间 9:00-9:54( 日 本 时 间 ) 播 出 的 以 高 收 视 率 著 称 的 电 视 连 续 剧 系 列 电 视 台 的 略 语 还 有 像 テレ 朝 (テレビ 朝 日 ) テ レ 東 (テ レ ビ 東 京 ) 日 テ レ( 日 本 テレ ビ), 而 这 三 个 电 视 台 都 属 于 在 京 五 大 电 视 台 ( 在 京 キー 局 ) 电 视 节 目 除 了 月 9, 还 有 水 10( 水 曜 10 時 枠 の 連 続 ド ラ マ) 金 スマ( 中 居 正 広 の 金 曜 日 のスマたちへ) 等 除 了 电 视 节 目, 一 些 电 视 剧 也 会 使 用 略 语, 比 如 下 面 的 标 题 : p 冬 ソナ10 年 ずっと 韓 流 頼 みでは 冬 ソ ナ 是 指 韩 国 电 视 连 续 剧 冬 の ソ ナ タ, 该 词 也 被 选 为 2004 年 新 语 流 行 语 大 奖, 反 映 了 韩 流 对 日 本 文 化 的 影 响 可 以 看 出 新 闻 标 题 的 略 语 对 于 流 行 语 也 是 有 一 定 的 影 响 的 同 时, 很 多 流 行 语 因 为 字 数 精 练, 也 给 新 闻 标 题 提 供 了 良 好 的 素 材, 所 以 可 以 说 两 者 是 相 互 影 响 的 2.4 体 育 报 道 相 关 的 略 语 日 语 新 闻 中 关 于 体 育 报 道 ( 棒 球 尤 为 明 显 ) 的 标 题 中 略 语 随 处 可 见 例 如 : q 早 大 が 立 大 にサヨナラ 勝 ちし 勝 ち 点 2に 第 5 週 17

24 日 语 教 学 与 日 本 研 究 r 明 大 が 沼 津 キャンプ 開 始 電 車 で 現 地 入 り 上 述 标 题 中 的 早 大 是 指 早 稲 田 大 学, 立 大 是 指 立 教 大 学, 而 明 大 是 明 治 大 学 的 略 语 但 是 这 种 将 学 校 名 进 行 缩 略 并 不 是 新 闻 标 题 独 有 的, 日 本 的 公 私 立 大 学 数 量 很 多, 几 乎 每 个 大 学 都 有 自 己 的 略 语 而 这 些 略 语 恰 好 适 用 作 新 闻 标 题 在 关 于 名 字 相 似 的 学 校 棒 球 队 间 比 赛 的 报 道 中, 有 时 对 于 棒 球 队 实 力 及 知 名 度 高 的 学 校 使 用 略 语, 而 对 于 知 名 度 相 对 低 的 学 校 使 用 全 称 的 现 象 也 不 是 没 有 的, 这 在 某 种 意 义 上 来 说 是 违 背 公 平 原 则 的, 但 是 的 确 存 在 这 种 现 象 例 如 在 42 届 全 日 本 大 学 棒 球 冠 军 赛 中, 关 西 学 院 大 学 关 东 学 院 大 学 关 东 学 园 大 学 都 参 加 了 比 赛, 报 道 中 却 只 对 关 西 学 院 大 学 使 用 了 略 语 关 学, 而 另 外 两 所 学 校 都 使 用 了 全 名 除 了 学 校, 职 业 棒 球 队 也 有 对 应 的 略 语 例 如 : s 虎 単 独 3 位 t 鷹 今 宮 大 暴 れ!1 号 含 む3 安 打 自 分 の 形 ができつつある u 1 軍 合 流 の 竜 大 島 が 躍 動 谷 繁 監 督 も 及 第 点 其 中 虎 是 指 职 业 棒 球 队 阪 神 タイガース, 鷹 是 代 表 ソフ トバンクホークス, 而 竜 是 指 中 日 ド ラ ゴ ン ズ 这 种 将 队 名 缩 略 为 一 个 汉 字 的 手 法 与 国 名 的 缩 略 极 为 相 似, 但 是 与 之 不 同 的 是 后 者 只 表 示 读 音, 并 不 具 有 汉 字 本 来 的 含 义 而 队 名 的 缩 略 却 是 利 用 了 汉 字 的 表 意 功 能 体 育 报 道 的 最 大 特 征 就 是 大 量 略 语 的 使 用 除 了 上 述 的 略 语, 比 如 棒 球 中 的 2 死 二 進 三 遊 間 遊 ゴロ 等 词 分 别 代 表 了 ツーア ウト 二 塁 に 進 む 三 塁 とショートの 間 ショートに 飛 んだゴロ 的 意 思 可 以 看 出 新 闻 标 题 为 了 减 少 字 数, 通 常 使 用 汉 字 对 一 些 专 门 用 语 进 行 缩 略 略 去 经 常 看 体 育 报 道 的 读 者, 连 本 土 读 者 也 很 难 理 解 这 些 词 汇 包 含 的 意 思 2.5 其 他 常 见 的 略 语 除 了 上 述 特 定 领 域 的 略 语 以 外, 社 会 及 生 活 版 面 的 新 闻 标 题 中 略 语 也 随 处 可 见 18

25 语 言 学 v 関東から東海地方の潮干狩り GW も好調 気象庁発表 w トヨタ春闘決着 一時金10年ぶり満額割れ ベアはゼロ x ストーカーやDV 被害届なくても積極調査 警察庁方針 其中标题 v 中的 GW 是 ゴールデンウ ィーク 的略语,虽然在 新闻标题中频繁使用,但是考虑到有些读者不理解其意思,所以在正 文中还是会以全称出现的 例如它的正文第一段的内容如下: 関東から東海地方の潮干狩りに適した日を気象庁が発 表した 3 8月までの日中の潮位が低くな る13期間 の 予 測で 干潮 時 刻 の 前 後1時 間 半 程 度 が 適 し て い る と い う ゴ ー ル デ ン ウ イ ー ク ( 4月26 5月6日)も 好 調 の よ うだ 标题 w 中的 ベア 是 ベースア ップ 的略语,在日本每年的 春 季要求提高工资 的 斗 争 (春 闘)的 相 关 报 道 中,经 常 看 到 该 词 的 身 影 x 中的 DV 是 ドメステ ィック バイオレンス(家庭暴力) 的略 语,如 果 不 看 正 文 的 话 日 本 本 土 读 者 有 时 候 也 很 难 猜 出 来 是 什 么 意思 3.结语 日语新闻标题与 其 他 语 言 的 新 闻 标 题 一 样,都 力 求 语 句 简 短 精 练,为此使用大量的略语 本文通过几个主要版面的新闻标题分析了 略语的几种类型和特点,不难发现,日语因为是汉字 假名 罗马字可 以混 用 的 语 言,这 在 很 大 程 度 上 方 便 了 新 闻 标 题 使 用 略 语 通 过 汉 字 假名 罗马字三种 元 素 的 有 效 利 用 使 得 略 语 的 形 式 多 种 多 样,虽 然给读者带来了一定的难度,有时也起到了吸引读者眼球的作用 对 于日语学习者来说,掌握并积累日语新闻标题中常用的略语,对阅读 日语新闻是非常有帮助的 19

26 日 语 教 学 与 日 本 研 究 参 考 文 献 [1] 玉 木 明.ニュース 報 道 の 言 語 論 [M]. 洋 泉 社,1996. [2] 馬 場 博 治, 植 条 則 夫.マスコミ 文 章 作 法 [M]. 創 元 社,1988. [3] 熊 田 亘. 新 聞 の 読 み 方 上 達 法 [M].ほるぷ 出 版,1994. [4] 杨 嬿 琳. 日 语 新 闻 标 题 的 特 点 [J]. 新 闻 爱 好 者,2010(4): [5] 刘 路. 新 闻 标 题 论 [M]. 北 京 : 中 国 社 会 科 学 出 版 社,

27 语 言 学 コーヒーでいい(です) の 適 格 性 に 関 わる 要 因 1 扬 州 大 学 外 国 语 学 院 孙 杨 [ 要 旨 ] 本 稿 は Austinの 発 話 行 為 理 論 とGriceの 協 調 原 則 に 従 い コーヒーでいい(です) の 適 格 性 に 関 わる 要 因 に ついて 考 察 を 行 った 考 察 を 通 し 1 コーヒーでいい (です) の 適 切 性 は 文 化 的 規 約 という 要 因 に 左 右 さ れている 文 化 的 規 約 に 満 足 している 場 合 は 適 切 な 発 話 にな る が そ う で な け れ ば 適 切 な 発 話 に な ら な い 2 日 本 語 学 習 者 は 日 本 語 に 関 する 言 語 的 な 知 識 だ けではなく 日 本 語 に 深 く 関 わっている 文 化 的 規 約 に 関 する 知 識 な ど の 習 得 も 不 可 欠 で あ る と い う の は 言 語 的 な 知 識 だけで 適 切 な 発 話 を 構 成 することが 保 障 できないからである などが 分 かった 今 後 日 本 語 学 習 者 に コミュニケーションをする 際 文 化 的 規 約 の 間 違 いは 言 語 的 な 知 識 の 間 違 い よ り も 聞 き 手 のフェイスを 侵 害 しやすいことを 知 ってもらう 必 要 が あり それなりの 教 授 に 力 を 入 れるべきである [キーワード] 発 話 行 為 適 格 性 文 化 的 規 約 意 図 解 釈 1 本 文 为 2010 年 江 苏 省 教 育 厅 高 校 哲 学 社 会 科 学 基 金 项 目 一 般 项 目 ( 课 题 名 称 : 从 文 化 认 知 视 角 探 讨 汉 日 语 行 为 交 互 语 篇 特 征 的 比 较 ; 批 准 号 :2010SJB740016; 课 题 负 责 人 : 孙 杨 );2010 年 教 育 部 第 40 批 留 学 回 国 人 员 科 研 启 动 基 金 资 助 ( 课 题 名 称 : 日 语 交 际 行 为 的 策 略 研 究 ; 课 题 负 责 人 : 孙 杨 );2012 年 国 家 社 会 科 学 基 金 一 般 项 目 ( 课 题 名 称 : 中 国 高 级 日 语 学 习 者 言 语 行 为 话 语 研 究 ; 批 准 号 :12BYY137, 课 题 负 责 人 : 孙 杨 );2011 年 扬 州 大 学 人 文 社 科 基 金 一 般 项 目 ( 课 题 名 称 : 日 语 行 为 交 互 话 语 的 心 理 机 制 与 策 略 研 究 ; 课 题 负 责 人 : 孙 杨 ) 成 果 的 一 部 分 21

28 日 语 教 学 与 日 本 研 究 1.はじめに 日 常 生 活 においてのコミュニケーションは 話 し 手 と 聞 き 手 と の 言 葉 交 わし( 発 話 行 為 )よって 成 り 立 つのが 一 般 的 である 当 然 話 し 手 と 聞 き 手 が 用 いた 発 話 行 為 の 質 はコミュニケーションの 成 功 か 失 敗 かを 左 右 している 例 えば (1)と(2)のような 発 話 は スムーズな コ ミ ュニ ケ ー シ ョン を 促 進 し て い る か 否 か を 語 って いる (1)( 筆 者 と 日 本 人 の 先 生 との 喫 茶 店 でのやり 取 り) 先 生 : 楊 さん 何 がいい? 筆 者 :コーヒーでいいです 先 生 :ほかのものでもいいよ 遠 慮 しないでね 筆 者 : 先 生 本 当 にコーヒーでいいです (2)( 筆 者 と 友 人 との 喫 茶 店 でのやり 取 り) 友 人 : 何 する? 筆 者 :コーヒーでいいよ 以 上 の(1)(2)は い ず れ も 文 法 的 に は 問 題 が な い よ う に 見 え る が (1)における 日 本 人 の 先 生 に コーヒーでいいです と い う 表 現 は 適 格 ではないと 指 摘 された しかし その 理 由 がはっきり 分 からない ま ま わ ざ と 類 似 し た 場 面 を 見 つ け (2)の よ う に コーヒーでいいよ を 用 いた 結 局 無 事 であった そこで 本 稿 は コーヒーでいい(です) の 適 格 性 に 関 わる 要 因 に つ い て 考 え る ま た 日 本 語 学 習 者 と し て の 筆 者 は コ ー ヒーでいい(です) のような 不 適 格 な 発 話 行 為 を 避 け る た め に ど うすべきかを 明 らかにする 2. 先 行 研 究 2.1 発 話 行 為 に 関 する 先 行 研 究 イギリスの 哲 学 者 Austin(1962:92-103)は 発 話 の 行 為 遂 行 的 な 側 面 に 注 目 し 人 々は 何 かを 言 おうとする 際 単 なるある 事 柄 22

29 语 言 学 を 述 べるの で は な く 意 識 的 に あ る 行 動 も 同 時 に 遂 行 し て い る ( 例 えば 依 頼 警 告 勧 めなどの 行 為 ) これらの 行 為 遂 行 を 発 話 内 行 為 (ilocutionaryact)と し 遂 行 行 為 は 一 つ 一 つ の 動 詞 に よって 遂 行 されると 認 識 し 遂 行 動 詞 リストの 作 成 につとめてい る また 発 話 行 為 を 発 話 内 行 為 と 平 行 さ せ る 発 話 行 為 (locutionaryact) 発 話 媒 介 行 為 ( p erlocutionaryact)も 分 類 してい る Searle(1969)はAustin(1962)の 分 類 を 継 承 し な が ら 批 判 し 発 話 内 行 為 は 明 示 的 遂 行 動 詞 だけによって 実 現 されたのではな いと 主 張 している さらに Searle(1979)は 間 接 発 話 行 為 理 論 の 枠 組 みを 提 唱 した Austin(1962)が 発 話 行 為 理 論 を 提 出 して 以 来 発 話 行 為 に 関 す る 研 究 が 国 内 外 で 盛 ん に 行 わ れ て い る Levinson(1983) 中 園 ( ) 岡 本 (2000) 何 兆 熊 (2000) 劉 小 珊 (2000) 趙 華 敏 ( )など が あ げ ら れ る こ れ ら の 研 究 に お い て 中 園 ( ) 何 兆 熊 (2000)は 発 話 行 為 の 全 体 像 を 紹 介 し た り 英 語 との 違 いなどについて 論 じたりしている 一 方 劉 小 珊 (2000) 岡 本 (2000) 趙 華 敏 (2003) 劉 珏 肖 志 (2008)などは 主 に 発 話 内 行 為 としての 依 頼 勧 誘 断 り 反 論 勧 めなどに 集 中 しているが 話 し 手 の 意 志 を 表 出 する 宣 告 型 の 発 話 内 行 為 に 対 して 聞 き 手 はいかに 解 釈 するか また 話 し 手 の 発 話 行 為 が 聞 き 手 にどのような 効 果 を 与 えるかという 発 話 媒 介 行 為 に 焦 点 を 当 てる 考 察 は 少 ないようである 田 中 (2003:63)は AustinとGriceの 理 論 の 違 いについて 触 れた 際 グライスの 理 論 が 試 みたのは 話 し 手 が 言 ったことを 聞 いた 人 が その 伝 えようとしたことをどうやって 受 け 取 るかを 説 明 す ること つまり 実 際 に 表 現 された 意 味 のレベルから 含 意 された 意 味 のレベルへどうやって 移 行 するかということである と 述 べ た つまり Griceの 理 論 は 話 し 手 が 聞 き 手 に 伝 えようとする 意 味 は 必 ずしも 聞 き 手 の 受 け 取 った 意 味 とは 一 致 しないことを 明 ら かにした そのうえ 話 し 手 の 実 際 に 表 現 された 意 味 は 聞 き 手 に いかに 解 釈 されるかについても 説 明 していると 考 えられる 23

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