CONTENTS インターネット 上 のトラブルの 概 と 解 決 法 久 保 健 一 郎 保 全 事 件 を 当 する 裁 判 官 の 場 から たインターネット 関 連 事 件 福 島 政 幸 スカッシ ン 22 大 会 会 議 ラン ルト 大 会 報 理 事 者 から:

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1 2013年9月1日発行 毎月1回1日発行 第13巻第9号 通巻461号 昭和51年3月17日第三種郵便物認可 ISSN 年 月号 特 集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 インタビュー 元東京弁護士会会員 木村裕二さん クローズアップ 2013年度 夏期合同研究

2 CONTENTS インターネット 上 のトラブルの 概 と 解 決 法 久 保 健 一 郎 保 全 事 件 を 当 する 裁 判 官 の 場 から たインターネット 関 連 事 件 福 島 政 幸 スカッシ ン 22 大 会 会 議 ラン ルト 大 会 報 理 事 者 から: に しい 田 議 員 会 報 (2013 年 度 時 ) 東 京 会 民 会 議 : 第 29 回 会 の 報 の り 方 について ンダーN W : 第 5 回 V 事 件, 専 門 関 と を 合 わせて 時 の 判 例 第 11 回 東 京 地 裁 平 成 24 年 9 月 28 日 判 決 ( 法 専 修 大 事 件 ) 島 65 期 レー ッ イ: をう たい 会 の 福 利 第 7 回 定 期 保 と 制 度 の 内 義 わたしの 修 時 代 : 修 の 32 期 内 ー ーブレイ : 子 の 子 て 中 お めの 一 冊 : ロンドン 成 り 行 から に る で 中 一 東 合 同 内 会 イン メーシ ン 1

3 特集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの 概観と解決法 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 今日 インターネットの普及に伴って ネット した インターネットの名誉毀損等の実務に精通 を利用した名誉毀損 誹謗中傷事案が増加してお した弁護士と東京地方裁判所の民事第 9 部 保全 りますが 上記のような事案では 加害者の特定 部 の裁判官による講義は 実践的な内容となっ 追跡のため IP アドレスやアクセスログ等に関す ておりますので 事件処理のご参考にしていただ る専門的知識が必要であったり ログの保存期間 ければと思います 伊藤 敬史 寺﨑 裕史 等との関係上 迅速な着手が必要となる等 実務 的に留意するべき点があります CONTENTS そこで 今回の特集では 平成 25 年 4 月 17 Ⅰ インターネット上のトラブルの概観と解決法 日に実施された当会のインターネット法専門講座 Ⅱ 保全事件を担当する裁判官の立場から見た 第 1 回 インターネット上のトラブルの概観と解 インターネット関連事件 決法 の講義録のダイジェスト版を掲載いたしま Ⅲ ディスカッション Ⅰ インターネット上のトラブルの概観と解決法 会員 久保 1 プロバイダ責任制限法 1 による救済 関与する者を広く含む 例えば 加害者 B が自分の契約している接続プ ⑴ プロバイダ責任制限法における用語 ロバイダ 以下 ISP にアクセスして C が管理 ア 特定電気通信 する電子掲示板 以下 BBS に被害者 A を攻 不特定者による受信を目的とする電気通信 撃する言論を入れたケースでは ① BBS 管理者 C インターネットウェブサイトによる通信は 特 ②その掲示板を掲載しているウェブサイトの管理 定電気通信 にあたるが 電子メールはあたら 運営者 D ③そのウェブサイトのサーバーの管理 ない 運営者 E ④加害者が加入している ISP 管理者 F イ 特定電気通信役務提供者 プロバイダ のすべてがプロバイダ責任制限法上のプロバイダに インターネット上のウェブサイト等の情報通信に あたる 図①参照 1 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律 2 健一郎 51 期

4 図① 特集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 出典 飯田耕一郎編著 プロバイダ責任制限法解説 135頁 三省堂 ⑵ サイトの特定 どこで被害を受けているのか 被害者はどのサイトで権利侵害を受けているのかと いうことを把握していないことがあるので まず最低 限 URL を特定する必要がある 参考 プロバイダ責 任 制 限 法 関 連 情 報 Web サイト 逮捕事実の報道とプライバシーの関係について ⑶ プロバイダの特定 は ノンフィクション 逆転 訴訟 についての 権利侵害行為が BBS において行われている場合 最 判 平 成 6 年 2 月 8 日 判 時 1594 号 56 頁 判タ プロバイダ責任制限法に基づく請求の相手方として 933 号 90 頁 が参考になる は 第一次的には BBS 管理者 図① C を検討す ②被害者について ることになる しかし BBS 管理者が特定できない 被害者の把握について 法人がインターネットで ような場 合 BBS が設 置されているウェブサイト管 誹謗中傷を受けているケースで 法人のみならず 理者 同 D や 当該ウェブサイトが運用されている その役職員も攻撃を受けているような場合 法人 サーバー管理者 同 E を相手方とすることを検討 単独では名誉毀損の成否が微妙であっても 法人 する必要が出てくる と役職員を併せて被害者とすることで うまく処理 できることがある ⑷ 被害態様 なお 被害者が掲示板等で反論している場合 ①被侵害権利 被害者自身において 相手方への誹謗中傷となる 被侵害権利としては 名誉 プライバシー関係 ような記事を投稿していることがあるので 注意を 著作権関係 商標権関係という 3 つに大別される 要する 3

5 特集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 ③被害を受け始めた時期 信者情報開示依頼書の書式が公開されており参考と 加害者を追跡するには アクセスログ IP アド なるが レスとタイムスタンプ が必 要 不 可 欠であるが provider/pdf/isp_disclose_form_ pdf 結 アクセスログは 法律上の保存義務がなく かつ 局開示されないことが多いので アクセスログの保存 業者によってアクセスログの保存期間に差があるの 期間との関係で 時間がかかるという点がデメリット で 上記ログを速やかに確保する必要がある 経 となる 験上 大手業者の場合 3 ヶ月程度はログを保存 従って 裁判外の請求と裁判上の請求を両方行っ していることが多いものの 6 ヶ月を過ぎると 追 ておかなければ 救済方法としては不安定であると思 跡可能性が低くなるという傾向があるように思わ われる れる なお 裁判外の請求を行うメリットとしては プロ バイダから発信者に対して意見聴取がなされるため 事実上の抑止力が働く可能性があるという点が挙げ 2 救済方法 られる ①侵害情報の削除請求と ②侵害情報発信者の追 跡 発信者情報開示請求 及び発信者に対する損害 4 裁判上の削除請求 賠償請求があり 通常 双方の方法を行う もっとも ②発信者情報開示請求は ログの保存 ⑴ 仮処分 期間との関係で 最終的に実現できないこともある 方法としては本訴提起もあり得るが 迅速な被害 者救済という観点からは 侵害情報削除の仮処分を 申し立てるのが望ましい 3 裁判外の請求 申立の趣旨としては 送信防止措置を求めるとい う記載もあり得るが 削除を求めるという記載で概ね ⑴ 侵害情報の削除請求 足りる 侵害情報の削除請求は 裁判外でプロバイダ宛に 被保全権利について 名誉 プライバシー侵害の 内容証明郵便を送付する方法により行うことになる 場合は 人格権または条理上の権利となるが どち が 発信者情報開示請求と比べて 柔軟に応じる傾 らか迷った場合 人格権とするのが良いように思われ 向がある る なお プロバイダ責任制限法を根拠に削除請求 を行うのは 適切でないように思われる ⑵ 発信者情報開示請求 発信者情報の開示については 発信者の同意がな い限り 任意に応じることはほとんどない 一般社団法人テレコムサービス協会のサイトに発 4 参考 東京地裁保全研究会編著 民事保全の実務 第 3 版 上巻 336 頁以下

6 特 集 ⑵ 本 訴 提 起 の 要 否 プロバイダに 対 する 削 除 請 求 と 損 害 賠 償 請 求 を 併 合 して 行 う 場 合 や, 仮 処 分 決 定 に 対 して 起 訴 命 令 が 出 された 場 合 は, 本 訴 提 起 をすることになる なお,かなり 時 間 が 経 過 してから 誹 謗 中 傷 記 事 の 存 在 に 気 付 いたような 場 合 は, 保 全 の 必 要 性 との 関 係 で 仮 処 分 の 申 立 が 難 しく, 直 ちに 本 訴 を 提 起 せざ るを 得 ないこともある 5 裁 判 上 の 発 信 者 情 報 開 示 請 求 裁 判 手 続 としては,3 段 階 の 手 続 を 要 する ⑴ 発 信 者 情 報 開 示 仮 処 分 命 令 の 申 立 ( 第 1 段 階 ) まず,BBS やウェブサイトなどのコンテンツプロバ イダ( 図 1のC,D,E)に 対 して,IPアドレス,タ イムスタンプ 及 びユーザー ID( 携 帯 電 話 からの 情 報 発 信 の 場 合 )に 関 する 発 信 者 情 報 開 示 仮 処 分 命 令 の 申 立 を 行 う 上 記 仮 処 分 については,プロバイダ 責 任 制 限 法 4 条 に 基 づく 発 信 者 情 報 開 示 請 求 権 が 被 保 全 権 利 と なる いかなる 情 報 を 開 示 対 象 とすればよいかという 点 に ついては, 特 定 電 気 通 信 役 務 提 供 者 の 損 害 賠 償 責 任 の 制 限 及 び 発 信 者 情 報 の 開 示 に 関 する 法 律 第 4 条 第 1 項 の 発 信 者 情 報 を 定 める 省 令 ( 平 成 14 年 総 務 省 令 第 57 号 )を 参 照 することになる ⑵ 発 信 者 その 他 侵 害 情 報 の 送 信 に 係 る 者 の 住 所 ⑶ 発 信 者 の 電 子 メールアドレス ⑷ 侵 害 情 報 に 係 るIP アドレス ⑸ 侵 害 情 報 に 係 る 携 帯 電 話 端 末 又 は PHS 端 末 ( 以 下 携 帯 電 話 端 末 等 )からのインターネット 接 続 サービス 利 用 者 識 別 番 号 ⑹ 侵 害 情 報 に 係 るSIM カード 識 別 番 号 のうち, 当 該 サービスにより 送 信 されたもの ⑺ 第 4 号 の IP アドレスを 割 り 当 てられた 電 気 通 信 設 備, 第 5 号 の 携 帯 電 話 端 末 等 からのインタ ーネット 接 続 サービス 利 用 者 識 別 符 号 に 係 る 携 帯 電 話 端 末 等 又 は 前 号 の SIM カード 識 別 番 号 に 係 る 携 帯 電 話 端 末 等 から 開 示 関 係 役 務 提 供 者 の 用 いる 特 定 電 気 通 信 設 備 に 侵 害 情 報 が 送 信 され た 年 月 日 及 び 時 刻 仮 処 分 決 定 が 出 た 後, 保 全 執 行 の 申 立 をすること を 忘 れずに なお,コンテンツプロバイダに 対 する 発 信 者 情 報 開 示 の 仮 処 分 については, 保 全 執 行 ( 間 接 強 制 による)に 際 して 書 面 審 尋 に10 日 間 程 度 の 時 間 がかかる 可 能 性 があり,その 間 にアクセスログが 流 れ てしまう 危 険 があることについては, 留 意 する 必 要 が ある 参 考 前 掲 民 事 保 全 の 実 務 342 頁 以 下 鬼 澤 友 直 裁 判 官, 目 黒 大 輔 裁 判 官 発 信 者 情 報 の 開 示 を 求 める 仮 処 分 の 可 否 判 例 タイムズ1164 号 4 頁 以 下 イ ン タ ー ネ ッ ト 法 専 門 講 座 イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の ト ラ ブ ル の 概 観 と 解 決 法 同 省 令 の 列 挙 ⑴ 発 信 者 その 他 侵 害 情 報 の 送 信 に 係 る 者 の 氏 名 又 は 名 称 ⑵ 発 信 者 情 報 の 消 去 禁 止 仮 処 分 命 令 の 申 立 ( 第 2 段 階 ) 次 に, 上 記 情 報 を 基 に 割 り 出 した 発 信 者 の 接 続 プ 5

7 特集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 ロバイダ 図①の F に対し IP アドレス タイム スタンプの発信者情報の消去禁止を求める仮処分命 6 発信者情報開示請求を行う際の 立証上の留意点 時間 費用について 令を申し立てる この仮処分についても プロバイダ 責任制限法 4 条に基づく発信者情報開示請求権が被 ⑴ 立証について 保全権利となる ①発信者情報開示請求 仮処分 本訴共通 この手続の時点でログが残っていないということに プロバイダ責任制限法 4 条により 権利侵害の なると 相手方の特定手段がなくなり 本訴の提起 明白性が要件として要請されており 請求者にお は不能となる いて 社会的評価の低下の客観的事実に加えて 消去禁止の手続に関しては 審尋の際に 事実上 違法性阻却事由 公共性 公益性 真実性 の 発信者の接続プロバイダにログの保存を承諾してもら 不存在についても立証責任を負うと解されている える場合等 和解的に解決できることがある 東京地判平成 15 年 3 月 31 日 判時 1817 号 84 頁 なお アクセスログの保全については 発信者情 参照 ただし 真実であると信ずるに足る相当な 報の消去禁止の仮処分申立を行わなくとも 発信者 理由がないことの立証までは必要ない の接続プロバイダ 図①の F を被告として発信者 この点 公共性 公益性 真実性は 1 つでも の住所 氏名の開示を求める発信者情報開示請求訴 欠ければ違法性は阻却されないので 公共性がな 訟を提起した上で 同プロバイダに対し 内容証明 いこと 私事であること 公益目的でないこと 加 等によって提訴の事実を通知するとともに アクセス 害目的 報復目的であること 情報が事実でない ログの消去をしないよう求めることで 事実上 消去 ことのいずれかを立証できれば足りる されずに保存されることも多い 立証にあたっては 対象箇所をプリントアウトして マーカーを引いて証拠化し 侵害情報を特定する ⑶ 発信者情報開示請求訴訟 第 3 段階 主張にあたっては 表形式にするなどして 目録を その後 発信者の接続プロバイダ 図①の F に ②保全の必要性 仮処分 対し 発信者 図①の B の住所 氏名の開示を求 保全の必要性については アクセスログの保存 める本訴を提起する 住所 氏名の開示請求は ア 期間が法律で定められておらず 短期間にとどまっ クセスログとは異なり 仮処分で求めていくのは困難 ていることについて立証していくことになる であり 原則として本訴を要する 上記立証にあたっては 大手プロバイダに対する 参考 前掲 発信者情報の開示を求める仮処分の可否 6 頁 以下 作成することになる 弁護士会照会を行ったり 前掲 発信者情報の開 示を求める仮処分の可否 8 頁参照 警察庁がホ ームページで公開している 不正アクセス行為対策 等の実態調査 research/ を利用してアクセスログの保存期間を 立証したりすることが考えられる 6

8 特集 アクセスログの開示請求着手から発信者情報の開 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 ⑵ 手続に要する時間 8 コンテンツプロバイダの 検索方法について 示請求終結までは どんなに円滑に進行したとしても 半年程度はかかるので その旨を 事前に依頼者に ⑴ 第一次的サイト管理者と真の管理者 説明しておくことが必要である サイト上の記載では コンテンツプロバイダが誰で 本訴の期日の回数は 通常 4 5 回であり 人証 あるのかわからない場 合があるが このような場 合 の取調が行われることはほとんどない aguse アグス のサイトを利用すると ドメイン保 有者とサーバー管理者を第一次的に特定することが ⑶ 申立書類について できる 仮処分の場合 裁判所の運用では 執行解放や担.jp ドメインの場合は 株式会社日本レジストリ 保の取戻との関係で 債権者 1 名ごとに申立書を分 サービスのサイトから検索することができる 離する必要があるものとされる.com や.net 等の汎 用ドメインの場 合は 従って 法人と役職員が一緒に申立を行うような InterNIC のサイトから検索することができる 場合 それぞれについて申立書と疎明資料を準備する 必要がある aguse また 本訴の場合 被害者複数名を共同原告として 1 通の訴状で処理することは 共同訴訟の要件 民 日本レジストリサービス WHOISサービス 訴法 38 条 を充たす限り可能である InterNIC Whois search ⑷ 費用 担保 立担保も債権者 1 名ごとに行うこととなり 発信者 情報の仮の開示 消去禁止の仮処分は 万円 もっとも 第一次的な管理者は サーバースペー 記事の仮の削除は 万円である スを提供しているだけに留まり 図①の E 真実の 本訴の訴額は 算定困難な場合として 一律 160 サイト管理者 図①の C D は その背後に潜んで 万円となり 印紙代は 1 万 3000 円である いることが少なくないので 真の管理者を突き止める ためには 第一次的なサイト管理者に対して弁護士 会照会を行うことが考えられる 7 刑事告訴について 以 上のほか 第 一 次的なサイト管 理 者に対して 発信者情報の開示を求める仮処分または本訴提起を 名誉毀損 侮辱 業務妨害 信用毀損 脅迫等 行うことも考えられるが 第一次管理者がサーバーや を告訴事実とすることが考えられるが ハードルは高 通信回線を貸し出しているだけの業者の場合 アク い 依頼者は刑事告訴を望む方も多いので この点 セスログを保存していないケースも多く 困難である については 最初に説明しておく必要がある ことが多い 7

9 特集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 8 このような場合 第一次的管理者に対し 真の管 9 特殊な問題 理者の住所 氏名の開示を求めていくということを検 討せざるを得ないケースがあるが 理論的には難しい ⑴ 電子メールによる被害 面がある 電子メールは プロバイダ責任制限法にいう 特 定電気通信 にあたらないため 証拠保全の申立で ⑵ ドメイン保有者に対する請求 対応することとなる 以上のように サーバー管理者への法的請求が難 証拠保全は 電子メール発信者の住所 氏名の開 しい場合には ドメイン保有者に対する請求を検討 示を求めるといった形で行う例がある せざるを得ないこととなる 一般に証拠保全の 9 割は検証の方法で行われる模 ドメイン保有者は ドメインの取得手続を代行して 様であるが 東京地裁証拠保全研究会 証拠保全の いるにすぎない業者である場合があり かかるケース 実務 109 頁 この場合には調査嘱託で行われる場 において ドメイン保有者がプロバイダ責任制限法上 合もある のプロバイダに当たるか否かという問題がある この 証拠保全決定の場合 間接強制のような方法が取 点 ドメイン取得代行業者であっても ネームサーバ れず 業者が従わないケースもあるので 注意を要する ーの管理に携わっている以上 プロバイダに該当する と考える余地もあると思われる ⑵ サジェスト機能 大手検索サイトのいわゆるサジェスト機能を用いた 表示の名誉毀損該当性が問題となったケースについ て 近時 東京地裁において 差止請求を認容した 判決が出された 東京地判平成 25 年 4 月 15 日 2 2 本講座終了後 差止請求を棄却する旨の判決が行われた 東京地判平成 25 年 5 月30 日

10 特集 Ⅱ 保全事件を担当する裁判官の立場から見た インターネット関連事件 東京地方裁判所判事 福島 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 1 インターネット関連事件への アプローチ 政幸 43 期 のあと事件 東京地判昭和 39 年 9 月 28 日 判時 385 号 12 頁 判タ 165 号 184 頁 が指導判例とな るので 主張のレベルでも判例の基準への当てはめ ⑴ 被保全権利 ア 名誉権 プライバシー権などの人格権 著作権 営業の秘密など イ 著作権等の無体財産権に関する保全事件につ を意識することが重要と思われる イ 法令 投稿記事の削除であれば民法上の不法行為 発信者情報開示であればプロバイダ責任制限法 いては 東京地裁では知的財産部で取り扱って いるので 留意してほしい ウ パブリシティ権 近時 いわゆるピンク レディー事件において パブリシティ権の権利性が認められた 最判平成 24 年 2 月 2 日 判 時 2143 号 72 頁 判タ 1367 号 ⑷ インターネット関連事件の問題点 特徴 ①個人の情報発信が容易な反面 発信者にプロの 職業倫理が働かない ②発信者に匿名性があるため 無責任な情報発信 や違法行為が心理的に容易 97 頁 しかし 権利性が認められることと 保全 ③違法な内容の情報があるサーバーから削除されて 事件で被保全権利として認められるかどうかという も 別のサーバーに簡単かつ迅速にコピーできる 問題は別である 東京地裁保全部では 今のところ ため 情報が流通し続ける可能性が大きい パブリシティ権を被保全権利として 記事の削除 ④ある国が国内法で違法な情報の流通を制限して や発信者情報開示の保全命令が認められた事案は も 別の国で違法でなければその情報が世界中 ない を流通する ⑤特定のプロバイダが違法な情報の発信または違法 ⑵ 情報化社会のメディア な情報へのアクセスを制限しても 他のプロバイ ①匿名による書込 通信の秘密 自由な言論の ダを利用することによって 当該情報を発信し 場 検閲の禁止 表現手段としての有用性といった またはアクセスすることが可能である 利益と ②匿名による言論のエスカレート 無責任 な言論 強い伝播性による表現手段としての弊害が あり ①と②との綱引きが問題となる 参考 別冊 NBL141 号 堀部政男編著 プロバイダ責任 制限法 実務と理論 商事法務 9 頁 ⑶ 指導判例と法令 ア 指導判例 ⑸ インターネットに関する権利侵害事案の処理について 被 保 全 権 利に関する主 張を行うにあたっては プロバイダ責任制限法については 立法 行政部 名誉毀損事案であれば 北方ジャーナル事件 最 門において 表現の自由の規制に慎重な姿勢を取っ 大判昭和 61 年 6 月 11 日 判時 1194 号 3 頁 判タ ているものと考えられるが 前掲別冊 NBL133 頁 655 号 42 頁 プライバシー侵害事案であれば 宴 裁判所としては 深刻な権利侵害にあたる誹謗中傷 9

11 特集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 10 の表現を目の当たりにして 前記 ⑷ の特徴に照らし 度等によって様々なバリエーションがありうる インターネットに関する権利侵害事案については 迅 ②名誉毀損の場合 速な救済 対応が市民社会から要請されていると認 プロバイダは 公共性 公益目的 真実性と 識している いった違法性阻却事由さらには相当性といった 東京地裁保全部においても インターネット関係 責任阻却事由についての調査手段を持たないの 事件が著しく増加しており 保全事件において仮地 が通常 位仮処分事件が占める割合を上昇させる最大の要因 次の 3 つの要件を満たす可能性がある場合に となっている その結果 現在では 仮地位仮処分 は削除を行わない の 6 割以上が インターネット関連事件で占められる ア 公共の利害に関する事実 公訴提起前の犯 状況となっている 参考 金融法務事情 1967 号 46 頁 福島政幸 東京地 方裁判所民事第 9 部における保全事件および同部内民 事第 21部における代替執行事件等を中心とした概況 罪行為は原則として該当 イ 公益目的に出たもの 人身攻撃に及ぶ場合 は別 ウ 事実が真実あるいは真実と信じる相当性が あること インターネット上の掲載情報も 他の表現手 段による場合と同じ要件で名誉毀損の判断がな ⑹ 業界の自主判断基準ガイドライン される 刑事事件についての判断として 最判 テレコムサービス協会 電気通信事業者協会 日 平成 22 年 3 月 15 日 刑集 64 巻 2 号 1 頁参照 本インターネットプロバイダー協会等の主要団体 プ 特定個人に関する論評についても 人身攻撃 ロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会 に や侮辱的な表現については 削除できるものとさ より プロバイダ責任制限法 3 条 4 条等の自主的判 れる 断基準に関するガイドラインが設けられている 論争がある場合について 被害者が 加害 ア 名誉毀損 プライバシー関係ガイドライン 者に対し十分な反論を行い それが功を奏した 場合は 被害者の社会的評価は低下していない pdf/provider_mguideline_ _1.pdf と評価することが可能であり このような場合に ①プライバシー侵害の場合 も 一部の表現を殊更取り出して表現者に対し 過去の逮捕等の記事が 新聞社のサイトでは 不法行為責任を認めることは 表現の自由を萎 一定期間経つと見られない形になっているにもか 縮させるおそれがあり相当とはいえない とする かわらず そこから転載された他のウェブサイト 裁判例がある一方 東京地判平成 13 年 8 月 27 に情報が残っているということがある 犯罪後長 日 論争の中で行われた表現行為でも 品格 期間が経過し 刑の執行も終わった後に犯罪を に欠ける言葉遣い等により 名誉毀損が認めら 蒸し返すことは権利侵害となりうる 刑の執行 れた裁判例もある 東京地判平成 13 年 9 月 5 日 状況 犯罪の種類 軽重 主体の公人性 知名 判時 1786 号 80 頁等

12 特集 前掲別冊 NBL40 頁 プロバイダ責任制限法 名誉毀損 プライバシー関係ガイドラインの概要 大谷和子 そして 開示を受けるための正当理由としては 発信者に対する損害賠償請求 謝罪広告等の名誉 回復措置要請 発信者への削除要請 差止請求 権の行使等が挙げられている 侵害記事の削除要請や発信者情報開示請求を ③対応手続 検討する場合 まずは上記のようなガイドライン等 ガイドラインによると 申立者の確認と侵害 を参照し 任意の削除等を検討してもらうことは 情報等の特定 照会手続を経て 発信者から送 できないかと考えている 信防止措置に同意しない旨の回答があった場合 また 裁判上の請求によるにせよ 上記のような プロバイダが自主判断を行うことになっている ガイドラインから プロバイダ側のスタンスがある ④その他 程度了解可能と思われるので ぜひ参照していた ガイドラインによると 法務省人権擁護機関 だきたい からの削除依頼については 原則応じているよう である イ 発信者情報開示関係ガイドライン pdf/provider_hguideline_ _1.pdf インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 参考 参考 前掲別冊 NBL25 頁 プロバイダ責任制限法ガイド ラインの概要 著作権関係 商標権関係および発信 者情報開示関係ガイドラインを中心に 桑子博行 発信者情報開示のガイドラインは プロバイダ責 任制限法 4 条の要件を確実に満たすと考えられる 場合について 可能な限りの明確化を図ったもの ⑺ プロバイダ責任制限法の条文 ア 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の であるとのことである 制限 法 3 条 ガイドラインによれば 名誉毀損事案について ① 特定電気通信 権利侵害の明白性が認められる一般的基準を設け 利用者が自らの情報の保存のために用いるサ ることは 現時点では困難であるとしている ービスは含まれないと解され 例えば いわゆる 他方 プライバシー侵害事案については 一般 オンラインストレージサービスは 特定電気通信 私人の個人情報のうち 住所や電話番号等の連絡 に該当しない 先 病歴 前科前歴等 一般人がみだりに開示さ ② 役務提供者 れたくないと考えるような情報については 通常は 営利業者のみならず 大学等の非営利の者も プライバシー侵害となると考えられるとし このよ 含む うなプライバシー侵害については 当該情報の公開 イ 発信者情報の開示 法 4 条 が正当化されるような特段の事情がうかがわれない 権利侵害の明白性の要件 違法性阻却事由が 限り 発信者情報の開示を行うことは可能とされ 存在しないことを含む 東京地判平成 15 年 3 月 21 ている 日 判時 1817 号 84 頁参照 11

13 特集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 参考 特に民事保全の場合 鬼澤友直 目黒大輔 発信 者情報の開示を命ずる仮処分の可否 判例タイム ズ 1164 号 4 頁以下 参照 契約しているインターネット接続サービスを提供 しているプロバイダ 経由プロバイダ を割り出 す WHOIS 情報検索など ⑶ 消去禁止 ア 発信者と課金契約をしている経由プロバイダ に対して 上記 I P アドレスとタイムスタンプに 2 申立手順 類型 よる割当てを受け これを用いて接 続を行った 発信者の氏名及び住所の保存 実質的には発信 ⑴ 記事削除 者のアクセスログの保存 を本案訴訟 経由プ 人格権に基づく差止に相当 ロバイダに対する発信者情報の開示 住所 氏 対象記事の仮の削除 満足的仮処分 名 電子メールアドレス等 の判決があるまで ア 削除要求の相手 保存しておいてもらう保全措置 電子掲示板の管理者やウェブのコンテンツプロバ イ 根拠規定 イダ等 プロバイダ責任制限法 イ 書き込んだ者が匿名ではない場合 例えば 特定人のブログ等の場合には 当該特 定人を相手として削除要求 特殊な例として 未 参考 前掲鬼澤 目黒論文 成年者が書き込んだ掲示板の管理者を相手に 未 成年者の親が子の記事を削除要求する場合もある 掲示板によっては 一度書き込むと自ら書き込ん 3 申立にあたっての留意点 だ者によっては削除できない仕組みのこともある ウ 根拠規定 民法上の不法行為 ⑴ 記事の削除について ア 申立の趣旨について 本案訴訟の削除と区別する意味で 仮処分申立 ⑵ 発信者情報の開示 典型例 ア 書き込みのあったウェブのコンテンツプロバイ 12 による記事の削除は 仮の削除であることを明記 してほしい ダに対して 書き込みのあったときにアクセスロ イ 記事の特定 選別 グとして自動 保 存している IP アドレスとタイム 削除対象となる記事が債権者に関するものである スタンプの開示を受ける ことの疎明を念頭に 債権者の同定可能性に留意 イ 根拠規定 しつつ 記事を特定 選別してほしい プロバイダ責任制限法 削除対象については 人格権侵害や事実の摘示 ウ 当該開示を受けた発信者情報から 発信者が があることが必要であり 真に削除を要するものに

14 特集 示機能や 検索候補表示機能 サジェスト機能 ウ ミラーサイトなどに表示されないようにする手段 の表示内容の削除については 一律に取り扱われ ミラーサイトは 定期的に基のサイトを回って ているわけではなく 個別的判断によっている 東 そこにある記事を機械的にコピーして掲示している 京地裁保全部では 平成 24 年 3 月に サジェスト ので 基の記事が削除されれば 一定時間経過後 機能の仮の削除を認めた事案が出ており その本 に削除される ミラーサイトを債務者にすることは 案訴訟においても 平成 25 年 4 月 15 日に認容判決 効率的でない が出た 1 いわゆるコピーアンドペーストによる被害拡大を カ 外国法人を債務者とする場合 防止するためには 基を絶つ努力と共に 早期対処 外国法人を債務者とする仮処分命令も発令事例 が必要であると思われる があるが 一律的な扱いはしておらず 日本支社 なお 送信防止措置の内容として サーバー上 にデータ削除や情報開示の管理権限があるか否か のデータベースからのデータ消去を求めるケースが 等を個別に判断している インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 絞り込んでほしい あるが 権利侵害は投稿サイトそのものからの伝播 であるはずなので かかる申立については 保全の ⑵ 発信者情報開示請求について 必要性の点で疑問がある ア 管轄 エ 正当な言論との均衡 刑事事件について 発信者情報開示請求はプロバイダ責任制限法に 現在社会問題となっている逮捕の報道記事で 基づく請求であるので 記事の削除請求と異なり あれば 国民の知る権利に応える正当な言論であ 不法行為地による管轄を認めることはできない って 削除対象としては原則適当でないと考えら 債務者が外国法人である場合 原則として送達 れるが すでに長い期間が経過した過去の犯罪に は本国へ行うことになるが 外国への正式な特別 ついては 削除の当否が問題となる 送達は保全事件になじまないので 国際スピード郵 オ 削除対象 便による呼び出し状の送付を行うこともある 表現の自由との関係で ウェブページ全体 あ イ 開示情報 るいは スレッド全体の削除が認められることは原 I P アドレスとタイムスタンプ以外に 携帯電話 則としてなく 認容事例もない の場合は利用者識別番号 S I M 識別番号 論評サイトの論評記事の削除も 対抗言論の法 理が妥当する場 合には 表現の自由との関係上 困難である ただし 一方的に罵るもの 品格に 4 疎明資料等の提出資料について 欠けるものなど 対抗言論の法理が妥当しない場 合には 例外となる ⑴ 管轄 いわゆるオートコンプリート機能等の検索結果表 削除請求の場合 管轄を不法行為地として資料を 1 8 頁の脚注 2 参照 13

15 特集 インターネット法専門講座 インターネット上のトラブルの概観と解決法 用意されることがあるものの 問題となる記事が画面 ②送達場所に関するもの に表示された場所ということになると どこでも管轄 債務者によっては 外国法人であるものの日本 があることになってしまうので 果たしてそれでよい 支社で送達を受け付けるような場合があり そのよ のかという問題意識もある うな場合は 日本支社宛の送達の上申がなされる なお 発信者情報開示関係の請求を削除請求と一 ことがある 緒に申し立てても 併合請求の管轄は保全手続には 適用されないので 発信者情報開示請求の管轄は不 法行為地では取れないこととなる 原則的な管轄は債務者住所地となるが 債務者の 住所地の証明の点では 実質的運用者個人を事業者 記事の仮の削除については 対象となる記事数が とみなしてその者の住 所 地とするケースがあるなど 多い事案では 増額が検討され 削除対象とされる 事案ごとに工夫を行う余地はあると思われる 記事の内容も検討材料となる 記事の仮の削除と発信者情報の仮の開示を併せて ⑵ 上申書について 申し立てる場合は 記事の仮の削除の方を基準に置 ①送達時期等に関するもの くが 担保金額が高めに設定される 債権者が満足的仮処分を得た後 相手方が自主 発信者情報の開示及び消去禁止請求でも 記事数 的に従ってくることを見込んで 費用節約等の観 が多い事案では増額が検討される 点から 申立の段階より 債務者の送達を遅らせ 債務者審尋が行われない事案は 担保金額が高め るとか 債権者面接だけのいわゆる無審尋を求め に設定される る上申書を提出し 目的を果たした後に申立を取 り下げるということがなされることがある 上記に ついては 担 保 金の速やかな取 戻という点でも実 益があるらしい ただし 制度本来のやり方ではな いので 裁判所としてはそのようなやり方を推奨し ているわけではない 14 5 担保金 担保基準 について 編集会議注 本講義の他インターネットに関する法律 問題トラブルについて検討した平成 25 年度春季専門 研修講座 全 6 回 の講義録が後日 株式会社ぎょ うせいより出版される予定です

16 Ⅲ ディスカッション 弁 護 士 久 保 健 一 郎 裁 判 官 福 島 政 幸 特 集 1 いわゆる 関 連 検 索 の 削 除 について 久 保 : 今 回, 東 京 地 裁 の 本 案 訴 訟 において,いわゆ るサジェスト 機 能 関 連 検 索 機 能 による 表 示 の 削 除 の 認 容 事 例 が 出 されたということは,そうした 表 示 の 削 除 が 認 められるようになったことを 意 味 する と 解 釈 してよいか 福 島 : 本 案 訴 訟 で 認 容 事 例 が 出 たということは, 保 全 命 令 の 判 断 の 際 も, 参 考 にすることになるので, 認 められやすくなっている 面 はあるかもしれないが, その 事 例 が 控 訴 等 でどうなるかということにもよる ので, 流 動 的 であると 思 う 要 は, 代 理 人 が 理 論 面 で 裁 判 官 をどれだけ 納 得 させることができるかにかかっていると 思 う 2 関 連 検 索 の 削 除 を 求 める 場 合 の 違 法 性 について 久 保 : 関 連 検 索 の 削 除 を 求 める 場 合, 掲 示 板 の 記 事 の 削 除 を 求 める 場 合 よりも, 高 度 の 違 法 性 が 求 め られるということはあるか 福 島 : 関 連 検 索 機 能 で 表 示 されるのはキーワード ( 単 語 )で, 文 章 ではない そのキーワードだけで, 名 誉 やプライバシーといった 権 利 を 侵 害 する 結 果 を 想 起 できるかどうかという 問 題 となると 思 う 3 違 法 性 の 判 断 のあり 方 の 変 化 について 福 島 : 関 連 検 索 機 能 の 表 示 結 果 は, 検 索 実 績 に 応 じて 機 械 的 に 決 まるという 性 質 はあるものの, 現 在 の 流 動 的 な 状 況 の 中 で, 判 断 の 傾 向 が 以 前 と 比 べて 変 わってきている 様 子 はあるのではないかと 思 う 4 検 索 結 果 自 体 の 削 除 について 久 保 : 検 索 の 結 果 として 表 示 されるインデックスその ものの 削 除 については, 認 容 される 余 地 はあるか 福 島 :インデックスが 文 章 で 表 示 される 場 合 は, 単 語 の 羅 列 とは 異 なるので, 被 害 者 にとっての 不 利 益 が 具 体 的 かつ 深 刻 な 場 合 が 考 えられる そのような 意 味 では, 保 全 による 救 済 の 必 要 が 高 い 場 合 はあると 思 う 5 外 国 法 人 を 相 手 方 として 申 立 を 行 う 場 合 の 資 料 収 集 について 久 保 : 外 国 法 人 を 相 手 方 として 保 全 の 申 立 を 行 う 場 合, 代 理 人 において, 資 料 収 集 に 努 力 しなければ ならないという 側 面 はあるか 福 島 : 外 国 法 人 を 相 手 方 とする 申 立 については, 認 容 事 例 があると, 裁 判 所 としても 判 断 が 行 いやす くなる 面 がある 過 去 に 送 達 等 に 成 功 した 事 例 があれば, 何 らか の 示 唆 ができる 場 合 もあると 思 う イ ン タ ー ネ ッ ト 法 専 門 講 座 イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の ト ラ ブ ル の 概 観 と 解 決 法 久 保 : 以 前, 裁 判 上 の 手 続 で 関 連 検 索 結 果 の 削 除 を 求 めたことがあるが, 関 連 検 索 の 機 能 だからだめな んだという 論 調 で, 請 求 は 認 められなかった 時 代 の 流 れにより, 違 法 性 の 判 断 のあり 方 に 変 化 が 生 じたという 面 はあるか 6 外 国 法 人 に 対 する 間 接 強 制 について 久 保 : 外 国 法 人 に 対 する 間 接 強 制 について, 実 施 さ れた 例 はあるか 福 島 : 実 績 はある 15

17 I N T E R V I E W インタビュー 元東京弁護士会会員 木村 裕二 さん 寡黙な方である 今年の春に弁護士登録を抹 消するまでの 23 年間を 一貫して多重債務事件 等の消費者問題に取り組んでこられた その情熱 とエネルギーは ものしずかな外見の印象と一見 異なるようで 実はとてもよくお似合いである 消費者が司法に助けを求める時 最初に応対す るのは弁護士であり弁護士会であろう 木村氏や 東京弁護士会が救済に力を傾けてきたからこそ その結果としての消費者からの篤い信頼がある 木村氏の研究者への転身が 消費者問題の新た な地平を切り開くことを期待させていただく 聞き手 構成 味岡 康子 1990 年から 23 年間の弁護士生活を 今年の 3 月に 最初に消費者問題にかかわったのは いつどういう 辞められて 生活のリズムがずいぶん変化されたでしょう 事件からですか 長年 どこかの時期で研究生活に入りたいと思っ 1990 年に弁 護 士 登 録をしまして 入り口は多 重 ていたので 念願かなった面はありますが 戸惑いも 債務事件です その後 法律相談の中から先物取引 あります 夜中にばっちり目が覚めて 1 時間以上眠 の事件とか 割賦販売法が絡んだ事件などにいきあ れない状態がしばらくあって 前向きであっても体は たりました 一応それぞれの方面をやっていたのです やはり変化を感じているようです が 私の場合は貸金業法改正やヤミ金融問題につい て深く突っ込んでいく中で 時間もなく 前ほどい 23 年間の弁護士生活で 一貫していわゆる消費者 ろいろな分野の事件を継続して抱えていくのが難し 問題にかかわってこられましたね ところで消費者問題 くなっていきました 法律も被害の実態もずいぶん の定義ってあるんですか 様変わりしていきましたしね いい意味では専門特 一応 最終消費者として購入した商品 サービス 化ですが 反省点としては 間口を広くという努力 およびその取引をめぐって生じる消費者の被害または をもっと意 識的に継 続すべきだったというのが実 感 不利益の問題 が一般的な定義ですが 非常に抽象 ですね 的な定 義を言ってもあまり意 味がなくなってしまう この 10 年 20 年の間でもずいぶん幅が広がって 深み そのころ どんなことがご苦労で問題点だったでし も増してきました 弁護士会の消費者問題特別委員 ょう 会の中でもいろいろなパートがあって 多重債務もあ 多重債務の事件についていうと やはり最初は社 るし金融商品取引の分野もある 欠陥商品の問題も 会 全 体の受け止め方としては モラルの問題に引き あるしと それぞれ最先端のことになると お互い分 付けて 借りる者が悪いというところがありました からない世界に突入しているというのは確かだと思い ます 16 返さない者が悪いと

18 また, 倒 産 手 続 きが 個 人 消 費 者 の 事 件 の 処 理 とし ては 窮 屈 で, 事 件 としては 非 常 に 増 えていっているの に, 追 いついていかない 特 に1990 年 代 半 ばまでは, 事 件 が 滞 留 していましたね 破 産 の 申 立 をしても, 裁 判 官 の 面 接 があるまで1 月 も2 月 も 待 たされる それを 待 っている 間 にサラ 金 業 者 の 方 は, 給 料 の 差 押 を 仕 掛 けてきたり 等 々, 追 い 回 されている 時 期 と いうのがありましたね それが 変 わったのはいつごろでしょうか 1990 年 代 末 に 東 京 地 裁 が 運 用 を 大 幅 に 変 え 出 した ころから, 非 常 にテンポが 速 くなった 破 産 法 の 改 正 は 2004 年 になされるんですけれども,もう 法 改 正 の 中 身 をある 程 度 運 用 の 中 で 取 り 込 んでいたというのが ありまして,そこで 事 後 的 な 救 済 の 仕 組 みとしては, 非 常 に 改 善 されたということだったと 思 います それ を 促 進 したのは, 事 件 そのものが,とんでもない 勢 い で 増 えていったこと 1990 年 代 前 半 は 個 人 破 産 は 年 間 1 万 件 とか 2 万 件 とかで,それが 4 万 件 になったと いう 時 点 で 大 騒 ぎし,1990 年 代 終 わりには 年 間 10 万 件,2003 年 に24 万 件 を 突 破 しているという 状 況 です ので, 例 えば 東 京 だったらその1 割 ぐらいが 集 中 する わけで,1 年 間 の 土 日 休 日 を 除 いた 何 百 日 にどれだけ の 件 数 になるかと 考 えていくと,もう 物 理 的 に 今 ある 事 件 を 解 決 するため,どこまでやらなくてはいけない のか,やれるのかということを,シビアに 考 えざるを 得 なくなったということだと 思 いますね その 点, 大 きな 改 革 をされた 裁 判 官 もおられたわけ ですね 破 産 法 が 改 正 された 後 に 解 説 のシンポジウムがあ り,ある 裁 判 官 が 出 られて, これこれの 改 正 があり ましたが, 東 京 地 裁 においてはすでに 運 用 において, 実 はテスト 済 みと 言 ってよろしいかと 思 います とさ らっと 言 われた これはすごいことなんですよ( 笑 ) 弁 護 士 生 活 をやっていく 中 で,すごい 裁 判 官 もいる ものだ,と 印 象 に 残 っている 発 言 ですね その 後 に,いろいろな 弁 護 団 事 件, 例 えばKKC 被 害 対 策 弁 護 団 やオレンジ 共 済 被 害 対 策 弁 護 団 の 事 務 局 長 を されていましたね いずれの 事 件 も 弁 護 団 そのものは 私 的 なものです が, 最 初 の 相 談 は 弁 護 士 会 の 法 律 相 談 にくるので, そこで 受 け 止 めた 上 で, 説 明 会 を 行 っています 入 り 口 は, 弁 護 士 会 ということですよね 具 体 的 な 事 件 処 理 は 弁 護 団 ですが, 最 初 の 入 り 口 はそうですね 被 害 者 としても,1 回 だまされている わけですから, 次 に 弁 護 士 に 頼 むときはやっぱり 不 安 があると 思 います そういう 中 で, 東 京 は 3 つの 弁 護 士 会 があるけれども,それぞれしっかりやる 人 が 集 ま ってきているというのは, 依 頼 する 被 害 者 の 側 にとっ ても, 安 心 できる 材 料 になったと 思 います 外 から 見 ると, 東 弁 は 率 先 して 先 頭 を 切 っていたと いうイメージがありますが, 弁 護 団 の 中 に 入 って,その 後 のご 苦 労 というのは? 救 済 手 段 の 選 択 肢 がだんだん 厳 しくなりました 豊 田 商 事 事 件 以 来, 大 きな 消 費 者 被 害 事 件 があったら, 破 産 手 続 きで 被 害 者 の 被 害 の 公 平 な 回 復 を 図 るとい うのが,1 つの 王 道 で,KKC 事 件 はどうにかそれが できました しかし,オレンジ 共 済 事 件 になると,その 破 産 手 続 きを 立 ち 上 げるための 手 続 き 費 用, 予 納 金 を 被 害 者 の 側 から 集 めるのは 難 しいし, 悪 徳 商 法 の 本 体 の 中 に, 後 に 回 収 できるであろう 財 団 が 見 えてい ればともかく,それさえもないぐらいにすっからかん にされてしまったり,どこにどう 使 われたか 分 からな い, 海 外 にお 金 が 流 れていっているとなってくると, 破 産 事 件 という 手 段 が 使 えない そういう 事 件 がだん だん 増 えてきました そうすると 集 団 的 被 害 回 復 の 制 度 として,もっと 早 く 手 を 付 けられるものが 必 要 だし,その 費 用 の 負 担 についても, 弁 護 団 が 取 りあえず 自 腹 を 切 ってと いうことをいつまでもやっているのでは, 法 制 度 とし ては 不 十 分 だと 言 わざるを 得 ない 救 済 手 段 を 何 と 17

19 かしていかなければならないというのが,まず 1 つで すね それからもう1 つ, 繰 り 返 し 繰 り 返 しこういう 消 費 者 詐 欺 事 件 が 起 こっているという 現 実 を, 一 体 どう やってとどめればいいんだろうという 問 題 にも,ぶち 当 たりまして 実 は KKC 事 件 だったらカリスマ 性 の ある, 何 となく 一 般 受 けのする 人 がお 神 輿 の 上 に 乗 る んだけれども,お 神 輿 がすべてを 動 かしているわけで はなくて,それを 担 いでいるのは 中 間 層 準 プロ 集 団 がいるわけですね 立 ち 上 がると 全 国 からわっと 実 務 能 力 のある 人 たち が, 同 窓 会 のようにして 集 まって 来 る それで 警 察 に 摘 発 されると,お 神 輿 の 方 は 捕 まって る 本 当 は,いずれ 潰 れることは 最 初 から 分 かってい るのです だから 連 綿 と 業 界 として 続 いていて, また 何 年 かしたら 八 葉 グループ 事 件 が 起 きてきたり, ということが 繰 り 返 されるわけですね これを 根 元 か ら 断 とうと 思 ったら,やはり 中 間 的 にかかわった 人 た ちの 違 法 な 収 益 を, 吐 き 出 させていかないといけない そういう 問 題 意 識 というのも, 弁 護 団 活 動 をやりなが ら 思 ったことですね 中 間 者 の 一 人 ひとり 個 別 に 裁 判 を 起 こすのも 大 変 だし, 普 通 の 不 法 行 為 構 成 では, いや, 幹 部 が 何 をやっているかは 本 部 に 常 時 いたわけではないから 分 かりません という 逃 げ 方 を 最 初 から 狙 っているわけ で そうすると 過 失 の 立 証 も 難 しい そこが2つ 目 の 課 題 として 感 じたところですかね あとはみんなクモの 子 のように 散 って,また 何 かあ ると 結 集 私 たちもだまされたんです, あんなことになる とは 思 っていませんでした, 申 し 訳 ありません と 言 って 刑 事 責 任 も 免 れるし, 民 事 的 には 最 初 の 時 期 に 収 益 に 与 ったりして,その 利 得 がそのままになってい だまされたと 気 付 いて 弁 護 士 のところに 行 って, 弁 護 士 が 弁 護 団 を 築 いて 破 産 だと そうするとかなり 時 間 がありますから, 財 団 の 確 保, 吐 き 出 されるべき 収 益 の 確 保 は 厳 しそうですね そこはやはり 制 度, 仕 組 みを 変 えていかなくてはな らないところでありまして 注 釈 KKC 事 件 経 済 革 命 倶 楽 部 事 件 の 略 称 1995 年 頃 発 足 し, 約 1 万 2000 人 から 約 350 億 円 を 集 めた 会 員 になると, 健 康 食 品 や 浄 水 器 を 購 入 し, 新 たな 会 員 を1 人 入 会 さ せることが 義 務 付 けられ, 高 額 な 配 当 を 受 け 取 ることが できるとされた 商 品 は 形 式 的 なもので, 購 入 する 形 で 出 資 金 を 納 付 する 1997 年 に 主 宰 者 は 詐 欺 罪 で 逮 捕 オレンジ 共 済 組 合 事 件 元 参 議 院 議 員 が1986 年 にオレンジ 共 済 組 合 を 設 立 1992 年 オレンジスーパー 定 期 なる 高 額 の 配 当 をう たった 商 品 を 出 し, 約 93 億 円 の 資 金 を 集 めるも 組 合 員 に 配 当 せずに 1996 年 に 同 組 合 は 倒 産 1997 年 に 詐 欺 罪 で 逮 捕 八 葉 グループ 事 件 1999 年 健 康 食 品 会 社 を 中 核 とする 八 葉 グループ の 事 業 が 開 始 代 理 店 になれば 栄 養 補 助 食 品 の 販 売 利 益 の 配 当 が 得 られ, 出 資 金 が1 年 で2 倍 になるとうたい, 約 5 万 人 から 約 1500 億 円 を 集 めたが, 配 当 が 滞 り 出 し, 被 害 者 連 絡 会 議 が 破 産 を 申 し 立 て,2002 年 1 月 に 破 産 宣 告 を 受 けた 2002 年 に 元 名 誉 会 長 らを 詐 欺 罪 で 逮 捕 消 費 者 団 体 訴 訟 制 度 被 害 額 は 少 額 でも 被 害 者 が 多 数 のサービスを 提 供 し た 業 者 に 対 し, 適 格 消 費 者 団 体 ( 現 在 11 団 体 が 認 定 済 ) が 被 害 者 に 代 わり 訴 訟 ( 契 約 や 勧 誘 の 差 し 止 め)を 起 こせる 2007 年 6 月 7 日 より 施 行 消 費 者 裁 判 手 続 き 特 例 法 案 商 品 に 欠 陥 があった 場 合 など 消 費 者 契 約 に 関 する5 類 型 に 限 り, 特 例 適 格 消 費 者 団 体 が 事 業 者 に 商 品 代 金 等 を 請 求 するしくみをつくる 2013 年 の 通 常 国 会 に 提 出 されたが,6 月 25 日 衆 議 院 消 費 者 問 題 特 別 委 員 会 は 継 続 審 議 で 終 了 18

20 I N T E R V I E W インタビュー どういうふうに変えましょう 例えば刑 事 事 件の詐 欺で立 件しようと思ったら 年表 詐 欺の末 期 的な事 態にならないと警 察は入れない 1961 年 サリドマイド事件 ですからやはり民事なんですよね 早い時期にその商 1968 年 カネミ油症事件 消費者保護基本法制定 1985 年 豊田商事事件 1987 年 霊感商法被害 1994 年 製造物責任法公布 1997 年 ココ山岡事件 2001 年 消費者契約法施行 2004 年 消費者基本法公布 施行 破産法改正 2006 年 最高裁判例により期限の利益喪失特約 下での利息制限法の制限超過利息の支 払任意性を否定される 法が違法であるということで 差止めを掛けたり保全 をしたりすることが必要でしょう もちろんそれは誰 が担うのかという問題はありますが 訴える被害者の側が早い段階から気が付かないとい けないわけですが 自分はもうかると思って話に乗った わけだから 初期には立ち上がるモチベーションがない ですよね そこはいろいろな消費者団体などが果たす役割のと ころだと思いますし 弁護士会もそちらの方に工夫を 消費者契約法改正 消費者団体訴訟制度 重ねていかなければいけないと思います 闘うために 出資法 貸金業法改正 みなし弁済 グレーゾーン金利廃止 は使える手段がなければならないので 集団的な被害 回復のための訴訟制度とか 今立法の準備がなされ 2009 年 消費者庁誕生 ている制度など 手掛かりは出来てきつつあるのかな 2010 年 改正割賦販売法施行 とは思いますが 2012 年 消費者教育推進法施行 2013 年 消費者裁判手続き特例法案国会提出 この間の流れを見てみると いくつかのエポックが あって 例えば消費者契約法や消費者団体訴訟制度の 成立 クレジット サラ金に関しては 2006 年の最高裁判 ち込んだという点で 大きな位置を占めるとは思って 例 また消費者庁の誕生や消費者裁判手続き特例法案 います の国会提出など いろいろな経過がありましたが その 今 振り込め詐欺やその変形版が横行しています 後の動きに一番大きい影響を与えたと思われるのは が ああいったものの源流は ヤミ金融にあったと私は 1 つの大きな成果としては 2006 年の貸金業法の改 思うんです 実際 振り込め詐欺で捕まった人間が 正というのが いろいろな意味で影響を持ったのかな 元はヤミ金融だったけれども もうからないのでこっ と それは後の 割販法の改正などにつながっていき ちに転身したと述べている者たちもいます やってい ました また 消費者保護は 個人の資質の問題で る中身は かなり似ている面がある 何らかの形で個 はなくて 自治体などでも取り組んでいかなくてはな 人情報を得て 対面せずに電話で脅かしたり騙した らない問題だという方向へ 大きく意識が変わってい りしてお金をとる 他人名義の携帯電話 他人名義 きました 我々はある意味驚いたんですが 消費者庁 の口座を使って身元を隠すというやり方は ヤミ金融 の実現も その流れの中で起きました 貸金業法の から始まって振り込め詐欺とか未公開株詐欺などに 改正は 全体的には規制緩和という流れで進んでき 広まっていったと思うんですね た中で 業者に対する規制を厳しくするという一見 それらを担っている者たちは 半グレ と呼ばれ 逆の方向のようなんだけれども そういうクサビを打 ている若い暴 走 族 上がりなどの者たちです 彼らが 19

21 遊 びだけでつながっているのなら, 年 をとっていけば 希 薄 化 していくけれども, 彼 ら 独 自 の ビジネス を 持 ってしまった 面 がある だから, 多 重 債 務 が 大 もと になってヤミ 金 融 がありますので,ヤミ 金 融 があんな に 大 きくなるもっと 前 の 段 階 で, 貸 金 業 法 改 正 が 行 われていれば 本 当 はよかったんだろうな,と 思 ってい ます その 主 体 というのがこの11 団 体 ではなくて 例 えば 私 的 な 弁 護 団 です 弁 護 団 は 事 件 に 対 応 し て 迅 速 に 立 ち 上 がり, 事 件 が 解 決 して 用 が 済 んだら 消 えていくわけで, 身 軽 で 効 率 的 なシステムです 恒 常 的 な 組 織 団 体 しか 使 えないという 形 で 入 り 口 が 絞 られてしまうのでは, 機 動 性 に 欠 けるのではないか と 思 います その 貸 金 業 法 の 改 正 がもっと 前 に 出 来 ても, 今 の 問 題 はやはり 同 じように 起 きませんか タイミングの 問 題 が 重 要 です 彼 らが ヤミ 金 融 は やりたい 放 題,まる 儲 け という 成 功 体 験 を 得 るのは, 2002 年 から2003 年 ころですが, 貸 金 業 法 改 正 のチャ ンスは 2006 年 の 前 にも2003 年,さらに 遡 って 2000 年 にもありました 腎 臓 売 れ, 目 ん 玉 売 れ の 取 り 立 てが 問 題 とされた,いわゆる 商 工 ローン 国 会 の 時 点 です そこで 法 律 の 改 正 だとか, 現 在 行 われて いる 多 重 債 務 問 題 改 善 プログラムをつくって, 全 国 に 相 談 窓 口 を 拡 充 するなりの 対 応 があれば, 借 金 返 済 に 困 った 人 がヤミ 金 に 狙 われるというリスクも 少 なか っただろうし,ずいぶん 違 ったはずだと 思 います 2009 年 の 消 費 者 庁 誕 生 のとき,すごく 驚 かれたと いうのは? 福 田 内 閣 のころに 実 現 しましたが,やはりその 直 前 まではみんなの 長 年 の 夢,というところだったですよ ね それこそ20 年 以 上 前 に 日 弁 連 で 消 費 者 庁 を 創 る べきという 決 議 をしていました 先 見 の 明 はあったん だけれども, 実 現 するまでは 長 い 道 のりであろうと 思 っていたところ, 実 現 したときは 一 気 呵 成 だった,と いう 印 象 です 2006 年 に 消 費 者 団 体 訴 訟 制 度 ができて, 今 適 格 消 費 者 団 体 の 認 定 が 11あります その 消 費 者 団 体 訴 訟 制 度 の 仕 組 みはどう 評 価 されていますか 本 当 をいうともっと 裾 野,つまり 使 える 主 体 が 広 い 方 がいいと 思 います 今 までの 消 費 者 問 題, 消 費 者 運 動 というのは, 消 費 者 の 方 の 被 害 回 復, 救 済 が 重 点 になっており,それは もちろん 大 事 な 基 本 の 基 だと 思 うものの,そこからさらに 視 点 が 先 に 広 がらないかなとも 思 うのですが,そこの 感 触 はおありですか 1 つは 先 ほど 話 が 出 てきましたように, 多 重 債 務 者 が 量 産 されていく 仕 組 みそのものを 何 とかしようとし て, 金 利 規 制 とか 総 量 規 制 という 形 で 具 体 的 な 形 に なったのが 貸 金 業 法 の 改 正 です 実 際 に 多 重 債 務 者 は 減 少 して, 破 産 はもう10 万 件 を 切 っているので, 多 かったときより 半 分 以 下 になっています 一 方 で 貸 金 業 法 は 改 正 したけれども,またさらにそ れを 揺 り 戻 して, 金 利 規 制 が 厳 し 過 ぎるから 緩 めろ, 総 量 規 制 を 撤 廃 しろと, 繰 り 返 し 繰 り 返 しその 動 き が 起 きていて,まったく 油 断 がならない 1 つの 背 景 としては, 企 業 の 資 金 調 達 の 在 り 方 が 変 わってきて, 銀 行 から 借 りるだけでなくて, 市 場 から 社 債 や 株 式 と いう 形 で 資 金 を 集 めることができるようになったこと, あるいは 外 資 が 入 ってきて, 金 融 会 社 を 外 資 が 支 配 するなどがあり,そういう 大 きなお 金 の 流 れがある 限 り, 再 度 またその 規 制 を 緩 和 しろという 動 きというの は 続 いていくだろうと 思 う 引 き 続 きそういった 圧 力 の 中 で, 消 費 者 なり 生 活 者 なり, 事 業 者 の 暮 らしや 仕 事 を 守 り, 考 えていく 必 要 があるというところが, 今 この 時 期 にいったん 弁 護 士 業 を 離 れて 研 究 者 になることを 決 めた 動 機 で もあるんですね 目 の 前 の 対 処 につき, 今 週 中 にとか, 明 日 までに 何 とかする 等 の 反 射 運 動 を 繰 り 返 してきましたが, 20

22 I N T E R V I E W インタビュー 例えば金利はどの範囲まで許されるべき ものなのか 弁護士として目の前の対処 につき反射運動を繰り返してきましたが 自分に気力があるうちに そういった 骨太のところに集中的に取り組めたら と思っています 木村 裕二 例えば金利というのはどの範囲まで許されるべきもの とするので そういう中でどうやって司法全体の力量 なのかなど 非常に骨太のところも 自分に気力があ を拡大していくかというときに 人数が増えて身近に るうちに この 10 年ぐらいを集中的に使って取り組め 感じられますというだけでは とても成果も上がらな たらと思っています い 逆に 就職難とか 弁護士になってからも仕事 がない 減ってきたといった問題が出てくると だん 消費者個人は困ったら弁護士のところに行って 弁 だん 弁護士会って何のためにあるんだというふうに 護士は弁護士会という組織があって そして行政があっ なっていく危険性があります これは この何年間か て司法も助けてくれるという この一連の流れがうまく で非常に感じてきたところです つながっていくと理 想 的ですが 今までのご経 験から そのために弁護士会なり弁護士が大事にすべきことは 数を増やすだけではなくて もう少し何かの工夫が 弁護士自治というのは非常に重要だなと思っていま 基盤整備 司法基盤の整備を同時にやる筈でした す 社会のいろいろな課題に応えていく上でも 立法 例えば法的手続きについても いろいろ既存の一般 提言をしていく上でも 弁護士会は強制加入団体なの 的な訴訟だけじゃない仕組みをつくるというのもあっ でいろいろな考えの人が入っており そこで法律の専 たでしょうし 消費者の訴訟の特例なども そういっ 門家が議論した結論は やはりそれなりの重みがある た位置付けになってくると思うし 法律扶助も重要 と思う これが例えば弁護士会が任意の団体になって 行政 労働局に対する申告などの手続き整備も重要 いたら ずいぶん力はそがれていってしまうと思います です そういうお金の掛かることとか大変なところが 何 弁護士の大増員の状況ですが 弁護士自治との関係 となく置き去りにされてきたような気がします はどうお考えですか 弁護士を増やせば それで需要が掘り起こされる あるいは潜在化している需要を掘り起こすことできる と 非常に抽象的 理念的に考えられ過ぎてきたの ではないでしょうか 現実に困っている人たちの問題 はただ弁護士が増えただけでは解決しない また 逆 の利害を持っている人たちは 反対に抑えにかかろう プロフィール きむら ゆうじ 1961年茨城県生まれ 1990 年 4 月弁護士登録 42 期 東 京弁護士会入会 東京弁護士会消費者問題特別委員会 同倒産 法改正対策協議会 日本弁護士連合会消費者問題対策委員会 同上限金利引下げ実現本部 同多重債務対策本部 同法曹人口 政策会議など多数歴任 この他 KKC 被害対策弁護団 オレンジ 共済被害対策弁護団 ヤミ金融対策会議などで事務局長に就任 2013 年 4 月に 研究者へ転身のため弁護士登録抹消 21

23 世 界 大 都 市 弁 護 士 会 会 議 フランクフルト 大 会 報 告 国 際 委 員 会 委 員 中 野 竹 司 (59 期 ) 1 フランクフルト 大 会 概 要 本 年 5 月 30 日 から6 月 1 日 まで3 日 間 にわたり,フラン クフルト 弁 護 士 会 が 主 催 して, 世 界 大 都 市 弁 護 士 会 会 議 (World City Bar Leaders; 略 称 WCBL)が 行 われた 同 会 議 には, 世 界 の 大 都 市 17 弁 護 士 会 の 会 長 または 次 期 会 長 を 中 心 とした 各 都 市 の 代 表 が 集 まり, 前 回 のモント リオール 大 会 同 様 の 盛 り 上 がりを 見 せた 同 会 議 は,2000 年 にニューヨーク ロンドン パリ 東 京 の4 弁 護 士 会 が 発 起 人 となってニューヨークで 開 催 されて 以 降, 今 回 が8 回 目 の 会 議 となる 会 場 であるフランクフルトは,ヨーロッパにおける 国 際 金 融 の 中 心 都 市 の 一 つで, 欧 州 中 央 銀 行 を 初 めとした 金 融 機 関 が 多 く 所 在 する 大 都 市 である なお,WCBL 開 催 期 間, 欧 州 の 経 済 危 機 に 対 する 大 規 模 なデモがフランクフルトの 中 心 部 で 行 われ, 一 部 の 道 路 が 封 鎖 されるといった 状 況 で あった また, 今 回 のWCBLでは 金 融 危 機 に 絡 めたセッシ ョンも 多 く, 欧 州 の 金 融 危 機 が 完 全 には 終 わっていない 印 象 を 受 けた 2 各 セッションの 様 子 初 日 のセッションの 中 で, 東 京 弁 護 士 会 からは, 平 澤 真 国 際 委 員 会 委 員 が 弁 護 士 の 国 際 的 な 活 動 に 関 する 外 国 で の 法 的 事 実 上 の 障 害 セッションで, 弁 護 士 会 の 概 要, 外 国 法 事 務 弁 護 士 の 登 録 要 件 について 詳 細 な 説 明 を 行 った また, 日 本 の 弁 護 士 のアジア 進 出 の 状 況 について 報 告 を 行 った 続 いて, 山 原 英 治 国 際 委 員 会 副 委 員 長 が, 日 本 の ADR 制 度 及 び 福 島 原 子 力 発 電 所 被 災 における 法 曹 の 役 割 というテーマで, 日 本 の 各 種 ADR 制 度 ( 特 に 欧 州 では 金 融 危 機 に 関 心 が 高 いため 金 融 ADRと 事 業 再 生 ADRに 言 及 ) を 紹 介 したうえで, 福 島 第 一 原 発 損 害 賠 償 問 題 に 関 する 被 害 者 賠 償 請 求 の 概 要, 導 入 されたADR 制 度 の 概 要 及 び 当 該 制 度 下 での 弁 護 士 の 人 材 提 供 状 況,ADR 制 度 の 抱 える 諸 問 題 などについて, 被 害 者 相 談 の 実 体 験 を 交 え 様 々な 角 度 から 報 告 を 行 った 参 加 者 からは 事 故 から2 年 が 経 過 し たにもかかわらずなお 被 災 者 が 苦 境 にあることを 知 って 驚 い た,あるいは 被 災 者 に 対 する 精 神 的 ケアは 行 っているのか, など 高 い 関 心 に 基 づく 活 発 な 質 問, 質 疑 があり, 近 時 世 界 各 国 で 災 害 に 苦 しむ 人 々に 対 する 法 曹 の 役 割 として 共 通 の 関 心 の 深 さをうかがわせた 2 日 目 は,ヨーロッパ 弁 護 士 会 連 合 会 との 共 同 で, 国 際 的 経 済 危 機 が 法 律 専 門 家 に 改 革 を 促 すかというテーマでい くつかのセッションが 行 われた WCBL 参 加 者 からは 各 国 の 法 律 専 門 家 が 置 かれている 状 況 等 についてパネルディスカッ ションが 行 われた 3 日 目 は, 市 民 が 司 法 へアクセスすることを 手 助 けする プロボノ 活 動 の 紹 介, 弁 護 士 と 依 頼 者 の 間 の 紛 争 に 関 して ドイツで 行 われているADR 制 度 の 紹 介 があった このように, 世 界 の 大 都 市 弁 護 士 会 のADRへの 取 り 組 み や 司 法 へのアクセス 障 害 解 消,プロボノ 活 動 などへの 取 り 組 み, 金 融 危 機 の 影 響 を 受 けた 弁 護 士 の 状 況 やその 見 通 しに ついて 活 発 な 意 見 交 換 ができ 大 変 有 意 義 な 会 議 であった 最 終 日 には, 次 回 の 開 催 地 であるフィラデルフィア 市 のプ レゼンテーションが 行 われ,その 後 の 討 議 でインフォーマル な 雰 囲 気 を 残 し 活 発 な 意 見 交 換 が 可 能 な 会 議 を 維 持 する ことが 確 認 された 22

24 理 事 者 室 か ら 意 外 に 楽 しい? 副 会 長 木 田 卓 寿 (41 期 ) 主 な 担 当 業 務 刑 事 弁 護, 刑 事 拘 禁, 刑 事 法, 法 テラス( 刑 事 ), 子 どもの 人 権, 秘 密 保 全 法, 法 曹 養 成 制 度, 民 事 訴 訟 法, 裁 判 員 センター, 公 設 事 務 所, 多 摩 支 部, 地 域 支 援 センター, 給 費 制 副 会 長 になる 前 は, 理 事 者 はあまりにも 忙 しく 本 来 の 弁 護 士 業 務 ができない, 事 務 所 に 行 けない 等 消 極 的 な 情 報 ばかりが 入 ってきたように 思 いま す 確 かに,なかなか 本 業 に 時 間 を 割 くことが 難 しく, 理 事 者 の 仕 事 は 忙 しいということはあります が,だからといって 副 会 長 の 職 務 が 楽 しくないかと いえばそうでもありません むしろ, 意 外 に 楽 しく, 充 実 していると 感 じているのです まず, 理 事 者 になる 前 は, 弁 護 士 会 がどのよう な 課 題 や 目 標 を 持 って 動 いているのか 明 確 にはわか りませんでした しかし, 理 事 者 となってみると, そのあたりのことが 次 第 にわかってきます 例 えば, ハーグ 条 約 が 批 准 されて 国 内 法 が 6 月 に 成 立 しま したが,2014 年 の 実 施 に 向 けて, 現 在, 弁 護 士 会 と 東 京 家 裁 との 間 で 意 見 交 換 会 が 行 われていま す その 中 で 交 わされる 意 見 の 内 容 はかなり 高 度 かつ 実 践 的 であり, 非 常 に 興 味 深 いものです 担 当 する 委 員 会 以 外 の 分 野 についても, 理 事 者 会 等 で 議 論 されるため, 弁 護 士 弁 護 士 会 を 取 り 巻 く 課 題 やそれに 対 する 方 向 性 が 理 解 できるようになり ました 改 めて 法 曹 三 者 としての 弁 護 士 会 の 重 要 性 を 再 認 識 している 今 日 この 頃 です 次 に, 理 事 者 同 士 の 交 流 も 楽 しいものです 互 いに 個 性 は 違 うものの 会 長 や 私 以 外 の 副 会 長 はい ら, 当 会 の 課 題 等 について 話 す 場 面 でも,たわい ない 話 をする 場 面 でも 触 発 されることが 多 々あるの です また, 皆 さん 酒 が 強 いので, 懇 親 の 席 はと ても 盛 り 上 がります ほぼ 毎 日 顔 を 合 わせているの ですから, 理 事 者 同 士 の 充 実 した 交 流 というのは 重 要 です さらに, 当 会 の 職 員 の 皆 さんとの 関 係 も 楽 しい ものの 一 つです ランチミーティングや 懇 親 会 を 通 じて, 職 員 の 皆 さんが, 責 任 感 をもって 仕 事 をし ていること, 業 務 のさらなる 効 率 化 等 に 意 欲 を 持 っていることもわかりました 実 務 的 に 会 務 活 動 を 進 めるに 当 たって,よき 相 談 相 手 でもありますし, 頼 りになる 部 下 でもあります このように, 思 っていた 以 上 に, 充 実 して, 楽 しい 生 活 を 送 っています 但 し,この 原 稿 を 書 いているのは 7 月 中 旬 で 毎 日 最 高 35 度 前 後 の 気 温 です 結 構, 疲 れがたまっ てきていることも 実 感 しています まだ,8 ヶ 月 強 の 任 期 が 残 っていますので, 自 分 の 健 康 とうまく 折 り 合 いを 付 けながら 職 務 を 遂 行 してゆこうと 思 い ます( 職 務 について 手 を 抜 くということでは 決 して ありません 懇 親 会 等 の 飲 食 に 手 を 抜 くという 意 味 です) 今 後 ともよろしくお 願 いいたします ずれも 識 見 や 人 格 に 優 れている 方 々ばかりですか 23

25 2013 年 度 夏 期 合 同 研 究 7 月 17 日, 弁 護 士 会 館 において,2013 年 度 東 京 弁 護 士 会 夏 期 合 同 研 究 が 開 催 された 午 前 午 後 を 通 じて 19 の 分 科 会 と 全 体 討 議 が 行 われ, 参 加 者 は 分 科 会 がのべ 644 名, 全 体 討 議 が 230 名 であった * 表 紙 裏 にカラー 写 真 掲 載 第 1 分 科 会 警 察 問 題 なんでも 講 座 人 権 擁 護 委 員 会 委 員 出 口 かおり(64 期 ) 警 察 崩 壊 ( 旬 報 社 ), たたかう 警 官 (ハルキ 文 庫 ) 等 の 著 者, 元 北 海 道 警 察 釧 路 方 面 本 部 長 の 原 田 宏 二 氏 を お 招 きし, 犯 罪 捜 査 を 巡 る 最 近 の 諸 問 題 や, 告 訴 告 発 対 応 の 実 際 について,お 話 を 伺 った かつては 聞 き 込 みが 初 動 捜 査 の 基 本 だったが, 今 では 民 間 の 防 犯 カメラ 映 像 ( 犯 行 場 面 の 有 無 を 問 わず)を 集 め, 逮 捕 状 も 取 らないうちにすぐ 公 開 捜 査 にしてしまうことが 珍 しくなくなった( 従 来, 公 開 捜 査 は 凶 悪 犯 罪 等 に 限 られて いた) これは, 警 察 官 の 捜 査 能 力 を 低 下 させている 警 察 不 祥 事 の 防 止 策 として 現 場 から 上 層 部 への 報 告 業 務 が 増 えてしまい, 現 場 で 判 断 しない 傾 向 が 顕 著 に 進 んでいる 必 要 な 捜 査 経 験 を 積 まなくてよくなってしまった 結 果, 上 司 の 指 示 待 ちになっている 告 訴 告 発 が 受 理 されないのは, 受 理 しても 勤 務 実 績 にならず, 捜 査 体 制 が 弱 く 未 済 が 溜 まってしまうからであ る 近 年, 警 察 庁 で 告 訴 告 発 の 受 理 を 促 す 通 達 が 出 され ている 第 2 分 科 会 実 務 に 役 立 つ 債 権 法 改 正 法 制 委 員 会 委 員 稲 村 晃 伸 (60 期 ) 当 委 員 会 では, 今 年 2 月 に 発 表 された 民 法 ( 債 権 関 係 ) の 改 正 に 関 する 中 間 試 案 を 受 けて, 債 権 法 改 正 による 実 務 への 影 響 等 につき 議 論 した まず, 篠 塚 力 委 員 長 の 開 会 挨 拶 の 後, 宇 井 一 貴 委 員 木 村 真 理 子 委 員 が 中 間 試 案 の 概 要 をコンパクトに 解 説 した 続 いて, 池 田 眞 朗 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 法 務 研 究 科 教 授 より 実 務 に 役 立 つ 債 権 法 という 題 目 で 基 調 講 演 を 賜 った 池 田 教 授 は, 中 間 試 案 を 所 与 のものと 受 け 止 めるには 早 急 であると 指 摘 されるとともに,ご 専 門 である 債 権 譲 渡 に 関 し, 中 間 試 案 における 譲 渡 制 限 特 約 に 関 する 規 制 の 問 題 点, 対 抗 要 件 を 登 記 に 一 元 化 することの 問 題 点, 債 務 引 受 と 契 約 譲 渡 に 関 しては,わが 国 は 世 界 基 準 から 見 て 遅 れていると の 指 摘 等 を 力 説 された その 後, 泉 原 智 史 委 員 が 判 例 を 素 材 として 保 証 契 約 締 結 時 における 情 報 提 供 義 務 に 関 する 諸 論 点 を, 小 松 達 成 委 員 が 債 権 譲 渡 制 限 特 約, 抗 弁 放 棄 の 意 思 表 示, 将 来 債 権 譲 渡 等 といった 債 権 譲 渡 をめぐる 諸 論 点 につき 解 説 し, 池 田 教 授 が 各 問 題 点 につきコメントされた 中 間 試 案 どおりの 改 正 法 が 成 立 した 場 合 の 実 務 への 影 響 とその 問 題 点 が 鮮 明 となり, 充 実 した 研 修 となった 26

26 第 3 分 科 会 暴 力 団 排 除 の 実 践 民 事 介 入 暴 力 対 策 特 別 委 員 会 委 員 岡 本 健 志 (59 期 ) まず 当 委 員 会 の 活 動 内 容 や, 過 去 の 弁 護 団 事 件 の 紹 介 が 行 われた 次 に, 現 在 の 暴 力 団 情 勢, 暴 力 団 排 除 に 向 けた 社 会 の 流 れや 暴 力 団 排 除 条 例 の 内 容,その 適 用 状 況, 各 業 界 の 暴 力 団 排 除 に 向 けた 取 組 等 について 説 明 がされた そして,ケーススタディとして, 賃 借 人 が 暴 力 団 のフロ ント 企 業 であるとの 噂 が 立 ったという 事 例 に 沿 って, 暴 力 団 排 除 ( 契 約 解 除 )をするにあたり 検 討 するべき 事 項 ( 契 約 解 除 の 可 否 や 調 査 事 項 方 法, 証 拠 収 集 の 手 段 等 )や, 契 約 解 除 をする 場 合 の 具 体 的 手 順 ( 通 知 の 方 法, 通 知 後 の 対 応 等 )を 説 明 するとともに, 留 意 点 についての 解 説 を 行 った その 後, 質 疑 応 答 が 行 われ ( 暴 力 団 排 除 条 例 に 基 づい て 関 係 を 遮 断 する 場 合 ) 相 手 方 が 暴 力 団 と 明 確 に 判 断 でき ない 場 合 はどうするか 等 の 質 問 に 対 し, 出 席 した 委 員 ら の 経 験 に 基 づいた 回 答, 意 見 が 交 わされた 第 4 分 科 会 民 法 改 正 による 個 人 保 証 の 変 容 の 展 望 ~ 中 間 試 案 策 定 を 受 けて~ 消 費 者 問 題 特 別 委 員 会 研 修 員 江 上 明 子 (65 期 ) 保 証 問 題 に 造 詣 が 深 い 5 名 のゲストをお 迎 えしてシンポ ジウムを 開 催 した 基 調 講 演 では, 法 制 審 議 会 民 法 ( 債 権 関 係 ) 部 会 幹 事 の 山 野 目 章 夫 早 稲 田 大 学 大 学 院 法 務 研 究 科 教 授 が, 保 証 人 保 護 の 方 策 の 拡 充 に 関 する 中 間 試 案 を 解 説 された 各 分 野 の 報 告 では, 三 宅 一 男 氏 ( 東 京 中 小 企 業 家 同 友 会 政 策 渉 外 本 部 長 )が,ご 自 身 の 経 験 にも 触 れ, 生 身 の 人 間 を 担 保 にしてはならない との 問 題 提 起 を, 伊 藤 一 郎 氏 ( 毎 日 新 聞 社 会 部 記 者 )が,4 つの 取 材 例 から, 保 証 制 度 が 家 族 関 係 を 歪 めた 被 害 実 態 にせまった 辰 巳 裕 規 氏 ( 日 弁 連 消 費 者 問 題 対 策 委 員 会 委 員 兵 庫 県 弁 護 士 会 )は, 保 証 債 務 が 自 殺 や 破 産 の 要 因 ともなる 現 状 を 指 摘 し, 中 村 廉 平 氏 ( 商 工 中 金 組 織 金 融 部 担 当 部 長 )は, 貸 手 の 側 から, ガイドライン 等 ソフト ローによる 対 応 を 提 案 された その 後, 和 田 聖 仁 委 員 がコーディネーターとなり, 経 営 者 保 証, 比 例 原 則 の 導 入, 今 後 の 展 望 等 をテーマに,パ ネルディスカッションが 行 われた 盛 り 沢 山 の 充 実 した 企 画 であった 第 5 分 科 会 林 業 の 再 生 から 見 る 花 粉 症 対 策 ( 改 正 森 林 法 の 現 状 と 課 題 ) 公 害 環 境 特 別 委 員 会 副 委 員 長 山 本 真 彦 (62 期 ) 森 林 の 再 生 をテーマに, 改 正 森 林 法 の 現 状 と 課 題 につい て 林 野 庁 森 林 整 備 部 計 画 課 主 席 森 林 計 画 官 小 坂 善 太 郎 氏 及 び 同 課 長 補 佐 城 風 人 氏 からお 話 をうかがった また, 第 一 東 京 弁 護 士 会 の 森 林 部 会 から 関 根 良 太 弁 護 士, 伊 達 雄 介 弁 護 士 (ともに 第 一 東 京 弁 護 士 会 )にアドバイザーと してご 参 加 いただいた 日 本 の 森 林 が 十 分 に 育 ちつつある 一 方 で, 林 業 が 衰 退 し ている 中, 森 林 を 資 源 として 利 用 するために, 森 林 におけ る 施 業 を 行 いやすくするための 制 度 を 整 える,という 森 林 法 の 改 正 の 目 的 について 説 明 を 受 ける 一 方 で, 改 正 後 の 現 状 を 確 認 した その 後 の 質 疑 応 答 では 活 発 な 意 見 交 換 が 行 われ, 法 改 正 にとどまらない, 国 流 通 現 場 が 一 体 とな って 取 り 組 まなければならない 問 題 の 奥 深 さと 林 業 をとりま く 環 境 の 難 しさを 感 じた これらを 活 かして, 来 年 3 月 開 催 の 当 委 員 会 主 催 のシン ポジウムにおいて, 有 益 な 提 言 ができるよう,さらに 研 究 を 深 めていく 27

27 第 6 分 科 会 検 察 審 査 会 制 度 について 刑 事 法 対 策 特 別 委 員 会 委 員 長 長 谷 川 純 (35 期 ) 今 回 は, 検 察 審 査 会 の 審 査 対 象 と 若 干 の 論 点 等 の 著 者 であり 検 察 審 査 会 制 度 に 造 詣 の 深 い 関 西 学 院 大 学 の 川 崎 英 明 教 授 を 招 き, 研 究 を 行 った 川 崎 教 授 は, 審 査 会 の 審 査 の 対 象 となる 事 件 の 意 義 を, 告 訴 告 発 人 の 審 査 申 立 に かかる 被 疑 事 実 の 要 旨 であるのか, 検 察 官 の 不 起 訴 裁 定 書 記 載 の 被 疑 事 実 の 要 旨 であるのかと 問 題 提 起 し, 法 構 造 や 検 察 審 査 会 制 度 の 趣 旨 ( 公 衆 訴 追 制 度 の 国 民 によるチェッ ク)を 考 えると 後 者 であると 考 えられると 主 張 され, 参 会 者 も 概 ね 同 意 見 であった その 他, 審 査 過 程 における 被 疑 事 実 の 流 動 性 に 伴 う 訴 因 の 修 正 の 範 囲 の 問 題 についても 話 し 合 われ, 法 構 造 や 立 法 事 務 当 局 者 の 見 解 などにも 触 れ, 公 訴 事 実 の 同 一 性 の 範 囲 が 妥 当 ではないかと 話 し 合 われた また, 小 沢 事 件 におけ る 東 京 地 裁 の 判 決 は, 修 正 の 範 囲 が 広 すぎるのではないか との 意 見 が 述 べられた 更 に, 審 査 会 の 運 用 状 況 や 故 播 磨 益 夫 会 員 の 提 起 した 審 査 会 の 国 家 行 政 組 織 法 上 の 問 題 点 などについても 活 発 な 議 論 がなされた 第 7 分 科 会 弁 護 士 会 多 摩 支 部 を 東 京 多 摩 弁 護 士 会 ( 仮 称 )に 移 行 するための 短 期 的 課 題 について 東 京 弁 護 士 会 多 摩 支 部 本 会 化 検 討 プロジェクトチーム 座 長 下 谷 收 (40 期 ) 昨 年 に 引 き 続 き 多 摩 支 部 本 会 化 検 討 PT と 東 弁 多 摩 支 部 の 共 催 で, 夏 期 合 研 第 7 分 科 会 は, 弁 護 士 会 多 摩 支 部 を 東 京 多 摩 弁 護 士 会 ( 仮 称 )に! をテーマに,PT 作 成 の 意 見 書 を 踏 まえ, 本 会 化 促 進 に 向 けてのここ 1,2 年 の 短 期 的 課 題 について 活 発 な 意 見 交 換 を 行 った 今 回 の 意 見 書 は, 東 弁 多 摩 支 部 が 本 会 化 するに 当 たっ ての 問 題 点 を 9 項 目 に 分 け 具 体 的 に 検 討 したものである 本 分 科 会 参 加 者 一 同 は, 提 言 として 東 弁 本 会 と 同 多 摩 支 部 に 対 し, すぐに 取 り 組 むべき 短 期 的 課 題 について 会 内 の 関 心 と 議 論 を 深 めたうえで, 東 弁 本 会 及 び 同 多 摩 支 部 が 一 致 して 早 期 の 実 現 を 図 るとともに 引 き 続 き 中 期 的 課 題, 長 期 的 課 題 の 克 服 に 努 め,10 年 以 内 に 多 摩 地 区 に 独 立 した 弁 護 士 会 が 設 立 されることを 目 指 すこと を 求 めた 東 京 多 摩 弁 護 士 会 ( 仮 称 )の 10 年 以 内 の 設 立 を 単 な る 願 望 ではなく, 実 現 可 能 な 目 標 として 真 摯 に 取 り 組 むこ とが 求 められる 第 8 分 科 会 早 期 独 立 弁 護 士 の 事 務 所 経 営 チューター 制 度 運 営 協 議 会 委 員 吉 原 隆 平 (59 期 ) 前 半 は, 鵜 之 沢 大 地 委 員 より,55 ~ 65 期 を 対 象 とした 事 務 所 経 営 事 件 受 任 等 に 関 するアンケート の 分 析 結 果 の 発 表,および, 各 種 法 律 相 談 の 登 録 要 件 の 概 説 がなさ れた 後 半 は, 比 較 的 若 手 ながら 既 に 独 立 して 事 務 所 を 経 営 し ている 齋 藤 大 会 員 (59 期 ), 北 周 士 会 員 (60 期 ), 鈴 木 聡 会 員 (62 期 )をパネリストにお 招 きし, 内 野 真 一 委 員 が コーディネーターとなって, 早 期 独 立 弁 護 士 の 事 務 所 経 営 に 関 し,パネルディスカッションを 行 った 開 業 する 場 所 や 賃 貸 物 件 の 選 び 方, 内 装 や OA 機 器 の 導 入, 一 人 で 事 務 所 を 経 営 するメリット デメリット, 複 数 人 で 事 務 所 を 経 営 する 利 点 難 点, 事 件 の 獲 得 方 法, 人 脈 の 作 り 方, 経 費 の 面 で 気 をつけることなど 独 立 を 考 える 若 手 が 必 要 とする 具 体 的 かつ 実 践 的 な 体 験 談 や 助 言 を 聞 く ことができた 28

28 2013 年 度 夏 期 合 同 研 究 第 9 分 科 会 正 門 から 出 る 以 外 はできるだけ 自 由 を 保 障 ~ 入 国 者 収 容 及 び 視 察 委 員 会 日 英 比 較 ~ 外 国 人 の 権 利 に 関 する 委 員 会 研 修 員 古 池 秀 (65 期 ) まず, 日 本 の 入 国 収 容 所 等 視 察 委 員 会 の 活 動 につき 廣 瀬 理 夫 弁 護 士 ( 千 葉 県 弁 護 士 会 )の 発 表 がなされた 同 委 員 会 は, 入 国 者 収 容 所 等 を 視 察 し, 運 営 に 関 し 所 長 等 に 意 見 を 述 べることを 目 的 として 発 足 した 同 委 員 会 の 活 動 により, 被 収 容 者 のテレビ 視 聴 時 間 の 拡 張 など 一 定 の 成 果 も 挙 げているが, 予 算 上 の 制 約, 処 分 の 是 非 については 委 員 会 の 権 限 外 であること 等, 課 題 も 多 いとの 発 表 がなさ れた 続 いて, 入 管 収 容 施 設 の 日 英 比 較 につき, 駒 井 知 絵 会 員 の 発 表 がなされた 英 国 では, 被 収 容 者 がインターネットを 使 用 することができ,1 人 1 台 携 帯 電 話 の 無 償 貸 与,24 時 間 通 話 可 能 であるなど, 日 本 と 比 べ 圧 倒 的 な 待 遇 の 違 いに つき, 詳 細 なレポートがなされた 最 後 に 英 国 の 収 容 施 設 に 対 する 視 察 委 員 会 に 関 して, 児 玉 晃 一 委 員 が 発 表 された 同 委 員 会 には 潤 沢 な 予 算 が 与 え られて, 委 員 が 視 察 の 職 務 のみに 専 念 できるようなシステ ムが 構 築 されている,とのことであった 第 10 分 科 会 団 体 交 渉 の 勘 所 労 働 法 制 特 別 委 員 会 副 委 員 長 坂 元 夏 子 (60 期 ) 当 委 員 会 では, 企 業 外 組 合 ( 合 同 労 組 )との 団 体 交 渉 をテーマとした2 部 構 成 での 分 科 会 を 実 施 した 第 1 部 では, 若 手 弁 護 士 が 初 めて 団 体 交 渉 に 対 応 するという 設 定 で, 会 社 からの 法 律 相 談 場 面 とユニオンとの 団 体 交 渉 場 面 の 寸 劇 を 行 った 劇 中 には, 団 体 交 渉 対 応 の 不 慣 れさから 弁 護 士 が 誤 った 対 応 をする 箇 所 を 複 数 設 け, 場 面 ごとに, 使 用 者 側 として 豊 富 な 経 験 をもつ 当 委 員 会 の 藤 井 康 広 委 員 が, 指 摘 や 解 説 を 行 った 第 2 部 では, 日 本 労 働 組 合 総 連 合 会 東 京 都 連 合 会 の 傳 田 雄 二 氏 をお 招 きし, 団 交 外 交 渉 のあり 方 や 交 渉 成 立 のための 勘 所 等 について 傳 田 氏 と 藤 井 委 員 にデ ィスカッションしていただき, 経 験 に 基 づくノウハウもご 披 露 いただいた 合 同 労 組 との 団 体 交 渉 はある 日 突 然 必 要 となり, 企 業 側 にも 経 験 がないことが 多 い また, 多 くの 弁 護 士 にとって 慣 れ 親 しんだ 仕 事 とは 言 えない 寸 劇 とディスカッションを 通 じて 分 かりやすく 貴 重 な 知 見 を 得 られる 有 意 義 な 分 科 会 となった 第 11 分 科 会 成 年 後 見 等 における 財 産 管 理 の 落 とし 穴 高 齢 者 障 害 者 の 権 利 に 関 する 特 別 委 員 会 研 修 員 河 村 亮 (65 期 ) 第 11 分 科 会 では, 成 年 後 見 等 における 財 産 管 理 の 落 とし 穴 と 題 して,パネルディスカッション 及 び 事 例 報 告 が 行 われた パネルディスカッションでは, 高 齢 者 障 害 者 の 権 利 に 関 する 特 別 委 員 会 の 岩 田 賢 副 委 員 長 が 司 会 となり, 同 委 員 会 の 坂 野 征 四 郎 委 員, 井 上 直 子 副 委 員 長, 元 橋 一 郎 副 委 員 長, 木 村 康 之 委 員 がパネリストとして 参 加 し, 被 後 見 人 の 死 後 事 務 の 範 囲, 後 見 終 了 後 における 被 後 見 人 の 相 続 手 続 への 関 与 等 について 議 論 が 行 われた 次 に, 元 橋 一 郎 副 委 員 長 が, 被 後 見 人 の 居 住 用 資 産 の 売 却 について 説 明 を 行 った 続 いて, 井 上 直 子 副 委 員 長 が, 被 後 見 人 の 消 費 者 被 害 へ の 対 応 について, 近 時 の 裁 判 例 を 紹 介 した 最 後 に, 木 村 康 之 委 員 が, 後 見 人 後 見 監 督 人 に 対 する 損 害 賠 償 請 求 の 成 否 が 問 題 になった 裁 判 例 について 報 告 を 行 った 成 年 後 見 等 における 財 産 管 理 に 関 して, 実 務 上 問 題 とな っている 事 例 について 活 発 な 議 論 が 行 われ, 大 変 有 意 義 な 分 科 会 となった 29

29 第 12 分 科 会 裁 判 員 裁 判 における 効 果 的 な 弁 護 活 動 裁 判 員 制 度 センター 副 委 員 長 飯 塚 順 子 (61 期 ) 本 分 科 会 では, 近 時, 裁 判 員 裁 判 の 弁 護 人 を 務 めた3 名 の 会 員 ( 事 件 数 3 件 事 案 は, 海 賊 対 処 法 違 反 1 件, 殺 人 詐 欺 1 件, 覚 せい 剤 営 利 目 的 所 持 製 造 1 件 )をパネラー として 招 き, 裁 判 員 裁 判 の 経 験 交 流 会 を 実 施 した 最 初 に 各 パネラーから,それぞれ 担 当 した 事 案 の 概 要 及 び 争 点 について 紹 介 があった 後, 公 判 前 整 理 手 続 及 び 公 判 審 理 について, 裁 判 員 裁 判 における 検 察 官 の 訴 訟 活 動 の 特 徴 や,これに 対 する 弁 護 人 の 対 応 として 注 意 すべき 点, 弁 護 人 の 主 張 及 び 立 証 活 動 を 効 果 的 なものとするための 工 夫 とこれらに 対 する 判 決 後 の 法 曹 三 者 による 反 省 会 での 評 価 などについて 報 告 された 特 に, 証 拠 調 べの 在 り 方 については, 近 時 問 題 となって いる 裁 判 員 の 精 神 的 負 担 への 配 慮 といった 点 を 含 め, 充 実 した 意 見 交 換 が 行 われた 制 度 開 始 から 丸 4 年 を 経 過 して, 少 しずつその 運 用 に 変 化 がみられる 裁 判 員 裁 判 の 実 務 について 触 れることのできる 貴 重 な 機 会 となった 第 13 分 科 会 どうしたら 民 事 司 法 が 利 用 しやすくなるのか 司 法 改 革 総 合 センター 委 員 長 代 行 山 田 正 記 (39 期 ) 司 法 制 度 改 革 から10 年 余 が 過 ぎた この 間 民 事 司 法 の 分 野 では, 労 働 審 判 制 度 の 導 入 等 いくつかの 分 野 で 成 果 を あげているものの, 民 事 訴 訟 件 数 は, 過 払 金 訴 訟 を 除 けば ほぼ 横 ばいである 分 科 会 では,アクセスの 面 から 権 利 保 護 保 険 ( 訴 訟 費 用 保 険 )を 取 り 上 げて 議 論 した この 数 年 契 約 件 数 は 急 激 に 伸 びている(2011 年, 日 弁 連 提 携 11 社 で 約 1880 万 件 )にもかかわらず, 取 扱 件 数 は 少 ない(2011 年, 約 1 万 3000 件 ) まだまだ 弁 護 士 にも 認 知 されていない 現 状 である そして 取 扱 分 野 も 交 通 事 故 等 に 限 定 されている これを 他 の 分 野 にも 広 げることはできないのか 本 年 実 施 した 欧 州 調 査 ( 独,ベルギー, 仏, 英 )に 携 った 会 員 から の 報 告 を 受 け, 将 来 展 望 や 克 服 すべき 問 題 点 を 明 らかにし た 本 年 7 月 に 発 足 する 東 弁 の 民 事 司 法 改 革 実 現 本 部 に おいても 引 き 続 きこの 問 題 に 取 り 組 んでいくことが 確 認 さ れた 第 14 分 科 会 原 子 力 損 害 賠 償 財 物 賠 償 最 新 情 報 東 日 本 大 震 災 対 策 本 部 委 員 安 藤 建 治 (43 期 ) 第 14 分 科 会 は, 東 日 本 大 震 災 対 策 本 部 から 原 子 力 損 害 賠 償 財 物 賠 償 最 新 情 報 とのテーマで, 不 動 産 鑑 定 士 と 弁 護 士 による 東 京 電 力 に 対 する 不 動 産 の 損 害 賠 償 請 求 に 関 する 最 新 情 報 を 提 供 した まず, 東 日 本 大 震 災 による 原 発 事 故 被 災 者 支 援 弁 護 団 の 副 団 長 である 当 会 大 森 秀 昭 会 員 から 最 新 の ADR におけ る 解 決 事 例 の 解 説 があり, 弁 護 団 としては 再 取 得 価 格 の 賠 償 を 強 く 求 めていきたいとの 姿 勢 が 示 された 次 に, 熊 倉 隆 治 不 動 産 鑑 定 士 から, 不 動 産 の 鑑 定 手 法 の 概 説 と 東 京 電 力 が 示 した 土 地 評 価 方 法 の 問 題 点 などにつ いて 説 明 がなされた 郡 山 市 在 住 の 鈴 木 禎 夫 不 動 産 鑑 定 士 からは, 東 京 電 力 の 建 物 の 評 価 手 法 の 問 題 点 について 解 説 がなされ,また, 福 島 県 内 における 最 近 の 地 価 動 向 につい ての 情 報 提 供 もいただいた 財 物 賠 償 に 関 する 最 新 の 情 報 を 知 ることができ, 有 意 義 な 分 科 会 となった 30

30 2013 年 度 夏 期 合 同 研 究 第 15 分 科 会 東 弁 の 国 際 交 流 活 動 ( 国 際 委 員 会 の 活 動 を 中 心 に) 国 際 委 員 会 委 員 石 田 真 人 (53 期 ) 本 分 科 会 では,これまでの 国 際 委 員 会 の 活 動 について 各 チー ムの 担 当 者 から, 発 表 がなされた まず, 岩 城 肇 委 員 が 外 国 法 事 務 弁 護 士 資 格 審 査 啓 蒙 チームの 活 動 について 発 表 した 同 チームは, 外 国 法 事 務 弁 護 士 の 資 格 承 認 審 査 に 際 し, 登 録 予 定 単 位 会 がなす 回 答 書 の 作 成 をする 現 在 の 会 員 数 は, 東 京 三 会 中 もっとも 少 ないため, 今 後, 増 や していくよう 努 めたいとのことであった 次 に, 相 羽 利 昭 副 委 員 長 が 広 報 渉 外 チームの 活 動 について 発 表 した 同 チームは, 世 界 大 都 市 弁 護 士 会 リーダー 会 議 (WCBL), 国 際 法 曹 協 会 (IBA)の 定 期 会 議 に 継 続 的 に 参 加 しているほか,シカゴ, パリ, 香 港 弁 護 士 会 と 友 好 協 定 を 締 結 し, 外 国 弁 護 士 会, 在 京 外 国 弁 護 士, 在 日 各 国 商 工 会 議 所 との 交 流 を 積 極 的 に 行 い,2011 年 には 当 会 の 英 文 パンフレットの 改 訂 を 担 当 したとのことであった 続 いて, 早 川 吉 尚 副 委 員 長 がセミナープロジェクトチームの 活 動 について 発 表 した 同 チームは, 東 京 三 会 合 同 の 国 際 セミナー, 香 港 弁 護 士 会,シカゴ 弁 護 士 会 と 共 催 セミナーの 企 画 をする 最 後 に, 中 野 竹 司 委 員, 平 澤 真 委 員 がヤングロイヤーズチー ムの 活 動 について 発 表 した 同 チームは, 登 録 10 年 以 内 の 若 手 を 中 心 に 編 成 されており,シカゴ, 韓 国 などのヤングロイヤーセ クションとの 交 流 会 や 研 修 会 を 実 施 している 閉 会 の 挨 拶 はクリストファー マーク ホジェンズ 副 委 員 長 が 日 本 語 で 行 い, 会 場 から 拍 手 が 起 こった 第 16 分 科 会 解 釈 法 律 による 改 憲 日 米 の 防 衛 軍 事 環 境 日 米 地 位 協 定, 軍 事 環 境 を 中 心 に 秘 密 保 全 法 案 対 策 本 部 事 務 局 長 憲 法 問 題 対 策 センター 事 務 局 長 堀 井 準 (38 期 ) 講 師 に 共 同 通 信 社 編 集 委 員 石 山 永 一 郎 氏 を 招 いて, 米 軍 の 他 国 における 基 地 利 用 の 実 態,アーミテージ 氏 への 取 材 を 中 心 に 講 演, 討 議 がなされた 石 山 氏 はアキノ 政 権 時 にフィリピン 支 局 長 を 務 めていて, フィリピンから 米 軍 が 撤 退 する 様 を 見 ていた 1992 年 まで にスービック( 海 軍 ),クラーク( 空 軍 ) 両 基 地 は 全 てフィ リピンの 求 めに 応 じて 撤 退 された 米 比 相 互 防 衛 条 約 はあ るが, 米 軍 の 駐 留 はない ドイツ,イタリアにも 米 軍 が 駐 留 しているが,イラク 戦 争 の 際 にも 自 国 から 米 軍 が 攻 撃 出 動 することは 認 めていない 翻 って, 日 本 駐 留 の 米 軍 は 日 本 の 国 益 に 関 わらず 米 が 自 由 に 使 用 できている アーミテ ージ 氏 に 取 材 したところ, 鳩 山 元 総 理 以 外 からは, 普 天 間 基 地 の 県 外 移 設 の 話 は 聞 いていない,とのこと こうした 情 報 の 大 切 さと, 日 本 における 米 軍 基 地 問 題 を 考 えさせる 会 であった 第 17 分 科 会 高 齢 者 障 害 者 の 刑 事 弁 護 について 刑 事 弁 護 委 員 会 研 修 員 山 田 恵 太 (65 期 ) 地 域 生 活 定 着 支 援 センターの 設 置 や,いわゆる 長 崎 モデル の 取 組 みなど, 罪 を 犯 した 高 齢 者 障 がい 者 の 問 題 が 注 目 されている 本 年 度 は, 東 京 でも 厚 労 省 によるモデル 事 業 の 施 行 が 予 定 されている そこで, 本 分 科 会 は, 高 齢 者 障 害 者 の 刑 事 弁 護 をテーマに 実 施 された 最 初 に, 司 会 を 務 める 屋 宮 昇 太 副 委 員 長 ( 刑 事 弁 護 委 員 会 )から,この 問 題 に 関 する 近 時 の 流 れについてご 報 告 いただいた 次 に, 東 京 都 地 域 生 活 定 着 支 援 センターの 赤 平 守 センター 長 を 講 師 として, 東 京 における 出 口 支 援 の 現 状, 東 京 都 地 域 生 活 定 着 支 援 センターの 取 組 み 等 につい てご 講 演 いただいた 最 後 に, 浦 﨑 寛 泰 委 員 ( 地 域 生 活 定 着 支 援 センターとの 連 携 に 関 する 協 議 会 )を 講 師 として, 障 がいを 有 する 人 の 刑 事 弁 護 をどう 行 うべきか, 実 際 の 事 例 などに 基 づき,ご 講 演 いただいた 来 年 度 に 予 定 される 専 門 弁 護 士 派 遣 制 度 の 立 ち 上 げ 等, この 問 題 に 関 する 動 きは 今 後 も 活 発 化 するものと 思 われる 31

31 第 18 分 科 会 最 速 研 究 家 族 法 大 改 正 ~ 夫 婦 別 姓 と 婚 外 子 は 今 ~ 両 性 の 平 等 に 関 する 委 員 会 委 員 上 杉 崇 子 (64 期 ) 本 分 科 会 は, 本 年 5 月 に 初 めて 裁 判 所 の 判 断 が 示 された 選 択 的 夫 婦 別 姓 問 題 ( 東 京 地 裁 平 成 25 年 5 月 29 日 判 決 ) 及 び,つい 先 日 最 高 裁 で 弁 論 が 開 かれ 今 秋 にも 違 憲 判 決 が 下 される 見 込 みの 婚 外 子 相 続 分 差 別 問 題 というタイムリー な 話 題 を 取 り 上 げた 参 加 者 は 43 人 に 上 り, 関 心 の 高 さ が 窺 われた 両 問 題 について, 歴 史 的 経 緯, 判 決 の 分 析, 制 度 目 的, 関 連 する 条 約 の 紹 介, 現 状 での 現 実 的 な 不 都 合 性 等 について 委 員 から 基 調 報 告 を 行 った 続 いて, 早 稲 田 大 学 法 学 学 術 院 教 授 弁 護 士 の 棚 村 政 行 氏 ( 第 二 東 京 弁 護 士 会 )より, 専 門 家 としての 見 地 から 特 別 講 演 をしていただいた 家 族 の 在 り 方 の 変 容 と 既 存 制 度 との 不 一 致 を 個 別 の 家 族 に 押 し 付 けるのは 不 当 ではないか,もはや 家 族 に 関 する 抜 本 的 な 制 度 の 見 直 しが 必 要 である,といった 棚 村 氏 の 意 見 が 印 象 的 であった 全 体 を 通 し, 家 族 の 在 り 方 と 法 制 度 の 関 係 について, 改 めて 考 える 機 会 となったのではないかという 手 応 えを 得 た 第 19 分 科 会 弁 護 士 の 活 動 領 域 の 拡 大 (アウトリーチ) 弁 護 士 業 務 改 革 委 員 会 委 員 面 川 典 子 (54 期 ) 当 委 員 会 では, 東 京 弁 護 士 会 の 人 権 活 動 の 展 開 や 業 務 展 開 の 拡 大 推 進 の 観 点 から, 各 委 員 会 等 によるアウトリ ーチ 活 動 を 取 り 上 げた 当 委 員 会 の 水 上 博 喜 委 員 長 がアウトリーチの 多 義 性 と 弁 護 士 の 活 動 領 域 の 拡 大 の 必 要 性 についての 基 調 報 告 を 行 い, 続 く 第 1 部 では, 高 齢 者 障 害 者 の 権 利 に 関 する 特 別 委 員 会 から 権 利 侵 害 を 理 解 しにくい 社 会 的 弱 者 に 対 し 弁 護 士 が 積 極 的 に 行 っている 法 的 支 援 について, 民 事 介 入 暴 力 対 策 特 別 委 員 会 からは 暴 力 団 による 権 利 侵 害 に 対 する 防 御 のた めに 司 法 警 察 と 協 力 して 行 う 法 的 支 援 について, 外 国 人 の 権 利 に 関 する 委 員 会 からはリーガルサービスへのアクセス が 困 難 な 外 国 人 に 対 する 法 的 支 援 について, 子 どもの 人 権 と 少 年 法 に 関 する 特 別 委 員 会 の 磯 谷 文 明 委 員 からは 児 童 相 談 所 への 働 きかけについて,そして 当 委 員 会 からは 中 小 企 業 への 弁 護 士 からの 働 きかけについて 報 告 した 第 2 部 のパネルディスカッションでは,それぞれの 委 員 会 等 のアウトリーチ 活 動 における 到 達 点 を 明 らかにし, 行 政 と の 協 働, 財 政 問 題, 専 門 性 の 確 保,そして 今 後 の 進 め 方 な どについて 討 論 していただいた 32

32 2013 年 度 夏 期 合 同 研 究 全 体 討 議 家 事 事 件 実 務 の 現 状 と 課 題 民 事 訴 訟 問 題 等 特 別 委 員 会 委 員 長 脇 谷 英 夫 (51 期 ) 2013 年 度 の 夏 期 合 同 研 究 の 全 体 討 議 は15 時 15 分 から 家 事 事 件 実 務 の 現 状 と 課 題 と 題 して2 部 構 成 で 行 なわれた 第 1 部 の 基 調 講 演 では, 東 京 家 庭 裁 判 所 家 事 第 3 部 総 括 判 事 松 谷 佳 樹 裁 判 官 から 家 事 事 件 実 務 の 現 状 と 課 題 一 般 家 事 調 停 事 件 を 中 心 として と 題 してお 話 をいただいた 内 容 は 大 きく1 家 事 事 件 手 続 法 下 での 調 停 手 続,2 東 京 家 裁 における 新 法 下 での 家 事 調 停 の 運 用 の 試 み,3 上 記 運 用 の 検 証 とフィードバック,4 調 停 の 内 容 面 の 充 実 を 図 るた めには 何 が 必 要 か,に 分 けられていた 特 に4で 松 谷 裁 判 官 は 家 事 事 件 手 続 法 の 想 定 する 情 報 を 共 有 することによって 合 理 的 な 意 思 形 成 が 可 能 な 当 事 者 像 と 感 情 に 従 い 行 動 する 現 実 の 当 事 者 像 にズレがあるという 問 題 提 起 をなされ, 当 事 者 の 置 かれた 心 理 状 態 を 理 解 し, 合 理 的 な 合 意 形 成 へ と 導 くために 必 要 なことについてご 意 見 をいただいた そして, 最 後 に, 松 谷 裁 判 官 が 他 の 裁 判 官 に 対 して 行 な ったアンケートの 結 果 もご 報 告 いただいた ここでは, 良 い 代 理 人 の 実 例 として 相 手 方 と 良 好 な 関 係 を 築 いたり 本 人 の 心 情 を 調 停 委 員 会 に 的 確 に 知 らせることなどが 紹 介 され,また, 困 った 代 理 人 の 実 例 として 感 情 移 入 しすぎて 当 事 者 と 一 体 化 したり, 当 事 者 の 心 情 を 無 視 して 理 詰 めで 話 すことなどが 紹 介 された 第 2 部 では, 松 谷 裁 判 官 のほかに, 一 場 順 子 会 員 ( 家 事 調 停 委 員, 子 どもの 人 権 と 少 年 法 に 関 する 特 別 委 員 会 委 員 長 ), 池 田 清 貴 会 員 ( 同 委 員 会 副 委 員 長 ), 中 川 明 子 会 員 ( 両 性 の 平 等 に 関 する 委 員 会 副 委 員 長 ) 及 び 野 本 雅 志 会 員 ( 調 査 室 高 齢 者 障 害 者 総 合 支 援 センター 担 当 嘱 託 )も 加 わっ て, 家 事 事 件 実 務 の 現 状 と 課 題 についてパネルディスカ ッションを 行 なった 具 体 的 には, 定 型 書 式 のアレンジや 住 所 の 記 載 の 問 題, 成 年 後 見 開 始 決 定 審 判 事 件 に 関 する 閲 覧 謄 写 の 問 題, 子 ど もの 手 続 代 理 人 の 報 酬 等 の 問 題, 合 理 的 意 思 形 成 の 実 現 へ の 課 題, 遺 産 分 割 事 件, 成 年 後 見 開 始 決 定 事 件, 離 婚 面 会 交 流 事 件 についてそれぞれ 手 続 代 理 人 に 求 められる 役 割 と 課 題 などについて,パネリストの 置 かれた 立 場 から 様 々なご 意 見 をいただいた 家 事 事 件 手 続 法 は 施 行 されて1 年 を 経 過 していない 現 状 の 運 用 も 今 後 大 きく 変 わる 可 能 性 がある 全 体 討 議 では 課 題 のほんの 一 部 が 紹 介 されたにすぎない 本 会 の 会 員 が 全 体 討 議 への 出 席 を 契 機 に 家 事 事 件 実 務 の 今 後 の 運 用 の 動 向 の 変 化 に 細 心 の 注 意 をはらっていただけれ ば 幸 いである 33

33 第 29 回 東 京 弁 護 士 会 市 民 会 議 2013 年 2 月 26 日 開 催 議 題 : 弁 護 士 会 の 広 報 のあり 方 について 東 京 弁 護 士 会 では,2004 年 度 から, 会 の 運 営 に 市 民 の 意 見 を 反 映 させるため, 市 民 から 選 ば れた10 人 以 内 の 委 員 で 構 成 する 市 民 会 議 を 設 置 している 2012 年 度 3 回 目 となる 第 29 回 市 民 会 議 では, 弁 護 士 会 の 広 報 のあり 方 について というテーマ で, 石 原 修 副 会 長, 伊 藤 敬 史 広 報 室 嘱 託, 西 岡 毅 広 報 室 嘱 託 の 説 明 に 引 き 続 き, 意 見 交 換 がなさ れた 次 に, 過 去 2 回 の 意 見 交 換 会 後 にみる 弁 護 士 会 の 取 組 みについて というテーマで, 法 律 相 談 事 業, 公 設 事 務 所 事 業, 法 教 育 について, 各 担 当 副 会 長 から 説 明 がなされた 本 稿 では,その 際, 東 京 弁 護 士 会 の 広 報 のあり 方 について, 委 員 から 出 された 意 見 を 紹 介 する * 本 稿 中 の 肩 書 は,2013 年 2 月 26 日 時 点 のもの 後 藤 : 弁 護 士 会 の 広 報 の 目 的 は 何 か 市 民 にとって は, 困 ったときに 誰 に 相 談 すればいいのかという 情 報 のニーズが 高 い 紙 谷 : 私 は,ロースクール 生 に 弁 護 士 会 の 自 治 等 を 知 らせるプロモーションビデオがあってもいいと 思 う 最 近 入 ってくるロースクール 生 には, 弁 護 士 になることを,お 金 儲 けの 手 段 だと 思 っている 人 がいる そうではなく, 弁 護 士 法 1 条 に 書 いてあ ることを 真 面 目 にやらないといけないということを 伝 える 必 要 がある 自 由 と 正 義 の 懲 戒 の 頁 を 配 る 教 員 もいる 弁 護 士 の 仕 事 をある 程 度 知 って いる 人 でも, 弁 護 士 会 の 仕 事 は 知 らない 後 藤 : 強 制 加 入 団 体 である 弁 護 士 会 があることによ って, 達 成 されるものは 何 なのだろう 市 民 にと っては,どの 弁 護 士 事 務 所 に 行 けばいいのかわか らないというときに, 弁 護 士 会 は 一 つの 大 きな 存 在 だと 思 う 紙 谷 : 弁 護 士 に 対 するアクセスを 確 保 するために, 弁 護 士 会 が 有 益 ということですね 後 藤 : 弁 護 士 会 には, 市 民 の 信 頼 や 信 用 につなが る 役 割 がある 例 えば, 弁 護 士 が 専 門 の 委 員 会 に 入 っているとか, 一 定 の 研 修 を 受 けなければ 相 談 の 担 当 をできないことが 信 頼 につながる そう いう 一 人 ひとりのスキルアップをサポートするの に, 弁 護 士 会 は 役 に 立 つ 弁 護 士 会 が 強 制 加 入 で, 会 員 に 研 修 を 義 務 づけているというアピール が 必 要 紙 谷 : 義 務 研 修 をしたり, 市 民 からの 苦 情 の 申 立 て を 処 理 したりすることで, 弁 護 士 会 が 会 員 の 品 質 保 証 をしていますということを 広 報 するのは, 重 要 だと 思 う 阿 部 :お 客 さんがいて, 弁 護 士 がいて, 弁 護 士 会 が ある 弁 護 士 が 法 律 相 談 で 市 民 のいろいろな 悩 み ごとを 解 決 しているというところを,もっと 具 体 的 に 広 報 した 方 がいい 市 民 の 弁 護 士 のイメージが, どちらかといえば 大 企 業 の 味 方 で,どちらかといえば 金 持 ちの 味 方 で どちらかといえばずるがしこく,どちらかとい えば 偉 そうにしている ( 日 弁 連 法 務 研 究 財 団 法 曹 の 質 研 究 会 日 本 の 弁 護 士 のイメージ 2011 年 商 事 法 務 )というのは,まさしくそのとおり だと 思 う そういうイメージを 払 拭 しなければいけ 34

弁護士報酬規定(抜粋)

弁護士報酬規定(抜粋) はなみずき 法 律 事 務 所 弁 護 士 報 酬 規 定 ( 抜 粋 ) 2008 年 10 月 改 訂 2014 年 4 月 * 以 下 の 弁 護 士 報 酬 は いずれも 税 込 です ただし D E L の2の 表 に 基 づき 算 出 さ れた 金 額 については 消 費 税 を 上 乗 せした 額 を 弁 護 士 報 酬 とします 目 次 A 法 律 相 談 料 B 顧 問 料 C 手

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