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1 男 子 体 操 競 技 情 報 19 号 ( 訂 正 版 ) 平 成 24 年 2 月 15 日 ( 財 ) 日 本 体 操 協 会 ロンドンオリンピック 男 子 体 操 競 技 強 化 本 部 審 判 委 員 会 男 子 体 操 競 技 審 判 部 目 次 1 はじめに 1 2 第 43 回 世 界 体 操 競 技 選 手 権 東 京 大 会 報 告 2 3 第 65 回 全 日 本 体 操 競 技 団 体 種 目 別 選 手 権 大 会 報 告 年 度 採 点 指 針 FIG 通 達 12 5 おわりに 年 2 月 上 旬 に FIG 男 子 技 術 委 員 会 により 新 たな 情 報 (Newsletter #26)が 発 表 されたことを 受 け 男 子 体 操 競 技 情 報 19 号 の 内 容 を 一 部 変 更 し( 変 更 部 分 赤 字 表 示 ) 訂 正 版 として 通 達 します 1 はじめに ロンドンオリンピック 男 子 選 手 強 化 本 部 男 子 体 操 競 技 強 化 本 部 長 立 花 泰 則 体 操 ニッポン の 心 願 である 世 界 選 手 権 大 会 での 33 年 ぶり 団 体 総 合 優 勝 を 誓 い 第 43 回 世 界 体 操 競 技 選 手 権 ( 東 京 ) 大 会 が 2011 年 10 月 7 日 から 開 催 されました 団 体 総 合 は 予 選 でトップ 通 過 をしましたが 決 勝 では 大 過 失 を 重 ね 無 念 の 2 位 という 結 果 になりました 1 位 中 国 との 得 点 差 は D スコアの 差 は 2.9 でありましたが E スコアは と 実 施 を 評 価 する 面 では 中 国 を 上 回 っていました 個 人 総 合 では 内 村 航 平 選 手 が 他 の 選 手 を 寄 せ 付 けずに 世 界 の 体 操 史 上 初 となる 三 連 覇 を 果 たし さらに 山 室 光 史 選 手 も 個 人 総 合 3 位 となり 表 彰 台 に 2 名 の 日 本 人 選 手 が 登 壇 しました 種 目 別 では 内 村 選 手 がゆかで 優 勝 鉄 棒 3 位 山 室 選 手 がつり 輪 で 3 位 沖 口 誠 選 手 が 跳 馬 で 3 位 と 金 メダルを 含 む 複 数 メダルを 複 数 選 手 で 獲 得 しました これまで 日 本 は 個 人 総 合 の 強 化 を 推 し 進 めてきました 総 合 力 を 持 ち 合 わせた 選 手 達 の 武 器 となる 得 意 種 目 が 世 界 の 種 目 別 選 手 達 とメダル 獲 得 を 競 い 合 う 基 盤 が 出 来 た 証 明 であったと 考 えます 今 日 まで 美 しい 体 操 と 強 い 体 操 を 昇 華 させた 芸 術 的 体 操 を 目 指 し 練 習 を 積 み 重 ね さらに 心 技 体 全 てにおいて 充 実 させ 完 成 度 と 安 定 性 の 高 い 体 操 ニッポン の 真 骨 頂 と なる 演 技 を 身 につけるべく 練 習 を 行 ってきました 引 き 続 き 練 習 過 程 において 強 い 意 志 を 持 ち こ れらをさらに 向 上 させながら どのような 状 況 下 でも 演 技 の 再 現 性 を 発 揮 できる 準 備 を 整 えて ロ ンドンの 地 へ 向 かう 所 存 です 戦 う 相 手 は 中 国 米 国 などの 諸 外 国 だけではなく 自 分 達 自 身 であ ると 思 います 本 情 報 19 号 では 主 要 大 会 の 報 告 と 共 に 2012 年 度 の 採 点 指 針 及 び FIG 通 達 が 記 載 されてい ます 諸 情 報 を 共 有 し ロンドンオリンピックでの 団 体 総 合 優 勝 個 人 総 合 優 勝 を 含 む 表 彰 台 に 2 選 手 種 目 別 では 複 数 種 目 において 金 メダルを 含 む 複 数 メダルの 獲 得 を 目 指 し 体 操 ニッポン の 心 願 成 就 に 向 け 努 力 して 行 きましょう 本 情 報 が 全 ての 体 操 ニッポン の 育 成 強 化 審 判 に 携 わる 関 係 者 選 手 の 皆 さんと 共 に 共 有 活 用 され 日 本 の 競 技 力 の 向 上 につながり ロンドンオリンピックの 舞 台 で 体 操 ニッポン 大 願 成 就 に 向 けての 指 針 となる 様 にと 考 えます 皆 様 方 のご 協 力 をお 願 い 申 し 上 げます 1

2 2 第 43 回 世 界 体 操 競 技 選 手 権 東 京 大 会 報 告 審 判 委 員 会 男 子 体 操 競 技 審 判 部 島 田 利 夫 倉 島 貴 司 大 会 期 間 :2011 年 10 月 7 日 ~16 日 場 所 : 東 京 体 育 館 日 程 :10 月 3 日 ( 月 ) 男 子 D 審 判 会 議 女 子 ポディウムトレーニング(1 日 目 ) 10 月 4 日 ( 火 ) 男 子 審 判 会 議 と 審 判 抽 選 女 子 ポディウムトレーニング(2 日 目 ) 10 月 5 日 ( 水 ) 男 子 ポディウムトレーニング(1 日 目 ) 10 月 6 日 ( 木 ) 男 子 ポディウムトレーニング(2 日 目 ) 10 月 7 日 ( 金 ) 女 子 予 選 (1 日 目 :1 班 ~5 班 ) 10 月 8 日 ( 土 ) 女 子 予 選 (2 日 目 :6 班 ~10 班 ) 10 月 9 日 ( 日 ) 男 子 予 選 (1 日 目 :1 班 ~4 班 ) 10 月 10 日 ( 月 ) 男 子 予 選 (2 日 目 :5 班 ~8 班 ) 10 月 11 日 ( 火 ) 女 子 団 体 決 勝 10 月 12 日 ( 水 ) 男 子 団 体 決 勝 10 月 13 日 ( 木 ) 女 子 個 人 総 合 決 勝 10 月 14 日 ( 金 ) 男 子 個 人 総 合 決 勝 10 月 15 日 ( 土 ) 種 目 別 決 勝 男 子 :ゆ か あん 馬 つり 輪 女 子 : 跳 馬 段 違 い 平 行 棒 10 月 16 日 ( 日 ) 種 目 別 決 勝 男 子 : 跳 馬 平 行 棒 鉄 棒 女 子 : 平 均 台 ゆ か 参 加 国 :77 ヵ 国 (253 名 ) D 審 判 団 ( 予 選 団 体 決 勝 個 人 総 合 種 目 別 と 同 一 者 が 担 当 ) ゆ か D1:Andray FEDARAU(BLR) D2:Andrew TOMBS(GBR) あん 馬 D1: 竹 内 輝 明 ( 日 本 ) D2:Pablo CARRILES(ESP) つり 輪 D1:Alvaro SOUSA(POR) D2:Butch Andreja ZUNICH(USA) 跳 馬 D1:Alain MACCHIA(FRA) D2:Mohamed Smail HADJI(ALG) 平 行 棒 D1:Istvan BERCZI(HUN) D2:Mircera Dumitru APOLZAN(ROU) 鉄 棒 D1:Vincent REIMERING(NED) D2:Joerg FETZER(GER) Reference Judges Josef TOTH(AUT) Nikolaos PROVIAS(GRE) Diego LAZZARICH(ITA) Alejandro SAGRERAS(ARG) Johny BERNARD(LUX) Andreas KUONI(SUI) Bjorn Magnus THOMASSON(ISL) Stefan Van BAELEN(BEL) Vilem KOCIAN(CZE) Colm MURRAY(IRL) Bronislavs KONSTANTINOVICH(LAT) Robert LIEFELDT(RSA) 2

3 E 審 判 会 議 内 容 と 審 判 抽 選 結 果 抽 選 結 果 予 選 平 行 棒 E5: 島 田 利 夫 決 勝 決 勝 出 場 国 は 抽 選 対 象 外 ( 団 体 決 勝 個 人 総 合 種 目 別 決 勝 ) 全 体 を 通 して(Adrian STOICA:ROU) 両 把 手 を 挟 んだ 馬 背 ロシアン 360 転 向 がユニバーシアード 深 圳 大 会 で 行 われたが これ はトンフェイを 連 続 した 発 展 技 ととらえずに あくまでも 両 把 手 を 挟 んだロシアン 転 向 技 として C 難 度 と 判 定 した MTC として 今 回 の 世 界 選 手 権 でも 同 様 に 判 定 する 採 点 制 度 前 大 会 同 様 Reference Judge(RJ) 制 度 を 導 入 する E 審 判 は 5 人 決 定 点 は 上 下 カットの 3 人 の 平 均 この EJ-Score と RJ の 平 均 (RJ-Score)に 一 定 の 差 が 生 じた 場 合 EJ-Score と RJ-Score の 平 均 (Delta-Score)が Final Score となる 例 外 として2 名 の RJ の 得 点 に 一 定 以 上 の 差 が 生 じた 場 合 はこの 限 りではない EJ-Score が Final Score となる 申 請 された 新 技 と 新 たな 追 加 情 報 ゆ か 後 ろとびひねり 前 方 伸 身 2 回 宙 返 りひねり:F 難 度 (Ⅳ) つり 輪 前 方 屈 身 または 伸 身 宙 返 り 5/2 ひねり 下 り:D 難 度 (Ⅴ) 跳 馬 前 転 とび 前 方 伸 身 宙 返 り 3 回 ひねり:7.4 平 行 棒 前 方 開 脚 5/4 宙 返 り 懸 垂 :E 難 度 (Ⅰ) 一 つの 演 技 に 同 じ 技 のバリエーションは 入 れられない( 前 方 開 脚 5/4 宙 返 りは 一 つだ け) 二 つ 目 からは 出 現 順 に 繰 り 返 しとみなされる 支 持 腕 支 持 懸 垂 のすべてが 対 象 になる 倒 立 から 伸 膝 で 振 り 下 ろし 懸 垂 前 振 り 上 がり 開 脚 抜 き 屈 腕 支 持 (バブサー 屈 腕 支 持 ) (バブサー 腕 支 持 と 同 一 枠 同 価 値 ):C 難 度 (Ⅲ) 懸 垂 前 振 り 上 がり( 開 脚 抜 き)ひねり 腕 支 持 :B 難 度 (Ⅲ) 前 振 り 上 がり 後 方 かかえ 込 み 5/4 宙 返 りひねり 腕 支 持 :D 難 度 (Ⅱ) 前 振 りとび 3/4 ひねり( 軸 手 と 反 対 側 の) 単 棒 横 向 き 倒 立 (Dimic):D 難 度 (Ⅰ) 前 振 り 片 腕 支 持 5/4 ひねり 単 棒 倒 立 経 過 軸 手 を 換 えて 片 腕 支 持 5/4 ひねり 支 持 :F 難 度 (Ⅰ) 前 方 屈 身 2 回 宙 返 り 下 り:F 難 度 (Ⅴ) 鉄 棒 ヤマワキひねり 片 大 逆 手 懸 垂 ~ 後 ろ 振 り 上 がり 倒 立 :E 難 度 (Ⅱ) 前 方 浮 腰 回 転 振 り 出 しとび 倒 立 1 回 ひねり 大 逆 手 :D 難 度 (Ⅳ-10)+C 難 度 (Ⅰ-15) ( 分 割 ) 大 逆 手 エンドー1 回 ひねり 逆 手 倒 立 ( 片 逆 手 倒 立 と 同 一 枠 同 価 値 ):D 難 度 (Ⅳ) 大 逆 手 後 ろ 振 りゲイロード(ゲイロードと 同 一 枠 同 価 値 ):D 難 度 (Ⅱ) 3

4 団 体 予 選 の 結 果 1 位 日 本 位 アメリカ 位 中 国 位 ドイツ 位 ロシア 位 韓 国 位 ルーマニア 位 ウクライナ ( 以 上 が 五 輪 団 体 出 場 権 獲 得 ) 9 位 フランス 位 イギリス 位 スペイン 位 カナダ 位 ブラジル 位 プエルトリコ 位 イタリア 位 ベラルーシ ( 以 上 が 五 輪 テストイベントに 出 場 し 残 り 4 枠 を 競 う) 団 体 決 勝 の 結 果 ゆ か あん 馬 つり 輪 跳 馬 平 行 棒 鉄 棒 1 位 中 国 位 日 本 位 アメリカ 位 ロシア 位 ウクライナ 位 ドイツ 位 韓 国 位 ルーマニア 団 体 決 勝 中 国 日 本 アメリカの 得 点 Best-3 比 較 ゆ か あん 馬 つり 輪 跳 馬 平 行 棒 鉄 棒 合 計 日 本 中 国 差 ( 対 日 本 ) アメリカ 差 ( 対 日 本 )

5 団 体 決 勝 の D スコア(3 名 の 合 計 ) 比 較 ゆ か あん 馬 つり 輪 跳 馬 平 行 棒 鉄 棒 合 計 順 中 国 日 本 アメリカ ロシア ウクライナ ドイツ 韓 国 ルーマニア 個 人 総 合 入 賞 者 の D-Score と 得 点 順 選 手 名 ゆ か あん 馬 つり 輪 跳 馬 平 行 棒 鉄 棒 合 計 1 位 内 村 航 平 ( 日 本 ) 位 BOY Philip (GER) 位 山 室 光 史 ( 日 本 ) 位 PURVIS Daniel (GBR) 位 OROZCO John (USA) 位 BELYAVSKIY D (RUS) 位 KUKSENKOV M (UKR) 位 NGUYEN Marcel (GER) 種 目 別 決 勝 の 上 位 3 選 手 の 演 技 構 成 ゆ か 1 位 内 村 航 平 ( 日 本 ) D:6.7 E:8.933 後 方 かかえ 込 み 2 回 宙 返 り 3 回 ひねり(リ ジョンソン)(G) 前 方 宙 返 り 1 回 ひねり~ 前 方 宙 返 り 2 回 ひねり(C+D) 後 方 宙 返 り 3/2 ひねり~バンローン(C+D) 後 方 宙 返 り 5/2 ひねり~ 前 方 宙 返 り 3/2 ひねり(D+C) フェドルチェンコ(C) トーマス(D) 後 方 伸 身 宙 返 り 3 回 ひねり(D) 2 位 ZOU Kai(CHN) D:6.9 E:8.600 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり(F) 後 方 宙 返 り 3/2 ひねり~バンローン(C+D) 前 方 宙 返 り 2 回 ひねり~ 前 方 宙 返 り 1 回 ひねり(D+C) 後 方 宙 返 り 5/2 ひねり~ 前 方 宙 返 り 3/2 ひねり(D+C) フェドルチェンコ(C) テンポ 宙 返 り~ 伸 身 トーマス(B+E) 後 方 かかえ 5

6 込 み 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり(E) 3 位 HYPOLITO Diego(BRA) D:6.8 E:8.666 テンポ 宙 返 り~ 後 ろとびひねり 前 方 屈 身 2 回 宙 返 り(B+E) 後 方 宙 返 り 3/2 ひねり~ 前 方 宙 返 り 5/2 ひねり(C+E) 後 方 宙 返 り 5/2 ひねり~ 前 方 宙 返 り 2 回 ひねり(D+D) 十 字 倒 立 (C) トーマス(D) 伸 身 トーマス(E) 後 方 伸 身 宙 返 り 3 回 ひねり(D) 3 位 SHATILOV Alexander(ISR) D:6.7 E:8.766 後 方 伸 身 宙 返 り 2 回 ひねり 屈 身 宙 返 り(コリバノフ)(F) 後 方 宙 返 り 3/2 ひねり~バンロ ーン(C+D) 前 方 宙 返 り 2 回 ひねり~ 前 方 宙 返 り 3/2 ひねり(D+C) フェドルチェンコ(C) 後 方 宙 返 り 5/2 ひねり~ 前 方 宙 返 り 1 回 ひねり(D+C) テンポ 宙 返 り~トーマス(B+D) 後 方 かかえ 込 み 2 回 宙 返 り 1 回 ひねり(D) あん 馬 1 位 BERKI Krisztian(HUN) D:6.7 E:9.133 正 交 差 1/4 ひねり 一 把 手 上 倒 立 振 り 下 ろして 開 脚 逆 入 れ 支 持 (D) E フロップ(E) E コン バイン(E) 後 ろ 移 動 2/3(B) ロシアン 1080 (D) 縦 向 きシュピンデル(D) 前 移 動 3/3(D) シバド(D) ウ グォニアン(E) dsa 倒 立 3 部 分 移 動 1 回 ひねり 下 り(E) 2 位 TOMMASONE Cyril(FRA) D:6.5 E:8.766 正 交 差 1/4 ひねり 一 把 手 上 倒 立 振 り 下 ろして 開 脚 逆 入 れ 支 持 (D) 逆 交 差 1/4 ひねり 一 把 手 上 倒 立 振 り 下 ろして 開 脚 逆 入 れ 支 持 (D) 横 向 き 旋 回 (A) D コンバイン(D) E フロッ プ(E) ウ グォニアン(E) ロシアン 1080 (D) 前 移 動 3/3(D) シバド(D) dsa 倒 立 3 部 分 移 動 1 回 ひねり 下 り(E) 3 位 SMITH Louis(GBR) D:7.0 E:8.066 逆 交 差 1/4 ひねり 一 把 手 上 倒 立 振 り 下 ろして 開 脚 逆 入 れ 支 持 (D) 正 交 差 1/4 ひねり 一 把 手 上 倒 立 振 り 下 ろして 開 脚 逆 入 れ 支 持 (D) E フロップ(E) F コンバイン(F) 縦 向 きシ ュピンデル(D) ウ グォニアン(E) ロシアン 1080 (D) 前 移 動 3/3(D) シバド(D) 縦 向 き 旋 回 dsa 倒 立 3 部 分 移 動 1 回 ひねり 下 り(E) つり 輪 1 位 CHEN Yibing (CHN) D:6.8 E:9.000 アザリアン(D) 伸 腕 伸 身 中 水 平 支 持 (E) 伸 腕 伸 身 力 十 字 倒 立 (E) ジョナサン(D) 後 ろ 振 り 上 がり 水 平 支 持 (D) ホンマ 十 字 懸 垂 (D) 伸 腕 伸 身 力 十 字 倒 立 (E) 後 ろ 振 り 上 がり 中 水 平 支 持 (E) 後 ろ 振 り 上 がり 倒 立 (C) 後 方 車 輪 倒 立 経 過 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 1 回 ひねり 下 り(D) 2 位 NABARRETE Zaneti Arthur(BRA) D:6.5 E:9.100 後 方 伸 腕 伸 身 逆 上 がり 中 水 平 支 持 (F) ゆっくり 背 面 水 平 懸 垂 経 過 中 水 平 支 持 (E) 後 ろ 振 り 上 がり 水 平 支 持 (D) アザリアン(D) ほん 転 倒 立 (C) ジョナサン(D) 後 ろ 振 り 上 がり 開 脚 水 平 支 持 (C) ナカヤマ(D) 後 ろ 振 り 上 がり 倒 立 (C) 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 1 回 ひねり 下 り(D) 3 位 山 室 光 史 (JPN) D:6.7 E:8.800 後 方 伸 腕 伸 身 逆 上 がり 中 水 平 支 持 (F) ナカヤマ(D) 伸 腕 伸 身 力 十 字 倒 立 (E) 後 ろ 振 り 上 がり 十 字 倒 立 (D) 後 ろ 振 り 上 がり 倒 立 (C) ジョナサン(D) 後 ろ 振 り 上 がり 中 水 平 支 持 (E) アザリアン(D) ほん 転 倒 立 (C) 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 1 回 ひねり 下 り(D) 6

7 跳 馬 1 位 YAN Hak Seon(KOR) 前 転 とび 前 方 伸 身 宙 返 り 3 回 ひねり D:7.4 E: ロペス D:7.0 E:9.366 (Line -0.10) 2 位 GOLOTSUKOV Anton(RUS) ル ユーフ D:7.0 E: ジマーマン D:7.0 E: 位 沖 口 誠 (JPN) ロペス D:7.0 E:9.400 (Line -0.10) 2 ヨー D:7.0 E:9.283 平 行 棒 1 位 LEYVA Danell(USA) D:6.4 E:9.233 前 振 り 上 がり 開 脚 抜 き 倒 立 (B) 棒 下 宙 返 り 片 腕 支 持 1 回 ひねり 倒 立 (テンハイビン)(F) 棒 下 宙 返 り 3/4 ひねり 倒 立 (E) 棒 下 宙 返 り 倒 立 (D) 後 方 車 輪 片 腕 支 持 (5/4+1/4)ひね り 倒 立 (E) 後 方 車 輪 片 腕 支 持 1 回 ひねり 倒 立 (D) 後 方 車 輪 (C) 前 振 り 片 腕 支 持 1 回 ひねり 倒 立 (C) 前 振 りひねり 倒 立 (C) 後 方 屈 身 2 回 宙 返 り 下 り(D) 2 位 TSOLAKIDIS Vasileios(GRE) D:6.5 E:9.033 け 上 がり 開 脚 抜 き 倒 立 (B) 前 振 り 上 がり 片 腕 支 持 5/4 ひねり 単 棒 横 向 き 倒 立 経 過 1/4 ひ ねり 倒 立 (ソラキディス 2)(F) 棒 下 宙 返 り 倒 立 (D) 前 振 り 上 がり 片 腕 支 持 1 回 ひねり 倒 立 (E) 前 振 り 上 がり 片 腕 支 持 3/4 ひねり 単 棒 横 向 き 倒 立 経 過 片 腕 支 持 3/4 ひねり 支 持 (ソラキディス 1)(E) ヒーリー(D) 屈 身 ルンプティス(E) 後 ろ 振 り 上 がり 開 脚 入 れ 伸 腕 支 持 (B) 前 振 り 片 腕 支 持 1 回 ひねり 倒 立 (C) 後 方 屈 身 2 回 宙 返 り 下 り(D) 2 位 ZHANG Chenglong(CHN) D:6.5 E:9.033 棒 下 振 り 出 し 腕 支 持 後 ろ 振 り 上 がり 前 方 屈 身 宙 返 り 支 持 (D) 棒 下 宙 返 り 3/4 ひねり 倒 立 (E) 棒 下 宙 返 り 倒 立 (D) 棒 下 宙 返 りひねり 倒 立 (E) 後 方 車 輪 片 腕 支 持 1 回 ひねり 倒 立 (D) 後 方 車 輪 (C) 前 振 り 片 腕 支 持 1 回 ひねり 倒 立 (C) 前 方 開 脚 5/4 宙 返 り 腕 支 持 (D) ヒーリー(D) 後 方 屈 身 2 回 宙 返 り 下 り(D) 鉄 棒 1 位 ZOU Kai(CHN) D:7.7 E:8.741 アドラーひねり~ 伸 身 トカチェフ(D+D) リバルコ~ポゴレロフ(D+E) シュタルダーと び 3/2 ひねり 大 逆 手 (E) アドラー1 回 ひねり 逆 手 倒 立 ~ヤマワキ(E+D) エンドー1 回 ひ ねり 大 逆 手 ~ 大 逆 手 後 ろ 振 り 伸 身 イエーガー(D+D) 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり 下 り (E) 2 位 ZHANG Chenglong(CHN) D:7.6 E:8.766 伸 身 トカチェフ~リバルコ(D+D) アドラー1 回 ひねり 逆 手 倒 立 ~ヤマワキ(E+D) シュ タルダーとび 3/2 ひねり 大 逆 手 (E) アドラーひねり~ 開 脚 モズニク(D+D) エンドー1 回 ひねり 大 逆 手 ~ 大 逆 手 後 ろ 振 り 伸 身 イエーガー(D+D) エンドー 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり 下 り(E) 3 位 内 村 航 平 (JPN) D:7.3 E:9.033 カッシーナ(G) シュタルダーとび 3/2 ひねり 片 大 逆 手 (D) アドラーひねり~ 伸 身 トカチ 7

8 ェフ(D+D) 後 方 車 輪 とび 3/2 ひねり 片 大 逆 手 (C) アドラー1 回 ひねり 片 逆 手 倒 立 ~ヤ マワキ(D+D) エンドー コールマン(F) 後 方 とび 車 輪 1 回 ひねり(C) 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり 下 り(E) 所 感 ロンドン 五 輪 の 前 哨 戦 ともなる 大 会 であったが やはり 日 本 対 中 国 に 焦 点 が 集 まった ポディ ウムトレーニングから 両 国 の 練 習 に 注 目 が 注 がれる 中 日 本 は 内 村 田 中 佑 典 を 中 心 に 好 調 さを アピールし 対 する 中 国 は Teng Haibin Zhang Chenglong 復 帰 した Zou Kai を 中 心 に 全 種 目 に 抜 きんでた 強 さを 見 せつけた 団 体 予 選 では 日 本 は 1 日 目 の 1 班 に 登 場 し 美 しい 体 操 が 評 価 され 各 種 目 とも 高 い E スコア を 獲 得 し 1 位 で 通 過 をした 対 する 中 国 は 2 日 目 最 終 班 で 演 技 を 行 ったがミスに 加 え つり 輪 鉄 棒 の E スコアが 伸 びず 最 終 的 には 好 調 なアメリカにも 届 かず 3 位 で 予 選 を 終 わった 2 位 通 過 のアメリカは 非 常 に 力 強 いダイナミックな 演 技 と 安 定 性 を 十 分 に 見 せつけ 実 力 をアピールす る 形 となった 団 体 決 勝 では 日 本 は 3 回 の 落 下 があり 結 果 2 位 に 終 わった アクシデントやケガを 背 負 いな がら 迎 えた 決 勝 ではあるが そこに 優 勝 を 狙 うチームとしての 強 さと 勢 いが 見 られなかったのは 残 念 であった その 原 因 を 日 本 としてもう 一 度 よく 分 析 して 対 策 を 考 えることが 必 要 であろう 1 位 となった 中 国 においても 大 過 失 が 数 か 所 あったが 最 後 まで 日 本 と 競 った 3 位 のアメリカは ミスがほとんどなく 日 本 との 差 はわずか 0.01 であった 採 点 の 傾 向 としては 予 選 においては 各 種 目 とも 実 施 の 良 し 悪 しがクリアに 反 映 された E スコ アが 表 示 されていた 審 判 編 成 が 異 なることもあるが 決 勝 では E スコアの 基 準 が 変 わる 種 目 も あった 特 に 鉄 棒 において 減 点 基 準 のあいまいさが 目 立 った 個 人 総 合 では 内 村 選 手 が 他 の 選 手 を 寄 せ 付 けず 貫 禄 の 優 勝 を 果 たした また 山 室 選 手 もミス なく 安 定 した 演 技 で 3 位 に 入 り 2 人 の 活 躍 は 会 場 を 大 いに 盛 り 上 げてくれた 世 界 にも 大 いに アピールできたと 感 じる 種 目 別 では 平 行 棒 まで 優 勝 者 がすべて 異 なる 国 というデッドヒートを 繰 り 広 げ 各 国 のスペ シャリストのすばらしい 演 技 が 披 露 された ゆか 優 勝 の 内 村 選 手 跳 馬 優 勝 の Yan Hak Seon 選 手 平 行 棒 優 勝 の Leyva Danell 選 手 らはオリジナリティあふれる 演 技 で 会 場 を 魅 了 していた 鉄 棒 は D スコアの 高 い 中 国 選 手 2 人 が 1 位 2 位 を 占 めた 両 選 手 とも D スコアを とい う 非 常 に 高 めた 演 技 を 構 築 していた 前 回 の 世 界 選 手 権 ロッテルダム 大 会 での 種 目 別 メダルは 内 村 選 手 のゆか 2 位 平 行 棒 3 位 の 2 個 であったが 今 回 は 内 村 選 手 のゆか 1 位 鉄 棒 3 位 山 室 選 手 のつり 輪 3 位 沖 口 選 手 の 跳 馬 3 位 の 4 個 となった オリンピック ロンドン 大 会 まで 残 り 少 ない 日 々となるが 今 大 会 の 反 省 経 験 を 十 分 分 析 し て 選 手 コーチ 関 係 者 のさらなるがんばり 研 鑽 を 期 待 したい 3 第 65 回 全 日 本 体 操 競 技 団 体 種 目 別 選 手 権 大 会 報 告 ゆ か( 荒 木 慎 一 武 田 庄 治 ) 内 規 加 点 対 象 者 予 選 :5 名 ( :2 名 :1 名 :2 名 ) 団 体 :5 名 ( :2 名 :3 名 ) 8

9 種 目 別 :4 名 ( :1 名 :2 名 :1 名 ) 種 目 別 上 位 者 1 位 : 内 村 航 平 D:7.2 E : 位 : 白 井 健 三 D:6.9 E: 位 : 佐 藤 巧 D: 6.6 E:8.700 演 技 実 施 について E スコアの 加 点 対 象 者 は 3 日 間 で 6 名 ( 予 選 2 名 団 体 決 勝 3 名 種 目 別 決 勝 1 名 )であっ たが 全 体 的 に 着 地 を 止 めようとする 意 識 は 感 じられた 宙 返 り 技 においては 高 さ 不 足 ひねり 不 足 姿 勢 不 良 軸 ぶれ 不 明 確 な 姿 勢 技 術 不 良 に 伴 う 不 安 定 な 着 地 が 主 な 減 点 の 対 象 とな った 特 に 後 方 伸 身 宙 返 り 3 回 ひねりにおけるひねり 不 足 が 目 立 った また 低 い 着 地 姿 勢 明 確 な 着 地 姿 勢 を 示 さず 次 の 動 きに 移 行 する 捌 き ロンダートで 斜 め 向 きの 着 地 体 勢 から 宙 返 り 技 へ 移 行 する 実 施 は 相 応 の 減 点 とした 宙 返 り 転 の 技 は 実 施 頻 度 が 増 えているが 余 裕 のな い 捌 きや 着 手 後 にバウンドしてスムーズな 直 立 姿 勢 を 示 さない 実 施 が 多 くみら 軸 ぶれのある 歪 んだ 実 施 は 大 きな 減 点 となった そのため ほとんどの 選 手 が 減 点 の 対 象 であった 静 止 技 については 脚 上 挙 支 持 ~ 伸 腕 屈 身 力 倒 立 における 脚 上 挙 支 持 の 静 止 時 間 不 足 や 十 字 倒 立 での 姿 勢 不 良 が 主 な 減 点 対 象 であった あん 馬 ( 高 橋 孝 徳 田 沼 寛 文 ) 内 規 加 点 対 象 者 予 選 :12 名 ( :10 名 :2 名 ) 団 体 : 4 名 ( : 4 名 :0 名 ) 種 目 別 : 6 名 ( : 2 名 :4 名 ) 種 目 別 上 位 者 1 位 内 村 航 平 D:6.7 E: 位 小 林 研 也 D:6.7 E: 位 外 村 和 才 D:6.4 E:8.650 演 技 実 施 について 昨 年 度 より D スコアを 高 めた 演 技 が 増 えた 一 方 一 つひとつの 技 の 実 施 が 曖 昧 になってき ており 細 かい 減 点 や 大 過 失 が 多 かった 種 目 別 予 選 26 演 技 中 E スコアの 平 均 は 7.83 と 8 点 台 を 割 っている 落 下 は 予 選 で 8 回 あり 4 選 手 に 1 回 以 上 割 合 で 落 下 となった また 中 断 しない 演 技 でありながら 馬 体 への 接 触 (タ ッチ)やぶつかりなどが 多 く 結 果 として 大 きな 減 点 になってしまう 実 施 も 多 かった 種 目 別 決 勝 では 出 場 者 の 予 選 E スコア 平 均 が 8.49 であったのに 対 し 決 勝 で 8.09 と 低 下 し 落 下 は 4 回 を 数 えた 全 体 を 通 して 倒 立 位 を 経 過 する 交 差 技 を 実 施 する 選 手 が 非 常 に 多 くなってきた(38/70 演 技 ) スムーズな 捌 きで 実 施 している 選 手 も 増 えてきたが 逆 交 差 で 倒 立 位 を 経 過 する 技 については 力 を 使 用 した 捌 きや 腰 をまげる 実 施 が 多 かった また 倒 立 位 を 経 過 する 技 やとび 交 差 技 の 終 末 局 面 で 瞬 時 の 停 滞 や 両 脚 で 馬 体 を 抑 えるような 実 施 が 目 立 った 明 らかに 臀 部 が 馬 体 に 乗 る ような 場 合 は 器 械 上 への 落 下 として 判 定 した 馬 端 からあん 部 へ 移 動 するとび 交 差 技 では 明 確 なとび 局 面 を 示 さない 実 施 が 多 かった ウ グォニアンやロシアン 1080 等 については 転 向 の 後 半 でスピードが 遅 くなる 実 施 足 先 が 馬 体 よりも 下 がる 実 施 足 開 きが 減 点 の 対 象 になった 9

10 縦 向 き 移 動 技 では 移 動 中 の 角 度 を 意 識 した 実 施 が 徐 々に 増 えてきている その 反 面 移 動 後 に 明 確 な 縦 向 き 支 持 を 示 さない 捌 きが 目 立 った( 縦 向 き 旋 回 での 向 きの 減 点 ) 団 体 種 目 別 選 手 権 という 競 技 会 特 性 のため 団 体 決 勝 では D スコアを 抑 え 実 施 の 安 定 性 を 目 指 した 演 技 が 多 かったのに 対 し 種 目 別 競 技 では 明 らかに 無 謀 と 思 われる 演 技 構 成 やスピード はあるが 安 定 性 を 欠 いた 旋 回 での 実 施 がみられた つり 輪 ( 島 田 利 夫 細 川 浩 孝 ) 内 規 加 点 対 象 者 予 選 :9 名 ( :7 名 :1 名 :1 名 ) 団 体 :5 名 ( :3 名 :1 名 :1 名 ) 種 目 別 :7 名 ( :6 名 :1 名 ) 種 目 別 上 位 者 1 位 山 室 光 史 D:6.9 E: 位 小 林 研 也 D:6.5 E: 位 岡 村 康 宏 D:6.9 E:8.250 実 施 について 全 体 の E スコアの 平 均 は 7.985(67 名 )であり 予 選 7.693(23 名 ) 団 体 決 勝 8.125(36 名 ) 種 目 別 決 勝 8.193(8 名 )であった 最 高 は 8.95 であり 平 均 値 とも 昨 年 度 より 低 下 し た 中 水 平 支 持 では 水 平 支 持 と 判 定 されるような 曖 昧 な 姿 勢 ( 身 体 が 斜 めになり 肩 が 輪 より 高 い 全 体 の 水 平 位 置 が 高 い 等 )については 姿 勢 不 良 の 減 点 とした また 水 平 支 持 や 開 脚 水 平 支 持 においても 身 体 が 水 平 でない 腰 がまがり 下 半 身 や 足 先 が 下 がるような 姿 勢 についても それぞれ 小 中 欠 点 とした 十 字 倒 立 においては 深 過 ぎる 握 り( 中 には 肘 がまがるような 深 い 握 り) 頭 の 位 置 が 高 い ( 輪 より 高 い) 反 った 姿 勢 輪 の 揺 れ 等 により 複 数 の 減 点 を 受 け 大 きな 減 点 となるケースも 少 なくなかった ヤマワキやグチョギーにおいて 高 さに 欠 ける 懸 垂 前 に 身 体 の 開 きがない 実 施 については 相 応 の 減 点 とした 前 方 および 後 方 車 輪 倒 立 では ほとんどの 選 手 がケーブルの 揺 れや 肘 のまがり 姿 勢 不 良 等 の 減 点 を 受 けていた また 倒 立 姿 勢 において 美 しいと 思 える 実 施 が 少 なかった 終 末 技 の 着 地 について 加 点 した 選 手 は 3 日 間 で 11 名 であった 着 地 をねらって 止 めようと する 意 識 は 多 くの 選 手 に 感 じられたが 着 地 前 に 身 体 を 開 くような 余 裕 のある 捌 きはまだ 少 な かった 全 体 を 通 して ほとんどの 力 静 止 技 に 対 して 姿 勢 不 良 や 静 止 時 間 不 足 深 過 ぎる 握 り 等 の 減 点 をせざるを 得 ない 状 況 が 多 くまだまだ 力 不 足 という 印 象 を 強 く 受 けた しかし 少 数 ではあ るが 十 字 懸 垂 や 中 水 平 支 持 等 でしっかりと 手 首 を 伸 ばし 美 しい 姿 勢 を 示 したり 長 い 静 止 時 間 により 力 強 さを 表 現 する 実 施 も 見 られるようになってきた 跳 馬 ( 倉 島 貴 司 山 下 厚 順 ) 内 規 加 点 対 象 者 予 選 :12 演 技 内 訳 :ドラグレスク=2 名 ロペス=5 名 ヨーⅡ=3 名 ローチェ=1 名 10

11 着 地 :1 名 ( 前 転 とび 前 方 伸 身 宙 返 り 2 回 ひねり) 団 体 :8 名 内 訳 :ドラグレスク=2 名 ロペス=4 名 ヨーⅡ=1 名 ローチェ=1 名 種 目 別 :8 演 技 内 訳 :ドラグレスク=1 名 ロペス=4 名 ヨーⅡ=2 名 ローチェ=1 名 種 目 別 上 位 者 1 位 小 倉 佳 祐 :ヨー D:7.2 E: :ロペス D:7.2 E: 位 山 室 光 史 :ロペス D:7.2 E: : 前 転 とび 前 方 伸 身 宙 返 り 2 回 ひねり D:6.6 E: 位 齊 藤 優 佑 :ヨー D:7.2 E: :ドリッグス D:6.6 E:9.300 ライン 演 技 実 施 について 第 1 局 面 では グループⅣにおける 足 開 き( 中 欠 点 )は 減 少 傾 向 ではあるが 約 半 数 が 減 点 対 象 となった グループⅢ( 特 にロウ ユン)で 肘 をまげる 着 手 が 多 く 見 られ 姿 勢 + 高 さの 減 点 になっていた 第 2 局 面 では 第 1 局 面 での 姿 勢 不 良 ( 着 手 した 際 の 軸 ぶれや 左 右 への 偏 り)により 跳 馬 の 延 長 線 上 から 外 れ ライン 減 点 を 含 め 複 数 の 減 点 の 原 因 となっていた 雄 大 さ( 高 さ 距 離 ) を 表 現 する 実 施 が 少 なく 大 半 が 中 欠 点 と 判 断 された ローチェやドラグレスクにおける 足 の 開 き ロペスにおけるひねり 不 足 も 多 く 見 受 けられた 着 地 については 着 地 の 準 備 が 不 十 分 なため 着 地 姿 勢 が 低 くなる 実 施 も 多 く 見 受 けられ 中 欠 点 以 上 の 減 点 が 多 かった 着 地 加 点 対 象 者 は 予 選 1 名 だけであった 平 行 棒 ( 森 直 樹 河 相 公 一 ) 内 規 加 点 対 象 者 予 選 :6 名 ( :5 名 :1 名 ) 団 体 :5 名 ( :4 名 :1 名 ) 決 勝 :6 名 ( :3 名 :1 名 :2 名 ) 種 目 別 上 位 者 1 位 田 中 和 仁 D:7.0 E: 位 桑 原 俊 D:6.6 E: 位 小 林 研 也 D:6.9 E:8.550 演 技 実 施 について 終 末 姿 勢 が 倒 立 である 技 における 角 度 の 逸 脱 や 倒 立 での 手 の 握 り 換 え ずらしが 随 所 にみら れる 演 技 が 多 かった また 一 つの 技 において 角 度 の 逸 脱 による 減 点 + 手 ずらしによる 減 点 を 被 る 実 施 も 多 く 見 られた これは 倒 立 ひねりなどのような 平 易 な 技 においても 同 じことが 言 える また 後 ろ 振 り 上 がり 前 方 屈 身 宙 返 り 支 持 を 実 施 する 選 手 が 増 えてきた(66 演 技 中 36 演 技 )が その 後 の 後 ろ 振 り 倒 立 (2 秒 or ひねり) においての 腰 まがりや 力 を 使 った 捌 きが 多 く 見 られた 宙 返 りから 腕 支 持 になる 技 においては 高 さや 回 転 不 足 によってバーにぶ 11

12 つかる 実 施 が 多 くみられ 減 点 の 無 い 演 技 は 少 なかった 終 末 技 においては 全 選 手 が 後 方 屈 身 2 回 宙 返 り 下 りを 実 施 し 着 地 が 止 まった 選 手 は 全 体 の 25%であった 種 目 別 決 勝 では 予 選 よりも D スコアを 高 めて 臨 んできた 選 手 が 増 え ハイレベルな 戦 いとなった 鉄 棒 ( 千 葉 一 正 高 岡 治 ) 内 規 加 点 対 象 者 予 選 :3 名 ( :3 名 ) 団 体 :3 名 ( :3 名 ) 種 目 別 :4 名 ( :2 名 :1 名 :1 名 ) 種 目 別 上 位 者 1 位 内 村 航 平 D:7.7 E: 位 田 中 佑 典 D:7.5 E: 位 石 川 大 貴 D:6.7 E:8.950 演 技 実 施 について 競 技 会 全 体 を 通 して 減 点 が 多 い 項 目 は アドラーひねりやアドラー1 回 ひねりの 角 度 の 逸 脱 ひねり 技 での 角 度 の 逸 脱 コバチやコールマンでの 高 さ 不 足 とバーを 握 る 際 の 姿 勢 不 良 ヤマ ワキの 不 明 瞭 な 姿 勢 車 輪 での 手 のずらし 終 末 技 での 高 さ 不 足 や 姿 勢 不 良 と 着 地 減 点 などで あった また 終 末 技 あるいはコバチやコールマンに 至 る 後 方 車 輪 での 膝 のまがりも 気 になる ところである 着 地 加 点 は 種 目 別 予 選 で 3 名 団 体 決 勝 5 名 種 目 別 決 勝 で 1 名 であった 石 川 大 貴 選 手 ( 順 天 堂 大 学 )のリバルコは 高 い 位 置 で 握 りが 入 った 良 いさばきであった ま た 内 村 航 平 選 手 (KONAMI)は D スコアを 上 げても 美 しい 体 操 を 目 指 したすばらしい 実 施 であった 特 に 終 末 技 は 三 日 間 とも 着 地 加 点 が 与 えられる 実 施 であり 単 に 着 地 が 止 まる だけでなく 余 裕 を 持 って 止 めていた 年 度 採 点 指 針 FIG 通 達 (Newsletter26 情 報 を 追 加 変 更 ) 2012 年 度 採 点 指 針 ( 各 種 目 の 採 点 の 方 向 性 難 度 認 定 と 演 技 実 施 上 の 確 認 事 項 ) 全 体 として 積 極 的 に D スコアを 高 めた 演 技 を 評 価 する 演 技 に 安 定 感 があり 指 先 や 足 先 肩 の 線 や 体 線 にまで 美 しさを 感 じる 演 技 を 評 価 する 雄 大 な 終 末 技 と 安 定 した 着 地 を 評 価 する 一 般 条 項 1. 終 末 技 やゆかの 宙 返 りの 着 地 で 両 足 着 地 と 同 時 に 尻 もちを 着 いた 場 合 中 欠 点 + 大 欠 点 とな る 2. 終 末 技 で 着 地 姿 勢 が 低 い または 余 裕 のない 着 地 は 減 点 となる( ) 3. 採 点 規 則 p26 第 24 条 倒 立 でぐらつく 減 点 には 小 欠 点 もある 4. ライン 減 点 : 片 足 が 直 接 線 外 へ 出 て 着 地 した 後 もう 一 方 の 足 ( 身 体 の 他 の 部 分 )がさらに 線 外 へ 出 た 場 合 は 身 体 の 二 カ 所 が 出 たことに 対 して 0.3 の 減 点 となる ライン 減 点 は ゆ かと 跳 馬 で 同 じように 適 用 する 5. 本 情 報 内 で 同 一 枠 ( 同 一 番 号 )であるが 別 技 と 判 断 する と 記 載 された 技 は 両 技 とも 演 技 12

13 内 で 実 施 することができる 例 えば 開 脚 モズニクと 伸 身 モズニクは 実 施 することが 可 能 で ある 一 方 ゲイロードと 大 逆 手 ゲイロードは 同 一 枠 ( 同 一 番 号 )であり 同 一 技 となり 出 現 順 に 一 技 のみカウントされる ゆ か 1) 採 点 の 方 向 性 積 極 的 に D スコアを 高 めた 演 技 を 評 価 する 雄 大 なタンブリングと 安 定 した 着 地 の 実 施 を 評 価 する 演 技 全 体 を 通 してリズミカルで 美 しい 演 技 を 評 価 する 2) 難 度 認 定 の 確 認 事 項 1. 前 転 とび 直 接 前 方 かかえ 込 み 宙 返 り:D 難 度 (Ⅱ-10:モランディ) 2. 後 ろとびひねり 前 方 ( 伸 身 屈 身 )2 回 宙 返 り 3/2 ひねり:F 難 度 * グループⅣを 認 定 しない ヒポリト(Ⅳ-18)に 更 にひねりを 加 えてもグループⅣの 発 展 技 として 考 えられないと 判 断 し 後 方 2 回 宙 返 り 2 回 ひねりと 同 一 技 とする 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり:F 難 度 (Ⅲ-24) 後 方 屈 身 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり:E 難 度 (Ⅲ-11) 後 方 かかえ 込 み 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり:E 難 度 (Ⅲ-05) 3. 後 ろとびひねり 前 方 かかえ 込 み2 回 宙 返 り1 回 ひねり:E 難 度 (Ⅳ-18) * ヒポリトと 同 一 枠 ( 同 一 番 号 )とするが 別 の 技 として 判 定 する 4. ヒポリトの 表 記 を 屈 身 or 伸 身 に 変 更 する 5. 後 ろとびひねり 前 方 (かかえ 込 み 屈 身 伸 身 )2 回 宙 返 りひねりで 明 確 な 前 方 宙 返 りが 示 されない 場 合 グループⅣの 技 とは 認 定 されず グループⅢの 後 方 (かかえ 込 み 屈 身 伸 身 ) 2 回 宙 返 り 1 回 ひねりと 判 定 する 6. 連 続 された 宙 返 り 技 の 着 地 で 瞬 時 のコントロールも 示 さないような 実 施 は 組 合 せ 加 点 の 対 象 としない 7. 両 足 旋 回 から 続 けられたロシアン 転 向 技 は 両 足 抜 きの 後 の 正 面 支 持 から 転 向 度 数 を 数 える また 両 足 旋 回 を 挟 まないでロシアン 転 向 技 を 実 施 した 場 合 最 初 の 正 面 支 持 から 転 向 度 数 を 数 える 8. ゆかにおいて 終 末 技 はグループⅤの 技 として 判 定 すると 共 にグループ(Ⅱ Ⅲ Ⅳ) 内 4 技 の 一 つとしてもとらえられる 終 末 技 を 含 めて 同 一 グループの 技 が 5 技 以 上 あった 場 合 終 末 技 を 最 初 に 数 え 最 も 低 い 難 度 の 技 を 除 外 する 9. グループⅡ Ⅲ Ⅳの 技 が 終 末 技 のみで 実 施 された 場 合 (その 他 では 実 施 なし) その 技 はグ ループⅤとみなされ グループ(Ⅱ Ⅲ Ⅳ)としての 0.5 を D スコアに 加 算 しない 10. 終 末 技 で 既 に 実 施 された 技 を 繰 り 返 した 場 合 終 末 技 の 難 度 は 不 認 定 となる 11. 後 ろとびひねり 前 方 伸 身 2 回 宙 返 りひねり:F 難 度 (Ⅳ-24:ペネフ)( 東 京 ) 3) 演 技 実 施 上 の 確 認 事 項 1. アクロバット 技 の 連 続 で 安 定 した 着 地 を 示 しても 高 さ( 浮 き)がない 場 合 実 施 減 点 となる 2. アクロバット 技 のやや 高 さがない 実 施 の 減 点 (-0.1) 3. かかえ 込 み 宙 返 りにおいて 不 明 瞭 なかかえ 込 み 姿 勢 は 実 施 減 点 となる 4. アクロバット 技 の 連 続 でひねり 不 足 が 明 らかな 場 合 の 減 点 (-0.3) 13

14 5. 宙 返 り 転 技 の 高 さ 不 足 の 減 点 (-0.1) 支 持 局 面 で 手 の 甲 で 転 になる 実 施 の 減 点 (-0.3) 6. 宙 返 り 転 技 は 転 の 前 に 身 体 の 伸 ばしが 要 求 される 体 をまげたまま 転 になる 捌 きは 小 中 欠 点 である また 宙 返 りの 回 転 不 足 等 で 危 険 を 感 じるような 実 施 は 大 欠 点 (-0.5)となる 7. 宙 返 り 転 技 で 転 がった 後 スムーズに 直 立 できないことに 対 する 減 点 ( ) 8. トーマス 等 のひねりを 伴 う 宙 返 り 転 技 で ひねり 不 足 により 半 身 の 状 態 で 転 がった 場 合 の 減 点 (-1.0: 半 身 での 転 -0.3:ひねり 不 足 -0.1: 技 術 欠 点 ) 9. ロシアン 転 向 技 で 反 り 身 の 目 立 つ 姿 勢 は 減 点 (-0.1) 10. 全 ての 力 倒 立 技 は 静 止 しなければならない そのため P31 第 27 条 3.g)は 削 除 となる 11. 十 字 倒 立 への 経 過 で 速 いリズムで 倒 立 に 持 ち 込 む 捌 きの 減 点 (-0.1) 12. タンブリング 間 の 動 き コレオグラフの 工 夫 は 演 技 の 持 ち 味 となるが 無 味 乾 燥 とした 動 き コーナーでの 単 純 な 場 所 取 りや 方 向 転 換 アクロバット 技 の 前 の 長 すぎる 停 滞 (2 秒 以 上 ) は 減 点 となる 13. コーナーへの 単 純 なステップや 移 動 は 0.1 の 減 点 ( 良 い 動 きで 少 なくとも 180 のターンが 含 まれなければならない) 14. 転 や 正 面 支 持 臥 になる 技 を 2 回 を 超 えて 実 施 した 場 合 3 回 目 から E 審 判 による 減 点 とな る( 毎 回 -0.3) 同 一 技 を 2 回 実 施 した 場 合 でも 2 種 類 実 施 の 場 合 と 同 様 に 3 回 目 から 減 点 の 対 象 となる 小 さくとんで 正 面 支 持 臥 になる 捌 きや 幅 をとるための 小 さなとび 前 転 もこ の 対 象 となる 例 )1 本 目 アクロバット 技 ~ 前 とび 正 面 支 持 臥 2 本 目 アクロバット 技 ~ 前 とび 正 面 支 持 臥 3 本 目 トーマスを 行 った 場 合 E 審 判 からの 減 点 と 同 時 に トーマスの 難 度 が 認 められない 15. 同 一 対 角 線 の 使 用 については 同 じ 対 角 線 を 連 続 して 3 回 以 上 何 回 連 続 で 使 用 しても 0.3 の 減 点 となる その 後 別 の 対 角 線 で 更 に 3 回 連 続 の 使 用 があった 場 合 あらたに 0.3 の 減 点 が 発 生 する 16. 同 一 対 角 線 の 使 用 については アクロバットシリーズの 間 に 力 技 や 旋 回 技 などを 実 施 しても 対 角 線 の 方 向 を 変 えなければカウントは 継 続 される 17. 後 転 倒 立 で 両 手 はフロア 内 両 足 がフロアの 外 へ 降 りてしまった 場 合 のライン 減 点 (-0.3) あん 馬 1) 採 点 の 方 向 性 積 極 的 に D スコアを 高 めた 演 技 を 評 価 する 腰 高 で 十 分 に 体 を 伸 ばしスピード 感 のある 安 定 した 旋 回 を 評 価 する 交 差 や 片 足 振 動 技 は 腰 の 位 置 の 高 いものを 評 価 する 2) 難 度 認 定 上 の 確 認 事 項 1. 他 に 記 載 されていない 限 り すべての 旋 回 技 の 開 始 と 終 了 は 正 面 支 持 である 下 向 き 転 向 (フ クガ)やショーンで 背 面 支 持 から 片 足 振 動 技 に 繋 げた 場 合 難 度 不 認 定 となる 2. 一 演 技 中 縦 向 きでの 3 部 分 移 動 は 前 移 動 1 回 後 ろ 移 動 1 回 のみ 認 定 される マジャー ル 移 動 (D)の 後 に 縦 向 き 前 移 動 3/3( 馬 端 - 把 手 - 把 手 - 馬 端 :C)を 実 施 しても 難 度 不 認 定 となる 3. ロシアン 転 向 技 は 把 手 上 および 馬 背 上 において 終 末 技 を 含 めて 最 大 2 回 まで 実 施 すること ができる この 条 項 に 関 しては 終 末 技 を 一 番 目 に 数 え ベスト 9 に 含 まれないロシアン

15 転 向 (Ⅳ-55)も 含 め 出 現 順 にカウントされる ロシアン 転 向 技 のカウントに コンバイン ウ グォニアン ロスは 含 まれない 4. フロップやコンバインで 落 下 した 場 合 落 下 までに 成 立 した 部 分 の 難 度 を 認 定 する ただし 明 確 な 正 面 支 持 を 示 した 場 合 に 限 る コンバインでは 一 把 手 上 で 手 の 握 り 換 えが 終 了 した 時 点 を 正 面 支 持 とする 5. 一 把 手 上 縦 向 き 旋 回 連 続 +dsa はフロップ 技 となり D 難 度 で 認 定 する( 下 図 上 段 ) しかし 下 段 のような 一 把 手 上 縦 向 き 支 持 から 1/4 転 向 のみの 場 合 は dsa とは 判 定 しない Loop Loop dsa Loop 繰 り 返 し dsa 6. ウ グォニアンの 途 中 で 落 下 または 停 止 した 場 合 難 度 は 不 認 定 となる 3/3 移 動 後 に 明 確 な 正 面 支 持 が 認 められた 後 に 落 下 した 場 合 難 度 は 認 定 される 7. ウ グォニアンは あん 部 馬 背 支 持 に 達 するまでに 360 の 転 向 を 完 了 し 残 りの 360 の 転 向 を 馬 端 馬 背 支 持 に 達 するまでに 完 了 しなければならない 3 部 分 移 動 が 完 了 した 時 点 で 360 を 転 向 し 続 けて 馬 端 馬 背 支 持 で 360 の 転 向 をするような 捌 きは 2 技 と 見 なす (ロス+ロ シアン 360 転 向 ) 8. ロシアン 転 向 技 の 途 中 で 落 下 した 場 合 落 下 までの 転 向 度 数 分 の 難 度 を 認 定 する ただし 明 確 な 正 面 支 持 が 認 められた 部 分 までとなる 9. ロシアン 転 向 下 りで 途 中 落 下 した 場 合 常 に 下 記 の 通 りに 難 度 認 定 される D 審 判 が 終 末 技 で 落 下 したと 判 断 した 場 合 ロシアン 転 向 下 りの 難 度 とグループⅤは 認 定 されない E 審 判 は 通 常 の 落 下 + 実 施 減 点 を 適 用 する 例 )ロシアン1080 転 向 下 りを 実 施 しようとした 途 中 経 過 においてロシアン900 転 向 を 完 了 して 落 下 した 場 合 C 難 度 (グループⅣ)を 認 定 する 選 手 はロシアン 転 向 下 りの 難 度 とグループⅤを 獲 得 できない このような 場 合 選 手 は 難 度 とグループ Ⅴを 確 保 するため ロシアン 転 向 下 り 以 外 の 終 末 技 を 実 施 することができる 10. あん 部 馬 背 で 実 施 されるロシアン 転 向 技 は 下 記 のように 難 度 認 定 される あん 部 馬 背 ロシアン1080 転 向 :E 難 度 (Ⅳ-59) あん 部 馬 背 ロシアン720 or 900 転 向 :C 難 度 (Ⅳ-57と 同 枠 ) あん 部 馬 背 ロシアン360 or 540 転 向 :B 難 度 (Ⅳ-56と 同 枠 ) あん 部 馬 背 ロシアン180 or 270 転 向 :A 難 度 (Ⅳ-55と 同 枠 ) * 同 一 枠 となる 技 番 号 の 変 更 11. 縦 向 き 前 移 動 の 終 了 局 面 は 縦 向 き 正 面 支 持 である マジャール 移 動 の 終 末 局 面 で 横 向 き 背 面 支 持 ( 入 れで 横 向 き 背 面 支 持 )になるような 場 合 は 縦 向 きの 3 部 分 移 動 と 判 定 せず 2 部 分 (B 難 度 )とする 12. シバド 移 動 からロシアン 転 向 技 を 実 施 する 際 縦 向 き 正 面 支 持 を 示 す 前 に 転 向 を 開 始 した 場 合 シバド 移 動 (D 難 度 )は 成 立 しロシアン 転 向 の 開 始 は 横 向 き 正 面 支 持 となる 15

16 13. 終 末 技 は 旋 回 技 から 実 施 しなければならない 片 足 振 動 技 や 不 十 分 な 旋 回 技 からの 倒 立 は 終 末 技 として 認 定 しない( 情 報 17 号 ) 14. 倒 立 を 経 過 する 終 末 技 で 移 動 やひねりが 含 まれた 場 合 馬 体 を 越 えなくても 技 の 成 立 した 部 分 まで 難 度 を 認 定 する 例 )dsa 倒 立 3 部 分 移 動 1 回 ひねり 下 り(E 難 度 )で 3 部 分 移 動 後 1 回 ひねりの 途 中 で 中 断 した 場 合 dsa 倒 立 3 部 分 移 動 (D 難 度 )まで 認 定 とする 15. 横 向 き 正 面 支 持 から 1/4 転 向 しながらの 一 把 手 上 縦 向 き 正 面 支 持 ( 一 把 手 上 へ 入 れ 抜 き)は 一 把 手 上 縦 向 き 旋 回 (B 難 度 )と 判 定 する 16. 馬 端 中 向 き 縦 向 き 正 面 支 持 から 前 移 動 1/3~ 一 把 手 上 縦 向 き 旋 回 をする 場 合 一 把 手 上 への 移 動 後 正 面 支 持 までを 前 移 動 (A 難 度 )と 認 定 し 正 面 支 持 から 次 の 縦 向 き 旋 回 を 数 える 17. マジャール 移 動 ~ 馬 端 外 向 き 旋 回 ~シバド 移 動 を 実 施 する 場 合 マジャール 移 動 後 の 馬 端 外 向 き 正 面 支 持 から 外 向 き 旋 回 を 数 える マジャール(D) 外 向 き 旋 回 (A) シバド(D) マジャール~ 外 向 き 旋 回 ~シバド 移 動 を 実 施 する 場 合 特 例 として 馬 端 外 向 き 縦 向 き 旋 回 は 背 面 支 持 から 開 始 し 背 面 支 持 で A 難 度 を 認 定 する この 馬 端 外 向 き 旋 回 の A 難 度 の 認 定 は 縦 向 き 前 移 動 3/3 部 分 (マジャール Ⅲ-45 46) とシバドの 間 に 実 施 された 場 合 に 限 る 上 記 以 外 の 縦 向 き 旋 回 ( 馬 端 外 向 き 旋 回 や 中 向 き 旋 回 ) 横 向 き 旋 回 で A 難 度 を 認 定 する 場 合 は 全 て 正 面 支 持 から 数 える 18. 馬 端 外 向 き 縦 向 き 正 面 支 持 から 開 始 されるロシアン 転 向 下 りは 転 向 した 度 数 をすべて 含 め て 数 えるものとする 下 図 のようにウ グォニアンから 実 施 されたロシアン 転 向 下 りは 馬 端 外 向 き 正 面 支 持 から 開 始 となりロシアン 1080 が 成 立 し D 難 度 が 認 定 される 倒 立 を 経 過 し 振 り 下 ろして 再 び 旋 回 や 交 差 技 になる 技 は 倒 立 になる 前 の 技 のグループとし て 判 定 される 例 ) 旋 回 倒 立 振 り 下 ろして 旋 回 :C 難 度 (グループⅡ) 背 面 とび 横 移 動 倒 立 振 り 下 ろして 旋 回 :D 難 度 (グループⅢ) シュテクリ A 倒 立 振 り 下 ろして 旋 回 :D 難 度 (グループⅣ) 20. 倒 立 位 を 経 過 する 交 差 技 や 終 末 技 において 倒 立 への 上 昇 局 面 での 停 止 や 足 先 が 下 がった 場 合 難 度 は 不 認 定 となる 16

17 21. 倒 立 を 経 過 する 交 差 技 において D 難 度 を 得 るためには 5 種 類 の 技 術 がある 正 交 差 1/4ひねり 一 把 手 上 倒 立 経 過 下 ろして 開 脚 支 持 (Ⅰ-04:リーニン) 後 ろ 振 り1/4ひねり 一 把 手 上 倒 立 経 過 下 ろして 開 脚 支 持 (Ⅰ-22) 正 交 差 1/4ひねり 一 把 手 上 倒 立 把 手 上 倒 立 ひねり 下 ろして 開 脚 逆 入 れ 支 持 (Ⅰ-34:ブ ライアン ひねり 後 一 把 手 上 倒 立 から 片 腕 支 持 で 下 ろし 逆 入 れ 支 持 ) 逆 交 差 1/4ひねり 一 把 手 上 倒 立 把 手 上 倒 立 ひねり 下 ろして 開 脚 逆 入 れ 支 持 (Ⅰ-40:ひ ねり 後 一 把 手 上 倒 立 から 片 腕 支 持 で 下 ろし 逆 入 れ 支 持 ) 支 持 後 ろ 抜 き 倒 立 1 回 ひねり 下 ろして 旋 回 or 開 脚 旋 回 or 正 交 差 (Ⅰ-46) 22. 一 腕 上 上 向 き270 転 向 ( 早 い 握 り 換 えから) 横 向 き 支 持 :B 難 度 馬 端 横 向 き 旋 回 から 軸 手 を 支 持 した 際 縦 向 き 支 持 になる 捌 き 23. 一 腕 上 上 向 き270 転 向 ( 早 い 握 り 換 えから) 一 把 手 上 縦 向 き 支 持 :C 難 度 24. 一 腕 上 上 向 き 全 転 向 (ショーン):D 難 度 (Ⅳ-10 難 度 技 番 号 変 更 ) 25. 一 腕 上 上 向 き 全 転 向 直 ちに 馬 背 縦 向 き 支 持 or 一 把 手 を 越 えた 横 向 き 支 持 :D 難 度 (Ⅳ-05と 同 一 枠 ) 26. 一 把 手 上 縦 向 き 支 持 からあん 部 馬 背 へ 移 動 しながら 旋 回 1 回 ひねり:E 難 度 (Ⅱ-35と 同 一 枠 ) 27. 下 向 き 正 転 向 移 動 ( 片 手 把 手 片 手 馬 端 ~ 馬 端 馬 背 ):C 難 度 ( 片 手 把 手 片 手 馬 端 からのト ンフェイ) 28. 馬 端 外 向 き 支 持 から 下 向 き 逆 移 動 (Back Stocli)で 反 対 の 馬 端 外 向 き 支 持 :D 難 度 (マクニール) 29. 縦 向 きとび 前 移 動 3/3(Ⅲ-47:ドリッグス)は 明 確 なとびの 後 両 手 同 時 正 面 支 持 を 示 した 場 合 E 難 度 と 判 定 し それ 以 外 はD 難 度 (Ⅲ-46:マジャール 移 動 )とする 30. 両 把 手 を 挟 んだ 馬 背 ロシアン 360 転 向 (ポメルを 挟 んだロシアン 転 向 ):C 難 度 31. dsa(or 下 向 き 逆 移 動 ) 倒 立 3/3 移 動 360 ひねり( 開 脚 ) 旋 回 :F 難 度 (Ⅳ-72:ブスナリ) 3) 演 技 実 施 上 の 確 認 事 項 1. 交 差 技 以 外 の 片 足 振 動 技 においても 大 きさのない 実 施 は 減 点 ( ) 2. とび 交 差 技 についても 高 さの 減 点 は 交 差 技 と 同 様 に 扱 う 両 脚 で 馬 体 を 挟 んだり 臀 部 がつ いた 場 合 は 器 械 上 への 落 下 とする ( 情 報 17 号 ) 3. 片 足 振 動 技 で 開 始 する 際 の 余 分 な 予 備 振 動 は-0.3 の 減 点 となる 半 振 動 は 認 められる 減 点 なし 倒 立 を 経 過 する 交 差 技 は 振 動 で 実 施 されるべきであり 腰 をまげて 倒 立 位 になるような 捌 きは 腰 のまがり(-0.3)および 力 の 使 用 (-0.3)と2つの 項 目 で 減 点 の 対 象 となる 5. 倒 立 位 を 経 過 する 技 で 倒 立 への 上 昇 局 面 で 足 先 が 下 がった 場 合 は -0.5の 減 点 となる 6. 一 把 手 上 で 倒 立 位 を 経 過 する 交 差 技 において 倒 立 で 歩 いた 場 合 以 下 のように 判 定 する 片 手 が 把 手 からおりて 再 び 把 手 に 戻 った 場 合 D 難 度 で 判 定 し E 審 判 は0.3+ 他 の 実 施 減 点 ( 倒 立 位 でのバランス 不 良 など)をする 片 手 が 把 手 からおりて 再 び 把 手 に 戻 れなかった 場 合 D 難 度 で 判 定 し E 審 判 は0.50+ 他 の 実 施 減 点 ( 倒 立 位 でのバランス 不 良 など)をする 17

18 両 手 が 把 手 からおりた 場 合 難 度 不 認 定 となり E 審 判 は0.5( 演 技 停 止 )または1.0( 落 下 した 場 合 )+ 他 の 実 施 減 点 をする 7. 旋 回 や 開 脚 旋 回 の 大 きさに 欠 ける 減 点 については E 審 判 は 身 体 が 十 分 に 伸 びていない 実 施 に 対 して 演 技 全 体 の 減 点 ( )として 対 応 する( 第 33 条 ) 一 技 における 腰 のまがり は 技 術 欠 点 として 減 点 される 8. 縦 向 き 移 動 技 で 移 動 した 後 の 終 末 局 面 で 向 きが 不 正 確 な 実 施 は 減 点 の 対 象 である 9. 縦 向 き 移 動 技 の 向 きの 逸 脱 や 着 手 位 置 のずれは 旋 回 ( 一 移 動 )ごとに 減 点 される 10. フロップ 技 は 一 技 ごとに 減 点 される 11. 旋 回 技 において 馬 体 に 触 れる( 当 たる) 実 施 は 毎 回 減 点 となる( ) つり 輪 1) 採 点 の 方 向 性 積 極 的 に D スコアを 高 めた 演 技 を 評 価 する 正 確 な 姿 勢 と 静 止 時 間 で 力 強 さを 感 じる 力 静 止 技 の 実 施 を 評 価 する 終 末 技 は 着 地 の 準 備 局 面 を 示 し 止 まるものを 評 価 する 2) 難 度 認 定 の 確 認 事 項 1. 中 水 平 支 持 は 輪 の 高 さで 身 体 を 水 平 で 一 直 線 に 保 持 しなければならない 肩 の 大 半 が 輪 の 上 端 より 上 にあった 場 合 水 平 支 持 と 判 定 する 2. アザリアンやヤン ミンヨン( 後 方 伸 腕 伸 身 逆 上 がり 水 平 支 持 )は 伸 身 姿 勢 での 後 転 が 前 提 であり 腰 のまがりは 実 施 減 点 となる 明 らかに 反 動 を 利 用 した 場 合 グループⅢの 技 となる 3. ピネダ( 正 面 水 平 懸 垂 経 過 十 字 懸 垂 ) バブサー( 正 面 水 平 懸 垂 経 過 中 水 平 支 持 )は 伸 腕 が 前 提 であり 肘 のまがりは 実 施 減 点 となる 極 端 にまがる 実 施 は 難 度 を 認 定 しない また 正 面 水 平 懸 垂 ( 経 過 )は 正 確 な 姿 勢 を 表 現 し 反 動 や 振 動 を 使 わないで 実 施 しなければならない 4. ナカヤマについては 背 面 水 平 懸 垂 姿 勢 を 経 過 し ゆっくり 捌 かなければならない 明 確 に 背 面 水 平 懸 垂 まで 下 ろさないものは 単 なる 十 字 懸 垂 (B 難 度 )と 判 定 する また 反 動 を 使 うよ うな 捌 きは D 難 度 として 認 定 しない 5. 脚 前 挙 十 字 懸 垂 から 肩 を 前 に 出 して 中 水 平 支 持 は 一 度 腰 を 伸 ばしてから 中 水 平 支 持 に 捌 くこ とが 前 提 である 腰 をまげたまま 肩 を 前 に 出 す 捌 きは 実 施 減 点 となる 6. 振 動 からの 力 静 止 技 は 融 合 した 動 きで 静 止 技 に 持 ち 込 まなければならない 輪 の 高 さで 前 方 宙 返 り 十 字 懸 垂 (ホンマ 十 字 懸 垂 )やけ 上 がり 十 字 懸 垂 は 肩 が 上 がりすぎてから(45 <) 終 末 姿 勢 に 持 ち 込 んだ 場 合 は 2 つの 技 として 判 定 する 7. 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 1 回 ひねり 下 りは 全 経 過 で 明 確 な 伸 身 姿 勢 を 示 さなければならない 8. グループⅢおよびⅣの 技 は 直 接 4 技 まで 連 続 することができる 5つ 目 以 降 はD 審 判 によって 難 度 が 認 定 されない グループⅢとⅣの 技 が 連 続 していないとするためには 最 低 B 難 度 以 上 の 振 動 技 が 必 要 であるが け 上 がり 脚 前 挙 支 持 (Ⅰ-56)と 後 方 け 上 がり(Ⅰ-62)は B 難 度 以 上 の 振 動 技 というこの 条 件 から 除 外 される 例 ) 振 り 上 がり 開 脚 水 平 支 持 ~ 十 字 懸 垂 ~ 逆 上 がり~ 脚 前 挙 支 持 ~ 屈 腕 伸 身 力 倒 立 [ C(Ⅲ) ~ B(Ⅳ) ~ A(Ⅳ)~ A(Ⅳ)~ B(Ⅳ) ] この 場 合 屈 腕 伸 身 力 倒 立 がこの 項 に 抵 触 し5つ 目 の 連 続 と 判 定 され 難 度 が 不 認 定 9. Ⅳ-65: 水 平 にゆっくり 下 ろして 背 面 水 平 懸 垂 経 過 引 き 上 げ 中 水 平 支 持 (2 秒 )の 同 一 枠 に 中 水 平 支 持 からゆっくり 下 ろして 背 面 水 平 懸 垂 経 過 水 平 支 持 (2 秒 :バンゲルダー) :E 難 度 ( 情 18

19 報 17 号 )を 追 加 10. 懸 垂 から 伸 腕 伸 身 で 引 き 上 げて 中 水 平 支 持 (Ⅳ-53):E 難 度 (バランディン 1) 11. 懸 垂 から 伸 腕 伸 身 で 引 き 上 げて 十 字 倒 立 (Ⅳ-59):E 難 度 (バランディン 2) 12. 前 振 り 上 がり 上 向 き 中 水 平 支 持 (Ⅲ-6):F 難 度 (ロドリゲス) 13. 正 面 水 平 懸 垂 経 過 十 字 倒 立 (2 秒 ):C 難 度 ( 十 字 倒 立 のみ 認 定 ) 14. 十 字 倒 立 からゆっくり 下 ろして 逆 懸 垂 経 過 後 転 十 字 懸 垂 (2 秒 )(Ⅳ-94):D 難 度 (ボロビオフ 振 動 を 用 いずゆっくり) 15. ゆっくりと 後 方 伸 腕 伸 身 逆 上 がり 水 平 支 持 (2 秒 )(Ⅳ-47):E 難 度 (ヤン ミンヨン) 16. け 上 がり 上 向 き 中 水 平 支 持 :F 難 度 (Ⅲ-54) 17. p93 Ⅳ-17(ロドリゲス) Ⅳ-23(ロドリゲス)を 削 除 それぞれ 独 立 した 難 度 で 判 定 する 18. 背 面 水 平 懸 垂 経 過 伸 腕 伸 身 十 字 倒 立 :F 難 度 (Ⅳ-60:カルモナ)(ロッテルダム) 19. け 上 がり 脚 上 挙 十 字 懸 垂 :D 難 度 (Ⅲ-70:モリナリ)(ロッテルダム) 20. ゆっくりと 後 方 伸 腕 伸 身 逆 上 がり 脚 前 挙 支 持 :B 難 度 (Ⅳ-38)(ロッテルダム) 21. 屈 身 ヤマワキ(ジョナサン)や 伸 身 ヤマワキで 支 持 局 面 がみられた 場 合 ( 伸 身 )ホンマと 支 持 後 ろ 振 り 前 にまわりながら 懸 垂 に 分 割 される ただしヤマワキ(かかえ 込 み)で 支 持 が 見 え た 場 合 とジョナサンで 屈 腕 支 持 になった 場 合 は 難 度 を 認 定 しない 22. 前 方 屈 身 または 伸 身 宙 返 り 5/2 ひねり 下 り:D 難 度 (Ⅴ)( 東 京 ) 23. 後 方 伸 身 宙 返 り 3/2 ひねり 下 り:C 難 度 (Ⅴ-27:2 回 ひねりと 同 一 枠 ) 3) 演 技 実 施 上 の 確 認 事 項 1. 輪 (ケーブル)の 揺 れやゆがみはより 厳 密 に 採 点 する 2. 十 字 倒 立 で 頭 頂 部 が 輪 よりも 高 いような 実 施 の 減 点 (-0.5) 3. 十 字 倒 立 で 反 った 捌 きに 対 する 減 点 (-0.1) 4. 中 水 平 支 持 や 開 脚 水 平 支 持 で 肩 が 静 止 していても 足 先 が 揺 れていたり 全 体 的 にジワジワと 動 いているような 実 施 では 静 止 は 認 められず 全 く 静 止 していない 減 点 (-0.5)に 抵 触 する 5. 屈 腕 伸 身 力 倒 立 で 振 動 を 使 った 場 合 の 減 点 ( ) 6. 伸 腕 屈 身 力 倒 立 で 肘 がまがった 場 合 腕 のまがりの 減 点 ( )とロープに 触 れる 減 点 (-0.3)となる 7. ヤマワキやジョナサンで 回 転 速 度 が 遅 い または 大 きさがない 場 合 の 減 点 ( ) 8. ヤマワキやジョナサンの 回 転 途 中 に 支 持 がみられた 場 合 ( 止 まりかけて 前 ロールをするような 捌 き)の 減 点 (-0.5) 9. 伸 身 ヤマワキで 腰 角 度 が 45 までは 伸 身 姿 勢 で 判 定 し 姿 勢 不 良 の 減 点 となる(-0.1) 跳 馬 1) 採 点 の 方 向 性 高 い 価 値 点 の 跳 越 技 を 評 価 する 雄 大 な 跳 越 で 着 地 の 準 備 局 面 を 示 し 止 まるものを 評 価 する 2) 演 技 実 施 上 の 確 認 事 項 1. 高 さ 不 足 ( 上 昇 局 面 のみられない 実 施 )は 以 下 の 基 準 とする 1 減 点 なし= 感 動 する 程 の 高 さ 2 小 欠 点 = 浮 いたと 感 じる 程 度 19

20 3 中 欠 点 = 浮 きがみられない 4 大 欠 点 = 低 いと 感 じる 2. ロペスやローチェであっても 準 備 局 面 がみられない 着 地 は 減 点 となる( ) 3. 着 地 位 置 が 低 い 実 施 は 減 点 の 対 象 である 4. 着 地 一 歩 の 踏 み 出 しで 肩 幅 以 上 は 中 欠 点 である 5. 着 地 が 止 まっても 脚 が 開 いたままであったり ずれている 場 合 は 減 点 の 対 象 である 6. 軸 ぶれやひねり 不 足 による 横 方 向 への 一 歩 は さらなる 減 点 の 可 能 性 がある 7. 前 転 とび 前 方 屈 身 2 回 宙 返 りひねり( 屈 身 ドラグレスク):7.2(Ⅲ-41) 8. 側 転 とび 1/4 ひねり 後 方 かかえ 込 み 2 回 宙 返 り 1 回 ひねり:7.2(Ⅳ-38)(リ セグァン) 9. 前 転 とび 前 方 伸 身 宙 返 り 3 回 ひねり:7.4(Ⅲ-48:ヤン ハクソン)( 東 京 ) 平 行 棒 1) 採 点 の 方 向 性 積 極 的 に D スコアを 高 めた 演 技 を 評 価 する 手 の 握 りかえや 肩 のゆらしがない 安 定 感 を 感 じる 演 技 を 評 価 する 空 中 局 面 を 伴 う 技 では 雄 大 で 支 持 の 前 に 体 をよく 伸 ばすものを 評 価 する 終 末 技 は 雄 大 で 着 地 の 準 備 局 面 を 示 し 止 まるものを 評 価 する 2) 難 度 認 定 の 確 認 事 項 1. 屈 身 ベーレは 最 初 の 後 方 宙 返 りから 明 確 な 屈 身 姿 勢 を 示 さなければならない 懸 垂 から 宙 返 りになる 際 に 膝 のまがるものや 屈 身 の 不 明 確 な 実 施 ( 屈 身 になるのが 遅 い)は かかえ 込 みと 判 定 する 2. 棒 下 宙 返 りひねり 倒 立 において 単 棒 上 で 明 らかな 停 止 をするような 実 施 は 難 度 不 認 定 とする 3. 棒 下 宙 返 りひねり 倒 立 で 倒 立 の 角 度 が 低 い 実 施 (45 未 満 )をした 場 合 明 らかな 過 失 として 難 度 不 認 定 とし 棒 下 振 り 出 しひねり(C 難 度 )としては 判 定 しない 棒 下 振 り 出 しひねり 支 持 を 実 施 する 場 合 は 意 図 を 明 確 に 表 現 しなければならない 4. 棒 下 宙 返 り 倒 立 で 肘 がまがっても 上 昇 運 動 に 停 滞 がなければ 難 度 を 認 定 する しかし 上 昇 中 に 停 滞 する 実 施 や 肩 が 一 度 下 がるような 実 施 は 難 度 不 認 定 となる 5. シャルロ( 棒 下 宙 返 り 単 棒 縦 向 き 倒 立 ):E 難 度 (1 秒 以 上 の 静 止 ) * 静 止 が 1 秒 未 満 でも E 難 度 と 判 定 する( 静 止 時 間 不 足 :-0.3) 瞬 時 単 棒 縦 向 き 倒 立 では 難 度 不 認 定 (-0.5) 6. 開 脚 抜 き 倒 立 技 (チッペルト 等 )で 脚 がバーにのった 場 合 難 度 不 認 定 となる( 器 械 上 への 落 下 ) また 開 脚 支 持 で 明 らかに 停 止 する 実 施 も 難 度 不 認 定 となる 7. 開 脚 抜 き 倒 立 技 (チッペルト 等 )で 上 昇 時 に 足 先 が 一 端 下 がり 再 び 上 げた 場 合 難 度 不 認 定 と 20

21 なる 8. 懸 垂 前 振 り 上 がり 開 脚 抜 き 伸 身 かつ 水 平 位 で 懸 垂 :E 難 度 (Ⅲ-05:バブサー) * この 技 の 後 に 連 続 された 技 は 独 立 した 難 度 を 有 する 後 方 車 輪 やモイであればE+C ベー レであればE+D 等 9. 後 方 背 面 車 輪 (Ⅲ-16:ウエルス)と 後 方 車 輪 ひねり(Ⅲ-27)を 削 除 し 後 方 車 輪 (Ⅲ-21)と 同 一 枠 とする 10. 棒 下 宙 返 り 背 面 倒 立 経 過 とび 倒 立 (Ⅳ-16:クシェラ)を 削 除 し 棒 下 宙 返 り 倒 立 (Ⅳ-10)と 同 一 枠 とする 11. 倒 立 から 伸 膝 で 振 り 下 ろし 懸 垂 前 振 り 上 がり 開 脚 抜 き 腕 支 持 :C 難 度 (Ⅲ)(ロッテルダム) * バブサーと 同 枠 から 外 し モイの 同 類 技 と 捉 える * 採 点 規 則 上 の 難 度 枠 を 与 えない( 次 期 採 点 規 則 まで) 12. 倒 立 から 伸 膝 で 振 り 下 ろし 懸 垂 前 振 り 上 がり 開 脚 抜 き 屈 腕 支 持 :C 難 度 (Ⅲ)( 東 京 ) * 世 界 選 手 権 報 告 ではバブサー 屈 腕 支 持 と 表 記 * モイの 同 類 技 ( 屈 身 モイ 開 脚 抜 き 屈 腕 支 持 )と 捉 え 上 記 11 と 同 一 枠 技 とする * 採 点 規 則 上 の 難 度 枠 を 与 えない( 次 期 採 点 規 則 まで) 13. 後 方 車 輪 単 棒 縦 向 き 倒 立 :D 難 度 (1 秒 以 上 の 静 止 Ⅲ-22:ピアスキー)(ロッテルダム) * 静 止 が 1 秒 未 満 でも D 難 度 と 判 定 する( 静 止 時 間 不 足 :-0.3) 瞬 時 単 棒 縦 向 き 倒 立 では 難 度 不 認 定 (-0.5) 14. 懸 垂 前 振 り 後 方 宙 返 りひねり( 屈 腕 or 伸 腕 ) 支 持 :E 難 度 (Ⅲ-47:トレス)(ロッテルダム) 15. 前 方 開 脚 5/4 宙 返 り 懸 垂 :E 難 度 (Ⅰ-89:ササキ)( 東 京 ) * 採 点 規 則 44 条 3.b) 宙 返 りの 規 制 の 対 象 となる 一 演 技 中 に 同 一 形 態 の 技 は 出 現 順 に 一 技 のみ 認 定 される( 前 方 開 脚 5/4 宙 返 りは 一 回 のみ) 支 持 腕 支 持 懸 垂 のすべてが 対 象 である 16. 屈 身 モイ( 開 脚 抜 き)ひねり 腕 支 持 :B 難 度 (Ⅲ-08)( 東 京 ) * 世 界 選 手 権 報 告 では 倒 立 から 伸 膝 で 振 り 下 ろし 懸 垂 前 振 り 上 がり( 開 脚 抜 き)ひねり 腕 支 持 と 表 記 17. 前 振 り 上 がり 後 方 かかえ 込 み 5/4 宙 返 りひねり 腕 支 持 :D 難 度 (Ⅱ-22:ダルトン)( 東 京 ) 18. 前 振 り 3/4 ひねりとび( 軸 手 と 反 対 側 の) 単 棒 横 向 き 倒 立 :D 難 度 (Ⅰ-04:ディミック)( 東 京 ) 19. 前 振 り 片 腕 支 持 5/4 ひねり 単 棒 倒 立 経 過 軸 手 を 換 えて 片 腕 支 持 5/4 ひねり 支 持 :F 難 度 (Ⅰ) * 単 棒 上 で 瞬 時 の 停 滞 がない 場 合 に 限 る(どんな 停 滞 も 2 技 に 分 割 する) 20. 前 方 屈 身 2 回 宙 返 り 下 り:F 難 度 (Ⅴ-06:ベルヤフスキー) 21. 屈 身 ドミトリエンコ:F 難 度 (Ⅱ-24:リー シャオペン 発 表 者 名 を 追 加 ) 22. 屈 身 モリスエ:E 難 度 (Ⅰ-41:ファン リーピン 発 表 者 名 を 追 加 ) 3) 演 技 実 施 上 の 確 認 事 項 1. モリスエやベーレの 高 さ 不 足 の 減 点 ( ) 2. モリスエやベーレは 浮 きの 表 現 とともに 腕 支 持 になる 前 に 身 体 や 膝 をよく 伸 ばさなければな らない 身 体 の 伸 ばしが 不 充 分 なものや 膝 を 曲 げたまま 腕 支 持 になるものは 実 施 減 点 の 対 象 となる 回 転 の 途 中 でぶつかるように 腕 支 持 になる 減 点 (-0.5) 宙 返 りでかかえ 込 んだまま 腕 支 持 になった 場 合 の 減 点 (-0.3) 3. モリスエやベーレでバーを 持 った 瞬 間 の 姿 勢 不 良 の 減 点 ( ) 4. ベーレ モイ 車 輪 系 の 技 で 足 先 がマットに 触 れた 減 点 ( ) 21

22 5. ベーレや 宙 返 り 系 の 技 の 終 末 局 面 において バーを 正 確 に 握 らない または 遅 い 握 り 上 腕 部 のみで 支 持 しながら 前 振 りになるような 捌 きに 対 する 減 点 (-0.3) 6. 棒 下 宙 返 り 倒 立 系 の 技 は 伸 腕 での 実 施 が 前 提 である 肘 がわずかにゆるむものは 減 点 となる 肘 が 深 くまがった 場 合 の 減 点 (-0.5) 肘 がまがった 場 合 の 減 点 ( ) 7. 振 動 から 倒 立 位 を 経 過 する 技 は 15 未 満 の 角 度 逸 脱 であっても 減 点 (-0.1)となる 8. 静 止 技 として 難 度 が 認 定 されるためには 2 秒 保 持 しなくてはならない 脚 前 挙 支 持 で 2 秒 静 止 がない 場 合 の 減 点 (-0.3) 9. 単 棒 横 向 き 前 方 浮 腰 上 がり 脚 前 挙 支 持 経 過 横 向 き 倒 立 で 足 先 がバーに 触 れた 場 合 の 減 点 ( ) 10. チッペルトの 実 施 で 脚 がバーにのった 場 合 器 械 上 への 落 下 となり 減 点 (-1.0) 11. 終 末 技 で 着 地 を 止 めても 着 地 前 に 身 体 を 伸 ばす 局 面 がみられない 減 点 (-0.1) 12. 支 持 から 腕 支 持 前 方 ローリングをした 場 合 の 減 点 (-0.3) 秒 アップは 団 体 総 合 個 人 総 合 でも 1 選 手 につき 50 秒 が 与 えられる バーの 調 整 やマグ ネシウムをぬる 時 間 も 含 まれ オーバーした 場 合 は 決 定 点 から 0.30 の 減 点 となる 計 時 審 判 のコールはアップ 開 始 の スタート 40 秒 50 秒 ( 終 了 ) とする 50 秒 までにアップ を 終 了 し 器 具 から 離 れなければならない 鉄 棒 1) 採 点 の 方 向 性 積 極 的 にDスコアを 高 めた 演 技 を 評 価 する ひねり 系 の 技 は 高 い 位 置 でひねりを 完 了 する 捌 きを 評 価 する 手 放 し 技 は 雄 大 で 安 定 感 のある 実 施 を 評 価 する 終 末 技 は 雄 大 で 着 地 の 準 備 局 面 を 示 し 止 まるものを 評 価 する 2) 難 度 認 定 上 の 確 認 事 項 1. 大 逆 手 エンドーを 行 う 際 の 大 逆 手 振 り 上 がりは 難 度 を 認 定 しない 2. 手 放 し 技 の 認 定 は 明 確 な 懸 垂 姿 勢 を 示 した 場 合 に 限 られる 懸 垂 直 後 の 前 ( 後 ろ) 振 りで 落 下 し た 場 合 不 認 定 となる 3. 屈 身 回 転 やとび 車 輪 でひねりを 伴 う 技 において 水 平 より 高 い 位 置 で 技 を 完 了 しない 捌 きは 難 度 不 認 定 になる 4. 屈 身 回 転 やひねりを 伴 う 技 の 途 中 での 停 滞 とびひねり 技 でとびが 見 られない 握 り 換 えは 難 度 を 分 割 する 5. ひねりを 伴 う 技 は 握 り 方 が 違 う 同 じ 技 ( 例 :リバルコと 後 方 とび 車 輪 3/2 ひねり 片 大 逆 手 )を 行 うことはできない 6. ヤマワキの 実 施 において 明 らかに 下 向 き 転 向 でとび 越 した 場 合 ボローニン(B 難 度 )と 判 定 する 7. 肩 を 反 転 位 した 状 態 での 逆 手 背 面 車 輪 は 大 逆 手 車 輪 (B 難 度 )と 判 定 する 8. 逆 手 背 面 車 輪 (C 難 度 )は 倒 立 から 倒 立 の 360 度 以 上 を 満 たさなければ 認 定 されない 9. 伸 身 で 行 う 技 は 全 経 過 伸 身 姿 勢 を 示 さなければならず 途 中 に 屈 身 やかかえ 込 み 姿 勢 がみられ た 場 合 低 い 難 度 で 判 定 する 10. 片 手 懸 垂 になる 技 はバーの 下 を 最 大 2 回 まで 通 過 することが 認 められる 11. アドラーが 倒 立 位 (C 難 度 )と 判 定 された 場 合 その 後 に 実 施 された 大 逆 手 懸 垂 後 ろ 振 り 上 が 22

23 りとび 逆 手 持 ち 換 え 倒 立 は 倒 立 位 から 倒 立 位 まで 360 を 満 たしたとして 大 逆 手 車 輪 (B 難 度 )と 認 定 する 12. 後 方 宙 返 り 下 り:A 難 度 (Ⅴ-25) 13. 後 方 伸 身 2 回 宙 返 り 2 回 ひねり 下 りにおいて 後 半 に 膝 をまげるような 実 施 は かかえ 込 みと 判 定 し D 難 度 とする 14. 開 脚 モズニク:D 難 度 (Ⅱ-17) * 伸 身 モズニクと 開 脚 モズニクは 同 一 枠 ( 同 一 番 号 )とするが 別 の 技 として 判 定 する また モズニク( 伸 身 または 開 脚 )は 懸 垂 後 に 後 ろ 振 り 倒 立 または 手 放 し 技 へ 連 続 出 来 なかった 場 合 や 腕 を 交 差 しただけの 実 施 はトカチェフ( 伸 身 または 開 脚 )と 判 定 する 15. 屈 身 ピアッティひねり 懸 垂 後 ろ 振 り 上 がり 倒 立 :D 難 度 (Ⅱ-34) 16. 伸 身 ピアッティひねり 懸 垂 後 ろ 振 り 上 がり 倒 立 :E 難 度 (Ⅱ-29) 17. トカチェフひねり 両 大 逆 手 懸 垂 後 ろ 振 り 上 がり 倒 立 :E 難 度 (Ⅱ-23)(ロッテルダム) 18. かかえ 込 みゲイロードⅡ:D 難 度 (Ⅱ-76) 19. ヤマワキひねり 片 大 逆 手 懸 垂 ~ 後 ろ 振 り 上 がり 倒 立 :E 難 度 (Ⅱ-47:ムーノズ)( 東 京 ) 20. 大 逆 手 後 ろ 振 りゲイロード(ゲイロードと 同 一 枠 ):D 難 度 (Ⅱ-52) 21. 前 方 浮 腰 回 転 振 り 出 しとび 倒 立 1 回 ひねり 大 逆 手 懸 垂 は 前 方 浮 腰 回 転 振 り 出 しとび 片 手 逆 手 倒 立 (D:Ⅳ-10)と 1 回 ひねり 大 逆 手 懸 垂 (C:Ⅰ-15)の 2 技 に 判 定 する ( 東 京 ) 3) 演 技 実 施 上 の 確 認 事 項 1. 屈 身 回 転 ひねり 系 の 技 において ひねりの 前 に 屈 身 倒 立 で 停 滞 するような 実 施 は 減 点 であり そのうえ 分 割 した 難 度 認 定 の 可 能 性 がある 屈 身 回 転 倒 立 の 上 昇 中 にひねりが 始 まらない 場 合 減 点 となる 片 大 逆 手 になる 技 で 高 い 位 置 でバーを 握 ってもひねりが 完 了 していない 実 施 は 減 点 となる 2. 手 放 し 技 は バーを 握 る 前 に 身 体 をよく 伸 ばさなければならない 身 体 の 伸 ばしが 不 十 分 な 捌 きや 膝 のまがった 実 施 身 体 が 歪 んだまま 懸 垂 になるものは 減 点 となる 3. 車 輪 での 単 純 な 横 への 手 のずらし( 片 手 も 含 め)は 減 点 (-0.1) 4. 終 末 技 や 手 放 し 技 の 前 の 車 輪 での 膝 まがりは 減 点 となる 5. 終 末 技 や 手 放 し 技 の 前 の 車 輪 の 倒 立 位 からの 外 れに 対 する 減 点 はない 6. ひねりを 伴 う 技 はひねり 終 わってバーを 握 った 時 点 の 角 度 で 判 断 をする 7. 後 方 とび 車 輪 1 回 ひねりで 片 手 ずつ 握 るような 実 施 は 減 点 ( ) 8. アドラーの 難 度 認 定 と 角 度 の 減 点 について >45 D 審 判 C B 難 度 不 認 定 E 審 判 減 点 なし 減 点 なし アドラー1 回 ひねり( 片 逆 手 倒 立 or 逆 手 倒 立 ) >90 D 審 判 DorE DorE B 難 度 不 認 定 E 審 判 減 点 なし -0.10~0.30 減 点 なし * アドラーひねりとアドラー1 回 ひねりで 逆 方 向 に 戻 った 場 合 倒 立 位 を 経 過 ( 難 度 は 認 定 ) しても 技 術 欠 点 (-0.5) 23

24 6 終 わりに 審 判 委 員 会 男 子 体 操 競 技 審 判 部 部 長 後 藤 洋 一 2011 年 は 日 本 にとって 忘 れることの 出 来 ない 1 年 であったかと 思 います 3 月 11 日 の 東 日 本 大 震 災 により 予 定 されていたいくつかの 大 会 が 中 止 となってしまいました 選 手 にとっては 日 ごろ の 努 力 の 成 果 を 発 表 する 場 が 無 くなってしまうため 苦 渋 の 判 断 であったかと 思 われます そして 震 災 の 被 害 の 大 きかった 岩 手 県 で 開 催 されたインターハイでは 恙 なく 競 技 が 進 行 し 改 めて 体 操 競 技 に 関 わることが 出 来 る 喜 びを 皆 が 実 感 できました そして 世 界 選 手 権 東 京 大 会 も 開 催 が 危 ぶまれ 5 月 の FIG 評 議 会 で 東 京 の 安 全 が 世 界 各 国 に 理 解 され 開 催 の 決 定 となりました 2011 世 界 選 手 権 東 京 大 会 では 内 村 航 平 選 手 が 史 上 初 の 個 人 総 合 三 連 覇 を 達 成 し 種 目 別 において もゆかで 金 メダル 鉄 棒 で 銅 メダルを 獲 得 するだけでなく 山 室 光 史 選 手 が 個 人 総 合 とつり 輪 で 3 位 沖 口 誠 選 手 が 跳 馬 3 位 と 複 数 選 手 がメダルを 獲 得 したことは 昨 年 度 の 課 題 を 一 つクリアできま した しかし 団 体 総 合 では 目 標 とした 優 勝 には 届 きませんでした 優 勝 を 狙 うチームとしてアク シデントやケガを 乗 り 越 える 強 さがこれからの 課 題 かもしれません 世 界 選 手 権 東 京 大 会 を 目 の 当 たりにしていろいろなことを 感 じ 取 られたと 思 います 世 界 中 には いろいろなレベルの 選 手 がいること 日 本 が 求 めている 美 しい 体 操 が 評 価 を 受 けたことと 大 過 失 をしてしまうと 勝 てないこと 同 じ 大 会 でありながら 予 選 と 決 勝 で E スコアの 基 準 が 変 わってし まうこと それぞれが 日 本 体 操 界 に 関 わる 皆 さんにとって 財 産 となることでしょう また 今 年 度 はマナーアップという 観 点 からローテーション 時 の 挨 拶 は 主 任 審 判 (D1)の 前 に 整 列 をすることをお 願 いしました 五 輪 や 世 界 選 手 権 大 会 におけるポディウム 上 と 同 じと 考 えたか らです 多 くの 監 督 選 手 にご 理 解 をいただけたこと 演 技 以 外 の 行 動 や 振 る 舞 いまで 気 を 配 って いただいたことに 感 謝 いたします 2012 年 に 向 けて 審 判 の 皆 さんには 採 点 技 術 の 更 なる 研 鑽 をお 願 いします そして オリンピッ ク 大 会 が 終 わりますと 2013 年 版 採 点 規 則 の 発 行 の 準 備 が 始 まります 伝 達 研 修 会 (1 種 審 判 員 義 務 研 修 会 )は 2012 年 度 事 業 となり 1 種 審 判 員 の 参 加 が 義 務 付 けられます 第 13 期 大 陸 間 審 判 コースは 2012 年 12 月 に 計 画 されており FIG/MTC( 国 際 体 操 連 盟 男 子 技 術 委 員 会 )の 動 向 を 踏 まえ 情 報 の 伝 達 を 検 討 しています 採 点 規 則 の 改 訂 は 国 内 のあらゆる 場 面 に 影 響 を 与 えます 誤 った 情 報 等 に 左 右 されることのないようご 注 意 下 さい オリンピック ロンドン 大 会 では 選 手 の 練 習 成 果 が 十 分 に 発 揮 され 当 初 の 目 標 が 達 成 されます ことを 祈 念 して 情 報 19 号 ( 訂 正 版 )のまとめとします おわり 24