保10高齢者の特徴と高齢期に多い疾病および障害のコピー 2

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かずまさみやくぼ
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1 1 薬剤について : 高齢者は腎機能が低下しているため薬の副作用が減弱することが多い 2 高齢者がかかりやすい睡眠障害のうち, 睡眠時無呼吸症候群, レストレスレッグス症候群などは, 専門的な診断が必要である 3 全身状態について : 標準的な体重の場合は体内の代謝産物を排泄するためにおよそ 500ml/ 日以上の尿量が必要であり不感蒸泄を勘案すると 1,000ml/ 日以上の水分を摂取する必要がある 4 麻薬によるがんの疼痛管理をしている場合には腸の蠕動運動が抑制されるため便秘になりやすい 5 高齢者の栄養管理について : 高齢者に低栄養状態をもたらす主な原因はカルシウムとミネラルの摂取不足である 1

2 6 高齢者の栄養管理について : 低栄養では浮腫や貧血が生じやすく免疫機能が低下するため感染症も起こりやすくなる 7 疾患と症状の組合せとして : 緑内障眼圧低下 8 心筋梗塞は激しい前胸部痛が主症状であるが左肩への放散痛の形をとることもあるので注意する 9 心筋梗塞では, 前胸部痛が主症状のことが多いが, 左肩の痛みを訴えることもある 10 血圧について : 高齢者の高血圧症では日内変動が少なく安定していることが多い 2

3 11 疾患と症状の組み合わせとして : 慢性心不全起座呼吸 12 全身状態について : 心不全による呼吸困難時には仰臥位をとらせると症状を緩和できる 13 閉塞性動脈硬化症では四肢末端部に壊死がみられることがある 14 脳血栓は血圧が低下したときに生じやすい 15 薬剤について : 脳血栓は再発が少なくないので再発防止を目的とした血圧管理と血栓防止のための服薬が重要である 3

4 16 パーキンソン病患者に対してリハビリテーションを行う場合には薬効などによる体調の変化が大きいため患者の身体の動きやすさの変化に注意する 17 L ドパ製材はパーキンソン病治療に有効であるが長期間使用すると不随意運動や幻覚妄想等の精神症状を生じることがある 18 薬剤について : パーキンソン病の治療薬であるドーパミン製剤は服用を突然中止すると高熱意識障害著しい筋固縮などを呈する悪性症候群を生じる恐れがある 19 パーキンソン病が介護保険の特定疾病に該当するためにはホーエン & ヤールのステージ Ⅲ 以上である必要がある 20 パーキンソン病が進行し自立歩行が困難となった場合には運動療法は行わない 4

5 21 高齢者のてんかんについて : 最も多い原因は脳腫瘍である 22 高齢者のてんかんについて : 初回発作後の再発率は低い 23 高齢者のてんかんについて : 痙攣意識障害しびれ発汗など多様な症状がある 24 高齢者のてんかんについて : 発作の間は首周囲の衣服を緩め誤嚥予防の措置を行う 25 高齢者のてんかんについて : 治療は放射線治療法により行う 5

6 26 転倒により頭部を強く打った場合には数時間様子をみて意識障害などがなければそれ以上の経過観察は要らない 27 頭部外傷後 1~2 ヵ月後に認められる認知障害の場合には慢性硬膜下血腫の可能性がある 28 疾患等と症状の組み合わせについて : 急性硬膜下血腫頭痛嘔吐 29 転倒による傷害のなかで骨折とともに注意しなければならないのは頭部外傷や硬膜下血腫である 30 慢性硬膜下血腫は血腫除去術の治療を行っても臨床症状の改善は期待できない 6

7 31 失語症とは, 発語に関係する筋に異常がなく, 知能低下もないが, 言語による表現や文字の理解ができなくなることであり, その原因は主に聴力障害である 32 半側空間無視のある人は車椅子で走行するとき半側への認識が不十分なために壁や人にぶつかってしまう危険性がある 33 筋萎縮性側索硬化症 (ALS) では眼球運動膀胱直腸機能及び認知機能は長期にわたって保たれることが特徴のひとつである 34 疾患等と症状の組み合わせについて : シャイドレーガー症候群排尿障害 35 脊髄小脳変性症は安静時振戦筋固縮仮面様顔貌などを主症状とする神経変性疾患である 7

8 36 疾患等と症状の組み合わせについて : 脊髄小脳変性症失語症 37 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の場合には呼吸器官が低下しているため肺炎球菌ワクチンの接種は禁忌である 38 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の高齢者の特徴として : 栄養障害 39 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の高齢者の特徴として : ばね指 40 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の高齢者の特徴として : 口すぼめ呼吸 8

9 41 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の高齢者の特徴として : 上肢の浮腫 42 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の高齢者の特徴として : 喘鳴 43 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の場合には, インフルエンザワクチンは禁忌であり, 接種できない 44 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の患者にとって禁煙は最も重要な治療的介入である 45 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) により呼吸機能が低下している場合であってもインフルエンザワクチンの接種は推奨される 9

10 46 疾患等と症状の組み合わせについて : 肺気腫喘鳴 47 若年時に肺結核に罹患している場合には免疫があるため高齢になって再発することはない 48 胃潰瘍などによる上部消化管出血では血液が胃液と混じるため鮮血便になることが多い 49 疾病と感染症又は病原体との組合せについて : 萎縮性胃炎ヘリコバクターピロリ菌 50 全身状態について : 消化管出血の場合は赤色の血便となるので黒色便の場合は消化管出血以外の原因を考える 10

11 51 感染症について : 介護サービス利用者が肺結核で排菌していることが判明した場合, その感染リスクに応じて, 介護者など接触者に対する健診が実施される 52 薬剤について : 副腎皮質ステロイド薬の長期服用中には消化性潰瘍が生じやすいため食欲がない場合には服用を直ちに差し控えた方がよい 53 肝硬変の末期では, 血小板数の減少などにより, 出血傾向をきたしやすい 54 感染症について : 肝がんの 90% 以上は, アルコール性肝炎から進展する 55 高齢者のリハビリテーションについて : 糖尿病の罹患年数が長いと下肢末梢の知覚障害などを呈するため転倒予防に配慮する必要がある 11

12 56 糖尿病の内服治療をしている高齢者ではインスリン注射をしていなくても低血糖の症状に留意する必要がある 57 貧血を呈しやすい疾患として : 糖尿病性腎症 58 糖尿病の内服治療をしている場合には, 低血糖症状が認知症の進行と間違われることがある 59 ウェルナー症候群をはじめとする早老症では老化変性による身体所見に加えて知能低下が特徴である 60 終末期においてリハビリテーションを行うことは, 療養者の ADL の維持, 改善により, 可能な限り高い QOL を保つとともに, 痛みや苦痛を和らげることにもつながる 12

13 61 貧血を呈しやすい疾患として : 関節リウマチ 62 関節リウマチでは症状の日内変動がないことが特徴のひとつである 63 関節リウマチの特徴として手の関節腫脹が左右対称であること 1 時間以上続く朝のこわばりなどがあげられる 64 高齢女性は骨粗鬆症が多いので転倒により容易に骨折を起こしやすい 65 高齢者のリハビリテーションについて : 高齢者に多い骨折は大腿骨頸部骨折脊椎圧迫骨折橈骨遠位端骨折などであり転倒事故に関連するものが多い 13

14 66 ヒッププロテクターは高齢者の骨盤を安定させ腰痛を緩和するために用いられるものである 67 高齢者のリハビリテーションについて : 高齢者に多い変形性膝関節症は痛みや歩行障害をきたしリハビリテーションが必要になるが人口関節置換術の適応とならない 68 薬剤について : 前立腺が肥大している患者に尿閉を起こし得る薬剤として代表的なものに抗ヒスタミン薬抗うつ薬向精神薬などがある 69 ノルウェー疥癬 ( 角化型疥癬 ) ではタオルなど肌に直接触れるものは共用しないが予防衣や手袋の着用は不要である 70 尿道留置カテーテルによる尿路感染を予防するため, 日常的に膀胱洗浄を行う 14

15 71 尿道留置カテーテルの蓄尿バッグについては, 移乗時に勝胱より高い位置になって逆流が起こらないよう留意しなければならない 72 ノルウェー疥癬 ( 角化型疥癬 ) は, ヒゼンダニが原因で生じる通常の疥癬と異なり, アレルギーによって生じる 73 いわゆる水虫の原因は白癬菌というカビであり, 体幹に感染することもある 74 爪白癬では抗真菌薬の内服投与が治療の基本となる 75 カンジダは, 健常人の皮膚に常在するカビの一種である 15

16 76 薬疹は, 薬の服用開始後 1 週間を超えた時点から新たに生じることはない 77 帯状疱疹においては, 早期に治療を始めると, 一般的に帯状疱疹後神経痛などの後遺症の出現が軽減される 78 疾患等と症状の組み合わせについて : 帯状疱疹全身性水疱 79 疾患と感染症又は病原体との組合せについて : 帯状疱疹水痘 16

17 解答問題 01 問題 02 問題 03 問題 04 問題 05 問題 06 問題 07 問題 08 問題 09 問題 10 問題 11 問題 12 問題 13 問題 14 問題 15 問題 16 問題 17 問題 18 問題 19 問題 20 問題 21 問題 22 問題 23 問題 24 問題 25 問題 26 問題 27 問題 28 問題 29 問題 30 問題 31 問題 32 問題 33 問題 34 問題 35 問題 36 問題 37 問題 38 問題 39 問題 40 問題 41 問題 42 問題 43 問題 44 問題 45 問題 46 問題 47 問題 48 問題 49 問題 50 問題 51 問題 52 問題 53 問題 54 問題 55 問題 56 問題 57 問題 58 問題 59 問題 60 問題 61 問題 62 問題 63 問題 64 問題 65 問題 66 問題 67 問題 68 問題 69 問題 70 問題 71 問題 72 問題 73 問題 74 問題 75 問題 76 問題 77 問題 78 問題 79 17

健康な生活を送るために（高校生用）第2章喫煙、飲酒と健康その2

健康な生活を送るために（高校生用）第2章喫煙、飲酒と健康その2 11 1 長期にわたる大量飲酒が引き起こす影響脳への影響アルコールは脳の神経細胞に影響を及ぼしその結果脳が縮んでいきます脳に対するアルコールの影響は未成年者で特に強いことが知られています写真B 写真Ａ正常な脳のＣＴ写真C 写真D アルコール依存症患者の脳の正常な脳のＣＴ Aに比べてやや CT Aとほぼ同じ高さの位置の低い位置の断面断面脳の外側に溝ができ中央

保10高齢者の特徴と高齢期に多い疾病および障害 のコピー 2

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