図 共面条件 図 地上写真ステレオ計測 図 に示す地上座標系 UVW における点 O 1, O 2, p 1, p 2 を含む空間上の平面方程式を構成し その不定方程 式から次に示す平面の条件が得られる U o1 V o1 W o1 1 U o2 V

Size: px
Start display at page:

Download "図 共面条件 図 地上写真ステレオ計測 図 に示す地上座標系 UVW における点 O 1, O 2, p 1, p 2 を含む空間上の平面方程式を構成し その不定方程 式から次に示す平面の条件が得られる U o1 V o1 W o1 1 U o2 V"

Transcription

1 第 4 章ステレオ写真測量 stereo photogrammetry 4.1 ステレオ写真測量とは写真測量による計測は 対象物が平面の場合には単写真で計測することができるが 対象物が立体の場合にはその対象物を 2 か所以上から左右の画像が 60% 以上の重複度で重なるように撮影して行うステレオ写真測量の原理を利用する 計測対象物によっては 2 枚一組以上のステレオ画像を用いて三次元計測を行う 被写体の三次元座標は 写真面より投影中心をとおり実空間で互いに交わった光束の交点を 空間前方交会法を用いて求めるものである 通常 地図作成 (1/500~1/25,000) は ステレオ写真測量法が用いられている ステレオ写真は 撮影方法に制約があり 第 5 章 (5.1 フィルム航空カメラ 5.2DMC 航空カメラ 5.3 近接一眼レフ平行撮影 5.4 近接マルチ回転マッチング ) で説明する撮影計画を立てておく必要がある 撮影計画は 測量目的に見合った良質な写真 ( 画像 ) を撮影するために行い 精度 効率 及び経済の観点に立って作業を進めるために必要である 共面条件とは coplanarity condition 撮影時には撮影した左右の写真の像による光線は空間で交会している その写真を撮影時と同じ位置に置けば 左右の光線を再現して空間で交会させれば三次元計測が行える 左右の対光線を交会させる標定を 相互標定といい 解析写真測量では 共面条件 を用いる 共面条件とは 図 に示すように撮影したカメラにおいて 投影中心 O1 O2 像点 a1 a2 の 4 点が同一平面 ( 図 のハッチング面 ) に存在すれば 必ず光線 O1a1 と O2a2 は点 A で交わるという条件である 5 組の対光線が交われば 相互標定が完成する Z Y 基準点測量 シグナル設置 O1 f 像点 a1 像点 a2 O2 X デジカメ による撮影 カメラからデータの取り込み 基準点の画像座標の測定 内部標定 相互標定 写真座標観測は デジタル図化機 画像処理ソフト PhotoShop による ヘルマートやアフィン変換で写真座標に変換する 基準点の絶対座標を入力 A ステレオモデル 地面 絶対標定 パスポイントから被写体の3D 座標 複数のモデル の場合には 接続標定をする 図 ステレオ写真測量の原理 図 ステレオ計測の流れ

2 図 共面条件 図 地上写真ステレオ計測 図 に示す地上座標系 UVW における点 O 1, O 2, p 1, p 2 を含む空間上の平面方程式を構成し その不定方程 式から次に示す平面の条件が得られる U o1 V o1 W o1 1 U o2 V o2 W o2 1 = 0...( ) U 1 V 1 W 1 1 U 2 V 2 W 2 1 この行列式を共面条件式という ここに, 上に示す行列式において第 1,2,3,4 行はそれぞれ点 O 1, O 2, p 1, p 2 の UVW 座標値である ( 数学的証明 :coplanarity.pdf) 相互標定 relative orientation 撮影したステレオ画像による 左右の対光線を空間に投影すると 画像の撮影位置及びカメラの回転角は不明のためそれらの対光線は交わらない そのときある投影面において左右の対光線との交点間の食い違いの長さベクトルのx y 成分において それぞれ x 視差 ( 横視差 ;x-parallax) y 視差 ( 縦視差 ;y-parallax) という 相互標定は 左右のカメラの回転角及び / 又は移動量の標定要素を用い 左右のステレオ画像の縦視差を消去して行くことである 5 個の対光線を交会させるということは 5 個の標定要素を解けば ステレオ画像の相互標定が行ったことになる このことは解析法における 共面条件が成立すれば縦視差はなくなることに対応している 図 のハッチングの部分を 核理論において核面 (epipolar plane) といい 核面と写真面との交線を核線 (epipolar line) になる 空間上の点は左右の画像にある核線上に存在する 相互標定は 空間立体幾何学で説明できる 相互標定のための未知量である標定要素について次のように定義する 1 つのカメラにおいて 空間上そのカメラが移動したときの移動量 b を XYZ 座標軸のベクトル成分に分けて bx, by, bz の要素にする 次に カメラが回転 ( 空間での傾斜 ) したとき Z 軸周りの回転角 κ Y 軸周りの回転角 φ 及び X 軸周りの回転角 ωの成分を表す したがって 1 つのカメラの未知量は bx を除き以上の 5 個となる ステレオ画像では左右 2 台のカメラを使用するので 合計 10 個の未知量を持つが 相互標定では左右の対光線を空間上で交会させるので その 10 個の標定要素から条件付で 5 個選んで解けばよいことになる 投影中心を結ぶ相互標定や左側投影中心を固定する相互標定は いずれもその条件つきの相互標定といえる 相互標定要素は左右のカメラにおいてカメラの座標軸 xyzのまわりの回転角としてそれぞれω, φ, κおよびカメラ投影中心の移動量 bx, by, bz(bx=1としてよい ) を設定する 左カメラでは添え文字 1 右カメラでは添え文字 2とすると 相互標定要素は次のとおり書ける 回転角 (κ 1, φ 1, ω 1, φ 2, ω 2 ) 移動量 (b, bz 1, by 2, bz 2 )

3 相互標定要素の組み合わせは 次の 3 つのグループから合計 5 個を選定して行う 1 シフトグループ (κ 1, κ 2, by) から 2 個 (by は 2 個選んで解くことができない by は 1 個のみ ) 2 スケールグループ (φ 1, φ 2, bz) から 2 個 (bz は 2 個選べない 1 個のみ ) 3 オメガグループ (ω 1, ω 2 ) から 1 個 以下には 回転の順序を入れ替えた 2 種類の回転行列 (M) の要素を求めておく なお 各軸まわりの回転角 M i は次のとおりとする cosφ 0 sinφ cosκ sinκ 0 M φ = ( ), M ω = ( 0 cosω sinω), M κ = ( sinκ cosκ 0)...( ) sinφ 0 cosφ 0 sinω cosω (M = M φ M ω M κ 順 : Stereoplanigraph C8 の場合 ) cosφ cosκ + sinφ sinω sinκ osφ sinκ + sinφ sinω cosκ sinφ cosω M φωκ = ( cosω sinκ cosω cosκ sinω )...( ) sinφ cosκ + cosφ sinω sinκ sinφ sinκ + cosφ sinω cosκ cosφ cosω (M = M ω M φ M κ 順 : WildA7,A8 の場合 ) cosφ cosκ osφ sinκ sinφ M ωφκ = ( cosω sinκ + sinω sinφ cosκ cosω cosκ sinω sinφ sinκ sinω cosφ)...( ) sinω sinκ cosω sinφ cosκ sinω cosκ + cosω sinφ sinκ cosω cosφ 投影中心を結ぶ相互標定 relative orientation of intersecting projection centers (M = M φ M ω M κ の場合 ) 図 に示すように投影中心 O 1, O 2 を結んだ軸を X 軸とすれば 使用する標定要素は κ 1, κ 2, φ 1, φ 2, ω 2 の 5 個 となる (ω 2 の代わりに ω 1 を選んでもよい ) この場合 共面条件 (4.1.1) において V o1 = V o2, W o1 = W o2 とおけるか ら 共面条件式は次のように書ける V o1 W o1 1 f = V 1 V o1 W 1 W o1 0 = Y 1 Z 1 = 0...( ) Y V 2 V o1 W 1 W o1 0 2 Z 2 ここで XYZ 系は UVW 系に平行であり UVW 系の座標原点を投影中心 O 1 に平行移動させた座標系を表し ている 回転行列 M は M=M φ M ω M κ の場合と仮定してモデル座標系 XYZ とカメラ座標系 (x,y,-c) との関係を表して おく 左カメラについては 次のように表すことができる X 1 Y 1 ( ) = M φ1 M κ1 ( )...( ) Z 1 または X 1 = (cosφ 1 cosκ 1 ) + (osφ 1 sinκ 1 ) + (sinφ 1 )() Y 1 = (sinκ 1 ) + (cosκ 1 ) }...( ) Z 1 = ( sinφ 1 cosκ 1 ) + (sinφ 1 sinκ 1 ) + (cosφ 1 )() 右カメラに関しては 次のようになる X 2 x 2 1 ( Y 2 ) = M φ2 M ω2 M κ2 ( y 2 ) + ( 0)...( ) Z 2 0 または

4 X 2 = (cosφ 2 cosκ 2 + sinφ 2 sinω 2 sinκ 2 )x 2 + (osφ 2 sinκ 2 + sinφ 2 sinω 2 cosκ 2 )y 2 + (sinφ 2 cosω 2 )() + 1 Y 2 = (cosω 2 sinκ 2 )x 2 + (cosω 2 cosκ 2 )y 2 + ( sinω 2 )() } Z 2 = ( sinφ 2 cosκ 2 + cosφ 2 sinω 2 sinκ 2 )x 2 + (sinφ 2 sinκ 2 + cosφ 2 sinω 2 cosκ 2 )y 2 + (cosφ 2 cosω 2 )()...( ) 5 個の標定要素を最小 2 乗法により求めるために 次のように未知量を近似値と補正量とによって表しておく κ 1 = κ 1 + δκ 1 φ 1 = φ 1 + δφ 1 κ 2 = κ 2 + δκ 2 φ 2 = φ 2 + δφ 2 ω 2 = ω 2 + δω 2 }...( ) したがって 共面条件式 (5.5.5) を上に示す 5 つの要素に関して線形化した式は 次の形で表すことができる f = Ỹ 1 Ỹ 2 ここで Z 1 = a 1 δκ 1 + a 2 δφ 1 + a 3 δκ 2 + a 4 δφ 2 + a 5 δω 2...( ) Z 2 Ỹ 1, Ỹ 2, Z 1, Z 2:Y 1, Y 2, Z 1, Z 2 の近似値 a i : 関数 f の微係数 m L ij : 左カメラの回転行列の要素 m ij R : 右カメラの回転行列の要素 である そうして 式 ( ) の微係数を求めると 上の式は次のように得られる f = Ỹ 1 Z 1 + Ỹ 1tanκ 1 Ỹ sinκ 1 sinφ 1 1 δκ 1 + X 1 0 δφ Ỹ 2 Z 2 Ỹ 2 Z 0 Y X 2 1 δφ 2 + Ỹ c 1 Ỹ cosω 2 tanω 2 2 δω 2 Ỹ 1 0 Z 1 Ỹ 2 cosφ 2 m 22 Ỹ 1 Z 1 R x 2 m R 21 y 2 m R 32 x 2 m R δκ 2 31 y 2 Z Y O1 f 像点 a1 像点 a2 O2 X A ステレオモデル 地面 図 投影中心を結ぶ相互標定 ( 共面条件 ) (M=M ω M φ M κ の場合 ) 左カメラに関して X 1 Y 1 ( ) = M φ1 M κ1 ( )...( ) Z 1

5 または X 1 = (cosφ 1 cosκ 1 ) + (osφ 1 sinκ 1 ) + (sinφ 1 )() Y 1 = (sinκ 1 ) + (cosκ 1 ) } ( ) Z 1 = ( sinφ 1 cosκ 1 ) + (sinφ 1 sinκ 1 ) + (cosφ 1 )() 右カメラに関して X 2 x 2 1 ( Y 2 ) = M ω2 M φ2 M κ2 ( y 2 ) + ( 0)...( ) Z 2 0 または X 2 = (cosω 2 cosκ 2 )x 2 + (osφ 2 sinκ 2 )y 2 + (sinφ 2 )() + 1 Y 2 = (cosω 2 sinκ 2 + sinω 2 sinφ 2 cosκ 2 )x 2 + (cosω 2 cosκ 2 sinω 2 sinφ 2 sinκ 2 )y 2 + ( sinω 2 cosφ 2 )()} Z 2 = (sinω 2 sinκ 2 cosω 2 sinφ 2 cosκ 2 )x 2 + (sinω 2 cosκ 2 + cosω 2 sinφ 2 sinκ 2 )y 2 + (cosω 2 cosφ 2 )() したがって 線形化した共面条件式は次のように表されます f = Ỹ 1 Ỹ 2 + Ỹ 1 cosκ 1 Ỹ 1 sinφ 1 Z 1 + Z 2 Ỹ 2 Z 2 δκ 1 + X 1 0 sinκ 1 δφ 1 + Ỹ 1 m R 22 x 2 m R 21 y 2 0 Ỹ 2 Z 1 m R 32 x 2 m 31 R y 2 δκ 2 + ( ) (X 2 1) Ỹ 1 sinω 2 Z 1 osω 2 δφ 2 + Ỹ 1 Z 1 Z 2 Ỹ 2 δω 2 ( ) 左カメラを固定する相互標定 relative orientation of fixed left-hand projection center 図 に示すように左カメラを鉛直に固定し 右カメラの標定要素だけで相互標定する式を導いてみる このような標定法を接続法という Z Y O1 O1 像点 a2 f X f 像点 a1 A ステレオモデル 地面 図 接続法 式 に示す共面条件において接続法の場合には 次のように整理することができる または あるいは U o1 V o1 W o1 1 U f = o2 U o1 V o2 V o1 W o2 W o1 0 = 0 U 1 U o1 V 1 V o1 W 1 W o1 0 U 2 U o1 V 2 V o1 W 2 W o1 0 B X B Y B Z f = X 1 X 2 Y 1 Y 2 Z 1 = 0 Z 2

6 ここで です b x b y b z f = = 0 ( ) X 2 Y 2 Z 2 1, by, bz: 実際の基線成分 (B X, B Y, B Z ) に対応する写真基線成分 (bx=1 とおく ),, (= f): 左カメラ座標系 ( 左カメラは鉛直に固定するから XYZ 系に一致する ) X 2, Y 2, Z 2 :XYZ 系に平行な右カメラの座標系 まず 左右のカメラ座標は次のように表すことができる (M=M φ M ω M κ の場合 ) X 1 = Y 1 = }...( ) Z 1 = X 2 = (cosφ 2 cosκ 2 + sinφ 2 sinω 2 sinκ 2 )x 2 + (osφ 2 sinκ 2 + sinφ 2 sinω 2 cosκ 2 )y 2 + (sinφ 2 cosω 2 )() + 1 Y 2 = (cosω 2 sinκ 2 )x 2 + (cosω 2 cosκ 2 )y 2 + ( sinω 2 )() } Z 2 = ( sinφ 2 cosκ 2 + cosφ 2 sinω 2 sinκ 2 )x 2 + (sinφ 2 sinκ 2 + cosφ 2 sinω 2 cosκ 2 )y 2 + (cosφ 2 cosω 2 )() この場合の線形化した相互標定式は次のように表すことができる...( ) 1 f = b y b z X 2 Ỹ 2 Z 2 o X 2 δb y + δb Z 2 X 2 Ỹ z + 2 δκ 2 R x 2 m R 11 y 2 m R 22 x 2 m R 21 y 2 m R 32 x 2 m R 31 y 2 m 12 + δφ 2 + δω c 2...( ) Z 2 0 (X 2 1) Ỹ 2 sinφ 2 Ỹ cosω 2 tanω 2 Ỹ 2 cosφ 2 2 (M=M ω M φ M κ の場合 ) 左カメラに関して X 1 = Y 1 = }...( ) Z 1 = 右カメラに関して X 2 = (cosφ 2 cosκ 2 )x 2 + (osφ 2 sinκ 2 )y 2 + (sinφ 2 )() + 1 Y 2 = (cosω 2 sinκ 2 + sinω 2 sinφ 2 cosκ 2 )x 2 + (cosω 2 cosκ 2 sinω 2 sinφ 2 sinκ 2 )y 2 + ( sinω 2 cosφ 2 )()} Z 2 = (sinω 2 sinκ 2 cosω 2 sinφ 2 cosκ 2 )x 2 + (sinω 2 cosκ 2 + cosω 2 sinφ 2 sinκ 2 )y 2 + (cosω 2 cosφ 2 )() この場合の線形化した相互標定式は 次のようになる ( ) 1 f = b y b z X 2 Ỹ 2 Z 2 o X 2 δb y + δb Z 2 X 2 Ỹ z + 2 δκ 2 + R x 2 m R 11 y 2 m R 22 x 2 m R 21 y 2 m R 32 x 2 m R 31 y 2 m 12 c δφ c 2 + δω 2 ( ) + cosφ (X 2 1)tanφ 2 (X 2 1)sinω 2 (X 2 1)cosω Z 2 Ỹ モデル座標の計算 model coordinates 投影中心を結ぶ場合 intersecting projection centers 左カメラの投影中心 O 1 を座標原点 (0,0,0) とする右手座標系 XYZ をモデル座標系に選ぶと この系と左右の

7 カメラ座標系 (x i, y i, ) との関係は次のように表すことができる X i ( Y i ) = λ L i M L ( )...( ) Z i X i x 2 1 ( Y i ) = λ R i M R ( y 2 ) + ( 0)...( ) Z i 0 ここで 回転行列 (M) は式 (5.5.3) または式(5.5.4) に示すものと同様である 上の 2 式を等しいとおくと 次のようになる x 2 1 λ L i M L ( ) = λ R i M R ( y 2 ) + ( 0)...( ) 0 この3つの式を解けば 左右の写真像点の縮尺係数 (λ L i, λ R i ) は次式で表せる λ i L = λ i R = y m2 x m1 z m2 x m2 z m1 y m1 }...( ) x m1 z m2 x m2 z m1 したがって 縮尺係数が求まれば 式 および式 からモデル座標を算出できる 左カメラを固定する場合 fixed left-hand projection center この場合 M L = I ( 単位行列 ) とおけるので 式 および式 は次のように書ける X i Y i ( ) = λ i Z i X i ( Y i ) = λ i Z i L ( R M R ( )...( ) x 2 b x y 2 ) + ( b y )...( ) b z これらの式が等しいとおいて それぞれ縮尺係数を求めると次のようになる そして x 2 y 2 λ L i ( ) = λ R i M R ( ただし 通常は b x = 1 とおいた b x ) + ( b y λ L i = b x z m2 b z x m2 z m2 +c x m2 λ R i = b }...( ) x c b z z m2 +c x m2 b z )...( ) 4.3 絶対標定 absolute orientation 絶対標定は 4.2 項の計算で求めた平均モデル座標値 (X m, Y m, Z m ) を使用して 観測対象の絶対座標値を求める方法である モデル座標系 (X, Y, Z) と地上座標系 (E, N, H) との関係は 次式で表すことができる E X X o ( N) = S M ( Y) + ( Y o )...(4.3.1) H Z Z o

8 ここで S: 各点の縮率 (X o, Y o, Z o ): 投影中心座標 モデルの回転行列 (M) はM = M Φ M Ω M Κ の回転順とすれば 次の要素で表される cosφ 0 sinφ cosκ sinκ 0 M Φ = ( ) M Ω = ( 0 cosω sinω) M Κ = ( sinκ cosκ 0) (4.3.2) sinφ 0 cosφ 0 sinω cosω cosφ cosκ + sinφ sinω sinκ osφ sinκ + sinφ sinω cosκ sinφ cosω M = ( cosω sinκ cosω cosκ sinω )...(4.3.3) sinφ cosκ + cosφ sinω sinκ sinφ sinκ + cosφ sinω cosκ cosφ cosω そこで 式 を展開すると 次式になる f E = S[(cosΦ cosκ + sinφ sinω sinκ)x + (osφ sinκ + sinφ sinω cosκ)y + (sinφ cosω)z] + X o E = 0 f N = S[(cosΩ sinκ)x + (cosω cosκ)y + ( sinω)z] + Y o N = 0 f H = S[( sinφ cosκ + cosφ sinω sinκ)x + (sinφ sinκ + cosφ sinω cosκ)y + (cosφ cosω)z] + Z o H = 0...(4.3.4) } 近似解法 approximate solution 式 を用い 平面座標 (X,Y) と高さ (H) を分離して回転角 (Φ, Ω, Κ) と投影中心の位置 すなわちモデルの移動 量 (X o, Y o, Z o ) を解いてみる ( 平面位置 ) 式 (4.4.4) において Φ=Ω=0 Z=0 とおけば 次式が得られる E = S(cosΚ)X + S( sinκ)y + X o N = S(sinΚ)X + S(cosΚ)Y + Y o }...( ) この式で a = S cosκ, b = S sinκ, X o = c, Y o = d とおけば 次のような平面座標の観測方程式が得られる a ( E Y 1 0 ) = (X N Y X 0 1 ) ( b c )...( ) d または行列記号で書けば F=C P ( ) この式に最小 2 乗法を適用し 正規方程式 (C T f) = (C T C)Pを求め これをP = (C T C) 1 (C T f) により解けば 各標定要素は次のように計算することができる a 2 + b 2 = (S cosκ) 2 + (S sinκ) 2 S = a 2 + b 2...( ) tanκ = b a...( ) X o = c...( ) Y o = d...( ) ( 高さ ) 式 の第 3 式において cosκ=cosφ=cosω=1,sinωsinκ=sinφ=sinκ=0 とおけば 高さは次のように表せる H = S[( sinφ)x + (sinω)y + Z] + Z o.( )

9 この式において A = S sinφ, B = S sinω, C = Z o とおけば 次のように高さの観測方程式が得られる A (H S Z) = (X Y 1) ( B).( ) C または C = F Q...( ) 平面位置と同様にして この正規方程式は (F T h) = (F T F)Q から求められ その解は Q = (F T F) 1 (F T h) によって 解ける Q から次のように標定要素が算出できる Φ = arcsin ( A S )...( ) Ω = arcsin ( B S )...( ) Z o = C...( ) 同時調整 simultaneous solution 式 の各標定要素を次のように近似値と補正値とで表しておく ( ) S = S + δs Φ = Φ + δφ Ω = Ω + δω Κ = Κ + δκ X o = X o + δx o Y o = Ỹ o + δy o { Z o = Z o + δz o そうして 補正値方程式 ( 観測方程式 残差方程式 ) を書けば次のようになる δs δφ v x E X X o a 1 a 2 a 3 a 4 a 5 a 6 a 7 δω ( v y ) = ( N) S M ( Ỹ) ( Y o ) + ( b 1 b 2 b 3 b 4 b 5 b 6 b 7 ) δκ v z H Z Z o c 1 c 2 c 3 c 4 c 5 c 6 c 7 δx o δy o ( δz o ) ここで a i, b i, c i は各変数 ( 標定要素 ) の微係数である...( ) 絶対標定において E,N,H は観測値でないので 次のように条件方程式で表して 上式 の係数をこ の式の偏微分によって解く f E X ( f N ) = S M ( Y) + ( f H Z X o Y o E ) ( N) ( ) Z o H ( ) { a 1 = f E = E-X o S S a 2 = f E Φ =H-Z o a 3 = f E Ω =(N-Y o)sinφ a 4 = f E Κ =S(m 12X-m 11 N) a 5 = f E X o =1 a 6 = f E Y o =0 a 7 = f E Z o =0

10 ( ) { b 3 = f N Ω b 1 = f N = N Y o S S b 2 = f N Φ = 0 = S sinω (X sinκ + Y cosκ + Z b 4 = f N = S cosω(x cosκ Y sinκ) Κ b 5 = f N X o = 0 b 6 = f N Y o = 1 b 7 = f N Z o = 0 tanω ) ( ) { c 1 = f H = H Z o S S c 2 = f H Φ = (E X o) c 3 = f H Ω = (N Y o)cosφ c 4 = f H Κ = S(m 32X m 31 Y) c 5 = f H X o = 0 c 6 = f H Y o = 0 c 7 = f H Z o = 1 式 から正規方程式をつくり 順次補正値を解き 絶対標定に必要な標定要素を求めていく X o E X ( N) = S M ( Y) + ( Y o ) H Z Z o ( ) 4.4 計測全体の流れについて Summary of digital photogrammetry 本 HP の目的は 写真測量による計測法を知ることであり またデジタル一眼レフカメラを用いて簡単に被写体の三次元座標を求めることができるという その計算処理について述べてきた その計測法の全体の流れについて以下にまとめておく ( カメラのキャリブレーション ) 1) 非計測用カメラ ( 一眼レフ ) を使用することを前提にすると カメラキャリブレーション場を設置する 検定場に配置する基準点の精度は 1/10,000 以上とする 撮影距離 H=10mとすると 位置誤差は 1mm 程度 角度で言うと 1/10, ,265 =20 読み以上の精度の TS を使用する H=5m では 5000mm/10,000=0.5m mの位置誤差 角度ではやはり 20 の TS を用いることができる ただし TS での測距精度は 2mmより大きくなるので これを考慮しなければならない 2) カメラの画面の大きさ 概略焦点距離 (f) と撮影距離 (H) との関係を考慮し 基準点位置を決め TS 等で正確に検定場の XYZ 座標 ( 数学座標系右手系 ) を算出する 3) その基準点位置には TS の反射板を貼り付け これを撮影の際のシグナル ( 標識 ) とする 4) 検定場の基準点数は 8 点以上 20 点ぐらいとする 5) 使用カメラにより検定場の基準点 ( ターゲット 標識 ) を撮影する 6) 基準点の画像座標値をコンパレータにより計測し XYZ 座標値を用いて 共線条件式 (DLT) により焦点距離 主点位置 カメラレンズ収差を算出する ( 一眼レフにより計測対象物の撮影 )

11 7) 対象物周辺に任意の座標系 ( 平面直角座標系 ) または GPS/TS 測量機によりで測地座標系を設定し 5 点以上の基準点を設ける 8) 基準点には サイズ 背景色を考慮して 必ず標識板 ( シグナル ターゲット マーク ) を取り付ける 9) デジタル一眼レフカメラを用いて 異なる場所 (3 カメラ点以上 ) から計測対象物を撮影する このとき 基線比は 1/10<B/H<1/2 となるように撮影する 10) 撮影した画像をパソコンに取り込む ( デジタル写真測量 ) 11)PhotoShop などのアプリケーションを用い 写真画像上のマーク及び求めたい点を計測し 画像座標値 (x,y) を記録する 12)2.4 項に示したヘルマート変換式 又はアフィン変換式を用いて Abobe 社の PhotoShop などで計測した画像座標値を写真座標値に変換する この場合 写真画像座標系は CCD サイズを実寸単位で求めた大きさである たとえば で 1 画素当たり 1.7 ミクロンの場合 実寸は 6.20mm 4.65mmとなる 13) 写真座標値を用い 相互標定を行う 14) モデル座標の計算を行う 15) モデル座標値と絶対座標値を用い 絶対標定を行う 16) ベクトル計測はステレオ観測により実施する ベクトル ( 等高線 ) より DEM を作成するか ステレオモデルの自動相関により DEM を構築する 17) 元画像と DEM によりオルソ画像を作成する ( 文章作成 1997 年 修正更新追加 2009 年 5 月 11 月 2010 年 3 月 22 日作成者小林和夫 ) 参考文献小林和夫 上野郁夫 ポケコンプログラムによる測量計算法 山海堂 1994 年 2 月 Kobayashi, K., and C. Mori, Relations between the coefficients in the projective transformation equations and the orientation elements of a photograph, PE & RS, Vol.63, No.9, September 1997, pp

断面の諸量

断面の諸量 断面の諸量 建設システム工学科高谷富也 断面 次モーメント 定義 G d G d 座標軸の平行移動 断面 次モーメント 軸に平行な X Y 軸に関する断面 次モーメント G X G Y を求める X G d d d Y 0 0 G 0 G d d d 0 0 G 0 重心 軸に関する断面 次モーメントを G G とし 軸に平行な座標軸 X Y の原点が断面の重心に一致するものとする G G, G G

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1 ) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など 実 数の構成を理解する ( 例 ) 次の空欄に適当な言葉をいれて, 数の集合を表しなさい 実数の絶対値が実数と対応する点と原点との距離で あることを理解する ( 例 ) 次の値を求めよ (1) () 6 置き換えなどを利用して 三項の無理数の乗法の計

More information

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生 0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生まれ, コンピューテーショナルフォトグラフィ ( 計算フォトグラフィ ) と呼ばれている.3 次元画像認識技術の計算フォトグラフィへの応用として,

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など 実数 の構成を理解する ( 例 ) 次の空欄に適当な言葉をいれて, 数の集合を表しなさい ア イ 無理数 整数 ウ 無理数の加法及び減法 乗法公式などを利用した計 算ができる また 分母だけが二項である無理数の 分母の有理化ができる ( 例 1)

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx m u. 固有値とその応用 8/7/( 水 ). 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 行列による写像から固有ベクトルへ m m 行列 によって線形写像 f : R R が表せることを見てきた ここでは 次元平面の行列による写像を調べる とし 写像 f : を考える R R まず 単位ベクトルの像 u y y f : R R u u, u この事から 線形写像の性質を用いると 次の格子上の点全ての写像先が求まる

More information

パソコンシミュレータの現状

パソコンシミュレータの現状 第 2 章微分 偏微分, 写像 豊橋技術科学大学森謙一郎 2. 連続関数と微分 工学において物理現象を支配する方程式は微分方程式で表されていることが多く, 有限要素法も微分方程式を解く数値解析法であり, 定式化においては微分 積分が一般的に用いられており. 数学の基礎知識が必要になる. 図 2. に示すように, 微分は連続な関数 f() の傾きを求めることであり, 微小な に対して傾きを表し, を無限に

More information

vecrot

vecrot 1. ベクトル ベクトル : 方向を持つ量 ベクトルには 1 方向 2 大きさ ( 長さ ) という 2 つの属性がある ベクトルの例 : 物体の移動速度 移動量電場 磁場の強さ風速力トルクなど 2. ベクトルの表現 2.1 矢印で表現される 矢印の長さ : ベクトルの大きさ 矢印の向き : ベクトルの方向 2.2 2 個の点を用いて表現する 始点 () と終点 () を結ぶ半直線の向き : ベクトルの方向

More information

受信機時計誤差項の が残ったままであるが これをも消去するのが 重位相差である. 重位相差ある時刻に 衛星 から送られてくる搬送波位相データを 台の受信機 でそれぞれ測定する このとき各受信機で測定された衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とし 同様に衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とす

受信機時計誤差項の が残ったままであるが これをも消去するのが 重位相差である. 重位相差ある時刻に 衛星 から送られてくる搬送波位相データを 台の受信機 でそれぞれ測定する このとき各受信機で測定された衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とし 同様に衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とす RTK-GPS 測位計算アルゴリズム -FLOT 解 - 東京海洋大学冨永貴樹. はじめに GPS 測量を行う際 実時間で測位結果を得ることが出来るのは今のところ RTK-GPS 測位のみである GPS 測量では GPS 衛星からの搬送波位相データを使用するため 整数値バイアスを決定しなければならず これが測位計算を複雑にしている所以である この整数値バイアスを決定するためのつの方法として FLOT

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 付録 2 2 次元アフィン変換 直交変換 たたみ込み 1.2 次元のアフィン変換 座標 (x,y ) を (x,y) に移すことを 2 次元での変換. 特に, 変換が と書けるとき, アフィン変換, アフィン変換は, その 1 次の項による変換 と 0 次の項による変換 アフィン変換 0 次の項は平行移動 1 次の項は座標 (x, y ) をベクトルと考えて とすれば このようなもの 2 次元ベクトルの線形写像

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア整式 ( ア ) 式の展開と因数分解二次の乗法公式及び因数分解の公式の理解を深め 式を多面的にみたり目的に応じて式を適切に変形したりすること (ax b)(cx d) acx (ad bc)x bd などの基本的な公式を活用して 二次式の展開や因数分解ができる また 式の置き換えや一文字に着目するなどして 展開 因数分解ができる ( 例 ) 次の問に答えよ (1) (3x a)(4x

More information

20~22.prt

20~22.prt [ 三クリア W] 辺が等しいことの証明 ( 円周角と弦の関係利用 ) の の二等分線がこの三角形の外接円と交わる点をそれぞれ とするとき 60 ならば であることを証明せよ 60 + + 0 + 0 80-60 60 から ゆえに 等しい長さの弧に対する弦の長さは等しいから [ 三クリア ] 方べきの定理 接線と弦のなす角と円周角を利用 線分 を直径とする円 があり 右の図のように の延長上の点

More information

2018年度 神戸大・理系数学

2018年度 神戸大・理系数学 8 神戸大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ t を < t < を満たす実数とする OABC を 辺の長さが の正四面体とする 辺 OA を -t : tに内分する点を P, 辺 OB を t :-tに内分する点を Q, 辺 BC の中点を R とする また a = OA, b = OB, c = OC とする 以下の問いに答えよ () QP と QR をt, a, b, c を用いて表せ

More information

学力スタンダード(様式1)

学力スタンダード(様式1) (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 稔ヶ丘高校学力スタンダード 有理数 無理数の定義や実数の分類について理解し ている 絶対値の意味と記号表示を理解している 実数と直線上の点が一対一対応であることを理解 し 実数を数直線上に示すことができる 例 実数 (1) -.5 () π (3) 数直線上の点はどれか答えよ

More information

Microsoft Word - thesis.doc

Microsoft Word - thesis.doc 剛体の基礎理論 -. 剛体の基礎理論初めに本論文で大域的に使用する記号を定義する. 使用する記号トルク撃力力角運動量角速度姿勢対角化された慣性テンソル慣性テンソル運動量速度位置質量時間 J W f F P p .. 質点の並進運動 質点は位置 と速度 P を用いる. ニュートンの運動方程式 という状態を持つ. 但し ここでは速度ではなく運動量 F P F.... より質点の運動は既に明らかであり 質点の状態ベクトル

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 千早高校学力スタンダード 自然数 整数 有理数 無理数の用語の意味を理解す る ( 例 ) 次の数の中から自然数 整数 有理 数 無理数に分類せよ 3 3,, 0.7, 3,,-, 4 (1) 自然数 () 整数 (3) 有理数 (4) 無理数 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 応用数学 Ⅱ (7) 7 連立微分方程式の立て方と解法. 高階微分方程式による解法. ベクトル微分方程式による解法 3. 演算子による解法 連立微分方程式 未知数が複数個あり, 未知数の数だけ微分方程式が与えられている場合, これらを連立微分方程式という. d d 解法 () 高階微分方程式化による解法 つの方程式から つの未知数を消去して, 未知数が つの方程式に変換 のみの方程式にするために,

More information

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt 演算子の行列表現 > L いま 次元ベクトル空間の基底をケットと書くことにする この基底は完全系を成すとすると 空間内の任意のケットベクトルは > > > これより 一度基底を与えてしまえば 任意のベクトルはその基底についての成分で完全に記述することができる これらの成分を列行列の形に書くと M これをベクトル の基底 { >} による行列表現という ところで 行列 A の共役 dont 行列は A

More information

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1 代数 幾何 < ベクトル > ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 ベクトルの成分表示 平面ベクトル :, 空間ベクトル : z,, z 成分での計算ができるようにすること ベクトルの内積 : os 平面ベクトル :,, 空間ベクトル :,,,, z z zz 4 ベクトルの大きさ 平面上 : 空間上 : z は 良く用いられる 5 m: に分ける点 : m m 図形への応用

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 第 1 章第 節実数 東高校学力スタンダード 4 実数 (P.3~7) 自然数 整数 有理数 無理数 実数のそれぞれの集 合について 四則演算の可能性について判断できる ( 例 ) 下の表において, それぞれの数の範囲で四則計算を考えるとき, 計算がその範囲で常にできる場合には

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 行列演算と写像 ( 次変換 3 拡大とスカラー倍 p ' = ( ', ' = ( k, kk p = (, k 倍 k 倍 拡大後 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる ' = k ' 拡大前 拡大 4 拡大と行列の積 p ' = ( ', '

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9/7/8( 水 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 拡大とスカラー倍 行列演算と写像 ( 次変換 拡大後 k 倍 k 倍 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる p = (, ' = k ' 拡大前 p ' = ( ', ' = ( k, k 拡大 4 拡大と行列の積 拡大後 k 倍

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx 0. 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 2 行列による写像から固有ベクトルへ m n A : m n n m 行列によって線形写像 f R R A が表せることを見てきた ここでは 2 次元平面の行列による写像を調べる 2 = 2 A 2 2 とし 写像 まず 単位ベクトルの像を求める u 2 x = v 2 y f : R A R を考える u 2 2 u, 2 2 0 = = v 2 0

More information

2018年度 東京大・理系数学

2018年度 東京大・理系数学 08 東京大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ関数 f ( ) = + cos (0 < < ) の増減表をつくり, + 0, 0 のと sin きの極限を調べよ 08 東京大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ n+ 数列 a, a, を, Cn a n = ( n =,, ) で定める n! an qn () n とする を既約分数 an p として表したときの分母

More information

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図 数学 Ⅱ < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 大小関係の公理 順序 >, =, > つ成立 >, > > 成立 順序と演算 > + > + >, > > 図形の公理 平行線の性質 錯角 同位角 三角形の合同条件 三角形の合同相似 量の公理 角の大きさ 線分の長さ < 空間における座漂とベクトル > ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 ベクトルの成分表示 平面ベクトル

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 絶対値の意味を理解し適切な処理することができる 例題 1-3 の絶対値をはずせ 展開公式 ( a + b ) ( a - b ) = a 2 - b 2 を利用して根号を含む分数の分母を有理化することができる 例題 5 5 + 2 の分母を有理化せよ 実数の整数部分と小数部分の表し方を理解している

More information

<4D F736F F D E4F8E9F82C982A882AF82E98D7397F1>

<4D F736F F D E4F8E9F82C982A882AF82E98D7397F1> 3 三次における行列 要旨高校では ほとんど 2 2 の正方行列しか扱ってなく 三次の正方行列について考えてみたかったため 数 C で学んだ定理を三次の正方行列に応用して 自分たちで仮説を立てて求めていったら 空間における回転移動を表す行列 三次のケーリー ハミルトンの定理 三次における逆行列を求めたり 仮説をたてることができた. 目的 数 C で学んだ定理を三次の正方行列に応用する 2. 概要目的の到達点として

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数 実数のそれぞれの集 合について 四則演算の可能性について判断できる ( 例 ) 下の表において それぞれの数の範囲で四則計算を考えるとき 計算がその範囲で常にできる場合には を 常にできるとは限らない場合には を付けよ ただし 除法では 0 で割ることは考えない

More information

< BD96CA E B816989A B A>

< BD96CA E B816989A B A> 数 Ⅱ 平面ベクトル ( 黄色チャート ) () () ~ () " 図 # () () () - - () - () - - () % から %- から - -,- 略 () 求めるベクトルを とする S であるから,k となる実数 k がある このとき k k, であるから k すなわち k$, 求めるベクトルは --,- - -7- - -, から また ',' 7 (),,-,, -, -,

More information

Microsoft PowerPoint - 三次元座標測定 ppt

Microsoft PowerPoint - 三次元座標測定 ppt 冗長座標測定機 ()( 三次元座標計測 ( 第 9 回 ) 5 年度大学院講義 6 年 月 7 日 冗長性を持つ 次元座標測定機 次元 辺測量 : 冗長性を出すために つのレーザトラッカを配置し, キャッツアイまでの距離から座標を測定する つのカメラ ( 次元的なカメラ ) とレーザスキャナ : つの角度測定システムによる座標測定 つの回転関節による 次元 自由度多関節機構 高増潔東京大学工学系研究科精密機械工学専攻

More information

補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位

補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位 http://totemt.sur.ne.p 外積 ( ベクトル積 ) の活用 ( 面積, 法線ベクトル, 平面の方程式 ) 3 次元空間の つのベクトルの積が つのベクトルを与えるようなベクトルの掛け算 ベクトルの積がベクトルを与えることからベクトル積とも呼ばれる これに対し内積は符号と大きさをもつ量 ( スカラー量 ) を与えるので, スカラー積とも呼ばれる 外積を使うと, 平行四辺形や三角形の面積,

More information

2011年度 筑波大・理系数学

2011年度 筑波大・理系数学 0 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ O を原点とするy 平面において, 直線 y= の を満たす部分をC とする () C 上に点 A( t, ) をとるとき, 線分 OA の垂直二等分線の方程式を求めよ () 点 A が C 全体を動くとき, 線分 OA の垂直二等分線が通過する範囲を求め, それ を図示せよ -- 0 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ

More information

p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと 567_ 次曲線の三角関数による媒介変数表示 次曲線の三角関数による媒介変数表示 次曲線 ( 放物線 楕円 双曲線 ) の標準形の, についての方程式と, 三角関数による媒介変数表示は次のように対応している.. 放物線 () 4 p (, ) ( ptn, ptn ) (). 楕円. 双曲線 () () (, p p ), tn tn (, ) ( cos, sin ) (, ), tn cos (,

More information

喨微勃挹稉弑

喨微勃挹稉弑 == 全微分方程式 == 全微分とは 変数の関数 z=f(, ) について,, の増分を Δ, Δ とするとき, z の増分 Δz は Δz z Δ+ z Δ で表されます. この式において, Δ 0, Δ 0 となる極限を形式的に dz= z d+ z d (1) で表し, dz を z の全微分といいます. z は z の に関する偏導関数で, を定数と見なし て, で微分したものを表し, 方向の傾きに対応します.

More information

14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 mmol/l の半分だったから さんの測定値は くんの測定値の 4 倍の重みがあり 推定値 としては 0.68 mmol/l その標準偏差は mmol/l 程度ということになる 測定値を 特徴づけるパラメータ t を推定するこの手

14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 mmol/l の半分だったから さんの測定値は くんの測定値の 4 倍の重みがあり 推定値 としては 0.68 mmol/l その標準偏差は mmol/l 程度ということになる 測定値を 特徴づけるパラメータ t を推定するこの手 14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 014.6.1. 最小 乗法のはなし 014.6.1. 内容 最小 乗法のはなし...1 最小 乗法の考え方...1 最小 乗法によるパラメータの決定... パラメータの信頼区間...3 重みの異なるデータの取扱い...4 相関係数 決定係数 ( 最小 乗法を語るもう一つの立場...5 実験条件の誤差の影響...5 問題...6 最小 乗法の考え方 飲料水中のカルシウム濃度を

More information

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc 数学 Ⅰ 評価規準の作成 ( 単元ごと ) 数学 Ⅰ の目標及び図形と計量について理解させ 基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り それらを的確に活用する機能を伸ばすとともに 数学的な見方や考え方のよさを認識できるようにする 評価の観点の趣旨 式と不等式 二次関数及び図形と計量における考え方に関 心をもつとともに 数学的な見方や考え方のよさを認識し それらを事象の考察に活用しようとする 式と不等式 二次関数及び図形と計量における数学的な見

More information

Microsoft Word - 補論3.2

Microsoft Word - 補論3.2 補論 3. 多変量 GARC モデル 07//6 新谷元嗣 藪友良 対数尤度関数 3 章 7 節では 変量の対数尤度を求めた ここでは多変量の場合 とくに 変量について対数尤度を求める 誤差項 は平均 0 で 次元の正規分布に従うとする 単純化のため 分散と共分散は時間を通じて一定としよう ( この仮定は後で変更される ) したがって ij から添え字 を除くことができる このとき と の尤度関数は

More information

物理演習問題

物理演習問題 < 物理 > =0 問 ビルの高さを, ある速さ ( 初速 をとおく,において等加速度運動の公式より (- : -= t - t : -=- t - t (-, 式よりを消去すると t - t =- t - t ( + - ( + ( - =0 0 t t t t t t ( t + t - ( t - =0 t=t t=t t - 地面 ( t - t t +t 0 より, = 3 図 問 が最高点では速度が

More information

Microsoft Word - NumericalComputation.docx

Microsoft Word - NumericalComputation.docx 数値計算入門 武尾英哉. 離散数学と数値計算 数学的解法の中には理論計算では求められないものもある. 例えば, 定積分は, まずは積分 ( 被積分関数の原始関数をみつけること できなければ値を得ることはできない. また, ある関数の所定の値における微分値を得るには, まずその関数の微分ができなければならない. さらに代数方程式の解を得るためには, 解析的に代数方程式を解く必要がある. ところが, これらは必ずしも解析的に導けるとは限らない.

More information

OCW-iダランベールの原理

OCW-iダランベールの原理 講義名連続体力学配布資料 OCW- 第 2 回ダランベールの原理 無機材料工学科准教授安田公一 1 はじめに今回の講義では, まず, 前半でダランベールの原理について説明する これを用いると, 動力学の問題を静力学の問題として解くことができ, さらに, 前回の仮想仕事の原理を適用すると動力学問題も簡単に解くことができるようになる また, 後半では, ダランベールの原理の応用として ラグランジュ方程式の導出を示す

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領 数と式 (1) 式の計算二次の乗法公式及び因数分解の公式の理解を深め 式を多面的にみたり目的に応じて式を適切に変形したりすること 東京都立町田高等学校学力スタンダード 整式の加法 減法 乗法展開の公式を利用できる 式を1 つの文字におき換えることによって, 式の計算を簡略化することができる 式の形の特徴に着目して変形し, 展開の公式が適用できるようにすることができる 因数分解因数分解の公式を利用できる

More information

航空機の運動方程式

航空機の運動方程式 可制御性 可観測性. 可制御性システムの状態を, 適切な操作によって, 有限時間内に, 任意の状態から別の任意の状態に移動させることができるか否かという特性を可制御性という. 可制御性を有するシステムに対し, システムは可制御である, 可制御なシステム という言い方をする. 状態方程式, 出力方程式が以下で表されるn 次元 m 入力 r 出力線形時不変システム x Ax u y x Du () に対し,

More information

数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュ

数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュ 数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュレーションによって計算してみる 4.1 放物運動一様な重力場における放物運動を考える 一般に質量の物体に作用する力をとすると運動方程式は

More information

Microsoft PowerPoint - 資料04 重回帰分析.ppt

Microsoft PowerPoint - 資料04 重回帰分析.ppt 04. 重回帰分析 京都大学 加納学 Division of Process Control & Process Sstems Engineering Department of Chemical Engineering, Koto Universit manabu@cheme.koto-u.ac.jp http://www-pse.cheme.koto-u.ac.jp/~kano/ Outline

More information

構造力学Ⅰ第12回

構造力学Ⅰ第12回 第 回材の座屈 (0 章 ) p.5~ ( 復習 ) モールの定理 ( 手順 ) 座屈とは 荷重により梁に生じた曲げモーメントをで除して仮想荷重と考える 座屈荷重 偏心荷重 ( 曲げと軸力 ) 断面の核 この仮想荷重に対するある点でのせん断力 たわみ角に相当する曲げモーメント たわみに相当する ( 例 ) 単純梁の支点のたわみ角 : は 図 を仮想荷重と考えたときの 点の支点反力 B は 図 を仮想荷重と考えたときのB

More information

横浜市環境科学研究所

横浜市環境科学研究所 周期時系列の統計解析 単回帰分析 io 8 年 3 日 周期時系列に季節調整を行わないで単回帰分析を適用すると, 回帰係数には周期成分の影響が加わる. ここでは, 周期時系列をコサイン関数モデルで近似し単回帰分析によりモデルの回帰係数を求め, 周期成分の影響を検討した. また, その結果を気温時系列に当てはめ, 課題等について考察した. 気温時系列とコサイン関数モデル第 報の結果を利用するので, その一部を再掲する.

More information

第1部

第1部 デジタル観測手法を統合した里山の GIS 解析 空間情報科学研究センターシンポジウム デジタル図化機による DEM の作成方法と精度 佐野滋樹 ( 玉野総合コンサルタント株式会社 ) 里山 の過去から現在に至る森林成長量を 3 次元的に分析するために, デジタル図化機を用いた写真測量によって, 時系列の航空写真から複数年次の 5m メッシュ DEM を作成した. 本論文では, 作成された DEM の精度検証のために,

More information

Microsoft PowerPoint - CV10.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - CV10.ppt [互換モード] カメラキャリブレーション 呉海元 @ 和歌山大学 2010 年 6 月 21 日 カメラキャリブレーション ( 校正 ) 実世界のカメラとカメラモデルとの対応付け 2 カメラキャリブレーション項目 幾何学的キャリブレーション - 外部パラメータ : 6 世界座標系におけるレンズの中心座標 (t) レンズ光軸の方向 (R) - 内部パラメータ : 5 焦点距離 画像中心 画像像 ( 画素 ) サイズ

More information

スライド 1

スライド 1 5.5.2 画像の間引き 5.1 線形変換 5.2 アフィン変換 5.3 同次座標 5.4 平面射影変換 5.5 再標本化 1. 画素数の減少による表現能力の低下 画像の縮小 変形を行う際 結果画像の 画素数 < 入力画像の 画素数 ( 画素の密度 ) ( 画素の密度 ) になることがある この場合 結果画像の表現力 < 入力画像の表現力 ( 情報量 ) ( 情報量 ) 結果的に 情報の損失が生じる!

More information

重要例題113

重要例題113 04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 数学 Ⅱ 第 章式の計算と方程式 0 商と余り についての整式 A をについての整式 B で割ったときの商を Q, 余りを R とすると, ABQ+R (R の次数 ) > 0

More information

Chap2.key

Chap2.key . f( ) V (V V ) V e + V e V V V V ( ) V V ( ) E. - () V (0 ) () V (0 ) () V (0 ) (4) V ( ) E. - () V (0 ) () V (0 ) O r θ ( ) ( ) : (r θ) : { r cos θ r sn θ { r + () V (0 ) (4) V ( ) θ θ arg( ) : π π

More information

Microsoft Word - 町田・全 H30学力スタ 別紙1 1年 数学Ⅰ.doc

Microsoft Word - 町田・全 H30学力スタ 別紙1 1年 数学Ⅰ.doc (1) 数と式 学習指導要領 都立町田高校 学力スタンダード ア 数と集合 ( ア ) 実数 根号を含む式の計算 数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な 循環小数を表す記号を用いて, 分数を循環小数で表 無理数の四則計算をすること すことができる 今まで学習してきた数の体系について整理し, 考察 しようとする 絶対値の意味と記号表示を理解している 根号を含む式の加法, 減法, 乗法の計算ができる

More information

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 重回帰分析とは? 重回帰分析とは複数の説明変数から目的変数との関係性を予測 評価説明変数 ( 数量データ ) は目的変数を説明するのに有効であるか得られた関係性より未知のデータの妥当性を判断する これを重回帰分析という つまり どんなことをするのか? 1 最小 2 乗法により重回帰モデルを想定 2 自由度調整済寄与率を求め

More information

Microsoft PowerPoint - H24全国大会_発表資料.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - H24全国大会_発表資料.ppt [互換モード] 第 47 回地盤工学研究発表会 モアレを利用した変位計測システムの開発 ( 計測原理と画像解析 ) 平成 24 年 7 月 15 日 山形設計 ( 株 ) 技術部長堀内宏信 1. はじめに ひびわれ計測の必要性 高度成長期に建設された社会基盤の多くが老朽化を迎え, また近年多発している地震などの災害により, 何らかの損傷を有する構造物は膨大な数に上ると想定される 老朽化による劣化や外的要因による損傷などが生じた構造物の適切な維持管理による健全性の確保と長寿命化のためには,

More information

測量試補 重要事項

測量試補 重要事項 用地測量面積計算 < 試験合格へのポイント > 座標法による面積計算に関する問題は その出題回数からも定番問題と言えるが 計算自体はさほど難しいものではなく 計算表を作成しその中に数値を当てはめていくことで答えを導くことができる 過去問をしっかりとこなし 計算手順を覚えれば点の取りやすい問題と言える 士補試験に出題される問題は過去の例を見ても 座標が簡単な数値に置き換えることができるようになっている

More information

2011年度 大阪大・理系数学

2011年度 大阪大・理系数学 0 大阪大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ a a を自然数とする O を原点とする座標平面上で行列 A= a の表す 次変換 を f とする cosθ siθ () >0 および0θ

More information

Microsoft PowerPoint - ロボットの運動学forUpload'C5Q [互換モード]

Microsoft PowerPoint - ロボットの運動学forUpload'C5Q [互換モード] ロボットの運動学 順運動学とは 座標系の回転と並進 同次座標変換行列 Denavit-Hartenberg の表記法 多関節ロボットの順運動学 レポート課題 & 中間試験について 逆運動学とは ヤコビアン行列 運動方程式 ( 微分方程式 ) ロボットの運動学 動力学 Equation of motion f ( ( t), ( t), ( t)) τ( t) 姿勢 ( 関節角の組合せ ) Posture

More information

技術者のための構造力学 2014/06/11 1. はじめに 資料 2 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した

技術者のための構造力学 2014/06/11 1. はじめに 資料 2 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した . はじめに 資料 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した全体座標系に関する構造 全体の剛性マトリックスを組み立てた後に, 傾斜支持する節点に関して対応する剛性成分を座標変換に よって傾斜方向に回転処理し, その後は通常の全体座標系に対して傾斜していない支持点に対するのと

More information

Chap2

Chap2 逆三角関数の微分 Arcsin の導関数を計算する Arcsin I. 初等関数の微積分 sin [, ], [π/, π/] cos sin / (Arcsin ) 計算力の体力をつけよう π/ π/ E. II- 次の関数の導関数を計算せよ () Arccos () Arctan E. I- の解答 不定積分あれこれ () Arccos n log C C (n ) n e e C log (log

More information

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt 講義内容 講義内容 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 ベクトルの直交性 3

More information

高分解能衛星データによる地形図作成手法に関する調査研究 ( 第 2 年次 ) 実施期間平成 18 年度 ~ 測図部測図技術開発室水田良幸小井土今朝巳田中宏明 佐藤壮紀大野裕幸 1. はじめに国土地理院では, 平成 18 年 1 月に打ち上げられた陸域観測技術衛星 ALOS に関して, 宇宙航空研究開

高分解能衛星データによる地形図作成手法に関する調査研究 ( 第 2 年次 ) 実施期間平成 18 年度 ~ 測図部測図技術開発室水田良幸小井土今朝巳田中宏明 佐藤壮紀大野裕幸 1. はじめに国土地理院では, 平成 18 年 1 月に打ち上げられた陸域観測技術衛星 ALOS に関して, 宇宙航空研究開 高分解能衛星データによる地形図作成手法に関する調査研究 ( 第 2 年次 ) 実施期間平成 18 年度 ~ 測図部測図技術開発室水田良幸小井土今朝巳田中宏明 佐藤壮紀大野裕幸 1. はじめに国土地理院では, 平成 18 年 1 月に打ち上げられた陸域観測技術衛星 ALOS に関して, 宇宙航空研究開発機構 ( JAXA ) と共同研究協定を締結している. 測図部では,2 万 5 千分 1 地形図の作成及びリアルタイム修正の実証及び

More information

FdData中間期末数学2年

FdData中間期末数学2年 中学中間 期末試験問題集( 過去問 ): 数学 年 方程式とグラフ [ 二元一次方程式 ax + by = c のグラフ ] [ 問題 ]( 後期中間 ) 二元一次方程式 x + y = 4 のグラフをかけ http://www.fdtext.com/dat/ [ 解答 ] 方程式の解を座標とする点の全体を, その方程式のグラフという 二元一次方程式 x + y = 4 の解は無数にあるが, 例えば,

More information

<4D F736F F D2097CD8A7793FC96E582BD82ED82DD8A E6318FCD2E646F63>

<4D F736F F D2097CD8A7793FC96E582BD82ED82DD8A E6318FCD2E646F63> - 第 章たわみ角法の基本式 ポイント : たわみ角法の基本式を理解する たわみ角法の基本式を梁の微分方程式より求める 本章では たわみ角法の基本式を導くことにする 基本式の誘導法は各種あるが ここでは 梁の微分方程式を解いて基本式を求める方法を採用する この本で使用する座標系は 右手 右ネジの法則に従った座標を用いる また ひとつの部材では 図 - に示すように部材の左端の 点を原点とし 軸線を

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 知能システム論 1 (11) 2012.6.20 情報システム学研究科情報メディアシステム学専攻知能システム学講座末廣尚士 13. ロボットアームの逆運動学 ( 幾何的解法 ) 何をしたいか 手首 手先 ツールの3 次元空間での位置や姿勢から それを実現する関節角度を計算する アームソリューション アームの解とも呼ぶ 何のために たとえばビジョンで認識された物をつかむ場合 物の位置 姿勢は3 次元空間で表現されることが普通である

More information

線積分.indd

線積分.indd 線積分 線積分 ( n, n, n ) (ξ n, η n, ζ n ) ( n-, n-, n- ) (ξ k, η k, ζ k ) ( k, k, k ) ( k-, k-, k- ) 物体に力 を作用させて位置ベクトル A の点 A から位置ベクトル の点 まで曲線 に沿って物体を移動させたときの仕事 W は 次式で計算された A, A, W : d 6 d+ d+ d@,,, d+ d+

More information

Math-Aquarium 例題 図形と計量 図形と計量 1 直角三角形と三角比 P 木の先端を P, 根元を Q とする A 地点の目の位置 A' から 木の先端への仰角が 30,A から 7m 離れた AQB=90 と なる B 地点の目の位置 B' から木の先端への仰角が 45 であ るとき,

Math-Aquarium 例題 図形と計量 図形と計量 1 直角三角形と三角比 P 木の先端を P, 根元を Q とする A 地点の目の位置 A' から 木の先端への仰角が 30,A から 7m 離れた AQB=90 と なる B 地点の目の位置 B' から木の先端への仰角が 45 であ るとき, 図形と計量 直角三角形と三角比 P 木の先端を P, 根元を Q とする 地点の目の位置 ' から 木の先端への仰角が 0, から 7m 離れた Q=90 と なる 地点の目の位置 ' から木の先端への仰角が であ るとき, 木の高さを求めよ ただし, 目の高さを.m とし, Q' を右の図のように定める ' 0 Q' '.m Q 7m 要点 PQ PQ PQ' =x とおき,' Q',' Q' を

More information

FEM原理講座 (サンプルテキスト)

FEM原理講座 (サンプルテキスト) サンプルテキスト FEM 原理講座 サイバネットシステム株式会社 8 年 月 9 日作成 サンプルテキストについて 各講師が 講義の内容が伝わりやすいページ を選びました テキストのページは必ずしも連続していません 一部を抜粋しています 幾何光学講座については 実物のテキストではなくガイダンスを掲載いたします 対象とする構造系 物理モデル 連続体 固体 弾性体 / 弾塑性体 / 粘弾性体 / 固体

More information

2011年度 東京工大・数学

2011年度 東京工大・数学 東京工業大学前期日程問題 解答解説のページへ n n を自然数とする 平面上で行列 n( n+ ) n+ の表す 次変換 ( 移動とも いう ) を n とする 次の問いに答えよ () 原点 O(, ) を通る直線で, その直線上のすべての点が n により同じ直線上に移 されるものが 本あることを示し, この 直線の方程式を求めよ () () で得られた 直線と曲線 (3) を求めよ n Sn 6

More information

ベクトルの基礎.rtf

ベクトルの基礎.rtf 章ベクトルの表現方法 ベクトルは大きさと方向を持つ量である. 図.に示すように始点 Pから終点 Qに向かう有向線分として で表現する. 大きさは矢印の長さに対応している. Q P 図. ベクトルの表現方法 文字を使ったベクトルの表記方法として, あるいは の表記が用いられるが, このテキストでは太字表示 を採用する. 専門書では太字で書く の表記が一般的であり, 矢印を付ける表記は用いない. なお,

More information

1/10 平成 29 年 3 月 24 日午後 1 時 37 分第 5 章ローレンツ変換と回転 第 5 章ローレンツ変換と回転 Ⅰ. 回転 第 3 章光速度不変の原理とローレンツ変換 では 時間の遅れをローレンツ変換 ct 移動 v相対 v相対 ct - x x - ct = c, x c 2 移動

1/10 平成 29 年 3 月 24 日午後 1 時 37 分第 5 章ローレンツ変換と回転 第 5 章ローレンツ変換と回転 Ⅰ. 回転 第 3 章光速度不変の原理とローレンツ変換 では 時間の遅れをローレンツ変換 ct 移動 v相対 v相対 ct - x x - ct = c, x c 2 移動 / 平成 9 年 3 月 4 日午後 時 37 分第 5 章ローレンツ変換と回転 第 5 章ローレンツ変換と回転 Ⅰ. 回転 第 3 章光速度不変の原理とローレンツ変換 では 時間の遅れをローレンツ変換 t t - x x - t, x 静止静止静止静止 を導いた これを 図の場合に当てはめると t - x x - t t, x t + x x + t t, x (5.) (5.) (5.3) を得る

More information

テレビ講座追加資料1105

テレビ講座追加資料1105 数学類題にチャレンジ 問題編 類題 1 下の図のように,1 辺の長さが 8cm の正方形 を, 頂点, がそれぞれ頂点, に重なるように折り, を折り目とします さらに, 頂点 が線分 上に重なるように を折り目として折り曲げ, 頂点 と線分 が重なった点を とします このとき, 次の各問に答えなさい (1) の長さを求めなさい () の面積を求めなさい 類題 縦と横の辺の長さの比が :1 である長方形

More information

微分方程式による現象記述と解きかた

微分方程式による現象記述と解きかた 微分方程式による現象記述と解きかた 土木工学 : 公共諸施設 構造物の有用目的にむけた合理的な実現をはかる方法 ( 技術 ) に関する学 橋梁 トンネル ダム 道路 港湾 治水利水施設 安全化 利便化 快適化 合法則的 経済的 自然および人口素材によって作られた 質量保存則 構造物の自然的な性質 作用 ( 外力による応答 ) エネルギー則 の解明 社会的諸現象のうち マスとしての移動 流通 運動量則

More information

画像類似度測定の初歩的な手法の検証

画像類似度測定の初歩的な手法の検証 画像類似度測定の初歩的な手法の検証 島根大学総合理工学部数理 情報システム学科 計算機科学講座田中研究室 S539 森瀧昌志 1 目次 第 1 章序論第 章画像間類似度測定の初歩的な手法について.1 A. 画素値の平均を用いる手法.. 画素値のヒストグラムを用いる手法.3 C. 相関係数を用いる手法.4 D. 解像度を合わせる手法.5 E. 振れ幅のヒストグラムを用いる手法.6 F. 周波数ごとの振れ幅を比較する手法第

More information

1.民営化

1.民営化 参考資料 最小二乗法 数学的性質 経済統計分析 3 年度秋学期 回帰分析と最小二乗法 被説明変数 の動きを説明変数 の動きで説明 = 回帰分析 説明変数がつ 単回帰 説明変数がつ以上 重回帰 被説明変数 従属変数 係数 定数項傾き 説明変数 独立変数 残差... で説明できる部分 説明できない部分 説明できない部分が小さくなるように回帰式の係数 を推定する有力な方法 = 最小二乗法 最小二乗法による回帰の考え方

More information

DVIOUT-SS_Ma

DVIOUT-SS_Ma 第 章 微分方程式 ニュートンはリンゴが落ちるのを見て万有引力を発見した という有名な逸話があります 無重力の宇宙船の中ではリンゴは落ちないで静止していることを考えると 重力が働くと始め静止しているものが動き出して そのスピードはどんどん大きくなる つまり速度の変化が現れることがわかります 速度は一般に時間と共に変化します 速度の瞬間的変化の割合を加速度といい で定義しましょう 速度が変化する, つまり加速度がでなくなるためにはその原因があり

More information

<4D F736F F D EBF97CD8A B7982D189898F4B A95748E9197BF4E6F31312E646F63>

<4D F736F F D EBF97CD8A B7982D189898F4B A95748E9197BF4E6F31312E646F63> 土質力学 Ⅰ 及び演習 (B 班 : 小高担当 ) 配付資料 N.11 (6.1.1) モールの応力円 (1) モールの応力円を使う上での3つの約束 1 垂直応力は圧縮を正とし, 軸の右側を正の方向とする 反時計まわりのモーメントを起こさせるせん断応力 の組を正とする 3 物体内で着目する面が,θ だけ回転すると, モールの応力円上では θ 回転する 1とは物理的な実際の作用面とモールの応力円上との回転の方向を一致させるために都合の良い約束である

More information

コンピュータグラフィックス第8回

コンピュータグラフィックス第8回 コンピュータグラフィックス 第 8 回 レンダリング技法 1 ~ 基礎と概要, 隠面消去 ~ 理工学部 兼任講師藤堂英樹 レポート提出状況 課題 1 の選択が多い (STAND BY ME ドラえもん ) 体験演習型 ( 課題 3, 課題 4) の選択も多い 内訳 課題 1 課題 2 課題 3 課題 4 課題 5 2014/11/24 コンピュータグラフィックス 2 次回レポートの体験演習型 メタセコイア,

More information

2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説

2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説 05 次数学セレクション解答解説 [ 筑波大 ] ( + より, 0 となり, + から, ( (,, よって, の描く図形 C は, 点 を中心とし半径が の円である すなわち, 原 点を通る円となる ( は虚数, は正の実数より, である さて, w ( ( とおくと, ( ( ( w ( ( ( ここで, w は純虚数より, は純虚数となる すると, の描く図形 L は, 点 を通り, 点 と点

More information

問 題

問 題 数学 出題のねらい 数と式, 図形, 関数, 資料の活用 の 4 領域について, 基礎的な概念や原理 法則の理解と, それらに基づき, 数学的に考察したり, 表現したり, 処理したりする力をみることをねらいとした () 数と式 では, 数の概念についての理解の程度, 文字を用いた式を処理したり, 文字を用いて式に表現したりする力, 目的に応じて式を変形する力をみるものとした () 図形 では, 平面図形や空間図形についての理解の程度,

More information

" 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な

 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な 1 " 数学発想ゼミナール # ( 改題 ) 直径を とする半円周上に一定の長さの弦がある. この弦の中点と, 弦の両端の各点から直径 への垂線の足は三角形をつくる. この三角形は二等辺三角形であり, かつその三角形は弦の位置にかかわらず相似であることを示せ. ( 証明 ) 弦の両端を X,Y とし,M を線分 XY の中点,, をそれぞれ X,Y から直径 への垂線の足とする. また,M の直径

More information

1/30 平成 29 年 3 月 24 日 ( 金 ) 午前 11 時 25 分第三章フェルミ量子場 : スピノール場 ( 次元あり ) 第三章フェルミ量子場 : スピノール場 フェルミ型 ボーズ量子場のエネルギーは 第二章ボーズ量子場 : スカラー場 の (2.18) より ˆ dp 1 1 =

1/30 平成 29 年 3 月 24 日 ( 金 ) 午前 11 時 25 分第三章フェルミ量子場 : スピノール場 ( 次元あり ) 第三章フェルミ量子場 : スピノール場 フェルミ型 ボーズ量子場のエネルギーは 第二章ボーズ量子場 : スカラー場 の (2.18) より ˆ dp 1 1 = / 平成 9 年 月 日 ( 金 午前 時 5 分第三章フェルミ量子場 : スピノール場 ( 次元あり 第三章フェルミ量子場 : スピノール場 フェルミ型 ボーズ量子場のエネルギーは 第二章ボーズ量子場 : スカラー場 の (.8 より ˆ ( ( ( q -, ( ( c ( H c c ë é ù û - Ü + c ( ( - に限る (. である 一方 フェルミ型は 成分をもち その成分を,,,,

More information

<8D828D5A838A817C A77425F91E6318FCD2E6D6364>

<8D828D5A838A817C A77425F91E6318FCD2E6D6364> 4 1 平面上のベクトル 1 ベクトルとその演算 例題 1 ベクトルの相等 次の問いに答えよ. ⑴ 右の図 1 は平行四辺形 である., と等しいベクトルをいえ. ⑵ 右の図 2 の中で互いに等しいベクトルをいえ. ただし, すべてのマス目は正方形である. 解 ⑴,= より, =,= より, = ⑵ 大きさと向きの等しいものを調べる. a =d, c = f d e f 1 右の図の長方形 において,

More information

DVIOUT-17syoze

DVIOUT-17syoze 平面の合同変換と相似変換 岩瀬順一 要約 : 平面の合同変換と相似変換を論じる いま大学で行列を学び始めている大学一年生を念頭に置いている 高等学校で行列や一次変換を学んでいなくてもよい 1. 写像 定義 1.1 X, Y を集合とする X の各元 x に対し Y のただ一つの元 y を対応させる規則 f を写像とよび,f : X! Y のように書く f によって x に対応する Y の元を f(x)

More information

テレコンバージョンレンズの原理 ( リアコンバーター ) レンズの焦点距離を伸ばす方法として テレコンバージョンレンズ ( テレコンバーター ; 略して テレコン ) を入れる方法があります これには二つのタイプがあって 一つはレンズとカメラ本体の間に入れるタイプ ( リアコンバーター ) もう一つ

テレコンバージョンレンズの原理 ( リアコンバーター ) レンズの焦点距離を伸ばす方法として テレコンバージョンレンズ ( テレコンバーター ; 略して テレコン ) を入れる方法があります これには二つのタイプがあって 一つはレンズとカメラ本体の間に入れるタイプ ( リアコンバーター ) もう一つ テレコンバージョンレンズの原理 ( リアコンバーター ) レンズの焦点距離を伸ばす方法として テレコンバージョンレンズ ( テレコンバーター ; 略して テレコン ) を入れる方法があります これには二つのタイプがあって 一つはレンズとカメラ本体の間に入れるタイプ ( リアコンバーター ) もう一つはレンズの前に取り付けるタイプ ( フロントコンバーター ) です 以前 フロントコンバーターについて書いたことがありました

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 都立大江戸高校学力スタンダード 平方根の意味を理解し 平方根の計算法則に従って平方根を簡単にすることができる ( 例 1) 次の値を求めよ (1)5 の平方根 () 81 ( 例 ) 次の数を簡単にせよ (1) 5 () 7 1 (3) 49 無理数の加法や減法 乗法公式を利用した計算がで

More information

数学の世界

数学の世界 東京女子大学文理学部数学の世界 (2002 年度 ) 永島孝 17 6 行列式の基本法則と効率的な計算法 基本法則 三次以上の行列式についても, 二次の場合と同様な法則がなりたつ ここには三次の場合を例示するが, 四次以上でも同様である 1 単位行列の行列式の値は 1 である すなわち 1 0 0 0 1 0 1 0 0 1 2 二つの列を入れ替えると行列式の値は 1 倍になる 例えば a 13 a

More information

関数の定義域を制限する 関数のコマンドを入力バーに打つことにより 関数の定義域を制限することが出来ます Function[ < 関数 >, <x の開始値 >, <x の終了値 > ] 例えば f(x) = x 2 2x + 1 ( 1 < x < 4) のグラフを描くには Function[ x^

関数の定義域を制限する 関数のコマンドを入力バーに打つことにより 関数の定義域を制限することが出来ます Function[ < 関数 >, <x の開始値 >, <x の終了値 > ] 例えば f(x) = x 2 2x + 1 ( 1 < x < 4) のグラフを描くには Function[ x^ この節では GeoGebra を用いて関数のグラフを描画する基本事項を扱います 画面下部にある入力バーから式を入力し 後から書式設定により色や名前を整えることが出来ます グラフィックスビューによる作図は 後の章で扱います 1.1 グラフの挿入関数のグラフは 関数 y = f(x) を満たす (x, y) を座標とする全ての点を描くことです 入力バーを用いれば 関数を直接入力することが出来 その関数のグラフを作図することが出来ます

More information

カメラレディ原稿

カメラレディ原稿 IS2-A2 カメラを回転させた時の特徴点軌跡を用いた魚眼カメラの内部パラメータ推定 - モデルと評価関数の変更による改良 - 田中祐輝, 増山岳人, 梅田和昇 Yuki TANAKA, Gakuto MASUYAMA, Kazunori UMEDA : 中央大学大学院理工学研究科,y.tanaka@sensor.mech.chuo-u.ac.jp 中央大学理工学部,{masuyama, umeda}@mech.chuo-u.ac.jp

More information

Laplace2.rtf

Laplace2.rtf =0 ラプラスの方程式は 階の微分方程式で, 一般的に3つの座標変数をもつ. ここでは, 直角座標系, 円筒座標系, 球座標系におけるラプラスの方程式の解き方を説明しよう. 座標変数ごとに方程式を分離し, それを解いていく方法は変数分離法と呼ばれる. 変数分離解と固有関数展開法. 直角座標系における 3 次元の偏微分方程式 = x + y + z =0 (.) を解くために,x, y, z について互いに独立な関数の積で成り立っていると考え,

More information

スライド タイトルなし

スライド タイトルなし 線形代数 演習 (008 年度版 ) 008/5/6 線形代数 演習 Ⅰ コンピュータ グラフィックス, 次曲面と線形代数指南書第七の巻 直交行列, 実対称行列とその対角化, 次曲線池田勉龍谷大学理工学部数理情報学科 実行列, 正方行列, 実対称行列, 直交行列 a a N A am a MN 実行列 : すべての成分 a が実数である行列 ij ji ij 正方行列 : 行の数と列の数が等しい (

More information

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた   微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h) 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 () 関数 ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか ( 1, ( 1) ) と ( 1 + h, ( 1 + h) ) の傾き= ( 1 + h ) - ( 1 ) ( 1 + ) - ( 1) = ( 1 + h) - 1 h ( 1) = lim h ( 1 + h) - ( 1) h ( 1, ( 1) ) と ( 1 - h,

More information

ÿþŸb8bn0irt

ÿþŸb8bn0irt 折戸の物理 スペシャル補習 http://orito-buturi.com/ NO.3 今日の目的 : 1 微分方程式をもう一度 三角関数の近似について学ぶ 3 微分の意味を考える 5. 起電力 の電池, 抵抗値 の抵抗, 自己インダクタンス のコイルとスイッチを用いて右図のような回路をつくった 始めスイッチは 開かれている 時刻 t = でスイッチを閉じた 以下の問に答えよ ただし, 電流はコイルに

More information

Microsoft Word - 断面諸量

Microsoft Word - 断面諸量 応用力学 Ⅱ 講義資料 / 断面諸量 断面諸量 断面 次 次モーメントの定義 図 - に示すような形状を有する横断面を考え その全断面積を とする いま任意に定めた直交座標軸 O-, をとり また図中の斜線部の微小面積要素を d とするとき d, d () で定義される, をそれぞれ与えられた横断面の 軸, 軸に関する断面 次モーメント (geometrcal moment of area) という

More information

モデリングとは

モデリングとは コンピュータグラフィックス基礎 第 5 回曲線 曲面の表現 ベジェ曲線 金森由博 学習の目標 滑らかな曲線を扱う方法を学習する パラメトリック曲線について理解する 広く一般的に使われているベジェ曲線を理解する 制御点を入力することで ベジェ曲線を描画するアプリケーションの開発を行えるようになる C++ 言語の便利な機能を使えるようになる 要素数が可変な配列としての std::vector の活用 計算機による曲線の表現

More information

第 4 週コンボリューションその 2, 正弦波による分解 教科書 p. 16~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問 1. 以下の図にならって,1 と 2 の δ 関数を図示せよ δ (t) 2

第 4 週コンボリューションその 2, 正弦波による分解 教科書 p. 16~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問 1. 以下の図にならって,1 と 2 の δ 関数を図示せよ δ (t) 2 第 4 週コンボリューションその, 正弦波による分解 教科書 p. 6~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問. 以下の図にならって, と の δ 関数を図示せよ. - - - δ () δ ( ) - - - 図 δ 関数の図示の例 δ ( ) δ ( ) δ ( ) δ ( ) δ ( ) - - - - - - - -

More information

Microsoft PowerPoint - mp11-06.pptx

Microsoft PowerPoint - mp11-06.pptx 数理計画法第 6 回 塩浦昭義情報科学研究科准教授 shioura@dais.is.tohoku.ac.jp http://www.dais.is.tohoku.ac.jp/~shioura/teaching 第 5 章組合せ計画 5.2 分枝限定法 組合せ計画問題 組合せ計画問題とは : 有限個の もの の組合せの中から, 目的関数を最小または最大にする組合せを見つける問題 例 1: 整数計画問題全般

More information

4.6: 3 sin 5 sin θ θ t θ 2t θ 4t : sin ωt ω sin θ θ ωt sin ωt 1 ω ω [rad/sec] 1 [sec] ω[rad] [rad/sec] 5.3 ω [rad/sec] 5.7: 2t 4t sin 2t sin 4t

4.6: 3 sin 5 sin θ θ t θ 2t θ 4t : sin ωt ω sin θ θ ωt sin ωt 1 ω ω [rad/sec] 1 [sec] ω[rad] [rad/sec] 5.3 ω [rad/sec] 5.7: 2t 4t sin 2t sin 4t 1 1.1 sin 2π [rad] 3 ft 3 sin 2t π 4 3.1 2 1.1: sin θ 2.2 sin θ ft t t [sec] t sin 2t π 4 [rad] sin 3.1 3 sin θ θ t θ 2t π 4 3.2 3.1 3.4 3.4: 2.2: sin θ θ θ [rad] 2.3 0 [rad] 4 sin θ sin 2t π 4 sin 1 1

More information

連続講座 断層映像法の基礎第 34 回 : 篠原 広行 他 放射状に 線を照射し 対面に検出器の列を置いておき 一度に 1 つの角度データを取得する 後は全体を 1 回転しながら次々と角度データを取得することで計測を終了する この計測で得られる投影はとなる ここで l はファンビームのファンに沿った

連続講座 断層映像法の基礎第 34 回 : 篠原 広行 他 放射状に 線を照射し 対面に検出器の列を置いておき 一度に 1 つの角度データを取得する 後は全体を 1 回転しながら次々と角度データを取得することで計測を終了する この計測で得られる投影はとなる ここで l はファンビームのファンに沿った 連続講座 断層映像法の基礎第 34 回 : 篠原広行 他 篠原 広行 桑山 潤 小川 亙 中世古 和真 断層映像法の基礎第 34 回スパイラルスキャン CT 1) 軽部修平 2) 橋本雄幸 1) 小島慎也 1) 藤堂幸宏 1) 3) 首都大学東京人間健康科学研究科放射線科学域 2) 東邦大学医療センター大橋病院 3) 横浜創英短期大学情報学科 1) はじめに第 33 回では検出確率 C ij の関係を行列とベクトルの計算式に置き換えて解を求める最小二乗法を利用した方法について解説した

More information

相対性理論入門 1 Lorentz 変換 光がどのような座標系に対しても同一の速さ c で進むことから導かれる座標の一次変換である. (x, y, z, t ) の座標系が (x, y, z, t) の座標系に対して x 軸方向に w の速度で進んでいる場合, 座標系が一次変換で関係づけられるとする

相対性理論入門 1 Lorentz 変換 光がどのような座標系に対しても同一の速さ c で進むことから導かれる座標の一次変換である. (x, y, z, t ) の座標系が (x, y, z, t) の座標系に対して x 軸方向に w の速度で進んでいる場合, 座標系が一次変換で関係づけられるとする 相対性理論入門 Lorentz 変換 光がどのような座標系に対しても同一の速さ で進むことから導かれる座標の一次変換である. x, y, z, t ) の座標系が x, y, z, t) の座標系に対して x 軸方向に w の速度で進んでいる場合, 座標系が一次変換で関係づけられるとすると, x A x wt) y y z z t Bx + Dt 弨弱弩弨弲弩弨弳弩弨弴弩 が成立する. 図 : 相対速度

More information

Microsoft Word - 03基準点成果表

Microsoft Word - 03基準点成果表 基準点成果表 ( 情報 ) < 試験合格へのポイント > 基準点成果表 ( 又は 基準点成果情報 ) に関する問題である 近年では 基準点成果表の項目 ( 内容 ) に関する問題よりは 平面直角座標系に絡めた問題が出題されているため 平面直角座標系の特徴も併せて覚える方か良い ここでは 水準点を除くものを基準点として記述する 基準点について ( : 最重要事項 : 重要事項 : 知っておくと良い )

More information

Microsoft Word - 微分入門.doc

Microsoft Word - 微分入門.doc 基本公式 例題 0 定義式 f( ) 数 Ⅲ 微分入門 = の導関数を定義式にもとづいて計算しなさい 基本事項 ( f( ), g( ) が微分可能ならば ) y= f( ) g( ) のとき, y = y= f( ) g( ) h( ) のとき, y = ( f( ), g( ) が微分可能で, g( ) 0 ならば ) f( ) y = のとき, y = g ( ) とくに, y = のとき,

More information