ITS無線通信技術

Size: px
Start display at page:

Download "ITS無線通信技術"

Transcription

1 Wireless Communication Technologies for ITS あらまし 富士通では道路インフラの情報を車両に提供することで安全サービスを実現するインフラ協調システム用の無線通信システムの開発を進めている 安全サービスを提供するためには, 建物や走行車両による外乱の多いITSの通信環境で, 高信頼, リアルタイムな無線通信を実現する必要がある 著者らは,ITSの通信環境で問題となるマルチパスに対する耐性の高いOFDM 技術を中核とする無線通信方式の検討を進め, 試作システムを開発した 試作システムは,OFDMを採用するモバイルWiMAXをベースに,ITS 用に新たに割り当てられたUHF 帯を利用し, 安全サービス用のリアルタイムなブロードキャスト通信を可能にしたものである 試作システムを用いた公道実験の結果, 交差点から180 m 以内のすべての場所で, パケット到達率 99%, 通信遅延時間 100 ms 以下を満たすという安全サービスの要件を十分にクリアでき, 開発している無線通信システムが有用であることを確認した Abstract Fujitsu is developing a wireless communication system that offers driving safety support services. This system enables cooperation between road infrastructure and vehicles by providing infrastructure information to vehicles from roadside units. Highly reliable, realtime wireless communication services must be made available in multipath fading environments generated by surrounding buildings, vehicles, and other objects. We investigated a Mobile WiMAX-based wireless communication system because Mobile WiMAX adopts OFDM transmission technology that is not vulnerable to multipath fading environments. We also developed a trial system for the UHF band newly assigned by the government for cooperative infrastructure-vehicle systems. Through experiments conducted on public roads utilizing the trial system, we verified that our system fully met the requirements for driving safety support services. 飯田一朗 ( いいだいちろう ) 次世代 IT ITSプロジェクト室所属現在, インフラ協調システムの開発 推進統括に従事 樋口守 ( ひぐちまもる ) モバイルシステム事業本部第二開発統括部所属現在, モバイルWiMAX ベースのITS 用基地局システムの開発に従事 深澤光規 ( ふかざわみつのり ) ITS 研究センター所属現在, インフラ協調システム用無線通信システムの方式検討, 実験推進に従事 FUJITSU.59, 4, p (07,2008) 427

2 まえがき道路に設置されたインフラセンサや信号機などの道路インフラ設備と車両, あるいは車両同士が情報交換を行うことで, 車両の自律システムだけでは実現困難な運転支援サービスを提供し, 交通事故を減らすことをねらった インフラ協調システム の実現に向けた取組みが各所で行われている インフラ協調システムにおいては, 上記の情報交換を確実に成立させる無線通信技術が不可欠になる 本稿では, とくに道路インフラ設備と車両間の 路車間通信 にフォーカスし, その実現に向けた富士通の取組みについて紹介する 路車間通信サービスと通信システム要件路車間通信のねらいは, 時々刻々と変化する車両周辺の交通状況をリアルタイムに車両に提供し, 事故につながる恐れのある事象のドライバによる認知を支援し, 場合によっては介入制御を実行して危険回避を可能にすることである 以下に, 路車間通信サービスの例を示す (1) 信号情報利用サービス交差点に接近する車両に対して周期的に信号情報を通知し, ドライバによる減速が十分でない場合, 警報, 介入制御を段階的に実施する (2) 右折支援サービス交差点内の右折待ち車両に対し, 周期的にセンサで検知した対向直進車両の存在を通知したり映像を送ったりすることで, ドライバに注意喚起する (3) 横断歩行者等検知情報提供サービス交差点周辺の右左折車両に対し, 周期的にセンサで検知した横断歩道周辺の歩行者および自転車の位置 速度などを通知し, ドライバに注意喚起する 上記を含むいくつかの路車間通信サービス検討の結果得られた, 無線通信システムへの要件を以下に示す 通信形態 : 放送型 通信エリア :180 m 以上 パケット到達率:99% 通信遅延 :100 ms 移動速度 :120 km/h( 高速道 ) 90 km/h( 一般道 ) 伝送容量 :5.3 Mbps 以上 このように, 路車間通信による安全サービスを実現するためには, 交差点周辺 200 m 程度のエリアをカバーし, 道路インフラの情報を高信頼, リアルタイムに提供できる無線通信システムが必要になる このようなシステムでは, 低いアンテナから放射される電波に対する建物や走行車両による反射, しゃへい遮蔽などによる影響が大きいと予想されるため, ITSの通信環境を考慮した無線伝送技術の検討が必要になる 総務省は, アナログテレビ放送停波後のUHF 帯の再利用の一環として,715 MHz~725 MHzを ITS 専用帯域として割り当て,2012 年以降に利用できるようにすることを,2007 年 6 月に発表した UHF 帯の電波は, 送信機から遠方や見通し外の場所にも届きやすいという性質があり,ITSの通信環境に適した周波数帯として期待される 以降, この周波数帯域を使ったITS 用無線通信システムを新無線通信システムと呼ぶこととする 既存通信システムの限界日本の路車間通信を用いたインフラ協調システムに関するこれまでの主な取組みとして,ETCで利用されている5.8 GHz 帯 DSRC(Dedicated Short Range Communication) や, 渋滞情報の収集 提供 (VICS: 道路交通情報通信システム ) で利用されている光ビーコンを用いた安全サービス実験がある DSRC, 光ビーコンは, すでに実績のあるシステムではあるが, もともと交通流の円滑化を図るための5~30 mといった局所的なエリアにおけるサービス提供を想定したものであり,1~4 Mbps 程度の伝送容量しか持たない このため, 路車間通信サービスを提供するには不十分であり,ITSの通信環境で多様な安全サービスを高信頼に提供するための無線通信技術の確立が不可欠である 新無線通信システムの実現方式上記の点を踏まえ, 著者らは新無線通信システムとしてモバイルWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access) をベースとする無線通信方式の検討を進めた モバイルWiMAXでは, 複数の狭帯域のサブキャリアによってデータを並列伝送するOFDM 428 FUJITSU.59, 4, (07,2008)

3 (Orthogonal Frequency Division Multiplexing) 変調方式を採用している OFDMでは, 各サブキャリアが, 隣接するほかのサブキャリアとの間の干渉をガードバンドなしで排除可能な互いに直交したサブキャリア配置を行うことにより, 高い周波数利用効率を実現できるため大容量伝送に適している さらに, 以下に述べる点からITSの通信環境に適した無線伝送技術と言うことができる 一般に, 送信アンテナから放射された電波は, 直接受信アンテナへ到達するだけでなく, 建造物や車両などによる反射や回折などが起こる複数の経路を経て到達する したがって, 受信機には伝搬距離, すなわち到達時間の異なる複数の波の合成波として入力される このような伝搬路をマルチパス環境と呼び, 主に周波数選択性フェージングやシンボル間ひず干渉といった伝送歪みの問題を引き起こす 周波数選択性フェージングは, マルチパスの影響により, 周波数ごとに異なる振幅や位相の変化が起こる現象である 現在のセルラー通信に代表されるシングルキャリアを用いた伝送方式では, 無線信号の瞬時的な周波数は, 変調データの遷移によって変動するため, 周 波数選択性フェージングの影響を補正するためには, 非常に複雑な処理が必要となる { 図 -1(a) 左 } 一方 OFDMでは, 狭帯域なサブキャリア単位の処理が可能なため, データ変動を気にせず, 独立なフラットフェージングとして, レベル補正などの単純な処理により補正することができる { 図 -1(a) 右 } 一方, シンボル間干渉は, 送信時刻の異なる変調データが遅延によって同時に受信されることによって生じる干渉歪みである シングルキャリア伝送方式では, デジタルデータの伝送単位であるシンボルの時間長 ( キャリア帯域幅の逆数 ) に対して, 直接波からの遅延波の到達遅れ時間が相対的に大きく, 合成波における異なるシンボル同士が重なる領域が大きくなる これを補正するためには, 時間等価器などを用いた複雑な処理の実装が必要となる { 図 -1(b) 左 } 一方 OFDMでは各サブキャリアが長いシンボル長を有するため, 遅延による干渉時間をシンボル長に対し, 十分小さくすることが可能である このため, 干渉の除去は, 受信シンボルの内, 運用上起こり得ると予想される最大遅延量分の時間 ( ガードインターバル ) を, 単純に無視することによって簡単 送信信号 受信信号 ( 周波数選択性フェージングにより大きく歪む ) 周波数 (Hz) キャリア帯域幅シングルキャリア伝送 広帯域なキャリアの補正には複雑な処理が必要 送信信号 受信信号 ( フェージングの影響はサブキャリアごとの受信レベルの違いと見なせる ) 周波数 (Hz) サブキャリア単位に独立したフラットフェージングとして簡単に処理が可能 サブキャリア帯域幅マルチキャリア伝送 (OFDM) (a) 周波数選択性フェージングの問題 シンボル長 f D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 時間 (s) 遅延 + f D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 = f+f X X X X X X X X X X X X X X X X X 主波と遅延波の異なるシンボル同士の重なりが大きく補正困難 直接波 遅延 ( 反射 ) 波 合成波 シンボル長 f1 D1 D11 時間 (s) 遅延 + f1 D1 D11 = f1+f1 X D1 X D11 予想される最大遅延量の範囲を無視単純な処理でマルチパスの影響を無効化 シングルキャリア伝送 (b) シンボル間干渉の問題 マルチキャリア伝送 (OFDM) 図 -1 マルチパス環境の問題と OFDM による改善イメージ Fig.1-Multipath fading problems and effects of OFDM modulation. FUJITSU.59, 4, (07,2008) 429

4 に実現することができる { 図 -1(b) 右 } 以上のように,OFDMではマルチパス環境による歪みの影響を簡単に補正可能であり, 車両の移動に伴いマルチパス環境が高速に変化するITSの移動通信に適した伝送技術と言うことができる さらにWiMAXでは, 異なるユーザやサービスのためのリソース割当てにおいて, 時間方向だけでなく, 周波数方向に対しても分割が可能なOFDMA (Orthogonal Frequency Division Multiple Access) を採用している これにより, ユーザごとのマルチパス環境に適したサブキャリアを割り当て, リソース全体の平均的な品質, 伝送効率を向上させる運用も可能である 試作機開発と電波伝搬実験上記のモバイルWiMAXをベースとした新無線通信システムについて試作開発を行い,ITSの通信環境における電波伝搬特性の把握, および通信システム要件を満たすことができることを確認するための電波伝搬実験を行った 試作した無線機の主な仕様を表 -1に, 試作システムの全体構成を図 -2に示す 以下に, 試作システムのブロードキャスト機能を利用したパケットエラーレート (PER) 計測の流れを示す まずはじめに路側機制御 PCから,PERの計測に十分な伝送レートでPER 計測用のIPブロードキャストパケットを送信する 路側機はこのパケットの IPアドレスを参照し, 自身が管理するWiMAXのブロードキャスト用コネクションID(CID) を対応 付け, そのCIDに割り当てられた無線領域にこのパケットを格納し送信する 車載機は,5 msごとに送られてくるフレームの先頭に書かれている無線領域の利用方法を示す MAP 情報を参照し, ブロードキャスト用のCID ( システム固定の値 ) に関する情報があれば, その CIDに対応する無線領域を参照してパケットを取り出し, 車載機制御 PCに渡す 車載機制御 PCは, 無線機の特性を測定するための機能として, 受信電力 (RSSI),PER, ビットエラーレート (BER) 計測機能を持ち, パケット受信時刻ごとのRSSI/PER/BERを蓄積する さらに, 車載機制御 PCにはGPSモジュールが接続されており, 指定された時刻における車両の位置情報が取得できるので, 時刻情報の対応付けを行うことで路側機からの車両の距離に応じたRSSI/PER/BER 特性を得ることができる 実験は, 再現性のある実験が可能なテストコースで実施した後, 実際の走行環境として, 都市部, 郊外, 事故多発箇所などの典型的な交通状況を持つ複数の場所を選択し, その公道上で実施した まず, テストコースにおいて, 大型車両による遮蔽を含むいかなる厳しい条件においても, 問題なく路車間通信ができることを確認した 交通事故の多い場所として選択した豊田市本新町 5 丁目交差点周辺における実験結果を図 -3に示す 豊田西バイパスと一般道が交差する交差点付近に高さ5.5 mの送信アンテナを設置し ( 信号機上を想定 ),100 mwの送信電力で計測用パケットの送信 表 -1 試作システムの主要諸元 路側機 ( 基地局 ) 車載機 ( 移動局 ) 周波数帯 MHz 帯域幅 5 MHz 1 次変調方式 QPSK / 16 QAM / 64 QAM 誤り訂正 / 符号化率 CTC 1/2,3/4(QPSK / 16 QAM) CTC 1/2,2/3,3/4,5/6(64 QAM) サブキャリア数 512 シンボル長 91.2μs ガードインターバル長 11.4μs フレーム周期 5 ms 通信形態 ブロードキャスト 送信電力 100 mw~1 W - 移動速度 - 60 km/h 測定機能 BER/PER/RSSI/CINR 上位レイヤ 寸法 ( 幅 奥行 高さ ) BB: mm RF: mm mm 430 FUJITSU.59, 4, (07,2008)

5 路側機制御 PC 路側機 ( 基地局 ) 車載機 ( 移動局 ) 5.5 m 路側機管理 試験用パケット送出 GPS 時刻 位置情報 車載機制御 PC 車載機管理 RSSI,PER,BER 記録 時刻, 位置記録 1.5 m パケット送信アプリ パケット受信アプリ TCP/UDP イーサネット Dest IP CID IP-CS イーサネット e ブロードキャスト用領域 IP-CS e USB TCP/UDP USB 計測用パケット (2000 パケット / 秒 ) 計測用パケット MAP 下り無線領域 上り無線領域 WiMAX フレーム (200 フレーム / 秒 ) 図 -2 試作システムの構成 Fig.2-Prototype system configuration. を行い, 周回路を走行する受信車両によって場所ごとのRSSI/PER/BERを計測し, 試作システムの特性評価を行った { 実験では1 次変調方式を変えて何回か走行しているが, 図 -3のグラフはQPSK (Quadrature Phase Shift Keying) の場合 } 図 -3のグラフに示すように, 東西どちらの方路についても, 安全サービスが要求するエリアを大きく越える広いエリアでパケット到達率要件をクリアすることが確認できた また, 図には記載していないが, バイパス以外の細街路を走行するコースでの実験も行った このコースでは送信アンテナから約 100 mの地点での見通し外の厳しい通信環境となるが, およそ250 mの地点までパケット到達率要件を満たすことを確認している 本実験箇所においては, アンテナ設置位置が低く, 建物や走行車両の影響による外乱の大きなITSの通信環境でも安定した通信が可能なことを確認できた 今後, 様々な環境での評価が必要ではあるが, UHF 帯の電波が届きやすいという性質,WiMAXの OFDMによるマルチパス耐性の高さを利用した新無線通信システムにより, 建物の陰や大型車両による見通し外の場所を含む広いエリアでITSの安全 サービスを提供できる見通しを得ることがきた 今後の取組み 2012 年における新無線通信システムの実用化を目指し, 今後, さらなるITSに適した無線技術の開発を進める 主なものとして,ITSの通信環境への OFDMの最適化, 受信特性の向上, 車車間通信や円滑サービスへの対応などがある 今回の実験でOFDMの有効性は確認できたが, シンボル長, ガードインターバル, パイロットシンボル配置などの物理層のパラメタは, モバイル WiMAX 標準をそのまま採用しており,ITSの通信環境に対して最適化されていない 今後, 伝搬特性の明確化, シミュレーション評価などによりパラメタの最適化を行い通信特性の向上を図りたい また, 安全サービスはブロードキャストにより実行されるため, 路側機と車載機間のネゴシエーションによる再送制御や適応変調が利用できない このため, 車載機側の受信特性を向上するための, 高精度な伝搬路推定技術や, スマートアンテナ技術などの検討が重要である 新無線通信システムにおいては, 割り当てられた UHF 帯を効率的に活用するために, 路側機のある FUJITSU.59, 4, (07,2008) 431

6 走行コース ( 豊田西バイパス ) 東名高速 路側機から 900 m までパケット到達率 99% 以上 受信電力 (RSSI)(dBm) 路側機 Copyright 2008 FUJITSU LABORATORIES LIMITED -50 路側機から400 mまでパケット到達率 99% 以上 -60 RSSI PER( フロア =10-4 ) 移動距離 (m) 1.E エラーレート (PER) 図 -3 電波伝搬実験結果 (PER 特性グラフ ) の例 Fig.3-Result example of propagation measurement experiments (PER characteristics). 場所では路車間通信システムを利用し, 路側機がない場所では, 車両同士の車車間通信システムにより安全サービスを提供する必要がある 車車間通信システムでは路車間通信のようにマスタとなる基地局を固定した集中制御型の通信ができないため, 車両同士のアドホックな通信に適した自律分散型の無線通信システムの開発が必要になる また, 同じ周波数帯域を使って, 干渉を回避しながら性質の異なる路車と車車の二つの通信システムを共存させるための仕組みの実現も今後の大きな課題の一つである さらに, 貴重なUHF 帯を長期にわたりインフラとして有効に活用していくためには, 安全のみならず, 交通流を円滑にし, 環境負荷を低減する円滑サービスへの路車間通信システムの適用も視野に入れる必要がある 円滑サービスでは, 広いエリア全体での交通流の最適化を図るために, 各車両から走行情報を収集するためのプローブ機能やセンタとの個別通信を広い範囲で確実に提供する必要があり, WiMAXが持つQoS 制御機能や高信頼な上り通信機能, 移動管理機能などを生かした技術開発を進める予定である むすび本稿では, モバイルWiMAXをベースとした路車間通信システムに関する技術的な特徴, 試作システムによる評価実験結果について述べ, その有用性を明らかにし, 今後取り組むべき技術的なポイントについて述べた 新無線通信システムは, 従来の移動通信システムとは異なる新たな領域のサービスを提供するものであり, 技術開発のみならず, その有用性を広く理解してもらい社会に受け入れられるための取組みも重要である このために, 今後, 様々な公開実験などの場をとらえて積極的に参加し, 効果的なアプリケーションのデモによって, 認知度向上と社会的合意形成に向けた取組みについても推進していきたい 432 FUJITSU.59, 4, (07,2008)

資料 ISDB-T SB 信号から FM 受信機への干渉実験結果 1 実験の目的および方法 実験の目的 90~108MHz 帯のISDB-T SB 信号からFM 放送波への影響について干渉実験を行う 実験方法 FM 放送波を 89.9MHz に ISDB-T SB 信号を 90~10

資料 ISDB-T SB 信号から FM 受信機への干渉実験結果 1 実験の目的および方法 実験の目的 90~108MHz 帯のISDB-T SB 信号からFM 放送波への影響について干渉実験を行う 実験方法 FM 放送波を 89.9MHz に ISDB-T SB 信号を 90~10 資料 4-6-3-1 ISDB-T SB 信号から FM 受信機への干渉実験結果 1 実験の目的および方法 実験の目的 9~8MHz 帯のISDB-T SB 信号からFM 放送波への影響について干渉実験を行う 実験方法 FM 放送波を 89.9MHz に ISDB-T SB 信号を 9~8MHz 帯に配 置し FM 放送の所要の受信品質を満足するための干渉 DU 比を求める 評価基準 S/N=5dBを満足する受信品質を所要の受信品質とする

More information

<4D F736F F D2095F18D908F C4816A F C52E646F63>

<4D F736F F D2095F18D908F C4816A F C52E646F63> 第 2 章 ITS 安全運転支援無線システムの在り方 2.1 車車間通信と路車間通信の共用 ITS 安全運転支援無線システムは 見通しの悪い交差点などで 車両同士が情報をやり取りする無線通信によって安全運転を支援する車車間通信システム インフラからの情報 ( 信号機情報 規制情報 歩行者情報など ) を路側機から車両に対し 電波による無線通信を介して安全運転を支援する路車間通信がある 図 2.1-1

More information

ITS 安全運転支援システムイメージ

ITS 安全運転支援システムイメージ 資料 2-3 ITS 無線システムの利用イメージと検討課題について 2008 年 12 月 5 日 日本電気株式会社 ITS 事業推進センター ITS 安全運転支援システムイメージ ITS 安全運転支援システム利用イメージ 車車間 路車間通信により 周辺車両の位置情報や路側センサ情報等を共有 その情報を利用し 安全運転支援や渋滞回避などのアプリケーションを実現する この先 前方車両急ブレーキ走行注意

More information

まま送信する電気 OSDM-PON ( 図 2 (a)) から検討を始める. つづいて, 光信号を伝送する本来の光 OSDM-PON ( 図 2 (b)) の実現性の検討を行う. 本研究では, 検討の第 1 歩として, 次の条件でシミュレーションにより検討を行う. (1) 各ユーザ速度を 1 Gbp

まま送信する電気 OSDM-PON ( 図 2 (a)) から検討を始める. つづいて, 光信号を伝送する本来の光 OSDM-PON ( 図 2 (b)) の実現性の検討を行う. 本研究では, 検討の第 1 歩として, 次の条件でシミュレーションにより検討を行う. (1) 各ユーザ速度を 1 Gbp 09-01039 超高速サービスを経済的に提供する光アクセスネットワーク構成法に関する研究 上田裕巳 東京工科大学コンピュータサイエンス学部教授 1 まえがき 現在, 光アクセスネットワークの TDM-PON (Time Division Multiplexing Passive Optical Network) を用いて, 経済的にブロードバンドサービスの提供が行われている [1]. しかし, 更に高速のサービスを提供しようとすると,TDM-PON

More information

No43 テレビ放送電波はどんな形?(その1・概説)

No43 テレビ放送電波はどんな形?(その1・概説) Shu-chan の 放送ネットワーク道しるべ 東海道 ( 沼津宿 ) テレビ放送 No43 < テレビ放送電波はどんな形?( その 1 概説 )> 今回から 13 回に亘りテレビ放送電波の形や各種サービスに関して解説します まず 概説からはじめましょう 早速 地上デジタル放送の電波と従来のアナログ放送の電波を比較しながらみてみましょう アナログ放送電波と地上デジタル放送電波の比較いずれの放送も 1

More information

地局装置を介して位置情報管理サーバに伝えられ 位置情報として地図上に表示することができます 利用イメージを図 2 に示します 図 2 業務用無線システムの利用イメージ 3. 中継無線システムの開発 (1) 開発の背景中継伝送路を救済する既存の災害対策用無線システムでは 156 Mbit/s または

地局装置を介して位置情報管理サーバに伝えられ 位置情報として地図上に表示することができます 利用イメージを図 2 に示します 図 2 業務用無線システムの利用イメージ 3. 中継無線システムの開発 (1) 開発の背景中継伝送路を救済する既存の災害対策用無線システムでは 156 Mbit/s または 2017 年 ( 平成 29 年 ) 地上系災害対策用無線システム 1. 全体概要 NTT では東日本大震災発生以降 新たな災害対策用無線システムの研究開発に取り組んでいます これまで開発された無線システムを事業会社が活用することによって 通信サービスの早期復旧と通信孤立の早期解消を強化することが可能となりました これまで開発したシステムの全体概要を示します ( 図 1) 以下 それぞれのシステムについてご紹介いたします

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション LDACS1 のビット誤り率特性の改善 監視通信領域 北折潤 塩見格一 2016/6/10 目次 はじめに LDACS1 概要 フェージング環境下のLDACS1 BER 特性 改善策 実験 考察 まとめ 1 はじめに Air Navigation Conference/11 十分な通信性能 ATMの効率化を考慮した通信の高度化が必要と勧告 Action Plan 17 洋上 陸域 空港面それぞれの領域に適切な通信システムを選定

More information

背景 オフィスや家庭での無線 LAN 利用に加えて スマートフォンの普及に伴い空港 駅や競技場 イベント会場におけるモバイルデータ オフロードが増えています さらに モノがインターネットにつながる IoT *2 (Internet of Things) などの進展によって 無線 LAN の通信量 (

背景 オフィスや家庭での無線 LAN 利用に加えて スマートフォンの普及に伴い空港 駅や競技場 イベント会場におけるモバイルデータ オフロードが増えています さらに モノがインターネットにつながる IoT *2 (Internet of Things) などの進展によって 無線 LAN の通信量 ( プレスリリース 報道関係各位 2018 年 3 月 29 日 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (ATR) 株式会社モバイルテクノ 複数周波数帯の無線チャネルを用いて同時伝送を行う無線 LAN 技術の有効性を基礎実験により確認 ~ より高速で安定な無線 LAN 通信の実現を目指して ~ 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 ( 本社 : 京都府相楽郡精華町 ( けいはんな学研都市 ) 代表取締役社長:

More information

ICT を活用した ITS の概要 1 ITS は内閣府 警察庁 総務省 経済産業省 国土交通省が連携して推進 道路交通情報 VICS (1996 年 ~) FM 多重放送 電波ビーコン 光ビーコンで情報配信 ( 約 5,100 万台 :2016 年 6 月末 ) プローブ情報 携帯電話ネットワーク

ICT を活用した ITS の概要 1 ITS は内閣府 警察庁 総務省 経済産業省 国土交通省が連携して推進 道路交通情報 VICS (1996 年 ~) FM 多重放送 電波ビーコン 光ビーコンで情報配信 ( 約 5,100 万台 :2016 年 6 月末 ) プローブ情報 携帯電話ネットワーク 参考資料 3 自動走行の実現に向けた総務省の取組 平成 28 年 12 月 15 日総務省 ICT を活用した ITS の概要 1 ITS は内閣府 警察庁 総務省 経済産業省 国土交通省が連携して推進 道路交通情報 VICS (1996 年 ~) FM 多重放送 電波ビーコン 光ビーコンで情報配信 ( 約 5,100 万台 :2016 年 6 月末 ) プローブ情報 携帯電話ネットワーク等自動車メーカー等では

More information

Microsoft PowerPoint - ⑥説明者(太刀川).ppt

Microsoft PowerPoint - ⑥説明者(太刀川).ppt 高速無線 LAN の 安定な通信のための MC-CDMA 符号ダイバーシチ方式 長岡技術科学大学電気系准教授太刀川信一 Σ 1. 研究背景近年の高度無線情報通信の発展はめざましく ますます その利用範囲は広がっていく 現在の無線 LAN 携帯電話等の通信単一 ( 少数 ) の周波数に 1-1 等の情報を乗じて送る Single Carrier: SC f t 1 例 :DS/SS これからの高速無線

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E FCD91BD8F6489BB82C691BD8F E835A83582E >

<4D F736F F F696E74202D2091E FCD91BD8F6489BB82C691BD8F E835A83582E > 多重伝送と多重アクセス コミュニケーション工学 A 第 4 章 多重伝送と多重アクセス 多重伝送周波数分割多重 (FDM) 時分割多重 (DM) 符号分割多重 (CDM) 多重アクセス 多重伝送 地点から他の地点へ複数チャネルの信号を伝送するときに, チャネル毎に異なる通信路を用いることは不経済である. そこでつの通信路を用いて複数チャネルの信号を伝送するのが多重伝送である. 多重伝送の概念図 チャネル

More information

2019 年 1 月 18 日 インド共和国アーメダバード市における 日本で規格化され世界標準規格でもある UHF 帯 V2X 通信技術を応用した緊急車両優先システムの実証実験 の実施について 株式会社ゼロ サム 株式会社トヨタ IT 開発センター 0. サマリー 〇株式会社ゼロ サムと株式会社トヨ

2019 年 1 月 18 日 インド共和国アーメダバード市における 日本で規格化され世界標準規格でもある UHF 帯 V2X 通信技術を応用した緊急車両優先システムの実証実験 の実施について 株式会社ゼロ サム 株式会社トヨタ IT 開発センター 0. サマリー 〇株式会社ゼロ サムと株式会社トヨ 2019 年 1 月 18 日 インド共和国アーメダバード市における 日本で規格化され世界標準規格でもある UHF 帯 V2X 通信技術を応用した緊急車両優先システムの実証実験 の実施について 株式会社トヨタ IT 開発センター 0. サマリー 〇と株式会社トヨタ IT 開発センターは インド共和国グジャラート州アーメダバード市のリバーフロント地区において 日本国総務省 インド共和国アーメダバード市政府

More information

indd

indd 8 デジタルケーブルテレビ関連技術およびサービス動向 宮地悟史 KDDI( 株 ) ケーブルテレビ概要 1953 2 1955 Community Antenna Television Common Antenna Television CATV CATV CATV BS CATV サービス動向 全体概要 2010 9 図 -1 1 4,451 5,336 83% 4,890 91% 2,371 44%

More information

2 1. LAN LAN Aug. 02, 2008 Copyright 2008 Niigata Internet SOCiety & I.Suzuki All Rights Reserved LAN LAN WLAN

2 1. LAN LAN Aug. 02, 2008 Copyright 2008 Niigata Internet SOCiety & I.Suzuki All Rights Reserved LAN LAN WLAN . LAN.. LAN 4. 80. Aug. 0, 008 Copyright 008 Niigata Internet SOCiety & I.Suzuki All Rights Reserved. 4. LAN.. LAN 4. 80. WLAN 00m WMAN 50Km WPAN 0m WiMax 80. 0Kbps 00K M 0M 00M G 5 LAN IEEE80.(997) 80.b(999,.4GHz/Mbps)

More information

国土技術政策総合研究所 研究資料

国土技術政策総合研究所 研究資料 第 7 章 検査基準 7-1 検査の目的 検査の目的は 対向車両情報表示サービス 前方停止車両 低速車両情報表示サービスおよび その組み合わせサービスに必要な機能の品質を確認することである 解説 設備の設置後 機能や性能の総合的な調整を経て 検査基準に従い各設備検査を実施する 各設備検査の合格後 各設備間を接続した完成検査で機能 性能等のサービス仕様を満たしていることを確認する検査を実施し 合否を判定する

More information

資料2-3 要求条件案.doc

資料2-3 要求条件案.doc 資料 2-3 社団法人電波産業会デジタル放送システム開発部会 高度 BS デジタル放送及び高度広帯域 CS デジタル放送の要求条件 ( 案 ) 1 システム インターオペラビリティ 衛星放送 地上放送 CATV 蓄積メディアなど様々なメディア間でできる限り互換性を有すること サービス 実時間性 高機能化 / 多様化 拡張性 アクセサビリティ システム制御 著作権保護 個人情報保護 現行のデジタルHDTVを基本とした高画質サービスを可能とすること

More information

Microsoft PowerPoint - ①無線通信システム概要12

Microsoft PowerPoint - ①無線通信システム概要12 0 年前期無線通信システム 第 回無線通信システムの概要 IEEE80.a 無線 LAN を例に 荒木純道 0 年 4 月 日 講義内容 無線通信システムの概要 無線通信システム設計の概略 システム劣化要因と対策技術の概略 IEEE80.a 無線 LAN デモ 0 年 4 月 日 講義スケジュール ( 前半 ) 日付教科書内容 第 回 4 月 日 7 無線通信システムの概要

More information

DVIOUT-ma

DVIOUT-ma アンテナ伝搬 における設計 解析手法ワークショップ ( 第 45 回 ) やさしいマルチユーザ MIMO 西森健太郎 ( 新潟大学 ) 主催 : 電子情報通信学会 アンテナ 伝播研究専門委員会 協賛 : IEEE AP-S Japan Chapter 電子情報通信学会 無線通信システム研究会 電子情報通信学会 ソフトウエア無線研究会 目次 第 1 章 はじめに 1 1.1 技術背景 MIMO 技術による伝送速度の高速化......................

More information

報道資料

報道資料 平成 24 年 3 月 27 日九州総合通信局 ホワイトスペース活用による UHF 帯広帯域無線伝送システムに関する調査検討会 報告書について 九州総合通信局 [ 局長 : 児玉俊介 ( こだましゅんすけ )] では ホワイトスペース活用による UHF 帯広帯域無線伝送システムに関する調査検討会 ( 座長 : 尾家祐二 ( おいえゆうじ ) 九州工業大学理事 副学長 ) を開催し このたび報告書が取りまとめられましたので

More information

3. 測定方法 測定系統図 測定風景写真

3. 測定方法 測定系統図 測定風景写真 ワンセグ切り出し方式室内実験結果 北日本放送株式会社 目的 ワンセグ切り出し方式の 固定受信への影響軽減 を検証 1. 内容 SFN 干渉による固定受信への影響について以下を測定し比較する フルセグ( 希望波 ) にフルセグ ( 再送信波 ) が重なった時の (B 階層 ) のC/N フルセグ( 希望波 ) にワンセグ切り出し ( 再送信波 ) が重なった時の (B 階層 ) のC/N 2. 被測定装置

More information

Microsoft Word - 02__⁄T_ŒÚ”�.doc

Microsoft Word - 02__⁄T_ŒÚ”�.doc 目 次 はじめに 目次 1. 目的 1 2. 適用範囲 1 3. 参照文書 1 4. 定義 2 5. 略語 6 6. 構成 7 7. 共通事項 8 7.1 適用範囲 8 7.2 送信ネットワーク 8 7.2.1 送信ネットワークの分類 8 7.2.2 送信ネットワークの定義 10 7.3 取り扱う主な信号の形式 12 7.3.1 放送 TS 信号形式 12 7.3.2 OFDM 信号形式 14 7.4

More information

送信信号合成モジュール開発資料

送信信号合成モジュール開発資料 1 資料 81-700/900 移 5-4 ITS と隣接他システムとの 共存条件の検討手法の説明 2010 年 3 月 17 日 2 700MHz 帯の周波数割当計画と干渉の種類について 710 730 地上波デジタルテレビ ITS 電気通信 ITS から TV 受信装置への干渉 ITS から LTE への干渉 TV 放送波から ITS への干渉 LTE から ITS への干渉 TV ITS LTE

More information

STAMP/STPA を用いた 自動運転システムのリスク分析 - 高速道路での合流 - 堀雅年 * 伊藤信行 梶克彦 * 内藤克浩 * 水野忠則 * 中條直也 * * 愛知工業大学 三菱電機エンジニアリング 1

STAMP/STPA を用いた 自動運転システムのリスク分析 - 高速道路での合流 - 堀雅年 * 伊藤信行 梶克彦 * 内藤克浩 * 水野忠則 * 中條直也 * * 愛知工業大学 三菱電機エンジニアリング 1 STAMP/STPA を用いた 自動運転システムのリスク分析 - 高速道路での合流 - 堀雅年 * 伊藤信行 梶克彦 * 内藤克浩 * 水野忠則 * 中條直也 * * 愛知工業大学 三菱電機エンジニアリング 1 はじめに 近年 先進運転支援システムが発展 オートクルーズコントロール レーンキープアシスト 2020 年を目処にレベル3 自動運転車の市場化が期待 運転システムが複雑化 出典 : 官民 ITS

More information

世界での接続機能を有するデバイス数の推移予測 様々な業界での IoT への注目 今後出現するアプリケーションやビジネスモデル 標準化やデバイス価格の低下などにより 接続デバイス数は増加すると予測 2022 年には合計 290 億のデバイスがネットワークに接続され そのうち 181 億以上は IoT

世界での接続機能を有するデバイス数の推移予測 様々な業界での IoT への注目 今後出現するアプリケーションやビジネスモデル 標準化やデバイス価格の低下などにより 接続デバイス数は増加すると予測 2022 年には合計 290 億のデバイスがネットワークに接続され そのうち 181 億以上は IoT 資料 AD 1-5 世界での接続機能を有するデバイス数の推移予測 様々な業界での IoT への注目 今後出現するアプリケーションやビジネスモデル 標準化やデバイス価格の低下などにより 接続デバイス数は増加すると予測 2022 年には合計 290 億のデバイスがネットワークに接続され そのうち 181 億以上は IoT デバイス (Wide-area IoT + Short-range IoT) Wide-area

More information

資料 2-1 VHF 帯での利用を計画する 具体的システムの提案について 平成 30 年 12 月 21 日 ( 株 )NTT ドコモ 2018 NTT DOCOMO, INC. All Rights Reserved.

資料 2-1 VHF 帯での利用を計画する 具体的システムの提案について 平成 30 年 12 月 21 日 ( 株 )NTT ドコモ 2018 NTT DOCOMO, INC. All Rights Reserved. 資料 2-1 VHF 帯での利用を計画する 具体的システムの提案について 平成 30 年 12 月 21 日 ( 株 )NTT ドコモ CONTENTS 1. 提案内容について 提案するシステムの名称及び概要 参入主体として具体的に想定される者 2. サービスについて 想定しているサービスの内容及び需要見込み 想定するサービスエリア サービスの開始に向けた計画及び想定される課題 3. 制度 技術面について

More information

No89 地上デジタル放送受信機(その1・概説)

No89 地上デジタル放送受信機(その1・概説) Shu-chan の 放送ネットワーク道しるべ 東海道 ( 御油宿 ) テレビ放送 No89 < 地上デジタル放送受信機 ( その 1 概説 )> 今回から地上デジタル放送の受信機について8 回に亘り解説します 各回の受信機の内容は No44~No53 の テレビ放送電波はどんな形? にて掲載した送信電波と表裏一体の関係になります これらと照らし合わせながらお読み下さい 1 地上デジタル放送の規格

More information

資料 3 第 4 世代移動通信システムに関する 公開ヒアリング資料 2014 年 1 月 23 日 Copyright 2014 eaccess Ltd. All rights reserved

資料 3 第 4 世代移動通信システムに関する 公開ヒアリング資料 2014 年 1 月 23 日 Copyright 2014 eaccess Ltd. All rights reserved 資料 3 第 4 世代移動通信システムに関する 公開ヒアリング資料 2014 年 1 月 23 日 事業動向 第 4 世代システムの導入方針 まとめ 1 新規参入 1999 年ベンチャー企業として 2 イー アクセスのこれまでの貢献 ネットワーク モバイルブロードバンド 料金 日本初の完全定額制 端末 Pocket WiFi No.1 モバイル市場に新たなイノベーション 3 イー アクセスのブランディング

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 参考資料 2 ( 資料作 1-4) 公共ブロードバンド移動通信システムの海上利用について ( 第 1 回作業班ご指摘事項反映版 ) 平成 28 年 12 月 15 日公共ブロードバンド移動通信システム高度化作業班事務局 海上電波伝搬モデルの検討 1 海上電波伝搬モデルの検討については 陸上における電波伝搬モデルと比較し 回線設計や技術的条件の検討に必要なパラメータについて検討 検討にあたり 考慮すべき事項は以下のとおり

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション インフラ協調システムのための 新メディア通信システム 2007 年 3 月 15 日 ( 木 ) トヨタ自動車株式会社 IT ITS 企画部秋山由和 1/29 インフラ協調システムのための新メディア通信システム 1. 交通事故削減のために 2. インフラ協調システムとは 3. インフラ協調システムの導入に向けて 4. 将来の通信メディアの方向 2/29 1 交通事故削減のために 1.1 持続可能なモビリティ社会の実現に向けて

More information

150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンスの技術的条件 ( 案 ) 資料 - 作 4-4

150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンスの技術的条件 ( 案 ) 資料 - 作 4-4 150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンスの技術的条件 ( 案 ) 資料 - 作 4-4 150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンス 1 1 キャリアセンスの技術的条件の検討 米国の海上無線技術委員会 ( 以下 RTCM:The Radio Technical Commission For Maritime Services) より 2009 年 7 月に ITU-R 勧告

More information

技術協会STD紹介

技術協会STD紹介 JCTEA STD-018-1.0 FTTH 型ケーブルテレビシステム 光ネットワークの性能 ( 2007 年 10 月策定 ) 第 1 章 一般事項 1 第 2 章 システムの構成 4 2.1 FTTH 型ケーブルテレビシステムの構成例 4 2.2 FTTH 型ケーブルテレビシステムの構成要素 5 第 3 章 伝送信号の種類 6 第 4 章 電気信号に係る性能規定 7 4.1 ヘッドエンドの入力端子における入力信号

More information

<4D F736F F F696E74202D205B30312D30335D E838B B C DEC8BC694C791E688EA89F15F735847

<4D F736F F F696E74202D205B30312D30335D E838B B C DEC8BC694C791E688EA89F15F735847 資料コート レス作 1 3 1.9GHz 帯における新 営システムの提案について (sxgp 式 ) 2016 年 7 22 XGP-Forum TWG Ad Hoc 22 SWG for sxgp sxgp 式導 に向けた背景 1.9GHz 帯の 営 バンドでは 現在 3 つの 式 (PHS DECT sphs) が規定されている PHS: 時分割多元接続 式狭帯域デジタルコードレス電話 DECT:

More information

2004年度情報科学科卒論アブスト テンプレート

2004年度情報科学科卒論アブスト テンプレート 無線メッシュネットワークにおける通信品質向上方法の提案と評価 083430029 樋口豊章渡邊研究室 1. はじめに 近年, 無線 LAN を通信インフラとして用いるサービスが注目されている. しかし, 無線 LAN の AP (Access Point) 間は, 有線で接続されることが一般的であり,AP の設置場所が制限されたり, 配線に多大なコストを要する. この問題の解決策として, 無線 LAN

More information

10_細川直史.indd

10_細川直史.indd GIS Theory and Applications of GIS, 2010, Vol. 18, No.1, pp.79-85 電子タグによる屋内測位を利用した携帯電話からの通報システム 細川直史 * 高梨健一 ** 滝澤修 *** Emergency Call System by Cellular-phone equipped with RFID Positioning Masafumi HOSOKAWA*,

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 2 章無線伝搬路 概要 無線通信では送受信間の伝送には電波を用いるが, 電波の伝送路は特に用意されているわけではない. これに対して, 有線の場合では同軸ケーブルや光ファイバケーブルといった最適に設計された伝送路が用いられる. 無線通信では伝送路を自前で用意するわけではないので, 自然界に形成される伝搬路の特性をよく理解してそれを最大限に活用する技術が要求される.

More information

2006 年 11 月 6 日 新製品 パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社業界初 ( 1) 4ダイバーシティ受信対応で地上デジタルテレビ放送を高感度受信 車載用 4 ダイバーシティ地上デジタルフロントエンド を製品化 セットの小型化 高性能化 省電力化に貢献パナソニックエレクトロニックデバ

2006 年 11 月 6 日 新製品 パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社業界初 ( 1) 4ダイバーシティ受信対応で地上デジタルテレビ放送を高感度受信 車載用 4 ダイバーシティ地上デジタルフロントエンド を製品化 セットの小型化 高性能化 省電力化に貢献パナソニックエレクトロニックデバ 2006 年 11 月 6 日 新製品 パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社業界初 ( 1) 4ダイバーシティ受信対応で地上デジタルテレビ放送を高感度受信 車載用 4 ダイバーシティ地上デジタルフロントエンド を製品化 セットの小型化 高性能化 省電力化に貢献パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社 [ 社長 : 北代耿士 ] は 業界初の4ダイバーシティ受信 [1] 対応で 小形 高感度受信

More information

コンポジットレーダ

コンポジットレーダ マイクロ波およびミリ波帯の 定在波を利用したレーダ ~ 定在波レーダ ~ 近畿大学生物理工学部 上保徹志 1 講演項目 定在波レーダ開発の経緯 定在波レーダの特徴と測距原理 位相情報を利用した新たな距離推定法 技術評価用レーダの紹介 応用例 24GHz 帯微弱電波, および 60GHz 帯特定小電力定在波レーダの紹介 2 定在波レーダ開発の経緯 98 定在波を用いた距離 変位センサの特許出願 01

More information

出岡雅也 旭健作 鈴木秀和 渡邊晃 名城大学理工学部

出岡雅也 旭健作 鈴木秀和 渡邊晃 名城大学理工学部 ( ) Study of Access Control Method in Ad-hoc Networks that Prevents Hidden Terminal Problems using Strong Busy Tone Masaya Izuoka, Kensaku Asahi, Hidekazu Suzuki, Akira Watanabe(Meijo University) 1 2 IEEE802.11

More information

Microsoft PowerPoint - chapter4_2013.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - chapter4_2013.ppt [互換モード] 4 章ディジタル通信の基礎 コンピュータネットワーク概要 - ハードウェア - 通信を構成する 3 要素 伝送路 電子情報工学科 3 年前期ネットワークアーキテクチャ情報科学センター / ネットワークデザイン研究センター福田豊 ルータ ホスト 1 Layer 7 6 5 4 3 2 1 プロトコルの階層化 役割を分解 コンピュータネットワークの概要 - ソフトウェアの構造 - アプリケーション層 プレゼンテーション層

More information

平成19年度・地球工学研究所の知的財産に関する報告会 - 資料集

平成19年度・地球工学研究所の知的財産に関する報告会 - 資料集 地盤環境モニタリングの広域化とコスト低減のための無線センサネットワークの実用化に関する検討 地球工学研究所地圏科学領域池川洋二郎 Email:ikegawa@criepi.denken.or.jp 1 背景と目的 背景 : 豪雨, 地震などによる斜面災害に対する維持管理や減災技術の適用による効果や機能をモニタリングにより評価することが重要である. 必要性 : モニタリングの広域化と, 低コスト化が可能な技術開発が望まれる.

More information

Vol.53 No (July 2012) EV ITS 1,a) , EV 1 EV ITS EV ITS EV EV EV Development and Evaluation of ITS Information Commu

Vol.53 No (July 2012) EV ITS 1,a) , EV 1 EV ITS EV ITS EV EV EV Development and Evaluation of ITS Information Commu EVITS 1,a) 2 2 2011 10 21, 2012 4 2 EV 1 EV ITS EV ITS EV EV EV Development and Evaluation of ITS Information Communication System for Electric Vehicle Yuriko Hattori 1,a) Tomokazu Shimoda 2 Masayoshi

More information

Microsoft PowerPoint 情報通信工学8章.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint 情報通信工学8章.ppt [互換モード] 情報通信工学 第 8 章 多元接続方式電話回線セルラー移動体通信衛星通信など 担当松藤 多元接続複数ユーザが通信を行う FDMA (Frequency Division Multiple Access) CSMA (Carrier Sense Multiple Access) 送信 1 受信 1 送信 2 受信 2 : 有線 無線 通信路雑音 +フェージング送信 n 受信 m TDMA (Time

More information

屋外型LTE無線基地局装置(eNodeB)

屋外型LTE無線基地局装置(eNodeB) LTE Outdoor LTE Infrastructure Equipment () 渡辺君夫 町田守 あらまし 3GPPLTE LTE Abstract Fujitsu has developed outdoor LTE infrastructure equipment () based on the specifications in the 3rd Generation Partnership

More information

2) では, 図 2 に示すように, 端末が周囲の AP を認識し, 認識した AP との間に接続関係を確立する機能が必要である. 端末が周囲の AP を認識する方法は, パッシブスキャンとアクティブスキャンの 2 種類がある. パッシブスキャンは,AP が定期的かつ一方的にビーコンを端末へ送信する

2) では, 図 2 に示すように, 端末が周囲の AP を認識し, 認識した AP との間に接続関係を確立する機能が必要である. 端末が周囲の AP を認識する方法は, パッシブスキャンとアクティブスキャンの 2 種類がある. パッシブスキャンは,AP が定期的かつ一方的にビーコンを端末へ送信する ns-2 による無線 LAN インフラストラクチャモードのシミュレーション 樋口豊章 伊藤将志 渡邊晃 名城大学理工学部 名城大学大学院理工学研究科 1. はじめに大規模で複雑なネットワーク上で発生するトラヒックを解析するために, シミュレーションは有効な手段である. ns-2(network Simulator - 2) はオープンソースのネットワークシミュレータであり, 多くの研究機関で利用されている.

More information

untitled

untitled 3GPP2 3.9G 2008 11 25 Innovation - Execution - Partnerships $=100 2,500 2,000 2008 2,200 20.4 20.4% 20.6% 20.4% 17.8% 25% 20% 1,500 15.5% 15.5% 13.6% 14.8% 15% 1,000 10.6% 1,540 1,830 2,281 10% 500 0 $=100

More information

1

1 DARC とは DARC(Data Radio Channel) は NHK により開発された FM 多重方式で FM 放送と同時に文字や図形などのデジタル データを多重伝送するシステムです DARC は デジタル変調方式の 1 つである MSK 変調方式を採用 移動体 FM 多重放送を使ったサービスは 94 年 10 月に FM 東京が 見えるラジオ を開始 96 年 4 月には 道路交通情報通信システムセンター

More information

Microsoft PowerPoint - PM4 安川_無線の基礎及びISA100.11a技術の特徴g.pptx

Microsoft PowerPoint - PM4 安川_無線の基礎及びISA100.11a技術の特徴g.pptx ISA100 Wireless Compliance Institute 無線の基礎及び ISA100.11a 技術の特徴 安川和行富士電機システムズ株式会社技術開発本部制御技術センター ISA100 Wireless Compliant 1 目次 無線の基礎 ISA100.11a の技術的特長 無線の基礎 ISA100.11a の技術的特長 無線通信とは? ( 伝送路として ) 線を使わない電気通信

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 1 章無線通信の発展 概要 通信の分野では,1837 年にモールスにより電信が発明され, 電気を用いる通信システムが実現された. 更に,1876 年のベルの電話機の発明により, 電気通信システムにより音声を伝えることが可能となった. その後,1895 年にマルコーニによる無線通信実験の成功により, 電波を用いた無線通信が実現されることになった.

More information

航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し 航空機において 当該航空機から地表の定点までの見通し距離を測定するための設備 SSR:Secon

航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し 航空機において 当該航空機から地表の定点までの見通し距離を測定するための設備 SSR:Secon 資料 81-46-4 航空無線航行システムとの干渉検討結果について中間報告 ( 案 ) 2010 年 10 月 13 日 Copyright 2006 emobile All Rights Reserved. 航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し

More information

5GHz 作 15-4 DFS 試験時の通信負荷条件定義について 2019 年 3 月 1 日 NTT 東芝 クアルコムジャパン 1

5GHz 作 15-4 DFS 試験時の通信負荷条件定義について 2019 年 3 月 1 日 NTT 東芝 クアルコムジャパン 1 5GHz 作 15-4 DFS 試験時の通信負荷条件定義について 2019 年 3 月 1 日 NTT 東芝 クアルコムジャパン 1 経緯と提案 W53 における通信負荷率は ETSI のパルスパターンを採用する関係で 現行の 50 % から 30% に変更することが合意された ( パブコメの期間は終了 ) 第 13 回作業班で議論されたように ( 参照 :5GHz 作 13-6) 無線 LAN が検出することが可能なパルスパターンと通信負荷率の間には密接な関係がある

More information

- 1 - 総務省告示第九十七号有線一般放送の品質に関する技術基準を定める省令(平成二十三年総務省令第九十五号)別図第五の規定に基づき 総務大臣が別に告示するデジタル有線テレビジョン放送方式に関する高度有線テレビジョン放送システムフレームの構成を次のように定め 平成二十七年三月二十日から施行する 平

- 1 - 総務省告示第九十七号有線一般放送の品質に関する技術基準を定める省令(平成二十三年総務省令第九十五号)別図第五の規定に基づき 総務大臣が別に告示するデジタル有線テレビジョン放送方式に関する高度有線テレビジョン放送システムフレームの構成を次のように定め 平成二十七年三月二十日から施行する 平 - 1 - 総務省告示第九十七号有線一般放送の品質に関する技術基準を定める省令(平成二十三年総務省令第九十五号)別図第五の規定に基づき 総務大臣が別に告示するデジタル有線テレビジョン放送方式に関する高度有線テレビジョン放送システムフレームの構成を次のように定め 平成二十七年三月二十日から施行する 平成二十七年三月二十日総務大臣山本早苗有線一般放送の品質に関する技術基準を定める省令別図第五に規定するデジタル有線テレビジョン放送方式に関する高度有線テレビジョン放送システムフレームの構成は

More information

1.千葉工業大学(長)修正版

1.千葉工業大学(長)修正版 別紙 5 周波数選択性素子を用いた 周波数共用アンテナ 千葉工業大学工学部情報通信システム工学科 教授長敬三 平成 30 年 2 月 19 日 Antennas and Wireless Systems Lab. 1 背景 移動通信トラヒックの増加 高速 大容量通信システムの必要性 New Band 周波数帯の追加 4.5GHz Band etc. 1.5/1.7GHz Band 2GHz/800MHz

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション Tokyo Bay Summit 2016 NEC の Massive MIMO 基地局への取り組み 2016 年 5 月 25-27 日 日本電気株式会社 はじめに スマートフォンやタブレット等を利用した広帯域なモバイルサービスのデータトラフィックが著しく増加 新たなモバイルサービス実現への期待 Internet of Things (IoT) ミッションクリティカル領域等 5G 無線アクセスシステムへの要求

More information

株式会社xx御中

株式会社xx御中 SAW 共振子による低位相雑音発振器 と次世代携帯電話への応用 電子情報通信学会春季総合大会於名城大学 アール エフ アーキテクチャ株式会社 森榮真一 2017 年 3 月 26 日 サマリー : 次世代携帯電話向けローカル発振器の提案と検証 次世代携帯電話通信においては 更なる高速 大容量化が期待されている 今後 携帯電回線高速化の実現のために 利用電波帯域は数十 GHz 帯への移行が予測される

More information

三菱電線工業時報 第 105 号 2008 年 10 月 1 High-speed disaster prevention radio information system R-LCX50-4SL-75 LANIEEE b/g R-LCX50-4SL D 2 1

三菱電線工業時報 第 105 号 2008 年 10 月 1 High-speed disaster prevention radio information system R-LCX50-4SL-75 LANIEEE b/g R-LCX50-4SL D 2 1 1 GHz GHz 帯長距離漏洩同軸ケーブルを用いた高速防災無線情報システムの研究開発 High Speed Communication System for Emergencies Using Long-distance GHz Leaky Coaxial Cables 長野県工業技術総合センター 国立大学法人信州大学 株式会社サーキットデザイン 加賀電子株式会社 菱星通信システム株式会社ネットワーク技術部

More information

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx 通信システムのモデル コミュニケーション工学 A 第 6 章アナログ変調方式 : 振幅変調 変調の種類振幅変調 () 検波出力の信号対雑音電力比 (S/N) 送信機 送信メッセージ ( 例えば音声 ) をアナログまたはディジタル電気信号に変換. 変調 : 通信路で伝送するのに適した周波数帯の信号波形へ変換. 受信機フィルタで邪魔な雑音を除去し, 処理しやすい電圧まで増幅. 復調 : もとの周波数帯の電気信号波形に変換し,

More information

802.11ac技術の機器組込み時に理解しておきたいこと

802.11ac技術の機器組込み時に理解しておきたいこと 802.11ac 技術の機器組込み時に理解しておきたいこと White Paper: WP15EW0101 silex technology, Inc. はじめに IEEE802.11ac( 以下 11ac) は 2007 年に登場した規格 IEEE802.11n( 以下 11n) に比べ より高速でより 容量のデータ転送を実現できる規格です 無線 LAN 通信の仕様策定を っている 国電気電 学会

More information

Microsoft PowerPoint BSD概要とサービス(送付版rev1).ppt

Microsoft PowerPoint BSD概要とサービス(送付版rev1).ppt 資料 5-3 BS デジタル放送の概要とサービス 2007 年 3 月 13 日 NHK 技術局計画部 加藤久和 BS デジタル放送の成り立ち 放送は通信と異なり 全ての国が使う権利を主張 : チャンネルプラン 容易に隣接国に電波が漏れる : 国際的な取り決めが必要 ITUの国際無線通信会議 (WRC( 旧 WARC)) でルールを決める衛星放送で使われる周波数 : 第三地域 ( アジア オセアニア

More information

<4D F736F F F696E74202D208EFC A6D95DB939982C98AD682B782E988D38CA98F9182CC8E518D6C8E9197BF5F E707074>

<4D F736F F F696E74202D208EFC A6D95DB939982C98AD682B782E988D38CA98F9182CC8E518D6C8E9197BF5F E707074> ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数確保等に関する意見書の参考資料 2010 年 6 月 14 日ソフトバンクモバイル株式会社 モバイルブロードバンドの進化 電子書籍 ( 漫画等 ) ライブ動画配信 ( ユーストリーム等 ) 映画 ゲーム e ショッピング 携帯電話等のモバイルブロードバンドでサービス高度化の傾向は今後更に加速することが予測される 1 トラフィック予測 5 年で 40 倍 10

More information

スライド 1

スライド 1 1 コンピュータの運用形態の移り変わり バッチ処理 TSS 処理 1 コンピュータ分散処理 インターネット処理 3 4 ネットワーク処理 2 リング型 ネットワークを構成する各種機器 バス型 スター型 3 LAN 構築に必要な基本パーツ ネットワーク OS はネットワークで接続されたコンピュータ同士の情報交換などを可能とします コンピュータを LAN に接続するためには LAN カード / ボードが必須です

More information

高度交通システムの 研究

高度交通システムの 研究 高度交通システムと情報通信技術 2019/6/28 高取祐介 1 ITS( 高度交通システム ) I Intelligent( 高度 知能化 ) T Transport( 輸送 交通 ) S Systems( システム ) 情報通信技術を用いて 人やモノの移動を高度化するためのシステムの総称 交通問題の解決 利便性向上が目的事故防止 渋滞解消 環境改善など 2 ITS の要素技術 人や物が実世界で移動する

More information

800MHz 帯OFDM 変調方式テレビジョン放送番組素材伝送システム標準規格

800MHz 帯OFDM 変調方式テレビジョン放送番組素材伝送システム標準規格 ARIB 標準規格 (ARIB STD-B13) 一部改定に係る差替版 本差替版は ARIB STD-B13 2.0 版から 2.1 版への改定に伴い変更されたページを収録したものです 社団法人電波産業会 100-0013 東京都千代田区霞が関 1-4-1 日土地ビル14 階 電話 03-5510-8590 FAX 03-3592-1103 ARIB STD-B13 2.1 版差替案内 削除する頁

More information

シャープ技報 第 95 号 2007 年 2 月 携帯電話におけるデジタル放送受信 Digital Broadcast Receiving on a Mobile Phone 野口要治 * Yoji Noguchi 要 旨 本稿では, 携帯端末向けデジタル放送技術について概要を述べる その放送技術の

シャープ技報 第 95 号 2007 年 2 月 携帯電話におけるデジタル放送受信 Digital Broadcast Receiving on a Mobile Phone 野口要治 * Yoji Noguchi 要 旨 本稿では, 携帯端末向けデジタル放送技術について概要を述べる その放送技術の シャープ技報 第 95 号 2007 年 2 月 Digital Broadcast Receiving on a Mobile Phone 野口要治 * Yoji Noguchi 要 旨 本稿では, 携帯端末向けデジタル放送技術について概要を述べる その放送技術の規格の一つとして, 携帯端末向けの ISDB-T 規格, いわゆるワンセグについて解説する さらに, ワンセグのもっとも普及した受信端末として,TV

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 3 章ディジタル無線方式の基礎 概要 ディジタル無線方式では, システムに対応して信号のやりとりを行う論理的なチャネルを確立するアクセス方式が重要となる. このため電話音声中心のシステム, パケットデータ中心のコンピュータネットワークシステム, 放送システムなどの各システムでは, ネットワークの構造, トラフィック状況から最適なマルチプルアクセス技術及びデュープレックス技術を採用する必要がある.

More information

format

format 非直交多元接続 (NOMA) 慶應義塾大学理工学部電子工学科 眞田研究室 4 年 安藤健二 -1- 背景通信に使うことのできる周波数帯域は限られているため, 増加するトラフィックに対し帯域利用効率のよい多元接続方式が求められる -2-82.2 105.2 123.5 154.6 181.3 234.8 274.3 328.9 349.0 422.0 469.8 546.4 586.2 0 100 200

More information

エリクソンの5Gに対する展望と取り組み

エリクソンの5Gに対する展望と取り組み 5G Tokyo Bay Summit 技術ワークショップ 5G 無線伝送実証試験 エリクソン ジャパン ( 株 ) 5G トライアルサポートチーム伊藤昌嗣, 松本勝己, 大山隆, Jens Ostargren, 村井英志 アジェンダ 1. 5Gとは 2. 5G 無線伝送テストベッド 3. 5G 無線伝送実証試験 4. 展示コーナのご紹介 Gbps ~475 m 5G とは? 5グラムではありません!

More information

LTE移動通信システムのフィールドトライアル

LTE移動通信システムのフィールドトライアル LTE Field Trial for LTE Mobile Network System 鬼柳広幸 箕輪守彦 あらまし LTELong Term Evolution LTE 1.7 GHz 5 MHzEnd to EndLTE 34.6 Mbps9.5 Mbps IP LTE Abstract The Long Term Evolution (LTE) mobile network system

More information

Microsoft Word - hisaka_M1rinko_.doc

Microsoft Word - hisaka_M1rinko_.doc 大学院輪講資料 2010 年 11 月 19 日 車輌無線通信に関するする研究研究動向 A Survey on Vehicle Wireless Communications 情報理工学系研究科電子情報学専攻上條研究室修士 1 年 106429 日坂翔馬 Abstract 2 ITS における無線 For the improvement of traffic situations, the intelligent

More information

電波型式を決める規則 電波型式は アルファベット 数字 ( 例外もあります ) アルファベット の 3 文字で構成され それぞれの 文字の意味は 次の表のとおりです 第 1 文字第 2 文字第 3 文字 主搬送波の変調の型式主搬送波を変調する信号の性質伝送情報の型式 無変調 N 変調信号無し 0 無

電波型式を決める規則 電波型式は アルファベット 数字 ( 例外もあります ) アルファベット の 3 文字で構成され それぞれの 文字の意味は 次の表のとおりです 第 1 文字第 2 文字第 3 文字 主搬送波の変調の型式主搬送波を変調する信号の性質伝送情報の型式 無変調 N 変調信号無し 0 無 電波型式を決める規則 電波型式は アルファベット 数字 ( 例外もあります ) アルファベット の 3 文字で構成され それぞれの 文字の意味は 次の表のとおりです 第 1 文字第 2 文字第 3 文字 主搬送波の変調の型式主搬送波を変調する信号の性質伝送情報の型式 無変調 N 変調信号無し 0 無情報 N 振幅変調 両側波帯単側波帯 全搬送波単側波帯 低減搬送波単側波帯 抑圧搬送波 A 副搬送波を使用しないデジタル信

More information

センターでは,WAP からの位置情報を受信し, WAP が適切に設置されたかどうかを確認する 提案システムのシーケンス概要 図 2 に提案システムのシーケンスを示す. 携帯端末は,WAP から無線 LAN の電波を受信すると, DHCP サーバに対して IP アドレスを要求する. この要

センターでは,WAP からの位置情報を受信し, WAP が適切に設置されたかどうかを確認する 提案システムのシーケンス概要 図 2 に提案システムのシーケンスを示す. 携帯端末は,WAP から無線 LAN の電波を受信すると, DHCP サーバに対して IP アドレスを要求する. この要 災害時における電子メールによる安否通信方法の検討 竹山裕晃 名城大学大学院理工学研究科 渡邊晃 名城大学理工学部 1. はじめに 大災害時には, 家族や友人などに自分の安否を知らせようとする人や, 被災地にいる人を心配して連絡を取ろうとする人によって, ネットワークのトラヒックが増大し, 通信不可能になることが多い. また, 基地局の倒壊などにより通信環境自体が破壊される場合もある. そこで本研究では,

More information

(案)

(案) P13005 次世代スマートデバイス開発プロジェクト 基本計画 IoT 推進部 1. 研究開発の目的 目標 内容 (1) 研究開発の目的 1 政策的な重要性次世代交通社会の実現には 自動車の燃焼システムの環境対応に加え 急発進 急停止 渋滞等による非効率な燃料消費の改善及び人の飛び出しや走行中の急な割り込み等による衝突事故の削減など 一層の省エネ化と安全走行の高度化が重要である その実現には 自動車の周辺情報を集め即座に状況を把握するシステムの構築が必要となり

More information

050920_society_kmiz.odp

050920_society_kmiz.odp 1 リアルタイム伝搬測定にもとづく MIMO 固有モード間相関解析 Correlation Analysis of MIMO Eigenmodes Based on Real-Time Channel Measurement 水谷慶阪口啓高田潤一荒木純道 Kei Mizutani Kei Sakaguchi Jun-ichi Takada Kiyomichi Araki 東京工業大学 発表内容 研究背景

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 6 章ダイバーシチ技術 概要 無線伝搬路は一般に, 複数の経路からなるマルチパス伝搬路であり, 定在波が発生する. このため, 受信レベルが頻繁に落ち込むフェージングという現象が発生し, 無線通信の伝送特性を著しく劣化させる. この劣化を補償する技術の一つとして, ダイバーシチ技術があげられる. ダイバーシチとは, 複数の互いに相関の低い受信波を得て,

More information

面は 水平 垂直及び円偏波 ( 右旋及び左旋 ) であること ( キ ) 800MHz 帯の周波数の電波を使用する無線局については 下図以上の特性のフィルターを挿入すること ( キ ) 1,000MHz 以上の電波を使用する無線局の送信空中線の最大輻射の方向は 次に掲げる区分に従い それぞれに掲げる

面は 水平 垂直及び円偏波 ( 右旋及び左旋 ) であること ( キ ) 800MHz 帯の周波数の電波を使用する無線局については 下図以上の特性のフィルターを挿入すること ( キ ) 1,000MHz 以上の電波を使用する無線局の送信空中線の最大輻射の方向は 次に掲げる区分に従い それぞれに掲げる 電波法関係審査基準の一部を改正する訓令案新旧対照表 改正案別紙 2( 第 5 条関係 ) 無線局の目的別審査基準第 1~ 第 4 ( 略 ) 第 5 放送関係 現行別紙 2( 第 5 条関係 ) 無線局の目的別審査基準第 1~ 第 4 ( 略 ) 第 5 放送関係 1 放送事業用 1 放送事業用 ( 略 ) (1)~(4) ( 略 ) (5) 移動業務の局 ( 実数零点単側波帯変調方式 ( 以下 RZ

More information

ICTのメガトレンドに向けたハイパーコネクテッド・クラウドへの取組み

ICTのメガトレンドに向けたハイパーコネクテッド・クラウドへの取組み ICT Project on Hyper-connected Cloud to Embrace Megatrends in ICT 飯田一朗 あらまし ICT SI ICT Abstract With significant changes occurring on a daily basis, the information and communications technology (ICT)

More information

自律的無線ネットワークによる被災情報提供システム ~避難所間ネットワーク構築技術~

自律的無線ネットワークによる被災情報提供システム ~避難所間ネットワーク構築技術~ 自律的無線ネットワークによる被災情報提供システム ~ 避難所間ネットワーク構築技術 ~ サブグループ I 担当山口大松野浩嗣広島国際大重安哲也 サブグループ検討課題 : 避難所間ネットワーク構築技術の開発 課題 1: 避難所間ネットワーク構築手法の検討 ローカルネットワーク 局所地域における面的利用ネットワーク 各局所地域内の避難所間を相互接続する 無線 LAN アクセスポイントの配置手法の確立 基幹ネットワーク

More information

WiFi/BluetoothとWiMAXの共存技術

WiFi/BluetoothとWiMAXの共存技術 WiFi/ と WiMAX の共存技術 Technology for WiFi/ and WiMAX Coexistence あらまし モバイルWiMAX(IEEE 802.16e) はOFDMA 方式を用いる次世代ワイヤレスブロードバンドアクセス技術として期待されている しかし, その運用帯域 (2.3 GHz/2.5 GHz) は WiFi/で使用するISM(Industrial Scientific

More information

デジタル通信を支える無線技術

デジタル通信を支える無線技術 Aug. 02, 2008 Copyright 2008 Niigata Internet SOCiety & I.Suzuki All Rights Reserved. 2 1. LAN 2. 3. LAN 4. 802.11 3 4 1. LAN 2. 3. LAN 4. 802.11 5 WMAN 50Km WiMax WLAN 100m 802.11 WPAN 10m ZigBee Bluetooth

More information

Microsoft PowerPoint - acr_rod_ b.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - acr_rod_ b.ppt [互換モード] 必要な時だけ目覚める無線通信ネットワーク技術 ~ 無駄な消費電力を削減します ~ 家庭やオフィスにある多くの無線 LAN アクセスポイント等の無線通信機器は 使わない時も つけっぱなし になっており 無駄に電力を消費しています 使わない時に スリープ させておくことができれば 消費電力を大幅に抑えることができます ATR では ユーザが使いたい時に即座に起動できるオンデマンド起動型無線 LAN アクセスポイント用のウェイクアップ機を開発しています

More information

Microsoft Word - MWE2009久保田 doc

Microsoft Word - MWE2009久保田 doc 無線通信方式の基礎 Fundamentals of Wireless Communication Systems 久保田周治 Shuji KUBOTA 芝浦工業大学工学部 135-8548 東京都江東区豊洲 3-7-5 College of Engineering, Shibaura Institute of Technology 3-7-5 Toyosu, Koto-ku, Tokyo, 135-8548

More information

presen1.pptx

presen1.pptx バッテリー残量を考慮したアドホックネットワーク ルーティング方式の提案と実装 大阪工業大学情報科学部情報ネットワーク学科ユビキタスネットワークシステム研究室 N09-036 三林大祐 N09-052 中嶋一誠 N09-083 宮原健太朗 All Rights Reserved, Copyright 2013 Osaka Institute of Technology 目次 1. 背景 2. 目的 3.

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82518FCD E838B C68CEB82E894AD90B B2E >

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82518FCD E838B C68CEB82E894AD90B B2E > 目次 参考文献安達著 : 通信システム工学, 朝倉書店,7 年. ディジタル変調. ディジタル伝送系モデル 3. 符号判定誤り確率 4. 元対称通信路 安達 : コミュニケーション符号理論 安達 : コミュニケーション符号理論 変調とは?. ディジタル変調 基底帯域 ( ベースバンド ) 伝送の信号波形は零周波数付近のスペクトルを持っている. しかし, 現実の大部分の通信路は零周波数付近を殆ど伝送することができない帯域通信路とみなされる.

More information

<4D F736F F F696E74202D20895E935D8E D BB8C7689E68A C4816A72332E >

<4D F736F F F696E74202D20895E935D8E D BB8C7689E68A C4816A72332E > 運転 援システム 度化計画 ( 概要 ) 的 ヒトやモノが安全 快適に移動することのできる社会 の実現に向け 関係府省の連携による研究開発 政府主導の実証計画等によって構成される計画を策定する ( 本再興戦略 ( 平成 25 年 6 14 閣議決定 )) 運転 援システム 動 システムによって得られる効果 1 渋滞の解消 緩和 2 交通事故の削減 3 環境負荷の低減 4 齢者等の移動 援 5 運転の快適性の向上

More information

はじめに

はじめに はじめに 本資料は下記論文を基にして作成されたものです 文書の内容の正確さは保障できないため 正確な知識を求める方は原文を参照してください 論文名 著者 : スマートアンテナを用いた 2 種アクセス併用指向性メディアアクセス制御プロトコル : 長島勝城 高田昌忠 渡辺尚 著者所属 : 静岡大学大学院情報学研究科 出展 : 電子情報通信学会論文誌 B Vol. J87-B No.12 pp.2006-2019

More information

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D338C9F93A289EF82C98CFC82AF82C48A F18D DC58F4989FC816A>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D338C9F93A289EF82C98CFC82AF82C48A F18D DC58F4989FC816A> 資料 2-3 実験概要報告 ( 案 ) 共聴 / ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会作業部会 目次 1 技術試験の概要 2 送信設備の特長と諸元 3 測定系統 4 実験結果 4-1. 結果概要 4-2. ギャップフィラー方式の結果 4-3. ワンセグ切り出し方式の結果 4-4. ワンセグ連結方式の結果 -1- 1 技術試験の概要 技術試験の目的 地上デジタルテレビ放送を電波ではなく有線共聴施設またはケーブルテレビ施設により視聴する地域は

More information

招待論文 フルスペック 8K スーパーハイビジョン圧縮記録装置の開発 3.3 記録制御機能と記録媒体 144 Gbps の映像信号を 1/8 に圧縮した場合 18 Gbps 程度 の転送速度が要求される さらに音声データやその他のメ タデータを同時に記録すると 記録再生には 20 Gbps 程度 の転送性能が必要となる また 記録媒体は記録装置から 着脱して持ち運ぶため 不慮の落下などにも耐性のあるこ

More information

Title < 大学の研究 動向 > 衛星通信アクセス系における大容量データ伝送実験 Author(s) 森広, 芳照 ; 田野, 哲 ; 梅原, 大祐 Citation Cue : 京都大学電気関係教室技術情報誌 (2004), 14: 2 Issue Date 2004-12 URL https://doi.org/10.14989/57883 Right Type Departmental Bulletin

More information

Microsoft PowerPoint - day1-l05.pptx

Microsoft PowerPoint - day1-l05.pptx 自動運転の実現に向けた 警察の取組について 平成 30 年 11 月 14 日警察庁交通局交通企画課自動運転企画室長杉俊弘 概 要 1 日本における交通事故の発生状況等 2 自動運転の概要と制度整備大綱 3 自動運転の実現に向けた警察の取組 1 日本における交通事故の発生状況 ( 人 ) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 平成 6,415 5,796

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 2015 年前期 無線通信システム 第 1 回講義概要 阪口啓 2015 年 4 月 15 日 無線通信システム 身の周りの無線通信身の周りのディジタル無線通信を2つ挙げよ? そのシステムの特徴 ( 周波数 通信方式 ) は? 無線通信システム 送信機 無線伝搬路 受信機 2 講義の目的 目的無線 LAN などの無線通信システムを設計するための基礎知識として

More information

本資料について 本資料は下記著書を基に作成したものです 著書の内容の正確さは保障できないため 正確な知識を求める方は原本を参照してください 著者 : 庄納崇 著書名 : ワイヤレス ブロードバンド時代を創る WiMAX 出版社 : インプレス 発行日 :2005 年 12 月 1 日初版第一刷 発表

本資料について 本資料は下記著書を基に作成したものです 著書の内容の正確さは保障できないため 正確な知識を求める方は原本を参照してください 著者 : 庄納崇 著書名 : ワイヤレス ブロードバンド時代を創る WiMAX 出版社 : インプレス 発行日 :2005 年 12 月 1 日初版第一刷 発表 本資料について 本資料は下記著書を基に作成したものです 著書の内容の正確さは保障できないため 正確な知識を求める方は原本を参照してください 著者 : 庄納崇 著書名 : ワイヤレス ブロードバンド時代を創る WiMAX 出版社 : インプレス 発行日 :2005 年 12 月 1 日初版第一刷 発表日 :2006 年 4 月 10 日 ワイヤレス ブロードバンド時代を創る WiMAX 渡邊研究室 030432057

More information

1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所 事業性等 )

1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所 事業性等 ) 参考資料 4 自動走行に関する取組について 平成 2 8 年 1 2 月 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所

More information

Microsoft PowerPoint - 計測展2015_ISA100Wireless導入事例紹介.pptx

Microsoft PowerPoint - 計測展2015_ISA100Wireless導入事例紹介.pptx ユーザ様による ISA100 Wireless の評価 導入事例紹介 2015 年 12 月 4 日 ( 金 ) ISA100WCI 日本支部支部長長谷川敏 本日のお話し ~ 国内 EPC ユーザ様の評価 導入事例 ~ 通信性能評価 見通しのない通信環境 ( パイプジャングル ) マルチベンダの相互接続性 長距離通信 ( 海越え通信 ) Wi-Fiの干渉への対応 実導入 既設プラント : 保全業務の効率化

More information

次世代モバイルネットワークの概要

次世代モバイルネットワークの概要 Next-Generation Mobile Network 加藤次雄 あらまし 45 3 202010 200 3.9 3.9G LTE Long Term Evolution 2010 12 LTE Abstract The number of people using cell phones in the world has exceeded 4.5 billion and this figure

More information

スライド 1

スライド 1 多端末環境下における IEEE802.11 と LTE のスループット性能に関する一検討 髙木由美 ( 神戸大 ), 金田茂 ( 大阪大 /STE), 田中義三 ( 住友電工 ), 太田能 ( 神戸大 ), 髙井峰生 (UCLA), 岡田洋侍 ( 住友電工 ) 1 背景 モバイル通信の普及 PHY 技術としては OFDM が主流 Wireless LAN: IEEE802.11 a/g/n Wireless

More information

本 文

本 文 卒業論文 空間時間ブロック符号を用いた水中音響通信の試験評価 北見工業大学工学部電気電子工学科集積システム研究室氏名西田光平 2017 年 2 月 22 日 目次 第 1 章はじめに... 2 1.1 研究背景と目的... 2 1.2 本論文の構成... 2 第 2 章水中音響通信... 3 2.1 水中での音波と電波... 3 2.2 マルチパス... 4 第 3 章通信方式... 6 3.1 OFDM

More information

Microsoft Word - TL04-01_修正 _2.doc

Microsoft Word - TL04-01_修正 _2.doc 続 無線通信方式の基礎 久保田周治芝浦工業大学工学部通信工学科 Fundamentals of Wireless Communication Systems Part II Shuji KUBOTA Shibaura Institute of Technology, College of Engineering, Department of Communications Engineering この

More information

マルチベンダー間での100 ギガビットイーサネット相互接続実験に成功

マルチベンダー間での100 ギガビットイーサネット相互接続実験に成功 2009 年 7 月 15 日株式会社日立製作所イクシア株式会社独立行政法人情報通信研究機構 マルチベンダー間での 100 ギガビットイーサネット相互接続実験に成功 フレーム伝送で 100 ギガビット / 秒の通信速度を実証 株式会社日立製作所 ( 執行役会長兼執行役社長 : 川村隆 / 以下 日立 ) は このたび 次世代高速光通信規格である 100 ギガビットイーサネット (100 Gigabit

More information

資料 STL/TTL 作 5-3 報告書作成に向けた検討提案 株式会社 NHK アイテック 株式会社日立国際電気

資料 STL/TTL 作 5-3 報告書作成に向けた検討提案 株式会社 NHK アイテック 株式会社日立国際電気 資料 STL/TTL 作 5-3 報告書作成に向けた検討提案 1. 回線設計 ( 受信入力 ) 1. 受信入力 熱雑音 -119.7dBm ( 等価雑音帯域幅 80kHz 雑音指数 5dB) 外部雑音 -114.7dBm (ITU-R P.372-11に基づき算出 ) 雑音合計 -113.5dBm ( 上記の熱雑音と外部雑音の電力を合計 ) スレッシホルドC/N 31.5dB(64QAMの場合の熱雑音へのC/N

More information

Microsoft Word - 第5章09電波障害 doc

Microsoft Word - 第5章09電波障害 doc 5. 9 電波障害 5. 9. 1 現況調査 (1) 調査内容事業計画地周辺における電波障害の状況及びテレビジョン電波の受信状況を把握するため 既存資料調査及び現地調査を実施した 既存資料調査は 地上デジタル放送について 事業計画地周辺において受信可能なテレビジョン放送局及びその送信所についてまとめた 現地調査は 事前の机上検討により把握した電波障害の発生が予想される範囲周辺において 高層建造物の屋上に測定機材を設置

More information