[ 参考 ] 庁舎管理を行っている部 ( 所属 ) に関わる代表的な環境側面と環境法令 環境側面棄物の排出化学物質の使用 管理危険物 ( 燃料 ) の貯蔵 取扱浄化槽の使用 管理空気圧縮機の運転 管理空調機の運転 管理送 排風機の運転 管理非常用発電機の使用 管理特定施設からの排水ボイラーの運転 管

Transcription

1 5 法的要求事項等とは 法的要求事項等の特定手順 順守評価手順 1 環境側面に関連する法令等を洗い出す 2 環境側面等調査表 の 法的要求事項 の欄に 1 と記入し 法律 条例等の名称 の欄に 特定した法令名を記入する 3 特定した法令等を順守評価するための表を作成する (17P 参照 ) 4 定期的に順守評価し 記録を残す 5 プログラム設定表の下部 法令順守評価欄 に 3 の表の作成 見直しを行った場合は を また 定期評価を行った場合は日を記入する 法的要求事項等には 基準や規制のある法令等のみを洗い出すこと ISO14001 では 環境側面に加えて 環境関連の法令等で要求される事項についても組織の中で該当するものを洗い出す必要があるとされており これらを 法的要求事項等 といいます ホームページ 神奈川の ISO では 法的要求事項等のページを作成し その中の 環境法令 で環境法令の一覧表を また 関連する主な条項 で部 ( 所属 ) に関連する環境法令の主な条項を提供していますので 参照してください < 例 > 庁舎管理をする部 ( 所属 ) で 一定規模以上の能力のボイラーがある場合 法的要求事項大気汚染防止法の適用 ( 排ガスの測定義務 ) 棄物処理の委託をしている部 ( 所属 ) 法的要求事項棄物の処理及び清掃に関する法律の適用 ( 棄物の保管や処分の基準やマニフェストの使用などの義務付け ) 各部 ( 所属 ) においては 法的要求事項等を順守するための手順を確立し その順守状況について定期的に確認し 評価し その結果を記録することが必要になります 順守項目の一例( 棄物処理の委託 中間処理業者からマニフェスト伝票が90 日以内に返送がない場合 法律の措置が必要となるため 期日内に返送されるよう手順書を作成し 定期的に順守評価をします 190 日前の時点 ( 例えば60 日 ) でマニフェストの返送がない場合 確認する 2マニフェストが返送された日付を記録 3 期日内に返送されたことを担当者及び責任者がチェック環境関連の法令や条例等で基準や規制がある環境側面には 環境側面等調査表 の法的要求事項の欄に 1 を記入するとともに 法律 条例等の名称 の欄に該当する法律等の名称を記入してください ( 基準や規制に該当しない場合は 記載する必要はありません ) また 地域や関係団体との協定や覚え書で 環境に関連するものがある場合は 環境側面として記入してください ( 必要によっては 著しい環境側面 に特定してください ) 15

2 [ 参考 ] 庁舎管理を行っている部 ( 所属 ) に関わる代表的な環境側面と環境法令 環境側面棄物の排出化学物質の使用 管理危険物 ( 燃料 ) の貯蔵 取扱浄化槽の使用 管理空気圧縮機の運転 管理空調機の運転 管理送 排風機の運転 管理非常用発電機の使用 管理特定施設からの排水ボイラーの運転 管理止した県有焼却施設の管理農薬 ( 殺虫剤 ) の保管 使用受水槽の管理家電製品の使用建物の管理物品の購入 関連法令掃法 PCB 特措法毒劇法 消防法消防法浄化槽法騒音規制法 振動規制法騒音規制法 振動規制法 高圧ガス保安法 フロン回収破壊法騒音規制法 振動規制法大気汚染防止法 消防法水質汚濁防止法 下水道法大気汚染防止法ダイオキシン類対策特別措置法農薬取締法水道法 建築物における衛生的環境の確保に関する法律家電リサイクル法建築物における衛生的環境の確保に関する法律グリーン購入法 注 : この表は 主に庁舎管理を行っている県の各施設において 代表的な環境側面と関連法令の対応を記したもので 全ての環境側面と関連法令の対応を示してはいません また 環境側面となる施設や設備の規模によって法規制の有無が分かれますのでご注意ください 16

3 環境に大きな影響を与える部等 8 環境側面等調査表局名局環境管理総責任者 : 氏名平成年月日 部等名 環境号側面番 環境側面 側面の種類 ( 事務 設備 物質 基準 指針 施策等 ) 側面の場所 数量 響を与える部等 び環境に大きな影 著しい環境側面及 環緊著境急し側時い面の 要求法事的項 法律 条例等の名称 事務所 1 紙の購入 使用 2 事務用品などの物品の購入 使用 3 事務用品以外の物品の購入 使用 環境関連の法令等で基準 や規制があり該当する環 4 棄物の排出 5 再生紙 缶ビンの排出 境側面には 法的要求事項の欄に 1 を記載する 1 6 公用車の使用 法律 条令等の名称の欄に 該当する法律や条令等の名称を記載する 7 OA 機器の使用 1 特定家庭用機器再商品化法 8 電気製品の使用 (OA 機器以外 ) テレビ 冷蔵庫 ( フロン 12-1 台 ) 1 9 照明の使用 1 10 庁舎管理に係る機器の委託 1 11 ボイラー ( 伝熱面積 10 m2,1 台 ) 灯油タンク ( 容量 1,000 リットル,1 基 ) 1 1 消防法 13 重油タンク ( 地下 ) ( 容量 2,000 リットル,1 基 ) 消防法 順守評価するための表は 1 法律等の名称 2 該当条項及びその概要 3 部 ( 所属 ) での対応状況 ( 又は手順の名称 ) 4 測定値 ( ) 5 定期的な順守状況を記載した表を作成し 法的要求事項等の順守状況を 期間を定め 定期的に評価し 記録してください ( 該当するもののみ記載します ) 測定値は 法令等で測定する義務がある場合に記載します ( 記載例 ) 任意書式です 平成 年度法的要求事項及び点検表 ( 最新版 : 平成 年 月 日作成 ) 神奈川県生活環境の保全等に関する条例 大気汚染防止法 14 棄物の収集 保管 焼却処理委託 1 1 棄物の処理及び清掃に関する法律 15 環境安全協定の順守 順守評価手順 所属環境管理責任者は 本表に基づき 年 回 月に 事務所における法的要求事項等の順守状況の評価 ( 点検確認 ) を行うものとする なお 評価の結果 改善が必要な場合は 所属環境管理責任者が改善の指示を行うものとする 項目内容所属での対応内容点検状況備考 電法令等の名称特定家庭用機器再商品化法順守状況 ( 適正 ) 気当該物品 ( A 製 ) の維持管理を適処分月日 ( 月 日 ) 機第 6 条 ( 事業者及び消費者の責務 ) 品切に行い なるべく長期器事業者及び消費者は 特定家庭用機器をなるべ ( 法令のとおり処の間使用する 排出する処分状況以該当条項及びく長期間使用することにより 特定家庭用機器分 ) 使場合は 法令の定めるとその概要棄物の排出を抑制するよう努めるとともに 排出す外)ころにより引き渡し 料前回是正の対応日 ( 該当なし ) 用(る場合は 収集 運搬 再商品化等をする者に適金の支払に応じる 切に引き渡し 料金の支払に応じる O 今回是正の有無 ( 無 ) ( のみ処分 ) ボイラー法令等の名称 大気汚染防止法 順守状況 ( 適正 ) 自主排出基準値 ( 第 3 条 ( 排出基準 ) ) を遵守する 設置の届出 ( 年 月 日 ) ばい煙発生施設には 排出基準が適用される (燃焼能力重油換該当条項及び算その概要 5 0 リットル / h )第 6 条 ( ばい煙発生施設の設置の届出 ) ばい煙発生施設を設置する場合 工事開始 60 日前までに知事に届出が必要 第 8 条 ( ばい煙発生施設の構造等の変更の届出 ) ばい煙発生施設の構造の変更をする場合 工事開始 60 日前までに知事に届出が必要 第 13 条 ( ばい煙の排出の制限 ) ばい煙発生施設の排出口において排出基準に適合しないばい煙を排出してはならない 第 16 条 ( ばい煙量等の測定 ) ばい煙排出者は ばい煙量又はばい煙濃度の測定が必要 ( 窒素酸化物 ばいじん 有害物質を年 2 回以上 ) また 結果は記録し保存しなければならない ばい煙を出す施設 ( 設置の届出 年 月 日済 ) の構造を変更する場合は 工事開始 60 日前までに知事に届け出る 自主排出基準値 ( ) を遵守する 窒素酸化物 ばいじん 有害物質を年 2 回以上測定し ばい煙量等測定記録表 に記録し 年間保管する 届出書の有無 ( 有 ) 構造変更の届出 ( 該当なし ) 最終ばい煙測定月日自主基準の遵守状況 ( 年 月 日 ) ( 基準値内 ) 前回是正の対応日 ( 該当なし ) 今回是正の有無 ( 有 ) 上記のとおり 事務所の平成 年度法的要求事項等の順守状況を報告します 平成 年度において 環境法令が適正に順守 評価されたことを確認した 17 所属環境管理責任者所属環境推進員環境推進補助員 報告日平成年月日点検者 印 平成年月日

4 ( 記載例 ) 任意書式です 平成 年度産業棄物の処理に係る法的要求事項及び点検表 ( 最新版 : 平成 年 月 日作成 ) 順守評価手順 所属環境管理責任者は 本表に基づき 年 回 月に 事務所における法的要求事項等の順守状況の評価 ( 点検確認 ) を行うものとする なお 評価の結果 改善が必要な場合は 所属環境管理責任者が改善の指示を行うものとする 項目内容所属での対応内容点検状況備考 法令等の名称棄物の処理及び清掃に関する法律順守状況 ( 適正 ) 産業棄物の処理(薬品該当条項及びのその概要保管 棄を含む)薬品は 保管基準に適合した所内薬品庫で第 12 条 ( 事業者の処理 ) 保管し 処分する際は産業棄物を保管する場合 保管基準が適用さ法令上許可を受けた業れる 産業棄物の運搬 処分を他人に委託する者に委託する 場合は 委託基準が適用される 産業棄物は 保管基準に適合した所内 倉庫で分別して保管保管基準 ( 周囲に囲いがあること 縦横 60cm以上し 保管場所に必要の必要事項が記載された掲示板があること 飛事項を記載した掲示散 流出 地下浸透 悪臭がないよう必要な措置を板を掲示する 分別講ずること ) 棄 資源リサイクルに努める ( 施行令 施行規則 ) 産業棄物を処分する委託基準 ( 許可業者等に委託すること 委託契約際は 法令上許可を受は書面で必要事項を記載すること 契約は収集運けた業者に委託すること搬 処分それぞれと結ぶ ) とし 契約を結ぶ 委託状況 ( 適正 ) 掲示板の状況 産の表示板が取れかかっていたため 月 日に補修した 業者の許可証 有効期限 年 月 日 契約の締結 ( 適正 ) 第 12 条の 2 ( 事業者の特別管理産業棄物に係る処理 ) 特別管理産業棄物を保管する場合 特別管理産業棄物保管基準が適用される 産業棄物の運搬 処分を他人に委託する場合は 委託基準が適用される 特別管理産業棄物管理責任者を設置する必要がある 特別管理産業棄物保管基準 ( 周囲に囲いがあること 縦横 60 cm以上の必要事項が記載された掲示板があること 飛散 流出 地下浸透 悪臭がないこと )( 酸 アルカリは容器に入れ密閉し 腐食防止の措置が必要 )(PCB 汚染物等は容器にいれ密閉 揮発防止 高温にさらされないような措置が必要 ) 委託基準 ( 委託契約は書面で必要事項を記載すること 契約は収集運搬 処分それぞれと結ぶ 平成 年 月 日特別管理産業棄物管理責任者の設置 ( 又は変更 ) 掲示板には 管理責任者氏名 連絡先等 常に最新のものを記載する 産業棄物を処分する際は 法令上許可を受けた業者に委託することとし 契約を結ぶ 委託状況 ( 適正 ) 掲示板の状況 ( 適正 ) PCB 棄物保管届提出 (6 月 30 日期限 ) PCB 棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法 8 条 年 月 日 業者の許可証 ( 適正 ) 契約の締結 ( 適正 ) 帳簿記載事項特別管理産業棄物の種類ごとに記載 1 年ごとに閉鎖し 閉鎖後 5 年間保存する 帳簿 ( 任意様式 ) には 運搬 運搬の委託 処分 処分の委託について記載する 帳簿の状況 ( 適正 ) 第 12 条の3( 産業棄物管理票 ) 管理票 ( マニフェスト ) を産業棄物を委託する場合は 収集運搬業者に委託業者に交付する 管理票 ( マニフェスト ) を交付する必要がある 送管理票を返却日に注意付された管理票は5 年間保存しなければならなし 適正に管理する 期い 中間処理業者から管理票が 90 日以内 ( 最終日までに報告のない場処分業者からの管理票は 180 日以内 ) に送付され合は 処理状況を確認ない場合は 知事に未回収報告書を提出する するとともに 知事に未 ( 管理票の交付状況は6 月 30 日までに前年度の回収報告書を提出す実績を知事に報告 ) る 18 マニフェストについては 下記で点検済み マニフェスト ( 記載事項 ) マニフェスト ( 督促 ) マニフェスト ( 回収 ) 未回収報告 マニフェストの保管 ( 適正 ) ( 日後 ( 月 日 ) に業者に催促済み ) ( 月 日 E 票戻り ) 該当なし 5 年保存 前回是正の対応日 ( 月 日 ) 今回是正の有無 ( 有 ( 内容は備考に記載 )) 管理票交付状況報告 (6 月 30 日期限 ) 月 日提出

5 理(続)し 又は運搬すること ただし 感染性棄物と同 法令等の名称 棄物の処理及び清掃に関する法律 順守状況 ( 適正 ) 車体の表示 ( 適正 ) 第 12 条 ( 事業者の処理 ) 産業棄物の処理を行うにあたっては処理基準が 書類の携帯 ( 適正 ) 適用される その他の運搬状況 ( 適正 ) 該当条項及び その概要 ( 施行令 ) 第 6 条第 1 項第 1 号イ ( 産業棄物の収集運搬基 準 ) 運搬基準に基づき対運搬車の車体の外側に 環境省令で定めるところ応する により 産業棄物の収集又は運搬の用に供する 産 運搬車である旨その他の事項を見やすいように表 業 示し かつ 当外運搬車に環境省令で定める書面 を備え付けておくこと 棄 物 ( 産業棄物を収集運搬している旨の表示 と の 神奈川県 を 車体の両側面に鮮明に表示す 処 る また 氏名又は名称及び住所 運搬する産業棄物の種類 数量 運搬する産業棄物を積 載した日 積載した事業場の名称 所在地 連絡 薬 先 運搬先の事業場の名称 所在地 連絡先を 品 記載した書類を携帯する ) の 保 [ 感染性棄物を運搬する場合 ] 管 ( 施行令 ) 第 6 条の5 第 1 項第 1 号 ( 特別管理産業棄物の 棄 収集運搬基準 ) を 感染性棄物の収集運搬に当たっては 感染性 含 棄物による人の健康又は生活環境に係る被害 む)(が生じないように行い かつ 他の棄物等と混同するおそれのないように 他の物と区分して収集 時に生ずる他の棄物を感染性棄物と同等の 取扱いをする場合は この限りではない 感染性棄物処理マニュアル ( 平成 16 年 3 ( 産業棄物処理基準に加え 特別管理産業月 16 日改正 ) に基づき棄物処理基準に従って行う 処理を行う 感染性棄物が飛散 流出しないようにする 収集運搬に伴う悪臭 騒音 振動によって生活環境補保全上支障を乗じないよう措置を講ずる 収集運搬の際には 感染性棄物の種類 取り扱う際に注意すべき事項を記載した文書を作成し携帯する 又は運搬容器に当該事項が標示されていること 必ず容器に収納して収集運搬すること 容器は密閉でき 収納しやすく 損傷しにくい構造を有するものであること 他の棄物と混載しないこと 運転車両等については容器が車両等より落下し 及び悪臭が洩れる恐れのない構造を有すること ) 前回是正の対応日 ( 月 日 ) 今回是正の有無 上記のとおり 事務所の平成 年度法的要求事項等の順守状況を報告します ( 有 ( 内容は備考に記載 )) 当所属自ら運搬するため 適用する 報告日平成年月日点検者 印 平成 年度において 環境法令が適正に順守 評価されたことを確認した 所属環境管理責任者所属環境推進員環境推進補助員 平成年月日 書式は任意ですが 棄物の処理及び清掃に関する法律を法的要求事項として特定している場合は 上記の該当項目は必ず入れてください なお 法規制を順守していない場合や順守されないことが予見される場合は 是正が必要となります 詳細は 32 ページ以下の 是正 を参照してください 法令順守の点検について法令を順守することはもちろんですが 作成した点検表により順守状況を記録し あらかじめ定められた期間ごとに 法令等の順守状況が適正かどうかを評価 ( 点検 ) することも必要です さらに 組織的な順守評価を円滑に行うために 法的要求事項について関係法令等から順守すべき具体的事項を一覧表にまとめてチェックリストを策定する等順守評価の基準を明確にするとともに 策定したリストをもとに点検し その結果を記録する手続きを決めるなど 順守評価手順を確立してください 19